JP2003299577A - 抽出装置 - Google Patents

抽出装置

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JP2003299577A
JP2003299577A JP2002109019A JP2002109019A JP2003299577A JP 2003299577 A JP2003299577 A JP 2003299577A JP 2002109019 A JP2002109019 A JP 2002109019A JP 2002109019 A JP2002109019 A JP 2002109019A JP 2003299577 A JP2003299577 A JP 2003299577A
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Tatsuhisa Fukuda
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B9/00Blades for hand knives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D3/00Cutting work characterised by the nature of the cut made; Apparatus therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にかつ正確に、得られる抽出液の量を変
化させることのでき、さらに、所望の抽出時間で抽出を
行なえる、抽出装置を提供する。 【解決手段】 抽出装置では、貯水タンク3に供給され
た水が、管51を介して貯湯タンク5に導入される。貯
湯タンク5に導入された水は、ヒータ50により加熱さ
れる。貯湯タンク5内の上部に位置する湯の温度は、温
度センサ54によって検知される。そして、温度センサ
54の検知温度が所定の温度に達すると、ギヤポンプ6
が駆動されることにより、貯湯タンク5内の湯が、流出
路52、管53、および、三方電磁弁60を介して、ギ
ヤポンプ6に導かれ、さらに、管63および導入針65
を介して、抽出用カップ100に供給される。抽出用カ
ップ100に供給される湯の量は、ギヤポンプ6の駆動
電圧を制御されることにより、制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽出装置に関し、
特に、粉末原料とフィルタを含む容器に湯を供給するこ
とにより抽出液を得るための抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コーヒー飲料の自動販売機
等、粉末原料とフィルタとを含む容器600に自動的に
湯を供給し、抽出液を得る装置があった。このような装
置における概略的な給湯機構を、図26に示す。
【0003】図26に示された装置では、貯水タンク5
03に供給された水が、貯湯タンク505に送られ、当
該貯湯タンク505でヒータ550により加熱され湯に
されて、容量を予め定められたメジャーカップ507に
送られる。そして、メジャーカップ507内の湯は、温
度センサ554により所定の温度に到達したと検知され
たことを条件として、ポンプ506から送られる空気に
より、粉末原料とフィルタを含む容器600に送られ
る。そして、当該容器600から得られる抽出液が、カ
ップ400に供給される。
【0004】なお、貯湯タンク505の蒸気は、蒸気管
559を介して、貯水タンク503に送られていた。ま
た、貯水タンク503内の比較的下方に取付けられた水
位センサ530によって水切れが検知されると、抽出装
置は、その旨をユーザに対して報知し、運転を停止して
いた。そして、当該報知に基づいて、ユーザが貯水タン
ク503に水を供給することにより、水位センサ530
により水切れの検知が解除され、抽出装置は運転を再開
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】抽出装置では、場合に
よって、得られる抽出液の量を変化させることが求めら
れる。たとえば、装置を利用する者が、飲みたいと思う
飲料の量が変化する場合や、抽出液の量を減らして氷を
入れることにより、アイスで、当該飲料を飲みたいと思
う場合である。そして、図26に示したような装置で
は、抽出液の量を変化させるには、メジャーカップ50
7の容量を変化させるか、メジャーカップ507内の吸
込みパイプ510の長さを変化させることが考えられ
る。
【0006】しかしながら、メジャーカップ507の容
量を変化させるためにはメジャーカップ507を交換し
なければならず、煩雑であり、また、吸込みパイプ51
0の長さを変化させるのも煩雑であった。そして、たと
え、これらのことによって抽出液の量を変化させること
ができても、抽出に要する時間が一定せず、提供される
抽出液の味を一定にさせることができなかった。さら
に、従来の抽出装置では、一台で、アイスとホットの両
方で飲料を提供することができなかった。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、容易にかつ正確に、得られる
抽出液の量を変化させることのでき、さらに、所望の抽
出時間で抽出を行なえる、抽出装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面にした
がった抽出装置は、粉末原料とフィルタを含む容器であ
る抽出用容器の内部に湯を供給することにより、当該抽
出用容器外へ前記フィルタを介して抽出液を得るための
抽出装置であって、指定された量の湯を送ることによ
り、前記抽出用容器へ湯を供給するポンプと、前記ポン
プに、一回の給湯動作で送る湯の量を、複数指定する湯
量指定部とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明のある局面によると、抽出用容器に
供給される量は、ポンプに供給するよう指定する量を変
更することにより、変更される。また、ポンプは、液体
を送ることができるため、抽出用容器に供給される湯量
は、正確に制御される。
【0010】これにより、抽出装置は、容易にかつ正確
に、得られる抽出液の量を変化させることができ、さら
に、所望の抽出時間で抽出を行なえる。
【0011】また、本発明の抽出装置では、前記ポンプ
は、ギアポンプであることが好ましい。
【0012】また、本発明の抽出装置は、前記ポンプに
接続され前記抽出用容器に供給される湯を収容するタン
クと、前記タンクから前記抽出用容器に伸びる給湯経路
と、前記給湯経路上に備えられ、前記タンクと前記抽出
用容器とを接続させる第1の状態、または、前記タンク
と前記抽出用容器との接続を断ち外気を前記抽出用容器
に供給させる第2の状態を取る、三方電磁弁とをさらに
含むことが好ましい。
【0013】これにより、ポンプによって空気を送るこ
ともできるため、抽出用容器に残った抽出液を当該容器
外に排出できる。したがって、得られる抽出液の品質を
一定にできる。
【0014】また、本発明の抽出装置では、前記タンク
内の湯は、前記三方電磁弁を通った後、前記ポンプを通
り、前記抽出用容器に送られることが好ましい。
【0015】これにより、ポンプによって確実に空気を
送ることができる。また、本発明の抽出装置は、前記ポ
ンプの駆動を制御するポンプ制御部をさらに含み、前記
ポンプ制御部は、前記ポンプの一回の給湯動作の最後
に、前記ポンプに、前記抽出用容器に空気を送らせるこ
とが好ましい。
【0016】これにより、抽出用容器に残った抽出液を
効果的に当該容器外に排出できる。また、本発明の抽出
装置では、前記ポンプ制御部は、前記ポンプを、一回の
給湯動作の最後に空気を送らせる際、湯を供給させるよ
りも強力に駆動させることが好ましい。
【0017】これにより、抽出用容器に残った抽出液を
効果的に当該容器外に排出できる。また、本発明の抽出
装置は、前記ポンプの駆動を制御するポンプ制御部をさ
らに含み、前記ポンプ制御部は、前記ポンプの一回の給
湯動作にかかる時間を一定にしながら、前記ポンプに供
給させる湯の量を変化させることが好ましい。
【0018】これにより、抽出液の得られる時間を一定
にできる。また、本発明の抽出装置は、前記ポンプの駆
動を制御するポンプ制御部をさらに含み、前記ポンプ制
御部は、前記一回の給湯動作内で、所定時間、前記ポン
プによる湯の供給を停止させることが好ましい。
【0019】これにより、粉末原料として、抽出の際に
蒸らしが必要なものが用いられた場合、抽出液の品質を
向上させることができる。
【0020】また、本発明の抽出装置では、前記湯量指
定部は、予め定められた複数種類の湯の量のいずれかの
湯の量を、前記ポンプに、一回の給湯動作で送るように
指定するよう構成されることが好ましい。
【0021】これにより、湯量指定部の構成を簡略化で
きる。また、本発明の抽出装置は、前記湯量指定部の指
定させる湯の量を入力する湯量入力部をさらに含むこと
が好ましい。
【0022】これにより、得られる抽出液の量を、抽出
装置のユーザが容易に変更できる。また、本発明の抽出
装置は、前記ポンプから前記抽出用容器に伸びる給湯経
路と、所定の電源と接続されて当該所定の電源から通電
されることにより、前記給湯経路の一端を、前記抽出用
容器に対して所定の範囲で変位させる変位用モータとを
さらに含み、前記変位用モータが駆動することにより、
前記給湯経路の一端が、前記ポンプから前記抽出用容器
へ湯を送るときに適する位置である第1の位置、また
は、前記ポンプが前記抽出用容器への湯を送らないとき
に待機している位置である第2の位置に到達したとき
に、前記変位用モータと前記所定の電源との接続を断つ
切断機構と、前記給湯経路の一端が前記第1の位置また
は第2の位置に到達したときに、前記変位用モータと並
列に電気抵抗を接続させる接続機構とをさらに含むこと
が好ましい。
【0023】これにより、給湯経路の一端の位置が第1
の位置または第2の位置に到達したときに変位用モータ
における残留電流を電気抵抗によって消費できるため、
変位用モータへの通電を、給湯経路の一端の位置が第1
の位置または第2の位置に到達したときに確実に停止で
きる。
【0024】また、本発明の抽出装置は、前記ポンプの
駆動を制御するポンプ制御部と、前記給湯経路の一端に
取付けられ、前記給湯経路の一端が前記第1の位置に到
達したときに、前記ポンプから湯を送られるのに適する
位置に配置された前記抽出用容器により押圧されるスイ
ッチとをさらに含み、前記ポンプ制御部は、前記スイッ
チが押圧されていることを条件として、前記ポンプを駆
動させることが好ましい。
【0025】これにより、抽出用容器がポンプから湯を
送られるのに適する位置にないとき、および、抽出用容
器自体が存在しないときに、ポンプが給湯動作を行なっ
てしまう事態を回避できる。
【0026】また、本発明の抽出装置は、前記抽出用容
器を、前記ポンプから湯を送られるのに適する位置に保
持する保持部材と、前記保持部材および前記抽出用容器
を収容する収容部とをさらに含み、前記保持部材は、第
1の突起を備え、前記給湯経路の一端は、当該給湯経路
の一端が前記第1の位置にあるときにのみ前記第1の突
起と当接することにより前記保持部材が前記収容部から
取出されることを阻止する第2の突起を備えることが好
ましい。
【0027】これにより、ポンプから抽出用容器に湯が
送られている最中に保持部材が収容部から取出され、抽
出用容器が、湯を送られるのに適する位置から移動する
事態を回避できる。
【0028】また、本発明の抽出装置は、前記ポンプか
ら前記抽出用容器に伸びる給湯経路と、前記ポンプを電
力で駆動するための回路を構成する回路部品と、前記給
湯経路の下方に備えられ、前記回路部品を実装する回路
基板と、前記給湯経路と前記回路基板との間に備えられ
た、前記回路基板の上面を覆う撥水性の部材とをさらに
含むことが好ましい。
【0029】これにより、給湯経路に水滴が付着した場
合でも、当該水滴が回路基板に到達することを回避でき
る。なお、回路基板が給湯経路の下方に備えられること
により、給湯経路の熱気が回路基板に到達することを回
避できる。さらに、撥水性の部材は、透明であることが
好ましい。これにより、回路基板における(ディップス
イッチ等の)設定やその確認が容易になる。
【0030】また、本発明の抽出装置は、前記ポンプを
駆動する駆動用モータと、前記ポンプを収容するケース
とをさらに含み、前記駆動用モータの少なくとも一部は
前記ケースの外に位置していることが好ましい。
【0031】これにより、ポンプが駆動することによる
音をケースにより遮断でき、かつ、駆動用モータの全体
がケースに収容されることによりその放熱が不充分とな
ることを回避できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態で
ある抽出装置について、図面を参照しつつ説明する。図
1は、本発明の一実施の形態である抽出装置の斜視図で
あり、図2は、当該抽出装置の正面図であり、図3は、
当該抽出装置の右側面図である。図4は、当該抽出装置
の下部の斜視図である。
【0033】抽出装置1は、その外郭を外装部2に覆わ
れ、その前面の左上部に操作パネル20を備え、前面の
右上部に引出し29を備え、前面の下部にトレイ4を取
付けられている。抽出装置1は、粉末原料とフィルタと
を含む容器である抽出用容器(後述する抽出用カップ1
00)を引出し29内にセットされることにより、当該
抽出用容器に湯を供給して、当該抽出用容器内の粉末原
料の抽出液を供給する。図1に示す状態では、トレイ4
上にさらにカップ台40が取付けられ、当該カップ台4
0上にカップ400が載置されている。この状態で、カ
ップ400は、引出し29の下方に位置する。そして、
抽出装置1は、カップ400に、上記の抽出液を供給で
きる。
【0034】操作パネル20には、スタートボタン2
1,22と、窓23と、ランプ24〜27が設けられて
いる。スタートボタン21は、ユーザが抽出液を熱い状
態で飲むために、上記の粉末原料の抽出動作を実行させ
るためのキーである。以下、熱い状態で飲まれるための
抽出液を「ホット用の抽出液」という。スタートボタン
22は、ユーザが、抽出液を氷を加えられる等して冷た
い状態で飲むために、上記の粉末原料の抽出動作(以
下、単に抽出動作という)を実行させるためのキーであ
る。以下、冷たい状態で飲まれるための抽出液を「アイ
ス用の抽出液」という。なお、一回の抽出動作によるア
イス用の抽出液は、ホット用の抽出液よりも、量が少な
い。氷と混ぜられることにより、ホット用の抽出液と同
量となることを意図されるためである。
【0035】抽出装置1は、外装部2の内部に、タンク
(後述する貯水タンク3)を収容している。貯水タンク
3は、タンクふた41により蓋をされ、その一部が窓2
3を介して抽出装置の外部から視認可能である。なお、
当該タンクは、透明または半透明の材質から構成されて
いるため、ユーザは、窓23を介して、タンク内の水の
残量を視認できる。なお、貯水タンク3は、タンクふた
41を開けられることにより、外装部2から取出される
ことなく、外部から水を供給される。
【0036】抽出装置1の前面下部には、ダストカバー
28が取付けられている。外装部2の内側であって、ダ
ストカバー28の奥には、図4に示すように、ダストボ
ックス42が収容されている。抽出用カップ100は、
一回の抽出動作ごとに交換されるものであり、ダストボ
ックス42は、抽出動作に使用された後の抽出用カップ
100を収容するために、外装部2内に備えられる。ダ
ストカバー28は、その上端を外装部2の前面に固定さ
れている。そして、ダストカバー28が、その上端を中
心に回転されることにより、図3または図4に示すよう
に、ダストボックス42を、外装部2外へ取出すことが
可能な状態となる。
【0037】ランプ24は、抽出装置1が、抽出動作を
するための準備の状態にあるときに点灯される。ランプ
25は、抽出装置1が、抽出動作を実行可能な状態にあ
るときに点灯される。ランプ26は、貯水タンク3に対
して水の供給が必要とされたとき(後述する水位センサ
30により水切れが検知されたとき)に点灯される。ラ
ンプ27は、所定のセンサによりダストボックス42が
満杯になったことが検知されたときに点灯される。
【0038】図5に、抽出装置1の内部構造を模式的に
示す。抽出装置1では、貯水タンク3に供給された水
が、管51を介して貯湯タンク5に導入される。貯湯タ
ンク5に導入された水は、ヒータ50により加熱され
る。貯湯タンク5内の上部に位置する湯の温度は、温度
センサ54によって検知される。そして、温度センサ5
4の検知温度が所定の温度に達し、かつ、スタートボタ
ン21または22が押圧されると、ギヤポンプ6が駆動
されることにより、貯湯タンク5内の湯が、流出路5
2、管53、および、三方電磁弁60を介して、ギヤポ
ンプ6に導かれ、さらに、管63および導入針65を介
して、抽出用カップ100に供給される。なお、貯湯タ
ンク5内の蒸気は、蒸気管59を介して貯水タンク3に
送られる。
【0039】導入針65は、中空の針である。抽出用カ
ップ100は、カップホルダ31内のカップ受け32に
嵌め込まれることにより、固定される。カップホルダ3
1は、引出し29内に着脱自在に固定される。導入針6
5には、固定部材64が取付けられている。カップホル
ダ31は、左右両端にピン31A,31Bを形成されて
おり、引出し29に適宜設けられた穴にピン31A,3
1Bを引っ掛けられるか嵌め込まれることにより、引出
し29に対してピン31A,31Bを軸として回転する
ことができる。カップホルダ31が引出し29に対して
このように回転することにより、抽出用カップ100
は、ダストボックス42へと投げ込まれる。
【0040】上記した、抽出用カップ100への湯の供
給は、導入針65および固定用部材64が、所定の機構
により、カップホルダ31に固定された抽出用カップ1
00に近づけられ、そして、導入針65が、抽出用カッ
プ100内に挿入された状態で、抽出動作が行なわれ
る。
【0041】三方電磁弁60は、管62と、管53また
は吸気孔61を接続させる。管62が管53と接続され
れば、上記したように、管62から管53へ貯湯タンク
5の湯が流れることができる。一方、管62が吸気孔6
1と接続されれば、ギヤポンプ6、管63、および、導
入針65を介して、抽出用カップ100に空気が吹込ま
れる。三方電磁弁60が、ギヤポンプ6よりも、抽出用
カップ100へ湯または空気が送られる流れについて上
手側に位置することにより、湯および空気のいずれも
が、ギヤポンプ6のより、抽出用カップ100へ送りこ
むことができる。
【0042】貯湯タンク5の底部には、ドレンコック5
7、および、排水管56が接続されている。ドレンコッ
ク57は、ナット58によって、貯湯タンク5の底部に
取付けられている。ドレンコック57は、弁の機能を有
し、当該弁は、操作レバー55により開閉の切替えがな
される。つまり、操作レバー55が操作されることによ
りドレンコック57が開き、貯湯タンク5内の湯(また
は水)が、ドレンコック57を介し、排水管56を通っ
て排出される。
【0043】以下、抽出装置1の内部構造について、説
明する。図6は、抽出装置1の、外装部2の前面部分を
外した状態での正面図であり、図7は、抽出装置1の、
外装部2の上面部分を外した状態での平面図である。図
8は、抽出装置1の、外装部2の右側面部分を外した状
態での右側面図である。なお、図6では、当該貯湯タン
ク5よりも前方にある部材を一部破断させ、かつ、貯湯
タンク5の内部を詳細に説明するために、その縦断面が
示されている。また、図8では、抽出室70の内部構造
を示すため、当該抽出室70を一部破断させて示し、か
つ、引出し29についても、一部破断させて示してい
る。
【0044】図6〜図8を参照して、抽出装置1の内部
では、上部左側に貯水タンク3が配置され、上部右側の
前方に抽出室70が配置されている。なお、ダストボッ
クス42と抽出室70との間には、仕切り板85が設置
されている。また、抽出装置1内の後方下部には、貯湯
タンク5が設置され、貯水タンク3の後端部に、貯湯タ
ンク5から伸びる蒸気管59が接続されている。また、
貯水タンク3の後方には、三方電磁弁60が設置されて
いる。さらに、貯水タンク3の上部には、タンクふた4
1で蓋をされる、フィルタ43が備えられている。ユー
ザは、タンクふた41を開け、フィルタ43を介して、
貯水タンク3内に水を補充する。
【0045】抽出室70は、上面、後面、および、左右
側面を備えた筐体である。抽出室70の内部の左右側面
には、それぞれ、スライドレール71,72を取付けら
れている。引出し29には、左右それぞれにアーム29
A,29Bが取付けられ、アーム29A,29Bは、そ
れぞれ、スライドレール71,72に取付けられてい
る。スライドレール71,72は伸縮自在に構成され、
引出し29が前方に引出されることにより、スライドレ
ール71,72が伸びる。このようにして、引出し29
は、抽出装置1の前後方向に移動する。引出し29が引
出された状態を、さらに図9を参照して詳細に説明す
る。図9は、抽出装置1において、引出し29が引出さ
れた状態での、引出し29付近を示す図である。
【0046】アーム29A,29Bには、上記したカッ
プホルダ31のピン31A,31Bが嵌め込まれてい
る。これにより、アーム29Aとアーム29Bの間に、
カップホルダ31が着脱自在に固定されている。スライ
ドレール71,72は、伸縮自在に構成され、図9に示
す状態では、アーム29A,29Bを嵌め込まれた状態
で伸び、図7等に示す状態では、縮んだ状態となってい
る。
【0047】抽出室70の下部には、仕切り板85を貫
通するように、ファネル33が備えられている。スライ
ドレール71,72が縮み、カップホルダ31が外装部
2内に収容され、抽出動作が行なわれる際、ファネル3
3は、カップホルダ31にセットされた抽出用カップの
下方に位置する。そして、抽出用カップ100内に湯が
供給された際、当該抽出用カップ100から流れる抽出
液は、ファネル33を介して、カップ400等の容器に
提供される。詳しくは、ファネル33は、下方に、抽出
口33Aを備え、抽出液は、当該抽出口33Aを介し
て、カップ400等の容器に提供される。
【0048】抽出室70内の天面の中央部分には、前後
方向に走るように、レール69が取付けられている。ま
た、歯板75は、上面に刻み目を形成され、下部側面を
レール69に嵌め込まれている。また、歯板75の中
で、刻み目のある上面は抽出室70よりも上に位置し、
レール69に嵌め込まれる下部側面は抽出室70内に位
置する。抽出室70の内部であって歯板75の後端に
は、アーム79の一端が取付けられている。アーム79
の他端は、固定部材64に取付けられている。
【0049】抽出室70の内部の左右側面には、縦方向
に伸びるレール68,67が取付けられている。そし
て、固定部材64の左右側面に適宜取付けられた部材が
レール68,67に嵌め込まれることにより、固定部材
64は、レール68,67に沿って、上下方向に移動可
能に構成されている。
【0050】抽出室70の上部には、ギヤモータ73お
よび当該ギヤモータ73に接続されたギヤ74が取付け
られている。ギヤモータ73が駆動されることにより、
ギヤ74が回転する。ギヤ74は、歯板75の上面の刻
み目と噛み合っている。そして、ギヤ74が回転するこ
とにより、歯板75は、ギヤ74の回転方向に応じて、
ギヤ74に対して前方または後方にスライド移動する。
歯板75が前方または後方に移動することにより、アー
ム79の伸びる角度が変化する。アーム79の伸びる角
度が変化することにより、固定部材64の高さが変化す
る。
【0051】ここで、図10および図11をさらに参照
することにより、ギヤ74の回転に応じた、固定部材6
4の高さの変化について説明する。なお、図10は、固
定部材64が、抽出装置1において待機位置にある状態
を示し、図11は、固定部材64が、抽出動作時の位置
にある状態を示している。
【0052】固定部材64には、アーム79の他端が取
付けられ、さらに、管63の一端が取付けられている。
また、管63の一端には、導入針65が取付けられてい
る。カップホルダ31のカップ受け32に、抽出用カッ
プ100がセットされている。図10に示す状態では、
歯板75の前端が、ギヤ74と嵌合している。そして、
ギヤモータ73がある方向(ギヤ74を図10の反時計
方向に回転させる方向)に回転することにより、歯板7
5が図10の右方向(抽出装置1においては前方向)に
進められる。歯板75が図10の右方向に進められるこ
とに伴って、アーム79の一端(歯板75に取付けられ
ている端部)も図10の右方向にその高さを変えること
なく進み、これにより、アーム79の他端が固定部材6
4をレール68,67に沿って下方に移動させる。
【0053】そして、ギヤ74の回転が、歯板75の後
端(図10では左端)がギヤ74と嵌合する位置に到達
するまで行なわれると、図11に示すように、固定部材
64が抽出用カップ100の上面に当接しさらに当該抽
出用カップ100を下方に押し付ける。なお、図11に
示す状態では、導入針65が、抽出用カップ100の上
面から内部に挿し込まれる。
【0054】カップホルダ31の底部には、中空の抽出
用針31Cおよび抽出用針31に接続された抽出用経路
31Dが備えられている。図10に示す状態では、抽出
用カップ100は、抽出用針31Cからは浮いた状態で
セットされている。そして、図11に示す状態では、抽
出用カップ100は、下方に押し付けられることによ
り、カップ受け32と共にカップホルダ31に押し付け
られる。これにより、抽出用針31が、抽出用カップ1
00の底に挿し込まれる。そして、図11に示す状態
で、管63から導入針65を介して抽出用カップ100
内に湯が導入されると、抽出用カップ100で生じる抽
出液が、抽出用針31Cおよび抽出用経路31Dを介し
てファネル33に流れ、抽出口33Aを介して、カップ
400等の容器に提供される。
【0055】以上説明したように、抽出動作が行なわれ
る際、ギヤモータ73が回転することにより、固定部材
64が下方に移動し、導入針65が抽出用カップ100
の内部に挿し込まれ、抽出用針31Cが、抽出用カップ
100の底に挿し込まれる。なお、抽出動作が終了する
と、ギヤモータ73が、上記したある方向と逆方向に回
転することにより、図11から図10に示す状態へと戻
る。これにより、導入針65および抽出用針31Cは、
抽出用カップ100から離れる。
【0056】なお、固定部材64には、スイッチ86が
固定されている。スイッチ86は、レバー86Aを備
え、当該レバー86Aが上方向に押圧されることによ
り、回路の開閉を切り替えられるよう構成されている。
図10に示す状態では、レバー86Aは押圧されていな
いが、図11に示す状態では、レバー86Aは抽出用カ
ップ100により上方向に押圧され、スイッチ86の本
体内に収容されている。これにより、抽出用カップ10
0がカップ受け32内にセットされていれば、固定部材
64が図11に示すように下方に移動された際、抽出用
カップ100が、スイッチ86に回路の開閉を切替えさ
せられる。
【0057】また、図10および図11では図示を省略
したが、固定部材64には、引出し29のアーム29A
と当接する部分が備えられている。図12は、抽出動作
が行なわれる際に、固定部材64と引出し29とが部分
的に当接する状態を示す図である。なお、図10および
図11は、抽出室70の内部を左から見た図であって、
抽出用カップ100の内部を示すためにアーム29Aを
省略した図であったが、図12は、抽出室70の内部を
左から見た図であって、アーム29Aよりさらに左方か
ら見た状態を示している。また、図12に示す状態で
は、固定部材64は、図11で示した状態と同様に、抽
出動作が行なわれる際の位置、つまり、最も下方まで移
動した位置にある。
【0058】固定部材64は、その左端に、下方に伸び
るピン64Aを備えている。また、引出し29は、アー
ム29Aの左側面に、凸部290を備えている。そし
て、引出し29が抽出室70内に収容され、抽出用カッ
プ100が抽出動作に適した位置となるような状態とさ
れる場合、凸部290は、ピン64Aよりも後方(図1
2では左方)に位置している。そして、この状態では、
引出し29を前方(図12では右方)に引出そうとして
も、凸部290がピン64Aに引っかかることにより、
引出しが阻止される。つまり、抽出装置1では、抽出動
作が行なわれている際には、引出し29を引出すことが
防止される。これにより、導入針65から導入される熱
湯が飛び散ったりすることが回避される。
【0059】また、図10〜図12では図示を省略され
ているが、抽出装置1では、引出し29が抽出動作に適
する位置にあることを検知するスイッチ(後述する扉ス
イッチ)が備えられている。当該スイッチの検知出力に
より、引出し29が抽出動作に適する位置(カップ受け
32にセットされた抽出用カップ100が図11に示す
ように導入針65および抽出用針31Cを挿し込まれる
位置)にあるか否かが検知可能となっている。
【0060】再度、図6〜図8を参照して、外装部2の
内部であって、ダストボックス42および仕切り板85
の後方には、プラスティック等の撥水性の部材である仕
切り板82が備えられており、仕切り板82の上方に
は、ポンプ用ケース80が設置されている。ポンプ用ケ
ース80には、ギヤポンプ6が収容されている。また、
仕切り板82の下面には、回路基板66が取付けられて
いる。仕切り板82、ポンプ用ケース80、および、回
路基板66の位置関係を、図13に示す。
【0061】図13をさらに参照して、回路基板66と
貯湯タンク5との間には、仕切り板83が供えられてい
る。また、貯湯タンク5の前方には、仕切り板84が供
えられている。回路基板66には、抽出装置1内の、ギ
ヤポンプ6を駆動するための回路等、種々の回路部品が
実装されている。抽出装置1の外装部2の内部では、上
部に、管62,63等の湯の通る管が配置され、その下
方に、回路基板66が配置されている。これにより、管
62,63から熱気が漏れた場合でも、当該熱気が回路
基板66に伝わることを回避できる。また、回路基板6
6の上方は、仕切り板82によって覆われている。これ
により、管62,63の外表面に結露した場合や、万が
一管62,63に亀裂が生じた場合でも、それに基づく
水滴が回路基板66に直接付着することを回避できる。
また、仕切り板83,84が備えられることにより、貯
湯タンク5付近に生じる蒸気が、外装部2内に広がるこ
とが抑えられる。
【0062】ポンプ用ケース80には、ギヤポンプ6が
収容され、ギヤポンプ6を駆動するモータ81は、ギヤ
ポンプ6に取付けられているが、その大部分がケース8
0の外に突出している。図14に、図13に示したポン
プ用ケース80の内部構造を示す。なお、図14は、ポ
ンプ用ケース80の横断面を上から見た状態を示す。
【0063】図14をさらに参照して、管62,63
は、ポンプ用ケース80内のギヤポンプ6に接続するた
めに、ポンプ用ケース80を貫通している。ポンプ用ケ
ース80の内壁には、ギヤポンプ6が湯を送る際に生じ
る音を吸収するための吸音部材80Aが取付けられてい
る。これにより、抽出装置1において抽出動作が行なわ
れる際の騒音が抑えられる。また、モータ81の少なく
とも一部がポンプ用ケース80外に出されることによ
り、モータ81が駆動した場合でも、モータ81の放熱
が充分に行なわれる。
【0064】再度、図6〜図8を参照して、貯湯タンク
5内には、ヒータ50が備えられている。ヒータ50
は、その一部分が螺旋構造を有している。このようにヒ
ータ50が螺旋構造を備えることにより、直線構造のみ
でヒータが構成されるよりも、強力にかつ速く貯湯タン
ク5内の湯を加熱できるため、抽出のための準備時間を
短縮できる。また、螺旋構造は、貯湯タンク5内の上
部、たとえば、貯湯タンク5の上半分の領域に位置して
いる。このように、螺旋部分を流出路52に近づけるこ
とにより、抽出用カップ100に、温度の高い湯を効率
良く供給できる。
【0065】次に、貯湯タンク5の底部付近の構造を、
図15をさらに参照して説明する。図15には、貯湯タ
ンク5および貯湯タンク5の底部に取付けられたナット
58の縦断面、ならびに、ドレンコック57および操作
レバー55の側面が示されている。ドレンコック57
は、接続筒57Aに排水管56を接続される。
【0066】ナット58は、水平面58Aと垂直方向に
伸びる筒部58Bとを備えている。水平面58Aは、円
盤が、その外周部から内部に向けて部分的に切欠き58
Xを形成された形状を有している。図16に、ナット5
8の平面図を示す。水平面58Aに、筒部58B内の空
洞部と接続されるような切欠き58Xが形成されること
により、ナット58は、垂直方向に貫通した孔を有して
いる。また、貯湯タンク5の下部は、その壁面が傾斜を
有している。操作レバー55が開かれて、貯湯タンク5
からドレンコック57を介して排水管56に湯が排出さ
れる際、下部の壁面の傾斜により、貯湯タンク5の底部
中央に、湯が集められる。そして、底部中央であって、
ナット58付近に集まった湯は、切欠き58Xから筒部
58B内の空洞からドレンコック57に導かれる。これ
により、操作レバー55が開かれると、貯湯タンク5内
の湯が、残らず、ドレンコック57を介して排水管56
に導かれることになる。
【0067】図17に、蒸気管59と貯水タンク3との
接続部分の拡大図を示す。蒸気管59は、貯水タンク3
と接続する部分59Aの内径を、貯水タンク3側の方が
小さくされている。これにより、蒸気管59に貯湯タン
ク5内の湯が侵入した場合でも、当該湯が貯水タンク3
内に流れることを回避できる。したがって、たとえ一時
的にでも蒸気管5内に多くの湯が混入した場合に蒸気管
5が湯の循環経路となって、または、貯水タンク3にお
いて蒸気管5との接続部分近傍まで水が入れられた場合
であっても、貯水タンク3と貯湯タンク5との間で湯
(または水)が循環される事態を回避できる。これによ
り、貯水タンク3と貯湯タンク5との間で水が循環し、
貯湯タンク5のヒータ50が、貯水タンク3内の水まで
も貯湯タンク5内の湯と同じ温度まで加熱しなければ抽
出が開始されない、という事態を回避できる。蒸気管5
9内の蒸気を多く貯水タンク3に導くためには、蒸気管
59において部分59Aのように内径が変化する部分
は、貯水タンク3に近い位置が好ましく、貯水タンク3
と蒸気管59とが接続する位置がより好ましい。
【0068】図18に、貯湯タンク5の上部に備えられ
た流出路52付近の拡大図を示す。流出路52は、管5
3と接続されている。流出路52の近傍には、温度セン
サ54をセットされるセンサ用孔54Aが形成されてい
る。なお、図18では、温度センサ54の図示は省略し
ている。
【0069】流出路52が管53と接続されることによ
り、当該流出路52の下端は、ギヤポンプ6に湯を流す
管の貯湯タンク5側の開口となっている。そして、流出
路52の下部には、当該流出路52の下端の開口に当該
開口と距離をおいて垂直方向に対向するように整流部材
52Aが取付けられている。整流部材52Aが取付けら
れることにより、流出路52の下端から貯湯タンク5内
の湯が吸上げられる際、垂直方向(図18中の矢印P方
向)からは流出路52に湯が導入されなくなる。具体的
には、整流部材52Aの内壁に沿った方向(図18中の
矢印Q方向)から、流出路52に主に湯が導入される。
これにより、貯湯タンク5内に、湯が加熱される際に気
泡が発生した場合でも、当該気泡が流出路52,管53
を介してギヤポンプ6に吸引されることを回避できる。
抽出装置1では、ギヤポンプ6を用いることにより、予
め定められた量の湯を、抽出用カップ100に導入しよ
うとしている。そして、抽出装置1は、整流部材52A
が備えられることにより、ギヤポンプ6に空気が送られ
ることが回避され、これにより、予め定められた量の湯
を正確に抽出用カップ100に導入できる。
【0070】次に、抽出装置1において行なわれる、全
体的な動作の制御内容について説明する。図19および
図20に、抽出装置1の備えるCPU(central proces
singunit)が実行する、一般的な動作の制御処理のフロ
ーチャートを示す。なお、当該CPUは、抽出装置1に
おけるあらゆる部材の動作を電気的に制御することがで
きる。
【0071】以下の制御処理の説明において、設定スイ
ッチ(設定SW)は、抽出装置1において、貯水タンク
3への給水を、ユーザによる手差し式に対応させるか、
所定の給水装置を接続させる自動式に対応させるかの設
定を行なうためのスイッチであって、回路基板66上に
設けられるスイッチである。
【0072】また、水位検知スイッチ(水位検知SW)
は、水位センサ30が水を検知している際にONされる
スイッチであって、その検知出力が回路基板66上の所
定の回路に出力されるスイッチである。水位検知スイッ
チの検知出力によって、貯水タンク3内の水位が水位セ
ンサ30の設置されている高さまであるか否かが検知で
きる。なお、水位センサ30は、本実施の形態では、貯
水タンク3内の比較的下部に設置されている。
【0073】また、扉スイッチ(扉SW)は、前述し
た、引出し29が抽出動作に適する位置にあることを検
知するスイッチであり、引出し29が抽出室70内に収
容され抽出動作に適する位置にあるとONされ、引出し
29が当該適する位置から引出されることによりOFF
される。
【0074】また、前スイッチ(前SW)は、スイッチ
78であり、後スイッチ(後SW)は、スイッチ77で
ある。ここで、スイッチ77,78の動作について、図
7を再度参照して、歯板75の移動態様と関連づけて詳
細に説明する。スイッチ78は、板体78Aを矢印RB
方向に押圧されることにより、ON−OFFが切替えら
れる。スイッチ77は、板体77Aを矢印RA方向に押
圧されることにより、ON−OFFが切替えられる。歯
板75には、スイッチ77,78側の側面に凸部76が
備えられている。
【0075】また、スタートスイッチ(スタートSW)
は、スタートボタン21またはスタートボタン22が押
圧されることによりONするスイッチである。
【0076】ギヤモータ73がある方向に回転し、歯板
75が矢印RB方向に移動したとき、凸部76の前端が
板体78Aを矢印RB方向に押圧すると、スイッチ78
がONされる。これにより、ギヤモータ73への通電が
停止される。なお、この状態から歯板75が矢印RA方
向に移動し、凸部76により板体78Aの押圧が解除さ
れると、スイッチ78はOFFされる。
【0077】一方、ギヤモータ73が上記ある方向とは
逆の方向に回転し、歯板75が矢印RA方向に移動した
とき、凸部76の後端が板体77Aを矢印RA方向に押
圧すると(図7に示す状態)、スイッチ77がONされ
る。これにより、ギヤモータ73への通電が停止され
る。なお、この状態から歯板75が矢印RB方向に移動
し、凸部76により板体77Aの押圧が解除されると、
スイッチ77はOFFされる。
【0078】つまり、ギヤモータ73が回転することに
よって歯板75が移動することにより、スイッチ77,
78のON−OFFが切替えられる。なお、歯板75
は、凸部76が板体77Aを押圧する位置から板体78
Aを押圧する位置までの範囲で、移動することになる。
【0079】また、カップ検出スイッチ(カップ検出S
W)は、レバー86Aがスイッチ86の本体内に収容さ
れることによりONされるスイッチである。つまり、抽
出用カップ100の有無、および、抽出用カップ100
が抽出動作に適した位置にあるか否かを検知するための
スイッチである。
【0080】再度図19を参照して、抽出装置1に外部
から電力が投入されると、CPUは、まず、ステップS
1(以下、ステップを省略する)で、設定SWのON/
OFFを検出する。なお、抽出装置1に対する外部から
電力を投入するか否かは、抽出装置1の後部に取付けら
れた電源スイッチ99(図3等参照)を操作されること
により切替えられる。そして、設定SWがONされてい
る(抽出装置1が貯水タンク3に手差しで給水される設
定とされている)場合には、処理をS3に進める。一
方、設定SWがOFFされている(抽出装置1が貯水タ
ンク3に自動で給水される設定とされている)場合に
は、処理をS2に進める。
【0081】S2では、CPUは、給水用の電磁弁を開
くよう、信号を出力し、S3に処理を進める。給水用の
電磁弁とは、貯水タンク3に接続された弁であって、開
かれることにより貯水タンク3に水が導入され閉じられ
ることにより貯水タンク3への水の導入が停止される。
【0082】S3では、CPUは、水位検出SWの検知
出力がONとなるまで、つまり、水位センサ30の位置
に水が存在することが検知されるまで、S4で、水補充
LED(ランプ26)を点灯させ、処理をS5に進め
る。
【0083】S5では、S1と同様に、設定SWのON
/OFFを検出し、ONの場合にはS8へ、OFFの場
合にはS6へ、処理を進める。なお、図19では、設定
SWがONの場合を、CPUがYESと判断した場合と
記述している。
【0084】S6では、所定のタイマを参照することに
より、S5の処理の後15秒が経過するのを待つ。そし
て、15秒が経過すると、S7で上記した給水用の電磁
弁を閉じるための信号を出力し、S8に処理を進める。
【0085】S8では、CPUは、温度センサ54の検
知する水温が97℃を越えたか否かを判断し、水温が9
7℃以下であれば、S9でヒータ50をONして加熱を
開始しS10で準備中LED(ランプ24)を点灯させ
る。S9での加熱は、S11で水温が97℃に達したと
判断するまで継続される。そして、S11で水温が97
℃に達したと判断すると、CPUは、S12でヒータ5
0をOFFし、S13へ処理を進める。
【0086】以上のことから、抽出装置1において、S
1〜S12の処理では、設定SWにおける貯水タンク3
への給水態様の設定内容に応じて、制御内容が変化す
る。つまり、設定SWがONに設定されている場合に
は、水位センサ30の設置されている位置に水があると
検知されたことに応じて加熱が開始される。一方、設定
SWがOFFに設定されている場合には、水位センサ3
0の設置されている位置に水があると検知されてから1
5秒間給水用の電磁弁が開状態とされて給水が行なわれ
た後、当該給水用の電磁弁が閉状態とされ、加熱が開始
される。このことから、本実施の形態では、CPUによ
り導入信号出力部が構成され、設定SWにより水導入設
定部が構成されている。また、設定SWがOFFに設定
されている場合が、水導入設定部において水導入信号を
出力させると設定されている場合に相当する。
【0087】そして、S13で、CPUは、ランプ25
を点灯させ、S14で、扉SWがOFFされたか否かを
検知する。OFFされていれば、S15に処理を進め、
前回の抽出動作からまだ一度もOFFされたことが検知
されていなければ、S8に処理を戻す。
【0088】S15では、CPUは、扉SWがONされ
るのを待って、S16に処理を進める。S16で、CP
Uは、ランプ25を点滅させ、処理をS17に進める。
S17では、CPUは、スタートSWがONされたか否
かを検知する。なお、CPUは、スタートSWがONさ
れることを検知するまで、S16〜S17の処理を繰返
し、スタートSWがONされたことを検知すると、処理
をS18に進める。
【0089】S18では、ギヤモータ73を正転方向に
駆動させる。なお、正転とは、歯板75を前方に移動さ
せる方向に回転させる。これにより、歯板75は、図1
0に示す状態から図11に示す状態に変化する。
【0090】そして、CPUは、S19で、前SWがO
Nされたことを検知すると、S20で、ギヤモータ73
の回転を停止させ、処理をS21に進める。
【0091】S21では、CPUは、カップ検出SWが
ONされているか否かを判断し、ONされているとS2
2で抽出動作を実行した後、S24に処理を進める。S
22の抽出動作の処理内容の詳細については、図21を
参照して後述する。一方、カップ検出SWがONされて
いない場合には、CPUは、S23で、ブザー等により
エラー報知を行なって、処理をS24に進める。
【0092】S24では、CPUは、後SWがONされ
るまで(S25でYES判断時)ギヤモータ73を反転
方向に駆動させ、S26で、ギヤモータ73の回転を停
止させ、S27に処理を進める。
【0093】S27では、水位検出SWがONされてい
るか否かを判断し、ONされていればS8へ、ONされ
ていなければS1へ、それぞれ処理を進める。
【0094】以上説明した処理では、ギヤモータ73の
駆動は、前SWまたは後SWがONされることにより停
止される。なお、本実施の形態では、ギヤモータ73の
駆動の停止は、2段階で行なわれている。ギヤモータ7
3の駆動の停止について、図22を参照して説明する。
図22は、回路基板66上に備えられている回路の中
の、ギヤモータ73の駆動に関連する部分の、回路図で
ある。
【0095】図22に示す回路図では、ギヤモータ7
3、スイッチ77,78、放電用抵抗177,178、
リレー170、および、集積回路(integrated circui
t:IC)175が接続されている。スイッチ77,7
8は、それぞれ、板体77A,78Aを凸部76に押圧
されることにより回路を閉じ、当該押圧を解除されるこ
とにより回路を開くよう構成されている。リレー170
には、ギヤモータ73の回転方向を切替えるスイッチ1
71,172が含まれる。スイッチ171,172は、
それぞれ、3つの接点171A〜171C,172A〜
172Cを備えている。IC175は、ギヤモータ73
の駆動のON/OFFを制御する。また、図示せぬ回路
からの制御信号に応じてスイッチ171,172による
回路の開閉が制御されることにより、ギヤモータ73の
回転方向が制御される。
【0096】ギヤモータ73を正転方向に駆動させる場
合、スイッチ171では、接点171Aと接点171B
が接続され、スイッチ172では、接点172Aと接点
172Bとが接続される。一方、ギヤモータ73を逆転
方向に駆動させる場合、スイッチ171では、接点17
1Bと接点171Cが接続され、スイッチ172では、
接点172Bと接点172Cとが接続される。図22に
示す回路内の接点P1およびP2は、直流の電力を供給
できる回路に接続されている。つまり、ギヤモータ73
に流す電流の方向を反転させることにより、ギヤモータ
73の駆動方向を反転させている。
【0097】そして、ギヤモータ73の駆動を停止させ
る際には、IC175からの出力がオフされる。なお、
本実施の形態では、これに加え、スイッチ77,78に
よる回路の開閉も切替えられる。
【0098】具体的には、ギヤモータ73の正転方向の
駆動を停止させる際には、凸部76が板体78Aを押圧
することにより、スイッチ78が回路を閉じる。これに
より、ギヤモータ73は、IC175により電力の供給
が停止されるのに加え、その周辺に残留する電流が、放
電用抵抗178により消費される。なお、図22に示す
回路では、ギヤモータ73が正転方向に駆動される際、
ギヤモータ73には図中の矢印L2の方向に電流が流れ
る。このため、スイッチ78が回路を閉じた際、ダイオ
ード178Aにより、ギヤモータ73周辺に残留する電
流が効率よく放電用抵抗178により消費され、ギヤモ
ータ73に流れ込むことを阻止できる。
【0099】一方、ギヤモータ73の逆転方向の駆動を
停止させる際には、凸部76が板体77Aを押圧するこ
とにより、スイッチ77が回路を閉じる。これにより、
ギヤモータ73は、IC175により電力の供給が停止
されるのに加え、その周辺に残留する電流が、放電用抵
抗177により消費される。なお、図22に示す回路で
は、ギヤモータ73が逆転方向に駆動される際、ギヤモ
ータ73には図中の矢印L1の方向に電流が流れる。こ
のため、スイッチ77が回路を閉じた際、ダイオード1
77Aにより、ギヤモータ73周辺に残留する電流が効
率よく放電用抵抗177により消費され、ギヤモータ7
3に流れ込むことを阻止できる。
【0100】以上のように、本実施の形態では、ギヤモ
ータ73の駆動の停止が、IC175を用いたものと、
スイッチ77,78を用いたものとの2段階で行なわれ
ている。これにより、ギヤモータ73を、停止すべきと
きに確実に停止させることができるため、固定部材64
が、図10または図11に示した待機位置または抽出動
作時の位置に、確実に、停止される。
【0101】図21は、S22の抽出動作処理のサブル
ーチンのフローチャートである。以下、抽出動作処理の
内容を詳細に説明する。
【0102】抽出動作処理では、CPUは、S221
で、スタートSWがONされたのは、ホットに対応する
スタートボタン21か押圧されたことによるのか否かを
判断し、そうであれば、S222に処理を進める。一
方、そうでなければ、処理をS224に進める。
【0103】S222で、CPUは、抽出用カップ10
0内に、ギヤポンプ6に湯を送らせることにより、予め
定められた量の湯を20秒間にわたって導入させた後、
S223で、三方電磁弁60の弁を切替えることによ
り、導入針65と吸気孔61とを接続させ、ギヤポンプ
6に抽出用カップ100へ10秒間空気を送らせ、リタ
ーンする。
【0104】一方、S224で、CPUは、スタートS
WがONされたのはアイスに対応するスタートボタン2
2が押圧されたことによるのか否かを判断する。そし
て、そうであれば、S225に処理を進める。なお、S
224で、スタートボタン22の押圧によるものである
と判断できなかった場合には、CPUは、再度、処理を
S221に戻す。
【0105】S225では、抽出用カップ100内に、
ギヤポンプ6に湯を送らせることにより、予め定められ
た量の湯の一部を6秒間にわたって導入させた後、S2
26で、2秒間待機する。そして、予め定められた量の
湯の残りを12秒間に渡って抽出用カップ100内に導
入させた後、三方電磁弁60の弁を切替えることによ
り、導入針65と吸気孔61とを接続させ、ギヤポンプ
6に抽出用カップ100へ10秒間空気を送らせ、リタ
ーンする。
【0106】抽出装置1では、ホット、アイスのそれぞ
れについて、異なる量の湯を抽出用カップ100内に導
入するよう設定することができる。抽出装置1におい
て、回路基板66上に備えられている回路の中の、湯の
導入量を設定する部分の回路図を図23に示す。
【0107】図23に示す回路には、ギヤポンプ6を駆
動するためのモータ81、IC10、トランジスタ9
0,98、スイッチ91〜97、抵抗11〜17、およ
び、抵抗18,19が含まれている。トランジスタ9
0,98は、それぞれ、アイス用の抽出動作を制御する
ための回路(ICE制御回路)、ホット用の抽出動作を
制御するための回路(HOT制御回路)に接続されてい
る。また、IC10は、抽出動作全体を制御するための
回路(抽出制御回路)に接続されている。
【0108】トランジスタ90には、スイッチ91〜9
3および抵抗11〜13が直列に接続されている。トラ
ンジスタ98には、スイッチ94〜97および抵抗14
〜17が直列に接続されている。抵抗11〜17は、抵
抗18に対して並列に、抵抗19に対して直列に接続さ
れている。
【0109】抽出装置1では、アイス用の抽出動作が行
なわれる際、トランジスタ90がオンする。また、この
ときモータ81に供給される電圧は、抵抗11〜13の
いずれかと抵抗18との合成抵抗と、当該抵抗19と、
によって分圧されることによって決定される。モータ8
1に供給される電圧値は、ギヤモータ6を駆動する電圧
値であるため、抽出用カップ100に導入される湯量に
対応する。つまり、アイス用の抽出動作が行なわれる
際、スイッチ91〜93のいずれかに回路を閉じさせる
ことにより、アイス用の抽出動作における抽出量が設定
される。また、抽出装置1では、ホット用の抽出動作が
行なわれる際、トランジスタ98がオンする。そして、
アイス用の抽出動作と同様に、スイッチ94〜97のい
ずれかに回路を閉じさせることにより、ホット用の抽出
動作における抽出量が設定される。なお、各場合の抽出
量は、抵抗11〜17の抵抗値を適宜調整することによ
り、決定される。
【0110】つまり、スイッチ91〜97により、ギヤ
ポンプ6に1回の給湯動作で送る湯の量を指定する湯量
指定部が構成されている。なお、スイッチ91〜97の
いずれに回路を閉じさせるかを、ユーザによって設定で
きるよう構成されていることが好ましい。
【0111】また、図21に示した抽出動作処理におけ
るタイミングチャートを図24および図25に示す。な
お、図24は、ホット用の抽出動作に対応し、図25
は、アイス用の抽出動作に対応する。また、図24,図
25には、ギヤモータ73の駆動態様、三方電磁弁60
の駆動態様、ギヤポンプ6の駆動電圧が示されている。
【0112】図24を参照して、ホット用の抽出動作処
理が開始されると、ギヤモータ73が正転方向に約1秒
間駆動される。これにより、固定部材64が抽出動作に
適する位置まで下降する。その後、三方電磁弁60が、
管63を、管53と接続させ、ギヤポンプ6が18Vの
駆動電圧で20秒間駆動される。これにより、S222
で説明したような20秒間の抽出用カップ100への湯
の供給がなされる。
【0113】その後、三方電磁弁60が、管63を、吸
気孔61と接続させ、ギヤポンプ6が22Vの駆動電圧
で10秒間駆動される。これにより、S223で説明し
たように、抽出用カップ100内に10秒間空気が送ら
れる。その後、ギヤモータ73が約1秒間反転方向に駆
動されることにより、固定部材64が待機位置への上昇
される。
【0114】図25を参照して、アイス用の抽出動作処
理が開始されると、ギヤモータ73が正転方向に約1秒
間駆動される。これにより、固定部材64が抽出動作に
適する位置まで下降する。その後、三方電磁弁60が、
管63を、管53と接続させ、ギヤポンプ6が12Vの
駆動電圧で6秒間駆動される。これにより、S225で
説明したような6秒間の抽出用カップ100への湯の供
給がなされる。その後、S226の処理に対応するよう
に2秒間ギヤポンプ6の駆動が停止され、S227の処
理に対応するように再度12秒間12Vの駆動電圧で駆
動される。
【0115】その後、三方電磁弁60が、管63を、吸
気孔61と接続させ、ギヤポンプ6が22Vの駆動電圧
で10秒間駆動される。これにより、S223で説明し
たように、抽出用カップ100内に10秒間空気が送ら
れる。その後、ギヤモータ73が約1秒間反転方向に駆
動されることにより、固定部材64が待機位置への上昇
される。
【0116】以上説明したホット用またはアイス用の抽
出動作では、いずれも、固定部材64が抽出動作に適す
る位置に下降されてから30秒間で抽出動作が行なわ
れ、その中の最後の10秒間では、抽出用カップ100
に空気が送られる。なお、最後の10秒間において、抽
出用カップ100に空気を送る際のギヤポンプ6の駆動
電圧は、湯を送る際の駆動電圧よりも高い。これによ
り、抽出用カップ100には、空気が、強力に、送られ
る。したがって、抽出用カップ100内に残った抽出液
を、より多く、カップ400等に供給できる。
【0117】また、ホット用およびアイス用において抽
出量は、同じ時間内で、湯を供給する際のギヤポンプ6
を駆動する電圧値を変化させることにより、変化させら
れる。なお、ギヤポンプ6の駆動電圧は、図23を用い
て説明したように、変化される。このように、本実施の
形態では、ホット用でもアイス用、また、抽出量が変化
する場合でも同じ時間内で、抽出動作が実行される。
【0118】なお、図25に示したアイス用の抽出動作
では、抽出動作の途中で、2秒間、ギヤポンプ6の駆動
を停止することにより、湯の供給を停止している。これ
により、たとえば、コーヒーの抽出液を得る場合であれ
ば、この2秒間で、抽出用カップ100内のコーヒー豆
を蒸らすことができ、得られる抽出液の風味を向上させ
ることができる。
【0119】以上説明した本実施の形態では、抽出用カ
ップ100に湯を送るポンプとしてギヤポンプを用いた
が、指定された量の湯を送るポンプであれば、他のタイ
プのポンプであってもよい。
【0120】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である抽出装置の斜視
図である。
【図2】 図1の抽出装置の正面図である。
【図3】 図1の抽出装置の右側面図である。
【図4】 図1の抽出装置の部分的な斜視図である。
【図5】 図1の抽出装置の内部構造を模式的に示す図
である。
【図6】 図1の抽出装置の、外装部の前面部分を外し
た状態での正面図である。
【図7】 図1の抽出装置の、外装部の上面部分を外し
た状態での平面図である。
【図8】 図1の抽出装置の、外装部の右側面部分を外
した状態での右側面図である。
【図9】 図1の抽出装置において、引出しが引出され
た状態での、引出し付近を示す図である。
【図10】 図1の抽出装置において、ギヤの回転に応
じた固定部材の高さの変化を説明するための図である。
【図11】 図1の抽出装置において、ギヤの回転に応
じた固定部材の高さの変化を説明するための図である。
【図12】 図1の抽出装置において、固定部材引出し
とが部分的に当接する状態を説明するための図である。
【図13】 図1の抽出装置において、仕切り板、ポン
プ用ケース、および、回路基板の位置関係を示す図であ
る。
【図14】 図13のポンプ用ケースの内部構造を示す
図である。
【図15】 図6の貯湯タンクの底部付近の構造を説明
するための図である。
【図16】 図15のナットの平面図である。
【図17】 図1の抽出装置の、蒸気管と貯水タンクと
の接続部分の拡大図である。
【図18】 図1の抽出装置の、貯湯タンクの上部に備
えられた流出路付近の拡大図である。
【図19】 図1の抽出装置の備えるCPUが実行す
る、一般的な動作の制御処理のフローチャートである。
【図20】 図1の抽出装置の備えるCPUが実行す
る、一般的な動作の制御処理のフローチャートである。
【図21】 図20の抽出動作処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図22】 図1の抽出装置の回路基板上に備えられて
いる回路の中の、ギヤモータの駆動に関連する部分の回
路図である。
【図23】 図1の抽出装置の回路基板上に備えられて
いる回路の中の、湯の導入量を設定する部分の回路図で
ある。
【図24】 図1の抽出装置の、抽出動作処理における
タイミングチャートである。
【図25】 図1の抽出装置の、抽出動作処理における
タイミングチャートである。
【図26】 従来の抽出装置における給湯機構を概略的
に示す図である。
【符号の説明】
1 抽出装置、2 外装部、3 貯水タンク、5 貯湯
タンク、6 ギヤポンプ、11〜17 抵抗、20 操
作パネル、21,22 スタートボタン、23窓、29
引出し、30 水位センサ、31 カップホルダ、3
2 カップ受け、50 ヒータ、51,53,62,6
3 管、52 流出路、52A 整流部材、58 ナッ
ト、59 蒸気管、60 三方電磁弁、64 固定部
材、64A ピン、65 導入針、66 回路基板、7
0 抽出室、73 ギヤモータ、74 ギヤ、75 歯
板、76 凸部、77,78,91〜97,171,1
72 スイッチ、81 モータ、100 抽出用カッ
プ、177,178 放電用抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 俊二 京都府相楽郡精華町大字祝園小字正田1番 地の2 三洋ホームテック株式会社内 (72)発明者 板倉 浩二 京都府相楽郡精華町大字祝園小字正田1番 地の2 三洋ホームテック株式会社内 (72)発明者 今泉 泰徳 京都府相楽郡精華町大字祝園小字正田1番 地の2 三洋ホームテック株式会社内 (72)発明者 福田 達久 京都府相楽郡精華町大字祝園小字正田1番 地の2 三洋ホームテック株式会社内 (72)発明者 柴山 文雄 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7番7 ユーシーシー上島珈琲株式会社内 (72)発明者 松尾 潔 兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7番7 ユーシーシー上島珈琲株式会社内 Fターム(参考) 4B004 AA12 BA16 BA32 BA35 CA02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末原料とフィルタを含む容器である抽
    出用容器の内部に湯を供給することにより、当該抽出用
    容器外へ前記フィルタを介して抽出液を得るための抽出
    装置であって、 指定された量の湯を送ることにより、前記抽出用容器へ
    湯を供給するポンプと、 前記ポンプに、一回の給湯動作で送る湯の量を、複数指
    定する湯量指定部とを含む、抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプは、ギアポンプである、請求
    項1に記載の抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプに接続され前記抽出用容器に
    供給される湯を収容するタンクと、 前記タンクから前記抽出用容器に伸びる給湯経路と、 前記給湯経路上に備えられ、前記タンクと前記抽出用容
    器とを接続させる第1の状態、または、前記タンクと前
    記抽出用容器との接続を断ち外気を前記抽出用容器に供
    給させる第2の状態を取る、三方電磁弁とをさらに含
    む、請求項1または請求項2に記載の抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記タンク内の湯は、前記三方電磁弁を
    通った後、前記ポンプを通り、前記抽出用容器に送られ
    る、請求項3に記載の抽出装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプの駆動を制御するポンプ制御
    部をさらに含み、 前記ポンプ制御部は、前記ポンプの一回の給湯動作の最
    後に、前記ポンプに、前記抽出用容器に空気を送らせ
    る、請求項3または請求項4に記載の抽出装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンプ制御部は、前記ポンプを、一
    回の給湯動作の最後に空気を送らせる際、湯を供給させ
    るよりも強力に駆動させる、請求項5に記載の抽出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ポンプの駆動を制御するポンプ制御
    部をさらに含み、 前記ポンプ制御部は、前記ポンプの一回の給湯動作にか
    かる時間を一定にしながら、前記ポンプに供給させる湯
    の量を変化させる、請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載の抽出装置。
  8. 【請求項8】 前記ポンプの駆動を制御するポンプ制御
    部をさらに含み、 前記ポンプ制御部は、前記一回の給湯動作内で、所定時
    間、前記ポンプによる湯の供給を停止させる、請求項1
    〜請求項7のいずれかに記載の抽出装置。
  9. 【請求項9】 前記湯量指定部は、予め定められた複数
    種類の湯の量のいずれかの湯の量を、前記ポンプに、一
    回の給湯動作で送るように指定するよう構成される、請
    求項1〜請求項8のいずれかに記載の抽出装置。
  10. 【請求項10】 前記湯量指定部の指定させる湯の量を
    入力する湯量入力部をさらに含む、請求項1〜請求項9
    のいずれかに記載の抽出装置。
  11. 【請求項11】 前記ポンプから前記抽出用容器に伸び
    る給湯経路と、 所定の電源と接続されて当該所定の電源から通電される
    ことにより、前記給湯経路の一端を、前記抽出用容器に
    対して所定の範囲で変位させる変位用モータとをさらに
    含み、 前記変位用モータが駆動することにより、前記給湯経路
    の一端が、前記ポンプから前記抽出用容器へ湯を送ると
    きに適する位置である第1の位置、または、前記ポンプ
    が前記抽出用容器への湯を送らないときに待機している
    位置である第2の位置に到達したときに、前記変位用モ
    ータと前記所定の電源との接続を断つ切断機構と、 前記給湯経路の一端が前記第1の位置または第2の位置
    に到達したときに、前記変位用モータと並列に電気抵抗
    を接続させる接続機構とをさらに含む、請求項1〜請求
    項10のいずれかに記載の抽出装置。
  12. 【請求項12】 前記ポンプの駆動を制御するポンプ制
    御部と、 前記給湯経路の一端に取付けられ、前記給湯経路の一端
    が前記第1の位置に到達したときに、前記ポンプから湯
    を送られるのに適する位置に配置された前記抽出用容器
    により押圧されるスイッチとをさらに含み、 前記ポンプ制御部は、前記スイッチが押圧されているこ
    とを条件として、前記ポンプを駆動させる、請求項11
    に記載の抽出装置。
  13. 【請求項13】 前記抽出用容器を、前記ポンプから湯
    を送られるのに適する位置に保持する保持部材と、 前記保持部材および前記抽出用容器を収容する収容部と
    をさらに含み、 前記保持部材は、第1の突起を備え、 前記給湯経路の一端は、当該給湯経路の一端が前記第1
    の位置にあるときにのみ前記第1の突起と当接すること
    により前記保持部材が前記収容部から取出されることを
    阻止する第2の突起を備える、請求項11または請求項
    12に記載の抽出装置。
  14. 【請求項14】 前記ポンプから前記抽出用容器に伸び
    る給湯経路と、 前記ポンプを電力で駆動するための回路を構成する回路
    部品と、 前記給湯経路の下方に備えられ、前記回路部品を実装す
    る回路基板と、 前記給湯経路と前記回路基板との間に備えられた、前記
    回路基板の上面を覆う撥水性の部材とをさらに含む、請
    求項1〜請求項13のいずれかに記載の抽出装置。
  15. 【請求項15】 前記ポンプを駆動する駆動用モータ
    と、 前記ポンプを収容するケースとをさらに含み、 前記駆動用モータの少なくとも一部は前記ケースの外に
    位置している、請求項1〜請求項14のいずれかに記載
    の抽出装置。
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