JP2002086441A - ワイヤーソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニット - Google Patents

ワイヤーソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニット

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JP2002086441A
JP2002086441A JP2000281405A JP2000281405A JP2002086441A JP 2002086441 A JP2002086441 A JP 2002086441A JP 2000281405 A JP2000281405 A JP 2000281405A JP 2000281405 A JP2000281405 A JP 2000281405A JP 2002086441 A JP2002086441 A JP 2002086441A
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wire saw
cutting device
pulley
saw cutting
support frame
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JP2000281405A
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English (en)
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Mitsuaki Tanimoto
満昭 谷本
Hidekazu Ota
秀和 大田
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SHIBUYA KK
Shibuya Co Ltd
Original Assignee
SHIBUYA KK
Shibuya Co Ltd
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】僅かなスペースであってもコンクリート建造物
等のワイヤーソー切断の可能な装置で、且つ、その設置
作業等が容易で、円滑な切断作業が行えるワイヤーソー
切断装置を提供する。 【解決手段】主プーリー、ガイドプーリー、補助プーリ
ー、駆動モーター、これらを取り付ける支持枠体、当該
駆動モーターの取り付け手段等の装置の構成要素が支持
枠体を中心に一体化してワイヤーソー切断装置を構成
し、且つ、そのワイヤーソー装置の弛んだワイヤーソー
を後方に引っ張る引込み手段のワイヤーソーの引き込み
方向が、当該切断面に対して垂直方向であることを特徴
とするワイヤーソー切断装置等による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削用ケーブルを
用いてコンクリート構造物や石材等を切断するワイヤー
ソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤーソーを用いてコンクリー
ト構造物や石材等を切断する際に、被切断体にワイヤー
ソーを巻掛けして、ワイヤーソーの走行軌道を決めるた
めのガイド手段を取り付け、そのガイド手段とは別個に
被切断体から離れた位置にワイヤーソーの駆動手段を設
置する構成を採っていた。
【0003】このような構成を採る根拠には、被切断体
の切断進行と共にワイヤーソーに生ずる弛みを無くし、
切断に必要な適度な張力を維持するため、ワイヤーソー
の駆動手段をレールの軌道上に乗せるなどして、ワイヤ
ーソーの駆動手段自体を前後動可能として、切断の進行
に伴い、被切断物から徐々に遠ざけて切断張力を確保す
ると言う方法を採用していたのである。
【0004】例えば、特開平7−293001号に開示
の発明では、コンクリート支柱を切断するため、ワイヤ
ーソーとしてダイヤモンドビーズを取り付けたワイヤー
を被切断物であるコンクリート支柱の周囲に複数のプー
リーを備えたガイド手段により巻き付けた後、このガイ
ド手段から所定の距離を置いて地表面に配置したレール
上にワイヤーソーの駆動装置を載置し、ワイヤーソーを
回動させコンクリート柱を切断を行うのである。そし
て、切断の進行に伴い、レール上のワイヤーソーの駆動
装置自体を被切断物から遠ざけることで、ワイヤーソー
の切断に要する張力を確保し、切断を完了させるもので
ある。
【0005】または、特開平7−197671にある発
明では、前述した特開平7−293001号に開示した
と同様の構成を持つワイヤーソー切断装置を持ってコン
クリート支柱を切断する方法であって、ワイヤーソーの
長さ、ワイヤーソーを張る方向によっては、追加のガイド
プーリー台を地面に設置するなど、切断作業の準備に掛
かる工数が、更に増大するものとなり、作業効率を阻害
するものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如き構成を持つワイヤーソー切断装置は、切断作業を
行う際に、ワイヤーソーの駆動装置自体を被切断物から
遠ざけ、切断張力を維持するために切断の進行に伴い、
弛んだワイヤーソーの長さ分だけを引き込むための距離
分のスペースを要することとなる。従って、大きく厚さ
のある被切断物ほど、この必要スペースが大きくなる。
このためビルディング等の建造物内での開口工事の様に
狭い場所での作業には非常に大きな困難を伴っていた。
【0007】また、従来のワイヤーソー切断装置の主プ
ーリーは、通常、地上面に載置される構成を採用してい
るため、切断面の高さや角度を調整する場合、切断対象
物に補助プーリーを直接取り付ける等して、ワイヤーの
向きを変更する必要があるなど切断を開始するまでの事
前の準備作業を多く要し、また、これらの作業は、極め
て熟練を要する作業であった。
【0008】そして、ワイヤーソー切断装置を、設置箇
所に移動させる手段としては、クレーン等を用いての搬
入作業を要し、設置個所の微調整は人力で行わなければ
ならないと言うのが実状であり、非常に労力を要する作
業者に過酷な負担を強いるものであった。
【0009】以上に述べた現状から、従来に比べ、より
狭小なスペースであってもコンクリート建造物等のワイ
ヤーソー切断の可能な装置で、且つ、その設置作業が容
易で切断開始までの準備時間を短縮化でき、円滑な切断
作業が行えるワイヤーソー切断装置が望まれてきた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本件発明者等は、
鋭意研究の結果、以下に説明するワイヤーソー切断装置
等に想到するに到ったのである。
【0011】請求項1には、主プーリー、一対として用
いる第1ガイドプーリー及び第2ガイドプーリー、補助
プーリー、主プーリーの駆動モーター、これらを取り付
ける支持枠体、当該駆動モーターの取り付け手段、一端
部を支持枠体に取り付け他端部にガイドプーリーを取り
付ける2本のガイドアーム部、ワイヤーソー及び必要な
プーリー取り付け手段とからなり、ワイヤーソーは主プ
ーリー、補助プーリー及びガイドアーム部に取り付けた
ガイドプーリーを経由して無限軌道を持つように走行す
るものとし、一対のガイドプーリによりワイヤーソーが
コンクリート構造物等の被切断体の切断位置に支持巻掛
けされ、主プーリーを駆動モーターにて回転させワイヤ
ーソーを無端駆動させ、切断の進行と共にワイヤーソー
に生ずる弛みを除去するため、ワイヤーソーにより生ず
る切断面の後方に引っ張る引き込み手段を有するワイヤ
ーソー切断装置であって、前記構成要素が支持枠体を中
心に一体化してワイヤーソー切断装置を構成し、且つ、
そのワイヤーソー装置の弛んだワイヤーソーを後方に引
っ張る引込み手段のワイヤーソーの引き込み方向が、当
該切断面に対して垂直方向であることを特徴とするワイ
ヤーソー切断装置としている。
【0012】請求項1に記載の発明は、本件発明に係る
ワイヤーソー切断装置の最も広い概念として記載してい
る。即ち、従来の装置が、上述したように、コンクリー
ト構造物等の被切断体の切断の進行と共にワイヤーソー
に生ずる弛みを除去するため、ワイヤーソーによる切断
面と平行に、被切断体の位置から遠ざかる方向にワイヤ
ーソーを引っ張る方法を採用していた。これに対し、本
件発明に係るワイヤーソー切断装置は、弛んだワイヤー
ソーを後方に引張る引込み手段を備えた点については共
通するものの、構成要素である主プーリー、ガイドプー
リー、補助プーリー、主プーリーの駆動モーター、支持
枠体等の構成要素が一体のものとして構成されており、
装置の全体は一体化した構造を持ち、その緩んだワイヤ
ーソーを、装置の内部構造に工夫を凝らし、装置の内に
おいて、切断面に対して後方垂直方向に引張る点に特徴
を有しているのである。このような構造を採用すること
で、切断面後方への長い距離のスペースを必要としなく
なるのである。
【0013】ここで、図1に本件発明に係るワイヤーソ
ー切断装置の内、最も単純な構造を有する一例を模式的
に示している。この図1に示すワイヤーソー切断装置
は、縦型長方形の支持枠体を備え、図1で言う左右の長
い支柱間には、主プーリーの駆動モータを取り付ける取
り付け手段としてスライドバーを備え、そのスライドバ
ーは支持枠体内を、図1の矢印Aとして示した方向に、
自在にスライド移動できるようにするのである。そし
て、駆動モータの回転軸には、主プーリーが取り付けら
れる。この主プーリーは、ワイヤーソーの主プーリーと
して働くものである。なお、ここで言う支持枠体の形状
は長方形に限定されるものではなく、正方形等の形状で
もよい。また、装置の設計に合わせて、適宜各種プーリ
ーを設置するための手段を支持枠体に付加したものであ
っても構わないのである。即ち、形状として特に限定を
要するものではなく、前記構成要素を一体として、一つ
のワイヤーソー切断装置と出来るものであればよいので
ある。
【0014】また、図1における支持枠体の下端部に相
当する一辺部には、同一平面内に一対のガイドアームを
設け、そのガイドアームの一端側は支持枠体と接続し、
その他端側に各々ガイドプーリーを取り付ける。支持枠
体とガイドアームとの接続は、支持枠体とガイドアーム
とを直接接続しても、別個に設けた取り付け部を介して
接続するものとしても構わないのである。ガイドプーリ
ーは通常2個のものを一対として使用されるものである
ため、本件明細書では第1ガイドプーリーと第2ガイド
プーリーと称している。ワイヤーソーは、そのガイドプ
ーリーを経て、図1に点線で示した被切断物の切断位置
に巻き付け、切断箇所の位置決めが行われることとな
る。
【0015】即ち、ガイドプーリーはワイヤーソーを被
切断物の切断位置に巻き付け、ワイヤーソーによる切断
箇所の位置決めを行うものであるから、図1に示したよ
うに2個の第1ガイドプーリーと第2ガイドプーリーと
を一対のものとして、図中に示した如き位置に配して用
いるのである。このとき、第1ガイドプーリーと第2ガ
イドプーリーとは、通常、同一平面となるよう配置し、
切断面を決めやすくして用いるのである。
【0016】そして、一対のガイドプーリーである第1
ガイドプーリーと第2ガイドプーリーとの間隔距離を、
被切断体の形状及びサイズに併せて調整することのでき
るようにすれば、被切断体のサイズ、形状等に応じた精
度の高い切断が可能となるのである。従って、第1ガイ
ドプーリーと第2ガイドプーリーとの間隔距離を、同一
平面内で、任意に調整できる手段を備えれば良いのであ
る。例えば、一方のガイドプーリーを取り付けたガイド
アーム部若しくは両方のガイドプーリーを取り付けたガ
イドアーム部がスライド移動自在とする事ができるよう
な手段を設けるか、支持枠体側に取り付けた双方のガイ
ドアーム部が支持枠体に取り付けた端部を支点として同
一平面内で自在に可倒できるようにする等、任意の間隔
距離を取ることのできる手段を設けるのである。
【0017】このことから、請求項2には、一端部を支
持枠体に取り付け他端部にガイドプーリーを取り付ける
2本のガイドアーム部は、支持枠体より突出するように
取り付けられ、第1ガイドプーリーと第2ガイドプーリ
ーとは同一平面に位置し、第1ガイドプーリーと第2ガ
イドプーリーとの間隔距離を任意に調節可能な手段を備
えた請求項1に記載のワイヤーソー切断装置としている
のである。
【0018】このとき補助プーリーは、支持枠体内若し
くは支持枠体の近傍の位置に適宜配され、ワイヤーソー
が駆動伝達の役割を果たす主プーリーとの十分な接触を
確保し、ワイヤーソーの装置内における走行経路を決定
付けるものとしての役割を果たすのである。また、図1
において下部に位置する補助プーリーは、切断面側に向
かって走行するワイヤーソーを主プーリーのある垂直方
向に走行経路を変更するために用いるものであり、本件
明細書において、この補助プーリーについて言給する場
合には、トランジショナル補助プーリーと称することと
する。これらのことから分かるように、図1で例示的に
示したワイヤーソー切断装置は、4個の補助プーリーを
用いているが、補助プーリーに関しては、配置箇所、配
置方法及び使用個数についての限定は存在しないもので
ある。
【0019】このような構成と構造とを持つワイヤーソ
ー切断装置は、ワイヤーソーによる切断の進行と共にワ
イヤーソーに生ずる弛みを、支持枠体内に設けたスライ
ドバーを図1に言う上方にスライド移動させることで、
主プーリーとモータ部を同時に引き上げることで、弛ん
だワイヤーソー長さを吸収して解消し、同時に切断に要
する張力を維持することができるのである。この場合、
ワイヤーソーによる被切断体に生じる切断面と、弛んだ
ワイヤーソーを引き込む方向とが、垂直となるのであ
る。このような方法で、緩んだワイヤーソーを引き込む
ことで、切断位置の後方に距離スペースをとる必要が無
くなり、ワイヤーソー切断装置の設置場所の面積を、従
来に比べ著しく小さくできるのである。
【0020】以上のことから分かるように、ワイヤーソ
ーによる切断の進行と共にワイヤーソーに生ずる弛み
を、ワイヤーソーによる被切断体に生じる切断面に対
し、垂直となる方向に弛んだワイヤーソーを引き込む事
ができれば、その手段を特に限定して考える必要性はな
い。
【0021】そして、請求項3には、主プーリー、補助
プーリー、主プーリーの駆動モーター、これらを取り付
ける支持枠体、当該駆動モーターの取り付け手段、ワイ
ヤーソー及び必要なプーリー取り付け手段とからなり、
ワイヤーソーは主プーリー、補助プーリーを経由して無
限軌道を持つように走行するものとし、ワイヤーソーが
コンクリート構造物等の被切断体の切断位置に支持巻掛
けされ、主プーリーを駆動モーターにて回転させワイヤ
ーソーを無端駆動させ、切断の進行と共にワイヤーソー
に生ずる弛みを除去するため、ワイヤーソーにより生ず
る切断面の後方に引っ張る引き込み手段を有するワイヤ
ーソー切断装置であって、前記構成要素が支持枠体を中
心に一体化してワイヤーソー切断装置を構成し、且つ、
そのワイヤーソー装置の弛んだワイヤーソーを後方に引
っ張る引込み手段のワイヤーソーの引き込み方向が、当
該切断面に対して平行方向であることを特徴とするワイ
ヤーソー切断装置としている。
【0022】このワイヤーソー切断装置を請求項1に記
載のワイヤーソー切断装置との対比として考えると、請
求項1に記載のワイヤーソー切断装置のガイドプーリー
及びガイドアーム部を除いた構成を持つものである。即
ち、図2に示すようにして用いることで床面のワイヤー
ソー切断が可能となるのである。このとき、前述したト
ランジショナル補助プーリーがガイドプーリの役割を果
たしているのである。
【0023】このような請求項3に記載のワイヤーソー
切断装置は、装置の全体が一体化されたものとなってお
り、ワイヤーソーの引き込み方向が、当該切断面に対し
て平行方向となっているのである。
【0024】以上のことから分かるように、ワイヤーソ
ーによる切断の進行と共にワイヤーソーに生ずる弛み
を、ワイヤーソーによる被切断体に生じる切断面に対
し、請求項1及び請求項2に記載のワイヤーソー切断装
置では、切断面に対して垂直となる方向に弛んだワイヤ
ーソーを引き込む事ができれば、その手段を特に限定し
て考える必要性はない。同様に、請求項3に記載のワイ
ヤーソー切断装置では、切断面に対して平行となる方向
に弛んだワイヤーソーを引き込む事ができれば、その手
段を特に限定して考える必要性はないのである。
【0025】ところが、現実の装置として考えた場合に
おいては、図1に示したように主プーリーをスライドバ
ーを用いて移動させることにより行うか、あるいは、図
2に示した支持枠体の上辺部に直接駆動モーターを取り
付け、そこに主プーリーを取り付け、支持枠体自体が図
2で言う上下方向に伸縮自在な手段を備えさせること
も、最も簡便な手段の一つと考えられる。従って、請求
項4には、弛んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込み
手段は、主プーリーを支持枠体に沿って移動させワイヤ
ーソーを引っ張るものである請求項1〜請求項3のいず
れかに記載のワイヤーソー切断装置としているのであ
る。
【0026】また、図3には、主プーリーと弛んだワイ
ヤーソーを後方に引っ張ることとなる補助プーリーのみ
を示しているが、ここでは主プーリーは静止した状態
で、補助プーリーのみが移動して、弛んだワイヤーソー
を切断面に対して平行方向に引っ張る事となるのであ
る。この場合の補助プーリーは、設置位置に静止したも
のではなく位置を移動するため、説明上「可動補助プー
リー」と称することとする。以下に述べる請求項5の説
明においても同様とする。この方法は、請求項4に記載
した主プーリーのみが移動する場合と同様に最も簡単な
構造を有するものといえる。従って、請求項5には、弛
んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込み手段は、補助
プーリーを支持枠体に沿って移動させワイヤーソーを引
っ張るものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載
のワイヤーソー切断装置。
【0027】このような弛んだワイヤーソーを後方に引
っ張る引込み手段としての目的が達成できる限り、可動
補助プーリーはどのような使用配置、使用個数、動作方
法を用いても構わないものである。これは、請求項4及
び請求項5に記載の発明については、共通して言えるこ
とである。
【0028】更に、請求項6には、弛んだワイヤーソー
を後方に引っ張る引込み手段は、主プーリー及び補助プ
ーリーを同時に支持枠体に沿って移動させワイヤーソー
を引っ張るものである請求項1〜請求項3のいずれかに
記載のワイヤーソー切断装置としている。この場合の補
助プーリーは、前述した可動補助プーリーであり、主プ
ーリーと補助プーリーとが同期して移動するものでも、
主プーリーと補助プーリーとが独立で移動するものであ
っても構わない。図4には、弛んだワイヤーソーを後方
に引っ張ることとなる主プーリーと補助プーリーとのみ
を示しているが、ここでは主プーリー及び可動補助プー
リーが移動して、弛んだワイヤーソーを切断面に対して
垂直方向に引っ張る事となるのである。
【0029】このように主プーリー及び補助プーリーの
双方の位置を移動させ、結果として、弛んだワイヤーソ
ーを後方に引っ張ることで、ワイヤーソーの引き込み長
さの調節が非常に楽に行える装置設計を採用することが
できるようになるのである。
【0030】請求項7には、主プーリーは、支持枠体で
囲まれた領域のいずれの位置にも任意に移動可能なもの
である請求項1〜請求項4のいずれかに記載のワイヤー
ソー切断装置としている。例えば、図1に矢印Bとして
示す方向に、スライドバーに沿って、支持している駆動
モータを自在に可動とすることで、主プーリーも同時に
横方向にスライド移動自在な状態とするが如きである。
従って、請求項7の記載は、より正確には、主プーリー
を取り付けた駆動モーターの回転軸が、支持枠体で囲ま
れた領域のいずれの位置にも任意に移動可能と捉えるべ
きものと考えるが、表現上、主プーリーの移動可能範囲
と捉えるのが妥当と考えたのである。
【0031】このようにすることで、スライドバーの上
下動と、主プーリーがスライドバーに沿って横方向の任
意の位置に自在に移動する動きにより、主プーリーの位
置を支持枠体のいずれの位置にも任意に移動させること
が可能となるのである。このように主プーリーの位置を
任意の位置とすることができれば、被切断体のサイズに
応じて主プーリーの位置を最も適切な位置に変更した
り、ワイヤーソーに与える張力の微調整を随時行うこと
も可能となるのである。但し、主プーリーを移動させる
手段については、特に限定を要するものではない。
【0032】請求項2に記載したガイドプーリーの間隔
を任意に調整できる機能と、前述した主プーリーの位置
変更を可能としたことで、被切断体のサイズに応じて主
プーリー及びガイドプーリーの位置を変更したり、ワイ
ヤーソーに与える張力の微調整を行うことも、より一層
容易となるのである。また、ワイヤーソーの着脱時に
も、その作業性を向上させることが可能となるのであ
る。
【0033】請求項8には、補助プーリーは、支持枠体
内若しくは支持枠体の近傍位置に複数個を配置し、ワイ
ヤーソーを複数の補助プーリー間で蛇行走行させワイヤ
ーソー長さの調節を行う手段を備えた請求項1〜請求項
7のいずれかに記載のワイヤーソー切断装置としてい
る。
【0034】前述したように、補助プーリーは、配置方
法、配置箇所及び使用個数についての特段の限定はない
ものである。例えば、図5に、一つの主プーリーと9個
の補助プーリーとを用いた場合の、いくつかのパターン
を例として示したように補助プーリーを配置し、ワイヤ
ーソーを補助プーリー間で蛇行走行させ、ワイヤーソー
の長さ調節を行うことが可能となるのである。この主プ
ーリーと補助プーリーとの配置は、以下に述べる実施形
態において用いるものである。即ち、調節すべきワイヤ
ーソーの長さを考慮し、そのときの装置の設計に応じ
て、配置方法、配置箇所及び使用個数等を定めればよい
のであり、これらに特段の限定はないものである。
【0035】ここで、補助プーリーを設置する個所を、
「支持枠体内若しくは支持枠体の近傍位置」と表してい
るが、これは、支持枠体の領域の平面内及び支持枠体の
領域平面内を外れた位置という意味で用いており、必ず
しも支持枠体の領域内に設ける必要のないことを明らか
にし、任意の配置を採れることを明確にしている。即
ち、図1のワイヤーソー切断装置の図面等から明らかと
なるように、補助プーリーを設置した平面は、支持枠体
の平面から、ガイドプーリー側に偏った位置にあること
が分かる。このような構造とすることも必要に応じて可
能なのである。
【0036】以上においては、ワイヤーソー切断装置そ
のものについて説明してきたが、以下では、そのワイヤ
ーソー切断装置を架台に取り付け、より操作性に優れ、
作業性に優れたワイヤーソー切断を可能とするため、請
求項1〜請求項8に記載のワイヤーソー切断装置を、更
に架台に乗せた構造を持つワイヤーソー切断装置ユニッ
トについて説明する。
【0037】請求項9には、請求項1〜請求項8のいず
れかに記載のワイヤーソー切断装置を架台に取り付けた
ワイヤーソー切断装置ユニットであって、当該ワイヤー
ソー切断装置は、回転自在な軸支手段により架台に取り
付けられ、軸支手段の支持軸を回転させることでワイヤ
ーソー切断装置が、その回転軸を中心として回転自在と
し、ワイヤーソーによる切断面を任意の角度に調整する
ことのできるワイヤーソー切断装置ユニットとしてい
る。
【0038】ワイヤーソーを用いた切断作業では、単に
地表面に対して切断面が平行な切断作業だけでなく、被
切断体の形状若しくは構造に起因して、切断面が地表面
に対して一定の角度を持った傾斜切断作業を行わなけれ
ばならない場合がある。この場合、従来の方法は、前述
した文献に記載されているように、非常に煩雑な準備作
業を必要とするものであった。これに対し、本件発明に
係るワイヤーソー切断装置を用いれば、当該ワイヤーソ
ー切断装置を架台に載置し、そのワイヤーソー切断装置
自体を架台上に軸支して、その支持軸を中心にワイヤー
ソー切断装置を自在に回転させることの出来るものとす
れば、傾斜切断が可能となるのである。従って、架台の
形状等にも特に限定はなく、ワイヤーソー切断装置を取
り付ける軸支手段を備えたものであればよいのである。
【0039】図6は、請求項1に記載のワイヤーソー切
断装置と、ここで言う架台との関係を明らかにし、ワイ
ヤーソー切断装置の回転時の動きを把握してもらうため
の概念図である。従って、ここでは主プーリー、補助プ
ーリー等の説明上、余分と思われるものは省略して記載
している。このとき架台には、回転自在な支持軸が取り
付けられており、この支持軸にワイヤーソー切断装置の
支持枠体が取り付けられるのである。そして、通常は、
独立したモーターにより支持軸を回転させることによ
り、ワイヤーソー切断装置を回転させ、任意の回転角度
で回転させた状態で静止させ、ワイヤーソーによる傾斜
切断が可能な状態を作り出すのである。
【0040】また、ワイヤーソー切断装置を180度回
転させ、ガイドプーリーが上端側に位置するようにすれ
ば、より高所の部分のワイヤーソー切断を容易に行うこ
とも可能となるのである。
【0041】前述した架台を用いることで、上述した回
転機構を、請求項3に記載のワイヤーソー切断装置に付
与することで、請求項1に記載のワイヤーソー切断装置
の場合と同様の効果と使用状態が得られる。即ち、請求
項3に記載のワイヤーソー切断装置を回転させて用いる
ことで、側壁面及び天井面の切断が極めて容易に行える
こととなるのである。
【0042】従来のワイヤーソー切断装置は、床面、水
平面、天井面、側壁面の切断面に応じて個々にワイヤー
ソー切断装置のセッティングを要していたが、本件発明
に係るワイヤーソー切断装置では、単にワイヤーソー切
断装置を回転させることで、それぞれのケースに容易に
対応できるものとなるのである。
【0043】請求項10には、請求項1〜請求項8のい
ずれかに記載のワイヤーソー切断装置を架台に取り付け
たワイヤーソー切断装置ユニットであって、前記架台に
取り付けた前記ワイヤーソー切断装置は、前記架台に設
けた昇降手段により、前記ワイヤーソー切断装置自体を
架台に対して上下動自在として、ワイヤーソーによる切
断面高さを任意に調整することのできる請求項9に記載
のワイヤーソー切断装置ユニットとしている。
【0044】図7は、請求項10に言うワイヤーソー切
断装置ユニットにおけるワイヤーソー切断装置と、ここ
で言う架台との関係を明らかにし、ワイヤーソー切断装
置の昇降時の動きを把握してもらうための概念図であ
る。従って、ここでは主プーリー、補助プーリー等の説
明上、余分と思われるものは省略して記載している。図
7に示したようにワイヤーソー切断装置が架台から独立
して昇降する手段を備えていれば、高所にある切断位置
に対して容易に、ワイヤーソーの高さを任意に調節する
ことが可能である。しかも、請求項9に記載したワイヤ
ーソー切断装置の回転機構と共に併用すれば、高所の任
意の角度での傾斜切断が可能となるのである。図8に
は、ワイヤーソー切断装置ユニットの一例を示してい
る。
【0045】続いて、以下においては、上述してきたワ
イヤーソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニット
のそれぞれに自走手段を備えさせることにより、ワイヤ
ーソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニットの運
搬設置労力を著しく軽減し、しかも、設置場所の微調整
を容易に行えるものとするのである。従来のワイヤーソ
ー切断装置においては、ワイヤーソーのガイド手段と切
断の進行と共にワイヤーソに生ずる弛みを引き込む手段
が分離していたため、設置作業に非常に大きな労力を要
していたが、上述した如きワイヤーソー切断装置及びワ
イヤーソー切断装置ユニットとすることにより、初めて
自走手段を付加することができるようになるのである。
【0046】従って、請求項11には、請求項1〜請求
項8に記載のワイヤーソー切断装置に自走手段を付加し
たものである自走式ワイヤーソー切断装置とし、請求項
11には、請求項9又は請求項10に記載のワイヤーソ
ー切断装置ユニットに自走手段を付加したものである自
走式ワイヤーソー切断装置ユニットとしている。
【0047】ここで言う自走手段とは、特に、車輪を用
いるか無限軌道(キャタピラー等と称されるもの)等の
走行形式や、バッテリー駆動エンジンを用いるかガソリ
ン燃焼エンジンを用いるか等の動力種別を限定するもの
ではなく、上述したワイヤーソー切断装置及びワイヤー
ソー切断装置ユニットを目的の場所に速やかに移動可能
で、且つ設置位置の微調整の可能なものを選択的に使用
すれば足りるものである。
【0048】また、自走手段をワイヤーソー切断装置及
びワイヤーソー切断装置ユニットへ取り付ける際の、取
り付け方についても、上述したと同様の目的の果たせる
限り、どのような方法を採用しても構わないのである。
従って、図9に示したように、ワイヤーソー切断装置若
しくはワイヤーソー切断装置ユニットの背面に自走手段
を取り付けることも、これらの側面に自走手段を取り付
けることも可能である。特に、後者の自走手段の取り付
けを採用した場合には、ワイヤーソー切断装置若しくは
ワイヤーソー切断装置ユニットの切断面を地表面に対し
て前方若しくは後方に傾斜させての切断作業が可能とな
ると言う特殊な使用法が可能となる。
【0049】そして、本件発明者等が、鋭意検討した結
果、この自走手段としてフォークリフト用車体を用いる
ことが、非常に簡便で、しかも、そのフォークの駆動用
モーターを、上述したワイヤーソー切断装置及びワイヤ
ーソー切断装置ユニットの前記回転手段、前記昇降手段
として用いることが可能となり、しかも、任意の場所へ
迅速に移動可能なものとなるのである。
【0050】従って、請求項13には、自走手段はフォ
ークリフト用車体を用いるものである請求項11に記載
の自走式ワイヤーソー切断装置とし、請求項14には、
自走手段はフォークリフト用車体を用いるものである請
求項12に記載の自走式ワイヤーソー切断装置ユニット
としているのである。
【0051】この自走手段にフォークリフト用車体を用
いたものについては、以下で説明する実施形態の中で、
より詳細に説明することとする。
【0052】更に、ワイヤーソー切断装置及びワイヤー
ソー切断装置ユニットに自走手段を付加することによ
り、初めて可能となる被切断体の切断方法として、被切
断体にワイヤーソーを押して当てた状態で、切断作業を
行う押し切り切断が可能となる。
【0053】押し切り切断を行う場合は、上述したガイ
ドアームに替えて、図10に示したように、押し切る距
離に応じた長さの押し切り用ガイドアームを用いて、そ
の先端部に取り付けた第1ガイドロールと第2ガイドロ
ールとの間に張り渡したワイヤーソーを被切断体に押し
当てた状態で、ワイヤーソーを無端状に動かして切断す
るものである。このとき、押し切り切断とは、ワイヤー
ソーは切断面に対して、線状に押し当て一定の距離を切
断する場合に限らず、図10に示すように、押し切り用
ガイドアームに取り付けたガイドロールを被切断体の切
断予定距離の所まで押し込んで、切断予定部にのみワイ
ヤーソーを巻き付け切断駆動させる場合。の双方を含む
概念として記載している。
【0054】このとき、押し切り用ガイドアームのガイ
ドロールを取り付けた他端部は、支持枠体、架台、自走
手段のいずれに箇所を接続するものとしてもよく、その
接続状態も完全に固定する接続方法でも、必要に応じて
着脱自在とする接続方法であっても構わない。押し切り
切断時に、安定した切断ができる状態が達成できればよ
いのである。
【0055】従って、請求項15には、ワイヤーソーを
用いた押し切り手段を備えたものである請求項11又は
請求項13に記載の自走式ワイヤーソー切断装置とし、
請求項16には、ワイヤーソーを用いた押し切り手段を
備えたものである請求項12又は請求項14に記載の自
走式ワイヤーソー切断装置ユニットとしているのであ
る。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本件発明に係るワイヤーソ
ー切断装置であって、自走手段としてフォークリフト用
車体を用いたものについて、図面を参照しつつ説明す
る。
【0057】第1実施形態: 図11に、本実施形態に
係る自走手段を備えたワイヤーソー切断装置1の全体像
を把握するための斜め上方から見た斜視図を示してい
る。そして、図12には、その自走式のワイヤーソー切
断装置1を正面から見た図を示し、図13は配置した各
種プーリーの位置関係を把握するために有用な上面から
の図を示し、図14には当該ワイヤーソー切断装置1の
側面図を示している。
【0058】最初に図12を主に参照して、支持枠体
2、各種プーリー等との配置関係について説明する。こ
こで用いた支持枠体2は、外形寸法で短辺1250m
m、長辺1506mmのステンレス製のものを用いた。
このとき、図13から明らかなように支持枠体2の下端
部には、プーリー取り付け部3を設けた。このプーリー
取り付け部3には、4個の補助プーリーP1、P2、P
3、P4を所定位置に取り付け、両端部には、トランジ
ショナル補助プーリーT1,T2を取り付け、更に、ガ
イドアーム4の一端部側を軸支することで、可倒動作可
能な動きのできるよう取り付けられるものとした。そし
て、そのガイドアーム4の他端部側にはガイドプーリー
G1,G2を取り付けたのである。この様子は、図13
及び図14から、容易に把握することができる。
【0059】ここで図12から分かるように、主プーリ
ー5を支持枠体2の正面から左に90度振って取付ける
ことにより、主プーリー5の取付面積を小さくした。そ
して、主プーリー5及び可動補助プーリーK1,K2,
K3が上方に同期して動くと、補助プーリーP1、P
2、P3、P4との距離が広がり、切断の進行と共に弛
みの生じたワイヤーソー6の長さ分を引き込むことを可
能とした。
【0060】即ち、支持枠体2の短辺間に油圧シリンダ
ー7を用いて動作する昇降手段8を設け、その昇降手段
8に、主プーリー5を取り付ける駆動モーター9及び3
つの可動補助プーリーK1,K2,K3、P4を取り付
けた支持バー10を取り付けた。そして、主プーリー5
は、この駆動モーター9の回転軸に取り付けた。このと
きの可動補助プーリーK1と可動補助プーリーK2と
は、それぞれが同一面内で水平位置に配置できるよう、
双方の可動補助プーリK1,K2を同時に取り付けるこ
とのできるシャフト11を昇降手段8に取り付け、シャ
フト11の両端部に可動補助プーリーK1と可動補助プ
ーリーK2とを取り付けるものとした。更に、可動補助
プーリーK3は、支持バー10に、可動補助プーリーK
2の背後であって、主プーリー5と同一平面上となるよ
うに取り付けた。従って、主プーリー5と可動補助プー
リーK1,K2,K3とは、油圧シリンダー7の圧力に
より、同調して動作し、ワイヤーソー6の引っ張り速度
が調節され、ワイヤーソー6の引き込み速度及び切断張
力をコントロールすることが可能なものとした。
【0061】ここで単に「補助プーリー」としたもの
は、ワイヤーソー切断を行っている際にも、常に位置を
変更することなく静止した状態の補助プーリーP1、P
2、P3、P4のことであり、図中の下部に位置するも
のである。これらの補助プーリーの内、P1、P2、P
3、P4として図中に示したものが、前述したプーリー
取り付け部3に取り付けられる。そして、この補助プー
リーの内、P1、P3として示したものは、主プーリー
5と平行に配置するのではなく、一定の角度を持って傾
斜させて配置した。そして、P4は、P2の背後に同軸
となるように取り付け、ワイヤーソーの走行経路のバリ
エーションを採れるようにした。
【0062】また、プーリ取り付け部3の両端部に取り
付けたトランジショナル補助プーリーT1,T2は、主
プーリー5を配置した面から垂直方向に位置する切断面
に向けてワイヤーソー6の走行経路を変更するため、縦
置き状となるように配置した。
【0063】以上に述べた各種プーリーの配置をより正
確に説明するため、図12〜図14を参照しつつ、相互
の位置関係及びワイヤーソー6の走行経路について、よ
り詳細に説明する。但し、ここではワイヤーソー6の走
行経路については、一例という意味合いで示すものであ
り、必ずしも以下に述べた走行経路とする必要はなく、
ここでは、補助プーリーP4を用いない場合について述
べているに過ぎず、ワイヤーソー6の引き込み長さに応
じてのものとすればよいのである。主プーリー5とトラ
ンジショナル補助プーリーT1とは、相互に接線が重な
るように配置した。従って、主プーリー5の片側から下
に向けて延びるワイヤーソー6は、主プーリー5から直
接、トランジショナル補助プーリーT1を経由し、第1
ガイドプーリーG1に到るようにしたのである。
【0064】そして、主プーリー5の反対側から下側に
延びるワイヤーソー6は、傾斜して且つ主プーリー5の
接線と重なるように配置した補助プーリーP1を経由す
るようにした。更に、補助プーリーP1と可動補助プー
リーK1との相互の接線が重なるように配置して、補助
プーリーP1を経由したワイヤーソー6は可動補助プー
リーK1に到るものとした。
【0065】可動補助プーリーK1を経由したワイヤー
ソー6は、下部に設置した補助プーリーP2に向けて延
びることになる。従って、補助プーリーP2は、可動補
助プーリーK1,K2と同一平面上となるように設置し
た。補助プーリーP2を経由したワイヤーソー6は、再
度、可動補助プーリーK2に向けて上向きに走るものと
した。従って、補助プーリーP2と可動補助プーリーK
2とは、相互の接線が重なり合う状態に配置したのであ
る。
【0066】可動補助プーリーK2を経由したワイヤー
ソー6は、更に下部に傾斜して配置した補助プーリーP
3に向けて走行することになる。従って、補助プーリー
P3と可動補助プーリーK2との相互の接線が重なるよ
うに配置している。
【0067】補助プーリーP3を経由したワイヤーソー
6は、再度、可動補助プーリーK2の背後に位置するK
3と示した可動補助プーリーに向けて上方に走ることと
なる。そして、可動補助プーリーK3を経由したワイヤ
ーソーは、トランジショナル補助プーリーT2を経由
し、第2ガイドプーリーG2に到るようにしたのであ
る。
【0068】従って、ワイヤーソー6の走行経路は、ガ
イドプーリーG2を基点として考えると、ガイドプーリ
ーG2から被切断体側に出たワイヤーソー6は、被切断
体を経て、ガイドプーリーG1→トランジショナル補助
プーリーT1→主プーリー5→補助プーリーP1→可動
補助プーリーK1→補助プーリーP2→可動補助プーリ
ーK2→補助プーリーP3→可動補助プーリーK3→ト
ランジショナル補助プーリーT2の経路を経てガイドプ
ーリーG2に戻ることで、無端駆動することとなるので
ある。このとき、主プーリー5とトランジショナル補助
プーリーT2との間で、ワイヤーソー6が蛇行走行し
て、ワイヤーソー引き込み長さを十分に確保できるもの
としたのである。
【0069】本実施形態において、上述した主プーリー
5は直径612mm、その他の、可動補助プーリーK
1,K2,K3、補助プーリーP1,P2,P3、P
4、トランジショナル補助プーリーT1,T2及びガイ
ドプーリーG1,G2の各プーリーは直径220mmの
ステンレス鋼製のものを用いた。駆動モーター9を用い
ての主プーリー5の周速は、0〜20m/sec.の範
囲で調節できるものとした。そして、主プーリー5が上
下に移動するストローク距離は、900mmとした。ま
た、ワイヤーソー6には、いわゆるダイヤモンドワイヤ
ーであり、長さ14.5mのものを用いた。
【0070】そして、上述したワイヤーソー切断装置1
に取り付ける自走手段として、フォークリフト用の車体
12を用いたのである。ここでは、小松製作所製のバッ
テリーフォークリフト(型式FB13RC−10)の特
殊仕様車両を用いた。ここでは、フォークリフトの車体
12に設けた懸架装置13に油圧旋回装置14を取り付
けたものとし、この油圧旋回装置14を、ワイヤーソー
切断装置1の支持枠体の背面側から取り付け、ワイヤー
ソー切断装置1を懸架装置13で上下動可能とし、しか
も油圧旋回装置14で360度の回転が可能なものとし
た。
【0071】このような自走式ワイヤーソー切断装置と
して、被切断体として、各種のコンクリート建造物の切
断作業を行ってみたが、従来は切断前に入念に行ってい
たワイヤーソー切断装置1の設置作業に時間を採ること
なく、位置の微調整も容易であり、被切断体とワイヤー
ソー切断装置1との間のワイヤーソー6の掛け回し作業
の時間を要するのみで、迅速且つ効率の良い作業が可能
であった。しかも、いずれの切断面も、狙った通りの位
置に、非常に美麗な切断面として得られた。
【0072】図11中に示しているが、前述した押し切
り切断を行う場合には、押し切り切断用アーム15を取
り付けて、押し切り切断を行うのである。この押し切り
切断用アーム15は、車体12に取り付けても、支持枠
体2に取り付けるものであっても構わなず、装置設計に
応じたものとすればよいのである。
【0073】なお、本実施形態における支持枠体2は、
図11から分かるように、支持枠体2自体が容易に分解
できるものとし、切断作業時の切削塊等の飛散による装
置の損傷を最小限に抑え、ワイヤーソー切断事故が発生
した場合の被害を最小限に抑えるため、枠体の大部分を
覆うことの出来る金網壁Nを取り付けることの出来るも
のとした。
【0074】第2実施形態:本実施形態におけるワイヤ
ーソー切断装置1’では、図15に示すように、第1実
施形態で用いたワイヤーソー切断装置1のガイドアーム
4をプーリー取り付け部3から着脱自在にできるように
しておいて、ガイドアーム4とガイドプーリーG1,G
2を取り外した状態で、コンクリート建造物等の床面、
天井面、側壁面等の切断を容易に行えるものとしたので
ある。図15には、天井面を切断する場合を側面から捉
え例示的に示しているが、油圧旋回装置14を用いて、
ワイヤーソー切断装置1を180度回転させて天井面の
切断を行ったのである。
【0075】従って、ワイヤーソー切断装置1’の基本
的な構造は、第1実施形態と同様の内容となるので、こ
こでの重複した説明は省略する。
【0076】このような自走式ワイヤーソー切断装置と
して、被切断体として、各種のコンクリート建造物の切
断作業を行ってみたが、従来は切断前に入念に行ってい
たワイヤーソー切断装置1の設置作業に時間を採ること
なく、位置の微調整も容易であり、床面、天井面等とワ
イヤーソー切断装置1’との間のワイヤーソー6の掛け
回し作業の時間を要するのみで、迅速且つ効率の良い作
業が可能であった。しかも、いずれの切断面も、狙った
通りの位置に、非常に美麗な切断面として得られた事は
第1実施形態の場合と同様である。
【0077】
【発明の効果】以上に説明した本件発明に係るワイヤー
ソー切断装置及びワイヤーソー切断装置ユニットは、装
置としてコンパクトであるが故に、ビルディング内部等
の狭い場所であって、従来のワイヤーソー切断装置を用
いることが出来ない場所においても切断作業を行うこと
を可能とするものである。しかも、これらに自走手段を
付加することにより、ワイヤーソー切断装置及びワイヤ
ーソー切断装置ユニットを、目的とする設置場所に人力
に頼らず容易に移動させることが可能であり、迅速且つ
正確なワイヤーソー切断作業が行えるものとなるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤーソー切断装置を斜め上方から見た斜視
図。
【図2】ワイヤーソー切断装置を斜め上方から見た斜視
図。
【図3】ワイヤーソーを引っ張る際の主プーリーと補助
プーリーとの基本的動きを示した概念図。
【図4】ワイヤーソーを引っ張る際の主プーリーと補助
プーリーとの基本的動きを示した概念図。
【図5】ワイヤーソーを補助プーリー間で蛇行走行させ
る場合の基本的走行パターンを示した概念図。
【図6】架台に乗せたワイヤーソー切断装置の回転動作
を表す概念図。
【図7】架台に乗せたワイヤーソー切断装置の回転動作
を表す概念図。
【図8】ワイヤーソー切断装置ユニットを斜め上方から
見た斜視図。
【図9】ワイヤーソー切断装置若しくはワイヤーソー切
断装置ユニットへの自走手段配置方法。
【図10】上面から捉えた押し切り切断概念図。
【図11】自走式のワイヤーソー切断装置の斜視図。
【図12】自走式のワイヤーソー切断装置の正面図。
【図13】自走式のワイヤーソー切断装置の上面図。
【図14】自走式のワイヤーソー切断装置の側面図。
【図15】自走式のワイヤーソー切断装置の側面図。
【符号の説明】
1、1’ ワイヤーソー切断装置 2 支持枠体 3 プーリー取り付け部 4 ガイドアーム 5 主プーリー 6 ワイヤーソー 7 油圧シリンダー 8 昇降手段 9 駆動モーター 10 支持バー 11 シャフト 12 車体 13 懸架装置 14 油圧旋回装置 15 押し切り切断用アーム P1、P2、P3 補助プーリー K1,K2,K3 可動補助プーリー T1,T2 トランジショナル補助プーリー G1 第1ガイドプーリー G2 第2ガイドプーリー N 金網壁
フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA05 AA09 AA12 AA14 AA16 AC01 BA02 BA05 BA07 CA01 CB03 CB04 CB05 CB09 DA03 3C069 AA01 BA06 BB03 BB04 BC02 BC04 CA10 EA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主プーリー、一対として用いる第1ガイド
    プーリー及び第2ガイドプーリー、補助プーリー、主プ
    ーリーの駆動モーター、これらを取り付ける支持枠体、
    当該駆動モーターの取り付け手段、一端部を支持枠体に
    取り付け他端部にガイドプーリーを取り付ける2本のガ
    イドアーム部、ワイヤーソー及び必要なプーリー取り付
    け手段とからなり、ワイヤーソーは主プーリー、補助プ
    ーリー及びガイドアーム部に取り付けたガイドプーリー
    を経由して無限軌道を持つように走行するものとし、一
    対のガイドプーリーによりワイヤーソーがコンクリート
    構造物等の被切断体の切断位置に支持巻掛けされ、主プ
    ーリーを駆動モーターにて回転させワイヤーソーを無端
    駆動させ、切断の進行と共にワイヤーソーに生ずる弛み
    を除去するため、ワイヤーソーにより生ずる切断面の後
    方に引っ張る引き込み手段を有するワイヤーソー切断装
    置であって、 前記構成要素が支持枠体を中心に一体化してワイヤーソ
    ー切断装置を構成し、且つ、そのワイヤーソー装置の弛
    んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込み手段のワイヤ
    ーソーの引き込み方向が、当該切断面に対して垂直方向
    であることを特徴とするワイヤーソー切断装置。
  2. 【請求項2】一端部を支持枠体に取り付け他端部にガイ
    ドプーリーを取り付ける2本のガイドアーム部は、支持
    枠体より突出するように取り付けられ、第1ガイドプー
    リーと第2ガイドプーリーとは同一平面に位置し、第1
    ガイドプーリーと第2ガイドプーリーとの間隔距離を任
    意に調節可能な手段を備えた請求項1に記載のワイヤー
    ソー切断装置。
  3. 【請求項3】主プーリー、補助プーリー、主プーリーの
    駆動モーター、これらを取り付ける支持枠体、当該駆動
    モーターの取り付け手段、ワイヤーソー及び必要なプー
    リー取り付け手段とからなり、ワイヤーソーは主プーリ
    ー、補助プーリーを経由して無限軌道を持つように走行
    するものとし、ワイヤーソーがコンクリート構造物等の
    被切断体の切断位置に支持巻掛けされ、主プーリーを駆
    動モーターにて回転させワイヤーソーを無端駆動させ、
    切断の進行と共にワイヤーソーに生ずる弛みを除去する
    ため、ワイヤーソーにより生ずる切断面の後方に引っ張
    る引き込み手段を有するワイヤーソー切断装置であっ
    て、 前記構成要素が支持枠体を中心に一体化してワイヤーソ
    ー切断装置を構成し、且つ、そのワイヤーソー装置の弛
    んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込み手段のワイヤ
    ーソーの引き込み方向が、当該切断面に対して平行方向
    であることを特徴とするワイヤーソー切断装置。
  4. 【請求項4】弛んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込
    み手段は、主プーリーを支持枠体に沿って移動させワイ
    ヤーソーを引っ張るものである請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載のワイヤーソー切断装置。
  5. 【請求項5】弛んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込
    み手段は、補助プーリーを支持枠体に沿って移動させワ
    イヤーソーを引っ張るものである請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載のワイヤーソー切断装置。
  6. 【請求項6】弛んだワイヤーソーを後方に引っ張る引込
    み手段は、主プーリー及び補助プーリーを同時に支持枠
    体に沿って移動させワイヤーソーを引っ張るものである
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のワイヤーソー切
    断装置。
  7. 【請求項7】主プーリーは、支持枠体で囲まれた領域の
    いずれの位置にも任意に移動可能なものである請求項1
    〜請求項6のいずれかに記載のワイヤーソー切断装置。
  8. 【請求項8】補助プーリーは、支持枠体の領域内に複数
    個を配置し、ワイヤーソーを複数の補助プーリー間で蛇
    行走行させワイヤーソー長さの調節を行う手段を備えた
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載のワイヤーソー切
    断装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれかに記載のワ
    イヤーソー切断装置を架台に取り付けたワイヤーソー切
    断装置ユニットであって、 当該ワイヤーソー切断装置は、回転自在な軸支手段によ
    り架台に取り付けられ、軸支手段の回転軸を回転させる
    ことでワイヤーソー切断装置自体が、その支持軸を中心
    として回転自在とし、ワイヤーソーによる切断面を任意
    の角度に調整することのできるワイヤーソー切断装置ユ
    ニット。
  10. 【請求項10】請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    ワイヤーソー切断装置を架台に取り付けたワイヤーソー
    切断装置ユニットであって、 前記架台に取り付けた前記ワイヤーソー切断装置は、前
    記架台に設けた昇降手段により、前記ワイヤーソー切断
    装置自体を架台に対して上下動自在として、ワイヤーソ
    ーによる切断面高さを任意に調整することのできる請求
    項8に記載のワイヤーソー切断装置ユニット。
  11. 【請求項11】請求項1〜請求項8に記載のワイヤーソ
    ー切断装置に自走手段を付加したものである自走式ワイ
    ヤーソー切断装置。
  12. 【請求項12】請求項9又は請求項10に記載のワイヤ
    ーソー切断装置ユニットに自走手段を付加したものであ
    る自走式ワイヤーソー切断装置ユニット。
  13. 【請求項13】自走手段はフォークリフト用車体を用い
    るものである請求項11に記載の自走式ワイヤーソー切
    断装置。
  14. 【請求項14】自走手段はフォークリフト用車体を用い
    るものである請求項12に記載の自走式ワイヤーソー切
    断装置ユニット。
  15. 【請求項15】被切断体にワイヤーソーを用いた押し切
    り手段を備えたものである請求項11又は請求項13に
    記載の自走式ワイヤーソー切断装置。
  16. 【請求項16】被切断体にワイヤーソーを用いた押し切
    り手段を備えたものである請求項12又は請求項14に
    記載の自走式ワイヤーソー切断装置ユニット。
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