JP2002082714A - 入出力回路系の自己診断回路 - Google Patents

入出力回路系の自己診断回路

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JP2002082714A JP2000272644A JP2000272644A JP2002082714A JP 2002082714 A JP2002082714 A JP 2002082714A JP 2000272644 A JP2000272644 A JP 2000272644A JP 2000272644 A JP2000272644 A JP 2000272644A JP 2002082714 A JP2002082714 A JP 2002082714A
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浩介 浦川
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    • G05B2219/20Pc systems
    • G05B2219/24Pc safety
    • G05B2219/24054Self diagnostic

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電気的欠陥の箇所を迅速に、且つ容易に探し
出すことができる入出力回路系の自己診断回路を提供す
る。 【解決手段】 主制御部14から制御対象の負荷に向け
て個別に制御信号を送出する複数の出力デジタルチャネ
ル44A〜44Cと、制御対象に設けた複数のセンサ部
の信号を主制御部へ入力させる複数の入力デジタルチャ
ネル46A〜46Cとを有する入出力回路系において、
複数のそれぞれの入出力デジタルチャネルの間に、通常
運転時には開状態になされ自己診断時には閉状態になさ
れる連絡スイッチ部64A〜64Cを介設し、複数の出
力デジタルチャネルの各負荷の電源側と、複数の入力デ
ジタルチャネルの各センサ部のグランド側とに、通常運
転時には閉状態になされ自己診断時には開状態になされ
る自己診断スイッチ部66A、66Bを介設し、自己診
断時にデジタル信号を出力してそのリターン信号を受け
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置等の機器の制御系に設けられる入出力回路系の自己
診断回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置のような機器に
あっては、各種の駆動系やセンサ系が多数取り付けられ
ており、例えばマイクロコンピュータ等よりなる主制御
部は、上記各センサ系から適切にデータを入手し、これ
を分析することによって、所望の動作を行なうように各
駆動系等へ駆動指令等を発し、順次所定の処理を行なっ
ている。例えば主制御部からは、流量制御器に対して半
導体ウエハへの各種の処理に必要な処理ガスの流量を指
示したり、流量制御器からはこのリターン信号を送出し
たり、また、処理容器内の圧力を検知する圧力計からは
その測定値を主制御系へ送信したり、更には、プラズマ
処理を行なうときのように高周波電源を有している場合
には、その出力すべきパワーを主制御部から指示した
り、また、この高周波電源からはそのリターン信号を主
制御部側へ送出したりする。この場合、主制御部と各駆
動系やセンサ系との間のデータの送受信は、その信号形
態に適した種々の方法で行われており、例えばデジタル
回路系、アナログ回路系、或いはデジタル通信回路系等
を用いて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな電気回路系は、これに使われている素子の破損、調
整不良、回路内における短絡等が時々発生することは避
けられない。この場合、多数存在する回路網内のどの部
分に、或いはどの素子に欠陥が生じているかを、早く認
識して迅速に修理することが望まれる。しかしながら、
従来の装置例にあっては、電気的欠陥が生じた場合、ど
の部分にその原因が存在するのか否かを見つけ出すこと
がかなり困難で、また、多くの時間を要していた、とい
った問題があった。本発明は、以上のような問題点に着
目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、電気的欠陥の箇所を比較的迅速に、且
つ容易に探し出すことができる入出力回路系の自己診断
回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
主制御部から制御対象の負荷に向けて個別に制御信号を
送出する複数の出力デジタルチャネルと、前記制御対象
に設けた複数のセンサ部からのセンサ信号を前記主制御
部へ入力させる複数の入力デジタルチャネルとを有する
入出力回路系において、前記複数の出力デジタルチャネ
ルのそれぞれと前記複数の入力デジタルチャネルのそれ
ぞれとの間に、通常運転時には開状態になされると共に
自己診断時には閉状態になされる連絡スイッチ部を介設
し、前記複数の出力デジタルチャネルの前記各負荷の電
源側と、前記複数の入力デジタルチャネルの前記各セン
サ部のグランド側とに、それぞれ通常運転時には閉状態
になされると共に自己診断時には開状態になされる自己
診断スイッチ部を介設し、前記主制御部は、自己診断時
にデジタル自己診断信号を出力してそのリターン信号を
受けるように構成したものである。
【0005】これにより、自己診断時には、負荷側や電
源側に通じる自己診断スイッチ部は開状態として負荷や
センサ部を切り離すと共に、連絡スイッチ部を閉状態と
して入力デジタルチャネルと出力デジタルチャネルとを
導通状態にとしておき、これにデジタル自己診断信号を
流してそのリターン信号を検出することにより、電気的
に欠陥のある箇所を迅速に且つ容易に探し出すことが可
能となる。この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記複数のセンサ部のグランド側は、前記自己診断
スイッチ部に共通に接続されると共に前記各負荷の電源
側は、他の1つの自己診断スイッチ部に共通に接続され
ているようにすれば、自己診断スイッチ部は共通に使用
されるので、この設置個数を削減することが可能とな
る。
【0006】また、例えば請求項3に規定するように、
前記自己診断信号は、前記複数の出力デジタルチャネル
の内の1つのチャネルの信号が”0”または”1”のい
ずれかの時には他の全てのチャネルの信号が前記1つの
チャネルの信号とは逆の状態になされている。請求項4
に係る発明は、主制御部から制御対象の負荷に向けて個
別に制御信号を送出する複数の出力アナログチャネル
と、前記制御対象からのアナログ信号を前記主制御部へ
入力させる複数の入力アナログチャネルとを有する入出
力回路系において、前記複数の出力アナログチャネルの
それぞれと前記複数の入力アナログチャネルのそれぞれ
との間に、通常運転時には開状態になされると共に自己
診断時には閉状態になされる連絡スイッチ部を介設し、
前記複数の出力アナログチャネルと前記複数の入力アナ
ログチャネルとのそれぞれに、通常運転時には閉状態に
なされると共に自己診断時には開状態になされる自己診
断スイッチ部を介設し、前記主制御部は、自己診断時に
前記各出力アナログチャネルに電圧値の異なるアナログ
自己診断信号を出力してそのリターン信号を受けるよう
に構成したものである。
【0007】これにより、自己診断時には、負荷側や電
源側に通じる自己診断スイッチ部は開状態として負荷や
制御対象を切り離すと共に、連絡スイッチ部を閉状態と
して入力デジタルチャネルと出力デジタルチャネルとを
導通状態にしておき、これにデジタル自己診断信号を流
してそのリターン信号を検出することにより、電気的に
欠陥のある箇所を迅速に且つ容易に探し出すことが可能
となる。この場合、例えば請求項5に規定するように、
前記各アナログ自己診断信号は、互いに1ボルトずつ異
なる。また、例えば請求項6に規定するように、前記各
アナログ自己診断信号は、同時に出力される。これによ
れば、各チャネルが同時に診断されるので、自己診断時
間を短くすることが可能となる。
【0008】請求項7に規定するように、前記各アナロ
グ自己診断信号は、電圧値が順次段階的に変化するよう
にすれば、アナログ自己診断信号の電圧値を変化させて
いるので、増幅器のゲイン調整の適否等のより細かな自
己診断を行なうことが可能となる。請求項8に係る発明
によれば、主制御部と、この主制御部に接続されて送信
機能と受信機能とを有する送受信器と、前記送受信器に
接続されて送信データを出力する送信デジタルチャネル
と、外部より受信した受信データを前記送受信器へ入力
する受信デジタルチャネルと、前記送信データと前記受
信データとをインタフェースするインタフェース部とを
有する入出力回路系において、前記送信デジタルチャネ
ルと前記受信デジタルチャネルとの間に、送受信時には
開状態になされると共に自己診断時には閉状態になされ
る連絡スイッチ部を介設し、前記送信デジタルチャネル
と前記受信デジタルチャネルとのそれぞれに、送受信時
には閉状態になされると共に自己診断時には開状態にな
される自己診断スイッチ部を介設し、前記主制御部は、
自己診断時に所定のコードのデジタル自己診断信号を出
力してそのリターン信号を受けるように構成したもので
ある。これによれば、送信デジタルチャネルと受信デジ
タルチャネルのどの部分に電気的欠陥が存在するか否か
を迅速に且つ容易に探し出すことが可能となる。この場
合、例えば請求項9に規定するように、前記送信デジタ
ルチャネルと前記受信デジタルチャネルとはそれぞれ複
数設けられており、前記各デジタル自己診断信号のコー
ドはそれぞれ異なっているようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る入出力回路
系の自己診断回路の一実施例について添付図面を参照し
て説明する。図1は本発明の制御対象の一例となる半導
体製造装置を示す概略構成図、図2は本発明の第1発明
である入出力回路系の自己診断回路の一例を示すブロッ
ク構成図、図3は自己診断に用いるデジタル自己診断信
号を示す波形図である。まず、図1を参照して制御対象
となる半導体製造装置について説明する。ここでは半導
体製造装置としてプラズマエッチング装置を例にとって
説明する。この制御対象としての半導体製造装置2は、
例えば円筒体状の処理容器4を有しており、この内部に
はサセプタとしての下部電極6と、これに平行に上部電
極8が設けられる。そして、この下部電極6上に被処理
体としての半導体ウエハWが載置される。
【0010】上記上部電極8には、マッチングボックス
10を介して出力が可変になされた高周波発生器12が
接続されており、上記両電極6、8間にプラズマを立て
るようになっている。上記マッチングボックス10のマ
ッチング係数や高周波発生器12の出力は、マイクロコ
ンピュータ等よりなる主制御部14により制御される。
上記処理容器4の底部には、排気口16が設けられ、こ
の排気口16には、途中に開度調整可能になされた圧力
制御弁18や真空ポンプ20が介在された真空排気系2
2が接続される。この圧力制御弁18の弁開度や真空ポ
ンプ20の回転等も主制御部14により制御される。ま
た、処理容器4の側壁には、ガスノズル24が設けら
れ、これにはマスフローコントローラのような流量制御
器26を介して図示しない処理ガス源に至るガス供給系
28が接続され、必要なガスを流量制御しつつ処理容器
4内へ供給するようになっている。この流量制御器26
に指示される流量値は、主制御部14より制御される。
尚、処理ガスは、一般的には複数種類設けられるが、こ
こでは代表として1つのみ記してある。
【0011】上記ガス供給系28の途中からは、途中に
エバック用開閉弁30を介設したエバックライン32が
分岐されて、この先端を上記真空排気系22へ接続して
おり、動作安定化のための不要なガスを処理容器4内に
流すことなく廃棄するようになっている。このエバック
用開閉弁30は主制御部14から開閉駆動制御される。
また、処理容器4内には、例えばキャパシタンスマノメ
ータ等よりなる圧力センサ34が設置されており、この
検出データは上記主制御部14へ入力される。また、こ
の処理容器4の側壁には、ウエハの搬出入時に開閉され
るゲートバルブ36が開閉駆動可能に設けられると共
に、このゲートバルブ36の処理容器内側には、熱平衡
を容易に達成するためにこの部分を覆うシャッタ部材3
8が昇降駆動可能に設けられている。これらのゲートバ
ルブ36の開閉駆動や、シャッタ部材38の昇降駆動は
主制御部14側よりコントロールされる。そして、上記
ゲートバルブ36、シャッタ部材38及びエバック開閉
弁30等は、図示しないがソレノイドを有するエアシリ
ンダで開閉駆動され、また、その可動部の近傍には開閉
状態を検知する、例えば光センサ(図示せず)が並設さ
れている。また、上記下部電極6を支持する支持台40
には、冷却温度を可変になされた冷却ジャケット42が
設けられており、この冷却温度は主制御部14側よりコ
ントロールされる。
【0012】さて、次に、以上のように構成された半導
体製造装置2の各部を制御対象として制御して自己診断
する場合について説明する。まず、第1の発明では、入
出力回路系がデジタル回路で形成されている場合につい
て説明する。図2に示すように、ここでは主制御部14
に対して複数、ここでは3つの出力デジタルチャネル4
4A、44B、44Cと3つの入力デジタルチャネル4
6A、46B、46Cが接続されている。各出力デジタ
ルチャネル44A〜44Cには、フォトカプラ48A〜
48C、各種の回路素子が組み込まれた出力ポート回路
50A〜50C、及びダイオード52A〜52Cがそれ
ぞれ介設されると共に、各入力デジタルチャネル46A
〜46Cには、フォトカプラ54A〜54C、各種の回
路素子が組み込まれた入力ポート回路56A〜56C及
びダイオード58A〜58Cがそれぞれ介設されてい
る。そして、各出力デジタルチャネル44A〜44C及
び各入力デジタルチャネル46A〜46Cは、多数の端
子列60で終端しており、ここまでが全体としてデジタ
ルの入出力回路系を構成し、具体的にはIOボード上に
形成されている。
【0013】そして、この入出力回路系に、上記半導体
製造装置2の各種の駆動系やセンサ部が接続される。具
体的には、各出力デジタルチャネル44A〜44Cは、
例えば負荷としてのゲートバルブ36のソレノイド、シ
ャッタ部材38のソレノイド及びエバック用開閉弁30
のソレノイドにそれぞれ接続され、各ソレノイドの他端
は共通に接続されてIOボード側に戻り、+電源62に
接続されている。また、上記各入力デジタルチャネル4
6A〜46Cは、ゲートバルブ36の開閉を検知するセ
ンサ36A、シャッタ部材38の昇降を検知するセンサ
38A及びエバック用開閉弁30の開閉を検知するセン
サ30Aにそれぞれ接続され、各センサの他端は共通に
接続されてIOボード側に戻り、接地されてグランド電
位になされている。尚、上記各センサ36A、38A、
30Aは具体的には単なる接点等により構成される。
【0014】そして、上記したような回路構成に、本発
明の特徴とするスイッチ部が設けられる。すなわち、上
記3つの出力デジタルチャネル44A〜44Cのそれぞ
れと、3つの入力デジタルチャネル46A〜46Cのそ
れぞれとの間に、それぞれ連絡スイッチ部64A、64
B、64Cを介在させる。このスイッチ部64A〜64
Cの接続点は、各ポート回路50A〜50C、56A〜
56Cと各ダイオード52A〜52C、58A〜58C
との間である。これらの連絡スイッチ部64A〜64C
は、通常運転時には開状態になされると共に自己診断時
には閉状態になされるように一体的に動作する。また、
各負荷、すなわちゲートバルブ36、シャッタ部材38
及びエバック用開閉弁30の各ソレノイドの+電源62
側及び上記各センサ36A、38A、30Aのグランド
側には、自己診断スイッチ部66A、66Bがそれぞれ
介設されている。これらの自己診断スイッチ部66A、
66Bは、通常運転時には閉状態になされると共に、自
己診断時には開状態になされるように一体的に動作す
る。ここで、上記連絡スイッチ部64A〜64Cは、閉
状態でも少しくらい抵抗を持っていてもよいことからF
ET等の半導体スイッチを用いてもよいが、自己診断ス
イッチ部66A、66Bは閉状態の時に少しでも抵抗を
持つのは好ましくないので、リレースイッチを用いるの
がよい。
【0015】次に、以上のように構成された入出力回路
系の動作について説明する。まず、通常動作時、すなわ
ち半導体製造装置2を稼働する時には、各連絡スイッチ
部64A〜64Cは開状態とし、他方、各自己診断スイ
ッチ部66A、66Bは閉状態としておく(図2に示す
ような状態)。これにより、主制御部14からは、半導
体製造工程の手順(レシピ)に沿った制御信号を、それ
ぞれ個別に各出力デジタルチャネル44A〜44Cに送
出し、ゲートバルブ36、シャッタ部材38及びエバッ
ク用開閉弁30をそれぞれ駆動制御する。これと同時
に、対応する各センサ36A、38A、30Aからは、
それぞれのセンサ信号が各入力デジタルチャネル46A
〜46Cを介して主制御部14へ入力されることにな
る。
【0016】これに対して、この装置を立ち上げる時に
入出力回路が適正に配線されているか否かをチェックす
る場合や、この入出力回路に何らかの電気的障害が生じ
てこの障害箇所を特定するためにチェックが必要な場合
には、自己診断を行なう。この自己診断を行なう場合に
は、上記各スイッチ部を通常運転時とは逆に切り替え
る。すなわち、各自己診断スイッチ部66A、66Bを
開状態にして電源62やグランド電位への接続を断ち、
そして、各連絡スイッチ部64A〜64Cを全て閉状態
としてループバックを構築し、それぞれ対応する出力デ
ジタルチャネル44A〜44Cと入力デジタルチャネル
46A〜46Cとを導通(短絡)状態とする。そして、
主制御部14は、上記各出力デジタルチャネル44A〜
44Cに、例えば図3に示すようなデジタル自己診断信
号を出力し、その都度、主制御部14は入力デジタルチ
ャネル46A〜46Cに現れるリターン信号を読み取
る。
【0017】図3(A)は出力デジタルチャネル44A
に出力するデジタル自己診断信号の一例を示し、図3
(B)は出力デジタルチャネル44Bに出力するデジタ
ル自己診断信号の一例を示し、図3(C)は出力デジタ
ルチャネル44Cに出力するデジタル自己診断信号の一
例を示す。すなわち、各チャネル44A〜44Cに、”
1”の信号を少しずつ時間をずらして出力しており、こ
の時、入力デジタルチャネル46A〜46Cにて同じタ
イミングで同じ”1”の信号が入力されれば、そのチャ
ネルは正常である。これに対して、異なるタイミング
で”1”が入力されれば、チャネル間がショートしてい
ることを意味し、また、”1”が入力されない時には、
そのチャネルの断線やその出力ポート回路50A〜50
Cの内のいずれかや、対応する入力ポート回路56A〜
56Cの内のいずれかの素子が破損等していることにな
る。
【0018】このように各チャネルに対して互いに異な
るタイミングでパルス”1”をデジタル自己診断信号と
して出力する理由は、もし同じタイミングで各チャネル
にパルスを出力すると、万一、チャネル相互間にショー
トが発生している場合には、そのショートの障害を検出
できなくなるからである。このようにして、比較的簡単
な回路構成で、迅速に且つ容易に故障等が生じたチャネ
ルを特定して探し出すことが可能となる。また、ここで
は1回しかデジタル自己診断信号を流していないが、上
記診断操作を複数回繰り返し行なって、診断の信頼性を
高めるようにしてもよい。また、ここでは1枚のIOボ
ードについてそれぞれ出力と入力で3チャネルずつ設け
た場合を例にとって説明したが、このチャネル数には特
に限定されず、例えば実際のIOボードではそれぞれ出
力を入力で8チャネルずつ設けられており、また、この
ようなIOボードは多数枚設けられているので、各ボー
ドに対して上述したと同様な診断回路を設けるようにす
る。
【0019】更に、上記実施例では、タイミングを少し
ずつずらしてデジタル診断信号としてパルス”1”を出
力したが、逆に自己診断時に各チャネルのレベルを”
1”とし、そして、出力”0”をタイミングを少しずら
して発生させるようにしてもよい。上記第1発明では、
デジタルの入出力回路系について説明したが、上記構成
はアナログの入出力回路系についても適用することがで
きる。図4はこのような本発明の第2発明の入出力回路
系の自己診断回路の一例を示すブロック構成図、図5は
自己診断に用いるアナログ自己診断信号の一例を示す波
形図である。ここでは1つのIOボードに、3つの出力
アナログチャネル70A、70B、70Cと3つの入力
アナログチャネル72A、72B、72Cが設けられて
いる。上記各出力アナログチャネル70A〜70Cに
は、フォトカプラ74A〜74C、D/A変換器75A
〜75C、各種の回路素子が組み込まれた出力ポート回
路76A〜76Cがそれぞれ介設されると共に、各入力
アナログチャネル72A〜72Cには、フォトカプラ7
8A〜78C、A/D変換器80A〜80C、各種の回
路素子が組み込まれた入力ポート回路82A〜82Cが
それぞれ介設されている。
【0020】そして、各出力アナログチャネル70A〜
70C及び各入力アナログチャネル72A〜72Cは、
多数の端子列94で経端しており、ここまでが全体とし
てアナログの入出力回路系を構成し、具体的にはIOボ
ード上に形成されている。
【0021】そして、この入出力回路系に、上記半導体
製造装置2の各種の駆動系やセンサ部等が接続される。
具体的には、各出力アナログチャネル70A〜70C
は、それぞれA/D変換器83A〜83Cを介して例え
ば負荷としての流量制御器26、高周波発生器12、圧
力制御弁18及び高電圧発生器(図示せず)などにそれ
ぞれ接続される。また、上記各入力アナログチャネル7
2A〜72Cは、それぞれD/A変換器85A〜85C
を介して例えば流量制御器26のリターン信号ライン、
高周波発生器12のリターン信号ライン及び圧力センサ
34にそれぞれ接続される。尚、図4に示す実施例で
は、独立して設けられたA/D変換器83A〜83Cま
たはD/A変換器85A〜85Cを介して各種の駆動系
やセンサ部に接続しているようにしているが、駆動系や
センサ部の各々に設けられたA/D変換器またはD/A
変換器に各アナログチャネル70A〜70C、72A〜
72Cを接続するようにしてもよい。
【0022】そして、上記したような回路構成に、本発
明の特徴とするスイッチ部が設けられる。すなわち、上
記3つの出力アナログチャネル70A〜70Cのそれぞ
れと、3つの入力アナログチャネル72A〜72Cのそ
れぞれとの間に、それぞれ連絡スイッチ部86A、86
B、86Cを介在させる。この点は先の第1の発明と同
じである。このスイッチ部86A〜86Cの接続点は、
各ポート回路76A〜76C、82A〜82Cと各端子
94との間である。これらの連絡スイッチ部86A〜8
6Cは、通常運転時には開状態になされると共に自己診
断時には閉状態になされるように一体的に動作する。ま
た、各出力アナログチャネル70A〜70Cの各端子9
4の近傍には、自己診断スイッチ部88A、88B、8
8Cがそれぞれ介設されると共に、また、各入力アナロ
グチャネル72A〜72Cの各端子94の近傍にも、自
己診断スイッチ部90A、90B、90Cがそれぞれ介
設される。これらの自己診断スイッチ部88A〜88
C、90A〜90Cは、通常運転時には閉状態になされ
ると共に、自己診断時には開状態になされるように一体
的に動作する。ここで、上記連絡スイッチ部86A〜8
6C及び自己診断スイッチ部88A〜88C、90A〜
90CはFETのような半導体スイッチでもよく、リレ
ースイッチを用いてもよい。
【0023】次に、以上のように構成された入出力回路
系の動作について説明する。まず、通常動作時、すなわ
ち半導体製造装置2を稼働する時には、各連絡スイッチ
部86A〜86Cは開状態とし、他方、各自己診断スイ
ッチ部88A〜88C及び90A〜90Cは閉状態とし
ておく(図4に示すような状態)。これにより、主制御
部14からは、半導体製造工程の手順(レシピ)に沿っ
た制御信号を、それぞれ個別に各出力アナログチャネル
70A〜70Cに送出し、流量制御器26、高周波発生
器12、圧力制御弁18及び高電圧発生器(図示せず)
などをそれぞれ制御する。これと同時に、これらのリタ
ーン信号や圧力センサ34のセンサ信号が各入力アナロ
グチャネル72A〜72Cを介して主制御部14へ入力
されることになる。
【0024】これに対して、この装置を立ち上げる時に
入出力回路が適正に配線されているか否かをチェックす
る場合や、この入出力回路に何らかの電気的障害が生じ
てこの障害箇所を特定するためにチェックが必要な場合
には、自己診断を行なう。この自己診断を行なう場合に
は、上記各スイッチ部を通常運転時とは逆に切り替え
る。すなわち、各自己診断スイッチ部88A〜88C及
び90A〜90Cを開状態にして半導体製造装置2側と
の接続を断ち、そして、各連絡スイッチ部86A〜86
Cを全て閉状態としてループバックを構築し、それぞれ
対応する出力アナログチャネル70A〜70Cと入力ア
ナログチャネル72A〜72Cとを導通(短絡)状態と
する。そして、主制御部14は、上記各出力アナログチ
ャネル70A〜70Cに、例えば図5に示すようなアナ
ログ自己診断信号を出力し、主制御部14は入力アナロ
グチャネル72A〜72Cに現れるリターン信号を読み
取る。
【0025】すなわち、このアナログ自己診断信号は、
各出力アナログチャネル70A〜70Cのチャネル毎に
電圧値を異ならせているだけであり、例えば第1の出力
アナログチャネル70Aには1ボルトを加え、第2の出
力アナログチャネル70Bには2ボルトを加え、第3の
出力アナログチャネル70Cには3ボルトを加えてい
る。この場合、チャネルに破断や素子不良が存在すれ
ば、そのチャネルのリターン信号を検出できない。ま
た、チャネル相互間にショート等が発生していれば、そ
れぞれのチャネルには入力電圧とは異なった電圧値がリ
ターン信号として得られることになる。従って、ショー
トの発生や素子不良の発生をチャネル毎に迅速に、且つ
容易に認識して探し出すことが可能となる。ここでは、
自己診断信号の電圧を1ボルトずつ異ならせているが、
この差電圧は特に限定されない。また、同一電圧値の自
己診断信号が複数存在すると、例えばそれらの両チャネ
ル同士がショートしていると、これを認識することがで
きないので好ましくない。
【0026】また、ここでは各出力アナログチャネルに
加える電圧値をそれぞれ一定値としたが、これに限定さ
れず、図6に示すように変化させるようにしてもよい。
図6はアナログの自己診断信号の変形例を示す波形図で
ある。ここでは、図6(A)は第1の出力アナログチャ
ネル70Aに印加する自己診断信号の波形を示し、図6
(B)は第2の出力アナログチャネル70Bに印加する
自己診断信号の波形を示し、図6(C)は第3の出力ア
ナログチャネル70Cに印加する自己診断信号の波形を
示す。図6に示すように、各チャネル70A、70B、
70Cにそれぞれ1ボルト〜3ボルトまで段階的(ステ
ップ状)に1ボルトずつ電圧値を変化させて印加してお
り、しかも、各チャネルにおける印加のタイミングを異
ならせている。このように、自己診断信号の電圧値を順
次変化させて加えることにより、特に、各入出力ポート
回路76A〜76C及び82A〜82Cにおけるゲイン
等の調整の適否を確認することが可能となる。
【0027】また、ここでは1枚のIOボードについて
それぞれ出力と入力で3チャネルずつ設けた場合を例に
とって説明したが、このチャネル数には特に限定され
ず、前述したように例えば実際のIOボードではそれぞ
れ出力と入力で8チャネルずつ設けられており、また、
このようなIOボードは多数枚設けられているので、各
ボードに対して上述したと同様な診断回路を設けるよう
にする。この場合、自己診断信号の電圧は、1〜8ボル
トまで1ボルトずつ異なる8種類の電圧値で自己診断す
ることになる。
【0028】以上の第1及び第2発明では、それぞれデ
ジタル及びアナログの入出力回路系について説明した
が、次に、通信による入出力回路系に本発明を適用した
第3発明について、図7及び図8を参照して説明する。
図7はこのような本発明の第3発明の入出力回路系の自
己診断回路の一例を示すブロック構成図、図8は自己診
断に用いるパルス列の自己診断信号の一例を示す波形図
である。尚、ここではシリアル伝送系の場合を示してい
る。図7に示す構成においては、ホスト側とスレーブ側
とでシリアル通信によってデータを送受信するものであ
り、ホスト側はこの半導体製造装置2の全体の動作を制
御するホストコンピュータとして主制御部14を有して
おり、これには通信のためのIOボードが接続される。
このIOボードには、マイクロコンピュータ等よりなる
ボード制御部100、送信及び受信を行なうために送受
信機能を有する例えば集積回路(RS232C)よりな
る送受信器102を有すると共に、この送受信器102
に図示例では3つの送信デジタルチャネル104A〜1
04Cと3つの受信デジタルチャネル106A〜106
Cとが接続されている。各チャネル104A〜104C
及び106A〜106Cは、端子列108で終端してお
り、各端子列108はインタフェース部110に接続さ
れて実際にスレーブ側と送受信が行なわれる。
【0029】また、スレーブ側もインタフェース部11
2及びホスト側と同様な構造のIOボードを有し、これ
には送受信器114、ボード制御部116等を有してお
り、ホスト側との間で、例えばマッチングボックス10
の制御信号、冷却ジャケット42の制御信号、圧力調整
弁18の制御信号及びそれらのリターン信号等の通信を
行なうようになっている。尚、ここではスレーブ側のI
Oボードは1つしか記載していないが、実際には、複数
のスレーブ側のIOボードが例えば鎖状に接続されてお
り、個別独立的にホスト側とデータ通信を行なうように
なっている。
【0030】そして、上記したような回路構成に、本発
明の特徴とするスイッチ部が設けられる。すなわち、上
記3つの送信デジタルチャネル104A〜104Cのそ
れぞれと、3つの受信デジタルチャネル106A〜10
6Cのそれぞれとの間に、それぞれ連絡スイッチ部11
8A、118B、118Cを介在させる。このスイッチ
部118A〜118Cの接続点は、送受信器102と各
端子108との間である。これらの連絡スイッチ部11
8A〜118Cは、通常運転時(送受信時)には開状態
になされると共に自己診断時には閉状態になされるよう
に一体的に動作する。
【0031】また、各送信デジタルチャネル104A〜
104Cの各端子108の近傍には、自己診断スイッチ
部120A、120B、120Cがそれぞれ介設される
と共に、また、各受信アナログチャネル106A〜10
6Cの各端子108の近傍にも、自己診断スイッチ部1
22A、122B、122Cがそれぞれ介設される。こ
れらの自己診断スイッチ部120A〜120C、122
A〜122Cは、通常運転時には閉状態になされると共
に、自己診断時には開状態になされるように一体的に動
作する。ここで、上記連絡スイッチ部118A〜118
C及び自己診断スイッチ部120A〜120C、122
A〜122CはFETのような半導体スイッチでもよ
く、リレースイッチを用いてもよい。
【0032】次に、以上のように構成されたシリアル通
信系の入出力回路系の動作について説明する。まず、通
常動作時(送受信時)、すなわち半導体製造装置2を稼
働する時には、各連絡スイッチ部118A〜118Cは
開状態とし、他方、各自己診断スイッチ部120A〜1
20C及び122A〜122Cは閉状態としておく(図
7に示すような状態)。これにより、ホスト側の主制御
部14とスレーブ側との間で、必要なデータの送受信が
行なわれる。
【0033】これに対して、この装置を立ち上げる時に
入出力回路が適正に配線されているか否かをチェックす
る場合や、この入出力回路に何らかの電気的障害が生じ
てこの障害箇所を特定するためにチェックが必要な場合
には、自己診断を行なう。この自己診断を行なう場合に
は、上記各スイッチ部を通常運転時とは逆に切り替え
る。すなわち、各自己診断スイッチ部120A〜120
C及び122A〜122Cを開状態にしてスレーブ側と
の接続を断ち、そして、各連絡スイッチ部118A〜1
18Cを全て閉状態としてループバックを構築し、それ
ぞれ対応する送信デジタルチャネル104A〜104C
と受信デジタルチャネル106A〜106Cとを導通
(短絡)状態とする。
【0034】そして、主制御部14は、上記各送信デジ
タルチャネル104A〜104Cに、例えば図8に示す
ようなデジタルのパルス列コードよりなる自己診断信号
を出力し、主制御部14は受信デジタルチャネル106
A〜106Cに現れるリターン信号を読み取る。すなわ
ち、パルス列のコードよりなる自己診断信号は、各送信
デジタルチャネル104A〜104Cのチャネル毎にそ
のコードを異ならせており、例えば第1の送信デジタル
チャネル104Aには図8(A)に示すコードを送出
し、第2の送信デジタルチャネル104Aには図8
(B)に示すコードを送出し、第3の送信デジタルチャ
ネル104Aには図8(C)に示すコードを送出してい
る。この場合、チャネルに破断や素子不良が存在すれ
ば、そのチャネルのリターン信号を検出できない。ま
た、チャネル相互間にショート等が発生していれば、そ
れぞれのチャネルには上記各コードとは全く異なったパ
ルス列がリターン信号として得られることになる。従っ
て、ショートの発生や素子不良の発生をチャネル毎に迅
速に、且つ容易に認識して探し出すことが可能となる。
【0035】ここでは、各自己診断信号を同時に送出し
ているが、これらの信号の送出のタイミングを異ならせ
て、時間をずらすようにすれば、特に、チャネル間がシ
ョートしている時には、ショートしているチャネル同士
を容易に探し出すことが可能となる。尚、ここでも各チ
ャネル数が3チャネルの場合を例にとって説明したが、
このチャネル数には限定されないのは勿論である。ま
た、本実施例では枚葉式の半導体製造装置を例にとって
説明したが、これに限定されず、本発明は例えばバッチ
式の半導体製造装置にも適用することができる。更に、
被処理体としては半導体ウエハに限定されず、ガラス基
板、LCD基板等にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の入出力回
路系の自己診断回路によれば、次のように優れた作用効
果を発揮することができる。請求項1及び3に係る発明
によれば、自己診断時には、負荷側や電源側に通じる自
己診断スイッチ部は開状態として負荷やセンサ部を切り
離すと共に、連絡スイッチ部を閉状態として入力デジタ
ルチャネルと出力デジタルチャネルとを導通状態にして
おき、これにデジタル自己診断信号を流してそのリター
ン信号を検出することにより、電気的に欠陥のある箇所
を迅速に且つ容易に探し出すことができる。請求項2に
係る発明によれば、自己診断スイッチ部は共通に使用さ
れるので、この設置個数を削減することが可能となる。
請求項4及び5に係る発明によれば、自己診断時には、
負荷側や電源側に通じる自己診断スイッチ部は開状態と
して負荷や制御対象を切り離すと共に、連絡スイッチ部
を閉状態として入力デジタルチャネルと出力デジタルチ
ャネルとを導通状態にしておき、これにデジタル自己診
断信号を流してそのリターン信号を検出することによ
り、電気的に欠陥のある箇所を迅速に且つ容易に探し出
すことができる。請求項6に係る発明によれば、各チャ
ネルが同時に診断されるので、自己診断時間を短くする
ことが可能となる。請求項7に係る発明によれば、アナ
ログ自己診断信号の電圧値を変化させているので、増幅
器のゲイン調整の適否等のより細かな自己診断を行なう
ことができる。請求項8及び9に係る発明によれば、送
信デジタルチャネルと受信デジタルチャネルのどの部分
に電気的欠陥が存在するか否かを迅速に且つ容易に探し
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御対象の一例となる半導体製造装置
を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1発明である入出力回路系の自己診
断回路の一例を示すブロック構成図である。
【図3】自己診断に用いるデジタル自己診断信号を示す
波形図である。
【図4】本発明の第2発明の入出力回路系の自己診断回
路の一例を示すブロック構成図である。
【図5】自己診断に用いるアナログ自己診断信号の一例
を示す波形図である。
【図6】アナログの自己診断信号の変形例を示す波形図
である。
【図7】本発明の第3発明の入出力回路系の自己診断回
路の一例を示すブロック構成図である。
【図8】自己診断に用いるパルス列の自己診断信号の一
例を示す波形図である。
【符号の説明】
2 半導体製造装置 4 処理容器 14 主制御部 26 流量制御器 44A〜44C 出力デジタルチャネル 46A〜46C 入力デジタルチャネル 50A〜50C 出力ポート回路 56A〜56C 入力ポート回路 64A〜64C 連絡スイッチ部 66A、66B 自己診断スイッチ部 70A〜70C 出力アナログチャネル 72A〜72C 入力アナログチャネル 76A〜76C 出力ポート回路 82A〜82C 入力ポート回路 86A〜86C 連絡スイッチ部 88、90 自己診断スイッチ部 104A〜104C 送信デジタルチャネル 106A〜106C 受信デジタルチャネル 114 送受信器 118A〜118C 連絡スイッチ部 120A〜120C 自己診断スイッチ部 122A〜122C 自己診断スイッチ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御部から制御対象の負荷に向けて個
    別に制御信号を送出する複数の出力デジタルチャネル
    と、前記制御対象に設けた複数のセンサ部からのセンサ
    信号を前記主制御部へ入力させる複数の入力デジタルチ
    ャネルとを有する入出力回路系において、前記複数の出
    力デジタルチャネルのそれぞれと前記複数の入力デジタ
    ルチャネルのそれぞれとの間に、通常運転時には開状態
    になされると共に自己診断時には閉状態になされる連絡
    スイッチ部を介設し、前記複数の出力デジタルチャネル
    の前記各負荷の電源側と、前記複数の入力デジタルチャ
    ネルの前記各センサ部のグランド側とに、それぞれ通常
    運転時には閉状態になされると共に自己診断時には開状
    態になされる自己診断スイッチ部を介設し、前記主制御
    部は、自己診断時にデジタル自己診断信号を出力してそ
    のリターン信号を受けるように構成したことを特徴とす
    る入出力回路系の自己診断回路。
  2. 【請求項2】 前記複数のセンサ部のグランド側は、前
    記自己診断スイッチ部に共通に接続されると共に前記各
    負荷の電源側は、他の1つの自己診断スイッチ部に共通
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載の入出
    力回路系の自己診断回路。
  3. 【請求項3】 前記自己診断信号は、前記複数の出力デ
    ジタルチャネルの内の1つのチャネルの信号が”0”ま
    たは”1”のいずれかの時には他の全てのチャネルの信
    号が前記1つのチャネルの信号とは逆の状態になされる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の入出力回路系
    の自己診断回路。
  4. 【請求項4】 主制御部から制御対象の負荷に向けて個
    別に制御信号を送出する複数の出力アナログチャネル
    と、前記制御対象からのアナログ信号を前記主制御部へ
    入力させる複数の入力アナログチャネルとを有する入出
    力回路系において、前記複数の出力アナログチャネルの
    それぞれと前記複数の入力アナログチャネルのそれぞれ
    との間に、通常運転時には開状態になされると共に自己
    診断時には閉状態になされる連絡スイッチ部を介設し、
    前記複数の出力アナログチャネルと前記複数の入力アナ
    ログチャネルとのそれぞれに、通常運転時には閉状態に
    なされると共に自己診断時には開状態になされる自己診
    断スイッチ部を介設し、前記主制御部は、自己診断時に
    前記各出力アナログチャネルに電圧値の異なるアナログ
    自己診断信号を出力してそのリターン信号を受けるよう
    に構成したことを特徴とする入出力回路系の自己診断回
    路。
  5. 【請求項5】 前記各アナログ自己診断信号は、互いに
    1ボルトずつ異なることを特徴とする請求項4記載の入
    出力回路系の自己診断回路。
  6. 【請求項6】 前記各アナログ自己診断信号は、同時に
    出力されることを特徴とする請求項4または5記載の入
    出力回路系の自己診断回路。
  7. 【請求項7】 前記各アナログ自己診断信号は、電圧値
    が順次段階的に変化するようになされていることを特徴
    とする請求項4記載の入出力回路系の自己診断回路。
  8. 【請求項8】 主制御部と、この主制御部に接続されて
    送信機能と受信機能とを有する送受信器と、前記送受信
    器に接続されて送信データを出力する送信デジタルチャ
    ネルと、外部より受信した受信データを前記送受信器へ
    入力する受信デジタルチャネルと、前記送信データと前
    記受信データとをインタフェースするインタフェース部
    とを有する入出力回路系において、前記送信デジタルチ
    ャネルと前記受信デジタルチャネルとの間に、送受信時
    には開状態になされると共に自己診断時には閉状態にな
    される連絡スイッチ部を介設し、前記送信デジタルチャ
    ネルと前記受信デジタルチャネルとのそれぞれに、送受
    信時には閉状態になされると共に自己診断時には開状態
    になされる自己診断スイッチ部を介設し、前記主制御部
    は、自己診断時に所定のコードのデジタル自己診断信号
    を出力してそのリターン信号を受けるように構成したこ
    とを特徴とする入出力回路系の自己診断回路。
  9. 【請求項9】 前記送信デジタルチャネルと前記受信デ
    ジタルチャネルとはそれぞれ複数設けられており、前記
    各デジタル自己診断信号のコードはそれぞれ異なってい
    ることを特徴とする請求項8記載の入出力回路系の自己
    診断回路。
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