JP2002096527A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JP2002096527A JP2002096527A JP2000285940A JP2000285940A JP2002096527A JP 2002096527 A JP2002096527 A JP 2002096527A JP 2000285940 A JP2000285940 A JP 2000285940A JP 2000285940 A JP2000285940 A JP 2000285940A JP 2002096527 A JP2002096527 A JP 2002096527A
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- sheet
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Abstract
のリボン輪列と、フレーム側に設けられたラックとの連
結を常に良好に確保できること。 【解決手段】 プラテン20の軸方向に沿って走行可能
で、且つプラテンに接離する方向に移動可能に設けら
れ、更にリボンカートリッジ40Aを装着可能なキャリ
ッジ19と、このキャリッジの走行方向に延在し、リア
フレーム15及び左サイドフレーム16に設けられたラ
ック75と、このラックに連結され、キャリッジに設置
されたリボン駆動軸を駆動するリボン輪列とを有し、キ
ャリッジの走行に伴い、ラック及びリボン輪列を介して
リボン巻取軸を駆動させ、リボンカートリッジのリボン
を巻き取る記録装置において、上記ラックは、キャリッ
ジがプラテンに接離する方向に移動可能に構成されたも
のである。
Description
されたリボンカートリッジのリボンを巻き取る構造を備
えた記録装置に関する。
されたリボンカートリッジのリボンを巻き取る構造を備
えたものがある。
行可能で、且つプラテンに接離する方向に移動可能に設
けられ、更にリボンカートリッジを装着可能なキャリッ
ジと、このキャリッジの走行方向に沿ってフレームに形
成された固定式のラックと、このラックに連結(噛合)
され、キャリッジに設置されたリボン駆動軸を駆動する
リボン輪列とを有し、キャリッジの走行に伴い、ラック
及びリボン輪列を介してリボン駆動軸を駆動させ、リボ
ンカートリッジのリボンを巻き取る構成となっている。
向に移動することによって、キャリッジに搭載された記
録ヘッドとプラテンとの間のプラテンギャップは、記録
ヘッドとプラテンとの間に搬送されるシートのシート厚
に応じて適切に設定される。
に接離する方向の移動範囲が小さな間は、固定式のラッ
クと噛み合うリボン輪列のギアのモジュールを大きく設
定しておくことによって、ラックと上記ギアとの噛み合
いを良好に確保でき、これらラックとギア間で良好に力
が伝達される。
して、このシート厚に応じてプラテンギャップを調整す
る自動シート厚調整機構(自動紙厚調整機構)を具備し
た記録装置にあっては、キャリッジのプラテンに接離す
る方向の移動範囲が大きくなった場合に、リボン輪列の
上記ギアのモジュールを大きく設定しても、このギアと
固定式のラックとの噛み合いが不充分となって、これら
のラックとギア間で力の伝達を良好に実施できなくなる
恐れがある。
されたものであり、リボンカートリッジのリボン巻き取
りのためのリボン輪列と、フレーム側に設けられたラッ
クとの連結を常に良好に確保できる記録装置を提供する
ことにある。
は、プラテンの軸方向に沿って走行可能で、且つ上記プ
ラテンに接離する方向に移動可能に設けられ、更にリボ
ンカートリッジを装着可能なキャリッジと、このキャリ
ッジの走行方向に延在し、フレームに設けられたラック
と、このラックに連結され、上記キャリッジに設置され
たリボン巻取軸を駆動するリボン輪列とを有し、上記キ
ャリッジの走行に伴い、上記ラック及び上記リボン輪列
を介して上記リボン巻取軸を駆動させ、上記リボンカー
トリッジのリボンを巻き取る記録装置において、上記ラ
ックは、上記キャリッジが上記プラテンに接離する方向
に移動可能に構成されたことを特徴とするものである。
の発明において、上記ラックは、ラック歯が形成された
ラック本体と、このラック本体に一体成形された補強部
とを備えて、樹脂材料から構成され、上記ラック本体と
上記補強部との間に、キャリッジの走行方向に延在する
とともに、キャリッジの一部を挿通可能な長尺開口が形
成されたことを特徴とするものである。
の発明において、上記ラックは、ラック本体の一端部に
おける補強部に対応した位置にて、フレームに弾性支持
されたことを特徴とするものである。
る。
ジがプラテンに接離する方向に移動可能に構成されたこ
とから、プラテンギャップ調整のためにキャリッジがプ
ラテンに接離する方向に大きく移動した場合にも、小さ
く移動した場合にも、上記ラックは、リボン輪列に連結
した状態でキャリッジの移動に追随する。このため、リ
ボン輪列とラックとの連結を常に良好に確保できる。
る。
体と、このラック本体に一体成形された補強部とを備え
て、樹脂材料から構成されたことから、ラック成形時
に、溶融状態の樹脂が補強部を流れて、ラック歯により
流動抵抗が大きなラック本体へ容易に流入するので、溶
融状態の樹脂に過大な圧力を作用する必要がない。この
結果、ラック成形後の収縮量が少なく、成形後のラック
の反りを抑制できる。
る。
強部に対応した位置にてフレームに弾性支持されたこと
から、ラックに作用する引張力を補強部が支持するの
で、この引張力によるラックの反りを防止できる。
面に基づき説明する。
形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視
図である。図3は、図1のプリンタにおけるプリンタ本
体を示す斜視図である。
ンタ10は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に
図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録す
ることにより、文字を含む画像を印刷するドットインパ
クトプリンタである。
のプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側
に配置されたプッシュトラクタユニット12(図2)
と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装
体としてのアッパケース13A及びロアケース13B
と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシー
トの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ
本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の
上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11
の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ
44(図1)と、を有して構成される。
記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとが
ある。カットシートとしては、例えば単票紙、複写紙又
はカットフィルム等があり、連続シートとしては連続紙
がある。
示すように、本体フレームとしてのベースフレーム1
4、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び右サ
イドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド1
8及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプ
ラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第
2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロ
ーラ24と、を有して構成される。
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイ
ド軸26が架け渡されて回動自在に枢支される。更に、
左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間にプラ
テン20が架け渡されて回転自在に配設されるととも
に、シート案内25が固定して配設される。
は、図3及び図6に示すように、プラテン20に対し、
第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ
本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置
されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ロー
ラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロン
ト側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送
ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に
配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構
成する。
送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送
ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラであ
る。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23
は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置さ
れ、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシー
ト案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬
送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート
案内25の上方に突出した状態となっている。
4搬送ローラ24は、図3に示す駆動輪列部34により
正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34
は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一
方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定され
たモータピニオン36を備える。このモータピニオン3
6からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50
を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50
から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21
へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び
54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
ーラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向
に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ矢印A(図6)方向へ搬送
可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ
矢印B(図6)方向へ搬送可能とする。従って、カット
シート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走
査方向に直交する副走査方向に搬送される。
ユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラ
テン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するもの
であり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのト
ラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方
向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)
と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動
自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにト
ラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を
備えて構成される。
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベ
ルト31も前述の駆動輪列部34(図3)により駆動さ
れる。
36からの駆動力は、図4に示すように、第4搬送ロー
ラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間
ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット1
2のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア
(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユ
ニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
ラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬
送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シ
ート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリ
ンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図6)方向に搬
送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印
A方向に搬送可能とする。
プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13
Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43
は、単票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本
体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する際
に、このカットシートを案内する。このシート供給ガイ
ド43により案内されたカットシートは、プラテン2
0、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート
搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送され
る。
ダ44は、プリンタ本体11の後方側に設置されて、単
票紙又は複写紙等のカットシートを、プリンタ本体11
の後方から前方へ1枚ずつ自動供給するものである。
は、図示しないが、供給ローラの回転動作によって、複
数枚のカットシートを積層状態で保持するホッパから、
最上位のカットシートをピックアップして供給し、この
際、最上位のカットシートと共に重送されるカットシー
トを、分離機構にて分離するものである。供給ローラの
一又は複数回転により、1枚のカットシートがプリンタ
本体11へ供給される。
ラも、前述の駆動輪列部34(図3)により駆動され
る。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36からの
駆動力は、図4に示すように、第4搬送ローラ24のロ
ーラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56及
び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ駆
動ギア(不図示)へ伝達され、これにより、カットシー
トフィーダ44の供給ローラが駆動される。
ダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタ
ユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わ
せ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧
を変更可能とする機構がレリース機構58である。この
レリース機構58は、プリンタ10に供給されるシート
の種類(カットシート、連続シート)に応じてプリンタ
10のシート使用モードを切り換えるものであり、レリ
ース軸59、レリースレバー60及びレリース駆動モー
タ61を有して構成される。
形成され、このピニオン62がレリースレバー60のベ
ース部60Aにおけるラック63に噛み合わされてい
る。また、レリースレバー60のベース部60Aには図
示しないラックが形成され、このラックがレリース駆動
モータ61のモータピニオン(不図示)に噛み合わされ
て、レリース駆動モータ61の駆動によりレリースレバ
ー60が、プリンタ10の前後方向に移動可能とされ
る。
軸59の回動によって、リア側シート搬送ローラ37の
第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24方向へ移動さ
せ、または第4搬送ローラ24から離反させるカム(不
図示)が形成されている。また、レリースレバー60の
ベース部60Aには、レリースレバー60の移動によっ
て中間ギア57を、プッシュトラクタユニット12のト
ラクタ駆動ギアとカットシートフィーダ44の供給ロー
ラ駆動ギア(カットシートフィーダ44がプリンタ本体
11に装着されている場合に限る。)とに択一に噛み合
わせ可能とするカム64が形成されている。
ト位置に設定され、プリンタ10が連続シート使用モー
ドに切り換えられることにより、カム64の作用で、中
間ギア57がプッシュトラクタユニット12のトラクタ
駆動ギアに噛み合い、プッシュトラクタユニット12が
動作状態となると共に、レリース軸59が回動して、こ
のレリース軸59のカムの作用で、リア側シート搬送ロ
ーラ37の第3搬送ローラ23を第4搬送ローラ24か
ら離反する方向に移動させ、第3搬送ローラ23と第4
搬送ローラ24との接触圧を減少させる。
ットシート位置に設置され、プリンタ10がカットシー
ト使用モードに切り換えられることにより、カム64の
作用で、プリンタ本体11にカットシートフィーダ44
が装着されている場合に限り、中間ギア57がカットシ
ートフィーダ44の供給ローラ駆動ギアに噛み合い、カ
ットシートフィーダ44が動作状態となると共に、レリ
ース軸59が回動して、このレリース軸59のカムの作
用で、リア側シート搬送ローラ37の第3搬送ローラ2
3を第4搬送ローラ24へ押圧し、第3搬送ローラ23
と第4搬送ローラ24との接触圧を増大させる。
キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通されると共
に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に記録ヘ
ッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26がプラテ
ン20と平行に配置されることから、キャリッジ19
は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26の軸
方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けら
れる。
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図6)に結合される。従って、キャリッ
ジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転に
より、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド
軸26に案内されて、主走査方向における図3の左向き
又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ駆動モー
タ38は、シート搬送モータ35、レリース駆動モータ
61及び後述のシート厚検出用モータ66とともに例え
ばステッピングモータにて構成される。
ように、リボンカートリッジ装着部40が設けられ、こ
のリボンカートリッジ装着部40に、インクリボンを収
納したリボンカートリッジ40Aが装着される。更にキ
ャリッジ19には、リボンカートリッジ40Aのインク
リボンを、プラテン20に接して搬送されるシート(カ
ットシートまたは連続シート)から保護するリボンマス
クホルダ41が設置されている。リボンカートリッジ4
0A内のインクリボンは、リボンカートリッジ装着部4
0に設置されたリボン巻取軸42により巻き取られて、
記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移動可能に設けら
れる。
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッ
ド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連
続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像
を記録する。
ッジ19が図3の主走査方向左向き又は右向きに走行さ
れる間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の
記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、シー
トがカットシートの場合には、シート搬送機構部(プラ
テン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、
第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、また
シートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部
及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシート
を所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り
返されることにより実施される。
示すように、供給されたシートのシート厚を検出し、こ
のシート厚に応じてキャリッジガイド軸26を回動させ
て記録ヘッド18とプラテン20との間のプラテンギャ
ップを調整する自動シート厚調整機構65(即ち自動紙
厚調整機構)が装備されている。
厚検出用モータ66、ロータリーエンコーダ67、出力
ギア68、減速ギア69、70及び71を有して構成さ
れ、この減速ギア71が、キャリッジガイド軸26の両
端部の偏心軸部72の一方に固定されている。偏心軸部
72がキャリッジガイド軸26に対し偏心する偏心量L
は、例えば1mm程度である。
6の出力軸に固定され、図6にも示すように、この出力
ギア68に減速ギア69が噛み合う。減速ギア70は、
減速ギア69と回転一体に形成されて減速ギア71に噛
み合う。これにより、シート厚検出用モータ66の駆動
力が出力ギア68、減速ギア69、70及び71を経て
偏心軸部72へ伝達され、キャリッジガイド軸26が回
動される。すると、このキャリッジガイド軸26が偏心
軸部72との偏心量Lに対応する量(例えばL=1mm
の場合には、2mm)だけ鉛直方向に上下動し、キャリ
ッジ19を介して記録ヘッド18がプラテン20に対し
接離する。
出用モータ66の出力軸に回転一体に設けられたスリッ
ト板73と、このスリット板73に対向して配置され
た、例えば発光ダイオード及びフォトダイオード等から
なる投受光器74と、を有してなる。投受光器74の発
光ダイオードから出射されてスリット板73のスリット
を通過した光が、投受光器74のフォトダイオードに受
光されてパルス波に変換され、このパルス波をカウント
することにより、シート厚検出用モータ66の回転角が
検出される。
構65によるシート厚の検出とプラテンギャップの調整
は、次のようにしてなされる。
しない状態でシート厚検出用モータ66を回転して、記
録ヘッド18がプラテン20に接近する方向にキャリッ
ジガイド軸26を回動させる。記録ヘッド18がプラテ
ン20に接近するとシート厚検出用モータ66に負荷が
作用し、このシート厚検出用モータ66のロータとステ
ータとの安定位置がずれて、ロータリーエンコーダ67
の投受光器74(フォトダイオード)から出力されるパ
ルス波形の周期が長くなる。即ち、このパルス波形の周
期Tiが理論値Troよりも長くなるため、(Ti−T
ro)>0となる。この(Ti−Tro)を累積させて
スレッシュホールド値Tthに到達した時点で、シート
厚検出用モータ66の回転を停止し、その時までにシー
ト厚検出用モータ66(ステップモータ)を駆動したパ
ルス数をカウントして、基準位置(例えばプラテンギャ
ップが最大となるプラテンギャップベース位置)からプ
ラテン20(プラテン面)までの距離を測定する。
準位置に位置付け、更に、プラテン20の直上にシート
を位置付ける。この状態で、シート厚検出用モータ66
を回転して、記録ヘッド18がプラテン20上のシート
に接触する方向にキャリッジガイド軸26を回動させ
る。記録ヘッド18がプラテン20上のシートに接触す
るとシート厚検出用モータ66に負荷が作用するので、
前述と同様にして、ロータリーエンコーダ67の投受光
器74(フォトダイオード)から出力されるパルス波形
の周期(Ti)とその理論値(Tro)との差(Ti−
Tro)を累積して、この(Ti−Tro)の累積値が
スレッシュホールド値Tthに到達した時点でシート厚
検出用モータ66の回転を停止する。そして、その時ま
でにシート厚検出用モータ66(ステップモータ)を駆
動したパルス数をカウントすることにより、基準位置か
らプラテン20上のシート(シート面)までの距離を測
定する。
ト面とプラテン面との差を演算してシート厚とする。そ
して、シート厚検出用モータ66を駆動しキャリッジガ
イド軸26を回動させて、記録ヘッド18とプラテン2
0との間のプラテンギャップを上述のようにして算出し
たシート厚に応じて調整する。
のリボンカートリッジ装着部40に設置されたリボン巻
取軸42は、リアフレーム15等に配設されたラック7
5と、キャリッジ19に配置されたリボン輪列76(図
10)とにより駆動される。
すキャリッジ19の走行方向に沿ってリアフレーム15
及びサイドフレーム16に取り付けられる。
ック75のラック歯77に噛み合うリボン輪列駆動ギア
78と、リボン巻取軸42に回転一体に設けられたリボ
ン巻取ギア79とを含む、互いに噛み合う多数のギア列
である。
るに伴い、図10に示すリボン輪列76のリボン輪列駆
動ギア78がラック75のラック歯77から動力を得て
回転し、このリボン輪列76におけるリボン巻取ギア7
9を含む多数のギアが駆動されて、リボン巻取軸42が
回転駆動される。このリボン巻取軸42の回転駆動によ
り、キャリッジ19のリボンカートリッジ装着部40に
装着されたリボンカートリッジ40Aのリボンが巻き取
られる。
うに、ラック本体80と補強部81とが樹脂材料にて一
体成形されたものであり、これらラック本体80と補強
部81との間に長尺開口82が形成されている。
77が形成される。また、このラック本体80の一端部
87に、スプリング83(図7)を係止可能な係止部8
4が設けられ、他端部88にスリット85が形成され
る。上記係止部84は、ラック本体80の一端部87に
おいて、補強部81に対応した位置に位置付けられる。
また、上記スリット85は、ラック歯77側に開口を有
し、図3に示すように、左サイドフレーム16の上端部
を、キャリッジ19がプラテン20に接離する方向(図
3の上下方向)に摺動自在に挿入する。
85に左サイドフレーム16の上端部が挿入されるとと
もに、図7に示すように、リアフレーム15に係止され
たスプリング83がラック本体80の係止部84に係止
されて、このスプリング83の引張力がラック75の長
手方向(キャリッジ19の走行方向)に作用した状態
で、リアフレーム15及び左サイドフレーム16に弾性
支持される。
キャリッジ19の走行方向に延在するとともに、ラック
75の取付状態で、リアフレーム15に当接するキャリ
ッジ19のスライダ86を挿通可能とする。このスライ
ダ86は、キャリッジ19の上端部に着脱自在に設けら
れ、リアフレーム15に当接して、キャリッジ19がキ
ャリッジガイド軸26を中心に回動することを防止す
る。
ック本体80が樹脂にて構成されて撓み変形可能とさ
れ、しかも、スプリング83にて弾性支持され、更に、
ラック本体80のスリット85に左サイドフレーム16
の上端部が、キャリッジ19がプラテン20に接離する
方向に摺動自在に挿入されたことから、キャリッジ19
がプラテン20に接離する方向(図3の上下方向)に移
動可能に構成される。
果〜を奏する。
リボン輪列駆動ギア78に噛み合うラック歯77を有す
るラック75が、キャリッジ19がプラテン20に接離
する方向に移動可能に構成されたことから、プラテンギ
ャップ調整のためにキャリッジ19がプラテン20に接
離する方向に大きく移動した場合にも、小さく移動した
場合にも、ラック75は、そのラック歯77がリボン輪
列76のリボン輪列駆動ギア78に噛み合った状態でキ
ャリッジ19の移動に追随する。特に、前述の如く、自
動シート厚調整機構65によって記録ヘッド18は、プ
ラテン20から最も離れた基準位置までキャリッジ19
を介して上昇されるが、この場合にも、ラック75は、
リボン輪列76のリボン輪列駆動ギア78に噛み合った
状態でキャリッジ19の上昇に追随する。このため、リ
ボン輪列76とラック75との連結(噛み合い)を常に
良好に確保できる。
ク歯77が形成されたラック本体80と、このラック本
体80に一体成形された補強部81とを備えて、樹脂材
料から構成されたことから、ラック75の成形時に、溶
融状態の樹脂が補強部81を流れて、ラック歯77によ
り流動抵抗が大きなラック本体80へ容易に流入するの
で、溶融状態の樹脂に過大な圧力を作用する必要がな
い。この結果、成形後のラック75の残留応力が小さく
なるのでラック75の収縮量が少なく、成形後のラック
75が、図8の二点鎖線の如く上方に凸の湾曲形状に反
ることを抑制できる。
87において、補強部81に対応した位置の係止部84
にて、スプリング83を介しリアフレーム15に弾性支
持されたことから、ラック75に作用するスプリング8
3からの引張力を補強部81が支持するので、この引張
力によるラック75の上述の方向の反りを防止できる。
ク本体80のスリット85に左サイドフレーム16が挿
入され、ラック本体80の係止部84がスプリング83
を介してリアフレーム15に弾性支持されて、リアフレ
ーム15及び左サイドフレーム16に取り付けられるこ
とから、キャリッジ19のスライダ86を取り外すこと
によって、ラック75をリアフレーム15及び左サイド
フレーム16に容易に着脱することができる。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
83が、ラック75のラック本体80の一端部87にお
いて、補強部81に対応して位置付けられた係止部84
に係止されるものを述べたが、このスプリング83は、
ラック本体80の一端部87において、例えば、ラック
75の短手方向における中央位置に係止されてもよい。
このようにすれば、スプリング83の係止位置の自由度
を高めることができる。
よれば、プラテンの軸方向に沿って走行可能で、且つ上
記プラテンに接離する方向に移動可能に設けられ、更に
リボンカートリッジを装着可能なキャリッジと、このキ
ャリッジの走行方向に延在し、フレームに設けられたラ
ックと、このラックに連結され、上記キャリッジに設置
されたリボン巻取軸を駆動するリボン輪列とを有し、上
記キャリッジの走行に伴い、上記ラック及び上記リボン
輪列を介して上記リボン巻取軸を駆動させ、上記リボン
カートリッジのリボンを巻き取る記録装置において、上
記ラックは、上記キャリッジが上記プラテンに接離する
方向に移動可能に構成されたことから、リボンカートリ
ッジのリボン巻き取りのためのリボン輪列と、フレーム
側に設けられたラックとの連結を常に良好に確保でき
る。
れたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
り外した状態の斜視図である。
視図である。
斜視図である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 プラテンの軸方向に沿って走行可能で、
且つ上記プラテンに接離する方向に移動可能に設けら
れ、更にリボンカートリッジを装着可能なキャリッジ
と、 このキャリッジの走行方向に延在し、フレームに設けら
れたラックと、 このラックに連結され、上記キャリッジに設置されたリ
ボン巻取軸を駆動するリボン輪列とを有し、 上記キャリッジの走行に伴い、上記ラック及び上記リボ
ン輪列を介して上記リボン巻取軸を駆動させ、上記リボ
ンカートリッジのリボンを巻き取る記録装置において、 上記ラックは、上記キャリッジが上記プラテンに接離す
る方向に移動可能に構成されたことを特徴とする記録装
置。 - 【請求項2】 上記ラックは、ラック歯が形成されたラ
ック本体と、このラック本体に一体成形された補強部と
を備えて、樹脂材料から構成され、上記ラック本体と上
記補強部との間に、キャリッジの走行方向に延在すると
ともに、キャリッジの一部を挿通可能な長尺開口が形成
されたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 上記ラックは、ラック本体の一端部にお
ける補強部に対応した位置にて、フレームに弾性支持さ
れたことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
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Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP3755391B2 JP3755391B2 (ja) | 2006-03-15 |
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JP (1) | JP3755391B2 (ja) |
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-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000285940A patent/JP3755391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP2703175A1 (en) * | 2012-08-31 | 2014-03-05 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
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