JP4918796B2 - 着信音編集機能を備えた通信端末、電子メールシステム、電子メール着信通知方法及び制御プログラム - Google Patents
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Description
電子メールは、既存の通信手段としての郵便や電話等に比べて、速報性及び同報性を同時に満たし、ファクシミリ等に比べて、携帯電話機を用いた場合には、移動中でも通信が可能であるなど、高い利便性や手軽さも得られる。
また、近年は、ユーザがオリジナル着信音(着信メロディ音)を自作し、さらに、着信音を発信相手として予想される者毎に設定して、着信時に発信者を識別できるようにもなっている。
制御部102は、着信の有無を監視し、着信有りを検知した場合は、発信者を特定し、電話帳情報に基づいて、対応する着信音(着信メロディ音)を選択し、音声出力部を制御して、音声出力部108から、所定の発信者からの呼出しを知らせる着信音を出力させる。
これによって、ユーザは、着信したことはもちろん、誰から呼び出しを受けているかも知ることができる。
なお、従来より、ユーザが電子メール本文を表示させて読まなくても、受信した電子メールを音声合成によって自動的に読み上げる技術が知られており、この際、無味乾燥な表現を避けるために、感情認識エンジンを用いて、電子メール本文の内容を解析し、対応する感情情報を抽出し、抽出した感情情報(喜怒哀楽等)に基づいて、合成音声のピッチやパワー等を変更し、抑揚を持たせるなどして、情緒性を付加する技術が提案されている(例えば、特許文献3等参照。)。
すなわち、着信音を聞くことによって、発信者を知ることができるものの、メーラを起動させて、キー操作により、メールを開いて本文を読まない限り、電子メール本文に込められた発信者の喜怒哀楽等の感情や要件(趣旨)までは知ることができなかった。
したがって、例えば、相手から返答を待っているような場合で、発信者の感情や意志(返信の場合は、少なくとも肯定的か否定的か等)を迅速に知りたくても、メール本文を確認している余裕がないようなときや、一時に連続して多数の返信を受けるようなときに、ユーザにとって操作が煩雑で不便であった。
例えば、携帯電話機2b(2c,2d,…)から送信されたユーザA宛ての電子メールは、通信管理センタ4を経由し、最寄の基地局を介して携帯電話機2aに供給される。
ここで、メール着信通知制御処理は、着信音選定処理と、感情認識制御処理と、編曲情報選択処理と、音声合成制御処理と、編曲済着信音出力処理とを含んでいる。
また、着信音編集設定操作制御処理は、設定画面表示制御処理と、感情パターン毎に編曲情報を設定する編曲情報設定処理と、音声合成パラメータ生成制御処理と、仮編曲済着信音出力処理と、確定された設定内容を登録する感情テーブル登録処理とを含んでいる。
また、主制御部16は、感情認識制御処理では、感情認識部21に、電子メールのテキストデータを渡し、感情認識処理を実行させて、感情情報を得る。
また、主制御部16は、音声合成制御処理では、編曲情報(音声合成パラメータ)を音声合成部23に渡し、音声合成処理を実行させて、編曲済着信音を得る。
また、主制御部16は、編曲済着信音出力処理では、編曲済着信音を音声出力部11に出力させる。
また、主制御部16は、編曲情報設処理では、感情パターン(例えば、「悲しい」、「うれしい」、「怒り」、「楽しい」等)毎に、表示部13に編曲情報テーブルを表示させて、ユーザの設定操作によって、各音楽的特徴量(例えば、音圧、音域、強弱、テンポ)の程度が設定された編曲情報を得る。
また、主制御部16は、仮編曲済着信音出力処理では、指定された試聴用着信音(元曲)情報と、仮編曲情報(音声合成パラメータ)を音声合成部23に渡し、音声合成処理を実行させて、編曲済着信音を得て、音声出力部11に出力させる。
また、主制御部16は、感情テーブル登録処理では、ユーザによって、操作部24を介して所定の確定操作がなされると、確定された設定内容を感情情報テーブル記憶部33に登録する。
プログラム記憶部には、通信制御処理プログラムや、メール着信通知制御処理プログラム、着信音編集設定操作制御処理プログラム等の各種処理プログラム等が記憶されている。
電話帳情報記憶部29には、図5に示すように、通信相手の氏名に対応付けられて電話番号や電子メールアドレス、住所、メロディ名、メロディコードが記憶されている。
メロディ情報記憶部31には、メロディ情報として、編曲前の着信音(元着信音)のほか、編曲済の着信音が記憶される。
感情情報テーブル記憶部33には、図7に示すように、感情パターン(例えば、「悲しい」、「うれしい」、「怒り」、「楽しい」等の単一の情報)に対応付けられて、設定された編曲情報(感情パターンに応じて、音圧、音域、強弱、テンポの大きさ等が設定された情報の組合せ)と、音声合成パラメータ(編曲情報に応じて生成されたHch(high channel)、Mch(middle channel)、Lch(low channel)、テンポ等の設定値の組合せ)が記憶されている。
情報記憶部には、このほかに、通信履歴情報や、文字メッセージ情報、音声付き動画ファイル等の各種情報が記憶される。
また、感情認識部21は、「悲しい」、「うれしい」等の感情ワード(情緒ワード)が記述されていなくても、前後の単語や文面から、感情情報を抽出する。例えば、「明日は待ちに待った遠足の日です。晴れるといいな。」という電子メール本文に基づいて、「待ちに待った」から「うれしい」という感情情報を抽出する。
音声合成パラメータ生成部22は、感情パターンに応じて設定された音圧、音域、強弱、テンポの大きさの組合せに適合するように、パラメータとしてのHch、Mch、Lch、テンポの設定値の組合せを求める。
音声合成部23は、元着信音を編集情報に対応した音声合成パラメータに基づいて編曲して、編曲済み着信音として合成する。
操作部24は、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、音声通話を行うために用いる通話開始キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー、及び電源の入切りを行った各種操作を中止するために用いられる電源キーを含む機能キー群と、表示部13に表示された表示画面上のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキーと、例えば数字等を入力するためのテンキー群とを有している。
情報管理サーバ35(メールサーバ36、接続処理サーバ37)は、CPU等からなり、記憶部に記憶された所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部と、ROM、RAMや、FD(フレキシブル・ディスク)、HD(ハード・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ等からなり、各種プログラムやデータが記憶される記憶部と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行うための通信部と、例えばキーボードやマウス等からなり、各種の指令や必要な情報を入力するために用いられる操作部とを有している。
情報管理サーバ35の記憶部には、各携帯端末2a(2b,2c,…)の現在位置情報や、各ユーザA(B,C,…)の加入者番号及び課金情報を含むユーザ情報等が常時更新された状態で記憶されている。
例として、携帯端末2aへ、他の携帯端末2b,2c,…から電子メールが送信される場合について説明する。
ユーザAは、予め、表示部13に設定画面を表示させ、感情テーブルを設定しておく。
電源投入後、この例の携帯電話機2aの主制御部16は、操作者による入力操作や着信を待機する待受けモードに入る。
主制御部16は、ユーザによって、操作部24を介して設定画面表示のための所定の操作がなされ、設定画面表示操作有りと判断すると(ステップSA11(図9))、ステップSA12で、図11に示すように、表示部13に感情テーブル設定画面を表示させる(ステップSA12)。
この編曲情報テーブルは、音楽的特徴量(設定項目、この例では、音圧、音域、強弱、テンポ)毎に、それぞれ、複数の指標情報が提示されている。指標情報としては、例えば、音圧では、「高い」、「やや高い」、「普通」、「やや低い」、「低い」が提示される。
次に、主制御部16は、ユーザの設定操作によって、各音楽的特徴量(この例では、音圧、音域、強弱、テンポ)について、それぞれ、1つの指標情報が選択されると、選択された指標情報の組合せとして、編曲情報を得る(ステップSA14)。これによって、各音楽的特徴量の程度(強さや高低、速さ等)が仮設定される。
次に、主制御部16は、設定された編曲情報を、音声合成パラメータ生成部22に渡して、音声合成パラメータ生成処理を実行させ、感情パターン毎に、各音楽的特徴量に対応した音声合成パラメータを得る(ステップSA15)。
次に、主制御部16は、ユーザの設定操作によって、試聴用着信音を選択する(ステップSA16)。
次に、主制御部16は、選択された試聴用着信音(元着信音)情報と、仮編曲情報としての音声合成パラメータを音声合成部23に渡し、音声合成処理を実行させて、編曲済着信音を得て、音声出力部11に出力させる(ステップSA17)。音声合成部23は、元着信音に音声合成パラメータを付加して、編曲済み着信音として合成する。
次に、主制御部16は、ステップSA19で、当該感情パターンについて確定された設定内容(感情パターンに対する編曲情報の割当て)を感情情報テーブル記憶部33に保存する。
次に、主制御部16は、ステップSA20で、次設定がある場合、すなわち、他の感情パターンについて設定がある場合は、ステップSA12へ戻り、次設定無しの場合は、全ての感情パターンについて確定されたものとし、感情情報テーブル記憶部33に、内容が更新された感情情報テーブルを記憶する(ステップSA21)。
すなわち、主制御部16は、電話帳情報記憶部29に、指定された着信音が登録されているか否か調べる(ステップSB13)。
ステップSB17では、主制御部16は、感情認識部21に、電子メールのテキストデータを渡し、感情認識処理を実行させて、感情情報を得る。
感情認識部21は、例えば、図12に示すように、「明日は待ちに待った遠足の日です。晴れるといいな。」という電子メール本文に基づいて、「待ちに待った」から「うれしい」という感情情報を抽出する。
次に、主制御部16は、感情情報テーブル記憶部33に記憶された感情情報テーブルについて、感情認識部21によって、テキストデータから抽出された感情情報に、予め記憶された感情パターンに一致するものがあるか否か調べる(ステップSB18)。
主制御部16は、例えば、「うれしい」という感情情報を取得すると、感情情報テーブル記憶部33に記憶された感情情報テーブルから、「うれしい」に対応させて、「高音でダイナミックに鳴音させる」ための編曲情報を得る。
次に、主制御部16は、編曲情報(音声合成パラメータ)を音声合成部23に渡し、音声合成処理を実行させて、編曲済着信音を得る(ステップSB21)。主制御部16は、例えば、「高音でダイナミックに鳴音させる」ための編曲情報に対応させて、イコライジングパラメータのHcHと、テンポ情報とを音声合成部23に渡す。音声合成部23は、元着信音に音声合成パラメータを付加して、編曲済み着信音として合成する。
次に、主制御部16は、元着信音に対して、着信音の強弱や高低、テンポ等が変更された編曲済着信音(着信メロディ音)を音声出力部11に出力させ、例えば、「うれしい」という感情情報に対応させて、高音でダイナミックに鳴音させる(ステップSA23)。また、主制御部16は、同時に振動部26を振動させる。
なお、以上の説明では、所定の着信音と抽出された感情情報とに基づいて、編集情報を選択して、新しいメロディ情報を合成する場合について述べたが、既に、受信した電子メールの着信音と編集情報との組合せに対応するメロディ情報が編曲済であり、メロディ情報記憶部31に記憶されている場合には、新めて合成することなく、編曲済のメロディ情報を用いる。
したがって、例えば、相手から返答を待っているような場合で、電子メール本文を確認している余裕がないようなときや、一時に纏まって返信を受けるようなときに、メールテキストを開くことなく、迅速にかつ簡単に相手の感情や意志(少なくとも、肯定的内容か否定的内容か等)を知ることができる。
また、感情情報テーブル記憶部33には、感情パターンに対応付けられて、編曲情報として、例えば、音圧、音域、強弱、テンポ等に関する設定項目が記憶され、携帯電話機2a自体の独立した機能として、着信音編集機能を有しているので、場所及び時間を問わず、着信音の編曲を、簡単かつ手軽に行うことができる。
すなわち、着信音を自在に調製して、発信者の感情判別や、電子メールの趣旨の直感的な推測を行い易くすることができるので、使い勝手の良い高い利便性を得ることができる。しかも、ユーザは、着信音の編曲操作や、出力される着信音の変化を楽しむことができる。
この例が上述した第1の実施例と大きく異なるところは、付加情報を選択することで、簡単に設定可能とした点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、例えば、図13において、図4で用いた符号と同一の符号を付し、その説明を簡略にする。
テーブル選択情報記憶部42には、図14に示すように、着信音の調子(普通、強調、抑え目)が互いに異なる3種類の感情情報テーブル43a,43b,43cのうちの1つの感情情報テーブル43a(43b,43c)が選択可能なように提示され、設定操作に応じて、選択された感情情報テーブルが指示されている。
この例では、各感情情報テーブル43a(43b,43c)において、感情パターンと、対応する編曲情報(パターンE1〜パターンE4)とは、第1の実施例の内容と同一とされている。
また、各感情情報テーブル43a(43b,43c)は、着信音の調子(普通、強調、抑え目)に応じて、基準音声合成パラメータに対する変化分を示す付加情報と、各音楽的特徴量毎に基準音声合成パラメータに付加情報が付加されて生成された調整済の音声合成パラメータとを含んでいる。
ここで、基準音声合成パラメータや、付加情報は、ユーザが予め設定することによって生成されたものを用いても、製造時に設定してものを用いても良い。
例えば、「今日は楽しい気分なので、強調された調子にしよう。」と考えたときは、感情情報テーブル43bを選択する。また、例えば、気分が優れないときに、「気持ちを落ち付かせる癒し系の抑えた調子にしよう。」と考えたときは、感情情報テーブル43cを選択する。また、気分の起伏がないときは、付加情報が含まれない感情情報テーブル43aを選択する。
ここで、ユーザによって、感情パターンの追加や、同一種類の感情パターンの細分化等の設定が可能なように構成して、より繊細な表現を行うようにしても良い。
加えて、用意された感情情報テーブルを選択するのみで、編曲情報の設定や変更が可能であるので、設定操作に熟達していないユーザにとっても、簡単に編曲情報の設定を行うことができる。
また、ユーザは、例えば、自分が設定した複数の感情情報テーブルのなかから、所望の感情情報テーブルを選択して、そのときの気分や感情に適合した編曲パターンで着信音を聞くことができる。例えば、気分を害しているときに、気持ちを逆なでするような着信音の出力を避けることができる。したがって、ユーザの好みや感覚に一段と適合させることができる。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の感情認識部は、例えば、受信した電子メールのテキストデータを単語に分け、分類のためのタグ情報を付加して、文章の内容を解析する形態素解析処理と、タグ情報から感情情報を抽出する感情情報抽出処理と、最多頻度の感情情報を主たる感情情報と推定する趣旨推定処理とを実行する。
加えて、電子メールの本文が比較的複雑であっても、感情情報を正確に抽出し、主たる感情情報を推定することができる。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を省略する。
加えて、着信音の編曲で、一段と繊細な表現を行うことができる。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、その説明を省略する。
加えて、比較的頻繁に用いられる着信音が複数ある場合に、編曲情報の設定し忘れを防止することができる。
例えば、上述した実施例では、例えば、感情認識処理や、音声合成処理等を、それぞれ、独立したハードウェアで実行する場合について述べたが、例えば、感情認識処理や、音声合成処理等を、主制御部が、対応する制御プログラムを実行することによって行うようにしても良い。
また、一部又は全部を専用のハードウェアを用いて行い、一部を対応するプログラムを実行して処理するようにしても良い。
また、感情認識処理や、音声合成処理の一部を専用のハードウェアを用いて行い、一部を主制御部が対応するプログラムを実行して処理するようにしても良い。
また、メールサーバは、単数とは限らず複数設けても良いし、また、集中させて配置しても、ネットワーク上に分散させて配置しても良い。
また、編曲情報として、音色や、和音(ハーモニ)等を追加しても良い。また、感情認識処理で、通常の単語だけでなく、絵文字等も感情認識の対象としても良い。
また、着信音は、ネットワークを介してダウンロードされたものでも、製造時に用意されたものでも良い。
また、試聴用の着信音については、ユーザの選択によらなくても、自動的に通常着信音を選択するようにしても良い。
また、電子メールとして、狭義の電子メールのほか、ショートメッセージや、インスタントメッセージ等を受信する場合に適用できる。
2a,2b,… 携帯電話機(着信音編集機能を備えた通信端末)
3 移動通信網(ネットワーク)
11 音声出力部(着信音出力手段)
16,44 主制御部(メール着信音編集手段、編曲手段の一部、編曲情報取得手段、編曲情報生成手段)
17,41 記憶部
21 感情認識部(感情情報抽出手段)
22 音声合成パラメータ生成部(編曲手段の一部、パラメータ設定値生成手段)
23 音声合成部(編曲手段の一部、音声合成手段)
31 メロディ情報記憶部(着信音記憶手段)
32 編曲情報テーブル記憶部(編曲情報記憶手段)
33,43 感情情報テーブル記憶部
Claims (11)
- ネットワークを介して所定の送信者端末から電子メールを受信した際に、着信音を出力して、前記所定の送信者端末からの電子メールが届いた旨を知らせる機能を備えてなる通信端末であって、
受信した前記電子メールの内容から、如何なる情緒の電子メールであるかを認識し、当該認識結果と当該通信端末のユーザである受信者のそのときの感情気分とに基づいて、予め設定された元着信音に対して編曲し、編曲された着信音を出力するメール着信音編集手段を備えてなると共に、
該メール着信音編集手段は、
予め設定された着信音の各種調子と、送信者の各種感情情報とに対応付けられた編曲情報としての各種音声合成パラメータを記憶する感情情報記憶部と、
前記着信音の各種調子の中から、前記受信者が、当該受信者のそのときの感情気分を反映させる任意の一つを予め選択できる選択手段と、
受信した前記電子メールの内容から、送信者の前記情緒に係る感情情報を抽出する感情情報抽出手段と、抽出された前記感情情報と選択された前記着信音の調子とに基づいて、前記感情情報記憶部を参照して、前記元着信音を編曲する編曲手段と、編曲された前記着信音を出力する着信音出力手段とを有してなり、かつ、
前記音声合成パラメータは、少なくとも、着信音の音圧、音域、強弱及びテンポを要素とする音楽的特徴量毎に、送信者の前記各種感情情報に対応する基準編曲情報としての基準音声合成パラメータに付加情報が付加されたものと定義され、該付加情報は、前記着信音の調子に応じて、前記基準音声合成パラメータに対するレベルの変化分を示すものと定義されることを特徴とする着信音編集機能を備えた通信端末。 - ネットワークを介して所定の送信者端末から電子メールを受信した際に、着信音を出力して、前記所定の送信者端末からの電子メールが届いた旨を知らせる機能を備えてなる通信端末であって、
受信した前記電子メールの内容から、如何なる情緒の電子メールであるかを認識し、当該認識結果と当該通信端末のユーザである受信者のそのときの感情気分とに基づいて、予め設定された元着信音に対して編曲し、編曲された着信音を出力するメール着信音編集手段を備えてなると共に、
該メール着信音編集手段は、
予め設定された着信音の各種調子に応じて調子ごとに設けられ、前記着信音の調子と、送信者の各種感情情報とに対応付けられた編曲情報としての各種音声合成パラメータを記憶する複数種類の感情情報テーブルと、
前記着信音の各種調子の中から、前記受信者が、当該受信者のそのときの感情気分を反映させる任意の一つを予め選択できる選択手段と、
受信した前記電子メールの内容から、送信者の前記情緒に係る感情情報を抽出する感情情報抽出手段と、抽出された前記感情情報と選択された前記着信音の調子とに基づいて、対応する前記感情情報テーブルを参照して、前記元着信音を編曲する編曲手段と、編曲された前記着信音を出力する着信音出力手段とを有してなり、かつ、
前記音声合成パラメータは、少なくとも、着信音の音圧、音域、強弱及びテンポを要素とする音楽的特徴量毎に、送信者の前記各種感情情報に対応する基準編曲情報としての基準音声合成パラメータに付加情報が付加されたものと定義され、該付加情報は、前記着信音の調子に応じて、前記基準音声合成パラメータに対するレベルの変化分を示すものと定義されることを特徴とする着信音編集機能を備えた通信端末。 - 前記着信音の調子には、強調された調子、癒し系の抑えた調子、及び気分の起伏がない普通の調子が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の着信音編集機能を備えた通信端末。
- 前記感情情報抽出手段は、前記電子メールの内容を単語に分割し、各単語に、単語を分類するタグ情報を対応付け、前記タグ情報のなかから前記感情情報を抽出することを特徴とする請求項1又は2記載の着信音編集機能を備えた通信端末。
- ネットワークを介して、第1の通信端末と第2の通信端末とが接続され、電子メールの送受信を行うための電子メールシステムであって、
前記第1の通信端末又は/及び前記第2の通信端末として、請求項1乃至4のいずれか1に記載の着信音編集機能を備えた通信端末が用いられていることを特徴とする電子メールシステム。 - ネットワークを介して所定の送信者端末から電子メールを受信した際に、予め設定された着信音を出力して、前記所定の送信者端末からの電子メールが届いた旨を知らせる、通信端末で使用される電子メール着信通知方法であって、
受信した前記電子メールの内容から、如何なる情緒の電子メールであるかを認識し、当該認識結果と当該通信端末のユーザである受信者のそのときの感情気分とに基づいて、予め設定された元着信音に対して編曲し、編曲された着信音を出力するメール着信音編集ステップを有してなると共に、
当該通信端末は、予め設定された着信音の各種調子と、送信者の各種感情情報とに対応付けられた編曲情報としての各種音声合成パラメータを記憶する感情情報記憶部を備え、
前記音声合成パラメータは、少なくとも、着信音の音圧、音域、強弱及びテンポを要素とする音楽的特徴量毎に、送信者の前記各種感情情報に対応する基準編曲情報としての基準音声合成パラメータに付加情報が付加されたものと定義され、かつ、該付加情報は、前記着信音の調子に応じて、前記基準音声合成パラメータに対するレベルの変化分を示すものと定義され、かつ、
前記メール着信音編集ステップでは、
前記着信音の各種調子の中から、前記受信者が、当該受信者のそのときの感情気分を反映させる任意の一つを予め選択した後、
受信した前記電子メールの内容から、送信者の前記情緒に係る感情情報を抽出し、抽出された前記感情情報と選択された前記着信音の調子とに基づいて、前記感情情報記憶部を参照して、前記元着信音を編曲し、編曲された前記着信音を出力することを特徴とする電子メール着信通知方法。 - ネットワークを介して所定の送信者端末から電子メールを受信した際に、予め設定された着信音を出力して、前記所定の送信者端末からの電子メールが届いた旨を知らせる、通信端末で使用される電子メール着信通知方法であって、
受信した前記電子メールの内容から、如何なる情緒の電子メールであるかを認識し、当該認識結果と当該通信端末のユーザである受信者のそのときの感情気分とに基づいて、予め設定された元着信音に対して編曲し、編曲された着信音を出力するメール着信音編集ステップを有してなると共に、
当該通信端末は、予め設定された着信音の各種調子に応じて調子ごとに設けられ、前記着信音の調子と、送信者の各種感情情報とに対応付けられた編曲情報としての各種音声合成パラメータを記憶する複数種類の感情情報テーブルを備え、
前記音声合成パラメータは、少なくとも、着信音の音圧、音域、強弱及びテンポを要素とする音楽的特徴量毎に、送信者の前記各種感情情報に対応する基準編曲情報としての基準音声合成パラメータに付加情報が付加されたものと定義され、かつ、該付加情報は、前記着信音の調子に応じて、前記基準音声合成パラメータに対するレベルの変化分を示すものと定義され、かつ、
前記メール着信音編集ステップでは、
前記着信音の各種調子の中から、前記受信者が、当該受信者のそのときの感情気分を反映させる任意の一つを予め選択した後、
受信した前記電子メールの内容から、送信者の前記情緒に係る感情情報を抽出し、抽出された前記感情情報と選択された前記着信音の調子とに基づいて、対応する前記感情情報テーブルを参照して、前記元着信音を編曲し、編曲された前記着信音を出力する
ことを特徴とする電子メール着信通知方法。 - 前記着信音の調子には、強調された調子、癒し系の抑えた調子、及び気分の起伏がない普通の調子が含まれていることを特徴とする請求項6又は7記載の電子メール着信通知方法。
- 前記感情情報を抽出は、前記電子メールの内容を単語に分割し、各単語に、単語を分類するタグ情報を対応付け、前記タグ情報のなかから前記感情情報を抽出することを特徴とする請求項6又は7記載の電子メール着信通知方法。
- コンピュータを、請求項1乃至4の何れか一に記載の着信音編集機能を備えた通信端末として機能させることを特徴とする制御プログラム。
- コンピュータに請求項6乃至9の何れか一に記載の電子メール着信通知方法を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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