JP2003054698A - 定量注出装置 - Google Patents
定量注出装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】水位が中間にある時、その中間水位後の低水位
の水頭圧に応じて注出弁の開放時間を夫々に補正し、適
温の湯の杯数を多くし、かつ、定量性もを確保させるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】給水パイプ6に給水弁7と流量センサ8と
を設ける。高水位で給水弁7の開閉を制御する上フロー
トスイッチ3と、低水位で給水弁7の開閉を制御する下
フロートスイッチ4とを設ける。水位が高水位にある時
は上フロートスイッチ3で給水弁7を開閉し、水位が上
フロートスイッチ3と下フロートスイッチ4との中間に
ある時は、給水量を減らして湯温低下を抑えて水位を低
下させ、水位が所定値以下に低下した時は下フロートス
イッチ4で給水弁7を開閉するようにする。
の水頭圧に応じて注出弁の開放時間を夫々に補正し、適
温の湯の杯数を多くし、かつ、定量性もを確保させるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】給水パイプ6に給水弁7と流量センサ8と
を設ける。高水位で給水弁7の開閉を制御する上フロー
トスイッチ3と、低水位で給水弁7の開閉を制御する下
フロートスイッチ4とを設ける。水位が高水位にある時
は上フロートスイッチ3で給水弁7を開閉し、水位が上
フロートスイッチ3と下フロートスイッチ4との中間に
ある時は、給水量を減らして湯温低下を抑えて水位を低
下させ、水位が所定値以下に低下した時は下フロートス
イッチ4で給水弁7を開閉するようにする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、例えば給茶機において、適温の
湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保できるように
した定量注出装置に関する。 【0002】 【従来技術】従来、例えば給茶機は、ヒータを備えてそ
の入り切りで貯溜されたタンク内の湯をほぼ一定の湯温
に保持し、湯の注出口が、タンクの流出口に注出弁を介
して茶葉を収容する茶漉しの設けられた注出位置に臨ん
でいる。そして、注出スイッチを操作すると、注出弁が
所定時間開放されて茶漉しに向けて湯が注出されるよう
になっている。ここで注出口からの注出量は、貯溜され
た湯の水頭圧と、注出弁の開放時間により定まるもの
で、従来では注出動作が行われたらその都度高水位で動
作する上フロートスイッチで給水弁を開閉してタンク内
に水を補給して常に所定の高水位を保ち、すなわち、水
頭圧を一定に保持しつつ電磁弁を一定時間ずつ開放して
一定の注出量を確保し、お茶を定量ずつ注出するように
なっていた。 【0003】しかし、このような従来の給茶機では、水
位を高水位のみで制御するため、お茶の注出が頻繁に行
なわれる繁忙期では、注出の都度水の補給を行なってい
ると、ヒータによる加熱が間に合わず湯温が次第に低下
し低温のお茶を注出する不具合があった。ちなみに、図
5に示すように湯温90℃で沸かして適温70℃以上と
し、1杯の注出量を100mlとした場合、適温での注
出杯数が60杯が限度であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、このように、
お茶の注出が頻繁に行なわれる繁忙期では、図6に示さ
れるように、注出するごとに同量の水を1杯ごと給水す
る制御からしばらく給水を停止して湯温が上昇するごと
に少量の水を補給する制御とすることで、給水する絶対
量を減らして湯温の低下を抑える方法がとられた。そし
て、このような制御を繰り返しタンクの水位が低水位ま
で低下すると、低水位で給水弁を開閉する下フロートス
イッチで注出するごとに同量の水を1杯ごとに給水する
制御とすることで適温の湯の杯数を多くとることができ
た。しかし、このような方法であると水位の低下に伴な
う水頭圧の減少によって、注出する湯量が低下してしま
う不具合があった。ちなみに湯温90℃で沸かして適温
70℃以上とし、1杯の注出量を100mlとした場合
の注出杯数が160杯となったが、実際の注出量は最初
100mlであるが最終的には85mlまでに減少して
しまう。 【0005】したがって、お茶の湯の注出量を一定に保
持するために、貯溜された湯の水位、すなわち、繁忙期
の中間水位、繁忙期後の低水位の夫々の水頭圧に応じて
注出弁の開放時間を補正する必要がある。 【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、繁忙期の中間水位、繁忙期後の低水位の水頭圧に
応じて注出弁の開放時間を夫々に補正し、適温の湯の杯
数を多くし、かつ、定量性もを確保させるようにするこ
とを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の定量注出
装置は、液体を貯溜したタンクと、このタンク内の液体
を加熱するヒータと、前記タンクの流出口に設けられ液
体を所定量ずつ順次流出させる注出弁と、前記タンクに
液体を補給する給水パイプと、この給水パイプに設けら
れた給水弁と流量センサと、前記タンクの高水位で前記
給水弁の開閉を制御する上フロートスイッチと、低水位
で前記給水弁の開閉を制御する下フロートスイッチとを
有し、水位が高水位にある時は上フロートスイッチで給
水弁を開閉し、水位が前記上フロートスイッチと下フロ
ートスイッチとの中間にある時は、給水量を減らして湯
温低下を抑えて水位を低下させ、水位が所定値以下に低
下した時は下フロートスイッチで給水弁を開閉するよう
にしたものにおいて、前記水位が前記上フロートスイッ
チと下フロートスイッチとの中間位置にある時は、流量
センサによる給水量と注出量との差を演算する水位演算
手段により水位を算出し、この水位演算手段の演算結果
に基づいて水位が低下するほど前記注出弁の開放時間を
増加させるように注出弁の開放時間を補正する第1の注
出弁開時間補正手段を有すると共に、水位が低水位にあ
る時は高水位の水頭値H1と低水位の水頭値H2から演
算した演算結果に基づく1/(H2/H1)の1/2乗
倍の注出弁の開放時間を補正する第2の注出弁開時間補
正手段とを具備したことを特徴とする。そして、この構
成により水位が中間にある時、低水位にある時の夫々の
水頭圧に応じた注出弁の開放時間を夫々補正し、適温の
湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。 【0009】 【実施例】図1は本発明の例えば給茶機の構成図を示す
もので、1は水を貯溜するためのタンクで、このタンク
1内には貯溜した水を沸かすためのヒータ2が設けられ
ている。3は高水位検知用の上フロートスイッチ、4は
低水位検知用の下フロートスイッチである。5はタンク
1内の湯温を検出するための湯温センサ、6はタンク1
内に水を供給するための給水パイプ、7は水の給水制御
を行なう給水弁、8は給水の流量を検出する流量センサ
で夫々前記給水パイプ6に設けられている。9は流出口
で注出パイプ10が取り付けられ、この注出パイプ10
に注出弁11が設けられている。12はカップで注出パ
イプ10より供給される湯およびお茶の原料を受けるよ
うに配置される。13は制御装置である。 【0010】そして制御装置13は図1ないし図2に示
されるように、上フロートスイッチ3により高水位を保
ちながら湯温センサ5の湯温信号に基づきヒータ2を入
り切りし、タンク1内の湯を沸かし、下フロートスイッ
チ4で低水位を保ちなが湯温センサ5の湯温信号に基づ
きヒータ2を入り切りし、ヒータ2により湯を沸かすよ
うになっている。また、流量センサ8による給水量と流
出口より流出される注出量との差を演算する水位演算手
段14により水位を算出し、この水位演算手段14の演
算結果に基づいて水位が低下するほど前記注出弁11の
開放時間を増加させるように注出弁11の開放時間を補
正する第1の注出弁開時間補正手段15を有するととも
に、水位が低水位にある時は高水位の水頭値H1と低水
位の水頭値H2から演算した演算結果に基づく1/(H
2/H1)の1/2乗倍の注出弁11の開放時間を補正
する第2の注出弁開時間補正手段16を有している。 【0011】次に、本実施の形態の作用を説明する。制
御装置13の機能による定量注出動作について、図3の
定量注出動作を説明するフローチャート及び図4の湯
温、給水弁の開閉状態及びタンク水位を示すチャート図
を参照して説明する。 【0012】まず、給水弁7を開にしてタンク1内に給
水し高水位検知用の上フロートスイッチ3で高水位H1
を保持する。そして、ヒータ2に通電してタンク1内の
水を高水位で沸かす。次に注出が開始(ステップ1)さ
れると短時間に連続注出有りか否かを判断する(ステッ
プ2)。短時間に連続注出がないと判断されれば上フロ
ートスイッチ3で通常の注出制御を行なう(ステップ
3)。また、例えば20分間に40杯以上の注出がある
等の検出方法で検出し短時間に連続注出有りと判断され
ると、次に下フロートスイッチ4がオンしているか否か
を判断する(ステップ4)。 【0013】下フロートスイッチ4がオンしていないと
判断されると湯温が例えば80℃以下に低下しているか
否かを判断する(ステップ5)。湯温が80℃以下に低
下していないと判断されると上フロートスイッチ3で通
常の注出制御を行なう(ステップ6)。湯温が80℃以
下に低下していると判断されると給水制御を今までの注
出動作をするごとにそれと同量の水を1杯ごとに給水す
る制御から給水を停止し、湯温が86℃まで上昇したか
否かを判断し(ステップ7)湯温が86℃まで上昇して
いると判断されると一定量の水を流量センサ8で計測し
て給水する制御(ステップ8)とすることで給水する水
の絶対量を減らして湯温の低下を抑える。そして、湯温
が86℃であると判断されると、図4のチャート図
(ロ)のように給水動作があり湯温が80℃まで低下
し、再び給水が停止して湯温が86℃になるように図4
のチャート図(イ)のように繰り返し制御されるととも
に水位がチャート図(ハ)のように徐々に低下する。 【0014】そして、このように上フロートスイッチ3
がオフ状態で湯温が80℃以上を保持している期間に行
われる注出動作は、間欠給水動作を繰り返し行なうこと
でタンク1内の水位が徐々に低下し、高水位H1に比べ
て水頭値が徐々に減少するため水頭圧が徐々に減少し給
水が無い時には1杯分の注出量が徐々に減少し、給水が
ある時だけは(給水量-1杯分の注水量)分だけ増加す
ることになる。 【0015】そして、このような注出動作に対して注出
弁11の開放時間を補正することにより定量性が確保で
きる。すなわち、流量センサ8による検出される給水量
と注出弁11の注出量との差を演算する水位演算手段1
4によりタンク1内の水位がH3と算出されると水頭値
H3から演算した演算結果に基づく1(H3/H1)の
1/2乗倍注出弁11の開放時間を第1の開放時間補正
手段15により補正される(ステップ9)。 【0016】次に、タンク1内の水位が注出動作の繰り
返すことにより図4のチャート図(ハ)のように徐々に
低下して低水位H2まで低下し、下フロートスイッチ4
がオフと判断されると、以後は下フロートスイッチ4に
より検知して注出するごとにそれと同量の水を1杯ごと
に給水する制御に切り換えて制御する。しかし、このよ
うにタンク1内の水位が低水位H2まで低下すると前述
したようにタンク1内の水位が高水位H1に比べて水頭
値が減少するため水頭圧が減少し1杯分の注出量が減少
することになる。 【0017】そして、このような注出動作に対しても注
出弁11の開放時間を補正することより定量性が確保で
きる。すなわち、流量が水頭値の1/2乗に比例するこ
とから、制御装置13の第2の注出弁開時間補正手段1
6が、高水位の水頭値H1と低水位の水頭値H2から演
算した演算結果に基づく1/(H2/H1)の1/2乗
倍の注出弁11の開放時間を補正することにより行われ
る(ステップ10)。その後は湯温が70℃以下か否か
が判断される(ステップ11)。70℃以下でないと判
断されれば注出動作は(ステップ10)に戻って繰り返
し行われる。また、湯温が70℃以下と判断されれば注
出動作は停止され(ステップ12)給水沸き上げ(ステ
ップ13)を行なう。 【0018】なお、本発明は流出口9を1箇所に設けた
場合について説明したが、流出口9の上部に流出口17
を設けるとともに、この流出口17に注出パイプ18を
設け、この注出パイプ18に注出弁19を設けるように
複数設けても良い。この場合の第2の注出弁開放時間補
正手段は、高水位の水頭値h1と低水位の水頭値h2か
ら演算した演算結果に基づく1/(h2/h1)の1/
2乗倍の注出弁19の開放時間を補正することにより行
われる。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の定量注出装置によれば、
中間水位時、及び、その中間水位後の低水位時の夫々の
水頭圧に応じた注出弁の開放時間を補正することによ
り、適温の湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保で
きる。
湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保できるように
した定量注出装置に関する。 【0002】 【従来技術】従来、例えば給茶機は、ヒータを備えてそ
の入り切りで貯溜されたタンク内の湯をほぼ一定の湯温
に保持し、湯の注出口が、タンクの流出口に注出弁を介
して茶葉を収容する茶漉しの設けられた注出位置に臨ん
でいる。そして、注出スイッチを操作すると、注出弁が
所定時間開放されて茶漉しに向けて湯が注出されるよう
になっている。ここで注出口からの注出量は、貯溜され
た湯の水頭圧と、注出弁の開放時間により定まるもの
で、従来では注出動作が行われたらその都度高水位で動
作する上フロートスイッチで給水弁を開閉してタンク内
に水を補給して常に所定の高水位を保ち、すなわち、水
頭圧を一定に保持しつつ電磁弁を一定時間ずつ開放して
一定の注出量を確保し、お茶を定量ずつ注出するように
なっていた。 【0003】しかし、このような従来の給茶機では、水
位を高水位のみで制御するため、お茶の注出が頻繁に行
なわれる繁忙期では、注出の都度水の補給を行なってい
ると、ヒータによる加熱が間に合わず湯温が次第に低下
し低温のお茶を注出する不具合があった。ちなみに、図
5に示すように湯温90℃で沸かして適温70℃以上と
し、1杯の注出量を100mlとした場合、適温での注
出杯数が60杯が限度であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、このように、
お茶の注出が頻繁に行なわれる繁忙期では、図6に示さ
れるように、注出するごとに同量の水を1杯ごと給水す
る制御からしばらく給水を停止して湯温が上昇するごと
に少量の水を補給する制御とすることで、給水する絶対
量を減らして湯温の低下を抑える方法がとられた。そし
て、このような制御を繰り返しタンクの水位が低水位ま
で低下すると、低水位で給水弁を開閉する下フロートス
イッチで注出するごとに同量の水を1杯ごとに給水する
制御とすることで適温の湯の杯数を多くとることができ
た。しかし、このような方法であると水位の低下に伴な
う水頭圧の減少によって、注出する湯量が低下してしま
う不具合があった。ちなみに湯温90℃で沸かして適温
70℃以上とし、1杯の注出量を100mlとした場合
の注出杯数が160杯となったが、実際の注出量は最初
100mlであるが最終的には85mlまでに減少して
しまう。 【0005】したがって、お茶の湯の注出量を一定に保
持するために、貯溜された湯の水位、すなわち、繁忙期
の中間水位、繁忙期後の低水位の夫々の水頭圧に応じて
注出弁の開放時間を補正する必要がある。 【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、繁忙期の中間水位、繁忙期後の低水位の水頭圧に
応じて注出弁の開放時間を夫々に補正し、適温の湯の杯
数を多くし、かつ、定量性もを確保させるようにするこ
とを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の定量注出
装置は、液体を貯溜したタンクと、このタンク内の液体
を加熱するヒータと、前記タンクの流出口に設けられ液
体を所定量ずつ順次流出させる注出弁と、前記タンクに
液体を補給する給水パイプと、この給水パイプに設けら
れた給水弁と流量センサと、前記タンクの高水位で前記
給水弁の開閉を制御する上フロートスイッチと、低水位
で前記給水弁の開閉を制御する下フロートスイッチとを
有し、水位が高水位にある時は上フロートスイッチで給
水弁を開閉し、水位が前記上フロートスイッチと下フロ
ートスイッチとの中間にある時は、給水量を減らして湯
温低下を抑えて水位を低下させ、水位が所定値以下に低
下した時は下フロートスイッチで給水弁を開閉するよう
にしたものにおいて、前記水位が前記上フロートスイッ
チと下フロートスイッチとの中間位置にある時は、流量
センサによる給水量と注出量との差を演算する水位演算
手段により水位を算出し、この水位演算手段の演算結果
に基づいて水位が低下するほど前記注出弁の開放時間を
増加させるように注出弁の開放時間を補正する第1の注
出弁開時間補正手段を有すると共に、水位が低水位にあ
る時は高水位の水頭値H1と低水位の水頭値H2から演
算した演算結果に基づく1/(H2/H1)の1/2乗
倍の注出弁の開放時間を補正する第2の注出弁開時間補
正手段とを具備したことを特徴とする。そして、この構
成により水位が中間にある時、低水位にある時の夫々の
水頭圧に応じた注出弁の開放時間を夫々補正し、適温の
湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。 【0009】 【実施例】図1は本発明の例えば給茶機の構成図を示す
もので、1は水を貯溜するためのタンクで、このタンク
1内には貯溜した水を沸かすためのヒータ2が設けられ
ている。3は高水位検知用の上フロートスイッチ、4は
低水位検知用の下フロートスイッチである。5はタンク
1内の湯温を検出するための湯温センサ、6はタンク1
内に水を供給するための給水パイプ、7は水の給水制御
を行なう給水弁、8は給水の流量を検出する流量センサ
で夫々前記給水パイプ6に設けられている。9は流出口
で注出パイプ10が取り付けられ、この注出パイプ10
に注出弁11が設けられている。12はカップで注出パ
イプ10より供給される湯およびお茶の原料を受けるよ
うに配置される。13は制御装置である。 【0010】そして制御装置13は図1ないし図2に示
されるように、上フロートスイッチ3により高水位を保
ちながら湯温センサ5の湯温信号に基づきヒータ2を入
り切りし、タンク1内の湯を沸かし、下フロートスイッ
チ4で低水位を保ちなが湯温センサ5の湯温信号に基づ
きヒータ2を入り切りし、ヒータ2により湯を沸かすよ
うになっている。また、流量センサ8による給水量と流
出口より流出される注出量との差を演算する水位演算手
段14により水位を算出し、この水位演算手段14の演
算結果に基づいて水位が低下するほど前記注出弁11の
開放時間を増加させるように注出弁11の開放時間を補
正する第1の注出弁開時間補正手段15を有するととも
に、水位が低水位にある時は高水位の水頭値H1と低水
位の水頭値H2から演算した演算結果に基づく1/(H
2/H1)の1/2乗倍の注出弁11の開放時間を補正
する第2の注出弁開時間補正手段16を有している。 【0011】次に、本実施の形態の作用を説明する。制
御装置13の機能による定量注出動作について、図3の
定量注出動作を説明するフローチャート及び図4の湯
温、給水弁の開閉状態及びタンク水位を示すチャート図
を参照して説明する。 【0012】まず、給水弁7を開にしてタンク1内に給
水し高水位検知用の上フロートスイッチ3で高水位H1
を保持する。そして、ヒータ2に通電してタンク1内の
水を高水位で沸かす。次に注出が開始(ステップ1)さ
れると短時間に連続注出有りか否かを判断する(ステッ
プ2)。短時間に連続注出がないと判断されれば上フロ
ートスイッチ3で通常の注出制御を行なう(ステップ
3)。また、例えば20分間に40杯以上の注出がある
等の検出方法で検出し短時間に連続注出有りと判断され
ると、次に下フロートスイッチ4がオンしているか否か
を判断する(ステップ4)。 【0013】下フロートスイッチ4がオンしていないと
判断されると湯温が例えば80℃以下に低下しているか
否かを判断する(ステップ5)。湯温が80℃以下に低
下していないと判断されると上フロートスイッチ3で通
常の注出制御を行なう(ステップ6)。湯温が80℃以
下に低下していると判断されると給水制御を今までの注
出動作をするごとにそれと同量の水を1杯ごとに給水す
る制御から給水を停止し、湯温が86℃まで上昇したか
否かを判断し(ステップ7)湯温が86℃まで上昇して
いると判断されると一定量の水を流量センサ8で計測し
て給水する制御(ステップ8)とすることで給水する水
の絶対量を減らして湯温の低下を抑える。そして、湯温
が86℃であると判断されると、図4のチャート図
(ロ)のように給水動作があり湯温が80℃まで低下
し、再び給水が停止して湯温が86℃になるように図4
のチャート図(イ)のように繰り返し制御されるととも
に水位がチャート図(ハ)のように徐々に低下する。 【0014】そして、このように上フロートスイッチ3
がオフ状態で湯温が80℃以上を保持している期間に行
われる注出動作は、間欠給水動作を繰り返し行なうこと
でタンク1内の水位が徐々に低下し、高水位H1に比べ
て水頭値が徐々に減少するため水頭圧が徐々に減少し給
水が無い時には1杯分の注出量が徐々に減少し、給水が
ある時だけは(給水量-1杯分の注水量)分だけ増加す
ることになる。 【0015】そして、このような注出動作に対して注出
弁11の開放時間を補正することにより定量性が確保で
きる。すなわち、流量センサ8による検出される給水量
と注出弁11の注出量との差を演算する水位演算手段1
4によりタンク1内の水位がH3と算出されると水頭値
H3から演算した演算結果に基づく1(H3/H1)の
1/2乗倍注出弁11の開放時間を第1の開放時間補正
手段15により補正される(ステップ9)。 【0016】次に、タンク1内の水位が注出動作の繰り
返すことにより図4のチャート図(ハ)のように徐々に
低下して低水位H2まで低下し、下フロートスイッチ4
がオフと判断されると、以後は下フロートスイッチ4に
より検知して注出するごとにそれと同量の水を1杯ごと
に給水する制御に切り換えて制御する。しかし、このよ
うにタンク1内の水位が低水位H2まで低下すると前述
したようにタンク1内の水位が高水位H1に比べて水頭
値が減少するため水頭圧が減少し1杯分の注出量が減少
することになる。 【0017】そして、このような注出動作に対しても注
出弁11の開放時間を補正することより定量性が確保で
きる。すなわち、流量が水頭値の1/2乗に比例するこ
とから、制御装置13の第2の注出弁開時間補正手段1
6が、高水位の水頭値H1と低水位の水頭値H2から演
算した演算結果に基づく1/(H2/H1)の1/2乗
倍の注出弁11の開放時間を補正することにより行われ
る(ステップ10)。その後は湯温が70℃以下か否か
が判断される(ステップ11)。70℃以下でないと判
断されれば注出動作は(ステップ10)に戻って繰り返
し行われる。また、湯温が70℃以下と判断されれば注
出動作は停止され(ステップ12)給水沸き上げ(ステ
ップ13)を行なう。 【0018】なお、本発明は流出口9を1箇所に設けた
場合について説明したが、流出口9の上部に流出口17
を設けるとともに、この流出口17に注出パイプ18を
設け、この注出パイプ18に注出弁19を設けるように
複数設けても良い。この場合の第2の注出弁開放時間補
正手段は、高水位の水頭値h1と低水位の水頭値h2か
ら演算した演算結果に基づく1/(h2/h1)の1/
2乗倍の注出弁19の開放時間を補正することにより行
われる。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の定量注出装置によれば、
中間水位時、及び、その中間水位後の低水位時の夫々の
水頭圧に応じた注出弁の開放時間を補正することによ
り、適温の湯の杯数を多くし、かつ、定量性をも確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す定量注出装置の構成
図である。 【図2】同上定量注出装置の制御ブロック図であ。 【図3】同上注出動作を説明するフローチャートであ
る。 【図4】同上(イ)は湯温、(ロ)は給水弁動作、
(ハ)はタンク水位を説明するチャート図である。 【図5】従来の給水弁動作と湯温との関係を説明するチ
ャート図である。 【図6】従来の給水弁動作と湯温との関係を説明するチ
ャート図である。 【符号の説明】 1 タンク 2 ヒータ 3 上フロートスイッチ 4 下フロートスイッチ 5 湯温センサ 6 給水パイプ 7 給水弁 8 流量センサ 9 流出口 10 注出パイプ 13 制御装置 14 水位演算手段 15 第1の注出弁開時間補正手段 16 第2の注出弁開時間補正手段
図である。 【図2】同上定量注出装置の制御ブロック図であ。 【図3】同上注出動作を説明するフローチャートであ
る。 【図4】同上(イ)は湯温、(ロ)は給水弁動作、
(ハ)はタンク水位を説明するチャート図である。 【図5】従来の給水弁動作と湯温との関係を説明するチ
ャート図である。 【図6】従来の給水弁動作と湯温との関係を説明するチ
ャート図である。 【符号の説明】 1 タンク 2 ヒータ 3 上フロートスイッチ 4 下フロートスイッチ 5 湯温センサ 6 給水パイプ 7 給水弁 8 流量センサ 9 流出口 10 注出パイプ 13 制御装置 14 水位演算手段 15 第1の注出弁開時間補正手段 16 第2の注出弁開時間補正手段
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 三井田 正夫
群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株
式会社内
(72)発明者 坂口 修一
群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株
式会社内
Fターム(参考) 3E082 AA01 BB04 CC02 DD02 DD05
DD12 EE01 FF05
4B004 AA18 BA04 BA35 CA04 CA08
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 液体を貯溜したタンクと、このタンク内
の液体を加熱するヒータと、前記タンクの流出口に設け
られ液体を所定量ずつ順次流出させる注出弁と、前記タ
ンクに液体を補給する給水パイプと、この給水パイプに
設けられた給水弁と流量センサと、前記タンクの高水位
で前記給水弁の開閉を制御する上フロートスイッチと、
低水位で前記給水弁の開閉を制御する下フロートスイッ
チとを有し、水位が高水位にある時は上フロートスイッ
チで給水弁を開閉し、水位が前記上フロートスイッチと
下フロートスイッチとの中間にある時は、給水量を減ら
して湯温低下を抑えて水位を低下させ、水位が所定値以
下に低下した時は下フロートスイッチで給水弁を開閉す
るようにしたものにおいて、前記水位が前記上フロート
スイッチと下フロートスイッチとの中間位置にある時
は、流量センサによる給水量と注出量との差を演算する
水位演算手段により水位を算出し、この水位演算手段の
演算結果に基づいて水位が低下するほど前記注出弁の開
放時間を増加させるように注出弁の開放時間を補正する
第1の注出弁開時間補正手段を有すると共に、水位が低
水位にある時は高水位の水頭値H1と低水位の水頭値H
2から演算した演算結果に基づく1/(H2/H1)の
1/2乗倍の注出弁の開放時間を補正する第2の注出弁
開時間補正手段とを具備したことを特徴とする定量注出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001243080A JP2003054698A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 定量注出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001243080A JP2003054698A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 定量注出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003054698A true JP2003054698A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19073237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001243080A Pending JP2003054698A (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 定量注出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003054698A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316560A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 給湯装置 |
JP2007007902A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Fujifilm Holdings Corp | インクタンク及びインクジェット記録装置 |
JP2010189053A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料注出装置 |
JP2016062733A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 富士電機株式会社 | フロートおよびそれを用いた温水供給装置 |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001243080A patent/JP2003054698A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005316560A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 給湯装置 |
JP4529531B2 (ja) * | 2004-04-27 | 2010-08-25 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 給湯装置 |
JP2007007902A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Fujifilm Holdings Corp | インクタンク及びインクジェット記録装置 |
JP2010189053A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料注出装置 |
JP2016062733A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 富士電機株式会社 | フロートおよびそれを用いた温水供給装置 |
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