JP2002096119A - 小部品の製造方法 - Google Patents
小部品の製造方法Info
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- JP2002096119A JP2002096119A JP2000280175A JP2000280175A JP2002096119A JP 2002096119 A JP2002096119 A JP 2002096119A JP 2000280175 A JP2000280175 A JP 2000280175A JP 2000280175 A JP2000280175 A JP 2000280175A JP 2002096119 A JP2002096119 A JP 2002096119A
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Abstract
突起形成をした場合の強度等の点でも優れた小部品の製
造方法を提供すること。 【解決手段】雄型11と開口の口元がその雄型11の押
圧面11aより小さい雌型12との間に金属板素材1を
配置して、雄型11を金属板素材1に押し付けることに
より、雄型11がくい込むことによる凹部2が金属板素
材1の表面側に形成されると同時に、金属板素材1の裏
面側から雌型12内に突起3が突出する工程を有する。
Description
れる小部品の製造方法に関する。
工により成形する場合には、例えば図10及び図11に
工程順に示されるように、雄型101と、開口12aの
口元が雄型101の押圧面101aとほぼ同じ大きさの
(或いは、僅かに大きな)雌型102との間に金属板素
材91を挟んで、雄型101を金属板素材91に押し付
けることにより、雄型101がくい込むことによる凹部
92が金属板素材91の表面側に形成されると同時に、
金属板素材91の裏面側から雄型101内に突起93が
突出する。
の場合はその部分をそのままにすればよく、小部品の輪
郭形成等を目的とする場合には、さらに雄型101を雌
型102に達する位置まで押し進めて、図12に示され
るように、凹部92を貫通させる。
開口102aが雄型101の押圧面101aとほぼ同じ
大きさの雌型102で金属板素材91が受けられている
と、打ち抜き片94は金属板素材91から剪断されたよ
うな状態で打ち出される。
きつられたことによる変形が生じると同時に、前後両端
の稜線部には大きなダレAやカエリBが発生する。した
がって、打ち抜き片94は形状の精度が低いものになる
と共に、大きなカエリを除去する作業が面倒で仕上げ工
程に時間がかかってしまう。また突起93の形成を行っ
た場合には、金属板素材91との結合強度が弱いものに
なってしまう。
げが簡単であり、また突起形成をした場合の強度等の点
でも優れた小部品の製造方法を提供することを目的とす
る。
め、本発明の小部品の製造方法は、雄型と開口の口元が
その雄型の押圧面より小さい雌型との間に金属板素材を
配置して、雄型を金属板素材に押し付けることにより、
雄型がくい込むことによる凹部が金属板素材の表面側に
形成されると同時に、金属板素材の裏面側から雌型内に
突起が突出する工程を有するものである。
おいて広がった形状に形成されていると、金属板素材か
ら雌型内への突起の突出が抵抗なく行われる。また、上
記の工程に続き、上記の雄型に代えて上記の雄型の押圧
面より小さくて上記の雌型の開口口元より大きな押圧面
を有する第2の雄型を用いて、上記の工程と同様の加工
を行えば、金属板素材の板厚が厚くても本発明のプレス
成形を行うことができる。
中まで形成して、その後に、雄型より押圧面の小さな打
ち抜き用雄型によって、突起を含めて凹部の底部分を打
ち抜けば、金属板素材の板厚より小さな直径の穴をプレ
ス成形することが可能となる。
まで達する状態に形成して、その後に、雄型より押圧面
の小さな打ち抜き用雄型によって、突起を含めて凹部の
底部分を打ち抜くことにより、形状精度がよくてダレ及
びカエリが共に小さな打ち抜き片を成形することができ
る。
具に用いられる小部品の製造に適用するのに適してい
る。
説明する。図1は、例えば板厚が3mm程度のステンレ
ス鋼板等のような金属板素材1から、小部品をプレス加
工によって成形する際の最初のセッティング状態を示し
ており、雄型11と、開口12aの口元が雄型11の押
圧面11aより小さな雌型12との間に、金属板素材1
が配置される。
を金属板素材1に押し付けることにより、雄型11がく
い込むことによる凹部2が金属板素材1の表面側に形成
されると同時に、金属板素材1の裏面側から雌型12の
開口12a内に突起3が突出する。突起3の断面積は開
口12aの口元の面積と同じになる。
口12aを口元近傍より奥側において広がった形状に形
成しておくことにより、突起3が抵抗なく開口12aの
奥に延び出すことができる。
の口元が雄型11の押圧面11aより小さいことから、
図2に破線で示されるような連続した金属組織の流れが
金属板素材1と突起3との間に形成され、突起3が金属
板素材1に対して強固に結合した状態になる。
態を図示する図3に示されるように、突起3の部分は、
体積が凹部2の容積より小さく圧縮されて高密度に形成
されるので、優れた強度のダボ等としてこのまま用いる
ことができる。
部品の輪郭形成を目的とする場合には、さらに、図4に
示されるように、雄型101を金属板素材1の裏面近傍
に達する位置(例えば、底厚eが、e=0.5〜1.0
mm程度、或いは金属板素材1の板厚の1/2〜1/5
程度)まで押し進めてから、雄型11を退避させる。
1aが雌型12の開口12aの口元に嵌まる大きさの打
ち抜き用雄型21によって、凹部2の底部分を突起3を
含めて打ち抜く。4は、その打ち抜き片である。
た状態を図示する図6に示されるように、打ち抜き片4
に発生するダレA及びカエリBは共に前述の底厚eより
小さなものにしかならないので、バレル等で簡単に仕上
げ加工すれば済む。
は、図7に示されるように、凹部2を形成する工程の途
中で、雄型11の押圧面11aより小さくて雌型12の
開口12aの口元より大きな押圧面31aを有する第2
の雄型31を雄型11に代えて用いればプレス加工を続
けることができ、さらに小さな第3、第4の雄型に代え
てもよい。
の穴をプレス成形することは一般に極めて困難とされて
いるが、本発明を適用して、図8に示されるように、例
えば3mmの板厚の金属板素材1に直径1.8mmの穴
6aと直径1.7mmの穴6bを各々1.5mm程度の
深さに直列に成形することにより、金属板素材1の板厚
より小さな直径の穴を簡単にプレス成形することができ
る。
のではなく、例えば図9に示されるように、雄型41の
押圧面41aが曲面等であっても差し支えない。また、
本発明は内視鏡や内視鏡用処置具に用いられる部品の製
造に限らず、一般的な金属製小部品の製造に広く適用す
ることができる。
型と開口の口元がその雄型の押圧面より小さい雌型との
間に金属板素材を配置して、雄型を金属板素材に押し付
けることにより、雄型がくい込むことによる凹部が金属
板素材の表面側に形成されると同時に、金属板素材の裏
面側から雌型内に突起が突出する工程を設けたことによ
り、形状精度がよくてダレ及びカエリが共に小さな打ち
抜き片を成形することができて、プレス成形後の仕上げ
加工が非常に簡単になる。また強度的に優れた突起をプ
レス成形することができ、さらに金属板素材の板厚より
小さな直径の穴をプレス成形することができる。
程のセッティング状態を示す略示図である。
程を示す略示図である。
(ダボ)が形成された状態の略示図である。
抜き工程の前の状態の略示図である。
抜き工程の略示図である。
抜き片が形成された状態の略示図である。
板厚が厚い場合の打ち抜き工程の前の状態の略示図であ
る。
より小さな直径の穴が形成された状態の略示図である。
曲面の雄型が用いられている状態の略示図である。
最初の工程のセッティング状態を示す略示図である。
最初の工程を示す略示図である。
れた状態の略示図である。
Claims (6)
- 【請求項1】雄型と開口の口元が上記雄型の押圧面より
小さい雌型との間に金属板素材を配置して、上記雄型を
上記金属板素材に押し付けることにより、上記雄型がく
い込むことによる凹部が上記金属板素材の表面側に形成
されると同時に、上記金属板素材の裏面側から上記雌型
内に突起が突出する工程を有することを特徴とする小部
品の製造方法。 - 【請求項2】上記雌型の開口が、口元近傍より奥側にお
いて広がった形状に形成されている請求項1記載の小部
品の製造方法。 - 【請求項3】上記の工程に続き、上記雄型に代えて上記
雄型の押圧面より小さくて上記雌型の開口口元より大き
な押圧面を有する第2の雄型を用いて、上記工程と同様
の加工が行われる請求項1又は2記載の小部品の製造方
法。 - 【請求項4】上記凹部が上記金属板素材の板厚の途中ま
で形成され、その後に、上記雄型より押圧面の小さな打
ち抜き用雄型によって、上記凹部の底部分が上記突起を
含めて打ち抜かれる請求項1、2又は3記載の小部品の
製造方法。 - 【請求項5】上記凹部が上記金属板素材の裏面近傍まで
達する状態に形成され、その後に、上記雄型より押圧面
の小さな打ち抜き用雄型によって、上記凹部の底部分が
上記突起を含めて打ち抜かれる請求項1、2又は3記載
の小部品の製造方法。 - 【請求項6】上記小部品が、内視鏡又は内視鏡用処置具
に用いられる部品である請求項1、2、3、4又は5記
載の小部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280175A JP2002096119A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 小部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000280175A JP2002096119A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 小部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=18765064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000280175A Withdrawn JP2002096119A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 小部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096119A (ja) |
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- 2000-09-14 JP JP2000280175A patent/JP2002096119A/ja not_active Withdrawn
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