JP2004227822A - 画像表示装置 - Google Patents

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Tomoki Nakamura
智樹 中村
Noriharu Matsudate
法治 松舘
Yoshiyuki Kaneko
好之 金子
Toshibumi Ozaki
俊文 尾崎
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Hitachi Displays Ltd
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Abstract

【課題】陰極配線上の電子源の有効範囲と制御電極の開孔とをセルフアライメント化させて表示画像の大画面化を容易に実現可能とするとともに、歩留まりを向上させて大画面の表示画像を生産性良く得る。
【解決手段】セラミック基板11に陰極配線2上の各電子源2aと対向する領域に電子源2aから放出される電子を前面基板の内面側に通過させる複数の開孔11aを形成し、さらにセラミック基板11の上面に電子量を制御する金属膜12を形成することにより、セラミック基板11の各開孔11aと同軸上に各開孔10aを有する制御電極10が形成される。このセラミック基板11を、陰極配線2上に各電子源2aを有する背面基板1上に、金属膜12を前面基板5側に向けて配置することにより、制御電極10の開孔10aと陰極配線2上の電子源2aがアライメント化される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空中への電子放出を利用した画像表示装置に係わり、特に電子源から放出される電子放出量を制御する制御電極を高精度に形成して安定した電子放出量の制御を可能として表示特性を向上させた画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高輝度,高精細に優れた画像表示装置として従来からカラー陰極線管が広く用いられている。しかし、近年の情報処理装置やテレビ放送の高画質化に伴い、高輝度,高精細の特性を有するとともに、軽量,省スペースの平板状ディスプレイ(パネルディスプレイ)の要求が高まっている。
【0003】
その典型的な例として液晶表示装置,プラズマディスプレイ表示装置などが実用化されている。また、特に高輝度化が可能なものとしては、電子源から真空中への電子放出を利用した表示装置(以下、電子放出型表示装置または電界放出型表示装置と称される)や低消費電力化を特徴とする有機ELディスプレイなど種々の型式のパネル型表示装置が実用化されている。
【0004】
この種のパネル型の表示装置のうち、前述した電界放出型表示装置には、C.A.Spindtらにより発案された電子放出構造を有するもの(例えば米国特許第3453478号明細書、特開2000−21305号公報参照)、また、メタル−インシュレータ−メタル(MIM)型の電子放出構造を有するものさらには、量子論的トンネル効果による電子放出現象を利用する電子放出構造(表面伝導型電子源とも称される特開2000−21305号公報参照)を有するもの、また、ダイアモンド膜,グラファイト膜またはカーボンナノチューブの有する電子放出現象を利用するもの等が知られている。
【0005】
図7は、既知の電界放出型の画像表示装置の一構成例を説明する断面図である。図7において、電界放出型の表示装置は、内面に電界放出型の電子源と制御電極とを形成した背面パネル100と、この背面パネル100と対向する内面に陽極と蛍光体層とを備えた前面パネル200とを内周縁部に封止枠300を介挿して封止し、背面パネル100と前面パネル200と封止枠300とで形成される内部を外界の気圧より低圧または真空状態に保持して構成される。
【0006】
背面パネル100は、ガラスまたはセラミックスなどを好適とする背面基板1の一面上に電子源2aを有する複数の陰極配線2と、絶縁層3を介して陰極配線2に交差して設けた制御電極4とを有している。そして、陰極配線2と制御電極4との間の電位差で電子源からの電子の放出量(放出のオン・オフを含む)を制御する。
【0007】
また、前面パネル200は、ガラス等の光透過性の材料で形成された前面基板5の一面上に蛍光体6と陽極7とを有している。また、封止枠300は、背面パネル100と前面パネル200との内周縁にフリットガラスなどの接着剤で固着される。背面パネル100と前面パネル200と封止枠300とで形成される内部は、例えば10−5〜10−7Torrの真空度に排気される。背面パネル100と前面パネル200との間の間隙は間隙保持部材9により所定の間隔に保持される。
【0008】
図8は、図7に示した電界放出型の表示装置における1画素当りの電子放出源とその電子放出量を制御する制御電極との構成例を説明する図であり、図8(a)は側面図を、図8(b)は平面図をそれぞれ示している。図8において、背面パネル100の背面基板1に設けられた陰極配線2と、この陰極配線2と交差する制御電極4との間には、絶縁層3が介挿され、制御電極4の各交差部に開孔(グリッドホール)4aを有している。一方、陰極配線2の上記交差部には電子源2aを有し、制御電極4の開孔4aに対応する部分では絶縁層3が除去されている。この開孔4aは電子源2aから放出される電子を陽極側に通過させる。
【0009】
上記電子源2aは、例えばカーボンナノチューブ(CNT),ダイアモンドライクカーボン(DLC)またはその他の電界放出カソードで構成される。なお、この電子源2aとしては、ここではカーボンナノチューブ(以下CNTと称する)を用いたものとして示してある。また、この電子源2aは図8に示したように制御電極4の開孔4aの直下に設けられている。図8では電子源2aが1画素あたり1個の場合を示しているが、これを複数個とすることもできる。
【0010】
図9は、既知の電界放出型の画像表示装置の他の構成例を説明する模式断面図であり、1画素あたり1個の電子源と1個の開孔とを備えたものである。また、図10は、図9のA部の要部拡大断面図である。図9において、参照符号100は背面パネル、200は前面パネル、300は封止枠をそれぞれ示している。背面パネル100は、背面基板1の内面に電子源2aを有する陰極配線2と、この陰極配線2とは電気的に絶縁されて設けられた制御電極4とを有している。この例では制御電極4の保持は前述した絶縁層3を介在させない構成となっている。また、前面パネル200を構成する前面基板5の内面には、前述と同様に蛍光体6と陽極7とが形成されている。
【0011】
制御電極4は、陰極配線2上に配置する電子源2aから電子放出(電子の引き出し)を制御する機能を有している。また、制御電極4に代えて或るいは追加して電子を蛍光体6に収束させる電位を印加する他の電極を設ける構成も可能である。なお、図9では、陽極7の上に蛍光体7を設けた構成としているが、蛍光体7を覆って陽極7を形成する構成もある。また、隣接する蛍光体6の相互間に遮光層(ブラックマトリクス)を設けることも行われている。背面パネル100と前面パネル200とは、封止枠300により貼り合わせてそれらの間が真空封止される。
【0012】
また、図10に示したように背面基板1上に設ける陰極配線2上には電子源2aが形成されている。この電子源2aは、陰極配線2と制御電極4との間に印加される電界で電子を効率良く発生する電子放出材料で構成される。導電性の材料は、一般的に電界中に露出する外側エッジが先鋭な形状であるほど電子放出性能が高い。したがって、ファイバ状(棒状)の導電材料を用いることで高効率の電子放出を実現することができる。この電子放出材料の一つとして前述したCNTがある。
【0013】
ファイバ状の導電材料を電子源2aとして用いる場合、陰極配線2上にこの導電性ファイバを固定する必要がある。ここでは、ファイバ状の導電材料としてCNTを例として説明する。このCNTは極めて細い針状の炭素化合物(厳密に言えば炭素原子が六角形状に並んだグラフェンと称される平面構造が円筒状に配置されて閉じており、直径がナノメートルスケールの中空物質)であり、これを陰極配線2上に配置して電子源2aとして用いることで効率の良い電子放出を得ることができる。
【0014】
CNTを陰極配線2上に設置する際には、CNTを銀またはニッケルなどの導電性フィラーとともに混練した電極ペーストを塗布して電子源層を形成し、これを焼成して陰極配線2上に固定する方法が知られている。なお、この種の表示装置に関する従来技術を開示したものとしては、例えば特開平11−144652号公報及び特開2000−323078号公報などを挙げることができる。
【0015】
図11は、電界放出型の画像表示装置の概略構成を説明する背面パネルの平面図であり、図示しない前面パネル側から見た模式図を示している。図11において、背面基板1は、ガラスまたはアルミナ等を好適とする絶縁基板上に電子源を有する複数本の陰極配線2と複数本の帯状電極素子(メタルリボングリット:MRG)からなる板部材の制御電極4を有する。陰極配線2は背面基板1上の一方向に延在し、この一方向に交差する他方向に多数本並設される。
【0016】
この陰極配線2は、銀などを含む導電性ペーストの印刷などによりパターニングされ、その上面(前面基板側)に電子源が配置される。また、陰極配線2の延在した一端部は陰極配線引出し線20として封止枠を構成する枠体90の外側に引出され、他の一端部は枠体90の内側でかつ表示領域ARの外側の終端22まで延在している。
【0017】
一方、制御電極4は、別部材として製作され、背面基板1上に設置される。すなわち、電子源を有する陰極配線2の上方(前面基板側)に近接し、かつ当該陰極配線2に対して表示領域ARの全域にわたって所定の間隔を有して対向して設置される。この制御電極4を構成する多数本の帯状電極素子41は、上記他方に延在し、上記一方向に多数本並設されている。この帯状電極素子41は、陰極配線2上の電子源との交差部に電子通過孔となる開孔を有し、この電子通過孔を陰極配線2の電子源から放出された電子が前面基板側(陽極側)に通過し、この交差部に画素が形成される。
【0018】
この制御電極4は、例えばアルミニウム系または鉄系などの金属材料からなる例えば0.05mm程度の薄板をフォトリソグラフィ法を用いたエッチング加工により多数のストライプ状の薄板に多数の電子通過孔を有するように形成するのが好適である。また、制御電極4は、表示領域ARの外側に設けた固定部でガラス材などの絶縁体からなる保持部材60などによって背面基板1上に固定されて配設される。
【0019】
この固定部の近傍または枠体90の近傍で制御電極4に引出し線(制御電極引出し線)40が接続されて画像表示装置の外縁に引き出されている。なお、枠体90に保持部材60の機能を持たせることもできる。そして、陰極配線2と制御電極4との間の電位差で陰極配線2に有する電子源からの電子の放出量を制御する。
【0020】
一方、図示しない前面基板は、ガラスなどの光透過性を有する絶縁材料で形成され、その内面に陽極と蛍光体とを有している。蛍光体は陰極配線2と制御電極4との交差部に形成される画素に対応して配置される。なお、図中、xは制御電極4の延在方向、yは陰極配線2の延在方向、zは背面基板及び前面基板の基板面と直交する方向をそれぞれ示している。
【0021】
このように構成される背面基板1と前面基板とが枠体90を介して封止され、その封止された内部空間を排気孔11から真空吸引し、例えば10−5〜10−7Torrの真空度に排気して電界放出型の表示装置が形成される。また、上記電子源2aは、例えば、カーボンナノチューブ(CNT),ダイアモンドライクカーボン(DLC)またはその他の電界放出カソード物質などにより構成される。
【0022】
なお、この種の画像表示装置に関する従来技術を開示したものとしては、例えば下記に示す特許文献1乃至特許文献5などを挙げることができる。
【0023】
【特許文献1】
米国特許第3453478号明細書
【特許文献2】
特開2000−21305号公報
【特許文献3】
特開平11−144652号公報
【特許文献4】
特開2000−323078号公報
【特許文献5】
特開2001−338528号公報
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成される画像表示装置は、電子源2aから放出された電子が開孔4aを通過して陽極7上の蛍光体6に射突し、この蛍光体6を励起させ、発光させて画像表示が行われ、高輝度,高精細の特性が得られるとともに、軽量,省スペース化の平板状ディスプレイを実現可能にしている。
【0025】
しかしながら、このように構成される画像表示装置は、陰極配線2上に形成される各電子源2aと、これらの電子源2aに対応する制御電極4に形成される各開孔4aとの同軸性が表示領域の全面にわたって高精度で得られないと、不必要な陰極電流が制御電極4へ流入し、陽極電流に対してゆう乱を発生させ、この結果、表示画面の表示効率が低下する。さらに、制御電極4が金属材料で形成された場合には表示効率の低下に加えて放熱の解決手段が必要となる。
【0026】
一方、このような問題を解決する手段としては、陰極配線2上の電子源2aと対応する制御電極4の開孔4aとをセルフアライメント化すれば、電子源2aと開孔4aとを高精度で一致させることができる。このセルフアライメント化の手段としては、フォトエッチング法により背面基板1から制御電極4までを製作する手段がある。しかしながら、フォトエッチング法を用いる製作手段では、例えば画面対角が公称42インチ型クラスの大画面化を実現させる制御電極の製作には適用できず、実用化が極めて困難であった。
【0027】
また、大画面化に対しては、制御電極4を帯状電極素子(MRG)構造で構成する手段では、制御電極4が極めて繊細なウエブ状に形成されることから、セルフアライメント化が困難であるため、背面基板1及びMRG構造の制御電極4を単品構造または組立て体構造に係わらず、それぞれサブミクロンオーダの公差で組立てる必要があり、現実的ではない。この種の問題は、大画面化の画像表示装置の実用化に対して十分ではなく、解決すべき大きな課題の一つとなっていた。
【0028】
したがって、本発明は、前述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、背面基板上に形成された各電子源の有効範囲と制御電極の各開孔とをセルフアライメント化させて同軸性を確保させ、表示画像の大画面化を容易に実現可能とする画像表示装置を提供することにある。
【0029】
また、本発明の他の目的は、制御電極の単品構造または組立て体構造に係わらず、高精度の位置合わせを不要として部品単価を低減させるとともに、歩留まりを向上させて大画面の表示画像が生産性良く得られる画像表示装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明による画像表示装置は、陽極及び蛍光体を内面に有する前面基板と、複数の陰極配線と、この陰極配線のそれぞれに形成された複数の電子源とを内面に有し、かつ前面基板と所定の間隔を有して対向配置する背面基板と、表示領域内で背面基板と対向配置されて電子源から放射される電子放出量を制御する制御電極と、前面基板と背面基板との間で表示領域を周回して介挿され、所定の間隔を保持する枠体とを備え、制御電極は、各電子源とそれぞれ対向する領域に電子源から放出する電子を前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ当該絶縁性基板の前面基板の内面と対向する上面に金属膜が形成され、かつ背面基板上に設置することにより、背面基板の陰極配線上に形成された各電子源と制御電極の各開孔とがセルフアライメント化される。
【0031】
また、本発明による他の画像表示装置は、制御電極は、各電子源とそれぞれ対向する領域に各電子源から放出する電子を前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ当該絶縁性基板の前面基板の内面と対向する上面に第1の金属膜が形成され、かつ当該絶縁性基板の下面に第2の金属膜が形成されて背面基板上に絶縁体を介在させて設置することにより、背面基板の陰極配線上に形成された各電子源と制御電極の各開孔とがセルフアライメント化される。
【0032】
また、本発明による他の画像表示装置は、制御電極は、各電子源とそれぞれ対向する領域に電子源から放出する電子を前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ各開孔は前面基板と対向する面が孔径を大きく、かつ背面基板と対向する面が孔径を小さくして形成され、かつ背面基板と対向する面の開孔が前面基板と対向する面の開孔より多く形成されることにより、背面基板の陰極配線上に形成された各電子源と制御電極の各開孔とがセルフアライメント化される。
【0033】
また、本発明による他の画像表示装置は、上記各構成による制御電極が各開孔の孔径を前面基板側と背面基板側とで互いに異ならせて構成することにより、背面基板の陰極配線上に形成された各電子源とセルフアライメント化される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、本発明による画像表示装置の一実施例を説明する要部断面図、図1(b)は図1(a)のA−A´線の平面図であり、前述した図と同一部分または同一機能を有する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図1(a),(b)において、参照符号1は背面基板であり、この背面基板1は例えばガラスまたはアルミナなどを好適とする絶縁性基板から形成されている。
【0035】
また、参照符号2は陰極配線であり、この陰極配線2は背面基板1上の一方向(X方向)に延在し、この一方向と交差する他方向(Y方向)に複数本並設されている。この陰極配線2は例えば銀などを含む導電性ペーストを印刷などによりパターニングし、焼成して形成されている。また、これらの陰極配線2の交差部分の上面(前面基板5側)には電子源2aが配置されている。この電子源2aは、前述したように例えばCNT(カーボンナノチューブ)が用いられており、一例としてAg−B−CNTペーストを印刷などによりパターニングさせ、焼成して形成されている。
【0036】
また、参照符号10は制御電極であり、この制御電極10は、絶縁性基板として例えばセラミックス材などを好適とする板厚約0.05mm以上のセラミック基板11を母体として有し、このセラミック基板11には、陰極配線2上に形成される各電子源2aとそれぞれ対向する領域に電子源2aから放出される電子を前面基板の内面側に通過させる電子通過孔としての断面略円筒状の複数個の開孔11aが形成されている。なお、これらの開孔11aは、セラミック基板11の成形時における同時開孔成形法またはセラミック基板11の成形後におけるレーザ照射による加工法などにより孔径約0.05mm程度大きさで穿設されて形成されている。
【0037】
また、このセラミック基板11に穿設された各開孔11aを除く上面(前面基板5側)には、各電子源2aから放出されて各開孔11a内を通過する電子量を制御させる電極としての金属膜12が全面にわたって形成されている。これによってセラミック基板11に形成された各開孔11aと同軸上に連通する各開孔10aを有する制御電極10が形成されることになる。なお、この金属膜12は、例えばニッケルなどの導電性金属材料を蒸着またはスパッタリング法などにより数10μm程度の厚さで被着形成されている。
【0038】
なお、セラミック基板11上に形成される金属膜12は、各開孔11aの内壁面内の全面に延在して形成することは除き、内壁面内の一部分に延在して回り込んで形成されても良く、また、この金属膜12の形成時に各開孔11a内をマスクして被着形成してもいずれの形成方法でも良い。
【0039】
このように構成された制御電極10は、陰極配線2及び電子源2aが形成された背面基板1上にセラミック基板11をその金属膜12を上方(前面基板5側)に向けて当該陰極配線2に対して少なくとも表示領域の全域にわたって対向配置されている。この場合、この制御電極10は、図2(a)に要部拡大断面図で示すようにセラミック基板11に穿設された各開孔11aと、背面基板1上に形成された各電子源2aの有効領域とを同軸上に一致させて背面基板1上に配置させる。なお、この制御電極10は、蛍光体6が形成された前面基板5との間の間隔が数mm、例えば約3mm程度に設定されて配置される。
【0040】
また、この制御電極10は、図2(b)に要部拡大断面図で示すように背面基板1の陰極配線2上に形成された各電子源2aをセラミック基板11に穿設された各開孔11aで完全に包囲させて同軸上に一致させて背面基板1上に設置させても良い。
【0041】
このような構成において、セラミック基板11の各開孔11aが陰極配線上の各電子源2aと同軸上に一致するので、陰極配線2上の各電子源2aと制御電極10の各開孔10aとのセルフアライメント化が可能となり、背面基板1と制御電極10との位置合わせ精度が高くなくても背面基板1上の各電子源2aと制御電極10の各開孔10aとが高精度で位置合わせされる。
【0042】
このように構成される制御電極10は、セラミック基板11の各開孔11a内に包囲される各電子源2aのみから放出される電子を取り出すダイオード電子放出動作が可能となる。
【0043】
このように構成される画像表示装置において、制御電極10は、陰極配線2上の各電子源2aのみから放出された電子がセラミック基板11の各開孔11a内を通過する際に約100V程度の制御電圧が印加された制御電極10の各開孔10aにより制御されて通過させ、数KV〜10数KVの陽極電圧が印加された陽極7上の蛍光体6に射突してこの蛍光体6を発光させ、所望の画像表示が行われる。
【0044】
このような構成によれば、制御電極10は、セラミック基板11に形成された各開孔11a内に包囲される各電子源2aのみから放出される電子を制御でき、さらに、セラミック基板11に形成された各開孔11aを、陰極配線2上の各電子源2aの有効領域及び金属膜12の各開孔12aに利用することにより、陰極配線2上に各電子源2aを有する背面基板1とのセルフアライメント化が可能となるので、制御電極10の電極構造及びその組立て構造の高精度化が不要となる。また、このセルフアライメント化がセラミック基板11の各開孔11aにのみ依存するので、制御電極10の製作が容易となり、歩留まりを向上させるとともに、表示画像の大画面化が容易に実現可能となる。
【0045】
図3(a),(b),(c),(d)は、本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を説明する制御電極の要部拡大断面図であり、前述した図と同一部分及び同一機能を有する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図3(a)において、制御電極10Aは、セラミック基板11に形成する各開孔11bが前面基板と対向する上面が孔径を大きくして形成され、さらに背面基板と対向する下面が孔径を小さくして形成され、断面形状が錐体状に形成されて構成されている。
【0046】
また、図3(b)において、制御電極10Bは、セラミック基板11に形成する各開孔11cが前面基板と対向する上面が孔径を小さくして形成され、さらに背面基板と対向する下面が孔径を大きくして形成され、断面形状が逆錐体状に形成されて構成されている。
【0047】
また、図3(c)において、制御電極10Cは、セラミック基板11に形成される各開孔11dが前面基板と対向する上面が孔径を大きくして形成され、さらに背面基板と対向する下面が孔径を小さくして形成され、内壁面に段差部を有して断面形状が略錐体状に形成されて構成されている。
【0048】
また、図3(d)において、制御電極10Dは、セラミック基板11に形成される各開孔11eが前面基板と対向する上面が孔径を小さくして形成され、さらに背面基板と対向する下面が孔径を大きくして形成され、内壁面に段差部を有して断面形状が略逆錐体状に形成されて構成されている。
【0049】
なお、これらの各開孔11b〜11eの形成は、セラミック基板11の成形時における同時開孔成形法またはセラミック基板11の成形後におけるレーザー照射による加工法などを用いて穿設する。また、各制御電極10A〜10Dは、セラミック基板11の上面に形成される各金属膜12がその上面のみに形成した場合について示したが、各開孔11b〜11eの内壁面内の一部分に延在して回り込んで形成しても良く、また、この金属膜12の形成時に各開孔11b〜11e内をマスクして被着形成してもいずれの形成方法でも良い。
【0050】
このように構成された各制御電極10A〜10Dは、各開孔11b〜11eの断面形状を各種変形させて構成することにより、前述した作用効果に加えて各開孔11b〜11eの孔径及び電子源2aの有効部の大きさをなど任意に制御することが可能となり、デザイン上の設計余裕が得られる。なお、上記各開孔11b〜11eの断面形状は、図3(a)〜図3(d)に示した各種変形例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく、各種の変更が可能であることは言うまでもない。
【0051】
図4は、本発明による画像表示装置のさらに他の実施例による構成を説明する要部拡大断面図であり、前述した図1と同一部分及び同一機能を有する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図4において、制御電極10Eは、絶縁性基板として例えばセラミック材などを好適とするセラミック基板11を母体として有し、その板厚は、例えば約0.05mm以上の寸法を有して形成されている。
【0052】
また、このセラミック基板11には、陰極配線2上に形成される各電子源2aとそれぞれ対向する領域には電子源2aから放出される電子を前面基板5の内面側に通過させる電子通過孔としての断面略筒状の複数の開孔11aが形成されている。これらの開孔11aは、セラミック基板11の成形時の同時成形法またはレーザ照射による加工法などにより孔径約0.05mm程度大きさで穿設されて形成されている。
【0053】
また、このセラミック基板11に形成された各開孔11aを除くそれぞれ上面(前面基板5側)及び下面(背面基板1側)には、各電子源2aから放出されて各開孔11a内に通過させる電子量を制御する電極としての第1の金属膜13及び第2の金属膜14が全面にわたって形成されている。なお、これらの第1の金属膜13及び第2の金属膜14は、例えばニッケルなどの導電性金属材料を蒸着またはスパッタアリング法などにより数10μm程度の厚さで被着形成されている。これによってセラミック基板11に形成された各開孔11aと、第1の金属膜13の各開孔13aと、第2の金属膜14の各開孔14aとが同軸上に連通する開孔10aを有する制御電極10Eが形成されることになる。
【0054】
なお、セラミック基板11の上面に形成される第1の金属膜13は、各開孔11aの内壁面の全面に延在して形成することは除き、前面側の内壁面内の一部分に延在して回り込んで形成しても良く、また、この第1の金属膜13の形成時に各開孔11a内をマスクして被着形成してもいずれの形成方法でも良い。また、第2の金属膜14は、セラミック基板11の下面の全面のみに形成されることが好ましいが、各開孔11aの内壁面には第1の金属膜13と電気的に接続されない範囲である程度回り込んで被着形成されても良い。
【0055】
このように形成された制御電極10Eは、セラミック基板11の下面側に形成されている第2の金属膜14上にセラミック基板11の各開孔11aを除く全面に例えば二酸化シリコンなどからなる絶縁膜15が被着形成されている。この絶縁膜15は、電気的絶縁性が得られる程度の厚さであれば良く、その膜厚は数μm程度あれば良い。
【0056】
このように構成される制御電極10Eは、陰極配線2及び電子源2aが形成された背面基板1上に第1の金属膜13を上方(前面基板5側)に向け、さらに第2の金属膜14上に形成されている絶縁膜15を下方(背面基板1側)に向けて陰極配線2に対して少なくとも表示領域の全域にわたって対向配置されている。この場合、この制御電極10Eは、セラミック基板11に穿設された各開孔11aと背面基板1上に形成された各電子源2aとを同軸上に位置合わせして背面基板1上に絶縁膜15を接触させて配置する。
【0057】
これによって、背面基板1上に形成された陰極配線2と第2の金属膜14との間は絶縁膜15の介在により電気的に絶縁されている。なお、この制御電極10Eは、蛍光体6が形成された前面基板5との間の間隔が数mm、例えば3mm程度に設定されて配置される。
【0058】
このような構成において、制御電極10Eは、陰極配線2上の各電子源2aから放出された電子がほぼ零Vに設定された第2の金属膜14の開孔14a内を通過する際に数100V程度の制御電圧の印加された第1の金属膜13の開孔13aで制御されて通過し、数KV〜10数KVの陽極電圧が印加された陽極7上の蛍光体6に射突してこの蛍光体6を発光させ、所望の画像表示が行われる。
【0059】
このような構成によれば、制御電極10Eは、セラミック基板11に形成された各開孔11a内に包囲される各電子源2aのみから放出される電子を制御でき、さらに、セラミック基板11の各開孔11aが第1の金属膜13の開孔13aと第2の金属膜14の開孔14aとが同軸上に一致して形成されるので、陰極配線2上に各電子源2aを有する背面基板1とのセルフアライメント化が可能となり、背面基板1と制御電極10Eとの位置合わせが高精度でなくても背面基板1上の各電子源2aと、制御電極10Eの各開孔10aとの位置合わせが高精度で実現できる。
【0060】
したがって、制御電極10Eの電極構造及びその組立て構造の高精度化が不要となる。また、このセルフアライメント化がセラミック基板11の各開孔11aにのみ依存するので、制御電極10Eの製作が容易となり、歩留まりを大幅に向上させるとともに、表示画像の大画面化が容易に実現できる。
【0061】
また、このように構成される制御電極10Eは、セラミック基板11の上面に形成された第1の金属膜13を加速電極とし、その下面に形成された第2の金属膜14を制御電極として用い、陰極腺管用電子銃の三極構造と同様のトライオード電子放出動作が可能となる。
【0062】
このトライオード動作時は、加速電極としての第1の金属膜13からの陰極配線2への電界の浸透を、陰極配線2よりも低電位となる制御電極としての第2の金属膜14により制御するため、構造的なセルフアライメント化に加えて電界による電子の取り出し自体も同時にセルフアライメント化される。これによってダイオード動作時と比較してセラミック基板11の製作精度を緩くすることが可能となるので、部品単価を大幅に低減させることができる。
【0063】
また、セラミック基板11に形成する開孔11aの断面形状を、図3(a)〜図3(d)説明したと同様に各種の形状で形成することにより、陽極7から陰極配線2への電界の浸透をコントロールできるのみならず、第1の金属膜13と陽極7との間に形成される電子レンズの形状を制御できるので、電子放出とは独立して陽極7への電子の集束をコントロールできる。
【0064】
図5は、本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を説明する制御電極の要部拡大断面図であり、前述した図と同一部分及び同一機能を有する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図5において、図4と異なる点は、絶縁体として図4に示した絶縁膜15に代えて背面基板1上にガラスビーズ16を適宜分散させて配置させ、このガラスビーズ16を介在させて制御電極10Eを背面基板1上に配設させても良い。また、ガラスビーズ16に代えて薄膜状に形成したセラミック板,ガラス板またはグラスファバーなどを用いても良い。
【0065】
図6は、本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を説明する制御電極の図であり、図6(a)は要部拡大断面図、図6(b)は図6(a)のA−A´線から見た平面図をそれぞれ示し、前述した図と同一部分及び同一機能を有する部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図6(a),(b)において、制御電極10Fは、セラミック基板11に形成される断面略円筒状の各開孔11fが前面基板5と対向する面に孔径を大きくして形成され、さらに内壁面には段差部が形成され、背面基板1と対向する面には小開孔11gが複数形成され、この小開孔11gの孔径が前面基板5側の開孔11fよりも小さくして形成されている。また、この各開孔11fから小開孔11gに至る内壁面には電極としての金属膜13が被着形成されている。すなわち、段差部や小開孔11gを繋ぐブリッジ部の上面には電極としての金属膜13が被着形成されて構成されている。なお、この実施例による制御電極10Fは、前述した各実施例と同様な方法で製作できる。
【0066】
このように構成される制御電極10Fは、陽極7から陰極配線2への電界の浸透をコントロールできるのみならず、金属膜13と陽極7との間に形成される電子レンズの形状を制御できるので、電子放出とは独立して陽極7への電子の集束をコントロールできる。なお、この各開孔11fの形状は、図6に示す断面形状に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく、各種変形例が可能であることは言うまでもない。
【0067】
なお、前述した各実施例においては、各制御電極10A〜10Fに形成された各開孔10a〜10fの孔形状を円形状とした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、長円形状または矩形状に形成しても良く、さらに上下方向で開孔の平面形状が互いに異なる異形状に形成しても、前述と全く同様の効果が得られる。
【0068】
なお、前述した実施例においては、画像表示装置としてフィールドエミッションパネルに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィールドエミッションパネルを用いたディスプレイ,受像機などに適用しても前述と全く同様に効果が得られることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明による画像表示装置によれば、陰極配線上に各電子源を有する背面基板と、各電子源と対応する各開孔を有する制御電極とが容易にアライメント化でき、さらに、このセルフアライメント化がセラミック基板の各開孔にのみ依存するので、制御電極の電極構造及び組立て構造の高精度化が不要となり、その精度を緩く製作できるので、製作が容易となり、歩留まりを容易かつ大幅に向上でき、しかも部品単価を低減できるとともに、表示画像の大画面化が容易、かつ低コストで実現可能となるなどの極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の一実施例による構成を示す図である。
【図2】図1に示す画像表示装置の構成を示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明による画像表示装置の他の実施例による制御電極の構成を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を示す要部断面図である。
【図5】本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明による画像表示装置の他の実施例による構成を示す図である。
【図7】従来の画像表示装置の構成を示す要部断面図である。
【図8】図7に示す画像表示装置の制御電極の開孔と陰極配線上の電子源との位置関係を示す拡大図である。
【図9】従来の画像表示装置の構成を示す要部断面図である。
【図10】図9のA部の構成を示す要部拡大断面図である。
【図11】従来の電界放出型画像表示装置の概略構成を示す背面パネルの平面図である。
【符号の説明】
1 背面基板
2 陰極配線
2a 電子源
3 絶縁層
4 制御電極
4a 制御電極の開孔
5 前面基板
6 蛍光体
7 陽極
10 制御電極
10a 制御電極の開孔
10A 制御電極
10B 制御電極
10C 制御電極
10D 制御電極
10E 制御電極
10F 制御電極
11 セラミック基板
11a 開孔
11b 開孔
11c 開孔
11d 開孔
11e 開孔
11f 開孔
11g 小開孔
12 金属膜
13 金属膜
15 絶縁膜
16 ガラスビーズ
100 背面パネル
200 前面パネル
300 封止枠

Claims (11)

  1. 陽極及び蛍光体を内面に有する前面基板と、
    複数の陰極配線と、前記陰極配線のそれぞれに形成された複数の電子源とを内面に有し、かつ前記前面基板と所定の間隔を有して対向配置する背面基板と、
    表示領域内で前記背面基板と対向配置されて前記電子源から放射される電子放出量を制御する制御電極と、
    前記前面基板と前記背面基板との間で前記表示領域を周回して介挿され、前記所定の間隔を保持する枠体と、
    を備え、
    前記制御電極は、前記各電子源とそれぞれ対向する領域に前記電子源から放出する電子を前記前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ当該絶縁性基板の前記前面基板の内面と対向する上面に金属膜が形成され、かつ前記背面基板上に設置されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記制御電極の各開孔は、前記前面基板と対向する面が孔径を大きく、かつ前記背面基板と対向する面が孔径を小さくして断面略錐体状に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記制御電極の各開孔は、前記前面基板と対向する面が孔径を小さく、かつ前記背面基板と対向する面が孔径を大きくして断面略逆錐体状に形成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記制御電極の各開孔は、内壁面に段差部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 陽極及び蛍光体を内面に有する前面基板と、
    複数の陰極配線と、前記陰極配線のそれぞれに形成された複数の電子源とを内面に有し、かつ前記前面基板と所定の間隔を有して対向配置する背面基板と、
    表示領域内で前記背面基板と対向配置されて前記各電子源から放射される電子放出量を制御する制御電極と、
    前記前面基板と前記背面基板との間で前記表示領域を周回して介挿され、前記所定の間隔を保持する枠体と、
    を備え、
    前記制御電極は、前記各電子源とそれぞれ対向する領域に前記電子源から放出する電子を前記前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ前記絶縁性基板の前記前面基板の内面と対向する上面に第1の金属膜が形成され、かつ前記絶縁性基板の下面に第2の金属膜が形成され、前記背面基板上に絶縁体を介して設置されていることを特徴とする画像表示装置。
  6. 前記制御電極の各開孔は、前記前面基板と対向する面が孔径を大きく、かつ前記背面基板と対向する面が孔径を小さくして断面略錐体状に形成することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記制御電極の各開孔は、前記前面基板と対向する面が孔径を小さく、かつ前記背面基板と対向する面が孔径を大きくして断面略逆錐体状に形成することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  8. 前記制御電極の各開孔は、内壁面に段差部を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記絶縁体を、絶縁膜とすることを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れかに記載の画像表示装置。
  10. 前記絶縁体をガラスビーズとすることを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れかに記載の画像表示装置。
  11. 陽極及び蛍光体を内面に有する前面基板と、
    複数の陰極配線と、前記陰極配線のそれぞれに形成された複数の電子源とを内面に有し、かつ前記前面基板と所定の間隔を有して対向配置する背面基板と、
    表示領域内で前記背面基板と対向配置されて前記各電子源から放射される電子放出量を制御する制御電極と、
    前記前面基板と前記背面基板との間で前記表示領域を周回して介挿され、前記所定の間隔を保持する枠体と、
    を備え、
    前記制御電極は、前記各電子源とそれぞれ対向する領域に前記電子源から放出する電子を前記前面基板の内面側に通過させる複数の開孔が形成された絶縁性基板を有し、かつ前記各開孔は前記前面基板と対向する面が孔径を大きく、かつ前記背面基板と対向する面が孔径を小さくして形成され、前記背面基板と対向する面の開孔が前記前面基板と対向する面の開孔より多く形成されていることを特徴とする画像表示装置。
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