JP3020264U - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JP3020264U JP3020264U JP1995002933U JP293395U JP3020264U JP 3020264 U JP3020264 U JP 3020264U JP 1995002933 U JP1995002933 U JP 1995002933U JP 293395 U JP293395 U JP 293395U JP 3020264 U JP3020264 U JP 3020264U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ハウジング1内に着脱可能な複数のミネラル
ウォータータンク10が配設され、このタンク10に流
出具を介して接続された排出導管60が殺菌装置40か
ら冷温転換バルブ116を介して冷却装置30又は温水
加熱貯蔵装置20に連結され、更に、冷却装置30又は
温水加熱貯蔵装置20からカップ搬出口130のサービ
ングカップ140にミネラルウォーターが供給されるよ
うに構成されもの。 【効果】 ミネラルウォーターを自動販売機で低価格で
且つ簡便に販売できる。冷水又は温水のいずれの状態で
も提供できるので、消費者の多様なニーズに対応でき
る。
ウォータータンク10が配設され、このタンク10に流
出具を介して接続された排出導管60が殺菌装置40か
ら冷温転換バルブ116を介して冷却装置30又は温水
加熱貯蔵装置20に連結され、更に、冷却装置30又は
温水加熱貯蔵装置20からカップ搬出口130のサービ
ングカップ140にミネラルウォーターが供給されるよ
うに構成されもの。 【効果】 ミネラルウォーターを自動販売機で低価格で
且つ簡便に販売できる。冷水又は温水のいずれの状態で
も提供できるので、消費者の多様なニーズに対応でき
る。
Description
【0001】
本考案は、生水、鉱泉水、イオン水等のミネラルウォーターが販売可能な自動 販売機、又はコーヒー、紅茶、緑茶等の各種インスタント飲料をミネラルウォー ターと共に販売可能な自動販売機に関するものである。
【0002】
従来、山野や河川で容易に取水して飲用できた水資源が、近年では、工業の発 達に伴って深刻に汚染され、原水の状態では飲用が不可能なため、一定の水準ま で浄水処理した後、飲用するようになっている。
【0003】
しかしながら、飲用可能な程度まで河川水を浄水するのはかなり困難なもので あり、幾分の公害物質が残留したまま水道管を通じて供給されている。従って、 一応の浄水処理が施された水道水であっても、別途、浄水機を購入して家庭で2 次浄水した後、飲用したり、ミネラルウォーターを配達させて飲用しているのが 実情である。
【0004】 これとは別に、ミネラルウォーターを1リットル又は500ミリリットル程度 の容器に小包装して、小売店を通じて販売する場合もある。この場合、ミネラル ウォーターの使用後、容器が廃棄されて新たな公害誘発物となるばかりでなく、 ミネラルウォーターを一定の品質に維持することが難しく、且つ容器入りのミネ ラルウォーターが小売店でばら売りされるためコスト高になる欠点があった。
【0005】 又、従来、コーヒー、紅茶等の飲料を販売する自動販売機において、内部で原 水を貯蔵する水桶は、ポリプロピレンやポリアセテート等の材料で形成されてい るが、この場合、水桶内部で発生する異臭ガス等が外部に漏洩できないため、飲 料に異味、異臭が混入する不具合があった。更に、上記水桶から原水が流出する に伴って、水桶内が次第に負圧となり、1回の販売時の原水の供給量が次第に減 少して、販売される飲料の量が一定しないという問題点を有していた。
【0006】
本考案は前記課題を解決して、ミネラルウォーターを自動販売機で販売できる ようにすると共に、この自動販売機で販売するミネラルウォーター、その他の飲 料への異味、異臭の混入を防止すること、各販売時のミネラルウォーター等の供 給量を一定にすること等を目的とする。 そのため、請求項1の自動販売機は、ハウジング(1) の正面ドア部に各種選択 ボタン、コイン投入口、コイン返却口、状態表示部等が配設される一方、上記ハ ウジング内に水桶、殺菌装置、冷却装置、カップ保管装置、動作制御部、各種配 管、バルブ等が配設された自動販売機において、上記ハウジング内の上部に着脱 可能な水桶としての複数のミネラルウォータータンク(10)が、そのつまみ部(11) が下向きとなるように配設され、先端部(202) が円錐形に形成された円柱形の本 体(201) と、この本体の上記先端部と基端部間に形成された接続フランジ部(206 ) からなり、上記本体の先端部側が丸形パッキン(207) を介して上記ミネラルウ ォータータンクのつまみ部に挿入される一方、上記本体の基端部側に排出導管(6 0)が挿入される流出具(200) が設けられ、上記先端部の片側傾斜面に水流出孔(2 03a)を有すると共に上記基端部に水排出孔(203b)を有する水排出路(203) が上記 流出具(200) を貫通して形成され、上記先端部の他側傾斜面に空気供給孔(205a) を有すると共に上記接続フランジ部に針状構造として形成された空気流入孔(205 b)を有する空気流入路(205) が上記水排出路と平行に上記流出具内に形成され、 上記排出導管は殺菌装置(40)から冷温転換バルブ(116) を介して冷却装置(30)又 は温水加熱貯蔵装置(20)に連結され、上記冷却装置又は温水加熱貯蔵装置からカ ップ搬出口(130) のサービングカップにミネラルウォーターが供給されるように 構成されたことを特徴とするものである。
【0007】 請求項2の自動販売機は、多面体構造のハウジング(1) 内に2個以上のミネラ ルウォータータンク(10)を着脱自在に保持するミネラルウォータータンク保持具 を備え、上記ミネラルウォータータンクのつまみ部(11)に貫通挿入した流出具(1 20) を通して流出するミネラルウォーターが、冷水選択時には下部の冷却装置(3 0)及び殺菌装置(40)を経てカップ搬出口(130) に供給される一方、温水選択時に は温水加熱貯蔵装置(20)を経てカップ搬出口に供給されるように構成され、且つ ハウジングに内蔵された信号スイッチの信号とハウジング外の表示部のマニュア ル信号を受けてバルブ、モータ、表示機等を制御する動作制御部を備えた自動販 売機において、半円筒状の上下回動可能なミネラルウォータータンク保持具(100 ) がハウジング(1) 内の棚(105) に対し、該棚上に設けたガイディングレール装 置(140) に沿ってスライディング可能となるように設置され、上記ミネラルウォ ータータンクと排出導管間を連結する流出具(120) は円筒形本体(122) を備え、 この本体の一側面に水流出孔(123) を有する水排出路(126) が本体を貫通するよ うに形成され、且つ上記本体の他側面に本体に対し傾斜した空気流入孔(125) を 有する空気流入路(124) が上記水排出路と平行となるように本体内に形成され、 上記ミネラルウォータータンクは中央につまみ部を有し、このミネラルウォータ ータンクは高さ480乃至490mm、重量750乃至850g、厚み1.2m m以上のポリカーボネイト材料により円筒形に形成されたことを特徴とするもの である。
【0008】 請求項3の自動販売機は、請求項2の構成において、ミネラルウォータータン ク保持具(100) は円弧形の横メンバ(101) とロ字形の縦メンバ(102) が一体化し た構成であり、縦メンバ(102) の内側先端に、ミネラルウォータータンク(10)の つまみ部(11)近傍を包み込む補強メンバ(103) が縦メンバ(102) と垂直に設けら れると共に、縦メンバ(102) の内側先端がガイディングレール装置(140) の長孔 (108) とローラ(104) によって結合され、補強メンバ(103) の先端部に滑りロー ラ(103a)が付着されて棚(105) 上のローラガイディングレール部材(106) の内面 に摺接するように構成されたことを特徴としている。
【0009】 請求項4の自動販売機は、請求項3の構成において、ガイディングレール装置 (140) は固定ブラケット(141) により棚(105) に固定されると共に、ガイディン グレール装置(140) の中央に長孔(108) が形成されて該長孔(108) にローラ(104 ) が結合され、長孔(108) の外側先端部に下向きの案内孔(107) が形成されたこ とを特徴とするものである。
【0010】 請求項5の自動販売機は、多面体構造のハウジング(1) 内に2個以上のミネラ ルウォータータンク(10)を着脱自在に保持するミネラルウォータータンク保持具 を備え、上記ミネラルウォータータンクのつまみ部(11)に貫通挿入した流出具(1 20) を通して流出するミネラルウォーターが、冷水選択時には下部の冷却装置(3 0)及び殺菌装置(40)を経てカップ搬出口(130) に供給される一方、温水選択時に は温水加熱貯蔵装置(20)を経てカップ搬出口に供給されるように構成され、且つ ハウジングに内蔵された信号スイッチの信号とハウジング外の表示部のマニュア ル信号を受けてバルブ、モータ、表示機等を制御する動作制御部を備えた自動販 売機において、上記ミネラルウォータータンク保持具は、両側端に折曲部(81)を 有し上記ミネラルウォータータンクを支持する移送支持台(80)を備え、この移送 支持台は底面に取り付けたローリングホイール(82)が棚上のレール(84)に沿って スライディング可能とされると共に後面が高く正面のハンドル(86)が低くなるよ うに傾斜姿勢で上記棚上に配置され、上記ミネラルウォータータンクは中央につ まみ部を有し、このミネラルウォータータンクは高さ480乃至490mm、重 量750乃至850g、厚み1.2mm以上のポリカーボネイト材料により円筒 形に形成されたことを特徴とするものである。
【0011】 請求項6の自動販売機は、請求項2の構成において、流出具(120) の空気流入 孔(125) に圧力スイッチ(71)が連結され、この圧力スイッチの他側にフィルタ付 きの逆流防止機(72)が連結され、逆流防止機の他側にはモータを内蔵した空気供 給装置(110) が連結されたことを特徴とするものである。
【0012】 請求項7の自動販売機は、請求項5の構成において、上記ミネラルウォーター タンク保持具(100) が地面に対し傾斜させて配置され、水排出路(126) に連通す る延長導管(65)がミネラルウォータータンク(10)の最低部に延長されるように設 置されたことを特徴とするものである。
【0013】 請求項8の自動販売機は、請求項2の構成において、少なくとも3面を備えた 複数の広告セクタ(160) が回転支持軸(161) に縦長に連結され、間欠駆動モータ (162) の出力軸(164) と従動カム(165) を介して広告セクタ(160) が連結された 回転式広告板が自動販売機の前面一側に設置されたことを特徴としている。
【0014】 請求項9の自動販売機は、請求項2の構成において、一定のテンションを有す るスプリング(170) がリテーナ(174) とミネラルウォータータンクの一側との間 に設置されると共にミネラルウォータータンクの上部又は下部にマイクロスイッ チのノブが接触可能に配置され、ミネラルウォーターの残量に応じてミネラルウ ォータータンクが昇降することにより上記マイクロスイッチがオン、オフされる ことを特徴とするものである。
【0015】 請求項10の自動販売機は、請求項2の構成において、先端が針状構造を成し 、水排出路(126) が貫通形成された流出具が、ミネラルウォータータンクの頂上 位置に配置されたつまみ部に貫通挿入され、且つ上記水排出路に延長導管(65)が 空隙を有して挿入されたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項1の構成において、ミネラルウォータータンク(以下、タンクという) 内のミネラルウォーターは、流出具の水流出孔から水排出路を介して搬出され、 水排出孔から排出導管に供給される。そして、上記コイン投入口にコインが投入 され、且つ上記選択ボタン等により冷水、つまり、冷たいミネラルウォーターが 選択された場合、上記排出導管内のミネラルウォーターが上記殺菌装置から冷温 転換バルブを介して冷却装置に導かれ、更に、カップ搬出口のサービングカップ に供給される。
【0017】 一方、温水、つまり、温かいミネラルウォーターが選択された場合、上記排出 導管内のミネラルウォーターが殺菌装置、冷温転換バルブを介して温水加熱貯蔵 装置に導かれ、この温水加熱貯蔵装置から上記カップ搬出口のサービングカップ に加熱済のミネラルウォーターが供給される。この場合、温水加熱貯蔵装置内に は、所定量の温水を貯蔵しておくことができるので、温水の選択時に、温水加熱 貯蔵装置内に貯蔵されていた温水を直ちにサービングカップに供給し、上記排出 導管から温水加熱貯蔵装置に冷水を補充して加熱することにより、次の温水の供 給に備える構成とできる。又、温水加熱貯蔵装置で加熱することにより、殺菌が 可能であるから、温水選択時には、上記排出導管から殺菌装置を介さずに、直接 温水加熱貯蔵装置にミネラルウォーターを供給することも可能である。以上のよ うに、ミネラルウォーターを自動販売機で販売できるようにしたので、小売店で 容器入りでばら売りする場合等に比してコストが低減され、且つ冷水、温水のい ずれの状態でも販売可能であるから、消費者の多様なニーズに対応できる。
【0018】 請求項2の構成において、冷水選択時及び温水選択時のハウジング内でのミネ ラルウォーターの供給経路等は請求項1の場合と同様である。タンクを着脱自在 に保持するミネラルウォータータンク保持具(以下、保持具という)は半円筒状 に構成され、円筒状のタンクの片側を包み込むようにして保持するものである。 通常、保持具はハウジング内の棚の上方へ回動され、更に、ガイディングレール 装置に沿って保持具が棚の後方へ押し込まれた状態となっており、タンクが棚上 で保持具により保持されている。そして、タンクのつまみ部に流出具が挿入され 、タンク内のミネラルウォーターが、必要に応じて、流出可能とされている。
【0019】 タンクを交換する際には、保持具をガイディングレール装置に沿って棚上で前 方へ移動させ、更に、ガイディングレール装置の前端位置で保持具を下方へ回動 させて棚の下方へ引き降ろし、この状態で使用済のタンクを取り外した後、ミネ ラルウォーター入りの新たなタンクを取り付ける。その後、上記とは逆に、保持 具を上方へ回転させ、更にガイディングレール装置に沿って棚の後方へ押し込ん だ後、タンクのつまみ部に流出具を挿入すれば良い。
【0020】 ここで、流出具の空気流入口は流出具本体に対して傾斜させて設けたので、流 出具内の水排出路の断面積を大きくすることができ、タンクからのミネラルウォ ーターの流出を一層円滑に行えるようになる。又、タンクは気体透過性を有する ポリカーボネイト材料により形成したので、タンク内で異臭ガス等が発生した場 合、直ちにタンク外に排出され、ミネラルウォーターに異臭等が混じることがな く、且つポリカーボネイト材料は耐久性に富むため、高温、高圧での洗浄も可能 となって、タンクの反復使用が可能となる。
【0021】 請求項3の構成において、保持具の円弧形の横メンバは、円筒形のタンクの外 周面に周方向に沿って当接し、一方、ロ字形の縦メンバは、タンクの上底部及び 下底部に当接すると共に、外周面に高さ方向に沿って当接し、タンクの上底部、 下底部及び外周面を包囲する。従って、上記横メンバ及び縦メンバによりタンク は確実に保持され、且つ横メンバと縦メンバからなるフレーム構造であるから、 比較的軽量に構成できる。
【0022】 上記保持具をガイディングレール装置に沿って移動させる際には、縦メンバの 内側先端に設けたローラが、ガイディングレール装置の長孔内で転動しながら移 動する。又、この移動時に、補強メンバの先端部の滑りローラが、棚上のローラ ガイディングレール部材に沿って摺動するため、棚上での保持具の前後移動は安 定的に行われる。更に、補強メンバがタンクの外周面を保持するので、保持具に よるタンクの支持が一層確実なものとなる。
【0023】 請求項4の構成によれば、ガイディングレール装置の前端部における上記長孔 の外側先端部に下向きの案内孔を設けたので、タンクの交換のために保持具をガ イディングレール装置の前端位置に引き出した際に、保持具のローラを案内孔内 で下方へ移動させ、ローラが案内孔の下端に到達した段階で保持具を下向きに回 動させる。これにより、保持具の上下回動が一層円滑に行われる。
【0024】 請求項5の自動販売機のハウジング内における冷水及び温水供給時のミネラル ウォーターの移動経路等は請求項2と同様である。ここでは、タンクを着脱自在 に保持する保持具が、ハウジング内の棚上で前後移動可能な移送支持台を備え、 通常は保持具が棚の後方、つまり奥側に収納され、この状態でつまみ部に流出具 が挿入されて、必要に応じてタンクからミネラルウォーターが流出される。一方 、タンクの交換時には、移送支持台のローリングホイールがレール上でスライデ ィングすることにより、保持具が棚の前方へ移送される。
【0025】 そして、移送支持台は正面が低く、後面が高くなる傾斜姿勢となっているため 、タンクは前方のつまみ部が低くなる傾斜姿勢となって、つまみ部からのミネラ ルウォーターの流出は円滑に行われる。又、タンクは上記傾斜姿勢で保持される ので、つまみ部が下端となるように倒立姿勢で保持する場合に比して保持具の高 さを縮小することができ、ひいては自動販売機全体の高さ寸法を縮小することが 可能になる。
【0026】 請求項6の構成によれば、タンクからミネラルウォーターが流出するに伴って 、タンク内が次第に負圧となるが、このタンク内の空気圧の低下が圧力スイッチ により検出され、それに応じて、空気供給装置からフィルタ付きの逆流防止機を 通して流出具の空気流入口に空気が供給され、この空気が空気流入通路からタン ク内に送り込まれる。これにより、タンク内の負圧が解消され、タンク内の気圧 が常時大略一定に保持されるので、各販売時のミネラルウォーターの供給量は大 略一定となる。上記逆流防止機は、空気供給装置から空気流入口側への空気の供 給のみを許容する。
【0027】 請求項7の構成によれば、保持具によりタンクをつまみ部側が低くなる傾斜姿 勢で保持する場合に、タンクのつまみ部に挿入された流出具の水排出路に連通す る延長導管が、タンクの最低部に延長されたので、上記延長導管を介してタンク 内のミネラルウォーターを大略全量排出することが可能になり、ミネラルウォー ターの使用効率が向上する。
【0028】 請求項8の構成によれば、間欠駆動モータにより従動カムを介して広告セクタ を回転させることにより、自動販売機の前面一側で複数種の広告を順次表示する ことができる。
【0029】 請求項9の自動販売機は、タンクをスプリングによって弾性支持したので、タ ンク内のミネラルウォーターが消費されるに伴ってタンクが上下移動するが、タ ンクの上部又は下部にマイクロスイッチのノブを配置したので、タンクが所定量 だけ上下移動した段階でノブが押圧操作され、タンク内のミネラルウォーターが 全量消費されたことが検出される。この場合、上記マイクロスイッチを表示機等 に接続しておけば、タンク交換を指示する表示を行うことができる。
【0030】 請求項10の自動販売機は、タンクがつまみ部が頂上位置に存するように設置 されるものであるが、この場合、流出具の水排出路内に空隙を介して延長導管が 挿通され、この延長導管がタンク内に挿入されることにより、ミネラルウォータ ーが延長導管を通してタンクから排出される。一方、ミネラルウォーターの排出 に伴うタンク内への空気の供給は、上記流出具の水排出路と延長導管との間の空 隙から行われる。この場合、流出具に空気流入通路を穿設する必要がないので、 流出具の構成を簡素化することができる。
【0031】
以下、本考案の第1実施例を図面に基いて説明する。図3に示すように、ミネ ラルウォーター販売機能を備えた自動販売機のハウジング1の正面ドア部2には 冷水又は温水の別等を選択する各種選択ボタン2a、コイン投入口2b、コイン 返却レバー2c、コイン返却口2d、ミネラルウォーターが充填されたカップを 搬出するカップ搬出口130、冷水又は温水の別を表示する表示部2e、料金表 示部2f及び作動ランプ2gを含む状態表示部、ドアロック2h等が配設されて いる。
【0032】 図1及び図2に示すように、ハウジング1の内部には、ミネラルウォーターを 収容した2個のタンク10を着脱自在に保持する保持具3が最上部に配置されて いる。タンク10は、18.9リットル以上の大容量のものを使用するのが好ま しい。各タンク10はつまみ部11が下向きとなる姿勢で保持具3により保持さ れ、つまみ部11は排出導管60及び移送導管61により殺菌装置40を介して 冷温切換バルブ116に連結されている。この冷温切換バルブ116の一側は、 移送導管62により冷却装置30を介してカップ搬出口130に連結される一方 、冷温切換バルブ116の他側は、移送導管63により温水加熱貯蔵装置20を 介してカップ搬出口130に連結されている。温水加熱貯蔵装置20内には高水 位スイッチ75と低水位スイッチ76が設けられている。上記排出導管60内に 、水圧感知センサ73及び開閉自在の給水バルブ115が設けられ、更にこれら の作動を制御する動作制御部70が設けられている。
【0033】 タンク10と排出導管60とを連結する流出具200は、図4に示すように、 先端部202が円錐形に形成された円柱形の本体201と、この本体201の先 端部201と基端部208間に形成された接続フランジ部206からなる。本体 201の先端部202側がタンク10のつまみ部11に挿入され、一方、本体2 01の基端部208側に排出導管60が挿入されることにより、タンク10内の ミネラルウォーターが排出導管60内に導かれるようになっている。
【0034】 すなわち、先端部201の片側傾斜面204aに水流出孔203aを有すると 共に基端部208に水排出孔203bを有する水排出路203が流出具200を 貫通して形成されている。又、先端部201の他側傾斜面204bに空気供給孔 205aを有すると共に、接続フランジ部206に針状構造として形成された空 気流入孔205bを有する空気流入路205が水排出路203と平行に流出具2 00内に形成されている。空気流入路205は、タンク10からミネラルウォー ターが流出するに伴って、タンク10内に空気を送り込む役割を果たす。
【0035】 上記の構成において、コイン投入口2bにコインが投入され、且つ選択ボタン 2aで冷水が選択された場合、動作制御部70によって、いずれか一方の給水バ ルブ115が開放されることにより、タンク10から排出導管60に導かれてい るミネラルウォーターが殺菌装置40に送られ、ここで殺菌される。その後、殺 菌済のミネラルウォーターが冷温転換バルブ116、移送導管62を介して冷却 装置30に送られ、冷却装置30で冷却された冷たいミネラルウォーターがカッ プ搬出口130のサービングカップ140に供給される。冷却装置30内に予め 冷水が貯蔵されている場合、この冷水を直ちにサービングカップに供給した後、 冷却装置30内に新たなミネラルウォーターを補給すれば良い。
【0036】 一方、選択ボタン2aで温水が選択された場合、温水加熱貯蔵装置20内に貯 蔵されている温水がカップ搬出口130のサービングカップ140に供給される 。そして、温水加熱貯蔵装置20内の水位が、高水位スイッチ75と低水位スイ ッチ76間に位置するように、冷温転換バルブ116から移送導管63を介して 温水加熱貯蔵装置20にミネラルウォーターが補給され、次回の供給に備えて加 熱される。
【0037】 いずれかのタンク10内のミネラルウォーターが全量消費された場合、水圧感 知センサ73によりこれが検出され、タンク10が交換されるまでの間、動作制 御部70によって給水バルブ115が常時閉鎖状態とされる。又、双方のタンク 10のミネラルウォータータンクが全て消費された場合、正面ドア部2の状態表 示部に含まれる断水表示部等でタンク交換を促す表示(断水表示)が行われる。 以上のように、本実施例では、ミネラルウォーターを自動販売機で販売するよう にしたので、小売店でばら売りする場合等に比して簡便且つ安価に販売でき、且 つ冷水、温水のいずれの状態でも提供できるので、消費者の多様なニーズに対応 できる。
【0038】 次に、本考案の第2実施例を説明する。この第2実施例は、第1実施例を改良 して、ミネラルウォーター以外にコーヒー、紅茶等も提供できるようにすると共 に、ミネラルウォーター等の飲料に異味、異臭が混入せず、且つ各販売時の飲料 の供給量を大略一定とすることを目的とする。図5に示すように、ハウジング1 の正面ドア部2には、冷水又は温水状態のミネラルウォーター、コーヒー、紅茶 等を選択する複数の選択ボタン2a、コイン投入口2b、コイン返却レバー2c 、コイン返却口2d、各種飲料が充填されたカップを搬出するカップ搬出口13 0等が設けられている。
【0039】 又、正面ドア部2の下部には、回転式広告板150が設けられている。この回 転式広告板150は、少なくとも3面を備えた複数の広告セクタ160を備え、 各広告セクタ160は従動カム165を介して回転支持軸161に縦長に連結さ れている。回転支持軸161は、間欠駆動モータ162の出力軸164に取り付 けられ、間欠駆動モータ162が間欠回転することにより、広告セクタ160が 回転して表示内容が順次切り換わるようになっている。
【0040】 図6に示すように、ハウジング1内の上部の棚105上でミネラルウォーター を収容した2個のタンク10が、つまみ部11が下向きとなる倒立姿勢で保持具 100によって着脱自在に保持されている。タンク10からカップ搬出口130 に至るミネラルウォーターの供給経路は、基本的には第1実施例と同様であり、 冷水選択時には、殺菌装置40から冷却装置30を経てカップ搬出口130に冷 水が供給される一方、温水選択時には、殺菌装置40から温水加熱貯蔵装置20 を介してカップ搬出口130に温水が供給されるようになっている。又、コーヒ ー等のミネラルウォーター以外の飲料が選択された場合、後述のように、ミネラ ルウォーターにコーヒー等の原料が混合された上でカップ搬出口130に供給さ れるものである。
【0041】 タンク10は外周面が凹部10aと凸部10bとで凹凸状を成すように形成さ れる一方、保持具100は複数の円弧形の横メンバ101とロ字形の縦メンバ1 02とが一体化したフレーム構造として構成されている。すなわち、各横メンバ 101はタンク10の外周面の凹部10aに当接する一方、縦メンバ102はタ ンク10の上底部10c及び下底部10dに当接すると共に外周面の凸部10b にタンク10の高さ方向に沿って当接してタンク10を上下左右から取り囲む。 又、縦メンバ102の内側先端に、タンク10のつまみ部11近傍の凸部10b を両側から弾性的に包み込む左右2つの補強メンバ103が縦メンバ102と垂 直に設けられている。
【0042】 互いに平行に前後方向へ延びる左右2個のガイディングレール装置140が固 定ブラケット141により棚105上に固定され、各ガイディングレール装置1 40の中央に長孔108が形成されている。縦メンバ102の内側先端にはロー ラ104が回転自在に取り付けられ、このローラ104が長孔108内に係合さ れて、ガイディングレール装置140に沿って保持具100が前後移動可能とさ れている。又、2つのガイディングレール装置140間で棚105に前後方向の 溝105aが形成され、保持具100に保持されたタンク10が倒立姿勢で前後 移動する際に、つまみ部11が溝105a内で移動するようになっている。
【0043】 棚105上の各ガイディングレール装置140の後方にローラガイディングレ ール部材106が固定されている。補強メンバ103の先端部に滑りローラ10 3aが付着され、棚105上での保持具100の前後移動時に滑りローラ103 aがローラガイディングレール部材106の内面に沿って摺動し、棚105上で の保持具100の前後移動が一層円滑に行われるようになっている。
【0044】 長孔108の外側先端部、つまり前端部に連続して斜め下向きの案内孔107 が形成され、保持具100が棚105の前端部に引き出された時にローラ104 が案内孔107に沿って斜め下方に移動し、この案内孔107の下端でローラ1 04を中心に保持具100が上下方向へ回動可能となっている。ハウジング1内 のフレーム6等に係合具109が設けられ、保持具100を下方へ回動させた際 に縦メンバ102が係合具109に係合して、それ以上の下方への回動を禁止す るようになっている。
【0045】 上記保持具100は、通常、棚105の後方、つまり、ガイディングレール装 置140の後端部に位置しているが、タンク10を交換する場合、保持具100 をガイディングレール装置140に沿って棚105の前方へ引き出し、ローラ1 04が案内孔107の下端に到達した時点で保持具100を下方へ回動させ、縦 メンバ102を係合具109に係合させる。この状態で、使用済のタンク10を 取り外し、ミネラルウォーターを収容した新たなタンク10を保持具100によ って保持させる。
【0046】 すなわち、横メンバ101をタンク10の外周面の凹部10aに当接させると 共に縦メンバ102でタンク10を上下左右から取り囲み、この状態で、2つの 補強メンバ103により、つまみ部11近傍の凸部10bを両側から挟み込んで タンク10を保持具100により保持させる。横メンバ101の両側に凸部10 bが位置すると共に、縦メンバ102が上底部10c及び下底部10dに当接し ているので、タンク10は保持具100に対し、上下方向に移動不可能である。 保持具100に新たなタンク10をセットした後、上記と逆に保持具100を上 方へ回動させ、更にガイディングレール装置140に沿って棚105上の後方へ 移動させる。そして、つまみ部11に流出具120を挿入すれば、ミネラルウォ ーターの供給が可能となる。
【0047】 この実施例の流出具120は、図8に示すように、タンク10のつまみ部11 内に挿入される先端部が円錐形に形成された円筒形の本体122を備えている。 この本体122の先端部の一側面に水流出孔123を有する水排出路126が本 体122を貫通するように形成されている。又、本体122の他側面に本体に対 し傾斜する方向へ突出させた空気流入孔125を有する空気流入路124が水排 出路126と平行となるように本体122内に形成されている。ここでは、空気 流入孔125を本体122に対し傾斜する方向に突出させているので、それだけ 水排出路126の断面積を大きくすることができ、その結果、タンク10からの ミネラルウォーターの流出を一層円滑に行わせることができる。
【0048】 流出具120の基端部の水排出孔126aには排出導管60が接続され、この 排出導管60には、前記と同様に、タンク10内のミネラルウォーターが全量消 費されたか否かを検出する水圧感知センサ73が設けられている。又、空気流入 路124の空気流入孔125には空気流入導管127が接続されている。図9に 示すように、この空気流入導管127は、圧力スイッチ71を介してフィルタ付 きの逆流防止機72に接続され、逆流防止機72の他側は空気供給装置110に 接続されている。逆流防止機72は空気供給装置110から空気流入導管127 側のみへの空気の流通を許容するようになっている。
【0049】 そして、タンク10内のミネラルウォーターが排出導管60側へ流出してタン ク10内が負圧になると、圧力スイッチ71によりこれが検出され、これに基い て、動作制御部70の制御下で空気供給装置110から逆流防止機72側に空気 が供給されて、ここでフィルタにより塵埃等が除去された後、空気流入導管12 7を介してタンク10内に空気が送り込まれる。このよにして、タンク10内の 空気圧が常時大略一定に保持されることにより、各販売時のミネラルウォーター の供給量が大略一定に維持される。
【0050】 冷水、つまり、冷たいミネラルウォーターの選択時には、タンク10から排出 導管60を介して供給されるミネラルウォーターが、図10にも示す冷温転換バ ルブ116から移送導管62を介して殺菌装置40に至り、ここで、殺菌された 後、冷却装置30、冷水バルブ114を介してカップ搬出口130のサービング カップ140に供給される。
【0051】 温水、つまり、温かいミネラルウォーターの選択時には、タンク10から排出 導管60を介して供給されるミネラルウォーターが、冷温転換バルブ116から 移送導管63、温水バルブ113、温水加熱貯蔵装置20を経て3方バルブ11 3aに至り、中央の供給導管66からカップ搬出口130に供給される。
【0052】 又、コーヒーの選択時には、上記温水加熱貯蔵装置20から3方バルブ113 aに供給された温水が、例えば、右側の供給導管67からミキシングボール4a に供給され、ここで、原料タンク64から供給されるコーヒー原料と混合され、 モータ111で攪拌された後、カップ搬出口130に供給される。同様に、紅茶 の選択時には、3方バルブ113aから左側の供給導管68を介してミキシング ボール4aに供給され、ここで、原料タンク64から供給される紅茶原料と混合 、攪拌された後、カップ搬出口130に供給される。なお、ミネラルウォーター 以外の飲料の種類は、コーヒー、紅茶に限定されず、それ以外の緑茶等の各種飲 料を供給できるようにしても良く、又、コーヒー等の原料を冷水と混合して供給 することも可能である。
【0053】 図11に示すように、前記動作制御部70の中央処理装置70aには電源回路 300から電源が供給される一方、前記選択ボタン2aに接続された選択ボタン 回路400から中央処理装置70aに、選択ボタン2aの操作に基づく信号が入 力されるようになっている。
【0054】 又、中央処理装置70aには、圧力スイッチ71、主サーモ77、過剰防止サ ーモ74、高水位スイッチ75、低水位スイッチ76、低温サーモ78等から入 出力回路70bを介して検知信号が入力される。そして、選択ボタン2aの操作 等に基いて、中央処理装置70aは入出力回路70bを介して、空気供給装置1 10、モータ111の駆動装置111a、温水加熱貯蔵装置20に付属したヒー タ120、回転広告板150の駆動部117、温水バルブ113、冷水バルブ1 14、給水バルブ115、冷温転換バルブ116等の作動を制御するようになっ ている。
【0055】 タンク10は、高さ480乃至490mm、直径271乃至277mm、容量 18.4乃至19.4リットル、重量750乃至850g、厚さ1.2mm以上 のポリカーボネイト材料で形成するのが好ましい。この場合、タンク10の圧縮 強度は170kgf、引張強度は7.9kg/cm2 、伸張率は12%と耐久性 が極めて良好となるので、移送時の破損等が生じにくくなる。又、ポリカーボネ イト材料は気体透過性を有するので、タンク10内で発生する異臭ガス等が直ち に外部に排出され、ミネラルウォーターに異味、異臭が混入することがない。更 に、タンク10を高温、高圧で洗浄することが可能であるので、使用済のタンク 10を洗浄後、再使用することができ、公害誘発物の発生を減少させると共に省 資源に寄与できる利点がある。
【0056】 図12に示す第3実施例においては、ハウジング1の上部の2個のタンク10 に加えて、ハウジング1の下部にも2個のタンク10が設置され、これらタンク 10内のミネラルウォーターがポンプ5で汲み上げられて冷却装置30又は温水 加熱貯蔵装置20に供給されるようにしたものである。この場合、ハウジング1 下部のタンク10内には、延長導管65がその最低部まで挿入され、ポンプ5に よりタンク10内のミネラルウォーターが全量汲み出せる構成とされている。
【0057】 図13に示す第4実施例では、ハウジング1下部のタンク10からポンプ5で 汲み上げられたミネラルウォーターが一旦貯水槽7内に貯蔵され、この貯水槽7 から冷却装置30又は温水加熱貯蔵装置20に供給されるようになっている。図 14に第3及び第4実施例で好適に使用される流出具120aを示す。ここでは 、本体122の中央を貫通するように水排出路126が形成され、この水排出路 126に延長導管65が空隙を有して挿通され、且つこの延長導管65がタンク 10の最低部まで挿入されている。そして、タンク10内のミネラルウォーター は延長導管65を通して排出される一方、水排出路126の内周面と延長導管6 5の外周面との間の空隙を介してタンク10内に空気が流入するようになってい る。この場合、流出具120aには水排出路126のみを設ければ良いので、構 造が単純化される。
【0058】 図15及び図16に第5実施例を示す。ここでは、保持具は、両側端に折曲部 81を有し、タンク10を支持する移送支持台80を備えている。この移送支持 台80は底面にはローリングホイール82が取り付けられ、ローリングホイール 82は、ハウジング1内の棚上に設けたレール84に沿って前後方向へスライデ ィング可能とされると共に、後端部で締結具88によって締結板87に締結可能 とされている。
【0059】 又、移送支持台80は後面85が高く、正面のハンドル86が低くなるように 傾斜姿勢で上記棚上に配置され、従って、移送支持台80上で、タンク10はつ まみ部11側が低くなる傾斜姿勢で支持される。この場合も、延長導管65が流 出具120を介してタンク10内の最低部まで挿入され、ポンプ5によりタンク 10内のミネラルウォーターが排出されるようになっている。上記構成において 、通常は、タンク10が棚上の後端部で保持され、タンク10内のミネラルウォ ーターが必要により排出される一方、タンク10の交換時には、移送支持台80 が棚の前端位置まで引き出されるものである。
【0060】 この場合、タンク10が傾斜姿勢で支持されるので、倒立姿勢で支持する場合 に比して、保持具の上下幅、ひいては自動販売機の上下幅を縮小することができ る。又、タンク10の交換時には、移送支持台80を棚の前端位置へ引き出すの みで良いので、交換作業も容易である。
【0061】 図17に示す第6実施例は、ハウジング1内の棚105に固定したリナーナ1 74との間にスプリング170を介して、倒立状態のタンク10を弾性的に支持 し、タンク10内のミネラルウォーターの残量に応じてスプリング170が伸縮 し、それに応じてタンク10が上下動することにより、タンク10の交換時期を 検出するように構成したものである。
【0062】 検出方法としては、例えば、タンク10の満水時に上底部10cにマイクロス イッチ171のノブ172が接触してオン状態となるようにしておき、ミネラル ウォーターの流出に伴ってタンク10が次第に上昇し、マイクロスイッチ171 がオフ状態となった時点でタンク10内のミネラルウォーターが全量消費された ものと判定しても良く、或いは、タンク10の下底部10dに対向させてマイク ロスイッチ171のノブ172を配置して、満水時にはオフ状態となるようにし ておき、タンク10が上昇してマイクロスイッチ171がオン状態となった時点 でミネラルウォーターが全量消費されたものと判定するようにしても良い。更に 、タンク10の下底部10dに対応させて、例えば反射式の光電センサ175を 設置し、タンク10が所定量上昇したことを光電センサ175で検出して、タン ク10の交換時期を検出することもできる。
【0063】
以上のように、本考案の自動販売機によれば、ハウジング内の上部に着脱可能 な水桶としての複数のミネラルウォータータンク(以下、タンクという)が、そ のつまみ部が下向きとなるように配設され、先端部が円錐形に形成された円柱形 の本体と、この本体の上記先端部と基端部間に形成された接続フランジ部からな り、上記本体の先端部側が丸形パッキンを介して上記タンクのつまみ部に挿入さ れる一方、上記本体の基端部側に排出導管が挿入される流出具が設けられ、上記 先端部の片側傾斜面に水流出孔を有すると共に上記基端部に水排出孔を有する水 排出路が上記流出具を貫通して形成され、上記先端部の他側傾斜面に空気供給孔 を有すると共に上記接続フランジ部に針状構造として形成された空気流入孔を有 する空気流入路が上記水排出路と平行に上記流出具内に形成され、上記排出導管 は殺菌装置から冷温転換バルブを介して冷却装置又は温水加熱貯蔵装置に連結さ れ、上記冷却装置又は温水加熱貯蔵装置からカップ搬出口のサービングカップに ミネラルウォーターが供給されるように構成されているので、冷水又は温水状態 のミネラルウォーターを自動販売機で販売することができ、ミネラルウォーター を安価に、且つ簡便に提供できるようになる。
【0064】 又、本自動販売機を、半円筒状の上下回動可能なタンク保持具がハウジング内 の棚に対し、該棚上に設けたガイディングレール装置に沿ってスライディング可 能となるように設置され、上記タンクと排出導管間を連結する流出具は円筒形本 体を備え、この本体の一側面に水流出孔を有する水排出路が本体を貫通するよう に形成され、且つ上記本体の他側面に本体に対し傾斜した空気流入孔を有する空 気流入路が上記水排出路と平行となるように本体内に形成され、上記タンクは中 央につまみ部を有し、このタンクは高さ480乃至490mm、重量750乃至 850g、厚み1.2mm以上のポリカーボネイト材料により円筒形に形成され るように構成すれば、タンクの交換時にタンク保持具をガイディングレール装置 に沿って前方へ引き出して交換できるので、タンクの交換作業が容易になり、且 つタンクは大容量であるから交換頻度を減少させることができ、且つポリカーボ ネイト材料からなるので、内部の異臭ガス等が直ちに外部に漏洩してミネラルウ ォーターに異味、異臭が混入しにくくなると共に、タンクが耐久性に富むので、 高温、高圧での洗浄が可能となって、タンクを反復使用できる利点がある。
【0065】 又、上記タンク保持具が円弧形の横メンバとロ字形の縦メンバが一体化した構 成であり、縦メンバの内側先端に、タンクのつまみ部近傍を包み込む補強メンバ が縦メンバと垂直に設けられると共に、縦メンバの内側先端がガイディングレー ル装置の長孔とローラによって結合され、補強メンバの先端部に滑りローラが付 着されて棚上のローラガイディングレール部材の内面に摺接するように構成され たものであれば、タンク保持具を軽量に構成することができ、且つタンク保持具 をガイディングレール装置に沿って移動させる最に、滑りローラがローラガイデ ィングレール部材の内面に沿って摺動するので、タンク保持具の移動を安定的に 行える。
【0066】 又、上記ガイディングレール装置が固定ブラケットにより棚に固定されると共 に、ガイディングレール装置の中央に長孔が形成されて該長孔にローラが結合さ れ、長孔の外側先端部に下向きの案内孔が形成されたものであれば、タンク保持 具を前端位置に引き出した状態で、ローラが下向きの案内孔の下端に位置し、こ の位置でタンク保持具を下方へ回動させることができるので、タンク保持具を棚 と干渉させることなく、円滑に回動させることが可能となる。
【0067】 上記タンク保持具が、両側端に折曲部を有し、タンクを支持する移送支持台を 備え、この移送支持台は底面に取り付けたローリングホイールが棚上のレールに 沿ってスライディング可能とされると共に後面が高く正面のハンドルが低くなる ように傾斜姿勢で上記棚上に配置されたものであれば、タンクは移送支持台上で つまみ部が下側となる傾斜姿勢で支持され、交換時には、この移送支持台を前方 へ引き出すのみで、交換が可能になるので交換作業が容易になると共に、タンク を倒立姿勢で支持する場合に比して、タンク保持具の上下幅、ひいては自動販売 機全体の上下幅を縮小することができる。
【0068】 上記流出具の空気流入孔に圧力スイッチが連結され、この圧力スイッチの他側 にフィルタ付きの逆流防止機が連結され、逆流防止機の他側にはモータを内蔵し た空気供給装置が連結されたものであれば、タンクからミネラルウォーターが流 出し、内部が負圧になると、圧力スイッチによりそれが検出され、空気供給装置 から逆流防止機を介してタンク内に空気が送り込まれることにより、タンク内の 空気圧が常時大略一定に保持されるので、1回の販売時に供給されるミネラルウ ォーターの量が大略一定となる利点がある。
【0069】 上記タンク保持具が地面に対し傾斜させて配置され、水排出路に連通する延長 導管がタンクの最低部に延長されるように設置されたものであれば、上記延長導 管によりタンク内のミネラルウォーターを全量流出させることが可能となり、ミ ネラルウォーターの使用効率を高めることができる。
【0070】 少なくとも3面を備えた複数の広告セクタが回転支持軸に縦長に連結され、間 欠駆動モータの出力軸と従動カムを介して広告セクタが連結された回転式広告板 が自動販売機の前面一側に設置されたものであれば、自動販売機の正面ドア部に 複数種の広告を順次表示させることができるので、広告効果が高まる。
【0071】 一定のテンションを有するスプリングがリテーナとタンクの一側との間に設置 されると共にタンクの上部又は下部にマイクロスイッチのノブが接触可能に配置 され、ミネラルウォーターの残量に応じてタンクが昇降することにより上記マイ クロスイッチがオン、オフされるように構成すれば、ミネラルウォーターが全量 消費されたことを上記マイクロスイッチで検出できるので、必要な表示等を行う 上で有益である。
【0072】 先端が針状構造を成し、水排出路が貫通形成された流出具が、タンクの頂上位 置に配置されたつまみ部に貫通挿入され、且つ上記水排出路に延長導管が空隙を 有して挿入された構成であれば、上記延長導管によりタンク内のミネラルウォー ターが流出され、一方、上記水排出路の内周面と延長導管の外周面との間の空隙 からタンク内に空気が流入するので、流出具に空気流入路を形成する必要がなく 、流出具の構造を単純化することができる。
【図1】本考案の第1実施例に係る自動販売機のブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図2】上記自動販売機の内部構造を示す概略正面図。
【図3】上記自動販売機の正面ドア部を示す概略正面
図。
図。
【図4】上記自動販売機に付属する流出具を示す拡大斜
視図。
視図。
【図5】本考案の第2実施例の自動販売機の正面ドア部
を示す概略正面図。
を示す概略正面図。
【図6】図5の自動販売機の内部構造を示す概略正面
図。
図。
【図7】図5の自動販売機のミネラルウォータータンク
保持具を示す拡大斜視図。
保持具を示す拡大斜視図。
【図8】図5の自動販売機に付属する流出具を示す拡大
斜視図。
斜視図。
【図9】図5の自動販売機の一部を示すブロック構成
図。
図。
【図10】図5の自動販売機の残りの一部を示すブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図11】図5の自動販売機の制御系を構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図12】本考案の第3実施例の自動販売機の内部構造
を示す概略正面図。
を示す概略正面図。
【図13】本考案の第4実施例の自動販売機の内部構造
を示す概略側面図。
を示す概略側面図。
【図14】流出具の変形例を示す拡大断面図。
【図15】本考案の第5実施例の自動販売機の要部側面
図。
図。
【図16】図15の自動販売機の要部正面図。
【図17】本考案の第6実施例の自動販売機の要部正面
図。
図。
10 ミネラルウォータータンク 11 つまみ部 20 温水加熱貯蔵装置 30 冷却装置 40 殺菌装置 60 排出導管 70 動作制御部 100 ミネラルウォータータンク保持具 101 横メンバ 102 縦メンバ 103 補強メンバ 120、120a、200 流出具 201 本体 202 先端部 203 水排出路 205 空気流入路 206 接続フランジ部 207 丸形パッキン
Claims (10)
- 【請求項1】 ハウジング(1) の正面ドア部に各種選択
ボタン、コイン投入口、コイン返却口、状態表示部等が
配設される一方、上記ハウジング内に水桶、殺菌装置、
冷却装置、カップ保管装置、動作制御部、各種配管、バ
ルブ等が配設された自動販売機において、 上記ハウジング内の上部に着脱可能な水桶としての複数
のミネラルウォータータンク(10)が、そのつまみ部(11)
が下向きとなるように配設され、 先端部(202) が円錐形に形成された円柱形の本体(201)
と、この本体の上記先端部と基端部間に形成された接続
フランジ部(206) からなり、上記本体の先端部側が丸形
パッキン(207) を介して上記ミネラルウォータータンク
のつまみ部に挿入される一方、上記本体の基端部側に排
出導管(60)が挿入される流出具(200) が設けられ、 上記先端部の片側傾斜面に水流出孔(203a)を有すると共
に上記基端部に水排出孔(203b)を有する水排出路(203)
が上記流出具(200) を貫通して形成され、 上記先端部の他側傾斜面に空気供給孔(205a)を有すると
共に上記接続フランジ部に針状構造として形成された空
気流入孔(205b)を有する空気流入路(205) が上記水排出
路と平行に上記流出具内に形成され、 上記排出導管は殺菌装置(40)から冷温転換バルブ(116)
を介して冷却装置(30)又は温水加熱貯蔵装置(20)に連結
され、上記冷却装置又は温水加熱貯蔵装置からカップ搬
出口(130) のサービングカップにミネラルウォーターが
供給されるように構成されたことを特徴とする自動販売
機。 - 【請求項2】 多面体構造のハウジング(1) 内に2個以
上のミネラルウォータータンク(10)を着脱自在に保持す
るミネラルウォータータンク保持具を備え、上記ミネラ
ルウォータータンクのつまみ部(11)に貫通挿入した流出
具(120) を通して流出するミネラルウォーターが、冷水
選択時には下部の冷却装置(30)及び殺菌装置(40)を経て
カップ搬出口(130) に供給される一方、温水選択時には
温水加熱貯蔵装置(20)を経てカップ搬出口に供給される
ように構成され、且つハウジングに内蔵された信号スイ
ッチの信号とハウジング外の表示部のマニュアル信号を
受けてバルブ、モータ、表示機等を制御する動作制御部
を備えた自動販売機において、 半円筒状の上下回動可能なミネラルウォータータンク保
持具(100) がハウジング(1) 内の棚(105) に対し、該棚
上に設けたガイディングレール装置(140) に沿ってスラ
イディング可能となるように設置され、 上記ミネラルウォータータンクと排出導管間を連結する
流出具(120) は円筒形本体(122) を備え、この本体の一
側面に水流出孔(123) を有する水排出路(126)が本体を
貫通するように形成され、且つ上記本体の他側面に本体
に対し傾斜した空気流入孔(125) を有する空気流入路(1
24) が上記水排出路と平行となるように本体内に形成さ
れ、 上記ミネラルウォータータンクは中央につまみ部を有
し、このミネラルウォータータンクは高さ480乃至4
90mm、重量750乃至850g、厚み1.2mm以
上のポリカーボネイト材料により円筒形に形成されたこ
とを特徴とする自動販売機。 - 【請求項3】 ミネラルウォータータンク保持具(100)
は円弧形の横メンバ(101) とロ字形の縦メンバ(102) が
一体化した構成であり、 縦メンバ(102) の内側先端に、ミネラルウォータータン
ク(10)のつまみ部(11)近傍を包み込む補強メンバ(103)
が縦メンバ(102) と垂直に設けられると共に、縦メンバ
(102) の内側先端がガイディングレール装置(140) の長
孔(108) とローラ(104) によって結合され、 補強メンバ(103) の先端部に滑りローラ(103a)が付着さ
れて棚(105) 上のローラガイディングレール部材(106)
の内面に摺接するように構成されたことを特徴とする請
求項2記載の自動販売機。 - 【請求項4】 ガイディングレール装置(140) は固定ブ
ラケット(141) により棚(105) に固定されると共に、ガ
イディングレール装置(140) の中央に長孔(108) が形成
されて該長孔(108) にローラ(104) が結合され、 長孔(108) の外側先端部に下向きの案内孔(107) が形成
されたことを特徴とする請求項3記載の自動販売機。 - 【請求項5】 多面体構造のハウジング(1) 内に2個以
上のミネラルウォータータンク(10)を着脱自在に保持す
るミネラルウォータータンク保持具を備え、上記ミネラ
ルウォータータンクのつまみ部(11)に貫通挿入した流出
具(120) を通して流出するミネラルウォーターが、冷水
選択時には下部の冷却装置(30)及び殺菌装置(40)を経て
カップ搬出口(130) に供給される一方、温水選択時には
温水加熱貯蔵装置(20)を経てカップ搬出口に供給される
ように構成され、且つハウジングに内蔵された信号スイ
ッチの信号とハウジング外の表示部のマニュアル信号を
受けてバルブ、モータ、表示機等を制御する動作制御部
を備えた自動販売機において、 上記ミネラルウォータータンク保持具は、両側端に折曲
部(81)を有し上記ミネラルウォータータンクを支持する
移送支持台(80)を備え、この移送支持台は底面に取り付
けたローリングホイール(82)が棚上のレール(84)に沿っ
てスライディング可能とされると共に後面が高く正面の
ハンドル(86)が低くなるように傾斜姿勢で上記棚上に配
置され、 上記ミネラルウォータータンクは中央につまみ部を有
し、このミネラルウォータータンクは高さ480乃至4
90mm、重量750乃至850g、厚み1.2mm以
上のポリカーボネイト材料により円筒形に形成されたこ
とを特徴とする自動販売機。 - 【請求項6】 流出具(120) の空気流入孔(125) に圧力
スイッチ(71)が連結され、この圧力スイッチの他側にフ
ィルタ付きの逆流防止機(72)が連結され、逆流防止機の
他側にはモータを内蔵した空気供給装置(110) が連結さ
れたことを特徴とする請求項2記載の自動販売機。 - 【請求項7】 上記ミネラルウォータータンク保持具(1
00) が地面に対し傾斜させて配置され、水排出路(126)
に連通する延長導管(65)がミネラルウォータータンク(1
0)の最低部に延長されるように設置されたことを特徴と
する請求項5記載の自動販売機。 - 【請求項8】 少なくとも3面を備えた複数の広告セク
タ(160) が回転支持軸(161) に縦長に連結され、間欠駆
動モータ(162) の出力軸(164) と従動カム(165) を介し
て広告セクタ(160) が連結された回転式広告板が自動販
売機の前面一側に設置されたことを特徴とする請求項2
記載の自動販売機。 - 【請求項9】 一定のテンションを有するスプリング(1
70) がリテーナ(174) とミネラルウォータータンクの一
側との間に設置されると共にミネラルウォータータンク
の上部又は下部にマイクロスイッチのノブが接触可能に
配置され、ミネラルウォーターの残量に応じてミネラル
ウォータータンクが昇降することにより上記マイクロス
イッチがオン、オフされることを特徴とする請求項2記
載の自動販売機。 - 【請求項10】 先端が針状構造を成し、水排出路(12
6) が貫通形成された流出具が、ミネラルウォータータ
ンクの頂上位置に配置されたつまみ部に貫通挿入され、
且つ上記水排出路に延長導管(65)が空隙を有して挿入さ
れたことを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR9407281 | 1994-04-07 | ||
KR9502540 | 1995-02-11 | ||
KR1994/7281 | 1995-02-11 | ||
KR1995/2540 | 1995-02-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3020264U true JP3020264U (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=43155642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002933U Expired - Lifetime JP3020264U (ja) | 1994-04-07 | 1995-04-06 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020264U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002048020A1 (fr) * | 2000-12-15 | 2002-06-20 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Distributeur de boisson et couvercle pour recipient en plastique |
WO2006013715A1 (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-09 | Sanden Corporation | 飲料ディスペンサ |
JP2010189053A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料注出装置 |
CN110211295A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-09-06 | 深圳市道中创新科技有限公司 | 一种智能售卖机 |
KR102209834B1 (ko) * | 2019-10-22 | 2021-01-29 | (주) 더메리트 | 냉/온수 또는 특정 경도를 가지는 미네랄 워터 혹은 이들의 혼합 수를 선택적으로 추출하기 위한 장치 |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP1995002933U patent/JP3020264U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110211295A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-09-06 | 深圳市道中创新科技有限公司 | 一种智能售卖机 |
CN110211295B (zh) * | 2019-04-26 | 2024-05-31 | 深圳市道中创新科技有限公司 | 一种智能售卖机 |
KR102209834B1 (ko) * | 2019-10-22 | 2021-01-29 | (주) 더메리트 | 냉/온수 또는 특정 경도를 가지는 미네랄 워터 혹은 이들의 혼합 수를 선택적으로 추출하기 위한 장치 |
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