JP2010189053A - 飲料注出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料タンク内の飲料の量が減少してきても、注出時間が長くなるのを抑えることのできる飲料注出装置を提供する。
【解決手段】注出機構60において、2つの飲料タンク1,1は隣接して配置され、これにより、各飲料タンク1の下部に設けられた各コック2は、互いに近接するように位置している。
【選択図】図2

Description

この発明は、飲料注出装置に係り、特に、飲料タンク内の飲料をコックから注出する飲料注出装置に関する。
従来の飲料注出装置が例えば、引用文献1に記載されている。このような飲料注出装置には、1つのコップに対応する1つのコックが設けられており、このコックを操作すると、飲料タンク内の飲料が水頭圧によりコックから注出されるようになっている。
特開2001−270598号公報
しかしながら、このような飲料注出装置は、水頭圧を利用して飲料の注出を行っているので、飲料タンク内の飲料の量が増減すると、注出される飲料の流速が変動するため、特に飲料タンク内の飲料の量が少なくなった場合には、飲料の注出に時間がかかり、注出速度を上げることができないといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、飲料タンク内の飲料の量が減少してきても、注出時間が長くなるのを抑えることのできる飲料注出装置を提供することを目的とする。
この発明に係る飲料注出装置は、飲料を貯留する飲料タンクと、該飲料タンクに連通する複数のコックとを備え、水頭圧によって前記飲料が前記コックから注出される飲料注出装置であって、前記複数のコックは、1つのコップに前記飲料を注出するように配置されている。
前記コックから所定量の飲料を注出する場合において、前記飲料の注出に使用するコックの数に基づいて、注出を停止するタイミングを変更してもよい。
この発明によれば、複数のコックから1つのコップに飲料が注出されるので、飲料タンク内の飲料の量が減少してきても注出時間が長くなるのを抑えることができる。
この発明の実施の形態に係る飲料注出装置の部分斜視図である。 この実施の形態に係る飲料注出装置の注出機構の斜視図である。 この実施の形態に係る飲料注出装置のコックを示す斜視図である。 図3の飲料注出機構を示す側面図である。 図4の飲料注出機構の断面図である。 図3の開放維持機構を示す斜視図である。 図6の開放維持機構の断面図である。 図6の開放維持機構による開放維持状態を示す斜視図である。 図8の開放維持機構の断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、飲料注出装置10には、その正面に、正面パネル11が設けられ、正面パネル11に対して垂直にステージ12が設けられている。ステージ12には、図示しないコップを載置すると共にその重量を検知する計量センサ50が3つ設けられている。
正面パネル11には、各計量センサ50に対応する位置に、3つの矩形の穴が設けられ、正面パネル11の裏面から当該3つの矩形の穴を覆うようにしてカップセンサ54が設けられている。これにより、正面パネル11には、正面から見て、各計量センサ50に対応する位置に、ステージ12からの位置が異なる3つの検知部54a,54b,54cが構成されている。尚、計量センサ50に載置されるコップを大きさの異なる3つに分類したときに、一番小さいコップ(以下、「Sサイズのコップ」と称する)を計量センサ50に載置すると、一番下の検知部54aのみがコップを検知することにより、載置されたコップがSサイズであることを認識し、中間の大きさのコップ(以下、「Mサイズのコップ」と称する)を計量センサ50に載置すると、検知部54a及び54bがコップを検知することにより、載置されたコップがMサイズであることを認識し、一番大きいコップ(以下、「Lサイズのコップ」と称する)を計量センサ50に載置すると、3つの検知部54a,54b,54cがコップを検知することにより、載置されたコップがLサイズであることを認識する。
各計量センサ50の上方には、コック2が2つずつ設けられている。各計量センサ50の上方に位置する2つのコック2は、計量センサ50にコップを載置したときに、そのコップに飲料を注出するように、互いに近接して設けられている。各コック2は、正面パネル11に対して反対側、すなわち飲料注出装置10の内部に設けられた合計6つの飲料タンク1にそれぞれ連通している。
6つの飲料タンク1の奥側には、お湯を生成するホットタンク13が設けられている。ホットタンク13内のお湯は、図示しないポンプによって、6つの飲料タンク1の上方に位置するファンネル14に供給されるようになっている。ファンネル14内には、茶葉やコーヒー粉末等の飲料の原料が収容されており、お湯が供給されることにより茶やコーヒー等の飲料が生成される。生成された飲料は、各飲料タンク1の上部に形成された供給穴1dを介して、各飲料タンク1に供給されるようになっている。ファンネル14は可動式であり、各々の飲料タンク1の上部に位置できる構造である。
図2に、飲料注出装置10の注出機構を示す。この注出機構60は、各計量センサ50に載置された1つのコップに対して飲料を注出するための機構である。飲料注出装置10は、3つの計量センサ50を有しているので、この注出機構60を3つ有している。注出機構60において、2つの飲料タンク1,1は隣接して配置され、これにより、各飲料タンク1の下部に設けられた各コック2は、互いに近接するように位置している。飲料タンク1は、上部が開口した本体部1aと、本体部1aの開口を覆う上蓋部1bとからなり、上蓋部1bに供給穴1dが形成され、本体部1aの側面には、取手部1cが設けられている。
図3に示されるように、各コック2には、飲料注出機構3と開放維持機構4とが含まれている。後に詳しく説明するが、飲料注出機構3は、コック本体33等を含んでおり、飲料タンク1に貯められた飲料を注出するためのものである。同様に後に詳しく説明するが、開放維持機構4は、フックレバー432や外装5に覆われたフック体431(図6参照)等を含んでおり、飲料注出機構3の開放状態(連続注出状態)を維持するものである。
次に、図4は、図3の飲料注出機構3を示す側面図であり、図5は、図4の飲料注出機構3の断面図である。飲料注出機構3には、接続管30、飲料流入管31、ユニオンナット32、コック本体33、注出棒34(図5参照)、弁体35(図5参照)、及びコックハンドル36が設けられている。接続管30には、一端30aと他端30bとを連通する断面L字状の通水路30cが設けられている。接続管30の一端30aは、飲料タンク1(図3参照)に接続されている。接続管30の他端30bの内部には、飲料流入管31の一端31aが挿入されている。この一端31aの接続管30から突出された位置の外周には、Eリング31cが取付けられている。飲料流入管31の一端31aは、Eリング31cとユニオンナット32とによって、接続管30の他端30bに固定されている。
コック本体33は、ノズル体330及びキャップ体331を有している。ノズル体330は、飲料流入管31の他端31bに一体に設けられた略円筒部材であり、図5に示すように、飲料流入管31に連通された流入口330aと、下方に向けて開口された注出口330bと、上方に向けて開口された上部開口330cとを有している。注出口330bは、飲料タンク1から接続管30、飲料流入管31、及び流入口330aを通ってノズル体330に供給された飲料を外部に注出するためものである。
キャップ体331は、上部開口330cを塞ぐようにノズル体330に取付けられている。図5に示すように、キャップ体331には、コック本体33の内外を連通する挿通孔331aが設けられている。この挿通孔331aを通して、コック本体33に注出棒34が進退可能に挿入されている。注出棒34の一端340は、コック本体33の内部に位置しており、径方向に拡張された一対の環状段部から構成されている。注出棒34の一端340には、注出棒34の進退に応じて注出口330bを開閉する弁体35が取付けられている。
弁体35は、ゴム等の弾性体がカップ状に形成されたものであり、底部350と周壁351とバネ352とを有している。底部350には、上方に向けて開口された嵌合口が設けられており、この嵌合口に注出棒34の一端340が嵌合されている。周壁351は、底部350とキャップ体331との間に設けられており、注出棒34の進退に応じて屈曲変形可能とされている。バネ352は、周壁351の内側で底部350とキャップ体331との間に位置するように配置されており、底部350及び注出棒34を下方に向けて付勢している。弁体35は、図5に示すように注出棒34が下方に位置しているときに、注出口330bを閉じる。また、注出口330bは、バネ352の作用に逆らって注出棒34が上方に変位されたときに、周壁351が屈曲変形されながら底部350が引き上げられることで開かれる。
コックハンドル36は、コック本体33の外部に配置されるとともに、注出棒34の他端341に連結されている。また、コックハンドル36は、注出棒34との連結位置からずれた位置を支点として傾動されることで、注出棒34を進退させる。
具体的には、コックハンドル36には、一対の側壁部360(図5では片側のみを示す)、ハンドルレバー361、及びハンドル係合部362が設けられている。一対の側壁部360は、それぞれ略四角形に形成されており、互いに対向するように離間して配置されている。各側壁部360の下部前方位置には、キャップ体331の上面に接する円弧部360aが設けられている。注出棒34の他端341には軸体342が挿入されている。軸体342は、各側壁部360の下部中央位置で各側壁部360によって軸支されている。これにより、注出棒34の他端341は、コックハンドル36に連結されている。ハンドルレバー361は、側壁部360の上部間を連結するとともに、この側壁部360の上部から上向き前方に延出されている。ハンドルレバー361が下方に向けて押下されると、円弧部360aを支点としてコックハンドル36が傾動される。コックハンドル36が傾動されると、軸体342を介して注出棒34が引き上げられ、注出口330bが開かれる。ハンドル係合部362は、側壁部360の下部後方間を連結する棒部材である。後に詳しく説明するが、このハンドル係合部362は、注出口330bの開放を維持するためのものである。
次に、図6は、図3の開放維持機構4を示す斜視図であり、図7は、図6の開放維持機構4の断面図である。開放維持機構4は、第1基台40、第2基台41、回動軸42、開放維持体43、バネ44、センサ45、リンク体46、ソレノイドアクチュエータ47、及び制御手段48を有している。
第1基台40は、ユニオンナット32の上方に配置されるとともに水平方向に延在された第1水平板40aと、第1水平板40aの幅方向に沿う一端から奥行方向に沿って延在するように立設された第1垂直板40bと、第1水平板40aの幅方向に沿う他端から幅方向に沿って延在するように立設された第1取付板40cと、第1取付板40cに対向するように水平板40aの他端から幅方向に沿って立設された第2取付板40dを有している。
第1及び第2取付板40c,40dの後方に位置する壁部6からはパイプ状軸体7が突出されており、このパイプ状軸体7は第1及び第2取付板40c,40dの取付け穴40eに挿通されている。これにより、第1基台40は、パイプ状軸体7に回動可能に支持されている。また、パイプ状軸体7の内側には、センサ45、ソレノイドアクチュエータ47の電源ケーブル及び信号ケーブルを通し、制御手段48に接続されている。
第2基台41は、第1垂直板40bに対向するように奥行方向に沿って延在された第2垂直板41aと、第2垂直板41aの下端から第1垂直板40bに向けて第1水平板40aと平行に延在された第2水平板(図示せず)とを有している。第2水平板が第1水平板40aに固定されることで、第2基台41が第1基台40に固定されている。
第2垂直板41aは、第1垂直板40bから離間されており、第1垂直板40bとの間に第1機器収納空間51を形成している。また、第2垂直板41aは、第1及び第2取付板40c,40dの終端に対して離間して配置されており、第1及び第2取付板40c,40dの終端との間に第2機器収納空間52を形成している。
第1機器収納空間51には、回動軸42、開放維持体43、バネ44、及びセンサ45が配置されている。回動軸42は、第1垂直板40bと第2垂直板41aとの間に設けられており、コックハンドル36の上方で第1及び第2垂直板40b,41aによって軸支されている。開放維持体43は、コックハンドル36に近接して配置されるとともに、回動軸42に固定されている。開放維持体43は、回動軸42と一体に回動軸42を中心に回動される。
図7に示すように、開放維持体43は、回動中心部430、フック体431、フックレバー432、及び作動片433が一体に設けられたものである。回動中心部430は、回動軸42が挿通された部分であり、開放維持体43の回動の中心となる部分である。フック体431は、回動中心部430の後方から下方に向けて突出されており、先端にくさび状(鉤状)の爪部431aが設けられている。また、フック体431は、コックハンドル36の側壁部360間に挿入されており、図7に示すように注出口330bが閉じられているときにハンドル係合部362に押し付けられるようにバネ44によって付勢されている。バネ44は、回動軸42よりも後方かつ上方に配置された第1及び第2垂直板40b,41a間の支柱53と回動軸42との間に設けられたコイルバネである。フックレバー432は、回動中心部430から上向き前方に延出されており、このフックレバー432が押下されることにより開放維持体43全体が回動軸42を中心に回動される。
作動片433は、回動中心部430から後方に向けて水平に延出されている。センサ45は、開放維持体43の回動を検出するためのものであり、開放維持体43が回動される際の作動片433の軌道に沿って配置されている。この実施の形態では、センサ45は、第1及び第2垂直板40b,41a間に固定されたセンサ基台45aに取付けられた光センサであり、作動片433が検出通路45bを通過した際に開放維持体43の回動が検出される。
図6に戻り、第2機器収納空間52には、リンク体46及びソレノイドアクチュエータ47が配置されている。リンク体46は、第2垂直板41aから突出された回動軸42の一端42aと、ソレノイドアクチュエータ47のプランジャ47aとを連結するものである。回動軸42は、プランジャ47aが進退されることで回動される。すなわち、ソレノイドアクチュエータ47の駆動力によって、開放維持体43全体が回動軸42を中心に回動される。制御手段48は、ソレノイドアクチュエータ47の動作を制御するものである。
次に、図8は、図6の開放維持機構4による開放維持状態を示す斜視図であり、図9は、図8の開放維持機構4の断面図である。図8及び図9において、ハンドルレバー361の押下により、コックハンドル36が注出口330bを開くよう傾動されている。このとき、フック体431の爪部431aがハンドル係合部362に係合されている。具体的に説明すると、ハンドルレバー361の押下によってコックハンドル36が傾動されると、爪部431aを後方に押しながらハンドル係合部362が上方に変位される。注出口330bが完全に開かれる位置までコックハンドル36が傾動されると、ハンドル係合部362が爪部431aよりも上方に位置され、バネ44の作用により爪部431aがハンドル係合部362の下方に入り込む。これにより、注出口330bを閉じる方向へのコックハンドル36の傾動が規制されて、注出口330bの開放が維持される。
注出口330bの開放の維持は、手動及び自動の両方で解除可能とされている。手動で注出口330bの開放の維持が解除される場合には、フックレバー432が押下される。これにより、フック体431がハンドル係合部362から離れるように開放維持体43が回動されて、爪部431aとハンドル係合部362との係合が解除され、バネ352の作用により弁体35及び注出棒34が下方に変位され、注出口330bが閉じられる。
自動で注出口330bの開放の維持が解除される場合には、制御手段48の制御に応じて、ソレノイドアクチュエータ47が作動される。具体的に説明すると、図8及び図9に示すように注出口330bの開放が維持される際には、コックハンドル36の傾動に伴って作動片433がセンサ45の検出通路45bを通過する。制御手段48は、センサ45によって作動片433の通過が検出された際に、注出口330bの開放が維持された状態を検出する。また、制御手段48は、注出口330bの開放が維持されている状態を検出した後に、直接的又は間接的に飲料の注出量を検出し、適量の飲料が注出されたと判定した場合に、ソレノイドアクチュエータ47のプランジャ47aが引き下げる。これにより、フック体431がハンドル係合部362から離れるように開放維持体43が回動されて、注出口330bが閉じられる。
次に、この発明の実施の形態に係る飲料注出装置の動作について説明する。
飲料を注出するために、ユーザーはまず、コップをいずれかの計量センサ50に載置する。コップの上方にあるコック2のハンドルレバー361を押し下げると、コックハンドル36の傾動により注出口330bが解放される。前述した機構によって注出口330bの解放が保持され、コック2が連通する飲料タンク1に貯留された飲料が、水頭圧によりコック2からコップへ注出される。このとき、ユーザーは、2つのコック2,2のうちの一方または両方から飲料を注出することができる。
2つのコック2,2から飲料を注出する場合には、1つのコック2から注出される場合に比べて、単位時間当たりにコップに注出される量が2倍になるので、所定量の飲料を注出するのにかかる時間が短縮される。この場合には、飲料タンク1内の飲料の量が少なくなって各コック2からの注出速度が低下しても、2つのコック2,2から飲料が注出されるので、コップへ所定量の飲料を注出するのにかかる時間は、ユーザーが気になるほど長くはならない。
一方のコック2から飲料を注出する場合には、そのコックが連通する飲料タンク1が空になったときでも、もう一方のコック2から飲料を注出することができる。もう一方のコック2から飲料を注出できる間に、空になった飲料タンク1に飲料を供給することにより、いずれのコックからも飲料の注出ができなくなることを防止できる。すなわち、注出途中で飲料タンク1が空になった場合に、コップに中途半端に飲料がはいった状態で放置されることを防止できる。
次に、3つの異なるサイズのコップ(Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ)にそれぞれ所定量の飲料を注出する動作について説明する。
まず、ユーザーがコップを計量センサ50に載置したときに、前述した動作によって、カップセンサ54は、載置されたコップがSサイズ、Mサイズ、Lサイズのいずれのサイズのコップであるのかを判定する。次に、計量センサ50は、載置されたコップの重量を検知し、予め設定された設定重量以上の場合にはコップ内に氷が入っていると判定し、設定重量未満の場合には、コップには氷が入っていないと判定する。コップのサイズ及びコップ内の氷の有無に応じて、所定量の飲料が注出された場合のコップの重量(以下、「目標設定重量」と称する)が設定される。
続いて、ユーザーがコック2のハンドルレバー361を押し下げると、前述した動作によってコック2の注出口330bからコップに飲料が注出され始める。飲料の注出中、計量センサ50がコップの重量を検知し、コップの重量が目標設定重量になるように、適当なタイミングでソレノイドアクチュエータ47がコックハンドル36を元の状態に戻すことにより、コップへの飲料の注出を停止する。しかし、コップの重量が目標設定重量になったときにソレノイドアクチュエータ47が作動すると、コック2とコップとの間に浮遊している飲料の分だけ、コップの重量が目標設定重量をオーバーしてしまうため、この浮遊している飲料の量を考慮して、コップの重量が目標設定重量に達する前の適当なタイミングでソレノイドアクチュエータ47を作動させて飲料の注出を停止する。
しかしながら、飲料が1つのコック2から注出されている場合と、2つのコック2,2から注出されている場合とで、コック2とコップとの間に浮遊している飲料の量が異なる。したがって、2つのコック2,2から飲料を注出している場合には、1つのコック2から注出している場合よりも早いタイミングで2つのコック2,2のソレノイドアクチュエータ47を作動させる。すなわち、飲料の注出に使用するコック2の数に基づいて、注出を停止するタイミングを変更する。
尚、自動的に飲料の注出が停止される前に、手動で飲料の注出を停止する場合には、フックレバー432を押し下げることにより、前述した動作によって、注出口330bが閉じられ、飲料の注出が停止される。
このように、2つのコック2,2から1つのコップに飲料が注出されるので、飲料タンク1内の飲料の量が減少してきても注出時間が長くなるのを抑えることができる。
また、飲料の注出に使用するコック2の数に基づいて、注出を停止するタイミングを変更するので、1つのコック2から飲料を注出する場合でも、2つのコック2,2から飲料を注出する場合でも、所定量の飲料を注出する精度を向上することができる。
この実施の形態では、2つのコック2,2から1つのコップに飲料を注出可能となっていたが、2つに限定するものではない。3つ以上のコックから1つのコップに飲料を注出可能であってもよい。また、1つの飲料タンク1に1つのコック2が設けられていたが、この形態に限定するものではなく、1つの飲料タンク1に複数のコックを互いに近接して設けて、1つのコップに飲料を注出可能にしてもよい。
1 飲料タンク、2 コック、10 飲料注出装置。

Claims (2)

  1. 飲料を貯留する飲料タンクと、
    該飲料タンクに連通する複数のコックと
    を備え、水頭圧によって前記飲料が前記コックから注出される飲料注出装置であって、
    前記複数のコックは、1つのコップに前記飲料を注出するように配置されている飲料注出装置。
  2. 前記コックから所定量の飲料を注出する場合において、
    前記飲料の注出に使用するコックの数に基づいて、注出を停止するタイミングを変更する、請求項1に記載の飲料注出装置。
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