JP2017165471A - 注出機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤操作による飲料水の流出を防止することができる注出機構及びそれを備えるディスペンサを提供すること。【解決手段】飲料水を注出するためのディスペンサにおける注出機構1であって、本体部11から前方に突出するように取付けられ、前後方向に移動可能なジョイント基部41と、ジョイント基部41の前端に枢着されたジョイント首部42と、ジョイント首部42の前端に設けられた引掛け部43と、を備え、引掛け部43が上面視でリング状のリング部43aを有し、リング部43aがコック3に引掛けられた状態で、ジョイント基部41を前後に移動させた場合、コック3が傾倒し、弁機構23が開閉するようになっており、リング部43aがコック3に引掛けられた状態で、ジョイント基部41を移動させない場合、コック3が傾倒しないようになっている注出機構1。【選択図】図1

Description

本発明は、注出機構及びそれを備えるディスペンサに関し、更に詳しくは、誤操作により飲料水が注出されることを防止することができる注出機構及びそれを備えるディスペンサに関する。
ビール等の飲料水を高精度で所定量供給するための注出機構が知られている。
かかる注出機構は、一般に、冷却装置等と共に用いられ、樽等の容器に収容されている飲料水を冷却装置で冷却した後、注出するようになっている。
このような注出機構としては、例えば、ビール又はビール泡が流出するボディが設けられ、該ボディには、ビールを流出させるためのビール流出路と、ビール泡を流出させるためのビール泡流出路と、が別々に隣接して形成され、ビール泡が流出するビール泡流出路の先端部は嘴形状に形成されているビールコックが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ビールサーバー本体に取り付けられ、ビールサーバー本体に設けられたビールコックの操作レバー(コック)を自動的に操作することができる操作レバー自動化ユニットが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−88935号公報 特開2009−12783号公報
しかしながら、特許文献1記載のビールコック及び特許文献2記載の操作レバー自動化ユニットを含む従来の注出機構においては、例えば、清掃やメンテナンスの際に、誤ってコックに触れ、それにより飲料水が流出されてしまう場合がある。この場合、飲料水が無駄になるだけでなく、当該注出機構を備えるディスペンサを汚染させてしまうという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、誤操作による飲料水の流出を防止することができる注出機構及びそれを備えるディスペンサを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、リング部をコックに引掛けて、コックがリング部に拘束されて傾倒しない構成とすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)飲料水を注出するためのディスペンサにおける注出機構であって、本体部と、該本体部から前方に突出するように取り付けられた注出首部と、該注出首部の前端から斜め下方に延びる注出口と、注出首部及び注出口の内部に設けられた流通路を開閉するための弁機構と、注出首部から上方に延び弁機構を動かすコックと、本体部から前方に突出するように取付けられ、前後方向に移動可能なジョイント基部と、該ジョイント基部の前端に枢着されたジョイント首部と、該ジョイント首部の前端に設けられた引掛け部と、を備え、引掛け部が上面視でリング状のリング部を有し、該リング部がコックに引掛けられた状態で、ジョイント基部を前後に移動させた場合、コックが傾倒し、弁機構が開閉するようになっており、リング部がコックに引掛けられた状態で、ジョイント基部を移動させない場合、コックが傾倒しないようになっている注出機構に存する。
本発明は、(2)引掛け部が、リング部の上方に、側面視で該リング部と平行となるように突出する当接部を有し、リング部がコックに引掛けられる際に、当接部がコックの上端に当接されることにより、該リング部の位置決めがなされる上記(1)記載の注出機構に存する。
本発明は、(3)引掛け部が、リング部の前端から下方に延びたリブ部を有し、ジョイント首部を上方に回動させ、リング部をコックから取り外した状態で、リブ部が、傾倒させた状態のコックの上端に当接されるようになっている上記(1)又は(2)に記載の注出機構に存する。
本発明は、(4)コックをカバーするための箱状のカバー体を更に備え、該カバー体が本体部に枢着されている上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の注出機構に存する。
本発明は、(5)ジョイント首部が上方に突出する突起部を有し、該突起部がカバー体に当接されており、ジョイント首部が回動した状態ではカバー体が元の位置に戻らないようになっている上記(4)記載の注出機構に存する。
本発明は、(6)カバー体の前面には、操作パネルが取り付けられており、該操作パネルには、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報と、故障個所を連絡するサポート情報とが格納されている上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の注出機構に存する。
本発明は、(7)上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の注出機構と、貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却する冷却部と、を備えるディスペンサに存する。
本発明の注出機構においては、リング部をコックに引掛けて、コックがリング部に拘束されて傾倒しないようにすることにより、例えば、清掃やメンテナンスの際に、誤ってコックに触れ、飲料水が流出されてしまうことを防止することができる。これにより、飲料水が無駄になることを防止し、注出された飲料水による汚染も防止することができる。
本発明の注出機構においては、リング部がコックに引掛けられた状態で、ジョイント基部を前後に移動させることにより、コックを傾倒させることができる。これにより、弁機構が開閉するので、自動で飲料水を注出することが可能となる。なお、ジョイント基部を前後に移動させない場合は、リング部をコックから取り外さない限り、コックは傾倒しない。 ちなみに、ジョイント首部を回動させてリング部をコックから取り外すことにより、手動でコックを傾倒させ、飲料水を注出することも可能となる。
本発明の注出機構においては、引掛け部が、当接部を有する場合、リング部がコックに引掛けられると同時に、当接部がコックの上端に当接されるようにすることによって、コックに引掛ける際のリング部の位置を決定することができる。これにより、例えば、リング部のコックへの取り付けや取り外しをスムーズに行うことが可能となる。
本発明の注出機構においては、引掛け部が、リブ部を有し、当該リブ部が、傾倒させた状態のコックの上端に当接されるようになっている場合、コックを傾倒した状態では、リング部がコックに引掛けられず、且つ、ジョイント首部が回動した状態から元の位置に戻らないようになっている。これにより、使用者が、コックが傾倒されていることに気付くことができる。すなわち、使用者が、コックが傾倒されていることに気付かずに、ディスペンサを駆動させてしまうことを防止することができる。
本発明の注出機構においては、コックをカバーするための箱状のカバー体を更に備える場合、注出機構を保護することができると共に、不作為にリング部をコックから取り外してしまうことを防止することができる。 なお、カバー体が本体部に枢着されているので、清掃やメンテナンスを行う場合、又は、手動で操作する場合等は、カバー体を上方に回動させればよい。 このとき、ジョイント首部が上方に突出する突起部を有し、該突起部がカバー体に当接されるようにすることで、上述したように、ジョイント首部が回動した状態から元の位置に戻らない場合に、カバー体も同様に、元の位置に戻らないことになる。これにより、コックが傾倒されていることに確実に気付くことができる。
本発明の注出機構においては、カバー体の前面には、操作パネルが取り付けられており、該操作パネルには、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報と、故障個所を連絡するサポート情報とが格納されている場合、ヘルプ情報に基づいて、トラブルへの対応方法を知ることができ、また、トラブルの要因を簡単に見つけることができ、また、サポート情報に基づいて、故障個所を簡単にメンテナンスすることができる。
本発明のディスペンサは、上述した注出機構を備えるので、誤操作により飲料水が注出されることを防止することができる。
図1は、本実施形態に係る注出機構の内部構造を説明するための説明図である。 図2は、本実施形態に係る注出機構の引掛け部の構造を説明するための概略図であり、(a)は、その断面図であり、(b)は、その上面図である。 図3は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント首部の回動を説明するための説明図である。 図4は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント部のリブ部がコックに当接された状態を説明するための説明図である。 図5は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント部の動きを説明するための説明図である。 図6は、本発明に係るディスペンサの一実施形態を示す斜視図である。 図7は、図6に示すディスペンサの正面図である。 図8は、図6に示すディスペンサの側面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
まず、本発明に係る注出機構について説明する。
本発明に係る注出機構は、飲料水を高精度で所定量供給するための装置である。
当該注出機構は、いわゆるディスペンサに用いられる。なお、ディスペンサは、容器を傾斜させた状態で、注出機構から飲料水を当該容器の壁面に沿うようにして当該容器に注入するための装置である。
上記飲料水としては、特に限定されないが、例えば、ビール等の炭酸飲料が好適に用いられる。
図1は、本実施形態に係る注出機構の内部構造を説明するための説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る注出機構1は、本体部11と、該本体部11から前方に突出するように取り付けられた注出部2と、注出部2の上方に本体部11から前方に突出するように取付けられたジョイント部4と、注出部2のコック3をカバーするためのカバー体5とを備える。
本実施形態に係る注出機構1においては、注出部2のコック3を傾倒させることにより、注出部2の流通路を開き、飲料水が注出されるようになっている。
また、コック3は、ジョイント部4に引掛けられることにより拘束されており、ジョイント部4の動きに追従するようになっている。すなわち、ジョイント部4を動かさない場合は、コック3も動かないため、誤操作による飲料水の流出を防止することができる。
なお、これらの詳細については、後述する。
本体部11は、前壁11a及び後壁(図示しない)を有する中空の箱型となっている。
そして、本体部11の前壁には上下に穴が設けられており、下の取付穴を介して、注出部2が本体部11の前方に突出するように取付けられており、上の逃がし穴を介して、ジョイント部4が本体部11の前方に突出するように取付けられている。
また、本体部11の上端の前側の角部には、後述するように、コック3等を覆うカバー体5が枢着されている。
注出部2は、前壁11aの下の取付穴に挿通するように取り付けられた注出首部21と、当該注出首部21の前端から斜め下方に延びる注出口22と、注出首部21及び注出口22の内部に設けられた流通路を開閉するための弁機構23と、注出首部21から上方に延び該弁機構23を動かすコック3とを備える。
ここで、注出首部21は、前壁11aに固定されている。
また、注出首部21の後端には図示しないパイプが連結されており、該パイプを通じて飲料水が流通路に流入するようになっている。
注出部2においては、コック3の動きに、弁機構23が連動するようになっている。すなわち、コック3を傾倒させることにより、流通路を塞ぐ弁機構が開放され、飲料水が流通路内を流通し、流通路の先の注出口22から注出されることになる。
また、傾倒されたコック3を元の位置に戻すことにより、弁機構が流通路を塞ぎ、飲料水の注出が停止されることになる。
このように、注出機構1においては、コック3の傾倒に連動して一定量の飲料水が注出されるので、コック3を傾倒させ、流通路の開放時間を調整することで、飲料水を所定量供給することが可能となっている。
ちなみに、図1に示す注出部2においては、注出口22を前後に2箇所有しているが、例えば、飲料水がビールの場合、前方の注出口22からはビール泡が注出され、後方の注出口22からはビールが注出されるようになっている。なお、このメカニズムについては、公知のものと同じであるので説明は省略する。
ジョイント部4は、前壁11aの上の逃がし穴を挿通するように取り付けられたジョイント基部41と、該ジョイント基部41の前端に枢着されたジョイント首部42と、該ジョイント首部42の前端に設けられた引掛け部43とを備える。
かかるジョイント部4は、後述するように、コック3に引掛けることでコック3を拘束し、コック3を自動で傾倒させる働きと、コック3を不作為に傾倒させないようにする働きとを有する。
図2は、本実施形態に係る注出機構の引掛け部の構造を説明するための概略図であり、(a)は、その断面0図であり、(b)は、その上面図である。
図2の(a)及び(b)に示すように、ジョイント部4において、引掛け部43は、上面視でリング状のリング部43aと、リング部43aの上方に側面視で該リング部43aから立ち上り且つ平行となるように突出する当接部43bと、リング部43aの先端から下方に延びたリブ部43cとを有する。
そして、リング部43aがコック3に引掛けられた状態となっている。
注出機構1においては、引掛け部43のリング部43aをコック3に上方から引掛けることにより、コック3がリング部43aによって拘束されることになる。これにより、コック3が前方へ傾倒しないことになるため、例えば、清掃やメンテナンスの際に、誤ってコック3に触れ、飲料水が流出されてしまうことを防止することができる。
リング部43aにおいては、中央に穴が形成されており、当該穴の形状が、コック3に引掛け易くするという観点から、楕円形状となっている。
ここで、楕円形状の穴の短径は、少なくとも、コック3の径よりも大きくなっている。
また、楕円形状の穴の長径は、リング部43aをコック3に引掛けた状態で、コック3が前方に一定角度以上傾倒しない大きさとなっている。なお、コック3が一定角度以上前方に傾倒した場合は、流通路が開くことになる。
当接部43bは、リング部43aの上方に一定の距離をおいて設けられている。
そして、リング部43aをコック3に引掛けると同時に、当接部43bがコック3の上端に当接されるようになっている(図1参照)。これにより、コック3に引掛けた際のリング部43aの位置が決定されることになる。その結果、リング部43aの穴の最適な位置にコック3が配置されるようにすることができるので、リング部43aがコック3に引っ掛かることなく、リング部43aのコック3への引掛け(コック3は拘束状態)や取り外し(コック3は非拘束状態)をスムーズに行うことが可能となる。
リブ部43cは、側面視で、リング部43aの前端から下方に突出するように延びた構造となっている。すなわち、リング部43aとリブ部43cとは連続しており、側面視で、L字状となっている。
なお、かかるリブ部43cの作用については後述する。
図1に戻り、ジョイント部4において、ジョイント首部42は、前端に引掛け部43が固定され、後端がジョイント基部41の前端に枢着されている。
また、ジョイント首部42は、上方に突出する突起部42aを有する。
そして、当該突起部42aは、カバー体5の側フレーム51に当接されている。
図3は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント首部の回動を説明するための説明図である。
図3に示すように、ジョイント首部42は、ジョイント基部41の先端を中心に上方に回動可能となっている。
すなわち、ジョイント部4においては、ジョイント基部41が静止した状態で、ジョイント首部42のみを上方に回動させることにより、リング部43aをコック3から取り外してコック3を非拘束状態とすることができ、逆に、ジョイント首部42のみを下方に回動させることにより、リング部43aをコック3に引掛けてコック3を拘束状態とすることができるようになっている。
なお、ジョイント首部42は、通常の飲料水を注出する際は、ジョイント基部41の軸線上に引掛け部43が位置するように配置されている。すなわち、ジョイント基部41、ジョイント首部42及び引掛け部43は直線状に配列される。
ここで、ジョイント首部42の上方への回動は、手動で簡単に行うことができる。このため、注出機構1においては、ジョイント首部42を回動させ、リング部43aをコック3から取り外して、コック3を非拘束状態とした後、手でコック3を傾倒させることにより、手動で飲料水を注出することが可能である。
図4は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント部のリブ部がコックに当接された状態を説明するための説明図である。
注出機構1においては、上述したように、引掛け部43がリブ部43cを有するので(図2参照)、ジョイント首部42が回動されリング部43aをコック3から取り外した状態から元の位置に戻す際に、図4に示すように、リブ部43cの下端が、傾倒させた状態のコック3の上端に当接されるようになっている。
注出機構1においては、ジョイント首部42の回動の際に、リブ部43cの下端を傾倒されたコック3の上端に当接されるようにすることにより、コックを傾倒した状態ではリング部43aをコック3に引掛けることができないようになっている。
このように、ジョイント首部42が回動した状態から元の位置に戻らないようになっているので、例えば、清掃やメンテナンスの後、使用者が、コック3が傾倒されていることに簡単に気付くことができる。その結果、コックが傾倒されていることに気付かずに、流通路を開いたまま放置してしまうことを防止することができる。
また、このとき、ジョイント首部42の突起部42aがカバー体5の側フレーム51に当接するようになっているので、ジョイント首部42が上方に回動させた位置から元の位置に戻っていない場合、当該突起部42aにより、カバー体5も元の位置に戻らないようになっている。すなわち、コック3が傾倒された状態にある場合、リブ部43cがコック3に当接されることにより、ジョイント首部42が下方に回動しなくなり、カバー体5が突起部42aに当接されることにより、下方に回動しなくなる。
これにより、コック3が傾倒されていることに確実に気付くことができる。
ジョイント部4において、ジョイント基部41は、本体部11の前壁11aの逃がし穴を通過して、前後方向に移動可能となっている。
当該ジョイント基部41は、棒状であり、その後端がラックピニオン機構に連続している。このため、ジョイント基部41は、ピニオンを動かすモータMの駆動に基づいて、直動移動するようになっている。
ここで、モータMを有するラックピニオン機構は、本体部11に内蔵されている。このため、飲料水の注出の際には、邪魔にならないようになっている。
図5は、本実施形態に係る注出機構においてジョイント部の動きを説明するための説明図である。
図5に示すように、注出機構1においては、リング部43aがコック3に引掛けられた状態で、ジョイント基部41を前後に直動移動させることにより、ジョイント基部41、ジョイント首部42及び引掛け部43が一体となって前後移動するようになっている。
このとき、コック3には引掛け部43が引掛けられているので、ジョイント基部41に連動して、前後方向に傾倒するようになっている。
したがって、注出機構1においては、モータMを駆動させることにより、ラックピニオン機構、ジョイント部4を介して、コック3が傾倒され、自動で飲料水を注出することが可能となっている。
図1に戻り、注出機構1において、カバー体5は、箱状となっており、コック3をカバーするように配置されている。
注出機構1においては、カバー体5を備えることにより、外部からの衝撃や汚染に対して、ジョイント部4や注出部3を保護することができる。
また、カバー体5がコック3の周囲をカバーしているので、不作為にリング部43aをコック3から取り外してして非拘束状態としてしまうことを防止することができる。
さらに、上述したように、カバー体5は、本体部11に枢着されているので、清掃やメンテナンスを行う場合、又は、手動で操作する場合等は、カバー体5を上方に回動させればよい。なお、カバー体5は、ジョイント首部42とは独立して回動させることができる(図4参照)。
カバー体5において、その前面には、操作パネル7が取り付けられている。
操作パネル7は、いわゆるタッチパネルとなっており、操作パネル7に対して、直接触れることで、操作が可能となっている。
具体的には、操作パネル7において、注出動作の切欠となるスイッチや飲料水切れを知られる画面表示・エラー表示等がタッチパネルとなっており、これに触れることで操作が可能となっている。
操作パネル7は、駆動情報が格納された制御部と、有線による通信が可能となるように接続されている。なお、具体的には、制御部は、各情報が格納されたハードディスク等の外部記憶装置、各情報を記憶するメモリ(ROM,RAM)、該情報を実行する中央処理装置(CPU)等を備える汎用のものである。
注出機構1において、制御部に駆動情報が格納されているので、操作パネル7を用いて駆動指令を出すことにより、簡単に、モータMを駆動させることができる。
また、操作パネル7には、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報が格納されている。このため、例えば、飲料水が出なくなった、泡が多くなった、注出量が変わった等の飲料水の注出時のトラブルへの対応方法が操作パネル7に表示されるようになっている。
これにより、使用者自らが、ヘルプ情報の説明に基づいて、これらのトラブルに簡単に対処することができる。
さらに、操作パネル7には、故障個所を連絡するためのサポート情報が格納されている。このため、例えば、メンテナンスの際に、故障個所の発見に役立つ情報が操作パネル7に表示される。また、注出機構1の動作確認を行うこともできる。
これにより、サポート情報に基づいて、簡単にメンテナンスすることができる。
次に、本発明に係るディスペンサについて説明する。
図6は、本発明に係るディスペンサの一実施形態を示す斜視図であり、図7は、図6に示すディスペンサの正面図であり、図8は、図6に示すディスペンサの側面図である。
図6〜図8に示すように、本実施形態に係るディスペンサ100は、2カ所の注出機構1と、図示しない貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却するための冷却部10と、を備える。
なお、2カ所の注出機構1は、上述した1つの制御部により制御されている。
ディスペンサ100において、注出機構1の本体部11は、冷却部10の前面に取り付けられる。なお、冷却部10は、ハウジング内部に冷却槽と、冷却槽の一部分を凍らせる冷凍装置とを備えるものであり、一般的な構造であるため詳細な説明は省略する。
また、各注出機構1の注出口22の下方には、容器を載置するための容器置台6がそれぞれ取り付けられている。
ディスペンサ100においては、図示しない貯蔵タンクから流通される飲料水が、冷却部10の冷却槽で冷却され、注出部2の流通路を経由した後、図示しないコック3の傾倒操作に基づいて容器置台6に載置された容器に注出口22から注入される。
ディスペンサ100においては、上述した注出機構1を備えるので、誤操作により飲料水が注出されることを防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る注出機構1においては、注出部2が注出口22を前後に2箇所有しているが、1箇所のみであってもよく、3箇所以上であってもよい。
本実施形態に係る注出機構1において、ジョイント首部42と引掛け部43とは別体となっているが、一体であってもよい。
本実施形態に係る注出機構1において、引掛け部43は、リング部43aと、当接部43bと、リブ部43cとを有しているが、当接部及びリブ部は必ずしも必須ではない。
本実施形態に係る注出機構1においては、リング部43aの穴の形状が、楕円形状となっているが、これに限定されず、多角形状、キャップ形状、フック形状等であってもよい。
本実施形態に係る注出機構1において、ジョイント首部42は、上方に突出する突起部42aを有しているが、突起部は必ずしも必須ではない。
本実施形態に係る注出機構1においては、ジョイント部4をラックピニオン機構により直動移動させているが、ラックピニオン機構の代わりに、エアーシリンダーやボールねじを用いることも可能である。
本実施形態に係る注出機構1においては、カバー体5に操作パネル7が取り付けられているが、操作パネルは必ずしも必須ではない。
本実施形態に係るディスペンサ100においては、2基の注出機構1が並設されているが、1基であってもよく、3基以上の注出機構が並設されていてもよい。
本発明の注出機構1及びそれを備えるディスペンサ100は、容器を傾斜させた状態で、当該容器の壁面に沿って飲料水を当該容器に注入するための装置として利用できる。特に、飲料水がビール等の炭酸飲料である場合に好適である。
本発明の注出機構1及びそれを備えるディスペンサ100によれば、誤操作による飲料水の流出を防止することができる。
1・・・注出機構
10・・・冷却部
11・・・本体部
11a・・・前壁
100・・・ディスペンサ
2・・・注出部
21・・・注出首部
22・・・注出口
23・・・弁機構
3・・・コック
4・・・ジョイント部
41・・・ジョイント基部
42・・・ジョイント首部
42a・・・突起部
43・・・引掛け部
43a・・・リング部
43b・・・当接部
43c・・・リブ部
5・・・カバー体
51・・・側フレーム
6・・・容器置台
7・・・操作パネル
M・・・モータ

Claims (7)

  1. 飲料水を注出するためのディスペンサにおける注出機構であって、
    本体部と、
    該本体部から前方に突出するように取り付けられた注出首部と、
    該注出首部の前端から斜め下方に延びる注出口と、
    前記注出首部及び前記注出口の内部に設けられた流通路を開閉するための弁機構と、
    前記注出首部から上方に延び前記弁機構を動かすコックと、
    前記本体部から前方に突出するように取付けられ、前後方向に移動可能なジョイント基部と、
    該ジョイント基部の前端に枢着されたジョイント首部と、
    該ジョイント首部の前端に設けられた引掛け部と、
    を備え、
    前記引掛け部が上面視でリング状のリング部を有し、
    該リング部が前記コックに引掛けられた状態で、前記ジョイント基部を前後に移動させた場合、前記コックが傾倒し、前記弁機構が開閉するようになっており、
    前記リング部が前記コックに引掛けられた状態で、前記ジョイント基部を移動させない場合、前記コックが傾倒しないようになっている注出機構。
  2. 前記引掛け部が、前記リング部の上方に、側面視で該リング部と平行となるように突出する当接部を有し、
    前記リング部が前記コックに引掛けられる際に、前記当接部が前記コックの上端に当接されることにより、該リング部の位置決めがなされる請求項1記載の注出機構。
  3. 前記引掛け部が、前記リング部の前端から下方に延びたリブ部を有し、
    前記ジョイント首部を上方に回動させ、前記リング部を前記コックから取り外した状態で、前記リブ部が、傾倒させた状態のコックの上端に当接されるようになっている請求項1又は2に記載の注出機構。
  4. 前記コックをカバーするための箱状のカバー体を更に備え、
    該カバー体が前記本体部に枢着されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出機構。
  5. 前記ジョイント首部が上方に突出する突起部を有し、
    該突起部が前記カバー体に当接されており、
    前記ジョイント首部が回動した状態では前記カバー体が元の位置に戻らないようになっている請求項4記載の注出機構。
  6. 前記カバー体の前面には、操作パネルが取り付けられており、
    該操作パネルには、トラブルへの対応方法を説明するヘルプ情報と、故障個所を連絡するサポート情報とが格納されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の注出機構。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の注出機構と、
    貯蔵タンクから流通される飲料水を冷却する冷却部と、
    を備えるディスペンサ。
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