JP4571735B2 - 容器蓋シェル内にライナーを形成する方法 - Google Patents
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【発明の属する分野】
本発明は、容器蓋シェル内にライナーを形成する方法、更に詳しくは、円形天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ライナーを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、飲食料用容器等のための容器蓋シェルとして、円形天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルと、容器蓋シェルの天面壁の内面に配設されたライナーとから構成された容器蓋シェルが、広く実用に供されている。容器蓋シェルはアルミニウム基合金薄板及びクロム酸処理薄板の如き金属薄板から形成することができる。ライナーは通常比較的柔軟な合成樹脂から形成され、容器蓋シェルを容器の口頸部に装着するとライナーが容器の口頸部に密着せしめられ、これによって口頸部が密封される。
【0003】
殊に、容器蓋シェルの径が比較的大きい場合には、ライナー素材の必要量の低減等の見地から、天面壁の内面全体に渡って存在する円形ライナーではなくて天面壁の周縁部を延びる環状ライナーを形成することが望まれる。かような環状ライナーの典型例は、ライナー素材として塩化ビニルゾルを使用し、かかる塩化ビニルゾルを所謂スピンライニング法によって天面壁の内面周縁部に施すことによって形成されたものを挙げることができる。スピンライニング法においては、ライナー素材である塩化ビニルゾルを供給するための塩化ビニルゾル供給ノズルの先端を容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、塩化ビニルゾル供給ノズルの先端から塩化ビニルゾルを流出せしめながら容器蓋シェルを比較的高速で回転せしめている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
而して、近時においては、所謂環境汚染等の点から塩化ビニルの使用が制限されるようになり、従って塩化ビニル製でない環状ライナーの形成が強く望まれている。然るに、塩化ビニルでないポリプロピレン、ポリエチレンの如き通常の熱可塑性樹脂或いは比較的大きい弾性を必要とする場合に好適である熱可塑性エラストマー等をライナー素材として使用する場合、これらの材料は塩化ビニルと比べてメルトフローインデックスが著しく小さい故に、上記スピンライニング法を単にそのまま適用したのでは満足できる環状ライナーを成形することができない。この点について、更に詳述すると、供給されたライナー素材のメルトフローインデックスが小さい故に、容器蓋シェルを比較的高速で回転せしめても、遠心力によって、ライナー素材を所要どおりに流動せしめることができず、環状ライナーの断面形状を充分均一に所要形状にせしめることが困難である。またメルトフローインデックスが小さい場合、必然的にライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材の流出速度が小さくなり、容器蓋シェルを比較的高速で回転せしめた場合、ライナー素材の流出が容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部の周方向移動速度に追従することができなくなり、天面壁の内面に供給されたライナー素材が環状ではなくて弦状に延在してしまう傾向がある。更に、ライナー素材供給ノズルの流出路を閉塞してライナー素材の流出を停止した後においても、ライナー素材のメルトフローインデックスが小さい故に、ライナー素材供給ノズルの流出路の閉塞時に閉塞位置よりも下流側に存在していたライナー素材が迅速に流下することなく比較的長時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き現象が発生し、容器蓋シェルの所要部位以外にライナー素材が付着してしまう虞がある。
【0005】
一方、特開平6−304683号公報には、特殊構造の押出機を使用して環状に押し出したライナー素材を容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に供給し、次いでかかるライナー素材に型押工具を作用せしめて所要形状のライナーに型押成形するライナー成形方法が開示されている。かようなライナー成形方法によれば、ライナー素材のメルトフローインデックスが小さい場合でも、好適な環状ライナーを成形することができる。しかしながら、かようなライナー成形方法を実施する場合には、特殊構造の押出機の配設等に起因してライナー成形のための製造設備コストが著しく高価になってしまう。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、著しく高価な製造設備を必要とすることなく、容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に所要どうりの環状ライナーを成形することができる、新規且つ改良された方法を提供することである。
【0007】
本発明者等は鋭意検討の結果、ライナー素材供給ノズルの先端を、容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、ライナー素材供給ノズルの先端から溶融状態のライナー素材を流出せしめながら、容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せしめ、これによって容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に環状にライナー素材を供給して環状ライナー部材を形成した後に、必要に応じて、形成された環状ライナー部材に型押工具を作用せしめて環状ライナーを型押成形し、環状ライナーの断面形状を充分均一に所要どうりのものにせしめることができることを見出した。
【0008】
また、本発明者等は、ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材流出速度をFVとし、容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部の周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVであり、ライナー素材供給ノズルの先端からライナー素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、容器蓋シェルの回転を開始し、ライナー素材供給ノズルの先端からライナー素材の流出を開始した時点から容器蓋シェルが少なくとも1回転せしめられるまで、ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材の流出を継続することによって、ライナー素材が天面壁の内面を弦状に延びることを確実に回避して、天面壁の内面周縁部に環状にライナー素材を供給することができることを見出した。
【0009】
更に、本発明者等は、ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材の流出を停止した時点から容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せしめることによって、ライナー素材供給ノズルの流出路の閉塞時に閉塞位置よりも下流側に存在していたライナー素材が比較的長時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き現象が発生しても、糸曳き状態になったライナー素材が容器蓋シェルの所要部位即ち天面壁の内面周縁部以外に付着するのを充分確実に回避することができることを見出した。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明によれば、円形天面壁と、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ライナーを形成する方法にして、ライナー素材供給ノズルの先端を、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、該ライナー素材供給ノズルの先端から溶融状態のライナー素材を流出せしめながら、該容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せしめ、これによって該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部にメルトフローインデックスが50g/10分(150°C、21.18N)以下である熱可塑性材料からなるライナー素材を環状に供給するライナー素材供給工程と、該ライナー素材供給工程の後に、型押工具によって該ライナー素材を型押して所要形状のライナーに成形する型押成形工程と、を含み、該ライナー素材供給工程において、該ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材流出速度をFVとし、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部の周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVであり、該ライナー素材供給工程において、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、該容器蓋シェルの回転を開始し、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材の流出を開始した時点から該容器蓋シェルが少なくとも1 回転せしめられるまで、該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を継続し、しかる後に該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せしめる、ことを特徴とする方法が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適実施形態について更に詳細に説明する。
【0015】
図2及び図3を参照して、本発明に従うライナー形成方法によって環状ライナーが形成される容器蓋シェル200は、アルミニウム基合金薄板又はクロム酸処理薄板の如き適宜の金属薄板から形成することができ、円形天面壁202と、天面壁202の周縁から垂下する円筒状スカート壁204(図2及び図3においては、容器蓋シェル200は、倒立状態で図示されているので、天面壁202の周縁から上方に延びている)とを有する。天面壁202の内側周縁部には環状溝206が形成されている。この環状溝206に、後述するとおりにして環状ライナー208が形成される。容器蓋シェル200自体の構成は既に周知のものであり、本発明に従うライナー形成方法によつて、環状ライナー208が形成され得る容器蓋シェル200の一例を示すものにすぎないので、容器蓋シェル200自体についての詳細な説明は省略する。
【0016】
図1には、本発明に従うライナー形成方法の一実施形態によつて、容器蓋シェル200に環状ライナー208を形成するためのライナー形成装置の一実施形態が概略的に示されている。全体を番号100で示すライナー形成装置は、容器蓋シェル200を搬送するための、搬送シュート10、搬送ターレツト20、30及び40、容器蓋シェル200を搬送しながらライナー素材を型押成形するための型押成形手段50、更に容器蓋シェル200を搬送するための搬送ターレツト60及び搬送シュート70を備えている。搬送ターレツト20、30、40及び60は、それぞれ静止軸に回転自在に支持され、各々の周縁部には、等角度間隔を置いて略半円形の切欠き21、31、41及び61が複数個形成されている。
容器蓋シェル200の外周面の半円部を外側から囲うようにして搬送する切欠き21、31、41及び61の各々の半径は、容器蓋シェル200のスカート壁204の半径より若干大きく形成されている。搬送ターレツト20の周縁部の下方位置には、略、容器蓋シェル200の受取域から受渡域にわたって、円弧状に延在しかつ平坦な上面を有する静止基板22(図2参照)が配設されている。また搬送ターレツト20の半径方向外側位置には、搬送ターレツト20の半径方向外側に沿って、略、容器蓋シェル200の受取域から受渡域にわたって、円弧状に延在する静止ガイド23が配設されている。搬送ターレツト30、40及び60にも、実質上同様な位置に図示しない静止基板と、静止ガイド33、43及び63とが配設されている。容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20、30、40及び60の切欠き21、31、41及び61によって、各々の静止基板上を、各々の静止ガイド23、33、43及び63にガイドされながら搬送される。搬送ターレツト20、30、40、60及びそれらに付随する静止基板、静止ガイド等の基本的構成は、周知の構成を利用することでよく、したがって詳細な説明は省略する。
【0017】
搬送ターレツト40と60との間に配置されている型押成形手段50は、静止軸に回転自在に支持された回転テーブル50Aと、回転テーブル50Aの周縁部の上方に間隔をおいてかつ周方向に間隔をおいて昇降自在に配置された複数の型押工具50B(図3参照)とを備えている。型押成形手段50は、回転テーブル50Aと型押工具50Bとが協動して容器蓋シェル200を搬送しながら、その天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材207(図3参照)を型押して所要断面形状の環状ライナー208に成形することができるよう構成されている。型押成形手段50については後に更に説明する。搬送ターレツト20、30及び40は、図示しないギヤ手段及び間欠作動機構を介して共通の図示しない電動モータに駆動結合されており、一定の時間間隔をおいてそれぞれ一定の角度だけ間欠的に回転しうるよう構成されている。また、型押成形手段50の回転テーブル50Aと、搬送ターレツト60とは、所定の周速度で連続的に回転しうるよう該電動モータに図示しないギヤ手段を介して駆動結合されている。図1において、搬送ターレツト20、40及び60の回転方向はそれぞれ時計方向であるが、搬送ターレツト30及び回転テーブル50Aの回転方向はそれぞれ反時計方向である。
【0018】
ライナー形成装置100は、更に、ライナー素材供給手段80と加熱手段90とを備えている。ライナー素材供給手段80は、搬送ターレツト20によって搬送される容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部にライナー素材を供給することができるよう構成されている。ライナー素材供給手段80については後に更に説明する。高周波加熱装置でよい加熱手段90は、搬送ターレツト30によって搬送される容器蓋シェル200及びその天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材207を加熱することができるよう構成されている。
【0019】
次にライナー形成装置100による容器蓋シェル200の搬送順序及びライナー形成工程の概要について説明する。搬送シュート10により開口端を上方に向けた倒立状態で搬送された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20の受取域において、その切欠き21によって受け止められる。切欠き21によって受け止められた容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20によって搬送される途中に配設されたライナー素材供給域において、ライナー素材供給手段80により、天面壁202の内面周縁部にライナー素材が供給されて環状ライナー部材207が形成される。環状ライナー部材207が形成された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20の受渡域において、搬送ターレツト20の切欠き21から搬送ターレツト30の切欠き31に受け渡される。搬送ターレツト30に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト30によって搬送される途中に配設された加熱域において、加熱手段90によって加熱された後、搬送ターレツト30の受渡域において、搬送ターレツト30の切欠き31から搬送ターレツト40の切欠き41に受け渡される。搬送ターレツト40に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト40の受渡域で、搬送ターレツト40の切欠き41から型押成形手段50の回転テーブル50A上に移動させられて、型押工具50Bによって受け取られる。型押工具50Bによって受け取られた容器蓋シェル200は、回転テーブル50A及び型押工具50Bの協動で搬送される途中に配設された型押成形域において、型押工具50Bにより、その天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材207が型押されて所要断面形状を有する環状ライナー208に成形される。この容器蓋シェル200は、回転テーブル50A及び型押工具50Bの協動で更に搬送され、回転テーブル50Aの受渡域において、搬送ターレツト60の切欠き61に受け渡される。搬送ターレツト60に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト60の排出域において、搬送シュート70に排出され、搬送シュート70によって、適宜の収容場所に搬送される。なお搬送シュート10及び70も、それ自体は周知の構成を利用することでよい。
【0020】
図1及び図2を参照して、ライナー素材供給手段80は、加熱溶融されたライナー素材を押し出すための押出機81と、ライナー素材供給ヘッド82に装着されたライナー素材供給ノズル83と、押出機81とヘッド82との間に設けられた導管84とを備えている。ヘッド82には図示しないライナー素材供給流路が形成されており、押出機81によって押し出されたライナー素材は、導管84及びヘッド82のライナー素材供給流路を通してノズル83に供給されるよう構成されている。ノズル83は、搬送ターレツト20におけるライナー素材供給域の上方に間隔をおいて配置されている。
【0021】
搬送ターレツト20のライナー素材供給域における静止基板22の上縁部には、平面からみて円形の周縁を有しかつ鉛直軸方向に一定の深さを有する溝24が形成されている。溝24の底面は静止基板22の上面と平行な水平面をなすように形成されている。溝24は、搬送ターレツト20が間欠移動を停止した状態における切欠き21と共通の軸線上に位置するよう配置され、溝24の半径は切欠き21の半径よりも若干小さく規定されている。静止基板22における溝24の軸心部には、鉛直方向に延在する貫通孔25が形成されている。円形状の内周面を有する貫通孔25には、回転支持台26が昇降自在に支持されている。回転支持台26は、円板形状をなす支持部26aと、支持部26aの軸心部における下面から下方に鉛直方向に延び出す軸部26bとを備えている。支持部26aは溝24に離脱自在に嵌合しうる形状に形成され、軸部26bは貫通孔25にスライド自在に嵌合しうる形状に形成されている。支持部26aの外径は、溝24の内径よりも小さく形成され、軸方向の厚さは溝24の深さと実質上同じに形成されている。回転支持台26の軸心部には軸線に沿って延在する吸引孔26cが形成されている。吸引孔26cの下端は、吸引管を介して真空ポンプに連結されている(いずれも図示せず)。回転支持台26は、軸部26bが貫通孔25にスライド自在に嵌合されることにより静止基板22に支持される。回転支持台26は、図示しない電動モータにより回転駆動されるよう駆動結合され、かつ図示しない適宜の昇降機構によつて、二点鎖線で示す下降位置と、実線で示す上昇位置とに、選択的に位置付けられる。回転支持台26が下降位置に位置付けられたとき、支持部26aの上面は静止基板22の上面と実質上同一平面上に位置付けられる。回転支持台26が上昇位置に位置付けられたとき、容器蓋シェル200は搬送ターレツト20の切欠き21から上方に離脱させられる。
【0022】
搬送シュート10から搬送ターレツト20の切欠き21に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20の間欠移動により静止基台22の上面に沿って下流方向に搬送される。搬送ターレツト20の間欠移動が停止され、切欠き21がライナー素材供給域に位置付けられると、切欠き21に半円部が収容された容器蓋シェル200は、回転支持台26の支持部26aの上面にかつ支持部26aと実質上共通の軸線上に位置付けられる。真空ポンプを作動させると、容器蓋シェル200は回転支持台26の支持部26aの上面に吸着される。次いで、回転支持台26を昇降機構によつて下降位置から上昇位置まで上昇させる。ライナー素材供給ノズル83の先端は、容器蓋シェル200の天面壁202の内周縁部即ち環状溝206の上方に対向して位置せしめられる。次いで回転支持台26を回転駆動する。容器蓋シェル200はその中心軸線を中心として回転せしめられる。容器蓋シェル200の回転と同時に又は若干後に、押出機81を作動させてノズル83の先端から溶融状態のライナー素材を流出させる。ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始した時点から容器蓋シェル200が少なくとも1回転せしめられるまで、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を継続する。容器蓋シェル200の天面壁202の内周縁部即ち環状溝206に沿って環状ライナー部材207が形成される。
【0023】
次に押出機81の作動を停止して、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止し、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止した時点から容器蓋シェル200を少なくとも0.5回転せしめた後、回転支持台26の回転駆動を停止させる。次いで、回転支持台26を昇降機構によつて上昇位置から下降位置からまで下降させる。容器蓋シェル200を吸着した回転支持台26の支持部26aは、静止基板22の溝24内に位置付けられ、容器蓋シェル200の半円部が、再び搬送ターレツト20の切欠き21に収容される。その後、真空ポンプの作動を停止させる。容器蓋シェル200の、回転支持台26における支持部26a上面への吸着が開放される。搬送ターレツト20の間欠移動が開始され、環状ライナー部材207が形成された容器蓋シェル200は、回転支持台26の支持部26aの上面から下流方向の静止基台22の上面に移動させられ、回転支持台26の支持部26aには次の容器蓋シェル200が移動させられる。概ね以上のとおりにして、本発明による容器蓋シェル200内に環状ライナー208を形成する方法、におけるライナー素材供給工程が遂行される。
【0024】
上記したライナー素材供給工程において、ノズル83から供給されるライナー素材は、塩化ビニルと比較してメルトフローインデックスが著しく小さい材料であるプロピレン、ポリエチレンの如き通常の熱可塑性樹脂或いは比較的大きい弾性を必要とする場合に好適である熱可塑性エラストマー等の熱可塑性材料である。ノズル83の先端からのライナー素材流出速度をFVとし、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部の周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVであることが好ましい。ノズル83の先端からのライナー素材流出速度に対し、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部の周方向移動速度が過剰に低速であると、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に過剰なライナー素材が供給されることになり、環状ライナーの断面形状が不均一となり、しかも材料及び材料費に無駄を生ずることになる。また、ノズル83の先端からのライナー素材流出速度に対し、天面壁202の内面周縁部の周方向移動速度が過剰に高速であると、ライナー素材の流出が容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部の周方向移動速度に追従することができなくなり、天面壁202の内面に供給されたライナー素材が環状ではなくて弦状に延在してしまう傾向がある。しかしながらPVとFVとの関係を、0.5FV≦PV≦FVと規定した場合には、上記ライナー素材(上記材料からなるライナー素材)を使用しても、上記問題の解消を可能にするものである。
【0025】
上記したライナー素材供給工程において、ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、容器蓋シェル200の回転を開始し、ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始した時点から容器蓋シェル200が少なくとも1 回転せしめられるまで、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を継続することが好ましい。この方法は、上記ライナー素材が天面壁202の内面を弦状に延びることを確実に回避して、天面壁202の内面周縁部に環状にライナー素材を供給することを可能にするものである。
【0026】
上記したライナー素材供給工程において、ノズル83の先端からライナー素材の流出を開始した時点から容器蓋シェル200が少なくとも2回転せしめられるまで、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を継続することが好ましい。
この方法は、ライナー素材として使用される上記熱可塑性材料のうち、メルトフローインデックスが比較的低い材料であっても、ライナー素材が天面壁202の内面を弦状に延びることを確実に回避して、天面壁202の内面周縁部に環状にライナー素材を供給することを可能にするものである。
【0027】
上記したライナー素材供給工程において、上記したようにノズル83の先端からのライナー素材の流出を継続し、しかる後にノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止し、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止した時点から容器蓋シェル200を少なくとも0.5回転せしめることが好ましい。この方法により、ノズル83の流出路の閉塞時に閉塞位置よりも下流側に存在していた上記ライナー素材が比較的長時間に渡って糸状に伸ばされる所謂糸曳き現象が発生しても、糸曳き状態になった上記ライナー素材が容器蓋シェル200の所要部位即ち天面壁202の内面周縁部以外に付着するのを充分確実に回避することを可能にするものである。
【0028】
上記したライナー素材供給工程において、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止し、ノズル83の先端からのライナー素材の流出を停止した時点から容器蓋シェル200を少なくとも1回転せしめることが好ましい。この方法は、ライナー素材として使用される上記熱可塑性材料のうち、メルトフローインデックスが比較的低い材料であっても、糸曳き現象の発生にもかかわらず、ライナー素材が容器蓋シェル200の所要部位即ち天面壁202の内面周縁部以外に付着するのを充分確実に回避することを可能にするものである。
【0029】
上記したライナー素材供給工程において、使用されるライナー素材はメルトフローインデックスが50g/10分(150°C、21.18N)以下である熱可塑性材料であることが好ましい。また該ライナー素材はメルトフローインデックスが1g/10分(230°C、21.18N)以上である熱可塑性材料であることが好ましい。ライナー素材としてこのような材料を使用することにより、環境汚染等の問題を解消しながら、天面壁202の内面周縁部に環状にライナー素材を供給して環状ライナー部材207を形成することを可能にするものである。上記メルトフローインデックスは、JIS K7210(熱可塑性プラスチックの流れ試験方法)で定義されている試験方法に基づいて行なった試験の結果、確認されたものである。なお、いうまでもなく、150°C、230°Cは試験温度、21.18N(ニュートン)は試験荷重を示し、いずれも上記JISに規定された試験条件の一つである。
【0030】
上記説明から容易に理解されるように、本発明による、容器蓋シェル200内にライナーを形成する方法(後述する加熱工程及び型押成形工程を除く方法)は、それ自体は周知のライナー形成装置を利用することにより実現可能であり、したがって、著しく高価な製造設備を必要とすることなく、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に所要どうりの環状ライナー部材207を形成することを可能にするものである。
【0031】
上記したライナー素材供給工程において天面壁202の内面周縁部に環状ライナー部材207が形成された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト20から搬送ターレツト30に受け渡される。搬送ターレツト30によって搬送される容器蓋シェル200及びその天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材207は、容器蓋シェル200が搬送ターレツト30により搬送される途中に配設された加熱域を通過する過程において、加熱手段90によって所定の温度に加熱される。金属薄板から形成されている容器蓋シェル200の天面壁202の内面に接着塗料が塗布されている場合には、該加熱によって、天面壁202の内面周縁部に形成された環状ライナー部材207が接着塗料を介して天面壁202の内面周縁部に効果的に接着される。またライナー素材が加熱されることにより、加熱工程の後に遂行される型押成形工程(後述する)の遂行が容易となる。以上のようにして、本発明による容器蓋シェル200内に環状ライナー208を形成する方法、における加熱工程が遂行される。なおこの加熱工程は、後述する型押成形工程が存在しない場合あるいは天面壁202の内面に接着塗料が塗布されていない場合等には、省略してもよい。
【0032】
搬送ターレツト30に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト30によって搬送される途中に配設された加熱域において、加熱手段90によって加熱された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト30の受渡域において、搬送ターレツト30の切欠き31から搬送ターレツト40の切欠き41に受け渡される。搬送ターレツト40に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト40の受渡域で、搬送ターレツト40の切欠き41から型押成形手段50の回転テーブル50A上に移動させられる。回転テーブル50A上に移動させられた容器蓋シェル200は型押工具50Bによって受け取られる。
【0033】
図1、図3及び図4を参照して、型押成形手段50について更に具体的に説明する。なお、符号無しで説明される部分は図示されていない。上記静止軸には円筒状の被駆動軸が回転自在に支持され、被駆動軸には回転テーブル50Aが一体に装着されている。被駆動軸の、回転テーブル50Aよりも上方位置には、環状の支持フランジ部が一体に装着され、この支持フランジ部に、複数の型押工具50Bが、周方向に間隔をおいてかつ回転テーブル50Aの周縁部の上方に間隔をおいて昇降自在に装着されている。型押工具50Bの各々を昇降させる昇降機構は、静止軸の上端部に配置された環状の静止ブロックの外周面に周方向に連続して形成されたカム溝と、型押工具50Bの各々の上端部に配設されたカムローラとを備えている。型押工具50Bの各々のカムローラはカム溝に嵌合支持され、被駆動軸が上記電動モータにより回転駆動されると、カム溝とカムローラの各々との協動によって、型押工具50Bの各々が回転しながら所要のとおりに昇降させられる。
【0034】
型押工具50Bの各々は相互に実質上同じ構成を有しているので、その一つについて説明する。型押工具50Bは、上記支持フランジ部に昇降自在に装着された支持軸51を備えている。支持軸51の下端部は円形の外周面を有している。
そして、円形の外周面を有する支持軸51の下端部には、円筒状の内側型押部材52が、該下端部の外周面に対し軸方向にスライド自在に嵌合されている。内側型押部材52には、円筒状の中間型押部材53が、内側型押部材52の外周面に対し軸方向にスライド自在に嵌合されている。中間型押部材53には、円筒状の外側型押部材54が、中間型押部材53の外周面に対し軸方向にスライド自在に嵌合されている。内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材54の上端部と、支持軸51の下端部における上方部位との間には、各々の軸方向下方への移動を阻止するストッパ手段が配設されている。支持軸51の外周面であって、内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材54の上端よりも上方に所定の間隔をおいた位置にはスプリングリテーナが上方への移動が阻止されうるよう嵌合され、内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材54の上端と、スプリングリテーナとの間には、それぞれ圧縮コイルばねが介在されている。内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材54は、圧縮コイルばねの各々により軸方向下方に常時付勢され、ストッパ手段によりセット位置に位置付けられている。図3に示されているように、内側型押部材52、中間型押部材53及び外側型押部材54がセット位置に位置付けられた状態において、中間型押部材53の下端面は支持軸51の下端面よりも所定量だけ下方に突出して位置付けられている。また内側型押部材52及び外側型押部材54の各々の下端面は、中間型押部材53の下端面よりも更に下方に同じ量だけ突出して同一面上に位置付けられている。外側型押部材54の少なくとも下端部の外径は、容器蓋シェル200の開口端部の最少内径よりも小さく規定されている。外側型押部材54の最下端部の外周面は下端に向かってその外径が徐々に小さくなるような傾斜面に形成され、容器蓋シェル200の開口端部からその内部への離脱自在の嵌合が円滑に遂行されるよう構成されている。中間型押部材53の下端面は、ライナー208の内側面の所要形状に対応した形状に形成されている。
【0035】
搬送ターレツト40によって回転テーブル50A上に倒立状態で移動させられた容器蓋シェル200は、搬送ターレツト40の間欠移動により図1において時計方向に移動させられる。このタイミングに同期して型押工具50Bが昇降機構により下降させられ、先ず、外側型押部材54及び内側型押部材52の最下端部が容器蓋シェル200の開口端部からその内部へ挿入させられることにより、容器蓋シェル200は型押工具50Bに受け取られる。容器蓋シェル200は、搬送ターレツト40の切欠き41から離脱して、回転テーブル50Aと型押工具50Bとの協動により、図1において反時計方向に搬送させられる。同時に上記昇降機構によつて、型押工具50B、更に具体的には支持軸51が下降させられ、外側型押部材54の下端面が容器蓋シェル200の環状溝206の外周縁の上端部に当接されて実質上その下降が阻止され、内側型押部材52の下端面が容器蓋シェル200の天面壁202における、環状溝206との境界縁部に当接されて実質上その下降が阻止される。支持軸51は更に所定量だけ上記スプリングリテーナと共に下降させられる。支持軸51の下端面は容器蓋シェル200の天面壁202に対し上方に隙間をおいた最下方位置まで下降させられる。外側型押部材54及び内側型押部材52の上端面とスプリングリテーナとの間の圧縮コイルばねは圧縮させられ、また中間型押部材53の下端面も下降して、該下端面と、容器蓋シェル200の天面壁202の環状溝206と、外側型押部材54及び内側型押部材52との間に形成される環状成形空間において、環状ライナー部材207を型押しして環状ライナー208に成形する(図4参照)。中間型押部材53の上端面とスプリングリテーナとの間の圧縮コイルばねも圧縮させられる。
【0036】
以上のとおりにして、ライナー素材供給工程の後に、型押工具50Bによって、容器蓋シェル200の天面壁202の環状溝206に環状ライナー部材207を型押して所要断面形状の環状ライナー208に成形する型押成形工程が遂行される。この型押成形状態のまま、回転テーブル50Aと型押工具50Bとは図1において反時計方向に回転させられる。この間に、支持軸51に形成された図示しない冷却水路を冷却水が強制循環させられ、型押工具50B、容器蓋シェル200及びライナー208の冷却が行なわれる。型押工具50B及び容器蓋シェル200が、搬送ターレツト60への受渡域に達する前に、上記昇降機構によつて支持軸51が上昇させられ、容器蓋シェル200が搬送ターレツト60の切欠き61に受け渡された時点において、型押工具50Bは容器蓋シェル200から上方に離脱させられる。搬送ターレツト60に受け渡された容器蓋シェル200は、搬送ターレツト60の排出域において、搬送シュート70に排出され、搬送シュート70によって、適宜の収容場所に搬送される。
【0037】
本発明による、容器蓋シェル200内に環状ライナー208を形成する方法の上記実施形態においては、先に述べたライナー素材供給工程を遂行することによって容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に環状にライナー素材を供給して環状ライナー部材207を形成した後に、形成された環状ライナー部材207に型押工具50Bを作用せしめて型押しすることによって環状ライナー208を成形すると共に、環状ライナー208の断面形状を充分均一に所要どうりのものにせしめることを可能にするものである。また型押成形手段50も、上記説明から容易に理解されるように、比較的簡単な構成を有するものであり、また上記加熱手段90もそれ自体は周知の構成を利用することでよい。したがって、ライナー素材供給工程、加熱工程及び型押成形工程を遂行したとしても、著しく高価な製造設備を必要とすることなく、容器蓋シェル200の天面壁202の内面周縁部に所要どうりの環状ライナー208を成形することを可能にするものである。なお、本発明による、容器蓋シェル200内にライナー208を形成する方法において、容器蓋に対し厳しいシール性が要求される場合には、上記実施形態における如く、ライナー素材供給工程の後に型押成形工程を遂行することが好ましいが、それ以外の場合には、先に述べたライナー素材供給工程のみを遂行することによっても、本発明の上記効果を達成することは可能である。
【0038】
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は図示の実施形態のみに限定されるものでなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形例が可能であり、これらを本発明の技術思想から排除するものではない。例えば、前記実施形態においては、加熱工程と型押成形工程とが別々に行なわれるよう構成されているが、これらの工程を同時に行うよう構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明の、容器蓋シェル内にライナーを形成する方法によれば、著しく高価な設備を必要とすることなく、容器蓋シェルの天面壁の内面周縁部に所要どおりの環状ライナーを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実現するためのライナー形成装置の実施形態の構成を概略的に示す平面図。
【図2】図1に示されているライナー形成装置に含まれるライナー素材供給手段の要部の作動態様を示す部分断面図。
【図3】図1に示されているライナー形成装置に含まれる型押成形手段の要部の作動態様を示す部分断面図。
【図4】図1に示されているライナー形成装置に含まれる型押成形手段の要部の他の作動態様を示す部分断面図。
【符号の説明】
50 型押成形手段
50B 型押工具
80 ライナー素材供給手段
83 ライナー素材供給ノズル
90 加熱手段
100 ライナー形成装置
200 容器蓋シェル
202 円形天面壁
204 円筒状スカート壁
206 環状溝
207 環状ラーナー部材
208 環状ライナー
Claims (1)
- 円形天面壁と、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁とを有する容器蓋シェルの、該天面壁の内面周縁部に環状ライナーを形成する方法にして、
ライナー素材供給ノズルの先端を、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部に対向せしめて位置せしめ、該ライナー素材供給ノズルの先端から溶融状態のライナー素材を流出せしめながら、該容器蓋シェルをその中心軸線を中心として回転せしめ、これによって該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部にメルトフローインデックスが50g/10分(150°C、21.18N)以下である熱可塑性材料からなるライナー素材を環状に供給するライナー素材供給工程と、該ライナー素材供給工程の後に、型押工具によって該ライナー素材を型押して所要形状のライナーに成形する型押成形工程と、を含み、
該ライナー素材供給工程において、該ライナー素材供給ノズルの先端からのライナー素材流出速度をFVとし、該容器蓋シェルの該天面壁の内面周縁部の周方向移動速度をPVとすると、0.5FV≦PV≦FVであり、
該ライナー素材供給工程において、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材の流出を開始する前に或いはこれと同時に、該容器蓋シェルの回転を開始し、該ライナー素材供給ノズルの先端から該ライナー素材の流出を開始した時点から該容器蓋シェルが少なくとも1 回転せしめられるまで、該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を継続し、しかる後に該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止し、該ライナー素材供給ノズルの先端からの該ライナー素材の流出を停止した時点から該容器蓋シェルを少なくとも0.5回転せしめる、
ことを特徴とする方法。
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