JP3870671B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は着信音として音データを予め定められた順番に従って再生する手段を備えた携帯端末装置の音データ再生方法に係り、利用者の好みに合わせて再生音を変化させるのに好適な携帯端末装置の音データ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末装置は自局が呼び出された時、着信したことを使用者に通知させるために、表示部が点灯もしくは点滅すると同時に着信音が鳴音するように制御されている。
この着信音を自分の着信音か他人の着信音かを容易に区別出来るようにするために、音符列を再生する着信音メロディ再生機能を携帯端末装置に設けることが行われており、このようなものは例えば特開平11−127262号公報に開示されている。これは基地局から送信された着信メロディのうち、使用者の好みに合うものだけを登録するようにしたものである。
【0003】
一方、このような着信メロディを自作する使用者もおり、このような使用者のために、メロディデータ記憶部に記憶した複数のメロディパターンの中から2以上のメロディパターンをランダムに選択し、繋ぎ合わせることにより着信メロディを作成するものが特開平11−252212号公報に開示されている。これは、使用者がまず、好みのジャンルを選択すると、制御部が乱数を用いて記憶されたメロディデータを繋ぎ合わせ、乱数により1オクターブ下げる転調を行なうかどうか決定して着信メロディを作成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−127262号公報に開示されたものは使用者の好みの曲をダウンロードすることで使用者自身の着信メロディを得ることができるが、ダウンロードされる曲も人気の曲に集中する傾向があるため、再び、自分の着信音メロディと他人の着信音メロディとの区別が付け難くなってしまうことがある。
特開平11−252212号公報に開示されたものは使用者独自の着信メロディを得ることができるが、この着信メロディは制御部が乱数を用いてメロディデータの繋ぎ合わせ、1オクターブ下げる転調を行なうため、必ずしも使用者の好みに合った着信音メロディが得られるとは限らない。
【0005】
本発明の目的は、着信を報知するために予め定められた順番に従って再生される音データを、他人との識別を容易にするために、使用者の意志あるいは好みに応じて容易に変更可能な携帯端末装置の音データ再生方法を提供することにある。また、本発明の目的は、複数のメロディパートを同時に再生する着信音メロディを再生するのに、非常に少量のデータ量で着信音メロディの再生が実現でき、更に使用者の意志や好みに応じて容易に着信音メロディの曲調が変更可能な携帯端末装置の音データ再生方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特許請求の範囲に記載された方法により上記目的を達成するものである。
【0007】
本発明は、配信用サーバから配信されてダウンロードされた音データ、またはユーザにより入力された音データに対し、ユーザから指定された編曲パラメータにより編曲を行なうので、着信音メロディの音データをユーザの好みに応じて任意に変更出来る。また、ユーザにより指定された編曲パラメータ及び音データ中の和音データから伴奏用パートを合成し、音データ中の旋律データと上記伴奏用パートとを再生するので、変更内容に幅広い多様性を持たせることができ、ユーザ自身の着信音メロディと他人の着信音メロディとの区別が容易になる。
【0008】
好ましい実施態様においては、伴奏用パートのすくなくとも一部のユーザが任意で指定する音色への変更、伴奏用パートのユーザが任意で指定するテンポあるいは音程への変更を行って報知音として再生されるので希望の曲調が選択でき、ユーザの意志あるいは好みを十分に満たす着信音メロディの変更が可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図13を用いて説明する。本実施の形態は本発明を携帯端末装置としての携帯電話機の音データ再生方法に適用したものである。
【0010】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図2により説明する。
本実施の形態で用いられる携帯端末装置の構成を図1に示す。アンテナで受信された無線信号に符号復号処理を施して音データを含む受信データを得る手段は、無線手段2と符号復号処理手段3により構成される。無線電波の送受信を行なうアンテナ1は送受信データと無線信号とを変換する無線手段2に接続され、無線手段2は送受信データと音声信号とを変換する符号復号処理手段3に接続される。符号復号処理手段3にはマイク4とレシーバ5とが接続される。無線手段2と符号復号処理手段3は制御手段9により制御される。制御手段9には、表示手段6、入力手段としてのキー入力手段7、主なる動作を制御するために必要となるプログラム及び各種データを保持するためのメモリ手段8、音再生手段として報知音を再生する報知音再生手段10が接続される。報知音再生手段10には、報知音を鳴音するためのサウンダー11が拡声手段として接続される。
【0011】
メモリ手段8内には、配信用サーバ40より配信された音データ及びこの音データに変更を加える命令がそれぞれ格納される。具体的には、音データは、主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23とを含む主旋律データ20であり、この主旋律データ20はメモリ手段8内に少なくとも1つ格納され、予め定められた順番に従って再生される。音データに変更を加える命令は、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30であり、この編曲パラメータはメモリ手段8内に少なくとも1つ格納される。
データ21は主旋律のメロディを、データ23は再生時のテンポを、データ22は主旋律以外の少なくとも1つの伴奏パートを生成するための和音コードデータである。入力手段7からは報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等が携帯電話機の利用者により入力される。
【0012】
本実施の形態における音データ再生方法により携帯電話機は着信音メロディの曲調を任意に変更することが出来る。制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つの演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成し、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0013】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図2により説明する。
まず、ユーザは主旋律データの入手を行なう。主旋律データは、例えば配信用として用意されているデータ配信用サーバに複数格納されており、ユーザは必要に応じて前記配信用サーバに無線回線を介して接続し、希望する主旋律データ20を無線信号に変換して、自端末装置に向けて送信する。送信された主旋律データ20はアンテナ1にて受信され、無線手段1を経て符号復号手段において有意な主旋律データ20に変換され、メモリ手段8に格納される(T100)。
【0014】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。更にユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ格納されている編曲パラメータ30の中から、選択した主旋律データを再生する時の曲調を選択すると、同様に制御手段9が選択された編曲パラメータ30を読み込む(T102)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つのパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。作成された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、サウンダー11より出力されて報知音の再生が行われる。
【0015】
本発明の第2の実施の形態を図3〜図4により説明する。ハードウェアの構成は第1の実施の形態と同様であるが、音データは図3に示すように、主旋律データ20内に再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データ24が付加された構成となっている。
メモリ手段8内には、配信用サーバ40より配信された主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23と再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データ24によって構成される主旋律データ20が少なくとも1つ格納され、更に、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30が少なくとも1つ格納される。
【0016】
主旋律データ20は、主旋律のメロディと再生時のテンポ、及び主旋律以外の少なくとも1つ以上の伴奏パートを生成するための和音コードデータ、再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データによって構成され、配信用サーバ40よりダウンロードすることで、メモリ部8に格納される。入力手段7は報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等を入力する。
【0017】
制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ指定データ24によって指定された編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つの演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成し、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0018】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図4により説明する。
まず、ユーザは主旋律データの入手を行なう。主旋律データは、例えば配信用として用意されているデータ配信用サーバに複数格納されており、ユーザは必要に応じて前記配信用サーバより、希望する主旋律データ20をダウンロードする。ダウンロードされた主旋律データ20は、端末装置内のメモリ手段8に格納される(T100)。
【0019】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。また、同時に制御手段9は編曲パラメータ指定データ24も読み込み、メモリ手段8内に少なくとも1つ格納されている編曲パラメータ30の中から、編曲パラメータ指定データによって指定された編曲パラメータ30を読み込む(T200)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つのパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。作成された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0020】
本発明の第3の実施の形態を図5により説明する。ハードウェアの構成は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態では、編曲パラメータ格納部8内に格納されている複数の編曲パラメータは各々に対応するキーワードがそれぞれ付加されており、入力手段7により複数のキーワードの中から1つを選択することで、制御手段9は編曲パラメータ格納部8に予め転送された報知音用曲データの編曲パラメータを新たに選択された編曲パラメータへ書き換えを行なう。
【0021】
曲調コードテーブル13内で、複数の編曲パラメータ30a、30b、30cに対してそれぞれキーワード15a、15b、15cが付されている状態を図5に示す。例えば、編曲パラメータ30aに対する印象として「明るい」というキーワード15aが、編曲パラメータ30bに対する印象として「暗い」というキーワード15bが、編曲パラメータ30cに対する印象として「楽しい」というキーワード15cが、それぞれ付される。制御手段9は、曲調変更時に編曲パラメータをユーザが選択できるように、複数の編曲パラメータ14に対応するキーワード15を表示手段6に表示させる。これによって、1曲の曲データで1パターンの再生しか行なえなかった着信音メロディが、編曲パラメータテーブルに格納されている編曲パラメータの数だけバリエーションを持つことが可能となる。
【0022】
本発明の第4の実施の形態を図6により説明する。
ハードウェアの構成は第1の実施の形態と同様である。メモリ手段8内には、配信用サーバ40より配信された主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23によって構成される主旋律データ20が少なくとも1つ格納され、更に、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30が少なくとも1つ格納される。
【0023】
主旋律データ20は、主旋律のメロディと再生時のテンポ、及び主旋律以外の少なくとも1つの伴奏パートを生成するための和音コードデータ、再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データによって構成され、配信用サーバ40よりダウンロードすることで、メモリ部8に格納される。入力手段7は報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等を入力する。
制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ指定データ24によって指定された編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つ以上の演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成する。ユーザは、必要に応じて合成された伴奏パートの音色の変更を行ない、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0024】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図6により説明する。まず、ユーザは主旋律データの入手を行なう。主旋律データは、例えば配信用として用意されているデータ配信用サーバに複数格納されており、ユーザは必要に応じて前記配信用サーバより、希望する主旋律データ20をダウンロードする。ダウンロードされた主旋律データ20は、端末装置内のメモリ手段8に格納される(T100)。
【0025】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。更にユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている編曲パラメータ30の中から、選択した主旋律データを再生する時の曲調を選択すると、同様に制御手段9が選択された編曲パラメータ30を読み込む(T102)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つ以上のパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。ユーザは、編曲パラメータ30によって作成された報知音用データに対して、伴奏パートを演奏する音色の変更を行なうか選択することができる(T300)。音色を変更する必要が無い場合は、作成された報知音用データは変更されず、報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。音色を変更する場合、ユーザは少なくとも1つ以上の伴奏パートで、パート毎に任意の音色に変更する。全てのパートで音色変更が行われる(T301)。音色変更が終了したら(T302)、作成された報知音用データあるいは変更された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0026】
本発明の第5の実施の形態を図7により説明する。ハードウェアの構成は第1の実施の形態と同様である。
メモリ手段8内には、配信用サーバ40より配信された主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23によって構成される主旋律データ20が少なくとも1つ以上格納され、更に、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30が少なくとも1つ以上格納される。
【0027】
主旋律データ20は、主旋律のメロディと再生時のテンポ、及び主旋律以外の少なくとも1つ以上の伴奏パートを生成するための和音コードデータ、再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データによって構成され、配信用サーバ40よりダウンロードすることで、メモリ部8に格納される。入力手段7は報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等を入力する。
制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ指定データ24によって指定された編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つ以上の演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成する。ユーザは、必要に応じて演奏時の演奏速度の変更を行ない、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0028】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図7により説明する。
まず、ユーザは主旋律データの入手を行なう。主旋律データは、例えば配信用として用意されているデータ配信用サーバに複数格納されており、ユーザは必要に応じて前記配信用サーバより、希望する主旋律データ20をダウンロードする。ダウンロードされた主旋律データ20は、端末装置内のメモリ手段8に格納される(T100)。
【0029】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。
主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。更にユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている編曲パラメータ30の中から、選択した主旋律データを再生する時の曲調を選択すると、同様に制御手段9が選択された編曲パラメータ30を読み込む(T102)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つ以上のパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。ユーザは、編曲パラメータ30によって作成された報知音用データに対して、演奏時のテンポの変更を行なうことができる(T400)。テンポを変更する必要が無い場合は、作成された報知音用データは変更されず、報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。テンポを変更する場合、ユーザは入力手段7の入力キーを必要回数押下することにより、任意にテンポを変更する(T401)。テンポの変更が終了したら(T402)、作成された報知音用データあるいは変更された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0030】
本発明の第6の実施の形態を図8により説明する。ハードウェアの構成は第1の実施の形態と同様である。
メモリ手段8内には、配信用サーバ40より配信された主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23によって構成される主旋律データ20が少なくとも1つ以上格納され、更に、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30が少なくとも1つ以上格納される。
【0031】
主旋律データ20は、主旋律のメロディと再生時のテンポ、及び主旋律以外の少なくとも1つ以上の伴奏パートを生成するための和音コードデータ、再生時の曲調を指定するための編曲パラメータ指定データによって構成され、配信用サーバ40よりダウンロードすることで、メモリ部8に格納される。入力手段7は報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等を入力する。
制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ指定データ24によって指定された編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つ以上の演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成する。ユーザは、必要に応じて演奏時の音程の変更を行ない、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0032】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図8により説明する。
まず、ユーザは主旋律データの入手を行なう。主旋律データは、例えば配信用として用意されているデータ配信用サーバに複数格納されており、ユーザは必要に応じて前記配信用サーバより、希望する主旋律データ20をダウンロードする。ダウンロードされた主旋律データ20は、端末装置内のメモリ手段8に格納される(T100)。
【0033】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。更にユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている編曲パラメータ30の中から、選択した主旋律データを再生する時の曲調を選択すると、同様に制御手段9が選択された編曲パラメータ30を読み込む(T102)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つ以上のパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。ユーザは、編曲パラメータ30によって作成された報知音用データに対して、演奏時の音程の変更を行なうことができる(T500)。音程を変更する必要が無い場合は、作成された報知音用データは変更されず、報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0034】
音程を変更する場合、ユーザは入力手段7の入力キーを必要回数押下することにより、任意に音程を変更する(T501)。音程の変更が終了したら(T502)、作成された報知音用データあるいは変更された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0035】
また、本発明は、電話の着信音あるいは着信メロディに限ることなく、アラーム機能やメール着信報知機能等を有する携帯端末装置の報知音に適用してもよい。
【0036】
以上の実施の形態では、再生する曲データのコードデータのみを書き換えることで、1曲の曲データで1パターンの再生しか行なえなかった着信音メロディが、曲調コードテーブルに格納されている編曲パラメータの数だけバリエーションを持つことが可能となる。これによって、曲調の異なる着信音メロディをダウンロードから入手したい時でも、入手したい曲調数分のダウンロードを繰り返す必要が無くなり、同時に保存するためのメモリ容量も少なくて済む。
【0037】
以上の実施の形態では、ダウンロードされた着信メロディに使用者の好みに応じた変更を加えることにより、着信音メロディ再生機能における1曲あたりのデータ容量を低減し、容易にユーザの意志を着信音メロディに反映させることが可能となるような着信音メロディ機能が得られる。これによりユーザがその時の気分等に合わせて、曲調の他にリズムやテンポ、音程等が容易に変更することが出来るので、遊戯性や操作性の向上が図れる。
【0038】
本発明の第7の実施の形態を図9により説明する。本実施の形態は配信された着信メロディをダウンロードする代わりにユーザが入力手段から主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と主旋律の演奏テンポを表現するデータ23によって構成される主旋律データ20を入力するように構成したものである。ハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態では、メモリ手段8内には主旋律データ20が少なくとも1つ格納され、更に、伴奏パートを合成するための編曲パラメータ30が少なくとも1つ格納される。
【0039】
主旋律データ20は、主旋律のメロディと再生時のテンポ、及び主旋律以外の少なくとも1つ以上の伴奏パートを生成するための和音コードデータによって構成される。更に、入力手段7は報知音の再生に関する命令、すなわち再生命令等を入力する。本実施の形態における携帯電話機は着信音メロディの曲調を任意に変更出来るよう構成される。
制御手段9において、メモリ手段8内に格納されているコードデータ22と編曲パラメータ30に従って、少なくとも1つ以上の演奏パートで構成される伴奏パートを合成し、主旋律を表現するデータ21と合わせて報知音データを作成し、報知音再生手段10において報知音の再生を行なう。
【0040】
本実施の形態における、報知音の曲調を変更するための動作を図9により説明する。
【0041】
まず、ユーザは主旋律データの入力を行なう。ユーザは、入力手段7より主旋律を表現するためのデータの入力を行なう(T600)。更に、上記主旋律を表現するためのデータを再生する際に同時に演奏される、少なくとも1つ以上の演奏パートより構成される伴奏パートの和音コードの入力と(T601)、再生時のテンポの入力を入力手段7より行なう(T602)。以上の、主旋律を表現するデータと和音コードデータ、テンポデータにより構成される主旋律データの入力が終了すると、制御手段9は入力された主旋律データをメモリ手段8に格納する(T603)。
【0042】
次に、主旋律データを元に報知音用曲データを作成する。
主旋律データは主旋律を表現するデータ21と、伴奏用のコードを表現するデータ22と、主旋律の演奏時のテンポを表現するデータ23によって構成されている。ユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている主旋律データ20の中から着信メロディとして再生させるデータを1つ選択すると、制御手段9は選択された主旋律データ20のコードを表現するデータ21を読み込む(T101)。更にユーザは、メモリ手段8内に少なくとも1つ以上格納されている編曲パラメータ30の中から、選択した主旋律データを再生する時の曲調を選択すると、同様に制御手段9が選択された編曲パラメータ30を読み込む(T102)。制御手段9は、コードを表現するデータ21と編曲パラメータ30を用いて、ユーザが選択した曲調に合わせた少なくとも1つ以上のパートによって構成される伴奏パートを合成する(T103)。合成された伴奏パートと主旋律を表現するデータ21を合わせて、報知音用データを作成する(T104)。作成された報知音用データは報知音再生手段10に送られ、報知音の再生が行われる。
【0043】
本発明の第8の実施の形態を図10乃至図13により説明する。本実施の形態は、配信された曲データ中に主旋律データと伴奏データとコードデータが含まれるようにしたものである。そして、必要に応じて、この伴奏データに代えて、コードデータとスタイルデータから生成される新伴奏データを主旋律データと組み合わせることにより、曲データを編曲するものである。
【0044】
図10に第8の実施の形態の概念図を示す。配信された曲データは、主旋律データ51と、複数パート(例えば3パート)の楽音からなる伴奏データ52、主旋律データ51と伴奏データ52に対応するコード進行からなるコードデータ53を含む。伴奏データは和音を発音可能な1つの楽器パートからなるものでもよいし、ベースパート、ドラムパート等複数の楽器パートからなるものでもよい。或いは、主旋律と同じ楽器の副旋律パートでもよい。このように、本実施の形態における曲データは、始めから主旋律データと伴奏データを含んでいるので、そのままでも報知音として十分高品位な曲データであるが、ユーザの好みに応じて、曲調を変える(編曲する)ことができる。
【0045】
曲調の変更は、コードデータ53とスタイルデータ54を伴奏生成部55へと供給することにより、新たな伴奏データを生成することで行う。スタイルデータ54は、新たな伴奏データを生成する際の元になるデータであって、複数の曲のジャンルに対応して、複数種類、携帯通信端末のメモリに記憶されている。また、配信用サーバ40から新たなスタイルデータをダウンロード可能としてもよい。なお、1つのジャンルに対して、複数種類のスタイルデータを記憶してもよく、例えばロックのジャンルに対して3つのバリエーションを持ち、ジャズのジャンルに対して3つのバリエーションを持つなどである。ユーザは何れかの種類のスタイルデータを選択する。なお、後述するように曲データ中には拍子データが含まれており、同じ拍子を持つスタイルデータの中からのみ選択可能とすることが望ましい。
【0046】
伴奏生成部55は、供給されたスタイルデータに含まれるノートデータを、供給されたコードデータに基づいて音高変換することにより、該コードデータにマッチした新伴奏データ56を生成する。生成された新伴奏データ56は、元の曲データにおける主旋律データ51と組み合わされ、新たな曲データとなる。すなわち、元の曲データに含まれていた伴奏データ52は破棄され、代わりに生成された新伴奏データ56が新たな曲データ中に記憶される。なお、元の曲データを保存しておき、新たな曲データを生成するようにしてもよい。このようにすると、編曲した曲データと元の曲データを後から聞き比べたり、異なる発信元に対してそれぞれの曲データを別々の報知音として設定したりすることが可能になる。
【0047】
また、伴奏生成部55では、スタイルデータに含まれるスタイル毎の標準テンポを新たな曲データの演奏テンポに設定する。更に、スタイルデータに含まれる複数種類(例えば3種類)の主旋律音色データのうち、ユーザによって選択された何れかを新たな曲データの主旋律音色に設定する。これにより、伴奏パートの演奏内容の変更のみならず、選択されたスタイルにマッチしたテンポ及び主旋律音色への編曲がなされる。
【0048】
図11は曲データとスタイルデータの詳細なデータフォーマットを示す図である。曲データはスコアトラック61とマスタートラック62を含む。スコアトラックには前述の主旋律データ51と伴奏データ52が記憶され、マスタートラック62にはコードデータ53が記憶されている。
【0049】
スコアトラック61には、先頭にヘッダ61aが記憶されている。このヘッダ61aには主旋律データや伴奏データの音高がシフト可能か否かを示すキーコントロールデータが含まれている。後述する移調機能により曲データが移調(トランスポーズ)されたとき、このキーコントロールデータで「音高シフト可能」とされていれば、主旋律データや伴奏データの音高がシフトされる。逆に「音高シフト不可能」とされていれば、音高のシフトは行われない。例えばドラムパートの伴奏データについて「音高シフト不可能」としておくことにより、意図しないドラム音色の変化を防止することができる。より詳しくは、キーコントロールデータは後述するチャンネル毎に「音高シフト可能/不可能」が設定されている。ヘッダ61aにはこれ以外のデータが含まれていてもよい。
【0050】
ヘッダ61aに続いて、時間データ61bとイベントデータ61cの組が、曲の進行に従って多数記憶されている。時間データ61bは前のイベントデータから(ただし最初の時間データは曲の先頭から)の経過時間を示すものであり、所定時間(例えば4ms)を単位時間として表現されたものである。なお、前のイベントからの経過時間ではなく、曲の先頭や小節線からの経過時間を示すようにしてもよい。また、所定時間は4msに限定されない。また、4ms等の実時間を単位とするのではなく、所定の音符長(例えば96分音符)を単位として表現してもよい。
【0051】
イベントデータ61cは、音高データやゲートタイム(音長)データ等からなり音符を表すノートデータ、音色を表すプログラムチェンジデータ、音量を表すボリュームデータ等の演奏に必要なイベントであり、各イベントデータにはチャンネル番号(例えば0〜3)が付されている。各チャンネルは主旋律データや伴奏データを識別するために用いられるもので、例えば主旋律データはチャンネル0、伴奏データはチャンネル1〜3とされる。すなわち、チャンネル0が付されたノートデータは主旋律パートの演奏内容(=主旋律データ51)を示し、チャンネル1〜3が付されたノートデータは伴奏パートの演奏内容(=伴奏データ52)を示す。同様に、チャンネル0が付されたプログラムチェンジデータは主旋律パートの音色を示し、チャンネル1〜3が付されたプログラムチェンジデータは伴奏パートの音色を示す。なお、スコアトラック61のデータは、楽曲1曲分の長さを有していてもよいし、曲の先頭部分やサビの部分等、楽曲の一部分であってもよい。また、曲データの先頭及び/又は末尾部分は必ずしも小節線に対応していなくてもよい(例えば弱起の曲でもよい)。
【0052】
マスタートラック62には、前述のスコアトラック61と同様に時間データ62bとイベントデータ62cの組が曲の進行に従って多数記憶されている。ただしスコアトラック61のイベントデータ61cとマスタートラック62のイベントデータ62cは、その内容が異なる。イベントデータ62cは、曲データの拍子を示す拍子データ、曲データの再生テンポを示すテンポデータ、スコアトラック61のイベントデータにおける小節線位置に相当する位置に挿入される小節線データ、スコアトラックの演奏内容に対応したコードデータ(=コードデータ53)などが含まれる。
【0053】
一方、スタイルデータはスコアトラック63を含み、ここには前述のスタイルデータ54が記憶されている。スコアトラック63の先頭にはヘッダ63aが記憶されており、ここには曲データ内のものと同様のキーコントロールデータが含まれている。ここでのキーコントロールデータは、前述と同様に移調機能時に移調するか否かを決定するのに加え、伴奏生成部55におけるノートデータの音高変換をするか否かを決定するのにも利用される。更にヘッダ63aにはスタイルデータ毎に最適な演奏テンポである標準テンポデータ、スタイルデータ毎に主旋律音色として設定するのに適した複数種類(例えば3種類)の主旋律音色データ、該スタイルの拍子を示す拍子データも含まれている。
【0054】
ヘッダ63aに続いて、曲データのスコアトラック61aと同様に時間データ63bとイベントデータ63cの組が、曲の進行に従って多数記憶されている。ノートデータは所定の基準コード(例えばCメジャ7)に沿って作成されている。なお、スタイルデータは小節単位の長さとし、典型的には1乃至数小節程度の長さである。
【0055】
図12は伴奏生成部55に備えられている音高変換テーブルを模式的に示す図である。音高変換テーブルはコードタイプ毎にC〜Bの12音名に対応した記憶領域を有し、各領域にはスタイルデータのスコアトラック63に記憶されたノートデータの各音名をどれだけシフトするか(音高変換するか)を規定した値が記憶されている。例えばコードタイプ「M(メジャ)」において、音名C〜A♯については値「0」が記憶されており、スコアトラック63のノートデータをシフトしないことをが規定されており、音名Bについては値「+1」が記憶されており、スコアトラック63のノートデータを「+1」する(すなわち半音上げる)ことが規定されている。これにより、所定の基準コード(Cメジャ7)に沿って作成されたノートデータは、コードデータ53により指定されたコードのタイプにマッチするように音高変換される。そして、この音高変換テーブルに基づいて指定コードのタイプにマッチするように音高変換された後、伴奏生成部55において、指定コードのルートにマッチするよう、基準コードのルートと指定コードのルートの差だけ更に音高変換される。なお、音高変換テーブルにおけるシフト値は、単なる一例であり、別の値でもよい。
【0056】
図13は曲データ(主旋律データ)の先頭及び/又は末尾部分が小節線に対応していない場合の新伴奏データの生成例を示す図である。この例では主旋律データが小節途中から始まり、小節途中で終了するものが示されている。この場合、新伴奏データは主旋律データが開始した後の最初の小節線位置から開始し、主旋律データの最終小節の前までスタイルデータを繰り返し、主旋律の末尾と同じ位置で終了するように生成される。ここで、主旋律データの1小節分とスタイルデータの1小節分の長さが異なることがある。例えば主旋律データのテンポが120なら4/4拍子の1小節は2秒に相当し、スタイルデータの標準テンポが100なら4/4拍子の1小節は2.4秒に相当する。従って、単純に両者を組み合わせると長さが会わなくなってしまう。そこで、本実施の形態においては、両者の長さをあわせるようにしている。具体的には、一方(主旋律データ)の1小節長にあうよう、他方(スタイルデータ)の時間データを修正するようにしている。なお、時間データの修正に代えて、時間データの計数の仕方を異ならせるようにしてもよい。
【0057】
前述したように、曲データを移調する移調機能も備わっており、例えば1オクターブアップ、1オクターブダウンが可能であり、移調量はユーザが設定する。このとき、前述のキーコントロールデータで「音高シフト可能」とされているチャンネル(主旋律、伴奏データ、新伴奏データいずれも)のノートデータのみが移調される。
また、曲データ中のテンポデータや、スタイルデータ中のテンポデータにより設定された演奏テンポからテンポを変更する機能も備わっている。例えば、設定されたテンポから最大±30%のテンポ変更が可能である。テンポの変更は時間データの計数の仕方を変える(例えば時間データ100msに相当する場合、テンポを30%アップさせるときは100msの時間データを70msで計数する)ことにより行う。
【0058】
なお、スタイルデータをメインAセクション、メインBセクション、フィルインセクション等の複数セクションで構成されるものとし、曲データのマスタートラック中にスタイルのセクションを制御するイベントを含ませると、変化に富んだ伴奏データを生成することができる。また、マスタートラック中に調データを記憶しておくと、調を考慮した複雑な音高変換(例えば調とコードに応じてアベイラブルノートスケールを決定し、音高変換の際にこのアベイラブルノートスケール上の音を採用するようにする等)をすることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、着信を報知するために予め定められた順番に従って再生される音データを、他人との識別を容易にするために、使用者の意志あるいは好みに応じて容易に変更可能な携帯端末装置の音データ再生方法を得ることができる。また、配信される主旋律データのデータ量を少なくできるで、ダウンロード時間の短縮化とダウンロードで発生する各種料金の低料金化が可能な携帯端末装置の音データ再生方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯端末装置の音データ再生方法に用いられるハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における報知音用曲データの作成過程を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態における主旋律データのデータ構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における報知音用曲データの作成過程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態における編曲パラメータに対応するキーワードを示した図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における報知音用曲データの作成過程及び音色変更過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第5の実施の形態における報知音用曲データの作成過程及びテンポ変更過程を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第6の実施の形態における報知音用曲データの作成過程及び音程変更過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第7の実施の形態における報知音用曲データの作成過程を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第8の実施の形態における報知音曲データの生成の概念を示す図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態における報知音曲データ及びスタイルデータのデータフォーマットを示す図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態における報知音曲データの生成に用いられる音高変換テーブルを示す図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態における報知音曲データの生成例を示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…無線手段、3…符号復号手段、4…マイク、5…レシーバ、6…表示手段、7…キー入力手段、8…メモリ手段、9…制御手段、10…報知音再生手段、11…サウンダー、15a〜15c…キーワード、20a〜20c…主旋律データ、21…主旋律表現データ、22…コードデータ、23…テンポデータ、30a〜30c…編曲パラメータ、40…配信用サーバ。
Claims (1)
- 主旋律を表現する主旋律データ、前記主旋律データに対応するコード進行を表現するコードデータ、前記主旋律データにおける小節線位置を表現する小節線データを含む音データと伴奏データの元となるスタイルデータとを記憶する記憶手段と、前記コードデータと前記スタイルデータとに基づいて伴奏データを生成する生成手段と、前記主旋律データと、前記生成された伴奏データとから成る音を再生する音再生手段とを有する携帯端末装置であって、
前記生成手段は、前記主旋律データの末尾部分が前記小節線データの示す小節線に対応していない場合、該小節線に対応していない末尾部分に対応した位置で終了する伴奏データを生成する構成を備えることを特徴とする携帯端末装置。
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