JP4241229B2 - コンテンツサーバ、携帯端末、及びデータ配信システム - Google Patents

コンテンツサーバ、携帯端末、及びデータ配信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツサーバから携帯端末に配信するコンテンツの内容を、携帯端末の特性やユーザの好みに応じて、個別に調整可能なデータ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPDAなどのような携帯端末のユーザは、コンテンツの配信サイトにアクセスしてこのサイトから着信メロディや音楽などの楽曲コンテンツや静止画や動画などの画像コンテンツの配信を受けることで、これらのコンテンツを携帯端末に再生させて楽しんだり、着信メロディや待ち受け画像として設定したりすることができる。携帯端末には、様々なメーカや機種があり、筐体など構造部品の材質や形状、音源チップや液晶など電子部品のメーカや型番が機種によってそれぞれ異なっており、また、携帯端末で楽曲や画像を再生したときの音質や画質も携帯端末の機種毎に異なっている。そのため、コンテンツ配信サイトの運営者は、携帯端末のメーカや機種にかかわらず楽曲や画像の再生状態が適正になるように、制作者に音質や画質などの再生設定を携帯端末の機種毎に調整させて、これらのコンテンツを配信していた。
【0003】
また、携帯端末のメーカや機種毎に適した楽曲データを自動生成する楽曲データ生成装置や方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−73022号公報(第5−11頁、第1−12図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末は、同一機種であっても、使用している部品や筐体などに多少のばらつきがあり、また、ユーザの使用状況によって、電子部品や構造部品などの劣化の度合いが異なっている。そのため、ユーザは、携帯端末のメーカや機種毎に最適化された楽曲コンテンツや画像コンテンツの配信を受けたにもかかわらず、これらのコンテンツを再生または表示させると、音量が適正でなかったり、また画像が不鮮明だったりすることがあった。また、携帯端末によっては、楽曲コンテンツを再生すると音割れや共振が発生したり低音や高音が聞こえにくかったりするなど、音質が悪い場合があった。このような場合、ユーザは、携帯端末の音量や画面の明るさ・コントラストを調整するだけでは、上記の問題を解決できなかった。
【0006】
さらに、ユーザは、携帯端末のばらつきやユーザ自身の好みに応じて、コンテンツの詳細な再生設定を個別に変更することができなかった。例えば、ユーザは、楽曲コンテンツの低音や高音などの音量調整や主旋律を演奏する楽器やリズムの変更や、画像コンテンツの色調などの変更を行うことができなかった。
【0007】
一方、コンテンツ配信サイトの運営者やコンテンツの制作者は、特許文献1に記載の楽曲データ生成装置を使用しても、このようなユーザの個別の要望に対応することができなかった。
【0008】
そこで、本発明は、携帯端末の状態やユーザの好みに応じて、コンテンツを個別に変換して携帯端末に配信することができるコンテンツサーバ、このコンテンツサーバからコンテンツの配信を受ける携帯端末、及びこのコンテンツサーバとこの携帯端末とから成るデータ配信システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0010】
(1)携帯端末用のコンテンツを機種毎に記憶する記憶手段と、
携帯端末から、その機種を識別する機種情報を含むコンテンツの配信要求と、同一機種内でのコンテンツの再生性能のばらつきを補正する情報及びユーザ毎の好みに応じてコンテンツの再生設定を変更する情報のうち少なくとも一方を含む個別設定情報と、を受信するとともに、携帯端末に対してコンテンツを送信する通信手段と、
コンテンツが携帯端末に適合した状態で再生されるように、前記個別設定情報に基づいてコンテンツを変換する変換手段と、
前記通信手段を介して前記コンテンツの配信要求及び個別設定情報を受信したときに、その携帯端末の機種に対応するコンテンツを前記記憶手段から読み出して、前記個別設定情報とともに前記変換手段に供給し、前記変換手段によって変換されたコンテンツを、前記通信手段を介して前記携帯端末へ送信する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信されてきたときに、前記記憶手段が前記携帯端末の個別設定情報を記憶していないと、前記個別設定情報を作成するためのテストコンテンツを前記携帯端末に送信することを特徴とする。
【0011】
この構成においては、コンテンツサーバは、個別設定情報に基づいてコンテンツを変換してから、このコンテンツを携帯端末に送信するので、コンテンツの制作者は、携帯端末のばらつきやユーザの好みに合わせて複数のコンテンツを制作しなくても良くなり、コンテンツ制作時の労力や時間を削減できる。また、携帯端末のユーザは、このコンテンツサーバからコンテンツの配信を受けることで、携帯端末の同一機種内におけるコンテンツの再生性能のばらつきが補正され、自分の好みに合ったコンテンツを、携帯端末で再生することができる。
また、コンテンツサーバは、携帯端末からコンテンツの配信要求を受信しても個別設定情報がなければ、コンテンツを変換することができないが、携帯端末にテストコンテンツを配信することにより、携帯端末において個別設定情報を生成することができ、コンテンツサーバは、この個別設定情報を受信してコンテンツを変換することができる。
【0012】
(2)前記制御手段は、前記携帯端末から前記個別設定情報が送信されると、前記記憶手段に記憶させ、
前記携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信されてきたとき、前記記憶手段から読み出した前記携帯端末の個別設定情報に基づいて、前記変換手段にコンテンツを変換させることを特徴とする。
この構成においては、コンテンツサーバは携帯端末の個別設定情報を記憶手段に記憶させているので、携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信された際には、個別設定情報及びコンテンツを記憶手段から読み出して、変換手段でコンテンツをすぐに変換して携帯端末へ配信することができる。なお、個別設定情報は、携帯端末から送信された情報と、この情報に基づいて生成した変換テーブル情報と、を含むものとする。
(3)前記変換手段は、楽曲コンテンツの音量、音程、バランス、音色、旋律、及び編曲のうちの少なくとも1つを変換することを特徴とする。
【0013】
この構成においては、楽曲コンテンツの音質や曲調を変更することができるので、携帯端末のユーザは、携帯端末のコンテンツ再生性能のばらつきやユーザ自身の好みに応じて変換した楽曲コンテンツを携帯端末で再生することができる。
【0014】
(4)前記変換手段は、画像コンテンツの色相、彩度、明度のうちの少なくとも1つを変換することを特徴とする。
【0015】
この構成においては、画像コンテンツの画質を変更することができるので、携帯端末のユーザは、携帯端末のコンテンツ再生性能のばらつきやユーザ自身の好みに応じて変換した画像コンテンツを携帯端末で再生することができる。
【0020】
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載のコンテンツサーバへ、機種を識別する機種情報を含むコンテンツの配信要求を送信するとともに、前記コンテンツサーバから配信されたコンテンツを受信する通信手段と、
コンテンツを再生する再生手段と、
前記再生手段で所定のテストコンテンツを再生し、このテストコンテンツの再生状態に基づいて、同一機種内でのコンテンツの再生性能のばらつきを補正する情報、及びユーザ毎の好みに応じてコンテンツの再生状態を変更する情報のうち少なくとも一方を含む個別設定情報を生成するとともに、前記コンテンツの配信要求及び前記個別設定情報を、前記通信手段を介してコンテンツサーバへ送信する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0021】
この構成においては、携帯端末は、テストコンテンツを再生することで個別設定情報を生成し、この個別設定情報を配信要求とともにコンテンツサーバに送信するので、コンテンツサーバからこの個別設定情報に対応したコンテンツの配信を受けることができる。したがって、携帯端末のユーザは、再生性能のばらつきを補正したコンテンツや、自分の好みに応じて再生状態を変更したコンテンツを携帯端末で再生することができる。
【0024】
(6)(1)乃至(4)のいずれかに記載のコンテンツサーバと、(5)に記載の携帯端末と、から成るデータ配信システム。
【0025】
この構成においては、コンテンツサーバから配信されるコンテンツが、携帯端末の個別設定情報に基づいてコンテンツサーバまたは携帯端末で変換されるので、携帯端末のユーザは、携帯端末に最適な状態で、自分の好みにあったコンテンツを携帯端末で再生することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係るデータ配信システムの概略構成を示したブロック図である。データ配信システム1は、コンテンツの配信サイトであるコンテンツサーバ2と、携帯端末の一例である携帯電話3が通信ネットワーク4を介してデータの送受信を行う通信システムである。通信ネットワーク4には、携帯電話3と無線で通信するためのアンテナ5が設けられている。
【0027】
コンテンツサーバ2は、通信手段である通信部11、記憶手段であるハードディスク12とメモリ13、操作部14、表示部15、及び変換手段と制御手段であるCPU16を備えている。また、携帯電話3は、通信手段である通信部21、変換手段と再生手段である信号処理部23、マイク24、スピーカ25、操作部26、表示部27、メモリ28、及び制御手段であるCPU29を備えている。
【0028】
コンテンツサーバ2において、通信部11は、通信ネットワーク4を介して携帯電話3と通信する。ハードディスク12には、着信メロディや音楽などの楽曲コンテンツや、静止画像や動画などの画像コンテンツなど複数のコンテンツによって構成されているコンテンツデータベースが構築されている。このコンテンツデータベースは、携帯電話の機種毎に作成されたコンテンツによって構成されている。なお、本発明のコンテンツサーバに特許文献1に記載の発明を適用することで、コンテンツサーバ2の管理者は、1つのコンテンツを作成すると、携帯電話の機種毎にコンテンツを提供することができる。
【0029】
メモリ13は、CPU16が実行するプログラムや各種の設定情報などを記憶している。また、メモリ13は、ハードディスク12から読み出したコンテンツを一時的に記憶する。操作部14は、コンテンツサーバ2のオペレータによる操作を受け付ける。表示部15は、コンテンツサーバ2のオペレータに伝達する内容を表示する。CPU16は、コンテンツサーバ2の各部を制御する。
【0030】
携帯電話3において、通信部21は、アンテナ22を備えており、このアンテナ22でアンテナ5と無線通信を行うことで、通信ネットワーク4を介してコンテンツサーバ2とデータなどの送受信を行う。すなわち、通信部21は、アンテナ22を介して供給された変調信号を復調して信号処理部23へ出力し、また、信号処理部23から供給される符号化された信号を変調してアンテナ22から出力する。信号処理部23は、コンバータ31、DSP(Digital Signal Processor)32などにより構成されている。コンバータ31は、アナログ・ディジタルの相互変換処理を行うものであり、マイク24から入力されるアナログ音声信号をA/D変換によりPCM音声データへ変換し、DSP32に送出する。また、コンバータ31は、このDSP32から送出されるPCM音声データをD/A変換によりアナログ音声信号へ変換し、可聴音声としてスピーカ25から出力させる。DSP32は、コンテンツデータの圧縮・伸長処理などを行うものであり、コンテンツサーバ2から配信された楽曲コンテンツや画像コンテンツのデータを伸長して、コンバータ31や表示部27へ送出する。マイク24は、ユーザの音声を入力するためのものである。スピーカ25は、信号処理部23で処理された通話相手の音声、ユーザへの伝達事項の音声、楽曲コンテンツの再生音などを出力する。操作部26は、ユーザによる入力操作を受け付ける。表示部27は、ユーザに伝達する内容や画像コンテンツの再生画像(静止画や動画)を表示する。メモリ28は、CPU29が実行するプログラムや各種の設定情報などを記憶する。CPU29は、携帯電話3の各部を制御する。
【0031】
なお、後述する携帯電話3の動作説明では、信号処理部23におけるコンバータ31及びDSP32の詳細な動作の説明を省略する。
【0032】
携帯電話3の基本機能は、一般的な携帯電話と同様であり、CPU29は、操作部26のテンキー(不図示)から電話番号が入力されると、この電話番号に該当する電話機との通信状態を確立する。また、CPU29は、操作部26が操作されてコンテンツの配信サーバの電話番号またはURLが入力されると、該当するコンテンツの配信サーバに接続して、この配信サーバから楽曲コンテンツや画像コンテンツなど様々なコンテンツの配信を受けることが可能になる。例えば、CPU29は、操作部26が操作されてコンテンツサーバ2のURLが入力されると、このURLに基づいてコンテンツサーバ2に接続する。CPU29は、操作部26からコンテンツの配信要求が入力されると、この配信要求と携帯電話3の機種識別情報とをコンテンツサーバ2へ送信する。そして、ユーザが要求したコンテンツの配信をコンテンツサーバ2から受ける。
【0033】
次に、本発明の実施形態に係るデータ配信システム1における特徴的な機能について説明する。携帯電話3では、同一機種における個々のばらつきを補正して、楽曲コンテンツの音色や画像コンテンツの色調などコンテンツの再生設定をユーザの好みに応じて調整したコンテンツを再生することができる。
【0034】
携帯電話3のCPU29は、再生設定が変更されたコンテンツの配信を受けるようにユーザが設定した場合、コンテンツの配信を受ける際などにコンテンツ再生テストの配信要求をコンテンツサーバ2へ送信する。CPU29は、コンテンツサーバ2からコンテンツ再生テスト用のプログラム(テストコンテンツ)の配信を受けると、コンテンツ再生テストを実行する。CPU29は、このテスト中にユーザからの入力を受け付け、テストが終了するとテスト結果である個別設定情報を生成して、コンテンツの配信要求とともにこの個別設定情報を送信する。コンテンツサーバ2のCPU16は、コンテンツの配信要求と個別設定情報を受信すると、この個別設定情報に基づいてコンテンツの変換テーブルを生成して、変換テーブルをハードディスク12に記憶させる。そして、CPU16は、ハードディスク12に構築されているコンテンツデータベースから、配信要求のあったコンテンツを読み出して、この携帯電話3用の変換テーブルに基づいてコンテンツを変換してから携帯電話3へ配信する。したがって、CPU29は、コンテンツ再生テストの結果に応じて最適化されたコンテンツの配信を受けることができる。
【0035】
また、携帯電話3では、コンテンツ再生テストを実行して個別設定情報を生成してから、さらに変換テーブルを生成してメモリ28で保持するように設定することができる。この場合、CPU29は、コンテンツサーバ2からコンテンツの配信を受けてから、変換テーブルに基づいてコンテンツを変換する。
【0036】
次に、携帯電話3で実施するコンテンツ再生テストの内容を説明する。携帯電話3では、コンテンツ再生テストとして、例えば、楽曲コンテンツ用のテストと画像コンテンツ用のテストを行う。ここで、以下に説明するテスト1〜テスト9は楽曲コンテンツ用のテストであり、テスト10、11は画像コンテンツ用のテストである。また、テスト1〜5は携帯電話3の機種毎のばらつきを補正するためのものであり、テスト6〜9、11は携帯電話3のユーザの好みに応じてコンテンツの再生設定を変更するためのものであり、テスト10は両者を兼ねるものである。
【0037】
1.最小音量テスト
このテストは、スピーカ25の最小可聴音量レベルを確認するテストである。例えば、携帯電話3において音量の設定範囲が0〜127の場合、CPU29は音量0〜40の間で徐々に音量を上げながら、テスト音声をスピーカ25から出力させる。ユーザはスピーカ25から音声が聞こえ始めたときに所定の操作を行い、CPU29はその時の音量値を最小可聴音量として設定する。
【0038】
2.最大音量テスト
このテストは、スピーカ25の最大可聴音量レベルを確認するテストである。例えば、携帯電話3において音量の設定範囲が0〜127の場合、CPU29は、音量100〜127の間で徐々に音量を上げながら、テスト音声をスピーカ25から出力させる。ユーザは、スピーカ25から出力される音声が割れ始めたとき所定の操作を行い、CPU29はその時の音量値を最大可聴音量として設定する。
【0039】
3.最高音程テスト
このテストは、スピーカ25の最高可聴音程レベルを確認するテストである。例えば、携帯電話3において音程の設定範囲がC1〜C8の場合、CPU29は音程C5〜C8の間で徐々に音程を上げながらテスト音声をスピーカ25から出力させる。ユーザは、スピーカ25から出力される音声が聞こえなくなったとき所定の操作を行い、CPU29はその時の音程を最高可聴音程として設定する。
【0040】
4.最低音程テスト
このテストは、スピーカ25が出力する音声の最低音程を確認するテストである。例えば、携帯電話3において音程の設定範囲がC1〜C8の場合、CPU29は音程C1〜C3の間で徐々に音程を上げながらテスト音声をスピーカ25から出力させる。ユーザは、スピーカ25から出力される音声が聞こえるようになったとき所定の操作を行い、CPU29はその時の音程を最低可聴音程として設定する。
【0041】
5.共振テスト
このテストは、スピーカ25から音声を出力した際に、携帯電話3において共振が発生するか否かを確認するテストである。CPU29は、携帯電話3が共振しやすい数種類の音声をスピーカ25から順次出力させる。ユーザは携帯電話3において各音声を問題なく再生できるか、また共振のレベルが携帯電話3のユーザが許容できるレベルであるか否かを確認し、問題のある音声については所定の操作を行って問題があることを入力する。CPU29は、このテストにおいて問題が発生した音声をスピーカ25で再生しないように設定する。
【0042】
6.バランステスト
このテストは、スピーカ25から楽曲の音声を出力した際に、演奏パートの音声バランスを確認するテストである。例えば、CPU29は、携帯電話3で楽曲コンテンツを数種類再生してスピーカ25から音声を出力させる。ユーザは、 「メロディ」、「伴奏」、「ベースパート」、「ドラムパート」の音声バランスを確認して、好みに応じて各パートの音量を変更する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受けるコンテンツにおける各パートのバランスが変更されるように設定する。
【0043】
7.全体音色テスト
このテストは、スピーカ25から出力する楽曲全体の音色を変更するものである。例えば、CPU29は、「なめらか」、「はっきり」、「ぼんやり」など異なるパターンの楽曲コンテンツを数パターン再生させてスピーカ25から音声を出力させるので、ユーザは好みの音色を選択する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受けるコンテンツの音色が変更されるように設定する。
【0044】
8.旋律音色テスト
このテストは、スピーカ25から出力する楽曲の旋律の音色を変更するものである。例えば、CPU29は、同じ旋律を「トランペット」、「オーボエ」、 「サックス」、「ギター」、「ピアノ」など数種類の楽器の音色によって再生してスピーカ25から音声を出力させるので、ユーザは好みの音色を選択する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受けるコンテンツの旋律の音色が変更されるように設定する。
【0045】
9.編曲選択テスト
このテストは、スピーカ25から出力する楽曲の編曲を変更するものである。CPU29は、「ボサノバ」、「ロック」、「ジャズ」、「ポップ」など数種類の編曲またはリズムパターンの同じ楽曲を切り替えながら再生してスピーカ25から音声を出力させ、ユーザは好みの編曲またはリズムパターンを選択する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受けるコンテンツの編曲またはリズムパターンが変更されるように設定する。
【0046】
10.色相、彩度、明度テスト
このテストは、携帯電話3の表示部27に表示させる画像の色相、彩度、明度を確認するテストである。例えば、携帯電話3において赤(R)、緑(G)、青(B)の輝度がそれぞれ0〜255の範囲で調整可能な場合、CPU29は表示部27の図外のLCDにテスト画像を表示させるので、ユーザは、この画像を確認しながら3原色の輝度やコントラストなどを調整する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受ける画像コンテンツの表示状態のばらつきを補正して、ユーザの好みの色相、彩度、明度に設定する。
【0047】
11.フィルタテスト
このテストは、携帯電話3の表示部27に表示させる画像に特殊な効果や加工を施すフィルタ処理を施した画像を選択するテストである。例えば、CPU29は、「モザイク」、「ぼかし」、「シャープ」、「エンボス」など数種類のフィルタ処理を施した同じ画像を切り替えながらLCDに表示させ、ユーザは好みのフィルタを選択する。CPU29は、この結果に基づいて、配信を受ける画像コンテンツに選択されたフィルタ処理が施されるように設定する。
【0048】
なお、携帯電話3のユーザは、コンテンツ再生テストを行う際に、上記の各テストを、全て行うこともできるし、1つまたは数種類のテストを選択して行うこともできる。また、コンテンツ再生テストは、上記のテストだけに限るものではなく、コンテンツの再生状態を調整・変更するテストであれば、他のテストもさらに行うように設定すると良い。
【0049】
携帯電話3は、以上のようなテストを実行することにより、携帯電話3の機種内のばらつきを補正して、携帯電話3に最適な音程、音量、画質でコンテンツを再生するための個別設定情報を生成する。携帯電話3は、コンテンツの配信要求する際にこの個別設定情報もコンテンツサーバ2へ送信することで、携帯電話3の同一機種における個々のばらつきを補正して、楽曲コンテンツの音色や画像コンテンツの色調などコンテンツの再生設定をユーザの好みに応じて調整したコンテンツの配信をコンテンツサーバ2から受けて、このコンテンツを再生することができる。
【0050】
また、コンテンツサーバ2は、コンテンツの種類にかかわらず汎用的にテスト結果が利用できるように用意された汎用型のコンテンツ再生テストと、特定の種類やジャンルのコンテンツにのみテスト結果が利用できる専用型のコンテンツ再生テストと、を用意しており、ユーザの選択に応じて、いずれかのテストコンテンツを携帯電話3へ送信する。
【0051】
汎用型のコンテンツ再生テストでは、テストコンテンツとして特定の周波数の信号音、ギターやドラムなど一般的な楽器の音声や、一般的な画像テストパターンが携帯電話3に提供される。携帯電話3のコンテンツサーバ2は、コンテンツサーバ2から汎用型のコンテンツ再生テスト用プログラムの配信を受けるように選択することで、楽曲や画像の種類にかかわらず汎用的に使用できる個別設定情報を生成する。したがって、ユーザは、コンテンツ再生テストの実施回数を極力抑制したい場合などには、コンテンツ再生テストのプログラムの配信を受けると良い。
【0052】
一方、専用型のコンテンツ再生テストでは、テストコンテンツとして、そのコンテンツの代表的な楽曲や楽器、画像などが携帯電話3に提供される。例えば、楽曲コンテンツの場合、クラシック、ロック、オルゴールなどジャンルの異なる楽曲では、それぞれ音域、音量、バランス、曲調などが異なるため、ユーザの再生設定の内容もコンテンツの種類やジャンルに応じて異なったものとなる。そのため、クラシック用のコンテンツ再生テストでは、テストコンテンツとしてクラシックの楽曲が再生され、オルゴール用のコンテンツ再生テストでは、テストコンテンツとしてオルゴールの楽曲が再生される。これにより、CPU29は、コンテンツの種類やジャンルに応じて、最適な再生状態に設定されたコンテンツを再生することができる。また、CPU16は、コンテンツの種類やジャンルに応じて専用型のコンテンツ再生テストが携帯電話3で実行されると、複数の変換テーブルをコンテンツサーバ2で管理する。また、CPU16は、携帯電話3からコンテンツの配信要求があった際には、配信要求のあったコンテンツの種類やジャンルを確認し、該当する変換テーブルを選択してコンテンツの変換を行う。
【0053】
また、携帯電話3は、コンテンツの配信要求を行う毎にコンテンツ再生テストを実行するように設定することもできる。例えば、コンテンツサーバ2からこれから配信を受ける楽曲コンテンツの最大音量となる箇所を、携帯電話3が最適に再生するかどうかをテストしてからダウンロードする場合など、特定のテスト内容について個別に調整したい箇所がある場合などに好適である。
【0054】
携帯電話3では、個別設定情報として全てのテスト結果を記録するように設定することもできるが、一般的な設定とコンテンツ再生テスト結果との差分だけを記録するように設定することもできる。後者の場合、個別設定情報の情報量を抑制できる。
【0055】
次に、携帯電話3のCPU29が、コンテンツサーバ2から着信メロディの配信を受ける場合について、フローチャートに基づいて説明する。図2は、コンテンツの配信時におけるコンテンツサーバと携帯電話の動作を説明するためのフローチャートである。まず、携帯電話3のユーザは、コンテンツサーバ2から着信メロディの配信を受けるために、操作部26を操作してコンテンツサーバ2のURLを入力する。携帯電話3のCPU29は、操作部26における入力を検出すると(s1)、携帯電話3の機種識別情報と接続要求とを通信部21へ出力する。通信部21は、この機種識別情報と接続要求とを、通信ネットワーク4を介してコンテンツサーバ2へ送信する(s2)。
【0056】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3からの接続要求と識別情報とを通信部11が受信すると、識別情報に基づいて携帯電話3の機種を判別し、携帯電話3の機種用コンテンツの選択メニューデータをハードディスク12から読み出す。そして、CPU16は、選択メニューデータを通信部11へ出力する。通信部11は、この選択メニューデータを携帯電話3へ送信する(s21)。
【0057】
携帯電話3のCPU29は、この選択メニューデータを通信部21が受信すると、表示部27にコンテンツの選択メニューを表示させる(s3)。ユーザは、表示部27に表示された選択メニューを確認すると、操作部26を操作して所望のコンテンツを選択する。CPU29は、操作部26におけるこの操作を検出すると、ユーザが選択したコンテンツの配信要求と、携帯電話3を個別に識別する個別識別情報と、を通信部21へ出力する。通信部21は、このコンテンツの配信要求と携帯電話3の個別識別情報とをコンテンツサーバ2へ送信する(s4)。
【0058】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3から送信された配信要求と個別識別情報とを通信部11が受信すると、この個別設定情報に基づいてハードディスク12を検索し、携帯電話3用の変換テーブルの有無を確認する(s22)。ハードディスク12に携帯電話3の変換テーブルが格納されていない場合(s23)、CPU16は、汎用型と専用型のいずれのコンテンツ再生テストを行うかを問い合わせるデータを通信部11へ出力する。通信部11は、このデータを携帯電話3へ送信する(s24)。
【0059】
携帯電話3のCPU29は、この問い合わせデータを通信部21が受信すると、問い合わせ内容を表示部27に表示させる(s5)。ユーザは、表示部27に表示された内容を確認すると、操作部26を操作して汎用型と専用型のいずれのコンテンツ再生テストを行うかを入力する。CPU29は、操作部26において行われた操作を検出すると、入力された内容を含むデータを通信部21へ出力する。通信部21は、このデータをコンテンツサーバ2へ送信する(s6)。
【0060】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3から送信されたデータを通信部11が受信すると、その内容を確認してユーザが選択した型のコンテンツ再生テストのプログラムをハードディスク12から読み出す。そして、CPU16は、このプログラムを通信部11へ出力する。通信部11は、このプログラムを携帯電話3へ送信する(s25)。
【0061】
携帯電話3のCPU29は、コンテンツ再生テスト用のプログラムを通信部21が受信すると、このプログラムを実行して、コンテンツ再生テストを開始する(s7)。すなわち、CPU29は、テスト内容を表示部27に表示させ、また、テスト内容に応じた音声や画像を信号処理部23で処理させて、スピーカ25から出力させたり、表示部27に表示させたりする。ユーザは、操作部26を操作して、携帯電話3のばらつきや好みに応じた音声や画像を選択しながらテストを実行する。CPU29は、操作部26における入力に基づいて個別設定情報を生成し、コンテンツ再生テストが終了すると、生成した個別設定情報を通信部21へ出力する。通信部21は、この個別設定情報をコンテンツサーバ2へ送信する(s8)。
【0062】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3から送信された個別設定情報を通信部11が受信すると、この個別設定情報をメモリ13に一端記憶させるとともに、この個別設定情報に基づいて変換テーブルを生成し、携帯端末の個別識別情報に関連づけてこの変換テーブルをハードディスク12に記憶させる(s26)。続いて、CPU16は、携帯電話3から配信要求のあった着信メロディのデータをハードディスク12から読み出して、携帯電話3用の変換テーブルに基づいて着信メロディの再生設定を変換する。そして、CPU16は、この着信メロディを通信部11へ出力する。通信部11は、この着信メロディを携帯電話3へ送信する(s27)。
【0063】
一方、ステップs23において、CPU16は、携帯電話3の変換テーブルがハードディスク12に格納されていた場合、この変換テーブルの種類やジャンルを確認する(s28)。そして、CPU16は、この変換テーブルが配信要求のあった着信メロディの種類やジャンルと合致した専用型の変換テーブルまたは汎用型の変換テーブルであれば、ステップs27の処理を行う。
【0064】
また、CPU16は、ステップs28において、変換テーブルが配信要求のあった着信メロディの種類やジャンルと異なる専用型の変換テーブルのみをハードディスク12が記憶していた場合、ステップs24の処理を実行する。
【0065】
携帯電話3のCPU29は、コンテンツサーバ2から配信を受けた着信メロディのデータを通信部21が受信すると、メモリ28に記憶させる。また、携帯電話3のユーザは、操作部26を操作してこの着信メロディを電話の着信時に再生するように設定する。CPU29は、操作部26における操作を検出すると、メモリ28に記憶させた着信メロディを電話の着信時に再生するように設定する (s9)。CPU29は、他の電話からの呼び出しを通信部21が受信すると、メモリ28から着信メロディを読み出して、信号処理部23で処理を行ってスピーカ25から音声を出力させる(s10)。
【0066】
なお、携帯電話3のユーザは、コンテンツサーバ2からコンテンツの配信を受ける前に、予め再生テストのみを行って、個別設定情報をコンテンツサーバ2に予め送信しておくことも可能である。この場合、携帯電話3のユーザは、コンテンツの配信要求を行うと、個別設定情報に基づいて変換されたコンテンツの配信を速やかに受けることができる。
【0067】
次に、コンテンツの変換方法について具体例を挙げて説明する。図3は、楽曲コンテンツの構成、及びコンテンツ再生テストの結果を示した図である。図3 (A)に示すように、着信メロディ用の楽曲コンテンツAは、Aメロ、サビ、間奏、サビという構成であり、演奏パート1〜演奏パート4の4パートから成る。演奏パート1は、サックスによる旋律であり、音量設定はAメロ50、サビ70、間奏30、サビ70である。演奏パート2は、ピアノによる対旋律であり、音量設定はAメロ50、サビ60、間奏20、サビ60である。演奏パート3は、ベースによるベースパートであり、音量設定はAメロ50、サビ60、間奏20、サビ60である。演奏パート4は、ドラムによるリズムパートであり、音量設定はAメロ50、サビ60、間奏20、サビ60である。
【0068】
一方、携帯電話3のユーザは、コンテンツ再生テストを予め実行しており、最小音量テストの際にスピーカ25から出力されたテスト音声が聞きとりづらかった。そのため、このテストの結果、最小音量設定は、図3(B)に示すように35以上に設定された。
【0069】
コンテンツサーバ2のCPU16は、このテスト結果と、予め設定された変換アルゴリズムと、に基づいて音量変換テーブルを生成する。すなわち、CPU16は、楽曲中の最初音量となる部分が大きくなるように、変換前の音量が小さいほど変換後の音量を底上げするように設定した音量変換テーブルを生成する。例えば、図3(C)に示すように、CPU16は、変換前の音量変換テーブルにおいて、10から5刻みで音量が規定されている場合、変換後の音量変換テーブルは、30、35、40、42、44、46、48、50、54、62、65、70、75...のように設定される。
【0070】
CPU16は、携帯電話3のユーザから特に何も指定がない場合、この音量変換テーブルに基づいて楽曲全体に、つまり、全演奏パートに音量変換テーブルを適用する。すなわち、図3(D)に示すように、演奏パート1は、Aメロ54、サビ70、間奏44、サビ70という音量設定に変換される。演奏パート2、演奏パート3及び演奏パート4は、Aメロ54、サビ62、間奏40、サビ62という音量設定に変換される。したがって、この楽曲コンテンツの場合、再生音量設定が小さい間奏部分において、特に音量設定が改善される。
【0071】
また、携帯電話3のユーザは、特定の演奏パートに対して音量変換テーブルを適用することもできる。例えば、図3(E)に示すように、演奏パート3と演奏パート4とに変換後の音量変換テーブルを適用することができる。このような設定は、コンテンツ再生テストの際やコンテンツサーバ2へコンテンツの配信要求を行う際に、設定することができる。CPU16は、このような設定が行われると、演奏パート3と演奏パート4とに変換後の音量変換テーブルを適用して、コンテンツを変換する。
【0072】
なお、CPU16がコンテンツを変換する際に使用する音量変換テーブルの生成アルゴリズムは、複数のパターンを用意しておいても良い。図4は、音量変換テーブルの生成アルゴリズムパターンを示した図である。例えば、変換後の音量を大きくするパターンの場合、図4(A)に示すように、変換前の音量が小さいほど変換後の音量を曲線的に底上げするように設定するパターン、図4(B)に示すように、変換前の音量が小さいほど変換後の音量を直線的に底上げするように設定するパターン、図4(C)に示すように、ある音量以下を全て同じ大きさの音量に変換するパターンや、図示しない他のパターンなど複数のパターンを用意すると良い。これにより、音量変換パターンのバリエーションを増やすことが、ユーザの選択肢を増やすことができる。
【0073】
なお、コンテンツサーバ2のハードディスク12で、携帯電話の個別設定情報に基づく変換テーブルを管理する場合、CPU16は、ハードディスク12に蓄積された変換テーブルの内容を解析して、表示部15に表示させたり、データとして出力することで、コンテンツ配信サイトの管理者やコンテンツの作成者に対して、コンテンツの配信を受けるユーザがコンテンツ変換する際の傾向を把握することができる。したがって、この傾向をコンテンツに反映することで、ユーザのニーズに合ったコンテンツを提供することができる。
【0074】
以上の説明では、コンテンツ再生テストの結果である個別設定情報に基づく変換テーブルをコンテンツサーバ2で管理する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、携帯電話3がコンテンツ再生テストの結果である個別設定情報を記憶しておき、コンテンツの配信要求を送信する際に、個別設定情報を同時にコンテンツサーバへ送信するように設定することもできる。
【0075】
このようにした場合、コンテンツサーバ2は、ハードディスク12で複数の携帯電話のコンテンツ再生テスト結果を記憶しなくても良くなるため、ハードディスク12をコンテンツデータベースの専用記憶媒体として有効に活用することができる。また、コンテンツサーバ2は、携帯電話3からコンテンツの配信要求があった際に、コンテンツ再生テストの結果を検索しなくても良くなるため、コンテンツ変換処理の時間を短縮することができる。さらに、携帯電話3は、コンテンツの配信サイト毎に個別設定情報を登録しなくても良くなり、汎用型のコンテンツ再生テストの場合このテストを1回行うだけで、以降コンテンツ再生テストを行わなくても、携帯電話3用に変換されたコンテンツの配信をコンテンツ配信サイトから受けることができる。また、携帯電話3は、コンテンツの配信要求を送信する際に個別識別情報を送信しなくても良くなる。
【0076】
また、携帯電話3がコンテンツ再生テストの結果である個別設定情報に基づく変換テーブルを管理するように設定することもできる。以下に、この場合のコンテンツサーバ2と携帯電話3の動作を説明する。図5は、携帯電話でコンテンツの変換を行う場合におけるデータ配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【0077】
まず、携帯電話3のユーザは、コンテンツサーバ2から着信メロディの配信を受けるために、操作部26を操作してコンテンツサーバ2のURLを入力する。携帯電話3のCPU29は、操作部26における入力を検出すると(s41)、接続要求と機種識別情報とを通信部21へ出力する。通信部21は、この接続要求と機種識別情報とを通信ネットワーク4を介してコンテンツサーバ2へ送信する(s42)。
【0078】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3からの接続要求と識別情報とを通信部11が受信すると、識別情報に基づいて携帯電話3の機種を判別し、携帯電話3の機種用コンテンツの選択メニューデータをハードディスク12から読み出す。そして、CPU16は、この選択メニューデータを通信部11へ出力する。通信部11は、この選択メニューデータを携帯電話3へ送信する(s61)。
【0079】
携帯電話3のCPU29は、この選択メニューデータを通信部21が受信すると、表示部27に着信メロディの選択メニューを表示させる(s43)。ユーザは、表示部27に表示された選択メニューを確認すると、操作部26を操作して所望の着信メロディを選択する。CPU29は、操作部26におけるこの操作を検出すると、メモリ28を検索し、変換テーブルの有無を確認する(s44)。メモリ28に変換テーブルが格納されていない場合(s45)、CPU29は、汎用型と専用型のいずれのコンテンツ再生テストを行うかを問い合わせる内容を表示部27に表示させる(s46)。ユーザは、表示部27に表示された内容を確認すると、操作部26を操作して汎用型と専用型のいずれのコンテンツ再生テストを行うかを入力する。CPU29は、操作部26において行われた操作を検出すると、入力された内容を含むデータを通信部21へ出力する。通信部21は、このデータをコンテンツサーバ2へ送信する(s47)。
【0080】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3から送信されたデータを通信部11が受信すると、その内容を確認してユーザが選択した型のコンテンツ再生テストのプログラムをハードディスク12から読み出す。そして、CPU16は、このプログラムを通信部11へ出力する。通信部11は、このプログラムを携帯電話3へ送信する(s62)。
【0081】
携帯電話3のCPU29は、コンテンツ再生テスト用のプログラムを通信部21が受信すると、このプログラムを実行して、コンテンツ再生テストを開始する(s48)。すなわち、CPU29は、テスト内容を表示部27に表示させ、また、テスト内容に応じた音声や画像を信号処理部23で処理させて、スピーカ25から出力させたり、表示部27に表示させたりする。ユーザは、操作部26を操作して、携帯電話3のばらつきや好みに応じた音声や画像を選択しながらテストを実行する。CPU29は、操作部26における入力に基づいて個別設定情報を生成し、コンテンツ再生テストが終了すると、生成した個別設定情報に基づいて変換テーブルを生成する。そして、CPU29は、この変換テーブルをメモリ28に記憶させる(s49)。続いて、CPU29は、着信メロディの配信要求を通信部21へ出力する。通信部21は、この配信要求をコンテンツサーバ2へ送信する(s50)。
【0082】
一方、ステップs45において、CPU29は、メモリ28が個別設定情報に基づく変換テーブルを記憶している場合、この変換テーブルの種類やジャンルを確認する(s51)。CPU29は、この変換テーブルが配信要求のあった着信メロディの種類やジャンルと合致した専用型の変換テーブルまたは汎用型の変換テーブルであれば、着信メロディの配信要求を通信部21へ出力する。通信部21は、この配信要求をコンテンツサーバ2へ送信する(s50)。
【0083】
また、CPU16は、ステップs51において、変換テーブルが配信要求のあった着信メロディと種類やジャンルが異なるコンテンツ用の専用型の変換テーブルのみをハードディスク12が記憶していた場合、ステップs46の処理を実行する。
【0084】
コンテンツサーバ2のCPU16は、携帯電話3からの配信要求を通信部11が受信すると、ハードディスク12を検索して配信要求のあった着信メロディのデータを読み出す。そして、CPU16は、この着信メロディのデータを通信部11へ出力する。通信部11は、この着信メロディのデータを携帯電話3へ送信する(s63)。
【0085】
携帯電話3のCPU29は、通信部21が着信メロディのデータを受信すると、変換テーブルに基づいてデータを変換し、この着信メロディのデータをメモリ28に記憶させる(s52)。
【0086】
携帯電話3のユーザは、操作部26を操作してこの着信メロディを電話の着信時に再生するように設定する。CPU29は、操作部26における操作を検出すると、メモリ28に記憶させた着信メロディを電話の着信時に再生するように設定する。CPU29は、他の電話からの呼び出しを通信部21が受信すると、メモリ28から着信メロディを読み出して、信号処理部23で処理を行ってスピーカ25から音声を出力させる(s53)。
【0087】
なお、携帯電話3では、コンテンツサーバ2からコンテンツの配信を受ける前に、予め再生テストのみを行って、個別設定情報に基づく変換テーブルを携帯電話3に生成させておくように設定することも可能である。この場合、携帯電話3は、コンテンツの配信要求を行いコンテンツの配信を受けると、変換テーブルに基づいて速やかにコンテンツ変換することができる。したがって、すぐに変換されたコンテンツを再生することができる。
【0088】
また、上記のようにコンテンツの変換テーブルを携帯電話3のメモリ28に記憶させる場合、コンテンツサーバ2からコンテンツの配信を受けてから、コンテンツ再生テストを実行して変換テーブルを作成し、この変換テーブルに基づいてコンテンツの変換を行うようにしても良い。
【0089】
また、コンテンツ再生テストで使用する楽曲や画像などのテストコンテンツは、テスト専用コンテンツとして予め設定されたコンテンツを使用することもできるし、ユーザが好みのコンテンツをテスト用のコンテンツとして設定することもできる。さらに、携帯電話3のユーザは、配信要求した楽曲コンテンツや画像コンテンツを用いてコンテンツ再生テストを行い、テスト結果である個別設定情報や変換テーブルを生成することもできる。
【0090】
コンテンツサーバ2から配信するコンテンツは、着信メロディや写真や絵画などの画像だけでなく、音楽や映像(動画)、また、これらを複合したものでも良い。例えば、映像と音声とを複合したコンテンツであるカラオケ用のコンテンツや映画などのコンテンツも、コンテンツ再生テストを実行することで、再生設定を調整することができる。
【0091】
また、楽曲コンテンツとしては、MP3形式やWAV形式などの音楽ファイルを取り扱うことができる。コンテンツ配信システムでは、これらの音楽ファイルの場合、コンテンツ再生テストでは、全体の音量の他に周波数特性を調整するイコライジングを行うように設定されているので、ユーザは高音域や低音域などの再生音量を変更して携帯電話3で再生させることができる。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、コンテンツの制作者は、携帯端末のばらつきやユーザの好みに合わせて複数のコンテンツを制作しなくても良くなり、コンテンツ制作時の労力や時間を削減できる。また、携帯端末のユーザは、このコンテンツサーバからコンテンツの配信を受けることで、携帯端末の同一機種内におけるコンテンツの再生性能のばらつきが補正され、自分の好みに合ったコンテンツを、携帯端末で再生することができる。
【0093】
また、携帯端末のユーザは、携帯端末のコンテンツ再生性能のばらつきやユーザ自身の好みに応じて変換した楽曲コンテンツや画像コンテンツを携帯端末で再生することができる。
【0094】
さらに、コンテンツサーバは携帯端末の個別設定情報を記憶手段に記憶させているので、携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信された際には、個別設定情報及びコンテンツを記憶手段から読み出して、変換手段でコンテンツをすぐに変換して携帯端末へ配信することができる。
【0095】
加えて、コンテンツサーバは、携帯端末からコンテンツの配信要求を受信しても個別設定情報がなければ、コンテンツを変換することができないが、携帯端末にテストコンテンツを配信するので、携帯端末において個別設定情報を生成することができ、コンテンツサーバは、この個別設定情報を受信してコンテンツを変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ配信システムの概略構成を示したブロック図である。
【図2】コンテンツの配信時におけるコンテンツサーバと携帯電話の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】楽曲コンテンツの構成、及びコンテンツ再生テストの結果を示した図である。
【図4】音量変換テーブルの生成アルゴリズムパターンを示した図である。
【図5】携帯電話でコンテンツの変換を行う場合におけるデータ配信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1−データ配信システム1、2−コンテンツサーバ、3−携帯電話、
4−通信ネットワーク、5−アンテナ、
11−通信部、12−ハードディスク、13−メモリ、14−操作部、
15−表示部、16−CPU
21−通信部、22−アンテナ、23−信号処理部、24−マイク、
25−スピーカ、26−操作部、27−表示部、28−メモリ、29−CPU

Claims (6)

  1. 携帯端末用のコンテンツを機種毎に記憶する記憶手段と、
    携帯端末から、その機種を識別する機種情報を含むコンテンツの配信要求と、同一機種内でのコンテンツの再生性能のばらつきを補正する情報及びユーザ毎の好みに応じてコンテンツの再生設定を変更する情報のうち少なくとも一方を含む個別設定情報と、を受信するとともに、携帯端末に対してコンテンツを送信する通信手段と、
    コンテンツが携帯端末に適合した状態で再生されるように、前記個別設定情報に基づいてコンテンツを変換する変換手段と、
    前記通信手段を介して前記コンテンツの配信要求及び個別設定情報を受信したときに、その携帯端末の機種に対応するコンテンツを前記記憶手段から読み出して、前記個別設定情報とともに前記変換手段に供給し、前記変換手段によって変換されたコンテンツを、前記通信手段を介して前記携帯端末へ送信する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信されてきたときに、前記記憶手段が前記携帯端末の個別設定情報を記憶していないと、前記個別設定情報を作成するためのテストコンテンツを前記携帯端末に送信することを特徴とするコンテンツサーバ。
  2. 前記制御手段は、前記携帯端末から前記個別設定情報が送信されると、前記記憶手段に記憶させ、
    前記携帯端末からコンテンツの配信要求のみが送信されてきたとき、前記記憶手段から読み出した前記携帯端末の個別設定情報に基づいて、前記変換手段にコンテンツを変換させる請求項1に記載のコンテンツサーバ。
  3. 前記変換手段は、楽曲コンテンツの音量、音程、バランス、音色、旋律、及び編曲のうちの少なくとも1つを変換する請求項1または2に記載のコンテンツサーバ。
  4. 前記変換手段は、画像コンテンツの色相、彩度、明度のうちの少なくとも1つを変換する請求項1乃至3に記載のコンテンツサーバ。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のコンテンツサーバへ、機種を識別する機種情報を含むコンテンツの配信要求を送信するとともに、前記コンテンツサーバから配信されたコンテンツを受信する通信手段と、
    コンテンツを再生する再生手段と、
    前記再生手段で所定のテストコンテンツを再生し、このテストコンテンツの再生状態に基づいて、同一機種内でのコンテンツの再生性能のばらつきを補正する情報、及びユーザ毎の好みに応じてコンテンツの再生状態を変更する情報のうち少なくとも一方を含む個別設定情報を生成するとともに、前記コンテンツの配信要求及び前記個別設定情報を、前記通信手段を介してコンテンツサーバへ送信する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載のコンテンツサーバと、請求項に記載の携帯端末と、から成るデータ配信システム。
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