JP2002093891A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法

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JP2002093891A JP2000280094A JP2000280094A JP2002093891A JP 2002093891 A JP2002093891 A JP 2002093891A JP 2000280094 A JP2000280094 A JP 2000280094A JP 2000280094 A JP2000280094 A JP 2000280094A JP 2002093891 A JP2002093891 A JP 2002093891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板は基板保持手段に摺動自在に保持させ回
転させることにより、基板の支持に起因する処理ムラを
防止して均一な処理を施すことができる。 【解決手段】基板処理装置はスピンチャック1の6個の
基板保持部材4に基板Wを摺動自在に保持した状態で、
電動モーター6により基板Wを回転させる。基板Wの下
面には洗浄液供給部7aより薬液が供給される。この回
転処理中に基板Wは基板保持部材4に対して滑り出し、
したがって基板保持部材4が基板W外周端縁の同じ位置
に当接し続けることがなく、基板Wの支持に起因する処
理ムラを防止して均一な第一処理工程を施す。第二処理
工程では、雰囲気遮断部材60が接離機構67により下
降され、基板Wの外周端縁が押圧部材68と基板保持部
材4により挟持された状態で基板Wを回転させリンス処
理及び乾燥処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器用のガ
ラス基板や半導体ウェハなどの基板を保持した状態で鉛
直方向の軸芯周りで回転させながら洗浄処理や乾燥処理
などの所要の処理を施す基板処理装置及び処理方法に係
り、特に基板の周辺部の処理をムラなく行う技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置として、例
えば、基板の端縁を当接支持するための保持ピンが複数
個立設された回転台を備えたものが挙げられる。例え
ば、図9、図10に示すように、基板Wの外周端縁の3
箇所以上を基板保持部材100で保持し、基板Wの処理
時には、回転台101ごと基板Wを回転させながら、回
転台101の中心P1付近に配設されたノズルから基板
Wの一方側の処理面(図では下面)に向けて処理液Qを
吐出させ、遠心力で中心P1側から周辺側に向けて下面
を伝わった処理液Qを上面に回り込ませる。
【0003】これによって、基板Wの処理面全面と基板
Wの外周端縁、あるいは、基板Wの処理面全面と基板W
の外周端縁と基板Wの処理面と反対側の反対面(図では
上面)の周辺部を含む図の点線で示す処理領域RAを処
理する基板処理方法が実施されている。すなわち、基板
Wの上面のうち周辺部だけが処理液によって処理される
ようになっている。処理の具体例としては、上面全体に
銅メッキが施された基板を処理の対象とし、下面全体
と、上面のうちの周辺部だけ、例えば、周辺部の1〜7
mm程度で銅メッキを除去するものが挙げられる。
【0004】上記の基板保持部材100には、基板が遠
心力により飛び出すことがないように、爪やリングなど
から成る部材を用いて基板の外周端縁を保持するメカニ
カルチャックがある。メカニカルチャックの保持力は、
バネ等から成る付勢手段を備え、この付勢手段の機械的
な力を利用するものである。また、この保持力は回転台
101に設けられた解除手段の駆動により解除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、処理の間中、基板Wはその外周端縁を
複数個の基板保持部材100によって挟持されている関
係上、基板Wの上面の周辺部のうちその付近に位置する
部分には処理液が到達しない。そのため基板Wの上面の
うちの周辺部を均一に処理することができないという問
題がある。そこで、基板処理中に基板保持部材100に
よる保持位置がずれる事が要求されるようになってき
た。
【0006】一方、基板の処理は一つの装置内で種々に
処理が続けて行われるが、処理液の除去や基板の乾燥処
理では基板を高速回転するため、基板は基板保持部材1
00により強く保持される必要がある。そこで、従来の
メカニカルチャックで上記のように処理中に保持位置が
ずれる要求と、高速回転における安定性を同時に達成す
ることが考えられるが、そのためには機械的に複雑な構
造が必要になる。
【0007】更に、メカニカルチャックであれば回転台
に設けられた解除手段が処理中に多量の処理液を浴びる
ことになる。このように解除手段を処理液によって濡ら
すと、解除手段にかかる駆動系を腐食させ、解除手段の
動作不良を引き起こす。このため、処理ムラを防止でき
る新たなチャック方式が要望されている。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板を回転させながら基板に処理液を
供給して処理を行う基板処理装置及び処理方法に関し、
特に基板をその外周端縁において基板保持部材にて保持
する時に、この保持に起因する処理ムラを防止して均一
な処理を施すことができる基板処理装置及び処理方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明は、基板を回転させな
がら基板に処理液を供給して処理を行う基板処理装置で
あって、基板を摺動自在に保持する基板保持手段と、前
記基板保持手段に保持された基板を鉛直方向の軸芯周り
で回転させる基板回転手段と、前記基板保持手段に保持
された基板に対向して配置された押圧手段と、前記押圧
手段を前記基板保持手段に対して前記基板の主面に当接
して前記基板保持手段との間に基板を挟持した近接位置
と、離間した離間位置との間で相対的に移動させる移動
手段と、基板を処理する際に、押圧手段を離間位置にし
た状態で基板保持手段を回転する第一処理工程と、前記
移動手段により押圧部材を近接位置にした状態で、前記
押圧手段と前記基板保持手段をとともに回転する第二処
理工程とで前記基板回転手段と前記移動手段を制御する
制御手段と、を具備したことを特徴とする基板処理装置
である。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
基板処理装置において、前記基板保持手段は、基板を水
平姿勢で支持した状態で回転駆動する回転支持板と、前
記回転支持板に立設され、基板の外周端縁に当接して前
記基板の水平位置を規制するとともに基板の下面を摺動
自在に保持する基板保持部材と、を有することを特徴と
する。
【0011】請求項3に係る発明は、基板を回転させな
がら基板に処理液を供給して処理を行う基板処理方法で
あって、基板の外周端縁を基板保持手段で摺動自在に保
持し、基板を回転させながら基板の少なくとも一方側の
面に処理液を供給して処理する第一処理工程と、前記基
板保持手段に対して相対的に移動する押圧手段が、前記
基板の一方側の面に当接して前記基板保持手段との間に
基板を挟持した状態で、前記押圧手段と前記基板保持手
段をとともに回転する第二処理工程と、を含むことを特
徴とする基板処理方法である。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
基板洗浄方法において、前記第一処理工程は、基板の下
面に処理液を供給し、遠心力で基板上面の周辺部に処理
液を周り込ませて基板外周端縁の処理を行うことを特徴
とする。
【0013】本発明の作用は次のとおりである。請求項
1に係る発明の基板処理装置においては、基板は基板保
持手段に摺動自在に保持されているので、この状態で基
板を回転させる第一処理工程で基板は基板保持手段に対
して滑り出し、基板と基板保持手段の回転数に差が生じ
て基板が基板保持手段に対して相対回転を行う。したが
って、基板保持手段が基板外周端縁の同じ位置に当接し
続けることがない。また、第二処理工程では、押圧手段
と基板保持手段により基板を挟持して処理されるので、
基板は確実に回転される。このように摺動自在に保持さ
れた基板に対して押圧手段を近接位置と離間位置とに移
動自在に構成することで、基板と基板保持手段との当接
位置をずらしながらの第一処理と、確実に保持する第二
処理を達成できる。
【0014】請求項2に係る発明の基板処理装置におい
ては、基板保持手段は回転支持板と基板保持部材により
構成される。基板は基板保持部材にその下面を摺動自在
に保持されるので、基板が滑り出しやすくなる。その結
果、処理液により汚染されて基板の保持が不確実になる
という問題がない。
【0015】請求項3に係る発明の基板処理方法におい
ては、基板は第一処理工程により、基板が基板保持手段
に対して相対的に回転しながら処理される。したがっ
て、基板保持手段が基板外周端縁の同じ位置に当接し続
けることがない。また、第二処理工程により基板は押圧
手段と基板保持手段により挟持されて回転しながら処理
される。したがって、基板は確実に回転される。すなわ
ち、押圧手段の移動により、基板の周辺部をむらなく処
理する工程と、例えば基板を高速回転して乾燥する処理
を行う工程を確実に切り換え実施できる。
【0016】請求項4に係る発明の基板処理方法におい
ては、基板の下面に処理液を供給し第一処理工程が行わ
れる。したがって、処理液は基板上面の周辺部に周り込
むとともに、基板保持部材が基板外周端縁の同じ位置に
当接し続けることがない。その結果、基板の保持に起因
する処理ムラを防止して均一な処理を基板上面の周辺部
に施すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す縦断面図
である。この装置は、処理対象の半導体ウエハ(基板)
Wに薬液や純水を用いた回転処理を施すためのものであ
り、薬液と廃液とを分離して排液する機能を備えてい
る。
【0018】基板Wは、基板保持手段としてのスピンチ
ャック1に水平姿勢で保持される。このスピンチャック
1は、回転軸2の上端に一体回転可能に取り付けられた
回転支持板としてのスピンベース3を有している。スピ
ンベース3の上面には、基板Wの外周端縁を3箇所以上
で保持する3個以上の基板保持部材4が、スピンベース
3の周縁に沿って等間隔で立設されている。なお、図1
以下では、図面が煩雑になることを避けるために、2個
の基板保持部材4のみを示している。
【0019】各基板保持部材4は、基板Wの外周端縁を
下方から支持する支持面4aと支持面4aに支持された
基板Wの外周端面に当接して基板Wの移動を規制する案
内立ち上がり面4bとを備えている。
【0020】回転軸2の下端付近には、ベルト伝動機構
5などによって基板回転手段としての電動モーター6が
連動連結されていて、電動モーター6を駆動することに
よって、回転軸2、スピンチャック1とともに、スピン
チャック1に保持された基板Wを鉛直方向の軸芯J周り
で回転させる。
【0021】また、回転軸2は中空を有する筒状の部材
で構成され、この中空部に洗浄液供給管7が貫通され、
その上端部の洗浄液供給部7aからスピンチャック1に
保持された基板Wの下面の回転中心付近に洗浄液を供給
できるように構成されている。洗浄液供給管7は配管8
に連通接続されている。この配管8の基端部は分岐され
ていて、一方の分岐配管8aには薬液供給源9が連通接
続され、他方の分岐配管8bには純水供給源10が連通
接続されている。各分岐配管8a、8bには開閉バルブ
11a、11bが設けられていて、これら開閉バルブ1
1a、11bの開閉を切り換えることで、洗浄液供給部
7aから薬液と純水とを選択的に切り換えて供給できる
ようになっている。
【0022】また、回転軸2の中空部の内壁面と洗浄液
供給管7の外壁面との間の隙間は、気体供給路12とな
っている。この気体供給路12は、開閉バルブ13が設
けられた配管14を介して気体供給源15に連通接続さ
れていて、気体供給路12の上端部の気体供給部12a
からスピンベース3と基板Wの下面との間の空間に、清
浄な空気や清浄な不活性ガス(窒素ガスなど)などの清
浄な気体を供給できるように構成されている。
【0023】回転軸2やベルト伝動機構5、電動モータ
ー6などは、ベース部材20上に設けられた円筒状のケ
ーシング16内に収容されている。
【0024】ベース部材20上のケーシング16の周囲
には受け部材21が固定的に取り付けられている。受け
部材21には、円筒状の仕切り部材22a、22b、2
2cが立設されていて、これら仕切り部材22a〜22
cとケーシング16の外壁面とによって、排気槽23、
第1の排液槽24a、第2の排液槽24bが形成されて
いる。ケーシング16の外壁面と内側の仕切り部材22
aの内壁面との間の空間が排気槽23であり、内側の仕
切り部材22aの外壁面と中間の仕切り部材22bの内
壁面との間の空間が第1の排液槽24aであり、中間の
仕切り部材22bの外壁面と外側の仕切り部材22cの
内壁面との間の空間が第2の排液槽24bである。
【0025】排気槽23の底部には排気ダクト25に連
通接続された排気口26が設けられていて、排気口26
から排気槽23内の気体が吸引されるように構成されて
いる。また、第1の排液槽24aの底部には回収ドレイ
ン27に連通接続された第1の排液口28aが設けら、
第2の排液槽24bの底部には廃棄ドレイン29に連通
接続された第2の排液口28bが設けられている。
【0026】なお、図1以下では、図面が煩雑になるこ
とを避けるために、各仕切り部材22a〜22c、及
び、後述する案内部材30は、断面形状のみを示してい
る。
【0027】第1、第2の排液槽24a、24bの上方
には、スピンチャック1及びそれによって保持された基
板Wの周囲を包囲するように筒状の案内部材30が昇降
自在に設けられている。この案内部材30には、上方に
向かうほど径が小さくなる傾斜部31a、31bが2箇
所に形成されている。各傾斜部31a、31bは、互い
に間隔をあけて同芯状に配備されている。また、各傾斜
部31a、31bの上端部には径Rが同じに構成された
気体取り込み口32a、32bが形成されている。さら
に、傾斜部31aの下端部には垂直部33、34aが連
なっており、傾斜部31bの下端部には垂直部34bが
連なっている。各傾斜部31a、31bは、垂直部34
a、34bを介して連結されており、この連結部分には
円周方向に、排液案内流路を形成する多数の開口35が
穿設されている。また、案内部材30には、垂直部33
と垂直部34aの間に円環状の溝36が形成されてい
て、この溝36が中間の仕切り部材22bに嵌入される
とともに、垂直部34a、34bが、第2の廃液槽24
b内に嵌入されるように、案内部材30が配置されてい
る。
【0028】スピンチャック1に保持された基板Wの高
さ位置HWに、傾斜部31aが位置しているとき、回転
される基板Wから飛散される洗浄液は傾斜部31aで受
け止められ、傾斜部31a、垂直部33に沿って第1の
排液槽24aに導かれ、第1の排液口28aから排液さ
れることになる。この装置では、傾斜部31a、垂直部
33、第1の排液槽24a、第1の排液口28aは薬液
の回収に用いられ、第1の排液口28aから回収ドレイ
ン27を経て図示しない回収タンクへ薬液が回収され、
その回収タンクから回収された薬液が薬液供給源9に供
給されて、薬液が再利用されるようになっている。
【0029】また、スピンチャック1に保持された基板
Wの高さ位置HWに、傾斜部31bが位置していると
き、回転される基板Wから飛散される洗浄液は傾斜部3
1bで受け止められ、傾斜部31b、垂直部34bに沿
い、開口35から第2の排液槽24bに導かれ、第2の
排液口28bから排液されることになる。この装置で
は、傾斜部31b、垂直部34b、開口35、第2の排
液槽24b、第2の排液口28bは洗浄処理に使用され
た後の廃液(薬液が混ざった純水)の廃棄に用いられ、
第2の排液口28bから廃棄ドレイン29を経て廃液が
廃棄されるようになっている。
【0030】案内部材30は、昇降機構40に連結され
る。案内部材30は、支持部材41を介して昇降機構4
0に支持されている。この昇降機構40は、図示しない
モーターを駆動することにより昇降され、これに伴って
案内部材30が昇降されるようになっている。
【0031】案内部材30は、スピンチャック1に保持
された基板Wの高さ位置HWに傾斜部31aが位置する
第1の高さH1、基板Wの高さ位置HWに傾斜部31b
が位置する第2の高さH2、上方の気体取り込み口32
bが基板Wの高さ位置HWよりも下方に位置する第3の
高さ位置H3の3段階の高さ位置で昇降される。案内部
材30の上記第1〜第3の高さ位置H1〜H3(第6
(a)〜(c)参照)に対応する昇降機構40の高さ位
置には、反射型の光センサなどで構成される昇降検出用
のセンサが配設され、これらセンサからの検出信号に基
づき、モーターが駆動制御され案内部材30が第1〜第
3の高さ位置H1〜H3に位置させるように構成されて
いる。なお、図5に示すように、この昇降制御は、昇降
制御手段として機能する制御部50によって行われるよ
うに構成されている。
【0032】図1に戻って、スピンチャック1の上方に
は中心部に開口を有する雰囲気遮断部材60が配置され
ている。この雰囲気遮断部材60は、基板Wの径より若
干大きく、かつ、案内部材30の気体取り込み口32
a、32bの径Rよりも小さい径を有していて、中空を
有する筒状の支持軸61の下端部に一体回転可能に取り
付けられている。そして、雰囲気遮断部材60の下面に
は、基板Wの外周部に3箇所以上で当接する3個以上の
押圧部材68が、雰囲気遮断部材60の周縁に沿って等
間隔で立設されている。ここで、押圧部材68と雰囲気
遮断部材60が本発明の押圧手段に相当する。なお、図
1以下では、図面が煩雑になることを避けるために、2
個の押圧部材68のみを示している。
【0033】支持軸61は、支持アーム62に回転自在
に支持されている。支持軸61には従動プーリ63が一
体回転可能に取り付けられている。その従動プーリ63
と、モーター64の駆動軸に連結された主動プーリ65
との間に無端ベルト66が架け渡されていて、モーター
64を駆動することにより支持軸61とともに雰囲気遮
断部材60が鉛直方向の軸芯J周りに回転されるように
構成されている。
【0034】また、支持アーム62は、移動手段に相当
する接離機構67によって昇降され、この支持アーム6
2の昇降によって、スピンチャック1に対して雰囲気遮
断部材60が接離されるように構成されている。この装
置では、雰囲気遮断部材60がスピンチャック1に保持
された基板Wの上面に対して押圧部材68が当接し押圧
する近接位置LHと、雰囲気遮断部材60がスピンチャ
ック1に保持された基板Wの上面から上方に離れた離間
位置である下方位置MHと、大きく離れた上方位置HH
との3段階の位置との間で雰囲気遮断部材60が昇降で
きるように構成されている。このような接離動を実現す
る接離機構67は、昇降機構45と同様に螺軸などを用
いた機構や、あるいは、エアシリンダなどで構成されて
いる。そして、図5に示すように、この接離制御も制御
部50によって行われるように構成されている。
【0035】図1に戻って、雰囲気遮断部材60の中心
の開口及び支持軸61の中空部には、洗浄液供給管70
が貫通され、その下端部の洗浄液供給部70aからスピ
ンチャック1に保持された基板Wの上面の回転中心付近
に洗浄液を供給できるように構成されている。洗浄液供
給管70は配管71に連通接続されている。この配管7
1の基端部は分岐されていて、一方の分岐配管71aに
は薬液供給源9が連通接続され、他方の分岐配管71b
には純水供給源10が連通接続されている。各分岐配管
71a、71bには開閉バルブ72a、72bが設けら
れていて、これら開閉バルブ72a、72bの開閉を切
り換えることで、洗浄液供給部70aから薬液と純水と
を選択的に切り換えて供給できるようになっている。
【0036】また、雰囲気遮断部材60の中心の開口の
内壁面及び支持軸61の中空部の内壁面と、洗浄液供給
管70の外壁面との間の隙間は、気体供給路73となっ
ている。この気体供給路73は、開閉バルブ74が設け
られた配管75を介して気体供給源15に連通接続され
ていて、気体供給路73の下端部の気体供給部73aか
ら雰囲気遮断部材60と基板Wの上面との間の空間に清
浄な気体を供給できるように構成されている。
【0037】制御部50は、図5に示すように案内部材
30の昇降制御と雰囲気遮断部材60の接離制御の他に
も、スピンチャック1の回転制御や雰囲気遮断部材60
の回転制御、洗浄液供給部7a、70aからの洗浄液の
供給制御、気体供給部12a、73aからの気体の供給
制御などの制御も行うように構成されている。
【0038】図2は、雰囲気遮断部材60の底面図であ
る。雰囲気遮断部材60の下面60Aは、基板Wの上面
に対向する基板対向面をなしており、その周縁部には、
周方向に沿って等間隔に6個の押圧部材68が配置され
ている。この押圧部材68は、ゴムやその他の弾性材料
から構成されており、その基板Wに臨む表面には、図4
の拡大断面図に示されているように、基板Wとほぼ平行
な平坦面68aと、基板Wの中心に向かうに従って基板
Wの上面から離反するように傾斜したテーパー面68b
とを有している。
【0039】図3は、スピンベース3の平面図である。
スピンベース3の上面3Aは基板Wの下面に対向する基
板対向面をなしており、その周縁部には、周方向に沿っ
て等間隔に6個の基板支持部材4が配置されている。す
なわち、雰囲気遮断部材60側の押圧部材68に対応す
るように基板支持部材4が設けられている。この基板支
持部材4は、図4の拡大断面図に示されているように、
基板Wの下面の周縁部を支持する支持面4aと、この支
持面4aよりもスピンベース3の半径方向外方寄りの位
置において立ち上がり、半径方向内方に向かうに従って
下がるように傾斜した案内立ち上がり面4bとを有して
いる。この基板支持部材4の支持面4aは基板Wの下面
が滑る材質で形成されており、例えばPTFEやその他
の弾性材料で構成されている。
【0040】図示しない基板搬送ロボットからスピンベ
ース3への基板Wの受け渡しが行われるとき、基板W
は、基板支持部材4の案内立ち上がり面4bによって支
持面4aへと案内されて落とし込まれる。この時、6個
の基板支持部材4上で基板Wは飛び出しは規制される
が、挟持されておらず支持面4aに摺動自在に保持され
ていることとなる。こうして、基板Wがスピンベース3
に位置合わせされて保持された後、接離機構67が雰囲
気遮断部材60を下降させる。そして、スピンベース3
と雰囲気遮断部材60とが近接される過程で、雰囲気遮
断部材60側の押圧部材68のテーパー面68bが基板
Wの上面の周縁部に接し、基板Wを回転中心に向けて案
内しながら弾性変形する。このとき、スピンベース3側
の基板支持部材4の弾性変形も同時に起こる。そして、
この状態では、基板支持部材4と押圧部材68はそれぞ
れ弾性変形して、基板Wの周縁部を挟持する。このと
き、雰囲気遮断部材60の下面60Aと基板Wの上面と
の間には一定の間隔D1が確保され、同様に、基板Wの
下面とスピンベース3の上面3Aとの間には一定の間隔
D2が確保される。
【0041】以上のような構成を有する装置の動作を図
6(a)ないし図6(c)を参照して説明する。図6
(a)はスピンチャック1に対する基板Wの受渡しを行
う状態を示し、図6(b)は薬液処理の状態、図6
(c)はリンス処理及び乾燥処理の状態を示している。
なお、一例として、基板Wはその上面にメッキ処理がさ
れており、この装置にて上面の周辺部数mm程度をエッ
チングして除去する処理を施すことを目的としているも
のとして説明する。
【0042】処理工程の全体の流れについて以下に概説
する。まず、図6(a)に示すように、未処理の基板W
をスピンチャック1に搬入するときには、制御部50
は、接離機構67を制御して、雰囲気遮蔽部材60を上
昇させる。これに伴い、雰囲気遮蔽部材60これに関連
して設けられている洗浄液供給管70や各種の配管71
などが上昇する。そして、昇降機構40を制御して、案
内部材30を第3の高さ位置H3に位置させて、スピン
チャック1を案内部材30の上方から突出させるととも
に、雰囲気遮断部材60を上方位置HHに位置させて、
雰囲気遮断部材60とスピンチャック1との間の間隔を
広げる。こうして、雰囲気遮蔽部材60とスピンベース
3との間に、基板Wの搬入経路が確保される。この時、
基板保持部材4と押圧部材68の夫々6個が対向する回
転位置で、スピンベース3と雰囲気遮断部材60が停止
されている。
【0043】これにより、スピンチャック1の上端が受
け渡し高さに達すると、この状態で、図示しない基板搬
送ロボットが未処理の基板Wをスピンチャック1に引き
渡す。スピンチャック1は受け取った基板Wを保持す
る。基板搬送ロボットの基板保持ハンドがスピンチャッ
ク1内に入り込み、基板保持部材4の上に未処理の基板
Wをおき、その後、スピンチャック1外に退避する。こ
の過程で、上述のように、基板Wは、基板支持部材4の
案内立ち上がり面4bによって、支持面4aへと落とし
込まれる。
【0044】続いて、基板Wの受け取りが終わると、図
6(b)に示すように、制御部50は、接離機構67を
制御して、雰囲気遮断部材60を下降させる。これによ
り、雰囲気遮断部材60がスピンベース3に下方位置M
Hに導かれ、雰囲気遮断部材60の押圧部材68と、ス
ピンベース3の基板支持部材4とが、基板Wの周縁部で
所定の隙間を有して6箇所で対向することになる。
【0045】さらに、案内部材30を第1の高さ位置H
1に位置させて、スピンチャック1に保持された基板W
の高さ位置HWに案内部材30の傾斜部31aを位置さ
せるとともに、雰囲気遮断部材60を下方位置MHに位
置させて、スピンチャック1に保持された基板Wの上面
と雰囲気遮断部材60との間の間隔をWBにする。これ
により、傾斜部31aの上端部の気体取り込み口32a
の中央部分は雰囲気遮断部材60によって塞がれること
になる。上記間隔WBは、雰囲気遮断部材60が気体取
り込み口32aの中央部分を塞ぐように配置される間隔
である。
【0046】さらに、制御部50は、共通の駆動制御信
号を与え、モーター6、64を同期回転させる。ただ
し、モーター6、64は互いに反対方向に回転する。こ
れにより、上下の回転筒38、58が同じ方向に回転さ
れ、これらの回転筒38、58に固定されている雰囲気
遮断部材60およびスピンベース3がそれぞれの中心を
通る鉛直軸芯Jまわりに一体的に同期回転することにな
る。したがって、スピンベース3に保持されている基板
Wは、水平に保持された状態で、そのほぼ中心を通る鉛
直軸芯Jまわりに回転されることになる。
【0047】次いで、この状態で、制御部50は、洗浄
液供給部7aから薬液を基板Wの下面に供給して本発明
の第一処理工程としての薬液処理を開始する。すなわ
ち、開閉バルブ11aを開成することにより、洗浄液供
給管7の洗浄液供給部7aから洗浄用薬液としてのエッ
チング液を吐出させる。これにより、基板Wの下面の中
央に向けてエッチング液が至近距離から供給される。供
給されたエッチング液は、基板Wの回転に伴う遠心力に
よって回転半径方向外方側へと導かれるので、結果とし
て、基板Wの下面の全域に対して隈無く薬液洗浄を行う
ことができる。
【0048】また、基板Wの下面を伝わって下面周辺部
に向ったエッチング液が基板Wの上面に這い上がって上
面の周辺部を処理する。このとき固定系である洗浄液供
給部7aからのエッチング液が、回転している基板Wの
下面に触れることとにより抵抗となり、基板支持部材4
上面に摺動自在に保持されている基板Wはスピンベース
3に対し遅れて回転することとなる。つまり、基板Wと
スピンベース3の回転数に差が生じて基板Wが基板保持
部材4の基板保持部4aを滑り出す。従って、基板支持
部材4が基板Wの端縁の同じ位置に当接し続けることが
ないので、保持に起因する処理ムラを防止することがで
きる。なお、この薬液処理期間中、開閉バルブ11b
は、閉成状態に保持される。
【0049】この薬液処理の際に、回転される基板Wの
外周部から振り切られて周囲に飛散する薬液は、傾斜部
31aで受け止められ、傾斜部31a、垂直部33に沿
って第1の排液槽24aに導かれ、第1の排液口28a
から排液され、回収ドレイン27を経て回収タンクに回
収されることになる。
【0050】なお、薬液供給源9から基板Wに供給され
るエッチング液としては、たとえば、HF、BHF(希
フッ酸)、HPO、HNO、HF+H(フ
ッ酸過水)、HPO+H(リン酸過水)、H
SO+ H(硫酸過水)、HCl+ H
(アンモニア過水)、HPO+CHCOOH+H
NO、ヨウ素+ヨウ化アンモニウム、しゅう酸系やク
エン酸系の有機酸、TMAH(テトラ・メチル・アンモ
ニウム・ハイドロオキサイド)やコリンなどの有機アル
カリを例示することができる。
【0051】また、基板Wから飛散され傾斜部31aに
当たった薬液の一部はミストとなって浮遊することにな
る。しかしながら、この装置では、基板Wの上面から所
定間隔WB隔てて配置された雰囲気遮断部材60によ
り、案内部材30の気体取り込み口32aの中央部分が
塞がれているので、案内部材30の内壁面の内側の空間
には、案内部材30の気体取り込み口32aと雰囲気遮
断部材60との間の円環状の狭い隙間80から気体が流
入することになり、その隙間80から流入し、基板W及
びスピンベース3の周囲を流下してスピンチャック1の
下方の排気口26に流れる気体の流速は比較的速くな
り、スピンチャック1の下方空間で気体の対流が起き難
くなる。また、基板Wの周囲を流下する気流がエアーカ
ーテンの役目を果たすことになるので、そのエアーカー
テンの外部に浮遊する薬液のミストがそのエアーカーテ
ンの内部の基板W側に流れるのを抑制することにもな
る。さらに、気流の一部が第1の排液槽24a内にも流
れるので、その気流によって傾斜部31a付近に浮遊す
る薬液のミストは第1の処理槽24a内に押し流され
る。従って、薬液のミストが基板Wに再付着するのを抑
制することができる。
【0052】また、案内部材30の傾斜部31aとスピ
ンチャック1に保持された基板Wとは十分に離されるよ
うに案内部材30が配置されているとともに、案内部材
30の傾斜部31a(31b)は、上方に向かうほど径
が小さくなるように形成されさらに、基板Wの上方に雰
囲気遮断部材60も配置されているので、傾斜部31a
からの薬液の跳ね返りが基板Wに付着するような不都合
も起き難い。従って、基板Wへの薬液の再付着を好適に
抑制することができる。
【0053】所定の薬液洗浄処理時間が経過すると、洗
浄液供給部7aからのエッチング液の供給を停止する。
そして、図6(c)に示すように、制御部50は、接離
機構67を制御して、雰囲気遮断部材60を下降する。
雰囲気遮断部材60は押圧部材68が基板Wの表面に当
接する近接位置LHまで下降され、スピンベース3の基
板支持部材4とが、基板Wの周縁部を6箇所で挟持する
ことになる。また、案内部材30を第2の高さ位置H2
に位置させて、スピンチャック1に保持された基板Wの
高さ位置HWに案内部材30の傾斜部31bを位置させ
る。このとき、雰囲気遮断部材60は近接位置LHに位
置され、スピンチャック1に保持された基板Wの上面と
雰囲気遮断部材60との間の間隔をD1とする。この状
態で、傾斜部31bの上端部の気体取り込み口32bの
中央部が雰囲気遮断部材60によって塞がれるように、
上下の気体取り込み口32a、32bの鉛直方向の間隔
ZLが決められている。
【0054】予め定めた一定時間だけエッチング液が供
給された後、制御部50は、開閉用バルブ11aを閉成
して薬液処理工程を終了するとともに、開閉用バルブ1
1b、72bを開成する。これにより、洗浄液供給部7
a、70aからは、リンス液(純水、オゾン水、電解イ
オン水など)が、基板Wの上下面の中央に向けて供給さ
れることになる。この状態で、洗浄液供給部7a、70
aからリンス液を基板Wの上下両面に供給して基板Wに
付着している薬液を純水で洗い落とすリンス処理を行
う。こうして、薬液処理工程後の基板Wの上下面に存在
するエッチング液を洗い流すためのリンス工程が行われ
る。
【0055】このリンス処理の際に、回転される基板W
の外周部から振り切られて周囲に飛散する廃液(薬液が
混ざった純水)は、傾斜部31bで受け止められ、傾斜
部31b、垂直部34bに沿い、開口35から第2の排
液槽24bに導かれ、第2の排液口28bから排液さ
れ、廃棄ドレイン29を経て廃棄されることになる。
【0056】また、基板Wから飛散され傾斜部31bに
当たった廃液の一部はミストとなって浮遊するが、薬液
処理の場合と同様の作用により、基板Wへの廃液の再付
着を好適に抑制することができる。さらに、スピンベー
ス3の周囲を流下する気流によって、仕切り部材22a
の上端と気体取り込み口32aとの間の開口を塞ぐよう
にエアーカーテンが形成されるとともに、その一部の気
流が傾斜部31aに沿って第1の排液槽24aに流入
し、第1の排液槽24aに浮遊する薬液のミストが基板
Wに再付着することも抑制される。
【0057】予め定めた一定時間だけリンス液が供給さ
れた後、制御部50は、開閉用バルブ11b、72bを
閉成してリンス工程を終了する。次に、モーター6、6
4を高速回転させるための制御信号を与える。これによ
り、基板Wの回転が加速され、その表面の液成分が遠心
力によって振り切られる。こうして、乾燥工程が行われ
る。この乾燥工程の際、制御部50は、開閉用バルブ1
3、74を開成し、気体供給部12a、73aから基板
Wの上下面に窒素ガスを供給させる。これにより、雰囲
気遮断部材60とスピンベース3との間の制限された小
容積の空間の空気は、すみやかに窒素ガスに置換される
ので、洗浄処理後の基板Wの上下面に不所望な酸化膜が
成長することはない。
【0058】乾燥工程の終了後には、制御部59は、モ
ーター6、64の回転を停止させ、さらに、図6(a)
に示すように接離機構67によって雰囲気遮断部材60
を上方位置HHに上昇させ、その後、案内部材30を、
第3の高さ位置H3にまで下降させる。この状態で、基
板搬送ロボットが、洗浄および乾燥処理済みの基板Wを
基板支持部材4から受け取って、スピンチャック1外に
搬出することになる。従って、1枚の基板Wに対する回
転処理を終了する。なお、上記リンス処理と乾燥工程が
本発明の第二処理工程に相当する。
【0059】以上、上記実施例によれば、この基板処理
装置は、半導体ウェハなどの基板Wを水平面内で回転さ
せながら、基板Wの表裏面に処理を施す装置である。こ
の基板処理装置は、スピンベース3の上面で立設されて
いる基板Wの外周縁に当接して基板Wを支持する複数個
の基板支持部材4により摺動自在に保持されているの
で、一定の加減速や処理液の供給により基板は複数個の
基板支持部材4に対して滑り出し、基板Wとスピンベー
ス3の回転数に差が生じて基板Wがスピンベース3に対
して相対回転を行う。したがって、基板支持部材4のが
基板Wの外周端縁の同じ位置に当接し続けることがない
ので、支持に起因する処理ムラを防止して、均一な処理
を施すことができる。
【0060】また、この実施形態によれば、乾燥処理等
の高速回転が必要な処理においては、基板Wの外周周縁
を雰囲気遮断部材60およびスピンベース3に設けた基
板支持部材4と押圧部材68によって上下から挟持し、
その状態で、雰囲気遮断部材60およびスピンベース3
を回転するようにしている。そのため、基板Wがスピン
チャック1より飛び出すような不具合が発生することな
く回転処理が行なわれる。
【0061】また、基板Wの上下面と雰囲気遮断部材6
0およびスピンベース3との間隔D1、D2は基板支持
部材4と押圧部材68によって確実に規定されるから、
雰囲気遮断部材60およびスピンベース3と基板Wとが
衝突するおそれがない。そのため、雰囲気遮断部材60
およびスピンベース3と基板Wの上下面との間隔D1、
D2を小さくすることが容易である。そこで、これらの
間隔D1、D2を十分に小さくしておくことによって、
周囲のパーティクルが基板Wの表面に付着することを防
止できる。また、基板Wの周囲の空間を効果的に制限で
きるので、この基板Wの周囲をすみやかに窒素ガス雰囲
気とすることができる。これにより、基板Wの回転処理
を良好に行うことができる。
【0062】しかも、基板Wの上下面に極近接した雰囲
気遮断部材60およびスピンベース3の中央から、洗浄
液供給部7a、70aを基板Wの上下面に臨ませている
ので、洗浄液供給部7a、70aから基板Wの上下面に
至る液経路長が極めて短い。そのため、液供給による抵
抗が確実に生じるので基板Wは基板支持部材に対して容
易に摺動することとなる。
【0063】さらには、基板Wの外周端縁を上下より挟
持することによって基板Wを支持する構成であるので、
たとえば、スピンベース3にメカニカルチャックを立設
して基板Wの端面を把持させる場合と比較すると、スピ
ンベース3とともに回転するメカニカルチャックを動作
させるための複雑な駆動機構が不要であるから、構成が
極めて簡単になる。また、メカニカルチャックを用いる
場合に比較して、風を切る部材が少ないので、雰囲気遮
蔽部材60およびスピンベース3の周辺の気流の乱れが
少ない。これにより、ミストの発生やパーティクルの巻
き上げなどを効果的に防止できるから、基板Wの処理品
質を向上できる。
【0064】なお、基板Wの外周端縁を上下の部材によ
り挟持するためには、基板保持部材4および押圧部材6
8の位置が整合するように雰囲気遮蔽部材60とスピン
ベース3との相対回転位置が調整されている必要があ
る。ただし、雰囲気遮蔽部材60とスピンベース3と
は、どちらか一方が回転を開始した時に両方が回転し、
また、その状態で回転を停止するので、両者の回転位置
を一度整合させておけば、その後には、原則として再調
整しなくとも、基板保持部材4と押圧部材68の位置が
整合した状態が保持される。
【0065】なお、薬液を用いた処理の際に、必要に応
じて、雰囲気遮断部材60を回転させてなくてもよい
し、気体供給部12a、73aから気体を供給させても
よい。この場合、制御部50は、スピンベース3の回転
位置を常に監視し、基板Wの外周端縁を挟持する時に、
基板保持部材4および押圧部材68の位置が整合するよ
うに雰囲気遮蔽部材60とスピンベース3との相対回転
位置を調整する必要がある。
【0066】<第二の実施例>上記の実施例においては
リンス工程時に基板Wを挟持するようにしているが、本
発明は、リンス工程時の洗浄ムラにも同様に適用するこ
とができる。
【0067】すなわち、上記実施例装置のように構成さ
れた基板処理装置においては、次にように基板処理が行
われる。図6(a)及び図6(b)に示すように、所定
の薬液洗浄処理時間が経過すると、洗浄液供給部7aか
らの薬液の供給を停止する。そして、図6(b)に示す
ように、案内部材30を第2の高さ位置H2に位置させ
て、雰囲気遮断部材60は下方位置MHに位置させたま
ま、この状態で、開閉用バルブ11b、72bを開成す
る。これにより、洗浄液供給部7a、70aからは、リ
ンス液(純水、オゾン水、電解イオン水など)が、基板
Wの上下面の中央に向けて供給されることになる。この
状態で、洗浄液供給部7a、70aからリンス液を基板
Wの上下両面に供給して基板Wに付着している薬液を純
水で洗い落とすリンス処理を行う。
【0068】この基板Wのリンス処理中における基板保
持部材4と基板Wの外周端縁との洗浄状態の関係につい
て説明する。回転処理中の基板保持部材4による基板W
の外周端縁付近は気流の乱れなどによって、洗浄液の流
れが基板保持部材4付近では乱れて、その結果、未洗浄
部分が形成される。そこで、雰囲気遮断部材60は下方
位置MHに位置させたまま、すなわち、スピンチャック
1に保持された基板Wの上面と雰囲気遮断部材60との
間の間隔をWBに維持することで、このリンス処理中に
おいても、基板Wとスピンベース3の回転数に差が生じ
て基板Wが基板保持部材4の支持面4aを滑り出す。従
って、基板支持部材4が基板Wの端縁の同じ位置に当接
し続けることがないので、保持に起因する処理ムラを防
止することができる。
【0069】予め定めた一定時間だけリンス液が供給さ
れた後、制御部50は、開閉用バルブ11b、72bを
閉成してリンス工程を終了する。その後、制御部50
は、接離機構67を制御して、雰囲気遮断部材60を図
6(c)に示すと同様に下降する。雰囲気遮断部材60
は押圧部材68が基板Wの表面に当接するまで下降さ
れ、スピンベース3の基板支持部材4とが、基板Wの周
縁部を6箇所で挟持することになる。次に、モーター
6、64を高速回転させるための制御信号を与える。こ
れにより、基板Wの回転が加速され、その表面の液成分
が遠心力によって振り切られる。こうして、乾燥工程が
行われる。
【0070】以上、上記実施例によれば、リンス処理工
程においても、基板支持部材4が基板Wの外周端縁の同
じ位置に当接し続けることがないので、支持に起因する
処理ムラを防止して、均一な処理を施すことができる。
【0071】以上、上記実施例によれば、この基板処理
装置は、基板Wを水平面内で回転させながら、基板Wの
表裏面に薬液処理、洗浄処理、乾燥処理をその順に施す
装置である。この基板処理装置において、薬液処理から
乾燥処理までの間、基板Wの支持に起因する処理ムラを
防止して処理される。なお、上記第一の実施例において
は薬液処理が第一処理工程に、洗浄処理と乾燥処理が第
二処理工程に相当する。また、上記第二の実施例におい
ては薬液処理と洗浄処理が第一処理工程に、乾燥処理が
第二処理工程に相当する。
【0072】<第三の実施例>図7は、この発明の第三
の実施形態の構成を説明するための図解的な断面図であ
る。この図7において、上述の図1ないし図4に示され
た各部と同等の部分には、同一の参照符号を付して示
す。この実施形態では、スピンベース3の外周端縁に
は、基板保持部材110が、たとえば、図8に示すよう
に、スピンベース3の上面3Aに、周方向に沿って等間
隔に6個配置されている。この基板保持部材110は、
スピンベース3の上面3Aに平行な平坦面を有する支持
面111と、この支持面111よりもスピンベース3の
回転半径方向外方側において立ち上がった案内立ち上が
り面112とを有している。案内立ち上がり面112
は、上記回転半径方向外方側に向かうに従って高くなる
ように形成された案内面112aを有している。そし
て、支持面111には、弾性材料からなる半球状の支持
突起113が上向きに固定されている。
【0073】一方、雰囲気遮断部材60の下面60Aの
外周端縁には、押圧部材120が、基板保持部材110
に対応するように、たとえば、周方向に沿って等間隔に
6個配置されている。この押圧部材120には、弾性材
料からなる半球状の押圧突起121が下向きに固定され
ている。そして、押圧部材120の、雰囲気遮断部材6
0の回転半径方向外方側には、この半径方向外方側に向
かうに従って高くなる下向きのテーパー面120aが形
成されている。このテーパー面120aの傾斜は、基板
保持部材110側の案内面112aの傾斜と整合してい
る。
【0074】この構成により、基板Wをスピンベース3
に受け渡す際、基板保持部材110の案内面112aに
よって、基板Wを所定の位置に案内して落とし込むこと
ができる。雰囲気遮断部材60をスピンベース3に近接
させて支持突起113と押圧突起121によって基板W
の外周端縁を挟持するときには、基板保持部材110の
案内立ち上がり面112は、押圧部材120のテーパー
面120aの下方の空間に納められるので、案内立ち上
がり面112が押圧部材120と干渉するおそれはな
い。この構成によっても、上述の第1の実施形態の場合
と同様な作用効果を達成できる。
【0075】なお、本発明は、上述した実施例および変
形例に限定されるものではなく、以下のように他の形態
でも実施することができる。
【0076】(1)上記の実施例においてはエッチング
処理を施すことを目的としているが、本発明は、その他
の処理液を基板Wに供給して所定の処理を基板Wに施す
各種の基板処理装置にも同様に適用することができる。
【0077】(2)実施例装置では、基板保持部材と押
圧部材を6個備えた例を説明したが、本発明は3個以上
であればこの個数に限定されるものではない。
【0078】(3)上述の実施形態では、雰囲気遮断部
材60とスピンベース3との回転駆動のためにモーター
6、64をそれぞれ設けているが、基板支持部材4と押
圧部材68によって基板Wを挟持した状態においては、
雰囲気遮断部材60とスピンベース3とは互いにトルク
を伝達し合うことができる。したがって、モーター6、
64のうちの一方は設けられなくてもよい。
【0079】(4)また、上述の各実施形態では、基板
支持部材4と押圧部材68を弾性材料で構成する場合に
ついて説明したが、これらの部材は必ずしも弾性材料で
構成する必要はない。ただし、回転中における基板Wの
保持を確実にするためには、弾性材料で構成しておくこ
とが好ましい。
【0080】(5)また、上述の実施形態では、雰囲気
遮断部材60が昇降駆動される例を挙げたが、雰囲気遮
断部材60を固定しておいてスピンベース3を昇降可能
に構成してもよいし、雰囲気遮断部材60およびスピン
ベース3の両方が昇降可能な構成であってもよい。少な
くともいずれか一方が昇降可能であれば、雰囲気遮断部
材60とスピンベース3との間に基板Wを保持でき、ま
た、この保持を解除できる。
【0081】(6)さらに、上述の実施形態では、押圧
部材68は雰囲気遮断部材60の下面に立設するように
形成しているが、雰囲気遮断部材60の下面を一体的に
突出させて押圧部材68を形成するようにしてもよい。
すなわち、雰囲気遮断部材60の下面に突起部を形成
し、その突起部の先端で基板Wの表面に当接させること
で基板Wをスピンベース3の基板保持部材4とで挟持す
る。
【0082】(7)さらに、上述の実施形態では、半導
体ウエハを洗浄する装置を例にとったが、この発明は、
洗浄以外の処理を行う装置にも適用でき、また、ウエハ
以外にも液晶表示装置用ガラス基板やフォトマスク用の
ガラス基板、光ディスク用の基板などの各種の基板に対
して処理する装置にも同様に適用することができる。
【0083】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基板は基板保持手段に摺動自在に保持されて
いるので、この状態で基板を回転させる第一処理工程で
基板は基板保持手段に対して滑り出し、基板と基板保持
手段の回転数に差が生じて基板が基板保持手段に対して
相対回転を行う。したがって、基板保持部材が基板外周
端縁の同じ位置に当接し続けることがない。また、第二
処理工程では、押圧手段と基板保持手段により基板を挟
持して処理されるので、基板は確実に回転される。した
がって、基板の支持に起因する処理ムラを防止して、均
一な処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成
を示す縦断面図である。
【図2】上記基板処理装置の雰囲気遮断部材の底面図で
ある。
【図3】上記基板処理装置のスピンベースの平面図であ
る。
【図4】支持部材と押圧部材による基板の挟持状態を示
す拡大断面図である。
【図5】実施形態に係る装置の制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】実施形態に係る装置の動作を説明するための図
であって、(a)はスピンチャックに対する基板の受渡
しを行う状態を示す縦断面図、(b)は薬液処理の状態
を示す縦断面図、(c)はリンス処理及び乾燥処理の状
態を示す縦断面図である。
【図7】この発明の第三の実施形態の構成を説明するた
めの図解的な断面図である。
【図8】上記第三の実施形態におけるスピンベースの平
面図である。
【図9】従来方法による問題点を示す図である。
【図10】従来方法による問題点を示す側面図である。
【符号の説明】
W 基板 Q 処理液 1 スピンチャック 3 スピンベース 4、100、110 基板保持部材 4a、111 支持面 4b、112 案内立ち上がり面 6 電動モーター 64 モーター 9 薬液供給源 10 純水供給源 50 制御部 60 雰囲気遮断部材 67 接離機構 68、120 押圧部材 68a 平坦面 68b、120a テーパー面 H1 第1の高さ位置 H2 第2の高さ位置 H3 第3の高さ位置 HH 上方位置 MH 下方位置 LH 近接位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC64 AC79 AC93 AE24 CA48 DA08 DB13 DC22 DC24 EA07 4F042 AA02 AA07 AA10 EB01 EB09 EB17 EB29 5F031 CA02 CA05 HA02 HA09 HA24 HA28 HA30 HA48 HA59 JA02 JA06 JA32 KA03 LA12 LA13 LA15 MA23 NA02 NA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転させながら基板に処理液を供
    給して処理を行う基板処理装置であって、 基板を摺動自在に保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段に保持された基板を鉛直方向の軸芯周
    りで回転させる基板回転手段と、 前記基板保持手段に保持された基板に対向して配置され
    た押圧手段と、 前記押圧手段を前記基板保持手段に対して前記基板の主
    面に当接して前記基板保持手段との間に基板を挟持した
    近接位置と、離間した離間位置との間で相対的に移動さ
    せる移動手段と、 基板を処理する際に、押圧手段を離間位置にした状態で
    基板保持手段を回転する第一処理工程と、前記移動手段
    により押圧部材を近接位置にした状態で、前記押圧手段
    と前記基板保持手段をとともに回転する第二処理工程と
    で前記基板回転手段と前記移動手段を制御する制御手段
    と、を具備したことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板保持手段は、基板を水平姿勢で支持した状態で
    回転駆動する回転支持板と、前記回転支持板に立設さ
    れ、基板の外周端縁に当接して前記基板の水平位置を規
    制するとともに基板の下面を摺動自在に保持する基板保
    持部材と、を有することを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 基板を回転させながら基板に処理液を供
    給して処理を行う基板処理方法であって、 基板の外周端縁を基板保持手段で摺動自在に保持し、基
    板を回転させながら基板の少なくとも一方側の面に処理
    液を供給して処理する第一処理工程と、 前記基板保持手段に対して相対的に移動する押圧手段
    が、前記基板の一方側の面に当接して前記基板保持手段
    との間に基板を挟持した状態で、前記押圧手段と前記基
    板保持手段をとともに回転する第二処理工程と、を含む
    ことを特徴とする基板処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板洗浄方法におい
    て、 前記第一処理工程は、基板の下面に処理液を供給し、遠
    心力で基板上面の周辺部に処理液を周り込ませて基板外
    周端縁の処理を行うことを特徴とする基板処理方法。
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