JP2002094576A - シリアル通信制御装置 - Google Patents
シリアル通信制御装置Info
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- JP2002094576A JP2002094576A JP2000279772A JP2000279772A JP2002094576A JP 2002094576 A JP2002094576 A JP 2002094576A JP 2000279772 A JP2000279772 A JP 2000279772A JP 2000279772 A JP2000279772 A JP 2000279772A JP 2002094576 A JP2002094576 A JP 2002094576A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】DMA転送を使って同時送受信動作を行う場合
に、送信側DMAおよび受信側DMAで同時にメモリに
アクセスしてしまうことがあるので、それを回避するた
めに送信用および受信用に2個のメモリが必要になるこ
とを解決するシリアル通信制御装置を提供する。 【解決手段】送信DMAコントローラ4から受信DMA
コントローラ7にメモリライト禁止信号44を出力す
る。また、受信DMAコントローラ7から送信DMAコ
ントローラ4にメモリリード禁止信号74を出力する。
これら禁止信号44、74が入力されているときは、メ
モリへのアクセスを待つ1個の共通メモリ(デュアルポ
ートメモリ)2を使用してパラレルデータのバスファイ
トを回避し、シリアルデータの同時送受信動作を可能に
する。
に、送信側DMAおよび受信側DMAで同時にメモリに
アクセスしてしまうことがあるので、それを回避するた
めに送信用および受信用に2個のメモリが必要になるこ
とを解決するシリアル通信制御装置を提供する。 【解決手段】送信DMAコントローラ4から受信DMA
コントローラ7にメモリライト禁止信号44を出力す
る。また、受信DMAコントローラ7から送信DMAコ
ントローラ4にメモリリード禁止信号74を出力する。
これら禁止信号44、74が入力されているときは、メ
モリへのアクセスを待つ1個の共通メモリ(デュアルポ
ートメモリ)2を使用してパラレルデータのバスファイ
トを回避し、シリアルデータの同時送受信動作を可能に
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアル通信制御装
置、特にメモリ(記憶装置)を有し、RS−232C等
のシリアル伝走路を介してデータを送受信するシリアル
通信制御装置に関する。
置、特にメモリ(記憶装置)を有し、RS−232C等
のシリアル伝走路を介してデータを送受信するシリアル
通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なデータ送信制御は、CPU(中
央処理装置)が送信データを1ビットずつクロックに同
期させて出力し、データ受信制御は、CPUが受信デー
タを1ビットずつ取り込んでいる。しかし、CPUが通
信制御を行う場合に、通信データが増加すると、CPU
は通信制御処理に時間をとられ、通信以外の処理が待た
されてしまうこととなる。
央処理装置)が送信データを1ビットずつクロックに同
期させて出力し、データ受信制御は、CPUが受信デー
タを1ビットずつ取り込んでいる。しかし、CPUが通
信制御を行う場合に、通信データが増加すると、CPU
は通信制御処理に時間をとられ、通信以外の処理が待た
されてしまうこととなる。
【0003】上述の問題を解決する一般的な通信制御装
置が、例えば特開平10−313345号公報の「通信
制御装置」等に開示されている。また、関連技術が、特
開平10−312355号公報の「制御ユニットおよび
通信システム」および特開平10−340248号公報
の「ダイレクトメモリアクセス装置」等に開示されてい
る。上述した従来の通信制御装置では、ハードウエアに
よる通信制御技術が開示されている。即ち、送信時に
は、DMA(直接メモリアクセス)転送を用いて送信デ
ータをメモリから読み出し、パラレル/シリアル(P/
S)変換を行い、シリアルデータを外部へ出力する。ま
た、受信時には、外部から受信したシリアルデータのシ
リアル/パラレル(S/P)変換を行い、DMA転送で
メモリに格納する。斯かるDMA転送を使用することに
より、CPUの処理は、メモリへのデータ書き込み/読
み出しのみとなり、通信にかかっていた処理時間を短縮
することが可能になる。
置が、例えば特開平10−313345号公報の「通信
制御装置」等に開示されている。また、関連技術が、特
開平10−312355号公報の「制御ユニットおよび
通信システム」および特開平10−340248号公報
の「ダイレクトメモリアクセス装置」等に開示されてい
る。上述した従来の通信制御装置では、ハードウエアに
よる通信制御技術が開示されている。即ち、送信時に
は、DMA(直接メモリアクセス)転送を用いて送信デ
ータをメモリから読み出し、パラレル/シリアル(P/
S)変換を行い、シリアルデータを外部へ出力する。ま
た、受信時には、外部から受信したシリアルデータのシ
リアル/パラレル(S/P)変換を行い、DMA転送で
メモリに格納する。斯かるDMA転送を使用することに
より、CPUの処理は、メモリへのデータ書き込み/読
み出しのみとなり、通信にかかっていた処理時間を短縮
することが可能になる。
【0004】この先行技術文献に開示された通信制御装
置110は、図9に示す如く、CPU120、メモリ1
40、DMAコントローラ130、カウンタ150、シ
リアルコントローラ160およびRS−232Cコネク
タ112を使用している。RS−232Cコネクタ11
2には、ケーブル114が接続されている。CPU12
0、DMAコントローラ130、メモリ140およびシ
リアルコントローラ160は、データバスDBにより相
互接続されている。また、CPU120、DMAコント
ローラ130およびメモリ140は、メモリバスMBに
より相互接続されている。CPU120は、DMAコン
トローラ130、メモリ140、カウンタ150および
シリアルコントローラ160と、それぞれDMA制御信
号線130a、メモリ制御信号線140a、カウンタ制
御信号線150aにより相互接続されている。DMAコ
ントローラ130、カウンタ150は、カウントアップ
信号線130bにより接続されている。また、シリアル
コントローラ160およびRS−232Cコネクタ11
2間は、CS信号線162、RS信号線164、RD信
号線166およびRD信号線168により接されてい
る。更に、CS信号線162およびRS信号線164
は、それぞれDMAコントローラ130と、カウンタ1
50およびCPU120とに接続されている。
置110は、図9に示す如く、CPU120、メモリ1
40、DMAコントローラ130、カウンタ150、シ
リアルコントローラ160およびRS−232Cコネク
タ112を使用している。RS−232Cコネクタ11
2には、ケーブル114が接続されている。CPU12
0、DMAコントローラ130、メモリ140およびシ
リアルコントローラ160は、データバスDBにより相
互接続されている。また、CPU120、DMAコント
ローラ130およびメモリ140は、メモリバスMBに
より相互接続されている。CPU120は、DMAコン
トローラ130、メモリ140、カウンタ150および
シリアルコントローラ160と、それぞれDMA制御信
号線130a、メモリ制御信号線140a、カウンタ制
御信号線150aにより相互接続されている。DMAコ
ントローラ130、カウンタ150は、カウントアップ
信号線130bにより接続されている。また、シリアル
コントローラ160およびRS−232Cコネクタ11
2間は、CS信号線162、RS信号線164、RD信
号線166およびRD信号線168により接されてい
る。更に、CS信号線162およびRS信号線164
は、それぞれDMAコントローラ130と、カウンタ1
50およびCPU120とに接続されている。
【0005】送信時には、CPU120がメモリ140
に書き込んでおいた送信データをシリアルコントローラ
160にDMA転送する。そして、シリアルコントロー
ラ160がP/S変換を行い、データを送信する。ま
た、受信時には、シリアルコントローラ160が受信デ
ータをS/P変換し、受信データをメモリ140にDM
A転送する。
に書き込んでおいた送信データをシリアルコントローラ
160にDMA転送する。そして、シリアルコントロー
ラ160がP/S変換を行い、データを送信する。ま
た、受信時には、シリアルコントローラ160が受信デ
ータをS/P変換し、受信データをメモリ140にDM
A転送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の通信制御装置では、DMAコントローラ130、カウ
ンタ150およびシリアルコントローラ160が各1個
ずつしかない。このため、送信中に受信要求が相手側か
ら送信された場合には、送信が終了するまで受信側を待
たせなければならない。送受信を同時に行えるようにす
るためには、全ての構成要素(又はブロック)を各1対
用意して、送信と受信を別々に処理しなければならな
い。その結果、全ての構成要素が2倍必要になってしま
い回路が大規模になるという問題がある。
の通信制御装置では、DMAコントローラ130、カウ
ンタ150およびシリアルコントローラ160が各1個
ずつしかない。このため、送信中に受信要求が相手側か
ら送信された場合には、送信が終了するまで受信側を待
たせなければならない。送受信を同時に行えるようにす
るためには、全ての構成要素(又はブロック)を各1対
用意して、送信と受信を別々に処理しなければならな
い。その結果、全ての構成要素が2倍必要になってしま
い回路が大規模になるという問題がある。
【0007】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、1個のメモリ
を共有して、送受信を同時に動作可能にする比較的簡単
な構成のシリアル通信制御装置を提供することである。
を共有して、送受信を同時に動作可能にする比較的簡単
な構成のシリアル通信制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるシリアル通
信制御装置は、CPU、メモリおよびDMAコントロー
ラを含み、パラレルデータをシリアル変換して通信する
装置であって、送信DMAコントローラおよび受信DM
Aコントローラを設け、送信DMAコントローラおよび
受信DMAコントローラ間でメモリライト禁止信号およ
びメモリリード禁止信号を転送し、メモリの読み出しお
よび書き込みを、それぞれ送信DMAコントローラおよ
び受信DMAコントローラで排他的に行い、1個のメモ
リを送受信に共有する。
信制御装置は、CPU、メモリおよびDMAコントロー
ラを含み、パラレルデータをシリアル変換して通信する
装置であって、送信DMAコントローラおよび受信DM
Aコントローラを設け、送信DMAコントローラおよび
受信DMAコントローラ間でメモリライト禁止信号およ
びメモリリード禁止信号を転送し、メモリの読み出しお
よび書き込みを、それぞれ送信DMAコントローラおよ
び受信DMAコントローラで排他的に行い、1個のメモ
リを送受信に共有する。
【0009】また、本発明のシリアル通信制御装置の好
適実施形態によると、メモリおよび送信DMAコントロ
ーラに接続されたP/S(パラレル/シリアル)変換器
と、メモリおよび受信DMAコントローラに接続された
S/P(シリアル/パラレル)変換器とを備える。送信
DMAコントローラおよび受信DMAコントローラに
は、それぞれP/S変換器に書き込まれたデータ数をカ
ウントする送信カウンタおよびS/P変換器から読み出
されたデータ数をカウントする受信カウンタが接続され
る。メモリは、CPU、送信DMAコントローラ、受信
DMAコントローラ、P/S変換器およびS/P変換器
に接続されたデュアルポートメモリである。また、P/
S変換器は、送信データおよび送信クロックをRS−2
32C等のシリアル伝送路に出力する。
適実施形態によると、メモリおよび送信DMAコントロ
ーラに接続されたP/S(パラレル/シリアル)変換器
と、メモリおよび受信DMAコントローラに接続された
S/P(シリアル/パラレル)変換器とを備える。送信
DMAコントローラおよび受信DMAコントローラに
は、それぞれP/S変換器に書き込まれたデータ数をカ
ウントする送信カウンタおよびS/P変換器から読み出
されたデータ数をカウントする受信カウンタが接続され
る。メモリは、CPU、送信DMAコントローラ、受信
DMAコントローラ、P/S変換器およびS/P変換器
に接続されたデュアルポートメモリである。また、P/
S変換器は、送信データおよび送信クロックをRS−2
32C等のシリアル伝送路に出力する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるシリアル通信
制御装置の好適実施形態の構成および動作を、添付図を
参照して詳細に説明する。
制御装置の好適実施形態の構成および動作を、添付図を
参照して詳細に説明する。
【0011】先ず、図1は、8ビットCPUを使用する
本発明によるシリアル通信制御装置の好適(又は第1)
実施形態のブロック図を示す。このシリアル通信制御装
置は、8ビットCPU1、デュアルポートメモリ2、送
信カウンタ3、送信DMAコントローラ4、P/S変換
器5、受信カウンタ6、受信DMAコントローラ7およ
びS/P変換器8により構成される。CPU1、デュア
ルポートメモリ2、送信DMAコントローラ4および受
信DMAコントローラ7は、CPUアドレスバス10お
よびCPUデータバス11により相互接続されている。
デュアルポートメモリ2、送信DMAコントローラ4お
よび受信DMAコントローラ7は、メモリアドレスバス
20で相互接続されている。また、デュアルポートメモ
リ2、P/S変換器5およびS/P変換器8は、メモリ
データバス21により相互接続されている。
本発明によるシリアル通信制御装置の好適(又は第1)
実施形態のブロック図を示す。このシリアル通信制御装
置は、8ビットCPU1、デュアルポートメモリ2、送
信カウンタ3、送信DMAコントローラ4、P/S変換
器5、受信カウンタ6、受信DMAコントローラ7およ
びS/P変換器8により構成される。CPU1、デュア
ルポートメモリ2、送信DMAコントローラ4および受
信DMAコントローラ7は、CPUアドレスバス10お
よびCPUデータバス11により相互接続されている。
デュアルポートメモリ2、送信DMAコントローラ4お
よび受信DMAコントローラ7は、メモリアドレスバス
20で相互接続されている。また、デュアルポートメモ
リ2、P/S変換器5およびS/P変換器8は、メモリ
データバス21により相互接続されている。
【0012】更に、CPU1から送信DMAコントロー
ラ4に、送信動作開始信号12が送られる。CPU1か
らデュアルポートメモリ2および送信DMAコントロー
ラ4に、CPUデータライト信号13が送られる。CP
U1からデュアルポートメモリ2および受信DMAコン
トローラ7に、CPUデータリード信号14が送られ
る。CPU1から送信DMAコントローラ4、受信DM
Aコントローラ7およびP/S変換器5に、基本クロッ
ク15が送られる。送信DMAコントローラ4は、送信
カウンタ3に送信カウンタクリア信号43およびパラレ
ルデータライト信号42を、デュアルポートメモリ2に
メモリデータリード信号22を、および受信DMAコン
トローラ7にメモリライト禁止信号44を送る。
ラ4に、送信動作開始信号12が送られる。CPU1か
らデュアルポートメモリ2および送信DMAコントロー
ラ4に、CPUデータライト信号13が送られる。CP
U1からデュアルポートメモリ2および受信DMAコン
トローラ7に、CPUデータリード信号14が送られ
る。CPU1から送信DMAコントローラ4、受信DM
Aコントローラ7およびP/S変換器5に、基本クロッ
ク15が送られる。送信DMAコントローラ4は、送信
カウンタ3に送信カウンタクリア信号43およびパラレ
ルデータライト信号42を、デュアルポートメモリ2に
メモリデータリード信号22を、および受信DMAコン
トローラ7にメモリライト禁止信号44を送る。
【0013】また、この送信DMAコントローラ4に
は、受信DMAコントローラ7からメモリリード禁止信
号74が、また外部より送信許可信号(CS)41が入
力される。一方、受信DMAコントローラ7は、受信カ
ウンタ6へ受信カウンタクリア信号73およびパラレル
データリード信号72を、デュアルポートメモリ2へメ
モリデータライト信号23を、外部に受信許可信号(R
S)71を送る。また、送信DMAコントローラ4およ
び受信DMAコントローラ7には、それぞれ送信カウン
タ3および受信カウンタ6から送信カウント値31およ
び受信カウント値61が入力される。更に、P/S変換
器5は、送信DMAコントローラ4からパラレルデータ
ライト信号42を受け、送信データ51および送信クロ
ック52を出力する。S/P変換器8には、受信DMA
コントローラ7からパラレルデータリード信号72が、
また外部から受信データ81および受信クロック82が
入力される。この受信クロック82は、受信DMAコン
トローラ7にも入力される。
は、受信DMAコントローラ7からメモリリード禁止信
号74が、また外部より送信許可信号(CS)41が入
力される。一方、受信DMAコントローラ7は、受信カ
ウンタ6へ受信カウンタクリア信号73およびパラレル
データリード信号72を、デュアルポートメモリ2へメ
モリデータライト信号23を、外部に受信許可信号(R
S)71を送る。また、送信DMAコントローラ4およ
び受信DMAコントローラ7には、それぞれ送信カウン
タ3および受信カウンタ6から送信カウント値31およ
び受信カウント値61が入力される。更に、P/S変換
器5は、送信DMAコントローラ4からパラレルデータ
ライト信号42を受け、送信データ51および送信クロ
ック52を出力する。S/P変換器8には、受信DMA
コントローラ7からパラレルデータリード信号72が、
また外部から受信データ81および受信クロック82が
入力される。この受信クロック82は、受信DMAコン
トローラ7にも入力される。
【0014】図1のブロック図において、CPU1から
の送信データは、デュアルポートメモリ2に書き込まれ
る。そして、送信DMAコントローラ4によりP/S変
換器5にDMA転送される。P/S変換器5でシリアル
変換された送信データ51は、送信クロック52と共に
RS−232C等のシリアル伝送路(図示せず)へ出力
される。また、S/P変換器8が受信した受信データ8
1は、S/P変換器8でS/P変換され、受信DMAコ
ントローラ7によりデュアルポートメモリ2にDMA転
送される。デュアルポートメモリ2に書き込まれた受信
データは、CPU1が読み出す。
の送信データは、デュアルポートメモリ2に書き込まれ
る。そして、送信DMAコントローラ4によりP/S変
換器5にDMA転送される。P/S変換器5でシリアル
変換された送信データ51は、送信クロック52と共に
RS−232C等のシリアル伝送路(図示せず)へ出力
される。また、S/P変換器8が受信した受信データ8
1は、S/P変換器8でS/P変換され、受信DMAコ
ントローラ7によりデュアルポートメモリ2にDMA転
送される。デュアルポートメモリ2に書き込まれた受信
データは、CPU1が読み出す。
【0015】ここで、送信DMAコントローラ4には、
メモリライト禁止信号44が設けられている。このメモ
リライト禁止信号44が出力されている間は、受信DM
Aコントローラ7からデュアルポートメモリ2への受信
データの書き込み動作を禁止する。また、受信DMAコ
ントローラ7にメモリリード禁止信号74が設けられて
いる。そこで、このメモリリード禁止信号74が出力さ
れている間は、送信DMAコントローラ4がデュアルポ
ートメモリ2から送信データの読み出し動作を禁止す
る。このようにして、デュアルポートメモリ2への書き
込み動作および読み出し動作を同時に行わないようにし
ているので、1個のデュアルポートメモリ2で送受信動
作が可能になる。尚、図1の送信DMAコントローラ4
および受信DMAコントローラ7は、当業者に周知であ
り、また本発明とは直接関係しないので、その詳細説明
は省略する。
メモリライト禁止信号44が設けられている。このメモ
リライト禁止信号44が出力されている間は、受信DM
Aコントローラ7からデュアルポートメモリ2への受信
データの書き込み動作を禁止する。また、受信DMAコ
ントローラ7にメモリリード禁止信号74が設けられて
いる。そこで、このメモリリード禁止信号74が出力さ
れている間は、送信DMAコントローラ4がデュアルポ
ートメモリ2から送信データの読み出し動作を禁止す
る。このようにして、デュアルポートメモリ2への書き
込み動作および読み出し動作を同時に行わないようにし
ているので、1個のデュアルポートメモリ2で送受信動
作が可能になる。尚、図1の送信DMAコントローラ4
および受信DMAコントローラ7は、当業者に周知であ
り、また本発明とは直接関係しないので、その詳細説明
は省略する。
【0016】以下、図1に示す本発明によるシリアル通
信制御装置の実施形態の動作を説明する。先ず、8ビッ
トのCPUデータバス11を有するCPU1を使用した
場合の送信動作を、図2のタイミングチャートを参照し
て説明する。このタイミングチャートは、送信DMAコ
ントローラ4およびP/S変換器5の動作を示す。図2
中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)はメモリ
データバス21、(c)はメモリデータリード22、
(d)はパラレルデータライト42、(e)はメモリリ
ード禁止74、(f)は送信データ51および(g)は
送信クロック52を示す。
信制御装置の実施形態の動作を説明する。先ず、8ビッ
トのCPUデータバス11を有するCPU1を使用した
場合の送信動作を、図2のタイミングチャートを参照し
て説明する。このタイミングチャートは、送信DMAコ
ントローラ4およびP/S変換器5の動作を示す。図2
中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)はメモリ
データバス21、(c)はメモリデータリード22、
(d)はパラレルデータライト42、(e)はメモリリ
ード禁止74、(f)は送信データ51および(g)は
送信クロック52を示す。
【0017】CPU1は、データ送信の必要性がある場
合には、CPUアドレスバス10、CPUデータバス1
1およびCPUデータライト信号13を使用して、デュ
アルポートメモリ2に送信データを書き込む。CPU1
が送信データをデュアルポートメモリ2に書き込んだ後
に、送信データを格納したデュアルポートメモリ2の先
頭アドレスおよび送信データ数を、送信DMAコントロ
ーラ4に書き込む。送信DMAコントローラ4に先頭ア
ドレスおよび送信データ数を書き込む場合にも、デュア
ルポートメモリ2へのデータ書き込みと同様に、CPU
アドレスバス10、CPUデータバス11およびCPU
データライト信号13を使用して、送信DMAコントロ
ーラ4にデータを書き込む。送信DMAコントローラ4
は、CPU1からの送信動作開始信号12により、デュ
アルポートメモリ2から先頭1バイトのデータを読み出
し、P/S変換器5へ書き込む。P/S変換器5で8ビ
ットの送信データをP/S変換し、送信データ51およ
び送信クロック52を上述したシリアル伝送路に出力す
る。
合には、CPUアドレスバス10、CPUデータバス1
1およびCPUデータライト信号13を使用して、デュ
アルポートメモリ2に送信データを書き込む。CPU1
が送信データをデュアルポートメモリ2に書き込んだ後
に、送信データを格納したデュアルポートメモリ2の先
頭アドレスおよび送信データ数を、送信DMAコントロ
ーラ4に書き込む。送信DMAコントローラ4に先頭ア
ドレスおよび送信データ数を書き込む場合にも、デュア
ルポートメモリ2へのデータ書き込みと同様に、CPU
アドレスバス10、CPUデータバス11およびCPU
データライト信号13を使用して、送信DMAコントロ
ーラ4にデータを書き込む。送信DMAコントローラ4
は、CPU1からの送信動作開始信号12により、デュ
アルポートメモリ2から先頭1バイトのデータを読み出
し、P/S変換器5へ書き込む。P/S変換器5で8ビ
ットの送信データをP/S変換し、送信データ51およ
び送信クロック52を上述したシリアル伝送路に出力す
る。
【0018】8ビットのデータを送信した後に、送信D
MAコントローラ4は、次の1バイトのデータをデュア
ルポートメモリ2から読み出し、P/S変換器5に書き
込むことによりデータ転送を行う。送信カウンタ3は、
P/S変換器5に書き込まれたデータ数を計数(カウン
ト)し、送信DMAコントローラ4に送信カウント値3
1を出力している。送信DMAコントローラ4は、この
送信カウント値31が、予めCPU1から設定された送
信データ数と一致したところで、送信カウンタクリア信
号43を出力し、DMA動作を停止する。
MAコントローラ4は、次の1バイトのデータをデュア
ルポートメモリ2から読み出し、P/S変換器5に書き
込むことによりデータ転送を行う。送信カウンタ3は、
P/S変換器5に書き込まれたデータ数を計数(カウン
ト)し、送信DMAコントローラ4に送信カウント値3
1を出力している。送信DMAコントローラ4は、この
送信カウント値31が、予めCPU1から設定された送
信データ数と一致したところで、送信カウンタクリア信
号43を出力し、DMA動作を停止する。
【0019】次に、図1に示すシリアル通信制御装置の
受信動作を、図3のタイミングチャートを参照して説明
する。図3のタイミングチャートは、受信DMAコント
ローラ7およびS/P変換器8の動作を示している。即
ち、図3中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)
はメモリデータバス21、(c)は受信データ81、
(d)は受信クロック82、(e)はパラレルデータリ
ード72、(f)はメモリデータライト23および
(g)はメモリライト禁止44を示す。
受信動作を、図3のタイミングチャートを参照して説明
する。図3のタイミングチャートは、受信DMAコント
ローラ7およびS/P変換器8の動作を示している。即
ち、図3中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)
はメモリデータバス21、(c)は受信データ81、
(d)は受信クロック82、(e)はパラレルデータリ
ード72、(f)はメモリデータライト23および
(g)はメモリライト禁止44を示す。
【0020】S/P変換器8に入力された受信データ8
1を受信クロック82で取り込む。シリアルデータが、
8ビット貯まると、受信DMAコントローラ7は、S/
P変換器8からデータを読み出し、デュアルポートメモ
リ2にデータを書き込む。受信カウンタ6は、S/P変
換器8から読み出したデータ数をカウントしている。受
信DMAコントローラ7は、受信データを格納したデュ
アルポートメモリ2の先頭アドレスおよびデータ数を内
部レジスタに記録する。CPU1は、受信DMAコント
ローラ7の内部レジスタに記録してあるデータ数を周期
的にアクセスし、受信データの有無を確認する。受信デ
ータがある場合には、CPUアドレスバス10、CPU
データバス11およびCPUデータリード信号14を使
用してデュアルポートメモリ2から受信データを読み出
す。CPU1が、受信DMAコントローラ7から先頭ア
ドレスおよびデータ数を読み出す場合にも、デュアルポ
ートメモリ2からのデータ読み出しと同様に、CPUア
ドレスバス10、CPUデータバス11およびCPUデ
ータリード信号14を使用して、受信DMAコントロー
ラ7からデータを読み出す。受信データ数をCPU1が
読み出した場合には、受信DMAコントローラ7から受
信カウンタ6に受信カウンタクリア信号73が出力され
る。
1を受信クロック82で取り込む。シリアルデータが、
8ビット貯まると、受信DMAコントローラ7は、S/
P変換器8からデータを読み出し、デュアルポートメモ
リ2にデータを書き込む。受信カウンタ6は、S/P変
換器8から読み出したデータ数をカウントしている。受
信DMAコントローラ7は、受信データを格納したデュ
アルポートメモリ2の先頭アドレスおよびデータ数を内
部レジスタに記録する。CPU1は、受信DMAコント
ローラ7の内部レジスタに記録してあるデータ数を周期
的にアクセスし、受信データの有無を確認する。受信デ
ータがある場合には、CPUアドレスバス10、CPU
データバス11およびCPUデータリード信号14を使
用してデュアルポートメモリ2から受信データを読み出
す。CPU1が、受信DMAコントローラ7から先頭ア
ドレスおよびデータ数を読み出す場合にも、デュアルポ
ートメモリ2からのデータ読み出しと同様に、CPUア
ドレスバス10、CPUデータバス11およびCPUデ
ータリード信号14を使用して、受信DMAコントロー
ラ7からデータを読み出す。受信データ数をCPU1が
読み出した場合には、受信DMAコントローラ7から受
信カウンタ6に受信カウンタクリア信号73が出力され
る。
【0021】以上、送信および受信が単独で動作した場
合を説明した。一方、送信および受信が同時に発生した
場合には、送信DMAコントローラ4が、デュアルポー
トメモリ2からのデータ読み出し動作と、受信DMAコ
ントローラ7がデュアルポートメモリ2へデータを書き
込む動作が同時に発生する可能性がある。この場合の動
作を、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
図4中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)はメ
モリデータバス21、(c)はメモリデータリード2
2、(d)はパラレルデータライト42、(e)はメモ
リリード禁止74、(f)は送信データ51、(g)は
送信クロック52、(h)は受信データ81、(i)は
受信クロック82、(j)はパラレルデータリード7
2、(k)はメモリデータライト23および(l)はメ
モリライト禁止44を示す。
合を説明した。一方、送信および受信が同時に発生した
場合には、送信DMAコントローラ4が、デュアルポー
トメモリ2からのデータ読み出し動作と、受信DMAコ
ントローラ7がデュアルポートメモリ2へデータを書き
込む動作が同時に発生する可能性がある。この場合の動
作を、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
図4中、(a)はメモリアドレスバス20、(b)はメ
モリデータバス21、(c)はメモリデータリード2
2、(d)はパラレルデータライト42、(e)はメモ
リリード禁止74、(f)は送信データ51、(g)は
送信クロック52、(h)は受信データ81、(i)は
受信クロック82、(j)はパラレルデータリード7
2、(k)はメモリデータライト23および(l)はメ
モリライト禁止44を示す。
【0022】送信および受信が同時に発生した場合に
は、同一のメモリデータバス21を利用しているため、
バスファイト(競合)が生じ、データが不定になってし
まう。これを解決するために、送信DMAコントローラ
4がデュアルポートメモリ2からデータ読み出しを行っ
ている間は、メモリライト禁止信号44を受信DMAコ
ントローラ7に出力する。受信DMAコントローラ7
は、メモリライト禁止信号44が出ていないときに、デ
ュアルポートメモリ2へのデータ書き込みを行う。ま
た、受信DMAコントローラ7がデュアルポートメモリ
2へデータ書き込みを行っている間は、メモリリード禁
止信号74を送信DMAコントローラ4に出力する。そ
こで、送信DMAコントローラ4は、メモリリード禁止
信号74が出ていないときに、デュアルポートメモリ2
からのデータ読み出しを行う。このように、デュアルポ
ートメモリ2へのアクセス禁止信号を使用し、タイミン
グをずらすことによりバスファイトを回避する。そし
て、送受信の同時動作を1個(又は共有)のデュアルポ
ートメモリ2で実行可能にした。
は、同一のメモリデータバス21を利用しているため、
バスファイト(競合)が生じ、データが不定になってし
まう。これを解決するために、送信DMAコントローラ
4がデュアルポートメモリ2からデータ読み出しを行っ
ている間は、メモリライト禁止信号44を受信DMAコ
ントローラ7に出力する。受信DMAコントローラ7
は、メモリライト禁止信号44が出ていないときに、デ
ュアルポートメモリ2へのデータ書き込みを行う。ま
た、受信DMAコントローラ7がデュアルポートメモリ
2へデータ書き込みを行っている間は、メモリリード禁
止信号74を送信DMAコントローラ4に出力する。そ
こで、送信DMAコントローラ4は、メモリリード禁止
信号74が出ていないときに、デュアルポートメモリ2
からのデータ読み出しを行う。このように、デュアルポ
ートメモリ2へのアクセス禁止信号を使用し、タイミン
グをずらすことによりバスファイトを回避する。そし
て、送受信の同時動作を1個(又は共有)のデュアルポ
ートメモリ2で実行可能にした。
【0023】次に、本発明によるシリアル通信制御装置
の第2実施形態のブロック図を図5に示す。その基本的
構成は、図1を参照して上述した好適又は第1実施形態
と類似するので、対応する構成要素には同様の参照符号
を使用し、相違点を中心に説明する。この第2実施形態
のシリアル通信制御装置は、16ビットのCPU1´、
デュアルポートメモリ2´、送信カウンタ3´、送信D
MAコントローラ4´、P/S変換器5´、受信カウン
タ6´、受信DMAコントローラ7´およびS/P変換
器8´により構成される。また、CPU1´、デュアル
ポートメモリ2´、送信DMAコントローラ4´および
受信DMAコントローラ7´は、CPUアドレスバス1
0´および16ビットのCPUデータバス11´により
相互接続されている。CPU1´およびデュアルポート
メモリ2´は、16ビットのCPUデータバス11´を
有し、P/S変換器5´は、16ビットのパラレルデー
タを基本クロック15に同期して1ビットずつ送信デー
タ51および送信クロック52を出力する16ビットの
シフトレジスタである。S/P変換器8´は、受信クロ
ック82に同期して入力される受信データ81を1ビッ
トずつラッチし、16ビット単位でパラレルデ−タを出
力する16ビットのシフトレジスタである。
の第2実施形態のブロック図を図5に示す。その基本的
構成は、図1を参照して上述した好適又は第1実施形態
と類似するので、対応する構成要素には同様の参照符号
を使用し、相違点を中心に説明する。この第2実施形態
のシリアル通信制御装置は、16ビットのCPU1´、
デュアルポートメモリ2´、送信カウンタ3´、送信D
MAコントローラ4´、P/S変換器5´、受信カウン
タ6´、受信DMAコントローラ7´およびS/P変換
器8´により構成される。また、CPU1´、デュアル
ポートメモリ2´、送信DMAコントローラ4´および
受信DMAコントローラ7´は、CPUアドレスバス1
0´および16ビットのCPUデータバス11´により
相互接続されている。CPU1´およびデュアルポート
メモリ2´は、16ビットのCPUデータバス11´を
有し、P/S変換器5´は、16ビットのパラレルデー
タを基本クロック15に同期して1ビットずつ送信デー
タ51および送信クロック52を出力する16ビットの
シフトレジスタである。S/P変換器8´は、受信クロ
ック82に同期して入力される受信データ81を1ビッ
トずつラッチし、16ビット単位でパラレルデ−タを出
力する16ビットのシフトレジスタである。
【0024】先ず、16ビットのCPUデータバス11
´のCPU1´を使用する場合の送信動作を、図5のブ
ロック図および図7のタイミングチャートを参照して説
明する。図6のタイミングチャートは、送信DMAコン
トローラ4´およびP/S変換器5´の動作を示す。図
6中の(a)〜(g)は、図2中の(a)〜(g)に対
応する。
´のCPU1´を使用する場合の送信動作を、図5のブ
ロック図および図7のタイミングチャートを参照して説
明する。図6のタイミングチャートは、送信DMAコン
トローラ4´およびP/S変換器5´の動作を示す。図
6中の(a)〜(g)は、図2中の(a)〜(g)に対
応する。
【0025】CPU1´は、データ送信の必要性がある
場合に、CPUアドレスバス10´、CPUデータバス
11´およびCPUデータライト信号13を使用して、
デュアルポートメモリ2´に送信データを書き込む。C
PU1´が送信データをデュアルポートメモリ2´に書
き込んだ後、送信データを格納したデュアルポートメモ
リ2´の先頭アドレスおよび送信データ数を、送信DM
Aコントローラ4´に書き込む。送信DMAコントロー
ラ4´に先頭アドレスおよび送信データ数を書き込む場
合にも、デュアルポートメモリ2´へのデータ書き込み
と同様に、CPUアドレスバス10´、CPUデータバ
ス11´およびCPUデータライト信号13を使用し
て、送信DMAコントローラ4´にデータを書き込む。
送信DMAコントローラ4´は、CPU1´からの送信
動作開始信号12により、デュアルポートメモリ2´か
ら先頭16ビットのデータを読み出し、P/S変換器5
´へ書き込む。P/S変換器5´で16ビットのシリア
ルデータを送信した後に、送信DMAコントローラ4´
は、次の16ビットのデータをデュアルポートメモリ2
´から読み出し、P/S変換器5´に書き込む。
場合に、CPUアドレスバス10´、CPUデータバス
11´およびCPUデータライト信号13を使用して、
デュアルポートメモリ2´に送信データを書き込む。C
PU1´が送信データをデュアルポートメモリ2´に書
き込んだ後、送信データを格納したデュアルポートメモ
リ2´の先頭アドレスおよび送信データ数を、送信DM
Aコントローラ4´に書き込む。送信DMAコントロー
ラ4´に先頭アドレスおよび送信データ数を書き込む場
合にも、デュアルポートメモリ2´へのデータ書き込み
と同様に、CPUアドレスバス10´、CPUデータバ
ス11´およびCPUデータライト信号13を使用し
て、送信DMAコントローラ4´にデータを書き込む。
送信DMAコントローラ4´は、CPU1´からの送信
動作開始信号12により、デュアルポートメモリ2´か
ら先頭16ビットのデータを読み出し、P/S変換器5
´へ書き込む。P/S変換器5´で16ビットのシリア
ルデータを送信した後に、送信DMAコントローラ4´
は、次の16ビットのデータをデュアルポートメモリ2
´から読み出し、P/S変換器5´に書き込む。
【0026】上述の如く、データ転送を行う。送信カウ
ンタ3´は、P/S変換器5´に書き込まれたデータ数
をカウントし、送信DMAコントローラ4´に送信カウ
ント値31を出力する。送信DMAコントローラ4´
は、この送信カウント値31が、予めCPU1´から設
定された送信データ数と一致したところで送信カウンタ
クリア信号43を出力し、DMA動作を停止する。
ンタ3´は、P/S変換器5´に書き込まれたデータ数
をカウントし、送信DMAコントローラ4´に送信カウ
ント値31を出力する。送信DMAコントローラ4´
は、この送信カウント値31が、予めCPU1´から設
定された送信データ数と一致したところで送信カウンタ
クリア信号43を出力し、DMA動作を停止する。
【0027】次に、16ビットのデータバスのCPU1
´を使用する場合の受信動作を、図5のブロック図およ
び図7のタイミングチャートを参照して説明する。タイ
ミングチャートは、受信DMAコントローラ7´および
S/P変換器8´の動作を示す。尚、図7中の(a)〜
(g)は、図3(a)〜(g)に対応する。
´を使用する場合の受信動作を、図5のブロック図およ
び図7のタイミングチャートを参照して説明する。タイ
ミングチャートは、受信DMAコントローラ7´および
S/P変換器8´の動作を示す。尚、図7中の(a)〜
(g)は、図3(a)〜(g)に対応する。
【0028】S/P変換器8´に、受信クロック82に
同期して入力された受信データ81が、16ビット貯ま
ると、受信DMAコントローラ7´は、S/P変換器8
´からデータを読み出し、デュアルポートメモリ2´に
データを書き込む。受信カウンタ6´は、S/P変換器
8´から読み出したデータ数をカウントする。受信DM
Aコントローラ7´は、受信データを格納したデュアル
ポートメモリ2´の先頭アドレスおよびデータ数を内部
レジスタに記録する。CPU1´は、受信DMAコント
ローラ7´の内部レジスタに記録してある受信データ数
を周期的にアクセスして、受信データの有無を確認す
る。受信データがある場合には、CPUアドレスバス1
0´、CPUデータバス11´およびCPUデータリー
ド信号14を使用して、デュアルポートメモリ2´から
受信データを読み出す。CPU1´が、受信DMAコン
トローラ7´から先頭アドレスおよびデータ数を読み出
す場合も、デュアルポートメモリ2´からのデータ読み
出しと同様に、CPUアドレスバス10´、CPUデー
タバス11´およびCPUデータリード信号14を使用
して、受信DMAコントローラ7´からデータを読み出
す。受信データ数をCPU1´が読み出した場合には、
受信DMAコントローラ7´から受信カウンタ6´に、
受信カウンタクリア信号73が出力される。
同期して入力された受信データ81が、16ビット貯ま
ると、受信DMAコントローラ7´は、S/P変換器8
´からデータを読み出し、デュアルポートメモリ2´に
データを書き込む。受信カウンタ6´は、S/P変換器
8´から読み出したデータ数をカウントする。受信DM
Aコントローラ7´は、受信データを格納したデュアル
ポートメモリ2´の先頭アドレスおよびデータ数を内部
レジスタに記録する。CPU1´は、受信DMAコント
ローラ7´の内部レジスタに記録してある受信データ数
を周期的にアクセスして、受信データの有無を確認す
る。受信データがある場合には、CPUアドレスバス1
0´、CPUデータバス11´およびCPUデータリー
ド信号14を使用して、デュアルポートメモリ2´から
受信データを読み出す。CPU1´が、受信DMAコン
トローラ7´から先頭アドレスおよびデータ数を読み出
す場合も、デュアルポートメモリ2´からのデータ読み
出しと同様に、CPUアドレスバス10´、CPUデー
タバス11´およびCPUデータリード信号14を使用
して、受信DMAコントローラ7´からデータを読み出
す。受信データ数をCPU1´が読み出した場合には、
受信DMAコントローラ7´から受信カウンタ6´に、
受信カウンタクリア信号73が出力される。
【0029】上述の場合には、送信および受信が単独で
動作したが、送信および受信が同時に発生した場合を説
明する。送信DMAコントローラ4´が、デュアルポー
トメモリ2´からのデータ読み出しを行う動作と、受信
DMAコントローラ7´がデュアルポートメモリ2´へ
データを書き込む動作が競合する可能性がある。この送
受信動作を、図5のブロック図および図8のタイミング
チャートを参照して説明する。尚、図8中の(a)〜
(l)は、図4中の(a)〜(l)に対応する。
動作したが、送信および受信が同時に発生した場合を説
明する。送信DMAコントローラ4´が、デュアルポー
トメモリ2´からのデータ読み出しを行う動作と、受信
DMAコントローラ7´がデュアルポートメモリ2´へ
データを書き込む動作が競合する可能性がある。この送
受信動作を、図5のブロック図および図8のタイミング
チャートを参照して説明する。尚、図8中の(a)〜
(l)は、図4中の(a)〜(l)に対応する。
【0030】送信と受信が同時に発生した場合には、同
一のメモリデータバス21を利用しているため、バスフ
ァイトが生じ、データが不定になってしまう。これを解
決するために、送信DMAコントローラ4´がデュアル
ポートメモリ2´からデータ読み出しを行っている間
は、メモリライト禁止信号44を受信DMAコントロー
ラ7´に出力する。受信DMAコントローラ7´は、メ
モリライト禁止信号44が出ていないときに、デュアル
ポートメモリ2´へのデータ書き込みを行う。また、受
信DMAコントローラ7´がデュアルポートメモリ2´
へデータ書き込みを行っている間は、メモリリード禁止
信号74を送信DMAコントローラ4´に出力する。送
信DMAコントローラ4´は、メモリリード禁止信号7
4が出ていないときに、デュアルポートメモリ2´から
のデータ読み出しを行う。このように、デュアルポート
メモリ2´へのアクセスタイミングをずらすことによ
り、デュアルポートメモリ2´へのバスファイトを回避
し、送受信の同時動作を1個のメモリ2´で行うことを
可能にする。
一のメモリデータバス21を利用しているため、バスフ
ァイトが生じ、データが不定になってしまう。これを解
決するために、送信DMAコントローラ4´がデュアル
ポートメモリ2´からデータ読み出しを行っている間
は、メモリライト禁止信号44を受信DMAコントロー
ラ7´に出力する。受信DMAコントローラ7´は、メ
モリライト禁止信号44が出ていないときに、デュアル
ポートメモリ2´へのデータ書き込みを行う。また、受
信DMAコントローラ7´がデュアルポートメモリ2´
へデータ書き込みを行っている間は、メモリリード禁止
信号74を送信DMAコントローラ4´に出力する。送
信DMAコントローラ4´は、メモリリード禁止信号7
4が出ていないときに、デュアルポートメモリ2´から
のデータ読み出しを行う。このように、デュアルポート
メモリ2´へのアクセスタイミングをずらすことによ
り、デュアルポートメモリ2´へのバスファイトを回避
し、送受信の同時動作を1個のメモリ2´で行うことを
可能にする。
【0031】以上、本発明によるシリアル通信制御装置
の好適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、
斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら
本発明を限定するものではないことに留意されたい。本
発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能で
あること、当業者には容易に理解できよう。例えば、上
述の実施形態では、8ビットのデータバス11を有する
CPU1を使用する場合と、16ビットのデータバス1
1´を有するCPU1´を使用する場合を説明した。し
かし、本発明は斯かる特定ビットのCPU に限定され
ず、Nビットのデータバスを有するCPUを使用する場
合でも、Nビットのデータバスのデュアルポートメモ
リ、Nビットのシフトレジスタを使用するP/S変換器
およびNビットのシフトレジスタを使用したS/P変換
器を使用することで設計が可能であることが理解できよ
う。
の好適実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、
斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら
本発明を限定するものではないことに留意されたい。本
発明の要旨を逸脱することなく種々の変形変更が可能で
あること、当業者には容易に理解できよう。例えば、上
述の実施形態では、8ビットのデータバス11を有する
CPU1を使用する場合と、16ビットのデータバス1
1´を有するCPU1´を使用する場合を説明した。し
かし、本発明は斯かる特定ビットのCPU に限定され
ず、Nビットのデータバスを有するCPUを使用する場
合でも、Nビットのデータバスのデュアルポートメモ
リ、Nビットのシフトレジスタを使用するP/S変換器
およびNビットのシフトレジスタを使用したS/P変換
器を使用することで設計が可能であることが理解できよ
う。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
のシリアル通信制御装置によると、次の如き実用上の顕
著な効果が得られる。即ち、送信DMAコントローラか
ら受信DMAコントローラにメモリライト禁止信号を出
力し、受信DMAコントローラから送信DMAコントロ
ーラにメモリリード禁止信号を出力するという基本構成
を採用する。それにより、1個のメモリを使用してパラ
レルデータのバスファイトを回避し、シリアルデータの
同時送受信動作を可能にする。従って、小規模の構成に
より送受信動作が可能なシリアル通信制御装置が実現可
能である。
のシリアル通信制御装置によると、次の如き実用上の顕
著な効果が得られる。即ち、送信DMAコントローラか
ら受信DMAコントローラにメモリライト禁止信号を出
力し、受信DMAコントローラから送信DMAコントロ
ーラにメモリリード禁止信号を出力するという基本構成
を採用する。それにより、1個のメモリを使用してパラ
レルデータのバスファイトを回避し、シリアルデータの
同時送受信動作を可能にする。従って、小規模の構成に
より送受信動作が可能なシリアル通信制御装置が実現可
能である。
【図1】本発明によるシリアル通信制御装置の第1実施
形態の構成を示すブロック図である。
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すシリアル通信制御装置の送信動作を
説明するタイミングチャートである。
説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示すシリアル通信制御装置の受信動作を
説明するタイミングチャートである。
説明するタイミングチャートである。
【図4】図1に示すシリアル通信制御装置の送受信動作
を説明するタイミングチャートである。
を説明するタイミングチャートである。
【図5】本発明によるシリアル通信制御装置の第2実施
形態の構成を示すブロック図である。
形態の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すシリアル通信制御装置の送信動作を
説明するタイミングチャートである。
説明するタイミングチャートである。
【図7】図5に示すシリアル通信制御装置の受信動作を
説明するタイミングチャートである。
説明するタイミングチャートである。
【図8】図5に示すシリアル通信制御装置の送受信動作
を説明するタイミングチャートである。
を説明するタイミングチャートである。
【図9】従来のシリアル通信制御装置のブロック図であ
る。
る。
1、1´ CPU(中央処理装置) 2、2´ メモリ(デュアルポートメモリ) 3、3´ 送信カウンタ 4、4´ 送信DMAコントローラ 5、5´ パラレル/シリアル変換器(P/S変換
器) 6、6´ 受信カウンタ 7、7´ 受信DMAコントローラ 8、8´ シリアル/パラレル変換器(S/P変換
器) 44 メモリライト禁止信号 51 送信データ 52 送信クロック 74 メモリリード禁止信号
器) 6、6´ 受信カウンタ 7、7´ 受信DMAコントローラ 8、8´ シリアル/パラレル変換器(S/P変換
器) 44 メモリライト禁止信号 51 送信データ 52 送信クロック 74 メモリリード禁止信号
Claims (5)
- 【請求項1】CPU(中央処理装置)、メモリおよびD
MA(直接メモリアクセス)コントローラを含み、パラ
レルデータをシリアルデータに変換して通信するシリア
ル通信制御装置において、 送信DMAコントローラおよび受信DMAコントローラ
を設け、前記送信DMAコントローラおよび前記受信D
MAコントローラ間でメモリライト禁止信号およびメモ
リリード禁止信号を転送し、前記メモリの読み出しおよ
び書き込みをそれぞれ前記送信DMAコントローラおよ
び前記受信DMAコントローラで排他的に行い1個のメ
モリを送受信に共有することを特徴とするシリアル通信
制御装置。 - 【請求項2】前記メモリおよび前記送信DMAコントロ
ーラに接続されたパラレル/シリアル(P/S)変換器
と、前記メモリおよび前記受信DMAコントローラに接
続されたシリアル/パラレル(S/P)変換器とを備え
ることを特徴とする請求項1に記載のシリアル通信制御
装置。 - 【請求項3】前記送信DMAコントローラおよび前記受
信DMAコントローラには、それぞれ前記P/S変換器
に書き込まれたデータ数をカウントする送信カウンタお
よび前記S/P変換器から読み出されたデータ数をカウ
ントする受信カウンタが接続されることを特徴とする請
求項2に記載のシリアル通信制御装置。 - 【請求項4】前記メモリは、前記CPU、前記送信DM
Aコントローラ、前記受信DMAコントローラ、前記P
/S変換器および前記S/P変換器に接続されたデュア
ルポートメモリであることを特徴とする請求項1、2又
は3に記載のシリアル通信制御装置。 - 【請求項5】前記P/S変換器は、送信データおよび送
信クロックをRS−232C等のシリアル伝送路に出力
することを特徴とする請求項3又は4に記載のシリアル
通信制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279772A JP2002094576A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | シリアル通信制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279772A JP2002094576A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | シリアル通信制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094576A true JP2002094576A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18764727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000279772A Pending JP2002094576A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | シリアル通信制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002094576A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122491A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
KR100728047B1 (ko) * | 2006-03-23 | 2007-06-14 | 이판순 | 조립 및 장식성이 우수한 음식 용구 |
JP2009009250A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Nec Network & Sensor Systems Ltd | 通信システム、通信機器及びそれらに用いるデータ転送方法 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000279772A patent/JP2002094576A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007122491A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
KR100728047B1 (ko) * | 2006-03-23 | 2007-06-14 | 이판순 | 조립 및 장식성이 우수한 음식 용구 |
JP2009009250A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Nec Network & Sensor Systems Ltd | 通信システム、通信機器及びそれらに用いるデータ転送方法 |
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