JP2004219677A - 画像表示方法及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の操作を行う必要がなく、しかも画面情報が整理されて表示される画像表示方法及び表示装置を提供すること。
【解決手段】透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠して表示する画像表示方法。
【選択図】 図1
【解決手段】透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠して表示する画像表示方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示部を重畳した構造を有する多重表示装置の画像表示方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道の駅の切符販売機などにおいて、複数の行き先や大人と子供の料金の設定等があり、選択項目が多数ある場合、情報が多数あるゆえにどの項目を選択するのが良いのか、判断が難しいことが、しばしばあった。
【0003】
このように、選択項目が多い場合の階層構造の情報提供方式として、最初に路線を選択し、その後、金額を選択させるなどとすることがあるが、選択が複数となり、一度の選択で切符の購入が出来ないため、短時間で切符を購入したい利用者にとっては、利便性が劣る問題点があった。
【0004】
また、街頭などに、ビルの壁面に設けられる様な大型ディスプレイを用いた表示装置においては、同一の情報を個々の人が得ることが出来るのみで、見る方向や人が通る方向によって、得られる情報を変化させることは出来ない問題があった。このため、大型ディスプレイなどに駐車場の空き情報の表示を行った場合、空いている駐車場の表示がされると、同一方向に全ての車が向かい、この結果、渋滞や混雑が生じるなどの問題があった。
【0005】
また、1画面に複数の画面表示をする場合は、一画面に複数の画面を重ね合わせ、画面の切り替え、表示順番を変更するものも知られている(特許文献1,2参照)。
【0006】
しかし、このように1画面に複数の情報を重ねて表示すると、使用者には表示されている情報が一体となって見えてしまい、理解し難いという問題があった。さらに、1画面を分割して複数の画面情報を表示した場合は、個々の画面情報スペースが小さくなり、情報量が多い場合には全てを見ることができず、全体を見るためにこの画面情報においてスクロール等の操作が必要となり、視認性・操作性が悪化するという問題があった。
【0007】
なお、液晶表示体を複数個、重畳して構成した多層構造の液晶表示装置および画像表示方法は知られている(特許文献3)。しかし、この装置および画像表示方法は、複雑な情報を見易く表示する方式を提供するものではない。
【0008】
【特許文献1】
・特開平8−44522
【0009】
【特許文献2】
・特開平7−270172
【0010】
【特許文献3】
・特表2002−504764
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、多くの情報を表示する従来の表示装置では、複数の操作を行う必要があったり、また、表示されている画面情報を整理して提供することが難しいという問題があった。本発明は、このような従来の表示装置の問題点に鑑みてなされたもので、複数の操作を行う必要がなく、しかも画面情報が整理されて表示される画像表示方法及び表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠して表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0013】
本発明の請求項2によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の表示部に表示された画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0014】
本発明の請求項5によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0015】
本発明の請求項6によれば、一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられて成ることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0016】
本発明の請求項7によれば、一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられると共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示するように前記第1の表示部及び前記第2の表示部の画像が表示されることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1に本発明による画像表示装置の一実施形態の構造を示す。同図に示すように、この多重表示装置1の表示ユニット20では、液晶により構成された後画面の表示手段21aと、透光式液晶により構成され表示手段21aの前面に設置された前画面の表示手段22aとが、所定間隔、離して設置される。さらに、前画面表示手段22aの表面には、入力手段23として利用者が操作を画面上のシンボルにタッチすることで操作を行うことが可能となる例えばタッチパネルが設置され、これらを一体形式の構成として、表示ユニット20が構成されている。
【0019】
多重表示装置1は、上述の構成を有する表示ユニット20と、この表示ユニット20を制御する制御手段11と、この制御手段11が接続される母線15と、この母線に各々接続されるプログラム記憶手段12、情報記憶手段13、抽出手段14及び表示制御手段16とから成る。
【0020】
表示ユニット20の後画面の表示手段21aは、通常用いられる液晶表示装置である。この表示手段21の前面に、透光式の表示手段22aを所定間隔、離して重畳して設置している。これにより、後画面に表示された画像と、前画面に表示された画像は、同一画像の様に利用者に対して提供される。利用者はタッチパネルである入力手段23を操作することにより、制御手段11に対して情報を入力することが可能となる。
【0021】
表示ユニット20に表示される情報は情報記憶手段13に記憶保存されており、例えば駅の切符販売機の場合には、路線情報や、大人、子供の料金情報等が保存される。抽出手段14は制御手段11から出力された信号を受け、該当する情報を情報記憶手段13から抽出する。このように抽出された情報は表示制御手段16に伝達される。
【0022】
表示制御手段16は、抽出手段により抽出された情報を、表示手段21a、22aの各表示部に区分けして表示を行うものであり、このため表示手段の座標情報に合わせて画像情報を制御する。プログラム記憶手段12には、上で述べた各動作を制御手段11に実行させるためのプログラムが保存されており、これにより制御手段11を動作させる。
【0023】
図2は図1の表示ユニット20に表示される画面の拡大図である。前画面22と後画面21の内容を並べて記載しているが、これらは重畳されて配置されるものである。後画面21には、例えば大人用金額35、子供用金額36が表示される。
【0024】
また、前画面22の表示手段22aは透光式液晶表示装置で構成されており、この画面の上部には大人用表示エリア32が設けられ、この下部には子供用表示エリア33が区別して設けられている。さらに、画面に付属した入力手段23の選択エリアとして、大人用表示エリア32の上方に大人用タッチエリア31が設けられ、子供用表示エリア33の下方に子供用タッチエリア34が設定されている。
【0025】
利用者は、透光式液晶表示装置である前画面22を通して、後画面21に表示された大人用金額35や、子供用金額36を読み取り、前画面22のタッチエリア31、34を選択する。これによって大人や子供は希望する料金の選択を行うことが出来る。さらに、前画面22には、各画面上に表示される表示情報の位置切替の選択を可能とした入力ボタン37を設けられている。このボタンは、大人でも車椅子などを使用している場合は、視線が低くなることもある。こうした利用者が使用する場合、大人と子供の表示位置を上下で入れ替えを行うものである。これにより、大人でも視線の低い人や、逆に子供でも視線の高い場合の対応が可能となる。
【0026】
図3に、図1の表示ユニット20を斜め側面方向から見た構成図を示す。大人の場合には子供と比較して視線が高いので、大人の視線40のラインにより前画面22、後画面21に表示された情報を読み取るものとなる。前画面22には大人用表示エリア32と、大人用タッチエリア31が設けられており、大人の視線は前画面22を通し、後画面21の大人用金額35を読取り、前画面22の当該料金表示と同一の視線位置に配置された大人用タッチエリア31に例えば手でタッチして料金の選択を行う。この際、後画面21に表示されている子供用金額36の情報は、前画面22にある子供用表示エリア33により視線が遮られ、大人の視線40からは読取れない。したがって、大人の視線40としては大人の情報に限定して提供される。
【0027】
一方、子供の場合は大人の場合とは逆に、大人に比較して低い視線であるので、子供の視線41により前画面22を通し、後画面21の子供用金額36を読取ることができる。したがって、子供は前画面22の当該料金表示と同一の視線位置に配置された子供用タッチエリア34にタッチして、料金の選択を行う。この際、後画面21の大人用金額35の情報は、前画面22の大人用表示エリア32によって遮られ、子供の視線41からは読取れない。このように、通常、背が高く目線が高い位置にある大人は大人用タッチエリア31を通して大人用金額35の買いたい金額を選択して大人用切符を買うことができ、一方、通常、背が低く目線が低い位置にある子供は、子供用タッチエリア34を通して子供用金額36の買いたい金額の位置を見て選択し、子供用切符を買うことができる。
【0028】
しかし、背が低い大人や背の高い子供もいるので、前画面22の下方右下部分に、位置切替ボタン37が設けられる。図4は、図1に示した表示ユニット20において、位置切替機能を使用した場合の構成図である。大人用と子供用の表示エリアの設定は、前画面22に設けた位置切替ボタン37の操作により、上下の位置を入れ替えて表示することを可能としている。
【0029】
これによって、車椅子などを使用した大人が操作する場合などで、視線が低い大人については、視線を低くして表示することで、大人用の情報が読取れない事象の対応が可能である。背の高い子供は大人の目線で、子供用の金額の切符を買うことが可能となる。
【0030】
次に、多重液晶表示装置の使用時の動作について図1〜図5を基に説明する。図5は操作フローを示したフローチャートである。
【0031】
スタート(F−1)すると、まず図3に示す様な前画面及び後画面が表示される(F−2)。通常の場合、そのままの状態で、大人は上の視線40、子供は下の視線41方向から、前画面22上の大人用タッチエリア31、子供用タッチエリア34を選択(F−3)する。この結果、希望する切符の選択が可能となる。
【0032】
次に前画面22の位置切替ボタン37を押すことにより操作(F−4)を行った場合、上述のような画面位置の切替処理が実行される(F−5)。これにより、前画面22、後画面21の情報が変更され、図4に示す表示状態となる。
【0033】
この状態からタッチパネルの「選択」操作(F−6)を行って、希望する切符の選択を行う。選択操作後は、次の利用者が利用するために、画面状態を通常の状態に切替処理が行われる(F−9)。また、選択操作を行わず、位置切替ボタン37を再度操作(F−7)することで、図3の通常状態に戻る操作も可能である。
【0034】
さらに、位置切替ボタン37を操作した後に何も操作しない場合は、タイマー作動(F−8)により、予め設定された時間を経過すると画面位置切替処理が作動(F−9)し、図3の通常状態に戻る。
【0035】
本発明の上記実施形態によれば、通常は切替操作を行うことなく、大人は大人用の料金を示す画面を見て大人用の切符を買うことができ、子供は子供用の料金を示す画面を見て子供用の切符を買うことが可能となる利点がある。しかも、大人が切符を買うときには子供用の料金は見えず、子供が切符を買うときには大人用の料金は見えないので、利用者が不要な表示により、惑わされるようなことがない利点もある。
【0036】
さらに、上記実施形態では、前画面の下部に料金の切替ボタンが設けられているので、背の低い大人や背の高い子供の場合にも、このボタンを押すことにより、所望の大人用あるいは子供用の料金を表示させ、欲しい金額の切符を選択して買うことが可能となる。
【0037】
勿論上記実施形態のように切符だけでなく、この発明は、背の高さにより金額が異なる料金体系となるものを発行する装置に適用できる。
【0038】
ところで、上述の実施形態は、本発明を、切符などの販売装置など上下の視差を利用した装置に適用した場合について説明した。しかし、本発明はこのように上下の視差だけでなく左右の視差を利用する場合にも適用することが可能である。
【0039】
本発明をこのような左右の視差を利用して表示を行う場合の、本発明の他の実施形態について、次に説明する。この実施形態は、左、右あるいは正面から来る人各々に、駐車場のある方向を異なる方向に誘導する実施形態の例である。
【0040】
図6は所定間隔離して設けられた前画面表示部48と後画面表示部49から成る表示ユニットを左右方向から見た場合に、見る方向により視認状況が変化する状況を示した構成図である。
【0041】
図6(a)において、前画面表示部48には駐車場50が表示がされ、この表示される部分以外は透光性となっていてその後に配設されている後画面表示部49が見える。後画面表示部49は、画像を表示できるものであればよく、この後画面表示部49に、左方向を示す矢印51と右方向を示す矢印52が所定間隔おいて表示される。
【0042】
この表示装置を前の方向から見た場合、次のようになる。左方向からの視線では、駐車場50が矢印51の方向にあることが確認され、図6(b)の視認状況が得られる。これにより、この表示ユニットを左方向から見た人は51の矢印の方向に向かうこととなる。
【0043】
一方、右方向からの視線では、駐車場50が矢印52の方向にあると確認され、図6(c)の視認状況が得られる。これにより、表示ユニットを右方向から見た人は、矢印52の方向に向かうこととなる。
【0044】
さらに、表示ユニットを正面方向から見た人は、矢印51、矢印52により、駐車場50が左右の方向にあると認識され、図6(d)の視認状況が得られる。これにより、駐車場に行きたい正面から見た人は、矢印51、矢印52の両方の方向、即ち左あるいは右方向に向かうこととなる。
【0045】
このように、同一画像情報を前画面22、後画面21に表示した場合においても、見る方向により、異なる画像情報を与えることが容易に可能となる。
【0046】
本発明のこの実施形態によれば、なんらの切替装置を用いることなく、左から来た人、右から来た人、正面から来た人それぞれに、行くべき方向を別々に示すことができる効果がある。
【0047】
この実施形態では、前画面表示部も後画面表示部も固定の表示を行えばよく、前画面表示部の駐車場50が表示されている部分以外が光を通すこと以外、どのような表示装置であってもよい。後画面は、例えば普通用いられるような、ガイド用の矢印であってよい。
【0048】
なお、この実施形態において、液晶表示装置など電気的に表示対象を容易に変えることが可能なものを前画面表示装置、後画面表示装置として用いれば、電気的に表示する対象を変えることができる。例えば前画面表示部48の「駐車場」の表示を時間によって他のものに変えることが可能である。
【0049】
勿論、この前画面表示装置の駐車場の表示は他の場所の表示であってもよい。
【0050】
なお、上記実施形態では、上下方向の視差、左右方向の視差を利用して異なる表示を行う場合について説明した。しかし本発明は、これら上下左右の場合に限られず、一般的には表示装置に対する異なる方向の視差を利用して、異なる表示を行う場合に適用でき、この技術的思想の範囲内における態様は本発明に含まれる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の操作を行う必要がなく、しかも画面情報が整理されて表示される画像表示方法及び表示装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成を示す図。
【図2】本発明一実施形態の前画面と後画面の表示内容を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明一実施形態の切替ボタンを押したときの動作を説明するための図。
【図5】本発明一実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す図。
【図6】本発明の他の実施形態の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1・・・多重表示装置、11・・・制御手段、12・・・プログラム記憶手段、13・・・情報記憶手段、14・・・抽出手段、15・・・母線、16・・・表示制御手段、20・・・表示ユニット、21a,22a・・・表示手段、21・・・後画面、22・・・前画面、23・・・入力手段、31・・・大人用タッチエリア、32・・・大人用表示エリア,33・・・子供用表示エリア、34・・・子供用タッチエリア、35・・・大人用金額、36・・・子供用金額、37・・・位置切替ボタン、48・・・前画面表示部、49・・・後画面表示部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示部を重畳した構造を有する多重表示装置の画像表示方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄道の駅の切符販売機などにおいて、複数の行き先や大人と子供の料金の設定等があり、選択項目が多数ある場合、情報が多数あるゆえにどの項目を選択するのが良いのか、判断が難しいことが、しばしばあった。
【0003】
このように、選択項目が多い場合の階層構造の情報提供方式として、最初に路線を選択し、その後、金額を選択させるなどとすることがあるが、選択が複数となり、一度の選択で切符の購入が出来ないため、短時間で切符を購入したい利用者にとっては、利便性が劣る問題点があった。
【0004】
また、街頭などに、ビルの壁面に設けられる様な大型ディスプレイを用いた表示装置においては、同一の情報を個々の人が得ることが出来るのみで、見る方向や人が通る方向によって、得られる情報を変化させることは出来ない問題があった。このため、大型ディスプレイなどに駐車場の空き情報の表示を行った場合、空いている駐車場の表示がされると、同一方向に全ての車が向かい、この結果、渋滞や混雑が生じるなどの問題があった。
【0005】
また、1画面に複数の画面表示をする場合は、一画面に複数の画面を重ね合わせ、画面の切り替え、表示順番を変更するものも知られている(特許文献1,2参照)。
【0006】
しかし、このように1画面に複数の情報を重ねて表示すると、使用者には表示されている情報が一体となって見えてしまい、理解し難いという問題があった。さらに、1画面を分割して複数の画面情報を表示した場合は、個々の画面情報スペースが小さくなり、情報量が多い場合には全てを見ることができず、全体を見るためにこの画面情報においてスクロール等の操作が必要となり、視認性・操作性が悪化するという問題があった。
【0007】
なお、液晶表示体を複数個、重畳して構成した多層構造の液晶表示装置および画像表示方法は知られている(特許文献3)。しかし、この装置および画像表示方法は、複雑な情報を見易く表示する方式を提供するものではない。
【0008】
【特許文献1】
・特開平8−44522
【0009】
【特許文献2】
・特開平7−270172
【0010】
【特許文献3】
・特表2002−504764
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、多くの情報を表示する従来の表示装置では、複数の操作を行う必要があったり、また、表示されている画面情報を整理して提供することが難しいという問題があった。本発明は、このような従来の表示装置の問題点に鑑みてなされたもので、複数の操作を行う必要がなく、しかも画面情報が整理されて表示される画像表示方法及び表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠して表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0013】
本発明の請求項2によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の表示部に表示された画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0014】
本発明の請求項5によれば、透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法を提供する。
【0015】
本発明の請求項6によれば、一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられて成ることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0016】
本発明の請求項7によれば、一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられると共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示するように前記第1の表示部及び前記第2の表示部の画像が表示されることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1に本発明による画像表示装置の一実施形態の構造を示す。同図に示すように、この多重表示装置1の表示ユニット20では、液晶により構成された後画面の表示手段21aと、透光式液晶により構成され表示手段21aの前面に設置された前画面の表示手段22aとが、所定間隔、離して設置される。さらに、前画面表示手段22aの表面には、入力手段23として利用者が操作を画面上のシンボルにタッチすることで操作を行うことが可能となる例えばタッチパネルが設置され、これらを一体形式の構成として、表示ユニット20が構成されている。
【0019】
多重表示装置1は、上述の構成を有する表示ユニット20と、この表示ユニット20を制御する制御手段11と、この制御手段11が接続される母線15と、この母線に各々接続されるプログラム記憶手段12、情報記憶手段13、抽出手段14及び表示制御手段16とから成る。
【0020】
表示ユニット20の後画面の表示手段21aは、通常用いられる液晶表示装置である。この表示手段21の前面に、透光式の表示手段22aを所定間隔、離して重畳して設置している。これにより、後画面に表示された画像と、前画面に表示された画像は、同一画像の様に利用者に対して提供される。利用者はタッチパネルである入力手段23を操作することにより、制御手段11に対して情報を入力することが可能となる。
【0021】
表示ユニット20に表示される情報は情報記憶手段13に記憶保存されており、例えば駅の切符販売機の場合には、路線情報や、大人、子供の料金情報等が保存される。抽出手段14は制御手段11から出力された信号を受け、該当する情報を情報記憶手段13から抽出する。このように抽出された情報は表示制御手段16に伝達される。
【0022】
表示制御手段16は、抽出手段により抽出された情報を、表示手段21a、22aの各表示部に区分けして表示を行うものであり、このため表示手段の座標情報に合わせて画像情報を制御する。プログラム記憶手段12には、上で述べた各動作を制御手段11に実行させるためのプログラムが保存されており、これにより制御手段11を動作させる。
【0023】
図2は図1の表示ユニット20に表示される画面の拡大図である。前画面22と後画面21の内容を並べて記載しているが、これらは重畳されて配置されるものである。後画面21には、例えば大人用金額35、子供用金額36が表示される。
【0024】
また、前画面22の表示手段22aは透光式液晶表示装置で構成されており、この画面の上部には大人用表示エリア32が設けられ、この下部には子供用表示エリア33が区別して設けられている。さらに、画面に付属した入力手段23の選択エリアとして、大人用表示エリア32の上方に大人用タッチエリア31が設けられ、子供用表示エリア33の下方に子供用タッチエリア34が設定されている。
【0025】
利用者は、透光式液晶表示装置である前画面22を通して、後画面21に表示された大人用金額35や、子供用金額36を読み取り、前画面22のタッチエリア31、34を選択する。これによって大人や子供は希望する料金の選択を行うことが出来る。さらに、前画面22には、各画面上に表示される表示情報の位置切替の選択を可能とした入力ボタン37を設けられている。このボタンは、大人でも車椅子などを使用している場合は、視線が低くなることもある。こうした利用者が使用する場合、大人と子供の表示位置を上下で入れ替えを行うものである。これにより、大人でも視線の低い人や、逆に子供でも視線の高い場合の対応が可能となる。
【0026】
図3に、図1の表示ユニット20を斜め側面方向から見た構成図を示す。大人の場合には子供と比較して視線が高いので、大人の視線40のラインにより前画面22、後画面21に表示された情報を読み取るものとなる。前画面22には大人用表示エリア32と、大人用タッチエリア31が設けられており、大人の視線は前画面22を通し、後画面21の大人用金額35を読取り、前画面22の当該料金表示と同一の視線位置に配置された大人用タッチエリア31に例えば手でタッチして料金の選択を行う。この際、後画面21に表示されている子供用金額36の情報は、前画面22にある子供用表示エリア33により視線が遮られ、大人の視線40からは読取れない。したがって、大人の視線40としては大人の情報に限定して提供される。
【0027】
一方、子供の場合は大人の場合とは逆に、大人に比較して低い視線であるので、子供の視線41により前画面22を通し、後画面21の子供用金額36を読取ることができる。したがって、子供は前画面22の当該料金表示と同一の視線位置に配置された子供用タッチエリア34にタッチして、料金の選択を行う。この際、後画面21の大人用金額35の情報は、前画面22の大人用表示エリア32によって遮られ、子供の視線41からは読取れない。このように、通常、背が高く目線が高い位置にある大人は大人用タッチエリア31を通して大人用金額35の買いたい金額を選択して大人用切符を買うことができ、一方、通常、背が低く目線が低い位置にある子供は、子供用タッチエリア34を通して子供用金額36の買いたい金額の位置を見て選択し、子供用切符を買うことができる。
【0028】
しかし、背が低い大人や背の高い子供もいるので、前画面22の下方右下部分に、位置切替ボタン37が設けられる。図4は、図1に示した表示ユニット20において、位置切替機能を使用した場合の構成図である。大人用と子供用の表示エリアの設定は、前画面22に設けた位置切替ボタン37の操作により、上下の位置を入れ替えて表示することを可能としている。
【0029】
これによって、車椅子などを使用した大人が操作する場合などで、視線が低い大人については、視線を低くして表示することで、大人用の情報が読取れない事象の対応が可能である。背の高い子供は大人の目線で、子供用の金額の切符を買うことが可能となる。
【0030】
次に、多重液晶表示装置の使用時の動作について図1〜図5を基に説明する。図5は操作フローを示したフローチャートである。
【0031】
スタート(F−1)すると、まず図3に示す様な前画面及び後画面が表示される(F−2)。通常の場合、そのままの状態で、大人は上の視線40、子供は下の視線41方向から、前画面22上の大人用タッチエリア31、子供用タッチエリア34を選択(F−3)する。この結果、希望する切符の選択が可能となる。
【0032】
次に前画面22の位置切替ボタン37を押すことにより操作(F−4)を行った場合、上述のような画面位置の切替処理が実行される(F−5)。これにより、前画面22、後画面21の情報が変更され、図4に示す表示状態となる。
【0033】
この状態からタッチパネルの「選択」操作(F−6)を行って、希望する切符の選択を行う。選択操作後は、次の利用者が利用するために、画面状態を通常の状態に切替処理が行われる(F−9)。また、選択操作を行わず、位置切替ボタン37を再度操作(F−7)することで、図3の通常状態に戻る操作も可能である。
【0034】
さらに、位置切替ボタン37を操作した後に何も操作しない場合は、タイマー作動(F−8)により、予め設定された時間を経過すると画面位置切替処理が作動(F−9)し、図3の通常状態に戻る。
【0035】
本発明の上記実施形態によれば、通常は切替操作を行うことなく、大人は大人用の料金を示す画面を見て大人用の切符を買うことができ、子供は子供用の料金を示す画面を見て子供用の切符を買うことが可能となる利点がある。しかも、大人が切符を買うときには子供用の料金は見えず、子供が切符を買うときには大人用の料金は見えないので、利用者が不要な表示により、惑わされるようなことがない利点もある。
【0036】
さらに、上記実施形態では、前画面の下部に料金の切替ボタンが設けられているので、背の低い大人や背の高い子供の場合にも、このボタンを押すことにより、所望の大人用あるいは子供用の料金を表示させ、欲しい金額の切符を選択して買うことが可能となる。
【0037】
勿論上記実施形態のように切符だけでなく、この発明は、背の高さにより金額が異なる料金体系となるものを発行する装置に適用できる。
【0038】
ところで、上述の実施形態は、本発明を、切符などの販売装置など上下の視差を利用した装置に適用した場合について説明した。しかし、本発明はこのように上下の視差だけでなく左右の視差を利用する場合にも適用することが可能である。
【0039】
本発明をこのような左右の視差を利用して表示を行う場合の、本発明の他の実施形態について、次に説明する。この実施形態は、左、右あるいは正面から来る人各々に、駐車場のある方向を異なる方向に誘導する実施形態の例である。
【0040】
図6は所定間隔離して設けられた前画面表示部48と後画面表示部49から成る表示ユニットを左右方向から見た場合に、見る方向により視認状況が変化する状況を示した構成図である。
【0041】
図6(a)において、前画面表示部48には駐車場50が表示がされ、この表示される部分以外は透光性となっていてその後に配設されている後画面表示部49が見える。後画面表示部49は、画像を表示できるものであればよく、この後画面表示部49に、左方向を示す矢印51と右方向を示す矢印52が所定間隔おいて表示される。
【0042】
この表示装置を前の方向から見た場合、次のようになる。左方向からの視線では、駐車場50が矢印51の方向にあることが確認され、図6(b)の視認状況が得られる。これにより、この表示ユニットを左方向から見た人は51の矢印の方向に向かうこととなる。
【0043】
一方、右方向からの視線では、駐車場50が矢印52の方向にあると確認され、図6(c)の視認状況が得られる。これにより、表示ユニットを右方向から見た人は、矢印52の方向に向かうこととなる。
【0044】
さらに、表示ユニットを正面方向から見た人は、矢印51、矢印52により、駐車場50が左右の方向にあると認識され、図6(d)の視認状況が得られる。これにより、駐車場に行きたい正面から見た人は、矢印51、矢印52の両方の方向、即ち左あるいは右方向に向かうこととなる。
【0045】
このように、同一画像情報を前画面22、後画面21に表示した場合においても、見る方向により、異なる画像情報を与えることが容易に可能となる。
【0046】
本発明のこの実施形態によれば、なんらの切替装置を用いることなく、左から来た人、右から来た人、正面から来た人それぞれに、行くべき方向を別々に示すことができる効果がある。
【0047】
この実施形態では、前画面表示部も後画面表示部も固定の表示を行えばよく、前画面表示部の駐車場50が表示されている部分以外が光を通すこと以外、どのような表示装置であってもよい。後画面は、例えば普通用いられるような、ガイド用の矢印であってよい。
【0048】
なお、この実施形態において、液晶表示装置など電気的に表示対象を容易に変えることが可能なものを前画面表示装置、後画面表示装置として用いれば、電気的に表示する対象を変えることができる。例えば前画面表示部48の「駐車場」の表示を時間によって他のものに変えることが可能である。
【0049】
勿論、この前画面表示装置の駐車場の表示は他の場所の表示であってもよい。
【0050】
なお、上記実施形態では、上下方向の視差、左右方向の視差を利用して異なる表示を行う場合について説明した。しかし本発明は、これら上下左右の場合に限られず、一般的には表示装置に対する異なる方向の視差を利用して、異なる表示を行う場合に適用でき、この技術的思想の範囲内における態様は本発明に含まれる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の操作を行う必要がなく、しかも画面情報が整理されて表示される画像表示方法及び表示装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成を示す図。
【図2】本発明一実施形態の前画面と後画面の表示内容を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明一実施形態の切替ボタンを押したときの動作を説明するための図。
【図5】本発明一実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す図。
【図6】本発明の他の実施形態の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1・・・多重表示装置、11・・・制御手段、12・・・プログラム記憶手段、13・・・情報記憶手段、14・・・抽出手段、15・・・母線、16・・・表示制御手段、20・・・表示ユニット、21a,22a・・・表示手段、21・・・後画面、22・・・前画面、23・・・入力手段、31・・・大人用タッチエリア、32・・・大人用表示エリア,33・・・子供用表示エリア、34・・・子供用タッチエリア、35・・・大人用金額、36・・・子供用金額、37・・・位置切替ボタン、48・・・前画面表示部、49・・・後画面表示部。
Claims (9)
- 透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、
前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠して表示することを特徴とする画像表示方法。 - 透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、
前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の表示部に表示された画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法。 - 前記所定角度は、高さ方向の異なる角度であることを特徴とする請求項2記載の画像表示方法。
- 前記所定角度は、左右方向の異なる角度であることを特徴とする請求項2記載の画像表示方法。
- 透光性の第1の表示部を通して、その後に所定間隔離して設けられた第2の表示部に表示された画像を表示する表示方法であって、
前記第1の表示部には光を遮断するマスク部を有し、前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠すと共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示することを特徴とする画像表示方法。 - 一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、
この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、
前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられて成ることを特徴とする画像表示装置。 - 一部に光を遮断するマスク部を有する透光性の第1の表示部と、
この第1の表示部の後に所定間隔離して設けられた第2の表示部を有する画像表示装置であって、
前記第1の表示部の前で所定の角度から見る視者に対して、前記マスク部により前記第2の表示部に表示された画像の一部を覆い隠す位置に前記マスク部が設けられると共に、前記第1の表示部に表示された画像と前記第2の画像の関係により合成画像を表示するように前記第1の表示部及び前記第2の表示部の画像が表示されることを特徴とする画像表示装置。 - 前記マスク部は、大人用の表示を行う大人用マスク部と子供用の表示を行う子供用マスク部とから成り、前記第2の表示部には大人用金額の表示と子供用金額の表示が表示され、
前記視者が背の高い大人であるとき、前記大人用マスク部が前記子供用金額の表示を覆い隠し、前記視者が背の低い子供であるとき、前記子供用マスク部が前記大人用金額の表示を覆い隠すように、前記マスク部が設けられることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。 - 前記マスク部には、誘導する場所の名称が表示され、
前記第2の表示部には、前記画像表示装置を左側から見る視者と右側から見る視者に対して前記名称の場所が反対方向にあるように、左方向を示す左記号と右方向を示す右記号が表示されることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
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