JP2002198001A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2002198001A
JP2002198001A JP2000393876A JP2000393876A JP2002198001A JP 2002198001 A JP2002198001 A JP 2002198001A JP 2000393876 A JP2000393876 A JP 2000393876A JP 2000393876 A JP2000393876 A JP 2000393876A JP 2002198001 A JP2002198001 A JP 2002198001A
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JP2000393876A
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English (en)
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Yoshifumi Watabe
祥文 渡部
Yukihiro Kondo
行廣 近藤
Koichi Aizawa
浩一 相澤
Takuya Komoda
卓哉 菰田
Yoshiaki Honda
由明 本多
Takashi Hatai
崇 幡井
Tsutomu Kunugibara
勉 櫟原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作中の輝度の低下を抑制できる画像表示装置
を提供する。 【解決手段】リヤプレート10とフェースプレート30
とが対向配置され、両プレート10,30とフレーム4
0とで囲まれた空間は、真空度が1Pa以下の真空状態
に維持される。フェースプレート30におけるリヤプレ
ート10との対向面側にはコレクタ電極31が形成さ
れ、コレクタ電極31を覆うように蛍光体層32が形成
されている。電子源側基板たるリヤプレート10におけ
るフェースプレート30との対向面上には、下部電極8
と強電界ドリフト層6と表面電極7とからなる電界放射
型電子源が形成されている。電界放射型電子源で発生し
た熱をリヤプレート10の裏面側へ放熱させる放熱手段
を設けている。放熱手段は、リヤプレート10内に埋設
した塊状の放熱体60により構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放射型電子源
から放射される電子により蛍光体を光らせる画像表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄型でフラットな画像表示装
置として、電界放射型電子源を形成した基板を接着した
ガラス基板よりなるリヤプレートと、電界放射型電子源
への対向面に蛍光体が塗布されたガラス基板よりなるフ
ェースプレートとを対向配置し、フェースプレートとリ
ヤプレートとの間に支持用のフレームを介在させて両プ
レート間の空間を真空に保つように構成された画像表示
装置が各所で研究されている。この種の画像表示装置
は、電界放射型電子源から放出された電子によってフェ
ースプレートに塗布されている蛍光体を発光させて、文
字や画像を表示するものである。
【0003】上述の画像表示装置は、代表的な画像表示
装置であるブラウン管に比べて、薄型化、軽量化が可能
であり、また、自ら発光する自発光型であるからバック
ライトが不要であり、バックライト付きの液晶表示装置
に比べて、同等以上の発光輝度を持ちながら、薄型化、
軽量化および低コスト化が可能である、視野角特性が優
れているなどの長所を有している。
【0004】ところで、この種の画像表示装置へ応用す
る電界放射型電子源としては、例えば米国特許3665
241号などに開示されているいわゆるスピント(Spin
dt)型電極が知られている。このスピント型電極は、微
小な三角錐状のエミッタチップを多数配置した基板と、
エミッタチップの先端部を露出させる放射孔を有すると
ともにエミッタチップに対して絶縁された形で配置され
たゲート層とを備え、真空中にてエミッタチップをゲー
ト層に対して負極として高電圧を印加することにより、
エミッタチップの先端から放射孔を通して電子線を放射
するものである。
【0005】しかしながら、スピント型電極は、製造プ
ロセスが複雑であるとともに、多数の三角錐状のエミッ
タチップを精度良く構成することが難しく、例えば平面
発光装置や画像表示装置などへ応用する場合に大面積化
が難しいという問題があった。また、スピント型電極
は、電界がエミッタチップの先端に集中するので、エミ
ッタチップの先端の周りの真空度が低くて残留ガスが存
在するような場合、放射された電子によって残留ガスが
プラスイオンにイオン化され、プラスイオンがエミッタ
チップの先端に衝突するから、エミッタチップの先端が
ダメージ(例えば、イオン衝撃による損傷)を受け、放
射される電子の電流密度や効率などが不安定になった
り、エミッタチップの寿命が短くなってしまうという問
題が生じる。したがって、スピント型電極では、この種
の問題の発生を防ぐために、高真空(約10-5Pa〜約
10-6Pa)で使用する必要があり、高真空封止および
高真空維持のためにコストが高くなるとともに、取扱い
が面倒になるという不具合があった。
【0006】この種の不具合を改善するために、MIM
(Metal Insulator Metal)型やMOS(Metal Oxide
Semiconductor)型の電界放射型電子源、特許第296
6842号、特許第3079086号に開示されている
ような酸化した多孔質半導体層に強電界を作用させて電
子をドリフトさせる電界放射型電子源などが提案されて
いる。ここにおいて、MIM型の電界放射型電子源は金
属(表面電極)−絶縁膜−金属、MOS型の電界放射型
電子源は金属(表面電極)−酸化膜−半導体の積層構造
を有する平面型の電界放射型電子源であり、MIM型や
MOS型の電界放射型電子源は、それぞれ絶縁膜、酸化
膜に高電界を作用させることにより、それぞれ絶縁膜、
酸化膜を電子がトンネルして表面電極を通りぬけて真空
中に放出される。
【0007】また、酸化した多孔質半導体層に強電界を
作用させて電子をドリフトさせる電界放射型電子源は、
例えば半導体基板上に積層した半導体層に陽極酸化処理
を施すことにより多孔質半導体層(例えば、多孔質多結
晶シリコン層)を形成した後に、多孔質半導体層に酸化
処理を施すことによって酸化した多孔質半導体層を形成
し、その後、酸化した多孔質半導体層上に金属薄膜より
なる表面電極を形成したものであって、例えば図13に
示すように、導電性基板たるn形シリコン基板1の主表
面側に酸化した多孔質多結晶シリコン層よりなる強電界
ドリフト層6が形成され、強電界ドリフト層6上に表面
電極7が形成され、n形シリコン基板1の裏面にオーミ
ック電極2が形成されている。
【0008】図13に示す構成の電界放射型電子源で
は、表面電極7を真空中に配置するとともに図14に示
すように表面電極7に対向してコレクタ電極31を配置
し、表面電極7をn形シリコン基板1(オーミック電極
2)に対して正極として直流電圧Vpsを印加するととも
に、コレクタ電極31を表面電極7に対して正極として
直流電圧Vcを印加することにより、n形シリコン基板
1から注入された電子が強電界ドリフト層6をドリフト
し表面電極7を通して放出される(なお、図14中の一
点鎖線は表面電極7を通して放出された電子e-の流れ
を示す)。ここにおいて、表面電極7とオーミック電極
2との間に流れる電流をダイオード電流Ipsと称し、コ
レクタ電極12と表面電極7との間に流れる電流を放出
電子電流Ieと称し、ダイオード電流Ipsに対する放出
電子電流Ieが大きい(Ie/Ipsが大きい)ほど電子放
出効率が高くなる。なお、この図13および図14に示
す構成の電界放射型電子源では、表面電極7とオーミッ
ク電極2との間に印加する直流電圧Vpsを10〜20V
程度の低電圧としても電子を放出させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MIM
型やMOS型の電界放射型電子源、酸化した多孔質半導
体層を用いた電界放射型電子源では、電子放出部に流れ
る電流によるジュール熱によって発熱するので、電子が
絶縁膜をトンネルする際、酸化膜をトンネルする際、あ
るいは酸化した多孔質半導体層をドリフトする際に散乱
しやすくなり、放出電子量や電子放出効率が動作中に低
下してしまうという不具合があり、画像表示装置の電子
源として応用した場合に画像表示装置の輝度が動作中に
低下してしまうという不具合があった。
【0010】特に、酸化した多孔質半導体層を備えた電
界放射型電子源では、MIM型やMOS型の電界放射型
電子源に比べて電子のドリフト距離が長いので散乱の影
響を受けやすく、ジュール熱による発熱によって半導体
微結晶中で散乱される電子が増えると、放出電子量や電
子放出効率の動作中の低下が顕著になるという不具合が
あった。
【0011】また、電界放射型電子源を画像表示装置に
応用した場合、ジュール熱による発熱は配線の抵抗を増
大させることになり、大面積の画像表示装置では配線の
抵抗による個々の電子放出部に印加される電圧が中央部
に行くほど小さくなり、放出電子量や電子放出効率が動
作中に低下してしまい、結果的に画像表示装置の輝度の
面内ばらつきを生じさせるという不具合があった。
【0012】また、表面電極の厚さは電子がトンネルで
きる程度の厚さ(例えば、10nm)程度の厚さに設定
されているので、ジュール熱による発熱によってエレク
トロマイグレーションが加速して島状化が進んで表面電
極の高抵抗化や断線が起こり、画像表示装置の輝度の低
下や画素の欠落が発生し、寿命が短くなってしまうとい
う不具合があった。
【0013】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、動作中の輝度の低下を抑制できる画
像表示装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、電子を放出する複数の電子放出
部を有する電界放射型電子源が設けられた電子源側基板
と、電子源側基板に対向配置され電子源側基板との間の
空間が真空に保たれるフェースプレートと、フェースプ
レートにおける電子源側基板への対向面側に設けられ電
界放射型電子源からの電子線を受けて可視光領域の光を
発光する蛍光体層と、電界放射型電子源で発生した熱を
電子源側基板の裏面側へ放熱させる放熱手段とを備えて
なることを特徴とするものであり、電界放射型電子源で
発生した熱を電子源側基板の裏面側へ放熱させる放熱手
段を備えていることにより、電界放射型電子源で発生し
た熱を電子源側基板の裏面側へ放出することができるの
で、動作中における電界放射型電子源の各電子放出部の
放出電子量および電子放出効率を安定させることがで
き、また、電界放射型電子源の表面電極などのエレクト
ロマイグレーションによる高抵抗化や断線を防止するこ
とができるので、輝度の低下や画素の欠落を防止するこ
とができ、長寿命化を図れる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電子源側基板は、前記電界放射型電子源が形成
された電子源形成基板と、前記蛍光体層との対向面側に
電子源形成基板が配設された支持基板とからなるので、
複数個の電子源形成基板を並べて配置することによって
大型の画像表示装置を構成することができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板に貫設した孔に
埋設され前記電子源側基板よりも熱伝導性の高い材料に
より形成された棒状の放熱体よりなるので、前記電界放
射型電子源で発生した熱を電子源側基板の裏面側へ効率
良く放出することができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記放熱手段を前記電子放出部ごとに設けてあるの
で、各電子放出部で発生した熱を各電子放出部ごとに設
けられた前記放熱手段を通して電子源側基板の裏面側へ
放出することができ、輝度の面内ばらつきをより少なく
することができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側に突出する突出部が一体に設けられて
いるので、前記電界放射型電子源で発生した熱の電子源
側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界放射型電
子源の温度上昇をより抑制することができ、放出電子量
や電子放出効率などの特性が安定するとともに信頼性が
向上する。
【0019】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側において放熱用のパターンが一体に設
けられているので、前記電界放射型電子源で発生した熱
の電子源側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界
放射型電子源の温度上昇をより抑制することができ、放
出電子量や電子放出効率などの特性が安定するとともに
信頼性が向上する。
【0020】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側において放熱フィンが取り付けられて
いるので、前記電界放射型電子源で発生した熱の電子源
側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界放射型電
子源の温度上昇をより抑制することができ、放出電子量
や電子放出効率などの特性が安定するとともに信頼性が
向上する。
【0021】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電子源側基板は、表面に絶縁層が被着された金
属基板よりなるので、前記電界放射型電子源で発生した
熱の電子源側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電
界放射型電子源の温度上昇をより抑制することができ、
放出電子量や電子放出効率などの特性が安定するととも
に信頼性が向上する。
【0022】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、前記電子放出部は、前記電子源側基
板の厚み方向において前記電子源側基板側の下部電極と
前記フェースプレート側の表面電極との間に設けられた
酸化若しくは窒化した多孔質半導体層よりなるドリフト
部を有し、ドリフト部は、少なくとも、前記電子源側基
板の厚み方向に沿って形成された複数の柱状の半導体結
晶と、半導体結晶間に介在するナノメータオーダの半導
体微結晶と、半導体結晶の表面に形成された第1の絶縁
膜と、半導体微結晶の表面に形成され当該半導体微結晶
の結晶粒径よりも小さな膜厚の第2の絶縁膜とからなる
ので、電子放出時の真空度依存性が小さく低コスト化を
図ることができ、また、ドリフト部では電子が半導体微
結晶に衝突せずに第2の絶縁膜に印加されている電界で
加速されてドリフトし、ドリフト部で発生した熱の一部
が柱状の半導体結晶を通して放熱されるから、電子放出
時にポッピング現象が発生せず安定して電子を放出する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の画像
表示装置は、図1に示すように、表面電極7を通して電
子を放出する複数の電子放出部を有する電界放射型電子
源が設けられたガラス基板よりなるリヤプレート10
と、リヤプレート10に対向配置されたガラス基板より
なるフェースプレート30と、リヤプレート10とフェ
ースプレート30との間に介在しリヤプレート10とフ
ェースプレート30との間を所定の距離に保つ枠状のフ
レーム40とを備えている。なお、本実施形態では、リ
ヤプレート10が電子源側基板を構成している。
【0024】フレーム40は、リヤプレート10および
フェースプレート30それぞれに、フリットガラスやエ
ポキシ系の真空用接着剤などにより接着されており、フ
ェースプレート30とリヤプレート10とフレーム40
とで囲まれた空間は、真空度が1Pa以下の真空状態に
維持されている。なお、フレーム40としては、例え
ば、ガラス板を用いてもよいし、表面をほうろうなどに
より絶縁処理した金属板を使用してもよい。
【0025】フェースプレート30は、リヤプレート1
0との対向面に、透明電極よりなるコレクタ電極31が
設けられており、コレクタ電極31には電界放射型電子
源の電子放出部から放射された電子線により可視光領域
の光を発光する蛍光体層32が設けられている。
【0026】電界放射型電子源は、リヤプレート10に
おけるフェースプレート30との対向面上に列設された
複数の下部電極8と、下部電極8にそれぞれ重なる形で
形成された複数の酸化した多孔質多結晶シリコン層より
なるドリフト部6aおよびドリフト部6aの間を埋める
分離部6bを有する強電界ドリフト層6と、強電界ドリ
フト層6上でドリフト部6aおよび分離部6bに跨って
下部電極8に交差(直交)する方向に列設された複数の
表面電極7とを備えている。ここにおいて、下部電極8
はアルミニウム薄膜からなる導電性層により構成し、表
面電極7は金属薄膜(例えば、金薄膜)からなる導電性
薄膜により構成している。なお、表面電極7の膜厚は1
5nmに設定されているが、この膜厚は特に限定するも
のではない。また、強電界ドリフト層6の厚さは1.5
μmに設定してあるが、強電界ドリフト層6の厚さも特
に限定するものではない。なお、分離部6bは、ノンド
ープの多結晶シリコンにより形成されている。
【0027】上述の電界放射型電子源は、リヤプレート
10におけるフェースプレート30との対向面上に列設
された複数の下部電極8と、強電界ドリフト層6上に列
設された複数の表面電極7との間に強電界ドリフト層6
のドリフト部6aが挟まれているから、表面電極7と下
部電極8との組を適宜選択して選択した組間に電圧を印
加することにより、選択された表面電極7と下部電極8
との交点に相当する部位のドリフト部6aに強電界が作
用して電子が放出される。つまり、表面電極7と下部電
極8とからなる格子の格子点に電子放出部たる電子源を
配置したことに相当し、電圧を印加する表面電極7と下
部電極8との組を選択することによって所望の格子点か
ら電子を放出させることが可能になる。なお、表面電極
7と下部電極8との間に印加する電圧は10〜20V程
度になっている。ここにおいて、各表面電極7は、短冊
状に形成され、長手方向の端部にそれぞれパッド27が
形成されている。また、各下部電極8も、短冊状に形成
され、長手方向の端部上にそれぞれパッド28が形成さ
れている。各パッド28は各下部電極8への印加電圧を
個別に制御できる第1のマトリクスコントロール回路
(図示せず)に接続され、各パッド27は各表面電極7
への印加電圧を個別に制御できる第2のマトリクスコン
トロール回路(図示せず)に接続される。
【0028】上述の電界放射型電子源は、リヤプレート
10の一表面上へ、図2に示すように下部電極8とドリ
フト部6aと表面電極7とが厚み方向において重なる部
分よりなる上記電子放出部が上記格子の格子点に配置さ
れたものであり、表面電極7を真空中に配置するととも
に図3に示すように表面電極7に対向してコレクタ電極
31を配置し、表面電極7を下部電極8に対して正極と
して直流電圧Vpsを印加するとともに、コレクタ電極3
1を表面電極7に対して正極として直流電圧Vcを印加
することにより、下部電極8から注入された電子がドリ
フト部6aをドリフトし表面電極7を通して放出される
(なお、図3中の一点鎖線は表面電極7を通して放出さ
れた電子e-の流れを示す)。ここにおいて、表面電極
7と下部電極8との間に流れる電流をダイオード電流I
psと称し、コレクタ電極12と表面電極7との間に流れ
る電流を放出電子電流Ieと称し、ダイオード電流Ips
に対する放出電子電流Ieが大きい(Ie/Ipsが大き
い)ほど電子放出効率が高くなる。なお、この電子放出
部では、表面電極7と下部電極8との間に印加する直流
電圧Vpsを10〜20V程度の低電圧としても電子を放
出させることができる。
【0029】ところで、電界放射型電子源におけるドリ
フト部6aは、下部電極8上に形成されたノンドープの
多結晶シリコン層の一部を陽極酸化処理により多孔質化
した後、酸化処理を行うことにより形成されており、図
4に示すように、少なくとも、リヤプレート10の一表
面側に列設された柱状の多結晶シリコンのグレイン(半
導体結晶)51と、グレイン51の表面に形成された薄
いシリコン酸化膜52と、グレイン51間に介在するナ
ノメータオーダの半導体微結晶たるシリコン微結晶63
と、シリコン微結晶63の表面に形成され当該シリコン
微結晶63の結晶粒径よりも小さな膜厚の絶縁膜である
シリコン酸化膜64とから構成されると考えられる。し
たがって、強電界ドリフト層6のドリフト部6aでは、
下部電極8から注入された電子がシリコン微結晶63に
衝突せずにシリコン酸化膜64に印加されている電界で
加速されてドリフトし、ドリフト部6aで発生した熱が
柱状のグレイン51を通して放熱されるものと考えら
れ、電子放出時にポッピング現象が発生せず高効率で電
子を放出することができる。
【0030】なお、本実施形態では、シリコン酸化膜5
2が第1の絶縁膜を構成し、シリコン酸化膜64が第2
の絶縁膜を構成している。また、強電界ドリフト層6の
ドリフト部6aを酸化した多孔質多結晶シリコン層によ
り形成しているが、強電界ドリフト層6のドリフト部6
aを窒化した多孔質多結晶シリコン層により形成しても
よく、多孔質多結晶シリコン層以外の多孔質半導体層を
酸化若しくは窒化したものでもよい。ここにおいて、強
電界ドリフト層6のドリフト部6aを窒化した多孔質多
結晶シリコン層とした場合には図4にて説明した各シリ
コン酸化膜52,64がいずれもシリコン窒化膜とな
る。
【0031】ところで、本実施形態では、電界放射型電
子源で発生した熱を電子源側基板たるリヤプレート10
の裏面側(図1における下面側、つまり、大気中)へ放
熱させる放熱手段を設けている点に特徴がある。ここに
おいて、放熱手段は、リヤプレート10内に埋設した塊
状の放熱体60により構成している。放熱体60の構成
材料としては、リヤプレート10の構成材料であるガラ
スよりも熱伝導性が高い材料であればよく、例えば、C
u、Pd、Au、Ag、Al、Ti、Mn、Pb、B
i、Ni、Cr、Fe、Mg、Pt、Be、Sn、B
a、In、Co、Sbなどやこれらの合金などを用いれ
ばよい。
【0032】しかして、本実施形態の画像表示装置で
は、電界放射型電子源で発生した熱を電子源側基板たる
リヤプレート10の裏面側(図1における下面側)へ放
熱させる放熱手段を備えているので、リヤプレート10
の絶縁性を維持しながらも放熱体60を含めたリヤプレ
ート10の熱伝導度を高くすることができ、電界放射型
電子源で発生した熱を、放熱体60を介して効果的にリ
ヤプレート10の裏面側へ放出することができるから、
動作中における電界放射型電子源の放出電子量および電
子放出効率を安定させることができる。また、電界放射
型電子源で発生したリヤプレート10の裏面側へ熱を放
出することができるので、電界放射型電子源の表面電極
7のエレクトロマイグレーションによる高抵抗化や断線
を防止することができるから、輝度の低下や画素の欠落
を防止することができ、長寿命化を図れる。また、本実
施形態では、リヤプレート10におけるフェースプレー
ト30との対向面上に電界放射型電子源を直接形成して
あるので、装置全体の薄型化および軽量化を図ることが
できる。しかも、電界放射型電子源から放出される電子
が表面電極7の面内で略均一に垂直方向へ放出されるか
ら、フォーカス用の電極などを設けることなしに高精細
化を図ることができ、低消費電力化および薄型化および
軽量化を図ることができる。さらに、金属製の放熱体6
0を設けたことにより、外部への電磁波ノイズの影響を
防止することができる。
【0033】なお、本実施形態では、リヤプレート10
の構成材料がガラスとなっているが、ガラスに限定され
るものではなく、例えばセラミックを用いてもよい。
【0034】(実施形態2)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1
のようにリヤプレート10におけるフェースプレート3
0との対向面上に電界放射型電子源を直接形成する代わ
りに、図5に示すように、リヤプレート10におけるフ
ェースプレート30との対向面上に配設されるガラス基
板よりなる電子源形成基板20におけるフェースプレー
ト30との対向面上に実施形態1と同様の電界放射型電
子源を形成している点に特徴がある。ここにおいて、電
界放射型電子源の複数の下部電極8それぞれに設けられ
たパッド28はリヤプレート10上に配設され一端部が
大気中へ引き出された引出し電極25の他端部にボンデ
ィングワイヤWを介して電気的に接続され、複数の表面
電極7それぞれに設けられたパッド27はリヤプレート
10上に配設され一端部が大気中へ引き出された引出し
電極26の他端部にボンディングワイヤWを介して電気
的に接続されている。なお、実施形態1と同様の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】本実施形態の画像表示装置では、電界放射
型電子源が形成された電子源形成基板20と、蛍光体層
32との対向面側に電子源形成基板20が配設されたリ
ヤプレート10とで電子源側基板を構成しており、複数
個の電子源形成基板20を同一面内に並べて配置するこ
とによって大型で大面積の画像表示装置を構成すること
ができる。なお、本実施形態では、リヤプレート10が
支持基板を構成している。
【0036】(実施形態3)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示す
ように、放熱手段としてリヤプレート10内に実施形態
1の塊状の放熱体60に比べて粒径が小さな粒状の放熱
体60が分散されている点が相違するだけである。他の
構成は実施形態1と同じなので、実施形態1と同様の構
成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】(実施形態4)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態1と略同じであって、図7に示す
ように、放熱手段としてリヤプレート10に貫設した多
数の孔10aそれぞれに棒状(ピン状)の放熱体60が
埋設されている点が相違するだけである。他の構成は実
施形態1と同じなので、実施形態1と同様の構成要素に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】本実施形態では、棒状の放熱体60の一端
が電界放射型電子源の下部電極8の裏面側に形成された
薄い絶縁層(図示せず)に接触し他端が大気中に開放さ
れているので、電界放射型電子源で発生した熱を効率良
く電子源側基板たるリヤプレート10の裏面側(大気
中)へ放出することができ、実施形態1に比べて電界放
射型電子源の温度上昇を抑制することができ、放出電子
量および電子放出効率が安定するとともに信頼性が向上
する。
【0039】(実施形態5)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態1と略同じであって、図8に示す
ように、放熱手段としてリヤプレート10に貫設した多
数の孔10aそれぞれに棒状の放熱体60が埋設されて
いる点および放熱体60が実施形態1で説明した電子放
出部ごとに設けられている点が相違するだけである。言
い換えれば、画素ごとに電子放出部が設けられ各電子放
出部に対応した位置(リヤプレート10の厚み方向にお
いて電子放出部に重なる部分)に放熱体60が配設され
ている。他の構成は実施形態1と同じなので、実施形態
1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略
する。
【0040】本実施形態では、棒状の放熱体60の一端
が電界放射型電子源の下部電極8の裏面側に形成された
薄い絶縁層(図示せず)に接触し他端が大気中に開放さ
れているので、電界放射型電子源で発生した熱を効率良
く電子源側基板たるリヤプレート10の裏面側(大気
中)へ放熱することができ、電界放射型電子源の温度上
昇をより抑制することができ、特性が安定するとともに
信頼性が向上する。しかも、各放熱体60が電子放出部
ごとに設けられているので、電界放射型電子源の各電子
放出部で発生した熱を電子源側基板たるリヤプレート1
0の裏面側へ効果的に放出することができ、輝度の面内
ばらつきをより少なくすることができる (実施形態6)本実施形態の画像表示装置の基本構成は
実施形態5と略同じであって、図9に示すように、放熱
体60に電子源側基板たるリヤプレート10の裏面側へ
突出する突出部60aが連続一体に設けられている点が
相違する。他の構成は実施形態5と同じなので、実施形
態5と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0041】しかして、本実施形態の画像表示装置で
は、電界放射型電子源で発生した熱の電子源側基板たる
リヤプレート10の裏面側(大気中)への放熱性が向上
し、電界放射型電子源の温度上昇をより抑制することが
でき、放出電子量や電子放出効率などの特性が安定する
とともに信頼性が向上する。
【0042】(実施形態7)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態5と略同じであって、図10に示
すように、電子源側基板たるリヤプレート10の裏面側
に、放熱手段である放熱体60に熱的結合した放熱用の
パターン61が一体に設けられている点が相違する。他
の構成は実施形態5と同じなので、実施形態5と同様の
構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】しかして、本実施形態の画像表示装置で
は、電界放射型電子源で発生した熱のリヤプレート10
の裏面側への放熱性が向上し、電界放射型電子源の温度
上昇をより抑制することができ、放出電子量や電子放出
効率などの特性が安定するとともに信頼性が向上する。
【0044】(実施形態8)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態5と略同じであって、図11に示
すように、電子源側基板たるリヤプレート10の裏面側
において放熱手段である放熱体60に放熱フィン62が
取り付けられている点が相違する。他の構成は実施形態
5と同じなので、実施形態5と同様の構成要素には同一
の符号を付して説明を省略する。
【0045】しかして、本実施形態の画像表示装置で
は、電界放射型電子源で発生した熱のリヤプレート10
の裏面側(大気中)への放熱性が向上し、電界放射型電
子源の温度上昇をより抑制することができ、放出電子量
や電子放出効率などの特性が安定するとともに信頼性が
向上する。
【0046】(実施形態9)本実施形態の画像表示装置
の基本構成は実施形態1と略同じであって、図12に示
すように、電子源側基板たるリヤプレート10を、金属
基板11と金属基板の表面に被着された絶縁層12とで
構成している点が相違する。要するに、リヤプレート1
0は、ホーロー基板により構成されている。他の構成は
実施形態1と同じなので、実施形態1と同様の構成要素
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0047】しかして、本実施形態の画像表示装置で
は、電界放射型電子源で発生した熱の電子源側基板たる
リヤプレート10の裏面側への放熱性が向上し、電界放
射型電子源の温度上昇をより抑制することができ、放出
電子量や電子放出効率などの特性が安定するとともに信
頼性が向上する。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明は、電子を放出する複数
の電子放出部を有する電界放射型電子源が設けられた電
子源側基板と、電子源側基板に対向配置され電子源側基
板との間の空間が真空に保たれるフェースプレートと、
フェースプレートにおける電子源側基板への対向面側に
設けられ電界放射型電子源からの電子線を受けて可視光
領域の光を発光する蛍光体層と、電界放射型電子源で発
生した熱を電子源側基板の裏面側へ放熱させる放熱手段
とを備えてなるものであり、電界放射型電子源で発生し
た熱を電子源側基板の裏面側へ放熱させる放熱手段を備
えていることにより、電界放射型電子源で発生した熱を
電子源側基板の裏面側へ放出することができるので、動
作中における電界放射型電子源の各電子放出部の放出電
子量および電子放出効率を安定させることができ、ま
た、電界放射型電子源の表面電極などのエレクトロマイ
グレーションによる高抵抗化や断線を防止することがで
きるので、輝度の低下や画素の欠落を防止することがで
き、長寿命化を図れるという効果がある。
【0049】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電子源側基板は、前記電界放射型電子源が形成
された電子源形成基板と、前記蛍光体層との対向面側に
電子源形成基板が配設された支持基板とからなるので、
複数個の電子源形成基板を並べて配置することによって
大型の画像表示装置を構成することができるという効果
がある。
【0050】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板に貫設した孔に
埋設され前記電子源側基板よりも熱伝導性の高い材料に
より形成された棒状の放熱体よりなるので、前記電界放
射型電子源で発生した熱を電子源側基板の裏面側へ効率
良く放出することができるという効果がある。
【0051】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記放熱手段を前記電子放出部ごとに設けてあるの
で、各電子放出部で発生した熱を各電子放出部ごとに設
けられた前記放熱手段を通して電子源側基板の裏面側へ
放出することができ、輝度の面内ばらつきをより少なく
することができるという効果がある。
【0052】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側に突出する突出部が一体に設けられて
いるので、前記電界放射型電子源で発生した熱の電子源
側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界放射型電
子源の温度上昇をより抑制することができ、放出電子量
や電子放出効率などの特性が安定するとともに信頼性が
向上するという効果がある。
【0053】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側において放熱用のパターンが一体に設
けられているので、前記電界放射型電子源で発生した熱
の電子源側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界
放射型電子源の温度上昇をより抑制することができ、放
出電子量や電子放出効率などの特性が安定するとともに
信頼性が向上するという効果がある。
【0054】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放熱手段は、前記電子源側基板よりも熱伝導性
の高い材料により形成された放熱体であって、前記電子
源側基板の裏面側において放熱フィンが取り付けられて
いるので、前記電界放射型電子源で発生した熱の電子源
側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電界放射型電
子源の温度上昇をより抑制することができ、放出電子量
や電子放出効率などの特性が安定するとともに信頼性が
向上するという効果がある。
【0055】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記電子源側基板は、表面に絶縁層が被着された金
属基板よりなるので、前記電界放射型電子源で発生した
熱の電子源側基板の裏面側への放熱性が向上し、前記電
界放射型電子源の温度上昇をより抑制することができ、
放出電子量や電子放出効率などの特性が安定するととも
に信頼性が向上するという効果がある。
【0056】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、前記電子放出部は、前記電子源側基
板の厚み方向において前記電子源側基板側の下部電極と
前記フェースプレート側の表面電極との間に設けられた
酸化若しくは窒化した多孔質半導体層よりなるドリフト
部を有し、ドリフト部は、少なくとも、前記電子源側基
板の厚み方向に沿って形成された複数の柱状の半導体結
晶と、半導体結晶間に介在するナノメータオーダの半導
体微結晶と、半導体結晶の表面に形成された第1の絶縁
膜と、半導体微結晶の表面に形成され当該半導体微結晶
の結晶粒径よりも小さな膜厚の第2の絶縁膜とからなる
ので、電子放出時の真空度依存性が小さく低コスト化を
図ることができ、また、ドリフト部では電子が半導体微
結晶に衝突せずに第2の絶縁膜に印加されている電界で
加速されてドリフトし、ドリフト部で発生した熱の一部
が柱状の半導体結晶を通して放熱されるから、電子放出
時にポッピング現象が発生せず安定して電子を放出する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す一部破断した概略斜視図であ
る。
【図2】同上のおける電界放射型電子源の要部断面図で
ある。
【図3】同上における電界放射型電子源の動作説明図で
ある。
【図4】同上における電界放射型電子源の動作説明図で
ある。
【図5】実施形態2を示す一部破断した概略斜視図であ
る。
【図6】実施形態3を示す要部概略断面図である。
【図7】実施形態4を示す要部概略断面図である。
【図8】実施形態5を示す要部概略断面図である。
【図9】実施形態6を示す要部概略断面図である。
【図10】実施形態7を示す要部概略断面図である。
【図11】実施形態8を示す要部概略断面図である。
【図12】実施形態9を示す要部概略断面図である。
【図13】従来の電界放射型電子源の概略構成図であ
る。
【図14】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
6 強電界ドリフト層 6a ドリフト部 6b 分離部 7 表面電極 8 下部電極 10 リヤプレート 30 フェースプレート 31 コレクタ電極 32 蛍光体層 40 フレーム 60 放熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相澤 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 菰田 卓哉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 本多 由明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 幡井 崇 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 櫟原 勉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C032 AA01 BB15 BB20 DD10 DE03 DG10 5C036 EE01 EE12 EF01 EF06 EF09 EG02 EG12 EG43 EH04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子を放出する複数の電子放出部を有す
    る電界放射型電子源が設けられた電子源側基板と、電子
    源側基板に対向配置され電子源側基板との間の空間が真
    空に保たれるフェースプレートと、フェースプレートに
    おける電子源側基板への対向面側に設けられ電界放射型
    電子源からの電子線を受けて可視光領域の光を発光する
    蛍光体層と、電界放射型電子源で発生した熱を電子源側
    基板の裏面側へ放熱させる放熱手段とを備えてなること
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記電子源側基板は、前記電界放射型電
    子源が形成された電子源形成基板と、前記蛍光体層との
    対向面側に電子源形成基板が配設された支持基板とから
    なることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱手段は、前記電子源側基板に貫
    設した孔に埋設され前記電子源側基板よりも熱伝導性の
    高い材料により形成された棒状の放熱体よりなることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記放熱手段を前記電子放出部ごとに設
    けてなることを特徴とする請求項3記載の画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記放熱手段は、前記電子源側基板より
    も熱伝導性の高い材料により形成された放熱体であっ
    て、前記電子源側基板の裏面側に突出する突出部が一体
    に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の画像
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記放熱手段は、前記電子源側基板より
    も熱伝導性の高い材料により形成された放熱体であっ
    て、前記電子源側基板の裏面側において放熱用のパター
    ンが一体に設けられてなることを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記放熱手段は、前記電子源側基板より
    も熱伝導性の高い材料により形成された放熱体であっ
    て、前記電子源側基板の裏面側において放熱フィンが取
    り付けられてなることを特徴とする請求項1記載の画像
    表示装置。
  8. 【請求項8】 前記電子源側基板は、表面に絶縁層が被
    着された金属基板よりなることを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記電子放出部は、前記電子源側基板の
    厚み方向において前記電子源側基板側の下部電極と前記
    フェースプレート側の表面電極との間に設けられた酸化
    若しくは窒化した多孔質半導体層よりなるドリフト部を
    有し、ドリフト部は、少なくとも、前記電子源側基板の
    厚み方向に沿って形成された複数の柱状の半導体結晶
    と、半導体結晶間に介在するナノメータオーダの半導体
    微結晶と、半導体結晶の表面に形成された第1の絶縁膜
    と、半導体微結晶の表面に形成され当該半導体微結晶の
    結晶粒径よりも小さな膜厚の第2の絶縁膜とからなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の画像表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003088301A1 (fr) * 2002-04-17 2003-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Ecran d'affichage d'images et procede de fabrication
KR100778519B1 (ko) 2006-10-24 2007-11-22 삼성에스디아이 주식회사 발광 장치 및 표시 장치

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