JP2010189057A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料タンク及び注出コックの着脱を容易にし、メンテナンス性を向上した飲料ディスペンサを提供する。
【解決手段】前方及び上方に開口する筐体2の内部に、複数の飲料タンク3が収容されている。各飲料タンク3の底部には注出コック5が着脱可能に取り付けられている。筐体2の前面下部にある前壁部22には、上方に開口する溝23が形成されており、溝23内には、注出コック5のアダプタ52が収容されている。注出コック5の上方には、注出コック5による飲料の注出動作の継続と停止とを切り換える注出機構部6が配置されている。注出機構部6は、筐体2の前壁部22に沿って回転可能となるように、前壁部22に設けられている。注出機構部6を回転させると、アダプタ52を溝23から引き出すことが可能となり、飲料タンク3と注出コック5とを一体として着脱することが可能となる。
【選択図】図8

Description

この発明は、飲料タンク内の飲料を注出する飲料ディスペンサの構成に関する。
特許文献1には、本体内に収容され、内部に飲料が貯められた飲料タンク、本体の前面に設けられ、飲料タンク内の飲料を注出する注出コック、及び注出コックを自動的に開閉するための注出機構部を備えた飲料ディスペンサが開示されている。これによれば、注出機構部は注出コックの上方側に配置されており、その内部には、注出コックのレバーに係合するスライダが前後方向に移動可能となるように設けられている。スライダは、注出機構部内に設けられたモータに駆動されて移動するようになっており、移動するスライダがレバーを操作することによって注出コックが開閉される。また、注出機構部は、本体の前面に沿って上下方向に移動可能となるように設けられている。注出機構部を上方側に移動させると、注出コックのレバーとスライダとの係合が解除されるとともにレバーが露出し、本体から注出コックを取り外すことが可能となっている。
特開2002−96898号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような飲料ディスペンサにおける飲料タンクは、本体内に固定されていることが一般的である。そのため、注出コックの着脱は容易に行えるものの、飲料タンクを簡単に着脱することはできず、洗浄等のメンテナンスを行う際に手間がかかるという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、飲料タンク及び注出コックの着脱を容易にし、メンテナンス性を向上した飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係る飲料ディスペンサは、筐体と、筐体内に着脱可能に収容され、内部に飲料が貯められる飲料タンクと、飲料タンクに取り付けられ、飲料タンク内の飲料を注出する注出コックと、注出コックによる飲料の注出動作の継続と、注出動作の停止とを切り換える注出機構部とを備え、筐体は、注出コックが収容される収容部を有しており、注出機構部は、飲料タンクを筐体内に保持するために、注出コックを収容部内に拘束する閉鎖位置と、筐体に対して飲料タンクを着脱するために、収容部内における注出コックの拘束を解除する開放位置とを切り換え可能であることを特徴とするものである。
注出機構部を閉鎖位置から開放位置に切り換えると、収容部内における注出コックの拘束が解除される。飲料タンクは筐体に対して着脱可能であり、注出コックは飲料タンクに取り付けられているため、収容部内における注出コックの拘束を解除すれば、飲料タンクと注出コックとを一体として筐体から取り外すことが可能となる。同様に、飲料タンク及び注出コックを筐体に取り付ける際も、注出機構部を閉鎖位置から開放位置に切り換えるだけでよい。
収容部は、筐体に対する飲料タンクの着脱を許容するように開口する溝であって、注出機構部は、筐体に回転可能に設けられるとともに、回転をすることによって閉鎖位置と開放位置とを切り換えてもよい。
飲料タンクを複数備え、注出コック及び注出機構部は、複数の飲料タンクのそれぞれに設けられてもよい。
注出コックは、飲料タンクに対して回転可能に取り付けられてもよい。
この発明によれば、飲料ディスペンサにおいて、飲料タンク及び注出コックの着脱を容易にし、メンテナンス性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサを示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサの要部を示す断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサの要部を示す部分拡大断面側面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおける筐体を示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおける飲料タンク及び注出コックを示す下面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおける要部を示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおける飲料タンク及び注出コックの着脱方法を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおける飲料タンク及び注出コックの着脱方法を説明するための斜視図である。
以下に、この発明の実施の形態について添付図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1を示す。飲料ディスペンサ1は、図1の矢印で示す前方側及び上方側に開口する筐体2を備えている。筐体2の内部には、注出する飲料を内部に貯める6つの飲料タンク3が、前後方向及び上下方向に対して直行する方向、すなわち左右方向に密着して並べられた状態で収容されている。また、筐体2の上部には、筐体2の前方側の開口を覆うためのカバー4が、図1の矢印Aで示す方向に回転可能に設けられている。
各飲料タンク3の下方には、飲料タンク3内の飲料を注出するための注出コック5がそれぞれ配置されている。また、各注出コック5の上部には、注出コック5による飲料の注出動作の継続と、注出動作の停止とを切り換えるための注出機構部6がそれぞれ配置されている。すなわち、飲料ディスペンサ1は、飲料タンク3、注出コック5及び注出機構部6をそれぞれ6つずつ備えており、6つの飲料タンク3のそれぞれに対して、注出コック5及び注出機構部6を1つずつ対応させた構成となっている。
また、飲料ディスペンサ1は、互いに隣り合う2つの注出コック5から1つの容器内に飲料を注出するように構成されている。具体的には、飲料ディスペンサ1は、2つの注出コック5からなる3つの組5a〜5cを有しており、各組5a〜5cの下方には、飲料が注出される容器が載置される載置台7a〜7cがそれぞれ配置されている。したがって、1つの注出コック5から1つの容器に飲料を注出する場合と比較すると、飲料タンク5内の飲料が減少し、水頭圧が低下することに起因する注出速度の低下を抑制することが可能となっている。
図2に示すように、飲料タンク3は、上方側に開口するタンク本体31と、タンク本体31の開口を塞ぐ蓋32とを備えており、蓋32の中央部には、飲料タンク3内に飲料を供給するための開口部33が形成されている。タンク本体31の後部壁面31aにおいて、その上方側に位置する部位には、後方側に突出するリブ34が形成されている。リブ34は、筐体2の上壁部21上に載置されており、飲料タンク3は、その後端部を上壁部21に支持された状態となっている。一方、飲料タンク3の前端部は、タンク本体31の底部壁面31bが筐体2の前壁部22(図4参照)上に載置されることにより支持されている。すなわち、飲料タンク3は、上下方向に移動させることによって筐体2への着脱、すなわち取り付け及び取り外しが可能となっている。
また、タンク本体31の底部壁面31cには、下方側に突出し、飲料タンク3の内部と外部とを連通する円筒部31dが形成されている。円筒部31dには、注出コック5が接続されている。注出コック5は、筐体2の前方側に配置され、飲料タンク3内の飲料を注出するコック本体51、及びコック本体51と円筒部31dとを接続するアダプタ52を有しており、これらの部材がユニオンナット53を介して接続されている。
図3に示すように、コック本体51の内部には、上方に開口する空洞部51aと、空洞部51aから下方に延びて開口する注出口51bとが形成されている。空洞部51aの側部には、側方に延出する管状部51cが形成されており、この管状部51cが、ユニオンナット53を介してアダプタ52に接続されている。
アダプタ52は、上方側に突出してタンク本体31の底部壁面31bに当接する突出部52aを有しており、その上端部には、後方側に延在する爪部52bが形成されている。底部壁面31bには、L字状の断面を有し、爪部52bが挿入されるフック36が形成されている。また、アダプタ52と円筒部31dとが接続されている部位において、アダプタ52の後端部には爪部52cが形成されており、タンク本体31の底部壁面31cには爪部52cが挿入されるフック37が形成されている。すなわち、注出コック5は、アダプタ52の爪部52b及び爪部52cが、タンク本体31のフック36及びフック37に挿入されることによって、飲料タンク3に着脱可能に取り付けられた状態となっている。
尚、図4に示すように、筐体2の前壁部22には、上方側に開口するU字状の溝23が6箇所に形成されており、各注出コック5におけるアダプタ52の突出部52aは、これらの溝23内にそれぞれ収容される。ここで、溝23は、飲料ディスペンサ1における収容部を構成している。また、各溝23は、注出コック5のアダプタ52が収容された際、隣り合う2つの注出コック5同士の距離が近づくように、前後方向に対して互いに異なる角度で延在するように、具体的には、前方側から後方側に向かって扇状に広がるように形成されている。
また、図5に示すように、アダプタ52の爪部52b(図3参照)が挿入されるタンク本体31のフック36は、爪部52cが挿入されるフック37より幅広となる円弧状に形成されている。したがって、図5の矢印で示すように、注出コック5は、飲料タンク3に対して、アダプタ52の後端側を回転中心として回転可能に取り付けられた状態となっており、図4で示したように筐体2の各溝23の角度が互いに異なっていても、飲料タンク3や注出コック5を共通部品として用いることが可能となる。尚、アダプタ52を、フック36が延在している範囲より大きい角度まで回転させれば、注出コック5を飲料タンク3から取り外すことができる。
さらに、注出コック5のアダプタ52において、筐体2の溝23に挿入される部位には、径方向に広がった2箇所の段差部52d、52eが形成されている。また、図4に示すように、溝23の前端側及び後端側にも、径方向に広がった段差部23a、23bが形成されている。すなわち、アダプタ52を溝23内に収容する際において、互いの段差部同士を係合させることにより、注出コック5が所定の位置に確実に配置されるように構成されている。
図3に戻って、注出コック5のコック本体51の上部には、空洞部51aを塞ぐナット54が取り付けられている。また、空洞部51aの内部には、可撓性材料からなる弁体55が収容されている。弁体55は、上端部が開口し、下端部に底部55aが形成された略円筒形状を有しており、弁体55の上端部とナット54とが係合している。一方、弁体55の底部55aは、コック本体51の注出口51bの周縁部に接触しており、空洞部51aと注出口51bとを遮断している。また、底部55aには、略円筒形状を有する注出シャフト56の一端が埋め込まれており、これらが一体として固定されている。
注出シャフト56の他端は、ナット54を貫通して外部に延出しており、レバー57にピン58を介して連結されている。レバー57は、注出シャフト56の軸中心線上からずれた位置でナット54に接触しており、レバー57を上下方向に回動させると、注出シャフト56及び弁体55の底部55aが上下動するようになっている。また、注出シャフト56の外周部には、注出シャフト56及び弁体55を下方側に付勢するコイルばね59が設けられている。すなわち、レバー57を押圧して下方に回動させると、注出シャフト56を介して弁体55の底部55aが引き上げられ、コック本体51の空洞部51aと注出口51bとが連通する。空洞部51aと注出口51bとが連通すると、飲料タンク3内の飲料が注出コック5のアダプタ52、コック本体51の管状部51cを順次介して空洞部51a内に流入して注出口51bから注出され、注出コック5による注出動作が開始される。
注出機構部6は、以上のように構成される注出コック5による注出動作の継続及び停止を切り換えるためのものである。注出機構部6は、注出コック5のコック本体51の上部に配置されるフレーム61、フレーム61に設けられ、軸62aを回転中心として回転可能に設けられるフックレバー62、及びフックレバー62を上方側に回転させるように付勢するバネ部材63を備えている。また、フレーム61には、注出機構部6を覆うカバー64が取り付けられている。
また、フックレバー62は、下方側に延在して注出コック5のレバー57の後端部に近接する延出部62bを有しており、延出部62bの下端部には、くさび状の係合爪62cが形成されている。係合爪62cは、注出コック5のレバー57が下方側に押圧されたときに、レバー57の後端部に設けられた係合部材57aに係合し、レバー57が注出口51bを閉じる方向への回転を拘束する。回転を拘束されたレバー57は、注出口51bを開き続けるため、注出コック5による飲料の注出動作が継続される。また、フックレバー62を下方側に押圧すると、延出部62bも回転して係合爪62cと係合部材57aとの係合が解除され、レバー57が回転して注出口51bが閉じられる。
図6に示すように、注出機構部6は、一対のフレーム61a、61bを有しており、これらの間にフックレバー63が配置されている。また、フックレバー63の後方には、フックレバー63の動作を検出するためのセンサ65が配置されている。また、フレーム61aの側部には、フックレバー63を回転可能に支持する軸62a(図3参照)に連動して作動するカム機構部66及びソレノイド67が設けられている。
以上のように構成される注出機構部6は、筐体2の前面に沿って回転可能となるように、筐体2に設けられている。筐体2の前壁部22(図4参照)には、前方側に突出する円筒状の突出軸部24が6箇所に設けられている。また、注出機構部6のフレーム61には、筐体2の前面に沿って延在するとともに、前後方向に沿って配置された平板状の支持板61c及び支持板61dが設けられており、これらの支持板61c、61dを突出軸部24が貫通した状態で、フレーム61が固定されている。したがって、図7に示すように、注出機構部6は、突出軸部24の軸中心線を回転中心として回転可能となっている。また、支持板61cと支持板61dとの間には、フレーム61が水平となる方向、すなわち注出機構部6が注出コック5の上部に配置される方向に回転するように付勢するコイルバネ68が設けられている。
ここで、注出コック5は、筐体の前壁部22に形成された溝23内にアダプタ52が収容された状態で設けられており、注出機構部6が水平となっている場合、溝23から前方側に突出する部位の上方には、注出機構部6が配置された状態となっている。また、筐体2の前壁部22には、前方側に突出する円筒状の突起22aと、突起22aの上方側に配置されたくさび状の突起22bとが形成されており、注出機構部6が水平となっている場合、フレーム61はこれらの突起22a、22bの間に保持されるようになっている。
したがって、注出機構部6が水平となっている場合、注出機構部6は、注出コック5のアダプタ52を溝23内に拘束した状態となっている。また、注出コック5は、飲料タンク3に取り付けられているため、注出機構部6がアダプタ52を溝23内に拘束した状態において、飲料タンク3も筐体2内に保持された状態となっている。すなわち、注出機構部6が注出コック5の上方に位置する場合(図6参照)、注出機構部6は閉鎖位置にある。
一方、注出機構部6を、注出コック5の上方に位置しない角度まで回転させた場合(図7参照)、注出コック5は、その上下方向における移動を拘束されない状態となる。したがって、図8に示すように、飲料タンク3と注出コック5とを一体として上方に移動させ、次いで前方側に引き出して筐体2から取り外すことが可能となっており、この際における注出機構部6の位置は開放位置となる。すなわち、飲料ディスペンサ1における注出機構部6は、回転させることによって閉鎖位置と開放位置とを切り換え可能となっている。
尚、6つの注出コック5のうち、1つの容器に飲料を注出する組の2つの注出コック5上に配置される注出機構部6は、それらの中心から外側に向かって回転する、いわゆる観音開きとなるように設けられている。これにより、組となっている2つの注出コック5と、これらが取り付けられている飲料タンク3とを同時に取り外すことが可能となる。
図1に戻って、筐体2の後方には、飲料を生成するための水または湯が貯められる貯水タンク8が設けられている。また、筐体2の上方には、貯水タンク8から供給される水または湯を用いてコーヒーやお茶等の飲料を生成するためのファンネル9が設けられている。ファンネル9は、図1に示す矢印Bの方向に移動可能に設けられており、ある飲料タンク3への飲料の補充が必要になると、その飲料タンク3上にファンネル9を移動させ、開口部32aから飲料を供給するようになっている。
また、図2に示されるように、飲料タンク3のタンク本体31の前面31fには、着脱する際に、飲料タンク3を把持するための取手35が設けられている。さらに、タンク本体31の底部壁面31cの後部には、その途中から後方側にかけて上方側に傾斜する傾斜壁部31eを形成されている。傾斜壁部31eは、飲料タンク3及び注出コック5を筐体2から取り外して置き台等の上に置く場合に、注出コック5が台の表面に付くことを防止する。
次に、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサの動作について説明する。
図3に示すように、注出コック5のレバー57を押圧して下方に回動させると、注出シャフト56を介して弁体55の底部55aが引き上げられ、コック本体51の空洞部51aと注出口51bとが連通する。空洞部51aと注出口51bとが連通すると、飲料タンク3内の飲料が注出コック5のアダプタ52、コック本体51の管状部51cを順次介して空洞部51a内に流入し、注出口51bから飲料を注出する注出動作が開始される。
また、レバー57が下方に回動されると、レバー57の後端部に設けられた係合部57aは上方側に回動する。この際、注出機構部6のフックレバー62に設けられた係合爪62cは、回動する係合部57aに押圧され、それにより、フックレバー62が下方側に回動する。係合部57aが所定の高さまで回動すると、係合部57aと係合爪62cとが係合することによって、レバー57の上方側への回動が拘束されるため、レバー57に対する下方への押圧を停止した後も、注出コック5による注出動作が継続される。
注出コック5による注出動作の停止は、手動の場合、フックレバー62を下方に押圧することによって行われる。フックレバー62を下方に押圧すると、係合爪62cは上方側(後方側)に回動するため、係合部57aと係合爪62cとの係合が解除される。係合部57aと係合爪62cとの係合が解除されると、レバー57に対する上方側への回動の拘束も解除されるため、レバー57は、コック本体51の空洞部51a内に設けられたコイルばね59のばね力によって上方側に回動する。それに伴い、注出シャフト56及び弁体55は下方側に移動し、空洞部51aと注出口51bとの連通が弁体55の底部55aに遮断され、注出動作の継続が停止される。
注出コック5による注出動作を自動で停止させる場合、フックレバー62を下方に押圧すると、注出動作が継続された状態になったことがセンサ65により検出される。次いで、予め設定されていた量の飲料が注出されると、センサ65はソレノイド67(図6参照)を作動させ、ソレノイド67は、カム機構部66を介してフックレバー62を元の位置に戻し、それにより、係合部57aと係合爪62cとの係合が解除される。
このように、飲料ディスペンサ1によれば、注出機構部6を回転させて閉鎖位置から開放位置に切り換えると、収容部内における注出コック5の拘束が解除される。飲料タンク3は筐体2に対して着脱可能であり、注出コック5は飲料タンク3に取り付けられているため、収容部内における注出コック5の拘束を解除すれば、飲料タンク3と注出コック5とを一体として筐体2から取り外すことが可能となる。同様に、飲料タンク3及び注出コック5を筐体2に取り付ける際も、注出機構部を回転させて閉鎖位置から開放位置に切り換えるだけでよい。したがって、飲料ディスペンサ1において、飲料タンク3及び注出コック5の着脱を容易にし、メンテナンス性を向上させることができる。
また、飲料タンク3を複数備え、注出コック5及び注出機構部6を、各飲料タンク3のそれぞれに設けたので、洗浄等のメンテナンスを行うため、ある飲料タンク3を取り外した場合でも、別の飲料タンク3内の飲料の注出を行うことができる。さらに、2つの注出コック5から1つの容器に注出するように構成した場合、飲料タンク3内の飲料が減少し、水頭圧が低下することに起因する注出速度の低下を抑制することができる。
また、注出コック5を、飲料タンク3に対して回転可能に取り付けたので、2つの注出コック5から1つの容器に注出する構成とした場合、注出コック5同士の距離が近づくように回転させることができ、左右の配置に関わらず共通の部品を使用することができる。
飲料タンク3は、横連結で尚且つ密着状態で収納構成が可能であり、筐体2、カバー4の内側に断熱材を構成し、筐体2に保温装置や冷蔵装置を配置すれば、飲料タンク内の飲料を良い状態で保持することもできる。
1 飲料ディスペンサ、2 筐体、3 飲料タンク、5 注出コック、6 注出機構部、23 溝部(収容部)。

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に着脱可能に収容され、内部に飲料が貯められる飲料タンクと、
    前記飲料タンクに取り付けられ、前記飲料タンク内の前記飲料を注出する注出コックと、
    前記注出コックによる前記飲料の注出動作の継続と、前記注出動作の停止とを切り換える注出機構部と
    を備え、
    前記筐体は、前記注出コックが収容される収容部を有しており、
    前記注出機構部は、
    前記飲料タンクを前記筐体内に保持するために、前記注出コックを前記収容部内に拘束する閉鎖位置と、
    前記筐体に対して前記飲料タンクを着脱するために、前記収容部内における前記注出コックの拘束を解除する開放位置と
    を切り換え可能であることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記収容部は、前記筐体に対する前記飲料タンクの着脱を許容するように開口する溝であって、
    前記注出機構部は、前記筐体に回転可能に設けられるとともに、前記回転をすることによって前記閉鎖位置と前記開放位置とを切り換える請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 前記飲料タンクを複数備え、
    前記注出コック及び前記注出機構部は、前記複数の飲料タンクのそれぞれに設けられる請求項1または2に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 前記注出コックは、前記飲料タンクに対して回転可能に取り付けられる請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲料ディスペンサ。
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