JP2007178922A - カラオケ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示部36の左右にそれぞれ左スピーカ28a及び右スピーカ28bを配置し、右スピーカ28bからテスト音を出力して大人用マイク25aあるいは子供用マイク25bから入力させた場合の音圧差を予め調査することで、音圧差と、左映像を見える領域、右映像が見える領域、それらの間にある左右映像が混ざって見える領域の何れに大人用マイク25aあるいは子供用マイク25bが存在するかを自動的に判定する。そして、その判定した対応関係に基づいて、表示部36の左右画面へ表示する背景映像の内容を制御する。具体的には、子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、大人はその背景映像を見ることができるようにすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、例えば子供と大人が共に歌唱して楽しむ場合、それぞれに適した背景映像を表示させることで、よりカラオケを楽しめるようにすることを目的とする。
図1はカラオケ装置1の構成を示すブロック図であり、図2は映像出力及び音声入出力に関する構成を示すブロック図である。
カラオケ装置1は、図1に示すように、カラオケ装置1全体の動作を制御する制御部12と、カラオケ装置1をネットワーク100に接続するためのインタフェース部14と、演奏楽曲の伴奏内容および歌詞を示す楽曲データや映像データなどを記憶するハードディスク(HDD)16と、複数のキー・スイッチからなる操作部18と、リモコン端末2や携帯電話からの赤外線信号を赤外線通によって受信するための赤外線通信部20と、操作部18からの信号を処理する操作処理部22と、HDD16に記憶された楽曲データから演奏楽曲のオーディオ信号を生成し、生成されたオーディオ信号およびマイクロフォン(以下、マイクという)25a,25bを介して入力された歌唱音声信号を増幅してスピーカ28a,28bへ出力する音声制御部24と、音声制御部24によってHDD16から取得されたカラオケ楽曲データ(演奏データ)に基づくカラオケ演奏を行うMIDI音源30と、制御部12によってHDD16から取得された映像データを一時的に記憶するビデオRAM32,33と、ビデオRAM32,33に記憶された映像データに基づく映像再生及びその再生される映像の表示部36での表示を制御する映像制御部38とを備えている。
まず、映像出力に関する構成を説明する。
表示部36は、例えばデュアルビューディスプレイなどと称される、見る方向によって異なる映像を表示可能な液晶表示器を用いて構成されている。このような表示器は、例えば特開2002−99223号公報や特開2005−84299号公報などによって公知になっている。本実施形態では、右画面及び左画面にそれぞれ別の映像を表示することによって、図7に示すように、右方向から見ると右画像、左方向から見ると左画像が見えることとなる。なお、中央付近から見ると、左右の画像が混ざった画像として見えることとなる。
「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の右画面に表示させ、ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の左画面に表示させる」パターン
「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の左画面に表示させ、ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の右画面に表示させる」パターン
「ビデオRAM32に記憶された映像データを表示部36の左右両画面に表示させる」パターン
「ビデオRAM33に記憶された映像データを表示部36の左右両画面に表示させる」パターン
を任意に切替制御することができる。
図2に示すように、音声入出力に関する構成は左右対称となっている(ただし、後述するように比較器(コンパレータ)の入力端子は反対になっている。)ため、左側用の構成要素の符号については数字の後に英字aを付し、右側用の構成要素の符号については数字の後に英字bを付けて区別することとし、特に必要のない限り「左側用」「右側用」とは記載しない。
一方、音声制御部24から出力された音信号は左右のアンプ101a,101bを介してそれぞれ増幅されて左右のスピーカ28a,28bから出力される。左側用のアンプ101aからの出力信号はアッテネータ102aを介して減衰される。このアッテネータ102aからの出力(e1)は左側用の比較器103aの非反転入力端子への入力となると共に右側用の比較器104bの反転入力端子への入力となる。また、右側用のアンプ101bからの出力信号はアッテネータ102bを介して減衰される。このアッテネータ102bからの出力(e3)は右側用の比較器103bの非反転入力端子への入力となると共に左側用の比較器104aの反転入力端子への入力となる。
(1)大人用マイク25aと子供用マイク25bを固定的にカラオケ装置本体に接続する。この場合は、制御部12は確実に両者を区別できる。
[背景映像の表示制御処理の説明]
以下に、カラオケ装置1の制御部12が実行する背景映像の表示制御処理について図3、図4のフローチャート等に基づいて説明する。
図3(a)のフローチャートに示す処理が開始すると、まず曲のタイトルを表示部36へ表示する(S10)。このタイトル表示は、楽曲データ中に含まれているタイトルデータを用いて行う。
S20にて背景映像出力処理を実行した後は、カラオケ演奏を開始する(S30)。ここでいうカラオケ演奏の開始とは、図5(b)に示す楽曲データ中のMIDIデータを再生出力させる処理である。つまりS20の背景映像出力処理は、S10にてタイトル表示をした後、カラオケ演奏が開始されるまでの間に実行される。つまり、カラオケ演奏がなされていない期間に実行されることとなる。
それでは、背景映像出力処理の詳細について、図4のフローチャートを参照して説明する。
S210において右スピーカ28bのみからテスト音を出力し、左スピーカ28aからはテスト音を出力していないため、e1=0となる。つまり、デジタルデータD1は、(e3−2×e2)をAD変換したデータであり、デジタルデータD2は、(e3−2×e4)をAD変換したデータとなる。そのため、S220及びS260においては、下記の判定を行って位置を特定する。
閾値2≦(e3−2×e4)のAD変換値≦閾値1となる子供用マイク25b位置は、中央である(S240)。
(e3−2×e4)のAD変換値>閾値1となる子供用マイク25b位置は、右側である(S230)。
(e3−2×e4)のAD変換値<閾値1となる子供用マイク25b位置は、左側である(S250)。
続いて、緊急スイッチ押下監視処理の詳細について、図3(b)のフローチャートを参照して説明する。
(1)本実施形態のカラオケ装置1によれば、大人と子供が2人で一緒にカラオケ曲を歌唱する場合であって、背景映像に大人向けの映像内容が含まれている楽曲を選択した場合には、上述した背景映像出力処理(図3(a)のS20及び図4参照)を実行することにより、大人用マイク25a及び子供用マイク25bの位置を介して大人と子供の位置関係を自動的に判定する。そして、その判定した対応関係に基づいて、表示部36の左右画面へ表示する背景映像の内容を制御する。具体的には、子供には大人向けの背景映像を見せないようにしながら、大人はその背景映像を見ることができるようにすることができる。つまり、大人・子供それぞれに適した背景映像を表示させることができるため、よりカラオケを楽しむことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (3)
- 第1の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力するための第1のマイクロフォンと、
第2の歌唱者によるカラオケ歌唱の音声信号を入力するための第2のマイクロフォンと、
カラオケ楽曲の演奏音と、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンから入力されたカラオケ歌唱の音声信号とを出力するための、左右一対のスピーカと、
その左右一対のスピーカと所定の位置関係にあり、歌詞テロップ及び背景映像を表示するための表示手段と、
選択された楽曲を演奏し且つ歌詞テロップ及び背景映像を前記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、
前記表示手段は、 同一の表示画面に対する第1の視点及び第2の視点にそれぞれ対応する第1の表示方向及び第2の表示方向に、互いに異なる第1の映像及び第2の映像を同時に表示可能に構成されており、
さらに、前記左右一対のスピーカの何れか一方から出力された所定のテスト音が前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンによって入力された場合の、それらのテスト音の音量差と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を記憶しておく記憶手段を備え、
前記制御手段は、
所定のカラオケ楽曲が選択されている場合、その楽曲のタイトルを前記表示手段に表示させ、そのタイトル表示後、前記選択された楽曲の前奏が開始する前であって背景映像の表示が開始する前に、前記左右一対のスピーカの何れか一方から所定のテスト音を出力させ、そのテスト音を前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンによって入力し、
その第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンによって入力したテスト音の音量差と、前記記憶手段に記憶された対応関係とに基づいて、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係を判定し、
その判定した対応関係に基づいて、前記第1の表示方向及び第2の表示方向に表示するための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じた背景映像を前記表示手段に表示させること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1に記載のカラオケ装置において、
前記制御手段は、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置と、前記第1の表示方向及び第2の表示方向との対応関係に基づき、前記第1のマイクロフォン及び第2のマイクロフォンの存在位置が、それぞれ異なる前記表示方向に対応している場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容と、前記第2の表示方向に表示するための映像内容とを異なるものに決定し、そうでない場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容を、前記第2の表示方向に表示するための映像内容と同一のものに決定すること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1または2に記載のカラオケ装置において、
前記第1のマイクロフォンには、歌唱者が操作可能な緊急スイッチが設けられており、
前記制御手段は、
前記判定した対応関係に基づいて、前記第1の表示方向及び第2の表示方向に表示するための映像内容を決定し、その決定した映像内容に応じた背景映像を前記表示手段に表示させた後、背景映像の表示処理が終了するまで、前記緊急スイッチが操作されたか否かを常時判定し、
前記緊急スイッチが操作されたと判定した場合には、前記第1の表示方向に表示するための映像内容を、前記第2の表示方向に表示するための映像内容と同一のものに決定し、その決定した映像内容に応じた背景映像を前記表示手段に表示させること
を特徴とするカラオケ装置。
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