JP4497375B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents
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Description
この発明は、飲料ディスペンサに関し、更に詳細には、自動操作の飲料注出を手動操作し得る飲料ディスペンサに関するものである。
発泡飲料をレバー操作で注出する装置、例えばビールサーバーでは、サーバー本体に配設された注出コックは操作用レバーを備え、操作装置により該レバーを一方向へ倒してビールをジョッキに所定量注出した後、該レバーを反対方向へ倒してビールの細かい泡を前記ジョッキ中のビールに後注ぎする機能を備えたものがある。このような構成のビールサーバーは、サーバー本体に対し傾動可能な容器受台を注出コックの下方に備えると共に、該受台を傾動する傾動装置がサーバー本体に配設され、ジョッキが載置された容器受台を傾動装置により傾動することで、ビールの注出に際して該ジョッキを傾斜姿勢として多量の泡が発生するのを防止する構成が採用されている。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る飲料ディスペンサは、本体前面に備えた注出コックの上方に、該本体に配設された筐体の内部に駆動機構を内蔵した操作装置が配設され、該駆動機構により該注出コックの操作用レバーを操作し飲料を注出する飲料ディスペンサにおいて、該駆動機構を該操作用レバーから離間する退避位置に位置決め可能に構成されていることを特徴としている。
次に、本発明に係る飲料ディスペンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。この実施例では、飲料ディスペンサとしてビールサーバーを例示して説明するが、これに限定されるものでなく、ジュースやその他の飲料等を注出するディスペンサでもよいことは勿論である。
図1は、好適な実施例に係るビールサーバーの概略構成を示すものであって、該ビールサーバー10は、そのサーバー本体(ディスペンサ本体)12の前面に、ビール(飲料)や泡を注出する合成樹脂製の注出コック14が配設され、該コック14は、サーバー本体12から水平に延出する金属性(導電性材料製)の取付部材16を介してビール供給管18に連通接続されている。注出コック14は、ビールや泡の流路を開閉する各種弁機構(図示せず)を内蔵したコック本体20と、該コック本体20から上方に延出して前後方向への傾倒操作によりビールと泡の注出を切換える操作用レバー22とから基本的に構成される。またコック本体20は、斜め下方へ平行に延出するビール注出ノズル24および泡注出ノズル26を備え、図1では、コック本体20から斜め下方へ延出する後側(本体側)のノズルがビール注出ノズル24であり、前側のノズルが泡注出ノズル26である。
前記サーバー本体12の内部には、前記ビール供給管18を介して供給されるビールを冷却するための蓄氷式の冷却装置28が配設され、該冷却装置28は、本体内部に配設したコントローラ(図示せず)により運転制御されるよう構成される。なおビール供給管18は、前記取付部材16に本体内部で連通接続されており、該ビール供給管18を流通する間に冷却されたビールは、取付部材16を通過した後にコック本体20に至り、前記ビール注出ノズル24から下方に注出されるようになっている。また取付部材16は、ビール注出ノズル24から注出されるビールが後述するジョッキ(容器)38から溢れる等の液漏れを検知する検知手段30に電気回路的に接続されると共にアースされて、負電極として機能するよう構成される。すなわち実施例では、取付部材16が、前記注出コック14から注出される前のビールが接触する検知体として機能するようになっている。
前記サーバー本体12の前面には、前記注出コック14の上方に臨む位置に、該本体12に対して上下方向に移動可能に配設された筐体32の内部に駆動機構34を内蔵した操作装置36が配設され、該操作装置36の駆動機構34により前記操作用レバー22を前後に傾倒操作することで、後述する容器受台装置44に載置されたジョッキ38にビールおよび泡を注出するよう構成されている。なお操作装置36は、駆動機構34を操作用レバー22から離間する上方の退避位置に移動位置決め可能に構成され、該操作用レバー22を手動操作可能になっている。
前記筐体32の前面には、前記ジョッキ38のサイズ(大、中、小等)に応じた
量のビールを注出するための注出ボタンや注出量設定スイッチ等を備えた操作盤40が配設されている。また操作盤40は、筐体32の内部に配設された制御装置42(図3参照)に接続されており、該操作盤40を操作することにより、前記操作装置36や容器受台装置44が、該制御装置42により作動制御されるようになっている。なお、前記検知手段30も制御装置42に接続され、該検知手段30が液漏れを検知したときには、制御装置42は操作装置36を作動制御してビールの注出を停止するよう設定されている。
前記サーバー本体12の前面には、ジョッキ38を載置する容器受台装置44が、前記注出コック14の下方位置に配設されている。この容器受台装置44は、サーバー本体12に配設されたカバー体46の前面側に傾動可能に枢支された金属製(導電性材料製)の容器受け手段としての載置部材48を備え、該載置部材48は、ビールおよび泡の注出に際してはカバー体46に内蔵された傾動機構50により、その下端が前側上方に向けて所定角度で傾くまで傾動されるよう構成される(図2参照)。なお載置部材48は、上下に離間して上部受台48aと下部受台48bとを備え、各受台48a,48bにサイズの異なるジョッキ38を選択して載置し得るようになっている。また上部受台48aおよび下部受台48bは、何れも導電性材料である金属を材質として形成され、載置部材本体には導通可能状態で取付けられると共に、上部受台48aは跳ね上げ可能に構成されている。なお、前記載置部材48は、カバー体46に対して載置部材48の軸54が絶縁材料製(例えば合成樹脂製)のブッシュ56を介して傾動可能に枢支されて、絶縁状態となっている。また載置部材48は、傾動機構50に設けられた絶縁材料製(例えば合成樹脂製)のローラ58が当接して傾動されるよう構成されており、当該載置部材48は、傾動機構50に対しても絶縁状態となっている。
前記載置部材48は、前記検知手段30に電気回路的に接続されると共に図示しない電源に接続され、該載置部材48は正電極として機能するよう構成される。すなわち、前記注出コック14から注出されるビールがジョッキ38から溢れて載置部材48(本体や受台48a,48b)に接触した際には、該載置部材48と前記取付部材16との間がビールを介して導通状態となり、このときに生ずる両電極(取付部材16と載置部材48)間の電気抵抗値の変化により、前記検知手段30が液漏れを検知するよう設定される。ちなみに、通常の電気抵抗値は∞Ωであるのに対し、ビールを介して導通した場合の電気抵抗値は約50Ωに変化する。またジョッキ38としては、非導電性材料であるガラスや樹脂等を材質とするものが用いられる。
前記サーバー本体12の前面には、図1に示す如く、容器受台装置44の下方位置に、前記載置部材48から滴下するビールや泡等を受容するドレンパン52が配設され、該ドレンパン52に集められたビールや泡等は、図示しないドレンパイプを介して機外に排出されるようになっている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るビールサーバーの作用につき以下説明する。前記載置部材48の上下何れかの受台48a,48bに、対応するサイズのジョッキ38を載置した後、前記操作盤40の注出ボタンを操作すると、前記制御装置42により制御された前記容器受台装置44の傾動機構50が作動することで、載置部材48が傾動する。これにより、載置部材48に載置されているジョッキ38が傾斜姿勢となる。次いで、制御装置42で制御された前記操作装置36の駆動機構34が作動され、前記操作用レバー22が前後動されて、前記注出コック14からビールと泡とがジョッキ38に注出される。このとき、ジョッキ38は傾斜姿勢となっているから、ビールがジョッキの内側面に勢いよく衝突することはなく、必要以上の泡が発生するのは防止される。前記ジョッキ38に所定量のビールおよび泡が注出されると、前記傾動機構50が逆転作動することで、前記載置部材48が元の姿勢に戻り、1回の注出動作が完了する。
ここで、例えば前記載置部材48に小さなサイズのジョッキ38を載置した状態で、大きなジョッキ38に対応する注出ボタンを誤って操作すると、図2に示す如く、該ジョッキ38からビールが溢れ、載置部材48を濡らす(接触する)こととなる。すなわち、前記注出コック14から注出される前のビールが接触している前記取付部材16と載置部材48とはビールを介して導通状態となり、検知手段30における両電極間の電気抵抗値が変化するので、該検知手段30は液漏れを検知する。そしてこの場合は、前記制御装置42は前記操作装置36を作動制御して操作用レバー22を注出停止位置に戻し、ビールの注出を自動的に中断し、ビールサーバ10の据付け面や床面等の周囲がビールで濡れて汚れるのを抑制し得ると共に、無駄となるビールを最小限に抑えることができる。なお、検知手段30が液漏れを検知したときには、前記容器受台装置44も制御装置42により作動制御されて、前記載置部材48は元の姿勢に戻される。
また、実施例のように液漏れを検知する検知手段30を備えたビールサーバ10では、前記載置部材48にジョッキ38を載置していない状態で、操作ボタンを誤って操作しても、ビールが載置部材48(受台48a,48b等)に接触したときに液漏れを検知して、直ちにビールの注出を停止し得るから、多量のビールが無駄となるのを未然に防止し得る。
実施例では、ジョッキが載置される載置部材を傾動可能に構成した場合で説明したが、ビールの注出に際してジョッキを傾斜姿勢としない構成であってもよい。また実施例では取付部材を検知体として機能させるよう構成したが、注出コックから注出される前のビールが接触する部材であればよい。例えば、注出コックを金属製(導電性材料製)とすれば、該注出コック自体を検知体として機能させることが可能である。更に、実施例では検知手段が液漏れを検知したときにはビールの注出を停止するようにしたが、適宜の警報手段により操作者に液漏れを報知する構成を採用し得る。なお、検知手段により液漏れを検知するための電気抵抗値は、注出される飲料の種類(導電率)によって異なるので、その値は適宜に設定変更することで対応し得る。
14 注出コック,22 操作用レバー,34 駆動機構,36 操作装置, 38 ジョッキ(容器),42 制御装置,48 載置部材(容器受け手段)
Claims (1)
- 本体前面に配設されるとともに上方に延出して前後方向への傾倒操作により飲料の注出を切換える操作用レバーを備える注出コックと、内部に駆動機構を内蔵する操作装置が配設され前記注出コックの上方に臨む位置に前記本体に対して上下方向に移動可能に配設される筐体と、前記操作装置の駆動機構により操作用レバーを前後に傾倒操作することで飲料を注出するよう構成された飲料ディスペンサにおいて、前記駆動機構を操作用レバーから離間する上方の退避位置まで前記駆動機構を内蔵した筐体を移動可能に配設することを特徴とする飲料ディスペンサ。
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