WO2004110032A1

WO2004110032A1 - 携帯型端末装置、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法およびアプリケーション実行通知プログラム

Info

Publication number: WO2004110032A1
Application number: PCT/JP2003/007226
Authority: WO
Inventors: Takuya Sakata
Original assignee: Fujitsu Limited; Ntt Docomo, Inc.; Fujitsu Peripherals Limited
Priority date: 2003-06-06
Filing date: 2003-06-06
Publication date: 2004-12-16
Also published as: US7330402B2; US20060007786A1; JPWO2004110032A1

Abstract

携帯電話（１０）のケースの開閉は開閉検出スイッチ（５０）により検出され、この開閉検出スイッチ（５０）によりケースの開放が検出された際には、第１のタイマー時間が設定された第１のタイマー（３０）の起動が開始され、ケースの折り畳みが検出された際には、タイマー時間が第１のタイマー時間よりも長い時間である第２のタイマー時間が設定された第２のタイマー（４０）の起動が開始される。

Description

明細 .書携帯型端末装置、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法およびアプリケーション実行通知プログラム技術分野

この発明は、携帯時に折り畳み可能な携帯型端末装置に関し、特に、折り畳み自在な携帯型端末装置のケースを開けた際に、表示部などのアプリケーションの起動（表示）を即座におこなうことができる携帯型端末装置、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法おょぴアプリケーション実行通知プロダラムに関するものである。背景技術

近年では、携帯性をより向上させた携帯型端末装置として、一対（上下）の筐体をヒンジを介して開閉自在に連結することにより、展開および折り畳み（開け閉め）を可能にした折り畳み型の携帯電話が広く普及している（以下、折り畳み型の携帯電話を適宜「携帯電話」と略称する。）。

この種の従来の携帯電話では、一方（上蓋）の筐体側に表示部が設けられ、他方（下蓋）の筐体側に入力キーやテンキーなどの操作部が設けられている。このように講成された携帯電話の使用時には、携帯電話の上蓋（ケース）を開けることにより、表示部に表示された表示内容や情報を見ながら、操作部の入力キーを押下することなどで通話ゃメール通信などに関わる操作をおこなうことができる。通常、上述したような携帯電話の場合、この携帯電話の開閉状態（展開状態と折り畳み状態）を検出するための開閉検出スィッチが設けられており、この開閉検出スィッチによる検出信号（O N/O F F) に基づいて、上蓋と下蓋（ケース ) との開け閉めの判定をおこなうとともに、それぞれの開閉タイミングでアプリケーシヨンに対する通知（実行 Z停止）をおこなっている。 2

具体的には、ケースを開けた時に表示部の表示がおこなわれ（パックライトが点灯）、このケースを閉めた時には、表示部の表示が消灯（パックライトが消灯 ) するなどアプリケーションの実行制御がおこなわれている（例えば、特許文献 1、 2 ) 。

ここで、例えば、携帯電話の使用者がケースの開閉を繰り返した場合、この繰り返しに伴う開閉検出スィッチの ONZO F F (チャタリング）の影響により開閉検出スィッチによる信号の検出が不安定となってしまうという問題があった。このため、従来では、上述したチャタリング時間を考慮すべくケースの開放時および折り畳み時に作動するタイマーを設けるとともに、このタイマーにより設定された一定のタイマー時間に基づいて、ケースの開放おょぴ折り畳みの制御がおこなわれていた。具体的に説明すると、ケースを開けた際には、設定された所 •定のタイマー時間が経過するまでは、ケースの開放であると判断されず上記タイマー時間が経過後に、ケースの開放を判断する制御をおこなっている。

特許文献 1

特開 2 0 0 2 - 3 2 0 0 0 6

特許文献 2

特開平 1 1 - 3 5 3 2 8 3

しかしながら、上述した従来の携帯電話の場合には、以下のような問題点がある。すなわち、従来ではケース開放時のタイマー時間と折り畳み時のタイマー時間とは一定時間（同一）に設定されているうえ、このタイマー時間は、ケースを開けたときにアプリケーション（表示部の点灯やテンキーの押下など）の反応が早くなるように、比較的短い時間に設定されている。このため、携帯電話におけるメモリ内の処理スタックがオーバーフローしてしまうなどの不具合が生じる原因となる。

以上のように、ケース開閉時のタイマー時間を、使用者を優先し、短い時間に設定した場合には、表示部の点灯などの反応を早くすることはできるが、メモリ内に処理スタックが溜まるなどの問題が生じてしまう。この一方、タイマー時間を長く設定した場合には、メモリ内に処理スタックが溜まるなどの問題は解決されるが、反面、使用者が携帯電話を開けた際に表示部の表示が出るまでに時間が掛かつてしまい、違和感が生じるなどの問題がある。

そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、携帯電話のケースを開けた際には、表示部などのアプリケーションの起動を即座におこなえるとともに、ケースを閉めた際には、アプリケーションの終了を確実におこなうことができる携帯端末装置、携帯端末装置におけるァプリケーシヨン実行通知方法およびアプリケーション実行プログラムを提供することを目的としている。発明の開示

上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置であって、前記第 1筐体と第 2筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出手段と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイヤー時間が設定された第 1のタイマーと、前記第 1 筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーとを備え、前記開閉検出手段による検出結果に基づいて、前記第 1のタイマ一または第 2のタイマのいずれかの起動がおこなわれることを特徴とする。また、本発明は、第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置のアプリケーション実行通知方法であって、前記第 1の筐体と第 2の筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出工程と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーを起動する第 1 のタイマー起動制御工程と、前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーを起動する第 2のタイマー起動制御工程と、前記第 1のタイマー時間のタイムアップを判定する第 1のタイマー時間判定工程と、第 2のタイマー時間のタイムアツプを判定する第 2のタイマー時間判定工程と、前記第 1のタイマーまたは第 2のタイマーの起動後に、前記開閉検出工程による検出結果を判定する開閉判定工程と、前記開閉判定工程による判定結果に基づいて所定のアプリケーションに対する実行通知をおこなうアプリケ —シヨン実行通知工程とを備えることを特徴とする。

また、本発明は、第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置のアプリケーション実行通知プログラムであって、前記第 1の筐体と第 2 の筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出手順と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーを起動する第 1のタイマー起動制御手順と、前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーを起動する第 2のタイマー起動制御手順と、前記第 1のタイマー時間のタイムアップを判定する第 1のタイマー時間判定手)頃と、第 2のタイマー時間のタイムアップを判定する第 2のタイマー時間判定手順と、前記第 1のタイマーまたは第 2のタイマーの起動後に、前記開閉検出手順による検出結果を判定する開閉判定手順と、前記開閉判定手順による判定結果に基づいて所定のアプリケーションに対する実行通知をおこなうァプリケーション実行通知手順とを備えることことを特徴とする。

力かる発明によれば、前記開閉検出手段により、前記第 1筐体と第 2筐体との開放が検出された際には、第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーの起動が開始し、前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳みが検出された際には、第 2のタィマー時間が設定された第 2のタイマ一の起動が開始するので、携帯電話のケースを開けた際には、表示部などのアプリケーションの起動を即座におこなうことにより、もって使用者の利便性を向上することができるうえ、ケースを折り畳んだ際には、第 1のタイマー時間よりも長く設定された第²のタイマー時間により表示部などのアプリケーションの終了を確実におこなうことにより、システム全体の安定および信頼性の向上を図ることができる。 ' 03 007226

図面の簡単な説明

第 1図は、本実施の形態に係る携帯型端末装置の構成を示す機能プロック図であり、第 2図は、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法の全体処理手順を示すフローチャートであり、第 3図は、携帯型端末装置におけるアブリケーション実行通知方法の処理手順を詳細に示すフローチヤ一トであり、第 4 図は、本実施の形態に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図であり、第 5図は、第 4図に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。

発明を実施するための最良の形態

以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯型端末装置、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法おょぴアプリケーション実行通知プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本実施の形態に係る携帯型端末装置の概要および特徴を説明した後に、この携帯型端末装置の構成および処理手順を説明することとする。まず最初に、本実施の形態に係る携帯型端末装置の概要および特徴を説明する。第 1図は、本実施の形態に係る携帯型端末装置の内部構成を示すブロック図である。以下、本例では、携帯端末装置として携帯電話を適用するものとして説明する。

同図に示す携帯電話 1 0は、表示部 6 0などを有する上部本体（上蓋）と、テンキー 6 2などの操作部を有する下部本体（下蓋）とがヒンジ機構を介して回動自在に連結されている。これにより、この携帯電話 1 0は、ヒンジ機構を中心として、上部本体と下部本体とを相互に折り畳むことができるようになっており、通常の携帯時は、折り畳んだ状態で持ち歩くことができ、使用時には上蓋を開けることにより表示部 6 0とテンキー 6 2 (操作部）とを使用することにより電子メールの送受信や通話をおこなうことができる。

そして、この携帯電話は、ケース（上蓋）の開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーと、ケースの折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーとを備えるとともに、ケースの開放が検出された際には、第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーの起動が開始し、ケ一スの折り畳みが検出された際には、第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマ一の起動をおこなうことに特徴があり、具体的には、ケースを開けた際には、表示部などのアプリケーションの起動を即座におこない、ケースを折り畳んだ際には、第 1のタイマー時間よりも長く設定された第 2のタイマー時間に基づいて表示部などのアプリケーションの終了を確実におこなうことにより、システム全体の安定性を確実にした点にある。

次に、本実施の形態に係る携帯電話 1 0の構成について説明する。第 1図に示すように、この携帯電話 1 0は、制御部 2 0、第 1のタイマー 3 0、第 2のタイマー 4 0、開閉検出スィッチ 5 0、開閉検出制御部 5 1、表示部（L C D) 6 0、表示制御部 6 1、テンキー 6 2、受話器 7 0、送信器 8 0、無線部 9 0、アンテナ 9 1とが設けられている。制御部 2 0は、第 1のタイマー起動制御部 2 1、第 2のタイマー起動制御部 2 2、第 1のタイマー時間判定部 2 3、第 2のタイマー時間判定部 2 4、開閉検出判定部 2 5、アプリケーション実行通知部 2 6とを備えている。

開閉検出スィッチ 5 0は、携帯電話 1 0のケースの開閉を検出する機能を有する。開閉検出制御部 5 0は、開閉検出スィッチ 5 0により検出された検出信号による検出結果に応じた検出信号を制御部 2 0に対して送信する機能を有する。第 1のタイマー 3 0は、ケースの開放時間を第 1のタイマー時間に基づいて制御する機能を有している。第²のタイマー 4 0は、第²のタイマー時間に基づいてケースの折り畳み時間を制御する機能を有する。

第 1のタイマー起動制御部 2 1は、開閉検出スィッチ 5 0によりケースの開放が検出された際に、第 1のタイマー 3 0の起動をおこなう機能を有する。第 2のタイマー起動制御部 2 2は、開閉検出スィッチ 5 0によりケースの折り畳みが検出された際に、第 2のタイマー 4 0の起動をおこなう機能を有している。第 1タイマ一時間判定部 2 3·は、第 1のタイマー 3 0により設定された第 1のタイマー時間が経過した力、否かを判定する機能を有する。

第 2のタイマー時間判定部 2 4は、第 2のタイマー 4 0により設定された第 2 のタイマー時間が経過した力否かを判定する機能を有している。開閉検出判定部 2 5は、開閉検出スィッチ 5 0により検出された検出結果（O N/O F F ) に基づいてケースの開閉を判定する機能を有する。

アプリケーション実行通知部 2 6は、所定のァプリケーションに対しての実行を通知する機能を有している。後述するように、本例では、例えば、第 1のタイマー 3 0の起動により第 1のタイマー時間が経過した後、ケースの開放状態に変化がない場合は、所定のアプリケーションに対して実行通知がなされる。

受話器 7 0は、音声受信用のスピーカとして、送信器 8 0は、音声送信用のマイクとして機能する。無線部 9 0は、アンテナ 9 1を介して受信した無線信号の復調などをおこない受話器 7 0から音声信号を発生させる機能および送信器 8 0 力 ^入力された音声を無線信号に変換し、アンテナ 9 1を介して送信する機能を有する。

表示装置 6 0 ( L C D) は、通信情報などのデータを表示する機能を有しており、この表示部 6 0は、背面に装着されたバックライトなどの光源により表示される。表示制御部 6 1は、表示部 6 0の点灯および消灯を制御する機能を有している。テンキー 2 7は、電話番号その他のデータを入力する機能を有する。第 2図は、本発明の携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法による基本制御手順を説明するフローチャートである。すなわち、本発明のアプリケーシヨン実行通知方法による処理手順は、大別して（1 ) ケース開閉検出工程 (ステップ S 2 0 0 ) 、（2 ) 第 1、 2のタイマー起動工程（ステップ S 2 1 0 ) , ( 3 ) 第 1、 2のタイマー時間判定工程（ステップ S 2 2 0 ) 、（4 ) ケース開閉検出判定工程（ステップ S 2 3 0 ) 、 ( 5 ) アプリケーション実行通知ェ程（ステップ S 2 4 0 ) の 5つの処理工程により構成されている。先ず、これら ( 1 ) 〜（5 ) の各制御工程について説明する。 ( 1 ) ケース開閉検出工程は、ケースの開閉を開閉検出スィッチ 5 0による検出結果に基づいて、ケースが開いているか折り畳まれた状態であるかを検出する工程である。

( 2 ) 第 1、 2のタイマー起動工程は、ケース開閉検出工程により、検出された検出結果に基づいて、第 1のタイマーまたは第 2のタイマーのうちいずれかのタイマーを起動させる処理工程である。具体的には、ケース開閉検出工程によりケースの開放を検出した嚓には、第 1のタイマーの起動がおこなわれ、ケースの折り畳みを検出した際には、第 2のタイマーの起動がおこなわれる。

( 3 ) 第 1、 2のタイマー時間判定工程は、第 1、 2のタイマー起動工程により起動された第 1、 2のタイマー時間がそれぞれタイムアップしたことを判定する処理工程である。本例では、後述するように、第 1のタイマー時間と第 2のタィマー時間とは、それぞれ異なる時間となるように設定されている。

( 4 ) ケース開閉検出判定工程は、第 1、 2のタイマー時間判定工程により所定のタイマー時間が経過した後、再度、開閉検出スィッチ 5 0により、ケースの開閉があるか否かを判定する処理工程である。

( 5 ) アプリケーション実行通知工程は、ケース開閉検出判定工程によりケースの開閉に変化がない際に、所定のアプリケーションに対しての実行通知をおこなう処理工程である。

次に、本実施の形態に係る携帯型端末装置の処理手順について詳細に説明する。第 3図は、本実施の形態に係る携帯型端末装置によるアプリケーション実行通知処理の手順を示すフローチャートである。ここで、以下の説明では、携帯電話 1 0のケースを開けた際には、開閉検出スィツチ 5 0による検出信号が O Nとなり、反対にケースを閉めた際には、検出信号が O F Fとなるものとして説明する。すなわち、第 3図のフローチャートに示すように、先ず、開閉検出スィッチ 5 0による信号の受信をおこない（ステップ S 3 0 0 ) 、この開閉検出スィッチ 5 0による信号に変化がある力否かの判定により（ステップ S 3 1 0 ) 、信号に変化がある場合（ステップ S 3 1 0肯定）、次の、ステップ S 3 2 0によるケースが開けられた力否かの判定に移行する。

そして、このステップ S 3 2 0の判定によりケースが開けられたと判定された場合には（ステップ S 3 2 0肯定）、第 1のタイマー 3 0の起動を開始する（ステツプ S 3 3 0 ) 。この第 1のタイマー 3 0には、予め第 1のタイマー時間（例えば、 6 0 m S程度）が設定されている。第 1のタイマー 3 0により設定された第 1のタイマー時間とは、ケースを開けた際に、第 1のタイマーによりアプリケーションを起動させるための通知を送信するまでの時間として設定されている。一方、ステップ S 3 2 0の判定によりケースが閉められたと判定された場合には（ステップ S 3 2 0否定）、第 2のタイマー 4 0の起動を開始する（ステップ S 3 4 0 ) 。この第 2のタイマー 4 0には、予め第 2のタイマー時間（例えば、 2 0 0 m S〜5 0 O m S程度）が設定されている。第 2のタイマー 4 0により設定された第 2のタイマー時間とは、ケースを閉めた際に、第 2のタイマー 4 0によりアプリケーシヨンを終了させるための通知を送信するまでの時間として設定されている。

ここで、以下のフローチャートに基づく説明では、ケースが開けられた時の処理について説明する。第 3図のフローチャートに戻り、ステップ S 3 3 0により第 1タイマー 3 0の起動が開始されると、次に、ステップ S 3 5 0により第 1のタィマー時間が経過するまでの待機をおこなう（タイムアツプの待期）。

そして、ステップ S 3 6 0による判定により、再度、開閉検出スィッチ 5 0による信号の変化を検出する。具体的には、開閉検出スィッチ 5 0による信号の変化がなしの場合には（ステップ S 3 6 0肯定）、ケースの状態変化を有効とし（本例では、ケースが開いている状態）、所定のアプリケーションに対する通知をおこなう（ステップ S 3 7 0 ) 。具体的に説明すると、アプリケーションが表示部 6 0であるとすると、本例では、ケースが開いている状態では、即時（6 0 m S程度）に表示部 6 0による表示の点灯がおこなわれるものとなる。

この一方、ステップ S 3 6 0の判定により開閉状態に変化がある場合（ステツプ S 3 6 0否定）、前記ステップ S 3 2 0の処理に戻り、このステップ S 3 2 0 からの処理をおこなう。

以上のように、本実施の形態の場合、携帯電話 1 0は、この携帯電話 1 0を構成するケース（上畫）の開放を検出した際には、第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマー 3 0が起動し、この一方、ケースの折り畳みを検出した際には、第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマー 4 0が起動する。これら第 1のタイマー 3 0およぴ第 2のタイマー 4 0は、それぞれタイマー時間が異なるように設定されており、本例では、第 1のタイマー時間は、第 2のタイマー時間よりも短かレ、時間に設定されている。

また、ケースの開閉は、開閉検出スィッチ 5 0による検出結果に基づいておこなわれる。第 1のタイマー時間または第 2のタイマー時間の経過後には、所定のアプリケーションに対する実行通知がなされる。ここで、所定のアプリケーションを表示部 6 0とした場合に、ケースの開放が開閉検出スィツチ 5 0により検出され、第 1のタイマー時間の経過後には、表示部 6 0の表示がおこなわれるものとなる。

一方、ケースの折り畳みが開閉検出スィッチ 5 0により検出され、第²のタイマー時間の経過後には、表示部 6 0の表示が消灯されるものとなる。ここで、本例においては、前述したように、第 1のタイマー時間は、第 2のタイマー時間よりも短かい時藺に設定されているため、ケースの開放にともない表示部 6 0の表示は即座におこなわれることから、ケースを開けた時に、表示部 6 0の点灯が遅れるなどの違和感を防止するとともに、使用者にとっての利便性を向上することができる。

そして、第 1のタイマー時間よりも、比較的長い時間に設定された第 2のタイマー時間により、ケースの折り畳み時には、表示部 6 0の消灯は即座ではなく、比較的遅くおこなわれるものとなる。これにより、表示部 6 0などのアプリケーシヨンの終了を確実におこなうことができる。例えば、携帯電話の使用者がケースを閉じた後、急にケースを開けた場合にも、表示部 6 0は消灯していないため、違和感を感じることなく、携帯電話による操作を継続しておこなうことができる。ところで、上述した携帯型端末装置およびアプリケーション実行通知方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナ ·コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによつて実現することができる。第 4図は、本実施の形態に係るコンピュータシステムの構成を示すシステム構成図であり、第 5図は、第 4図に示したコンピュータシステムにおける本体部の構成を示すブロック図である。

第 4図に示すように、本実施の形態に係るコンピュータシステム 100は、本体部 101と、本体部 101からの指示によって表示画面 102 aに画像などの情報を表示するためのディスプレイ 102と、このコンピュータシステム 100 に種々の情報を入力するためのキーボード 103と、ディスプレイ 102の表示画面 1◦ 2 a上の任意の位置を指定するためのマウス 104とを備える。

また、このコンピュータシステム 100における本体部 101は、第 5図に示すように、 CPU121と、 RAMI 22と、 ROM123と、ハードディスクドライブ（HDD) 124と、 CD— ROM109を受け入れる CD— ROMドライブ 125と、フレキシブノレディスク (FD) 108を受け入れる F Dドライブ 126と、ディスプレイ 102、キーボード 103並びにマウス 104を接続する I/Oインターフェース 127と、ローカルエリアネットワークまたは広域エリアネットワーク (LAN/WAN) 106に接続する LANインターフエ一ス 128とを備える。

さらに、このコンピュータシステム 100には、インターネットなどの公衆回線 107に接続するためのモデム 105が接続されるとともに、 LANインターフェース 128および LANZWAN106を介して、他のコンピュータシステム（PC) 111、サーバ 1 12並びにプリンタ 113などが接続される。

そして、このコンピュータシステム 100は、所定の記録媒体に記録されたァプリケーション実行通知プログラムを読み出して実行することで携帯型端末装置のアプリケーション実行通知方法を実現する。

ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク（FD) 108、 CD— R OM 1 0 9、 MOディスク、 D VDディスク、光磁気ディスク、 I Cカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステム 1 0 0の内外に備えられるハードディスクドライブ（HD D) 1 2 4や、 R AM I 2 2、 R OM 1 2 3 などの「固定用の物理媒体」、さらに、モデム 1 0 5を介して接続される公衆回線 1 0 7や、他のコンピュータシステム 1 1 1並びにサーバ 1 1 2が接続される L AN/WAN 1 0 6な,どのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステム 1 0 0によつて読み取り可能なアプリケーション実行通知プログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。

すなわち、携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知プログラムは、上記した「可搬用の物理媒体」、「固定用の物理媒体」、「通信媒体」などの記録媒体に、コンピュータ読み取り可能に記録されるものであり、コンピュータシステム 1 0 0は、このような記録媒体からアプリケーシン実行通知プログラムを読み出することにより携帯型端末装置におけるアプリケーション実行通知方法を実現するものである。 , なお、アプリケーション実行通知プログラムは、コンピュータシステム 1 0 0 によって実行されることに限定されるものではなく、他のコンピュータシステム 1 1 1またはサーバ 1 1 2がアプリケーション実行プログラムを実行する場合や、これらが協働してアブリケーション実行プログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。

なお、本実施の形態では、携帯型端末装置として折り畳み型の携帯電話について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯に便利なモパイルツールとしてのノートパソコンや P D A (Personal Digital Assistants) 、電子手帳などィンターネットの専用端末装置などにも同様に適用することができる。以上説明したように、本発明によれば、開閉検出手段 5 0により、携帯電話 1 0のケースの開放が検出された際には、第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマー 3 0の起動が開始し、ケースの折り畳みが検出された際には、第 2のタィマー時間が、設定された第 2のタイマー 4 0の起動が開始するので、携帯電話 1 0のケースを開けた際には、表示部 6 0などのアプリケ^ "ションの起動を即座におこなうことにより、もって使用者の利便性を向上することができるうえ、ケースを折り畳んだ際には、第 1のタイマー時間よりも長く設定された第 2のタイマ一時間により表示部 6 0などのアプリケーションの終了を確実におこなうことにより、システム全体の安定および信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。産業上の利用可能性

以上のように、本発明に係る携帯型端末装置、携帯型端末装置におけるアプリケーシヨン実行通知方法おょぴアプリケーション実行通知プログラムは、携帯型端末装置におけるケースの開閉時間をタイマーにより制御するアプリケーション実行通知方法に適している。

Claims

請求の範囲

1 . 第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との.開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置であつて、

前記第 1筐体と第 2筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出手段と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーと、

前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーとを備え、

前記開閉検出手段による検出結果に基づいて、前記第 1のタイマーまたは第 2 のタイマーのいずれかの起動がおこなわれることを特徴とする携帯端末装置。 .

2 . 前記開閉検出手段により、前記第 1筐体と第 2筐体との開放が検出された際には、第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーの起動が開始し、前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳みが検出された際には、第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーの起動が開始することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の携帯端末装置。

3 . 前記第 1のタイマーにより設定された第 1のタイマー時間と第 2のタイマ一により設定された第 2のタイマー時間とは、それぞれ異なる時間となるように設定されていることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項に記載の携帯端

4 . 前記第 1のタイマーにより設定された第 1のタイマー時間は、第 2のタイマーにより設定された第 2のタイマー時間よりも短く設定されていることを特徴とする請求の範囲 1または第 2項に記載の携帯端末装置。

5. 第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置であつて、

前記第 1の筐体と第 2の筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出手段と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーと、前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーと、

前記開閉検出手段による検出結果に基づいて、前記第 1のタイマーの起動を制御する第 1のタイマー起動制御部と、

前記第 2のタイマーの起動を制御する第 2のタイマー起動制御部と、

第 1のタイマー時間のタイムアツプを判定する第 1のタイマー時間判定部と、第 2のタイマー時間のタイムアツプを判定する第 2のタイマー時間判定部と、前記第 1のタイマーまたは第 2のタイマーの起動後に、前記開閉検出手段による検出結果を判定する開閉判定手段と、 '

を備えることを特徴とする携帯端末装置。

6 . 前記開閉判定手段による判定結果に基づいて所定のアプリケーションに対する実行通知をおこなうアプリケーション実行通知手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第 5項に記載の携帯端末装置。

7. 前記第 1のタイマーにより設定された第 1のタイマー時間と第 2のタイマ一により設定された第 2のタイマー時間とは、それぞれ異なる時間となるように設定されていることを特徴とする請求の範囲第 5項または第 6項に記載の携帯端

8 . 前記第 1のタイマーにより設定された第 1のタイマー時間は、第²のタイマーにより設定された第 2のタイマー時間よりも短く設定されていることを特徴とする請求の範囲第 5項または第 6項に記載の携帯端末装置。

9 . 第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置のァプリケーション実行通知方法であって、

前記第 1の筐体と第 2の筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出工程と、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーを起動する第 1のタイマー起動制御工程と、

前記第 1筐体と第 2筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーを起動する第 2のタイマー起動制御工程と、

前記第 1のタイマー時間のタイムアップを判定する第 1のタイマー時間判定ェ程と、

第 2のタイマー時間のタイムアツプを判定する第 2のタイマー時間判定工程と、前記第 1のタイマーまたは第 2のタイマーの起動後に、前記開閉検出工程による検出結果を判定する開閉判定工程と、

前記開閉判定工程による検出結果に基づいて所定のアプリケーションに対する実行通知をおこなうアプリケーション実行通知工程とを備えることを特徴とする携帯端末装置のアプリケーション実行通知方法。

1 0 . 第 1筐体と第 2筐体とがヒンジを介して回動可能に連結されるとともに、当該第 1筐体と第 2筐体との開閉により折り畳みが自在な携帯型端末装置のァプリケーション実行通知プログラムであって、

前記第 1の筐体と第 2の筐体との開閉状態をそれぞれ検出する開閉検出手順と.、前記第 1筐体と第 2筐体との開放時間である第 1のタイマー時間が設定された第 1のタイマーを起動する第 1のタイマ一起動制御手順と、前記第 1筐体と第 2 筐体との折り畳み時間である第 2のタイマー時間が設定された第 2のタイマーを起動する第 2のタイマー起動制御手順と、

前記第 1のタイマー時間のタイムアップを判定する第 1のタイマー時間判定手順と第 2のタイマ一時間のタイムアツプを判定する第 2のタイマー時間判定手順と、

前記第 1のタイマーまたは第 2のタイマーの起動後に、前記開閉検出手順による検出結果を判定する開閉判定手順と、

前記開閉判定手順による判定結果に基づいて所定のアプリケーションに対する実行通知をおこなうアプリケーション実行通知手順を備えることを特徴とする携帯端末装置のアプリケーション実行通知プログラム。