JP5463471B2 - 操作表示装置及びこれを用いた自動機 - Google Patents
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しかし、それに伴って、表示画面のサイズが大きくなる傾向にあり、特に表示画面は主として平均的な身長を有した健常者としての成人が操作することを前提に設計されているため、券売機筐体の前面パネルの上部位置に配置されていることが多い。そのため、車椅子等を利用する人や子供の場合、表示画面と視線の角度が鋭角となり、表示内容が見難いといった問題と、表示部の上部まで手が届かないといった操作性上の大きな問題が発生する。
従来技術として特許文献1には、タッチパネルの情報入出力部をタッチパネルの任意の位置に表示できる画像形成装置について開示されている。また、特許文献2には、高さ検知センサを備え、操作者の高さに応じて最適な位置の画面に切り替えたり、表示画面を最適な位置に移動する自動販売機について開示されている。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、ハード的に表示部を切り替えるため、表示部が必ず複数必要となり、無駄が多いといった問題がある。また、表示部を移動する場合は、移動のために複雑な機構が必要となる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、タッチパネル式の自動券売機において、サブ画面領域をタッチパネルの下部に配置し、そこに表示された特定情報内でアイテムの選択を可能とすることにより、車椅子等を利用する人や子供等でも操作が容易となり、操作性と利便性を備えた券売機を提供することを目的とする。
また、他の目的は、サブ画面を拡大することにより、高齢者や弱視の人でも操作が可能な券売機を提供することである。
本発明の特徴は、特定情報をサブ画面領域の下部に表示することである。そのとき、特定情報をサブ画面領域内に限定して表示するため、当然、元の画面より縮小して表示する必要がある。しかし、縮小画面とはいえ、車椅子を利用する利用者や子供にとっては、全体の画像が下に移動するので、指により画面を操作することが可能となる。これにより、車椅子等を利用する人や子供等でも操作が容易となり、操作性と利便性を高めることができる。
利用者の中には高齢者や弱視の利用者も存在する。このような利用者は、縮小された特定情報の内容を正確に把握すること、及び正確にアイテムをタッチすることが困難となる。そこで本発明では、タッチされた領域の特定情報を拡大してサブ画面領域に表示する。また、指定した領域が広い場合は、サブ画面領域に全て表示できない場合がある。そのようなときは、画面をスクロールするための、スクロールツールを表示する。これにより、高齢者や弱視の利用者であっても、特定情報の内容を正確に把握して、アイテムを正確に選択することができる。また、スクロールツールを操作することにより、表示されていないアイテムを表示させることができる。
利用者の中には高齢者や弱視の利用者も存在する。このような利用者は、縮小された特定情報の内容を正確に把握すること、及び正確にアイテムをタッチすることが困難となる。そこで本発明では、特定情報を拡大する拡大ボタンを備え、この拡大ボタンがタッチされると特定情報を拡大してサブ画面領域に表示する。また、全ての特定情報を拡大するため、サブ画面領域に全て表示できない。そこで、拡大された特定情報をスクロールするための、スクロールツールを表示する。これにより、高齢者や弱視の利用者であっても、特定情報の内容を正確に把握して、アイテムを正確に選択することができる。また、スクロールバーを操作することにより、表示されていないアイテムを表示させることができる。
強調表示されていないアイテムは、選択されていないことを表している。そこで、アイテムを新たに選択するには、強調表示されていないアイテムをタッチして強調表示に切り替える。これにより、選択されたか否かを明確に識別することができる。
請求項5は、前記制御手段は、前記強調表示されたアイテムがタッチされたことを検知すると、該アイテムの強調表示を解除することを特徴とする。
強調表示されたアイテムは選択されたアイテムとして認識されるので、そのアイテムを変更するには、一旦、強調表示を解除する必要がある。そこで本発明では、強調表示されたアイテムがタッチされたことを検知すると、このアイテムの強調表示を解除する。これにより、不必要なアイテムを削除することができる。
請求項6は、請求項1乃至5の何れか一項に記載された操作表示装置を用いたことを特徴とする。
また、タッチされた領域の特定情報を拡大してサブ画面領域に表示するが、指定した領域が広い場合は、サブ画面領域に全て表示できない場合がある。そのようなときは、画面をスクロールするための、スクロールツールを表示するので、高齢者や弱視の利用者であっても、特定情報の内容を正確に把握して、アイテムを正確に選択することができる。また、スクロールツールを操作することにより、表示されていないアイテムを表示させることができる。
また、特定情報を拡大する拡大ボタンを備え、この拡大ボタンがタッチされると特定情報を拡大してサブ画面領域に表示するが、全ての特定情報を拡大するため、サブ画面領域に全て表示できない。そこで、拡大された特定情報をスクロールするための、スクロールツールを表示するので、高齢者や弱視の利用者であっても、特定情報の内容を正確に把握して、アイテムを正確に選択することができる。また、スクロールツールを操作することにより、表示されていないアイテムを表示させることができる。
また、強調表示されていないアイテムは、選択されていないことを表しているので、アイテムを新たに選択するには、強調表示されていないアイテムをタッチして強調表示に切り替える。これにより、選択されたか否かを明確に識別することができる。
また、強調表示されたアイテムがタッチされたことを検知すると、このアイテムの強調表示を解除するので、不必要なアイテムを削除することができる。
図1は本発明の実施形態に係る自動券売機の外観を示す構成図である。この券売機1は、メニューを含む情報を表示する表示手段、及び表示手段により表示された情報中から特定のアイテム(料理、飲料等)を選択する入力手段を有するタッチパネルディスプレイ(以下、単にタッチパネルと呼ぶ)2と、入力手段によって選択された特定アイテムの価格に相当する金銭を投入するコイン投入口8及び紙幣挿入口5と、コイン投入と紙幣の挿入を解除するリジェクトボタン4と、つり銭がある場合に押すつり銭ボタン6と、つり銭を払出すつり銭口7と、選択された特定のアイテムについての決済された情報(アイテム情報)を印刷してチケットを取り出すチケット取出口9と、制御ボードや電源装置等を収納する収納部10と、これらを制御するための図示しない制御部と、を備えて構成されている。尚、コイン投入口8、リジェクトボタン4、紙幣挿入口5、つり銭ボタン6、及びつり銭口7を含めて金銭処理部と呼ぶ。
即ち、タッチパネル2により操作する券売機1には、少なくとも金銭の決済を行なう金銭処理部12と、決済された特定アイテムに係る情報を印刷した券を発行する券印刷部11と、制御部13と、を備えている。そして、特定情報をサブ画面領域21の最下部に表示することである。そのとき、特定情報は、サブ画面領域21内に限定して表示するため、当然、元の画面より縮小して表示する必要がある。しかし、縮小画面とはいえ、車椅子を利用する利用者や子供にとっては、全体の画像がタッチパネル2の最下部に表示されるので、指により画面を操作することが可能となる。これにより、車椅子等を利用する人や子供等でも操作が容易となり、操作性と利便性を高めることができる。
即ち、本発明の特徴は、特定情報23を表示部の最下部に表示することである。そのとき、特定情報23は、サブ画面領域21内に限定して表示するため、当然、元の画面より縮小して表示する必要がある。しかし、縮小画面とはいえ、車椅子を利用する利用者や子供にとっては、全体の画像が下に移動したのと同等の使い勝手を得ることができるので、指により画面を操作することが可能となる。これにより、車椅子等を利用する人や子供等でも操作が容易となり、操作性と利便性を高めることができる。
即ち、利用者の中には高齢者や弱視の利用者も存在する。このような利用者は、縮小された特定情報23の内容を正確に把握すること、及び正確にアイテムをタッチすることが困難となる。そこで本実施形態では、特定情報23を拡大する拡大ボタン28を備え、この拡大ボタン28がタッチされると特定情報23を拡大してサブ画面領域21に表示する。また、全ての特定情報を拡大するため、サブ画面領域21に全て表示できない。そこで、拡大された特定情報23をスクロールするための、スクロールバー26a、26bを表示する。これにより、高齢者や弱視の利用者であっても、特定情報23の内容を正確に把握して、アイテムを正確に選択することができる。また、スクロールバー26a、26bを操作することにより、サブ画面領域からはみ出して表示されていないアイテムを表示させることができる。
即ち、強調表示されていないアイテムは、選択されていないことを表している。そこで、アイテムを新たに選択するには、強調表示されていないアイテムをタッチして強調表示に切り替える。これにより、選択されたか否かを明確に識別することができる。
尚、以上の実施形態例では、本発明を自動券売機に適用したものを例として説明したが、本発明を他の自動機、例えば自動販売機や現金預け払い機などに適用しても同様の効果を奏する。
また、サブ画面領域21をはみ出した拡大画像をスクロールするツールは、スクロールバーのみならず、矢印ボタンやパソコンソフトなどで採用されている手のひらツールや画面を指で直接ドラッグするようなもので実現しても構わない。
Claims (6)
- 利用者にメニュー等の情報を提示するための表示手段及び該表示手段により表示された情報中から利用者が操作して特定のアイテムを選択するための入力手段を有するタッチパネルと、これを制御する制御手段とを少なくとも備え、前記タッチパネルの主面が前記利用者に対面するように自動機の前面パネルに成人の平均的な身長に合わせて設置された操作表示装置であって、
前記表示手段は、車いす利用者や子供であっても操作し易いように該表示手段の下部にサブ画面領域を有しており、
前記制御手段は、前記表示手段の前記サブ画面領域を除くメインの画面領域にメニュー情報を表示し、この状態で前記サブ画面領域がタッチされると、前記メニュー情報の少なくとも一部から成る特定情報を前記メインの画面領域に表示しているメニュー情報よりも縮小して前記サブ画面領域に表示して、前記特定情報中から特定アイテムを選択可能としたことを特徴とする操作表示装置。 - 前記制御手段は、前記サブ画面領域に表示された特定情報を囲むようにタッチがなされると、該囲まれた領域の特定情報を拡大して表示すると共に、表示された拡大画面が前記囲まれた領域の全てを表示不可能な場合、前記拡大画面をスクロールするためのスクロールツールを使用可能とすることを特徴とする請求項1に記載の操作表示装置。
- 前記サブ画面領域に前記特定情報を拡大する拡大ボタンを備え、前記制御手段は、前記拡大ボタンがタッチされると、前記特定情報を拡大して前記サブ画面領域に表示すると共に、表示された拡大画面をスクロールするためのスクロールツールを使用可能とすることを特徴とする請求項1に記載の操作表示装置。
- 前記制御手段は、前記特定情報中から特定のアイテムが選択されると、該選択された特定アイテムを強調表示することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の操作表示装置。
- 前記制御手段は、前記強調表示されたアイテムがタッチされたことを検知すると、該アイテムの強調表示を解除することを特徴とする請求項4に記載の操作表示装置。
- 請求項1乃至5の何れか一項に記載された操作表示装置を用いたことを特徴とする自動機。
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