JP2002083774A - 成膜装置 - Google Patents
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Abstract
種の膜を円滑に効率よく、しかも高精度で積層形成す
る。 【解決手段】 複数種の膜をプラズマCVDにより積層
する装置。成膜速度の低いプラズマCVD装置を収容す
る低速成膜室1a,1b,7a,7bと、成膜速度の高
いプラズマCVD装置を収容する高速成膜室4とを併設
する。低速成膜室と高速成膜室との間に圧力調節室2
a,2b,6a,6bを介在させ、基材が前記低速成膜
室、高速成膜室のいずれか一方の成膜室から圧力調節室
を経て他方の成膜室へ移動できるようにする。
Description
学反応を利用して複数種の薄膜を基材上に積層状態で形
成する成膜装置に関するものである。
スシリコンからなる半導体薄膜を形成したものが知られ
ている。その一例を図8に示す。図において、ガラス基
板等からなる基材101上に、例えばSnO2からなる
透明電極102と、アモルファス半導体薄膜103と、
Ag等からなる金属電極104とが順に積層されてい
る。
は、p型アモルファスシリコン薄膜、i型アモルファス
シリコン(真性アモルファスシリコン)薄膜、及びn型
アモルファスシリコン薄膜を積層した、いわゆるpin型
半導体薄膜が広く用いられている。そして、かかる薄膜
を形成する手段として、プラズマCVD装置の利用が進
められている。このプラズマCVD装置を利用した成膜
装置の一例を図9に示す。
ンバを備え、このチャンバ内が長手方向について複数に
区画されることにより、基板仕込み室21、p層成膜室
22、雰囲気置換室23、i層成膜室24、雰囲気置換
室25、n層成膜室26、及び基板取出し室27が順に
形成されている。相互隣接する室同士の間には基板搬送
通路が形成されるとともに、各室21〜27にその下流
側通路を開閉するゲートバルブ214a,214b,2
14c,214d,214e,214f,214gが設
けられている。
a,215b,215c,215d,215e,215
f,215gが設けられ、これら排気口に接続される図
略のポンプによって各室21〜27内に真空状態が形成
されるようになっている。
(サセプタ)210aと上側電極(カソード)211a
とが平行状態で配置されており、同様にi層成膜室24
内には平板状の下側電極210bと上側電極211bと
が、n層成膜室26内には平板状の下側電極210cと
上側電極211cとが、それぞれ平行状態で配置されて
いる。下側電極210a,210b,210cはアース
に接続される一方、上側電極211a,211b,21
1cは各々インピーダンスマッチング装置212a,2
12b,212cを介して高周波電源213a,213
b,213cに接続されている。
ス(SiH4,B2H6,CH4等)を導入するためのガス
導入配管216aが接続され、同様に、i層成膜室24
にはi層成膜用の反応ガス(SiH4等)を導入するた
めのガス導入配管216bが、n層成膜室26内にはn
層成膜用の反応ガス(SiH4、PH3等)を導入するた
めのガス導入配管216cが、それぞれ接続されてい
る。また、基板取り出し室27には、同室内にN2等の
不活性ガスを導入するためのガス導入配管216dが接
続されている。
のヒータ28a,28bが設けられ、各成膜室22,2
4,26内にも下側電極加熱用のヒータ28c,28
d,28eがそれぞれ設けられている。
る。各室21〜27内を排気して真空保持し、基材であ
る基板29をまず基板仕込み室21に入れる。同室21
内で基板29をヒータ28a,28bにより予備加熱し
た後、ゲートバルブ214aを開いて基板29をp層成
膜室22内に導入し、その下側電極211a上に載置す
るとともに、前記ゲートバルブ214aを閉じてp層成
膜室22内を密閉する。
ガス導入配管216aからp層成膜室22内にp層成膜
用の反応ガスを導入するとともに、上側電極211aに
高周波電圧を印加して上下電極210a,211a間に
プラズマを発生させ、このプラズマにより前記反応ガス
を分解して基板29上にp層すなわちp型のアモルファ
ス半導体膜を生成する。
排気する。そして、ゲートバルブ214bを開いて基板
29を一旦雰囲気置換室23内に入れ、前記ゲートバル
ブ214bを閉じた後にゲートバルブ214cを開いて
前記基板29をi層成膜室24内に導入し、その下側電
極211b上に載置するとともに、前記ゲートバルブ2
14cを閉じてi層成膜室24内を密閉する。以下、前
記と同じ要領でi層成膜室24内、n層成膜室26内で
i型アモルファス半導体膜(i層)、n型アモルファス
半導体膜(n層)をこの順に積層形成する。
を真空排気した後は、ゲートバルブ214fを開いて基
板29を基板取り出し室27に搬入し、ゲートバルブ2
14fを閉じた後に同室27内にガス導入配管216e
から不活性ガスを導入する。このようにして同室27内
を大気圧まで高めた後、ゲートバルブ214gを開いて
基板29をチャンバ外へ取り出す。
膜室22、i層成膜室24、n層成膜室26の順に搬送
することにより、pin成膜を連続的に行うことができ
る。
層のうち、i層はp層及びn層に比べて層厚が非常に大
きいので、その成膜所要時間はp層やn層の成膜所要時
間よりも数段長くなる。従って、各成膜室22,24,
26を均等に配置すると、i層成膜室24で成膜が停滞
し、円滑で効率の高い連続成膜の実現の妨げとなる。
ける上下電極210a,211aをp層成膜室22及び
n層成膜室26における上下電極よりも大きくして同時
に複数個の基板29に対する成膜ができるようにした
り、i層成膜室24をp層成膜室22及びn層成膜室2
6よりも多く配置したりすることにより、各工程での成
膜時間の均衡が図られているが、前記i層の成膜所要時
間は、p層及びn層のそれに比べて著しく長いため、i
層成膜室24を多少大型化したり個数を増やしたりする
だけでは、各層の成膜時間を十分に均衡させることがで
きない。しかも、i層成膜室24の大型化や増設は、成
膜装置全体の占有面積増加や、搬送機構をはじめとする
装置構造の複雑化につながり、結果として製品のコスト
増大を招く不都合がある。
らず、成膜所要時間の異なる複数種の膜を積層する場合
に発生し得るものである。
ば特開平9−104985号公報に示される装置を用い
ることが考えられる。この装置は、高速で回転するドラ
ム状の回転電極を基板上に近接させ、これら基板と回転
電極との間にプラズマを発生させた状態で、前記回転電
極の回転により反応ガスをプラズマ発生領域に巻き込ん
で化学反応を起こさせるものであり、コンパクトな構造
でありながら、大面積の領域に対して高速で連続成膜で
きる画期的な手段である。
ある反面、静止型の前記平行平板型電極に比べて膜厚の
管理が難しく、特にp層やn層といった非常に薄い膜を
高精度で形成することは難しい。また、回転電極を高速
回転させるための駆動装置や、回転中の電極に高周波電
圧を印加するための複雑な装置が必要であり、コストも
非常に高くなる。
の大型化や増設を伴うことなく、複数種の膜を円滑に効
率よく、しかも高精度で積層形成することができる成膜
装置を提供することを目的とする。
を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、成膜に時間を要
する層(一般には厚さの大きい層)を形成するための成
膜室には、高速成膜が可能なプラズマCVD装置(例え
ば前記特開平9−104985号公報に示される回転電
極を用いた装置)を設ける一方、成膜にあまり時間を要
しない層(一般には厚さの小さい層)を形成するための
成膜室には、成膜速度が低くても安価で所望の膜厚精度
が得られやすいプラズマCVD装置(例えば一般の平行
平板型電極を用いた装置)を設けることに想到した。こ
のような高速プラズマCVD装置と低速プラズマCVD
装置の併用により、複数種の薄膜を低コストの構成で効
率良く薄膜形成することが可能になる。
D装置を用いた場合、各プラズマCVD装置の運転圧力
は互いに異なるので、各プラズマCVD装置を収納する
成膜室内の圧力はそれぞれ適正に保持しながら、円滑に
基材を各成膜室に順に搬入することが非常に重要とな
る。
あり、基材上に複数種の膜を重ねて形成するための成膜
装置において、成膜用のプラズマCVD装置を収容する
低速成膜室と、成膜用のプラズマCVD装置であって前
記低速成膜室に収容されるプラズマCVD装置よりも成
膜速度が高く、かつ、運転圧力の異なるプラズマCVD
装置を収容する高速成膜室と、前記低速成膜室と高速成
膜室との間に介在し、内部圧力が調節可能な圧力調節室
とを備えるとともに、前記低速成膜室及び高速成膜室と
前記圧力調節室との間にそれぞれ開閉手段が設けられ、
前記基材が前記低速成膜室、高速成膜室のいずれか一方
の成膜室から前記圧力調節室を経て他方の成膜室へ移動
できるように構成されているものである(請求項1)。
種の薄膜を積層形成することができる。
室)に基材を入れ、同成膜室を密閉してその成膜室内の
圧力をこの成膜室に設けられているプラズマCVD装置
の運転に見合った圧力に設定する。そして、当該プラズ
マCVD装置を用いて前記基材表面に第1の膜を形成す
る。
圧力を当該成膜室から基材を搬出するときの当該成膜室
内圧力に略等しい圧力にしておき、この圧力調節室と前
記成膜室との間の開閉手段を開いて前記第1の膜を形成
した基材を圧力調節室内に一旦入れる。
密閉し、その圧力調節室内の圧力を同圧力調節室につな
がるもう一つの成膜室(例えば高速成膜室)に基材を搬
入するときの当該成膜室内圧力に略等しい圧力に切換え
る。そして、この圧力調節室と前記もう一つの成膜室と
の間の開閉手段を開いて前記圧力調節室内から前記もう
一つの成膜室内へ基材を移す。
られたプラズマCVD装置を用いて前記第1の膜の上に
重ねて第2の膜を形成する。
して円滑に行うことができる。そして、成膜にあまり時
間を要しない膜(一般には厚さの小さい膜)の形成には
前記低速成膜室を用い、成膜に時間を要する膜(一般に
は厚さの大きい膜)の形成は前記高速成膜室を用いるこ
とにより、各層をこれに見合った膜厚精度及び成膜速度
で効率良く積層形成することができる。
くとも一つの低速成膜室と少なくとも一つの高速成膜室
を含む2以上の成膜室をもった装置に広く適用が可能で
ある。例えば、低速成膜室、高速成膜室、低速成膜室の
順に各成膜室が並べられ、その順に前記基材が移動でき
るように構成し、前記高速成膜室と各低速成膜室との間
にそれぞれ前記圧力調節室を介在させるようにしてもよ
い(請求項2)。
として基材上にp層、i層、n層の各半導体薄膜(例え
ばアモルファスシリコン、水素化アモルファスシリコン
をはじめとするアモルファス材料成膜)を積層する場合
に特に好適である。この場合には、前記高速成膜室をi
型半導体薄膜を形成するための成膜室とし、前記高速成
膜室の上流側に配置される低速成膜室、下流側に配置さ
れる低速成膜室のいずれか一方を、p型半導体薄膜を形
成するための成膜室とし、他方をn型半導体薄膜を形成
するための成膜室とすればよい(請求項3)。
併設する場合、各成膜室に収容されるプラズマCVD装
置の種類によっては、その成膜速度に格段の差が生ずる
ことになる。例えば、低速成膜室内に、従来の一般的な
平行平板型電極をもつプラズマCVD装置を収容し、高
速成膜室内に、前記基材の成膜面に対向する円筒面を有
してこの円筒面の中心軸回りに回転する回転電極を具備
するプラズマCVD装置を収容する構成では(請求項
8)、後者のプラズマCVD装置による成膜速度は前者
のプラズマCVD装置による成膜速度の10倍以上とな
る。このように、高速成膜室での成膜速度が非常に高い
場合には、当該高速成膜室での成膜よりも却って低速成
膜室における成膜や圧力調節室での圧力置換に時間がか
かってしまい、高速成膜室におけるプラズマCVD装置
の高速成膜性能を活かせなくなる場合が生じ得る。
各成膜室のうち、一つの高速成膜室に対して複数の低速
成膜室が接続され、かつ、各低速成膜室ごとに圧力調節
室が設けられている構成とすればよい(請求項4)。
の成膜及びその後の圧力置換を同時並行し、もしくはサ
イクルタイムをずらして行いながら、その成膜後の基材
を順次、共通の高速成膜室に送り込む(もしくは、高速
成膜室で成膜した基材を各低速成膜室に分配する)こと
により、低速成膜の実質所要時間と高速成膜の所要時間
とを均衡させて高速成膜室におけるプラズマCVD装置
の高速成膜性能を十分に発揮させることができ、全体の
サイクルタイムを大幅に短縮することができる。例え
ば、一つの高速成膜室に対してn個の低速成膜室及び圧
力調節室を並列接続する場合、各低速成膜室での成膜タ
イミングをそのサイクルタイムの1/n分だけずらすこ
とによって、各低速成膜室での成膜を均等な時間ピッチ
で次々に行うことが可能になる。
されている場合、いずれかの低速成膜室で故障の修理や
メンテナンスの必要が発生しても、残りの低速成膜室を
用いて成膜運転を続行できる利点もある。
の間に当該各圧力調節室に共通して接続される準備室が
設けられ、この準備室と前記各圧力調節室との間、及
び、当該準備室と前記高速成膜室との間に、それぞれ開
閉手段が設けられている構成とすれば(請求項5)、低
速成膜室、高速成膜室のうちの上流側の成膜室で成膜し
た基材が余ってしまった場合でも、その余剰の基材を準
備室に溜めて待機させておくことにより、円滑な成膜を
続けることができる。
の双方に複数の低速成膜室が配置され、かつ、各低速成
膜室ごとに圧力調節室が設けられる構成では、前記高速
成膜室とその上流側の各圧力調節室との間にこれらの圧
力調節室に共通して接続される上流側準備室が設けら
れ、前記高速成膜室とその下流側の各圧力調節室との間
にこれらの圧力調節室に共通して接続される下流側準備
室が設けられ、各準備室とこれに接続される各圧力調節
室との間、及び、各準備室と前記高速成膜室との間に、
それぞれ開閉手段が設けられる構成とすればよい(請求
項6)。
接続されている構成としてもよい(請求項7)。
内に、前記基材の成膜面に対向する円筒面を有してこの
円筒面の中心軸回りに回転する回転電極を具備するプラ
ズマCVD装置を収容する場合には、当該回転電極の回
転により前記成膜面上に形成される気流の上流側に位置
する準備室の室内圧力P1と、前記気流の下流側に位置
する準備室の室内圧力P2と、高速成膜室内の圧力Pと
が、P1>P>P2となるように設定することが、より
好ましい(請求項9)。このような構成にすれば、前記
圧力差により、回転電極の回転により成膜面上に形成さ
れる気流と同じ向きのガス流れが形成されるので、当該
圧力差によって前記気流が乱されることがなく、より安
定したプラズマCVDによる薄膜形成が実現できる。
面に基づいて説明する。
コン半導体を利用したpin構造をもつ太陽電池を製造す
るためのものであり、基材である基材9上にp層、i
層、n層を順に積層するように構成されたものである。
から順に、2つのp層成膜室(低速成膜室)1a,1b
と、2つの圧力調節室2a,2bと、単一の上流側準備
室3と、単一のi層成膜室(高速成膜室)4と、単一の
下流側準備室5と、2つの圧力調節室6a,6bと、2
つのn層成膜室7a,7bとを備えている。
1a,1bと上流側準備室3との間にそれぞれ介在し、
圧力調節室6a,6bは、下流側準備室5と各n層成膜
室7a,7bとの間に介在する。上流側準備室3はi層
成膜室4の上流側に接続され、下流側準備室5はi層成
膜室4の下流側に接続されている。
が形成されている。前記p層成膜室1aと圧力調節室2
aとをつなぐ基板搬送通路にはゲートバルブ14aが設
けられ、同様に、前記p層成膜室1bと圧力調節室2b
とをつなぐ基板搬送通路にはゲートバルブ14bが、各
圧力調節室2a,2bと上流側準備室3とをつなぐ基板
搬送通路にはそれぞれゲートバルブ14c,14dが、
上流側準備室3とi層成膜室4とをつなぐ基板搬送通路
にはゲートバルブ14eが、i層成膜室4と下流側準備
室5とをつなぐ基板搬送通路にはゲートバルブ14f
が、下流側準備室5と各圧力調節室6a,6bとをつな
ぐ基板搬送通路にはゲートバルブ14g,14hが、前
記圧力調節室6aとn層成膜室7aとをつなぐ基板搬送
通路にはゲートバルブ14iが、前記圧力調節室6bと
n層成膜室7bとをつなぐ基板搬送通路にはゲートバル
ブ14jが、それぞれ設けられている。前記各ゲートバ
ルブ14a〜14jは、当該ゲートバルブが設けられた
通路を開閉する開閉手段を構成している。
では上下方向)の内側に2枚の平板電極(サセプタ)1
0a,10bが垂直状態で配置され、両平板電極10
a,10bの両外側に各平板電極10a,10bと平行
な平板電極(カソード)11a,11bが対向配置され
ている。同様に、p層成膜室1b内には垂直状態で平板
電極(サセプタ)10c,10dと上側電極(カソー
ド)11c,11dとが配置され、n層成膜室7a内に
は平板電極(サセプタ)10f,10gと平板電極(カ
ソード)11g,11hとが、n層成膜室7b内には平
板電極(サセプタ)10h,10iと平板電極(カソー
ド)11i,11jとが、それぞれ垂直状態で配置され
ている。
の中央に共通グランド10eが垂直状態で配置され、そ
の表裏両面と対向するように左右一対の回転電極11
e,11fが配設されている。各回転電極11e,11
fは、円筒状の外周面を有し、その円筒面が前記共通グ
ランド10eの表裏面上に配設された基板9の表面と近
接するように配置され、かつ、その円筒面の中心軸回り
に高速回転駆動されるようになっている。
0a〜10d、共通グランド10e、及び各平板電極1
0f〜10iはアースに接続されている。一方、平板電
極11a,11bはそれぞれインピーダンスマッチング
装置12a,12bを介して高周波電源13aに接続さ
れ、同様に、平板電極11c,11dはそれぞれインピ
ーダンスマッチング装置12c,12dを介して高周波
電源13bに接続され、回転電極11e,11fはそれ
ぞれインピーダンスマッチング装置12e,12fを介
して高周波電源13cに接続され、平板電極11g,1
1hはそれぞれインピーダンスマッチング装置12g,
12hを介して高周波電源13dに接続され、平板電極
11i,11jはそれぞれインピーダンスマッチング装
置12i,12jを介して高周波電源13eに接続され
ている。
成膜室7a,7b内には、互いに平行な状態で対向配置
された平板電極同士の間に成膜用のプラズマを発生させ
る平行平板型プラズマCVD装置が収容される一方、i
層成膜室4内には、共通グランド10eと円筒状外周面
をもつ回転電極11e,11fとの間に成膜用のプラズ
マを発生させる回転電極型プラズマCVD装置が収容さ
れている。
もよい。
反応ガスを導入するためのガス導入配管16a,16b
がそれぞれ接続され、同様に、i層成膜室24にはi層
成膜用の反応ガスを導入するためのガス導入配管16f
が、n層成膜室26内にはn層成膜用の反応ガスを導入
するためのガス導入配管16j,16kが、それぞれ接
続されている。また、圧力調節室2a,2b、準備室
3,5、圧力調節室6a,6bには、それぞれ、He等
の不活性ガスを導入するためのガス導入配管16c,1
6d,16h,16iが接続されている。
ータ8が設けられ、また、各圧力調節室及び準備室内に
も基板加熱用のヒータ8が設けられている。
る。
(例えばガラス基板)9をセットする。同室1a内を密
閉し、所定の圧力(例えば0.003Torr)まで真空排気し
た状態からその圧力が0.3Torrに達するまでガス導入配
管16aから原料ガス(例えばSiH4とH2との混合ガ
ス)及びp型ドーパントガス(例えばB 2H6)を導入す
るとともに、平板電極11a,11bに高周波電源13
aを印加して基材9との間にプラズマを発生させる。こ
のプラズマで前記ガスは化学反応を起こし、その結果、
基材9上にp型アモルファスシリコン薄膜(p層)が形
成される。
であるが、図示の平行平板型電極を用いれば高精度の膜
厚管理が可能である。
再び真空排気して元の真空度(例えば0.003Torr)に戻
す。
のp層成膜室1b内においても同時並行で(もしくはサ
イクルタイムをずらして)行われる。
成後のp層成膜室内圧力(前記例では0.003Torr)に調
節しておく。この状態でゲートバルブ14aを開いてp
層形成後の基材9をp層成膜室1aから圧力調節室2a
内に移し、再びゲートバルブ14aを閉じて圧力調節室
2a内を密閉する。
2a内に不活性ガスを導入し、圧力調節室2a内の圧力
を上流側準備室3内の圧力と略等しい圧力(例えば200T
orr)まで昇圧する。
bにおいても同時並行で(もしくはサイクルタイムをず
らして)行われる。
c(14d)を開いて基材9を上流側準備室3内に移
し、その後にゲートバルブ14cを閉じる。この時点
で、i層成膜室4内が空いている場合(すなわちi層の
成膜が行われていない場合)には、ゲートバルブ14e
を開いて前記基材9を直ちにi層成膜室4内に搬入する
が、i層成膜室4内が詰まっている場合(すなわちi層
の成膜が行われている場合)には、その成膜終了及び基
材搬出を待ってi層成膜室4内への基材9の搬入を行
う。
基材9をセットし、同成膜室4内に原料ガス(例えばS
iH4とH2との混合ガス)及び希釈ガス(例えばHe)
を導入する。そして、各基材9と対向する回転電極11
e,11fを高速回転駆動してこれに高周波電力または
直流電力を印加しながら、共通グランド10e及び両基
材9を回転電極回転軸と直交する方向(図1では左から
右)に所定速度で送ると、各回転電極11e,11fと
基材9との間に発生したプラズマに前記原料ガスが回転
電極11e,11fの回転によって巻き込まれ、このプ
ラズマ生成領域で原料ガスが化学反応を起こす。その結
果、既に基材9上に形成されているp層の上に重ねて真
性アモルファスシリコン薄膜(i層)が積層される。
なり大きいが(約400〜600nm)、回転電極型プラズマC
VD装置では前記平行平板型プラズマCVD装置よりも
数段速く成膜できるため、p層成膜時間とほとんど変わ
らない短い時間でi層成膜が可能である。この回転電極
型装置では前記平行平板型装置よりも膜厚管理は難しい
が、上述のようにi層はp層に比べ十分厚く、さほど高
い膜厚精度は要求されないので、何ら不都合は生じな
い。
反応ガスの導入は続け、所定の運転圧力(前記例では20
0Torr)を保ちながら次の基材搬入を待つ。
とほぼ等しい圧力(前記例では200Torr)に設定してお
く。そして、ゲートバルブ14fを開き、i層成膜が終
了した基材9を下流側準備室5内に搬入してからゲート
バルブ14fを閉じる。この時点で、圧力調節室6a,
6bのいずれかが空いている場合(すなわち基材9がな
い場合)、例えば圧力調節室6aが空いている場合に
は、ゲートバルブ14gを開いて前記基材9を直ちに圧
力調節室6a内に搬入する。これに対し、圧力調節室6
a,6bがともに詰まっている場合(すなわちn層の成
膜が行われている場合)には、いずれかの圧力調節室で
の基材搬出を待ち、その基材搬出が行われた側の圧力調
節室へ基材9を搬入する。以下の説明は、先に圧力調節
室6aから基材9が搬出された場合を説明する。
材9が搬出された後にガス導入配管16hから不活性ガ
スを導入して室内圧力を下流側準備室5内の圧力(前記
例では200Torr)まで高めておく。この状態でゲートバ
ルブ14gを開いて下流側準備室5内の基材9を圧力調
節室6a内に移し、再びゲートバルブ14gを閉じて圧
力調節室2a内を密閉する。
の圧力をn層成膜室7a内の真空圧力(例えば0.003Tor
r)まで下げる。
bにおいても同様である。
電極10a,10b上に基材(例えばガラス基板)9を
セットし、再びゲートバルブ14iを閉じて同室7a内
を密閉する。このときのn層成膜室7内の圧力は所定の
真空圧力(例えば0.003Torr)まで下がっているが、基
材9のセット後にその圧力が0.3Torrになるまでガス導
入配管16aから原料ガス(例えばSiH4とH2との混
合ガス)及びn型ドーパントガス(例えばPH3)を導
入し、かつ、平板電極11g,11hに高周波電源13
dを印加して基材9との間にプラズマを発生させる。こ
のプラズマで前記ガスは化学反応を起こし、その結果、
基材9のp層及びi層に重ねてn型アモルファスシリコ
ン薄膜(n層)が形成される。
再び真空排気して元の真空度(例えば0.003Torr)に戻
す。
においても同様に行われる。
ものであるが(約10〜30nm)、上述のように平行平板型
電極の適用によって高精度の膜厚管理が可能である。ま
た、p層と同様にn層は薄いため、所要成膜時間は長く
ならない。
での要求膜厚(成膜所要時間)に応じて平行平板型電極
をもつプラズマCVD装置と回転電極を用いるプラズマ
CVD装置とを使い分けることにより、各成膜室での所
要成膜時間を均等化して円滑で効率のよい流れ作業を可
能としながら、各成膜室で要求される膜厚精度を満足さ
せることができる。
を考慮しても回転電極を用いるプラズマCVD装置の成
膜速度が平行平板型電極を用いるプラズマCVD装置の
成膜速度よりも数段高いことに鑑み、前記回転電極を用
いる一つのi層成膜室4に対して平行平板型電極を用い
るp層成膜室やn層成膜室を複数接続し、かつ、各p層
成膜室及びn層成膜室ごとに圧力調節室を設けるように
しているので、p層成膜やn層成膜に要する時間あるい
は圧力置換に要する時間が長いためにi層成膜室4を休
止させなければならない時間を大幅に削減でき、このi
層成膜室4における回転電極型プラズマCVD装置の高
速成膜性能を十分に活かしてより一層のサイクルタイム
の軽減ができる利点が得られる。
成膜タイミングを当該p層成膜のサイクルタイムの1/
2だけずらすようにすれば、実質上、圧力置換も含めた
p層成膜のサイクルタイムを1/2に縮めることが可能
になる。一般に、一つの高速成膜室(この実施の形態で
はi層成膜室)の上流側にn個の低速成膜室(この実施
の形態では背p層成膜室)を接続する場合、その低速成
膜のサイクルタイムの1/nだけずらして各低速成膜を
実行するようにすれば、最も効率のよい成膜ができるこ
とになる。
低速成膜室の個数は適宜設定可能であるが、例えば図2
に示すように、共通の準備室3,5に複数の高速成膜室
(i層成膜室4a,4b)を接続することも可能であ
る。図の場合には、2つのi層成膜室4a,4bに対し
て、3つのp層成膜室1a,1b,1c及び圧力調節室
2a,2b,2cと、3つのn層成膜室7a,7b,7
c及び圧力調節室6a,6b,6cとが接続されている
ので、各p層成膜室及びn層成膜室での成膜サイクルタ
イムがi層成膜室での成膜サイクルタイムの1.5倍で
あれば、各層の成膜がほぼ均衡して円滑に行われること
になる。
成膜室に複数の低速成膜室が接続されるものに限られな
い。
11e,11fを用いるプラズマCVD装置を用いる場
合において、その成膜室内での基材9の具体的な搬送形
態は問わない。例えば、図3に示すように前記共通グラ
ンド10eの上下両端を送り装置14に連結すれば、共
通グランド10eを基材搬送手段として兼用することが
可能であり、さに、図4に示すように基材9a,9bを
導電性材料からなるクランプ19を介して送り装置14
側に把持し、これらクランプ19を通じて基材9a,9
bのアース接続を行うようにしてもよい。
eの上下端近傍に固定接地板17を対向配置してキャパ
シタンスを形成し、このキャパシタンスの静電容量が回
転電極−基材間に形成される静電容量よりも十分大きく
なるようにすれば、そのシールド作用によってプラズマ
生成をより安定化させることができる。
して基材9を直接アースに接続するようにしてもよい。
図6(a)に示すように2枚の基材9a,9bを背中合
わせにしてプラズマ領域に通すようにすれば、2枚の基
材9a,9bに対して同時に成膜を行うことが可能であ
るし、同図(b)のように基材9単体をプラズマ領域に
通して基材両面に薄膜を形成することも可能である。
形態を採ることも可能である。
は、前記アモルファスシリコン薄膜に限らず、例えば水
素化アモルファスシリコン薄膜、SiC薄膜(p層
用)、SiGe薄膜(i層用)などの他の半導体薄膜で
あってもよい。
の順に成膜を行うものを示したが、要求される膜構造に
よっては、n層→i層→p層の順に成膜を行うようにし
てもよい。また、pin成膜を複数層重ねたタンデム型の
膜形成にも応用することができる。
つ太陽電池の製造に限らず、基材上に複数種の薄膜を積
層形成する場合に広く適用が可能である。原則として
は、厚さの大きい膜の形成に高速成膜室を、最も厚さの
小さい膜の形成に低速成膜室を用いるようにすればよ
く、それ以外の中間厚さ膜が存在する場合には当該膜の
具体的な厚さ寸法に応じて各種プラズマCVD装置を適
宜使い分けるようにすればよい。
側、下流側の双方に低速成膜室を配置したものを示した
が、高速成膜室の片側にのみ低速成膜室を配置したもの
でもよい。この場合、いずれの成膜室から先に成膜を行
うかについても、形成すべき膜層の種類に応じて適宜設
定すればよい。
Pと、上流側準備室3の圧力P1及び下流側準備室5の
圧力P2とは厳密に同等でなくてもよく、僅かに圧力差
があってもよい。この場合、P1<P<P2となるよう
に各圧力を設定すれば(例えばP1=180Torr、P2=2
00Torr、P3=220Torr)、その圧力差によって、ゲー
トバルブ14eやゲートバルブ14fを開いたときにi
層成膜室4内での回転電極11e,11fの回転により
基材成膜面上に形成される気流と同じ向きのガス流れ
(図1では左から右に向かうガス流れ)が形成されるた
め、その圧力差によって前記気流が乱されるのを防ぐこ
とができ、より安定したプラズマCVDによる成膜を実
現することが可能になる。
は適宜省略が可能である。ただし、これらの準備室を具
備すれば、次の工程に進めない余剰の基材を一時的にス
トックしておくことができるため、より円滑な成膜の進
行を実現できる利点が得られる。
タイムの短縮を図るべく、各成膜室に2対の成膜用電極
を収容したものを示したが、本発明では各成膜室におけ
る電極対の数は問わず、例えば単一対の電極を収容する
ようにしてもよい。
D装置としては、前記のような回転電極を用いた装置の
他、例えば特開平6−2149号公報に示されるよう
に、平行平板型電極の一方を多孔質体で構成して当該多
孔室体から反応ガスを基材側に噴出させるようにしたも
のでも、ある程度の高速成膜を実現することができる。
この場合も、その運転圧力は一般的な平行平板型プラズ
マCVD装置の運転圧力よりも高くなるので、本発明に
かかる圧力調節室はその効果を発揮する。
VD装置も、図例の平行平板型プラズマCVD装置に限
らず、その他、磁場中でサイクロトロン運動している電
子にその運動周期に共鳴する変動電場(電磁波)を印加
することでプラズマの発生、維持を行うECR(electr
on cycrotron resonance)プラズマCVD装置や、アル
ゴンガスを高周波誘導コイルによってプラズマ化するI
CP(Inductive Coupled Plasma)CVD装置などの適
用が可能である。また、プラズマCVD装置を具備した
成膜室に加え、他の手法による成膜(例えばスパッタリ
ングやクリーニング)を行う成膜室を適宜付加すること
も自由である。
膜室であるi層成膜室内にサイクルタイムが2.5min(成
膜速度25Å/secで膜厚3500Åのi型アモルファスシリ
コン膜を形成)の回転電極型プラズマCVD装置を収容
し、低速成膜室であるp層成膜室及びn層成膜室にサイ
クルタイムが6.6min(成膜速度1Å/secで膜厚300Åのp
型及びn型アモルファスシリコン膜を形成)の平行平板
型電極を用いたプラズマCVD装置を収容するととも
に、p層成膜室1aでの成膜タイミングとp層成膜室1
bでの成膜タイミングとを6.6/2=3.3minだけずらして
各層の成膜を行った。なお、p層成膜室へのガス及びそ
の導入流量はSiH4:200cc/min、B2H6:10cc/min、
H2:1000cc/minであり、i層成膜室へのガス及びその
導入流量はSiH4:1000cc/min、H2:10000cc/min、
He:5000cc/minであり、n層成膜室へのガス及びその
導入流量はSiH4:200cc/min、PH3:10cc/min、
H2:1000cc/minである。
す。同図(a)はp層成膜室1aの成膜サイクル、同図
(b)はp層成膜室1bの成膜サイクルを示す。
層成膜の実質的なサイクルタイムを3.3minに短縮してi
層成膜のサイクルタイム2.5minに大幅に近づけることが
可能となった。
対の成膜用電極を配置することにより、実質上のサイク
ルタイムはさらに半減されることになる。
ラズマCVDにより積層するにあたり、低速成膜室と高
速成膜室とを併用し、これら低速成膜室と高速成膜室と
の間に圧力調節室を介在させて、基材が前記低速成膜
室、高速成膜室のいずれか一方の成膜室から前記圧力調
節室を経て他方の成膜室へ移動できるようにしたもので
あるので、成膜室の大型化や増設を伴うことなく、複数
種の膜を円滑に効率よく、しかも高精度で積層形成する
ことができる効果がある。
面図である。
平面図である。
送構造の例を示す断面正面図である。
送構造の例を示す断面正面図である。
送構造の例を示す断面正面図である。
送構造の例を示す断面正面図である。
クルの一例を示すタイムチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 基材上に複数種の膜を重ねて形成するた
めの成膜装置において、成膜用のプラズマCVD装置を
収容する低速成膜室と、成膜用のプラズマCVD装置で
あって前記低速成膜室に収容されるプラズマCVD装置
よりも成膜速度が高く、かつ、運転圧力の異なるプラズ
マCVD装置を収容する高速成膜室と、前記低速成膜室
と高速成膜室との間に介在し、内部圧力が調節可能な圧
力調節室とを備えるとともに、前記低速成膜室及び高速
成膜室と前記圧力調節室との間にそれぞれ開閉手段が設
けられ、前記基材が前記低速成膜室、高速成膜室のいず
れか一方の成膜室から前記圧力調節室を経て他方の成膜
室へ移動できるように構成されていることを特徴とする
成膜装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の成膜装置において、低速
成膜室、高速成膜室、低速成膜室の順に各成膜室が並べ
られ、その順に前記基材が移動できるように構成される
とともに、前記高速成膜室と各低速成膜室との間にそれ
ぞれ前記圧力調節室が介在していることを特徴とする成
膜装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の成膜装置において、前記
高速成膜室はi型半導体薄膜を形成するための成膜室で
あり、前記高速成膜室の上流側に配置される低速成膜
室、下流側に配置される低速成膜室のいずれか一方は、
p型半導体薄膜を形成するための成膜室であり、他方は
n型半導体薄膜を形成するための成膜室であることを特
徴とする成膜装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の成膜装
置において、一つの高速成膜室に対して複数の低速成膜
室が接続され、かつ、各低速成膜室ごとに圧力調節室が
設けられていることを特徴とする成膜装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の成膜装置において、前記
各圧力調節室と高速成膜室との間に当該各圧力調節室に
共通して接続される準備室が設けられ、この準備室と前
記各圧力調節室との間、及び、当該準備室と前記高速成
膜室との間に、それぞれ開閉手段が設けられていること
を特徴とする成膜装置。 - 【請求項6】 請求項2または3記載の成膜装置におい
て、前記高速成膜室の上流側、下流側の双方に複数の低
速成膜室が配置され、かつ、各低速成膜室ごとに圧力調
節室が設けられるとともに、前記高速成膜室とその上流
側の各圧力調節室との間にこれらの圧力調節室に共通し
て接続される上流側準備室が設けられ、前記高速成膜室
とその下流側の各圧力調節室との間にこれらの圧力調節
室に共通して接続される下流側準備室が設けられ、各準
備室とこれに接続される各圧力調節室との間、及び、各
準備室と前記高速成膜室との間に、それぞれ開閉手段が
設けられていることを特徴とする成膜装置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の成膜装置におい
て、共通の準備室に複数の高速成膜室が接続されている
ことを特徴とする成膜装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の成膜装
置において、前記低速成膜室内には平行平板型電極をも
つプラズマCVD装置が収容され、前記高速成膜室内に
は、前記基材の成膜面に対向する円筒面を有してこの円
筒面の中心軸回りに回転する回転電極を具備するプラズ
マCVD装置が収容されていることを特徴とする成膜装
置。 - 【請求項9】 請求項6記載の成膜装置において、前記
高速成膜室内に、前記基材の成膜面に対向する円筒面を
有してこの円筒面の中心軸回りに回転する回転電極を具
備するプラズマCVD装置が収容されるとともに、当該
回転電極の回転により前記成膜面上に形成される気流の
上流側に位置する準備室の室内圧力P1と、前記気流の
下流側に位置する準備室の室内圧力P2と、高速成膜室
内の圧力Pとが、P1>P>P2となるように設定され
ていることを特徴とする成膜装置。
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