JP2002086466A - 容器蓋シェル内にライナーを形成する方法 - Google Patents

容器蓋シェル内にライナーを形成する方法

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JP2002086466A JP2000278298A JP2000278298A JP2002086466A JP 2002086466 A JP2002086466 A JP 2002086466A JP 2000278298 A JP2000278298 A JP 2000278298A JP 2000278298 A JP2000278298 A JP 2000278298A JP 2002086466 A JP2002086466 A JP 2002086466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著しく高価な製造設備を必要とすることな
く、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に
環状ライナー208を成形可能にすること。 【解決手段】 ライナー素材供給ノズル83の先端を、
容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に対向
せしめて位置せしめ、ノズル83の先端から溶融状態の
ライナー素材を流出せしめながら、容器蓋シェル200
回転せしめる。これによって上記内面周縁部に環状にラ
イナー素材を供給して環状ライナー部材207を形成し
た後に、型押工具50Bを作用せしめて上記環状ライナ
ー部材207を型押してライナー208に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、容器蓋シェル内にライ
ナーを形成する方法、更に詳しくは、円形天面壁とこの
天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する
容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ライナー
を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、飲食料用容器等のための容
器蓋シェルとして、円形天面壁とこの天面壁の周縁から
垂下する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルと、
容器蓋シェルの天面壁の内面に配設されたライナーとか
ら構成された容器蓋シェルが、広く実用に供されてい
る。容器蓋シェルはアルミニウム基合金薄板及びクロム
酸処理薄板の如き金属薄板から形成することができる。
ライナーは通常比較的柔軟な合成樹脂から形成され、容
器蓋シェルを容器の口頸部に装着するとライナーが容器
の口頸部に密着せしめられ、これによって口頸部が密封
される。
【0003】殊に、容器蓋シェルの径が比較的大きい場
合には、ライナー素材の必要量の低減等の見地から、天
面壁の内面全体に渡って存在する円形ライナーではなく
て天面壁の周縁部を延びる環状ライナーを形成すること
が望まれる。かような環状ライナーの典型例は、ライナ
ー素材として塩化ビニルゾルを使用し、かかる塩化ビニ
ルゾルを所謂スピンライニング法によって天面壁の内面
周縁部に施すことによって形成されたものを挙げること
ができる。スピンライニング法においては、ライナー素
材である塩化ビニルゾルを供給するための塩化ビニルゾ
ル供給ノズルの先端を容器蓋シェルの天面壁の内面周縁
部に対向せしめて位置せしめ、塩化ビニルゾル供給ノズ
ルの先端から塩化ビニルゾルを流出せしめながら容器蓋
シェルを比較的高速で回転せしめている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、近時において
は、所謂環境汚染等の点から塩化ビニルの使用が制限さ
れるようになり、従って塩化ビニル製でない環状ライナ
ーの形成が強く望まれている。然るに、塩化ビニルでな
いポリプロピレン、ポリエチレンの如き通常の熱可塑性
樹脂或いは比較的大きい弾性を必要とする場合に好適で
ある熱可塑性エラストマー等をライナー素材として使用
する場合、これらの材料は塩化ビニルと比べてメルトフ
ローインデックスが著しく小さい故に、上記スピンライ
ニング法を単にそのまま適用したのでは満足できる環状
ライナーを成形することができない。この点について、
更に詳述すると、供給されたライナー素材のメルトフロ
ーインデックスが小さい故に、容器蓋シェルを比較的高
速で回転せしめても、遠心力によって、ライナー素材を
所要どおりに流動せしめることができず、環状ライナー
の断面形状を充分均一に所要形状にせしめることが困難
である。またメルトフローインデックスが小さい場合、
必然的にライナー素材供給ノズルの先端からのライナー
素材の流出速度が小さくなり、容器蓋シェルを比較的高
速で回転せしめた場合、ライナー素材の流出が容器蓋シ
ェルの天面壁の内面周縁部の周方向移動速度に追従する
ことができなくなり、天面壁の内面に供給されたライナ
ー素材が環状ではなくて弦状に延在してしまう傾向があ
る。更に、ライナー素材供給ノズルの流出路を閉塞して
ライナー素材の流出を停止した後においても、ライナー
素材のメルトフローインデックスが小さい故に、ライナ
ー素材供給ノズルの流出路の閉塞時に閉塞位置よりも下
流側に存在していたライナー素材が迅速に流下すること
なく比較的長時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き
現象が発生し、容器蓋シェルの所要部位以外にライナー
素材が付着してしまう虞がある。
【0005】一方、特開平6−304683号公報に
は、特殊構造の押出機を使用して環状に押し出したライ
ナー素材を容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に供給
し、次いでかかるライナー素材に型押工具を作用せしめ
て所要形状のライナーに型押成形するライナー成形方法
が開示されている。かようなライナー成形方法によれ
ば、ライナー素材のメルトフローインデックスが小さい
場合でも、好適な環状ライナーを成形することができ
る。しかしながら、かようなライナー成形方法を実施す
る場合には、特殊構造の押出機の配設等に起因してライ
ナー成形のための製造設備コストが著しく高価になって
しまう。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、著しく高価な製造設備
を必要とすることなく、容器蓋シェルの天面壁の内面周
縁部に所要どうりの環状ライナーを成形することができ
る、新規且つ改良された方法を提供することである。
【0007】本発明者等は鋭意検討の結果、ライナー素
材供給ノズルの先端を、容器蓋シェルの天面壁の内面周
縁部に対向せしめて位置せしめ、ライナー素材供給ノズ
ルの先端から溶融状態のライナー素材を流出せしめなが
ら、容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せし
め、これによって容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に
環状にライナー素材を供給して環状ライナー部材を形成
した後に、必要に応じて、形成された環状ライナー部材
に型押工具を作用せしめて環状ライナーを型押成形し、
環状ライナーの断面形状を充分均一に所要どうりのもの
にせしめることができることを見出した。
【0008】また、本発明者等は、ライナー素材供給ノ
ズルの先端からのライナー素材流出速度をFVとし、容
器蓋シェルの天面壁の内面周縁部の周方向移動速度をP
Vとすると、0.5FV≦PV≦FVであり、ライナー
素材供給ノズルの先端からライナー素材の流出を開始す
る前に或いはこれと同時に、容器蓋シェルの回転を開始
し、ライナー素材供給ノズルの先端からライナー素材の
流出を開始した時点から容器蓋シェルが少なくとも1回
転せしめられるまで、ライナー素材供給ノズルの先端か
らのライナー素材の流出を継続することによって、ライ
ナー素材が天面壁の内面を弦状に延びることを確実に回
避して、天面壁の内面周縁部に環状にライナー素材を供
給することができることを見出した。
【0009】更に、本発明者等は、ライナー素材供給ノ
ズルの先端からのライナー素材の流出を停止した時点か
ら容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せしめることに
よって、ライナー素材供給ノズルの流出路の閉塞時に閉
塞位置よりも下流側に存在していたライナー素材が比較
的長時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き現象が発
生しても、糸曳き状態になったライナー素材が容器蓋シ
ェルの所要部位即ち天面壁の内面周縁部以外に付着する
のを充分確実に回避することができることを見出した。
【0010】即ち、本発明の一局面に従えば、円形天面
壁と該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを
有する容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ラ
イナーを形成する方法にして、ライナー素材供給ノズル
の先端を、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に対
向せしめて位置せしめ、該ライナー素材供給ノズルの先
端から溶融状態のライナー素材を流出せしめながら、該
容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せしめ、
これによって該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に
環状にライナー素材を供給するライナー素材供給工程
と、該ライナー素材供給工程の後に、型押工具によって
該ライナー素材を型押して所要形状のライナーに成形す
る型押成形工程と、を含むことを特徴とする方法が提供
される。
【0011】好ましくは、該ライナー素材供給工程にお
いて、該ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー
素材流出速度をFVとし、該容器蓋シェルの該天面壁の
内面周縁部の周方向移動速度をPVとすると、0.5F
V≦PV≦FVである。また、該ライナー素材供給工程
において、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライ
ナー素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、該
容器蓋シェルの回転を開始し、該ライナー素材供給ノズ
ルの先端から該ライナー素材の流出を開始した時点から
該容器蓋シェルが少なくとも1回転せしめられるまで、
該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材
の流出を継続し、しかる後に該ライナー素材供給ノズル
の先端からの該ライナー素材の流出を停止し、該ライナ
ー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を
停止した時点から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回
転せしめる。該ライナー素材供給ノズルの先端からの該
ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノズ
ルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点か
ら該容器蓋シェルを少なくとも1回転せしめ、そしてま
た該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材
の流出を開始した時点から該容器蓋シェルが少なくとも
2回転せしめられるまで、該ライナー素材供給ノズルの
先端からの該ライナー素材の流出を継続するのが望まし
い。該ライナー素材はメルトフローインデックスが50
g/10分(150°C、21.18N)以下である熱
可塑性材料を使用することができる。該容器蓋シェルは
金属薄板から形成され、該天面壁の内面には接着塗料が
塗布されており、該ライナー素材供給工程と該型押成形
工程との間に遂行される加熱工程を含み、該加熱工程に
おいては該容器蓋シェルと該容器蓋シェルの天面壁の内
面周縁部に供給された該ライナー素材とが加熱されるの
が好適である。
【0012】本発明の他の局面に従えば、円形天面壁
と、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを
有する容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ラ
イナーを形成する方法にして、ライナー素材供給ノズル
の先端を、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に対
向せしめて位置せしめ、該ライナー素材供給ノズルの先
端から溶融状態のライナー素材を流出せしめながら、該
容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せしめ、
これによって該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に
環状にライナー素材を供給するライナー素材供給工程を
含み、該ライナー素材供給工程においては、該ライナー
素材供給ノズルの先端からのライナー素材流出速度をF
Vとし、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部の周方
向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVで
あり、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー
素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、該容器
蓋シェルの回転を開始し、該ライナー素材供給ノズルの
先端から該ライナー素材の流出を開始した時点から該容
器蓋シェルが少なくとも1回転せしめられるまで、該ラ
イナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流
出を継続し、しかる後に該ライナー素材供給ノズルの先
端からの該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素
材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止
した時点から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せ
しめ、該ライナー素材はメルトフローインデックスが5
0g/10分(150°C、21.18N)以下である
熱可塑性材料である、ことを特徴とする方法が提供され
る。
【0013】該ライナー素材供給ノズルの先端からの該
ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノズ
ルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点か
ら該容器蓋シェルを少なくとも1回転せしめ、そしてま
た該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材
の流出を開始した時点から該容器蓋シェルが少なくとも
2回転せしめられるまで、該ライナー素材供給ノズルの
先端からの該ライナー素材の流出を継続するのが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適実施形態について更に詳細に説明する。
【0015】図2及び図3を参照して、本発明に従うラ
イナー形成方法によって環状ライナーが形成される容器
蓋シェル200は、アルミニウム基合金薄板又はクロム
酸処理薄板の如き適宜の金属薄板から形成することがで
き、円形天面壁202と、天面壁202の周縁から垂下
する円筒状スカート壁204(図2及び図3において
は、容器蓋シェル200は、倒立状態で図示されている
ので、天面壁202の周縁から上方に延びている)とを
有する。天面壁202の内側周縁部には環状溝206が
形成されている。この環状溝206に、後述するとおり
にして環状ライナー208が形成される。容器蓋シェル
200自体の構成は既に周知のものであり、本発明に従
うライナー形成方法によつて、環状ライナー208が形
成され得る容器蓋シェル200の一例を示すものにすぎ
ないので、容器蓋シェル200自体についての詳細な説
明は省略する。
【0016】図1には、本発明に従うライナー形成方法
の一実施形態によつて、容器蓋シェル200に環状ライ
ナー208を形成するためのライナー形成装置の一実施
形態が概略的に示されている。全体を番号100で示す
ライナー形成装置は、容器蓋シェル200を搬送するた
めの、搬送シュート10、搬送ターレツト20、30及
び40、容器蓋シェル200を搬送しながらライナー素
材を型押成形するための型押成形手段50、更に容器蓋
シェル200を搬送するための搬送ターレツト60及び
搬送シュート70を備えている。搬送ターレツト20、
30、40及び60は、それぞれ静止軸に回転自在に支
持され、各々の周縁部には、等角度間隔を置いて略半円
形の切欠き21、31、41及び61が複数個形成され
ている。容器蓋シェル200の外周面の半円部を外側か
ら囲うようにして搬送する切欠き21、31、41及び
61の各々の半径は、容器蓋シェル200のスカート壁
204の半径より若干大きく形成されている。搬送ター
レツト20の周縁部の下方位置には、略、容器蓋シェル
200の受取域から受渡域にわたって、円弧状に延在し
かつ平坦な上面を有する静止基板22(図2参照)が配
設されている。また搬送ターレツト20の半径方向外側
位置には、搬送ターレツト20の半径方向外側に沿っ
て、略、容器蓋シェル200の受取域から受渡域にわた
って、円弧状に延在する静止ガイド23が配設されてい
る。搬送ターレツト30、40及び60にも、実質上同
様な位置に図示しない静止基板と、静止ガイド33、4
3及び63とが配設されている。容器蓋シェル200
は、搬送ターレツト20、30、40及び60の切欠き
21、31、41及び61によって、各々の静止基板上
を、各々の静止ガイド23、33、43及び63にガイ
ドされながら搬送される。搬送ターレツト20、30、
40、60及びそれらに付随する静止基板、静止ガイド
等の基本的構成は、周知の構成を利用することでよく、
したがって詳細な説明は省略する。
【0017】搬送ターレツト40と60との間に配置さ
れている型押成形手段50は、静止軸に回転自在に支持
された回転テーブル50Aと、回転テーブル50Aの周
縁部の上方に間隔をおいてかつ周方向に間隔をおいて昇
降自在に配置された複数の型押工具50B(図3参照)
とを備えている。型押成形手段50は、回転テーブル5
0Aと型押工具50Bとが協動して容器蓋シェル200
を搬送しながら、その天面壁202の内面周縁部に形成
された環状ライナー部材207(図3参照)を型押して
所要断面形状の環状ライナー208に成形することがで
きるよう構成されている。型押成形手段50については
後に更に説明する。搬送ターレツト20、30及び40
は、図示しないギヤ手段及び間欠作動機構を介して共通
の図示しない電動モータに駆動結合されており、一定の
時間間隔をおいてそれぞれ一定の角度だけ間欠的に回転
しうるよう構成されている。また、型押成形手段50の
回転テーブル50Aと、搬送ターレツト60とは、所定
の周速度で連続的に回転しうるよう該電動モータに図示
しないギヤ手段を介して駆動結合されている。図1にお
いて、搬送ターレツト20、40及び60の回転方向は
それぞれ時計方向であるが、搬送ターレツト30及び回
転テーブル50Aの回転方向はそれぞれ反時計方向であ
る。
【0018】ライナー形成装置100は、更に、ライナ
ー素材供給手段80と加熱手段90とを備えている。ラ
イナー素材供給手段80は、搬送ターレツト20によっ
て搬送される容器蓋シェル200の天面壁202の内面
周縁部にライナー素材を供給することができるよう構成
されている。ライナー素材供給手段80については後に
更に説明する。高周波加熱装置でよい加熱手段90は、
搬送ターレツト30によって搬送される容器蓋シェル2
00及びその天面壁202の内面周縁部に形成された環
状ライナー部材207を加熱することができるよう構成
されている。
【0019】次にライナー形成装置100による容器蓋
シェル200の搬送順序及びライナー形成工程の概要に
ついて説明する。搬送シュート10により開口端を上方
に向けた倒立状態で搬送された容器蓋シェル200は、
搬送ターレツト20の受取域において、その切欠き21
によって受け止められる。切欠き21によって受け止め
られた容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20によ
って搬送される途中に配設されたライナー素材供給域に
おいて、ライナー素材供給手段80により、天面壁20
2の内面周縁部にライナー素材が供給されて環状ライナ
ー部材207が形成される。環状ライナー部材207が
形成された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20
の受渡域において、搬送ターレツト20の切欠き21か
ら搬送ターレツト30の切欠き31に受け渡される。搬
送ターレツト30に受け渡された容器蓋シェル200
は、搬送ターレツト30によって搬送される途中に配設
された加熱域において、加熱手段90によって加熱され
た後、搬送ターレツト30の受渡域において、搬送ター
レツト30の切欠き31から搬送ターレツト40の切欠
き41に受け渡される。搬送ターレツト40に受け渡さ
れた容器蓋シェル200は、搬送ターレツト40の受渡
域で、搬送ターレツト40の切欠き41から型押成形手
段50の回転テーブル50A上に移動させられて、型押
工具50Bによって受け取られる。型押工具50Bによ
って受け取られた容器蓋シェル200は、回転テーブル
50A及び型押工具50Bの協動で搬送される途中に配
設された型押成形域において、型押工具50Bにより、
その天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナ
ー部材207が型押されて所要断面形状を有する環状ラ
イナー208に成形される。この容器蓋シェル200
は、回転テーブル50A及び型押工具50Bの協動で更
に搬送され、回転テーブル50Aの受渡域において、搬
送ターレツト60の切欠き61に受け渡される。搬送タ
ーレツト60に受け渡された容器蓋シェル200は、搬
送ターレツト60の排出域において、搬送シュート70
に排出され、搬送シュート70によって、適宜の収容場
所に搬送される。なお搬送シュート10及び70も、そ
れ自体は周知の構成を利用することでよい。
【0020】図1及び図2を参照して、ライナー素材供
給手段80は、加熱溶融されたライナー素材を押し出す
ための押出機81と、ライナー素材供給ヘッド82に装
着されたライナー素材供給ノズル83と、押出機81と
ヘッド82との間に設けられた導管84とを備えてい
る。ヘッド82には図示しないライナー素材供給流路が
形成されており、押出機81によって押し出されたライ
ナー素材は、導管84及びヘッド82のライナー素材供
給流路を通してノズル83に供給されるよう構成されて
いる。ノズル83は、搬送ターレツト20におけるライ
ナー素材供給域の上方に間隔をおいて配置されている。
【0021】搬送ターレツト20のライナー素材供給域
における静止基板22の上縁部には、平面からみて円形
の周縁を有しかつ鉛直軸方向に一定の深さを有する溝2
4が形成されている。溝24の底面は静止基板22の上
面と平行な水平面をなすように形成されている。溝24
は、搬送ターレツト20が間欠移動を停止した状態にお
ける切欠き21と共通の軸線上に位置するよう配置さ
れ、溝24の半径は切欠き21の半径よりも若干小さく
規定されている。静止基板22における溝24の軸心部
には、鉛直方向に延在する貫通孔25が形成されてい
る。円形状の内周面を有する貫通孔25には、回転支持
台26が昇降自在に支持されている。回転支持台26
は、円板形状をなす支持部26aと、支持部26aの軸
心部における下面から下方に鉛直方向に延び出す軸部2
6bとを備えている。支持部26aは溝24に離脱自在
に嵌合しうる形状に形成され、軸部26bは貫通孔25
にスライド自在に嵌合しうる形状に形成されている。支
持部26aの外径は、溝24の内径よりも小さく形成さ
れ、軸方向の厚さは溝24の深さと実質上同じに形成さ
れている。回転支持台26の軸心部には軸線に沿って延
在する吸引孔26cが形成されている。吸引孔26cの
下端は、吸引管を介して真空ポンプに連結されている
(いずれも図示せず)。回転支持台26は、軸部26b
が貫通孔25にスライド自在に嵌合されることにより静
止基板22に支持される。回転支持台26は、図示しな
い電動モータにより回転駆動されるよう駆動結合され、
かつ図示しない適宜の昇降機構によつて、二点鎖線で示
す下降位置と、実線で示す上昇位置とに、選択的に位置
付けられる。回転支持台26が下降位置に位置付けられ
たとき、支持部26aの上面は静止基板22の上面と実
質上同一平面上に位置付けられる。回転支持台26が上
昇位置に位置付けられたとき、容器蓋シェル200は搬
送ターレツト20の切欠き21から上方に離脱させられ
る。
【0022】搬送シュート10から搬送ターレツト20
の切欠き21に受け渡された容器蓋シェル200は、搬
送ターレツト20の間欠移動により静止基台22の上面
に沿って下流方向に搬送される。搬送ターレツト20の
間欠移動が停止され、切欠き21がライナー素材供給域
に位置付けられると、切欠き21に半円部が収容された
容器蓋シェル200は、回転支持台26の支持部26a
の上面にかつ支持部26aと実質上共通の軸線上に位置
付けられる。真空ポンプを作動させると、容器蓋シェル
200は回転支持台26の支持部26aの上面に吸着さ
れる。次いで、回転支持台26を昇降機構によつて下降
位置から上昇位置まで上昇させる。ライナー素材供給ノ
ズル83の先端は、容器蓋シェル200の天面壁202
の内周縁部即ち環状溝206の上方に対向して位置せし
められる。次いで回転支持台26を回転駆動する。容器
蓋シェル200はその中心軸線を中心として回転せしめ
られる。容器蓋シェル200の回転と同時に又は若干後
に、押出機81を作動させてノズル83の先端から溶融
状態のライナー素材を流出させる。ノズル83の先端か
らライナー素材の流出を開始した時点から容器蓋シェル
200が少なくとも1回転せしめられるまで、ノズル8
3の先端からのライナー素材の流出を継続する。容器蓋
シェル200の天面壁202の内周縁部即ち環状溝20
6に沿って環状ライナー部材207が形成される。
【0023】次に押出機81の作動を停止して、ノズル
83の先端からのライナー素材の流出を停止し、ノズル
83の先端からのライナー素材の流出を停止した時点か
ら容器蓋シェル200を少なくとも0.5回転せしめた
後、回転支持台26の回転駆動を停止させる。次いで、
回転支持台26を昇降機構によつて上昇位置から下降位
置からまで下降させる。容器蓋シェル200を吸着した
回転支持台26の支持部26aは、静止基板22の溝2
4内に位置付けられ、容器蓋シェル200の半円部が、
再び搬送ターレツト20の切欠き21に収容される。そ
の後、真空ポンプの作動を停止させる。容器蓋シェル2
00の、回転支持台26における支持部26a上面への
吸着が開放される。搬送ターレツト20の間欠移動が開
始され、環状ライナー部材207が形成された容器蓋シ
ェル200は、回転支持台26の支持部26aの上面か
ら下流方向の静止基台22の上面に移動させられ、回転
支持台26の支持部26aには次の容器蓋シェル200
が移動させられる。概ね以上のとおりにして、本発明に
よる容器蓋シェル200内に環状ライナー208を形成
する方法、におけるライナー素材供給工程が遂行され
る。
【0024】上記したライナー素材供給工程において、
ノズル83から供給されるライナー素材は、塩化ビニル
と比較してメルトフローインデックスが著しく小さい材
料であるプロピレン、ポリエチレンの如き通常の熱可塑
性樹脂或いは比較的大きい弾性を必要とする場合に好適
である熱可塑性エラストマー等の熱可塑性材料である。
ノズル83の先端からのライナー素材流出速度をFVと
し、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部の
周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦F
Vであることが好ましい。ノズル83の先端からのライ
ナー素材流出速度に対し、容器蓋シェル200の天面壁
202の内面周縁部の周方向移動速度が過剰に低速であ
ると、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部
に過剰なライナー素材が供給されることになり、環状ラ
イナーの断面形状が不均一となり、しかも材料及び材料
費に無駄を生ずることになる。また、ノズル83の先端
からのライナー素材流出速度に対し、天面壁202の内
面周縁部の周方向移動速度が過剰に高速であると、ライ
ナー素材の流出が容器蓋シェル200の天面壁202の
内面周縁部の周方向移動速度に追従することができなく
なり、天面壁202の内面に供給されたライナー素材が
環状ではなくて弦状に延在してしまう傾向がある。しか
しながらPVとFVとの関係を、0.5FV≦PV≦F
Vと規定した場合には、上記ライナー素材(上記材料か
らなるライナー素材)を使用しても、上記問題の解消を
可能にするものである。
【0025】上記したライナー素材供給工程において、
ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始する前
に或いはこれと同時に、容器蓋シェル200の回転を開
始し、ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始
した時点から容器蓋シェル200が少なくとも1 回転せ
しめられるまで、ノズル83の先端からのライナー素材
の流出を継続することが好ましい。この方法は、上記ラ
イナー素材が天面壁202の内面を弦状に延びることを
確実に回避して、天面壁202の内面周縁部に環状にラ
イナー素材を供給することを可能にするものである。
【0026】上記したライナー素材供給工程において、
ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始した時
点から容器蓋シェル200が少なくとも2回転せしめら
れるまで、ノズル83の先端からのライナー素材の流出
を継続することが好ましい。この方法は、ライナー素材
として使用される上記熱可塑性材料のうち、メルトフロ
ーインデックスが比較的低い材料であっても、ライナー
素材が天面壁202の内面を弦状に延びることを確実に
回避して、天面壁202の内面周縁部に環状にライナー
素材を供給することを可能にするものである。
【0027】上記したライナー素材供給工程において、
上記したようにノズル83の先端からのライナー素材の
流出を継続し、しかる後にノズル83の先端からのライ
ナー素材の流出を停止し、ノズル83の先端からのライ
ナー素材の流出を停止した時点から容器蓋シェル200
を少なくとも0.5回転せしめることが好ましい。この
方法により、ノズル83の流出路の閉塞時に閉塞位置よ
りも下流側に存在していた上記ライナー素材が比較的長
時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き現象が発生し
ても、糸曳き状態になった上記ライナー素材が容器蓋シ
ェル200の所要部位即ち天面壁202の内面周縁部以
外に付着するのを充分確実に回避することを可能にする
ものである。
【0028】上記したライナー素材供給工程において、
ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止し、
ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止した
時点から容器蓋シェル200を少なくとも1回転せしめ
ることが好ましい。この方法は、ライナー素材として使
用される上記熱可塑性材料のうち、メルトフローインデ
ックスが比較的低い材料であっても、糸曳き現象の発生
にもかかわらず、ライナー素材が容器蓋シェル200の
所要部位即ち天面壁202の内面周縁部以外に付着する
のを充分確実に回避することを可能にするものである。
【0029】上記したライナー素材供給工程において、
使用されるライナー素材はメルトフローインデックスが
50g/10分(150°C、21.18N)以下であ
る熱可塑性材料であることが好ましい。また該ライナー
素材はメルトフローインデックスが1g/10分(23
0°C、21.18N)以上である熱可塑性材料である
ことが好ましい。ライナー素材としてこのような材料を
使用することにより、環境汚染等の問題を解消しなが
ら、天面壁202の内面周縁部に環状にライナー素材を
供給して環状ライナー部材207を形成することを可能
にするものである。上記メルトフローインデックスは、
JIS K7210(熱可塑性プラスチックの流れ試験
方法)で定義されている試験方法に基づいて行なった試
験の結果、確認されたものである。なお、いうまでもな
く、150°C、230°Cは試験温度、21.18N
(ニュートン)は試験荷重を示し、いずれも上記JIS
に規定された試験条件の一つである。
【0030】上記説明から容易に理解されるように、本
発明による、容器蓋シェル200内にライナーを形成す
る方法(後述する加熱工程及び型押成形工程を除く方
法)は、それ自体は周知のライナー形成装置を利用する
ことにより実現可能であり、したがって、著しく高価な
製造設備を必要とすることなく、容器蓋シェル200の
天面壁202の内面周縁部に所要どうりの環状ライナー
部材207を形成することを可能にするものである。
【0031】上記したライナー素材供給工程において天
面壁202の内面周縁部に環状ライナー部材207が形
成された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20か
ら搬送ターレツト30に受け渡される。搬送ターレツト
30によって搬送される容器蓋シェル200及びその天
面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材
207は、容器蓋シェル200が搬送ターレツト30に
より搬送される途中に配設された加熱域を通過する過程
において、加熱手段90によって所定の温度に加熱され
る。金属薄板から形成されている容器蓋シェル200の
天面壁202の内面に接着塗料が塗布されている場合に
は、該加熱によって、天面壁202の内面周縁部に形成
された環状ライナー部材207が接着塗料を介して天面
壁202の内面周縁部に効果的に接着される。またライ
ナー素材が加熱されることにより、加熱工程の後に遂行
される型押成形工程(後述する)の遂行が容易となる。
以上のようにして、本発明による容器蓋シェル200内
に環状ライナー208を形成する方法、における加熱工
程が遂行される。なおこの加熱工程は、後述する型押成
形工程が存在しない場合あるいは天面壁202の内面に
接着塗料が塗布されていない場合等には、省略してもよ
い。
【0032】搬送ターレツト30に受け渡された容器蓋
シェル200は、搬送ターレツト30によって搬送され
る途中に配設された加熱域において、加熱手段90によ
って加熱された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト
30の受渡域において、搬送ターレツト30の切欠き3
1から搬送ターレツト40の切欠き41に受け渡され
る。搬送ターレツト40に受け渡された容器蓋シェル2
00は、搬送ターレツト40の受渡域で、搬送ターレツ
ト40の切欠き41から型押成形手段50の回転テーブ
ル50A上に移動させられる。回転テーブル50A上に
移動させられた容器蓋シェル200は型押工具50Bに
よって受け取られる。
【0033】図1、図3及び図4を参照して、型押成形
手段50について更に具体的に説明する。なお、符号無
しで説明される部分は図示されていない。上記静止軸に
は円筒状の被駆動軸が回転自在に支持され、被駆動軸に
は回転テーブル50Aが一体に装着されている。被駆動
軸の、回転テーブル50Aよりも上方位置には、環状の
支持フランジ部が一体に装着され、この支持フランジ部
に、複数の型押工具50Bが、周方向に間隔をおいてか
つ回転テーブル50Aの周縁部の上方に間隔をおいて昇
降自在に装着されている。型押工具50Bの各々を昇降
させる昇降機構は、静止軸の上端部に配置された環状の
静止ブロックの外周面に周方向に連続して形成されたカ
ム溝と、型押工具50Bの各々の上端部に配設されたカ
ムローラとを備えている。型押工具50Bの各々のカム
ローラはカム溝に嵌合支持され、被駆動軸が上記電動モ
ータにより回転駆動されると、カム溝とカムローラの各
々との協動によって、型押工具50Bの各々が回転しな
がら所要のとおりに昇降させられる。
【0034】型押工具50Bの各々は相互に実質上同じ
構成を有しているので、その一つについて説明する。型
押工具50Bは、上記支持フランジ部に昇降自在に装着
された支持軸51を備えている。支持軸51の下端部は
円形の外周面を有している。そして、円形の外周面を有
する支持軸51の下端部には、円筒状の内側型押部材5
2が、該下端部の外周面に対し軸方向にスライド自在に
嵌合されている。内側型押部材52には、円筒状の中間
型押部材53が、内側型押部材52の外周面に対し軸方
向にスライド自在に嵌合されている。中間型押部材53
には、円筒状の外側型押部材54が、中間型押部材53
の外周面に対し軸方向にスライド自在に嵌合されてい
る。内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押
部材54の上端部と、支持軸51の下端部における上方
部位との間には、各々の軸方向下方への移動を阻止する
ストッパ手段が配設されている。支持軸51の外周面で
あって、内側型押部材52、中間型押部材53及び外側
型押部材54の上端よりも上方に所定の間隔をおいた位
置にはスプリングリテーナが上方への移動が阻止されう
るよう嵌合され、内側型押部材52、中間型押部材53
及び外側型押部材54の上端と、スプリングリテーナと
の間には、それぞれ圧縮コイルばねが介在されている。
内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材
54は、圧縮コイルばねの各々により軸方向下方に常時
付勢され、ストッパ手段によりセット位置に位置付けら
れている。図3に示されているように、内側型押部材5
2、中間型押部材53及び外側型押部材54がセット位
置に位置付けられた状態において、中間型押部材53の
下端面は支持軸51の下端面よりも所定量だけ下方に突
出して位置付けられている。また内側型押部材52及び
外側型押部材54の各々の下端面は、中間型押部材53
の下端面よりも更に下方に同じ量だけ突出して同一面上
に位置付けられている。外側型押部材54の少なくとも
下端部の外径は、容器蓋シェル200の開口端部の最少
内径よりも小さく規定されている。外側型押部材54の
最下端部の外周面は下端に向かってその外径が徐々に小
さくなるような傾斜面に形成され、容器蓋シェル200
の開口端部からその内部への離脱自在の嵌合が円滑に遂
行されるよう構成されている。中間型押部材53の下端
面は、ライナー208の内側面の所要形状に対応した形
状に形成されている。
【0035】搬送ターレツト40によって回転テーブル
50A上に倒立状態で移動させられた容器蓋シェル20
0は、搬送ターレツト40の間欠移動により図1におい
て時計方向に移動させられる。このタイミングに同期し
て型押工具50Bが昇降機構により下降させられ、先
ず、外側型押部材54及び内側型押部材52の最下端部
が容器蓋シェル200の開口端部からその内部へ挿入さ
せられることにより、容器蓋シェル200は型押工具5
0Bに受け取られる。容器蓋シェル200は、搬送ター
レツト40の切欠き41から離脱して、回転テーブル5
0Aと型押工具50Bとの協動により、図1において反
時計方向に搬送させられる。同時に上記昇降機構によつ
て、型押工具50B、更に具体的には支持軸51が下降
させられ、外側型押部材54の下端面が容器蓋シェル2
00の環状溝206の外周縁の上端部に当接されて実質
上その下降が阻止され、内側型押部材52の下端面が容
器蓋シェル200の天面壁202における、環状溝20
6との境界縁部に当接されて実質上その下降が阻止され
る。支持軸51は更に所定量だけ上記スプリングリテー
ナと共に下降させられる。支持軸51の下端面は容器蓋
シェル200の天面壁202に対し上方に隙間をおいた
最下方位置まで下降させられる。外側型押部材54及び
内側型押部材52の上端面とスプリングリテーナとの間
の圧縮コイルばねは圧縮させられ、また中間型押部材5
3の下端面も下降して、該下端面と、容器蓋シェル20
0の天面壁202の環状溝206と、外側型押部材54
及び内側型押部材52との間に形成される環状成形空間
において、環状ライナー部材207を型押しして環状ラ
イナー208に成形する(図4参照)。中間型押部材5
3の上端面とスプリングリテーナとの間の圧縮コイルば
ねも圧縮させられる。
【0036】以上のとおりにして、ライナー素材供給工
程の後に、型押工具50Bによって、容器蓋シェル20
0の天面壁202の環状溝206に環状ライナー部材2
07を型押して所要断面形状の環状ライナー208に成
形する型押成形工程が遂行される。この型押成形状態の
まま、回転テーブル50Aと型押工具50Bとは図1に
おいて反時計方向に回転させられる。この間に、支持軸
51に形成された図示しない冷却水路を冷却水が強制循
環させられ、型押工具50B、容器蓋シェル200及び
ライナー208の冷却が行なわれる。型押工具50B及
び容器蓋シェル200が、搬送ターレツト60への受渡
域に達する前に、上記昇降機構によつて支持軸51が上
昇させられ、容器蓋シェル200が搬送ターレツト60
の切欠き61に受け渡された時点において、型押工具5
0Bは容器蓋シェル200から上方に離脱させられる。
搬送ターレツト60に受け渡された容器蓋シェル200
は、搬送ターレツト60の排出域において、搬送シュー
ト70に排出され、搬送シュート70によって、適宜の
収容場所に搬送される。
【0037】本発明による、容器蓋シェル200内に環
状ライナー208を形成する方法の上記実施形態におい
ては、先に述べたライナー素材供給工程を遂行すること
によって容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁
部に環状にライナー素材を供給して環状ライナー部材2
07を形成した後に、形成された環状ライナー部材20
7に型押工具50Bを作用せしめて型押しすることによ
って環状ライナー208を成形すると共に、環状ライナ
ー208の断面形状を充分均一に所要どうりのものにせ
しめることを可能にするものである。また型押成形手段
50も、上記説明から容易に理解されるように、比較的
簡単な構成を有するものであり、また上記加熱手段90
もそれ自体は周知の構成を利用することでよい。したが
って、ライナー素材供給工程、加熱工程及び型押成形工
程を遂行したとしても、著しく高価な製造設備を必要と
することなく、容器蓋シェル200の天面壁202の内
面周縁部に所要どうりの環状ライナー208を成形する
ことを可能にするものである。なお、本発明による、容
器蓋シェル200内にライナー208を形成する方法に
おいて、容器蓋に対し厳しいシール性が要求される場合
には、上記実施形態における如く、ライナー素材供給工
程の後に型押成形工程を遂行することが好ましいが、そ
れ以外の場合には、先に述べたライナー素材供給工程の
みを遂行することによっても、本発明の上記効果を達成
することは可能である。
【0038】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は図示の実施形態のみに限定される
ものでなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形例が
可能であり、これらを本発明の技術思想から排除するも
のではない。例えば、前記実施形態においては、加熱工
程と型押成形工程とが別々に行なわれるよう構成されて
いるが、これらの工程を同時に行うよう構成してもよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明の、容器蓋シェル内にライナーを
形成する方法によれば、著しく高価な設備を必要とする
ことなく、容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に所要ど
おりの環状ライナーを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実現するためのライナー形
成装置の実施形態の構成を概略的に示す平面図。
【図2】図1に示されているライナー形成装置に含まれ
るライナー素材供給手段の要部の作動態様を示す部分断
面図。
【図3】図1に示されているライナー形成装置に含まれ
る型押成形手段の要部の作動態様を示す部分断面図。
【図4】図1に示されているライナー形成装置に含まれ
る型押成形手段の要部の他の作動態様を示す部分断面
図。
【符号の説明】
50 型押成形手段 50B 型押工具 80 ライナー素材供給手段 83 ライナー素材供給ノズル 90 加熱手段 100 ライナー形成装置 200 容器蓋シェル 202 円形天面壁 204 円筒状スカート壁 206 環状溝 207 環状ラーナー部材 208 環状ライナー
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 BA01 CA01 CC01 CC02 DA01 DC01 DC02 HA03 HB07 HC03 4F205 AD03 AD18 AH55 AH57 AR08 AR14 GA01 GA12 GB01 GF05 GF29 GN01 GN04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形天面壁と、該天面壁の周縁から垂下
    する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルの、該天
    面壁の内面周縁部に環状ライナーを形成する方法にし
    て、 ライナー素材供給ノズルの先端を、該容器蓋シェルの該
    天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、該ライ
    ナー素材供給ノズルの先端から溶融状態のライナー素材
    を流出せしめながら、該容器蓋シェルをその中心軸線を
    中心として回転せしめ、これによって該容器蓋シェルの
    該天面壁の内面周縁部に環状にライナー素材を供給する
    ライナー素材供給工程と、 該ライナー素材供給工程の後に、型押工具によって該ラ
    イナー素材を型押して所要形状のライナーに成形する型
    押成形工程と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該ライナー素材供給工程において、該ラ
    イナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材流出速
    度をFVとし、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部
    の周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦
    FVである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該ライナー素材供給工程において、該ラ
    イナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材の流出
    を開始する前に或いはこれと同時に、該容器蓋シェルの
    回転を開始し、該ライナー素材供給ノズルの先端から該
    ライナー素材の流出を開始した時点から該容器蓋シェル
    が少なくとも1 回転せしめられるまで、該ライナー素材
    供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を継続
    し、しかる後に該ライナー素材供給ノズルの先端からの
    該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノ
    ズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点
    から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せしめる、
    請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 該ライナー素材供給ノズルの先端からの
    該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノ
    ズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点
    から該容器蓋シェルを少なくとも1回転せしめる、請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 該ライナー素材供給ノズルの先端から該
    ライナー素材の流出を開始した時点から該容器蓋シェル
    が少なくとも2回転せしめられるまで、該ライナー素材
    供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を継続す
    る、請求項3又は4記載の方法。
  6. 【請求項6】 該ライナー素材はメルトフローインデッ
    クスが50g/10分(150°C、21.18N)以
    下である熱可塑性材料である、請求項1から5までのい
    ずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 該容器蓋シェルは金属薄板から形成さ
    れ、該天面壁の内面には接着塗料が塗布されており、該
    ライナー素材供給工程と該型押成形工程との間に遂行さ
    れる加熱工程を含み、該加熱工程においては該容器蓋シ
    ェルと該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に供給さ
    れた該ライナー素材とが加熱される、請求項1から6ま
    でのいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 円形天面壁と、該天面壁の周縁から垂下
    する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルの、該天
    面壁の内面周縁部に環状ライナーを形成する方法にし
    て、 ライナー素材供給ノズルの先端を、該容器蓋シェルの該
    天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、該ライ
    ナー素材供給ノズルの先端から溶融状態のライナー素材
    を流出せしめながら、該容器蓋シェルをその中心軸線を
    中心として回転せしめ、これによって該容器蓋シェルの
    該天面壁の内面周縁部に環状にライナー素材を供給する
    ライナー素材供給工程を含み、 該ライナー素材供給工程においては、該ライナー素材供
    給ノズルの先端からのライナー素材流出速度をFVと
    し、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部の周方向移
    動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVであ
    り、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素
    材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、該容器蓋
    シェルの回転を開始し、該ライナー素材供給ノズルの先
    端から該ライナー素材の流出を開始した時点から該容器
    蓋シェルが少なくとも1回転せしめられるまで、該ライ
    ナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出
    を継続し、しかる後に該ライナー素材供給ノズルの先端
    からの該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材
    供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止し
    た時点から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せし
    め、 該ライナー素材はメルトフローインデックスが50g/
    10分(150°C、21.18N)以下である熱可塑
    性材料である、ことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 該ライナー素材供給ノズルの先端からの
    該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノ
    ズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点
    から該容器蓋シェルを少なくとも1回転せしめる、請求
    項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 該ライナー素材供給ノズルの先端から
    該ライナー素材の流出を開始した時点から該容器蓋シェ
    ルが少なくとも2回転せしめられるまで、該ライナー素
    材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を継続
    する、請求項8又は9記載の方法。
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