JP3542942B2 - 携帯電話機のメロディ設定システム及び方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は携帯電話機に関する。特に、本発明は、着信音等に使用されるメロディのテンポを容易に変更できる携帯電話機のメロディ設定システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は本発明の前提となる携帯電話機のメロディ設定システムの概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の符号、番号を付して説明を行う。
本図に示すように、携帯電話機には送受信アンテナ31が設けられ、送受信アンテナ31は携帯電話機と基地局との間で送受信を行う。
【0003】
送受信アンテナ31には無線部32が接続され、無線部32は送受信アンテナ31からの受信波を受信音へ復調するなど所定の信号処理を行い、送信すべき音声を送信波へ変調するなど所定の信号処理を行う。
無線部32には制御部33が接続され、制御部33は無線部32のみならず後述する各部の制御を行う。
【0004】
制御部33には表示部34が接続され、表示部34は電話番号等を表示し、制御部33は表示部34の表示制御を行う。
さらに、制御部33には操作部35が接続され、操作部35は複数のキーから構成される。操作部35では、ユーザによりデータの入力等の操作が行われる。
【0005】
さらに、制御部33にはスピーカ37が接続され、スピーカ37は、制御部33により復調処理された電気信号を受話音に変換する。
さらに、制御部33にはマイクロフォン38が接続され、マイクロフォン38は送信すべき音声を電気信号に変換する。
さらに、制御部33にはメモリ39接続され、メモリ39は、携帯電話機の機能に関するデータを記憶すると共に、着信時のメロディデータを記憶するメロディデータ格納部39A、音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブル39Bを有する。
【0006】
さらに、制御部33にはメロディ制御部33Aが設けられ、メロディ制御部33Aは、操作部35の操作に応じて、音階・周波数変換テーブル39Bからのメロディデータを読み出し読み、音階・周波数変換テーブル39Bを介して読み出した音階データを周波数に変換する解析を行う。
メロディ制御部33Aには音源部36が接続され、音源部36は、予め設定されている種々の周波数を発生し、メロディ制御部33Aにより設定された周波数、鳴動時間データを基にスピーカ37を通して音の発生を行う。
【0007】
鳴動時間データは、音源部36に音発生の開始/停止処理を行わせるタイミングデータである。
図10は図9におけるメモリ39のメロディデータ格納部39Aに格納されるメロディデータを説明する図である。本図に示すように、メモリ39にはメロディデータ格納部39Aが設けられ、メロディデータ格納部39Aは、例えば、10種類のメロディデータ01、02、…、10を格納する。
【0008】
メロディデータ01、02、…、10の各々は、下記に説明するように、メロディデータ構造を有する。
図11は図10のメロディデータの構造を説明する図である。図10に示すメロディデータ01、02、…、10の各々には、本図に示すようなメロディデータ構造51が設けられる。
【0009】
メロディデータ構造51として、ヘッダ部52とメロディデータ部53に分けて設けられる。
ヘッダ部52はメロディ全体の情報を示し、メロディデータ部53はメロディ内の1音1音を表す。
ヘッダ部52には、先頭として、「音の数情報n」が設けられ、音の数情報nは1つのメロディデータを構成する音の数を表す。
【0010】
メロディデータ部53には、データ[1]、[2]、…、[n]が設けられ、データ[1]、[2]、…、[n]はメロディを構成する音のデータである。
データ[1]、[2]、…、[n]のそれぞれには、音階[1]、鳴動時間[1]、音階[2]、鳴動時間[2]、…、音階[n]、鳴動時間[n]が設けられる。
ここに、音階とは発生する音の高さを表し、鳴動時間とは音の発生から停止までの時間である。
【0011】
上記の音階の情報と鳴動時間の情報の組み合わせで1音が形成され、メロディデータ部53にはヘッダ部52で指定した音の数だけ1音のデータの組み合わせパターンが存在することになる。
先ず、初めに、メロディデータ部53の音階の情報について以下に説明する。
【0012】
メロディデータ部53の音階情報とは、発生する音の高さを表すものであり、本図に示すように、メロディとして、音階「ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ」の12種類が使用される。
上記12種類を1組で1オクターブと呼び、低音のオクターブ、中音のオクターブ、高音のオクターブのように、3オクターブが使用される。
【0013】
図12はメロディデータ部53の音階に設定される音階設定値を説明する図である。
本図に示すように、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブの順に音階「ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ」の設定値0x00、0x01、…、0x23が予め決めてある。
【0014】
メロディデータ部53の音階[1]、音階[2]、…、音階[n]には、メロディに応じて、対応する上記の設定値が設定される。
図13は図9におけるメモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bに格納される音階設定値に対する周波数設定値一覧を示す図である。
本図に示すように、メモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bには、図12の音階に対する設定値に対して周波数が割り振られる。
【0015】
次に、メロディデータ部53の鳴動時間について以下に説明する。
図14は、鳴動時間等を説明するタイミングチャートである。本図(a)に示すように、鳴動時間は、前述したように、音(トーン)の開始から音(トーン)の停止までの時間である。
先ず、初めに、音符の種別について以下に説明する。
【0016】
図15は音符の種類を説明する図である。本図に示すように、鳴動時間長さに基いて、8種類の音符、すなわち、全音符、付点2分音符、2分音符、付点4分音符、4分音符、付点8分音符、8分音符、16分音符が使用される。
図16は図15における音符の相対的な長さを示す波形図である。本図に示すように、各音符は、音の相対的な長さを示す。
【0017】
4分音符の長さを1と考えたとき、他種類の各音符の相対的な長さについては、本図に示すように、全音符が4、付点2分音符が3、2分音符が2、付点4分音符が3/2、付点8分音符が3/4、8分音符が1/2、16分音符が1/4となる。
次にテンポについて説明する。
【0018】
図17はテンポと組み合わせた音の鳴動時間の長さを説明する図である。本図に示すように、8種類のテンポが使用され、8種類のテンポの分類は、60、72、84、96、108、114、126、138である。
分類を表す数字は60秒の中に入る4分音符の数を表す。例えば、テンポ60であれば、60秒の中に60個の4分音符が入るので、4分音符の長さは1秒となる。
【0019】
ここで、前述した音符の種類を基に、各テンポにおける鳴動時間の決定方法について説明する。
テンポの値を基準に各テンポにおける各音符の種類に関する音の鳴動時間の長さは、以下の式(1)によって決定される。
鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符の長さの相対値 …(1)
【0020】
音符の長さの相対値とは図12に示される値である。
上記式(1)によって求められた(テンポと音符の種類の組み合わせによる)各音符の音の鳴動時間は図16に示される値となる。
つぎに、無音データについて説明する。
無音データとは音を停止している時間を表し、無音データの種類として2種類存在する。
【0021】
1つ目は、休符と呼ばれるもので、4分休符、全休符というようにその音符の長さ分だけ音を発生すぜに停止つづけるものである。
2つ目は、音と音の発生の間に入る無音時間がある。ここでは、無音時間のことをウェイト時間と呼ぶこととする。
図14に戻り、メロディに音楽らしさをつけるために、音の発生タイミングとして、図14(b)に示すように、1音目と2音目の間に多少のウェイト時間が入れられる。ここで、標準のウェイト時間を0.03秒とする。
【0022】
このウェイト時間を調節することにより、よりメロディとしての音楽らしさを表現することが可能になる。
例えば、楽器等で演奏する際に使う機能として、「スタッカート」がある。スタッカートとは音を弾ませてひくことで、図14(c)に示すように、定義として1音における音の発生時間を半分にし、残りの半分をウェイト時間とする。
【0023】
よって、この場合のウェイト時間は標準値よりも長くなる。図17の鳴動時間データの半分がウェイト時間となる。
また、スタッカートの他に「スラー」がある。スラーとは音を滑らかにひくことであり、この場合、本図(d)に示すように、音と音の間のウェイト時間を「0」にする。
【0024】
ウェイト時間時間を入れないことにより、より音は滑らかに聞こえる。
以上で説明した2つの無音時間のデータは、図11におけるメロディデータ部53の中の1データとして扱われる。
例えば、1音データ(標準値)のデータを設定する場合、音データを1つの配列に設定後、次の配列にウェイト時間用のデータが配列される。
【0025】
ウェイト時間用のデータは、音階に「無音」を設定し、鳴動時間としては「30」msecが設定される。
よって、スラー以外は、音符1つに対して、音の発生時間と音の無音時間(ウェイト時間)との2つを連続して設定する必要がある。
上記携帯電話機の着信音として使用されるメロディには、固定のメロディ(初めから携帯電話機に備え付けられているもの)とユーザが自分で作るオリジナルメロディがある。
【0026】
オリジナルメロディは、携帯電話機の操作部35のキー操作で表示部34上で作曲され、制御部33のメロディ制御部33Aを介してメモリ39のメロディデータ格納部39Aに保管される。よって、オリジナルメロディはユーザ自身でデータの変更は可能である。
【0027】
【発明が解決しょうとする課題】
ところで、上記携帯電話機のメロディ設定システムには、携帯電話機のユーザの年齢層、ユーザの好み等はさまざまであり、携帯電話機の機能として使用するメロディの好みもそれぞれ異なる。
特に、メロディのテンポについては、速めのテンポが好きなユーザもいれば、遅めのテンポが好きなユーザもいる。
【0028】
しかしながら、メロディデータの全体のテンポのみを変更したいとき、再度すべてのメロディデータの鳴動時間を計算し、設定しなおす必要があり、上記の固定メロディについてはユーザ自身ではデータの変更は困難である。
さらに、ユーザが好むメロディのテンポ変更について、例えば、オリジナルメロディのように、図10に示すように、データをメモリ39のメロディデータ格納部39A内に格納すれば、ユーザによるテンポの変更は可能であった。
【0029】
しかしながら、図11のメロディデータ構造でメロディデータを格納した場合、テンポを変更する機能を入れる場合には、1つのメロディに対して変更可能なテンポ数分のメロディデータが必要であり、オリジナルメロディの場合でもデータ領域が多く必要となるという問題がある。
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、ユーザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテンポを容易に変更でき、且つ多くのデータ領域を必要としない携帯電話機のメロディ設定システム及び方法に関する。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定システムにおいて、前記メロディの複数のテンポ(演奏時間)、前記メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納するメロディデータ格納部と、前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブルと、前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出し、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディを発生させるためのメロディ制御部とを備え、前記鳴動時間は、鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値(ここで、パターン情報の値は音と音の間のウエイト時間を示す)として、算出されることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定システムを提供する。
【0031】
この手段により、ユーザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテンポが容易に変更可能になり、パターン情報を取り入れて音と音の間にウエイト時間を入れることが可能になり、且つ多くのデータ領域が不要となり、さらに、鳴動時間が算出され、ユーザが計算する必要がなくなる。テンポを変更するだけで、鳴動時間が変更可能になる。
さらに、前記鳴動時間は、デフォルトの場合、前記パターン情報の値=0.03秒、スラーの場合、前記パターン情報の値=0秒、スタッカートの場合、前記パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ/2の相対値として、算出される。
【0032】
この手段により、パターン情報に応じた実際の鳴動時間で鳴動が可能になる。
前記音符の長さの相対値は、全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4である。
この手段により、各音符は、4分音符:1として、相対的な長さで示される。
【0033】
前記テンポは、60秒の中に入る4分音符の数が60、72、84、96、108、114、126、138になるように、形成される。
この手段により、1つのメロディに速いテンポ、遅いテンポが容易に設定でき、ユーザのバリエーションが増える。
【0034】
好ましくは、前記メロディデータ格納部に格納される前記音階は、12音階と、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブとの組み合わせで形成される。
この手段により、設定される音階、オクターブが分かるので、設定の誤りが見つけやすくなる。
【0035】
好ましくは、前記音階に無音を加える。この手段により、休符、音と音との間に入る無音時間が形成される。
好ましくは、前記音符は、全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音符、8分音符、16分音符からなる音符の種別と、無音の標準時間、スラー、スタッカートからなるパターン情報との組み合わせで形成される。
この手段により、音符の設定の誤りが見つけやすくなり、且つ音と音との間の無音時間の設定が不要となり、メロディ全体のデータ領域は約半分に削減可能になる。
【0036】
好ましくは、1つの前記音符が他の前記音符に変化可能である。この手段により、音符の修正が容易になる。
好ましくは、1つのオクターブから他のオクターブに変化可能である。この手段により、メロディ全体を1オクターブシフトするような修正が容易になり、修正の間違いを防げる。
【0037】
好ましくは、1つの前記メロディに対し、遅いテンポ又は速いテンポを別々に設定する。
さらに、好ましくは、前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎に、段々と速くなるように設定される。
さらに、好ましくは、前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎に、段々と遅くなるように設定される。
【0038】
さらに、好ましくは、1つの前記メロディに対し、前記テンポが段々速くなるモード又は段々遅くなるモードを別々に設定する。
さらに、好ましくは、前記メロディの再生途中で、前記音毎に、前記テンポの変更を行う。
これらの手段により、ユーザの好みにより、メロディのテンポが変更可能になる。
【0039】
さらに、着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定システムにおいて、60秒の中に入る4分音符の数が60、72、84、96、108、114、126、138になる前記メロディのテンポ;前記メロディを構成する12音階、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブの音の音階;全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音符、8分音符、16分音符からなる音符の種別を格納するメロディデータ格納部と、前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブルと、全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4である前記音符の長さの相対値を格納する音符長さ格納部と、前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出する鳴動時間算出部と、前記メロディを発生する音源部と、
前記鳴動時間算出部から前記鳴動時間、前記音階・周波数変換テーブルから前記周波数を前記音源部に出力するメロディ制御部とを備え、前記鳴動時間は、鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値として、算出され、デフォルトの場合、前記パターン情報の値=0.03秒、スラーの場合、前記パターン情報の値=0秒、スタッカートの場合、前記パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ/2の相対値として、算出されることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定システムを提供する。
【0040】
この手段により、上記発明と同様に、ユーザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテンポが容易に変更可能になり、パターン情報を取り入れて音と音の間にウエイト時間を入れることが可能になり、且つ多くのデータ領域が不要となる。
さらに、本発明は、着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定方法において、前記メロディの複数のテンポ、前記メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納する工程と、前記音階を周波数に変換する工程と、前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を:鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値(ここで、パターン情報の値は音と音の間のウエイト時間を示す)として算出する工程と、前記鳴動時間、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディを発生させる工程とを備えることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定方法を提供する。
【0041】
この手段により、上記発明と同様に、ユーザの好みに応じて着信音等に使用されるメロディのテンポが容易に変更可能になり、パターン情報を取り入れて音と音の間にウエイト時間を入れることが可能になり、且つ多くのデータ領域が不要となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。本図に示すように、図9と比較して、制御部33のメロディ制御部33Aに鳴動時間算出部33Bが設けられ、さらに、メモリ39に、メロディデータ格納部39Aに代わりメロディデータ格納部39C、音符長さ格納部39Dが設けられる。
【0043】
音符長さ格納部39Dは図15に示す音符の長さの情報を格納する。すなわち、音符長さ格納部39Dには、全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4の長さの相対値が格納される。
図2は図1におけるメモリ39のメロディデータ格納部39Cに格納されるメロディデータを説明する図である。
【0044】
本図に示すように、メモリ39のメロディデータ格納部39Cは、例えば、10種類のメロディデータ01、02、…、10を格納する。
メロディデータ01、02、…、10の各々は、下記に説明するように、メロディデータ構造を有する。
図3は図2のメロディデータの構造を説明する図である。図2に示すメロディデータ01、02、…、10の各々には、本図に示すようなメロディデータ構造11が設けられる。
【0045】
メロディデータ構造11として、ヘッダ部12、メロディデータ部13が分けて設けられる。
ヘッダ部12はメロディ全体の情報を示し、メロディデータ部13はメロディ内の1音1音を表す。
ヘッダ部12には、「音の数情報n」と、「テンポ情報」とが設けられ、音の数情報nは1つのメロディデータを構成する音の数を表し、テンポ情報は、テンポを表し、図17で説明したと同様に、8種類のテンポが使用される。8種類のテンポの分類は、60、72、84、96、108、114、126、138である。
【0046】
メロディデータ部13には、データ[1]、[2]、…、[n]が設けられ、データ[1]、[2]、…、[n]はメロディを構成する音のデータである。
データ[1]、[2]、…、[n]のそれぞれには、音階[1]、音符種別[1]、音階[2]、音符種別[2]、…、音階[n]、音符種別[n]が設けられる。
本発明では、1音1音のデータは音階と音符種別の組み合わせになる。
【0047】
図4は図3におけるメロディデータ構造11に関するヘッダ部12のテンポ情報の設定概念を示す図である。
本図に示すように、メロディデータ構造11に関するヘッダ部12のテンポ情報としてD7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD3、D2、D1、D0に、設定値0〜7が割り付けられる。
【0048】
設定値0〜7は、0:60、1:72、2:84、3:96、4:108、5:114、6:126、7:138のテンポ情報を表す。
図5は図3におけるメロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音階情報の設定概念を示す図である。
本図に示すように、メロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音階情報として、D7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD3、D2、D1、D0に設定値0〜12が割り付けられ、音階情報のうちオクターブ情報として、D7、D6、D5、D4に設定値0〜4が割り付けられる。
【0049】
D3、D2、D1、D0の設定値0〜12は、0:無音、1:ド、2:ド#、3:レ、4:レ#、5:ミ、6:ファ、7:ファ#、8:ソ、9:ソ#、10:ラ、11:ラ#、12:シの音階を表す。
D7、D6、D5、D4の設定値0〜4は0:オクターブ1(低音)1:2オクターブ2(中音)、3:オクターブ3(高音)を表す。
【0050】
このように、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブのオクターブ情報と、「ド〜シ」までの音階情報との2つの情報を組み合わせて、音階を形成するようにした。
このように、オクターブ情報をデータとしてもつことにより、データはよりメロディー(音楽)として明確になり、設定誤りの発見が容易になり、データの修正時など変更も容易となる。
【0051】
例えば、メロディ全体を1オクターブ上にシフトしたいとき、1音1音のデータに対するオクターブ情報の値すべてに1を加えるだけであるため、図12のように、1音1音の音階データ自体をシフトするよりもデータ修正時の間違いも防げる。
図6は図3におけるメロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音符種別の設定概念を示す図である。
【0052】
本図に示すように、メロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音符種別として、D7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD3、D2、D1、D0に設定値0〜7が割り付けられ、パターン情報として、D7、D6、D5、D4に設定値0〜2が割り付けられる。
D3、D2、D1、D0の設定値0〜7は、0:全音符、1:付点2分音符、2:2分音符、3:付点4分音符、4:4分音符、5:付点8分音符、6:8分音符、7:16分音符を表す。
【0053】
D7、D6、D5、D4の設定値0〜2は、0:デフォルト(30msecのウエイト)、1:スラー、2:スタッカートを表す。
本発明では、音符の情報値(音符の種類の情報と、パターン情報)を見ることが可能であるが、他方、従来の構造では鳴動時間のデータを見ても、データ作成者以外は音符の情報等は分からなかった。
【0054】
したがって、メロディデータに音符の種類等の情報自身を設定することにより、設定誤りの発見が容易になり、修正も容易になる。
例えば、4分音符のデータを8分音符に修正したい場合など、従来であると、テンポの音符種類の組み合わせから鳴動時間を再度計算し設定を行うが、本発明では、音符の種類データの値のみを変更するだけでよい。
【0055】
以上のようにメロディデータについて1音1音のデータを変更するにあたり、それぞれのデータの情報、つまり、音符の種類、音階の高さ等をデータ値として持つことにより、煩雑な変換の必要がなくなり、データ修正等における変換は容易になる。
次に、図1の制御部33におけるメロディ制御部33Aの鳴動時間算出部33Bについて説明を行う。
【0056】
鳴動時間算出部33Bは、メロディデータ格納部39Cから音符の種別、パターン情報、テンポの情報を読み出し、音符長さ格納部39Dから音符の種別に対応する音符の長さの相対値を読み出し、音の鳴動時間を、図17を基に、下記式(2)より、算出する。
鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値
…(2)
【0057】
ここで、パターン情報の値とは、音と音の間のウエイト時間を示し、ウエイトを変化させて、全体のバランスをとる値であり、下記の場合のように、バランスを適正にするべく決定され、
デフォルトの場合、パターン情報の値=0.03秒、
スラーの場合、パターン情報の値=0秒、
スタッカートの場合、バターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さの相対値/2である。
鳴動時間算出部33Bはパターン情報のデータを分析して、パターン情報がデフォルト、つまり標準値の場合にはウェイト時間を0.03秒必要とし、上記式(2)の第1項からウェイト時間を引き、実際の鳴動時間とする。
【0058】
引いた分の0.03秒については、ウェイト時間として0.03秒の無音(音を発生しない時間)が鳴動時間分の音の発生後に入れられる。
従来では、鳴動時間をユーザが算出しなければならないが、本発明では、鳴動時間算出部33Bがテンポ情報、音符長さの相対値を基に鳴動時間が算出され、ユーザが鳴動時間を算出する必要がなくなった。ユーザがテンポ情報を変更するだけで、鳴動時間を変更することが可能になる。
【0059】
メロディ制御部33Aでは、音の開始のタイミングで算出された鳴動時間分のタイマーを起動させ、タイマーのカウントが終了したタイミングで音の停止を行うように、音源部36を制御する。
次に、制御部33のメロディ制御部33Aでは、メロディデータ構造11のメロディデータ部13から音階情報値が読み出され、メモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bを参照して、周波数が決定される。
【0060】
音源部36では決定された周波数の音の発生が行われる。
このようにして、メロディ制御部33Aでは、1音1音のデータが読み出され、音階の設定、音の開始/停止の制御が行われる。
このため、テンポを変更する際に、メモリ39のメロディデータ格納部39Cに格納されているメロディデータのメロディデータ構造11に関するメロディデータ部13内の全てのデータを変更することなく、メロディ全体の情報を表すヘッダ部12に「テンポ情報」を持つことにより、容易にメロディデータの変更が可能になる。
【0061】
したがって、本発明によれば、メロディデータの全体のテンポのみを変更したい場合には、メモリ39のメロディデータ格納部39Cに格納されているメロディデータのメロディデータ構造11に関するヘッダ12のテンポ情報のみを変更すればよいので、メロディのテンポの変更が容易になった。
すなわち、上記ヘッダのテンポ情報の変更のみで、ユーザが自分の好みによってメロディのテンポを容易に変えることができるので、その時々の気分でテンポを変えるなど、さまざまなバリエーションでメロディを使用することが可能になる。
【0062】
また、1つのメロディに対し、遅いテンポ、速いテンポ等を別々に使用すれば、着信音、目覚まし等の機能に同じメロディのテンポを変えて同時に使用できる。
特に、図3のヘッダ部12内にある「音の数情報」を基にデータ数分のメロディが終わったら、繰り返しの際にテンポ情報の値を変えることにより、再生中にメロディの繰り返しの度に、テンポを変えることができる。
【0063】
メロディが遅めのテンポから段々速めのテンポに切り替わっていけば、ユーザは目覚まし等の機能としてもメロディを使用することができる。
また、従来のように、テンポの異なるメロディを保存するデータ領域が不要である。
さらに、データ領域の削減として、従来では音と音の間のウェイト時間も1データとして扱っていたため、1つの音に2つの配列を必要としていた。
【0064】
しかし、本発明のように、メロディデータの中に、図6に示すように、ウェイト時間を表す情報を持たせることにより、ウエイト時間の設定は不要となる。このため、従来と比較して、1つのメロディ全体のデータ領域は約半分に削減できる。
本発明のメロディデータ構造では、「音階」、「音符の種別」、「音符のバターン」、「テンポ」をそれぞれデータとして設定するため、データはより音楽に近く、データ修正が非常に容易となる。
【0065】
図7は図4におけるメロディデータ構造11のヘッダ部12の変形例であり、テンポ情報の別の設定概念を示す図である。
本図に示すように、メロディデータ構造11に関するヘッダ部12のテンポ情報としてD7、D6、D5、D4、D3、D2、D1、D0のD3、D2、D1、D0に設定値0〜9が割り付けられ、速度変更情報部91としてD7、D6、D5、D4に設定値0〜3が割り付けられる。
【0066】
D3、D2、D1、D0の設定値0〜7は、0:60、1:72、2:84、3:96、4:108、5:114、6:126、7:138、8:150、9:200の10種類のテンポ情報を表す。
D7、D6、D5、D4の設定値0〜3は、0:速度変更なし、1:段々速く、2:段々遅く、3:段々速く、段々遅く、段々速く(1、2の繰り返し)のような速度変更情報を表す。
【0067】
初期状態ではデータ作成時に設定した値がデフォルトとして入っているものとする。ここでは、デフォルトとして、「0:速度変更なし」が設定されているとする。
ユーザ操作によって、速度変更情報の値を変えることにより、制御側で自動的速度変更モードに切り替わる。
【0068】
制御側では、メロディ発生時に速度変更情報の値を参照し、「0:速度変更なし」であれば、通常通りメロディの発生を行い、「0」以外であれば、以下のように制御が行われる。
ここでは、「1:段々速く」について説明する。
「1:段々速く」のモードは、メロディの再生中に段々とテンポが速くなっていくものである。
【0069】
テンポの変更は、図3のヘッダ部12の中に設定してある音の数情報nを基に、メロディデータ部13内の音の発生が音の数情報値分終了したタイミングで、テンポ情報の値を1インクリメントすることによってテンポの変更が行われる。
つまり、メロディの繰り返しのタイミングで速度が切り替わることになる。
【0070】
他の速度変更のパターンについても、テンポ情報の値を変更することによって、再生中にテンポの変更が自動的に行われる。
図8は図3の変形例であり、メロディデータの別の構造を説明する図である。本図に示すように、ヘッダ部12にテンポ変更位置情報部101が設けられる。
【0071】
ヘッダ部12のテンポ変更位置情報部101には再生中にテンポの変更を行うメロディデータ部13のデータの位置情報が設定される。
この位置情報の値は、テンポの切替を行いたいデータの数を指定する。例えば、テンポ変更位置情報部101に「10」と設定されると、10個分のデータ[1]〜データ[10]の再生が終了したタイミングで次のデータ[11]からテンポが切り替わる。
【0072】
また、メロディの繰り返しの位置でテンポを変更するだけでは、1つのメロディが長い場合には、テンポの切替の効果があまりないが、メロディの再生中にテンポを切替え可能にすることにより、長いメロディに対して顕著な効果が得られるようになった。
この値を変えることにより、テンポの変動の速さも好みに合せることができ、自分だけのオリジナルメロディを使用することが可能になる。
【0073】
【発明の効果】
従来の携帯電話機の着信音等で使用されるメロディのテンポは一定であり、ユーザによっては好みに合わない場合もある。しかも、従来のメロディデータ構造であると、テンポを自由に変えることはできず、もしテンポを変えるとしたらメロディデータのすべてを変更しなければならなかった。メロディデータの大きさはさまざまであるが、音符が沢山あるメロディについてはデータ量も多い。従来のメロディデータ構造であると、N種類のテンポに変更できる機能を入れようとしたら、N個分のメロディデータが必要となり、データ領域を沢山必要とする。
【0074】
本発明によれば、テンポを変更する機能を入れようとした場合、従来のように、テンポの種類分のメロディデータは必要なく、1つのメロディデータで変更が可能であるため、データ領域も沢山必要としなくなった。
また、本発明によれば、メロディデータ構造には、テンポ情報を設定するため、この値を変更するだけで、メロディー全体のテンポを簡単に変更できるようになった。ユーザが自分の好みによってメロディのテンポを変えることができれば、その時々の気分でテンポを変えるなど、さまざまなバリエーションでメロディを使用できるようになった。
【0075】
また、1つのメロディに対して遅いテンポ、速いテンポ等を別々に使用すれば、着信音、目覚まし等の機能に同じメロディのテンポを変えて同時に使用できるようになった。
また、データ領域の削減として、従来では、音と音の間のウェイト時間も1データとして扱っていたため、1つの音に2つの配列を必要としていた。
【0076】
本発明によれば、メロディの中にウェイト時間を表す情報を持たせることにより、ウェイト時間の設定は不要となる。
よって、従来と比べると、1つのメロディ全体のデータ領域は約半分に削減できる。
本発明のメロディデータ構造では、音階、音符の種別、音符のパターン、テンポをそれぞれデータとして設定するため、データはより音楽に近く、データ修正が非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるメモリ39のメロディデータ格納部39Cに格納されるメロディデータを説明する図である。
【図3】図2のメロディデータの構造を説明する図である。
【図4】図3におけるメロディデータ構造11に関するヘッダ部12のテンポ情報の設定概念を示す図である。
【図5】図3におけるメロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音階情報の設定概念を示す図である。
【図6】図3におけるメロディデータ構造11に関するメロディデータ部13の音符種別の設定概念を示す図である。
【図7】図4におけるメロディデータ構造11のヘッダ部12の変形例であり、テンポ情報の別の設定概念を示す図である。
【図8】図3の変形例であり、メロディデータの別の構造を説明する図である。
【図9】本発明の前提となる携帯電話機のメロディ設定システムの概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9におけるメモリ39のメロディデータ格納部39Aに格納されるメロディデータを説明する図である。
【図11】図10のメロディデータの構造を説明する図である。
【図12】メロディデータ部53の音階に設定される音階設定値を説明する図である。
【図13】図9におけるメモリ39の音階・周波数変換テーブル39Bに格納される音階設定値に対する周波数設定値一覧を示す図である。
【図14】鳴動時間等を説明するタイミングチャートである。
【図15】音符の種類を説明する図である。
【図16】図15における音符の相対的な長さを示す波形図である。本図に示すように、各音符は、音の相対的な長さを示す。
【図17】テンポと組み合わせた音の鳴動時間の長さを説明する図である。
【符号の説明】
11…メロディデータ構造
12…ヘッダ部
13…メロディデータ部
31…送受信アンテナ
32…無線部
33…制御部
33A…メロディ制御部
33B…鳴動時間算出部
34…表示部
35…操作部
36…音源部
37…スピーカ
38…マイクロフォン
39…メモリ
39B…音階・周波数変換テーブル
39C…メロディデータ格納部
39D…音符長さ格納部
91…速度変更情報部
101…テンポ変更位置情報部
Claims (16)
- 着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定システムにおいて、
前記メロディの複数のテンポ(演奏時間)、前記メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納するメロディデータ格納部と、
前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブルと、
前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出し、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディを発生させるためのメロディ制御部とを備え、
前記鳴動時間は、
鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値
(ここで、パターン情報の値は音と音の間のウエイト時間を示す)
として、算出されることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定システム。 - 前記鳴動時間は、
デフォルトの場合、前記パターン情報の値=0.03秒、スラーの場合、前記パターン情報の値=0秒、スタッカートの場合、前記パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ/2の相対値として、算出されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。 - 前記音符の長さの相対値は、全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4であることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記テンポは、60秒の中に入る4分音符の数が60、72、84、96、108、114、126、138になるように、形成されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記メロディデータ格納部に格納される前記音階は、12音階、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブの組み合わせで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記音階に無音を加えることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記音符は、全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音符、8分音符、16分音符からなる音符の種別と、無音の標準時間、スラー、スタッカートからなるパターン情報との組み合わせで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 1つの前記音符が他の前記音符に変化可能であることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 1つのオクターブから他のオクターブに変化可能であることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 1つの前記メロディに対し、遅いテンポ又は速いテンポを別々に設定することを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎に、段々と速くなるように設定されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記テンポが、前記メロディを繰り返す毎に、段々と遅くなるように設定されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 1つの前記メロディに対し、前記テンポが段々速くなるモード又は段々遅くなるモードを別々に設定することを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 前記メロディの再生途中で、前記音毎に、前記テンポの変更を行うことを特徴とする、請求項1に記載の携帯電話機のメロディ設定システム。
- 着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定システムにおいて、
60秒の中に入る4分音符の数が60、72、84、96、108、114、126、 138になる前記メロディのテンポ;前記メロディを構成する12音階、低音オクターブ、中音オクターブ、高音オクターブの音の音階;全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、付点4分音符、付点8分音符、8分音符、16分音符からなる音符の種別を格納するメロディデータ格納部と、
前記音階を周波数に変換する音階・周波数変換テーブルと、
全音符:4、付点2分音符:3、2分音符:2、4分音符:1、付点4分音符:3/2、付点8分音符:3/4、8分音符:1/2、16分音符:1/4である前記音符の長さの相対値を格納する音符長さ格納部と、
前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を算出する鳴動時間算出部と、
前記メロディを発生する音源部と、
前記鳴動時間算出部から前記鳴動時間、前記音階・周波数変換テーブルから前記周波数を前記音源部に出力するメロディ制御部とを備え、
前記鳴動時間は、
鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値として、算出され、デフォルトの場合、前記パターン情報の値=0.03秒、スラーの場合、前記パターン情報の値=0秒、スタッカートの場合、前記パターン情報の値=(60/テンポ)×音符長さ/2の相対値として、算出されることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定システム。 - 着信時にメロディを鳴動する携帯電話機のメロディ設定方法において、
前記メロディの複数のテンポ、前記メロディを構成する音の音階、音符の種別を格納する工程と、
前記音階を周波数に変換する工程と、
前記メロディのテンポ、前記音符の長さの相対値から鳴動時間を:
鳴動時間(秒)=(60/テンポ)×音符長さの相対値−パターン情報の値
(ここで、パターン情報の値は音と音の間のウエイト時間を示す)
として算出する工程と、
前記鳴動時間、前記周波数、前記鳴動時間に基いて前記メロディを発生させる工程とを備えることを特徴とする携帯電話機のメロディ設定方法。
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