JP2002093350A - フィラメントを用いた表示管 - Google Patents

フィラメントを用いた表示管

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JP2002093350A
JP2002093350A JP2000281193A JP2000281193A JP2002093350A JP 2002093350 A JP2002093350 A JP 2002093350A JP 2000281193 A JP2000281193 A JP 2000281193A JP 2000281193 A JP2000281193 A JP 2000281193A JP 2002093350 A JP2002093350 A JP 2002093350A
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coil
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Sadahisa Yonezawa
米沢禎久
Yukio Ogawa
小川行雄
Kazuyoshi Ishikawa
石川和良
Katsutoshi Kogo
向後克俊
Tomoshi Yoshimura
吉村智志
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】直線状部とコイル状部とから成る陰極用フィラ
メントを用いた表示管において、コイル状部の加熱を回
避すること。 【解決手段】 ガラスの基板11にフィラメントのサポ
ート161を電気的に絶縁して固着し、そのサポート1
61にフィラメントのコイル状部152の端部を溶接す
る。フィラメントの直線状部151の端部も図示しない
サポートに溶接する。コイル状部152は、フィラメン
トに所定の張力を付与する。基板11に形成した給電用
配線131にコンタクト用金属部材141を固着し、そ
の上端部に直線状部151を接触させ、コンタクト用金
属部材141と直線状部151とを電気的に接続する。
直線状部151は、給電されるが、コイル状部152
は、給電されないから発熱しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、陰極にフィラメ
ントを用いた蛍光表示管等の表示管に関し、特にそのフ
ィラメントの給電手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の表示管の内部の斜視図
である。図10(a)において、81は、ガラスの基
板、84は、フィラメント、82は、フィラメントのサ
ポート、83は、フィラメントのアンカーである。フィ
ラメント84の一端は、サポートの支持部821に固着
され、他端は、アンカー83の支持部831に固着され
ている。サポート82、アンカー83は、フィラメント
84の高さ(基板81との間隔)を規定する役目も有し
ている。(例えば、実開昭61−7856号公報参
照。)
【0003】アンカー83の支持部831は、板ばねで
形成し、フィラメント84が熱膨張で弛まないように、
フィラメント84に常時所定の張力を付与している。そ
のため各支持部831の板ばねは、張力が均一になるよ
うに加工しなければならない。また支持部831は、フ
ィラメント84を固着支持し、かつフィラメントを所定
の高さに保持しなければならないから、高い精度の加工
が必要になる。このようにアンカー83は、加工精度が
厳しく、かつ複雑な構造であるため、加工が難しく、加
工費が高くなる。さらにアンカー83は、前記緒条件が
要求されるため、小型化が難しく、表示管の薄型化、小
型化のネックになっていた。
【0004】そこでアンカーを用いない表示管として、
図10(b)の構造のものが提案されている。図10
(b)のものは、直線状部841とコイル状部842と
から成るフィラメントを用い、基板81の両端に固着し
たサポート82に、直線状部841の端部とコイル状部
842の端部を固着してある。コイル状部842は、直
線状部841に所定の張力を付与し、図10(a)のア
ンカー83の役目を果たしている。(例えば、実開昭6
1−7856号公報参照。)
【0005】図10(b)の場合には、図10(a)の
アンカーの問題は、解決するが、表示管の駆動時、コイ
ル状部842の温度が直線状部841の温度よりも高く
なり、新たな問題が生じる。即ち表示管の点灯時、フィ
ラメントの温度は、直線状部841が600℃程度であ
るのに対して、コイル状部842は、800℃程度にな
るため赤色に発光して表示の妨げになる。また表示管の
製造過程においては、フィラメントを活性化するため通
常よりも高い電圧を印加してフラッシングを行うが、そ
のフラッシング時のフィラメントの温度は、直線状部8
41が1000℃程度であるのに対して、コイル状部8
42は、1500〜2000℃になる。そのため、コイ
ル状部842にコートしてある電子放出材の炭酸塩等が
分解して飛散し、アノードに塗布した蛍光体を汚染し、
表示障害を引き起こすことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、図10
(b)について前述した問題点、即ちフィラメントのコ
イル状部の温度上昇により、コイル状部が赤色に発光し
て表示の妨げとなる点、及びコイル状部の炭酸塩の飛散
によりアノードに塗布した蛍光体が汚染される点をなく
して、安価な部品を使用でき、製造工程が簡単で、高い
表示品質の表示管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、コイル状部
及び直線状部から成る陰極用フィラメントを用い、フィ
ラメントへの張力は、コイル状部によって付与し、フィ
ラメントへの給電は、直線状部にのみ行うことにより、
前記課題を解決している。本願発明は、直線状部及びコ
イル状部から成る陰極用フィラメントを備えた表示管に
おいて、絶縁されたサポート又は絶縁材から成る基板に
コイル状部の端部を固着し、コイル状部の直線状部側に
フィラメントの給電用部材を設けてある。本願発明は、
直線状部及びコイル状部から成る陰極用フィラメントを
備えた表示管において、フィラメントの給電用配線に固
着したサポート又はその給電用配線にコイル状部の端部
を固着し、コイル状部を短絡してある。本願発明は、ア
ノード基板と透明導電膜又は制御電極を形成した背面基
板との間に、直線状部及びコイル状部から成る陰極用フ
ィラメントを備え、背面基板の透明導電膜又は制御電極
に固着した複数のスペーサーを備えた表示管において、
絶縁されたサポート又は絶縁材から成る基板にコイル状
部の端部を固着し、コイル状部の直線状部側にフィラメ
ントの給電用部材を設けてある。本願発明は、アノード
基板と透明導電膜又は制御電極を形成した背面基板との
間に、直線状部及びコイル状部から成る陰極用フィラメ
ントを備え、背面基板の透明導電膜又は制御電極に固着
した複数のスペーサーを備えた表示管において、フィラ
メントの給電用配線に固着したサポート又はその給電用
配線にコイル状部の端部を固着し、コイル状部を短絡し
てある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下説明する発明の実施の形態に
おいては、各実施の形態に共通の部分は、同じ符号を用
いている。
【0009】図1は、本願発明の第1の実施の形態に係
り、フィラメントの給電箇所を工夫して、フィラメント
の直線状部にのみ給電することにより、コイル状部の従
来の問題点を解決している。図1(a)は、表示管の内
部平面図で、図1(b)は、図1(a)のX―X部分の
断面図である。図1において、11は、ガラスの基板、
12は、表示管の表示領域、131は、アルミニウム等
から成るフィラメントの給電用配線、141は、板状の
コンタクト用金属部材、151,152は、陰極用フィ
ラメントの直線状部とコイル状部、161は、フィラメ
ントのサポートである。フィラメントは、直線状部15
1とコイル状部152から成り、タングステン又はその
合金(例えば、レニウムタングステン)の芯線に炭酸塩
をコートしてある。コンタクト用金属部材141は、給
電用配線131からフィラメントの直線状部151へ給
電するための給電用部材であるとともに、直線状部15
1の高さ(基板11との間隔)を規定している。
【0010】サポート161は、金属から成り、電気的
に絶縁されており、上端部にフィラメントのコイル状部
152の端部を溶接し固着してある。サポート161の
高さは、コンタクト用金属部材141の高さと同じか、
それよりも低くしてある。コンタクト用金属部材141
の下端部は、給電用配線131に固着し、上端部は、フ
ィラメントの直線状部151に接触している。フィラメ
ントの直線状部151の端部は、図示しない給電用配線
に接続し、その図示しない給電用配線と給電用配線13
1とによりフィラメントの直線状部151に電圧を印加
する。コイル状部152は、直線状部151が熱膨張に
より弛まないように所定の張力を付与している。コンタ
クト用金属部材141の形状は、図1(b)の四角形の
ほか、三角形、円形、凸形状等任意の形状でよいが、三
角形の場合には、コンタクト用金属部材141によるフ
ィラメントの放熱が小さくなる。
【0011】図1の場合、コイル状部152の端部は、
サポート161に溶接され、コイル状部152の直線状
部151側は、コンタクト用金属部材141に接触して
いるが、サポート161は、電気的に絶縁してあるか
ら、コイル状部152には、電圧が印加されない。した
がってコイル状部152は、加熱されることがないか
ら、同部が赤色に発光したり、炭酸塩を分解して飛散し
たりすることはない。
【0012】図2は、図1のフィラメントの給電用部材
の別の例を示す。図2において、142は、ワイヤー、
17は、ワイヤー142の支持部材である。支持部材1
7は、金属から成り、給電用配線131に固着されてい
る。フィラメントの直線状部151は、ワイヤー142
と接触し、そのワイヤー142から給電される。この場
合には、フィラメントの直線状部151の給電用部材
は、支持部材17とワイヤー142のみでよいから、構
造が簡単になる。またワイヤーは、金属板等に比して熱
容量が小さいため、フィラメントの放熱が小さくなる。
【0013】図3は、図1のフィラメントの給電用部材
の別の例を示す。図3において、143は、金属線であ
る。金属線143の一端は、フィラメントの直線状部1
51に接続され、他端は、給電用配線131に接続され
ている。フィラメントの直線状部151は、金属線14
3を介して給電用配線131から給電される。フィラメ
ントの直線状部151の高さは、サポート161により
規定している。この場合には、フィラメントの直線状部
151の給電用部材は、金属線143のみでよいから、
構造が簡単になる。また金属線143は、金属板等に比
して熱容量が小さいため、フィラメントの放熱が小さく
なる。
【0014】図4は、図1のフィラメント端部の固着支
持手段の別の例を示す。図4において、18は、フィラ
メントのコイル部152の端部をガラスペーストにより
基板11に直接固着した部分を示す。フィラメントの直
線状部151の高さは、コンタクト用部材141により
規定する。この場合には、図1のサポート161のよう
に複雑な構造で、加工精度の高い、高価な部品を使用し
ないため、フィラメントを固着支持する手段が簡単にな
り、かつフィラメントの固着作業が容易になる。
【0015】図5は、本願発明の第2の実施の形態に係
り、フィラメントのコイル状部を短絡してフィラメント
の直線状部にのみに給電することにより、コイル状部の
従来の問題点を解決している。図5(a)は、表示管の
内部平面図で、図5(b)は、図5(a)のX―X部分
の断面図である。図5において、11は、ガラスの基
板、12は、表示管の表示領域、132は、フィラメン
トの給電用配線、151は、フィラメントの直線状部、
152は、フィラメントのコイル状部、162は、フィ
ラメントのサポートである。サポート162は、金属か
ら成り、給電用配線132からフィラメントの直線状部
151へ給電するための給電用部材でもある。
【0016】フィラメントのコイル状部152の端部
は、サポート162に溶接し固着してある。フィラメン
トへの給電は、給電用配線132に固着したサポート1
62を介して行われるが、コイル状部152は、サポー
ト162により短絡されるため、直線状部151にのみ
行われる。そのためコイル状部152は、加熱しない。
フィラメントの直線状部151の高さは、サポート16
2の立上部1621により規定している。この場合に
は、サポート162は、フィラメントの支持部材とフィ
ラメントの給電用部材とを兼ねているため、部品数が少
なくなり、かつサポート162と表示領域12との間に
給電手段を設けるスペースが必要でない。またフィラメ
ントの固着作業が容易になる。
【0017】図6は、図5のフィラメントのコイル状部
を短絡する手段の別の例を示す。図6において、19
は、金属や絶縁体に導電コートした線状導体(柱状導
体)である。フィラメントのコイル状部152の端部
は、給電用配線132に固着されている。コイル状部1
52は、給電用配線132と線状導体19により短絡さ
れるため、フィラメントへの給電は、図5の場合と同様
に直線状部151にのみ行われる。フィラメントの直線
状部151の高さは、線状導体19により規定してい
る。この場合には、複雑な立体構造のサポートを用いる
ことなく、線状導体19を給電用配線132に固着する
のみでよいから、フィラメントの固着支持手段及び給電
手段が簡単になり、かつサポート162と表示領域12
との間に給電手段を設けるスペースが必要でない。また
フィラメントの固着作業が容易になる。
【0018】図7は、本願発明の第3の実施の態様に係
る表示管の内部の平面図と断面図である。図7(a)
は、図7(b)の矢印Y―Y方向の平面図を、図7
(b)は、図7(a)のX−X部分の断面図を示す。図
7において、11は、ガラスのアノード基板、133
は、フィラメントの給電用配線、144は、線状導体、
151は、フィラメントの直線状部、152は、フィラ
メントのコイル状部、163は、フィラメントの金属か
ら成るサポート、20は、スペーサー用のガラスファイ
バー、21は、ガラスの背面基板、22は、蛍光体を塗
布したアノード、241,242,243は、ガラスの
側面板、25は、透明導電膜又は制御電極である。
【0019】アノード基板11、背面基板21、側面板
241〜243は、表示管の真空容器を構成している。
サポート163は、背面基板21に固着し、上端部にコ
イル状部152の端部を溶接により固着してある。線状
導体144は、給電用配線133からフィラメントの直
線状部151へ給電するための給電用部材であるととも
に、直線状部151の高さを規定している。透明導電膜
又は制御電極25は、表示管の静電遮蔽等の目的で形成
する透明導電膜、或いはフィラメントからアノードへ放
射される電子を制御する目的で形成する制御電極であ
る。
【0020】ガラスファイバー20は、透明導電膜又は
制御電極25に固着するが、制御電極が分割されている
場合には、制御電極と制御電極との間に固着するのが望
ましい。ここでは、この場合を含めて制御電極に固着す
るとして説明する。ガラスファイバー20は、絶縁材で
あれば、ガラス以外のものであってもよい。
【0021】薄型の表示管の場合、フィラメントの直線
状部151と背面基板21の内面及びアノード基板11
の内面との間隔は、夫々1.0mm、1.4mm程度に
なるため、表示管に振動が加わると、直線状部151
は、透明導電膜又は制御電極25や他の電極等と接触す
ることがある。ガラスファイバー20は、その接触を防
止している。一方フィラメントの直線状部151は、ガ
ラスファイバー20に接触すると、熱を奪われ電子放出
に影響があるため、振動のない通常の状態ではガラスフ
ァイバー20と接触しない方がよい。そこでガラスファ
イバー20の直径は、線状導体144の直径に等しい
か、望ましくはその直径よりも小さくする。本実施の形
態は、スペーサーとしてガラスファイバーを用いた薄型
の表示管において、フィラメントに張力を付与する手段
としてフィラメントのコイル状部152を使用し、その
コイル部152と直線状部151との間に給電用の線状
導体144を設置することにより、コイル状部152の
発熱をなくすことができる。
【0022】図8は、図7の線状導体144及びサポー
ト163の別の設置例を示す。図8(a)は、サポート
163を背面基板21に固着し、給電用配線133及び
線状導体144をアノード基板11に設置してある。図
8(b)は、サポート163をアノード基板11に固着
し、給電用配線133及び線状導体144もアノード基
板11に設置してある。図8(c)は、サポート163
をアノード基板11に固着し、給電用配線133及び線
状導体144を背面基板21に設置してある。
【0023】図9は、図7のサポート163を省略した
場合の線状導体144の設置例を示す。図9(a)は、
フィラメントのコイル状部152の端部をアノード基板
11に直接固着し、給電用配線133及び線状導体14
4もアノード基板11に設置してある。フィラメントの
直線状部151の高さは、線状導体144により規定し
ている。図9(b)は、フィラメントのコイル状部15
2の端部を背面基板21に直接固着し、給電用配線13
3及び線状導体144も背面基板21に設置してある。
【0024】図7〜図9のいずれの設置形式を採用する
かは、表示管の各電極や配線の設置状況、スペース等を
考慮して決める。図7〜図9においては、フィラメント
のコイル状部152の端部を絶縁し、同部の直線状部1
51側に給電する例について説明したが、図5、図6の
コイル状部152を短絡する給電形式についても同様に
実施することができる。
【0025】
【発明の効果】本願発明の表示管は、直線状部とコイル
状部とから成る陰極用フィラメントを使用しているか
ら、従来の加工精度の高い、高価なアンカーを必要とし
ない。本願発明の表示管は、直線状部とコイル状部とか
ら成るフィラメントを使用し、コイル状部の端部を絶縁
し、コイル状部の直線状部側にフィラメントの給電用部
材を設けているから、フィラメントへの給電は、直線状
部のみに行われ、コイル状部には、行われない。したが
ってコイル状部が加熱して、赤色に発光して表示の妨げ
になったり、コイル状部の炭酸塩が分解して飛散し、ア
ノードの蛍光体を汚染したりすることがない。またフィ
ラメントへの給電用部材は、フィラメントの高さを規定
する手段にも使用できるから、高価で複雑な形状のサポ
ートを省略することができる。
【0026】本願発明の表示管は、フィラメントのコイ
ル状部を短絡することにより、コイル状部への給電を避
けることができ、この場合には、前記のコイル状部の直
線状部側に給電用部材を設けた場合と同じ効果を奏する
ことができる。またこの場合には、コイル状部の端部を
固着し支持する部材とフィラメントの給電用部材とを別
々に設ける必要がないから、部品数が少なく、構造が簡
単になる。本願発明の表示管は、直線状部とコイル状部
とから成るフィラメントを使用するが、コイル状部には
給電しないから、コイル状部の電力消費がなくなり、表
示管の消費電力が小さくなる。
【0027】本願発明の表示管は、直線状部とコイル状
部とから成るフィラメントを使用し、コイル状部の加熱
を回避することにより、ガラスファイバー等のスペーサ
ーを用いた薄型表示管を実用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る表示管の内
部平面図と断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態に係る表示管の他
の給電用部材を示す図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態に係る表示管の他
の給電用部材を示す図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態に係る表示管のフ
ィラメントの他の固着手段を示す図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態に係る表示管の内
部平面図と断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態に係る表示管のフ
ィラメントのコイル状部を短絡する他の手段を示す図で
ある。
【図7】本願発明の第3の実施の形態に係る表示管の内
部平面図と断面図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態に係る表示管の他
の給電用部材を示す図である。
【図9】本願発明の第3の実施の形態に係る表示管のフ
ィラメントの他の固着手段を示す図である。
【図10】従来の表示管の内部平面図と断面図である。
【符号の説明】
11 ガラスの基板 12 表示管の表示領域 131、132、133 給電用配線 141 コンタクト用金属部材 142 ワイヤー 143 金属線 144 線状導体 151 フィラメントの直線状部 152 フィラメントのコイル状部 161、162 サポート 17 ワイヤーの支持部材 18 コイル状部の端部の固着部 19 線状導体 20 ガラスファイバーのスペーサー 21 ガラスの基板 22 蛍光体を塗布したアノード 241、242、243 ガラスの側面板 25 透明導電膜又は制御電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川和良 千葉県茂原市大芝629双葉電子工業株式会 社内 (72)発明者 向後克俊 千葉県茂原市大芝629双葉電子工業株式会 社内 (72)発明者 吉村智志 千葉県茂原市大芝629双葉電子工業株式会 社内 Fターム(参考) 5C036 EE16 EE19 EF02 EF05 EG13 EH01 EH08 EH26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状部及びコイル状部から成る陰極用
    フィラメントを備えた表示管において、絶縁されたサポ
    ート又は絶縁材から成る基板にコイル状部の端部を固着
    し、コイル状部の直線状部側にフィラメントの給電用部
    材を設けたことを特徴とする表示管。
  2. 【請求項2】 直線状部及びコイル状部から成る陰極用
    フィラメントを備えた表示管において、フィラメントの
    給電用配線に固着したサポート又はその給電用配線にコ
    イル状部の端部を固着し、コイル状部を短絡してあるこ
    とを特徴とする表示管。
  3. 【請求項3】 アノード基板と透明導電膜又は制御電極
    を形成した背面基板との間に、直線状部及びコイル状部
    から成る陰極用フィラメントを備え、背面基板の透明導
    電膜又は制御電極に固着した複数のスペーサーを備えた
    表示管において、絶縁されたサポート又は絶縁材から成
    る基板にコイル状部の端部を固着し、コイル状部の直線
    状部側にフィラメントの給電用部材を設けたことを特徴
    とする表示管。
  4. 【請求項4】 アノード基板と透明導電膜又は制御電極
    を形成した背面基板との間に、直線状部及びコイル状部
    から成る陰極用フィラメントを備え、背面基板の透明導
    電膜又は制御電極に固着した複数のスペーサーを備えた
    表示管において、フィラメントの給電用配線に固着した
    サポート又はその給電用配線にコイル状部の端部を固着
    し、コイル状部を短絡してあることを特徴とする表示
    管。
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