JP2002296096A - 処理方法及び処理装置 - Google Patents

処理方法及び処理装置

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JP2002296096A
JP2002296096A JP2001100420A JP2001100420A JP2002296096A JP 2002296096 A JP2002296096 A JP 2002296096A JP 2001100420 A JP2001100420 A JP 2001100420A JP 2001100420 A JP2001100420 A JP 2001100420A JP 2002296096 A JP2002296096 A JP 2002296096A
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gas
process gas
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Eiji Takahashi
栄治 高橋
Kaneyoshi Mizusawa
兼悦 水澤
Jun Hirose
潤 廣瀬
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Tokyo Electron Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/52Controlling or regulating the coating process
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    • G05D7/0635Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by action on throttling means
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    • G05D7/0658Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by action on throttling means using a plurality of throttling means the plurality of throttling means being arranged for the control of a single flow from a plurality of converging flows

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量制御装置の流量を診断するには、例えば
ロットの切替時や装置の起動時等の被処理体の処理が中
断した時点で流量診断専用の工程を設けて流量診断を行
わざるを得ず、それだけスループットが低下する。 【解決手段】 本発明の処理方法は、チャンバー30内
にプロセスガスを所定流量で供給し、チャンバー30内
でウエハWを処理する際、プロセスガスでウエハWを処
理する度毎にプロセスガスの流量を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理方法及び処理
装置に関し、更に詳しくはプロセスガスを用いてウエハ
等の被処理体を一枚ずつ処理する度毎に、被処理体の処
理と並行してプロセスガスの流量を診断することができ
る処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程には種々のプロセスガス
を用いてウエハ等の被処理体に対してエッチングや成膜
等の種々の処理を施す工程がある。この工程で用いられ
る処理装置は、例えば、複数種のプロセスガスを個別に
供給するガス供給源と、これらのガス供給源とガス供給
ラインを介して連結された処理室と、この処理室内のガ
スを排気する排気ラインを介して連結された排気装置と
を備えている。ガス供給ラインにはプロセスガスの流量
を制御するマスフローコントローラ等の流量制御装置が
配設され、これらの流量制御装置を介してそれぞれのプ
ロセスガスを所定流量に制御して処理室内に供給してい
る。処理室内では流量制御された複数種のプロセスガス
を用いて被処理体にエッチング処理や成膜処理等の処理
を施している。
【0003】一方、集積回路の超微細化と薄膜化に伴っ
てエッチング処理や成膜処理等の処理におけるプロセス
ガスの流量制御が従来にも増して重要になって来ている
ため、従来にも増してプロセスガスを高精度に制御する
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理装置の場合にはプロセスガスを流量制御装置で流量
制御を行っていることからプロセスガスは常に設定流量
で供給されているとの前提に立っているが、このような
流量制御装置であっても外乱の影響で被処理体の処理中
に常に設定流量でガス流量が制御されているとの保証は
なく、必要に応じてプロセスガスの制御流量をチェック
する、いわゆる流量診断が必要になって来る。ところ
が、流量制御装置の流量を診断するには、例えばロット
の切替時や装置の起動時等の被処理体の処理が中断した
時点で流量診断専用の工程を設けて流量診断を行わざる
を得ず、それだけスループットが低下するという課題が
あった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、被処理体の処理を中断することなく流量の
自己診断を確実に行うことができ、スループットを低下
させることなく被処理体の処理を行うことができる処理
方法及び処理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の処理方法は、処理室内にプロセスガスを所定流量で供
給し、上記処理室内で被処理体を処理する方法におい
て、上記プロセスガスで上記被処理体を処理する度毎に
上記プロセスガスの流量を診断することを特徴とするも
のである。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の処理方法
は、流量制御装置を介して流量制御したプロセスガスを
ガス供給ラインを介して処理室内に供給し、上記処理室
内で被処理体を処理する方法において、上記ガス流量制
御装置として自己診断可能な流量制御装置を設けると共
に上記ガス供給ラインに分岐ラインを設け、上記プロセ
スガスで上記被処理体を処理する度毎に上記ガス供給ラ
インを上記分岐ラインに切り替えて上記流量制御装置に
おいて上記プロセスガスの流量を自己診断することを特
徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の処理方法
は、流量制御装置を介して流量制御したプロセスガスを
ガス供給ラインを介して処理室内に供給し、上記処理室
内で被処理体を処理する方法において、上記ガス供給ラ
インに分岐ラインを設けると共にこの分岐ラインに流量
検出器を設け、上記プロセスガスで上記被処理体を処理
する度毎に上記ガス供給ラインを上記分岐ラインに切り
替えて上記流量検出器において上記プロセスガスの流量
を診断することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の処理装置
は、流量制御装置を介して流量制御したプロセスガスを
ガス供給ラインを介して処理室内に供給し、上記処理室
内で被処理体を処理する処理装置において、上記流量制
御装置として自己診断可能な流量制御装置を設けると共
に上記ガス供給ラインに第1バルブを設け、また、上記
ガス供給ラインから分岐する分岐ラインを設けると共に
この分岐ラインに第2バルブを設け、上記プロセスガス
で上記被処理体を処理する度毎に上記第1バルブを閉止
すると共に上記第2バルブを開放して上記ガス供給ライ
ンから上記分岐ラインに切り替えて上記分岐ラインに上
記プロセスガスを流し、上記流量制御装置において上記
プロセスガスの流量を自己診断することを特徴とするも
のである。
【0010】また、本発明の請求項5に記載の処理装置
は、流量制御装置を介して流量制御したプロセスガスを
ガス供給ラインを介して処理室内に供給し、上記処理室
内で被処理体を処理する処理装置において、上記ガス供
給ラインに第1バルブを設けると共に上記ガス供給ライ
ンから分岐する分岐ラインを設け、また、上記分岐ライ
ンに第2バルブ及び流量検出器を設け、上記プロセスガ
スで上記被処理体を処理する度毎に上記第1バルブを閉
止すると共に上記第2バルブを開放して上記ガス供給ラ
インから上記分岐ラインに切り替えて上記分岐ラインに
上記プロセスガスを流し、上記流量検出器において上記
プロセスガスの流量を診断することを特徴とするもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。本実施形態の処理装置
は、例えば図1に示すように、複数種のプロセスガスの
流量を制御するガスボックス10と、このガスボックス
10とガス供給ライン20を介して連結されたチャンバ
ー30と、このチャンバー30内を真空引きする真空排
気装置40と、この真空排気装置40を介してチャンバ
ー30内のガスを排出する排気ガスライン50とを備
え、ガスボックス10を介して複数種のプロセスガスを
所定の流量に制御してチャンバー30内へ供給すると共
に真空排気装置40を介してチャンバー30内を所定の
真空度に保持した状態で被処理体(例えば、ウエハW)
に対して所定の処理(例えば、エッチング)を行うよう
に構成されている。
【0012】上記ガスボックス10内には例えば同一構
成を有する6台の流量制御装置(FCS)11が配設さ
れ、これらの流量制御装置11を介して所定のエッチン
グ処理で必要とされる複数種のプロセスガスを所定の流
量にそれぞれ制御している。これらの流量制御装置11
は、後述のようにそれぞれの流量を自己診断可能に構成
され、ガス供給ライン20から分岐した第1分岐ライン
21〜25及び第2分岐ライン26にそれぞれ設けられ
ている。第2分岐ライン21〜25は残りの第2分岐ラ
イン26よりも上流側でガス供給ライン20から分岐し
ている。流量制御装置11の上流側及び下流側にはそれ
ぞれ第1バルブ12及び第2バルブ13がそれぞれ設け
られ、第1、第2バルブ12、13を介してそれぞれの
分岐ライン21〜26を開閉する。これらの自己診断可
能な流量制御装置11については後述する。更に、第2
分岐ライン26からは第3分岐ライン27が分岐し、第
3分岐ライン27には第3バルブ14が設けられてい
る。第2分岐ライン26は、プロセス中、窒素ガス量を
調整する必要が生じた場合や、その他窒素ガスの流量を
適宜調整する必要がある時(例えば、ウエハの搬送時)
に窒素ガスを供給する配管として用いられ、第3分岐ラ
イン27は例えば大気開放時等のように流量調整不要な
場合に窒素ガスを供給する配管として用いられる。ま
た、第1分岐ライン21〜25の合流点と第2分岐ライ
ン26の合流点の間には第4バルブ60が設けられ、プ
ロセスガスとしての窒素ガスは第4バルブ60の下流側
で他のプロセスガスと合流する。
【0013】また、上記ガス供給ライン20は第1分岐
ライン21〜25の合流点と第4バルブ60の間で分岐
した第4分岐ライン28を有している。この分岐ライン
28の下流端は排気ガスライン50の真空排気装置40
の下流側に接続されている。第4分岐ライン28には第
5バルブ70が設けられ、流量制御装置11の制御流量
を自己診断する際に第5バルブ70を開放し、プロセス
ガスをガス排気ライン50へ排出するようになってい
る。更に、ガス供給ライン20の第2分岐ライン26の
分岐点の下流側には第6バルブ80が設けられ、このバ
ルブ80は第5バルブ70と同様に流量制御装置11の
制御流量を自己診断する際に用いられる。
【0014】また、図1に示すように上記チャンバー3
0内には従来公知のように下部電極31及び上部電極3
2が配設され、これら両電極31、32は隙間を介して
互いに対向している。下部電極31には整合器33を介
して高周波電源34が接続され、上部電極32は接地さ
れている。また、上部電極32は中空状に形成され、そ
の下面には多数の孔が均等に分散して形成されている。
従って、ガスボックス10内の流量制御装置11を介し
て複数種のプロセスガスを所定の流量に制御して上部電
極32内へ供給すると、複数種のプロセスガスが上部電
極32内で均一に混合された後、下面の孔からチャンバ
ー30内に供給され均等に拡散する。この状態で下部電
極31に高周波電力を印加すると、下部電極31上のウ
エハWに所定のエッチングを施すことができる。
【0015】また、図示してないが、チャンバー30は
従来公知のようにゲートバルブを介して搬送室に連結さ
れ、搬送室内のアームを介してチャンバー30内にウエ
ハWを搬入搬出する。チャンバー30内では下部電極3
1に内蔵された昇降ピンを介してアームで搬送されるウ
エハWの受け渡しを行う。下部電極31には静電チャッ
クが設けられ、静電チャックに直流高電圧を印加するこ
とにより下部電極31上でウエハWを静電吸着する。更
に、下部電極31はバックガス供給手段及び温度調節手
段を有し、バックガス供給手段を介してHeガス等の熱
伝達性に優れたバックガスをウエハWと静電チャックの
間に供給すると共に温度調節手段を介して下部電極31
上のウエハWを所定温度に調節する。
【0016】次いで、上記流量制御装置11について図
2に基づいて説明する。この流量制御装置11としては
例えば特開平11−226023号公報で提案されてい
る圧力式流量制御装置を用いることができる。流量制御
装置11は後述のように制御流量の自己診断回路を備え
ている。この自己診断回路は上記公報に記載の目詰検出
回路を転用したものである。従って、自己診断回路を備
えた流量制御装置11の原理は上記公報に記載の圧力式
流量制御装置に基づいているため、以下では流量制御装
置11の概要について説明する。
【0017】上記流量制御装置11は、図2に示すよう
に、コントロールバルブ111、圧力検出器112、温
度検出器113、オリフィス114、演算制御部(CP
U)115、増幅器116、117、A/D変換11
8、119及び駆動部120を有し、オリフィス114
前後の圧力比P1/P≧2を前提として機能する。即
ち、圧力検出器112及び温度検出器113を介して分
岐ライン21のガス圧力P 及びガス温度Tを検出
し、これらの検出信号を増幅器116、117を介して
増幅した後、A/D変換118、119を介してデジタ
ル信号に変換し、演算制御部115へ出力する。演算制
御部115は、ガス圧力及びガス温度の検出信号に基づ
いて分岐ライン21のガス流量を温度補正した後、流量
設定回路121からの設定流量Qと温度補正後の演算
流量Qを比較し、設定流量Qと演算流量Qの差に
基づく演算制御信号Sを増幅器122を介して駆動部
120に出力し、コントロールバルブ111の開度を調
節して設定流量Qを維持するようにしている。
【0018】また、上記流量制御装置11は演算制御部
115の制御下にある自己診断回路123を有してい
る。この自己診断回路123は検定回路123A及び増
幅器123Bを有する。検定回路122Aは検定用信号
ΔQの発生回路で、定常設定流量Qs0と検定用信号Δ
からなる設定流量Q(t)(=Qs0+ΔQ
を出力し、検定用信号ΔQで自己診断を行う。この信
号は増幅器123Bを介して駆動部120を制御し、コ
ントロールバルブ111を開閉制御する。また、第2分
岐ライン21〜26のオリフィス114の上流側の圧力
P(t)も定常圧力PI0と変動圧力ΔPIの加算値、
即ち、P(t)=PI0+ΔPとして与えられる。定
常圧力PI0は定常設定流量Qs0に対応し、変動圧力
ΔPは検定用信号ΔQに対応する。従って、検定用
信号ΔQに所定の基準値を設定し、この基準値に基づ
いて制御流量変動が基準値内の許容できる制御流量であ
るか否かを診断することができる。そして、許容範囲を
逸脱した場合には、例えばアラーム回路125を介して
報知するようにしてある。アラーム回路125からの報
知に基づいていずれのプロセスガスが許容値を逸脱した
かを知ることができ、ひいてはその原因を究明すること
もできる。自己診断回路123が機能する時には、外部
回路124が自己診断信号を演算制御部115へ出力
し、演算制御部115はこの信号をトリガー信号として
増幅器122への制御信号の出力を中断し、流量制御装
置11による流量制御を一時的に中断する。流量の自己
診断は短時間で終了するため、この間の流量制御は検定
回路122Aの定常設定流量Qs0で保証するようにし
てある。
【0019】次に、上記流量制御装置11を用いた被処
理体の処理方法について説明する。まず、ガス供給ライ
ン20の第4バルブ60を閉じ、第2分岐ライン27の
バルブ14及びガス供給ライン20の第6バルブ80を
開いて窒素ガスを供給してチャンバー30内の残留ガス
をパージした後、第2分岐ライン27のバルブ14及び
ガス供給ライン20の第6バルブ80を閉じチャンバー
30のゲートバルブを開放し、搬送室内のアームを介し
てウエハWをチャンバー30内に搬送し、下部電極31
の昇降ピンとの間でウエハWの受け渡しを行う。引き続
き、昇降ピンが下部電極31内に退没すると共に静電チ
ャックが働き、ウエハWを下部電極31上に固定する。
この間にアームがチャンバー30から搬送室内へ後退し
てゲートバルブを閉じてウエハの搬入を終える。
【0020】その後、Heガス等のバックガスをウエハ
Wの裏面へ供給すると共にチャンバー30内の圧力制御
を開始する。圧力制御時にはガスボックス10の第1、
第2バルブ12、13が開くと共にガス供給ライン20
の第4、第6バルブ60、80を開き、第4分岐ライン
28の第5バルブ70を閉じた状態で流量制御装置11
を介して流量を制御した所定のプロセスガスをガス供給
ライン20を介してチャンバー30内へ供給する。そし
て、高周波電源34から下部電極31に高周波電力を印
加してエッチング処理を開始する。この間ウエハWはバ
ックガスの働きで所定の温度に制御されている。所定時
間経過した後高周波電力の印加を停止してエッチング終
了する。
【0021】次いで、圧力制御を一時的に停止して第4
バルブ60を閉じてチャンバー30内へのプロセスガス
の供給を停止した後、第3分岐ライン27の第3バルブ
14及び第4分岐ライン28の第5バルブ70を開き、
プロセスガスを第4分岐ライン28から排気ガスライン
50を介して排気する。また、第2分岐ライン26のバ
ルブ13を開き、パージ用ガスとして窒素ガスをガス供
給ライン20を介してチャンバー30内へ供給してチャ
ンバー30内の窒素ガスの圧力を一定に保つと共に静電
チャックの動作を止めてウエハWを交換可能な状態にす
る。引き続き、ゲートバルブが開き、下部電極31にお
いて昇降ピンとアームを介してウエハWの受け渡しを行
ってチャンバー30から搬送室へ搬出する。次いで、次
の未処理のウエハWを上述したようにチャンバー30内
へ搬入する。
【0022】而して、本実施形態ではウエハWの処理後
から処理済みのウエハWを未処理の次のウエハWと交換
する間にプロセスガスの流路をガス供給ライン20から
第4分岐ライン18に切り替え、予め登録された自己診
断プログラムに基づいて自己診断を自動的に実施する。
即ち、窒素ガスでチャンバー30内の残ガスをパージし
てから未処理のウエハWを搬入するまでの間に、プロセ
スガスを第4分岐ライン28から排気ガスライン50へ
排気し、自己診断回路123を用いて流量制御装置11
の制御流量を自己診断を実施する。そのために、外部回
路124から自己診断信号を演算制御部115へ出力す
る。演算制御部115はこの信号をトリガー信号として
増幅器122への制御信号の出力を中断し、流量制御装
置11による流量制御を一時的に中断する。しかし、流
量の自己診断は短時間で終了するため、この間の流量制
御は検定回路122Aの定常設定流量Qs0で保証され
ている。自己診断において制御流量が許容範囲を逸脱し
ている場合にはアラーム回路125を介してその旨知る
ことができる。自己診断はウエハWを交換する間に行わ
れるため、ウエハWの交換工程を自己診断工程として有
効に利用することができる。
【0023】以上説明したように本実施形態によれば、
流量制御装置11を介して流量制御したプロセスガスを
ガス供給ライン20を介してチャンバー30内に供給
し、このチャンバー30内でウエハWを処理する際に、
流量制御装置11に自己診断回路123を設けて自己診
断可能にすると共にガス供給ライン20にバルブ60を
設け、また、ガス供給ライン20から分岐する第4分岐
ライン28設けると共にこの分岐ライン28にバルブ7
0を設け、プロセスガスでウエハWを処理する度毎にバ
ルブ60を閉止すると共にバルブ70を開放してガス供
給ライン20から第4分岐ライン28に切り替えて第4
分岐ライン28にプロセスガスを流し、流量制御装置1
1の自己診断回路123においてプロセスガスの流量を
自己診断する処理装置を用い、ウエハWをプロセスガス
で処理する度毎に、処理済みウエハWと未処理ウエハW
を交換する時間を有効に利用してプロセスガスの流量を
流量制御装置11の自己診断回路を用いて自己診断する
ようにしたため、ウエハWの処理を中断することなく、
しかも枚葉単位で流量制御装置11の自己診断を行うこ
とができ、エッチングのスループットを低下させること
がない。
【0024】また、図3は本発明の他の実施形態の処理
装置を示す構成図である。本実施形態の処理装置は、流
量制御装置11が自己診断機能を有さず、流量診断用の
流量検出器を別途設けた点以外は、図1に示す処理装置
と同様に構成されている。従って、図1に示す処理装置
と同一または相当部分には同一符号を附して本実施形態
の特徴のみを説明する。本実施形態では第4分岐ライン
28の第5バルブ70の下流側に流量検出器90が設け
られ、この流量検出器90によって各流量制御装置11
の制御流量をチェックするようにしている。尚、図3に
おいて、91は流量検出器90の容器内のガスを放出す
る際に用いられるバルブである。
【0025】上記流量検出器90は、例えば、予め容量
の判っている小容量の容器と、この容器内の圧力を検出
する圧力計と、容器内のガス温度を検出する温度計と、
容器内にガスを所定圧力まで充填するのに要する時間を
計測するタイマーとを有している。そして、一定容量V
の容器内にガスを充填した時の一定時間(Δt)内に生
じる圧力上昇(ΔP)を測定し、下記の式に基づいてガ
ス流量Qを求める。勿論、ガス流量を求める際にはその
時の温度でガス流量を補正する。この流量検出器90で
流量制御装置11の制御流量をチェックする場合にはプ
ロセスガス毎に行う。 Qccm=[V・ΔP/Δt]・[温度補正係数]
【0026】本実施形態の処理装置においても上記実施
形態と同様の手順で処理装置を操作することにより流量
制御装置11の制御流量を流量検出器90によってチェ
ックすることができる。従って、本実施形態においても
上記実施形態と同様の作用効果を期することができる。
【0027】尚、上記実施形態ではウエハWの処理毎に
自己診断を行う場合について説明したが、本発明の処理
装置を用いることにより、本発明の処理方法とは関係な
く、、自己診断のタイミングを適宜選択したり、複数種
のガスのうち適宜のガスを選択したりして自己診断する
ことができる。例えば、プロセスガスのレシピを変更す
る際に、次のレシピで使用するプロセスガスを直前に自
己診断したり、直前のレシピで使用したプロセスガスを
自己診断することができる。また、複数種のプロセスガ
スを使用する場合には、プロセス特性に大きく影響する
プロセスガスのみを選択的に自己診断するようにしても
良い。同一レシピの場合にはレシピ1回毎に自己診断し
たり、レシピが変わった一回目に複数種のガスの自己診
断を行い、以降は複数種のガスを順番に自己診断するよ
うにしても良い。本発明は、制御流量の自己診断行うタ
イミングは上記各実施形態に何等制限されるものではな
くい。要は、本発明はウエハWを処理する度毎にウエハ
Wを交換する時間を有効に利用して流量診断を行う処理
方法であれば良い。また、上記各実施形態ではウエハの
エッチング処理を例に挙げて説明したが、被処理体はウ
エハ以外の液晶LCD用基板等の他の基板について広く
適用することができ、処理内容のエッチング以外の成膜
処理等の処理について広く適用することができることは
云うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項5に記載の発
明によれば、被処理体の処理を中断することなく流量の
自己診断を確実に行うことができ、スループットを低下
させることなく被処理体の処理を行うことができる処理
方法及び処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の一実施形態を示す構成図で
ある。
【図2】図1に示す流量制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の処理装置の他の実施形態を示す図1に
相当する図である。
【符号の説明】
10 ガスボックス 11 流量制御装置 20 ガス供給ライン 28 第4分岐ライン(分岐ライン) 30 チャンバー(処理室) 60 第4バルブ(第1バルブ) 70 第5バルブ(第2バルブ) 90 流量検出器 W ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 15/04 G01F 15/04 G05B 23/02 G05B 23/02 T (72)発明者 廣瀬 潤 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CA04 CD08 CD15 CF09 2F031 AA08 AC01 4K030 CA04 CA12 EA03 JA05 KA39 KA41 5H223 AA20 BB01 BB09 DD09 EE02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内にプロセスガスを所定流量で供
    給し、上記処理室内で被処理体を処理する方法におい
    て、上記プロセスガスで上記被処理体を処理する度毎に
    上記プロセスガスの流量を診断することを特徴とする処
    理方法。
  2. 【請求項2】 流量制御装置を介して流量制御したプロ
    セスガスをガス供給ラインを介して処理室内に供給し、
    上記処理室内で被処理体を処理する方法において、上記
    ガス流量制御装置として自己診断可能な流量制御装置を
    設けると共に上記ガス供給ラインに分岐ラインを設け、
    上記プロセスガスで上記被処理体を処理する度毎に上記
    ガス供給ラインを上記分岐ラインに切り替えて上記流量
    制御装置において上記プロセスガスの流量を自己診断す
    ることを特徴とする処理方法。
  3. 【請求項3】 流量制御装置を介して流量制御したプロ
    セスガスをガス供給ラインを介して処理室内に供給し、
    上記処理室内で被処理体を処理する方法において、上記
    ガス供給ラインに分岐ラインを設けると共にこの分岐ラ
    インに流量検出器を設け、上記プロセスガスで上記被処
    理体を処理する度毎に上記ガス供給ラインを上記分岐ラ
    インに切り替えて上記流量検出器において上記プロセス
    ガスの流量を診断することを特徴とする処理方法。
  4. 【請求項4】 流量制御装置を介して流量制御したプロ
    セスガスをガス供給ラインを介して処理室内に供給し、
    上記処理室内で被処理体を処理する処理装置において、
    上記流量制御装置として自己診断可能な流量制御装置を
    設けると共に上記ガス供給ラインに第1バルブを設け、
    また、上記ガス供給ラインから分岐する分岐ラインを設
    けると共にこの分岐ラインに第2バルブを設け、上記プ
    ロセスガスで上記被処理体を処理する度毎に上記第1バ
    ルブを閉止すると共に上記第2バルブを開放して上記ガ
    ス供給ラインから上記分岐ラインに切り替えて上記分岐
    ラインに上記プロセスガスを流し、上記流量制御装置に
    おいて上記プロセスガスの流量を自己診断することを特
    徴とする処理装置。
  5. 【請求項5】 流量制御装置を介して流量制御したプロ
    セスガスをガス供給ラインを介して処理室内に供給し、
    上記処理室内で被処理体を処理する処理装置において、
    上記ガス供給ラインに第1バルブを設けると共に上記ガ
    ス供給ラインから分岐する分岐ラインを設け、また、上
    記分岐ラインに第2バルブ及び流量検出器を設け、上記
    プロセスガスで上記被処理体を処理する度毎に上記第1
    バルブを閉止すると共に上記第2バルブを開放して上記
    ガス供給ラインから上記分岐ラインに切り替えて上記分
    岐ラインに上記プロセスガスを流し、上記流量検出器に
    おいて上記プロセスガスの流量を診断することを特徴と
    する処理装置。
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