JPH09315451A - 無菌充填に適したキャップ - Google Patents

無菌充填に適したキャップ

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JPH09315451A
JPH09315451A JP8132240A JP13224096A JPH09315451A JP H09315451 A JPH09315451 A JP H09315451A JP 8132240 A JP8132240 A JP 8132240A JP 13224096 A JP13224096 A JP 13224096A JP H09315451 A JPH09315451 A JP H09315451A
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cap
ethylene
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裕昭 菊地
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工司 山本
Gunji Matsuda
軍治 松田
Takashi Sugizaki
喬 杉嵜
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3423Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
    • B65D41/3428Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの内面に永続して滑性が付与され、
キャップの密栓トルク及び開栓トルクが適切な範囲に維
持されているキャップを提供するにある。 【解決手段】 天面及びスカートから成るキャップにお
いて、少なくとも容器口に接する天面内面が密度が0.
935g/cm3 以下のエチレン系重合体の連続相と、
エチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重合体の
分散相との樹脂組成物で形成されていることを特徴とす
るキャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開栓トルクの上昇
が抑制された樹脂キャップ、特に無菌充填に際してのト
ルクの異常上昇が抑制されたキャップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液体内容物の香味保持性に優れた
包装技術として、無菌(アセプティック)充填包装技法
が知られている。この技法は、一般に液体の内容物を1
40℃以上の超高温下で4〜5秒間殺菌後急冷する、い
わゆる超高温殺菌法(UHT)で、別に無菌的に製造さ
れた包装材料を殺菌液で殺菌処理し、この中に先に殺菌
処理された液体内容物を充填し、密封するものである。
包装材料の殺菌処理に用いる殺菌液としては、過酢酸及
び/又は過酸化水素を含有するものが使用されている。
【0003】この無菌充填包装は、内容物の香味保持性
のみならず、例えばPETボトルのような耐熱性に劣る
容器の内容物の保存性を向上させる目的にも特に有用な
ものとなっている。
【0004】本出願人の出願にかかる特開平2−462
4号公報には、容器蓋殻体と、該殻体の頂板部内面に溶
融押圧成形により施され且つ頂板部内面全面にわたって
熱接着されているライナーとから成り、且つ該ライナー
が滑剤を含有する低密度ポリエチレン−エチレンプロピ
レン共重合体ゴム組成物で形成されている容器蓋を、過
酢酸及び/又は過酸化水素を含有する殺菌液と接触させ
て殺菌し、殺菌後の容器蓋を水洗し、次いでこの容器蓋
を、内容物を無菌充填したプラスチック製びんの口部に
締結させ且つ密封することを特徴とする無菌充填びん詰
製品の製法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】無菌充填びん詰製品の
場合には、当然のことながらびんのみならず、その密封
に用いる容器蓋(キャップ)をも殺菌処理することが必
要となる。
【0006】ところが、容器蓋の殺菌処理ではびんの場
合と異なり、殺菌処理上幾つかの問題を有する。即ち、
密封されたびん詰製品の開栓に際しては、びん口と密封
材等のキャップ内面との間に滑りを生じることが必要で
あり、密封材等への滑り性の賦与は、密封材等を形成す
る樹脂中に滑剤を配合し、滑剤を密封材等の表面に移行
させることにより行っている。しかしながら、容器蓋を
殺菌処理し、次いで水洗するときには、密封材等の表面
に移行した滑剤が洗い落されてしまうため、キャップの
回転トルクが、殺菌処理を行わなかったものの3乃至5
倍にも増加するという問題を生じる。
【0007】このため、キャップの密封締結をキャップ
の回転で行う樹脂製キャップの場合には、トルクの異常
上昇により、密封を完全に行うことが困難となって、密
封不良をきたし、また上記の樹脂キャップでは勿論のこ
と、キャップの締結をロールオンで行うタイプのもので
も、開栓トルクの異常上昇により、開栓が困難となると
いう事態を生じる。
【0008】更に、容器蓋では、びん口部との間に密封
を行うために、容器蓋殻体(シェル)の頂板部内面側に
密封材(ガスケット乃至ライナー)が施されていること
が多い。この密封材と頂板部との間には、微小な隙間が
あることが多く、この部分に殺菌液が浸透せず、殺菌不
良を生じたり、或は殺菌液が浸透したとしても、続いて
行う水洗操作時に殺菌液が完全に除去されずに残留し
て、これが内容物に混入して、香味保持性を低下させる
という問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、キャップの内面
に永続して滑性が付与され、キャップの密栓トルク及び
開栓トルクが適切な範囲に維持されているキャップを提
供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、無菌充填びん詰製品
の製造に際して生じる上記問題点を解消し、容器蓋の殺
菌処理及びその後の水洗処理が良好に行い得ると共に、
これらの処理を行った後での密栓トルク及び開栓トルク
の異常な上昇が抑制される無菌充填用キャップを提供す
るにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、びん詰内容物の
香味保持性に優れ、しかも易開栓性を有する無菌充填用
キャップを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、天面及
びスカートから成るキャップにおいて、少なくとも容器
口に接する天面内面が密度が0.935g/cm3 以下
のエチレン系重合体の連続相と、エチレン系重合体−オ
ルガノポリシロキサン共重合体の分散相との樹脂組成物
で形成されていることを特徴とするキャップ、特に無菌
充填用キャップが提供される。
【0013】本発明のキャップでは、 1.エチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重合
体の分散相が、組成物当たりオルガノポリシロキサンと
して0.5乃至5重量%、特に1乃至3重量%含有され
ていること、 2.前記樹脂組成物が更に滑剤を0.01乃至1.0重
量%、特に0.1乃至0.6重量%含有していること、 3.前記樹脂組成物が更にエラストマーを3乃至50重
量%、特に10乃至40重量%含有していること、が好
ましい。
【0014】本発明のキャップは、天面及びスカートか
ら成るキャップシェルと、キャップシェルの内面に施さ
れた樹脂ライナーとのツーピース構造から成り、前記樹
脂ライナーが前記樹脂組成物から成るものでもよく、ま
た、ワンピース構造のもの(ライナーレス)であって、
少なくとも内面が前記樹脂組成物で形成されているもの
であってもよい。
【0015】
【発明の実施形態】本発明のキャップでは、少なくとも
容器口部と接触する天面内面を、密度が0.935g/
cm3 のエチレン系重合体の連続相と、この連続相中に
分散させたエチレン系重合体−オルガノポリシロキサン
共重合体の分散相とから形成させる。
【0016】密度が上記範囲内にあるエチレン系重合体
は、容器口部の密封に必要な柔軟性とクッション性と耐
クリープ性とを有していると共に、経時漏洩防止に必要
な耐ストレスクラッキング性にも優れている。
【0017】このエチレン系重合体を連続相とし、オル
ガノポリシロキサンをエチレン系重合体との共重合体の
形で、上記連続相中に分散させて分散相を形成したこと
が本発明の特徴であり、これにより、キャップの内面に
永続して滑性を付し、キャップの密栓トルク及び開栓ト
ルクを適切な範囲に維持することができる。
【0018】後述する例を参照されたい。エチレン系重
合体に脂肪酸アミド及びエチレン系重合体−オルガノポ
リシロキサン共重合体を適正な範囲外の濃度で配合した
樹脂ライナーを設けたプラスチックキャップの場合、こ
のキャップを殺菌液で処理し、次いで水洗すると、締ま
りにくくなることによって開栓トルクのバラツキが大き
くなったり密封性が悪くなる現象が認められた。また、
締まっても高開栓トルクとなる現象も確認された。これ
は、脂肪酸アミド以外の滑剤を配合した場合にも同様に
認められる。
【0019】これに対して、エチレン系重合体に、滑剤
及びエチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重合
体を適正濃度で配合した樹脂ライナーを設けたプラスチ
ックキャップの場合、このキャップを殺菌液で処理し、
次いで水洗しても、安定した締まり角と開栓トルクが得
られ、5℃で7日間保存した後開封を行っても開栓トル
クは20kgf−cm程度に抑制されているのである。
【0020】本発明によるキャップでは、表面に滑剤が
移行することにより、樹脂表面に滑性を付与するという
従来の滑剤とは全く別の機能により、滑性の付与が行わ
れるものであり、エチレン系重合体のマトリックス中に
分散されたエチレン系重合体−オルガノポリシロキサン
共重合体の分散相が、表面に露出することにより、滑性
付与が行われるものである。即ち、上記共重合体中のオ
ルガノポリシロキサンが滑性付与成分であるが、このオ
ルガノポリシロキサン成分はエチレン系重合体との共重
合体の形で高分子化されていること、及び共重合体中の
エチレン系重合体成分を介して、エチレン系重合体のマ
トリックス中に強固に固定されていることが相まって、
殺菌液や洗浄水と接触した場合にも流出することなく、
永続した滑性が付与されるのである。また、滑性成分が
内容物に移行する傾向も少ないので、香味保持性や衛生
的特性にも優れている。
【0021】本発明においては、エチレン系重合体とし
ては、密度が上記条件を満足する限り、エチレンの単独
重合体でも、エチレンの共重合体でも使用することがで
きる。具体的には、低−或いは中−密度のポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重
合体(アイオノマー)、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体或いはこれらのブレンド物等が挙げられる。
【0022】好適なエチレン系重合体として、低密度ポ
リエチレンや線状低密度ポリエチレンを挙げることがで
き、機械的特性の点では、後者、即ちエチレン・α−オ
レフィン共重合体樹脂が最も好ましい。
【0023】上記共重合体樹脂において、エチレンと共
重合されるα−オレフィンとしては、特にC数が3乃至
8のα−オレフィン、具体的にはプロピレン、ブテン、
ヘキセン、オクテン、4−メチル−1−ペンテン等が使
用され、エチレン含有量は80乃至97重量%、特に8
5乃至95重量%の範囲にある。このエチレン含有量が
上記範囲よりも多くなると、密度が増大し、耐ストレス
クラッキング性が低下し、また少ない場合には耐熱性や
作業性が低下し、更にコストの面でも不利となる。また
この共重合体樹脂は、エチレン含有量が上記範囲にある
ことに関連して、密度(JIS K6760)が0.925
乃至0.895 g/cm3 、特に0.920 乃至0.900g/cm3 の範囲
にある。更に、上述したエチレン・α−オレフィン共重
合体樹脂の内でも、作業性等の見地からメルトフローレ
ート(ASTM D 1238)が0.5 乃至25g/10mi
n の範囲にあるものが好適に使用される。
【0024】分散相を形成するエチレン系重合体−オル
ガノポリシロキサン共重合体としては、エチレン系重合
体とオルガノポリシロキサンとをグラフト重合或いはブ
ロック共重合させて得られるものが使用される。
【0025】共重合体中のエチレン系重合体成分として
は、連続相を形成するエチレン系重合体と同様なものが
使用される。
【0026】一方、オルガノポリシロキサンとしては、
それ自体公知のオルガノポリシロキサンが使用され、例
えば下記式 R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 式中、R1 は脂肪族不飽和基であり、R2 は脂肪族不飽
和基を含まない未置換或いは置換の1価炭化水素基であ
り、a及びbは式0<a<1、0.5<b<3、及び1
<a+b<3を満足する数である、で表されるオルガノ
ポリシロキサンが使用される。
【0027】脂肪族不飽和基としては、ビニル基、アリ
ル基、1−ブテニル基等のアルケニル基が挙げられ、1
価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、フェニル基、グリシジル基、1−ヒドロキシプロピ
ル基、1−アミノプロピル基等が挙げられる。
【0028】オルガノポリシロキサンは、鎖状、分岐鎖
状、環状、網状、3次元網状等のいずれの構造のもので
もよく、一般にアルケニルシロキサン単位を含有するジ
メチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、或
いはメチルフェニルポリシロキサン等から成る。勿論、
これらのオルガノポリシロキサンは、グリシジルシロキ
サン単位、1−ヒドロキシプロピルシロキサン単位、1
−アミノプロピルシロキサン単位等によって変性されて
いてもよい。
【0029】オルガノポリシロキサンの分子量にも関係
する粘度は、一般に1000センチストークス以上、特
に10000以上であることが好ましい。
【0030】共重合体中のエチレン系重合体(E)とオ
ルガノポリシロキサン(S)との割合は、一般に70:
30乃至30:70の重量比、特に60:40乃至4
0:60の重量比の範囲にあるのが好ましい。オルガノ
ポリシロキサン成分の量比が上記範囲よりも少ないと、
キャップとしたときの滑性が不十分であり、一方エチレ
ン系重合体成分の量比が上記範囲よりも少ないと、マト
リックス中への分散安定性が低下する。
【0031】エチレン系重合体−オルガノポリシロキサ
ン共重合体は、エチレン系重合体とオルガノポリシロキ
サンとを、上記量比で混練することにより得られる。混
練は、エチレン系重合体の融点以上の温度で行うのがよ
い。混練は、バンバリーミキサー、二軸押出機等を用い
て行うことができる。
【0032】混練は、架橋剤、例えば有機過酸化物や、
非共役ジエン類、例えば1,9デカジエン等の存在下に
行うことができる。
【0033】上記の混練法で製造されるエチレン系重合
体−オルガノポリシロキサン共重合体は、エチレン系重
合体にエチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重
合体が分散した構造をとるので、これをマスターバッチ
として、別のエチレン系重合体にブレンドすればよい。
【0034】上記マスターバッチは、日本ユニカー株式
会社から、シルグラフト(SILGRAFT)の商品名
で、また、ダウコーニングアジア株式会社から、マスタ
ーペレットの商品名で市販されているので、これを使用
することもできる。
【0035】本発明において、エチレン系重合体−オル
ガノポリシロキサン共重合体の分散相が、組成物当たり
オルガノポリシロキサンとして0.5乃至5重量%、特
に1乃至3重量%含有されていることが好ましい。上記
分散相の含有量が上記範囲よりも少ないときは、十分な
滑性が得られず、一方上記範囲よりも多くなると、物性
や密封性能が低下し、加工性も低下する傾向がある。
【0036】本発明において、ライナー形成用、或いは
樹脂キャップ形成用に使用する樹脂組成物には、滑性を
助長し、或いは物性を改善する助剤を配合してもよい。
【0037】このような助剤として、滑剤を挙げること
ができ、滑剤としては、一般にポリエチレンに使用され
るもの全てが適用可能である。すなわち、滑剤は(イ)
流動、天然または合成パラフィン、マイクロワックス、
ポリエチレンワックス、塩素化ポリエチレンワックス等
の炭化水素系のもの、(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸
等の脂肪酸系のもの、(ハ)ステアリン酸アミド、バル
ミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エシル酸アミド、
メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロア
ミド等の脂肪酸モノアミド系またはビスアミド系のも
の、(ニ)ブチルステアレート、硬化ヒマシ油、エチレ
ングリコールモノステアレート等のエステル系のもの、
(ホ)セチルアルコール、ステアリルアルコール等のア
ルコール系のもの、(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン
酸カルシウム等の金属石ケンおよび(ト)それらの混合
系が一般に用いられるが、特に脂肪酸モノアミド系また
はビスアミド系が好ましい。これらの滑剤を0.01乃
至1.0重量%、特に0.1乃至0.6重量%含有させ
ることが好ましい。
【0038】助剤の他の例として、エラストマーを挙げ
ることができ、これにより密封性能や滑性を一層改善す
ることができる。エラストマー重合体としては、例えば
ニトリル−ブタジエンゴム(NBR),スチレン−ブタ
ジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ポ
リブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IIB)、ブ
チルゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴム(EP
R)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPD
M)、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素ゴム、水
素化スチレン−イソプレン系共重合体、水素化スチレン
−ブタジエン共重合体等をもちいることができる。これ
らのエラストマーは、組成物当たり3乃至50重量%、
特に10乃至40重量%の量で含有させるのがよい。
【0039】本発明の一つの好適な態様では、上記樹脂
組成物をキャップにおけるライナーの形成に使用する。
【0040】図1は、本発明をプラスチックキャップの
ライナー形成に適用した場合を示す断面図である。
【0041】図1において、このプラスチックキャップ
10は、容器口部の形状にあわせてほぼ円筒形状をして
おり、天面12と天面12の周縁部から垂下したスカー
ト状側壁部13とから形成されているキャップ本体1
と、スカート状側壁部13の下側に環状切断面3を介し
て位置する開封明示用の周状バンド2からなる。
【0042】キャップ本体1と周状バンド2とは環状切
断面3により分割されていると共に、ブリッジ4により
連結されている。キャップ本体1側に設けたストッパー
5は、環状切断面3を越えて、周状バンド2の側に延び
ており、キャップの閉栓方向側にほぼ垂直な係止部を有
する。ストッパー5とブリッジ4とは、閉栓方向側(係
止部の側)で、円周方向に小間隔(S)、例えば0.1
乃至1.0mmの間隔をおいて配置されている。
【0043】スカート状側壁部13の外面には、キャッ
プの把持を容易にするためのローレット溝14が形成さ
れており、一方スカート状側壁部13の内面側には、容
器口部(図示せず)との締結を可能にするためのネジ1
5が形成されている。ネジ15の所々には、開栓に際し
てガス抜きを速やかに行い、キャップの飛翔を防止する
ためのガス抜き溝が形成されていてもよい。
【0044】キャップ本体1の天面部12内面には本発
明の樹脂組成物からなるライナー17が設けられてお
り、このライナー17は、比較的薄肉のパネル部18と
比較的厚肉の周辺密封部19とからなっており、密封部
19は容器の密封すべき口部にフィットする形状となっ
ている。
【0045】キャップ本体1の天面部12の内面には、
側壁部13から小間隔をおいて周状突起のリテイナー2
0が設けられ、前記リテイナー20内にライナー17が
保持されている。
【0046】周状突起20の内面側には径内方向向きの
くさび状突起21が周状に多数配置され、リテイナー2
0はこのくさび状突起21とかみ合って、ライナー脱落
防止を図っている。
【0047】側壁部13の下部が周状バンド2に向けて
外径の増大する部分、特にテーパー状の部分22から成
っており、この下にブリッジ4やストッパー5の形成用
スペースが確保されている。
【0048】側壁部下部22の内面側には段部23が形
成されており、この段部下面側からストッパー5及びブ
リッジ4が周状バンド2側に延びており、型抜き等の成
形性を良好にしている。
【0049】ストッパー5は、周状バンド2に対して小
間隔の周状溝24を介して内周側に配置されており、ス
トッパー5をキャップ本体の側壁部13から独立させ、
ブリッジ4との当接を円滑に行わせるようにしている。
【0050】キャップ本体1と周状バンド2とは環状切
断面3により分割されているが、ブリッジ4及びストッ
パー5は環状切断面3よりも内側に位置していることが
了解されよう。また、キャップ本体1側に設けたストッ
パー5は、環状切断面3を越えて、周状バンド2の側に
延びていることも了解されよう。
【0051】周状バンド2は、容器口部への係止のため
に、径内方向且つ斜め方向に延びる片状のラチェット2
5を多数周状に配置して備えているが、このラチェット
25は、ストッパー5の下側に存在しており、キャップ
本体1の回転を妨げないようになっている。
【0052】また、周状バンド2の内面側には、段部2
6が設けられ、ラチェット25は段部26の下面に結合
しており、これによりラチェット25の型抜き等が良好
になると共に、ラチェット25の座屈強度を高く保って
いる。
【0053】キャップの容器への締結に際しては、キャ
ップ本体1を閉栓方向に回転させると、ストッパー5と
ブリッジ4とが垂直部のほぼ全体にわたって係合し、ブ
リッジ4を保護しつつ、周状バンド2とキャップ本体1
との一体性を保持しつつ閉栓方向に回転し、容器口部に
周状バンド2及びキャップ本体1を締結させることが可
能となる。
【0054】一方、キャップの開栓時においては、ラチ
ェット等の固定機構により周状バンド2が容器口部に固
定され、キャップ本体1のみが開栓方向に回転するの
で、剪断力によりブリッジ4が破断する。この破断によ
り、キャップ本体1と周状バンド2とが分離して開封が
行われる。
【0055】本発明を金属製キャップに適用した例を示
す図2において、このキャップ殻体(シェル)31は、
例えばアルミニウム板の絞り成形で形成されていて、天
面部(パネル)32と、周状側壁部(スカート)33と
から成っている。このキャップ殻体31の内面側には、
内面保護塗膜をも兼ねる熱接着用塗料層34が設けられ
ている。
【0056】周状側壁部33の下部は、容器のあご部に
係合させるための締結用バンド35となっていて、殻体
31とバンド35とは、ミシン状切れ目36で分割され
ていると共に、切断可能なブリッジ37により連結され
ている。
【0057】頂板部32の内面側には全体として38で
示す前記組成物から成るライナーが設けられている。こ
のライナー38は、シェル31内で溶融樹脂を押圧成形
することにより形成されており、頂板部32内面にわた
って、熱接着用塗料層34を介して強固に熱接着されて
いる。ライナー38は、一般に比較的薄肉の中央部39
と比較的厚肉のリング状周辺部40とを有しており、こ
のリング状周辺部40がびん口部と係合して密封が行わ
れる。
【0058】図1のキャップにおいて、キャップシェル
1は、高密度ポリエチレン或いはプロピレン系重合体の
射出成形や圧縮成形で形成された樹脂キャップであって
もよく、この場合、熱接着用塗料層は省略されている。
本発明のライナー層はこれらの樹脂キャップシェルにも
優れた熱接着性を示す。
【0059】本発明では、前述した樹脂組成物を用い
て、これを射出成形或いは圧縮成形して、ワンピース型
のキャップを形成することができる。この場合、キャッ
プシェル形成用の通常の樹脂と、本発明の上記樹脂組成
物とを共押出し、キャップの内面側が前記樹脂組成物で
形成されたキャップとしてもよい。
【0060】
【実施例】本発明を次の例で説明するが、この例に限定
されない。
【0061】(1)実験1 密度0.920g/cm3 、メルトフローレート7.0
dg/分のLLDPEに密度0.88g/cm3 、メル
トフローレート1.1dg/分のエチレンプロピレンラ
バー30%、エチレン共重合体とオルガノポリシロキサ
ンの重合体である”シルグラフト#250”及び滑剤
(エルカ酸アミド)を(表1)のごとく配合してなる樹
脂組成物をポリプロピレン製シェルにインシェルモール
ドしてライナーを賦形し、28mm径のプラスチックキ
ャップを作製した。
【0062】このキャップについて殺菌水による洗浄処
理を行い、常温水を充填、キャッピング後、性能評価を
実施した。結果は(表1)の通りである。
【0063】
【表1】
【0064】※#250:日本ユニカー株式会社 シル
グラフト(シリコーン含有量=50%) ※締まり角は360゜+α ※内容液適性は液面上に浮遊する滑性成分の状態で判断 ※開栓トルク値は充填直後及び5℃−1週間の経時トル
ク値を表示 ※漏洩率は充填品単体を倒立落下させて衝撃を与え、液
漏れした比率を示す。
【0065】性能試験結果から、滑性成分である”シル
グラフト#250”が1%より少ない場合、キャップが
締まらないことによって液漏れが発生したり、締まって
も高開栓トルクとなった。また、10%よりも多く配合
するとキャップが締まりすぎて開栓トルクが高くなり、
開栓困難となった。
【0066】(2)実験2 密度0.917g/cm3 、メルトフローレート7.0
dg/分のLDPEに密度0.86g/cm3 、メルト
フローレート0.7dg/分のエチレンプロピレンラバ
ー20%、エチレン共重合体とオルガノポリシロキサン
の重合体である”シルグラフト#210”及び滑剤(オ
レイン酸アミド)を(表2)のごとく配合してなる樹脂
組成物を、予め酸化ポリエチレンを接着成分とするエポ
キシ系内面塗料塗装済みのアルミニウム製シェルにイン
シェルモールドしてライナーを賦形し、38mm径のピ
ルファープルーフキャップを作製した。
【0067】このキャップについて殺菌水による洗浄処
理後常温水を充填、キャッピングし、性能評価を実施し
た。結果は(表2)の通りである。
【0068】
【表2】
【0069】※#210:日本ユニカー株式会社 シル
グラフト(シリコーン含有量=50%) ※内容液適性は液面上に浮遊する滑性成分の状態で判断 ※開栓トルク値は充填直後及び5℃−1週間の経時トル
ク値を表示 ※漏洩率は充填品単体を倒立落下させて衝撃を与え、液
漏れした比率を示す。
【0070】滑性成分”ツルグラフト#210”が1%
以上配合されると開栓トルクは最適な値を示した。その
成分が少ないと充填直後は高開栓トルクとなり、開栓困
難であった。また、10%を越えて過剰に配合されると
物性低下によって液漏れや滑性成分の内容液への移行が
確認された。
【0071】(3)実験3 (表3)の如く、脂肪酸アミド以外は(1)と同様の樹
脂組成物をライナー材としてポリプロピレン製シェルに
インシェルモールドした28mm径のプラスチックキャ
ップを用いて殺菌水による洗浄処理、常温水充填、キャ
ッピング後の性能評価を実施した。結果は(表3)の通
りである。
【0072】
【表3】
【0073】※#250:日本ユニカー株式会社 シル
グラフト(シリコーン含有量=50%) ※締まり角は360゜+α ※内容液適性は液面上に浮遊する滑性成分の状態で判断 ※開栓トルク値は充填直後及び5℃−1週間の経時トル
ク値を表示 ※漏洩率は充填品単体を倒立落下させて衝撃を与え、液
漏れした比率を示す。
【0074】滑剤であるオレイン酸アミドの添加濃度が
0.01%より少なければ経時での開栓トルクが高く、
開栓困難であった。また、脂肪酸アミドの添加濃度が1
%を越えると内容液液面への浮遊が確認された。
【0075】(4)実験4 密度0.918g/cm3 、メルトフローレート6.0
dg/分のLLDPEに滑性成分及び改質材である熱可
塑性エラストマーを(表4)の如く配合してなる樹脂組
成物をライナー材としてポリプロピレン製シェルにイン
シェルモールドした28mm径のプラスチックキャップ
を用いて殺菌水による洗浄処理、常温水充填、キャッピ
ング後の性能評価を実施した。結果は(表4)の通りで
ある。
【0076】
【表4】
【0077】※SP−310:ダウコーニングアジア株
式会社 マスターペレット(シリコーン含有量=60
%) ※締まり角は360゜+α ※内容液適性は液面上に浮遊する滑性成分の状態で判断 ※開栓トルク値は充填直後及び5℃−1週間の経時トル
ク値を表示 ※漏洩率は充填品単体を倒立落下させて衝撃を与え、液
漏れした比率を示す。 ※熱可塑性エラストマーのグレードは以下の通りであ
る。 ・EPR:三井石油化学工業株式会社 P0280 ・BR:日本合成ゴム株式会社 JSR RB805 ・SBR:クラレ株式会社 セプトン2007 ・SEBS:シェルジャパン株式会社 クレイトンG1
650
【0078】改質材である熱可塑性エラストマーが3%
より少ない場合、及び50%を越えて配合された場合、
適切な締まり角が得られず、経時での開栓トルクも高く
なった。更に熱可塑性エラストマーが3%より少ない場
合改質効果が不十分で、衝撃試験の際ライナー部に亀裂
が生じて液漏れに至った。逆に熱可塑性エラストマーが
50%を超えて配合された場合、物性低下に起因する液
漏れが生じた。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも容器口に接
する天面内面を、密度が0.935g/cm3 以下のエ
チレン系重合体の連続相と、エチレン系重合体−オルガ
ノポリシロキサン共重合体の分散相との樹脂組成物で形
成したことにより、キャップの内面に永続して滑性が付
与され、キャップの密栓トルク及び開栓トルクを適切な
範囲に維持することが可能となった。このため、無菌充
填びん詰製品の製造に際して、容器蓋の殺菌処理及びそ
の後の水洗処理が良好に行い得ると共に、これらの処理
を行った後での密栓トルク及び開栓トルクの異常な上昇
を抑制することができ、びん詰内容物の香味保持性に優
れ、しかも易開栓性を有する無菌充填用キャップを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプラスチックキャップの側
断面図である。
【図2】本発明の一実施例の金属キャップの側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 周状バンド 3 環状切断面 4 ブリッジ 5 ストッパー 10 プラスチックキャップ 12 天面 13 スカート状側壁部 14 ローレット溝 15 ネジ 17 ライナー 18 パネル部 19 密封部 20 リテイナー 21 くさび状突起 22 径の増大部 23 段部 24 溝部 25 ラチェット 26 段部 31 キャップ殻体(シェル) 32 天面部(パネル) 33 周状側壁部(スカート) 34 内面保護塗膜をも兼ねる熱接着用塗料層 35 締結用バンド 36 ミシン状切れ目 37 切断可能なブリッジ 38 ライナー 39 比較的薄肉の中央部 40 比較的厚肉のリング状周辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉嵜 喬 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面及びスカートから成るキャップにお
    いて、少なくとも容器口に接する天面内面が密度が0.
    935g/cm3 以下のエチレン系重合体の連続相と、
    エチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重合体の
    分散相との樹脂組成物で形成されていることを特徴とす
    るキャップ。
  2. 【請求項2】 エチレン系重合体−オルガノポリシロキ
    サン共重合体の分散相が、組成物当たりオルガノポリシ
    ロキサンとして0.5乃至5重量%含有されている請求
    項1記載のキャップ。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物が更に滑剤を0.01乃
    至1.0重量%含有する請求項1または2記載のキャッ
    プ。
  4. 【請求項4】 前記樹脂組成物が更にエラストマーを3
    乃至50重量%含有する請求項1乃至3の何れかに記載
    のキャップ。
  5. 【請求項5】 前記キャップが天面及びスカートから成
    るキャップシェルと、キャップシェルの内面に施された
    樹脂ライナーとのツーピース構造から成り、前記樹脂ラ
    イナーが前記樹脂組成物から成る請求項1乃至4の何れ
    かに記載のキャップ。
  6. 【請求項6】 前記キャップがワンピース構造である請
    求項1乃至4の何れかに記載のキャップ。
  7. 【請求項7】 天面及びスカートから成るキャップにお
    いて、少なくとも容器口に接する天面内面が密度が0.
    935g/cm3 以下のエチレン系重合体の連続相と、
    エチレン系重合体−オルガノポリシロキサン共重合体の
    分散相との樹脂組成物で形成されていることを特徴とす
    る無菌充填キャップ。
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