JP6579483B2 - カラオケシステム、動画表示方法、及び、動画表示制御プログラム - Google Patents

カラオケシステム、動画表示方法、及び、動画表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの所有する所望の動画を表示できるカラオケシステム、動画表示方法、及び、動画表示制御プログラムに関する。
カラオケ装置においては、カラオケ楽曲が再生されると、それに連動して、対応する背景映像が適宜のディスプレイに表示される。例えば特許文献1記載の従来技術では、カラオケ動作モードに応じて、表示・非表示の切り替えや、分割表示への切り替えを行う構成が開示されている。
特開平10−260691号公報
近年、例えば携帯端末等に記憶されたユーザの所望の動画をカラオケ装置に送信し、上記カラオケ楽曲の再生時に、上記背景映像に代えて、その送信した動画をディスプレイに表示させるサービスが考えられつつある。しかしながら、カラオケ装置において再生される多数のカラオケ楽曲の中には、事前の取り決めにより、カラオケ楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが予め一体不可分に連動しているもの(すなわち背景映像の表示をカラオケ楽曲の再生と分離して行うことができないもの)が含まれる場合がある。このようなカラオケ楽曲(以下適宜、「背景分離禁止曲」と称する)の場合には、せっかくユーザが上記動画をカラオケ装置に送信したとしても、そのままでは当該動画を表示させることができず、不便である。
本発明の目的は、再生するカラオケ楽曲が背景分離禁止曲であっても、ユーザが所望する動画を表示させて楽しむことができるカラオケシステム、動画表示方法、及び、動画表示制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、カラオケ楽曲を再生可能な楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する背景映像を表示可能な、1つの第1表示領域と、所望の動画を取得する動画取得手段と、前記楽曲再生手段で再生する前記カラオケ楽曲の予約操作を受け付ける予約受付手段と、前記予約受付手段により前記予約操作が受け付けられた場合に、その予約を受け付けた前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲であるかそれ以外の背景分離許容曲であるかを判定する楽曲判定手段と、前記楽曲判定手段により前記背景分離許容曲であると判定された場合には、当該背景分離許容曲に連動して前記第1表示領域に表示される設定の背景映像に代えて、前記動画取得手段により取得された前記動画を当該背景分離許容曲の再生開始後に前記第1表示領域で表示するとともに、前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定された場合には、当該背景分離禁止曲の再生開始後に、当該背景分離禁止曲に連動して前記背景映像を前記第1表示領域に表示しつつ、前記動画取得手段により取得された前記動画を、前記第1表示領域とは別に設けられる第2表示領域で表示するように、表示制御を行う表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明のカラオケシステムでは、ユーザが所有する所望の動画を、カラオケ楽曲の再生時に併せて表示させることができる。すなわち、ユーザが例えば操作端末を用いて所望の動画を送信すると、その動画が動画取得手段で取得される。そして、ユーザが(例えば予約端末を用いて)再生したいカラオケ楽曲の予約操作を行うと、その予約が予約受付手段で受け付けられる。その後、楽曲判定手段により、上記予約を受け付けたカラオケ楽曲が、特定の背景分離禁止曲(カラオケ楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが予め一体不可分に連動しているもの)であるかそれ以外の背景分離許容曲であるかが判定される。
上記背景分離許容曲である場合には、(カラオケ楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが分離可能であって当該背景映像と異なる映像を再生可能であることから)、当該背景分離許容曲の再生開始後に、もともと第1表示領域に表示されるように設定されている上記背景映像に代え、上記動画取得手段で取得済みの上記ユーザの所望の動画が第1表示領域において表示される。
一方、上記背景分離禁止曲の場合には、上記とは異なり、カラオケ楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが分離不可能であり、そのままでは、上記動画を再生することができなくなる。そこで、本願発明においては、表示制御手段の表示制御に基づき、当該背景分離禁止曲の再生開始後に、第1表示領域において上記背景映像を表示しつつ、第1表示領域とは別に設けられる第2表示領域において、上記動画取得手段で取得された上記ユーザの所望の動画が表示される。
これにより、予約するカラオケ楽曲が背景分離許容曲であっても背景分離禁止曲であっても、ユーザは、カラオケ楽曲の再生時に自らが所望する動画を併せて表示させて楽しむことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記第1表示領域は、メインディスプレイに備えられており、前記第2表示領域は、(i)前記メインディスプレイにおいて画面分割により前記第1表示領域とは異なる位置に振り分けられた表示領域;(ii)前記メインディスプレイとは別に設けられたサブディスプレイに備えられる表示領域;(iii)前記カラオケ楽曲の前記予約操作をする予約端末に備えられる表示領域;のうち少なくとも1つであることを特徴とする。
これにより、背景分離禁止曲の再生中において、メインディスプレイを画面分割することで新たに設けた表示領域か、サブディスプレイか、予約端末か、において、ユーザの所望の動画を表示させることができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定された場合に、前記動画を表示できる前記第2表示領域として、前記メインディスプレイの画面分割による表示領域、前記サブディスプレイの表示領域、前記予約端末の表示領域、のいずれを使用できるかを特定する特定手段を有することを特徴とする。
これにより、上記のようにしてユーザの所望の動画を表示させる際に、どの表示領域が使用できるかを特定することができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記特定手段の特定結果に基づく、前記第2表示領域として使用する表示領域に関するユーザの選択を受け付ける選択受付手段と、前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定されたときに、前記選択受付手段が前記ユーザの選択を受け付けていた場合は前記楽曲再生手段による当該背景分離禁止曲の再生を可能とし、前記選択受付手段が前記ユーザの選択を受け付けていない場合は前記楽曲再生手段による当該背景分離禁止曲の再生を禁止する、再生制御手段と、を有することを特徴とする。
これにより、上記のようにして第2表示領域としてユーザの所望の動画を表示させる表示領域の候補が複数あった場合に、どの表示領域を使用するかをユーザが選択することができる。そして、その選択をしない限り、背景分離禁止曲である当該カラオケ楽曲の再生を行わないようにすることができる。
上記目的を達成するために、第5発明は、カラオケ楽曲を再生可能な楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する背景映像を表示可能な、1つの第1表示領域と、を有するカラオケシステムが実行する動画表示方法であって、所望の動画を取得する動画取得手順と、前記楽曲再生手段で再生する前記カラオケ楽曲の予約操作を受け付ける予約受付手順と、前記予約受付手順により前記予約操作が受け付けられた場合に、その予約された前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲であるかそれ以外の背景分離許容曲であるかを判定する楽曲判定手順と、前記楽曲判定手順で前記背景分離許容曲であると判定された場合には、当該背景分離許容曲に連動して前記第1表示領域に表示される設定の背景映像に代えて、前記動画取得手順で取得された前記動画を当該背景分離許容曲の再生開始後に前記第1表示領域で表示するとともに、前記楽曲判定手順で前記背景分離禁止曲であると判定された場合には、当該背景分離禁止曲の再生開始後に、当該背景分離禁止曲に連動して前記背景映像を前記第1表示領域に表示しつつ、前記動画取得手順で取得された前記動画を、前記第1表示領域とは別に設けられる第2表示領域で表示するように、表示制御を行う表示制御手順と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、第6発明は、カラオケ楽曲を再生する楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して対応する背景映像を表示する1つの第1表示領域と、を備えたカラオケ装置に対し予約操作可能に接続され、表示手段と、通信手段と、制御手段と、を有する予約端末の前記制御手段に対し、前記予約操作によって予約された前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲である場合、前記背景分離禁止曲に連動して背景映像が表示される前記第1表示領域とは別に設けられる、所望の動画を表示するための第2表示領域の選択を促す画面を、前記カラオケ装置から送られる情報に従って前記表示手段に表示する選択画面表示手順と、前記選択画面表示手順での選択結果を、前記通信手段を介し前記カラオケ装置に送信する選択結果送信手順と、を実行させる。
本発明によれば、再生するカラオケ楽曲が背景分離禁止曲であっても、ユーザが所望する動画を表示させて楽しむことができる。
本発明の第1実施形態に係わるカラオケシステムの概略構成を表す図である。 カラオケ装置の制御系を表す機能ブロック図である。 背景分離許容曲の再生時の表示態様の変化を表す説明図である。 背景分離禁止曲の再生時の表示態様の変化を表す説明図である。 背景分離禁止曲の再生時の動画表示の別の例を表す説明図である。 背景分離禁止曲の再生時の動画表示の別の例を表す説明図である。 操作端末、カラオケ装置、メインディスプレイ、サブディスプレイ、及びリモコンが協働して実行する処理の流れを表すシーケンス図である。 操作端末に表示される、動画表示先の選択画面を表す説明図である。 本発明の第2実施形態における、操作端末、カラオケ装置、メインディスプレイ、サブディスプレイ、及びリモコンが協働して実行する処理の流れを表すシーケンス図である。 リモコン装置における予約画面を表す説明図である。 リモコン装置に表示される、動画表示先を選択するためのウィンドウを表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1〜図8により説明する。
<概略構成>
図1に示すように、本実施形態のカラオケシステム1は、メインディスプレイ16Aを備えたカラオケ装置10と、サブディスプレイ16Bと、リモコン装置60(予約端末に相当)と、例えばスマートフォンなどの携帯電話機やタブレット端末やPC等からなる操作端末30と、を有しており、この例では、カラオケ店舗の部屋Rに設けられている。カラオケ装置10と操作端末30とは例えば無線LANなどの無線通信を介し接続されており、カラオケ装置10とリモコン装置60とは例えば赤外線通信(但し無線LANなどの無線通信であってもよい)を介し接続されており、互いに各種の情報やデータを送受する。
<制御系>
次に、図2を用いてカラオケ装置10の制御系の主要構成について説明する。カラオケ装置10は、装置筺体11に、有線LAN回線12を接続する通信端子13と、アンプ14の音声入力端子と接続される音声出力端子15と、上記メインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16Bの映像入力端子とそれぞれ接続される映像出力端子17a,17bと、を備えている。
アンプ14は、マイクロフォン18(図1も参照)から入力される音声信号及び曲の再生信号のミキシングを行うミキシング回路(MIX回路)19を備え、音声と曲との音量バランス、エコー調整、デレィ調整、ミキシング信号の増幅、再生される曲の音程制御、高音、低音の制御などを行う。このアンプ14から出力される増幅信号は、音としてスピーカ20から発音される。
また、カラオケ装置10には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU21が設けられている。CPU21には、リモコン装置60や操作端末30から送信される各種情報・データなどを一時保存するためのRAM22と、CPU21により実行されるプログラム及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM23とが接続されている。また、CPU21には、メインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16に(さらには必要に応じてリモコン装置60に;詳細は後述)歌詞テロップや各種メッセージ映像を表示するための文字映像データが記憶されたビデオRAM24と、外部のサーバ25から送信される楽曲データ、歌詞データ、及び映像データなどの各種データを通信端子13及び有線LAN回線12を介して受信するための有線LAN制御部26と、この有線LAN制御部26により受信される楽曲データ及び動画データ等を保存するためのHDD27とが接続されている。HDD27には、背景映像を示す背景映像データも保存(記憶)されている。
さらに、CPU21には、HDD27から読み出された曲データに含まれるMIDIデータを入力するとともに、その入力されたMIDIデータにより指定される音源から音源信号を出力するMIDI音源ボード28が接続されている。また、CPU21には、上記出力された音源信号を入力してアンプ14により増幅可能な信号に変換する音声制御回路29が接続されている。なお、上記MIDI音源接続ボード28、音声制御回路29、ミキシング回路19、スピーカ20が、各請求項記載の楽曲再生手段として機能する。
また、CPU21には、サーバ25から受信した上記動画データ等を映像出力端子17を介してメインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16に(さらには必要に応じてリモコン装置60に;詳細は後述)に表示するための映像制御を行う映像制御回路31が接続されている。
さらに、CPU21には、カラオケ装置10の装置筺体11に設けられたアンテナ32(図1も参照)を介して上記操作端末30の通信制御部(図示省略)と無線通信により情報送受するための無線LAN制御部33が接続されている。この無線LAN制御部33には、送信部33aと受信部33bが備えられている。
本実施例では、アンテナ32及び無線LAN制御部33は、装置筐体11に内蔵されている。他の無線通信の形態としては、アンテナ32及び無線LAN制御部33を、無線LANのアクセスポイントとして装置筐体11の外部に設置し、カラオケ装置10側に有線LANインタフェースを設け、上記アクセスポイントとカラオケ装置10とを有線LANで接続することで、操作端末30とカラオケ装置10との無線通信を、アクセスポイントを介した無線LAN通信を行う。更に、リモコン60とカラオケ装置10との無線通信も上記アクセスポイントを介した無線LAN通信で行う場合もある。
また、CPU21には、カラオケ装置10の筺体に設けられた各種ボタン・キー34(テンキー、選曲ボタン等)を押したときに点灯するLED35へ表示信号を出力する表示回路36と、上記各種ボタン、キー34を押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路37とが接続されている。
さらに、CPU21には、カラオケ装置10の装置筺体11に設けられた受光部38を介して上記リモコン装置60の通信制御部(通信手段に相当。図示省略)と赤外通信により情報受信するための変換回路39が接続されている。なお、リモコン装置60は、カラオケシステム1における専用の機器として構成してもよいが、同等の機能構成を有するスマートフォン等の携帯端末を利用してもよい。この場合には、あらかじめ当該携帯端末にリモコン装置60と同等の機能を実現するアプリケーションプログラムをインストールしておく必要がある。
<動画表示サービス>
上記構成のカラオケシステム1において、カラオケ装置10によりカラオケ楽曲が再生されると、それに連動して対応する背景映像及び歌詞が上記メインディスプレイ16Aに表示され、ユーザは当該表示を見ながらマイクロフォン18を用いて歌唱を楽しむことができる。このとき、本実施形態では、上記携帯端末30に予め記憶されたユーザの所望の動画をカラオケ装置10に送信し、上記カラオケ楽曲の再生時に、上記背景映像に代えて、その送信した動画をメインディスプレイ16Aに表示させることができる。
しかしながら、カラオケ装置10において再生される多数のカラオケ楽曲の中には、事前の取り決めにより、カラオケ楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが予め一体不可分に連動しているもの(すなわち背景映像の表示をカラオケ楽曲の再生と分離して行うことができないもの)が含まれる場合がある。このようなカラオケ楽曲(以下適宜、「背景分離禁止曲」と称する)の場合には、せっかくユーザが上記動画をカラオケ装置10に送信したとしても、そのままでは当該動画を表示させることができず、不便である。
<本実施形態の動画表示手法>
そこで、本実施形態では、上記背景分離禁止曲が再生されている場合には、通常とは異なる表示制御手法により、背景分離禁止曲に対し一体不可分とされている背景映像の表示は維持しつつ、上記ユーザから送信された動画の表示も併せて行う。以下、その手法の詳細図3〜図6を用いて説明する。
<背景分離許容曲の場合の表示>
まず、上記背景分離禁止曲とは異なり、楽曲の再生と対応する背景映像の表示とが分離可能であって当該背景映像と異なる映像を再生可能であるカラオケ楽曲(以下適宜、「背景分離許容曲」と称する)の場合の表示態様を図3により説明する。
例えば図3(a)に、上記背景分離許容曲の再生時における上記メインディスプレイ16Aの表示例を示す。この例では、メインディスプレイ16Aに、上記背景分離許容曲に対応づけられた背景映像M1(家族連れのドライブ風景)が、「道路は続くよ どこまでも ランランラン」の歌詞L1とともに表示されている。このような表示中に、例えば上記操作端末30からユーザの所望の動画D1を転送すると、図3(b)に示すように、上記メインディスプレイ16Aにおいて、上記背景映像M1に差し代わる形で、上記動画D1が上記歌詞L1とともに表示される。
<背景分離禁止曲の場合の表示>
次に、図4(a)に、上記背景分離禁止曲の再生時における上記メインディスプレイ16Aの表示例を示す。この例では、メインディスプレイ16Aの全面領域(第1表示領域に相当)に、上記背景分離禁止曲に対応づけられた背景映像M2(男性ミュージシャンのライブでの歌唱風景)が、「忘れて 君の涙は もう見たくない」の歌詞L2とともに表示されている。このような表示中に、例えば上記操作端末30からユーザの所望の動画D1を転送すると、(上記図3の例とは異なり)背景分離禁止曲であることに対応して、図4(b)に示すように、上記メインディスプレイ16Aが2つの画面領域に分割される。そして、その分割された2領域のうちの一方(この例では左側)に振り分けられた領域(第2表示領域に相当)に上記動画D1が表示されると共に、2領域のうちの他方(この例では右側)に振り分けられた領域(第1表示領域に相当)に、引き続き上記背景映像M2が表示される。なお、この例では、上記歌詞L2は、上記動画D1及び背景映像M2の下方に別途表示されているが、動画D1や背景映像M2に重ねて表示してもよい。
<他の表示態様>
本実施形態では、上記図4(a)及び図4(b)のように、メインディスプレイ16Aを分割して背景映像M2及び動画D1を併せて表示したが、これに限られない。すなわち、ユーザの選択(後述)に応じて、図5に示すように、上記メインディスプレイ16Aの全面領域(第1表示領域に相当)に表示された背景映像M2はそのまま維持しつつ、サブディスプレイ16Bの表示領域(第2表示領域に相当)に上記動画D1を表示することもでき、さらに、図6に示すように、メインディスプレイ16Aの全面領域(第1表示領域に相当)に表示された背景映像M2はそのまま維持しつつ、上記リモコン60の適宜の表示領域(第2表示領域に相当)に上記動画D1を表示することもできる。
<処理の流れの詳細>
上記の手法を実現するために、上記操作端末30、カラオケ装置10、メインディスプレイ16A、サブディスプレイ16B、及びリモコン60が協働して実行する処理の流れを、図7のシーケンス図に示す。なお、図示のシーケンスは、操作端末30に備えられたROM・RAM・EEPROM等(図示省略)に記憶された制御プログラムが操作端末30のCPU(図示省略)で実行され、カラオケ装置10の上記ROM23に記憶された制御プログラムが上記CPU21で実行され、さらにリモコン60に備えられたROM・RAM・EEPROM等(図示省略)に記憶された制御プログラムがリモコン60のCPU(図示省略)で実行されることによって、行われる。
図7において、まずステップSB1でカラオケ装置10において(既に予約済みであった)カラオケ楽曲の再生が開始されると、これに連動してステップSC1においてメインディスプレイ16Aにおいて対応する背景映像(上記の例では背景映像M1又はM2)の表示が開始される。この再生・表示中に、ユーザが、上記操作端末30の適宜の操作により、操作端末30の上記EEPROM等に記憶した所望の動画(上記の例では動画D1)の再生を希望するリクエスト(再生要求に相当)をカラオケ装置10に送信すると(ステップSA1)、そのリクエストがカラオケ装置10(詳細には上記CPU21。以下同様)によって受け付けられる。その後、再生中のカラオケ楽曲が上記背景分離禁止曲であるか、上記背景分離許容曲であるか否かが、カラオケ装置10によって判定される(ステップSB2)。各カラオケ楽曲が上記2つのいずれに該当するかは、予め決定され、カラオケ装置10の適宜の箇所に記憶されている。
再生中のカラオケ楽曲が前述したような背景分離禁止曲であった場合は、ステップSB2の判定が満たされ、カラオケ装置10から操作端末30へ、「背景分離禁止曲の再生中である」旨の通知が出力される(ステップSB3)。その後、前述のようにして動画の表示を行うための準備処理として、上記リモコン60に対し(当該カラオケ装置10と)正しく接続されている状態であるかの問い合わせが行われ、その回答が受信される(ステップSB4)。同様に、上記サブディスプレイ16Bに対し(当該カラオケ装置10と)正しく接続されている状態であるかの問い合わせが行われ、その回答が受信される(ステップSB5)。さらに同様に、上記メインディスプレイ16Aに対し(当該カラオケ装置10と)正しく接続されている状態であるかの問い合わせが行われ、その回答が受信される(ステップSB6)。これにより、例えばリモコン60の上記表示領域やサブディスプレイ16Bの上記領域が後に送信されてくる動画の表示先として使用できるか否か、さらにはメインディスプレイ16Aにおいて上述の画面分割による表示が可能か否か、の確認(言い換えれば動画の表示先としてどこが使用できるかの特定)が行われる。これらの問い合わせ結果は集計されて、カラオケ装置10から操作端末30へと送信される(ステップSB7)。
カラオケ装置10から、メインディスプレイ16A及びサブディスプレイ16Bの接続の問い合わせと回答(ステップSB5及びステップSB6)は、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)で接続されていれば、EDID(Extended Display Identification Data)の取得や、HDMIで規定されるCECコマンドにより、各ディスプレイが操作端末30からの動画の表示先として使用できるか確認すればよい。
また、リモコン60がLAN(有線、又は無線LAN)によってカラオケ装置10と接続されているのであれば、ステップSB4は、リモコン60を識別する情報(IPアドレス、MACアドレスや製造番号など)の問い合わせと回答により、リモコン60の表示領域の種類を特定し、操作端末30からの動画の表示先として使用できるかを確認すればよい。
操作端末30は、上記送信されてきた上記問い合わせ結果に基づき、その問い合わせ結果において動画表示可能となっている(正しくカラオケ装置10と接続されている)ものを選択可能に一覧表示する(ステップSA2)。図8に、操作端末30の表示部31において表示されたユーザ選択画面31Aを示す。このユーザ選択画面31Aの例では、上記メインディスプレイ16Aへの問い合わせ(上記ステップSB6参照)、上記サブディスプレイ16Bへの問い合わせ(上記ステップSB5参照)、上記リモコン60への問い合わせ(上記ステップSB4参照)、において、それらすべてが「動画表示可能」との回答を送信してきた場合に対応している。すなわち、上記動画の表示先候補を表す、「メインディスプレイ(2分割表示)」ボタン31aと、「サブディスプレイ」ボタン31bと、「リモコン」ボタン31cと、の3つのボタンが、「現在、背景分離禁止曲の再生中です。動画をどこで表示しますか?」のメッセージ31dとともに、表示されている。
図7に戻り、ユーザが動画をどこに表示させたいかに対応して、上記ボタン31a〜cのいずれか1つを選択して操作すると、その操作選択結果が、カラオケ装置10へと送信され、カラオケ装置10により受け付けられる(ステップSA3)。
その後、ユーザが操作端末30を適宜に操作することにより、上記ROM・RAM・EEPROM等に記憶されていた所望の動画データ(動画D1)が、操作端末30からカラオケ装置10へと送信され、カラオケ装置10により取得される(ステップSA4)。
その後、上記ステップSA3で受け付けた選択結果でユーザが「メインディスプレイ(2分割表示)」ボタン31aを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、ステップSB8の判定が満たされる(SB8:Yes)。これにより、上記ステップSA4で受信した動画データに基づき、前述した2画面への分割表示用の動画データが生成され、メインディスプレイ16Aへと送信される(ステップSB9)。この結果、メインディスプレイ16Aは、この時点まで上記カラオケ楽曲の再生と共に表示していた背景分離禁止曲の背景映像(前述の例では背景映像M1。図4(a)参照)の表示に代えて、背景映像と動画とを含む2分割表示(前述の例では動画D1と背景映像M2。図4(b)参照)の表示へと切り替える(ステップSC2)。
また、上記ステップSA3で受け付けた選択結果でユーザが「サブディスプレイ」ボタン31bを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、ステップSB8の判定が満たされずにステップSB10の判定が満たされる(SB10:Yes)。これにより、上記ステップSA4で受信した動画データが、サブディスプレイ16Bへと送信される(ステップSB11)。この結果、サブディスプレイ16Bにおいて、上記動画(前述の例では動画D1。図5)参照)の表示が開始される(ステップSD1)。なおこのとき、メインディスプレイ16Aでは、上記ステップSC1で開始されている背景分離禁止曲に対応した背景映像(上記の例では背景映像M2)の表示が引き続き行われることとなる。
さらに、上記ステップSA3で受け付けた選択結果でユーザが「リモコン」ボタン31cを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、ステップSB8,SB10の判定が満たされずにステップSB12の判定が満たされる(SB12:Yes)。これにより、上記ステップSA4で受信した動画データが、リモコン60へと送信される(ステップSB13)。この結果、リモコン60において、上記動画(前述の例では動画D1。図6)参照)の表示が開始される(ステップSE1)。なおこのとき、メインディスプレイ16Aでは、上記同様、上記ステップSC1で開始されている背景分離禁止曲に対応した背景映像(上記の例では背景映像M2)の表示が引き続き行われることとなる。
一方、前述のステップSB2において、再生中のカラオケ楽曲が上記背景分離禁止曲でなく上記背景分離許容曲であった場合は、ステップSB2の判定が満たされず、(上記ステップSB3,SB4,SB5,SB6,SB7,SA3を経ることなく)、上記ステップSA4で操作端末30から送信された動画データがカラオケ装置10により取得される。そして、カラオケ装置10において、ステップSB8,SB10,S12の判定が満たされずに、上記ステップSA4で受信した動画データ(動画D1)が、そのままメインディスプレイ16Aへと送信される(ステップSB14)。この結果、メインディスプレイ16Aは、この時点まで上記カラオケ楽曲の再生と共に表示していた背景分離許容曲の背景映像(前述の例では背景映像M1。図3(a)参照)の表示に代えて、動画(前述の例では動画D1。図3(b)参照)の表示へと切り替える(ステップSC3)。
以上説明したように、この第1実施形態においては、カラオケ楽曲の再生中にユーザが所望の動画の再生リクエストを行うことで、上記再生中のカラオケ楽曲が背景分離禁止曲であるか背景分離許容曲であるかが判定される(ステップSB2)。背景分離許容曲である場合には、その時点でメインディスプレイ16Aに表示されている背景映像M1に代え、取得されたユーザの所望の動画D1が表示される。
一方、上記背景分離禁止曲の場合には、既に表示されている背景映像M2を維持しつつ、別の表示領域(メインディスプレイ16Aの分割画面の半分領域、若しくはサブディスプレイ16B、若しくはリモコン装置60)において、上記取得された動画D1が表示される。これにより、再生するカラオケ楽曲が背景分離許容曲であっても背景分離禁止曲であっても、ユーザは、自らが所望する動画D1を表示させて楽しむことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、動画を表示可能な領域として、メインディスプレイ16Aにおいて画面分割により振り分けられる領域、サブディスプレイ16Bに備えられる表示領域、リモコン60に備えられる表示領域、が用意されている。これにより、背景分離禁止曲の再生中において、メインディスプレイ16Aを画面分割することで新たに設けた表示領域か、サブディスプレイ16Bか、リモコン60か、において、ユーザの所望の動画D1を表示させることができる。
また、本実施形態では特に、動画を表示できる表示領域として、メインディスプレイ16Aの画面分割による表示領域、サブディスプレイ16bの表示領域、リモコン60の表示領域、のいずれを使用できるかが特定される(ステップSB4,SB5,SB6参照)。これにより、上記のようにしてユーザの所望の動画を表示させる際に、どの表示領域が使用できるかを特定することができる。
また、本実施形態では特に、動画を表示する領域を、ボタン操作によりユーザが選択可能である(図8、ステップSA2参照)。これにより、上記のようにしてユーザの所望の動画を表示させる表示領域の候補が複数あった場合に、どの表示領域を使用するかをユーザが選択することができる。
次に、本発明の第2実施形態を、図9〜図11により説明する。本実施形態は、上記第1実施形態にてカラオケ楽曲の再生中(すなわちカラオケ楽曲の再生開始後)にユーザの所望の動画の転送と表示先の選択とを行ったのに代え、カラオケ楽曲の予約時(すなわちカラオケ楽曲の再生開始前)に上記動画転送及び表示先選択を行う実施形態である。第1実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
本実施形態において、上記操作端末30、カラオケ装置10、メインディスプレイ16A、サブディスプレイ16B、及びリモコン60が協働して実行する処理の流れを、上記図7に対応する図9のシーケンス図に示す。なお、図示のシーケンスは、上記第1実施形態と同様、操作端末30に備えられたROM・RAM・EEPROM等(図示省略)に記憶された制御プログラムが操作端末30のCPU(図示省略)で実行され、カラオケ装置10の上記ROM23に記憶された制御プログラムが上記CPU21で実行され、さらにリモコン60に備えられたROM・RAM・EEPROM等(図示省略)に記憶された制御プログラム(動画表示制御プログラム)がリモコン60のCPU(制御手段に相当。図示省略)で実行されることによって、行われる。
図9において、まず、上記図7と同様のステップSA4において、ユーザが操作端末30を適宜に操作することにより、上記ROM・RAM・EEPROM等に記憶されていた所望の動画データ(動画D1)が、操作端末30からカラオケ装置10へと送信され、カラオケ装置10により取得される(ステップSA4)。この手順が各請求項記載の動画取得手順に相当し、この手順を実行するCPU21が動画取得手段として機能する。
その後、上記図7と同様のステップSB14で、カラオケ装置10において上記ステップSA4で受信した動画データ(動画D1)が、メインディスプレイ16Aへと送信される。この結果、メインディスプレイ16Aは、この後のカラオケ楽曲の再生と共に表示する背景映像として、上記動画(前述の例では動画D1。図3(b)参照)を表示するよう、セットされる(ステップSC1′)。
このとき、リモコン60装置において、操作者による適宜の操作によりカラオケ楽曲の検索及び選曲が行われ、予約操作がなされる(ステップSE2)。図10に、リモコン装置60の表示部61(表示手段に相当)において表示された予約画面61Aを示す。この予約画面61Aの例では、「君を感じて/桝田博」「瑠璃色の街/高坂誠」「忘れて〜君の涙は見たくない〜/山村登」「夢をふたりで/芦野牧子」の4曲が、選択可能なボタン61a,61b,61c,61dとして一覧表示され、またそれらの右下には選択後の予約操作用の「送信して予約」ボタン61eが設けられている。例えば上記ボタン61a,61b,61c,61dのいずれかを操作して1曲を選択状態にした後、ボタン61eを操作することで、当該選択曲の予約操作がなされる。
図9に戻り、このようにして行われた予約内容が、カラオケ装置10へと送信され、受け付けられる。この手順が各請求項記載の予約受付手順に相当し、この手順を実行するCPU21が予約受付手段として機能する。
その後、リモコン装置60から、前述のメインディスプレイ16A、サブディスプレイ16B等への接続確認(接続情報の取得)を依頼するための接続情報リクエストが、カラオケ装置10へと送信され、受け付けられる(ステップSE4)。
上記の後、カラオケ装置10において、上記図7と同様のステップSB2において、選曲されたカラオケ楽曲が上記背景分離禁止曲であるか、上記背景分離許容曲であるか否かが、判定される。なお、このステップSB2が各請求項記載の楽曲判定手順に相当し、この手順を実行するCPU21が楽曲判定手段として機能する。
予約されたカラオケ楽曲が前述したような背景分離禁止曲であった場合は、ステップSB2の判定が満たされ、上記図7と同様のステップSB4,SB5,SB6において、上記リモコン60、上記サブディスプレイ16B、上記メインディスプレイ16Aに対し(当該カラオケ装置10と)正しく接続されている状態であるかの問い合わせが行われ、その回答が受信される。これらステップSB4,SB5,SB6を実行するCPU21が各請求項記載の特定手段として機能する。
その後、上記図7のステップSB7と同様、上記ステップSB5,SB6,SB7の問い合わせ結果が集計されて、カラオケ装置10からリモコン装置60へと送信される(ステップSB7′)。リモコン装置60は、上記送信されてきた上記問い合わせ結果に基づき、その問い合わせ結果において動画表示可能となっている(正しくカラオケ装置10と接続されている)ものを、割り込みウィンドウW(後述の図11参照)の形で選択可能に一覧表示する(ステップSE5;選択画面表示手順に相当)。
図11に、リモコン装置60の上記表示部61の上記予約画面61Aに割り込み表示された上記ウィンドウWを示す。この例では、前述の図10の予約画面61Aで選択された「忘れて〜君の涙は見たくない〜/山村登」の曲が上記背景分離禁止曲であった場合を示しており、上記メインディスプレイ16A、上記サブディスプレイ16B、上記リモコン60への問い合わせにおいて、それらすべてが「動画表示可能」との回答している。すなわち、ウィンドウW中に、上記動画の表示先候補を表す、「メインディスプレイ(2分割表示)」ボタン61Aと、「サブディスプレイ」ボタン61Bと、「リモコン」ボタン61cと、の3つのボタンが、「この曲は、背景分離禁止曲です。動画をどこで表示しますか?」のメッセージ61Dとともに、表示されている。
図9に戻り、ユーザが動画をどこに表示させたいかに対応して、上記ボタン61A〜Cのいずれか1つを選択して操作すると、その操作選択結果が、カラオケ装置10へと送信され(選択結果送信手順に相当)、カラオケ装置10により受け付けられる(ステップSE6)。なお、この手順を実行するCPU21が各請求項記載の選択受付手段として機能する。
その後、上記ステップSE6で受け付けた選択結果でユーザが「メインディスプレイ(2分割表示)」ボタン61Aを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、上記図7と同様のステップSB8の判定が満たされる(SB8:Yes)。これにより、上記ステップSA4で受信した動画データに基づき、前述した2画面への分割表示用の動画データが生成され、メインディスプレイ16Aへと送信される(ステップSB9)。この結果、メインディスプレイ16Aは、前述のステップSC1′でセットされていた上記動画D1のみの表示設定をクリアし、それに代えて、背景映像と動画とを含む2分割表示(前述の例では動画D1と背景映像M2。図4(b)参照)を行うよう、セット替えされる(ステップSC2′)。
また、上記ステップSE6で受け付けた選択結果でユーザが「サブディスプレイ」ボタン61B又は「リモコン」ボタン61Cを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、ステップSB8の判定が満たされず、メインディスプレイ16Aに対し、背景映像セット通知(背景映像自体のデータも含む)が送信される(ステップSB14′)。この結果、メインディスプレイ16Aは、前述のステップSC1′でセットされていた上記動画D1のみの表示設定をクリアし、それに代えて、背景映像(前述の例では背景映像M2。図5、図6参照)を行うよう、セット替えされる(ステップSC3′)。
その後、ユーザが「サブディスプレイ」ボタン61Bを選択操作していた場合は、上記図7と同様のステップSB10の判定が満たされ(SB10:Yes)、上記ステップSA4で受信した動画データが、サブディスプレイ16Bへと送信される(ステップSB11)。この結果、サブディスプレイ16Bにおいて、上記動画(前述の例では動画D1。図5)参照)の表示が行われるよう、セットされる(ステップSD1′)。
さらに、上記ステップSE6で受け付けた選択結果でユーザが「リモコン」ボタン61Cを選択操作していた場合は、カラオケ装置10において、上記図7と同様、ステップSB8,SB10の判定が満たされずにステップSB12の判定が満たされる(SB12:Yes)。これにより、上記ステップSA4で受信した動画データが、リモコン60へと送信される(ステップSB13)。この結果、リモコン60において、上記動画(前述の例では動画D1。図6)参照)の表示が行われるよう、セットされる(ステップSE1′)。
なお、上記ステップSB12の判定も満たされない場合(すなわち上記ステップSE6で受け付けた選択結果でユーザが「メインディスプレイ(2分割表示)」ボタン61A、「サブディスプレイ」ボタン61B、「リモコン」ボタン61Cのいずれも選択操作していない場合は、ステップSB12の判定が満たされずステップSB7′に戻り、いずれかのボタンを操作するまで、ステップSB7′→ステップSE5→ステップSE6→ステップSB8→ステップSB10→ステップSB12→・・が繰り返される(すなわち後述するカラオケ楽曲再生が始まらない)こととなる。この結果、ステップSB12を実行するCPU21が、各請求項記載の再生制御手段として機能する。
一方、前述のステップSB2において、予約されたカラオケ楽曲が上記背景分離禁止曲でなく上記背景分離許容曲であった場合は、ステップSB2の判定が満たされず、(上記ステップSB4,SB5,SB6,SB7′,SE5,SE6等を経ることなく)、上記ステップSC1′でのメインディスプレイ16Aでの動画D1の表示のセットのままとなる。
以上のようにして、メインディスプレイ16A(及び、ユーザ選択に応じサブディスプレイ16B又はリモコン16Cのいずれか)の表示設定が終了した状態で、カラオケ装置10において、図7と同様のステップSB1において、カラオケ楽曲の再生が開始されると、これに連動してステップSM1においてメインディスプレイ16A(及び、ユーザ選択に応じサブディスプレイ16B又はリモコン16Cのいずれか)において、この時点で設定済みの映像の表示が開始される。
なお、上記ステップSB2,SB8,SB9,SB14′,SB10,SB11,SB12,SB13,SB14′が、各請求項記載の表示制御手順に相当し、これらを実行するCPU21が表示制御手段として機能する。
以上のように構成したこの第2実施形態においても、前述の第1実施形態と同様の効果を得る。すなわち、リモコン装置60においてユーザがカラオケ楽曲の予約を行ったとき、当該カラオケ楽曲が背景分離禁止曲であるか背景分離許容曲であるかが判定される(ステップSB2)。背景分離許容曲である場合には、カラオケ楽曲の再生開始時に、取得されたユーザの所望の動画D1が表示されるよう、セットが行われる(ステップSC1′)。
一方、上記背景分離禁止曲の場合には、既に表示されている背景映像M2を維持しつつ、別の表示領域(メインディスプレイ16Aの分割画面の半分領域、若しくはサブディスプレイ16B、若しくはリモコン装置60)において、上記取得された動画D1が表示されるよう、セットがなされる(ステップSC2′,SC3′,SD1′,SE1′)。これにより、上記第1実施形態と同様、再生するカラオケ楽曲が背景分離許容曲であっても背景分離禁止曲であっても、ユーザは、自らが所望する動画D1を表示させて楽しむことができる。この結果、ユーザにとっての利便性を向上することができる。
また、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様、背景分離禁止曲については、メインディスプレイ16Aを画面分割することで新たに設けた表示領域か、サブディスプレイ16Bか、リモコン60か、において、ユーザの所望の動画D1を表示させることができる。
また、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様、上記のようにしてユーザの所望の動画を表示させる際に、どの表示領域が使用できるかを特定することができる。
また、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様、ユーザの所望の動画を表示させる表示領域の候補が複数あった場合に、どの表示領域を使用するかをユーザが選択することができる。特に、その選択をしない限り、背景分離禁止曲であるカラオケ楽曲を再生できないようにすることができる(ステップSB12参照)。
なお、以上において、図7、図9等に示すシーケンスは本発明を図示の手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 カラオケシステム
16A メインディスプレイ
16B サブディスプレイ
19 ミキシング回路(楽曲再生手段)
20 スピーカ(楽曲再生手段)
21 CPU
28 MIDI音源接続ボード(楽曲再生手段)
29 音声制御回路(楽曲再生手段)
30 操作端末
60 リモコン装置(予約端末)
D1 動画
M1 背景映像
M2 背景映像

Claims (6)

  1. カラオケ楽曲を再生可能な楽曲再生手段と、
    前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する背景映像を表示可能な、1つの第1表示領域と、
    所望の動画を取得する動画取得手段と、
    前記楽曲再生手段で再生する前記カラオケ楽曲の予約操作を受け付ける予約受付手段と、
    前記予約受付手段により前記予約操作が受け付けられた場合に、その予約を受け付けた前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲であるかそれ以外の背景分離許容曲であるかを判定する楽曲判定手段と、
    前記楽曲判定手段により前記背景分離許容曲であると判定された場合には、当該背景分離許容曲に連動して前記第1表示領域に表示される設定の背景映像に代えて、前記動画取得手段により取得された前記動画を当該背景分離許容曲の再生開始後に前記第1表示領域で表示するとともに、前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定された場合には、当該背景分離禁止曲の再生開始後に、当該背景分離禁止曲に連動して前記背景映像を前記第1表示領域に表示しつつ、前記動画取得手段により取得された前記動画を、前記第1表示領域とは別に設けられる第2表示領域で表示するように、表示制御を行う表示制御手段と、
    を有する
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1記載のカラオケシステムにおいて、
    前記第1表示領域は、メインディスプレイに備えられており、
    前記第2表示領域は、
    (i)前記メインディスプレイにおいて画面分割により前記第1表示領域とは異なる位置に振り分けられた表示領域;
    (ii)前記メインディスプレイとは別に設けられたサブディスプレイに備えられる表示領域;
    (iii)前記カラオケ楽曲の前記予約操作をする予約端末に備えられる表示領域;
    のうち少なくとも1つである
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  3. 請求項2記載のカラオケシステムにおいて、
    前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定された場合に、前記動画を表示できる前記第2表示領域として、前記メインディスプレイの画面分割による表示領域、前記サブディスプレイの表示領域、前記予約端末の表示領域、のいずれを使用できるかを特定する特定手段を有する
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  4. 請求項3記載のカラオケシステムにおいて、
    前記特定手段の特定結果に基づく、前記第2表示領域として使用する表示領域に関するユーザの選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記楽曲判定手段により前記背景分離禁止曲であると判定されたときに、前記選択受付手段が前記ユーザの選択を受け付けていた場合は前記楽曲再生手段による当該背景分離禁止曲の再生を可能とし、前記選択受付手段が前記ユーザの選択を受け付けていない場合は前記楽曲再生手段による当該背景分離禁止曲の再生を禁止する、再生制御手段と、
    を有することを特徴とするカラオケシステム。
  5. カラオケ楽曲を再生可能な楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して、対応する背景映像を表示可能な、1つの第1表示領域と、を有するカラオケシステムが実行する動画表示方法であって、
    所望の動画を取得する動画取得手順と、
    前記楽曲再生手段で再生する前記カラオケ楽曲の予約操作を受け付ける予約受付手順と、
    前記予約受付手順により前記予約操作が受け付けられた場合に、その予約された前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲であるかそれ以外の背景分離許容曲であるかを判定する楽曲判定手順と、
    前記楽曲判定手順で前記背景分離許容曲であると判定された場合には、当該背景分離許容曲に連動して前記第1表示領域に表示される設定の背景映像に代えて、前記動画取得手順で取得された前記動画を当該背景分離許容曲の再生開始後に前記第1表示領域で表示するとともに、前記楽曲判定手順で前記背景分離禁止曲であると判定された場合には、当該背景分離禁止曲の再生開始後に、当該背景分離禁止曲に連動して前記背景映像を前記第1表示領域に表示しつつ、前記動画取得手順で取得された前記動画を、前記第1表示領域とは別に設けられる第2表示領域で表示するように、表示制御を行う表示制御手順と、
    を有することを特徴とする動画表示方法。
  6. カラオケ楽曲を再生する楽曲再生手段と、前記楽曲再生手段における前記カラオケ楽曲の再生と連動して対応する背景映像を表示する1つの第1表示領域と、を備えたカラオケ装置に対し予約操作可能に接続され、表示手段と、通信手段と、制御手段と、を有する予約端末の前記制御手段に対し、
    前記予約操作によって予約された前記カラオケ楽曲が特定の背景分離禁止曲である場合、前記背景分離禁止曲に連動して背景映像が表示される前記第1表示領域とは別に設けられる、所望の動画を表示するための第2表示領域の選択を促す画面を、前記カラオケ装置から送られる情報に従って前記表示手段に表示する選択画面表示手順と、
    前記選択画面表示手順での選択結果を、前記通信手段を介し前記カラオケ装置に送信する選択結果送信手順と、
    を実行させるための、動画表示制御プログラム。
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