JP2004532376A - バルブ用のリニアインジケータ - Google Patents
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Abstract
バルブステム10用のバルブ位置インジケータは、一方の側に閉バルブカム100があり他方の側に開バルブカムシステム200があるアダプタ50を有する。各システム100、200は、最高点72と最下点74との間で可動であるホルダ102、202を有する。各ホルダ102、202は、その上端部にフィンガ104、204を有し、位置インジケータ60のそれぞれの隆起部62、64に接触する。各ホルダ102、202の反対端部には偏向ばね106、206がある。バルブ位置に応じて、限界70の上方に、インジケータ60のどの部分もないか、1つの部分Aだけか、またはインジケータのすべての部分AおよびBがある。各ホルダ102、202は、スイッチ120、220と協働して閉位置および開位置を表示するための調整可能部材108、208を有する。
Description
【技術分野】
【0001】
本出願は、2001年4月19日に出願の米国仮特許出願60/284,839号の利益を特許請求するものである。
【0002】
本発明は、一般にバルブインジケータに関し、詳しくはバルブシャフトの位置を視覚的および/または電子的に示すためのバルブインジケータに関する。
【背景技術】
【0003】
空気圧または液圧リフトバルブの位置を示すために、さまざまな電気的および機械的位置インジケータが使用されている。バルブストロークのそれぞれの端位置においてスイッチが作動し、開バルブ位置および閉バルブ位置のための電気信号を発生させる。次いで、信号を制御装置に伝送することができる。同様に、視覚的表示を提供してバルブの開位置および閉位置を表示することもできる。
【0004】
図1A〜1Cは、バルブの直線位置表示を行うための電気的および/または視覚的解決策のいくつかを示す。図1Aは、バルブステムの位置を電気的に示すために当技術分野で使用される原理を図示している。バルブステム10にはアダプタ12が取り付けられている。アダプタ12は、バルブステム10がこのバルブを閉じる位置にあるときに、第1スイッチ20を作動させる。第1スイッチ20は固定軸22に沿って調整可能である。したがって、軸22に沿ってスイッチ20を移動させると、閉バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域24は、閉バルブ位置を調整することができる区域を表す。
【0005】
バルブステム10が開位置にあると、アダプタ12は第2スイッチ30を作動させる。第2スイッチ30もまた固定軸32に沿って調整可能である。したがって、軸32に沿ってスイッチ30を移動させると、開バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域34は、開バルブ位置を調整することができて、スイッチ30が起動される区域を表す。しかし、この配置では、さまざまなストローク長を有するバルブの位置について視覚的表示を明白に提供することは容易ではない。
【0006】
図1Bは、バルブの位置を示すために当技術分野で使用される別の原理を図示している。図1Bの概略図を参照すると、バルブリフトを監視するための装置は、2つのリミットスイッチ20、30をそれぞれ作動させる2つの調整器14、16を有する。スイッチ20、30は、駆動スピンドル12の上り位置および下り位置のための位置センサとして作用する。この配置によって、調整器14、16は、これらが所与のバルブストロークに関して開位置および閉位置においてリミットスイッチ20、30を作動させることができるように、移動することができる。
【0007】
駆動スピンドル12は、バルブステム10と同じ長さのストローク長を有する。この故に、この配置では、異なるストローク長を有するバルブのうちに1つの視覚的インジケータを準備するための解決策は、容易には提供されない。視覚的インジケータ40は、バルブステム10のストローク長18と同じ表示長42を有することになる。したがって視覚的インジケータ40は、異なるストローク長を有するバルブのために異なる量の視覚的区域を表示することになる。
【0008】
図1Cは、バルブの位置を示すために当技術分野で使用されるさらに別の原理を図示している。バルブステム10にはアダプタ12が取り付けられている。調整器14は、バルブステム10が閉バルブ位置にあるときに、第1スイッチ20を作動させる。調整器14はアダプタ12に沿って調整可能である。陰影を付けた区域24は、閉バルブ位置を調整することができて、スイッチ20が起動される区域を表す。
【0009】
バルブステム10が開バルブ位置にあるときに、別の調整器16が第2スイッチ30を作動させる。調整器16はアダプタ12に沿って調整可能である。したがって、調整器16をアダプタ12に沿って移動させると、開バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域34は、開バルブ位置を調整することができて、スイッチ30が起動される区域を表す。
【0010】
この配置では、バルブの位置を示すための視覚的インジケータ40が、ストローク長18から2つの調整器14、16の間の離隔距離Hを引いたものに等しい表示長42を有することになる。したがって、さまざまなストローク長を有するバルブにおいて使用するためのこの配置に、単一の視覚的インジケータをどのように適用できるかは明らかではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、さまざまな長さのバルブストロークを有するバルブのための視覚的および電気的インジケータを提供することを対象とする。
【0012】
上述およびその他の考察のゆえに、本発明は、バルブシャフトの位置を視覚的および/または電子的に示すための装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様によれば、バルブの状態を示すための装置が提供される。バルブは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能なステムを有する。この装置は、開く方向に偏向される第1カムシステムを含む。第1カムシステムは、ステムが閉バルブ位置に隣接するときには、ステムに調整可能に係合することができ、いったん係合するとステムによって閉じる方向に移動可能となる。装置はまた第2カムシステムも含み、この第2カムシステムは、第1カムシステムに統合されるかまたは第1カムシステムから分離されており、閉じる方向に偏向される。第2カムシステムは、ステムが開バルブ位置に隣接するときには、ステムに調整可能に係合することができる。いったん係合すると、第2カムシステムはステムによって開く方向に移動可能となる。装置は、第1カムシステムと第2カムシステムによって移動可能なインジケータを含む。インジケータは、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することができる。
【0014】
本発明の別の態様によれば、バルブの状態を視覚的および電子的に表示するための装置が提供される。バルブは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能なステムを有する。この装置は、第1カムシステム、第1スイッチ、第2カムシステム、第2スイッチ、およびインジケータを含む。第1カムシステムは、ステムが閉バルブ位置に隣接するとステムに係合する第1調整可能部材を含む。第1カムシステムは、いったん係合するとステムによって閉じる方向に移動可能となる。第1カムシステムはまた、第1カムシステムを開く方向に押し付ける第1偏向部材も含む。第1スイッチは、ステムが閉バルブ位置にあるときは、第1カムシステムによって作動されることが可能である。第2カムシステムは、第1カムシステムに統合されるかまたは第1カムシステムから分離されている。第2カムシステムは、ステムが開バルブ位置に隣接するときにステムと係合する第2調整可能部材を含む。第2カムシステムは、いったん係合すると、開く方向にステムによって移動可能となる。第2カムシステムはまた、第2カムシステムを閉じる方向に押し付ける第2偏向部材も含む。第2スイッチは、ステムが開バルブ位置にあると第2カムシステムによって作動されることが可能である。インジケータは、第1カムシステムと第2カムシステムによって移動可能であり、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することが可能である。
【0015】
本発明のさらに別の態様によれば、ステムを有するバルブの状態を表示するための方法が提供される。ステムは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能である。この方法は、閉バルブ位置に隣接するステムに係合するように第1カムシステムを調整するステップと、開バルブ位置に隣接するステムに係合するように第2カムシステムを調整するステップとを含む。この方法はまた、第1カムシステムをステムとともに閉じる方向に閉バルブ位置へと変位させることによって閉バルブ状態を表示するステップと、第2カムシステムをステムとともに開く方向に開バルブ位置へと変位させることによって開バルブ状態を表示するステップとを含む。この方法はまた、第1カムシステムを開く方向に偏向させ、第2カムシステムを閉じる方向に偏向させることによって、第1カムシステムおよび第2カムシステムとステムとの係合のない中間バルブ状態を表示するステップも含む。
【0016】
上述の概要は、可能性のある実施形態の各々を、または本明細書に開示する本発明のすべての態様を概説しようとするものではなく、添付の特許請求の範囲を概説しようとのみするものである。
【0017】
本発明の好ましい一実施形態およびその他の態様は、本発明による特定の実施形態の詳細な説明を参照して、添付の図面と共に読めば非常によく理解されよう。
【0018】
本発明は、さまざまな修正および代替形状の対象になり易いが、図面には特定の実施形態が例示として示されており、本明細書において詳細に説明される。しかしながら、本発明が開示された特定の形状に限定される意図はないことを理解すべきである。そうではなく本発明は、添付の特許請求の範囲に定義されているように、本発明の範囲内にあるすべての修正、等価物、および代替物を包含するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図2A〜2Cは、本発明による視覚的および電気的インジケータの一実施形態を概略的に示す。図2Aでは、バルブステム10にアダプタ50が取り付けられている。アダプタ50の片側には、全体的に100で示されている調整可能なトリガシステムまたは閉バルブカムシステムが設けられている。アダプタ50の別の側には、全体的に200で示されている別の調整可能なトリガシステムまたは開バルブカムシステムが設けられている。本発明の上記の説明および後記の説明において、特定の垂直方向付けが確立されていることに留意されたい。この理由で、最上点、最下点、頂部、底部、右の、左の、下の、下方、上方などの語句が全体にわたって使用される。垂直方向付けは説明を明解かつ容易にする目的で設けられていることを理解されたい。本発明は、その適用に応じてどのような方向付けを有することもできる。この理由で、本発明の説明を方向付けるために使用される語句は、厳密には相対語と考えられる。
【0020】
閉バルブカムシステム100に注目すると、ホルダ102は最上点72と最下点74との間を長手方向に移動することができる。ホルダはその上端部にフィンガ104を有する。ホルダ102の下端部では、偏向部材またはばね106がホルダ102の軸孔の中にある。上記ならびに後記の説明で論述する偏向部材106は、ばねまたはその他の弾性部材によって生成されるような力をホルダ102にもたらす。
【0021】
ホルダ102には調整可能部材または調整器108が取り付けられている。調整器108はアダプタ50の下方に位置し、装置を完全閉バルブ位置に較正するとき、ホルダ102に沿って移動可能である。初期較正の後に、調整器108は、この図2Aに見えているようにホルダ102上の所望の位置に固定される。また、スイッチアクチュエータ110はホルダ102の上に位置する。アクチュエータ110が閉バルブスイッチ120と係合すると、閉バルブの電気的表示がなされる。
【0022】
開バルブカムシステム200に注目すると、ホルダ202もまた最上点72と最下点74との間を長手方向に移動することかできる。ホルダ202はその上端部にフィンガ204を有する。その上端部においても、偏向部材またはばね206がホルダ202の軸孔の中にある。ホルダ202には調整可能部材または調整器208が取り付けられている。調整器208はアダプタ50の上方に位置し、装置を開バルブ位置に較正するとき、ホルダ202に沿って移動可能である。初期較正の後に、調整器208は、この図2Aに見えているようにホルダ上の固定位置にある。そのうえ、スイッチアクチュエータ210はホルダ202上の所望の位置に固定される。アクチュエータ210が閉バルブスイッチ220と係合するとき、開バルブの電気的表示がなされる。
【0023】
ホルダ102、202の上方には、2つの視覚的表示部分または区域A、Bを有する視覚的インジケータ60がある。表示部分A、Bは、情報を視覚的に知らせるために色彩および/または銘刻文字を使用することもできる。この技術分野では、第1表示区域と第2表示区域とを互いに視覚的に区別するための多くの手段が存在する。例えば、表示区域Aは黄色で銘刻文字を省くが、表示区域Bは赤で「OPEN」などの銘刻文字または記号を有することもある。表示区域A、Bの視覚的区別は、照明、反射器、色彩、銘刻文字、記号、または当業者が使用可能なその他の視覚的区別手段の使用を必要とすることもある。
【0024】
視覚的インジケータ60は、バルブが完全に閉じたときの下向き最小位置とバルブが完全に開いたときの上向き最大位置との間を往復動することによって、バルブステム10の位置を伝達する。視覚的インジケータ60は、閉バルブフィンガ104と接触するための第1接触隆起部62を有し、インジケータ60は、開バルブフィンガ204と接触するための、より長い第2接触隆起部64を有する。この図2Aでは、第2接触隆起部64は開バルブフィンガ204と接触している。
【0025】
アダプタ50は調整器108と接触した状態で示されている。もっとはっきり言えば、アダプタ50はホルダ102をその長手方向の最下点74で保持されるようにする。したがって、ばね106は圧縮される。この閉バルブ状態では、スイッチアクチュエータ110は閉バルブスイッチ120と係合し、バルブが閉じたことを電気的に信号で知らせる。
【0026】
アダプタ50は、現在位置では開バルブカム200の調整器208とは接触していない。この結果、ばね206はホルダ202をその長手方向最下点74に押し付ける。したがって、視覚的インジケータ60は、フィンガ204を第2接触隆起部64に接触させるとともに、ばね力または重力によって視覚的限界70の下方に保持される。視覚的限界70の上方におけるインジケータ60のどの部分も観察者には見えるが、視覚的限界70の下方のどの部分も見ることはできない。この方式で、この実施形態は、視覚的限界70の上方における視覚的インジケータ60のどの部分も示さず、バルブが完全に閉じていることを示す。
【0027】
図2Bを参照すると、この実施形態は中間状態または部分的に開いた状態で示されている。バルブステム10は、バルブが開くにつれてアダプタ50を上向きに変位させる。対抗力によって妨げられることなく、ばね106は、ホルダ102を最上点72まで上向きに押し上げ、スイッチアクチュエータ110は閉バルブスイッチ120との接触を失う。これによって閉バルブの電気的表示が終了する。
【0028】
ホルダ102は、長手方向の最上点72にまで押し付けられており、フィンガ104を視覚的インジケータ60の第1接触隆起部62に接触させる。ばね106の力がインジケータ60を上昇させる。インジケータ60は、視覚的限界70より上の第1表示域Aを見せる。表示域Aは、バルブが中間状態または部分的開放状態にあることを表示する。開バルブカムシステム200の状態は、バルブステム10の位置によっても変わらず、アダプタ50は図2Bに示すように中間位置にある。ばね206はなおもホルダ210をその長手方向の最下点74に維持している。
【0029】
上記のように、バルブステム10とカムシステム100、200との間には空動きがある。具体的には、カムシステム100、200は動くことができず、バルブステム10とアダプタ50は移動することができる。空動きによって、ホルダ102、202の長手方向の動きを、さまざまなバルブのなかでのバルブステム10のストロークの相違に関係なく、固定された範囲に保つことができる。さらにまた、視覚的インジケータ60の動きも固定された範囲に保たれる。よって、視覚的位置表示と電気的位置表示とを有する1つのアセンブリを、ストローク長の異なるバルブステムを有するバルブに使用することができる。
【0030】
図2Cを参照すると、この実施形態は完全開バルブ位置にある状態で示されている。バルブが開くと、バルブステム10はアダプタ50をさらに上方へ移動させる。延びるアダプタ50が調整器208に係合すると、ばね206は圧縮され、ホルダ202を最上点72まで上向きに押し上げる。ホルダ202の動きによって、スイッチアクチュエータ210は開バルブスイッチ220と接触し、完全開バルブの電気的表示が行われる。
【0031】
ホルダ202は、長手方向最上点72にまで押し付けられており、フィンガ204を視覚的インジケータ60の第2接触隆起部62に接触させる。バルブステム10とアダプタ50との力がインジケータ60を上昇させる。これによって、インジケータ60は視覚的限界70より上の表示域Bを見せる。表示域Bは、バルブが完全に開いているという視覚的情報を提供するように銘刻文字または記号を有することもでき、または表示域A、Bは、完全開バルブを示す対照的色彩を有することもできる。
【0032】
閉バルブカム100の状態は、図2Cに示すように閉位置においてはバルブステム10とアダプタ50の位置によって本来は変わらない。ばね106はなおもホルダ102をその長手方向の最上点72に維持している。この実施形態は、バルブのための視覚的と電気的の両表示を提供する。さらに、調整器108、208の位置をホルダ102、202に沿って変えることができるので、この実施形態は、さまざまなストローク長のバルブステムを有するバルブに対して視覚的および電気的表示を実現することができる。
【0033】
図2Dは、視覚的インジケータ60が特定の表示長を有し、異なるストローク長を有するバルブのための電気的インジケータと共に使用することができる、本発明の原理を図示するのに役立つ。
【0034】
バルブステム10にはアダプタ50が取り付けられている。バルブステム10は一定の可能なストローク長52を有する。バルブリフトを監視するための装置は2つのカムシステム100、200を有する。カムシステム100、200は両方とも調整器108、208を有し、これらの調整器はバルブステム10上のアダプタ50と係合する。各カムシステム100、200はアクチュエータ110、210を有し、これらのアクチュエータはそれぞれ2つのリミットスイッチ120、220を作動させる。これらのスイッチ120、220は、バルブステム10の上位置と下位置のための電気的位置センサとして作用する。
【0035】
本配置によって、調整器108は、閉バルブ設定のためにアダプタ50に係合するようにカムシステム100に沿って動くことができる。線114は、調整器108のための調整範囲を示す。同様に、調整器208は、開バルブ設定のためにアダプタ50に係合するようにカムシステム200に沿って動くことができる。線214は、調整器208のための調整範囲を示す。陰影区域112は、閉バルブのためのトリガ区域を表示し、陰影区域212は、開バルブのためのトリガ区域を表示している。
【0036】
バルブステム10のストローク長が長さ52の中にあるとして、視覚的インジケータ60はバルブステム位置におけるインジケータ60の特定の部分または区域のみを表示することに限定されている。これは、最上点72と最下点74との間をオフセット量116だけ移動可能なカムシステム100を有することによって達成される。このオフセット量は、アクチュエータ110とスイッチ120との間のオフセット量118にほぼ等しい。調整器108は、アダプタ50に係合してカムシステム100を少なくともオフセット量116だけ変位させるように較正され、閉バルブを表示する。
【0037】
同様な方法で、カムシステム200は最上点72と最下点74との間をオフセット量216だけ移動可能である。このオフセット量216は、アクチュエータ210とスイッチ220との間のオフセット量218にほぼ等しい。調整器208は、アダプタ50に係合してカムシステム200を少なくともオフセット量216だけ変位させるように較正され、閉バルブを表示する。もちろん、オフセット量116、216を同じにすることもできるが、2つのカムシステム100、200の最上点72と最下点74が異なるレベルにある場合には、そうである必要はない。
【0038】
インジケータ60は2つの表示長A、Bを有する。表示長Aは、カムシステム100がその接触隆起部に係合したときのインジケータ60の変位に対応する。表示長Bは、カムシステム200がその接触隆起部に係合したときのインジケータ60の変位に対応する。カムシステム100、200が同じサイズで同じ最上点72と最下点74の中で移動する場合に適切に機能するために、オフセット量116は長さAと同じかこれより大きくなければならず、オフセット量216は少なくとも長さAプラス長さBでなければならない。
【0039】
ここに示すものの他に、さまざまな幾何学的外形構成が可能である。例えば、カムシステム100、200を異なるオフセット量116、216の異なるサイズのものにすることもでき、これによって異種の表示長A、Bを作る。幾何学的外形構成と長さのこの論考は、本発明による視覚的インジケータのための特定の表示長を提供する、から動きの原理を図解するものと意味付けられる。
【0040】
図3Aを参照すると、本発明によるリニア位置インジケータの等角図が、バルブの上に取り付けられた状態で示されている。インジケータはボックス80を含んでいる。ボックスの頂部には、カバー82が取り外された形で示されている。カバー82の頂部には透明な窓84があり、これを通して視覚的インジケータ86を見ることができる。視覚的インジケータ86は、ピストンのように、カバー82と窓84の内部を往復動し、バルブの特定の状態中に窓84を通して視覚的インジケータ86を見ることができる。
【0041】
視覚的インジケータ86がその最高位置にあるときには、赤色や黄色の条片または銘刻文字などの2つの表示域を、透明な窓84の頂部と側部を通して見ることができる。インジケータ86が下向きにわずかに移動すると、第1表示域は動いて視界から離れ、第2表示域だけが視界に残る。インジケータ86が更に下向きに移動すると、表示域は全く見えなくなる。
【0042】
インジケータ86上の表示域の読みまたは区別を改善するために、窓84上の透明な領域につや消しを施したりまたはレンズを付着することもできることは、更に理解されよう。さらにまた、不透明なバンドを頂部近くの円筒状ハウジングの周囲に付着させることもでき、こうして、バルブが完全に開くと、インジケータ86の黄色部分が側部からマスクされる。
【0043】
ボックス80もまた、ボックス80を通して電線など(図示せず)を出し入れするための1つまたは複数の開口部85を有するベース83を含む。電線は、開バルブスイッチおよび閉バルブスイッチ(図示せず)などの電気構成要素用である。ベース83はバルブ90に取り付けられている。バルブ90は、管92を通る流れを制御するための空気式または液圧式のものにすることができる。
【0044】
端子ブロック250がインジケータベース83の中に配設されて、これに取り付けられている。端子ブロック250は、スイッチなどの電気構成要素用の端子セット251を提供する。端子ブロック250は、上記のように、開バルブカムシステムおよび閉バルブシステムの機械的装置を保持する。この図では1つのカムシステムの一部分が見える。
【0045】
この図では、可動ホルダ(図示せず)がねじ付きロッド252を保持している。ねじ付きロッド252はアダプタショルダ253を通過している。ねじ付きスプリットリング254が、ねじ付きロッド252の上にあってアダプタショルダ253にはまっている。端子ブロック250の頂部には、開バルブカムシステムおよび閉バルブカムシステム用の調整ノブ255、257を見ることができる。ブロック250の頂部にある開口259によって、視覚的インジケータ86はホルダの二またフィンガ(図示せず)に接触することができる。
【0046】
図3Bを参照すると、インジケータボックス80の側面図が示されている。インジケータボックス80はカバー82とベース83とを含む。カバー82の頂部には透明な窓84があり、これを通して視覚的インジケータ86を見ることができる。視覚的インジケータはカバー82と窓84の内部をピストンのように往復動し、ここでは2つの表示域A、Bを表示している。
【0047】
いくつかの例示的寸法が視覚的表示の特徴を解明する助けになろう。提示する寸法は図示の目的のためのみであって、決して本発明を限定しようとするものではない。0.16インチ〜2.5インチ(6.3mm〜65mm)間にあるいずれかのバルブストローク長を有する例示的なバルブについては、インジケータボックスの高さHを約4.0インチ(120mm)にすることができる。ボックスの全幅Wを約3.15インチ(90mm)にすることができる。表示域A、Bを含むインジケータ86の表示高さVは、約0.26インチ(6.5mm)にすることができる。これらの寸法では、視角θ(シータ)は30°近くになることができる。
【0048】
こうして、バルブ位置の視覚的表示を、実質的にインジケータ86のレベル未満のレベルから容易に見ることができる。より長いかより短いストローク長を有するバルブには、この寸法は適用できないことが理解される。さらにまた、インジケータ86の表示高さVは所与のバルブの実際ストローク長Hに関係なく、より大きなまたはより小さな値を持つことができることが理解される。
【0049】
図3Cを参照すると、窓と視覚的インジケータが外された位置インジケータの頂面図が示されている。端子251を有する端子ブロック250はベース83の内部に配設されている。3つの取付けボルト87、88、89が端子ブロック250をベース83に連結している。端子ブロック250の頂部には、調整ノブ255、257がインジケータ開口259のそれぞれの側に位置している。開口259を通じてバルブアダプタを見ることができる。開バルブスイッチ266および閉バルブスイッチ268も、端子ブロック250のそれぞれの側に位置している。
【0050】
図3Dを参照すると、位置インジケータの側断面図が示されている。カバー82はベース83の上にねじ込まれ、窓84はカバー82の上にねじ込まれている。端子ブロック250は、取付けボルト87、89によってベース83に取り付けられてインジケータボックス内に配設されて示されている。端子ブロック250は制御装置およびスイッチ用の必要な電子機器を接続するための一連の端子251を有する。インジケータ86は、これが窓84を通して見えるように端子ブロック250の上方に位置している。アダプタ253は端子ブロック250の内部に配設されて、この中で動くようになっている。アダプタと接触しているスプリットリング254を有するねじ付きロッド252が、アダプタ253の背後に示されている。1つのリミットスイッチ266が、端子ブロック250の側部に取り付けられて示されている。
【0051】
図3Eを参照すると、この実施形態の断面図が、図3Cの側面図から90度ずれて示されている。上述と同様に、カバー82はベース83の上にねじ込まれ、窓84はカバー82の上にねじ込まれている。端子ブロック250はベース83の中に配設されて示されている。インジケータ86は、これが窓84を通して見えるように端子ブロック250の上方に位置している。アダプタ253は端子ブロック250の内部に配設されて、この中で動くようになっている。アダプタ253の片側にカムシステム100が示され、別の側にカムシステム200が示されている。
【0052】
図4Aを参照すると、本発明による別の実施形態の断面図が閉バルブ位置の状態で示されている。ここでインジケータボックス270が設けられている。2つのカムシステム200、すなわち閉バルブシステム100および開バルブシステム200がボックス270の内部に配設されている。バルブステム54が、閉バルブ位置と開バルブ位置と間を閉じる方向と開く方向にインジケータボックス270の内部で長手方向に移動するように置かれている。バルブステム54にはアダプタ56が取り付けられている。アダプタの例示的実施形態については、後の図5Aを参照されたい。
【0053】
閉じたカムシステム100に注目すると、ホルダ130は、インジケータボックス270の内部で長手方向に動くことができ、上部突出部272と下部突出部274とに沿って載せられている。ホルダ130は上部孔140と下部孔142とを有し、上部孔140の中に突出部272がぴったりはまり、下部孔142の中に下部突出部274の1つがぴったりはまる。ホルダの例示的実施形態については、後の図5Dを参照されたい。
【0054】
ねじ付きロッド132は、ホルダ130に隣接し、ホルダ130の上部バランサ134に取り付けられている。ねじ付きロッド132は、内部にばね144のある下部孔を有する。ロッド132の上には第1ねじ付きスプリットリング138がねじ込まれ、スプリットリング138はロッド132に沿って動くことができる。第1ねじ付きスプリットリング138はアダプタ56の下方に位置する。ねじ付きロッドとスプリットリングの例示的実施形態については、後の図5B、5Cを参照されたい。
【0055】
さらに、ホルダ130は、ホルダ130の側部の固定位置にスイッチアクチュエータ136を有する。アクチュエータ136は、閉バルブスイッチ150と係合して、バルブが閉じていることを電気的に表示する。閉バルブスイッチ150はインジケータボックス270または端子本体に取り付けられている。
【0056】
開カムシステム200に注目すると、ホルダ230はインジケータボックス270の内部を長手方向に動くことができ、インジケータ内の上部突出部272’と下部突出部274’とに沿って載せられている。ホルダ230は、ばね240のある上部孔を有する。
【0057】
ねじ付きロッド232は、ホルダ230に隣接し、ホルダの上部バランサ234に取り付けられている。ねじ付きロッド232は下部孔244を有する。ロッド232の上には第2ねじ付きスプリットリング238がねじ込まれ、スプリットリング238はロッドに沿って動くことができる。リング238はアダプタ56の上方に位置する。閉カムシステム100と同様に、開カムシステム200のためのホルダ230は、ホルダ230の側部の固定位置にスイッチアクチュエータ236を有する。アクチュエータ236は、開バルブスイッチ230と係合するように位置し、バルブが開いたときを電気的に表示する。
【0058】
ホルダ130、230の上方にはそれぞれ、調整ノブ160、260がある。ノブ160、260は、ホルダ130、230の上方に突出するねじ付きロッド132、232の端部にぴったりはまっている。調整ノブ160、260は、これらのそれぞれのねじ付きロッド132、232を回転させるために、回転可能となっている。ロッドの回転によって、ねじ付きスプリットリング138、238はロッドに沿って上下動する。各ノブ160、260はロック162、262を備えている。調整ノブの例示的実施形態については、図5Eを参照されたい。調整ノブの更なる詳細な特性と機能は、後の図6A〜Eに示されている。
【0059】
ホルダ130、230の上方にも、ディスク形状の視覚的インジケータ300がある。インジケータ300は、2つの表示域306、308がある表示領域302を有する。表示域306、308は、黄色や赤色などの対照色の色彩条片を含むこともできる。さらにまた、1つまたは複数の表示域は、バルブの状態を示す語「OPEN」または「CLOSED」などの銘刻文字または記号を含むこともできる。
【0060】
調整ノブ160、260を受け入れるために、視覚的インジケータ300には2つの開口部320、320’がある。インジケータ300の中央部には、閉じる方向にディスクの下方に延びる突出部がある。この突出部は、閉カムバランサ134と接触するための第1接触隆起部312と、開カムバランサ234と接触するための第2接触隆起部310とを有する。インジケータの例示的実施形態については、後の図5Fを参照されたい。
【0061】
この図4Aでは、第2接触隆起部310が開カムバランサ234と接触している。突出部も、透明な窓276上の軸278に沿って中央孔と隆起部とを有する。また偏向部材またはばね280を、軸278の周りおよび突出部の内部に配設することもできる。ばね280は、インジケータ300を閉じる方向に、窓276の視覚的限界の下方に押し付けることができ、インジケータ機構からの対抗力は全くない。
【0062】
アダプタ56は、ねじ付きスプリットリング138と接触して示されている。詳しくは、アダプタ56はホルダ130を閉じる方向に移動させ、その長手方向最下点に保持する。したがって、ばね144は圧縮される。この閉バルブ状態では、スイッチアクチュエータ136は閉バルブスイッチ150と係合し、閉バルブを電気的に信号で知らせる。アダプタ56は、この位置では開カム200の調整器238と接触していない。この結果、ばね240はホルダ230を開く方向にその長手方向最下点まで押し付ける。さらに、視覚的インジケータ300は、ばね280の力によって窓276の視覚的限界の下方に留まっている。
【0063】
図4Bを参照すると、図4Aの細部が、外側から窓276が取り付けられた結果のカバー270の図に示されている。観察者17Aには、視覚的インジケータ300は窓276の限界の上方では見えず、インジケータの頂部も観察者17Bには見えない。
【0064】
図4Cを参照すると、この実施形態はバルブの中間または部分的開状態で示されている。バルブステム54はアダプタ56を上向きに変位させている。閉バルブ調整器138との接触は失われている。ばね144はホルダ130を上向きに開く方向にその最上点位置まで押し付ける。ホルダ130の動きによって、スイッチアクチュエータ136は閉バルブスイッチ150との接触を失い、閉バルブの電気的表示は終了する。
【0065】
ホルダ130がその長手方向最上点に押し付けられると、フィンガ134は視覚的インジケータ300の第1接触隆起部312に接触する。ばね144はインジケータ300を開く方向に上昇させる。インジケータ300は、カバー270の視覚的限界の上方で、インジケータ300の上に第1表示域306を見せる。開カムシステム200の状態は、図4Cに示すように、中間位置にあるバルブステム54とアダプタ56との位置によって変化することはない。ばね240はなおホルダ230をその長手方向最下点に維持する。
【0066】
開カムシステム100と閉カムシステム200が上向きおよび下向きに動くと、視覚的インジケータ300はこれらと共にハウジング270内部を動く。インジケータ300のディスク状ヘッドは、赤色などのある一定の無地色にすることができる頂面304を有する。表示域306は、黄色などの別の色彩を有する同心の狭いバンドでもよく、インジケータ300の周辺の周りに表示領域302の縁部を取り囲んでもよい。表示域306のすぐ下には別の表示域308がある。表示域308を、インジケータの頂面と同じ色彩、すなわち赤色の別のバンドにしてもよく、および/または銘刻文字もしくは記号を含んでもよい。
【0067】
頂面304と側部表示域306、308が目に見える様子が図4Dに示されている。インジケータ300の周りで表示領域302の縁部に限界を画する表示域306を、観察者17Aは側部から見ることができる。インジケータ300の頂部が窓276の表面から非常に離されているときには、窓276の頂部のつや消しが原因で、またはインジケータ300の頂部の可視性を妨げる他の手段が原因で、観察者17Bには頂面304は窓276を通じて明瞭に見えない。
【0068】
図4Eを参照すると、この実施形態は完全開バルブ位置で示されている。バルブステム54は、アダプタ56をさらに上向きに開く方向に延ばしている。延びるアダプタ56が調整器238と係合し、ホルダ230を上向きに開く方向にその最上点まで押し付けると、ばね240は圧縮される。ホルダ230の動きによって、スイッチアクチュエータ236は開バルブスイッチ250に接触し、開バルブの電気的表示が実施される。
【0069】
ホルダ230がその長手方向最上点に押し付けられると、フィンガ234は視覚的インジケータ300の第2接触隆起部310に接触する。バルブステム54とアダプタ56との力によってインジケータ300はさらに上げられる。インジケータ300は、窓276を通してインジケータ上の表示域308を見せる。閉カムシステム100の状態は、本来は、図4Eに示すように閉バルブ位置におけるバルブステム54とアダプタ56との位置によって変わるものではない。ばね144はなおホルダ130をその長手方向最上点に維持する。
【0070】
2つの見えるようにされた表示域306、308は開バルブを表示する。頂部304と側部表示域306、308が目に見える様子が図4Fに示されている。インジケータ300の周りで表示領域302の縁部に限界を画する表示域306は、表示域308と同様に窓276を通して見える。ここでインジケータ300の頂面304は、窓276のつや消しを施した頂部に隣接することによって窓276を通して見える。こうして、開バルブの視覚的表示300を、観察者はインジケータ300の側部17Aと頂部17Bにおいて見ることができる。
【0071】
図5Aを参照すると、本発明によるアダプタ330の例示的な実施形態が示されている。アダプタ330は、バルブステム(図示せず)に付着する軸部分332を有する。2つのショルダ334、336は軸部分332に対し直角に位置している。ショルダ334は、中にねじ付きロッド(図示せず)を挿入するための孔335を有する。ショルダ336は、中にもう1つのねじ付きロッド(図示せず)を挿入するための孔337を有する。アダプタ330はまた、バルブステムへのアダプタ330取付け用のボルトを挿入するための中央孔338を有する。ショルダの端部上のフォーク状端部または簡単なリップは、ねじ付きロッド上のリングとの係合に十分であるが、ショルダ334、336は、335、337などの開放孔を含む必要はない。
【0072】
図5Bを参照すると、本発明によるねじ付きスプリットリングの例示的な実施形態が示されている。リング340は、その周囲を通るスプリット344を有する。スプリットはリングの中央ねじ付き孔342に沿っている。スプリットリング340は、図5Cの例示的実施形態に示されているように、ねじ付きロッドにねじ込まれる。
【0073】
図5Cのねじ付きロッド350は軸352を有し、この軸に図5Bにあるスプリットリングがねじ込まれる。軸352は、キースロット355と中央孔356とがある上部ヘッド354を有する。キースロット355と中央孔356は、後で詳しく述べる調整器ノブおよびロックと共に使用するためのものである。軸352はまた下部ヘッド358も含む。ねじ付きスプリットリング(図示せず)を有する軸352は、図5Aにおけるアダプタのショルダ孔の1つに着く。
【0074】
ホルダ360の例示的実施形態を図5Dに示す。ホルダ360は軸部分361を含み、軸部分361と平行にねじ付きロッド(図示せず)が位置する。ホルダ360の軸部分361は上部孔362と下部孔362’とを有し、これらによって長手方向に支えられる。ホルダ360はまた、ねじ付きロッドの上部ヘッドに連結するためのスナップ開口部363を有する上部バランサ366を含む。同様に、ホルダ360は、ねじ付きロッドの下部ヘッドに連結するためのスナップ開口部363’を有する下部バランサ366’を含む。
【0075】
軸部分361の内側表面に沿って、長手方向トラック364がある。ねじ付きロッドがホルダ360に連結されると、長手方向トラック364は、図5Bに最もよく示されているように、ねじ付きリングにおけるスプリットの中に入る。こうして、ねじ付きスプリットリングは、ねじ付きロッドが回されると長手方向トラック364に沿ってロッドを上下動する。さらにまた、スイッチアクチュエータ365がホルダの軸部分361から突き出ている。
【0076】
例示的な調整ノブ380を図5Eに示す。調整ノブは、ホルダ(図示せず)の上方に延在するねじ付きロッド(図示せず)の上端部に取り付けられる。調整ノブは、ノブを回し易くするためのヘッド382と、ねじ付きロッドのキースロットの中に嵌めるためのキー384とを有する。したがって、調整ノブ380を回すと、ホルダ内部でねじ付きロッドは回転し、ねじ付きリング(図示せず)はホルダの長手方向トラックに沿って上下動する。この方法で、アダプタショルダ(図示せず)とスプリットリングが接触するための位置を、ねじ付きロッドに沿って変えることができる。
【0077】
調整ノブ380はまた、ねじ付きロッドの中央孔と整列する中央孔386を含む。これらの孔を通じて、ロック(図示せず)を設け、ねじ付きロッドの回転を防ぎ、ねじ付きリングをロッド上の特定の位置に維持することもできる。
【0078】
図5Fを参照すると、本発明による視覚的インジケータ390の例示的実施形態が図示されている。インジケータは、ディスク状であり、リップ392を含み、表示域を有する。表示域には、バルブ状態の必要な視覚的表示をもたらすために、色彩、銘刻文字、または記号の使用を含むこともできる。この実施形態では、リップ392上の表示域は、開バルブ状態を表示するための銘刻文字「OPEN」を含む。ディスク部分は、図5Gでは上述のように調整ノブ(図示せず)を受け入れるための左孔393および右孔393’を有する。ディクス部分の頂部は、この図では見えない頂部表示域Cを有する。頂部表示域Cはディスクの頂部の周囲を区画する。表示域Cは、インジケータが窓の表面に十分近いところで往復動すると、インジケータボックス(図示せず)の窓を通して見える。表示域Cは表示域Bが備えるものと同じ色彩であってもよく、および/もしくは「OPEN」などの銘刻文字を有することもできる。
【0079】
突出部394がディスクの中央部に位置しており、ディスク部分の平面の下方に延在している。この突出部は中央孔395を有し、これによってインジケータ390は軸(図示せず)の上を垂直に移動することができる。突出部の両側には接触隆起部396、397がある。第1接触隆起部396、396’は突出部394の全深さにまで延び、上記のようにバランサの二またフィンガに接触する。
【0080】
第2接触隆起部397、397’は突出部394に沿って、より浅い深さにまで延び、第1接触隆起部396、396’よりもさらに大きな突出部からの半径に位置する。これらの第2隆起部397、397’は上記のようにバランサの二またフィンガに接触する。
【0081】
本発明によるバルブ位置インジケータの実施形態の調整を図解するために、一連の図6A〜Eを提示する。図6Aでは、カム100、200を有するインジケータボックス270は、バルブの上に正しく設置されており、アダプタ54はバルブステム50に取り付けられている。バルブは完全閉位置にあり、バルブステム50はその最下点にあって、閉バルブ調整ノブ160はアンロックされている。調整ノブ160は、ねじ付き軸132が回転するように回される(矢印A)。ねじ付きスプリットリング138は長手方向トラックに沿って載せられており、回転ロッドをすり上がる(矢印B)。リング138はアダプタ54のショルダと係合する。
【0082】
図6Bでは、リング138はアダプタ54と係合するが、調整ノブ160の回転は続く(矢印A)。閉バルブカムシステム100は下降し(矢印C)、ばね144を圧縮する。調整ノブ160は、アクチュエータ136が閉バルブスイッチ150に係合してこれを作動するまで回される。閉バルブスイッチ150の係合はまた、視覚的インジケータ300が窓276の可視レベルより下の点に対応し、バルブが閉まっていることを表示する。
【0083】
図6Cでは、閉バルブ調整ノブ160はロックされて、ねじ付きロッド132の回転を防ぎ、ロッド上のねじ付きスプリットリング138の位置を維持する。それからバルブが操作され、バルブステム50は上向きに移動する(矢印D)。バネ144が延伸すると、閉バルブカムシステム100は上向きに移動する(矢印E)。端子ブロック400の上部分は、カムシステム100の上向き移動を停止させる。この最上点に向かって、閉バルブカムシステム100は視覚的インジケータ300の第1接触隆起部312と係合し、インジケータを上向きに押し上げる(矢印F)。この結果、視覚的インジケータ300の表示域306は窓276を通して見えるようになる。
【0084】
図6Dに示すように、いったんバルブがその完全開位置に導かれてバルブステム50がその最上点に到達すると、開バルブシステムの調整ノブ260はアンロックされる。調整ノブ260は回されると(矢印G)、この結果、ねじ付きスプリットリング238はねじ付きロッド232を下降させる。次にスプリットリング238はアダプタ52と係合する。
【0085】
調整ノブ260を回し続けると、開バルブカムシステム200は、図6Eに示すように上向きに押し付けられる(矢印H)。ばね220は圧縮され、バランサ234の二またフィンガは視覚的インジケータ300の第2接触隆起部312と係合する。調整ノブ260は回され、カムシステム200は、アクチュエータ236が開バルブスイッチ250に係合してこれを作動させるまで動かされる。
【0086】
この点で、視覚的インジケータ300は窓276を通して表示域308を完全に見せるようになる。また、インジケータ300の頂面304は窓276の頂部を通して見える。それから調整ノブ260はロックされて、設定が変わらないようにする。こうして、位置インジケータ300は所与のバルブ用の特定ストローク長に設定される。
【0087】
図7を参照すると、本発明の別の実施形態が図解されている。バルブステム410にはアダプタ412が取り付けられている。バルブステム410とアダプタ412は、この図7ではバルブの中間位置または部分的開位置で示されている。第1および第2カムシステムが互いに分離した先の実施形態とは異なって、この実施形態における装置は、互いに統合された第1および第2カムシステムを含む。先ず、閉バルブ状態を表示するために、アダプタ412はバルブが閉じているときには調整器422と接触する。調整器422は、装置を較正して閉バルブ位置を表示するときにホルダ420に沿って可動である。初期較正の後に、調整器422は、この図7に見るようにホルダ420の固定位置にある。アダプタ412は調整器422に係合しており、ホルダ420は下向きにその最下点454まで押し付けられる。ばね424が圧縮され、固定アクチュエータ426がスイッチ428に接触して、完全閉バルブを電気的に表示する。
【0088】
図7に示す中間状態では、アダプタ412は調整器422との接触を失っている。ばね424は延伸してホルダ420を上向きに押し上げる。開く方向へのホルダ420の長手方向移動は、ばね424が平衡位置に達することによって、または上部ばね432の対抗力によって制限される。したがって、ホルダ420は上向きステップのみを行う。ホルダ420の上向きステップによって、アクチュエータ426はスイッチ428との係合を失う。さらにホルダ420の上向き移動の結果として、インジケータ440の接触隆起部446と接触しているフィンガ438は、インジケータを上向きに押し上げる。インジケータ440上の第1表示域442は視覚限界450の上方に見えている。第1表示域442は、バルブの完全開状態と完全閉状態との間の中間または部分的開状態を表示する。
【0089】
バルブをさらに開くと、アダプタ412は調整器430と係合するようになる。調整器430は、装置を較正して完全開バルブ位置を表示するときにホルダ420に沿って可動である。初期較正の後に、調整器430は、この図7に見るようにホルダ420上の固定位置にある。それからバルブステム410とアダプタ412はホルダ420を上向きに開く方向にその最上点452まで押し上げ、ここで上向き移動は止まる。ホルダ420の上向きステップによって、アクチュエータ434は開バルブスイッチ436に係合して作動させ、開バルブを電子的に表示する。ばね432は圧縮されるが、ばね424は延伸する。フィンガ438もホルダ420と共に上向きに進み、同様にインジケータ440を押し上げる。それからインジケータ440は第2表示域444が見えるようにし、完全開バルブを表示する。
【0090】
この実施形態のためには、調整器422、430の初期較正が、図6A〜Eにおける実施形態のために詳細に明示されたものとは別のステップを必要とすることがある。調整器422、430は同じホルダ420上にあるので、調整器422、430のためのねじ付きリングの使用は、先に説明したように、異なるストローク長を有するバルブ用の装置を調整するために、ステップのいくらかの修正を必要とすることになる。例えばオペレータは、特定のバルブ用のインジケータを較正するためにロッドに沿ってねじ付きリングを手動で調整することができる。
【0091】
図8〜9は、図7の実施形態における原理による調整器とホルダの例示的実施形態を示す。
【0092】
図8を参照すると、隣接するねじ付きロッド464を有するホルダ462は、下部および上部バランサ474、476と連結されている。ホルダ462は、リミットスイッチ(図示せず)と係合するための2つのアクチュエータ470、471を有し、閉バルブ位置と開バルブ位置とをそれぞれ電気的に表示する。ホルダ462はまた上部バネ472と下部バネ473とを有する。
【0093】
ねじ付きロッド464は、アダプタ460の下方にねじ込まれている下部調整器466を有する。ロックナット467が下部調整器466の下方にねじ込まれている。調整器466とロックナット467は、これらがねじ付きロッド464に沿って移動しないように、互いに締め付けられている。ねじ付きロッドはまた、アダプタ460の上にねじ込まれた上部調整器468を有する。ロックナット469が、調整器468に締め付けられていない状態で示されている。
【0094】
この実施形態では、調整器466、468の較正は、オペレータによって手動で実施することができる。調整器466、468を、バルブステム(図示せず)とアダプタ460の往復運動の上部末端と下部末端に対応するロッド464上の適切な位置にまで、手動で直接回すこともできる。例えば、いったんバルブがその完全開位置に導かれると、上部調整器468を、アダプタ460との接触がなされるまでロッド464に沿ってねじ式に下げることができる。それからロックナット469を調整器468に対して締め付けて、ロッド464に沿って動かないようにする。
【0095】
図9を参照すると、2つの隣接するねじ付きロッド482、484を有するホルダ480が、下部バランサ496と上部バランサ496’とに連結されている。ホルダ480は、リミットスイッチ(図示せず)と係合して、閉バルブ位置と開バルブ位置とをそれぞれ電気的に表示するために、2つのアクチュエータ498、500を有する。ホルダ480はまた上部ばね502と下部ばね504とを有する。
【0096】
第1ねじ付きロッド482は第2ねじ付きロッド484に隣接している。アダプタ478の下方で、下部調整器486が、ねじ孔488を通じて第1ねじ付きロッド482にねじ込まれている。第2ねじ付きロッド484は、下部調整器486内の円滑な孔490を挿通している。この配置では、調整ノブ506が第1ねじ付きロッド482を回転させる。それから、下部調整器486は、ねじ孔488が第1ロッド482のねじに沿って載せられているので、長手方向に上下動することができる。円滑孔490は第2ロッド484の上に載せられて自在に動く。
【0097】
同様に、アダプタ478の上方では、上部調整器492がねじ孔495を通じて第2ねじ付きロッド484にねじ込まれており、第1ロッド482は円滑孔494を挿通している。調整ノブ508を回して第2ねじ付きロッド484を回転させることができる。それから、上部調整器492を適切な位置にまで動かして、完全開バルブを表示することができる。
【0098】
較正中にねじを上下動する円滑な孔490、494によるねじ付きロッド482、484に対する損傷を防止するために、ロッド482、484は上部分と下部分とを備えることもできる。これらの部分が通過しなければならない孔の配置に応じて、一方の部分はねじ付きに、他方の部分は円滑にすることもできる。そうでなければ、円滑孔490、494をナイロン製の円筒状ベアリングに容易に適合させることもでき、またはこれらの孔に、円滑調整器孔490、494の材料をロッド482、484のねじに直接接触しないようにする別の何らかの手段を備えることもできる。
【0099】
本発明によって、単一の調整可能な視覚的および電気的センサを、異なるストローク長を有するバルブと共に使用することが可能になる。さまざまなバルブにつき、バルブ部材が往復動する距離は、バルブごとに異なり得る。本発明を、その動きが固定限界内に留まるように調整することができる。したがって、本発明は、異なるストローク長を有するバルブの状態を判定するための単一の視覚的インジケータと電気スイッチとを制御する。
【0100】
本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、明らかな修正および変更が当業者によって可能である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内に入るすべてのもの、またはその等価物に対するあらゆる上記の修正および変更を含むことを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1A】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図1B】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図1C】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図2A】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2B】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2C】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2D】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図3A】バルブおよび管に取り付けられたインジケータボックスを示す図である。
【図3B】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3C】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3D】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3E】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図4A】閉バルブ設定にあるインジケータの一実施形態を示す図である。
【図4B】閉バルブ設定にあるインジケータの一実施形態を示す図である。
【図4C】中間バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4D】中間バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4E】開バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4F】開バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図5A】アダプタの例示的実施形態を示す図である。
【図5B】ねじ付きスプリットリングの例示的実施形態を示す図である。
【図5C】ねじ付きロッドの例示的実施形態を示す図である。
【図5D】カムホルダの例示的実施形態を示す図である。
【図5E】調整ノブの例示的実施形態を示す図である。
【図5F】視覚的インジケータの例示的実施形態を示す図である。
【図6A】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6B】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6C】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6D】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6E】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図7】本発明によるリニアインジケータの別の実施形態を示す図である。
【図8】本発明による別の実施形態を示す図である。
【図9】本発明による追加の実施形態を示す図である。
【0001】
本出願は、2001年4月19日に出願の米国仮特許出願60/284,839号の利益を特許請求するものである。
【0002】
本発明は、一般にバルブインジケータに関し、詳しくはバルブシャフトの位置を視覚的および/または電子的に示すためのバルブインジケータに関する。
【背景技術】
【0003】
空気圧または液圧リフトバルブの位置を示すために、さまざまな電気的および機械的位置インジケータが使用されている。バルブストロークのそれぞれの端位置においてスイッチが作動し、開バルブ位置および閉バルブ位置のための電気信号を発生させる。次いで、信号を制御装置に伝送することができる。同様に、視覚的表示を提供してバルブの開位置および閉位置を表示することもできる。
【0004】
図1A〜1Cは、バルブの直線位置表示を行うための電気的および/または視覚的解決策のいくつかを示す。図1Aは、バルブステムの位置を電気的に示すために当技術分野で使用される原理を図示している。バルブステム10にはアダプタ12が取り付けられている。アダプタ12は、バルブステム10がこのバルブを閉じる位置にあるときに、第1スイッチ20を作動させる。第1スイッチ20は固定軸22に沿って調整可能である。したがって、軸22に沿ってスイッチ20を移動させると、閉バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域24は、閉バルブ位置を調整することができる区域を表す。
【0005】
バルブステム10が開位置にあると、アダプタ12は第2スイッチ30を作動させる。第2スイッチ30もまた固定軸32に沿って調整可能である。したがって、軸32に沿ってスイッチ30を移動させると、開バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域34は、開バルブ位置を調整することができて、スイッチ30が起動される区域を表す。しかし、この配置では、さまざまなストローク長を有するバルブの位置について視覚的表示を明白に提供することは容易ではない。
【0006】
図1Bは、バルブの位置を示すために当技術分野で使用される別の原理を図示している。図1Bの概略図を参照すると、バルブリフトを監視するための装置は、2つのリミットスイッチ20、30をそれぞれ作動させる2つの調整器14、16を有する。スイッチ20、30は、駆動スピンドル12の上り位置および下り位置のための位置センサとして作用する。この配置によって、調整器14、16は、これらが所与のバルブストロークに関して開位置および閉位置においてリミットスイッチ20、30を作動させることができるように、移動することができる。
【0007】
駆動スピンドル12は、バルブステム10と同じ長さのストローク長を有する。この故に、この配置では、異なるストローク長を有するバルブのうちに1つの視覚的インジケータを準備するための解決策は、容易には提供されない。視覚的インジケータ40は、バルブステム10のストローク長18と同じ表示長42を有することになる。したがって視覚的インジケータ40は、異なるストローク長を有するバルブのために異なる量の視覚的区域を表示することになる。
【0008】
図1Cは、バルブの位置を示すために当技術分野で使用されるさらに別の原理を図示している。バルブステム10にはアダプタ12が取り付けられている。調整器14は、バルブステム10が閉バルブ位置にあるときに、第1スイッチ20を作動させる。調整器14はアダプタ12に沿って調整可能である。陰影を付けた区域24は、閉バルブ位置を調整することができて、スイッチ20が起動される区域を表す。
【0009】
バルブステム10が開バルブ位置にあるときに、別の調整器16が第2スイッチ30を作動させる。調整器16はアダプタ12に沿って調整可能である。したがって、調整器16をアダプタ12に沿って移動させると、開バルブを示すための位置は変化する。陰影を付けた区域34は、開バルブ位置を調整することができて、スイッチ30が起動される区域を表す。
【0010】
この配置では、バルブの位置を示すための視覚的インジケータ40が、ストローク長18から2つの調整器14、16の間の離隔距離Hを引いたものに等しい表示長42を有することになる。したがって、さまざまなストローク長を有するバルブにおいて使用するためのこの配置に、単一の視覚的インジケータをどのように適用できるかは明らかではない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、さまざまな長さのバルブストロークを有するバルブのための視覚的および電気的インジケータを提供することを対象とする。
【0012】
上述およびその他の考察のゆえに、本発明は、バルブシャフトの位置を視覚的および/または電子的に示すための装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様によれば、バルブの状態を示すための装置が提供される。バルブは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能なステムを有する。この装置は、開く方向に偏向される第1カムシステムを含む。第1カムシステムは、ステムが閉バルブ位置に隣接するときには、ステムに調整可能に係合することができ、いったん係合するとステムによって閉じる方向に移動可能となる。装置はまた第2カムシステムも含み、この第2カムシステムは、第1カムシステムに統合されるかまたは第1カムシステムから分離されており、閉じる方向に偏向される。第2カムシステムは、ステムが開バルブ位置に隣接するときには、ステムに調整可能に係合することができる。いったん係合すると、第2カムシステムはステムによって開く方向に移動可能となる。装置は、第1カムシステムと第2カムシステムによって移動可能なインジケータを含む。インジケータは、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することができる。
【0014】
本発明の別の態様によれば、バルブの状態を視覚的および電子的に表示するための装置が提供される。バルブは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能なステムを有する。この装置は、第1カムシステム、第1スイッチ、第2カムシステム、第2スイッチ、およびインジケータを含む。第1カムシステムは、ステムが閉バルブ位置に隣接するとステムに係合する第1調整可能部材を含む。第1カムシステムは、いったん係合するとステムによって閉じる方向に移動可能となる。第1カムシステムはまた、第1カムシステムを開く方向に押し付ける第1偏向部材も含む。第1スイッチは、ステムが閉バルブ位置にあるときは、第1カムシステムによって作動されることが可能である。第2カムシステムは、第1カムシステムに統合されるかまたは第1カムシステムから分離されている。第2カムシステムは、ステムが開バルブ位置に隣接するときにステムと係合する第2調整可能部材を含む。第2カムシステムは、いったん係合すると、開く方向にステムによって移動可能となる。第2カムシステムはまた、第2カムシステムを閉じる方向に押し付ける第2偏向部材も含む。第2スイッチは、ステムが開バルブ位置にあると第2カムシステムによって作動されることが可能である。インジケータは、第1カムシステムと第2カムシステムによって移動可能であり、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することが可能である。
【0015】
本発明のさらに別の態様によれば、ステムを有するバルブの状態を表示するための方法が提供される。ステムは、閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向および開く方向に移動可能である。この方法は、閉バルブ位置に隣接するステムに係合するように第1カムシステムを調整するステップと、開バルブ位置に隣接するステムに係合するように第2カムシステムを調整するステップとを含む。この方法はまた、第1カムシステムをステムとともに閉じる方向に閉バルブ位置へと変位させることによって閉バルブ状態を表示するステップと、第2カムシステムをステムとともに開く方向に開バルブ位置へと変位させることによって開バルブ状態を表示するステップとを含む。この方法はまた、第1カムシステムを開く方向に偏向させ、第2カムシステムを閉じる方向に偏向させることによって、第1カムシステムおよび第2カムシステムとステムとの係合のない中間バルブ状態を表示するステップも含む。
【0016】
上述の概要は、可能性のある実施形態の各々を、または本明細書に開示する本発明のすべての態様を概説しようとするものではなく、添付の特許請求の範囲を概説しようとのみするものである。
【0017】
本発明の好ましい一実施形態およびその他の態様は、本発明による特定の実施形態の詳細な説明を参照して、添付の図面と共に読めば非常によく理解されよう。
【0018】
本発明は、さまざまな修正および代替形状の対象になり易いが、図面には特定の実施形態が例示として示されており、本明細書において詳細に説明される。しかしながら、本発明が開示された特定の形状に限定される意図はないことを理解すべきである。そうではなく本発明は、添付の特許請求の範囲に定義されているように、本発明の範囲内にあるすべての修正、等価物、および代替物を包含するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図2A〜2Cは、本発明による視覚的および電気的インジケータの一実施形態を概略的に示す。図2Aでは、バルブステム10にアダプタ50が取り付けられている。アダプタ50の片側には、全体的に100で示されている調整可能なトリガシステムまたは閉バルブカムシステムが設けられている。アダプタ50の別の側には、全体的に200で示されている別の調整可能なトリガシステムまたは開バルブカムシステムが設けられている。本発明の上記の説明および後記の説明において、特定の垂直方向付けが確立されていることに留意されたい。この理由で、最上点、最下点、頂部、底部、右の、左の、下の、下方、上方などの語句が全体にわたって使用される。垂直方向付けは説明を明解かつ容易にする目的で設けられていることを理解されたい。本発明は、その適用に応じてどのような方向付けを有することもできる。この理由で、本発明の説明を方向付けるために使用される語句は、厳密には相対語と考えられる。
【0020】
閉バルブカムシステム100に注目すると、ホルダ102は最上点72と最下点74との間を長手方向に移動することができる。ホルダはその上端部にフィンガ104を有する。ホルダ102の下端部では、偏向部材またはばね106がホルダ102の軸孔の中にある。上記ならびに後記の説明で論述する偏向部材106は、ばねまたはその他の弾性部材によって生成されるような力をホルダ102にもたらす。
【0021】
ホルダ102には調整可能部材または調整器108が取り付けられている。調整器108はアダプタ50の下方に位置し、装置を完全閉バルブ位置に較正するとき、ホルダ102に沿って移動可能である。初期較正の後に、調整器108は、この図2Aに見えているようにホルダ102上の所望の位置に固定される。また、スイッチアクチュエータ110はホルダ102の上に位置する。アクチュエータ110が閉バルブスイッチ120と係合すると、閉バルブの電気的表示がなされる。
【0022】
開バルブカムシステム200に注目すると、ホルダ202もまた最上点72と最下点74との間を長手方向に移動することかできる。ホルダ202はその上端部にフィンガ204を有する。その上端部においても、偏向部材またはばね206がホルダ202の軸孔の中にある。ホルダ202には調整可能部材または調整器208が取り付けられている。調整器208はアダプタ50の上方に位置し、装置を開バルブ位置に較正するとき、ホルダ202に沿って移動可能である。初期較正の後に、調整器208は、この図2Aに見えているようにホルダ上の固定位置にある。そのうえ、スイッチアクチュエータ210はホルダ202上の所望の位置に固定される。アクチュエータ210が閉バルブスイッチ220と係合するとき、開バルブの電気的表示がなされる。
【0023】
ホルダ102、202の上方には、2つの視覚的表示部分または区域A、Bを有する視覚的インジケータ60がある。表示部分A、Bは、情報を視覚的に知らせるために色彩および/または銘刻文字を使用することもできる。この技術分野では、第1表示区域と第2表示区域とを互いに視覚的に区別するための多くの手段が存在する。例えば、表示区域Aは黄色で銘刻文字を省くが、表示区域Bは赤で「OPEN」などの銘刻文字または記号を有することもある。表示区域A、Bの視覚的区別は、照明、反射器、色彩、銘刻文字、記号、または当業者が使用可能なその他の視覚的区別手段の使用を必要とすることもある。
【0024】
視覚的インジケータ60は、バルブが完全に閉じたときの下向き最小位置とバルブが完全に開いたときの上向き最大位置との間を往復動することによって、バルブステム10の位置を伝達する。視覚的インジケータ60は、閉バルブフィンガ104と接触するための第1接触隆起部62を有し、インジケータ60は、開バルブフィンガ204と接触するための、より長い第2接触隆起部64を有する。この図2Aでは、第2接触隆起部64は開バルブフィンガ204と接触している。
【0025】
アダプタ50は調整器108と接触した状態で示されている。もっとはっきり言えば、アダプタ50はホルダ102をその長手方向の最下点74で保持されるようにする。したがって、ばね106は圧縮される。この閉バルブ状態では、スイッチアクチュエータ110は閉バルブスイッチ120と係合し、バルブが閉じたことを電気的に信号で知らせる。
【0026】
アダプタ50は、現在位置では開バルブカム200の調整器208とは接触していない。この結果、ばね206はホルダ202をその長手方向最下点74に押し付ける。したがって、視覚的インジケータ60は、フィンガ204を第2接触隆起部64に接触させるとともに、ばね力または重力によって視覚的限界70の下方に保持される。視覚的限界70の上方におけるインジケータ60のどの部分も観察者には見えるが、視覚的限界70の下方のどの部分も見ることはできない。この方式で、この実施形態は、視覚的限界70の上方における視覚的インジケータ60のどの部分も示さず、バルブが完全に閉じていることを示す。
【0027】
図2Bを参照すると、この実施形態は中間状態または部分的に開いた状態で示されている。バルブステム10は、バルブが開くにつれてアダプタ50を上向きに変位させる。対抗力によって妨げられることなく、ばね106は、ホルダ102を最上点72まで上向きに押し上げ、スイッチアクチュエータ110は閉バルブスイッチ120との接触を失う。これによって閉バルブの電気的表示が終了する。
【0028】
ホルダ102は、長手方向の最上点72にまで押し付けられており、フィンガ104を視覚的インジケータ60の第1接触隆起部62に接触させる。ばね106の力がインジケータ60を上昇させる。インジケータ60は、視覚的限界70より上の第1表示域Aを見せる。表示域Aは、バルブが中間状態または部分的開放状態にあることを表示する。開バルブカムシステム200の状態は、バルブステム10の位置によっても変わらず、アダプタ50は図2Bに示すように中間位置にある。ばね206はなおもホルダ210をその長手方向の最下点74に維持している。
【0029】
上記のように、バルブステム10とカムシステム100、200との間には空動きがある。具体的には、カムシステム100、200は動くことができず、バルブステム10とアダプタ50は移動することができる。空動きによって、ホルダ102、202の長手方向の動きを、さまざまなバルブのなかでのバルブステム10のストロークの相違に関係なく、固定された範囲に保つことができる。さらにまた、視覚的インジケータ60の動きも固定された範囲に保たれる。よって、視覚的位置表示と電気的位置表示とを有する1つのアセンブリを、ストローク長の異なるバルブステムを有するバルブに使用することができる。
【0030】
図2Cを参照すると、この実施形態は完全開バルブ位置にある状態で示されている。バルブが開くと、バルブステム10はアダプタ50をさらに上方へ移動させる。延びるアダプタ50が調整器208に係合すると、ばね206は圧縮され、ホルダ202を最上点72まで上向きに押し上げる。ホルダ202の動きによって、スイッチアクチュエータ210は開バルブスイッチ220と接触し、完全開バルブの電気的表示が行われる。
【0031】
ホルダ202は、長手方向最上点72にまで押し付けられており、フィンガ204を視覚的インジケータ60の第2接触隆起部62に接触させる。バルブステム10とアダプタ50との力がインジケータ60を上昇させる。これによって、インジケータ60は視覚的限界70より上の表示域Bを見せる。表示域Bは、バルブが完全に開いているという視覚的情報を提供するように銘刻文字または記号を有することもでき、または表示域A、Bは、完全開バルブを示す対照的色彩を有することもできる。
【0032】
閉バルブカム100の状態は、図2Cに示すように閉位置においてはバルブステム10とアダプタ50の位置によって本来は変わらない。ばね106はなおもホルダ102をその長手方向の最上点72に維持している。この実施形態は、バルブのための視覚的と電気的の両表示を提供する。さらに、調整器108、208の位置をホルダ102、202に沿って変えることができるので、この実施形態は、さまざまなストローク長のバルブステムを有するバルブに対して視覚的および電気的表示を実現することができる。
【0033】
図2Dは、視覚的インジケータ60が特定の表示長を有し、異なるストローク長を有するバルブのための電気的インジケータと共に使用することができる、本発明の原理を図示するのに役立つ。
【0034】
バルブステム10にはアダプタ50が取り付けられている。バルブステム10は一定の可能なストローク長52を有する。バルブリフトを監視するための装置は2つのカムシステム100、200を有する。カムシステム100、200は両方とも調整器108、208を有し、これらの調整器はバルブステム10上のアダプタ50と係合する。各カムシステム100、200はアクチュエータ110、210を有し、これらのアクチュエータはそれぞれ2つのリミットスイッチ120、220を作動させる。これらのスイッチ120、220は、バルブステム10の上位置と下位置のための電気的位置センサとして作用する。
【0035】
本配置によって、調整器108は、閉バルブ設定のためにアダプタ50に係合するようにカムシステム100に沿って動くことができる。線114は、調整器108のための調整範囲を示す。同様に、調整器208は、開バルブ設定のためにアダプタ50に係合するようにカムシステム200に沿って動くことができる。線214は、調整器208のための調整範囲を示す。陰影区域112は、閉バルブのためのトリガ区域を表示し、陰影区域212は、開バルブのためのトリガ区域を表示している。
【0036】
バルブステム10のストローク長が長さ52の中にあるとして、視覚的インジケータ60はバルブステム位置におけるインジケータ60の特定の部分または区域のみを表示することに限定されている。これは、最上点72と最下点74との間をオフセット量116だけ移動可能なカムシステム100を有することによって達成される。このオフセット量は、アクチュエータ110とスイッチ120との間のオフセット量118にほぼ等しい。調整器108は、アダプタ50に係合してカムシステム100を少なくともオフセット量116だけ変位させるように較正され、閉バルブを表示する。
【0037】
同様な方法で、カムシステム200は最上点72と最下点74との間をオフセット量216だけ移動可能である。このオフセット量216は、アクチュエータ210とスイッチ220との間のオフセット量218にほぼ等しい。調整器208は、アダプタ50に係合してカムシステム200を少なくともオフセット量216だけ変位させるように較正され、閉バルブを表示する。もちろん、オフセット量116、216を同じにすることもできるが、2つのカムシステム100、200の最上点72と最下点74が異なるレベルにある場合には、そうである必要はない。
【0038】
インジケータ60は2つの表示長A、Bを有する。表示長Aは、カムシステム100がその接触隆起部に係合したときのインジケータ60の変位に対応する。表示長Bは、カムシステム200がその接触隆起部に係合したときのインジケータ60の変位に対応する。カムシステム100、200が同じサイズで同じ最上点72と最下点74の中で移動する場合に適切に機能するために、オフセット量116は長さAと同じかこれより大きくなければならず、オフセット量216は少なくとも長さAプラス長さBでなければならない。
【0039】
ここに示すものの他に、さまざまな幾何学的外形構成が可能である。例えば、カムシステム100、200を異なるオフセット量116、216の異なるサイズのものにすることもでき、これによって異種の表示長A、Bを作る。幾何学的外形構成と長さのこの論考は、本発明による視覚的インジケータのための特定の表示長を提供する、から動きの原理を図解するものと意味付けられる。
【0040】
図3Aを参照すると、本発明によるリニア位置インジケータの等角図が、バルブの上に取り付けられた状態で示されている。インジケータはボックス80を含んでいる。ボックスの頂部には、カバー82が取り外された形で示されている。カバー82の頂部には透明な窓84があり、これを通して視覚的インジケータ86を見ることができる。視覚的インジケータ86は、ピストンのように、カバー82と窓84の内部を往復動し、バルブの特定の状態中に窓84を通して視覚的インジケータ86を見ることができる。
【0041】
視覚的インジケータ86がその最高位置にあるときには、赤色や黄色の条片または銘刻文字などの2つの表示域を、透明な窓84の頂部と側部を通して見ることができる。インジケータ86が下向きにわずかに移動すると、第1表示域は動いて視界から離れ、第2表示域だけが視界に残る。インジケータ86が更に下向きに移動すると、表示域は全く見えなくなる。
【0042】
インジケータ86上の表示域の読みまたは区別を改善するために、窓84上の透明な領域につや消しを施したりまたはレンズを付着することもできることは、更に理解されよう。さらにまた、不透明なバンドを頂部近くの円筒状ハウジングの周囲に付着させることもでき、こうして、バルブが完全に開くと、インジケータ86の黄色部分が側部からマスクされる。
【0043】
ボックス80もまた、ボックス80を通して電線など(図示せず)を出し入れするための1つまたは複数の開口部85を有するベース83を含む。電線は、開バルブスイッチおよび閉バルブスイッチ(図示せず)などの電気構成要素用である。ベース83はバルブ90に取り付けられている。バルブ90は、管92を通る流れを制御するための空気式または液圧式のものにすることができる。
【0044】
端子ブロック250がインジケータベース83の中に配設されて、これに取り付けられている。端子ブロック250は、スイッチなどの電気構成要素用の端子セット251を提供する。端子ブロック250は、上記のように、開バルブカムシステムおよび閉バルブシステムの機械的装置を保持する。この図では1つのカムシステムの一部分が見える。
【0045】
この図では、可動ホルダ(図示せず)がねじ付きロッド252を保持している。ねじ付きロッド252はアダプタショルダ253を通過している。ねじ付きスプリットリング254が、ねじ付きロッド252の上にあってアダプタショルダ253にはまっている。端子ブロック250の頂部には、開バルブカムシステムおよび閉バルブカムシステム用の調整ノブ255、257を見ることができる。ブロック250の頂部にある開口259によって、視覚的インジケータ86はホルダの二またフィンガ(図示せず)に接触することができる。
【0046】
図3Bを参照すると、インジケータボックス80の側面図が示されている。インジケータボックス80はカバー82とベース83とを含む。カバー82の頂部には透明な窓84があり、これを通して視覚的インジケータ86を見ることができる。視覚的インジケータはカバー82と窓84の内部をピストンのように往復動し、ここでは2つの表示域A、Bを表示している。
【0047】
いくつかの例示的寸法が視覚的表示の特徴を解明する助けになろう。提示する寸法は図示の目的のためのみであって、決して本発明を限定しようとするものではない。0.16インチ〜2.5インチ(6.3mm〜65mm)間にあるいずれかのバルブストローク長を有する例示的なバルブについては、インジケータボックスの高さHを約4.0インチ(120mm)にすることができる。ボックスの全幅Wを約3.15インチ(90mm)にすることができる。表示域A、Bを含むインジケータ86の表示高さVは、約0.26インチ(6.5mm)にすることができる。これらの寸法では、視角θ(シータ)は30°近くになることができる。
【0048】
こうして、バルブ位置の視覚的表示を、実質的にインジケータ86のレベル未満のレベルから容易に見ることができる。より長いかより短いストローク長を有するバルブには、この寸法は適用できないことが理解される。さらにまた、インジケータ86の表示高さVは所与のバルブの実際ストローク長Hに関係なく、より大きなまたはより小さな値を持つことができることが理解される。
【0049】
図3Cを参照すると、窓と視覚的インジケータが外された位置インジケータの頂面図が示されている。端子251を有する端子ブロック250はベース83の内部に配設されている。3つの取付けボルト87、88、89が端子ブロック250をベース83に連結している。端子ブロック250の頂部には、調整ノブ255、257がインジケータ開口259のそれぞれの側に位置している。開口259を通じてバルブアダプタを見ることができる。開バルブスイッチ266および閉バルブスイッチ268も、端子ブロック250のそれぞれの側に位置している。
【0050】
図3Dを参照すると、位置インジケータの側断面図が示されている。カバー82はベース83の上にねじ込まれ、窓84はカバー82の上にねじ込まれている。端子ブロック250は、取付けボルト87、89によってベース83に取り付けられてインジケータボックス内に配設されて示されている。端子ブロック250は制御装置およびスイッチ用の必要な電子機器を接続するための一連の端子251を有する。インジケータ86は、これが窓84を通して見えるように端子ブロック250の上方に位置している。アダプタ253は端子ブロック250の内部に配設されて、この中で動くようになっている。アダプタと接触しているスプリットリング254を有するねじ付きロッド252が、アダプタ253の背後に示されている。1つのリミットスイッチ266が、端子ブロック250の側部に取り付けられて示されている。
【0051】
図3Eを参照すると、この実施形態の断面図が、図3Cの側面図から90度ずれて示されている。上述と同様に、カバー82はベース83の上にねじ込まれ、窓84はカバー82の上にねじ込まれている。端子ブロック250はベース83の中に配設されて示されている。インジケータ86は、これが窓84を通して見えるように端子ブロック250の上方に位置している。アダプタ253は端子ブロック250の内部に配設されて、この中で動くようになっている。アダプタ253の片側にカムシステム100が示され、別の側にカムシステム200が示されている。
【0052】
図4Aを参照すると、本発明による別の実施形態の断面図が閉バルブ位置の状態で示されている。ここでインジケータボックス270が設けられている。2つのカムシステム200、すなわち閉バルブシステム100および開バルブシステム200がボックス270の内部に配設されている。バルブステム54が、閉バルブ位置と開バルブ位置と間を閉じる方向と開く方向にインジケータボックス270の内部で長手方向に移動するように置かれている。バルブステム54にはアダプタ56が取り付けられている。アダプタの例示的実施形態については、後の図5Aを参照されたい。
【0053】
閉じたカムシステム100に注目すると、ホルダ130は、インジケータボックス270の内部で長手方向に動くことができ、上部突出部272と下部突出部274とに沿って載せられている。ホルダ130は上部孔140と下部孔142とを有し、上部孔140の中に突出部272がぴったりはまり、下部孔142の中に下部突出部274の1つがぴったりはまる。ホルダの例示的実施形態については、後の図5Dを参照されたい。
【0054】
ねじ付きロッド132は、ホルダ130に隣接し、ホルダ130の上部バランサ134に取り付けられている。ねじ付きロッド132は、内部にばね144のある下部孔を有する。ロッド132の上には第1ねじ付きスプリットリング138がねじ込まれ、スプリットリング138はロッド132に沿って動くことができる。第1ねじ付きスプリットリング138はアダプタ56の下方に位置する。ねじ付きロッドとスプリットリングの例示的実施形態については、後の図5B、5Cを参照されたい。
【0055】
さらに、ホルダ130は、ホルダ130の側部の固定位置にスイッチアクチュエータ136を有する。アクチュエータ136は、閉バルブスイッチ150と係合して、バルブが閉じていることを電気的に表示する。閉バルブスイッチ150はインジケータボックス270または端子本体に取り付けられている。
【0056】
開カムシステム200に注目すると、ホルダ230はインジケータボックス270の内部を長手方向に動くことができ、インジケータ内の上部突出部272’と下部突出部274’とに沿って載せられている。ホルダ230は、ばね240のある上部孔を有する。
【0057】
ねじ付きロッド232は、ホルダ230に隣接し、ホルダの上部バランサ234に取り付けられている。ねじ付きロッド232は下部孔244を有する。ロッド232の上には第2ねじ付きスプリットリング238がねじ込まれ、スプリットリング238はロッドに沿って動くことができる。リング238はアダプタ56の上方に位置する。閉カムシステム100と同様に、開カムシステム200のためのホルダ230は、ホルダ230の側部の固定位置にスイッチアクチュエータ236を有する。アクチュエータ236は、開バルブスイッチ230と係合するように位置し、バルブが開いたときを電気的に表示する。
【0058】
ホルダ130、230の上方にはそれぞれ、調整ノブ160、260がある。ノブ160、260は、ホルダ130、230の上方に突出するねじ付きロッド132、232の端部にぴったりはまっている。調整ノブ160、260は、これらのそれぞれのねじ付きロッド132、232を回転させるために、回転可能となっている。ロッドの回転によって、ねじ付きスプリットリング138、238はロッドに沿って上下動する。各ノブ160、260はロック162、262を備えている。調整ノブの例示的実施形態については、図5Eを参照されたい。調整ノブの更なる詳細な特性と機能は、後の図6A〜Eに示されている。
【0059】
ホルダ130、230の上方にも、ディスク形状の視覚的インジケータ300がある。インジケータ300は、2つの表示域306、308がある表示領域302を有する。表示域306、308は、黄色や赤色などの対照色の色彩条片を含むこともできる。さらにまた、1つまたは複数の表示域は、バルブの状態を示す語「OPEN」または「CLOSED」などの銘刻文字または記号を含むこともできる。
【0060】
調整ノブ160、260を受け入れるために、視覚的インジケータ300には2つの開口部320、320’がある。インジケータ300の中央部には、閉じる方向にディスクの下方に延びる突出部がある。この突出部は、閉カムバランサ134と接触するための第1接触隆起部312と、開カムバランサ234と接触するための第2接触隆起部310とを有する。インジケータの例示的実施形態については、後の図5Fを参照されたい。
【0061】
この図4Aでは、第2接触隆起部310が開カムバランサ234と接触している。突出部も、透明な窓276上の軸278に沿って中央孔と隆起部とを有する。また偏向部材またはばね280を、軸278の周りおよび突出部の内部に配設することもできる。ばね280は、インジケータ300を閉じる方向に、窓276の視覚的限界の下方に押し付けることができ、インジケータ機構からの対抗力は全くない。
【0062】
アダプタ56は、ねじ付きスプリットリング138と接触して示されている。詳しくは、アダプタ56はホルダ130を閉じる方向に移動させ、その長手方向最下点に保持する。したがって、ばね144は圧縮される。この閉バルブ状態では、スイッチアクチュエータ136は閉バルブスイッチ150と係合し、閉バルブを電気的に信号で知らせる。アダプタ56は、この位置では開カム200の調整器238と接触していない。この結果、ばね240はホルダ230を開く方向にその長手方向最下点まで押し付ける。さらに、視覚的インジケータ300は、ばね280の力によって窓276の視覚的限界の下方に留まっている。
【0063】
図4Bを参照すると、図4Aの細部が、外側から窓276が取り付けられた結果のカバー270の図に示されている。観察者17Aには、視覚的インジケータ300は窓276の限界の上方では見えず、インジケータの頂部も観察者17Bには見えない。
【0064】
図4Cを参照すると、この実施形態はバルブの中間または部分的開状態で示されている。バルブステム54はアダプタ56を上向きに変位させている。閉バルブ調整器138との接触は失われている。ばね144はホルダ130を上向きに開く方向にその最上点位置まで押し付ける。ホルダ130の動きによって、スイッチアクチュエータ136は閉バルブスイッチ150との接触を失い、閉バルブの電気的表示は終了する。
【0065】
ホルダ130がその長手方向最上点に押し付けられると、フィンガ134は視覚的インジケータ300の第1接触隆起部312に接触する。ばね144はインジケータ300を開く方向に上昇させる。インジケータ300は、カバー270の視覚的限界の上方で、インジケータ300の上に第1表示域306を見せる。開カムシステム200の状態は、図4Cに示すように、中間位置にあるバルブステム54とアダプタ56との位置によって変化することはない。ばね240はなおホルダ230をその長手方向最下点に維持する。
【0066】
開カムシステム100と閉カムシステム200が上向きおよび下向きに動くと、視覚的インジケータ300はこれらと共にハウジング270内部を動く。インジケータ300のディスク状ヘッドは、赤色などのある一定の無地色にすることができる頂面304を有する。表示域306は、黄色などの別の色彩を有する同心の狭いバンドでもよく、インジケータ300の周辺の周りに表示領域302の縁部を取り囲んでもよい。表示域306のすぐ下には別の表示域308がある。表示域308を、インジケータの頂面と同じ色彩、すなわち赤色の別のバンドにしてもよく、および/または銘刻文字もしくは記号を含んでもよい。
【0067】
頂面304と側部表示域306、308が目に見える様子が図4Dに示されている。インジケータ300の周りで表示領域302の縁部に限界を画する表示域306を、観察者17Aは側部から見ることができる。インジケータ300の頂部が窓276の表面から非常に離されているときには、窓276の頂部のつや消しが原因で、またはインジケータ300の頂部の可視性を妨げる他の手段が原因で、観察者17Bには頂面304は窓276を通じて明瞭に見えない。
【0068】
図4Eを参照すると、この実施形態は完全開バルブ位置で示されている。バルブステム54は、アダプタ56をさらに上向きに開く方向に延ばしている。延びるアダプタ56が調整器238と係合し、ホルダ230を上向きに開く方向にその最上点まで押し付けると、ばね240は圧縮される。ホルダ230の動きによって、スイッチアクチュエータ236は開バルブスイッチ250に接触し、開バルブの電気的表示が実施される。
【0069】
ホルダ230がその長手方向最上点に押し付けられると、フィンガ234は視覚的インジケータ300の第2接触隆起部310に接触する。バルブステム54とアダプタ56との力によってインジケータ300はさらに上げられる。インジケータ300は、窓276を通してインジケータ上の表示域308を見せる。閉カムシステム100の状態は、本来は、図4Eに示すように閉バルブ位置におけるバルブステム54とアダプタ56との位置によって変わるものではない。ばね144はなおホルダ130をその長手方向最上点に維持する。
【0070】
2つの見えるようにされた表示域306、308は開バルブを表示する。頂部304と側部表示域306、308が目に見える様子が図4Fに示されている。インジケータ300の周りで表示領域302の縁部に限界を画する表示域306は、表示域308と同様に窓276を通して見える。ここでインジケータ300の頂面304は、窓276のつや消しを施した頂部に隣接することによって窓276を通して見える。こうして、開バルブの視覚的表示300を、観察者はインジケータ300の側部17Aと頂部17Bにおいて見ることができる。
【0071】
図5Aを参照すると、本発明によるアダプタ330の例示的な実施形態が示されている。アダプタ330は、バルブステム(図示せず)に付着する軸部分332を有する。2つのショルダ334、336は軸部分332に対し直角に位置している。ショルダ334は、中にねじ付きロッド(図示せず)を挿入するための孔335を有する。ショルダ336は、中にもう1つのねじ付きロッド(図示せず)を挿入するための孔337を有する。アダプタ330はまた、バルブステムへのアダプタ330取付け用のボルトを挿入するための中央孔338を有する。ショルダの端部上のフォーク状端部または簡単なリップは、ねじ付きロッド上のリングとの係合に十分であるが、ショルダ334、336は、335、337などの開放孔を含む必要はない。
【0072】
図5Bを参照すると、本発明によるねじ付きスプリットリングの例示的な実施形態が示されている。リング340は、その周囲を通るスプリット344を有する。スプリットはリングの中央ねじ付き孔342に沿っている。スプリットリング340は、図5Cの例示的実施形態に示されているように、ねじ付きロッドにねじ込まれる。
【0073】
図5Cのねじ付きロッド350は軸352を有し、この軸に図5Bにあるスプリットリングがねじ込まれる。軸352は、キースロット355と中央孔356とがある上部ヘッド354を有する。キースロット355と中央孔356は、後で詳しく述べる調整器ノブおよびロックと共に使用するためのものである。軸352はまた下部ヘッド358も含む。ねじ付きスプリットリング(図示せず)を有する軸352は、図5Aにおけるアダプタのショルダ孔の1つに着く。
【0074】
ホルダ360の例示的実施形態を図5Dに示す。ホルダ360は軸部分361を含み、軸部分361と平行にねじ付きロッド(図示せず)が位置する。ホルダ360の軸部分361は上部孔362と下部孔362’とを有し、これらによって長手方向に支えられる。ホルダ360はまた、ねじ付きロッドの上部ヘッドに連結するためのスナップ開口部363を有する上部バランサ366を含む。同様に、ホルダ360は、ねじ付きロッドの下部ヘッドに連結するためのスナップ開口部363’を有する下部バランサ366’を含む。
【0075】
軸部分361の内側表面に沿って、長手方向トラック364がある。ねじ付きロッドがホルダ360に連結されると、長手方向トラック364は、図5Bに最もよく示されているように、ねじ付きリングにおけるスプリットの中に入る。こうして、ねじ付きスプリットリングは、ねじ付きロッドが回されると長手方向トラック364に沿ってロッドを上下動する。さらにまた、スイッチアクチュエータ365がホルダの軸部分361から突き出ている。
【0076】
例示的な調整ノブ380を図5Eに示す。調整ノブは、ホルダ(図示せず)の上方に延在するねじ付きロッド(図示せず)の上端部に取り付けられる。調整ノブは、ノブを回し易くするためのヘッド382と、ねじ付きロッドのキースロットの中に嵌めるためのキー384とを有する。したがって、調整ノブ380を回すと、ホルダ内部でねじ付きロッドは回転し、ねじ付きリング(図示せず)はホルダの長手方向トラックに沿って上下動する。この方法で、アダプタショルダ(図示せず)とスプリットリングが接触するための位置を、ねじ付きロッドに沿って変えることができる。
【0077】
調整ノブ380はまた、ねじ付きロッドの中央孔と整列する中央孔386を含む。これらの孔を通じて、ロック(図示せず)を設け、ねじ付きロッドの回転を防ぎ、ねじ付きリングをロッド上の特定の位置に維持することもできる。
【0078】
図5Fを参照すると、本発明による視覚的インジケータ390の例示的実施形態が図示されている。インジケータは、ディスク状であり、リップ392を含み、表示域を有する。表示域には、バルブ状態の必要な視覚的表示をもたらすために、色彩、銘刻文字、または記号の使用を含むこともできる。この実施形態では、リップ392上の表示域は、開バルブ状態を表示するための銘刻文字「OPEN」を含む。ディスク部分は、図5Gでは上述のように調整ノブ(図示せず)を受け入れるための左孔393および右孔393’を有する。ディクス部分の頂部は、この図では見えない頂部表示域Cを有する。頂部表示域Cはディスクの頂部の周囲を区画する。表示域Cは、インジケータが窓の表面に十分近いところで往復動すると、インジケータボックス(図示せず)の窓を通して見える。表示域Cは表示域Bが備えるものと同じ色彩であってもよく、および/もしくは「OPEN」などの銘刻文字を有することもできる。
【0079】
突出部394がディスクの中央部に位置しており、ディスク部分の平面の下方に延在している。この突出部は中央孔395を有し、これによってインジケータ390は軸(図示せず)の上を垂直に移動することができる。突出部の両側には接触隆起部396、397がある。第1接触隆起部396、396’は突出部394の全深さにまで延び、上記のようにバランサの二またフィンガに接触する。
【0080】
第2接触隆起部397、397’は突出部394に沿って、より浅い深さにまで延び、第1接触隆起部396、396’よりもさらに大きな突出部からの半径に位置する。これらの第2隆起部397、397’は上記のようにバランサの二またフィンガに接触する。
【0081】
本発明によるバルブ位置インジケータの実施形態の調整を図解するために、一連の図6A〜Eを提示する。図6Aでは、カム100、200を有するインジケータボックス270は、バルブの上に正しく設置されており、アダプタ54はバルブステム50に取り付けられている。バルブは完全閉位置にあり、バルブステム50はその最下点にあって、閉バルブ調整ノブ160はアンロックされている。調整ノブ160は、ねじ付き軸132が回転するように回される(矢印A)。ねじ付きスプリットリング138は長手方向トラックに沿って載せられており、回転ロッドをすり上がる(矢印B)。リング138はアダプタ54のショルダと係合する。
【0082】
図6Bでは、リング138はアダプタ54と係合するが、調整ノブ160の回転は続く(矢印A)。閉バルブカムシステム100は下降し(矢印C)、ばね144を圧縮する。調整ノブ160は、アクチュエータ136が閉バルブスイッチ150に係合してこれを作動するまで回される。閉バルブスイッチ150の係合はまた、視覚的インジケータ300が窓276の可視レベルより下の点に対応し、バルブが閉まっていることを表示する。
【0083】
図6Cでは、閉バルブ調整ノブ160はロックされて、ねじ付きロッド132の回転を防ぎ、ロッド上のねじ付きスプリットリング138の位置を維持する。それからバルブが操作され、バルブステム50は上向きに移動する(矢印D)。バネ144が延伸すると、閉バルブカムシステム100は上向きに移動する(矢印E)。端子ブロック400の上部分は、カムシステム100の上向き移動を停止させる。この最上点に向かって、閉バルブカムシステム100は視覚的インジケータ300の第1接触隆起部312と係合し、インジケータを上向きに押し上げる(矢印F)。この結果、視覚的インジケータ300の表示域306は窓276を通して見えるようになる。
【0084】
図6Dに示すように、いったんバルブがその完全開位置に導かれてバルブステム50がその最上点に到達すると、開バルブシステムの調整ノブ260はアンロックされる。調整ノブ260は回されると(矢印G)、この結果、ねじ付きスプリットリング238はねじ付きロッド232を下降させる。次にスプリットリング238はアダプタ52と係合する。
【0085】
調整ノブ260を回し続けると、開バルブカムシステム200は、図6Eに示すように上向きに押し付けられる(矢印H)。ばね220は圧縮され、バランサ234の二またフィンガは視覚的インジケータ300の第2接触隆起部312と係合する。調整ノブ260は回され、カムシステム200は、アクチュエータ236が開バルブスイッチ250に係合してこれを作動させるまで動かされる。
【0086】
この点で、視覚的インジケータ300は窓276を通して表示域308を完全に見せるようになる。また、インジケータ300の頂面304は窓276の頂部を通して見える。それから調整ノブ260はロックされて、設定が変わらないようにする。こうして、位置インジケータ300は所与のバルブ用の特定ストローク長に設定される。
【0087】
図7を参照すると、本発明の別の実施形態が図解されている。バルブステム410にはアダプタ412が取り付けられている。バルブステム410とアダプタ412は、この図7ではバルブの中間位置または部分的開位置で示されている。第1および第2カムシステムが互いに分離した先の実施形態とは異なって、この実施形態における装置は、互いに統合された第1および第2カムシステムを含む。先ず、閉バルブ状態を表示するために、アダプタ412はバルブが閉じているときには調整器422と接触する。調整器422は、装置を較正して閉バルブ位置を表示するときにホルダ420に沿って可動である。初期較正の後に、調整器422は、この図7に見るようにホルダ420の固定位置にある。アダプタ412は調整器422に係合しており、ホルダ420は下向きにその最下点454まで押し付けられる。ばね424が圧縮され、固定アクチュエータ426がスイッチ428に接触して、完全閉バルブを電気的に表示する。
【0088】
図7に示す中間状態では、アダプタ412は調整器422との接触を失っている。ばね424は延伸してホルダ420を上向きに押し上げる。開く方向へのホルダ420の長手方向移動は、ばね424が平衡位置に達することによって、または上部ばね432の対抗力によって制限される。したがって、ホルダ420は上向きステップのみを行う。ホルダ420の上向きステップによって、アクチュエータ426はスイッチ428との係合を失う。さらにホルダ420の上向き移動の結果として、インジケータ440の接触隆起部446と接触しているフィンガ438は、インジケータを上向きに押し上げる。インジケータ440上の第1表示域442は視覚限界450の上方に見えている。第1表示域442は、バルブの完全開状態と完全閉状態との間の中間または部分的開状態を表示する。
【0089】
バルブをさらに開くと、アダプタ412は調整器430と係合するようになる。調整器430は、装置を較正して完全開バルブ位置を表示するときにホルダ420に沿って可動である。初期較正の後に、調整器430は、この図7に見るようにホルダ420上の固定位置にある。それからバルブステム410とアダプタ412はホルダ420を上向きに開く方向にその最上点452まで押し上げ、ここで上向き移動は止まる。ホルダ420の上向きステップによって、アクチュエータ434は開バルブスイッチ436に係合して作動させ、開バルブを電子的に表示する。ばね432は圧縮されるが、ばね424は延伸する。フィンガ438もホルダ420と共に上向きに進み、同様にインジケータ440を押し上げる。それからインジケータ440は第2表示域444が見えるようにし、完全開バルブを表示する。
【0090】
この実施形態のためには、調整器422、430の初期較正が、図6A〜Eにおける実施形態のために詳細に明示されたものとは別のステップを必要とすることがある。調整器422、430は同じホルダ420上にあるので、調整器422、430のためのねじ付きリングの使用は、先に説明したように、異なるストローク長を有するバルブ用の装置を調整するために、ステップのいくらかの修正を必要とすることになる。例えばオペレータは、特定のバルブ用のインジケータを較正するためにロッドに沿ってねじ付きリングを手動で調整することができる。
【0091】
図8〜9は、図7の実施形態における原理による調整器とホルダの例示的実施形態を示す。
【0092】
図8を参照すると、隣接するねじ付きロッド464を有するホルダ462は、下部および上部バランサ474、476と連結されている。ホルダ462は、リミットスイッチ(図示せず)と係合するための2つのアクチュエータ470、471を有し、閉バルブ位置と開バルブ位置とをそれぞれ電気的に表示する。ホルダ462はまた上部バネ472と下部バネ473とを有する。
【0093】
ねじ付きロッド464は、アダプタ460の下方にねじ込まれている下部調整器466を有する。ロックナット467が下部調整器466の下方にねじ込まれている。調整器466とロックナット467は、これらがねじ付きロッド464に沿って移動しないように、互いに締め付けられている。ねじ付きロッドはまた、アダプタ460の上にねじ込まれた上部調整器468を有する。ロックナット469が、調整器468に締め付けられていない状態で示されている。
【0094】
この実施形態では、調整器466、468の較正は、オペレータによって手動で実施することができる。調整器466、468を、バルブステム(図示せず)とアダプタ460の往復運動の上部末端と下部末端に対応するロッド464上の適切な位置にまで、手動で直接回すこともできる。例えば、いったんバルブがその完全開位置に導かれると、上部調整器468を、アダプタ460との接触がなされるまでロッド464に沿ってねじ式に下げることができる。それからロックナット469を調整器468に対して締め付けて、ロッド464に沿って動かないようにする。
【0095】
図9を参照すると、2つの隣接するねじ付きロッド482、484を有するホルダ480が、下部バランサ496と上部バランサ496’とに連結されている。ホルダ480は、リミットスイッチ(図示せず)と係合して、閉バルブ位置と開バルブ位置とをそれぞれ電気的に表示するために、2つのアクチュエータ498、500を有する。ホルダ480はまた上部ばね502と下部ばね504とを有する。
【0096】
第1ねじ付きロッド482は第2ねじ付きロッド484に隣接している。アダプタ478の下方で、下部調整器486が、ねじ孔488を通じて第1ねじ付きロッド482にねじ込まれている。第2ねじ付きロッド484は、下部調整器486内の円滑な孔490を挿通している。この配置では、調整ノブ506が第1ねじ付きロッド482を回転させる。それから、下部調整器486は、ねじ孔488が第1ロッド482のねじに沿って載せられているので、長手方向に上下動することができる。円滑孔490は第2ロッド484の上に載せられて自在に動く。
【0097】
同様に、アダプタ478の上方では、上部調整器492がねじ孔495を通じて第2ねじ付きロッド484にねじ込まれており、第1ロッド482は円滑孔494を挿通している。調整ノブ508を回して第2ねじ付きロッド484を回転させることができる。それから、上部調整器492を適切な位置にまで動かして、完全開バルブを表示することができる。
【0098】
較正中にねじを上下動する円滑な孔490、494によるねじ付きロッド482、484に対する損傷を防止するために、ロッド482、484は上部分と下部分とを備えることもできる。これらの部分が通過しなければならない孔の配置に応じて、一方の部分はねじ付きに、他方の部分は円滑にすることもできる。そうでなければ、円滑孔490、494をナイロン製の円筒状ベアリングに容易に適合させることもでき、またはこれらの孔に、円滑調整器孔490、494の材料をロッド482、484のねじに直接接触しないようにする別の何らかの手段を備えることもできる。
【0099】
本発明によって、単一の調整可能な視覚的および電気的センサを、異なるストローク長を有するバルブと共に使用することが可能になる。さまざまなバルブにつき、バルブ部材が往復動する距離は、バルブごとに異なり得る。本発明を、その動きが固定限界内に留まるように調整することができる。したがって、本発明は、異なるストローク長を有するバルブの状態を判定するための単一の視覚的インジケータと電気スイッチとを制御する。
【0100】
本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、明らかな修正および変更が当業者によって可能である。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内に入るすべてのもの、またはその等価物に対するあらゆる上記の修正および変更を含むことを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1A】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図1B】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図1C】バルブ位置インジケータのための従来技術による解決策を示す図である。
【図2A】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2B】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2C】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図2D】本発明による電気的および視覚的インジケータの一実施形態を示す図である。
【図3A】バルブおよび管に取り付けられたインジケータボックスを示す図である。
【図3B】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3C】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3D】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図3E】本発明によるインジケータの詳細を示す図である。
【図4A】閉バルブ設定にあるインジケータの一実施形態を示す図である。
【図4B】閉バルブ設定にあるインジケータの一実施形態を示す図である。
【図4C】中間バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4D】中間バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4E】開バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図4F】開バルブ設定にあるインジケータの実施形態を示す図である。
【図5A】アダプタの例示的実施形態を示す図である。
【図5B】ねじ付きスプリットリングの例示的実施形態を示す図である。
【図5C】ねじ付きロッドの例示的実施形態を示す図である。
【図5D】カムホルダの例示的実施形態を示す図である。
【図5E】調整ノブの例示的実施形態を示す図である。
【図5F】視覚的インジケータの例示的実施形態を示す図である。
【図6A】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6B】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6C】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6D】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図6E】さまざまなストローク長を有するバルブのための、インジケータの実施形態の調整を示す図である。
【図7】本発明によるリニアインジケータの別の実施形態を示す図である。
【図8】本発明による別の実施形態を示す図である。
【図9】本発明による追加の実施形態を示す図である。
Claims (26)
- 閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向と開く方向とに可動であるステムを有するバルブの状態を表示するための装置であって、
開く方向に偏向される第1カムシステムであって、ステムが閉バルブ位置に隣接するとステムに調整可能に係合することができ、いったん係合するとステムによって閉じる方向に可動になる第1カムシステムと、
第1カムシステムに統合されるか、またはこれから分離されて、閉じる方向に偏向される第2カムシステムであって、ステムが開バルブ位置に隣接したときステムに調整可能に係合することができ、いったん係合するとステムによって開く方向に可動になる第2カムシステムと、
第1カムシステムおよび第2カムシステムによって移動可能であり、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することができるインジケータと
を含む装置。 - 各カムシステムが、ばねによって偏向されてインジケータを動かすことができるホルダと、ホルダ上のロッドと、ロッド上で調整可能な部材とを含む請求項1に記載の装置。
- 調整可能な部材が、ロッド上にねじ込まれてスプリットを画定するリングであり、スプリットはホルダ上のトラックの中にはまる請求項2に記載の装置。
- ステムが調整可能な部材に係合するためのアダプタを有する請求項2に記載の装置。
- インジケータが閉じる方向に偏向される請求項1に記載の装置。
- インジケータが、ステムの第1カムシステムおよび第2カムシステムとの係合のない中間状態を表示する請求項1に記載の装置。
- インジケータが第1視覚部分および第2視覚部分を含み、インジケータは閉バルブ状態についてはどちらの部分も表示せず、中間バルブ状態については1つの部分のみを表示し、開バルブ状態については両部分を表示する請求項1に記載の装置。
- インジケータが、第1偏向部材によって開く方向に動かされるときに第1カムシステムに係合することができる第1部材と、第1部材よりも更に閉じる方向に配設されて、ステムによって開く方向に動かされるときに第2カムシステムに係合することができる第2部材とを含む、請求項1に記載の装置。
- ステムが閉バルブ位置にあると第1カムシステムによって作動されることが可能な第1スイッチと、ステムが開位置にあると第2カムシステムによって作動されることが可能な第2スイッチとを含む、請求項1に記載の装置。
- 第1スイッチおよび第2スイッチがバルブの開状態、中間状態、および閉状態を電気的に表示する、請求項9に記載の装置。
- 閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向と開く方向とに可動であるステムを有するバルブの状態を、視覚的および電子的に表示するための装置であって、
第1カムシステムであって、ステムが閉バルブ位置に隣接するときステムに係合する第1調整可能部材と、開く方向に第1カムシステムを押し付ける第1偏向部材とを含み、いったん係合すると閉じる方向にステムによって可動になる第1カムシステムと、
ステムが閉バルブ位置にあるとき第1カムシステムによって作動されることが可能な第1スイッチと、
第1カムシステムに統合されるか、またはこれから分離されている第2カムシステムであって、ステムが開バルブ位置に隣接するときステムに係合する第2調整可能部材と、閉じる方向に第2カムシステムを押し付ける第2偏向部材とを含み、いったん係合するとステムによって開く方向に可動になる第2カムシステムと、
ステムがバルブの開位置にあるとき第2カムシステムによって作動されることが可能な第2スイッチと、
第1カムシステムおよび第2カムシステムによって移動可能であり、バルブの少なくとも開状態、中間状態、および閉状態を表示することができるインジケータと
を含む装置。 - ステムが第1調整可能部材および第2調整可能部材と係合するためのアダプタを有する請求項11に記載の方法。
- 各カムシステムが、ばねによって偏向されてインジケータを動かすことができるホルダと、ホルダ上のねじ付きロッドと、ロッド上で調整可能にねじ込まれるリングとを含む、請求項11に記載の装置。
- リングがホルダ上のトラックの中にはまるスプリットを画定し、リングはロッドの回転によって調整可能である、請求項13に記載の装置。
- インジケータが閉じる方向に偏向される請求項11に記載の装置。
- インジケータが、ステムの第1カムシステムおよび第2カムシステムと係合していない中間状態を表示する請求項11に記載の装置。
- インジケータが第1視覚部分および第2視覚部分を含み、インジケータは閉バルブ状態についてはどちらの部分も表示せず、中間バルブ状態については1つの部分のみを表示し、開バルブ状態については両部分を表示する請求項11に記載の装置。
- インジケータが、第1偏向部材によって開く方向に動かされるときに第1カムシステムに係合することができる第1部材と、第1部材よりもさらに閉じる方向に配設されて、ステムによって開く方向に動かされるときに第2カムシステムに係合することができる第2部材とを含む、請求項11に記載の装置。
- 閉バルブ位置と開バルブ位置との間を閉じる方向と開く方向とに可動であるステムを有するバルブの状態を表示するための方法であって、
a)閉バルブ位置に隣接するステムに係合するために第1カムシステムを調整するステップと、
b)開バルブ位置に隣接するステムに係合するために第2カムシステムを調整するステップと、
c)第1カムシステムを閉じる方向にステムによって閉バルブ位置へ変位することによって、閉バルブ状態を表示するステップと、
d)第2カムシステムを開く方向にステムによって開バルブ位置へ変位することによって、開バルブ状態を表示するステップと、
e)第1カムシステムを開く方向に偏向し、第2カムシステムを閉じる方向に偏向することによって、ステムが第1カムシステムおよび第2カムシステムに係合していない中間バルブ状態を表示するステップと
を含む方法。 - ステップ(a)が、第1カムシステムのロッド上の部材を調整するステップを含み、部材はステムと係合することができる、請求項19に記載の方法。
- ロッド上の部材を調整するステップは、ロッドを回転させてロッド上にねじ込まれたリングを動かすことを含み、リングは第1カムシステム上のトラックの中にはまるスプリットを画定する、請求項20に記載の方法。
- ステップ(c)が、視覚的インジケータを閉じる方向に偏向し、視覚的インジケータに対する対抗力を除去することによって、視覚的インジケータを閉じる方向に最低レベルまで変位させるステップを含む、請求項19に記載の方法。
- ステップ(c)が開バルブ表示スイッチを作動させるステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
- ステップ(d)が、第2カムシステムを視覚的インジケータに係合させることによって、視覚的インジケータを開く方向に最高レベルまで変位させるステップを含む、請求項19に記載の方法。
- ステップ(d)が閉バルブ表示スイッチを作動させるステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
- ステップ(e)が、第1カムシステムを視覚的インジケータに係合させることによって、視覚的インジケータを開く方向に中間レベルへ変位させるステップを含む、請求項19に記載の方法。
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