JP6532288B2 - 飲料自動注出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生ビール等の飲料を自動注出する飲料自動注出装置に関する。
特許文献1には生ビール等の飲料を注出する飲料自動注出装置が開示されている。飲料自動注出装置は、装置本体の前部に設けられて、弁機構部を内蔵した筒形の本体部の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバーを有し、該操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作して飲料を注出する注出コックと、注出コックの上側にて装置本体の前部に上下に移動可能に設けた筐体内に注出コックの操作レバーを前後に傾動させる操作機構部を有し、操作機構部によって操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作させるコック操作装置とを備えている。
この飲料自動注出装置においては、筐体の前面に設けた操作スイッチをオン操作すると、コック操作装置の操作機構部によって注出コックの操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作させ、注出コックから所定量の飲料がグラスやジョッキ等の容器に自動で注出される。この飲料自動注出装置は注出コックの操作レバーを手動で操作可能とするために、コック操作装置は、筐体内に操作レバーを収容して操作レバーを操作機構部により自動操作可能な自動操作位置と、自動操作位置から上側に移動させることで、筐体から操作レバーを離脱させて操作レバーを手動で操作可能な手動操作位置との間で、装置本体に上下に移動可能に支持されている。
特開2002−029596号公報
上記のような特許文献1に記載の飲料自動注出装置は、コック操作装置が自動操作位置にあることを検知するために、装置本体の電極が自動操作位置にあるときのコック操作装置の電極に接触して通電状態となることにより、コック操作装置が自動操作位置にあることを検知していた。装置本体の電極とコック操作装置の電極とが外側に露出していると、各電極が腐食して通電不能な状態となり、コック操作装置が自動操作位置にあることを検知できないことがあった。本発明は、飲料自動注出装置のコック操作装置が自動操作位置にあることを確実に検知できるようにすることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、装置本体の前部に設けられて、弁機構部を内蔵した筒形の本体部の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバーを有し、該操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作して飲料を注出する注出コックと、注出コックの上側にて装置本体の前部に上下に移動可能に設けた筐体内に注出コックの操作レバーを前後に傾動させる操作機構部を有し、操作機構部によって操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作させるコック操作装置とを備え、コック操作装置は操作レバーを筐体内に収容して操作レバーを操作機構部により自動操作可能な自動操作位置と、自動操作位置から上側に移動させて操作レバーを手動で操作可能な手動操作位置とで装置本体に上下に移動可能に支持された飲料自動注出装置であって、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との一方にはコック操作装置が自動操作位置にあることを検知する機械式スイッチを設け、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との他方にはコック操作装置が自動操作位置にあるときに機械式スイッチを押動してオンさせるカム部を設けたことを特徴とする飲料自動注出装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料自動注出装置においては、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との一方にはコック操作装置が自動操作位置にあることを検知する機械式スイッチを設け、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との他方にはコック操作装置が自動操作位置にあるときに機械式スイッチを押動してオンさせるカム部を設けたので、コック操作装置が自動操作位置にあることを確実に検知できるようになった。
本発明は上記課題を解決するための他の実施形態として、装置本体の前部に設けられて、弁機構部を内蔵した筒形の本体部の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバーを有し、該操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作して飲料を注出する注出コックと、注出コックの上側にて装置本体の前部に上下に移動可能に設けた筐体内に注出コックの操作レバーを前後に傾動させる操作機構部を有し、操作機構部によって操作レバーを前後に傾動させることで弁機構部を開閉操作させるコック操作装置とを備え、コック操作装置は操作レバーを筐体内に収容して操作レバーを操作機構部により自動操作可能な自動操作位置と、自動操作位置から上側に移動させて操作レバーを手動で操作可能な手動操作位置とで装置本体に上下に移動可能に支持された飲料自動注出装置であって、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との一方にはコック操作装置が自動操作位置にあることを検知する近接センサを設け、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との他方にはコック操作装置が自動操作位置にあるときに近接センサに近接してコック操作装置が自動操作位置にあることを検知させる被検知部材を設けたことを特徴とする飲料自動注出装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料自動注出装置においては、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との一方にはコック操作装置が自動操作位置にあることを検知する近接センサを設け、装置本体の前部とコック操作装置の筐体との他方にはコック操作装置が自動操作位置にあるときに近接センサに近接してコック操作装置が自動操作位置にあることを検知させる被検知部材を設けたので、コック操作装置が自動操作位置にあることを確実に検知できるようになった。
本発明による飲料自動注出装置の一実施形態の斜視図である。 図1の装置本体の前部に設けた各部品を分解した斜視図である。 図1の前後方向に沿った縦方向断面図である。 コック操作装置の斜視図(a)、コック操作装置の筐体を分解した斜視図(b)、コック操作装置の一部破断側面図(c)である。 図3のコック操作装置を自動操作位置から手動操作位置に持ち上げた状態の縦方向断面図である。 取付板とコック操作装置の後側から見た斜視図であり、自動操作位置にあるときの斜視図(a)、手動操作位置にあるときの斜視図(b)、取付板からコック操作装置を取り外したときの斜視図(c)である。
以下に、本発明による飲料自動注出装置の一実施形態を図面を参照して説明する。本発明の飲料自動注出装置10は注出コック20からグラスやジョッキ(容器)にビール(飲料)を自動注出するものであり、特に、グラスやジョッキ内でビールが過剰に泡立つのを防ぐように注出するものである。この実施形態の飲料自動注出装置10は、注出コック20、コック操作装置30、容器受台装置40及び受台傾動装置50を含む自動注出ユニット12L,12Rを左右に2つ備えており、自動注出ユニット12L,12Rは左右同一のものであるので以後の説明では一方のみを説明する。
図1〜図3に示したように、本発明の飲料自動注出装置10は、装置本体11の前部に設けられて、弁機構部21aを内蔵した筒形の本体部21の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバー22を有し、操作レバー22を前後に傾動させることで弁機構部21aを開閉操作してビールを注出する注出コック20と、注出コック20の上側にて装置本体11の前部に上下に移動可能に設けた筐体31内に注出コック20の操作レバー22を前後に傾動させる操作機構部32を有し、操作機構部32によって操作レバー22を前後に傾動させることで弁機構部21aを開閉操作させるコック操作装置30とを備えている。図3、図5及び図6に示したように、この飲料自動注出装置10においては、コック操作装置30は操作レバー22を筐体31内に収容して操作レバー22を操作機構部32により自動操作可能な自動操作位置(自動注出位置)と、自動操作位置から上側に移動させて操作レバー22を手動で操作可能な手動操作位置(手動注出位置)とで装置本体11に上下に移動可能に支持されており、装置本体11の前部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知するマイクロスイッチ(機械式スイッチ)18を設け、コック操作装置30の筐体31にはコック操作装置30が自動操作位置にあるときにマイクロスイッチ18を押動してオンさせるカム部31dを設けた。以下に、この飲料自動注出装置10について詳述する。
図3に示したように、飲料自動注出装置10は、装置本体11内の上部に冷却水槽13と、装置本体11の下部の機械室に冷却水槽13内の冷却水を冷却する冷凍装置14とを内蔵している。冷却水槽13内には飲料冷却管15が設けられており、飲料冷却管15の導入端部には装置本体11の外部に設けたビア樽(図示しない)が接続され、飲料冷却管15の導出端部15aには装置本体11の上部に設けた注出コック20が接続されている。なお、ビア樽にはガスボンベ(図示しない)が接続されており、ビア樽のビールはガスボンベの炭酸ガスの圧力によって飲料冷却管15に送られるようになっている。
図2及び図3に示したように、装置本体11の前部には注出コック20が取り付けられ、装置本体11の前部には装置本体11の前部に固定された取付板16を介してコック操作装置30と、容器受台装置40と、受台傾動装置50とが取り付けられている。また、装置本体11の前部には取付板16の前側にカバー17が設けられており、カバー17により受台傾動装置50が覆われている。
図3に示したように、注出コック20は、グラスにビールを注出するものであり、弁機構部21aを内蔵した筒状の本体部21の上部に操作レバー22と、下部に注出ノズル23(23a,23b)とを備えている。本体部21の弁機構部21aは開放状態とすることによって注出ノズル23にビールを導くものである。また、弁機構部21aは、液用開放状態とすることで液用の注出ノズル23bに液状態のビールを導き、泡用開放状態とすることで泡用の注出ノズル23aに泡状態のビールを導くようになっている。操作レバー22は弁機構部21aを閉止状態と開放状態との開閉操作を行うためのものである。操作レバー22は、垂直に起立した起立位置にあるときには弁機構部21aを閉止状態とし、前方に傾動(前傾)させると弁機構部21aを液用開放状態とし、後方に傾動(後傾)させると弁機構部21aを泡用開放状態とする。注出ノズル23は弁機構部21aを通過したビールをグラスに注出するものであり、本体部21の下部の前部にビールを泡状態で注出する泡用の注出ノズル23aと、本体部21の下部の後部にビールを液状態で注出する液用の注出ノズル23bとを備えている。
図3に示したように、コック操作装置30は注出コック20の弁機構部21aを開閉操作させるためのものである。コック操作装置30の筐体31内には注出コック20の操作レバー22を前後に傾動させる操作機構部32が設けられており、操作機構部32は操作レバー22を前後に傾動させることによって弁機構部21aを開閉操作させる。
図4に示したように、コック操作装置30の筐体31は操作機構部32を収容した筐体本体部31aと、筐体本体部31aの前面開口を塞ぐ筐体前部31bと、筐体本体部31aの下部に設けた筐体下部31cとから構成される。筐体本体部31aの前端上部には上側が開いた溝形ガイド31a1が形成され、筐体本体部31aの前端両側部には前方に突出する防水壁部31a2が形成されている。筐体下部31cの後部の最も低い位置には細孔よりなる排水孔31c1が形成されている。筐体本体部31aの上部と筐体前部31bの上部との間から流入する水は溝形ガイド31a1によって左右両側に流れ、防水壁部31a2によって筐体本体部31a内に流入することなく筐体下部31cに流れ落ちる。筐体下部31cに流れ落ちた水は筐体下部31cの後部に設けた排水孔31c1から排出される。
図3に示したように、コック操作装置30の操作機構部32はサーボモータ33と、前後に移動可能に支持されたスライダ34とを備えている。操作機構部32は、サーボモータ33の駆動によってスライダ34を前後に移動させ、前後に移動するスライダ34によって操作レバー22を前後に傾動させて、弁機構部21aを開閉操作させるものである。
図2に示したように、取付板16の上部のコック操作装置30の筐体31と対向する位置には上下に延びる左右一対のレール16aが設けられており、図5に示したように、コック操作装置30の筐体31の後部にはレール16aと同様に上下に延びる左右一対の係合部31dが設けられている。コック操作装置30の筐体31の係合部31dは取付板16のレール16aに上下に移動可能に係合することで、コック操作装置30は取付板16を介して装置本体11の前側上部に上下に移動可能に支持されている。コック操作装置30は、筐体31内に注出コック20の操作レバー22を収容して、操作機構部32により操作レバー22を自動操作可能な自動操作可能位置(図3に示した)と、自動操作可能位置から上側に移動させて、筐体31から操作レバー22を離脱させて、操作レバー22を手動で操作可能な手動操作可能位置(図5に示した)とで上下に移動可能に支持されている。
図3〜図6に示したように、コック操作装置30の筐体31の筐体下部31cにはコック操作装置30の高さ位置を位置決めするラッチ35が前後に移動可能に設けられており、ラッチ35の後端部の後端係合部35aは筐体31内に設けたコイルスプリング36によって筐体31の後面から突出するように付勢されている。図3及び図6に示したように、ラッチ35の後端係合部35aは装置本体11の取付板16の上部にて上下に高さを変えて設けた第1及び第2係合凹部16b,16cに係合可能となっており、コック操作装置30はラッチ35の後端係合部35aが第1または第2係合凹部16b,16cに係合して上下に高さを変えて位置決めされる。ラッチ35の後端係合部35aが下側の第1係合凹部16bに係合しているときには、コック操作装置30は自動操作位置に位置決めされ(図3及び図6(a)に示した)、ラッチ35の後端係合部35aが上側の第2係合凹部16cに係合しているときには、コック操作装置30は手動操作位置に位置決めされる(図5及び図6(b)に示した)。
図6(b)及び(c)に示したように、コック操作装置30の係合部31dの上下方向の中央部には後側に突出するカム部31d1が設けられており、取付板16の上部にはマイクロスイッチ18が設けられている。マイクロスイッチ18はコック操作装置30が自動操作位置にあるときにカム部31d1と対向する位置に設けられており、マイクロスイッチ18は自動操作位置にあるコック操作装置30のカム部31d1により押動されてオンされるようになっている。
図3に示したように、容器受台装置40は、注出コック20から注出されるビールをグラスまたはジョッキ内にできるだけ泡立つことのないように注出することを目的としたものであり、グラスまたはジョッキを前後方向に傾斜させることを可能としたものである。容器受台装置40は、その上端部が装置本体11の取付板16に水平軸線回りに傾動可能に軸架された傾動基板41と、傾動基板41に取り付けた受台42(42a,42b)とを備えている。傾動基板41は後面が押動されると下端部が斜め前方に押し上げられて傾動する。受台42は傾動基板41の上下方向の中間部と下部とに上下2段に取り付けた受台42a,42bとからなる。上段の受台42aは主としてグラス等の小型の容器を載置するものであり、下段の受台42bは主としてグラスよりも容量の多いジョッキ等の大型の容器を載置するものである。
上段の受台42aは傾動基板41に対して水平軸線回りに回動可能に支持されており、下段の受台42bに容器を載置するときには、上段の受台42aを前方に突出した使用位置から傾動基板41に沿う退避位置まで退避させる。装置本体11の前部には上段または下段の受台42a,42bが使用状態であることを検知する検知器43が設けられており、検知器43はこの実施形態ではリードスイッチ等の近接スイッチを用いている。上段の受台42aの側部には検知器43より検知される被検知部材として磁石44が設けられており、磁石44は上段の受台42aが退避位置に退避したときに検知器43に近接するようになっている。具体的には、グラスを載置するときのように、上段の受台42aが傾動基板41から前方に突出した使用位置にあるときには、磁石44は検知器43から離間しており、検知器43は磁石44が離間していることでオフ信号を出力し、上段の受台42aが使用状態であることを検知する。これに対し、下段の受台42bにジョッキを載置するときのように、上段の受台42aが傾動基板41に沿う退避位置にあるときには、磁石44は検知器43に近接しており、検知器43は磁石44が近接していることでオン信号を出力し、下段の受台42bが使用状態であることを検知する。
図2及び図3に示したように、受台傾動装置50は、傾動基板41を起立姿勢から傾斜姿勢に傾動させ、傾斜姿勢から起立姿勢に復帰させるものである。受台傾動装置50は、サーボモータ51と、サーボモータ51の駆動によって前後に伸縮するアーム52とを有している。受台傾動装置50は、サーボモータ51によりアーム52を前方に伸ばして、容器受台装置40の傾動基板41を前方に押し出して起立姿勢から傾斜姿勢に傾動させる。受台傾動装置50は、サーボモータ51によりアーム52を後方に縮めて容器受台装置40の傾動基板41を後方に戻して、容器受台装置40の傾動基板41を傾斜姿勢から起立姿勢に復帰させる。
図3に示したように、飲料自動注出装置10は、グラス等の容器にビールを注出するのを制御する制御装置60を備えており、制御装置60は、マイクロスイッチ18と、コック操作装置30(特にサーボモータ33)、検知器43及び受台傾動装置50(特にサーボモータ51)に接続されている(図3では接続関係についての記載を省略している)。制御装置60は内蔵するマイクロコンピュータによりメモリに記憶させた自動注出プログラムを実行すると、コック操作装置30の作動を制御して操作レバー22を一定時間傾動させることで弁機構部21aを開放させて、注出コック20の注出ノズル23からグラスまたはジョッキに所定量のビールを注出させる。また、この実施形態では、ビールを注出させるのに対応して、受台傾動装置50の作動を制御して、容器受台装置40の傾動基板41及び受台42に載置したグラスまたはジョッキの姿勢を制御している。
図1及び図2に示したように、コック操作装置30の筐体31の前面には飲料自動注出装置10の操作をするための操作パネル70が設けられている。操作パネル70には、各種操作ボタンとして、自動注出操作ボタン71と、注出停止ボタン72とを備えている。また、操作パネル70にはカバー73が開閉自在に設けられており、操作パネル70のカバー73に覆われた部分には他の操作ボタンと表示部(何れも図示省略)が配置されている。
上記のように構成した飲料自動注出装置10の自動注出プログラムの作動について説明する。装置本体11内の冷却水槽13内の冷却水は冷凍装置14により冷却されている。グラスにビールを注出するときには、上段の受台42aを使用位置にして、上段の受台42aにグラスを載置し、ジョッキにビールを注出するときには、上段の受台42aを退避位置にして下段の受台42bにジョッキを載置する。上段の受台42aが傾動基板41から前方に突出しているときには、上段の受台42aの側部の磁石44が検知器43から離間しており、検知器43は上段の受台42aが使用状態であることの検知であるオフ信号を制御装置60に出力している。これに対し、上段の受台42aが傾動基板41に沿って退避しているときには、上段の受台42aの側部の磁石44が検知器43に近接しており、検知器43は下段の受台42bが使用状態であることの検知であるオン信号を制御装置60に出力している。
制御装置60は、操作パネル70の自動注出操作ボタン71のオン操作の入力に基づいて自動注出プログラムを実行すると、受台傾動装置50により容器受台装置40の傾動基板41の後面を押動して前方に押し出す。傾動基板41は傾斜姿勢になり、受台42a,42bに載置したグラスまたはジョッキは傾動基板41とともに傾斜して傾斜姿勢となる。制御装置60は、検知器43による検知に基づいてコック操作装置30によりグラスまたはジョッキに対応した時間で操作レバー22を前方に傾動させる。注出コック20の弁機構部21aはグラスまたはジョッキに対応した時間で液用に開放され、液用の注出ノズル23bから傾斜させたグラスまたはジョッキに液状態のビールが注出される。
液状態のビールを注出すると、制御装置60は、コック操作装置30により操作レバー22を起立位置に戻し、弁機構部21aを閉止状態とすることで、注出コック20からビールの注出を停止させるとともに、受台傾動装置50による傾動基板41の傾斜姿勢を起立姿勢に戻すことで、受台42a,42bに載置したグラスまたはジョッキを起立姿勢に戻す。次に、制御装置60は、検知器43による検知に基づいてコック操作装置30によりグラスまたはジョッキに対応した時間で操作レバー22を後方に傾動させる。注出コック20の弁機構部21aはグラスまたはジョッキに対応した時間で泡用に開放され、泡用の注出ノズル23aからグラスまたはジョッキに泡状態のビールが注出される。グラスまたはジョッキに対応した時間での泡状態のビールの注出が終了すると、制御装置60は、コック操作装置30により操作レバ−22を位置に戻し、注出コック20の弁機構部21aを再び閉止状態とする。
この飲料自動注出装置10では、上述した自動注出プログラムを実行させるときには、図3及び図6(a)に示したように、ラッチ35の後端係合部35aは取付板16の第1係合凹部16bに係合して、コック操作装置30は装置本体11の上部にて自動操作位置に位置決めされている。コック操作装置30が自動操作位置に位置決めされているときには、マイクロスイッチ18はカム部31dによってオンされて制御装置60にオン信号を出力する。制御装置60はマイクロスイッチ18からオン信号が入力されているときには、操作パネル70の自動注出操作ボタン71のオン操作に基づいて上述した自動注出プログラムを実行するようになっている。
操作レバー22を手動で操作するときには、図5及び図6(b)に示したように、ラッチ35の後端係合部35aが第2係合凹部16cに係合する位置までコック操作装置30を持ち上げて、コック操作装置30を装置本体11の上部にて手動操作位置に位置決めする。コック操作装置30が手動操作位置に位置決めされているときには、マイクロスイッチ18はカム部31dによってオンされずに制御装置60にオフ信号を出力する。制御装置60はマイクロスイッチ18からオフ信号が入力されているときには、操作パネル70の自動注出操作ボタン71をオン操作しても上述した自動注出プログラムを実行しないようになっている。
上記のように構成した飲料自動注出装置10においては、装置本体11の前部に設けた取付板16の上部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知するマイクロスイッチ18を設け、コック操作装置30の筐体31の後部には自動操作位置にあるときにマイクロスイッチ18を押動してオンさせるカム部31dを設けた。これにより、従来技術で説明したように、装置本体に設けた電極がコック操作装置に設けた電極に接触して通電状態となることにより、コック操作装置が自動操作位置にあることを検知したときのように、各電極が腐食することに起因してコック操作装置が自動操作位置にあることを検知できないような不具合を解消することができ、コック操作装置が自動操作位置にあることを確実に検知できるようになった。
上記のように構成した飲料自動注出装置10においては、装置本体11の前部に設けた取付板16の上部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知するマイクロスイッチ18を設け、コック操作装置30の筐体31の後部には自動操作位置にあるときにマイクロスイッチ18を押動してオンさせるカム部31dを設けたが、これに限られるものでなく、コック操作装置30の筐体31の後部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知するマイクロスイッチ18を設け、装置本体11の取付板16の上部には自動操作位置にあるときにマイクロスイッチ18を押動してオンさせるカム部を設けたものであってもよく、このようにしたときにも、上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
また、他の実施形態においては、装置本体11の前部に設けた取付板16の上部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知するマイクロスイッチ18に代えて近接センサ(例えば磁気型のリードスイッチ、高周波発振型、静電容量型、超音波型、光電型、磁気型の近接センサ等)を設け、コック操作装置30の筐体31にはカム部31dに代えて自動操作位置にあるときに近接センサに近接してコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知させる被検知部材(磁石等)を設けたものであってもよい。また、コック操作装置30の筐体31の後部にはコック操作装置30が自動操作位置にあることを検知する近接センサを設け、装置本体11の取付板16の上部には自動操作位置にあるときに近接センサに近接してコック操作装置が自動操作位置にあることを検知させる被検知部材を設けたものであってもよい。このようにしたときにも、上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
上記のように構成した飲料自動注出装置10においては、飲料としてビールを注出するもので説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、発泡酒、酎ハイ、炭酸飲料、ソフトドリンク等の他の飲料に適用できるものであり、これらの飲料を注出するものであっても上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
上記のように構成した飲料自動注出装置10においては、注出ノズル23は泡用の注出ノズル23aと液用の注出ノズル23bとからなるが、本発明はこれに限られるものでなく、1つの注出ノズル23から液状態及び泡状態の発泡性飲料を注出するようにしたものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。また、ソフトドリンクのように発泡性のない飲料を注出するときであれば、注出ノズル23の弁機構部21aを液用にのみ開放させるようするのが好ましい。
上記のように構成した飲料自動注出装置10においては、受台傾動装置50により容器受台装置40の傾動基板41を起立姿勢から傾斜姿勢とすることで、受台42に載置した容器を起立姿勢から傾斜姿勢に傾斜させて、注出コック20から飲料を自動注出するようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、受台42に載置した容器を傾斜姿勢に傾斜させることなく、注出コック20から飲料を自動注出するようにしたものであってもよい。
10…飲料自動注出装置、11…装置本体、18…機械式スイッチ(マイクロスイッチ)、20…注出コック、21a…弁機構部、30…コック操作装置、31…筐体、31d…カム部、32…操作機構部。

Claims (2)

  1. 装置本体の前部に設けられて、弁機構部を内蔵した筒形の本体部の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバーを有し、該操作レバーを前後に傾動させることで前記弁機構部を開閉操作して飲料を注出する注出コックと、
    前記注出コックの上側にて前記装置本体の前部に上下に移動可能に設けた筐体内に前記注出コックの操作レバーを前後に傾動させる操作機構部を有し、前記操作機構部によって前記操作レバーを前後に傾動させることで前記弁機構部を開閉操作させるコック操作装置とを備え、
    前記コック操作装置は前記操作レバーを前記筐体内に収容して前記操作レバーを前記操作機構部により自動操作可能な自動操作位置と、前記自動操作位置から上側に移動させて前記操作レバーを手動で操作可能な手動操作位置とで前記装置本体に上下に移動可能に支持された飲料自動注出装置であって、
    前記装置本体の前部と前記コック操作装置の筐体との一方には前記コック操作装置が前記自動操作位置にあることを検知する機械式スイッチを設け、
    前記装置本体の前部と前記コック操作装置の筐体との他方には前記コック操作装置が自動操作位置にあるときに前記機械式スイッチを押動してオンさせるカム部を設けたことを特徴とする飲料自動注出装置。
  2. 装置本体の前部に設けられて、弁機構部を内蔵した筒形の本体部の上側に前後に傾動可能に支持された操作レバーを有し、該操作レバーを前後に傾動させることで前記弁機構部を開閉操作して飲料を注出する注出コックと、
    前記注出コックの上側にて前記装置本体の前部に上下に移動可能に設けた筐体内に前記注出コックの操作レバーを前後に傾動させる操作機構部を有し、前記操作機構部によって前記操作レバーを前後に傾動させることで前記弁機構部を開閉操作させるコック操作装置とを備え、
    前記コック操作装置は前記操作レバーを前記筐体内に収容して前記操作レバーを前記操作機構部により自動操作可能な自動操作位置と、前記自動操作位置から上側に移動させて前記操作レバーを手動で操作可能な手動操作位置とで前記装置本体に上下に移動可能に支持された飲料自動注出装置であって、
    前記装置本体の前部と前記コック操作装置の筐体との一方には前記コック操作装置が前記自動操作位置にあることを検知する近接センサを設け、
    前記装置本体の前部と前記コック操作装置の筐体との他方には前記コック操作装置が自動操作位置にあるときに前記近接センサに近接して前記コック操作装置が自動操作位置にあることを検知させる被検知部材を設けたことを特徴とする飲料自動注出装置。
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