JP2002099223A - 表示装置 - Google Patents
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- JP2002099223A JP2002099223A JP2000287170A JP2000287170A JP2002099223A JP 2002099223 A JP2002099223 A JP 2002099223A JP 2000287170 A JP2000287170 A JP 2000287170A JP 2000287170 A JP2000287170 A JP 2000287170A JP 2002099223 A JP2002099223 A JP 2002099223A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】対面する２人に相互に異なる表示内容を同時に
見せるという用途を実現することが可能な表示装置を提
供する。 【解決手段】フィルター３は、液晶表示装置２の表示画
面の各走査ラインに重なるそれぞれの表示セル３ａ，３
ｂを有するフレンネルレンズである。各表示セル３ａ
は、表示画面の奇数番目の各走査ラインに重なり、これ
らの走査ラインからの光を矢印Ａの方向に偏向し、これ
らの走査ライン上の画像を矢印Ａの方向にのみ表示させ
る。また、各表示セル３ｂは、表示画面の偶数番目の各
走査ラインに重なり、これらの走査ラインからの光を矢
印Ｂの方向に偏向し、これらの走査ライン上の画像を矢
印Ｂの方向にのみ表示させる。
見せるという用途を実現することが可能な表示装置を提
供する。 【解決手段】フィルター３は、液晶表示装置２の表示画
面の各走査ラインに重なるそれぞれの表示セル３ａ，３
ｂを有するフレンネルレンズである。各表示セル３ａ
は、表示画面の奇数番目の各走査ラインに重なり、これ
らの走査ラインからの光を矢印Ａの方向に偏向し、これ
らの走査ライン上の画像を矢印Ａの方向にのみ表示させ
る。また、各表示セル３ｂは、表示画面の偶数番目の各
走査ラインに重なり、これらの走査ラインからの光を矢
印Ｂの方向に偏向し、これらの走査ライン上の画像を矢
印Ｂの方向にのみ表示させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の情報を表示
するのに最適な表示装置に関する。
するのに最適な表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の表示装置としては、液晶表示装
置、ＣＲＴ等があり、一般的には視野角が広く、正面か
らも斜めからも、表示内容が視認可能であることを望ま
れる。ところが、意図的に視野角を狭くし、特定の人の
みに、表示内容の視認を可能にしたものがある。
置、ＣＲＴ等があり、一般的には視野角が広く、正面か
らも斜めからも、表示内容が視認可能であることを望ま
れる。ところが、意図的に視野角を狭くし、特定の人の
みに、表示内容の視認を可能にしたものがある。
【０００３】例えば、特開平６−５９２８７号公報に記
載の「液晶表示装置」においては、表示装置の視野角の
広さ等を調整することができ、ワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータの作業者のみが表示内容を見ること
ができる様にしている。
載の「液晶表示装置」においては、表示装置の視野角の
広さ等を調整することができ、ワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータの作業者のみが表示内容を見ること
ができる様にしている。
【０００４】また、特開平７−１４６４６１号公報に記
載の「液晶表示装置」においては、対面する２人に表示
内容を見せるために、表示装置の表示方向を切り換え、
この表示方向の切換えに伴って、表示内容を１８０度回
転させ、いずれの人も表示内容を容易に見ることができ
る様にしている。
載の「液晶表示装置」においては、対面する２人に表示
内容を見せるために、表示装置の表示方向を切り換え、
この表示方向の切換えに伴って、表示内容を１８０度回
転させ、いずれの人も表示内容を容易に見ることができ
る様にしている。
【０００５】更に、特開平９−５７２６号公報に記載の
「表示装置」においては、表示装置の視野角を制限し、
特定の人のみが表示内容を見ることができる様にしてい
る。
「表示装置」においては、表示装置の視野角を制限し、
特定の人のみが表示内容を見ることができる様にしてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表示装置に
は、対面する２人に相互に異なる表示内容を同時に見せ
るという用途が考えられる。例えば、接客業務において
は、カウンターやテーブルを挟んで、店員と客が対面す
ることが多いので、カウンターやテーブルの上面に表示
装置の表示画面を設け、店員と客が相互に異なる表示内
容を同時に見ながら、業務を遂行するという用途があ
る。また、対面する２人が相互に異なる表示内容を同時
に見ながら、テレビゲームを行うという用途がある。
は、対面する２人に相互に異なる表示内容を同時に見せ
るという用途が考えられる。例えば、接客業務において
は、カウンターやテーブルを挟んで、店員と客が対面す
ることが多いので、カウンターやテーブルの上面に表示
装置の表示画面を設け、店員と客が相互に異なる表示内
容を同時に見ながら、業務を遂行するという用途があ
る。また、対面する２人が相互に異なる表示内容を同時
に見ながら、テレビゲームを行うという用途がある。
【０００７】しかしながら、上記従来の各装置において
は、１人のみに表示内容を見せたり、２人に同一の表示
内容を見せるだけであるから、対面する２人に相互に異
なる表示内容を同時に見せるという用途を実現すること
はできなかった。
は、１人のみに表示内容を見せたり、２人に同一の表示
内容を見せるだけであるから、対面する２人に相互に異
なる表示内容を同時に見せるという用途を実現すること
はできなかった。
【０００８】そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑み
てなされたものであり、対面する２人に相互に異なる表
示内容を同時に見せるという用途を実現することが可能
な表示装置を提供することを目的とする。
てなされたものであり、対面する２人に相互に異なる表
示内容を同時に見せるという用途を実現することが可能
な表示装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の表示装置は、表示画面を少なくとも２つの
表示領域に区分し、各表示領域の表示方向をそれぞれ設
定する表示方向設定手段と、各表示領域毎に、それぞれ
の表示内容を表示する表示制御手段とを備えている。
に、本発明の表示装置は、表示画面を少なくとも２つの
表示領域に区分し、各表示領域の表示方向をそれぞれ設
定する表示方向設定手段と、各表示領域毎に、それぞれ
の表示内容を表示する表示制御手段とを備えている。
【００１０】この様な構成の本発明によれば、表示画面
の各表示領域の表示方向を例えば１８０度相互に異なら
せることができ、各表示領域にそれぞれの表示内容を表
示することができる。このため、例えばカウンターやテ
ーブルの上面に表示装置の表示画面を設ければ、対面す
る店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見ることが
できる。
の各表示領域の表示方向を例えば１８０度相互に異なら
せることができ、各表示領域にそれぞれの表示内容を表
示することができる。このため、例えばカウンターやテ
ーブルの上面に表示装置の表示画面を設ければ、対面す
る店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見ることが
できる。
【００１１】また、本発明においては、表示方向設定手
段は、表示領域の表示内容を他の表示領域の表示方向で
は隠蔽している。
段は、表示領域の表示内容を他の表示領域の表示方向で
は隠蔽している。
【００１２】この場合、各表示領域の表示内容を同時に
見ることができない。例えば、店員は、客と対面しなが
ら、格別の表示内容を自分だけで見ることができる。
見ることができない。例えば、店員は、客と対面しなが
ら、格別の表示内容を自分だけで見ることができる。
【００１３】更に、本発明においては、表示方向設定手
段は、表示画面の各ラインの表示方向を交互に切り換え
て、各表示領域を区分するフィルターである。
段は、表示画面の各ラインの表示方向を交互に切り換え
て、各表示領域を区分するフィルターである。
【００１４】この場合、１つの表示領域を形成する表示
画面の各ラインと、他の表示領域を形成する表示画面の
他の各ラインとが交互に並び、各表示領域が同一の範囲
に存在することになる。例えば、各表示領域は、表示画
面全体の範囲に共に存在することができる。
画面の各ラインと、他の表示領域を形成する表示画面の
他の各ラインとが交互に並び、各表示領域が同一の範囲
に存在することになる。例えば、各表示領域は、表示画
面全体の範囲に共に存在することができる。
【００１５】また、本発明においては、表示方向設定手
段は、表示領域に含まれる特定領域に一定の表示内容を
表示する。
段は、表示領域に含まれる特定領域に一定の表示内容を
表示する。
【００１６】表示方向設定手段が上記フィルターである
場合、表示領域に含まれる特定領域に一定の表示内容を
表示しておき、この特定領域と同一の範囲内で、他の表
示領域に他の表示内容を表示することができる。例え
ば、客には、特定領域で一定の表示内容を見せながら、
店員は、特定領域と同一の範囲内で、他の表示内容を客
に気づかれずに見ることができる。
場合、表示領域に含まれる特定領域に一定の表示内容を
表示しておき、この特定領域と同一の範囲内で、他の表
示領域に他の表示内容を表示することができる。例え
ば、客には、特定領域で一定の表示内容を見せながら、
店員は、特定領域と同一の範囲内で、他の表示内容を客
に気づかれずに見ることができる。
【００１７】更に、本発明においては、表示方向設定手
段は、表示画面の一部を少なくとも２つの表示領域に区
分し、各表示領域の表示方向をそれぞれ設定する。
段は、表示画面の一部を少なくとも２つの表示領域に区
分し、各表示領域の表示方向をそれぞれ設定する。
【００１８】表示方向設定手段が上記フィルターである
場合、表示画面の一部のみを２つの表示領域に区分し
て、これらの表示領域にそれぞれの表示内容を表示する
ことができる。例えば、店員と客は、表示画面の同一の
範囲内で、それぞれの表示内容を見ることができる。
場合、表示画面の一部のみを２つの表示領域に区分し
て、これらの表示領域にそれぞれの表示内容を表示する
ことができる。例えば、店員と客は、表示画面の同一の
範囲内で、それぞれの表示内容を見ることができる。
【００１９】また、本発明においては、複数の液晶パネ
ルを重ね合わせることにより表示画面を構成し、各液晶
パネルがそれぞれの表示領域に対応している。
ルを重ね合わせることにより表示画面を構成し、各液晶
パネルがそれぞれの表示領域に対応している。
【００２０】ここでは、透明な各液晶パネルを重ね合わ
せ、各液晶パネルの画素を相互にずらすことにより、各
表示領域にそれぞれの表示内容を表示する。
せ、各液晶パネルの画素を相互にずらすことにより、各
表示領域にそれぞれの表示内容を表示する。
【００２１】更に、本発明においては、各液晶パネルの
視野角が変更される。
視野角が変更される。
【００２２】この様に各液晶パネルの視野角を調整する
ことにより、それぞれの表示方向において、それぞれの
視野角を調整することが可能となる。
ことにより、それぞれの表示方向において、それぞれの
視野角を調整することが可能となる。
【００２３】また、本発明においては、４枚の液晶パネ
ルを重ね合わせて、表示方向設定手段によって４つの表
示方向を設定し、各液晶パネルによってそれぞれの表示
内容を表示している。
ルを重ね合わせて、表示方向設定手段によって４つの表
示方向を設定し、各液晶パネルによってそれぞれの表示
内容を表示している。
【００２４】この様な構成によって、４つの表示方向
に、それぞれの表示内容を表示することが可能になる。
に、それぞれの表示内容を表示することが可能になる。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【００２６】図１は、本発明の表示装置の第１実施形態
を示すブロック図である。本実施形態の表示装置１は、
パーソナルコンピュータにおいて実現されるものであっ
て、液晶表示装置２、液晶表示装置２の表示画面に重ね
られたフィルター３、液晶表示装置２を駆動制御する表
示制御部４、ハードディスクや半導体メモリ等を内蔵す
る補助記憶装置５、キーボード６、マウス７、入力制御
部８、データを伝送するためのシステムバス９、及び中
央処理装置（ＣＰＵ）１０等を備えている。
を示すブロック図である。本実施形態の表示装置１は、
パーソナルコンピュータにおいて実現されるものであっ
て、液晶表示装置２、液晶表示装置２の表示画面に重ね
られたフィルター３、液晶表示装置２を駆動制御する表
示制御部４、ハードディスクや半導体メモリ等を内蔵す
る補助記憶装置５、キーボード６、マウス７、入力制御
部８、データを伝送するためのシステムバス９、及び中
央処理装置（ＣＰＵ）１０等を備えている。
【００２７】表示制御部４は、液晶表示装置２を駆動制
御するものであって、液晶表示装置２の表示画面に各種
の画像を表示することができる。
御するものであって、液晶表示装置２の表示画面に各種
の画像を表示することができる。
【００２８】補助記憶装置５は、各種のプログラムやデ
ータを記憶したデータベースであり、表示制御部４の制
御に必要なプログラムやデータ等をも記憶している。
ータを記憶したデータベースであり、表示制御部４の制
御に必要なプログラムやデータ等をも記憶している。
【００２９】キーボード６、マウス７及び入力制御部８
は、パーソナルコンピュータの入力装置であり、タッチ
パネルやタブレット等であっても構わない。
は、パーソナルコンピュータの入力装置であり、タッチ
パネルやタブレット等であっても構わない。
【００３０】ＣＰＵ１０は、キーボード６やマウス７か
らの指示に応答して、補助記憶装置５からプログラムを
読み出し、これを実行する。あるいは、ＣＰＵ１０は、
パーソナルコンピュータを統括的に制御するものであ
る。
らの指示に応答して、補助記憶装置５からプログラムを
読み出し、これを実行する。あるいは、ＣＰＵ１０は、
パーソナルコンピュータを統括的に制御するものであ
る。
【００３１】図２は、液晶表示装置２とフィルター３を
重ね合わせた状態を示す斜視図であり、図３は、液晶表
示装置２とフィルター３を切断して示す断面図である。
フィルター３は、硬度が高く、液晶表示装置２の発熱を
考慮すると、高温でも変形しないアクリル樹脂製のもの
が好ましい。このフィルター３は、液晶表示装置２の表
示画面の各走査ラインｓに重なるそれぞれの表示セル３
ａ，３ｂを有するフレンネルレンズである。各表示セル
３ａは、表示画面の奇数番目の各走査ラインｓに重な
り、これらの走査ラインｓからの光を矢印Ａの方向に偏
向し、これらの走査ラインｓ上の画像を矢印Ａの方向に
のみ表示させる。また、各表示セル３ｂは、表示画面の
偶数番目の各走査ラインｓに重なり、これらの走査ライ
ンｓからの光を矢印Ｂの方向に偏向し、これらの走査ラ
インｓ上の画像を矢印Ｂの方向にのみ表示させる。
重ね合わせた状態を示す斜視図であり、図３は、液晶表
示装置２とフィルター３を切断して示す断面図である。
フィルター３は、硬度が高く、液晶表示装置２の発熱を
考慮すると、高温でも変形しないアクリル樹脂製のもの
が好ましい。このフィルター３は、液晶表示装置２の表
示画面の各走査ラインｓに重なるそれぞれの表示セル３
ａ，３ｂを有するフレンネルレンズである。各表示セル
３ａは、表示画面の奇数番目の各走査ラインｓに重な
り、これらの走査ラインｓからの光を矢印Ａの方向に偏
向し、これらの走査ラインｓ上の画像を矢印Ａの方向に
のみ表示させる。また、各表示セル３ｂは、表示画面の
偶数番目の各走査ラインｓに重なり、これらの走査ライ
ンｓからの光を矢印Ｂの方向に偏向し、これらの走査ラ
インｓ上の画像を矢印Ｂの方向にのみ表示させる。
【００３２】このため、図４に示す様に矢印Ａの方向に
座っている人物１１は、液晶表示装置２の表示画面の奇
数番目の各走査ライン上の画像のみを見ることができ
る。また、矢印Ｂの方向に座っている人物１２は、同じ
表示画面の偶数番目の各走査ライン上の画像のみを見る
ことができる。すなわち、表示画面の奇数番目の各走査
ライン上に、人物１１のみによって見られる第１表示領
域が形成され、また表示画面の偶数番目の各走査ライン
上に、人物１２のみによって見られる第２表示領域が形
成される。
座っている人物１１は、液晶表示装置２の表示画面の奇
数番目の各走査ライン上の画像のみを見ることができ
る。また、矢印Ｂの方向に座っている人物１２は、同じ
表示画面の偶数番目の各走査ライン上の画像のみを見る
ことができる。すなわち、表示画面の奇数番目の各走査
ライン上に、人物１１のみによって見られる第１表示領
域が形成され、また表示画面の偶数番目の各走査ライン
上に、人物１２のみによって見られる第２表示領域が形
成される。
【００３３】ＣＰＵ１０は、補助記憶装置５から画像デ
ータを読み出し、画像データによって示される画像を液
晶表示装置２の表示画面の奇数番目の各走査ラインに表
示したり、画像データによって示される画像を同じ表示
画面の偶数番目の各走査ラインに表示する。
ータを読み出し、画像データによって示される画像を液
晶表示装置２の表示画面の奇数番目の各走査ラインに表
示したり、画像データによって示される画像を同じ表示
画面の偶数番目の各走査ラインに表示する。
【００３４】補助記憶装置５内の画像データには、ヘッ
ダ情報が付加されている。このヘッダ情報は、画像デー
タによって示される画像のサイズ（Ｘ，Ｙ）、表示画面
における画像の表示位置（（ＸＤＳ，ＹＤＳ），（ＸＤ
Ｅ，ＹＤＥ））、表示モード（Normal）、（Rotation）
及び（FaceToFace）等からなる。
ダ情報が付加されている。このヘッダ情報は、画像デー
タによって示される画像のサイズ（Ｘ，Ｙ）、表示画面
における画像の表示位置（（ＸＤＳ，ＹＤＳ），（ＸＤ
Ｅ，ＹＤＥ））、表示モード（Normal）、（Rotation）
及び（FaceToFace）等からなる。
【００３５】画像のサイズ（Ｘ，Ｙ）は、例えば図５に
示す様な画像２１のＸ方向のドット数と、画像２１のＹ
方向のドット数を示す。また、画像の表示位置（（ＸＤ
Ｓ，ＹＤＳ），（ＸＤＥ，ＹＤＥ））は、画像２１の開
始座標と終了座標を示す。更に、表示モード（Normal）
は、画像２１をそのまま表示することを示し、表示モー
ド（Rotation）は、画像２１を１８０度回転して表示す
ることを示し、表示モード（FaceToFace）は、画像２１
をそのまま表示画面の第１表示領域に表示すると共に、
画像２１を１８０度回転して表示画面の第２表示領域に
表示することを示す。
示す様な画像２１のＸ方向のドット数と、画像２１のＹ
方向のドット数を示す。また、画像の表示位置（（ＸＤ
Ｓ，ＹＤＳ），（ＸＤＥ，ＹＤＥ））は、画像２１の開
始座標と終了座標を示す。更に、表示モード（Normal）
は、画像２１をそのまま表示することを示し、表示モー
ド（Rotation）は、画像２１を１８０度回転して表示す
ることを示し、表示モード（FaceToFace）は、画像２１
をそのまま表示画面の第１表示領域に表示すると共に、
画像２１を１８０度回転して表示画面の第２表示領域に
表示することを示す。
【００３６】例えば、ＣＰＵ１０は、図６に示す様な画
像２２を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２のサイズ（Ｘ，Ｙ）と表示位置（（ＸＤ
Ｓ，ＹＤＳ），（ＸＤＥ，ＹＤＥ））から、この表示位
置に画像２２を納めるための画像の拡大縮小率を求め、
画像データに対する拡大縮小処理を行う。そして、ＣＰ
Ｕ１０は、表示モード（Normal）が指示されていれば、
画像２２が奇数番目の各走査ライン上に表示される様に
画像データを変換し、この画像データを表示制御部４に
出力する。表示制御部４は、この画像データに応じて、
液晶表示装置２を駆動制御し、奇数番目の各走査ライン
上に画像２２を表示する。
像２２を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２のサイズ（Ｘ，Ｙ）と表示位置（（ＸＤ
Ｓ，ＹＤＳ），（ＸＤＥ，ＹＤＥ））から、この表示位
置に画像２２を納めるための画像の拡大縮小率を求め、
画像データに対する拡大縮小処理を行う。そして、ＣＰ
Ｕ１０は、表示モード（Normal）が指示されていれば、
画像２２が奇数番目の各走査ライン上に表示される様に
画像データを変換し、この画像データを表示制御部４に
出力する。表示制御部４は、この画像データに応じて、
液晶表示装置２を駆動制御し、奇数番目の各走査ライン
上に画像２２を表示する。
【００３７】また、ＣＰＵ１０は、図６に示す様な画像
２３を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２と同様に、画像データに対する拡大縮小処
理を行う。そして、ＣＰＵ１０は、表示モード（Rotati
on）が指示されていれば、１８０度回転された画像２３
が偶数番目の各走査ライン上に表示される様に画像デー
タを変換し、この画像データを表示制御部４に出力す
る。表示制御部４は、この画像データに応じて、液晶表
示装置２を駆動制御し、偶数番目の各走査ライン上に画
像２３を表示する。
２３を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２と同様に、画像データに対する拡大縮小処
理を行う。そして、ＣＰＵ１０は、表示モード（Rotati
on）が指示されていれば、１８０度回転された画像２３
が偶数番目の各走査ライン上に表示される様に画像デー
タを変換し、この画像データを表示制御部４に出力す
る。表示制御部４は、この画像データに応じて、液晶表
示装置２を駆動制御し、偶数番目の各走査ライン上に画
像２３を表示する。
【００３８】従って、液晶表示装置２の表示画面全体で
は、画像２２と１８０度回転された画像２３を加算して
なる画像が表示される。そして、矢印Ａの方向に座って
いる人物が奇数番目の各走査ライン上の正立した画像２
２のみを見て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数番
目の各走査ライン上の正立した画像２３のみを見ること
になる。
は、画像２２と１８０度回転された画像２３を加算して
なる画像が表示される。そして、矢印Ａの方向に座って
いる人物が奇数番目の各走査ライン上の正立した画像２
２のみを見て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数番
目の各走査ライン上の正立した画像２３のみを見ること
になる。
【００３９】また、ＣＰＵ１０は、図７に示す様な画像
２４を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２と同様に、画像データに対する拡大縮小処
理を行う。そして、ＣＰＵ１０は、表示モード（FaceTo
Face）が指示されていれば、画像２４が奇数番目の各走
査ライン上に表示され、かつ１８０度回転された画像２
４が偶数番目の各走査ライン上に表示される様に画像デ
ータを変換し、この画像データを表示制御部４に出力す
る。表示制御部４は、この画像データに応じて、液晶表
示装置２を駆動制御し、奇数番目の各走査ライン上に画
像２４を表示すると共に、偶数番目の各走査ライン上に
１８０度回転された画像２４を表示する。
２４を示す画像データを補助記憶装置５から読み出す
と、画像２２と同様に、画像データに対する拡大縮小処
理を行う。そして、ＣＰＵ１０は、表示モード（FaceTo
Face）が指示されていれば、画像２４が奇数番目の各走
査ライン上に表示され、かつ１８０度回転された画像２
４が偶数番目の各走査ライン上に表示される様に画像デ
ータを変換し、この画像データを表示制御部４に出力す
る。表示制御部４は、この画像データに応じて、液晶表
示装置２を駆動制御し、奇数番目の各走査ライン上に画
像２４を表示すると共に、偶数番目の各走査ライン上に
１８０度回転された画像２４を表示する。
【００４０】このため、液晶表示装置２の表示画面全体
では、画像２４と１８０度回転された画像２４を加算し
てなる画像が表示される。そして、矢印Ａの方向に座っ
ている人物が奇数番目の各走査ライン上の正立した画像
２４のみを見て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数
番目の各走査ライン上の正立した画像２４のみを見るこ
とになる。
では、画像２４と１８０度回転された画像２４を加算し
てなる画像が表示される。そして、矢印Ａの方向に座っ
ている人物が奇数番目の各走査ライン上の正立した画像
２４のみを見て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数
番目の各走査ライン上の正立した画像２４のみを見るこ
とになる。
【００４１】この様に本実施形態の表示装置１において
は、液晶表示装置２の表示画面の奇数番目の各走査ライ
ンからなる第１表示領域に、矢印Ａの方向に座っている
人物のみによって見られる画像を表示し、また表示画面
の偶数番目の各走査ラインからなる第２表示領域に、矢
印Ｂの方向に座っている人物のみによって見られる画像
を表示する。
は、液晶表示装置２の表示画面の奇数番目の各走査ライ
ンからなる第１表示領域に、矢印Ａの方向に座っている
人物のみによって見られる画像を表示し、また表示画面
の偶数番目の各走査ラインからなる第２表示領域に、矢
印Ｂの方向に座っている人物のみによって見られる画像
を表示する。
【００４２】このため、例えばカウンターやテーブルの
上面に液晶表示装置２の表示画面を設ければ、対面する
店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見ることがで
きる。また、店員は、客に見られたくない内容を自分だ
けで見ることができる。
上面に液晶表示装置２の表示画面を設ければ、対面する
店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見ることがで
きる。また、店員は、客に見られたくない内容を自分だ
けで見ることができる。
【００４３】ところで、ＣＰＵ１０は、図８に示す様な
画像２５を示す画像データを形成し、この画像２５を表
示制御部４を通じて液晶表示装置２の表示画面に表示す
ることができる。この画像２５は、表示画面の奇数番目
の各走査ライン上の画像２６と、偶数番目の各走査ライ
ン上の画像２７を加算したものであり、これらの画像２
６，２７が同一である。この場合、矢印Ａの方向に座っ
ている人物が奇数番目の各走査ライン上の画像２６を見
て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数番目の各走査
ライン上の画像２７を見ることになる。
画像２５を示す画像データを形成し、この画像２５を表
示制御部４を通じて液晶表示装置２の表示画面に表示す
ることができる。この画像２５は、表示画面の奇数番目
の各走査ライン上の画像２６と、偶数番目の各走査ライ
ン上の画像２７を加算したものであり、これらの画像２
６，２７が同一である。この場合、矢印Ａの方向に座っ
ている人物が奇数番目の各走査ライン上の画像２６を見
て、矢印Ｂの方向に座っている人物が偶数番目の各走査
ライン上の画像２７を見ることになる。
【００４４】図８に示す画像２５は、表示画面のほぼ全
体に表示される画像２５ａと、表示画面の一部の領域２
ａに表示される画像２５ｂとを合成してなる。従って、
画像２６（又は画像２７）も、表示画面のほぼ全体に表
示される画像２６ａ（又は画像２７ａ）と、表示画面の
一部の領域２ａに表示される画像２６ｂ（又は画像２７
ｂ）とを合成してなる。
体に表示される画像２５ａと、表示画面の一部の領域２
ａに表示される画像２５ｂとを合成してなる。従って、
画像２６（又は画像２７）も、表示画面のほぼ全体に表
示される画像２６ａ（又は画像２７ａ）と、表示画面の
一部の領域２ａに表示される画像２６ｂ（又は画像２７
ｂ）とを合成してなる。
【００４５】ここで、図９（ａ），（ｂ）に示す様に、
表示画面の一部の領域２ａの範囲において、奇数番目の
各走査ラインに重なるフィルター３の各表示セル３ａの
部分を加工し、この領域２ａ内の各走査ラインからの光
を遮断する。この場合、図９（ｃ）に示す様に、矢印Ａ
の方向に座っている人物が奇数番目の各走査ライン上の
正立した画像２６ａのみを見て、矢印Ｂの方向に座って
いる人物が偶数番目の各走査ライン上の倒立した画像２
７ａ及び正立した画像２７ｂを見ることになる。
表示画面の一部の領域２ａの範囲において、奇数番目の
各走査ラインに重なるフィルター３の各表示セル３ａの
部分を加工し、この領域２ａ内の各走査ラインからの光
を遮断する。この場合、図９（ｃ）に示す様に、矢印Ａ
の方向に座っている人物が奇数番目の各走査ライン上の
正立した画像２６ａのみを見て、矢印Ｂの方向に座って
いる人物が偶数番目の各走査ライン上の倒立した画像２
７ａ及び正立した画像２７ｂを見ることになる。
【００４６】このため、例えば店員は、客に見られたく
ない内容を特定の領域２ａ内で正立した画像２７ｂとし
て見ることができる。
ない内容を特定の領域２ａ内で正立した画像２７ｂとし
て見ることができる。
【００４７】更に、図１０（ａ），（ｂ）に示す様に、
表示画面の一部の領域２ａにおいて、奇数番目の各走査
ラインに重なるフィルター３の各表示セル３ａの部分を
加工し、この領域２ａ内の各走査ラインからの光を遮断
するだけでなく、固定画像２８を記録しても良い。領域
２ａにおいては、奇数番目の各走査ラインに重なるフィ
ルター３の各表示セル３ａの部分を斜線で示し、更に各
表示セル３ａの該部分に記録された固定画像２８を黒で
示している。この場合、図１０（ｃ）に示す様に、矢印
Ａの方向に座っている人物が表示画面の領域２ａにおい
て固定画像２８を見て、矢印Ｂの方向に座っている人物
が表示画面の領域２ａにおいて画像２７ｂを見ることに
なる。
表示画面の一部の領域２ａにおいて、奇数番目の各走査
ラインに重なるフィルター３の各表示セル３ａの部分を
加工し、この領域２ａ内の各走査ラインからの光を遮断
するだけでなく、固定画像２８を記録しても良い。領域
２ａにおいては、奇数番目の各走査ラインに重なるフィ
ルター３の各表示セル３ａの部分を斜線で示し、更に各
表示セル３ａの該部分に記録された固定画像２８を黒で
示している。この場合、図１０（ｃ）に示す様に、矢印
Ａの方向に座っている人物が表示画面の領域２ａにおい
て固定画像２８を見て、矢印Ｂの方向に座っている人物
が表示画面の領域２ａにおいて画像２７ｂを見ることに
なる。
【００４８】これによって、例えば店員は、客に見られ
たくない内容を特定の領域２ａ内で正立した画像２７ｂ
として見ることができ、かつその様な内容の表示を客に
きづかれずに済む。
たくない内容を特定の領域２ａ内で正立した画像２７ｂ
として見ることができ、かつその様な内容の表示を客に
きづかれずに済む。
【００４９】また、図１１に示す様に、表示画面の一部
の領域２ａのみに、フィルター３を設けても良い。この
場合は、この領域２ａのみにおいて、図６及び図７と同
様の表示を行い、この領域２ａを除く表示画面の領域
に、一般的な表示を行う。
の領域２ａのみに、フィルター３を設けても良い。この
場合は、この領域２ａのみにおいて、図６及び図７と同
様の表示を行い、この領域２ａを除く表示画面の領域
に、一般的な表示を行う。
【００５０】これによって、表示画面の一部の領域２ａ
では、店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見るこ
とができる。
では、店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見るこ
とができる。
【００５１】図１２は、本発明の表示装置の第２実施形
態を示すブロック図である。尚、図１２において、図１
の装置と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付して
説明を簡略化する。
態を示すブロック図である。尚、図１２において、図１
の装置と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付して
説明を簡略化する。
【００５２】本実施形態の表示装置３１は、パーソナル
コンピュータにおいて実現されるものであって、液晶表
示装置２の代わりに、図１３に示す様に第１液晶表示装
置４１及び第２液晶表示装置４２を重ね合わせ、更に、
その上に、フィルター３を重ね合わせている。
コンピュータにおいて実現されるものであって、液晶表
示装置２の代わりに、図１３に示す様に第１液晶表示装
置４１及び第２液晶表示装置４２を重ね合わせ、更に、
その上に、フィルター３を重ね合わせている。
【００５３】図１２において、表示制御部４は、第１及
び第２液晶表示装置４１，４２を駆動制御する。また、
表示制御部４は、第１及び第２液晶表示装置４１，４２
の視野角を制御するための第１視野角制御部４３及び第
２視野角制御部４４を備えている。
び第２液晶表示装置４１，４２を駆動制御する。また、
表示制御部４は、第１及び第２液晶表示装置４１，４２
の視野角を制御するための第１視野角制御部４３及び第
２視野角制御部４４を備えている。
【００５４】第１及び第２液晶表示装置４１，４２は、
２枚の透明基板の一方の上に、複数の透明電極ユニット
をＸ方向及びＹ方向に配列形成し、他方の上に透明な共
通電極を形成し、更に各透明電極ユニット及び共通電極
上にそれぞれの配向膜を形成し、これらの配向膜に適宜
のラビング処理を施した後、各透明基板を僅かの間隙を
開けて対向配置し、これらの透明基板間に液晶を注入し
て封止したものであって、各透明電極がそれぞれの画素
に対応する。
２枚の透明基板の一方の上に、複数の透明電極ユニット
をＸ方向及びＹ方向に配列形成し、他方の上に透明な共
通電極を形成し、更に各透明電極ユニット及び共通電極
上にそれぞれの配向膜を形成し、これらの配向膜に適宜
のラビング処理を施した後、各透明基板を僅かの間隙を
開けて対向配置し、これらの透明基板間に液晶を注入し
て封止したものであって、各透明電極がそれぞれの画素
に対応する。
【００５５】図１４に示す様に、第１液晶表示装置４１
の各走査ライン４１ａと第２液晶表示装置４２の各走査
ライン４２ａが交互に配置されており、第２液晶表示装
置４２の各走査ラインを第１液晶表示装置４１の各走査
ライン間のスペースを通じてみることができる。
の各走査ライン４１ａと第２液晶表示装置４２の各走査
ライン４２ａが交互に配置されており、第２液晶表示装
置４２の各走査ラインを第１液晶表示装置４１の各走査
ライン間のスペースを通じてみることができる。
【００５６】フィルター３の各表示セル３ａは、第１液
晶表示装置４１の各走査ライン４１ａに重なり、また各
表示セル３ｂは、第２液晶表示装置４２の各走査ライン
４２ａに重なる。このため、第１液晶表示装置４１の各
走査ライン４１ａ上の画像を一方向から見ることがで
き、また第２液晶表示装置４２の各走査ライン４２ａ上
の画像を他方から見ることができる。
晶表示装置４１の各走査ライン４１ａに重なり、また各
表示セル３ｂは、第２液晶表示装置４２の各走査ライン
４２ａに重なる。このため、第１液晶表示装置４１の各
走査ライン４１ａ上の画像を一方向から見ることがで
き、また第２液晶表示装置４２の各走査ライン４２ａ上
の画像を他方から見ることができる。
【００５７】ＣＰＵ１０は、表示制御部４を通じて、１
つの画像を第１液晶表示装置４１に表示すると共に、他
の画像を第２液晶表示装置４２に表示する。これによ
り、対面する２人の人物がそれぞれの画像を見ることが
できる。
つの画像を第１液晶表示装置４１に表示すると共に、他
の画像を第２液晶表示装置４２に表示する。これによ
り、対面する２人の人物がそれぞれの画像を見ることが
できる。
【００５８】また、ＣＰＵ１０は、表示制御部４の第１
及び第２視野角制御部４３，４４を通じて、第１及び第
２液晶表示装置４１，４２の視野角を制御する。
及び第２視野角制御部４３，４４を通じて、第１及び第
２液晶表示装置４１，４２の視野角を制御する。
【００５９】この視野角の制御方法は、周知の技術を適
用すれば良く、例えば液晶の印加電圧を調整することに
より、視野角を制御する。
用すれば良く、例えば液晶の印加電圧を調整することに
より、視野角を制御する。
【００６０】従って、本実施形態では、それぞれの表示
方向に、それぞれの表示内容を表示するだけでなく、そ
れぞれの表示方向の視野角を調整することができる。例
えば、対面する店員と客が相互に異なる表示内容を同時
に見ることができるだけでなく、店員の表示方向の視野
角を狭くして、表示内容を他の方向から見難くすると共
に、客の表示方向の視野角を広くして、表示内容を広い
範囲で見易くすることができる。
方向に、それぞれの表示内容を表示するだけでなく、そ
れぞれの表示方向の視野角を調整することができる。例
えば、対面する店員と客が相互に異なる表示内容を同時
に見ることができるだけでなく、店員の表示方向の視野
角を狭くして、表示内容を他の方向から見難くすると共
に、客の表示方向の視野角を広くして、表示内容を広い
範囲で見易くすることができる。
【００６１】図１５は、図１２の装置の変形例を示して
いる。ここでは、第１、第２、第３及び第４液晶表示装
置５１，５２，５３，５４を重ね合わせ、更に、その上
に、フィルター５５を重ね合わせている。
いる。ここでは、第１、第２、第３及び第４液晶表示装
置５１，５２，５３，５４を重ね合わせ、更に、その上
に、フィルター５５を重ね合わせている。
【００６２】図１６に示す様に、第１液晶表示装置５１
の各画素５１ａ、第２液晶表示装置５２の各画素５２
ａ、第３液晶表示装置５３の各画素５３ａ、及び第４液
晶表示装置５４の各画素５４ａは、それぞれの規則に従
って配列されており、これらの表示装置を重ね合わせて
なる表示画面５６においては、４つの画素５１ａ〜５４
ａが１つの表示ドット５６ａを構成する。
の各画素５１ａ、第２液晶表示装置５２の各画素５２
ａ、第３液晶表示装置５３の各画素５３ａ、及び第４液
晶表示装置５４の各画素５４ａは、それぞれの規則に従
って配列されており、これらの表示装置を重ね合わせて
なる表示画面５６においては、４つの画素５１ａ〜５４
ａが１つの表示ドット５６ａを構成する。
【００６３】表示画面５６上の各表示ドット５６ａに
は、図１７に示す様にフィルター５５のそれぞれの表示
セル５５ａが重なり合う。これらの表示セル５５ａは、
図１８に示す様に四角錐であり、四角錐の各表示セル５
５ａを規則的に配列した集合体がフィルター５５であ
る。表示セル５５ａの４つの三角面が表示ドット５６ａ
の４つの画素５１ａ〜５４ａに重なり合う。各画素５１
ａ〜５４ａからの光は、表示セル５５ａの各三画面を通
過するときにそれぞれの方向に偏向される。このため、
第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４のそれぞれの画像
をフィルター５５を通じて４つの方向で見ることができ
る。
は、図１７に示す様にフィルター５５のそれぞれの表示
セル５５ａが重なり合う。これらの表示セル５５ａは、
図１８に示す様に四角錐であり、四角錐の各表示セル５
５ａを規則的に配列した集合体がフィルター５５であ
る。表示セル５５ａの４つの三角面が表示ドット５６ａ
の４つの画素５１ａ〜５４ａに重なり合う。各画素５１
ａ〜５４ａからの光は、表示セル５５ａの各三画面を通
過するときにそれぞれの方向に偏向される。このため、
第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４のそれぞれの画像
をフィルター５５を通じて４つの方向で見ることができ
る。
【００６４】ＣＰＵ１０は、表示制御部４を通じて、そ
れぞれの画像を第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４に
表示する。これにより、４つの方向のそれぞれの人物が
それぞれの画像を見ることができる。
れぞれの画像を第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４に
表示する。これにより、４つの方向のそれぞれの人物が
それぞれの画像を見ることができる。
【００６５】また、表示制御部４は、第１乃至第４液晶
表示装置５１〜５４に対応するそれぞれの視野角制御部
を備えている。ＣＰＵ１０は、表示制御部４の各視野角
制御部を通じて、第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４
の視野角を制御する。
表示装置５１〜５４に対応するそれぞれの視野角制御部
を備えている。ＣＰＵ１０は、表示制御部４の各視野角
制御部を通じて、第１乃至第４液晶表示装置５１〜５４
の視野角を制御する。
【００６６】このため、例えばテーブルの上面に表示画
面５６を設ければ、４人の人物が相互に異なる表示内容
を同時に見ることができ、かつ他人に見られたくない内
容を自分だけで見ることができる。
面５６を設ければ、４人の人物が相互に異なる表示内容
を同時に見ることができ、かつ他人に見られたくない内
容を自分だけで見ることができる。
【００６７】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものでなく、多様に変形することができる。例えば、液
晶表示装置２の代わりに、フラットな表示画面を有する
ＣＲＴ、あるいはプラズマディスプレイ等を適用するこ
とができる。また、表示画面を３つに分割して、３つの
方向に、それぞれの表示内容を見せても構わない。
ものでなく、多様に変形することができる。例えば、液
晶表示装置２の代わりに、フラットな表示画面を有する
ＣＲＴ、あるいはプラズマディスプレイ等を適用するこ
とができる。また、表示画面を３つに分割して、３つの
方向に、それぞれの表示内容を見せても構わない。
【００６８】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、表
示画面の各表示領域の表示方向を例えば１８０度相互に
異ならせることができ、各表示領域にそれぞれの表示内
容を表示することができる。このため、例えばカウンタ
ーやテーブルの上面に表示装置の表示画面を設ければ、
対面する店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見る
ことができる。
示画面の各表示領域の表示方向を例えば１８０度相互に
異ならせることができ、各表示領域にそれぞれの表示内
容を表示することができる。このため、例えばカウンタ
ーやテーブルの上面に表示装置の表示画面を設ければ、
対面する店員と客が相互に異なる表示内容を同時に見る
ことができる。
【００６９】また、本発明によれば、表示領域の表示内
容を他の表示領域の表示方向では隠蔽しているので、各
表示領域の表示内容を同時に見ることができない。例え
ば、店員は、客と対面しながら、格別の表示内容を自分
だけで見ることができる。
容を他の表示領域の表示方向では隠蔽しているので、各
表示領域の表示内容を同時に見ることができない。例え
ば、店員は、客と対面しながら、格別の表示内容を自分
だけで見ることができる。
【００７０】更に、本発明によれば、表示画面の各ライ
ンの表示方向を交互に切り換えて、各表示領域を区分す
るフィルターを適用している。この場合、１つの表示領
域を形成する表示画面の各ラインと、他の表示領域を形
成する表示画面の各ラインとが交互に並び、各表示領域
が同一の範囲に存在することになる。例えば、各表示領
域は、表示画面全体の範囲に共に存在することができ
る。
ンの表示方向を交互に切り換えて、各表示領域を区分す
るフィルターを適用している。この場合、１つの表示領
域を形成する表示画面の各ラインと、他の表示領域を形
成する表示画面の各ラインとが交互に並び、各表示領域
が同一の範囲に存在することになる。例えば、各表示領
域は、表示画面全体の範囲に共に存在することができ
る。
【００７１】また、本発明によれば、表示領域に含まれ
る特定領域に一定の表示内容を表示する。上記フィルタ
ーを適用する場合、表示領域に含まれる特定領域に一定
の表示内容を表示しておき、この特定領域と同一の範囲
内で、他の表示領域に他の表示内容を表示することがで
きる。例えば、客には、特定領域で一定の表示内容を見
せながら、店員は、特定領域と同一の範囲内で、他の表
示内容を客に気づかれずに見ることができる。
る特定領域に一定の表示内容を表示する。上記フィルタ
ーを適用する場合、表示領域に含まれる特定領域に一定
の表示内容を表示しておき、この特定領域と同一の範囲
内で、他の表示領域に他の表示内容を表示することがで
きる。例えば、客には、特定領域で一定の表示内容を見
せながら、店員は、特定領域と同一の範囲内で、他の表
示内容を客に気づかれずに見ることができる。
【００７２】更に、本発明によれば、表示画面の一部を
少なくとも２つの表示領域に区分し、各表示領域の表示
方向をそれぞれ設定する。上記フィルターを適用する場
合、表示画面の一部のみを２つの表示領域に区分して、
これらの表示領域にそれぞれの表示内容を表示すること
ができる。例えば、店員と客は、表示画面の同一の範囲
内で、それぞれの表示内容を見ることができる。
少なくとも２つの表示領域に区分し、各表示領域の表示
方向をそれぞれ設定する。上記フィルターを適用する場
合、表示画面の一部のみを２つの表示領域に区分して、
これらの表示領域にそれぞれの表示内容を表示すること
ができる。例えば、店員と客は、表示画面の同一の範囲
内で、それぞれの表示内容を見ることができる。
【００７３】また、本発明によれば、透明な各液晶パネ
ルを重ね合わせ、各液晶パネルの画素を相互にずらすこ
とにより、各表示領域にそれぞれの表示内容を表示して
いる。
ルを重ね合わせ、各液晶パネルの画素を相互にずらすこ
とにより、各表示領域にそれぞれの表示内容を表示して
いる。
【００７４】更に、本発明によれば、各液晶パネルの視
野角を調整することにより、それぞれの表示方向におい
て、それぞれの視野角を調整することができる。
野角を調整することにより、それぞれの表示方向におい
て、それぞれの視野角を調整することができる。
【００７５】また、本発明によれば、４枚の液晶パネル
を重ね合わせて、表示方向設定手段によって４つの画像
を表示しているので、４つの表示方向に、それぞれの表
示内容を表示することができる。
を重ね合わせて、表示方向設定手段によって４つの画像
を表示しているので、４つの表示方向に、それぞれの表
示内容を表示することができる。
【図１】本発明の表示装置の第１実施形態を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】図１の装置における液晶表示装置とフィルター
を重ね合わせた状態を示す斜視図である。
を重ね合わせた状態を示す斜視図である。
【図３】図２の液晶表示装置とフィルターを切断して示
す断面図である。
す断面図である。
【図４】図２のフィルターの作用を説明するために用い
た図である。
た図である。
【図５】画像のサイズ及び表示位置を例示する図であ
る。
る。
【図６】図１の装置によって表示される画像の一例を示
す図である。
す図である。
【図７】図１の装置によって表示される画像の他の例を
示す図である。
示す図である。
【図８】図１の装置によって表示される画像の別の例を
示す図である。
示す図である。
【図９】（ａ）は図１の装置におけるフィルターの変形
例を示す断面図であり、（ｂ）は（ａ）のフィルターを
示す平面図であり、（ｃ）は（ａ）のフィルターによる
表示内容を例示する図である。
例を示す断面図であり、（ｂ）は（ａ）のフィルターを
示す平面図であり、（ｃ）は（ａ）のフィルターによる
表示内容を例示する図である。
【図１０】（ａ）は図１の装置におけるフィルターの他
の変形例を示す断面図であり、（ｂ）は（ａ）のフィル
ターを示す平面図であり、（ｃ）は（ａ）のフィルター
による表示内容を例示する図である。
の変形例を示す断面図であり、（ｂ）は（ａ）のフィル
ターを示す平面図であり、（ｃ）は（ａ）のフィルター
による表示内容を例示する図である。
【図１１】図１の装置におけるフィルターの別の変形例
を示す図である。
を示す図である。
【図１２】本発明の表示装置の第２実施形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図１３】図１２の装置における第１及び第２液晶表示
装置とフィルターを重ね合わせた状態を示す斜視図であ
る。
装置とフィルターを重ね合わせた状態を示す斜視図であ
る。
【図１４】図１２の装置における第１及び第２液晶表示
装置の各走査ラインの配置態様を示す平面図である。
装置の各走査ラインの配置態様を示す平面図である。
【図１５】図１２の装置の変形例を示す斜視図である。
【図１６】図１５の第１乃至第４液晶表示装置の各画素
の配置態様を示す平面図である。
の配置態様を示す平面図である。
【図１７】図１５のフィルターの各表示セルを示す平面
図である。
図である。
【図１８】図１５のフィルターの表示セルを示す斜視図
である。
である。
１，３１ 表示装置 ２ 液晶表示装置 ３ フィルター ４ 表示制御部 ５ 補助記憶装置 ６ キーボード ７ マウス ８ 入力制御部 ９ システムバス １０ 中央処理装置（ＣＰＵ） ４１，５１ 第１液晶表示装置 ４２，５２ 第２液晶表示装置 ４３ 第１視野角制御部 ４４ 第２視野角制御部 ５３ 第３液晶表示装置 ５４ 第４液晶表示装置 ５５ フィルター
Claims (8)
- 【請求項１】 表示画面を少なくとも２つの表示領域に
区分し、各表示領域の表示方向をそれぞれ設定する表示
方向設定手段と、 各表示領域毎に、それぞれの表示内容を表示する表示制
御手段とを備えることを特徴とする表示装置。 - 【請求項２】 表示方向設定手段は、表示領域の表示内
容を他の表示領域の表示方向では隠蔽することを特徴と
する請求項１に記載の表示装置。 - 【請求項３】 表示方向設定手段は、表示画面の各ライ
ンの表示方向を交互に切り換えて、各表示領域を区分す
るフィルターであることを特徴とする請求項１に記載の
表示装置。 - 【請求項４】 表示方向設定手段は、表示領域に含まれ
る特定領域に一定の表示内容を表示する請求項３に記載
の表示装置。 - 【請求項５】 表示方向設定手段は、表示画面の一部を
少なくとも２つの表示領域に区分し、各表示領域の表示
方向をそれぞれ設定することを特徴とする請求項３に記
載の表示装置。 - 【請求項６】 複数の液晶パネルを重ね合わせることに
より表示画面を構成し、各液晶パネルがそれぞれの表示
領域に対応することを特徴とする請求項１に記載の表示
装置。 - 【請求項７】 各液晶パネルの視野角が変更されること
を特徴とする請求項６に記載の表示装置。 - 【請求項８】 ４枚の液晶パネルを重ね合わせて、表示
方向設定手段によって４つの表示方向を設定し、各液晶
パネルによってそれぞれの表示内容を表示することを特
徴とする請求項６に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000287170A JP2002099223A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000287170A JP2002099223A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002099223A true JP2002099223A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18770967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000287170A Pending JP2002099223A (ja) | 2000-09-21 | 2000-09-21 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002099223A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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