JP2002091440A - 演奏情報変換方法、演奏情報変換装置、記録媒体および音源装置 - Google Patents
演奏情報変換方法、演奏情報変換装置、記録媒体および音源装置Info
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
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- G10H1/0033—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
- G10H1/0041—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
- G10H1/0058—Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system
- G10H1/0066—Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface
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- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
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Abstract
ルコンピュータ上でシミュレートする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータに搭載される音
源には、複数の携帯電話器(または音源チップ)に対応
する音色セットが図3に示すようにマッピングされてい
る。すなわち、携帯電話器(または音源チップ)毎にバ
ンクセレクトLSBの値が決定され、演奏情報内のこの
値を変更することにより各携帯電話器に対応する演奏情
報が生成される。
Description
ナルコンピュータ、アミューズメント機器等、楽音を発
生する装置に用いられる音源装置、演奏情報変換方法、
演奏情報変換装置および記録媒体に関し、特に携帯情報
端末の着信メロディ音等の模擬に用いて好適な音源装
置、演奏情報変換方法、演奏情報変換装置および記録媒
体に関する。
Assistant)等の携帯情報端末においては、呼出音やア
ラーム音として楽曲(着信メロディ)を再生できるもの
が多い。着信メロディはパーソナルコンピュータ上のシ
ーケンサソフトウエアで作成される場合が多く、そのフ
ォーマットとしては一般的にSMF(スタンダードMI
DIファイル)が用いられている。そして、着信メロデ
ィの演奏情報が完成すると、SMFファイルの演奏情報
が携帯電話器等に応じた楽曲フォーマットに変換された
後に目的とする携帯電話器等に転送される。また、着信
メロディの配信サービスが行われており、携帯電話器の
ユーザは、着信メロディの配信サーバへとアクセスし、
所望の着信メロディを選択した後、ダウンロードして着
信音等として利用している。一般的に、着信メロディを
配信サーバからダウンロードする際には課金がなされる
ので、課金がなされる前に選択した着信メロディを試聴
し、試聴の結果、気に入った着信メロディのみをダウン
ロードすることが提案されており、この着信メロディの
試聴をパーソナルコンピュータを用いて行うことも提案
されている。具体的には、パーソナルコンピュータにて
再生することのできる曲データ(例えばSMF)を配信サー
バに用意しておき、ダウンロードしたい着信メロディに
対応する曲データ(SMF)をパーソナルコンピュータにダ
ウンロードして再生(試聴)し、気に入った場合に、携帯
電話器にて着信メロディを配信サーバからダウンロード
する。
ソナルコンピュータにおいてSMFファイルを再生する
と、その再生音は携帯電話器と比較して音質が良すぎる
ため、パーソナルコンピュータ単体で着信メロディの評
価を行うことは困難であった。さらに、各携帯電話器に
搭載されている音源チップには様々な種類が存在し、音
源チップ毎に発音可能な音色の種類や同時発音数も異な
るため、曲データを共通化することも困難であった。こ
のため、携帯電話器の着信メロディを作成するために
は、ある程度作成する毎に対象となる携帯電話器に転送
して試聴をしなければならず、しかもかかる作業を携帯
電話器の各機種毎に行わなければならないため、着信メ
ロディの演奏情報を作成する作業はきわめて煩雑であっ
た。また、着信メロディの配信サービスにおいては、パ
ーソナルコンピュータにて曲データの試聴をして気に入
り、携帯電話器にてダウンロードしたとしても、再生し
た着信メロディが、パーソナルコンピュータにて聞いた
音とあまりにも印象が違いすぎ、この着信メロディを着
信音等として使用する気が失せてしまう可能性がある。
この結果、無駄に課金されてしまうことになる。
ものであり、実際に携帯電話器にて再生される着信メロ
ディの音に類似した音の曲データをパーソナルコンピュ
ータ等にて再生できる音源装置、及び該音源装置を用い
て再生すべき曲データを容易に作成することができる演
奏情報変換方法、演奏情報変換装置および記録媒体を提
供することを目的としている。
本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とす
る。なお、括弧内は例示である。請求項1記載の構成に
あっては、対象となる楽音発生手段を識別する識別情報
(機種名または音源チップ名)を受信する過程(ステッ
プSP2)と、第1の演奏情報(基本SMFファイル)
を読み出す過程(ステップSP4)と、前記識別情報に
基づいて、前記楽音発生手段に適合するように前記第1
の演奏情報中の音色情報を変更することによって第2の
演奏情報(機種名等に対応したSMFファイル)を生成
する過程とを有することを特徴とする。さらに、請求項
2記載の構成にあっては、請求項1記載の演奏情報変換
方法において、前記音色情報は、基本的な音色を表す基
本音色情報(プログラムチェンジ)と、該基本音色情報
のバリエーションを表すバリエーション情報(バンクセ
レクト)とから構成され、前記第2の演奏情報は、前記
第1の演奏情報のバリエーション情報を変更することに
よって生成されることを特徴とする。また、請求項3記
載の構成にあっては、請求項1または2記載の演奏情報
変換方法を実行することを特徴とする。また、請求項4
記載の構成にあっては、請求項1または2記載の演奏情
報変換方法を実行するプログラムを記録したことを特徴
とする。また、請求項5記載の構成にあっては、通常の
楽器音を発音させるための通常音色データを記憶した第
1の音色バンクと、携帯情報端末から発音される楽音を
模した音を発音させるための携帯情報端末用音色データ
を記憶した第2の音色バンクとを有し、前記第2の音色
バンクが選択されたとき、前記携帯情報端末用音色デー
タに基づいて、携帯情報端末の楽音を模した音を発音可
能であることを特徴とする。さらに、請求項6記載の構
成にあっては、請求項5記載の音源装置において、前記
第2の音色バンクは、前記携帯情報端末の機種毎に異な
る携帯用音色データを有していることを特徴とする。さ
らに、請求項7記載の構成にあっては、請求項5記載の
音源装置において、前記第2の音色バンクは、前記携帯
情報端末に搭載されている音源チップの種類毎に異なる
携帯用音色データを有していることを特徴とする。さら
に、請求項8記載の構成にあっては、請求項5記載の音
源装置において、更にデータの書き換えが可能な音色バ
ンクを有し、前記第2の音色バンクに記憶されていない
携帯情報端末の楽音を模した音を発音させるための携帯
用追加音色データを書き込み可能としたことを特徴とす
る。さらに、請求項9記載の構成にあっては、請求項8
記載の音源装置において、前記携帯用追加音色データ
は、外部のサーバからダウンロード可能に構成されたこ
とを特徴とする。
ムのハードウエア構成を図1を参照し説明する。図にお
いて100はクライアントコンピュータ、300はサー
バコンピュータであり、両者は汎用のパーソナルコンピ
ュータおよびサーバコンピュータによって構成され、イ
ンターネット等のネットワーク200を介して接続され
ている。クライアントコンピュータ100の内部におい
て2はハードディスク等の外部記憶装置であり、オペレ
ーティングシステム、楽音合成システムのアプリケーシ
ョンプログラム、および波形データその他各種のデータ
を格納する。
電話器等と接続され、該携帯電話器に対して各種情報の
入出力を行う。6は表示器であり、ユーザに対して各種
情報を表示する。8は入力装置であり、キーボード、マ
ウス、鍵盤等から構成され、ユーザによって各種の情報
が入力される。10は音源であり、供給された演奏情報
に基づいて楽音信号を生成する。生成された楽音信号
は、サウンドシステム12を介して発音される。
部のMIDI機器との間でMIDI信号をやりとりす
る。18はタイマであり、所定時間毎に割込み要求を発
生させる。20はCPUであり、後述する制御プログラ
ムに基づいて、バス14を介して楽音合成システム内の
各部を制御する。22はROMであり、イニシャルプロ
グラムローダ等が格納されている。24はRAMであ
り、CPU20のワークメモリとして使用される。26
はネットワークインタフェースであり、ネットワーク2
00を介して、サーバコンピュータ300との間でデー
タをやりとりする。なお、サーバコンピュータ300も
クライアントコンピュータ100と同様に構成されてお
り、クライアントコンピュータ100の構成要素2〜2
6に対応する構成要素302〜326が設けられてい
る。なお、サーバコンピュータ300においては、構成
要素304,306,308,310,312,316
は必須ではないため省略してもよい。
図4を参照し説明する。まず、これら音源10,310
においては、XG規格(商標)に基づいて音色のマッピ
ングを行なわれている。XG規格においては、ボイス選
択は、各々1バイトの長さを有するプログラムチェン
ジ、バンクセレクトMSBおよびバンクセレクトLSB
の3個のデータによって定義される。ここで、プログラ
ムチェンジは、例えば「1」が「アコースティック・グ
ランド・ピアノ」、「7」が「ハープシコード」のよう
に、基本的な音色を表すものである。
きな区分けを表すものであり、0x00(「0x」は16進数
を表す)がメロディ音色、0x01〜0x3Fおよび0x41〜0x7D
が未定義(モデル固有領域)、0x40がSFX音色、0x7E
がSFXキット、0x7Fがドラムボイスを示す。また、バ
ンクセレクトLSBは、0x00(「0x」は16進数を表
す)が基本音色、0x01以降がバリエーション音色を表
す。なお、本実施形態においては、未定義(モデル固有
領域)のバンクセレクトMSBのうちの1ないし複数を、携
帯電話器の合成音を模擬するバンクに割当てるものとす
る。すなわち、本実施形態の音源は、携帯電話器の合成
音を模したバンクと、それ以外の通常音色のバンクとか
らなる。
ーの複数機種に採用されている携帯電話器の合成音を模
擬する音色セット(音源に与えるパラメータのセット)
を、メーカー毎あるいは機種毎に、「0〜127」番の
バンクセレクトLSBに割り当てた例を示す。プログラ
ムチェンジは、各携帯電話器固有の音色番号に一致する
ように設定されており、MIDI規格の標準の音色とは
必ずしも一致しない。このため、プログラムチェンジの
番号が同一であったとしても、メーカーや機種に応じて
音色が全く異なる場合もあり得る。なお、上記のように
メーカー毎に1機種又は1音源チップに限らず、1メー
カーにつき複数機種又は複数音源チップに対応したバン
クセレクトLSBを有してもよい。
の「0」番に基本音色を割り当て、各携帯電話器の合成
音を模擬した音色セットを、メーカーや機種毎に、「1
〜127」番のバンクセレクトLSBに割り当てた例を
示す。この例においては、各携帯電話器の音色セットに
は、基本音色に近い音色になるようにプログラムチェン
ジが割り当てられている。基本音色に対応する音色が音
色セット中に存在しない場合には、当該音色は未定義に
なる。図3において、未定義の音色に対応する欄には斜
線を付している。
の「0」番に基本音色を割り当て、携帯電話器用の音源
チップの合成音を模擬した音色を、「1〜127」番の
バンクセレクトLSBに割り当てた例を示す。上述した
同図(b)の例と同様に、各音源チップに対応するプログ
ラムチェンジは、基本音色に近い音色になるように割り
当てられている。そして、基本音色に対応する音色が存
在しない場合には、当該プログラムチェンジは未定義に
なる。
一部のバンクセレクトLSB(図示の例では「12
7」)をユーザ定義領域に設定した例を示す。これは、
音色バンクのマッピングが設定された後に、新たな音源
チップが出現した場合等を考慮したものである。すなわ
ち、ユーザ定義領域はフラッシュメモリ等の書換え可能
なメモリによって構成されており、新たな音源チップが
出現した場合は、この新たな音源チップ用の音色セット
をサーバコンピュータ300からダウンロードし、ある
いは記録媒体経由で取得してこのユーザ定義領域に転送
するとよい。
説明する。サーバコンピュータ300内のハードディス
ク等の外部記憶装置302には、ダウンロード可能な楽
曲(基本SMF)のデータベース330と各楽曲に対応
した携帯情報端末用楽曲のデータベース340が構築さ
れ、更にバンクセレクト変換部350が用意されてい
る。サーバコンピュータ300は、ネットワーク200
を介してWebページを公開しており、クライアントコ
ンピュータ100のユーザは、このWebページに随時
アクセスすることが可能になっている。そして、Web
ページにおいては、前記楽曲データベース内の各楽曲
と、バンクセレクト変換部において対応するバンクセレ
クトLSBに変換可能な各携帯情報端末の機種名とがリ
ストアップされており、ユーザは所望の楽曲と、機種名
とを選択可能になっている。
レイヤー部30、音源部10、曲選択部32、機種指定
部34が設けられている。曲選択部32では、Webペ
ージにおいてリストアップされている楽曲リストの中か
ら所望の楽曲を選択し、曲選択コマンドをサーバコンピ
ュータ300へと送信する。機種指定部34では、We
bページにおいてリストアップされている各携帯情報端
末の機種名の中から、試聴したい音色の(すなわちユー
ザが所有している)携帯情報端末400の機種を指定
し、機種指定コマンドをサーバコンピュータ300へと
送信する。
ータベース330において、受信した曲選択コマンドに
基づいて対応する楽曲(基本SMF)を読み出すと共
に、バンクセレクト変換部350において、機種指定コ
マンドに基づいて該機種に対応したバンクセレクトLS
Bを含むプログラムチェンジをSMF内に書き込んで、
指定された機種用のSMFに変換する。バンクセレクト
変換後のSMFはクライアントコンピュータ100のプ
レイヤー部30にてダウンロードされ、ダウンロードさ
れたSMFが再生されて、音源部10へとMIDIデー
タが供給される。音源部10では、プレイヤー部30か
ら供給されたMIDIデータに基づいて楽音が発音され
る。ここで、供給されるMIDIデータ中には、携帯情
報端末400に対応するバンクセレクトLSBを有した
プログラムチェンジが含まれているため、音源部10に
て携帯情報端末400の合成音を模したバンクが選択さ
れて、携帯情報端末400を模した音色での楽曲の試聴
が可能となる。
ば、携帯情報端末400においてサーバコンピュータ3
00にアクセスし、該楽曲に対応する携帯情報端末用の
楽曲を選択するコマンドを送信し、その楽曲をダウンロ
ードする。ダウンロードされた楽曲は、通話やメールの
着信時の報知音(着信メロディ)や、アラームの報知
音、通話中のBGM、メールに添付して他の携帯情報端
末に送信する、等の用途に利用可能である。
記憶装置302に記録されているプログラムに基づくバ
ンクセレクト変換部の処理を説明する。この処理プログ
ラムはユーザから楽曲名と携帯情報端末の機種名を示す
コマンドを受信すると起動され、図2のフローチャート
に示す順序で実行される。
と、該Webページから機種名と楽曲名(基本SMFフ
ァイル名)とが読み込まれる。なお、この基本SMFフ
ァイルにおいては、元々バンクセレクトLSBは「0」
(図3(a)の例においてはN社携帯の音色、図3(b)〜
(d)の例においては基本音色)に設定されている。次
に、処理がステップSP4に進むと、該基本SMFファ
イルが外部記憶装置302からRAM324に読み込ま
れた後、ユーザによって指定された携帯電話器の機種名
に応じて、当該基本SMFファイルが変換され、機種名
に応じたSMFファイルが生成される。
用されている場合には、SMFファイル内のボイス選択
中のバンクセレクトLSBおよびプログラムチェンジ
が、当該機種名に応じた番号に変更される。その例を図
5(b)に示す。基本の機種A(図3(a)においてはN社携
帯)用の楽曲データが用意されており、その中でバンク
セレクトMSBとして01(モデル固有領域の1つ)
が、バンクセレクトLSBとして00(N社携帯用)
が、プログラムチェンジナンバとして02(Organ)が
設定されているとする。これを、選択された機種B(例
えばH社携帯:図3(a)においては図示せず)用の楽曲
データへと変換する場合は、バンクセレクトMSBは0
1のまま、バンクセレクトLSBが03(H社携帯)、
プログラムチェンジナンバが12(Organ:図3(a)にお
いては図示せず)に変更され、機種B用の楽曲データが
得られる。この場合、各機種毎のプログラムチェンジナ
ンバの対応関係(類似の音色の対応関係)を別途記憶し
ておく必要がある。また、図3(b)に示すマッピングが
採用されている場合には、SMFファイル内のボイス選
択中のバンクセレクトLSBが、当該選択された機種名
に応じた番号に変更される。また、図3(c)または(d)に
示すマッピングが採用されている場合においても、携帯
電話器の機種名が特定されると、採用されている音源チ
ップが直ちに特定されるから、SMFファイル内のボイ
ス選択中のバンクセレクトLSBが、当該音源チップに
応じた番号に変更される。図3(b)〜(d)の例を図5(c)
に示しておく。
中でバンクセレクトMSBとして01(モデル固有領域
の1つ)が、バンクセレクトLSBとして00(基本音
色)が、プログラムチェンジナンバとして02(Orga
n)が設定されているとする。これを、選択された機種
B(例えばN社携帯:図3(b)においてはLSBが0
1、図3(c)と(d)においてはY社音源チップ:LSBが
01とする)用の楽曲データへと変換する場合は、バン
クセレクトMSBは01のまま、バンクセレクトLSB
はいずれの場合においても01(図3(b)の場合はN社
携帯、図3(c)と(d)の場合はY社音源チップ)、プログ
ラムチェンジナンバは02(Organ)のままに変換さ
れ、機種B用の楽曲データが得られる。このように音色
並びが各社携帯機種、或いは各社音源チップ間で共通と
されている場合は、バンクセレクトのLSBのみが変更
される。
ンクセレクト変換後の楽曲データ(SMF)が、クライ
アントコンピュータ100のプレイヤー部30へと出力
(配信)される。以上により、本ルーチンの処理は終了
する。このようにしてユーザは、Webページを介して
この楽曲データファイルをダウンロードし、クライアン
トコンピュータ上で、ユーザが所有している携帯情報端
末の音色に似た音色での楽曲データの試聴が可能とな
る。そして、その楽曲が気に入った場合にのみ、携帯情
報端末にて着信メロディをダウンロードすることができ
る。
する携帯情報端末において未定義のプログラムナンバ
(図3(b)、(c)、(d)の斜線部参照)が指定される場合
も考えられる。この場合、音源部10においては、基本
音色セット(バンクセレクトLSB=0)の音色に基づ
いて、当該楽音信号が合成される(すなわち代替発音さ
れる)。
態においては、サーバコンピュータ300側にバンクセ
レクト変換部350を設け、クライアントコンピュータ
100からの機種指定コマンドに応じてバンクセレクト
変換を施した楽曲を、クライアントコンピュータ側でダ
ウンロードするようにしたが、第2の実施形態では、図
7に示すように、サーバコンピュータ300の機能を単
に基本SMFファイルを提供するのみにとどめ、クライ
アントコンピュータ100側に設けたバンクセレクト変
換部50にて機種ごとのバンクセレクト変換を施すよう
にした。この場合、ダウンロードした基本SMFファイ
ルをそのままクライアントコンピュータ内に保存してお
き、演奏情報を音源部10へと送る際に、模擬する携帯
情報端末に応じてバンクセレクトLSBやプログラムチ
ェンジの内容を変更するようにしてもよい。このように
すると、クライアントコンピュータ100側で、複数の
携帯情報端末機種の音色による試聴が可能となり、複数
の携帯情報端末を所有するユーザが各携帯情報端末ごと
に別々にSMFをダウンロードする必要がなくなった
り、新たな携帯情報端末を購入予定のユーザが、購入予
定の機種の音色を事前に確認することができるという効
果もある。
においては、クライアントコンピュータ100にて新規
に楽曲(SMF)を作成及び試聴し、それを携帯情報端
末用フォーマットに変換するようにしたものである。基
本SMF作成部36は通常のMIDIシーケンサ等から
なり、基本SMFファイルを作成する。バンクセレクト
変換部50は、上記と同様に、機種指定部34にて指定
された機種に応じて、機種ごとのバンクセレクト変換を
施す。バンクセレクト変換されたSMFファイルは、プ
レイヤー部30にて再生され、音源部10にて携帯情報
端末の音色を模した音で発音される。試聴の結果、満足
のいくものであれば、基本SMFファイルを携帯情報端
末用フォーマット変換部38にて携帯情報端末用のデー
タに変換した後、シリアルインターフェースを介して携
帯情報端末400に転送する。
をサーバコンピュータ300内の基本SMFデータベー
ス330にアップロードしたり、フォーマット変換後の
携帯情報端末用楽曲データを携帯情報端末用楽曲データ
ベース340へとアップロードしてもよい。このように
すると、他のクライアントコンピュータユーザがSMF
の試聴をしたり、携帯情報端末用楽曲データのダウンロ
ードが可能となる。
携帯電話器を模した音色を用意し、携帯電話器に近似し
た音色で楽曲を再生することができる。これにより、携
帯電話器に楽曲データを転送することなくパーソナルコ
ンピュータ上で着信メロディ等の試聴を行うことがで
き、着信メロディ等の試聴を容易に行うことができる。
また、楽曲データの作成時においては、様々な携帯電話
器の着信音等をパーソナルコンピュータ上で試聴できる
ため、楽曲データを作成する作業を効率化することがで
きる。
帯電話器用の音色バンクを各機種毎または音源チップ毎
に設けたため、図3(b)〜(d)に示すようにプログラムチ
ェンジに対する並びを共通化すれば、バンクを切り換え
る(バンクセレクトLSBを書換える)のみで適用機種
を切り換えることができる。さらに、特定の機種に基づ
かない基本音色(バンク0)を設けたため、機種毎のバ
ンクにデータが存在しない場合においても、基本音色を
用いて発音を行うことが可能である。
ーバコンピュータ300側では汎用のSMFファイルを
準備しておき、ユーザから指定された機種名または音源
チップに基づいて当該SMFファイルを変更し、さらに
各機種に応じた楽曲データファイルに変換するから、コ
ンテンツデータであるSMFファイルを各機種間で共通
化することができ、その管理を容易にするとともに、サ
ーバコンピュータ300内での所要記憶容量を抑制する
ことができる。
例えば以下のように種々の変形が可能である。 (1)上記実施形態は、本発明の一例として、携帯電話
器の着信メロディを模擬した楽曲データを配信する演奏
情報配信システムを示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、様々な携帯情報端末、その他音源が搭
載される装置の模擬に適用することが可能である。
ッピングし、各携帯電話器に対応してバンクセレクトL
SB等を変更したが、音色と同様にエフェクトのパラメ
ータもマッピングし、バンクの切替によって機種に応じ
たエフェクトを指定できるようにしてもよい。
ータ上で動作するソフトウエアによって演奏情報配信シ
ステムを実現したが、同様の機能を各種の電子楽器、シ
ーケンサ等に組み込んでもよい。また、上記実施形態に
用いられるソフトウエアをCD−ROM、フロッピー
(登録商標)ディスク等の記録媒体に格納して頒布し、
あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
10としてハードウエア音源を用いたが、CPU20,
320において楽音信号を合成させるソフトウエア音源
を用いても良い。また、音源10,310の発音方式と
しては、例えば物理モデル音源、波形メモリ音源、FM
音源等、任意の方式を採用することができる。また、複
数の発音形式を備え、選択されたバンクに応じて使い分
けてもよい。さらに、対象となる携帯電話器とは異なる
発音方式を採用してもよい。例えば、FM音源を採用す
る携帯電話器から出力される楽音信号をサンプリング
し、波形メモリ音源による模擬に用いてもよい。
ンピュータ300からネットワーク200を介して楽曲
データを配信したが、楽曲データはCD−ROM等の媒
体によって配信してもよい。
領域をフラッシュメモリ等によって構成したが、ユーザ
定義領域はそれ以外の方法で実現することもできる。例
えば、当該ユーザ定義領域を、音源10に対して着脱可
能なメモリチップによって構成し、このメモリチップを
交換することによって新たな機種(または音源チップ)
に対応させるようにしてもよい。これにより、新たな機
種(または音源チップ)に対して、より容易に対応する
ことが可能になる。
リアルインタフェース4経由で音色データを抽出し、抽
出したデータをユーザ定義領域に転送するようにしても
よい。これにより、特に外部にサーバコンピュータを設
けることなく、新たな機種(または音源チップ)に対応
することが可能になる。
源10,310は、指定されたプログラムチェンジに対
応する音色が存在しない場合は、基本音色の音色セット
内の音色に基づいて楽音信号を合成した。しかし、かか
る場合は基本音色の音色セットに基づく発音を行わない
ようにしてもよい。これは、特定の携帯電話器等の動作
を正確に模擬しようとする場合、当該携帯電話器等によ
って発音不可能な音は発音させない方が好適な場合もあ
るからである。
接続にはシリアルインタフェース4を用いたが、携帯端
末と接続可能なインタフェースであればどのようなもの
を採用してもよい。例えば、USBを採用してもよく、
BlueTooth等によるワイヤレス接続を採用してもよい。
の構成によれば、識別情報に基づいて、楽音発生手段に
適合するように第1の演奏情報中の音色情報を変更して
第2の演奏情報を出力するから、簡易な作業で必要な演
奏情報を作成することができる。また、請求項5〜9記
載の音源装置によれば、第1および第2の音色バンクを
設けたことにより、通常の楽器音と携帯情報端末の楽音
を模した音とを発音することができる。
システムのブロック図である。
る処理のフローチャートである。
例を示す図である。
る。
図である。
タフェース、6,306…表示器、8,308…入力装
置、10,310…音源部、14,314…バス、1
6,316…MIDIインタフェース、18,318…
タイマ、20,320…CPU、22,322…RO
M、24,324…RAM、26,326…ネットワー
クインタフェース、30…プレイヤー部、32…曲選択
部、34…機種指定部、50,350…バンクセレクト
変換部、100…クライアントコンピュータ、200…
ネットワーク、300…サーバコンピュータ、330,
340…データベース。
Claims (9)
- 【請求項1】 対象となる楽音発生手段を識別する識別
情報を受信する過程と、 第1の演奏情報を読み出す過程と、 前記識別情報に基づいて、前記楽音発生手段に適合する
ように前記第1の演奏情報中の音色情報を変更すること
によって第2の演奏情報を生成する過程とを有すること
を特徴とする演奏情報変換方法。 - 【請求項2】 前記音色情報は、基本的な音色を表す基
本音色情報と、該基本音色情報のバリエーションを表す
バリエーション情報とから構成され、前記第2の演奏情
報は、前記第1の演奏情報のバリエーション情報を変更
することによって生成されることを特徴とする請求項1
記載の演奏情報変換方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の演奏情報変換方
法を実行することを特徴とする演奏情報変換装置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の演奏情報変換方
法を実行するプログラムを記録したことを特徴とする記
録媒体。 - 【請求項5】 通常の楽器音を発音させるための通常音
色データを記憶した第1の音色バンクと、 携帯情報端末から発音される楽音を模した音を発音させ
るための携帯情報端末用音色データを記憶した第2の音
色バンクとを有し、前記第2の音色バンクが選択された
とき、前記携帯情報端末用音色データに基づいて、携帯
情報端末の楽音を模した音を発音可能であることを特徴
とする音源装置。 - 【請求項6】 前記第2の音色バンクは、前記携帯情報
端末の機種毎に異なる携帯用音色データを有しているこ
とを特徴とする請求項5記載の音源装置。 - 【請求項7】 前記第2の音色バンクは、前記携帯情報
端末に搭載されている音源チップの種類毎に異なる携帯
用音色データを有していることを特徴とする請求項5記
載の音源装置。 - 【請求項8】 更にデータの書き換えが可能な音色バン
クを有し、前記第2の音色バンクに記憶されていない携
帯情報端末の楽音を模した音を発音させるための携帯用
追加音色データを書き込み可能としたことを特徴とする
請求項5記載の音源装置。 - 【請求項9】 前記携帯用追加音色データは、外部のサ
ーバからダウンロード可能に構成されたことを特徴とす
る請求項8記載の音源装置。
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