JP4028399B2 - 飲料供給機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、飲料供給機に関し、更に詳細には、供給機の本体に配設した注出コックの操作用レバーを、手動または自動で操作して飲料を注出し得る飲料供給機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発泡飲料をレバー操作で注出する装置、例えばビールサーバーでは、本体に配設されたビール注出コックは操作用レバーを備え、手動により該レバーを一方向へ倒してビールをジョッキに所定量注出した後、該レバーを反対方向へ倒してビールの細かい泡を前記ジョッキ中のビールに後注ぎする機能を備えたものがある。
しかし、手動によるレバー操作でビールおよび泡を注出する場合、操作者の違いによる注出量の不揃いを生ずる難点がある。そこで、前記操作用レバーを駆動機構により自動的に操作する提案として、注出自動化装置が存在する(例えば、特許文献1参照。)。この装置では、本体に配設した駆動装置と注出コックの操作用レバーとをリンク機構を介して連結し、駆動装置の運転により操作用レバーを前後動させることでビールや泡の注出を行なうよう構成されている。
また、駆動装置のカバー部の操作用レバーを通す通孔は操作用レバーが動き易いように隙間を備えているが、飲料の注出の際に容器から飲料の飛び跳ねが発生し、この隙間から駆動装置内部に飲料が入り込まないように柔軟性のカバー部が通孔の周囲に備わり、通孔と操作用レバーとの隙間を塞いでいる。
【特許文献1】
特開2002−96898号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した注出自動化装置では、駆動装置を取り外して自動化から手動化に変更したり、駆動装置の清掃、点検の際に、駆動装置を本体上方(非操作位置)等に移動させて、操作用レバーを駆動装置に備えたケースの通孔から一旦離し、その作業が終了後に、再び、駆動装置を操作位置にセットするために、操作用レバーを駆動装置のケースの通孔に貫通させることがある。
このカバー部は、成形の具合により波打っているものや、内側に倒れ込んでいるものがあり、コックの操作用レバーを駆動装置内に格納する際に、ケースの通孔に貫通させる場合に、駆動装置の下側に備わっているため作業者の死角になっていることもあって、操作用レバーと通孔との隙間が十分確保されないまま、操作用レバーにカバー部の一部が挟み込みまれてしまうことがあった。
また、カバー部の一部が挟み込まれた状態で、駆動装置にて操作用レバーを移動させると、移動に抵抗が発生し、操作用レバーの円滑な動きに支障が出てしまった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、従来の技術に係る飲料供給機に内在している前記欠点を好適に解決するべく提案されたものであって、駆動装置を操作用レバーにセットする際に、操作用レバーに駆動装置のケース通孔のカバー部が挟み込まれることがない飲料供給機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る飲料供給機は、注出コックの操作用レバーを駆動させ、飲料を容器に注出し得る駆動装置を移動可能に本体に配設し、該駆動装置を該操作用レバーを貫通させる通孔を備えたケースで被い、該通孔周囲には該駆動装置を該操作用レバーを操作する位置に設定した際に、該操作用レバーとの隙間を塞ぐカバー部を備えた飲料供給機において、該カバー部には、該操作用レバーの貫通方向に切欠部を備えたことを特徴としている。
【0006】
【発明の効果】
本発明に係る飲料供給機によれば、注出コックの操作用レバーを駆動させ、飲料を容器に注出し得る駆動装置を移動可能に本体に配設し、駆動装置を操作用レバーを貫通させる通孔を備えたケースで被い、通孔周囲には駆動装置を操作用レバーを操作する位置に設定した際に、操作用レバーとの隙間を塞ぐカバー部を備えた飲料供給機において、カバー部には、操作用レバーの貫通方向に切欠部を備えたことにより、駆動装置を非操作位置から、操作用レバーの操作が可能な操作位置に戻した際に、操作レバーとカバー部の接触による挟み込みがないため、挟み込みまれたカバー部による操作レバー移動の妨げを防止でき、注出不具合を無くすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る飲料供給機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。この実施例では、飲料供給機としてビールサーバーを例示して説明するが、これに限定されるものでなく、ジュースやその他の飲料等を注出する供給機でもよい。
【0008】
図1は、好適な実施例に係るビールサーバーの要部を示すものであって、該サーバー10の本体12における前面に、ビール注出コック(注出コック)14が配設され、該コック14には、サーバー本体12から水平に延出するビール供給管16が接続されている。
ビール注出コック14は、ビールや泡の流路を開閉する各種弁機構(図示せず)を内蔵したコック本体18と、該コック本体18から上方に延出して前後方向への傾倒操作によりビールと泡の注出を切換える操作用レバー20とから基本的に構成される。
またコック本体18は、斜め下方へ平行に延出するビール注出ノズル22および泡注出ノズル24を備え、図1では、コック本体18から斜め下方へ延出する右側のノズルがビール注出ノズル22であり、左側のノズルが泡注出ノズル24である。
【0009】
操作用レバー20は、実施例においては前方へ傾倒操作することで、弁機構を作動(開放)してビール注出ノズル22からビールを注出し、後方へ傾倒操作することで弁機構を作動(開放)して泡注出ノズル24から泡を注出するよう設定される。
また操作用レバー20は、コック本体18に内蔵された弁機構のバネによって、非操作時には常にビール注出位置と泡注出位置との間の中立位置(略垂直な姿勢の定位置)に位置決めされて、前記弁機構を閉成状態に保持し得るよう設定される。
そして、この操作用レバー20を、サーバー本体12の前面に配設された駆動装置26により自動操作し得るよう構成されている。
【0010】
前記サーバー本体12の前面には、図2に示す如く、ジョッキ(容器)28を載置する容器受台装置30が、前記ビール注出コック14の下方位置に配設され、該容器受台装置30に載置されたジョッキ28にビールおよび泡が注出されるようになっている。
容器受台装置30は、サーバー本体12に配設された囲い板29の前面側に傾動可能に枢支された載置部材31を備え、該載置部材31は、ビールおよび泡の注出に際しては囲い板29に内蔵された傾動機構(図示せず)により、その下端が前側上方に向けて所定角度で傾くまで傾動されるよう構成される。
なお載置部材31には、上下に離間して上部受台31aと下部受台31bとが配設され、各受台31a,31bにサイズの異なるジョッキを選択して載置し得るようになっている。
【0011】
前記操作用レバー20を自動操作する駆動装置26は、図1に示すように、サーバー本体12に対して上下方向に移動可能に配設されたケース32と、該ケース32に収容されて水平に進退移動可能なスライダ34と、該スライダ34を前記操作用レバー20の操作方向に進退移動させる駆動機構(駆動手段)36とから基本的に構成される。そして、該駆動装置26は、ケース単位で取扱い得るよう構成されている。
またサーバー本体12の前面に、上下方向に延在する一対の案内部42が幅方向に離間して配設され、各案内部42に、対応する摺動体40が夫々上下方向に摺動可能に配設される。各案内部42は上方に開放し、摺動体40の上方への抜き外しおよび挿入配設が可能に構成されている(図2(b)、(c)参照)。
【0012】
前記ケース32の底部後方には、一対の摺動体40の間にホルダ44が配設され、該ホルダ44に第1被位置決め手段および第2被位置決め手段を兼用するラッチ46が水平方向に進退移動可能に配設されると共に、該ラッチ46は、ホルダ44に内蔵した圧縮バネ48によってその先端部を常にはケース32の後方に延出するよう設定されている。
また、ラッチ46には、ホルダ44から下方に延出して作業者の手指により操作可能な摘み46aが設けられており、該摘み46aを介してラッチ46を圧縮バネ48の弾力に抗して先端部がケース後端より前側に臨む位置まで移動させ得るよう構成してある。
【0013】
前記サーバー本体12の前部における一対の案内部42の間には、前記ラッチ46の先端部が挿入係合可能な第1位置決め手段としての第1孔50および第2位置決め手段としての第2孔52が上下に離間して形成されている。(図2(b)、(c)および図3参照)
そして、ラッチ46の先端部を下方の第1孔50に挿入係合することで、前記駆動装置26(ケース32)を操作位置(図1参照)に位置決めすると共に、ラッチ46の先端部を上方の第2孔52に挿入係合することで、駆動装置26(ケース32)を非操作位置に位置決めするよう設定される。
またケース32の底板54には、前記中立位置に臨む操作用レバー20の挿通(後述するスライダ34における係合孔61の操作用レバー20に対する係合)および傾倒を許容する寸法で、傾倒方向が長い楕円形状の通孔54aが形成されている。
なお、通孔54aの外周囲には、駆動装置26を非操作位置に位置決めした状態で、前記操作用レバー20に接触しない長さで垂下するゴムや軟質の合成樹脂等を材質とする弾性体の筒状で、断面が楕円形状のカバー部55が設けられている。
【0014】
このカバー部55は、図4((a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図を現す)に示すように、カバー部本体上方の周囲に二条の突部1、1を備え、この突部の間に通孔54aの周囲を嵌め込み、カバー部本体下方に向かうにつれて壁部3を縮径するよう設定されており、駆動装置26を操作位置に位置決めした状態で、前記通孔54aに、容器に飲料を注出した際に、容器から飛び散った飲料を駆動装置26に入るのを防止するべく機能する。
また、カバー部55は、図4(c)に示すように、カバー部55の周囲は断面楕円形状のアール形状を備えており、緩やかなアール形状の両辺には中央部下端より、所定の長さに台形状の切欠部2を備えている。
【0015】
前記ケース32の前部には、図1に示すように、注出ボタンや注出量設定スイッチ等を備えた操作部としての操作盤56が配設されており、該操作盤56は、ケース32の内部に配設された図示しない制御基板に接続されている。
そして、この制御基板により、前記駆動装置26や容器受台装置30が作動制御されるようになっている。
【0016】
前記ケース32の底板54上面には、前記一対の内側板38の間に臨む位置に、幅方向に離間して一対のガイドレール60が対向的に配設されており、該ガイドレール60は、前後方向に所定長さで延在している。
両ガイドレール60に、平板状のスライダ34が前後方向に水平移動可能に配設される。このスライダ34には、前記操作用レバー20の挿通を許容する係合部としての係合孔61が形成され、駆動装置26を前記操作位置に位置決めしたときには、図1に示すように係合孔61に操作用レバー20が挿通されて、該スライダ34の前後動によって係合孔61が操作用レバー20に係合して該レバー20を前後方向に傾倒し得るようになっている。
また、駆動装置26を前記非操作位置に位置決めしたときには、図3に示すように係合孔61が操作用レバー20から上方に離脱し、該操作用レバー20を手動により前後方向に傾倒操作し得るよう構成される。
【0017】
駆動機構36は、モータとギヤ列およびラック&ピニオンから基本的に構成される。すなわち、前記左側の内側板38に回転軸62が回転可能に枢支され、該回転軸62における右側の内側板38を指向する一方の軸端に配設したピニオン64が、前記スライダ34の上面に配設されて前後方向に所定長さで延在するラック66に噛合している。左側の内側板38の外側にギヤボックス(図示せず)が配設され、ギヤボックス内に臨む前記回転軸62の他方の軸端に従動ギヤ70が配設される。
また左側の内側板38にモータ71が配設され、該モータ71のギャボックス内に臨む出力軸(図示せず)に駆動ギヤ72が配設され、該駆動ギヤ72と前記従動ギヤ70とが複数の中間ギヤ73を介して噛合するよう構成される。
従って、モータ71およびギヤ列72、73、73、70を介してピニオン64を正逆方向に回転することで、該ピニオン64に噛合するラック66が配設されているスライダ34は、一対のガイドレール60に沿って前後方向に水平移動され、前記操作用レバー20を中立位置から前方に傾倒する前動位置と、該操作用レバー20を中立位置から後方に傾倒する後動位置とに位置決めし得るよう構成される。
【0018】
なお、駆動機構36の作動前の状態では、前記スライダ34は、中立位置に臨む前記操作用レバー20が係合孔61に挿通可能な待機位置(作動前の初期状態)に位置決めされるようになっている。またスライダ34の前動位置および後動位置は、前記操作用レバー20と係合孔61との間に形成される隙間を考慮して、前記弁機構を全開状態としてビールおよび泡の効率的な注出を行ない得るよう設定してある。
【0019】
前記左側の内側板38には、スライダ34の上方に臨む位置に、前後方向に離間して前検出スイッチ74と後検出スイッチ76とが配設され、各スイッチ74,76が、スライダ34に配設された作動部材77により作動されることで、前記モータ71の運転制御が行なわれるよう設定される。
すなわち、スライダ34が待機位置から前動位置に移動することで作動部材77が前検出スイッチ74をON作動したときには、モータ71が停止して所定の注出時間の経過後に逆転され、またスライダ34が前動位置から後動位置に移動することで作動部材77が後検出スイッチ76をON作動したときには、モータ71が停止して所定の注出時間の経過後に逆転されるよう制御される。
なお、スライダ34が前動位置および後動位置に到来した際のモータ71の停止時間は、ビールおよび泡の注出量に応じて設定されるものであって、前記操作盤56によって予め設定される。また実施例のビールサーバー10の場合は、スライダ34が待機位置から前動位置に移動し、次に後動位置まで移動した後に待機位置に戻る動作が1サイクルとされて、前記ジョッキ28にビールおよび泡を注出するよう構成されている。
【0020】
【実施例の作用】
次に、実施例に係るビールサーバーの作用につき以下説明する。図1および図2(a)は、前記駆動装置26によりビール注出コック14の操作用レバー20を自動操作可能な状態で示すものである。
このとき、操作用レバー20は操作前の中立位置にあって、待機位置に位置決めされている前記スライダ34の係合孔61に挿通された状態となっている。
また、前記前後の検出スイッチ74,76は、何れも作動部材77からは離間してON作動されていない。
【0021】
前記載置部材31の上下何れかの受台31a,31bに、対応するサイズのジョッキ28を載置した後、前記ケース32の前部に配設した操作盤56の注出ボタンを押すと、前記制御基板(図示せず)により制御された前記容器受台装置30の傾動機構が作動することで、載置部材31が傾動する。
これにより、載置部材31に載置されているジョッキ28が傾斜姿勢となる。
次いで、制御基板の制御により前記モータ71が所定方向に回転し、ギヤ列72、73、73、70、ピニオン64およびラック66を介してスライダ34がガイドレール60に沿って前進移動する。スライダ34の前進移動に伴って、前記操作用レバー20に係合孔61の内周面が係合当接して、該レバー20は前方に傾倒される。スライダ34が、操作用レバー20をビール注出位置まで傾倒する前動位置に到来すると、前記作動部材77により前検出スイッチ74がON作動され、モータ71は停止制御されることでスライダ34は該前動位置に位置決めされる。
これにより前記ビール供給管16からのビールは、前記ビール注出ノズル22からジョッキ28へ注出される。このとき、ジョッキ28は傾斜姿勢となっているから、ビールがジョッキ28の内側面に勢いよく衝突することはなく、必要以上の泡が発生するのは防止される。
【0022】
予め設定されたビールの注出時間が経過すると、前記モータ71は逆転され、スライダ34は前動位置から後動位置に向けて後退移動する。スライダ34の後退移動に伴って、前記操作用レバー20に係合孔61の内周面が係合当接して、該レバー20は後方に傾倒される。スライダ34が操作用レバー20を泡注出位置まで傾倒する後動位置に到来すると、前記作動部材77により後検出スイッチ76がON作動され、モータ71は停止制御されることでスライダ34は後動位置に位置決めされる。
これにより前記ビール供給管16からのビールが、前記弁機構によって細かい泡となった状態で、前記泡注出ノズル24から前記ジョッキ28に貯留したビールに後注ぎされる。
【0023】
次に、予め設定された泡の注出時間が経過すると、前記モータ71は再び逆転され、スライダ34は後動位置から待機位置に向けて前進移動することで、操作用レバー20が中立位置に戻ると共にスライダ34は待機位置に停止位置決めされる。この場合に、操作用レバー20と駆動装置26との相対位置が、正規の位置に対してずれていても、前述したように係合孔61の内径は操作用レバー20の外径より大きく設定されているから、操作用レバー20が係合孔61の内周面に当接して中立位置に戻らなくなるのは防止される。
従って、前記弁機構が開放したまま保持されることはなく、各ノズル22、24からビールや泡が漏れることはない。また、前記ケース32における通孔54aの外周囲に設けられるカバー部55が、下方に向かうにつれて縮径する形状に形成されているから、前述したビールや泡の注出に際し、前記ジョッキ28から跳ね返ったビールや泡の飛沫がケース内部に入るのを防ぐことができ、駆動機構36の作動不良等を招くのを防止し得る。
なお、ジョッキ28に所定量のビールおよび泡が注出されると、前記傾動機構が逆転作動することで、前記載置部材31が元の姿勢に戻り、1回の注出動作が完了する。
【0024】
図3に示すように、前記ラッチ46の摘み46aを操作してラッチ46を前記第1孔50から離脱するよう後退移動させた状態で、駆動装置26の全体を一対の案内部42,42に沿って上方に移動する。
ラッチ46の先端部が前記第2孔52と対応する位置まで駆動装置26が移動すると、該ラッチ46は圧縮バネ48の弾力によってケース後端から突出して第2孔52に挿入係合し、駆動装置26は非操作位置に位置決めされる。
前記ラッチ46を第2孔52から離脱させた状態で、図2(c)に示すように、該駆動装置26をサーバー本体12から完全に取外すことができ、該本体12とは別場所で修理や点検等のメンテナンスを容易に行なうことができる。
なお、実施例のように駆動装置26をビール注出コック14の操作用レバー20から簡単に切離し得る構造では、ビール注出コック14を洗浄するためにサーバー本体12から取外す作業が容易になり、常に衛生的に保ち得る利点がある。
すなわち、スライダ34の係合孔61から操作用レバー20が離脱し、両者61,20の係合状態が解除されることで、操作用レバー20は弁機構により中立位置に戻され、ビールあるいは泡が無駄に注出されるのを防止し得る。
【0025】
なお、ケース32における通孔54aの外周囲には、カバー部55が設けられているから、駆動装置26を操作位置から非操作位置に移動する際に、誤って手指が通孔54aから内部に入るのを防止することができる。
また、ケース32における通孔54aの外周囲にカバー部55が設けられ、カバー部55は操作用レバーとの隙間を塞ぐものであり、ゴム等の柔軟性のある材質を使用している。
また、カバー部55には、操作用レバー20により近接している断面楕円形状で緩やかなアール形状の両辺の中央部下端より切欠部2を備え、この切欠部により、カバー部55の壁部3の長さを短くし、剛性を付けるとともに、操作用レバーの両側の壁部3から遠ざけるよう、カバー部55の周囲を断面楕円形状のアール形状としたことにより、操作用レバー20が取り付け状態により本体より位置ずれが発生する場合もあり、また、操作用レバー20とカバー部55の位置がある程度ずれたときでも、操作用レバー20にカバー部55の壁部3が巻き込まれないようにした。
【0026】
以上のカバー部55の構造により、駆動装置26の修理や点検等のメンテナンスを終了後に、駆動装置26を非操作位置から操作位置に戻しても、弁機構により中立位置に備わっている操作用レバー20により、カバー部55が巻き込まれ、通孔54aの内部に進入するのを防止することができるとともに、駆動装置26の操作用レバー20の駆動がカバー部55の抵抗を受けることなく、円滑な動きとなる。
このため、駆動装置26による注出コック14から液が出ない、液の出っ放し等の注出不具合を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビールサーバーに配設される駆動装置の縦断側面図
【図2】本発明の駆動装置のサーバー本体に対する位置決めおよび取外し状態図
【図3】本発明の駆動装置を操作用レバーから切離して手動操作可能な状態で示す縦断側面図
【図4】本発明のカバー部構造図
【符号の説明】
1…突部
2…切欠部
3…壁部
10…サーバー
12…サーバー本体(本体)
12a…上端(第1位置決め手段)
14…ビール注出コック(注出コック)
16…ビール供給管
18…コック本体
20…操作用レバー
22…ビール注出ノズル
24…泡注出ノズル
26…駆動装置
28…ジョッキ(容器)
29…囲い板
30…容器受台装置
31…載置部材
31a…上部受台
31b…下部受台
32…ケース
34…スライダ
36…駆動機構(駆動手段)
38…内側板
40…摺動体
42…案内部
44…ホルダ
46…ラッチ(第1被位置決め手段)
46a…摘み
48…圧縮バネ
50…第1孔(第1位置決め手段)
52…第2孔
54…底板
54a…通孔
55…カバー部
56…操作盤(操作部)
60…ガイドレール
61…係合孔(係合部)
62…回転軸
64…ピニオン
66…ラック
68…ギヤボックス
70…従動ギヤ
71…モータ
71a…出力軸
72…駆動ギヤ
73…中間ギヤ
74…検出スイッチ
76…後検出スイッチ
77…作動部材
Claims (1)
- 注出コックの操作用レバーを駆動させ、飲料を容器に注出し得る駆動装置を移動可能に本体に配設し、該駆動装置を該操作用レバーを貫通させる通孔を備えたケースで被い、該通孔周囲には該駆動装置を該操作用レバーを操作する位置に設定した際に、該操作用レバーとの隙間を塞ぐカバー部を備えた飲料供給機において、該カバー部には、該操作用レバーの貫通方向に切欠部を備えたことを特徴とする飲料供給機。
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