JP2002084343A - 携帯情報端末装置 - Google Patents

携帯情報端末装置

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JP2002084343A
JP2002084343A JP2000271685A JP2000271685A JP2002084343A JP 2002084343 A JP2002084343 A JP 2002084343A JP 2000271685 A JP2000271685 A JP 2000271685A JP 2000271685 A JP2000271685 A JP 2000271685A JP 2002084343 A JP2002084343 A JP 2002084343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で多様な報知動作を行うことを可
能にすると共に、利用状況に応じた適切な報知動作を選
択可能にすることによって必要以上の報知動作が行われ
るのを防いで消費電力及び騒音性の低減を実現するこ
と。 【解決手段】 折り畳み型携帯電話機本体の開閉状態を
開閉検出部7で監視しておき、報知方法決定部6は、着
信時等の報知動作の際に携帯電話機の開閉状況に応じ
て、記憶部5に記憶された複数の報知方法の中のいずれ
かを選出し、制御部3は、当該選出された報知方法によ
って振動器11、スピーカ12又はLED13を報知駆
動するように報知部10を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、携帯電話、簡易型携帯
電話(PHS)、個人用携帯情報端末装置(PDA)等
の携帯情報端末装置に関し、特に、鳴音、発光、振動、
表示等による報知に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳み型携帯情報端末装置の報
知動作における技術としては、折り畳まれた状態での着
信報知動作に対し応答操作に手間取る点を改善すべく、
簡易な操作で報知動作を停止させられるようにし、騒音
性および消費電力の低減を実現したものが知られてい
る。例えば、特開平7−203526号公報には、折り
畳まれた状態でも押せる位置に着信報知音を停止させる
スイッチを設け、即座に報知を停止させることのできる
携帯電話機が開示されている。特開平8−307488
号公報には、着信報知動作中に電話機本体を開くだけで
報知音を停止あるいは報知音量を低下させる携帯電話機
が開示されている。特開平11−17785号公報に開
示された携帯電話機では、電話機本体を開く動作のみ
で、報知動作を終了すると共に通話まで移行できるよう
になっている。特開平8−126061号公報には、着
信報知方法として予めリンガ着信報知とバイブレータ着
信報知を用意しておき、全面カバーの開閉状態や通信制
御情報に応じて、前記いずれかの着信方法で報知するよ
うにした携帯電話機が開示されている。また、特開平8
−228382号公報に開示された無線通信システムで
は、着信時に、無線基地局から着信ID番号を着信側P
HS端末へ送信し、前記PHS端末では、前記着信ID
に応じて4つのケースのいずれかで着信報知するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−203526号公報、特開平8−307488号公
報及び特開平11−17785号公報に開示された携帯
電話機においては、携帯電話機の利用状況に関係なく予
め設定された一定の報知方法で報知動作が行われ、携帯
電話機を開いて操作しているときなど、少しの報知動作
で利用者が報知を認識できるような状況においては無駄
に必要以上な報知動作が行われてしまい、またこれは僅
かな時間ではあるが報知音により周囲への騒音ともなっ
ていた。一方、特開平8−126061号公報に開示さ
れた携帯電話機は、全面カバーの開閉状態等を検出して
リンガ着信報知あるいはバイブレータ着信報知を選択で
きるように構成されているが、着信報知方法は前記2種
類に固定されているため、種々の利用態様に応じた着信
報知ができないという問題があった。また、特開平8−
228382号公報に開示された無線通信システムで
は、無線基地局から着信ID番号を着信側PHS端末へ
送信するようにしているため、システム構成が複雑にな
るという問題があった。
【0004】本発明は、簡単な構成で多様な報知動作を
行うことを可能にすると共に、利用状況に応じた適切な
報知動作を選択可能にすることによって必要以上の報知
動作が行われるのを防いで消費電力及び騒音性の低減を
実現することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、折り畳
み可能な本体と、報知動作を行う報知手段と、複数の報
知方法を記憶する記憶手段と、前記本体の開閉を監視す
る開閉検出手段と、前記開閉検出手段によって検出され
た前記本体の開閉状況に応じて、前記記憶手段に記憶さ
れた前記複数の報知方法の中から報知方法を選出する報
知方法決定手段と、報知が必要な際には前記報知方法決
定手段によって選出された報知方法で前記報知手段に報
知動作を行わせる制御手段と、操作用の入力手段とを備
え、前記記憶手段に記憶された報知方法は、前記入力手
段によって任意に書き換え可能であることを特徴とする
携帯情報端末装置が提供される。報知方法決定手段は、
本体の開閉状況に応じて、入力手段によって任意に記憶
手段に書き換えられた報知方法を選出し、制御手段は、
報知が必要な際に、前記報知方法決定手段によって選出
された報知方法で報知手段に報知動作を行わせる。
【0006】また、本発明によれば、折り畳み可能な本
体と、報知動作を行う報知手段と、複数の報知方法を記
憶する記憶手段と、前記本体の開閉を監視する開閉検出
手段と、前記開閉検出手段によって検出された前記本体
の開閉状況に応じて、前記記憶手段に記憶された前記複
数の報知方法の中から報知方法を選出する報知方法決定
手段と、報知が必要な際には前記報知方法決定手段によ
って選出された報知方法で前記報知手段に報知動作を行
わせる制御手段と、操作用の入力手段と、前記開閉検出
手段によって前記本体が開状態であることが検出されて
から、前記入力手段が操作されていない時間を計時する
計時手段とを備え、前記報知方法決定手段は前記本体が
開状態のときは、前記計時手段によって計時された時間
に基づいて、前記記憶手段に記憶した報知方法を選出す
ることを特徴とする携帯情報端末装置が提供される。報
知方法決定手段は、本体の開閉状況に応じて、記憶手段
に書き換えられた報知方法を選出し、制御手段は、報知
が必要な際に、前記報知方法決定手段によって選出され
た報知方法で報知手段に報知動作を行わせる。このと
き、前記報知方法決定手段は前記本体が開状態のとき
は、計時手段によって計時された時間に基づいて、前記
記憶手段に記憶した報知方法を選出する。ここで、前記
報知手段は発音体を備え、前記記憶手段に記憶された報
知方法は、前記発音体の報知音量、報知パターン及び報
知時間の中の少なくとも一つを変更するように構成して
もよい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る折り畳み型携帯情報端末装置、例えば携帯
電話機の構成を示すブロック図である。なお、本発明の
折り畳み型携帯情報端末装置の回路構成は例示した携帯
電話機に限ることなく、同様の働きをする他の構成を用
いても構わないことを先に断っておく。また、折り畳み
型携帯情報端末装置の機械的な構造としては、携帯情報
端末装置の本体を2つの部品で筐体で構成し、これらを
ヒンジによって相互に回動可能に連結した周知構成のも
のが使用できる。
【0008】図1に示されるような本第1の実施の形態
に係る折り畳み型携帯電話機は、基地局(図示省略)と
アンテナ1を介して無線信号の送受信を行うための送受
信手段を構成する無線部2と、携帯電話機全体の制御を
行うための制御手段を構成する制御部3と、通話経路確
立時に音声の入出力を行うための通話手段を構成する送
受話器4と、複数の報知方法を始めとして送受信に伴う
各種の情報を記憶しておくための記憶手段を構成する記
憶部5と、携帯電話機本体の開閉状況から着信時などの
報知動作における報知方法を決定するための報知方法決
定手段を構成する報知方法決定部6と、携帯電話機本体
の開閉を監視するための開閉検出手段を構成する開閉検
出部7と、携帯電話機に関する各種入力を行うための入
力手段を構成する操作用の入力部8と、データ入力時や
着信あるいは発信時に各種情報の表示を行うための表示
手段を構成する表示部9と、報知動作における鳴音、発
光、振動動作を制御する報知部10と、報知動作の際に
振動による報知を行う振動器11と、同じく音による報
知を行う発音体としてのスピーカ12と、同じく発光に
よる報知を行う発光素子としてのLED13とを有して
いる。尚、入力部は、携帯電話機の利用者が記憶部5に
記憶されている報知方法の書き換えを行ったり、携帯電
話のダイヤル設定等の各種入力を行うものである。ま
た、報知部10、振動器11、スピーカ12及びLED
13は報知手段を構成している。
【0009】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態について、その動作概要を説明する。基地局か
らの無線信号を受信したアンテナ1は、無線部2に対し
てその旨を通知する。無線部2は通知された無線信号を
復調および復号化して制御部3に送出する。制御部3で
は復号化された信号が呼出信号か判断し、呼出信号であ
れば現在の携帯電話機本体の開閉状況を基に報知方法決
定部6に今回の着信報知動作における報知方法を決定さ
せる。報知方法決定部6は、携帯電話機本体の開閉状況
に基づき記憶部5に予め記憶されている中から適切な報
知方法を選出する。制御部3は報知方法決定部6が決定
した報知方法で、報知部10に対し着信報知動作を行わ
せる。必要ならば同時に表示部9に対し着信情報等を表
示させる。制御部3より要求を受けた報知部10では、
報知方法決定部6にて決定した報知方法で着信報知動作
を行う。振動器11、スピーカ12、LED13は報知
部10の制御の下で報知動作を行う。
【0010】そして、報知部10による着信報知動作中
に入力部8を通して利用者の着信応答操作があった場
合、制御部3は着信応答信号を無線部2に対して出力す
る。無線部2では符号化および変調を行い、アンテナ1
を介して基地局へ無線信号を送信する。これで、この携
帯電話機は通話状態に移行することができ、このあと利
用者は送受話器4を用いて基地局あるいは別の電話機と
の間で通話を行うことができる。なお、開閉検出部7
は、携帯電話機の開閉を常に監視し、開閉操作が行われ
た際にはすぐにその旨を制御部3に通知する役割を担っ
ている。
【0011】図2は、図1に示した折り畳み型携帯情報
端末装置の処理を示すフローチャートである。以下、図
1及び図2を参照して本第1の実施の形態の動作につい
て詳細に説明する。制御部3は、アンテナ1および無線
部2を通して呼出信号を受けると(ステップ101)、
開閉検出部7で検出した現在の携帯電話機本体の開閉状
況から報知方法を決定するよう報知方法決定部6に要求
する。要求を受けた報知方法決定部6は、開閉検出部7
で検出した携帯電話機本体の開閉状況に従い(ステップ
102)、記憶部5に記憶されている中から今回の着信
報知動作における報知方法を選出し、制御部3に対して
決定した報知方法を通知する。ここで、記憶部5にはA
と、報知能力ではAより劣るがAより消費電力が少ない
Bという2種類の報知方法が記憶されているとすると、
このとき報知方法決定部6は、携帯電話機本体が折り畳
まれた状態にあるならば報知方法Aを(ステップ10
3)、開かれた状態にあるならば報知方法Bを選出する
(ステップ104)。そして、通知を受けた制御部3
は、報知部10に対し決定した報知方法にて着信報知動
作を行わせる(ステップ105)。
【0012】図3は、本第1の実施の形態において、記
憶部5に記憶された報知方法の一例を示す図である。図
1〜図3を用いて、さらに詳細に本第1の実施の形態の
動作を説明する。報知方法決定部6は、折り畳み型携帯
電話機本体の開閉状況に応じて、報知動作における報知
方法を図3に挙げられている報知方法の中から決定す
る。但し、図3では報知デバイスとしてはスピーカ12
による鳴音のみを扱い、その鳴音にはαと、αより報知
能力は劣るが電力消費の少ないβという2つの報知パタ
ーン(例えば、メロディとビープ音といったような)が
存在するものとする。さらに報知音量は1が最小、3が
最大の音量を示すものとする。
【0013】今、携帯電話機本体が折り畳まれた状態
(閉状態)で着信したとする(ステップ101)。無線
部2より呼出信号を受けた制御部3は、報知方法決定部
6に対して、開閉検出部7で検出した現在の携帯電話機
本体の開閉状況から報知方法を決定するように要求す
る。依頼を受けた報知方法決定部6は、開閉検出部7で
は携帯電話機本体が現在閉状態であると検出している、
即ち、現在携帯電話機本体が折り畳まれている状態にあ
ると判断し(ステップ102)、記憶部5(すなわち、
図3の報知方法のテーブル)より報知方法A(報知音量
3、報知パターンα)にて報知を行うことに決定し(ス
テップ103)、その旨を制御部3に対して返答する。
そして、制御部3は報知部10に対し報知方法Aにてス
ピーカ12を駆動し、鳴音で着信報知動作を行わせる
(ステップ105)。
【0014】一方、携帯電話機本体が開かれた状態(開
状態)で着信した場合には、報知方法決定部6により報
知方法B(報知音量1、報知パターンβ)が選ばれ(ス
テップ104)、その後は前記同様に、制御部3は報知
部10に対し報知方法Bにてスピーカ12を駆動し、鳴
音による着信報知動作を行わせる(ステップ105)。
このようにして、折り畳み型携帯電話機の開閉状況によ
り報知デバイス・報知音量・報知パターン等を切り替
え、利用者が携帯電話機を開き何かしらの操作を行って
いるときには着信報知を抑制することで、着信報知時に
おける消費電力の低減および騒音性の低減を実現するこ
とが可能となる。
【0015】さらに、より効果的な報知方法構成例とし
て、第2の実施の形態における報知方法のテーブルを図
4に示し又、第3の実施の形態における報知方法のテー
ブルを図5に示している。本第2の実施の形態及び本第
3の実施の形態においては、ハードウェア構成図及び処
理フローは、図1及び図2と同一であるため、その説明
は省略し、図4、図5についてのみ説明する。図4にお
いては、携帯電話機本体を折り畳んだ状態(閉状態)の
報知方法をA、携帯電話機本体を折り畳まずに開いた状
態(開状態)の報知方法をBとしている。また、図4に
おいては、報知デバイスとして鳴音(スピーカ12)に
加え振動(振動器11)も用い、携帯電話機本体が閉じ
た状態での着信時は鳴音で報知し(報知音量3、鳴音の
パターンがα)、携帯電話機本体が開かれた状態での着
信では振動による報知を行うようにしたものである。こ
うすることで、図3の報知方法構成に比べてより騒音性
の低減に特化した携帯電話機とすることができる。ま
た、報知方法Bの報知デバイスを振動ではなく発光(L
ED13)とすれば、報知能力は多少劣ってしまうが、
振動のとき以上に低消費電力化を実現することができ
る。
【0016】次に、昨今では携帯電話機でも電子メール
などのメール機能を有しそれらの送受信が可能である
が、当然ながらこのメールを受信したときの着信報知動
作においても本例を適用でき、このメール等の場合は図
5のように報知デバイス・報知音量・報知パターンに加
え報知時間も報知方法の構成要素とすることができる。
尚、図5においても、携帯電話機本体を折り畳んだ状態
(閉状態)の報知方法をA、携帯電話機本体を折り畳ま
ずに開いた状態(開状態)の報知方法をBとしている。
図5においては携帯電話機本体の開閉状況により報知時
間を切り替えているだけであるが、これだけでも消費電
力の低減を実現することが可能になる。尚、この報知方
法構成例は、外部からの着信報知に限らず、携帯電話機
内部処理のみで実装している報知動作、例えばスケジュ
ール機能におけるアラーム報知動作等、にも適用できる
ことは言うまでもない。以上のように、前記各実施の形
態では、報知方法の構成を工夫することで様々な要求に
応えることができる。したがって、記憶部5に記憶され
ている報知方法の書き換えを利用者に許可することによ
り、利用者のニーズに合った柔軟な折り畳み型携帯電話
機を提供することが可能となる。
【0017】図6及び図7は、本発明の第4の実施の形
態に係るフローチャート及び報知方法のテーブルであ
る。ハードウェア構成は図1と同一のため、図1、図6
及び図7を参照して、本第4の実施の形態について説明
する。図6は、図2で挙げた実施の形態の動作を応用
し、折り畳み型携帯電話機が開かれた状態で着信した場
合には、利用者による最後の操作が行われてから経過し
た時間によっても、報知方法を切り替えるようにしたも
のである。
【0018】まず始めに、本第4の実施の形態において
は、制御部3は、携帯電話機が開かれている間は利用者
による入力部8の無操作時間を常に把握できるものとす
る。つまり、開閉検出部7は携帯電話機の開閉を常に監
視しており、開閉操作が行われた場合はすぐに制御部3
に通知を行う。制御部3は、開閉検出部7の通知により
携帯電話機の開閉を認識し、携帯電話機が開かれたとき
にはその時点から時間を計測し始め、以降、入力部8に
より利用者の操作があった際にはその度に計測時間をリ
セットし、再び最初から計測し直す機能を有するものと
する。制御部3は、計時手段を構成してる、なお、この
時間計測は携帯電話機が開いている間のみ行い、折り畳
まれた時点でその機能を停止する。
【0019】そして、記憶部5には図7に示すような報
知方法構成が記憶されているものとする。すなわち、報
知方法決定部6は、携帯電話機本体の開閉状況に応じて
着信報知動作における報知方法を図7に挙げられている
報知方法の中から決定する。但し、図7では報知デバイ
スとしてスピーカ12による鳴音、振動器11による振
動、そしてLED13による発光の3種類を用い、その
鳴音にはαと、αより報知能力は劣るが電力消費の少な
いβという2つの報知パターンが存在するものとする。
さらに報知音量は1が最小、3が最大の音量を示すもの
とする。また、メールの受信やアラームなどの報知動作
に限り予め報知時間が定められているものとする。
【0020】今、携帯電話機本体が折り畳まれた状態で
着信したとする(ステップ201)。無線部2より呼出
信号を受けた制御部3は、報知方法決定部6に対して、
開閉検出部7で検出した現在の携帯電話機本体の開閉状
況から報知方法を決定するように要求する。要求を受け
た報知方法決定部6は、現在携帯電話機本体が折り畳ま
れていると判断して(ステップ202)、記憶部5(す
なわち、図7のテーブル)より報知方法A(鳴音および
発光、報知音量3、報知パターンα、メール等の報知動
作であれば報知時間5秒)にて報知を行うことに決定し
(ステップ203)、その旨を制御部3に対して返答す
る。そして、制御部3は報知部10に対し報知方法Aに
て着信報知動作を行わせる(ステップ207)。
【0021】一方、携帯電話機本体が開かれた状態で着
信した場合、報知方法決定部6は、制御部3が計測して
いる利用者の無操作時間を調べ、前記無操作時間が30
秒以上経過したか否かを判断する(ステップ204)。
前記無操作時間が30秒以上の場合には、報知方法B
(鳴音、報知音量1、報知パターンβ、報知時間3秒)
にて報知を行うことに決定し(ステップ205)、その
旨を制御部3に対して返答する。そして、制御部3は報
知部10に対し報知方法Bにて着信報知動作を行わせる
(ステップ207)。また、ステップ204の判定で利
用者の無操作時間が30秒未満であったならば、報知方
法決定部6は報知方法C(振動もしくは発光、報知時間
1秒)にて報知を行うことに決定し(ステップ20
6)、その旨を制御部3に対して返答する。以降は同様
に、制御部3は報知部10に対し報知方法Cにて着信報
知動作を行わせる(ステップ207)。
【0022】図2に示した実施の形態では、折り畳み型
携帯電話機が開かれていても利用者が電話機を操作して
いるわけではない場合、例えば、利用者が電話機を開い
たまま少し離れた位置にいる状況などにおいて、逆に報
知能力を低下させてしまい報知動作に気付き難くなると
いう弱点があった。しかし、本第4の実施の形態では、
このような欠点をある程度まで防ぐことができ、消費電
力および騒音性の低減を図りながらも、より精度の高い
報知が実現できるようになる。尚、図6では、利用者の
無操作時間による報知方法Bと報知方法Cの判定基準を
30秒としたが、無論これはあくまでも目安であり、こ
の値は入力部を操作することにより、利用者が自由に変
更できるものとする。
【0023】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、折り畳み可能な本体(図示せず)と、報知動作
を行う報知手段(報知部10、振動器11、スピーカ1
2、LED13)と、複数の報知方法を記憶する記憶部
5と、前記本体の開閉を監視する開閉検出部7と、開閉
検出部7によって検出された前記本体の開閉状況に応じ
て、記憶部5に記憶された前記複数の報知方法の中から
報知方法を選出する報知方法決定部6と、報知が必要な
際には報知方法決定部6によって選出された報知方法で
前記報知手段に報知動作を行わせる制御部3と、手動操
作用の入力部8とを備え、記憶部5に記憶された報知方
法は、入力部8によって任意に書き換え可能であること
を特徴としている。したがって、入力部8によって報知
方法を変更できるため、簡単な構成で多様な報知動作を
行うことが可能になる。また、着信時などの報知動作が
必要な際に、例えば、該情報端末装置が折り畳まれてい
る場合は利用者が該情報端末装置を鞄やポケットに入れ
る等して携帯している確率が高いため電力消費は大きい
が報知能力の高い報知方法、一方、該情報端末装置が開
かれている場合は利用者が該情報端末装置を操作してい
る確率が高いため報知能力は低いが電力消費の少ない報
知方法、といったように情報端末装置が折り畳まれてい
るときと開かれているときとで報知デバイス・報知音量
・報知パターン、報知時間等を適宜変更し、情報端末装
置の利用状況に応じた適切な報知動作とすることで、無
駄に必要以上な報知動作が行われるのを防ぎ、消費電力
および騒音性を低減させる効果がある。
【0024】また、本発明の実施の形態によれば、折り
畳み可能な本体と、報知動作を行う報知手段(報知部1
0、振動器11、スピーカ12、LED13)と、複数
の報知方法を記憶する記憶部5と、前記本体の開閉を監
視する開閉検出部7と、開閉検出部7によって検出され
た前記本体の開閉状況に応じて、記憶部5に記憶された
前記複数の報知方法の中から報知方法を選出する報知方
法決定部6と、報知が必要な際には報知方法決定部6に
よって選出された報知方法で前記報知手段に報知動作を
行わせる制御部3と、手動操作用の入力部8と、開閉検
出部によって前記本体が開状態であることが検出されて
から、入力部8が操作されていない時間(無操作時間)
を計時する計時手段とを備え、報知方法決定部6は前記
本体が開状態のときは、前記計時手段によって計時され
た時間に基づいて、記憶部5に記憶した報知方法を選出
することを特徴としている。したがって、簡単な構成
で、従来に無い多様な報知動作を行うことが可能にな
る。また、着信時などの報知動作が必要な際に、例え
ば、該情報端末装置が折り畳まれている場合は利用者が
該情報端末装置を鞄やポケットに入れる等して携帯して
いる確率が高いため電力消費は大きいが報知能力の高い
報知方法、一方、該情報端末装置が開かれている場合は
利用者が該情報端末装置を操作している確率が高いため
報知能力は低いが電力消費の少ない報知方法、といった
ように情報端末装置が折り畳まれているときと開かれて
いるときとで報知デバイス・報知音量・報知パターン、
報知時間等を適宜変更し、情報端末装置の利用状況に応
じた適切な報知動作とすることで、無駄に必要以上な報
知動作が行われるのを防ぎ、消費電力および騒音性を低
減させる効果がある。また、前記報知手段は、スピーカ
12を備え、記憶部5に記憶された報知方法は、スピー
カの報知音量、報知パターン及び報知時間の中の少なく
とも一つを変更するように構成することにより、多様な
報知が可能になる。
【0025】尚、本発明の実施の形態について、図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこれらの実施形態に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の変更があっても本発明に含まれることは言うまでもな
い。また、前記各実施の形態では、携帯電話機の例を挙
げたが、これに限定されることなく、簡易型携帯電話
(PHS)、個人用携帯情報端末装置(PDA)、携帯
型パーソナルコンピュータ等、折り畳み可能な本体を有
する携帯情報端末装置の全般に適用できる。そして、基
本的には直接あるいは間接的に無線あるいは有線回線を
介して相手側機器などと通信が可能な装置に適用される
が、前述したアラーム報知などの例のように、特に通信
機能をもたない装置についても適用可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で多様な報
知動作を行うことを可能になるという効果を奏する。ま
た、利用状況に応じた適切な報知動作を選択可能にする
ことによって必要以上の報知動作が行われるのを防いで
消費電力及び騒音性の低減を実現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る折り畳み型
携帯情報端末装置のブロック図である。
【図2】 本発明の第1の〜第3の実施の形態における
処理を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における報知方法
構成例である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態における報知方法
構成例である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態における報知方法
構成例である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態における処理を示
すフローチャートである。
【図7】 本発明の第4の実施の形態における報知方法
構成例である。
【符号の説明】
1・・・アンテナ 2・・・送受信手段を構成する無線部 3・・・制御手段を構成する制御部 4・・・通話手段を構成する送受話器 5・・・記憶手段を構成する記憶部 6・・・報知方法決定手段を構成する報知方法決定部 7・・・開閉検出手段を構成する開閉検出部 8・・・入力手段を構成する入力部 9・・・表示手段を構成する表示部 10・・・報知手段を構成する報知部 11・・・報知手段を構成する振動器 12・・・報知手段を構成する発音体としてのスピーカ 13・・・報知手段を構成する発光素子としてのLED

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み可能な本体と、報知動作を行う
    報知手段と、複数の報知方法を記憶する記憶手段と、前
    記本体の開閉を監視する開閉検出手段と、前記開閉検出
    手段によって検出された前記本体の開閉状況に応じて、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の報知方法の中から
    報知方法を選出する報知方法決定手段と、報知が必要な
    際には前記報知方法決定手段によって選出された報知方
    法で前記報知手段に報知動作を行わせる制御手段と、操
    作用の入力手段とを備え、前記記憶手段に記憶された報
    知方法は、前記入力手段によって任意に書き換え可能で
    あることを特徴とする携帯情報端末装置。
  2. 【請求項2】 折り畳み可能な本体と、報知動作を行う
    報知手段と、複数の報知方法を記憶する記憶手段と、前
    記本体の開閉を監視する開閉検出手段と、前記開閉検出
    手段によって検出された前記本体の開閉状況に応じて、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の報知方法の中から
    報知方法を選出する報知方法決定手段と、報知が必要な
    際には前記報知方法決定手段によって選出された報知方
    法で前記報知手段に報知動作を行わせる制御手段と、操
    作用の入力手段と、前記開閉検出手段によって前記本体
    が開状態であることが検出されてから、前記入力手段が
    操作されていない時間を計時する計時手段とを備え、前
    記報知方法決定手段は前記本体が開状態のときは、前記
    計時手段によって計時された時間に基づいて、前記記憶
    手段に記憶した報知方法を選出することを特徴とする携
    帯情報端末装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は発音体を備え、前記記憶
    手段に記憶された報知方法は、前記発音体の報知音量、
    報知パターン及び報知時間の中の少なくとも一つを変更
    するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    携帯情報端末装置。
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