JP2003022072A - 携帯通信端末およびサーバ装置 - Google Patents

携帯通信端末およびサーバ装置

Info

Publication number
JP2003022072A
JP2003022072A JP2001207390A JP2001207390A JP2003022072A JP 2003022072 A JP2003022072 A JP 2003022072A JP 2001207390 A JP2001207390 A JP 2001207390A JP 2001207390 A JP2001207390 A JP 2001207390A JP 2003022072 A JP2003022072 A JP 2003022072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone color
data
music
music file
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001207390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3788280B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Yamaki
清志 山木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2001207390A priority Critical patent/JP3788280B2/ja
Publication of JP2003022072A publication Critical patent/JP2003022072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788280B2 publication Critical patent/JP3788280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生する楽曲の音色を任意の音色に差し替え
ることのできる携帯通信端末、および、携帯通信端末に
差替え用の音色を配信することのできるサーバ装置を提
供する。 【解決手段】 携帯通信端末1は音色データとシーケン
スデータを含む楽曲ファイルを再生する。配信サーバ4
は、携帯通信端末1からの要求に応じて、データベース
5から楽曲ファイル、差替え用の音色データ、複数の音
色データを含む音色ライブラリを配信する。携帯通信端
末1は、前記楽曲ファイルに含まれている音色データを
他の音色データを使用するように変更した楽曲ファイル
を作成する機能を有しており、既存の楽曲ファイルをそ
の音色を差し替えて再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
携帯通信端末および該携帯通信端末に各種データを配信
することのできるサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話やPHSなどの携帯
通信端末において、予め機器にプリセットされた楽曲フ
ァイルやユーザが作成した楽曲ファイルあるいは配信セ
ンタなどのサーバから取得した楽曲ファイル(SMF
(Standard MIDI File)、SMAF(Synthetic music
Mobile Application Format)、MFiなどのシーケン
スデータファイル)に基づき、音源を駆動して着信メロ
ディを発生することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯通
信端末において楽曲ファイルに基づき着信メロディなど
を再生する場合には、最新のヒットチャートなどから選
曲される場合が多く、楽曲の人気に偏りが生じやすい。
従って、個性がなく、携帯通信端末所有者がたくさん集
まっている場所では自分への着信であるかどうかを識別
できない場合がある。そこで、自分だけのオリジナルの
着信メロディを作成することが考えられるが、自作の楽
曲データ以外の既存の楽曲データに対してはデータの変
更をすることができず、自作する場合には一音ずつ入力
していくことが必要であった。また、高度なものを作る
ことは一般に困難である。ところで、楽曲の再生に使用
されている音色を変更することにより曲の雰囲気は大き
く変わる。同じシーケンスデータであっても、例えば、
メロディの音色が変われば、曲の印象が変化する。しか
しながら、従来では、自作の楽曲データ以外の楽曲デー
タについては、使用する音色を変更することができなか
った。
【0004】そこで本発明は、既存の着信メロディの楽
曲データの再生に使用する音色データを任意に変更して
再生することができる携帯通信端末を提供することを目
的としている。また、新たな音色データを使用する新た
な楽曲ファイルを作成することができる携帯通信端末を
提供することを目的としている。さらに、携帯通信端末
に差替え用の音色データが付加された楽曲データや音色
データ自体を配信することが可能なサーバ装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯通信端末は、制御部と、記憶部と、通
信部と、表示部と、操作部と、楽曲再生部を有する携帯
通信端末であって、前記楽曲再生部は、その楽曲の再生
に使用する音色を指定する音色データとその楽曲のシー
ケンスデータを含む楽曲ファイルに基づいて楽音を生成
するものであり、前記制御部は、前記楽曲ファイルに含
まれている前記音色データを他の音色データに変更して
前記楽曲再生部で再生させる機能を有しているものであ
る。また、前記楽曲ファイルに含まれている前記音色デ
ータを前記他の音色データに変更した新たな楽曲ファイ
ルを作成する機能を有しているものである。さらに、本
発明のサーバ装置は、携帯通信端末から接続することが
できるサーバ装置であって、音色データ付き楽曲ファイ
ル、差替用音色データ付き楽曲ファイル、音色データお
よび複数の音色データを含む音色ライブラリを格納した
データベースに接続されており、前記携帯通信端末から
の要求に応じて前記データベースから前記音色データ付
き楽曲ファイル、前記差替用音色データ付き楽曲ファイ
ル、前記音色データあるいは前記音色ライブラリを読み
出して前記携帯通信端末に送出する機能を有しているも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の携帯通信端末と
該携帯通信端末が接続することのできるサーバ装置を有
する通信システム全体の概略構成を示すブロック図であ
る。この図において、1は本発明の携帯通信端末(移動
局)、2は基地局、3は前記複数の基地局を管理すると
ともに公衆網やインターネットなど他網とのゲートウエ
イとなる交換局、4は前記交換局3に直接あるいはイン
ターネットなどを介して接続されて設けられた配信サー
バ、5は前記配信サーバ4に接続され、前記携帯通信端
末1に配信する各種楽曲ファイルや各種音色データなど
を格納しているデータベースである。
【0007】図2は、前記データベース5に格納されて
いるデータを示す図である。図2において、(1)は最
も基本的な楽曲ファイル(基本型)、(2)は前記楽曲
ファイル(基本型)に差替え用音色データが付加された
付録音色データ付き楽曲ファイル、(3)はSMFファ
イルである。また、(4)は単独の音色データ(単
品)、(5)は複数の音色データが含まれている音色ラ
イブラリデータである。
【0008】(1)楽曲ファイル(基本型)は、例え
ば、SMAF形式の楽曲ファイルであり、図示するよう
に、ヘッダ部、音色データ部およびシーケンスデータ部
を含んでいる。ヘッダ部にはこの楽曲の曲名、この楽曲
ファイルに含まれるトラック数やこの楽曲の再生時のタ
イムベースなどの情報が含まれている。また、アーティ
スト名、コメント情報、楽器名、歌詞情報なども含ませ
ることができ、この楽曲ファイルをカラオケ演奏などに
使用することができるようになされている。音色データ
部には、この楽曲の再生に使用する音色の音色データ
と、各パートに割り当てる音色を指定する音色割当て情
報が含まれている。音色データは、各音色ごとに特有の
ものであり、波形パラメータとその他のデータとからな
っている。波形パラメータは、楽音波形を指示するもの
であり、FM音源の場合にはFM演算のアルゴリズムを
指示するパラメータ、WT音源の場合には音色波形デー
タ、該音色波形データのスタートアドレス、ループスタ
ートアドレス、エンドアドレスなどである。また、その
他のデータとしては、アタックレート、ディケイレー
ト、サスティンレベル、リリースレートなどを指定する
エンベロープパラメータ、ビブラートやトレモロの深さ
や速さを指定する変調パラメータ、リバーブ、コーラ
ス、バリエーションなどのエフェクトを指定するエフェ
クトパラメータおよびこの音色がステレオ音色であるか
モノラル音色であるかを示す識別子などが含まれてい
る。シーケンスデータ部には、各イベント間の時間間隔
を表わす時間情報(デュレーションデータ)とイベント
情報の組がイベントの発生順に含まれている。なお、シ
ーケンスデータ部の後などにこの楽曲ファイルのデータ
の正当性をチェックするためのチェックサムあるいはC
RC(cyclic redundancy check)符号などを付加して
もよい。
【0009】(2)付録音色データ付き楽曲ファイル
は、図示するように、前記楽曲ファイル(基本型)にこ
の楽曲の再生時に音色データ部に格納されている音色と
差し替えて使用することのできる音色データを含む付録
音色データ部を付加したものである。後述するように、
ユーザは、前記音色データ部に格納されている音色を付
録音色データ部に格納されている音色に差し替えて当該
楽曲データを再生することができる。
【0010】(3)SMFファイルは、ヘッダ部とシー
ケンスデータ部とからなっている。このヘッダ部とシー
ケンスデータ部に含まれているデータは、上述した場合
と同様である。SMFファイルを再生するときには、携
帯通信端末に予めプリセットされている音色データを用
いて楽曲の再生を行うこととなる。
【0011】(4)音色データ(単品)は、ヘッダ部と
音色データ部とからなり、ヘッダ部にはその音色データ
の名称および音色データを特定する番号などの情報が含
まれており、音色データ部には1種類の前述した音色デ
ータが含まれている。 (5)音色ライブラリは、複数の前記音色データを含む
データであり、ヘッダ部にはこの音色ライブラリに含ま
れている複数の音色データの名称や番号などの情報が含
まれており、音色データ部には、図示するように、複数
種類の音色データが含まれている。このように、本発明
においては、データベース5に音色データ(単品)や音
色ライブラリを格納しており、配信サーバ4を介して音
色データのみを各ユーザがダウンロードすることができ
るようになされている。これにより、ユーザが既存の楽
曲ファイルの再生時に差し替える音色データの選択肢を
拡げることができる。
【0012】図3は、本発明の携帯通信端末1の一実施
の形態の構成を示すブロック図である。この図におい
て、11はこの装置全体の制御を行う中央処理装置(シ
ステムCPU)、12は各種通信制御プログラムや楽曲
再生のためのプログラムなどの制御プログラムおよびプ
リセットされている楽曲ファイル、音色データおよび各
種定数データなどが格納されているシステムROM、1
3はワークエリアとして使用されるとともに前記配信サ
ーバ4からダウンロードしたりユーザが作成した楽曲フ
ァイル、音色データなど各種のデータを記憶するシステ
ムRAM、14は液晶表示装置(LCD)などからなる
表示部、15は複数の操作ボタンなどを有する操作部、
16は変復調部などからなりアンテナ17に接続される
通信部である。ここで、前記システムRAM13におけ
る楽曲ファイル記憶領域および音色データ記憶領域は、
フラッシュメモリを使用したり、バッテリバックアップ
をすることなどにより不揮発性とされているのが望まし
い。
【0013】また、18は、送話マイク19、マイク2
0および受話スピーカ21に接続され、通話のための音
声信号の符号化および復号を行うとともにマイク19、
20から入力された音声信号をサンプリングして取り込
む機能を有する音声処理部(音声CODEC)、22
は、音源を有し、前記システムRAM13などに記憶さ
れた楽曲ファイルに基づいて楽曲を再生する楽曲再生
部、23は着信通知などに用いられるスピーカ、24は
ヘッドホン、25はパーソナルコンピュータや他の携帯
通信端末などの外部機器との間で通信ケーブルなどを介
して各種データを授受するための外部インターフェース
回路、26は前記各構成要素間のデータ転送を行うため
のバスである。
【0014】図4は、前記音声処理部18の内部構成の
一例を示す図である。この図において、31は前記送話
マイク19からの入力音声を所定周波数のサンプリング
クロックによりサンプリングしてデジタルデータに変換
するA/D変換器、32は前記マイク20から入力され
る音声を所定周波数のサンプリングクロックでサンプリ
ングしてデジタルデータに変換するA/D変換器、3
3、34、35はバッファ、36は前記A/D変換器3
1からの音声データを例えばCELP、VSELP、A
DPCM方式などシステムにより定められた音声符号化
方式で符号化し前記通信部16に出力する音声符号化部
である。また、37は前記通信部16により復調されベ
ースバンド信号とされた音声データを復号する音声復号
部、38は音声復号部37からの復号された音声データ
をアナログ信号に変換するD/A変換器、39、40は
バッファ、41は前記バッファ39を介して供給される
前記D/A変換器38の出力音声信号と前記バッファ4
0を介して入力される前記楽曲再生部22からの楽曲信
号を重み付けして加算し、受話スピーカ21に出力する
加算器である。
【0015】通話時においては、前記送話マイク19か
ら入力された送話音声は、A/D変換器31でサンプリ
ングされてデジタルデータに変換され、バッファ33を
介して音声符号化部36で所定の符号化方式(例えば、
CELP方式)で符号化され、前記通信部16に出力さ
れる。また、前記通信部16からの受信データは音声復
号部37に入力され、ここで復号された後、D/A変換
器38でアナログ信号に変換されて、バッファ39およ
び加算器41を介して受話スピーカ21から出力され
る。このとき、前記加算器41における重みは、例え
ば、バッファ39側が1、バッファ40側が0とされて
いる。なお、保留音を再生するときには、前記加算器4
1の重みは、バッファ39側、バッファ40側ともに
0.5とされ、着信メロディをステレオで再生するとき
には、バッファ39側が0、バッファ40側が1とされ
る。
【0016】また、本発明の携帯通信端末1において
は、マイク19、20からの入力音声をサンプリングし
て取り込み、取り込んだ音声に基づいて新たな音色デー
タを作成することができるようになされている。このと
きには、例えばステレオの左チャンネル(L−ch)に
対応する前記送話マイク19から入力された音声信号に
ついては、前記A/D変換器31で所定のサンプリング
周期でサンプリングし、デジタルデータに変換する。ま
た、同時に、右チャンネル(R−ch)に対応する前記
マイク20からの入力信号は、A/D変換器32でサン
プリングし、デジタルデータに変換する。A/D変換器
31および32からの各デジタルデータは、それぞれ対
応するバッファ34あるいは35を介して前記システム
RAM13の所定の領域にステレオの音声波形データの
R−ch、L−chのデータとして記憶される。なお、
このときの前記A/D変換器31および前記A/D変換
器32のサンプリングクロックの周波数は、前記通話時
におけるサンプリング周波数と異なる周波数としてもよ
い。
【0017】そして、このようにして取り込まれた音声
波形データを音色データとして保存するときには、該サ
ンプリングした音声波形データのエンベロープやピッチ
の変動を前記表示部14に表示し、該表示されている音
声波形データのうちの音色データとして使用する部分を
切り出す切出し処理、長く発音する場合におけるループ
の開始および終了位置であるループスタートポイントお
よびエンドポイントの設定処理、および、所望のエンベ
ロープを付与する処理などを行う。このような処理が終
了した音声波形データに識別番号を付けて音色データと
して前記システムRAM13中の音色データ記憶領域に
記憶する。なお、前述のようにステレオでサンプリング
した場合には、音色データ中にステレオ/モノラルのい
ずれの音色であるかを示す識別子を含ませておく。
【0018】図5は、前記楽曲再生部22の内部構成の
一例を示すブロック図である。この楽曲再生部22を用
いて前述した各種楽曲ファイルを再生し、着信メロディ
や保留音とすることができる。また、非通話時などに楽
曲ファイルを再生して楽曲の鑑賞をすることもできる。
図5において、51は前記バス26に接続されたインタ
ーフェース部、52は複数チャンネルの楽音を生成する
ことのできるFM方式の音源(ポリフォニックFM音
源)、53は複数チャンネルの楽音を生成することので
きる波形メモリ方式の音源(ポリフォニックWT音
源)、54はこの携帯通信端末に予め設定されているプ
リセット音色の音色データを記憶している音色ROM、
55は音色データを記憶することのできる音色RAMで
ある。ここで、前記WT音源53としては、PCM方式
あるいはADPCM方式のいずれであってもよい。ま
た、前記音色ROM54には、プリセット音色の音色デ
ータとして、例えば、GM128音色の音色データとド
ラムセットの音色データが格納されている。前記FM音
源52およびWT音源53は、音色ROM54あるいは
音色RAM55に格納されている音色データに基づき、
複数の発音チャンネルで指定された音色の楽音波形デー
タを生成する。
【0019】56は前記FM音源52あるいは前記WT
音源53により生成された楽音波形データのうちのLチ
ャンネルの楽音波形データをミキシングするLチャンネ
ルミキサであり、このLチャンネルミキサ56の出力は
D/A変換器57でアナログ信号に変換された後、ヘッ
ドホン24にLチャンネルの出力として供給されるとと
もに、前記音声処理部18に入力され、前記加算器41
に供給され、前述のように受話スピーカ21から放音さ
れることとなる。58は、前記FM音源52あるいは前
記WT音源53により生成された楽音波形データのうち
のRチャンネルの楽音波形データをミキシングするRチ
ャンネルミキサであり、このRチャンネルミキサ58の
出力は、D/A変換器59でアナログ信号に変換された
後、前記ヘッドホン24にRチャンネルの出力として供
給されるとともに、スピーカ23から放音されることと
なる。
【0020】このように構成された本発明の携帯通信端
末は、前述した楽曲ファイル(基本型)あるいは前記付
録音色付き楽曲ファイルをその音色データ部に格納され
ている音色を使用して再生することができる。また、S
MFファイルをそのシーケンスデータにより指定された
プリセット音色を使用して再生することができる。さら
に、前記楽曲ファイル(基本型)あるいは前記付録音色
付き楽曲ファイルを再生するときに、その音色データ
を、前記システムRAM13の音色データ記憶領域に記
憶されている音色データあるいは前記付録音色付き楽曲
ファイルの付録音色データ部に格納されている音色デー
タから任意に選択した音色データに差し替えてその楽曲
を再生することができる。ここで、前記システムRAM
13の音色データ記憶領域には、前記サーバ4からダウ
ンロードした音色データ(単品)あるいは音色ライブラ
リに含まれる音色データ、前記付録音色付き楽曲ファイ
ルの付録音色データ部に格納されている音色データ、前
記音声処理部18を用いて取り込んだ音声データをもと
に作成した音色データ、もしくは、前記外部インターフ
ェース回路25を介して他の携帯通信端末やパーソナル
コンピュータなどから取り込んだ音色データなどが記憶
されている。
【0021】図6は、前記WT音源53内部の機能ブロ
ック構成を示すとともに、楽曲再生動作を説明するため
の図である。なお、楽曲の再生に使用される音色に対応
してFM音源52あるいはWT音源53の両方あるいは
いずれか一方が使用されて楽音が生成されるのである
が、ここでは、使用する音色が全て前記WT音源53の
音色であるものとして説明する。また、本実施の形態で
は、前記システムCPU11のソフトウェアによるシー
ケンサ機能部がシーケンサとして動作し、演奏すべき楽
曲ファイルに含まれるシーケンスデータを解釈して、前
記FM音源52あるいは前記WT音源53にシーケンス
データにより規定されたタイミングで音源制御データを
供給するようにしている。すなわち、前記システムCP
U11のシーケンサ機能部は、パートと音色との対応関
係を記憶する音色テーブルと音源内の各発音チャンネル
の使用状況を記憶したボイスアサインテーブルとを用い
てシーケンスデータに含まれている前記イベント情報に
対応する音源制御データを生成し、該生成した音源制御
データを前記時間情報により指定されたタイミングで、
その音色に対応するFM音源52あるいはWT音源53
内の各部に送出するように動作する。なお、本実施の形
態のようにシステムCPU1のシーケンサ機能部により
シーケンサ機能を実現する以外に、楽曲再生部22がシ
ーケンサ機能を有するようにしてもよいし、システムC
PU11と楽曲再生部22が協調してシーケンサ機能を
実現するようにしてもよい。
【0022】まず、前記楽曲データ(基本型)の再生に
ついて説明する。前述のように、楽曲データ(基本型)
の音色データ部には音色データとパートに割り当てる音
色を指定する音色割当て情報が含まれており、システム
CPU11は、まず、この音色データをWT音源53の
メモリインターフェース回路63を介して前記音色RA
M55に書き込む。複数の音色の音色データが含まれて
いるときには、前記音色RAM55に該複数の音色デー
タを書き込む。また、前記音色割当て情報に基づいて、
前記音色テーブルにパートとそれに対応する音色データ
の音色RAM55中のアドレスをセットする。そして、
再生すべきものとして選択された楽曲ファイルのシーケ
ンスデータを前記システムRAM13から順次読み出
し、前述のようにそのイベント情報に対応する音源制御
データを作成して、その時間情報により規定されたタイ
ミングでFM音源52あるいはWT音源53に供給す
る。なお、読み出したイベントがプログラムチェンジメ
ッセージのときには、前記音色テーブルを書き換える。
【0023】例えば、読み出したイベントがノートオン
メッセージである場合には、前記ボイスアサインテーブ
ルを参照して該メッセージに含まれるパートに対して前
記WT音源53の発音チャンネルを割り当て、前記音色
テーブルを参照して音色RAM55から対応する音色デ
ータを読み出し、その音色波形データのスタートアドレ
スを前記アドレス発生器62に、エンドアドレスとルー
プスタートアドレスを前記位相発生器61に、エンベロ
ープデータをエンベロープ発生器64に、エフェクトデ
ータを図示しないエフェクタに、それぞれ設定する(楽
音発生の前準備)。そして、メモリインターフェース回
路63を介してアドレス発生器62から出力される読み
出しアドレスで音色RAM55から音色波形データを読
み出す。この読み出しアドレスは、位相発生器61の出
力により、ノートオンメッセージに含まれているノート
ナンバから変換された位相増分値(Fナンバ)により更
新され、前記エンドアドレスに達した後は、前記ループ
スタートアドレスを初期値として設定するように制御さ
れる。これにより、ノートナンバに対応した音高の楽音
波形サンプルを読み出すことができ、読み出された楽音
波形サンプルデータは、乗算器65においてエンベロー
プ発生器64からのエンベロープデータと乗算され、必
要に応じて図示しないエフェクタでエフェクトを付与さ
れ、チャンネルボリュームなどを制御されて、前記図3
に示すL−chミキサ46あるいはR−chミキサ48
に入力される。
【0024】なお、前記SMF形式の楽曲ファイルを再
生するときには、そのシーケンスデータ中に含まれてい
るプログラムチェンジメッセージにより指定された音色
データ(プリセット音色データ)を用いて楽音が再生さ
れる。
【0025】次に、前記楽曲ファイルをその音色データ
部に格納されている音色ではなく、他の音色に差し替え
て再生する処理について図7のフローチャートを参照し
て説明する。この処理は、前記システムCPU11の新
規楽曲ファイル作成処理機能部により実行され、差し替
えた音色を使用するように変更された新規な楽曲ファイ
ルが作成される。まず最初に、変更の対象となる楽曲フ
ァイルを選択する(ステップS1)。前述のように、前
記楽曲ファイルのヘッダ部にはその楽曲の曲名が記憶さ
れており、前記システムRAM13あるいは前記システ
ムROM12中に記憶されている楽曲ファイルの曲名を
読み出して前記表示部14に表示し、ユーザの選択を待
つ。変更すべき楽曲の選択が終了したら、ステップS2
に進み、音色変更を行うパートの選択処理を行う。選択
された楽曲ファイルの音色データ部に含まれている前記
音色割当て情報、あるいは、シーケンスデータ中に含ま
れているプログラムチェンジメッセージなどからこの楽
曲に含まれているパートとそのパートに割り当てられて
いる音色の情報(音色番号あるいは音色名)を表示する
パート選択画面を図示するように前記表示部14に表示
し、ユーザに音色変更したいパートを選択させる。
【0026】前記操作部15のボタン操作によりいずれ
かのパートが選択されたら、ステップS3に進み、該選
択されたパートのみ再生する。すなわち、前記CPU1
1の新規楽曲ファイル作成機能部は、前記FM音源52
あるいはWT音源53から出力される複数チャンネルの
楽音信号のうち前記ステップS3で選択されなかったパ
ートに対応するチャンネルの楽音についてミュートする
制御信号を前記L−chミキサ56および前記R−ch
ミキサ58に出力し、前記シーケンサ機能部を動作させ
る。これにより、前述のようにして選択された楽曲ファ
イルの再生が行われるが、選択されなかったパートの楽
音はミュートされて各ミキサ56、58から出力され
ず、選択されたパートの楽音のみが前記スピーカ21、
23から放音される。ユーザはこの再生音を聴き、再生
されたパートが音色変更したいパートであるときは、所
定のボタンを操作するなどして、音色変更したいパート
を決定する(ステップS4)。再生されたパートが希望
のパートではなかったときは、前記ステップS2に戻
る。
【0027】前記ステップS4で音色変更するパートが
決定されたときは、ステップS5に進み、差し替える音
色を選択する。すなわち、図示するように、前記表示部
14に前記システムRAM13中の音色データ記憶領域
に記憶されている音色データをその音色名とともに表示
する音色選択画面を表示し、ユーザの選択を待つ。ユー
ザが音色を選択し、試聴を指示する操作ボタンを操作す
ると、ステップS6に進み、音色差替え処理を行う。こ
の音色差替え処理は、前記ステップS2で選択されたパ
ートの音色を前記ステップS5で選択された音色に差し
替えて再生するための処理であり、前記ステップS5で
選択された音色の音色データを前記システムRAM13
から読み出して、前記音色メモリ55に書き込むととも
に、前記音色テーブルの前記ステップS2で選択された
パートの記憶領域に音色メモリ55のアドレスを記憶す
る。
【0028】次に、ステップS7に進み、差し替えた音
色を使用してその楽曲ファイルを再生し、差し替えた結
果を試聴する。これは、前記楽曲ファイルの再生処理と
同様に行われる。これにより、ユーザは、前記ステップ
S3で選択したパートを前記ステップS5で選択した音
色に差し替えた楽曲を試聴することができる。なお、こ
のとき、前記ステップS3と同様に音色変更の対象とし
て選択されたパート以外のパートについてはミュートし
て再生すれば、当該パートのみの再生を行うこともでき
る。この試聴の結果、その差替え音色でよい場合には、
ユーザは決定を示す操作ボタンを操作する(ステップS
8)。また、他の音色を試してみたいときは、前記ステ
ップS5からやりなおすこととなる。ユーザは、他に音
色変更したいパートがないときには、処理の終了を指示
する操作ボタンを指示し(ステップS9)、ステップS
10に進む。他のパートについても音色変更したいとき
は、前記ステップS2に戻る。
【0029】ステップS10では、前記楽曲ファイルを
上述のようにして選択された音色データを用いるように
変更した新たな楽曲ファイルを作成し、それを前記シス
テムRAM13中の楽曲ファイル記憶領域に保存する処
理を行う。すなわち、前記楽曲ファイルの音色データ部
を、前記ステップS5において選択した音色データに置
き換え、音色割当て情報をその音色データ番号を使用す
るように編集して、新たな音色データ部を作成し、その
シーケンスデータ部と結合して新たな楽曲ファイルを作
成し、それを前記システムRAM13中の楽曲ファイル
領域に記憶する。なお、このとき、前述のようにCRC
符号やチェックサム等が付加されているときには、その
再計算も行う。このようにして、差替えた音色を使用す
る新規な楽曲ファイルを作成し、保存することができ
る。この新規楽曲ファイルは、結果的に前記楽曲ファイ
ル(基本型)と同様の形式を有するファイルとなる。ま
た、前記付録音色データ付き楽曲ファイルに付加されて
いる付録音色データを差替え音色として使用した場合な
どには、もとの楽曲ファイルに付加されていた使用され
なくなった音色データを付録音色データ部に移動して新
たな付録音色データ付き楽曲ファイルを作成することも
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯通信
端末によれば、既存の着信メロディデータの音色を変更
して再生することが可能となり、着信メロディのバリエ
ーションを大幅に増大することができる。また、高品位
かつ個性的な着信メロディを得ることができる。さら
に、本発明のサーバ装置によれば、ユーザが差し替えて
使用することのできる音色データの選択肢を拡大するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯通信端末と該携帯通信端末が接
続することのできるサーバ装置を有する通信システム全
体の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図2】 サーバから配信される各種データについて説
明するための図である。
【図3】 本発明の携帯通信端末の一実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【図4】 図3に示した携帯通信端末における音声処理
部の構成例を示すブロック図である。
【図5】 図3に示した携帯通信端末における楽曲再生
部の構成例を示すブロック図である。
【図6】 楽曲ファイルの再生の様子を説明するための
図である。
【図7】 音色を差替えた新たな楽曲ファイルの作成処
理の流れを説明するための図である。
【符号の説明】
1 携帯通信端末、2 基地局、3 交換局、4 配信
サーバ、5 データベース、11 システムCPU、1
2 システムROM、13 システムRAM、18 音
声処理部、22 楽曲再生部、52 FM音源、53
波形メモリ音源(WT音源)、54 音色ROM、55
音色RAM、61 位相発生器、62アドレス発生
器、63 メモリインターフェース回路、64 エンベ
ロープ発生器、65 乗算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部と、記憶部と、通信部と、表示部
    と、操作部と、楽曲再生部を有する携帯通信端末であっ
    て、 前記楽曲再生部は、その楽曲の再生に使用する音色を指
    定する音色データとその楽曲のシーケンスデータを含む
    楽曲ファイルに基づいて楽音を生成するものであり、 前記制御部は、前記楽曲ファイルに含まれている前記音
    色データを他の音色データに変更して前記楽曲再生部で
    再生させる機能を有していることを特徴とする携帯通信
    端末。
  2. 【請求項2】 前記楽曲ファイルに含まれている前記音
    色データを前記他の音色データに変更した新たな楽曲フ
    ァイルを作成する機能を有していることを特徴とする請
    求項1記載の携帯通信端末。
  3. 【請求項3】 携帯通信端末から接続することができる
    サーバ装置であって、 音色データ付き楽曲ファイル、差替用音色データ付き楽
    曲ファイル、音色データおよび複数の音色データを含む
    音色ライブラリを格納したデータベースに接続されてお
    り、 前記携帯通信端末からの要求に応じて前記データベース
    から前記音色データ付き楽曲ファイル、前記差替用音色
    データ付き楽曲ファイル、前記音色データあるいは前記
    音色ライブラリを読み出して前記携帯通信端末に送出す
    る機能を有していることを特徴とするサーバ装置。
JP2001207390A 2001-07-09 2001-07-09 携帯通信端末 Expired - Fee Related JP3788280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207390A JP3788280B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 携帯通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207390A JP3788280B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 携帯通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003022072A true JP2003022072A (ja) 2003-01-24
JP3788280B2 JP3788280B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=19043385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001207390A Expired - Fee Related JP3788280B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 携帯通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3788280B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005043557A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Yamaha Corp コンテンツデータ処理装置及びプログラム
US7319186B2 (en) 2004-08-05 2008-01-15 Yamaha Corporation Scrambling method of music sequence data for incompatible sound generator
JP2009133929A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Yamaha Corp 電子音楽システム及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005043557A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Yamaha Corp コンテンツデータ処理装置及びプログラム
US7319186B2 (en) 2004-08-05 2008-01-15 Yamaha Corporation Scrambling method of music sequence data for incompatible sound generator
JP2009133929A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Yamaha Corp 電子音楽システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3788280B2 (ja) 2006-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719057B2 (ja) 電話端末装置および通信方法
JP3975639B2 (ja) 電話端末装置
US7167725B1 (en) Music reproducing apparatus, music reproducing method and telephone terminal device
JPH11242490A (ja) 鳴動メロディ用の音楽生成データを供給するカラオケ演奏装置
WO2001052506A1 (fr) Telephone portable
JP2000224269A (ja) 電話機および電話システム
JP2001112061A (ja) コンテンツデータ配布方法および電話端末装置
KR100619826B1 (ko) 이동 통신 단말기의 음악 및 음성 합성 장치와 방법
JP2002152329A (ja) 携帯端末装置
KR20030029503A (ko) 사운드 믹서를 구비한 무선 이동 통신 핸드세트와 방법
JP3788280B2 (ja) 携帯通信端末
JP3620467B2 (ja) 通信端末
KR100731232B1 (ko) 악곡 데이터 편집 재생 장치 및 휴대 정보 단말기
JP3975698B2 (ja) 携帯通信端末
KR100555092B1 (ko) 휴대 통신 단말
JP2844533B2 (ja) 音楽放送システム
JP3675361B2 (ja) 通信端末
JP3641999B2 (ja) 楽曲データ配信装置および端末装置
KR100862126B1 (ko) 휴대 통신 단말
JP3279298B2 (ja) 楽曲再生装置、楽曲再生機能を備える携帯電話装置、および楽曲再生方法
JP3178462B2 (ja) 楽曲データ配信装置
WO2002097789A1 (fr) Dispositif de reproduction de son musical et terminal mobile
JP2000330557A (ja) メロディ機能付きのデジタル信号処理装置
JP4337726B2 (ja) 携帯端末装置、プログラムおよび記録媒体
JPH0876775A (ja) カラオケデータ配信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees