JP2002099048A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2002099048A
JP2002099048A JP2000289067A JP2000289067A JP2002099048A JP 2002099048 A JP2002099048 A JP 2002099048A JP 2000289067 A JP2000289067 A JP 2000289067A JP 2000289067 A JP2000289067 A JP 2000289067A JP 2002099048 A JP2002099048 A JP 2002099048A
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transport unit
unit
head
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JP2000289067A
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English (en)
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Masayuki Tamai
雅之 玉井
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】露光位置搬送ユニット6の取り外し取り付け作
業をすることなく、発光量測定センサーで露光ヘッド3
2bの発光量を簡単に測定できるようにする。 【解決手段】感光材料に画像データを焼き付けるための
ライン状露光ヘッド32bと、露光ヘッド32bにより
露光される露光面に感光材料を搬入・搬出する搬送機構
を備える露光位置搬送ユニット6と、露光ヘッド32b
からの光の発光量を測定する発光量測定センサーとを備
え、露光位置搬送ユニット6を、露光ヘッド32bに対
して近接する搬送位置と露光ヘッド32bから離間する
退避位置とに移動可能とし、発光量測定センサー10
は、露光ヘッド32bが搬送位置にあるとき露光位置搬
送ユニット6と干渉しない非干渉位置に位置し、露光位
置搬送ユニット6が退避位置に位置したとき露光ヘッド
32bと対向する発光量測定位置に位置しながらライン
方向に移動できるようにした写真処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料に画像デ
ータをライン状に焼き付けるためのライン状の露光ヘッ
ドと、露光ヘッドにより露光される露光面に感光材料を
搬入・搬出する搬送機構を備える露光位置搬送ユニット
と、露光ヘッドからの光の発光量を測定する発光量測定
センサーとを備えた写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真処理装置は、写真感光材料
としての印画紙に画像焼付け処理と現像処理とを行うよ
うにしており、さらに、印画紙に画像を焼き付けるにあ
たっては、印画紙を搬送しながら露光装置で画像をライ
ン状に1ドットずつ露光する所謂デジタル露光方式によ
り画像の焼付けを行うようにしたものがある。
【0003】ライン露光を行う露光装置としては、例え
ば、印画紙の搬送方向と直交する方向に延びるPLZT
シャッター方式のライン露光ヘッドを備えたものがあ
り、このライン露光ヘッドによる露光処理は、印画紙を
1ドットずつ搬送しながら露光を行うため、専用の露光
用の搬送装置が必要となる。
【0004】この露光用の搬送装置は、一般に機体への
組み付け作業性を向上させるために、駆動モータで回転
駆動される駆動ローラーと、該駆動ローラーに弾性的に
圧接する圧接ローラーとからなる搬送ローラー対を2対
搭載したユニットになっており、この露光位置搬送ユニ
ットを機体に組み付けるようになっている。
【0005】ところで、ライン露光を行う場合、ライン
状の露光ヘッドにおける光の発光量は均一であることが
好ましい。そこで、均一化を図るために発光量測定セン
サーによりライン露光ヘッドから出力される光の発光量
を露光面(ピント面)において測定する方法が考えら
れ、この場合は、発光量測定センサーをライン状の露光
面に沿って移動させて各素子の発光量を測定することが
好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、露光面
は、印画紙の搬送面と同一面上に位置し、通常、露光ヘ
ッドと対向した露光面には露光位置搬送ユニットが位置
されていることから、発光量測定センサーで発光量を測
定するためには、露光位置搬送ユニットを取り外さなけ
ればならない。そのため、発光量を測定するたびに、露
光位置搬送ユニットの取り外し、取り付け作業を要して
作業が煩雑となる不具合がある。
【0007】また、露光位置搬送ユニット内で紙づまり
が生じた場合においても、印画紙を取り出すために露光
位置搬送ユニットを取り外さなくてはならないし、露光
位置搬送ユニット内のローラーの清掃を行う場合にも露
光位置搬送ユニットを取り外さなくてはならず、この場
合においても作業が煩雑化する不具合がある。
【0008】本発明は、上記の問題に鑑みてなしたもの
であって、露光位置搬送ユニットの取り外し取り付け作
業をすることなく、発光量測定センサーで露光ヘッドの
発光量を簡単に測定できる写真処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明では、感光材料に画像データをライン状に焼き付
けるためのライン状の露光ヘッドと、露光ヘッドにより
露光される露光面に感光材料を搬入・搬出する搬送機構
を備える露光位置搬送ユニットと、露光ヘッドからの光
の発光量を測定する発光量測定センサーとを備えた写真
処理装置において、露光位置搬送ユニットを、露光ヘッ
ドに対して近接する搬送位置と露光ヘッドから離間する
退避位置とに移動可能とするとともに、発光量測定セン
サーは、露光位置搬送ユニットが搬送位置にあるとき露
光位置搬送ユニットと干渉しない非干渉位置に位置し、
露光位置搬送ユニットが退避位置に位置したとき露光ヘ
ッドと対向する発光量測定位置に位置しながらライン方
向に移動できるようにしている構成とした。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の写真処理装置において、露光位置搬送ユニット
を所定の搬送位置に位置決めする位置決め手段を備えて
いる構成とした。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の写真処理装置において、露光位置搬送ユニッ
トを搬送位置と退避位置とに強制的に移動させる駆動手
段と、駆動手段により露光位置搬送ユニットが退避位置
から搬送位置に強制移動されるときに、露光位置搬送ユ
ニットが所定の搬送位置に到達した後も駆動手段を駆動
させるように制御する制御手段を備えている構成とし
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示す本実施の形態の写真処
理装置は、感光材料である印画紙Pに画像情報を焼き付
ける焼付処理部2を示したものであり、機体1に、2つ
のペーパーマガジン31,31、PLZTシャッター方
式による露光装置32、印字装置33、印画紙Pを搬送
するための感光材料搬送装置4とを搭載している。
【0013】感光材料搬送装置4は、主として駆動モー
タの回転駆動により回転する駆動ローラー41と、駆動
ローラー41に圧接して共回りする圧接ローラー42、
搬送ベルト43とから構成されており、印画紙Pは、こ
の感光材料搬送装置4の駆動ローラー41と圧接ローラ
ー42とで挟持されながら、または、搬送ベルト43で
挟持されながら搬送されるようになっている。
【0014】さらに、以上の感光材料搬送装置4の搬送
経路21中に、露光装置32が配設される露光部22
と、印字装置33が配設される印字部23とが設けられ
ている。
【0015】また、2つのペーパーマガジン31,31
から引き出された所定幅を有する印画紙Pを所定の長さ
にカットするカッター34を、搬送経路21におけるペ
ーパーマガジン31,31の近くに2ヵ所設けている。
【0016】写真処理装置には、カッター34でカット
された印画紙Pを、露光部22に至るまでに、所定の位
置に振り分けるための振り分け手段35を設けている。
この振り分け手段35は、カッター34出口において、
カットされた印画紙Pをつかんで露光部22の所定位置
まで搬送するチャック35aを備えている。
【0017】チャック35aは、駆動ローラー41およ
び圧接ローラー42のローラー幅方向に往復動可能と
し、かつ、搬送経路21に沿って往復動するようになっ
ている。
【0018】そして、露光部22の手前において、振り
分け手段35で印画紙Pを振り分けることにより、振り
分けられた状態で露光部22におけるライン露光および
印字部23における印字処理がなされ、そのまま、図示
していないが、現像処理部へと搬送される。
【0019】また、本発明の写真処理装置は、コンピュ
ータにより構成されるコントローラー5(制御手段)を
備えており、このコントローラー5による制御で、写真
処理装置の各機器の駆動制御を行うようにしている。
【0020】露光部22に設ける露光装置32は、光源
32aと、この光源32aと光ファイバー束(図示せ
ず)を介して接続され、印画紙Pの搬送方向と直交する
方向に設けられたPLZTシャッター方式のライン露光
ヘッド32bと、光源32aとライン露光ヘッド32b
との間の光路に配設される光質変調フィルター(図示せ
ず)とから構成されており、ライン露光ヘッド32b
は、光ファイバーとともに露光ケース32c内に組み付
けられている。
【0021】そして、コントローラー5からライン露光
ヘッド32bに画像が出力されると共に、ライン露光ヘ
ッド32bに、光源32aから光質変調フィルターを透
過した光が送られて、このライン露光ヘッド32bに対
して、印画紙Pを1ドット列ずつ移送させることによ
り、印画紙Pがライン露光される。
【0022】なお、露光装置32は、PLZTシャッタ
ー方式に限らず、ライン露光されるものであればレーザ
ービーム方式や蛍光ビーム方式、液晶シャッター方式な
どの他のデジタル露光方式であってもよく、仕様に応じ
て任意の方式を選択することができる。
【0023】露光部22では、露光部入口側に設ける露
光用第1搬送ローラー対4aと出口側に設ける露光用第
2搬送ローラー対4bとを備える露光位置搬送ユニット
6から構成される搬送装置4を露光位置に配設させてお
り、露光位置搬送ユニット6により、露光ヘッドにより
露光される露光面に感光材料を搬入・搬出するようにし
ている。
【0024】そして、露光用第1搬送ローラー対4aで
印画紙Pを搬送しながら露光し、途中で露光用第2搬送
ローラー対4bで印画紙Pを搬送しながら露光するよう
にしている。
【0025】これら露光用第1搬送ローラー対4aと露
光用第2搬送ローラー対4bも、駆動ローラー41とこ
の駆動ローラー41に圧接して共回りする圧接ローラー
42とから構成されており、駆動ローラー41はそのロ
ーラー軸の両端を搬送ユニット6の支持板61に回転可
能に支持させるとともに、圧接ローラー42も、そのロ
ーラー軸の両端を搬送ユニット6の支持板61に回転可
能に、かつ、駆動ローラー41に対して圧接または離間
するように支持されている。
【0026】そして、露光用第1搬送ローラー対4aと
露光用第2搬送ローラー対4bとは、コントローラー5
による制御で、一方のローラー対が圧接状態のときに
は、他方のローラー対は、離間された状態となるように
して、どちらか一方のローラー対で印画紙Pを搬送する
ようにしている。
【0027】具体的には、露光用第1搬送ローラー対4
aと露光用第2搬送ローラー対4bとによる印画紙Pの
搬送は、まず、入口側の露光用第1搬送ローラー対4a
で印画紙Pが挟持されながら搬送され、印画紙Pの先端
がライン露光ヘッド32bを通過すると、ライン露光ヘ
ッド32bから印画紙Pに露光が開始される。
【0028】そして、印画紙Pの先端が出口側の露光用
第2搬送ローラー対4bに到達すると、露光用第2搬送
ローラー対4bの圧接ローラー42が圧接し、その直後
に露光用第1搬送ローラー対4aの圧接ローラー42が
離間して、露光用第1搬送ローラー対4aから露光用第
2搬送ローラー対4bに印画紙Pが受け渡されて、露光
用第2搬送ローラー対4bで印画紙Pが挟持されながら
搬送され、印字部23へ向けて排出される。
【0029】印字部23は、ライン露光された印画紙P
の裏面に必要なデータを印字するための印字装置33を
備えており、露光部22でライン露光された印画紙P
が、駆動ローラー41及び圧接ローラー42によって搬
送されながら印字装置33の印字ヘッド33aによりデ
ータが印字される。
【0030】以上の写真処理装置は、感光材料搬送装置
4の駆動により、ペーパーマガジン31,31から搬送
されてくる印画紙Pが、カッター34でカットされた
後、ペーパー振り分け手段35を介して露光部22に送
られ、露光部22に送られた印画紙Pは、露光位置搬送
ユニット6の露光用第1搬送ローラー対4aと露光用第
2搬送ローラー対4bとにより、ライン露光ヘッド32
bに対して1ドット列ずつ移送されながらライン露光さ
れた後、印字装置33で各種データが印字される。
【0031】以上の構成において、本実施の形態では、
図2から図5に示すように、露光ヘッド32bが組み付
けられた露光ケース32cを機体1のフレーム11に取
り付けるとともに、このフレーム11に露光位置搬送ユ
ニット6を取り付けている。
【0032】露光位置搬送ユニット6は、図2に示す露
光ヘッド32bに対して近接する搬送位置と、図3に示
す露光ヘッド32bから離間する退避位置とに移動でき
るようにしている。
【0033】具体的には、図2から図5に示すように、
フレーム11における露光ケース32cの上方位置に、
露光ヘッド32bのライン方向と平行して延びるシャフ
ト7の両端側を軸受を介して回転可能に支持するととも
に、シャフト7の一端を正逆回転可能なDCモータ8
(駆動手段)にウォームギヤ機構81およびトルクリミ
ター82を介して接続している。
【0034】さらに、シャフト7に、露光用第1搬送ロ
ーラー対4aと露光用第2搬送ローラー対4bが組みつ
けられた露光位置搬送ユニット6の支持板61を固定す
ることにより、露光位置搬送ユニット6をシャフトを介
して機体1のフレーム11に支持させている。
【0035】そして、DCモータ8を駆動させることに
より、露光位置搬送ユニット6がシャフト7の回転に伴
って揺動され、図2に示す露光ヘッド32bに対して近
接する搬送位置から、図3に示す露光ヘッド32bから
離間する退避位置へ、また、その逆方向へ強制的に移動
させるようになっている。
【0036】また、露光位置搬送ユニット6と機体1と
の間に異物が挟まれて露光位置搬送ユニット6が動かな
くなる場合は、DCモータ8に所定の負荷以上の負荷が
かかるので、必要以上にDCモータ8に負荷がかかった
場合には、シャフト7とDCモータ8の間に配設するト
ルクリミター82を空転させるようにしている。
【0037】また、機体1のフレーム11におけるシャ
フト7の一端部支持位置近くに、図2及び図3に示すよ
うに、露光位置搬送ユニット6の搬送装置と退避位置と
を検出するための位置センサー71,71を2箇所設け
ている。この位置センサー71,71は、シャフト7に
取りけるセンサー棒72がシャフト7の回転に伴って揺
動したときに、センサー棒72を搬送位置または退避位
置で検出するようになっている。
【0038】位置センサー71,71により露光位置搬
送ユニット6の搬送位置と退避位置が検出されると検出
結果がコントローラー5に入力され、コントローラー5
からの出力で、所定の搬送位置または退避位置に到達し
たものとしてDCモータ8の駆動が停止される。
【0039】なお、露光位置搬送ユニット6を退避位置
から搬送位置に移動させる場合には、後で詳記するがD
Cモータ8をオーバーラン制御するようにしている。
【0040】さらに、コントローラー5は、DCモータ
8が所定の方向に回転駆動し始めてから一定時間以内に
位置センサー71,71により位置が検出できないとき
は異常事態が発生したものとして判断してDCモータ8
を停止する制御も行うようになっている。
【0041】さらに、露光位置搬送ユニット6とフレー
ム11との間には、露光位置搬送ユニット6を所定の搬
送位置に位置決め(ライン露光ヘッド32bに対する位
置決め)する位置決め手段9を設けている。この位置決
め手段9は、露光位置搬送ユニット6の両側の支持板6
1から駆動ローラー41など軸方向外方に延設される突
設片62に固定され、フレーム11に向かって突き出た
位置規制ピン91により構成されており、この位置規制
ピン91により焦点距離を維持するようにしている。
【0042】即ち、この位置規制ピン91の先端が機体
1のフレーム11に当接した時点で、露光位置搬送ユニ
ット6の露光用第1搬送ローラー対4aと露光用第2搬
送ローラー対4bで構成される搬送面が露光ヘッド32
bによる露光される露光面(ピント面)と一致するよう
になっている。
【0043】また、位置規制ピン91の先端をフレーム
11に当接させて露光ヘッド32bに対する露光位置搬
送ユニット6の位置決めを行うようにしているので、例
えば露光位置搬送ユニット6に対し多少の振動が入力さ
れて、露光ヘッド32bと露光位置搬送ユニット6間の
距離が変動すると、ピンボケになる可能性がある。
【0044】そのため、露光位置搬送ユニット6が退避
位置から搬送位置に戻るときには、約2秒間、DCモー
タ8をオーバーランさせて、常に露光位置搬送ユニット
が露光ヘッド32b側に押し付けられた状態を維持する
ようにしている。
【0045】具体的には、駆動手段であるDCモータ8
により露光位置搬送ユニット6が退避位置から搬送位置
に強制移動されるときに、露光位置搬送ユニット6が位
置規制ピン91によって所定の搬送位置に到達した後も
DCモータ8を一定時間(例えば約2秒間)駆動させる
ようにコントローラー5によりDCモータ8を駆動制御
するようにしている。
【0046】このオーバーラン制御により、DCモータ
8を停止したとき、常に位置規制ピン91をフレーム1
1に押し付けた状態で露光位置搬送ユニット6を停止さ
せられ、露光位置搬送ユニット6に多少の外部振動が入
力されても露光位置搬送ユニット6が揺れることなく所
定の搬送位置に確実に維持される。
【0047】さらに、写真処理装置では、機体1にライ
ン露光ヘッド32bからの光の発光量を測定する発光量
測定センサー10を搭載しており、この発光量測定セン
サー10はライン露光ヘッド32bの露光面における多
数の素子の発光量をラインに沿って順次測定していくよ
うになっている。
【0048】そして、発光量測定センサー10は、搬送
ユニット6の搬送面と一致する露光面において発光量を
測定するものであるから、発光量の測定時は、露光位置
搬送ユニット6に干渉されないようにするため、露光位
置搬送ユニット6を退避位置に位置させておくようにな
っている。
【0049】発光量測定センサー10は、露光ヘッド3
2bのラインに沿って移動させながら測定していくよう
にするため、まず、図示していないが、機体1のフレー
ム11の下部に、露光ヘッド32bのライン方向と平行
して設けられるガイドレール14を取り付けて、このガ
イドレール14に支持台13をスライド可能に取り付け
ている。
【0050】さらに、長尺なボールネジ12を機体1の
フレーム11の下部に支持させるのであるが、このボー
ルネジ12は、露光ヘッド32bのライン方向およびガ
イドレール14と平行させた状態で両端側をフレーム1
1に回転可能に支持しており、このボールネジ12に発
光量測定センサー10を支持するための支持台13を螺
着し、ボールネジ12の回転駆動に伴って支持台13が
軸方向に移動できるようになっている。
【0051】ボールネジ12は、その一端部に第1プー
リー15を取り付けて、この第1プーリー15と、図示
していないがボールネジ12駆動用のモータに設ける駆
動軸16の第2プーリー17とにエンドレスベルト18
を掛け渡して、ボールネジ12を回転駆動させるように
している。このモータもコントローラー5による制御で
駆動するようになっている。
【0052】ボールネジ12が回転すると、支持台13
がガイドレール14に案内されながら軸方向どちらか一
方に移動するようになっており、露光位置搬送ユニット
6が図2に示す搬送位置にあるときは露光位置搬送ユニ
ット6と干渉しない非干渉位置(図4および図5に示す
位置。)に発光量測定センサー10を位置させ、露光位
置搬送ユニット6が図3に示す退避位置に位置したとき
には露光ヘッド32bと対向する発光量測定位置に位置
させながらガイドレール14に沿ってライン方向に移動
するようにしている。
【0053】以上、本実施の形態によれば、発光量測定
センサー10で露光ヘッド32bの発光量を測定する場
合には、DCモータ8を駆動させてシャフト7を軸とし
て露光位置搬送ユニット6を退避位置に向けて強制的に
揺動回転させることにより、露光位置搬送ユニット6を
発光量測定センサー10と干渉させない退避位置まで退
避させることができる。
【0054】その結果、露光ヘッド32bの発光量を測
定する露光面と露光位置搬送ユニット6の搬送面とが同
一面上にあっても、露光位置搬送ユニット6を機体1か
ら取り外すことなく、印画紙Pへの露光と発光量の測定
とを行うことができるので作業性を向上できる。
【0055】また、露光位置搬送ユニット6内で紙づま
りが生じた場合でも、露光位置搬送ユニット6を退避位
置に揺動させて、紙づまりした印画紙を取り出すことが
できるので、紙づまりした紙を取り出したり、ローラー
の清掃などのメンテナンス作業も容易になる。
【0056】また、露光位置搬送ユニット6を所定の搬
送位置に位置決めする位置規制ピン91を設けているの
で、搬送ユニット6を退避位置から搬送位置に移動させ
るときでも、ピント面が一致した所定の搬送位置に簡単
に位置づけさせることができる。
【0057】さらには、露光位置搬送ユニット6を退避
位置から搬送位置に移動させた場合でも、位置決め手段
9の位置規制ピン91を設け、かつ、DCモータ8によ
り露光位置搬送ユニット6を搬送位置と退避位置とに強
制的に移動させるようにし、DCモータ8により露光位
置搬送ユニット6が退避位置から搬送位置に強制移動さ
れるときに、露光位置搬送ユニット6が所定の搬送位置
に到達した後もDCモータ8を一定時間駆動させるよう
にコントローラー5により制御するようにしたから、こ
のオーバーラン制御により露光位置搬送ユニット6に多
少の外部振動が入力されても露光位置搬送ユニット6が
揺れることなく露光位置搬送ユニット6を所定の位置に
確実に維持することができる。
【0058】その結果、露光面(ピント面)に対する露
光位置搬送ユニット6の搬送面のずれが生じることもな
くなり、ズレ量をピント、色ズレの規定範囲内に収める
ことができ、位置の再現性、ピントの安定性の向上が図
れる。
【0059】さらに、プリントアウトされたプリントを
直接スキャニングして補正する必要が無くなり、補正機
能のオート化も可能となる。
【0060】また、フラットベットスキャナーなどのス
キャニング装置が不要となり、コスト、スペース的にも
有利になる。
【0061】なお、本実施の形態では、露光位置搬送ユ
ニット6をフレーム11に片もち支持させて揺動させる
ことにより、露光位置搬送ユニット6を搬送位置と退避
位置とに移動できるようにしたが、露光位置搬送ユニッ
ト6を露光ヘッド32bに対して平行状態のまま搬送位
置と退避位置とに移動する構成としてもよい。
【0062】また、搬送ユニット6は、DCモータ8で
強制的に移動させられようにしたが、手動で移動させる
ようにしても差し支えない。
【0063】
【発明の効果】本発明における請求項1に記載の発明
は、感光材料に画像データをライン状に焼き付けるため
のライン状の露光ヘッドと、露光ヘッドによりライン露
光を行いながら、搬送ローラー対で感光材料を送る露光
位置搬送ユニットと、露光ヘッドからの光の発光量を測
定する発光量測定センサーとを備えた写真処理装置にお
いて、露光位置搬送ユニットを、露光ヘッドに対して近
接する搬送位置と露光ヘッドから離間する退避位置とに
移動可能とするとともに、発光量測定センサーは、露光
位置搬送ユニットが搬送位置にあるとき露光位置搬送ユ
ニットと干渉しない非干渉位置に位置し、露光位置搬送
ユニットが退避位置に位置したとき露光ヘッドと対向す
る発光量測定位置に位置しながらライン方向に移動でき
るようにしている構成としたから、露光ヘッドの発光量
を測定する露光面と露光位置搬送ユニットの搬送面とが
同一面上にあっても、露光位置搬送ユニットを取り外す
ことなく、感光材料への露光と発光量の測定とを行うこ
とができるので作業性を向上できる。
【0064】また、露光位置搬送ユニット内で紙づまり
が生じた場合でも、露光位置搬送ユニットを退避位置に
移動させるだけで、紙づまりした印画紙を取り出すこと
ができるので、紙づまりした紙を取り出したり、ローラ
ーの清掃などのメンテナンス作業も容易になる。
【0065】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の写真処理装置において、露光位置搬送ユニット
を所定の搬送位置に位置決めする位置決め手段を備えて
いる構成としたから、搬送ユニットを退避位置から搬送
位置に移動させるときでも、ピント面が一致した所定の
搬送位置に簡単に位置づけさせることができる。
【0066】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の写真処理装置において、露光位置搬送ユニッ
トを搬送位置と退避位置とに強制的に移動させる駆動手
段と、駆動手段により露光位置搬送ユニットが退避位置
から搬送位置に強制移動されるときに、露光位置搬送ユ
ニットが所定の搬送位置に到達した後も駆動手段を駆動
させるように制御する制御手段を備えている構成とした
から、このオーバーラン制御により露光位置搬送ユニッ
トに多少の外部振動が入力されても露光位置搬送ユニッ
トが揺れることなく露光位置搬送ユニットを所定の位置
に確実に維持することができる。
【0067】その結果、露光面(ピント面)に対する露
光位置搬送ユニットの搬送面のずれが生じることもなく
なり、ズレ量をピント、色ズレの規定範囲内に収めるこ
とができ、位置の再現性、ピントの安定性の向上が図れ
る。
【0068】さらに、プリントアウトされたプリントを
直接スキャニングして補正する必要が無くなり、補正機
能のオート化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる写真処理装置の断面図である。
【図2】本発明にかかる写真処理装置の露光位置搬送ユ
ニットが搬送位置にある状態を示す要部側面図。
【図3】本発明にかかる写真処理装置の露光位置搬送ユ
ニットが退避位置にある状態を示す要部側面図。
【図4】図3におけるA方向から見た側面図であって、
露光位置搬送ユニットは仮想線で示している。
【図5】図2の上面図である。
【符号の説明】
P 印画紙 32b 露光ヘッド 4a,4b 搬送ローラー対 5 コントローラー(制御手段) 6 露光位置搬送ユニット 8 DCモータ(駆動手段) 9 位置決め手段 10 発光量測定センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料に画像データをライン状に焼き付
    けるためのライン状の露光ヘッドと、露光ヘッドにより
    露光される露光面に感光材料を搬入・搬出する搬送機構
    を備える露光位置搬送ユニットと、露光ヘッドからの光
    の発光量を測定する発光量測定センサーとを備えた写真
    処理装置において、露光位置搬送ユニットを、露光ヘッ
    ドに対して近接する搬送位置と露光ヘッドから離間する
    退避位置とに移動可能とするとともに、発光量測定セン
    サーは、露光位置搬送ユニットが搬送位置にあるとき露
    光位置搬送ユニットと干渉しない非干渉位置に位置し、
    露光位置搬送ユニットが退避位置に位置したとき露光ヘ
    ッドと対向する発光量測定位置に位置しながらライン方
    向に移動できるようにしていることを特徴とする写真処
    理装置。
  2. 【請求項2】露光位置搬送ユニットを所定の搬送位置に
    位置決めする位置決め手段を備えている請求項1に記載
    の写真処理装置。
  3. 【請求項3】露光位置搬送ユニットを搬送位置と退避位
    置とに強制的に移動させる駆動手段と、駆動手段により
    露光位置搬送ユニットが退避位置から搬送位置に強制移
    動されるときに、露光位置搬送ユニットが所定の搬送位
    置に到達した後も駆動手段を駆動させるように制御する
    制御手段を備えている請求項2に記載の写真処理装置。
JP2000289067A 2000-09-22 2000-09-22 写真処理装置 Withdrawn JP2002099048A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007025213A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Noritsu Koki Co Ltd 感光材料処理装置

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JP2007025213A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Noritsu Koki Co Ltd 感光材料処理装置

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