JP2001209381A - 携帯電話機のメロディ設定システム及び方法 - Google Patents

携帯電話機のメロディ設定システム及び方法

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JP2001209381A
JP2001209381A JP2000020095A JP2000020095A JP2001209381A JP 2001209381 A JP2001209381 A JP 2001209381A JP 2000020095 A JP2000020095 A JP 2000020095A JP 2000020095 A JP2000020095 A JP 2000020095A JP 2001209381 A JP2001209381 A JP 2001209381A
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    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/02Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone
    • H04M19/04Current supply arrangements for telephone systems providing ringing current or supervisory tones, e.g. dialling tone or busy tone the ringing-current being generated at the substations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの好みに応じて着信音等に使用される
メロディのテンポを容易に変更でき、且つ多くのデータ
領域を必要としないようにする。 【解決手段】 着信時にメロディを鳴動する携帯電話機
のメロディ設定システムに、メロディの複数のテンポ、
前記メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納す
るメロディデータ格納部39Cと、音階を周波数に変換
する音階・周波数変換テーブル39Bと、メロディのテ
ンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出し、
前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディを発生
させるためのメロディ制御部33Aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機に関する。特
に、本発明は、着信音等に使用されるメロディのテンポ
を容易に変更できる携帯電話機のメロディ設定システム
及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は本発明の前提となる携帯電話機の
メロディ設定システムの概略構成を示すブロック図であ
る。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の符
号、番号を付して説明を行う。本図に示すように、携帯
電話機には送受信アンテナ31が設けられ、送受信アン
テナ31は携帯電話機と基地局との間で送受信を行う。
【0003】送受信アンテナ31には無線部32が接続
され、無線部32は送受信アンテナ31からの受信波を
受信音へ復調するなど所定の信号処理を行い、送信すべ
き音声を送信波へ変調するなど所定の信号処理を行う。
無線部32には制御部33が接続され、制御部33は無
線部32のみならず後述する各部の制御を行う。
【0004】制御部33には表示部34が接続され、表
示部34は電話番号等を表示し、制御部33は表示部3
4の表示制御を行う。さらに、制御部33には操作部3
5が接続され、操作部35は複数のキーから構成され
る。操作部35では、ユーザによりデータの入力等の操
作が行われる。
【0005】さらに、制御部33にはスピーカ37が接
続され、スピーカ37は、制御部33により復調処理さ
れた電気信号を受話音に変換する。さらに、制御部33
にはマイクロフォン38が接続され、マイクロフォン3
8は送信すべき音声を電気信号に変換する。さらに、制
御部33にはメモリ39接続され、メモリ39は、携帯
電話機の機能に関するデータを記憶すると共に、着信時
のメロディデータを記憶するメロディデータ格納部39
A、音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブル
39Bを有する。
【0006】さらに、制御部33にはメロディ制御部3
3Aが設けられ、メロディ制御部33Aは、操作部35
の操作に応じて、音階・周波数変換テーブル39Bから
のメロディデータを読み出し読み、音階・周波数変換テ
ーブル39Bを介して読み出した音階データを周波数に
変換する解析を行う。メロディ制御部33Aには音源部
36が接続され、音源部36は、予め設定されている種
々の周波数を発生し、メロディ制御部33Aにより設定
された周波数、鳴動時間データを基にスピーカ37を通
して音の発生を行う。
【0007】鳴動時間データは、音源部36に音発生の
開始/停止処理を行わせるタイミングデータである。図
10は図9におけるメモリ39のメロディデータ格納部
39Aに格納されるメロディデータを説明する図であ
る。本図に示すように、メモリ39にはメロディデータ
格納部39Aが設けられ、メロディデータ格納部39A
は、例えば、10種類のメロディデータ01、02、
…、10を格納する。
【0008】メロディデータ01、02、…、10の各
々は、下記に説明するように、メロディデータ構造を有
する。図11は図10のメロディデータの構造を説明す
る図である。図10に示すメロディデータ01、02、
…、10の各々には、本図に示すようなメロディデータ
構造51が設けられる。
【0009】メロディデータ構造51として、ヘッダ部
52とメロディデータ部53に分けて設けられる。ヘッ
ダ部52はメロディ全体の情報を示し、メロディデータ
部53はメロディ内の1音1音を表す。ヘッダ部52に
は、先頭として、「音の数情報n」が設けられ、音の数
情報nは1つのメロディデータを構成する音の数を表
す。
【0010】メロディデータ部53には、データ
[1]、[2]、…、[n]が設けられ、データ
[1]、[2]、…、[n]はメロディを構成する音の
データである。データ[1]、[2]、…、[n]のぞ
れぞれには、音階[1]、鳴動時間[1]、音階
[2]、鳴動時間[2]、…、音階[n]、鳴動時間
[n]が設けられる。ここに、音階とは発生する音の高
さを表し、鳴動時間とは音の発生から停止までの時間で
ある。
【0011】上記の音階の情報と鳴動時間の情報の組み
合わせで1音が形成され、メロディデータ部53にはヘ
ッダ部52で指定した音の数だけ1音のデータの組み合
わせパターンが存在することになる。先ず、初めに、メ
ロディデータ部53の音階の情報について以下に説明す
る。
【0012】メロディデータ部53の音階情報とは、発
生する音の高さを表すものであり、本図に示すように、
メロディとして、音階「ド、ド#、レ、レ#、ミ、フ
ァ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ」の12種類が使
用される。上記12種類を1組で1オクターブと呼び、
低音のオクターブ、中音のオクターブ、高音のオクター
ブのように、3オクターブが使用される。
【0013】図12はメロディデータ部53の音階に設
定される音階設定値を説明する図である。本図に示すよ
うに、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクター
ブの順に音階「ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ
#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ」の設定値0x00、0x
01、…、0x23が予め決めてある。
【0014】メロディデータ部53の音階[1]、音階
[2]、…、音階[n]には、メロディに応じて、対応
する上記の設定値が設定される。図13は図9における
メモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bに格納さ
れる音階設定値に対する周波数設定値一覧を示す図であ
る。本図に示すように、メモリ39の音階・周波数変換
テーブル39Bには、図12の音階に対する設定値に対
して周波数が割り振られる。
【0015】次に、メロディデータ部53の鳴動時間に
ついて以下に説明する。図14は、鳴動時間等を説明す
るタイミングチャートである。本図(a)に示すよう
に、鳴動時間は、前述したように、音(トーン)の開始
から音(トーン)の停止までの時間である。先ず、初め
に、音符の種別について以下に説明する。
【0016】図15は音符の種類を説明する図である。
本図に示すように、鳴動時間長さに基いて、8種類の音
符、すなわち、全音符、付点2分音符、2分音符、付点
4分音符、4分音符、付点8分音符、8分音符、16分
音符が使用される。図16は図15における音符の相対
的な長さを示す波形図である。本図に示すように、各音
符は、音の相対的な長さを示す。
【0017】4分音符の長さを1と考えたとき、他種類
の各音符の相対的な長さについては、本図に示すよう
に、全音符が4、付点2分音符が3、2分音符が2、付
点4分音符が3/2、付点8分音符が3/4、8分音符
が1/2、16分音符が1/4となる。次にテンポにつ
いて説明する。
【0018】図17はテンポと組み合わせた音の鳴動時
間の長さを説明する図である。本図に示すように、8種
類のテンポが使用され、8種類のテンポの分類は、6
0、72、84、96、108、114、126、13
8である。分類を表す数字は60秒の中に入る4分音符
の数を表す。例えば、テンポ60であれば、60秒の中
に60個の4分音符が入るので、4分音符の長さは1秒
となる。
【0019】ここで、前述した音符の種類を基に、各テ
ンポにおける鳴動時間の決定方法について説明する。テ
ンポの値を基準に各テンポにおける各音符の種類に関す
る音の鳴動時間の長さは、以下の式(1)によって決定
される。 鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符の長さの相対値 …(1)
【0020】音符の長さの相対値とは図12に示される
値である。上記式(1)によって求められた(テンポと
音符の種類の組み合わせによる)各音符の音の鳴動時間
は図16に示される値となる。つぎに、無音データにつ
いて説明する。無音データとは音を停止している時間を
表し、無音データの種類として2種類存在する。
【0021】1つ目は、休符と呼ばれるもので、4分休
符、全休符というようにその音符の長さ分だけ音を発生
すぜに停止つづけるものである。2つ目は、音と音の発
生の間に入る無音時間がある。ここでは、無音時間のこ
とをウェイト時間と呼ぶこととする。図14に戻り、メ
ロディに音楽らしさをつけるために、音の発生タイミン
グとして、図14(b)に示すように、1音目と2音目
の間に多少のウェイト時間が入れられる。ここで、標準
のウェイト時間を0.03秒とする。
【0022】このウェイト時間を調節することにより、
よりメロディとしての音楽らしさを表現することが可能
になる。例えば、楽器等で演奏する際に使う機能とし
て、「スタッカート」がある。スタッカートとは音を弾
ませてひくことで、図14(c)に示すように、定義と
して1音における音の発生時間を半分にし、残りの半分
をウェイト時間とする。
【0023】よって、この場合のウェイト時間は標準値
よりも長くなる。図17の鳴動時間データの半分がウェ
イト時間となる。また、スタッカートの他に「スラー」
がある。スラーとは音を滑らかにひくことであり、この
場合、本図(d)に示すように、音と音の間のウェイト
時間を「0」にする。
【0024】ウェイト時間時間を入れないことにより、
より音は滑らかに聞こえる。以上で説明した2つの無音
時間のデータは、図11におけるメロディデータ部53
の中の1データとして扱われる。例えば、1音データ
(標準値)のデータを設定する場合、音データを1つの
配列に設定後、次の配列にウェイト時間用のデータが配
列される。
【0025】ウェイト時間用のデータは、音階に「無
音」を設定し、鳴動時間としては「30」msecが設
定される。よって、スラー以外は、音符1つに対して、
音の発生時間と音の無音時間(ウェイト時間)との2つ
を連続して設定する必要がある。上記携帯電話機の着信
音として使用されるメロディには、固定のメロディ(初
めから携帯電話機に備え付けられているもの)とユーザ
が自分で作るオリジナルメロディがある。
【0026】オリジナルメロディは、携帯電話機の操作
部35のキー操作で表示部34上で作曲され、制御部3
3のメロディ制御部33Aを介してメモリ39のメロデ
ィデータ格納部39Aに保管される。よって、オリジナ
ルメロディはユーザ自身でデータの変更は可能である。
【0027】
【発明が解決しょうとする課題】ところで、上記携帯電
話機のメロディ設定システムには、携帯電話機のユーザ
の年齢層、ユーザの好み等はさまざまであり、携帯電話
機の機能として使用するメロディの好みもそれぞれ異な
る。特に、メロディのテンポについては、速めのテンポ
が好きなユーザもいれば、遅めのテンポが好きなユーザ
もいる。
【0028】しかしながら、メロディデータの全体のテ
ンポのみを変更したいとき、再度すべてのメロディデー
タの鳴動時間を計算し、設定しなおす必要があり、上記
の固定メロディについてはユーザ自身ではデータの変更
は困難である。さらに、ユーザが好むメロディのテンポ
変更について、例えば、オリジナルメロディのように、
図10に示すように、データをメモリ39のメロディデ
ータ格納部39A内に格納すれば、ユーザによるテンポ
の変更は可能であった。
【0029】しかしながら、図11のメロディデータ構
造でメロディデータを格納した場合、テンポを変更する
機能を入れる場合には、1つのメロディに対して変更可
能なテンポ数分のメロディデータが必要であり、オリジ
ナルメロディの場合でもデータ領域が多く必要となると
いう問題がある。したがって、本発明は上記問題点に鑑
みて、ユーザの好みに応じて着信音等に使用されるメロ
ディのテンポを容易に変更でき、且つ多くのデータ領域
を必要としない携帯電話機のメロディ設定システム及び
方法に関する。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、着信時にメロディを鳴動する携帯電話機
のメロディ設定システムにおいて、前記メロディの複数
のテンポ、前記メロディを構成する音の音階、音符の種
別を格納するメロディデータ格納部と、前記音階を周波
数に変換する音階・周波数変換テーブルと、前記メロデ
ィのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算
出し、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディ
を発生させるためのメロディ制御部とを備えることを特
徴とする携帯電話機のメロディ設定システムを提供す
る。
【0031】この手段により、ユーザの好みに応じて着
信音等に使用されるメロディのテンポが容易に変更可能
になり、且つ多くのデータ領域が不要となる。好ましく
は、前記テンポは、60秒の中に入る4分音符の数が6
0、72、84、96、108、114、126、13
8になるように、形成される。この手段により、1つの
メロディに速いテンポ、遅いテンポが容易に設定でき、
ユーザのバリエーションが増える。
【0032】好ましくは、前記メロディデータ格納部に
格納される前記音階は、12音階と、低音オクターブ、
中音オクターブ、高音オクターブとの組み合わせで形成
される。この手段により、設定される音階、オクターブ
が分かるので、設定の誤りが見つけやすくなる。
【0033】好ましくは、前記音階に無音を加える。こ
の手段により、休符、音と音との間に入る無音時間が形
成される。好ましくは、前記音符は、全音符、付点2分
音符、2分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音
符、8分音符、16分音符からなる音符の種別と、無音
の標準時間、スラー、スタッカートからなるパターン情
報との組み合わせで形成される。
【0034】この手段により、音符の設定の誤りが見つ
けやすくなり、且つ音と音との間の無音時間の設定が不
要となり、メロディ全体のデータ領域は約半分に削減可
能になる。好ましくは、前記音符の長さの相対値は、全
音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音
符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/
4、8分音符:1/2、16分音符:1/4である。
【0035】上記音符の長さの相対値が鳴動時間の算出
のために格納される。好ましくは、前記鳴動時間は、 鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値
−パターン情報の値 デフォルトの場合、パターン情報の値=0.03秒、ス
ラーの場合、パターン情報の値=0秒、スタッカートの
場合、パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ
の相対値/2として、算出される。
【0036】この手段により、鳴動時間が算出され、ユ
ーザが計算する必要がなくなる。テンポを変更するだけ
で、鳴動時間が変更可能になる。好ましくは、1つの前
記音符が他の前記音符に変化可能である。この手段によ
り、音符の修正が容易になる。好ましくは、1つのオク
ターブから他のオクターブに変化可能である。この手段
により、メロディ全体を1オクターブシフトするような
修正が容易になり、修正の間違いを防げる
【0037】好ましくは、1つの前記メロディに対し、
遅いテンポ、速いテンポを別々に設定する。さらに、好
ましくは、前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎
に、段々と速くなるように設定される。さらに、好まし
くは、前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎に、段
々と遅くなるように設定される。
【0038】さらに、好ましくは、前記テンポが、前記
メロディを繰り返す毎に、段々速くなるモードと、段々
遅くなるモードとを交互に繰り返すように、設定され
る。さらに、好ましくは、前記メロディの再生途中で、
前記音毎に、前記テンポの変更を行う。
【0039】これらの手段により、ユーザの好みによ
り、メロディのテンポが変更可能になる。さらに、本発
明は、着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロデ
ィ設定システムにおいて、前記メロディのテンポ、前記
メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納するメ
ロディデータ格納部と、前記音階を周波数に変換する音
階・周波数変換テーブルと、前記音符の長さの相対値を
格納する音符長さ格納部と、前記メロディのテンポ、前
記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出する鳴動時間
算出部と、前記メロディを発生する音源部と、前記鳴動
時間算出部から前記鳴動時間、前記音階・周波数変換テ
ーブルから前記周波数を前記音源部に出力するメロディ
制御部とを備えることを特徴とする携帯電話機のメロデ
ィ設定システムを提供する。
【0040】この手段により、上記発明と同様に、ユー
ザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテン
ポが容易に変更可能になり、且つ多くのデータ領域が不
要となる。さらに、本発明は、着信時にメロディを鳴動
する携帯電話機のメロディ設定方法において、前記メロ
ディの複数のテンポ、前記メロディを構成する音の音
階、音符の種別を格納する工程と、前記音階を周波数に
変換する工程と、前記メロディのテンポ、前記音符の長
さの相対値から鳴動時間を算出し、前記周波数、前記鳴
動時間に基いて前記メロディを発生させる工程とを備え
ることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定方法を提
供する。
【0041】この手段により、上記発明と同様に、ユー
ザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテン
ポが容易に変更可能になり、且つ多くのデータ領域が不
要となる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る携帯電
話機の概略構成を示すブロック図である。本図に示すよ
うに、図9と比較して、制御部33のメロディ制御部3
3Aに鳴動時間算出部33Bが設けられ、さらに、メモ
リ39に、メロディデータ格納部39Aに代わりメロデ
ィデータ格納部39C、音符長さ格納部39Dが設けら
れる。
【0043】音符長さ格納部39Dは図15に示す音符
の長さの情報を格納する。すなわち、音符長さ格納部3
9Dには、全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:
2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音
符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4の
長さの相対値が格納される。図2は図1におけるメモリ
39のメロディデータ格納部39Cに格納されるメロデ
ィデータを説明する図である。
【0044】本図に示すように、メモリ39のメロディ
データ格納部39Cは、例えば、10種類のメロディデ
ータ01、02、…、10を格納する。メロディデータ
01、02、…、10の各々は、下記に説明するよう
に、メロディデータ構造を有する。図3は図2のメロデ
ィデータの構造を説明する図である。図2に示すメロデ
ィデータ01、02、…、10の各々には、本図に示す
ようなメロディデータ構造11が設けられる。
【0045】メロディデータ構造11として、ヘッダ部
12、メロディデータ部13が分けて設けられる。ヘッ
ダ部12はメロディ全体の情報を示し、メロディデータ
部13はメロディ内の1音1音を表す。ヘッダ部12に
は、「音の数情報n」と、「テンポ情報」とが設けら
れ、音の数情報nは1つのメロディデータを構成する音
の数を表し、テンポ情報は、テンポを表し、図17で説
明したと同様に、8種類のテンポが使用される。8種類
のテンポの分類は、60、72、84、96、108、
114、126、138である。
【0046】メロディデータ部13には、データ
[1]、[2]、…、[n]が設けられ、データ
[1]、[2]、…、[n]はメロディを構成する音の
データである。データ[1]、[2]、…、[n]のぞ
れぞれには、音階[1]、音符種別[1]、音階
[2]、音符種別[2]、…、音階[n]、音符種別
[n]が設けられる。本発明では、1音1音のデータは
音階と音符種別の組み合わせになる。
【0047】図4は図3におけるメロディデータ構造1
1に関するヘッダ部12のテンポ情報の設定概念を示す
図である。本図に示すように、メロディデータ構造11
に関するヘッダ部12のテンポ情報としてD7、D6、
D5、D4、D3、D2、D1、D0のD3、D2、D
1、D0に、設定値0〜7が割り付けられる。
【0048】設定値0〜7は、0:60、1:72、
2:84、3:96、4:108、5:114、6:1
26、7:138のテンポ情報を表す。図5は図3にお
けるメロディデータ構造11に関するメロディデータ部
13の音階情報の設定概念を示す図である。本図に示す
ように、メロディデータ構造11に関するメロディデー
タ部13の音階情報として、D7、D6、D5、D4、
D3、D2、D1、D0のD3、D2、D1、D0に設
定値0〜12が割り付けられ、音階情報のうちオクター
ブ情報として、D7、D6、D5、D4に設定値0〜4
が割り付けられる。
【0049】D3、D2、D1、D0の設定値0〜12
は、0:無音、1:ド、2:ド#、3:レ、4:レ#、
5:ミ、6:ファ、7:ファ#、8:ソ、9:ソ#、1
0:ラ、11:ラ#、12:シの音階を表す。D7、D
6、D5、D4の設定値0〜4は0:オクターブ1(低
音)1:2オクターブ2(中音)、3:オクターブ3
(高音)を表す。
【0050】このように、低音オクターブ、中音オクタ
ーブ、高音オクターブのオクターブ情報と、「ド〜シ」
までの音階情報との2つの情報を組み合わせて、音階を
形成するようにした。このように、オクターブ情報をデ
ータとしてもつことにより、データはよりメロディー
(音楽)として明確になり、設定誤りの発見が容易にな
り、データの修正時など変更も容易となる。
【0051】例えば、メロディ全体を1オクターブ上に
シフトしたいとき、1音1音のデータに対するオクター
ブ情報の値すべてに1を加えるだけであるため、図12
のように、1音1音の音階データ自体をシフトするより
もデータ修正時の間違いも防げる。図6は図3における
メロディデータ構造11に関するメロディデータ部13
の音符種別の設定概念を示す図である。
【0052】本図に示すように、メロディデータ構造1
1に関するメロディデータ部13の音符種別として、D
7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD
3、D2、D1、D0に設定値0〜7が割り付けられ、
パターン情報として、D7、D6、D5、D4に設定値
0〜2が割り付けられる。D3、D2、D1、D0の設
定値0〜7は、0:全音符、1:付点2分音符、2:2
分音符、3:付点4分音符、4:4分音符、5:付点8
分音符、6:8分音符、7:16分音符を表す。
【0053】D7、D6、D5、D4の設定値0〜2
は、0:デフォルト(30msecのウエイト)、1:
スラー、2:スタッカートを表す。本発明では、音符の
情報値(音符の種類の情報と、パターン情報)を見るこ
とが可能であるが、他方、従来の構造では鳴動時間のデ
ータを見ても、データ作成者以外は音符の情報等は分か
らなかった。
【0054】したがって、メロディデータに音符の種類
等の情報自身を設定することにより、設定誤りの発見が
容易になり、修正も容易になる。例えば、4分音符のデ
ータを8分音符に修正したい場合など、従来であると、
テンポの音符種類の組み合わせから鳴動時間を再度計算
し設定を行うが、本発明では、音符の種類データの値の
みを変更するだけでよい。
【0055】以上のようにメロディデータについて1音
1音のデータを変更するにあたり、それぞれのデータの
情報、つまり、音符の種類、音階の高さ等をデータ値と
して持つことにより、煩雑な変換の必要がなくなり、デ
ータ修正等における変換は容易になる。次に、図1の制
御部33におけるメロディ制御部33Aの鳴動時間算出
部33Bについて説明を行う。
【0056】鳴動時間算出部33Bは、メロディデータ
格納部39Cから音符の種別、パターン情報、テンポの
情報を読み出し、音符長さ格納部39Dから音符の種別
に対応する音符の長さの相対値を読み出し、音の鳴動時
間を、図17を基に、下記式(2)より、算出する。 鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値 …(2)
【0057】ここで、デフォルトの場合、パターン情報
の値=0.03秒、 スラーの場合、パターン情報の値=0秒、 スタッカートの場合、バターン情報の値=(60/テン
ポ)×音符長さの相対値/2である。 鳴動時間算出部33Bはパターン情報のデータを分析し
て、パターン情報がデフォルト、つまり標準値の場合に
はウェイト時間を0.03秒必要とし、上記式(2)の
第1項からウェイト時間を引き、実際の鳴動時間とす
る。
【0058】引いた分の0.03秒については、ウェイ
ト時間として0.03秒の無音(音を発生しない時間)
が鳴動時間分の音の発生後に入れられる。従来では、鳴
動時間をユーザが算出しなければならないが、本発明で
は、鳴動時間算出部33Bがテンポ情報、音符長さの相
対値を基に鳴動時間が算出され、ユーザが鳴動時間を算
出する必要がなくなった。ユーザがテンポ情報を変更す
るだけで、鳴動時間を変更することが可能になる。
【0059】メロディ制御部33Aでは、音の開始のタ
イミングで算出された鳴動時間分のタイマを起動させ、
タイマーのカウントが終了したタイミングで音の停止を
行うように、音源部36を制御する。次に、制御部33
のメロディ制御部33Aでは、メロディデータ構造11
のメロディデータ部13から音階情報値が読み出され、
メモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bを参照し
て、周波数が決定される。
【0060】音源部36では決定された周波数の音の発
生が行われる。このようにして、メロディ制御部33A
では、1音1音のデータが読み出され、音階の設定、音
の開始/停止の制御が行われる。このため、テンポを変
更する際に、メモリ39のメロディデータ格納部39C
に格納されているメロディデータのメロディデータ構造
11に関するメロディデータ部13内の全てのデータを
変更することなく、メロディ全体の情報を表すヘッダ部
12に「テンポ情報」を持つことにより、容易にメロデ
ィデータの変更が可能になる。
【0061】したがって、本発明によれば、メロディデ
ータの全体のテンポのみを変更したい場合には、メモリ
39のメロディデータ格納部39Cに格納されているメ
ロディデータのメロディデータ構造11に関するヘッダ
12のテンポ情報のみを変更すればよいので、メロディ
のテンポの変更が容易になった。すなわち、上記ヘッダ
のテンポ情報の変更のみで、ユーザが自分の好みによっ
てメロディのテンポを容易に変えることができるので、
その時々の気分でテンポを変えるなど、さまざまなバリ
エーションでメロディを使用することが可能になる。
【0062】また、1つのメロディに対し、遅いテン
ポ、速いテンポ等を別々に使用すれば、着信音、目覚ま
し等の機能に同じメロディのテンポを変えて同時に使用
できる。特に、図3のヘッダ部12内にある「音の数情
報」を基にデータ数分のメロディが終わったら、繰り返
しの際にテンポ情報の値を変えることにより、再生中に
メロディの繰り返しの度に、テンポを変えることができ
る。
【0063】メロディが遅めのテンポから段々速めのテ
ンポに切り替わっていけば、ユーザは目覚まし等の機能
としてもメロディを使用することができる。また、従来
のように、テンポの異なるメロディを保存するデータ領
域が不要である。さらに、データ領域の削減として、従
来では音と音の間のウェイト時間も1データとして扱っ
ていたため、1つの音に2つの配列を必要としていた。
【0064】しかし、本発明のように、メロディデータ
の中に、図6に示すように、ウェイト時間を表す情報を
持たせることにより、ウエイト時間の設定は不要とな
る。このため、従来と比較して、1つのメロディ全体の
データ領域は約半分に削減できる。本発明のメロディデ
ータ構造では、「音階」、「音符の種別」、「音符のバ
ターン」、「テンポ」をそれぞれデータとして設定する
ため、データはより音楽に近く、データ修正が非常に容
易となる。
【0065】図7は図4におけるメロディデータ構造1
1のヘッダ部12の変形例であり、テンポ情報の別の設
定概念を示す図である。本図に示すように、メロディデ
ータ構造11に関するヘッダ部12のテンポ情報として
D7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD
3、D2、D1、D0に設定値0〜9が割り付けられ、
速度変更情報部91としてD7、D6、D5、D4に設
定値0〜3が割り付けられる。
【0066】D3、D2、D1、D0の設定値0〜7
は、0:60、1:72、2:84、3:96、4:1
08、5:114、6:126、7:138、8:15
0、9:200の10種類のテンポ情報を表す。D7、
D6、D5、D4の設定値0〜3は、0:速度変更な
し、1:段々速く、2:段々遅く、3:段々速く、段々
遅く、段々速く(1、2の繰り返し)のような速度変更
情報を表す。
【0067】初期状態ではデータ作成時に設定した値が
デフォルトとして入っているものとする。ここでは、デ
フォルトとして、「0:速度変更なし」が設定されてい
るとする。ユーザ操作によって、速度変更情報の値を変
えることにより、制御側で自動的速度変更モードに切り
替わる。
【0068】制御側では、メロディ発生時に速度変更情
報の値を参照し、「0:速度変更なし」であれば、通常
通りメロディの発生を行い、「0」以外であれば、以下
のように制御が行われる。ここでは、「1:段々速く」
について説明する。「1:段々速く」のモードは、メロ
ディの再生中に段々とテンポが速くなっていくものであ
る。
【0069】テンポの変更は、図3のヘッダ部12の中
に設定してある音の数情報nを基に、メロディデータ部
13内の音の発生が音の数情報値分終了したタイミング
で、テンポ情報の値を1インクリメントすることによっ
てテンポの変更が行われる。つまり、メロディの繰り返
しのタイミングで速度が切り替わることになる。
【0070】他の速度変更のパターンについても、テン
ポ情報の値を変更することによって、再生中にテンポの
変更が自動的に行われる。図8は図3の変形例であり、
メロディデータの別の構造を説明する図である。本図に
示すように、ヘッダ部12にテンポ変更位置情報部10
1が設けられる。
【0071】ヘッダ部12のテンポ変更位置情報部10
1には再生中にテンポの変更を行うメロディデータ部1
3のデータの位置情報が設定される。この位置情報の値
は、テンポの切替を行いたいデータの数を指定する。例
えば、テンポ変更位置情報部101に「10」と設定さ
れると、10個分のデータ[1]〜データ[10]の再
生が終了したタイミングで次のデータ[11]からテン
ポが切り替わる。
【0072】また、メロディの繰り返しの位置でテンポ
を変更するだけは、1つのメロディが長い場合には、テ
ンポの切替の効果があまりないが、メロディの再生中に
テンポを切替え可能にすることにより、長いメロディに
対して顕著な効果が得られるようになった。この値を変
えることにより、テンポの変動の速さも好みに合せるこ
とができ、自分だけのオリジナルメロディを使用するこ
とが可能になる。
【0073】
【発明の効果】従来の携帯電話機の着信音等で使用され
るメロディのテンポは一定であり、ユーザによっては好
みに合わない場合もある。しかも、従来のメロディデー
タ構造であると、テンポを自由に変えることはできず、
もしテンポを変えるとしたらメロディデータのすべてを
変更しなければならなかった。メロディデータの大きさ
はさまざまであるが、音符が沢山あるメロディについて
はデータ量も多い。従来のメロディデータ構造である
と、N種類のテンポに変更できる機能を入れようとした
ら、N個分のメロディデータが必要となり、データ領域
を沢山必要とする。
【0074】本発明によれば、テンポを変更する機能を
入れようとした場合、従来のように、テンポの種類分の
メロディデータは必要なく、1つのメロディデータで変
更が可能であるため、データ領域も沢山必要としなくな
った。また、本発明によれば、メロディデータ構造に
歯,テンポ情報を設定するため、この値を変更するだけ
で、メロディー全体のテンポを簡単に変更できるように
なった。ユーザが自分の好みによってメロディのテンポ
を変えることができれば、その時々の気分でテンポを変
えるなど、さまざまなバリエーションでメロディを使用
できるようになった。
【0075】また、1つのメロディに対して遅いテン
ポ、速いテンポ等を別々に使用すれば、着信音、目覚ま
し等の機能に同じメロディのテンポを変えて同時に使用
できるようになった。また、データ領域の削減として、
従来では、音と音の間のウェイト時間も1データとして
扱っていたため、1つの音に2つの配列を必要としてい
た。
【0076】本発明によれば、メロディの中にウェイト
時間を表す情報を持たせることにより、ウェイト時間の
設定は不要となる。よって、従来と比べると、1つのメ
ロディ全体のデータ領域は約半分に削減できる。本発明
のメロディデータ構造では、音階、音符の種別、音符の
パターン、テンポをそれぞれデータとして設定するた
め、データはより音楽に近く、データ修正が非常に容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるメモリ39のメロディデータ格納
部39Cに格納されるメロディデータを説明する図であ
る。
【図3】図2のメロディデータの構造を説明する図であ
る。
【図4】図3におけるメロディデータ構造11に関する
ヘッダ部12のテンポ情報の設定概念を示す図である。
【図5】図3におけるメロディデータ構造11に関する
メロディデータ部13の音階情報の設定概念を示す図で
ある。
【図6】図3におけるメロディデータ構造11に関する
メロディデータ部13の音符種別の設定概念を示す図で
ある。
【図7】図4におけるメロディデータ構造11のヘッダ
部12の変形例であり、テンポ情報の別の設定概念を示
す図である。
【図8】図3の変形例であり、メロディデータの別の構
造を説明する図である。
【図9】本発明の前提となる携帯電話機のメロディ設定
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9におけるメモリ39のメロディデータ格
納部39Aに格納されるメロディデータを説明する図で
ある。
【図11】図10のメロディデータの構造を説明する図
である。
【図12】メロディデータ部53の音階に設定される音
階設定値を説明する図である。
【図13】図9におけるメモリ39の音階・周波数変換
テーブル39Bに格納される音階設定値に対する周波数
設定値一覧を示す図である。
【図14】鳴動時間等を説明するタイミングチャートで
ある。
【図15】音符の種類を説明する図である。
【図16】図15における音符の相対的な長さを示す波
形図である。本図に示すように、各音符は、音の相対的
な長さを示す。
【図17】テンポと組み合わせた音の鳴動時間の長さを
説明する図である。
【符号の説明】
11…メロディデータ構造 12…ヘッダ部 13…メロディデータ部 31…送受信アンテナ 32…無線部 33…制御部 33A…メロディ制御部 33B…鳴動時間算出部 34…表示部 35…操作部 36…音源部 37…スピーカ 38…マイクロフォン 39…メモリ 39B…音階・周波数変換テーブル 39C…メロディデータ格納部 39D…音符長さ格納部 91…速度変更情報部 101…テンポ変更位置情報部
フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 MM03 MM12 MM14 MM16 MM24 MM47 MM58 MM62 MM65 MM68 MM72 MM93 5K027 AA11 BB02 FF03 FF28 5K067 AA34 AA42 BB04 DD13 EE02 FF02 FF13 FF31 KK13 KK15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時にメロディを鳴動する携帯電話機
    のメロディ設定システムにおいて、 前記メロディの複数のテンポ(演奏時間)、前記メロデ
    ィを構成する音の音階、音符の種別を格納するメロディ
    データ格納部と、 前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブル
    と、 前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴
    動時間を算出し、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前
    記メロディを発生させるためのメロディ制御部とを備え
    ることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記テンポは、60秒の中に入る4分音
    符の数が60、72、84、96、108、114、1
    26、138になるように、形成されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記メロディデータ格納部に格納される
    前記音階は、12音階と、低音オクターブ、中音オクタ
    ーブ、高音オクターブとの組み合わせで形成されること
    を特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ
    設定システム。
  4. 【請求項4】 前記音階に無音を加えることを特徴とす
    る、請求項3に記載の携帯電話機のメロディ設定システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記音符は、全音符、付点2分音符、2
    分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音符、8分
    音符、16分音符からなる音符の種別と、無音の標準時
    間、スラー、スタッカートからなるパターン情報との組
    み合わせで形成されることを特徴とする、請求項1に記
    載の携帯電話機のメロディ設定システム。
  6. 【請求項6】 前記音符の長さの相対値は、全音符:
    4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、
    付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音
    符:1/2、16分音符:1/4であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記鳴動時間は、 鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値
    −パターン情報の値 デフォルトの場合、パターン情報の値=0.03秒、ス
    ラーの場合、パターン情報の値=0秒、スタッカートの
    場合、パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ
    /2の相対値として、算出されることを特徴とする、請
    求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
  8. 【請求項8】 1つの前記音符が他の前記音符に変化可
    能であることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話
    機のメロディ設定システム。
  9. 【請求項9】 1つのオクターブから他のオクターブに
    変化可能であることを特徴とする、請求項3に記載の携
    帯電話機のメロディ設定システム。
  10. 【請求項10】 1つの前記メロディに対し、遅いテン
    ポ、速いテンポを別々に設定することを特徴とする、請
    求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
  11. 【請求項11】 前記テンポが、前記メロディを繰り返
    す毎に、段々と速くなるように設定されることを特徴と
    する、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記テンポが、前記メロディを繰り返
    す毎に、段々と遅くなるように設定されることを特徴と
    する、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記テンポが、前記メロディを繰り返
    す毎に、段々速くなるモードと、段々遅くなるモードと
    を交互に繰り返すように、設定されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記メロディの再生途中で、前記音毎
    に、前記テンポの変更を行うことを特徴とする、請求項
    1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
  15. 【請求項15】 着信時にメロディを鳴動する携帯電話
    機のメロディ設定システムにおいて、 前記メロディのテンポ、前記メロディを構成する音の音
    階、音符の種別を格納するメロディデータ格納部と、 前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブル
    と、 前記音符の長さの相対値を格納する音符長さ格納部と、 前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴
    動時間を算出する鳴動時間算出部と、 前記メロディを発生する音源部と、 前記鳴動時間算出部から前記鳴動時間、前記音階・周波
    数変換テーブルから前記周波数を前記音源部に出力する
    メロディ制御部とを備えることを特徴とする携帯電話機
    のメロディ設定システム。
  16. 【請求項16】 着信時にメロディを鳴動する携帯電話
    機のメロディ設定方法において、 前記メロディの複数のテンポ、前記メロディを構成する
    音の音階、音符の種別を格納する工程と、 前記音階を周波数に変換する工程と、 前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴
    動時間を算出し、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前
    記メロディを発生させる工程とを備えることを特徴とす
    る携帯電話機のメロディ設定方法。
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