JP2002096898A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

飲料ディスペンサ

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覚 小林
Shigeaki Tamaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動装置の操作用レバーとの切離しが容易
で、該レバーの手動および自動操作を簡単に切換えるこ
とができる。 【解決手段】 サーバー本体12の前面に配設されたビ
ール注出コック14は、コック本体18から上方に延出
して前後方向への傾倒操作によりビールと泡の注出を切
換える操作用レバー20を備える。操作用レバー20を
自動操作可能な駆動装置26は、サーバー本体12に対
して上下方向に移動可能に配設された筐体32と、筐体
32に内蔵されて水平に進退移動可能なスライダ34
と、スライダ34を進退移動させる駆動機構36とから
構成される。駆動装置26は、筐体32を上下方向に移
動することで、スライダ34の係合孔61に操作用レバ
ー20が挿通される操作位置と、係合孔61から操作用
レバー20が離脱する非操作位置とに位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飲料ディスペン
サに関し、更に詳細には、ディスペンサの本体に配設し
た注出コックの操作用レバーを、手動または自動で操作
して飲料を注出し得る飲料ディスペンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】発泡飲料をレバー操作で注出する装置、
例えばビールサーバーでは、本体に配設されたビール注
出コックは操作用レバーを備え、手動により該レバーを
一方向へ倒してビールをジョッキに所定量注出した後、
該レバーを反対方向へ倒してビールの細かい泡を前記ジ
ョッキ中のビールに後注ぎする機能を備えたものがあ
る。しかし、手動によるレバー操作でビールおよび泡を
注出する場合、操作者の違いによる注出量の不揃いを生
ずる難点がある。そこで、前記操作用レバーを駆動機構
により自動的に操作する提案として、特開平9−132
296号公報に開示される注出自動化装置が存在する。
この装置では、本体に配設した駆動装置と注出コックの
操作用レバーとをリンク機構を介して連結し、駆動装置
の運転により操作用レバーを前後動させることでビール
や泡の注出を行なうよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した注出自動化装
置では、駆動装置と操作用レバーとがリンク機構により
連結されているため、両者を容易に切離すことはできな
い。そのため、ビールの注出中に駆動装置がロックして
しまうと、操作用レバーを元の状態に戻すことができ
ず、ビールや泡が無駄に注出されるおそれがある。また
駆動装置の故障時等には、手動で操作用レバーを操作す
るのは困難であり、修理が済むまでビールサーバー自体
が使用できなくなる問題も指摘される。更に、前記駆動
装置は本体に配設固定されているため、本体に固定され
たままの状態で該駆動装置を修理しなければならず、煩
雑で手間が掛かる作業となる難点がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来の技術に係る飲料ディス
ペンサに内在している前記欠点を好適に解決するべく提
案されたものであって、駆動装置の操作用レバーとの切
離しが容易で、該レバーの手動および自動操作を簡単に
切換えることができ、また駆動装置を本体から簡単に取
外して外部でメンテナンスを行ない得る飲料ディスペン
サを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る飲料ディスペンサ
は、本体に配設された注出コックの操作用レバーを、駆
動装置で操作して飲料を容器に注出し得る飲料ディスペ
ンサにおいて、前記駆動装置は、前記操作用レバーに対
して係脱可能な係合部を該レバーの操作方向に移動する
駆動手段を備え、前記駆動装置は、前記本体に対して前
記係合部が操作用レバーに係合する操作位置に位置決め
されると共に、該駆動装置は、前記係合部が操作用レバ
ーから離間するよう移動して、該レバーの手動操作を許
容し得るよう構成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る飲料ディスペ
ンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。この実施例では、飲料ディスペン
サとしてビールサーバーを例示して説明するが、これに
限定されるものでなく、ジュースやその他の飲料等を注
出するディスペンサでもよいことは勿論である。
【0007】図1は、好適な実施例に係るビールサーバ
ーの要部を示すものであって、該サーバー10の本体1
2における前面に、ビール注出コック(注出コック)14
が配設され、該コック14には、サーバー本体12から
水平に延出するビール供給管16が接続されている。ビ
ール注出コック14は、ビールや泡の流路を開閉する各
種弁機構(図示せず)を内蔵したコック本体18と、該コ
ック本体18から上方に延出して前後方向への傾倒操作
によりビールと泡の注出を切換える操作用レバー20と
から基本的に構成される。またコック本体18は、斜め
下方へ平行に延出するビール注出ノズル22および泡注
出ノズル24を備え、図1では、コック本体18から斜
め下方へ延出する右側のノズルがビール注出ノズル22
であり、左側のノズルが泡注出ノズル24である。
【0008】前記操作用レバー20は、実施例において
は前方へ傾倒操作することで、前記弁機構を作動(開放)
してビール注出ノズル22からビールを注出し、後方へ
傾倒操作することで弁機構を作動(開放)して泡注出ノズ
ル24から泡を注出するよう設定される。また操作用レ
バー20は、コック本体18に内蔵された弁機構のバネ
によって、非操作時には常にビール注出位置と泡注出位
置との間の中立位置(略垂直な姿勢の定位置)に位置決め
されて、前記弁機構を閉成状態に保持し得るよう設定さ
れる。そして、この操作用レバー20を、サーバー本体
12の前面に配設された駆動装置26により自動操作し
得るよう構成されている。
【0009】前記サーバー本体12の前面には、図5に
示す如く、ジョッキ(容器)28を載置する容器受台装置
30が、前記ビール注出コック14の下方位置に配設さ
れ、該容器受台装置30に載置されたジョッキ28にビ
ールおよび泡が注出されるようになっている。容器受台
装置30は、サーバー本体12に配設されたカバー体2
9の前面側に傾動可能に枢支された載置部材31を備
え、該載置部材31は、ビールおよび泡の注出に際して
はカバー体29に内蔵された傾動機構(図示せず)によ
り、その下端が前側上方に向けて所定角度で傾くまで傾
動されるよう構成される。なお載置部材31には、上下
に離間して上部受台31aと下部受台31bとが配設さ
れ、各受台31a,31bにサイズの異なるジョッキを
選択して載置し得るようになっている。
【0010】(駆動装置について)前記操作用レバー20
を自動操作する駆動装置26は、サーバー本体12に対
して上下方向に移動可能に配設された筐体32と、該筐
体32に収容されて水平に進退移動可能なスライダ34
と、該スライダ34を前記操作用レバー20の操作方向
に進退移動させる駆動機構(駆動手段)36とから基本的
に構成される。そして、該駆動装置26は、筐体単位で
取扱い得るよう構成されている。
【0011】(筐体について)前記筐体32の内部には、
図2に示す如く、平断面コ字状に形成された一対の内側
板38,38が、幅方向に離間して対向的に配設され、
各内側板38の前記サーバー本体12の前面を指向する
後折曲部38aに、上下方向に所定長さを有する摺動体
40が夫々配設されている。またサーバー本体12の前
面に、上下方向に延在する一対の案内部42,42が幅
方向に離間して配設され、各案内部42に、対応する摺
動体40が夫々上下方向に摺動可能に配設される。各案
内部42は上方に開放し、摺動体40の上方への抜き外
しおよび挿入配設が可能に構成されている(図5(c)参
照)。なお、摺動体40および案内部42の摺動部分
に、例えばフルオロカーボン樹脂のコーティングを施し
たり、あるいは両部材をポリエチレン等の滑り易い材質
の材料で形成することで、駆動装置26のサーバー本体
12に対する上下動を円滑に行なわせるようにすること
が推奨される。
【0012】前記筐体32の底部後方には、一対の摺動
体40,40の間にホルダ44が配設され、該ホルダ4
4に第1被位置決め手段および第2被位置決め手段を兼
用するラッチ46が水平方向に進退移動可能に配設され
ると共に、該ラッチ46は、ホルダ44に内蔵した圧縮
バネ48によってその先端部を常には筐体32の後方に
延出するよう設定されている。またラッチ46には、ホ
ルダ44から下方に延出して作業者の手指により操作可
能な摘み46aが設けられており、該摘み46aを介し
てラッチ46を圧縮バネ48の弾力に抗して先端部が筐
体後端より前側に臨む位置まで移動させ得るよう構成し
てある。
【0013】前記サーバー本体12の前部における一対
の案内部42,42の間には、図1に示す如く、前記ラ
ッチ46の先端部が挿入係合可能な第1位置決め手段と
しての第1孔50および第2位置決め手段としての第2
孔52が上下に離間して形成されている。そして、ラッ
チ46の先端部を下方の第1孔50に挿入係合すること
で、前記駆動装置26(筐体32)を操作位置(図1参照)
に位置決めすると共に、ラッチ46の先端部を上方の第
2孔52に挿入係合することで、駆動装置26(筐体3
2)を非操作位置(図4参照)に位置決めするよう設定さ
れる。また筐体32の底板54には、前記中立位置に臨
む操作用レバー20の挿通(後述するスライダ34にお
ける係合孔61の操作用レバー20に対する係合)およ
び傾倒を許容する寸法の通孔54aが形成されている。
なお、該通孔54aの外周囲には、前記駆動装置26を
非操作位置に位置決めした状態で、図4に示す如く、前
記操作用レバー20に接触しない長さで垂下するゴムや
軟質の合成樹脂等を材質とする筒状のカバー55が設け
られている。このカバー55は、下方に向かうにつれて
縮径するよう設定され、駆動装置26を操作位置と非操
作位置との間を移動させる際や、非操作位置に位置決め
した状態で、前記通孔54aに手指が簡単に入るのを防
止するべく機能する。またカバー55は必要最小限の大
きさに設定され、外観や駆動装置26の機能を損なうこ
とのないよう構成してある。
【0014】前記筐体32の前部には、注出ボタンや注
出量設定スイッチ等を備えた操作部としての操作盤56
が配設されており、該操作盤56は、筐体32の内部に
配設された制御基板58に接続されている。そして、こ
の制御基板58により、前記駆動装置26や容器受台装
置30が作動制御されるようになっている。
【0015】(スライダについて)前記筐体32の底板5
4上面には、図2に示すように、前記一対の内側板3
8,38の間に臨む位置に、幅方向に離間して一対のガ
イドレール60,60が対向的に配設されており、該ガ
イドレール60,60は、前後方向に所定長さで延在し
ている。両ガイドレール60,60に、平板状のスライ
ダ34が前後方向に水平移動可能に配設される。このス
ライダ34には、前記操作用レバー20の挿通を許容す
る係合部としての係合孔61が形成され、駆動装置26
を前記操作位置に位置決めしたときには、図1に示すよ
うに係合孔61に操作用レバー20が挿通されて、該ス
ライダ34の前後動によって係合孔61が操作用レバー
20に係合して該レバー20を前後方向に傾倒し得るよ
うになっている。また、駆動装置26を前記非操作位置
に位置決めしたときには、図4に示すように係合孔61
が操作用レバー20から上方に離脱し、該操作用レバー
20を手動により前後方向に傾倒操作し得るよう構成さ
れる。
【0016】なお、前記係合孔61の内径は、図1およ
び図2に示す如く、前記操作用レバー20の該係合孔6
1に対する挿通部位の外径よりも大きく設定され、前記
中立位置に正確に位置している操作用レバー20に対し
て駆動装置26も正確な操作位置に位置決めされている
状態では、図に示すように操作用レバー20の外周面と
係合孔61の内周面との間には、少なくとも操作用レバ
ー20の傾倒方向(前後)に所要の隙間が形成されるよう
になっている。すなわち、前記サーバー本体12に対す
るビール注出コック14および駆動装置26の配設位置
に所要の誤差があっても、操作用レバー20に対してス
ライダ34の係合孔61を支障なく挿脱し得るよう構成
される。
【0017】(駆動機構について)前記駆動機構36は、
モータとギヤ列およびラック&ピニオンから基本的に構
成される。すなわち、前記左側の内側板38に回転軸6
2が回転可能に枢支され、該回転軸62における右側の
内側板38を指向する一方の軸端に配設したピニオン6
4が、前記スライダ34の上面に配設されて前後方向に
所定長さで延在するラック66に噛合している。左側の
内側板38の外側にギヤボックス68が配設され、ギヤ
ボックス内に臨む前記回転軸62の他方の軸端に従動ギ
ヤ70が配設される。また左側の内側板38にモータ7
1が配設され、該モータ71のギャボックス内に臨む出
力軸71aに駆動ギヤ72が配設され、該駆動ギヤ72
と前記従動ギヤ70とが複数の中間ギヤ73を介して噛
合するよう構成される。従って、モータ71およびギヤ
列72,73,73,70を介してピニオン64を正逆方
向に回転することで、該ピニオン64に噛合するラック
66が配設されているスライダ34は、一対のガイドレ
ール60,60に沿って前後方向に水平移動され、前記
操作用レバー20を中立位置から前方に傾倒する前動位
置(図3(a)参照)と、該操作用レバー20を中立位置か
ら後方に傾倒する後動位置(図3(b)参照)とに位置決め
し得るよう構成される。
【0018】なお、駆動機構36の作動前の状態では、
前記スライダ34は、中立位置に臨む前記操作用レバー
20が係合孔61に挿通可能な待機位置(作動前の初期
状態)に位置決めされるようになっている。またスライ
ダ34の前動位置および後動位置は、前記操作用レバー
20と係合孔61との間に形成される隙間を考慮して、
前記弁機構を全開状態としてビールおよび泡の効率的な
注出を行ない得るよう設定してある。
【0019】前記左側の内側板38には、スライダ34
の上方に臨む位置に、前後方向に離間して前検出スイッ
チ74と後検出スイッチ76とが配設され、各スイッチ
74,76が、スライダ34に配設された作動部材77
により作動されることで、前記モータ71の運転制御が
行なわれるよう設定される。すなわち、スライダ34が
待機位置から前動位置に移動することで作動部材77が
前検出スイッチ74をON作動したときには、モータ7
1が停止して所定の注出時間の経過後に逆転され、また
スライダ34が前動位置から後動位置に移動することで
作動部材77が後検出スイッチ76をON作動したとき
には、モータ71が停止して所定の注出時間の経過後に
逆転されるよう制御される。なお、スライダ34が前動
位置および後動位置に到来した際のモータ71の停止時
間は、ビールおよび泡の注出量に応じて設定されるもの
であって、前記操作盤56によって予め設定される。ま
た実施例のビールサーバー10の場合は、スライダ34
が待機位置から前動位置に移動し、次に後動位置まで移
動した後に待機位置に戻る動作が1サイクルとされて、
前記ジョッキ28にビールおよび泡を注出するよう構成
されている。
【0020】
【実施例の作用】次に、実施例に係るビールサーバーの
作用につき以下説明する。図1および図5(a)は、前記
駆動装置26によりビール注出コック14の操作用レバ
ー20を自動操作可能な状態で示すものである。このと
き、操作用レバー20は操作前の中立位置にあって、待
機位置に位置決めされている前記スライダ34の係合孔
61に挿通された状態となっている。また、前記前後の
検出スイッチ74,76は、何れも作動部材77からは
離間してON作動されていない。
【0021】前記載置部材31の上下何れかの受台31
a,31bに、対応するサイズのジョッキ28を載置し
た後、前記筐体32の前部に配設した操作盤56の注出
ボタンを押すと、前記制御基板58により制御された前
記容器受台装置30の傾動機構が作動することで、載置
部材31が傾動する。これにより、載置部材31に載置
されているジョッキ28が傾斜姿勢となる。次いで、制
御基板58の制御により前記モータ71が所定方向に回
転し、ギヤ列72,73,73,70、ピニオン64およ
びラック66を介してスライダ34がガイドレール6
0,60に沿って前進移動する。スライダ34の前進移
動に伴って、図3(a)に示す如く、前記操作用レバー2
0に係合孔61の内周面が係合当接して、該レバー20
は前方に傾倒される。スライダ34が、操作用レバー2
0をビール注出位置まで傾倒する前動位置に到来する
と、前記作動部材77により前検出スイッチ74がON
作動され、モータ71は停止制御されることでスライダ
34は該前動位置に位置決めされる。これにより前記ビ
ール供給管16からのビールは、前記ビール注出ノズル
22からジョッキ28へ注出される。このとき、ジョッ
キ28は傾斜姿勢となっているから、ビールがジョッキ
28の内側面に勢いよく衝突することはなく、必要以上
の泡が発生するのは防止される。
【0022】予め設定されたビールの注出時間が経過す
ると、前記モータ71は逆転され、スライダ34は前動
位置から後動位置に向けて後退移動する。スライダ34
の後退移動に伴って、図3(b)に示す如く、前記操作用
レバー20に係合孔61の内周面が係合当接して、該レ
バー20は後方に傾倒される。スライダ34が操作用レ
バー20を泡注出位置まで傾倒する後動位置に到来する
と、前記作動部材77により後検出スイッチ76がON
作動され、モータ71は停止制御されることでスライダ
34は後動位置に位置決めされる。これにより前記ビー
ル供給管16からのビールが、前記弁機構によって細か
い泡となった状態で、前記泡注出ノズル24から前記ジ
ョッキ28に貯留したビールに後注ぎされる。
【0023】次に、予め設定された泡の注出時間が経過
すると、前記モータ71は再び逆転され、スライダ34
は後動位置から待機位置に向けて前進移動することで、
操作用レバー20が中立位置に戻ると共にスライダ34
は待機位置に停止位置決めされる。この場合に、操作用
レバー20と駆動装置26との相対位置が、正規の位置
に対してずれていても、前述したように係合孔61の内
径は操作用レバー20の外径より大きく設定されている
から、操作用レバー20が係合孔61の内周面に当接し
て中立位置に戻らなくなるのは防止される。従って、前
記弁機構が開放したまま保持されることはなく、各ノズ
ル22,24からビールや泡が漏れることはない。ま
た、前記筐体32における通孔54aの外周囲に設けら
れるカバー55が、下方に向かうにつれて縮径する形状
に形成されているから、前述したビールや泡の注出に際
し、前記ジョッキ28から跳ね返ったビールや泡の飛沫
が筐体内部に入るのを防ぐことができ、駆動機構36の
作動不良等を招くのを防止し得る。なお、ジョッキ28
に所定量のビールおよび泡が注出されると、前記傾動機
構が逆転作動することで、前記載置部材31が元の姿勢
に戻り、1回の注出動作が完了する。
【0024】ここで、ビールあるいは泡の注出中に前記
駆動機構36が何らかの原因によりロックした場合は、
前記ラッチ46の摘み46aを操作してラッチ46を前
記第1孔50から離脱するよう後退移動させた状態で、
駆動装置26の全体を一対の案内部42,42に沿って
上方に移動する。ラッチ46の先端部が前記第2孔52
と対応する位置まで駆動装置26が移動すると、該ラッ
チ46は圧縮バネ48の弾力によって筐体後端から突出
して第2孔52に挿入係合し、図4および図5(b)に示
す如く駆動装置26は非操作位置に位置決めされる。す
なわち、スライダ34の係合孔61から操作用レバー2
0が離脱し、両者61,20の係合状態が解除されるこ
とで、操作用レバー20は弁機構により中立位置に戻さ
れ、ビールあるいは泡が無駄に注出されるのを防止し得
る。なお、筐体32における通孔54aの外周囲にカバ
ー55が設けられているから、駆動装置26を操作位置
から非操作位置に移動する際に、誤って手指が通孔54
aから内部に入るのを防止することができる。
【0025】また、駆動装置26を非操作位置に位置決
めした状態で、操作用レバー20の全体が筐体32から
完全に離間するので、該レバー20を作業者が手動で傾
倒操作してビールおよび泡の注出を行なうことができ
る。更に、前記ラッチ46を第2孔52から離脱させた
状態で、駆動装置26の全体を更に上方に移動すること
で、図5(c)に示すように、該駆動装置26をサーバー
本体12から完全に取外すことができ、該本体12とは
別場所で修理や点検等のメンテナンスを容易に行なうこ
とができる。なお、実施例のように駆動装置26をビー
ル注出コック14の操作用レバー20から簡単に切離し
得る構造では、ビール注出コック14を洗浄するために
サーバー本体12から取外す作業が容易になり、常に衛
生的に保ち得る利点がある。
【0026】ここで、駆動装置26によりビールおよび
泡を自動注出するビールサーバー10では、前述したよ
うにビールおよび泡の注出量(注出時間)を予め設定し、
その設定量だけジョッキ28に注出するよう構成してい
る。従って、従来のように駆動装置と操作用レバーとが
簡単には切離せない構造では、異なる量のビールや泡を
1回だけ注出する場合であっても注出量の設定変更を行
なう作業が必要となる。しかるに実施例のビールサーバ
ー10では、異なる量のビールや泡を1回だけ注出する
場合は、駆動装置26を非操作位置に移動して操作用レ
バー20を手動操作が可能な状態とすればよく、注出量
の設定変更等の煩雑な作業を行なうことなく簡単に対応
し得る。
【0027】
【別実施例】図6は、第1の別実施例に係るビールサー
バーの要部を示すものであって、前記筐体32の後側上
部には、上下に離間して上規制部78と下規制部79と
が形成されている。またサーバー本体12の上部に、両
規制部78,79に係合可能なストッパ80がネジ81
を介して着脱可能に配設される。上規制部78は、図6
(a)に示す如く、ストッパ80に上方から係合すること
で、前記ラッチ46が第1孔50に挿入係合する位置か
ら下方に駆動装置26が下降するのを規制するべく機能
し、下規制部79は、図6(b)に示す如く、ストッパ8
0に下方から係合することで、駆動装置26が不用意に
サーバー本体12から外れるのを防止するべく機能す
る。従って、駆動装置26をサーバー本体12から取外
す場合は、前記ストッパ80を該本体12から取外した
後に、駆動装置26を上方に移動することとなる。な
お、下規制部79がストッパ80に係合当接した状態
で、前記ラッチ46が第2孔52に挿入係合し得るよう
位置設定されている。
【0028】図7および図8は、第2の別実施例に係る
ビールサーバーの要部を示すものであって、その基本的
な構成は前述した実施例と同じであるので、異なる部分
についてのみ説明する。なお、前述した同一部材には同
じ符号を付して示す。
【0029】すなわち、前記一対のガイドレール60,
60に水平移動可能に配設されるスライダ34は、前記
駆動機構36のピニオン64に噛合(連繋)するラック6
6が配設された駆動スライダ部82と、前記操作用レバ
ー20が挿通される係合孔61が形成された従動スライ
ダ部83と、両スライダ部82,83を一体移動可能に
連結する緩衝手段としての圧縮バネ84とから構成され
る。そして、駆動スライダ部82を駆動機構36により
ガイドレール60,60に沿って水平移動することで、
圧縮バネ84を介して連結される従動スライダ部83も
一体的に水平移動し、これによって操作用レバー20を
前後に傾倒するよう構成されている。
【0030】前記圧縮バネ84は、前記従動スライダ部
83に所定以上の力が加わらない状態では、前記駆動ス
ライダ部82に対して従動スライダ部83を相対位置が
変わらない状態で一体的に移動させると共に、所定以上
の力が加わったときには、駆動スライダ部82に対して
従動スライダ部83の近接・離間を許容し、前記操作用
レバー20や駆動機構36等に過大な力が加わらないよ
う構成される。
【0031】前述した第2の別実施例では、前記駆動機
構36の動作量やその他各部材の組立て精度のバラツキ
により、前記従動スライダ部83が操作用レバー20
を、その傾倒角度限界を越えて傾倒させようとすると、
該従動スライダ部83には所定以上の力が加わり、前記
圧縮バネ84が伸縮することで前記駆動スライダ部82
に対する従動スライダ部83の近接・離間が許容される
(図8(a),(b)参照)。すなわち、駆動機構36がロッ
ク状態となることを防止し、操作用レバー20や駆動機
構36に所定以上の負荷が加わることを回避し得る。ま
た、前記ビール注出ノズル22および泡注出ノズル24
を全開し得る位置まで、操作用レバー20を前後へ傾倒
し得る量より若干多くスライダ34を移動するよう駆動
機構36の動作量を予め設定しておくことにより、各ノ
ズル22,24が組立て精度等のバラツキにより全開し
なくなることを防止し得る。そして、このときにも操作
用レバー20や駆動機構36に所定以上の負荷が加わる
のは圧縮バネ84により回避される。
【0032】また、操作用レバー20や駆動機構36等
に所定以上の力が加わらないから、各部分の耐久性が向
上する。更に、駆動機構36の始動時の瞬発力によるピ
ニオン64とラック66との噛合部、あるいは係合孔6
1と操作用レバー20との係合部等の摩耗が懸念される
が、前記圧縮バネ84の弾力によって瞬発力を平滑化で
きるようになり、摩耗の軽減が期待できる。
【0033】図9〜図11は、第3の別実施例を示すも
のであって、その基本的な構成は前述した実施例と同じ
であるので、異なる部分についてのみ説明する。なお、
前述した同一部材には同じ符号を付して示す。
【0034】前記金属製のサーバー本体12の前面に、
上下方向に延在する一対の樹脂製の案内部42,42が
幅方向に離間して配設され、各案内部42に、前記筐体
32の対応する内側板38に配設された樹脂製の摺動体
40が夫々上下方向に摺動可能に配設されており、サー
バー本体12に対して筐体32は、案内部42および摺
動体40を介して絶縁状態で移動可能に構成される。両
摺動体40,40の間には、サーバー本体12側の面か
ら所定長さだけ後方に向けて略水平に延出する金属製の
第1被位置決め手段としての位置決め片85が配設さ
れ、第3の別実施例では、位置決め片85がサーバー本
体12の上端(第1位置決め手段)12aに当接すること
で、前記駆動装置26が操作位置に位置決めされるよう
構成される。なお、駆動装置26の非操作位置の位置決
めは、前述した実施例と同じラッチ46(第2被位置決
め手段として機能)を、第2孔(第2位置決め手段)52
に係合することにより行なわれる。但し、該ラッチ46
は樹脂製とされ、ラッチ46とサーバー本体12との接
触部での絶縁がなされている。また第3の別実施例の場
合は、前述した実施例における第1位置決め手段として
の第1孔50は形成されておらず、駆動装置26の操作
位置ではラッチ46の先端がサーバー本体12の前面に
当接している。
【0035】前記サーバー本体12および位置決め片8
5には、人体に影響しない微量の電流が流れるよう構成
され、両者12,85が接触した際に通電されること
で、前記駆動装置26が操作位置に位置決めされている
ことを検知し得るよう構成される。すなわち、サーバー
本体12および位置決め片85が電極とされ、この両者
12,85によって検知手段86が構成される。このよ
うに検知手段86を電極方式としたことで、別途センサ
やスイッチ等を設ける場合に比して、省スペース化およ
び低コスト化が図れ、また構成もシンプルとなる。そし
て、検知手段86は、前記制御基板58に接続してあ
る。
【0036】前記操作盤56には、制御基板58に接続
される表示部としての表示ランプ87が配設されてい
る。この表示ランプ87は、前記検知手段86が検知状
態では点灯し、該検知手段86が非検知状態では点滅す
るよう設定されており、駆動装置26が操作位置または
非操作位置の何れに位置しているのかを、該表示ランプ
87の状態によって作業者が認識し得るようになってい
る。なお、検知手段86が非検知状態で、表示ランプ8
7が消灯するようにしてもよい。
【0037】また前記制御基板58は、前記検知手段8
6が非検知状態では、前記操作盤56の各種ボタンやス
イッチの操作を無効とするよう設定される。これによ
り、非操作位置に位置決めされている前記駆動装置26
が無駄に作動されるのを防止することができる。しか
も、非操作位置においては、前記筐体32の通孔54a
からは、前記カバー55が設けられていても手指が内部
に入るおそれがあるので、その場合の安全性が確保され
る。なお、前述したように駆動装置26が操作位置から
離れている場合は、前記表示ランプ87が点滅して知ら
せるので、作業者は操作盤56の操作が無効になっても
装置26の故障と誤認識することはない。
【0038】前記制御基板58では、前記駆動機構36
の作動中、すなわち前記スライダ34の前後動により操
作用レバー20を傾倒している最中に、駆動装置26を
操作位置から非操作位置に移動したときには、前記検知
手段86が検知状態から非検知状態になったことを条件
として、スライダ34を前記待機位置(作動前の初期状
態)に戻すよう駆動機構36を作動制御するように設定
してある。すなわち前述した如く、操作用レバー20自
体は、スライダ34の係合孔61から離脱した際には、
弁機構により自動的に中立位置に戻されるが、スライダ
34が操作用レバー20を傾倒させている状態(前動位
置,後動位置)のまま停止すると、次に駆動装置26を非
操作位置から操作位置に移動する際に、該スライダ34
の係合孔61に操作用レバー20が円滑に挿入されず、
スライダ34に負荷が加わるおそれがある。しかし、前
述したようにスライダ34を待機位置に常に戻すように
すれば、操作用レバー20の係合孔61への挿入を円滑
に行なうことができ、スライダ34に負荷が加わるのを
防止し得る。
【0039】なお、前記駆動機構36の作動中に前記検
知手段86が検知状態から非検知状態になったときに
は、前記制御基板58では、前記容器受台装置30も作
動前の初期状態、すなわち載置部材31のカバー体29
に対向する面が略垂直となった状態に戻るように、傾動
機構を作動制御するよう設定されている。
【0040】図12および図13は、第4の別実施例を
示すものであって、その基本的な構成は前述した実施例
と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。
なお、前述した同一部材には同じ符号を付して示す。
【0041】第4の別実施例では、前記駆動機構36を
構成するモータ71はパルスジェネレータ等の位置検出
器(図示せず)を備え、該検出器からのパルスが前記制御
基板58に出力され、該制御基板58では、モータ71
の回転量(回転数)および回転方向が監視されるよう構成
される。そして、前記スライダ34の待機位置を基準と
して、前後に予め設定されたパルス数だけモータ71を
回転制御することで、該スライダ34を前記前動位置と
後動位置とに移動するよう設定される。すなわち、スラ
イダ34を待機位置から前動位置に向けて移動させるモ
ータ71のパルス数が、待機位置を基準とする前設定値
に達したときに、該モータ71が停止して所定の注出時
間の経過後に逆転され、またスライダ34を前動位置か
ら一旦待機位置に戻した後に、後動位置に向けて移動さ
せるモータ71のパルス数が、待機位置を基準とする後
設定値に達したときに、該モータ71が停止して所定の
注出時間の経過後に逆転されるよう制御される。
【0042】前記ビール注出コック14の操作用レバー
20には、該レバー20と一体的に前後動する連動部材
88が、前記スライダ34の下方に位置するよう配設さ
れる。この連動部材88には、スライダ34に穿設した
前後方向に延在する長孔89に下方から挿通されるホル
ダ90が立設されており、該ホルダ90は長孔89に対
して前後方向に相対的に移動可能に構成される。またホ
ルダ90におけるスライダ34の上方に臨む部位に磁石
91が配設されている。更に、スライダ34の上面に立
設した取付板92には、前記磁石91を検知可能な一対
のホール素子93,93が、スライダ34の移動方向に
沿う前後に離間して配設される。そして、前記操作用レ
バー20が中立位置に臨んでいる状態で、図12および
図13に示すように、前記磁石91が、待機位置に臨ん
でいるスライダ34の両ホール素93,93の中間位置
に臨むよう設定される。なお、ホール素子93,93
は、磁力によって距離を検出するものであり、前後の両
ホール素子93,93で検出される磁力の大きさによっ
て、磁石91の現在位置を検知している。
【0043】前記制御基板58では、一対のホール素子
93,93の中間位置に磁石91が臨んでいるときのス
ライダ34の位置を待機位置と設定し、該待機位置を基
準として前記モータ71を前述したようにパルス制御す
るよう設定される。
【0044】すなわち、第4の別実施例では、モータ7
1をパルス制御してスライダ34を前動位置と後動位置
とに移動しているから、前述した実施例に用いられるス
ライダ34を実際に検知する前後の検出スイッチ74,
76を省略することができ、省スペース化を図れる。ま
た第4の別実施例においても、前述した第3の別実施例
の各構成や制御を採用することで、駆動装置26の現在
の状態(操作位置,非操作位置)を認識することができる
等の同様の作用効果が得られる。
【0045】図14および図15は、第5の別実施例を
示すものであって、その基本的な構成は前述した実施例
と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。
なお、前述した同一部材には同じ符号を付して示す。
【0046】第5の別実施例では、前記注出コック14
の上方において、前記サーバー本体12に対して駆動装
置26を回動可能に配設し、該駆動装置26を回動する
ことで、前記操作用レバー20に対してスライダ34の
係合孔61を係脱するよう構成してある。すなわち、前
記筐体32の上部に、後側に延出する一対の枢支部9
4,94(一方のみ図示)が幅方向に離間して形成され、
両枢支部94,94に回動可能に挿通された支持軸95
が、前記サーバー本体12に設けられた支持部12bに
挿通支持されている。そして、支持軸95を支点として
駆動装置26を図14の反時計方向に回動し、前記筐体
32の後面をサーバー本体12の前面に当接係合するこ
とで、該駆動装置26は操作位置(図15(a)参照)に位
置決めされ、また支持軸95を支点として駆動装置26
を図14の時計方向に回動し、筐体32の上面をサーバ
ー本体12の上面に当接係合することで、該駆動装置2
6は非操作位置(図15(c)参照)に位置決めされるよう
構成される。このように第5の別実施例では、サーバー
本体12の前面が第1位置決め手段として機能すると共
に、その上面が第2位置決め手段として機能するのに対
し、駆動装置26における筐体32の後面が第1被位置
決め手段として機能すると共に、その上面が第2被位置
決め手段として機能している。
【0047】なお、前記筐体32の底板54に形成され
る通孔54aは、駆動装置26の回動時に前記中立位置
に臨む操作用レバー20に底板54が接触しない寸法に
設定される。また図示していないが、通孔54aの外周
囲に前記のカバー55を配設してもよい。更に、前記枢
支部94,94および支持部12bに対して支持軸95
は着脱可能に構成されており、該支持軸95を両部材9
4,12bから取外すことで、駆動装置26がサーバー
本体12から取外し得るよう構成される。
【0048】前記筐体32の底部後方には、先端を筐体
32の後方向に延出するフック96が上下動可能に配設
され、該フック96は弾性部材(図示せず)によって常に
は下方に向けて付勢されている。このフック96は、前
記駆動装置26を操作位置に位置決めしたときに、サー
バー本体前面の対応位置に形成した保持孔12cの縁部
内側に先端が係合することで、該駆動装置26を操作位
置に保持するべく機能する。またフック96には、筐体
32から下方に延出して作業者の手指により操作可能な
押片96aが設けられており、該押片96aを介してフ
ック96を、弾性部材の弾力に抗して先端部が保持孔1
2cの縁部から離間して該孔12cから抜ける位置まで
上動させることで、駆動装置26の回動を許容するよう
構成される。なお、筐体32の内部に配設される前記制
御基板58等へのサーバー本体12からの各種配線等
は、駆動装置26とサーバー本体12との枢支部を介し
て配設されており、該駆動装置26の回動を各種配線が
阻害しないようになっている。
【0049】前述した第5の別実施例では、ビールある
いは泡の注出中に前記駆動機構36が何らかの原因によ
りロックした場合、あるいは前記操作用レバー20を手
動操作する場合は、前記フック96を保持孔12cから
離脱した状態で、前記駆動装置26を前記支持軸95を
支点として時計方向に回動し、筐体32の上面をサーバ
ー本体12の上面に当接係合する非操作位置に位置決め
する。そして、ロックの解除または操作用レバー20の
手動操作を行なった後は、駆動装置26を支持軸95を
支点として反時計方向に回動し、筐体32の後面をサー
バー本体12の前面に当接係合する操作位置に位置決め
することで、前記スライダ34の係合孔61が操作用レ
バー20に挿通され、該レバー20の自動操作が可能な
状態となる。なお、駆動装置26が操作位置まで回動す
ると、前記フック96が保持孔12cの縁部内側に係合
することで、該駆動装置26は操作位置に保持される。
【0050】前述したように構成された第5の別実施例
では、前記操作用レバー20を手動操作する際には、図
5(c)に示す如く、前記筐体32の上面をサーバー本体
12の上面に当接する非操作位置まで駆動装置26を回
動するから、操作用レバー20の上方には手動操作の邪
魔となる部材は存在しなくなり、該レバー20の手動操
作がやり易くなる。また、サーバー本体12と駆動装置
26との間の各種配線に関しては、両者12,26の枢
支部を配設することで纏め易くなる。
【0051】ここで、前述した実施例のように駆動装置
26をサーバー本体12に対して上下方向に摺動させる
構成では、その摺動部には所定のクリアランスを設ける
必要があるため、駆動装置26とサーバー本体12との
間で僅かであはあるがガタ付きを生ずるおそれがある。
しかるに、第5の別実施例のようにサーバー本体12に
対して駆動装置26を回動する場合はクリアランスを設
ける必要はなく、駆動装置26をサーバー本体12に対
して操作位置に略密着させることができ、ガタ付きを低
減し得る。
【0052】図16および図17は、第6の別実施例を
示すものであって、その基本的な構成は前述した実施例
と同じであるので、異なる部分についてのみ説明する。
なお、前述した同一部材には同じ符号を付して示す。
【0053】第6の別実施例では、前記注出コック14
の上方において、前記サーバー本体12に対して駆動装
置26を平行リンク機構97を介して上下動可能に配設
し、該駆動装置26を上下動することで、前記操作用レ
バー20に対してスライダ34の係合孔61を係脱する
よう構成してある。すなわち、前記筐体32の後側の幅
方向両側と前記サーバー本体12の対応位置との間の夫
々には、上下一対のリンク杆97a,97a(一方の側の
み図示)の各端部が夫々回動可能に枢支されており、こ
れら4本のリンク杆97a,97a,97a,97aから
なる平行リンク機構97によって、サーバー本体12に
対して駆動装置26は、上下に平行移動するよう構成さ
れる。そして、平行リンク機構97により駆動装置26
を図16の反時計方向に平行移動し、前記筐体32の後
面をサーバー本体12の前面に当接係合することで、該
駆動装置26は操作位置に位置決めされ、また平行リン
ク機構97により駆動装置26を図16の時計方向に平
行移動し、筐体32の後面をサーバー本体12の上部前
面に当接係合することで、該駆動装置26は非操作位置
(図17の実線位置)に位置決めされるよう構成される。
【0054】前記筐体32の底部後方には、第5の別実
施例と同様のフック96(第1および第2被位置決め手
段)が配設されると共に、前記サーバー本体12の前部
には、前記フック96の先端部が縁部内側に係合可能な
第1位置決め手段としての下保持孔98および第2位置
決め手段としての上保持孔(図示せず)が上下に離間して
形成されている。そして、フック96の先端部を下保持
孔98の縁部内側に係合することで、前記駆動装置26
を前記操作位置(図16参照)に位置決め保持すると共
に、フック96の先端部を上保持孔の縁部内側に係合す
ることで、駆動装置26を前記非操作位置(図17参照)
に位置決め保持するよう設定される。なお、第6の別実
施例においても、前記筐体32の底板54に形成される
通孔54aは、駆動装置26の平行な上下動時に前記中
立位置に臨む操作用レバー20に底板54が接触しない
寸法に設定される。また、通孔54aの外周囲に前記の
カバー55を配設することも可能である。
【0055】前述した第6の別実施例では、ビールある
いは泡の注出中に前記駆動機構36が何らかの原因によ
りロックした場合、あるいは前記操作用レバー20を手
動操作する場合は、前記フック96を下保持孔98から
離脱した状態で、前記駆動装置26を前記平行リンク機
構97により上方に向けて移動すると、該駆動装置の筐
体32は水平姿勢を保持したままサーバー本体12の前
面から一旦離間した後に再び近接し、筐体32の後面が
サーバー本体12の上部前面に当接係合することで非操
作位置に位置決めされる。このとき、前記フック96が
上保持孔の縁部内側に係合し、該駆動装置26は非操作
位置に保持される。
【0056】そして、ロックの解除または操作用レバー
20の手動操作を行なった後は、フック96を上保持孔
から離脱した状態で、駆動装置26を平行リンク機構9
7により下方に向けて移動すると、該駆動装置の筐体3
2は水平姿勢を保持したままサーバー本体12の前面か
ら一旦離間した後に再び近接し、筐体32の後面がサー
バー本体12の前面に当接係合することで操作位置に位
置決めされる。これにより、前記スライダ34の係合孔
61が操作用レバー20に挿通され、該レバー20の自
動操作が可能な状態となる。また、駆動装置26が操作
位置まで回動すると、前記フック96が下保持孔98の
縁部内側に係合することで、該駆動装置26は操作位置
に保持される。
【0057】前述した第5および第6の別実施例におい
ては、前述した第2や第4の別実施例の各構成や制御を
採用することができる。また、駆動装置26が操作位置
に位置決めされたときに、筐体32とサーバー本体12
との適宜位置に設けた電極部が接触して通電すること
で、駆動装置26の現在の状態(操作位置,非操作位置)
を認識する第3の別実施例と同様な構成を、第5および
第6の別実施例に採用することも可能である。
【0058】図18は、第7の別実施例を示すものであ
って、その基本的な構成は前述した実施例と同じである
ので、異なる部分についてのみ説明する。なお、前述し
た同一部材には同じ符号を付して示す。
【0059】第7の別実施例では、前記サーバー本体1
2に第1の位置決め手段としての第1孔50が形成さ
れ、該第1孔50に駆動装置26における第1の被位置
決め手段としてのラッチ46の先端部が挿入係合するこ
とで、該駆動装置26が操作位置(図の実線位置)に位置
決めされる。そして、ラッチ46の先端部を第1孔50
から離脱した状態で駆動装置26を非操作位置(図の二
点鎖線)まで移動した際には、前記圧縮バネ48の弾力
によってラッチ46の先端がサーバー本体12の前面に
圧接されることで、該駆動装置26が非操作位置に保持
されるよう構成されている。なお、第7の別実施例にお
いて、前述した第2や第4の別実施例の各構成や制御を
採用することができる。
【0060】
【変更例】実施例ではスライダを水平に進退移動させる
駆動手段として、モータ、ギヤ列およびラック&ピニオ
ンを組合わせた機構の場合で説明したが、該駆動手段は
これに限定されるものでなく、その他各種の機構を採用
し得る。例えば、モータとスライダとをリンク機構で連
結して進退移動させたり、あるいはスライダをエアシリ
ンダや油圧シリンダ等により直接進退移動させるもので
あってもよい。またスライダに形成される係合部として
は、操作用レバーに係脱可能に係合する形状であれば、
孔でなく溝や凹部等を採用し得る。更に、スライダの前
動位置および後動位置を規定する手段は、実施例の検出
スイッチによるものの他に、モータの回転時間をタイマ
で設定するものであってもよい。更にまた、駆動スライ
ダ部と従動スライダ部とを連結する緩衝手段は、第2の
別実施例に開示される圧縮バネに限定されるものでな
く、両スライダ部を一体移動可能で、かつ所定以上の力
が加わったときには両スライダ部の近接・離間を許容す
るものであれば、ゴム、その他の弾性部材でもよい。
【0061】前記駆動装置が操作位置から離れたことを
検知する検知手段としては、第3の別実施例におけるサ
ーバー本体と位置決め片との通電状態により検知する手
段に代えて、近接センサや光電センサ等の各種のセンサ
を採用することができる。また表示部としては、ランプ
に限らずLEDや液晶等であってもよい。なお、第1や
第2の別実施例に、第3や第4の別実施例の各構成や制
御を適宜に採用することが可能である。更に、前述した
各実施例では注出コックの操作用レバーがコック本体か
ら上方に延出する型式で説明したが、該操作用レバーが
コック本体から前方または側方に延出し、該操作用レバ
ーを上下あるいは左右に傾倒させる型式の注出コックに
おいても、前述した各実施例に係る駆動装置を操作用レ
バーに対して適正な位置に配置することで採用すること
ができる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る飲料
ディスペンサによれば、操作用レバーを操作する駆動装
置を、操作用レバーの操作が可能な状態と手動操作が可
能な状態とに切換えることができる。すなわち、飲料の
注出中に駆動手段等が何らかの原因によりロックした場
合は、前記駆動装置を操作位置から移動するだけで操作
用レバーから切離し得るので、該レバーが注出状態に保
持されることで飲料が無駄に注出されるのを防止し得
る。しかも、係合部が操作用レバーから離間するよう駆
動装置を操作位置から移動すれば、操作用レバーの手動
操作が可能となるから、該駆動装置の修理等のメンテナ
ンスを行なっている間も、飲料の注出は手動で行なうこ
とができる。また、本体に対して駆動装置を上下方向に
移動または回動するだけで、操作用レバーの操作が可能
な操作位置と手動操作が可能な非操作位置とに簡単に位
置決めし得る。なお、本体に対して駆動装置を回動する
よう構成した場合は、本体と駆動装置とを繋ぐ各種配線
が纏め易くなると共に、両者間にガタ付きを生ずるのを
抑制し得る。更に、駆動装置は本体から完全に取外し得
るから、本体とは別の場所でメンテナンスを容易かつ楽
に行なうことが可能となる。
【0063】またスライダを、緩衝手段で連結した駆動
スライダ部と従動スライダ部とで構成した構成によれ
ば、駆動手段によるスライダの移動量や各部材の組立て
精度のバラツキ等に起因して、駆動手段や操作用レバー
に所定以上の力が加わるのを回避することができ、部品
寿命を向上し得る。従って、各部材の精密な組立て精度
を要しないから、組立て作業が容易となる。
【0064】前記駆動装置が操作位置に位置決めされて
いることを検知する検知手段を設けることで、該検知手
段の非検知状態では駆動手段を作動させる操作部の操作
を無効として、非操作位置において駆動装置が無駄に作
動されるのを防止することができる。また検知手段の非
検知状態を表示部で表示することで、その状態を作業者
に確実に認識させ得る。更に、駆動手段が作動中に検知
手段が検知状態から非検知状態になったときに、係合部
を作動前の初期状態に戻すことで、該係合部が作動途中
で止まったままの状態で駆動装置が非操作位置から操作
位置に移動されることはなくなる。すなわち、非操作時
には常に定位置に戻るよう構成された操作用レバーに対
し、係合部も常に係合可能な定位置に戻るから、操作用
レバーに対する係合部の係合が円滑に行なわれる。
【0065】前記駆動装置の筐体における通孔の外周囲
にカバーを設けたことで、駆動装置を操作位置と非操作
位置との間を移動させる際に、誤って手指が通孔から内
部に入るのを防止することができる。またビールや泡の
注出に際し、容器から跳ね返ったビールや泡の飛沫が筐
体内部に入るのを防ぐこともでき、駆動手段の作動不良
等を招くのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係るビールサーバー
に配設される駆動装置を操作用レバーの自動操作可能な
状態で示す縦断側面図である。
【図2】 実施例に係る駆動装置の横断平面図である。
【図3】 実施例に係る駆動装置のスライダを前後動す
ることで、操作用レバーを前後方向に傾倒操作する状態
を示す動作説明図である。
【図4】 実施例に係る駆動装置を操作用レバーから切
離して手動操作可能な状態で示す縦断側面図である。
【図5】 実施例に係る駆動装置のサーバー本体に対す
る位置決め位置および取外し状態を示す説明図である。
【図6】 第1の別実施例に係るビールサーバの要部を
示す説明図である。
【図7】 第2の別実施例に係るビールサーバの要部を
示す説明図である。
【図8】 第2の別実施例に係るスライダを前後動する
ことで、操作用レバーを前後方向に傾倒操作する状態を
示す動作説明図である。
【図9】 第3の別実施例に係る駆動装置を一部切欠い
て示す要部平面図である。
【図10】 第3の別実施例に係る駆動装置の概略側面
図である。
【図11】 第3の別実施例に係る駆動装置の操作盤を
示す正面図である。
【図12】 第4の別実施例に係る駆動装置の縦断側面
図である。
【図13】 第4の別実施例に係る駆動装置のホール素
子と磁石との関係を示す平面図である。
【図14】 第5の別実施例に係る駆動装置を操作位置
から非操作位置に向けて回動する途中の状態で示す側面
図である。
【図15】 第5の別実施例に係る駆動装置のサーバー
本体に対する回動状態を示す説明図である。
【図16】 第6の別実施例に係る駆動装置を操作位置
に位置決めした状態で示す側面図である。
【図17】 第6の別実施例に係る駆動装置を非操作位
置に位置決めした状態で示す側面図である。
【図18】 第7の別実施例に係る駆動装置を示す概略
側面図である。
【符号の説明】
12 サーバー本体(本体),12a 上端(第1位置決め
手段) 14 ビール注出コック(注出コック),20 操作用レバ
ー,26 駆動装置 28 ジョッキ(容器),32 筐体,34 スライダ,3
6 駆動機構(駆動手段) 46 ラッチ(第1被位置決め手段),50 第1孔(第1
位置決め手段) 54a 通孔,55 カバー,56 操作盤(操作部),6
1 係合孔(係合部) 82 駆動スライダ部,84 従動スライダ部,84 圧
縮バネ(緩衝手段) 85 位置決め片(第1被位置決め手段),86 検知手段 87 表示ランプ(表示部) 96 フック(第1被位置決め手段,第2被位置決め手段) 98 下保持孔(第1位置決め手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周藤 康治 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 小川 明 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 伊東 祐英 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 天野 猶太 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 近藤 滋計 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 小林 覚 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 (72)発明者 玉木 重彰 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 BB01 BB03 CC01 DD01 FF09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(12)に配設された注出コック(14)の
    操作用レバー(20)を、駆動装置(26)で操作して飲料を容
    器(28)に注出し得る飲料ディスペンサにおいて、 前記駆動装置(26)は、前記操作用レバー(20)に対して係
    脱可能な係合部(61)を該レバー(20)の操作方向に移動す
    る駆動手段(36)を備え、 前記駆動装置(26)は、前記本体(12)に対して前記係合部
    (61)が操作用レバー(20)に係合する操作位置に位置決め
    されると共に、該駆動装置(26)は、前記係合部(61)が操
    作用レバー(20)から離間するよう移動して、該レバー(2
    0)の手動操作を許容し得るよう構成されていることを特
    徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置(26)は、前記注出コック(1
    4)の上方において本体(12)に対して上下方向に移動可能
    に配設されると共に、該駆動装置(26)は、前記操作位置
    と、前記係合部(61)が操作用レバー(20)から上方に離間
    して該レバー(20)の手動操作を許容する非操作位置とに
    位置決めされるよう構成される請求項1記載の飲料ディ
    スペンサ。
  3. 【請求項3】 前記駆動装置(26)は、前記注出コック(1
    4)の上方において本体(12)に対して回動可能に配設され
    ると共に、該駆動装置(26)は、前記操作位置と、前記係
    合部(61)が操作用レバー(20)から上方に離間して該レバ
    ー(20)の手動操作を許容する非操作位置とに位置決めさ
    れるよう構成される請求項1記載の飲料ディスペンサ。
  4. 【請求項4】 前記本体(12)に、第1位置決め手段(50,
    12a,98)が形成され、前記駆動装置(26)に配設した第1
    被位置決め手段(46,85,96)を第1位置決め手段(50,12a,
    98)に係合することで、該駆動装置(26)を操作位置に位
    置決めするよう構成した請求項1〜3の何れかに記載の
    飲料ディスペンサ。
  5. 【請求項5】 前記駆動装置(26)は、本体(12)から取外
    し得るよう構成される請求項1〜4の何れかに記載の飲
    料ディスペンサ。
  6. 【請求項6】 前記駆動装置(26)は、前記駆動手段(36)
    により操作用レバー(20)の操作方向に進退移動されるス
    ライダ(34)を備え、該スライダ(34)は、前記駆動手段(3
    6)に連繋されて進退移動される駆動スライダ部(82)と、
    前記係合部(61)が形成された従動スライダ部(83)および
    両スライダ部(82,83)を一体移動可能に連結すると共に
    駆動スライダ部(82)に対する従動スライダ部(83)の近接
    ・離間を許容する緩衝手段(84)とから構成した請求項1
    〜5の何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  7. 【請求項7】 前記駆動装置(26)が操作位置に位置決め
    されていることを検知する検知手段(86)を備える請求項
    1〜6の何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  8. 【請求項8】 前記駆動装置(26)は、前記駆動手段(36)
    を作動させる操作部(56)を備え、前記検知手段(86)が非
    検知状態では操作部(56)の操作が無効となるよう設定さ
    れている請求項7記載の飲料ディスペンサ。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段(36)が作動中に、前記検知
    手段(86)が検知状態から非検知状態になったときには、
    前記係合部(61)を作動前の初期状態に戻すよう駆動手段
    (36)が作動される請求項7または8記載の飲料ディスペ
    ンサ。
  10. 【請求項10】 前記駆動装置(26)には、前記検知手段
    (86)が非検知状態であることを表示する表示部(87)が設
    けられている請求項7〜9の何れかに記載の飲料ディス
    ペンサ。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段(36)を収容した駆動装置
    (26)の筐体(32)における底板(54)に、前記係合部(61)の
    操作用レバー(20)に対する係合を許容する通孔(54a)が
    形成されると共に、該通孔(54a)の外周囲には、前記駆
    動装置(26)を非操作位置に位置決めした状態で操作用レ
    バー(20)に接触しない長さで垂下するカバー(55)が設け
    られている請求項2〜9の何れかに記載の飲料ディスペ
    ンサ。
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