JP2002082630A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置

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JP2002082630A
JP2002082630A JP2001138293A JP2001138293A JP2002082630A JP 2002082630 A JP2002082630 A JP 2002082630A JP 2001138293 A JP2001138293 A JP 2001138293A JP 2001138293 A JP2001138293 A JP 2001138293A JP 2002082630 A JP2002082630 A JP 2002082630A
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舜平 山崎
Yuugo Gotou
裕吾 後藤
Hideki Katsura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタの遮光マスクとして金属膜を
用いた従来の液晶表示装置では、他の配線との寄生容量
が形成され信号の遅延が生じやすいという問題が生じて
いた。また、カラーフィルタの遮光マスクとして黒色顔
料を含有した有機膜を用いた場合、製造工程が増加する
という問題が生じていた。 【解決手段】本発明は、遮光マスク(ブラックマトリク
ス)を用いることなく、対向基板上に遮光部15として
2層の着色層を積層した膜(青色の着色層11と赤色の
着色層12との積層膜)をアクティブマトリクス基板の
TFT及びソース配線と重なるよう形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書の発明は薄膜トラン
ジスタ(以下、TFTという)で構成された回路を有す
る半導体装置およびその製造方法に関する。例えば、液
晶表示パネルに代表される電気光学装置およびその様な
電気光学装置を部品として搭載した電子機器に関する。
【0002】なお、本明細書中において半導体装置と
は、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を
指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て
半導体装置である。
【0003】
【従来の技術】近年、絶縁表面を有する基板上に形成さ
れた半導体薄膜(厚さ数〜数百nm程度)を用いて薄膜
トランジスタ(以下、TFTと呼ぶ)を構成する技術が
注目されている。TFTはICや電気光学装置のような
電子デバイスに広く応用され、特に液晶表示装置のスイ
ッチング素子として開発が急がれている。本明細書で
は、電気光学装置は表示装置と同義語である。
【0004】液晶表示装置において、高品位な画像を得
るために、画素電極をマトリクス状に配置し、画素電極
の各々に接続するスイッチング素子としてTFTを用い
たアクティブマトリクス型液晶表示装置が注目を集めて
いる。
【0005】アクティブマトリクス型液晶表示装置には
大きく分けて透過型と反射型の二種類のタイプが知られ
ている。
【0006】透過型の液晶表示装置は、バックライトを
用い液晶の後方から光を発して、液晶の複屈折性や旋光
性を利用して、光の通り具合を調整し表示を行ってい
る。また、透過型の液晶表示装置は、モバイルコンピュ
ータやビデオカメラ用の表示ディスプレイとしての需要
がますます高まっている。
【0007】また、液晶表示装置においては、アモルフ
ァスシリコンまたはポリシリコンを半導体としたTFT
をマトリクス状に配置して、各TFTに接続された画素
電極とソース線とゲート線とがそれぞれ形成されたアク
ティブマトリクス基板と、これに対向配置された対向電
極を有する対向基板との間に液晶材料が挟持されてい
る。また、カラー表示するためのカラーフィルタは対向
基板に貼りつけられている。そして、アクティブマトリ
クス基板と対向基板にそれぞれ光シャッタとして偏光板
を配置し、カラー画像を表示している。
【0008】このカラーフィルタは、R(赤)、G
(緑)、B(青)の着色層と、画素の間隙だけを覆う遮
光マスクとを有し、光を透過させることによって赤色、
緑色、青色の光を抽出する。遮光マスクは、画面をくっ
きりと見せるためのものである。この遮光マスクは、一
般的に金属膜(クロム等)または黒色顔料を含有した有
機膜で構成されている。このカラーフィルタは、画素に
対応する位置に形成され、これにより画素ごとに取り出
す光の色を変えることができる。なお、画素に対応した
位置とは、画素電極と一致する位置を指す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】カラーフィルタの遮光
マスクとして金属膜を用いた従来の液晶表示装置では、
他の配線との寄生容量が形成され信号の遅延が生じやす
いという問題が生じていた。また、環境を配慮して非ク
ロム系材料が注目されている。さらに、カラーフィルタ
の遮光マスクとして黒色顔料を含有した有機膜を用いた
場合には、製造工程が増加するという問題が生じてい
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、遮光マスク
(ブラックマトリクス)を用いることなく、TFT及び
画素間を遮光する画素構造を特徴としている。遮光する
手段の一つとして、対向基板上に遮光部として2層の着
色層を積層した膜(赤色の着色層と青色の着色層との積
層膜)を素子基板のTFTと重なるよう形成することを
特徴としている。
【0011】本明細書では、「赤色の着色層」とは、着色
層に照射された光の一部を吸収し、赤色の光を抽出する
ものである。また、同様に「青色の着色層」とは、着色層
に照射された光の一部を吸収し、青色の光を抽出するも
のであり、「緑色の着色層」とは、着色層に照射された光
の一部を吸収し、緑色の光を抽出するものである。
【0012】本明細書で開示する発明の構成は、TFT
と、第1の着色層と第2の着色層の積層からなる遮光部
を有し、前記遮光部は、少なくとも前記TFTのチャネ
ル形成領域と重なって形成されていることを特徴とする
電気光学装置である。結果として、ブラックマトリクス
を形成する工程を省略することができる。
【0013】また、他の発明の構成は、複数の画素電極
と、第1の着色層と第2の着色層の積層からなる遮光部
を有し、前記遮光部は、任意の画素電極と、該画素電極
と隣り合う画素電極との間に重なって形成されているこ
とを特徴とする電気光学装置である。結果として、ブラ
ックマトリクスを形成する工程を省略することができ
る。
【0014】また、上記各構成において、前記第1の着
色層は青色であることを特徴としている。また、前記第
2の着色層は赤色である。
【0015】前記遮光部は、スイッチング素子が形成さ
れた基板に設けられていることを特徴とする電気光学装
置である。
【0016】また、上記各構成において、前記遮光部
は、対向基板に設けられている。
【0017】また、上記各構成において、前記電気光学
装置は、画素電極が透明導電膜からなる透過型の液晶表
示装置であることを特徴とする電気光学装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】本明細書の発明の実施形態につい
て、以下に説明する。
【0019】図1に本発明の構成を示す。ここでは透過
型の液晶表示装置を例にとり、以下に説明する。
【0020】図1(A)は、適宜、3色の着色層11〜
13を形成して、遮光部15及び画素開口部17〜19
を構成した一例を示している。一般に、着色層は顔料を
分散した有機感光材料からなるカラーレジストを用いて
形成される。
【0021】遮光部15は、画素と該画素に近接した各
画素の間隙を遮光するように形成する。従って、入射光
は遮光部15により吸収され観察者には、ほぼ黒色とし
て認識される。また、遮光部15は、素子基板の画素T
FTと重なるよう形成され、画素TFTを外部の光から
遮断する役目を果たしている。
【0022】遮光部15は、青色の着色層11と赤色の
着色層12とを積層して形成する。青色の着色層は、着
色層(B)11および遮光部15(R+B)に同時にパ
ターニングする。また、赤色の着色層は、着色層(R)
12および遮光部15(R+B)に同時にパターニング
する。
【0023】なお、図1(B)は、図1(A)中におけ
る遮光部及び画素開口部を鎖線(A1−A1’)で切断
した断面構造を示している。図1(B)は対向基板10
上に着色層(G)13を形成した後、着色層(B)11
と着色層(R)12とを積層することにより、遮光部1
5(R+B)と画素開口部(B)17と画素開口部
(R)18と画素開口部(G)19とを形成した例であ
る。よって、図1(C)では、対向基板10上に着色層
(B)11が形成された後、着色層(R)12が形成さ
れる。さらに、平坦化膜14で着色層を覆っている。
【0024】また、青色の着色層(B)11と赤色の着
色層(R)12との積層膜(遮光部15)について、そ
れぞれの透過率をある測定条件(白色光源(D65)、
視野角2°、対物レンズ5倍)で測定した。その測定結
果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】また、表1をグラフにしたものが図3であ
る。
【0027】表1及び図3で示されるように、R+B
(遮光部15に相当)は可視光領域(400〜700n
mの波長域)で7%以下の透過率となり、十分に遮光マ
スクとして機能する。
【0028】また、着色層を3層重ねれば遮光性は増す
が、3層重ねた分、凹凸が大きくなるため、基板の平坦
性が失われ、液晶層に乱れが生じてしまう。特に、強誘
電性液晶のように、下地の平坦性が配向の影響を及ぼす
液晶材料には重要な問題である。しかし、本発明のよう
に着色層を2層重ねる程度であれば、基板の平坦性に液
晶層にもほとんど影響ないレベルである。
【0029】このように本発明では2層の着色層からな
る積層膜(R+B)で遮光マスクを形成することを特徴
としている。結果として、ブラックマトリクスを形成す
る工程を省略することができ、工程数が低減した。
【0030】ただし、図1(B)〜図1(C)に示した
断面図は一例であって、特に限定されず、例えば、図2
(B)〜図2(C)に示す構造を取ってもよい。図2
(B)は対向基板20上に着色層(G)23を形成した
後、着色層(R)22と着色層(B)21とを積層する
ことにより、遮光部25(R+B)と画素開口部(B)
27と画素開口部(R)28と画素開口部(G)29と
を形成した例である。よって、図2(C)では、対向基
板20上に着色層(R)22が形成された後、着色層
(B)21が積層され、遮光部(B+R) 25が形成され
る。さらに、平坦化膜24で着色層を覆っている。
【0031】また、画素電極間における配線と画素電極
と着色層との位置関係を図4に示す。図4(A)は、図
1に対応している。図4(A)は、画素電極51と画素
電極52との間を遮光するように、ソース配線50上方
で着色層(B)58の端部と一部が重なるように着色層
(R)59を形成している例である。着色層(B)58
と着色層(R)59との重なり部がソース配線50の上
方に設けられればよい。なお、図4(A)中において5
3と55は配向膜、54は液晶、56は対向電極、57
は平坦化膜である。
【0032】図4(B)に示すような構造としてもよ
い。図4(B)は、図2に対応している。図4(B)
は、画素電極61と画素電極62との間を遮光するよう
に、ソース配線60上方で着色層(R)69の端部と一
部が重なるように着色層(B)68を形成している例で
ある。
【0033】なお、図4(A)(B)に示した例に限定
されることなく、2層の着色層のパターニングにより形
成される遮光部(重ね合わせ部)を拡大して、ソース配
線の周辺部にも遮光部を設けてもよい。この遮光部を用
いることにより、ソースライン反転駆動時に生じる光漏
れが隠され、コントラストが向上する。
【0034】また、画素開口部17〜19を通過した光
は、単層の着色層11〜13によりそれぞれ対応する色
に着色されて観測者に認識される。なお、図1(B)
は、図1(A)中における画素開口部を鎖線(A1−A
1’)で切断した断面構造を示している。図1(C)に
示すように、対向基板10上に単層の着色層11〜12
が順次形成されており、さらに、これらの着色層11〜
12を覆う平坦化膜14が形成されている。
【0035】画素開口部においては、図17に示した従
来の単層の透過率の結果のように、青色の着色層は45
0nm付近で85%を越える透過率を示している。ま
た、緑色の着色層は530nm付近で80%を越える透
過率を示している。また、赤色の着色層は600〜80
0nmで90%を越える透過率を示している。
【0036】ここでは透過型の液晶表示装置の例である
ので、画素開口部17〜19に入射した光は、画素電極
と液晶層とを通過して、単層の着色層11〜13をそれ
ぞれ通過した後、それぞれの色の光が抽出され、観察者
に認識される。
【0037】また、着色層11〜13には、最も単純な
ストライプパターンをはじめとして、斜めモザイク配
列、三角モザイク配列、RGBG四画素配列、もしくは
RGBW四画素配列などを用いることができる。
【0038】以上の構成でなる本明細書の発明につい
て、以下に示す実施例でもってさらに詳細な説明を行う
こととする。
【0039】
【実施例】[実施例1]以下、本発明の一実施例をアク
ティブマトリクス型液晶表示装置に用いる対向基板の製
造を例にとって説明する。図1は本発明に従って形成さ
れた着色層を備えた対向基板を模式的に示す図である。
【0040】まず、透光性を有する対向基板10にはコ
ーニング社の#7059ガラスや#1737ガラスなど
に代表されるバリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウ
ケイ酸ガラスなどのガラス基板を用意する。その他に、
石英基板、プラスチック基板などの透光性基板を使用す
ることもできる。
【0041】次いで、対向基板10上に有機感光材料
(CRY−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLO
R MOSAIC)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、
この有機感光材料を図1(A)に示すように格子状にパ
ターニングして緑色の着色層(G)13を形成する。な
お、緑色の着色層(G)13については、この領域が緑
色の画素開口部19となる。
【0042】次いで、所定の位置に有機感光材料(CG
Y−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLOR MOSA
IC)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、この有
機感光材料を図1(A)に示すようにパターニングして
青色の着色層(B)11を所定の位置に形成する。
【0043】次いで、所定の位置に有機感光材料(CM
−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLOR MOSAI
C)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、この有
機感光材料を図1(A)に示した形状にパターニングし
て青色の着色層(B)11を形成する。図1に示すよう
に、この青色の着色層(B)11が、赤色の着色層
(R)12と一部重なり遮光部15を形成する。この遮
光部15が少なくとも、画素TFT及び、ゲート配線(図
示は省略)、ソース配線(図示は省略)と重なるように
マスクの設計が行わている。一方、図1(B)に示すよ
うに、青色の着色層(B)11のうち、赤色の着色層
(R)12と重なっていない領域が青色の画素開口部
(B)17となる。また、赤色の着色層(R)12のう
ち、青色の着色層(B)11と重なっていない領域が赤
色の画素開口部(R)18となる。
【0044】なお、遮光部15は、TFTが設けられた
素子基板と貼り合わせた時にTFTのチャネル形成領域
と重なるように形成する。
【0045】こうして3回のフォトリソグラフィ法で画
素開口部17〜19と、遮光部15とを形成することが
できる。
【0046】次いで、各着色層を覆う平坦化膜14を形
成する。着色層が単層である領域と着色層が2層重なっ
ている領域とで1〜1.5μm程度の段差が生じるた
め、この平坦化膜14としては1μm以上、好ましくは
2μmの膜厚を必要とする。この平坦化膜14としては
透光性を有する有機物、例えば、ポリイミド、アクリ
ル、ポリアミド、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシ
クロブテン)等の有機樹脂材料を用いることができる。
ただし、平坦性が問題にならないのであれば、この平坦
化膜を設ける必要はない。
【0047】なお、本実施例では有機感光材料を塗布し
て、フォトリソグラフィ法により、所望の形状にパター
ニングして各着色層11〜13を形成したが、特に上記
製造方法に限定されないことは言うまでもない。
【0048】この後、図示しないが、平坦化膜上に透明
導電膜からなる対向電極を形成し、さらにその上に液晶
材料を配向させるための配向膜を形成し、さらに必要が
あれば配向処理を施す。
【0049】こうして得られた対向基板を用いて、アク
ティブマトリクス型の液晶表示装置を製造する。
【0050】[実施例2]実施例1では、緑色の着色層
(G)13、青色の着色層(B)11、赤色の着色層
(R)12と順次形成した例を示したが、本実施例は実
施例1と異なる順序で着色層を形成する例を以下に示
す。
【0051】図2(A)は、まず、着色層(G)23を
形成し、着色層(R)22と着色層(B)21とを積層
した例である。なお、図2(B)は図2(A)中の鎖線
A3−A3’で切断した断面図に対応し、図2(C)は
図2(A)中の鎖線A4−A4’で切断した断面図に対
応している。
【0052】対向基板20には実施例1で用いた基板を
使用する。
【0053】まず、対向基板20上に有機感光材料(C
RY−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLOR MO
SAIC)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、この
有機感光材料を図2(A)に示すように格子状にパター
ニングして緑色の着色層(R)23を形成する。なお、
緑色の着色層(G)23については、この領域が緑色の
画素開口部29となる。
【0054】次いで、所定の位置に有機感光材料(CG
Y−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLOR MOSA
IC)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、この有
機感光材料を図2(A)に示すようにパターニングして
赤色の着色層(R)22を所定の位置に形成する。
【0055】次いで、所定の位置に有機感光材料(CM
−8000:富士フィルムオーリン社製のCOLOR MOSAI
C)を塗布して、フォトリソグラフィ法により、この有
機感光材料を図2(A)に示した形状にパターニングし
て青色の着色層(B)21を形成する。図2(B)及び
図2(A)に示すように、この赤色の着色層(R)22
は、青色の着色層(B)21と一部重なり遮光部25を
形成する。一方、図2(B)に示すように、青色の着色
層(B)21のうち、赤色の着色層(R)22と重なっ
ていない領域が青色の画素開口部(B)27となる。ま
た、赤色の着色層(R)22のうち、青色の着色層
(R)21と重なっていない領域が赤色の画素開口部
(R)28となる。
【0056】なお、遮光部25は、TFTが設けられた
アクティブマトリクス基板と貼り合わせた時にTFTの
チャネル形成領域と重なるように形成する。
【0057】こうして3回のフォトリソグラフィ法で画
素開口部27〜29と、遮光部25とを形成することが
できる。
【0058】次いで、各着色層を覆う平坦化膜24を形
成する。着色層が単層である領域と着色層が2層重なっ
ている領域とで1〜1.5μm程度の段差が生じるた
め、この平坦化膜24としては1μm以上、好ましくは
2μmの膜厚を必要とする。この平坦化膜24としては
透光性を有する有機物、例えば、ポリイミド、アクリ
ル、ポリアミド、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシ
クロブテン)等の有機樹脂材料を用いることができる。
ただし、平坦性が問題にならないのであれば、この平坦
化膜を設ける必要はない。
【0059】なお、本実施例では有機感光材料を塗布し
て、フォトリソグラフィ法により、所望の形状にパター
ニングして各着色層21〜23を形成したが、特に上記
製造方法に限定されないことは言うまでもない。
【0060】この後、図示しないが、平坦化膜上に透明
導電膜からなる対向電極を形成し、さらにその上に液晶
を配向させるための配向膜を形成し、さらに必要があれ
ば配向処理を施す。
【0061】こうして得られた対向基板を用いて、アク
ティブマトリクス型の液晶表示装置を製造する。
【0062】[実施例3]本実施例ではアクティブマトリ
クス基板の製造方法について図5〜図11を用いて説明
する。
【0063】本実施例では実施例1または実施例2で得
られた対向基板と貼り合わせるアクティブマトリクス基
板(素子基板とも言う)を製造する方法について説明す
る。ここでは、同一基板上に画素部と、画素部の周辺に
設ける駆動回路のTFT(nチャネル型TFT及びpチ
ャネル型TFT)を同時に製造する方法について詳細に
説明する。
【0064】まず、本実施例ではコーニング社の#70
59ガラスや#1737ガラスなどに代表されるバリウ
ムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラス
などのガラスからなる基板400を用いる。なお、基板
400としては、石英基板を用いても良い。また、本実
施例の処理温度に耐えうる耐熱性が有するプラスチック
基板を用いてもよい。透明性を有する基板であれば特に
限定されない。
【0065】次いで、図5(A)に示すように、基板4
00上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒
化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜401を形成
する。本実施例では下地膜401として2層構造を用い
るが、前記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構
造を用いても良い。下地膜401の一層目としては、プ
ラズマCVD法を用い、SiH4、NH3、及びN2Oを
反応ガスとして成膜される酸化窒化シリコン膜401a
を10〜200nm(好ましくは50〜100nm)形成す
る。本実施例では、膜厚50nmの酸化窒化シリコン膜
401a(組成比Si=32%、O=27%、N=24
%、H=17%)を形成した。次いで、下地膜401の
2層目としては、プラズマCVD法を用い、SiH4
及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化シリコ
ン膜401bを50〜200nm(好ましくは100〜
150nm)の厚さに積層形成する。本実施例では、膜厚
100nmの酸化窒化シリコン膜401b(組成比Si
=32%、O=59%、N=7%、H=2%)を形成し
た。
【0066】次いで、下地膜上に半導体層402〜40
6を形成する。半導体層402〜406は、非晶質構造
を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCV
D法、またはプラズマCVD法等)により成膜した後、
公知の結晶化処理(レーザー結晶化法、熱結晶化法、ま
たはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行っ
て得られた結晶質半導体膜を所望の形状にパターニング
して形成する。この半導体層402〜406の厚さは2
5〜80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形
成する。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好まし
くはシリコンまたはシリコンゲルマニウム(SiGe)
合金などで形成すると良い。本実施例では、プラズマC
VD法を用い、55nmの非晶質シリコン膜を成膜した
後、ニッケルを含む溶液を非晶質シリコン膜上に保持さ
せた。この非晶質シリコン膜に脱水素化(500℃、1
時間)を行った後、熱結晶化(550℃、4時間)を行
い、さらに結晶化を改善するためのレーザーアニ―ル処
理を行って結晶質シリコン膜を形成した。そして、この
結晶質シリコン膜をフォトリソグラフィ法を用いたパタ
ーニング処理によって、半導体層402〜406を形成
した。
【0067】また、半導体層402〜406を形成した
後、TFTのしきい値を制御するために微量な不純物元
素(ボロンまたはリン)のドーピングを行ってもよい。
【0068】また、レーザー結晶化法で結晶質半導体膜
を作製する場合には、パルス発振型または連続発光型の
エキシマレーザーやYAGレーザー、YVO4レーザー
を用いることができる。これらのレーザーを用いる場合
には、レーザー発振器から放射されたレーザー光を光学
系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良
い。結晶化の条件は実施者が適宣選択するものである
が、エキシマレーザーを用いる場合はパルス発振周波数
30Hzとし、レーザーエネルギー密度を100〜40
0mJ/cm2(代表的には200〜300mJ/cm2)とする。ま
た、YAGレーザーを用いる場合にはその第2高調波を
用いパルス発振周波数1〜10kHzとし、レーザーエ
ネルギー密度を300〜600mJ/cm2(代表的には35
0〜500mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1
000μm、例えば400μmで線状に集光したレーザ
ー光を基板全面に渡って照射し、この時の線状レーザー
光の重ね合わせ率(オーバーラップ率)を80〜98%
として行えばよい。
【0069】次いで、半導体層402〜406を覆うゲ
ート絶縁膜407を形成する。ゲート絶縁膜407はプ
ラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜
150nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。本
実施例では、プラズマCVD法により110nmの厚さ
で酸化窒化シリコン膜(組成比Si=32%、O=59
%、N=7%、H=2%)で形成した。勿論、ゲート絶
縁膜は酸化窒化シリコン膜に限定されるものでなく、他
のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造として用
いても良い。
【0070】また、酸化シリコン膜を用いる場合には、
プラズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilica
te)とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度30
0〜400℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度
0.5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができ
る。このようにして作製される酸化シリコン膜は、その
後400〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜と
して良好な特性を得ることができる。
【0071】次いで、ゲート絶縁膜407上に膜厚20
〜100nmの第1の導電膜408と、膜厚100〜4
00nmの第2の導電膜409とを積層形成する。本実
施例では、膜厚30nmのTaN膜からなる第1の導電
膜408と、膜厚370nmのW膜からなる第2の導電
膜409を積層形成した。TaN膜はスパッタ法で形成
し、Taのターゲットを用い、窒素を含む雰囲気内でス
パッタした。また、W膜は、Wのターゲットを用いたス
パッタ法で形成した。その他に六フッ化タングステン
(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもでき
る。いずれにしてもゲート電極として使用するためには
低抵抗化を図る必要があり、W膜の抵抗率は20μΩc
m以下にすることが望ましい。W膜は結晶粒を大きくす
ることで低抵抗率化を図ることができるが、W膜中に酸
素などの不純物元素が多い場合には結晶化が阻害され高
抵抗化する。従って、本実施例では、高純度のW(純度
99.9999%)のターゲットを用いたスパッタ法
で、さらに成膜時に気相中からの不純物の混入がないよ
うに十分配慮してW膜を形成することにより、抵抗率9
〜20μΩcmを実現することができた。
【0072】なお、本実施例では、第1の導電膜408
をTaN、第2の導電膜409をWとしたが、特に限定
されず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、Cuか
ら選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材
料若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等
の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表
される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合
金を用いてもよい。また、第1の導電膜をタンタル(T
a)膜で形成し、第2の導電膜をW膜とする組み合わ
せ、第1の導電膜を窒化チタン(TiN)膜で形成し、
第2の導電膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を
窒化タンタル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をA
l膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタル
(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をCu膜とする組
み合わせとしてもよい。
【0073】次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジ
ストからなるマスク410〜415を形成し、電極及び
配線を形成するための第1のエッチング処理を行う。第
1のエッチング処理では第1及び第2のエッチング条件
で行う。本実施例では第1のエッチング条件として、I
CP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズ
マ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4
Cl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を25/2
5/10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電
極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズ
マを生成してエッチングを行った。ここでは、松下電器
産業(株)製のICPを用いたドライエッチング装置
(Model E645−ICP)を用いた。基板側(試
料ステージ)にも150WのRF(13.56MHz)電力を投
入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。この
第1のエッチング条件によりW膜をエッチングして第1
の導電層の端部をテーパー形状とする。
【0074】この後、レジストからなるマスク410〜
415を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッ
チング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス
流量比を30/30(sccm)とし、1Paの圧力でコ
イル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入
してプラズマを生成して約30秒程度のエッチングを行
った。基板側(試料ステージ)にも20WのRF(13.56
MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を
印加する。CF4とCl2を混合した第2のエッチング条
件ではW膜及びTaN膜とも同程度にエッチングされ
る。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエッチ
ングするためには、10〜20%程度の割合でエッチン
グ時間を増加させると良い。
【0075】上記第1のエッチング処理では、レジスト
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第
1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層
から成る第1の形状の導電層417〜422(第1の導
電層417a〜422aと第2の導電層417b〜42
2b)を形成する。416はゲート絶縁膜であり、第1
の形状の導電層417〜422で覆われない領域は20
〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成され
る。
【0076】そして、レジストからなるマスクを除去せ
ずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付
与する不純物元素を添加する。(図5(B))ドーピン
グ処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法で行え
ば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013
〜5×1015atoms/cm2とし、加速電圧を60〜100
keVとして行う。本実施例ではドーズ量を1.5×1
15atoms/cm2とし、加速電圧を80keVとして行っ
た。n型を付与する不純物元素として15族に属する元
素、典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いる
が、ここではリン(P)を用いた。この場合、導電層4
17〜421がn型を付与する不純物元素に対するマス
クとなり、自己整合的に高濃度不純物領域423〜42
7が形成される。高濃度不純物領域423〜427には
1×1020〜1×1021atoms/cm 3の濃度範囲でn型を
付与する不純物元素を添加する。
【0077】次いで、レジストからなるマスクを除去せ
ずに第2のエッチング処理を行う(図5(C))。ここ
では、エッチングガスにCF4とCl2とO2とを用い、
W膜を選択的にエッチングする。この時、第2のエッチ
ング処理により第1の導電層428b〜433bを形成
する。一方、第2の導電層417a〜422aは、ほと
んどエッチングされず、第2の導電層428a〜433
aを形成する。次いで、第2のドーピング処理を行って
図5(C)の状態を得る。ドーピングは第2の導電層4
17a〜422aを不純物元素に対するマスクとして用
い、第1の導電層のテーパー部下方の半導体層に不純物
元素が添加されるようにドーピングする。こうして、第
1の導電層と重なる不純物領域434〜438を形成す
る。この不純物領域へ添加されたリン(P)の濃度は、
第1の導電層のテーパー部の膜厚に従って緩やかな濃度
勾配を有している。なお、第1の導電層のテーパー部と
重なる半導体層において、第1の導電層のテーパー部の
端部から内側に向かって若干、不純物濃度が低くなって
いるものの、ほぼ同程度の濃度である。また、第1の不
純物領域423〜427にも不純物元素が添加され、不
純物領域439〜443を形成する。
【0078】次いで、レジストからなるマスクを除去せ
ずに、図6(A)のように第3のエッチング処理を行
う。この第3のエッチング処理では第1の導電層のテー
パー部を部分的にエッチングして、半導体層と重なる領
域を縮小するために行われる。第3のエッチングは、エ
ッチングガスにCHF3を用い、反応性イオンエッチン
グ法(RIE法)を用いて行う。第3のエッチングによ
り、第1の導電層444〜449が形成される。この
時、同時に絶縁膜416もエッチングされて、絶縁膜4
50a〜d、451が形成される。
【0079】上記第3のエッチングによって、第1の導
電層444〜448と重ならない不純物領域(LDD領
域)434a〜438aが形成される。なお、不純物領
域(GOLD領域)434b〜438bは、第1の導電
層444〜448と重なったままである。
【0080】このようにすることで、本実施例は、第1
の導電層444〜448と重なる不純物領域(GOLD
領域)434b〜438bにおける不純物濃度と、第1
の導電層444〜448と重ならない不純物領域(LD
D領域)434a〜438aにおける不純物濃度との差
を小さくすることができ、信頼性を向上させることがで
きる。
【0081】次いで、図6(B)のようにレジストから
なるマスクを除去した後、新たにレジストからなるマス
ク452〜454を形成して第3のドーピング処理を行
う。この第3のドーピング処理により、pチャネル型T
FTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の導
電型を付与する不純物元素が添加された不純物領域45
5〜460を形成する。第2の導電層428a〜432
aを不純物元素に対するマスクとして用い、p型を付与
する不純物元素を添加して自己整合的に不純物領域を形
成する。本実施例では、不純物領域455〜460はジ
ボラン(B26)を用いたイオンドープ法で形成する。
この第3のドーピング処理の際には、nチャネル型TF
Tを形成する半導体層はレジストからなるマスク452
〜454で覆われている。第1のドーピング処理及び第
2のドーピング処理によって、不純物領域455〜46
0にはそれぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、
そのいずれの領域においてもp型を付与する不純物元素
の濃度を2×1020〜2×1021atoms/cm3となるよう
にドーピング処理することにより、pチャネル型TFT
のソース領域およびドレイン領域として機能するために
何ら問題は生じない。本実施例では、pチャネル型TF
Tの活性層となる半導体層の一部が露呈しているため、
不純物元素(ボロン)を添加しやすい利点を有してい
る。
【0082】以上までの工程でそれぞれの半導体層に不
純物領域が形成される。
【0083】次いで、レジストからなるマスク452〜
454を除去して第1の層間絶縁膜461を形成する。
この第1の層間絶縁膜461としては、プラズマCVD
法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200nm
としてシリコンを含む絶縁膜で形成する。本実施例で
は、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化
シリコン膜を形成した。勿論、第1の層間絶縁膜461
は酸化窒化シリコン膜に限定されるものでなく、他のシ
リコンを含む絶縁膜を単層または積層構造として用いて
も良い。
【0084】次いで、図6(C)に示すように、それぞ
れの半導体層に添加された不純物元素を活性化処理する
工程を行う。この活性化工程はファーネスアニール炉を
用いる熱アニール法で行う。熱アニール法としては、酸
素濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の
窒素雰囲気中で400〜700℃、代表的には500〜
550℃で行えばよく、本実施例では550℃、4時間
の熱処理で活性化処理を行った。なお、熱アニール法の
他に、レーザーアニール法、またはラピッドサーマルア
ニール法(RTA法)を適用することができる。
【0085】なお、本実施例では、上記活性化処理と同
時に、結晶化の際に触媒として使用したニッケルが高濃
度のリンを含む不純物領域439、441、442、4
55、458にゲッタリングされ、主にチャネル形成領
域となる半導体層中のニッケル濃度が低減される。この
ようにして作製したチャネル形成領域を有するTFTは
オフ電流値が下がり、結晶性が良いことから高い電界効
果移動度が得られ、良好な特性を達成することができ
る。
【0086】また、第1の層間絶縁膜を形成する前に活
性化処理を行っても良い。ただし、用いた配線材料が熱
に弱い場合には、本実施例のように配線等を保護するた
め層間絶縁膜(シリコンを主成分とする絶縁膜、例えば
窒化珪素膜)を形成した後で活性化処理を行うことが好
ましい。
【0087】また、上記活性化処理後での画素部におけ
る上面図を図7に示す。なお、図5及び図6に対応する
部分には同じ符号を用いている。図6中の鎖線C−C’
は図7中の鎖線C―C’で切断した断面図に対応してい
る。また、図6中の鎖線D−D’は図7中の鎖線D―
D’で切断した断面図に対応している。
【0088】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜550℃で1〜12時間の熱処理を行
い、半導体層を水素化する工程を行う。本実施例では水
素を約3%の含む窒素雰囲気中で410℃、1時間の熱
処理を行った。この工程は層間絶縁膜に含まれる水素に
より半導体層のダングリングボンドを終端する工程であ
る。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズ
マにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
【0089】また、活性化処理としてレーザーアニール
法を用いる場合には、上記水素化を行った後、エキシマ
レーザーやYAGレーザー等のレーザー光を照射するこ
とが望ましい。
【0090】有機樹脂からなる第2の層間絶縁膜46
2、各半導体層に接続される配線463〜471、47
9を形成し、その後、フォトマスクを用いたパターニン
グ処理により、透明導電膜472を全面に形成し、図8
の状態を得ることができる。
【0091】透明導電膜の材料は、酸化インジウム(I
23)や酸化インジウム酸化スズ合金(In23―S
nO2;ITO膜)などをスパッタ法や真空蒸着法など
を用いて形成して用いることができる。このような材料
のエッチング処理は塩酸系の溶液により行う。しかし、
特にITO膜のエッチングは残渣が発生しやすいので、
エッチング加工性を改善するために酸化インジウム酸化
亜鉛合金(In23―ZnO)を用いても良い。酸化イ
ンジウム酸化亜鉛合金は表面平滑性に優れ、ITO膜に
対して熱安定性にも優れているので、ドレイン配線と容
量接続配線にAlを用いても、表面で接触するAlとの
腐蝕反応を防止できる。同様に、酸化亜鉛(ZnO)も
適した材料であり、さらに可視光の透過率や導電率を高
めるためにガリウム(Ga)を添加した酸化亜鉛(Zn
O:Ga)などを用いることができる。
【0092】以上の様にして、nチャネル型TFT30
1、pチャネル型TFT302、nチャネル型TFT3
03を有する駆動回路306と、画素TFT304、保
持容量305とを有する画素部307を同一基板上に形
成することができる。本明細書中ではこのような基板を
便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0093】駆動回路306のnチャネル型TFT30
1はチャネル形成領域472、ゲート電極を形成する第
2の形状の導電層428と重なる不純物領域434b
(GOLD領域)、ゲート電極の外側に形成される不純
物領域434a(LDD領域)とソース領域またはドレ
イン領域として機能する不純物領域439を有してい
る。pチャネル型TFT302にはチャネル形成領域4
73、ゲート電極を形成する第2の形状の導電層429
と重なる不純物領域457、ゲート電極の外側に形成さ
れる不純物領域456、ソース領域またはドレイン領域
として機能する不純物領域455を有している。nチャ
ネル型TFT303にはチャネル形成領域474、ゲー
ト電極を形成する第2の形状の導電層430と重なる不
純物領域436b(GOLD領域)、ゲート電極の外側
に形成される不純物領域436a(LDD領域)とソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域4
41を有している。
【0094】画素部の画素TFT304にはチャネル形
成領域475、ゲート電極を形成する第2の形状の導電
層431と重なる不純物領域437b(GOLD領
域)、ゲート電極の外側に形成される不純物領域437
a(LDD領域)とソース領域またはドレイン領域とし
て機能する不純物領域442を有している。また、保持
容量305の一方の電極として機能する半導体層458
〜460には不純物領域と同じ濃度で、それぞれp型を
付与する不純物元素が添加されている。保持容量305
は、絶縁膜(ゲート絶縁膜と同一膜)を誘電体として、
電極432b,448と、半導体層458〜460とで
形成している。
【0095】本実施例で製造するアクティブマトリクス
基板の画素部の上面図を図9に示す。なお、図5〜図8
に対応する部分には同じ符号を用いている。図9中の鎖
線A−A’は図8中の鎖線A―A’で切断した断面図に
対応している。また、図9中の鎖線B−B’は図8中の
鎖線B―B’で切断した断面図に対応している。
【0096】このように、本実施例の画素構造を有する
アクティブマトリクス基板は、一部がゲート電極の機能
を果たす電極431b,447とゲート配線470とを
異なる層に形成し、ゲート配線470で半導体層を遮光
することを特徴としている。
【0097】また、本実施例の画素構造は、ブラックマ
トリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光さ
れるように、画素電極の端部をソース配線と重なるよう
に形成する。
【0098】また、本実施例で示す工程に従えば、アク
ティブマトリクス基板の製造に必要なフォトマスクの数
を6枚(半導体層パターンマスク、第1配線パターンマ
スク(電極431b,447、電極432b,448、
ソース配線433b,449を含む)、p型TFTのソ
ース領域及びドレイン領域形成のパターンマスク、コン
タクトホール形成のパターンマスク、第2配線パターン
マスク(接続電極467、接続電極469、ゲート配線
470、接続電極471、接続電極479を含む)、画
素電極パターンマスク)とすることができる。その結
果、工程を短縮し、製造コストの低減及び歩留まりの向
上に寄与することができる。
【0099】また、本実施例で製造したアクティブマト
リクス基板を用いて実施例1、実施例2、実施例4〜8
の工程に従えば、液晶表示装置が得られる。
【0100】[実施例4]本実施例では、実施例3で製造
したアクティブマトリクス基板から、アクティブマトリ
クス型液晶表示装置を製造する工程を以下に説明する。
説明には図10を用いる。
【0101】まず、実施例3に従い、図8の状態のアク
ティブマトリクス基板を得た後、図9に示すようにアク
ティブマトリクス基板上に配向膜101を形成し配向処
理を行う。なお、本実施例では配向膜101を形成する
前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニングす
ることによって基板間隔を保持するための柱状のスペー
サ102を所望の位置に形成した。また、柱状のスペー
サに代えて、球状のスペーサを基板全面に散布してもよ
い。
【0102】次いで、対向基板103を用意する。対向
基板103上に第1の着色層104、第2の着色層10
5、平坦化膜106を形成した。実施例1に従い、第1
の着色層104として着色層(B)、第2の着色層10
5として着色層(R)を用いた。第1の着色層104と
第2の着色層105とを一部重ねて、遮光部を形成し
た。
【0103】次いで、対向電極107を画素部に形成
し、対向基板の全面に配向膜108を形成し、配向処理
を施した。
【0104】そして、画素部と駆動回路が形成されたア
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤109
で貼り合わせる。シール剤109にはフィラーが混入さ
れていて、このフィラーと柱状スペーサ102によって
均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。そ
の後、両基板の間に液晶材料を注入し、2枚の基板には
さまれた液晶層110を形成する。次いで、封止剤(図
示せず)によって完全に封止する。液晶材料には公知の
液晶材料を用いれば良い。このようにして図10に示す
アクティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0105】本実施例では、実施例3に示す基板を用い
ている。従って、実施例3の画素部の上面図を示す図9
では、少なくともゲート配線470と画素電極472の
間隙(ゲート配線470と接続電極469の間隙と、接
続電極479とゲート配線470の間隙と、画素電極4
72と接続電極469の間隙とを含む)、ソース配線4
33b,449と半導体層474の間隙(ゲート配線4
70とソース配線433b,449の間隙を含む)と、
ソース配線473と半導体層474の間隙とを遮光する
必要がある。本実施例では、それらの遮光すべき位置に
遮光部が重なるように対向基板を貼り合わせた。
【0106】なお、図11に完成した液晶表示装置の画
素部の一部を示す簡略図を示す。図11では、鎖線で示
した画素電極472上に着色層(R)12が重なるよう
に形成されている。なお、図11において、図1(A)
に対応する部分は同じ符号を用いた。また、画素電極4
72と隣り合う画素電極475との間は、遮光部15で
遮光されている。この遮光部15は着色層(B)11と
着色層(R)12とを重ねて形成されている。また、こ
の遮光部15は隣りの画素(G)の画素TFTも遮光し
ている。同時に、ソース配線433b,449も重なる
着色層(B)11と着色層(R)12とが重なるように
パターニングを行い、遮光部15が形成されている。
【0107】このように、ブラックマスクを形成するこ
となく、各画素間の隙間を遮光部15で遮光することに
よって工程数の低減を可能とした。
【0108】本実施例では、第1の着色層104として
着色層(B)、第2の着色層105として着色層(R)
を用いたが、第1の着色層104として着色層(R)、
第2の着色層105として着色層(B)を用いてもよ
い。
【0109】[実施例5]実施例4を用いて得られたアク
ティブマトリクス型液晶表示装置(図10)の構成を図
12の上面図を用いて説明する。なお、図10と対応す
る部分には同じ符号を用いた。
【0110】図12で示す上面図は、画素部、駆動回
路、FPC(フレキシブルプリント配線板:Flexible P
rinted Circuit)を貼り付ける外部入力端子203、外
部入力端子と各回路の入力部までを接続する配線204
などが形成されたアクティブマトリクス基板201と、
着色層などが形成された対向基板202とがシール剤1
08を介して貼り合わされている。
【0111】ゲート配線側駆動回路205とソース配線
側駆動回路206の上面には対向基板側に赤色のカラー
フィルタまたは赤色と青色の着色層を積層させた遮光部
207が形成されている。また、画素部307上の対向
基板側に形成された着色層208は赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)の各色の着色層が各画素に対応して
設けられている。実際の表示に際しては、赤色(R)の
着色層、緑色(G)の着色層、青色(B)の着色層の3
色でカラー表示を形成するが、これら各色の着色層の配
列は任意なものとする。
【0112】図13(A)は、図12で示す外部入力端
子203のE−E'線に対する断面図を示している。外
部入力端子はアクティブマトリクス基板側に形成され、
層間容量や配線抵抗を低減し、断線による不良を防止す
るために配線209によって層間絶縁膜210を介して
ゲート配線と同じ層で形成される配線211と接続す
る。配線209上には実施例4中の透明導電膜のパター
ニングよって形成された透明導電膜217が設けられて
いる。
【0113】また、外部入力端子にはベースフィルム2
12と配線213から成るFPCが異方性導電性樹脂2
14で貼り合わされている。さらに補強板215で機械
的強度を高めている。
【0114】図13(B)はその詳細図を示し、図13
(A)で示す外部入力端子の断面図を示している。アク
ティブマトリクス基板側に設けられる外部入力端子が第
1の電極及びソース配線と同じ層で形成される配線21
1と、画素電極と同じ層で形成される配線209とから
形成されている。勿論、これは端子部の構成を示す一例
であり、どちらか一方の配線のみで形成しても良い。例
えば、第1の電極及びソース配線と同じ層で形成される
配線211で形成する場合にはその上に形成されている
層間絶縁膜を除去する必要がある。配線209は、Ti
膜209a、合金膜(AlとTiとの合金膜)209
b、Ti膜209cの3層構造で形成されている。さら
に、Ti膜209a上には、電気伝導性を高めるために
透明導電膜217が設けられている。FPCはベースフ
ィルム212と配線213から形成され、この配線21
3と透明導電膜217とは、熱硬化型の接着剤214と
その中に分散している導電性粒子216とから成る異方
性導電性接着剤で貼り合わされ、電気的な接続構造を形
成している。
【0115】以上のようにして製造されるアクティブマ
トリクス型の液晶表示装置は各種電子機器の表示部とし
て用いることができる。
【0116】[実施例6]アクティブマトリクス型液晶表
示装置の他の例の構成を図14の断面図を用いて説明す
る。
【0117】アクティブマトリクス基板800は、ゲー
ト配線801と、ソース配線802と電気的に接続した
接続配線803とが層間絶縁膜804上、すなわち、同
一の層にあることを特徴とする。また、アクティブマト
リクス基板800は、ゲート電極805及びソース配線
802をタングステンで同時に形成し、ゲート配線80
1及び接続配線803をアルミニウムで同時に製造され
ている。さらに、アクティブマトリクス基板800は、
pチャネル型TFT501、nチャネル型TFT50
2、nチャネル型TFT503を有する駆動回路506
と、画素TFT504、保持容量505とを有する画素
部507を同一基板上に形成している。
【0118】駆動回路501のpチャネル型TFT50
1にはチャネル形成領域806、高濃度p型不純物領域
からなるソース領域807、ドレイン領域808を有し
たシングルドレインの構造が形成されている。第1のn
チャネル型TFT502は、島状半導体層にチャネル形
成領域809、LDD領域810、ドレイン領域81
1、ソース領域812を有している。駆動回路506の
第2のnチャネル型TFT503は、島状半導体層にチ
ャネル形成領域813、ゲート電極814と一部が重な
るLDD領域815を有している。画素TFT504に
は、島状半導体層にチャネル形成領域816、LDD領
域817、ソースまたはドレイン領域818が形成され
ており、このソースまたはドレイン領域818が画素電
極820と電気的な接続を形成する。また、保持容量5
05は、画素電極820と不純物領域819と電気的な
接続を形成する。
【0119】本明細書中ではこのような基板を便宜上ア
クティブマトリクス基板800と呼ぶ。
【0120】次いで、アクティブマトリクス基板800
上に配向膜821を形成し配向処理を行う。なお、本実
施例では配向膜821を形成する前に、アクリル樹脂膜
等の有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間
隔を保持するための柱状のスペーサ822を所望の位置
に形成した。また、柱状のスペーサに代えて、球状のス
ペーサを基板全面に散布してもよい。
【0121】次いで、対向基板823を用意する。対向
基板823上に第1の着色層824、第2の着色層82
5、平坦化膜826を形成する。実施例1に従い、第1
の着色層824として着色層(B)、第2の着色層82
5として着色層(R)を用いる。第1の着色層824と
第2の着色層825とを一部重ねて、遮光部を形成す
る。画素電極上方以外の領域には、第1の着色層824
と第2の着色層825とを一部重ねて、遮光部を形成す
る。
【0122】次いで、対向電極827を画素部に形成
し、対向基板の全面に配向膜828を形成し、配向処理
を施す。
【0123】そして、画素部と駆動回路が形成されたア
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤829
で貼り合わせる。その後、両基板の間に液晶材料を注入
し、2枚の基板にはさまれた液晶層830を形成する。
次いで、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。
液晶材料には公知の液晶材料を用いれば良い。
【0124】このようにして、図14に示すアクティブ
マトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0125】[実施例7]本実施例では、逆スタガ型TF
Tを有する液晶表示装置について図15を用いて説明す
る。
【0126】基板表面上に画素TFTのゲート電極90
1が形成され、第1の絶縁層902及び第2の絶縁層9
03を介して半導体層が形成されている。ソース配線9
04は、ゲート電極901と同じ基板表面上に形成され
ている。ゲート配線905と接続配線(接続電極)90
6は、半導体層上に形成された第4の絶縁層(平坦膜)
907の上に形成されている。そして、ゲート配線90
5及び接続配線(接続電極)908は、それぞれコンタ
クトホールを介してゲート電極901及び半導体層と接
続している。また、ソース配線904と半導体層は、ゲ
ート配線905と同じ層に形成された接続配線906に
より接続されている。さらに、保護膜909(第3の絶
縁層)が形成されている。
【0127】同一の基板上にpチャネル型TFT601
とnチャネル型TFT602を有する駆動回路605
と、画素TFT603と保持容量604を有する画素部
606が形成されている。駆動回路605のpチャネル
型TFT601には、チャネル形成領域910、ソース
またはドレイン領域911が形成されている。nチャネ
ル型TFT602には、チャネル形成領域912、LD
D領域913、ソースまたはドレイン領域914が形成
されている。画素部606の画素TFT603には、マ
ルチゲート構造であり、チャネル形成領域915、ソー
スまたはドレイン領域916、LDD領域917、ソー
スまたはドレイン領域920が形成されている。保持容
量604は、容量配線918と半導体層919とその間
に形成される第3の絶縁層909及び第4の絶縁層90
7とから形成されている。
【0128】ソースまたはドレイン領域920は、画素
電極921と電気的な接続が形成される。また、画素電
極921は、保持容量604の半導体層919と接続し
ている。
【0129】本明細書中ではこのような基板を便宜上ア
クティブマトリクス基板900と呼ぶ。
【0130】次いで、アクティブマトリクス基板900
上に配向膜922を形成し配向処理を行う。なお、本実
施例では配向膜922を形成する前に、アクリル樹脂膜
等の有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間
隔を保持するための柱状のスペーサ923を所望の位置
に形成する。また、柱状のスペーサに代えて、球状のス
ペーサを基板全面に散布してもよい。
【0131】次いで、対向基板924を用意する。対向
基板924上に第1の着色層925、第2の着色層92
6、平坦化膜927を形成する。実施例1に従い、第1
の着色層925として着色層(B)、第2の着色層92
6として着色層(R)を用いる。画素電極上方には、第
1の着色層925が形成されている。画素電極921上
方以外の領域には、第1の着色層925と第2の着色層
926とを一部重ねて、遮光部を形成する。
【0132】次いで、対向電極928を画素部に形成
し、対向基板の全面に配向膜929を形成し、配向処理
を施す。
【0133】そして、画素部と駆動回路が形成されたア
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤930
で貼り合わせる。その後、両基板の間に液晶材料を注入
し、2枚の基板にはさまれた液晶層931を形成する。
次いで、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。
液晶材料には公知の液晶材料を用いれば良い。
【0134】TFTを逆スタガ型で形成することの利点
の一つは、nチャネル型TFTにおいてゲート電極とオ
ーバーラップするLDD領域を裏面露光のプロセスによ
り自己整合的に形成できることにあり、ゲート絶縁膜と
半導体層を連続形成できる特徴と相まってTFTの特性
ばらつきを小さくすることができる。
【0135】[実施例8]本実施例では、チャネル・エッ
チ型のボトムゲートTFT構造を採用した液晶表示装置
の製造方法について図16を用いて説明する。このTF
Tは、ソース領域及びドレイン領域のパターニングと画
素電極のパターニングを同じフォトマスクで行うことを
特徴としている。
【0136】本実施例で用いるアクティブマトリクス基
板1000の構成は、絶縁表面上に形成されたゲート配
線1001と、ゲート配線1001上に形成された絶縁
膜1002と、絶縁膜1002上に形成された非晶質半
導体膜1003と、非晶質半導体膜1003上に形成さ
れたソース領域1004及びドレイン領域1005と、
ソース領域1004またはドレイン領域1005上に形
成されたソース配線1006または電極(ドレイン電
極)1007と、電極1007上に形成された画素電極
1008とを有し、ドレイン領域1005またはソース
領域1004の一つの端面は、非晶質半導体膜1003
の端面及び電極1007の端面と概略一致することを特
徴としている。700、701は、それぞれ、画素TF
T部、容量部を示している。
【0137】次いで、アクティブマトリクス基板100
0上に配向膜1009を形成し配向処理を行う。なお、
本実施例では図示していないが、配向膜1009上に柱
状のスペーサや球状のスペーサを形成してもよい。
【0138】次いで、対向基板1010を用意する。対
向基板1010上に第1の着色層1011、第2の着色
層1012、平坦化膜1013を形成する。実施例1に
従い、第1の着色層1011として着色層(B)、第2
の着色層1012として着色層(R)を用いる。第1の
着色層1011と第2の着色層1012とを一部重ね
て、遮光部を形成する。
【0139】次いで、対向電極1014を形成し、対向
基板1010の全面に配向膜1015を形成し、配向処
理を施す。
【0140】そして、画素TFT部700と容量部70
1が形成されたアクティブマトリクス基板1000と対
向基板1010とをシール剤(図示しない)で貼り合わ
せる。その後、両基板の間に液晶材料を注入し、2枚の
基板にはさまれた液晶層1016を形成する。次いで、
封止剤(図示せず)によって封止する。液晶材料には公
知の液晶材料を用いれば良い。
【0141】次に、端子部の入力端子1017にフレキ
シブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:F
PC)を接続する。FPCはポリイミドなどの有機樹脂
フィルム1018に銅配線1019が形成されていて、
異方性導電性接着剤で入力端子を覆う透明導電膜と接続
する。異方性導電性接着剤は接着剤1020と、その中
に混入され金などがメッキされた数十〜数百μm径の導
電性表面を有する粒子1021により構成され、この粒
子1021が入力端子1017上の透明導電膜と銅配線
1019とに接触することによりこの部分で電気的な接
触が形成される。さらに、この部分の機械的強度を高め
るために樹脂層1022を設ける。このようにして、図
16に示すようなアクティブマトリクス型液晶表示装置
が完成する。
【0142】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
ソース配線1006は画素電極と同じ材料である導電膜
1023で覆い、基板全体を外部の静電気等から保護す
る構造とする。また、この導電膜1023を用いて画素
TFT部700以外の領域に保護回路を形成する構造と
してもよい。このような構成とすることで、製造工程に
おいて製造装置と絶縁体基板との摩擦による静電気の発
生を防止することができる。特に、製造工程で行われる
配向処理のラビング時に発生する静電気からTFT等を
保護することができる。[実施例9]上記各実施例1乃至
8のいずれか一項を実施して形成されたTFTは様々な
電気光学装置(アクティブマトリクス型液晶ディスプレ
イ、アクティブマトリクス型ECディスプレイ)に用い
ることができる。即ち、それら電気光学装置を表示部に
組み込んだ電子機器全てに本明細書の発明を実施でき
る。
【0143】その様な電子機器としては、パーソナルコ
ンピュータ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ヘッドマ
ウントディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、DV
Dプレーヤー(電子遊技機器)、携帯情報端末(モバイ
ルコンピュータ、携帯電話または電子書籍等)、カーナ
ビゲーション、カーステレオ、デジタルカメラなどが挙
げられる。それらの一例を図18及び図19に示す。
【0144】図18(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2001、画像入力部2002、表示部20
03、キーボード2004等を含む。本発明は表示部2
003に適用することができる。
【0145】図18(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6等を含む。本発明は表示部2102に適用することが
できる。
【0146】図18(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部
2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表
示部2205等を含む。本発明は表示部2205に適用
することができる。
【0147】図18(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体2301、表示部2302、アーム部230
3等を含む。本発明は表示部2302に適用することが
できる。
【0148】図18(E)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示部2402、スピーカ部240
3、記録媒体2404、操作スイッチ2405等を含
む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(D
igtial Versatile Disc)、CD
等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネッ
トを行うことができる。本発明は表示部2402に適用
することができる。
【0149】図18(F)はデジタルカメラであり、本
体2501、表示部2502、接眼部2503、操作ス
イッチ2504、受像部(図示しない)等を含む。本発
明は表示部2502に適用することができる。
【0150】図19(A)は携帯電話であり、本体29
01、音声出力部2902、音声入力部2903、表示
部2904、操作スイッチ2905、アンテナ2906
等を含む。本発明は表示部2904に適用することがで
きる。
【0151】図19(B)は携帯書籍(電子書籍)であ
り、本体3001、表示部3002、表示部3003、
記憶媒体3004、操作スイッチ3005、アンテナ3
006等を含む。本発明は表示部3002、表示部30
03に適用することができる。
【0152】図19(C)はディスプレイであり、本体
3101、支持台3102、表示部3103等を含む。
本発明は表示部3103に適用することができる。本発
明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利
であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の
ディスプレイには有利である。
【0153】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜8のどのよ
うな組み合わせからなる構成を用いても実現することが
できる。
【0154】
【発明の効果】本発明では2層の着色層からなる積層膜
(R+B)で遮光部を形成する。結果として、ブラック
マトリクスを形成する工程を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 着色層の配置を示す上面図及び断面図。
【図2】 着色層の配置を示す上面図及び断面図。
【図3】 積層した着色層の透過率を示す図。
【図4】 配線と着色層の重なりを示す図。
【図5】 AM(アクティブマトリクス型)−LCD
の製造工程を示す図。
【図6】 AM−LCDの製造工程を示す図。
【図7】 画素の上面図を示す図。
【図8】 AM−LCDの製造工程を示す図。
【図9】 画素の上面図を示す図。
【図10】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断
面図。
【図11】 着色層の配置を示す図。
【図12】 AM−LCDの外観を示す図。
【図13】 AM−LCDの端子部を示す図。
【図14】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断
面図。
【図15】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断
面図。
【図16】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の断
面図。
【図17】 着色層の単層での透過率を示す図。
【図18】 電子機器の一例を示す図。
【図19】 電子機器の一例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1368 G02F 1/1368 Fターム(参考) 2H042 AA09 AA15 AA26 2H048 BA02 BA11 BA45 BA48 BB00 BB02 BB42 2H091 FA02Y FA35Y FB04 FC10 FC26 FC29 FC30 2H092 GA59 JA24 JA26 JA33 JA38 JA42 JB52 JB63 JB69 KA07 MA30 PA09 5C094 AA08 AA43 AA44 BA03 BA43 CA19 CA23 DA09 DA13 EA04 EA05 EB02 ED03 ED15 FA01 FA02 GB10 HA07 HA08 HA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TFTと、第1の着色層と第2の着色層の
    積層からなる遮光部を有し、前記遮光部は、少なくとも
    前記TFTのチャネル形成領域と重なって形成されてい
    ることを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】複数の画素電極と、 第1の着色層と第2の着色層の積層からなる遮光部を有
    し、 前記遮光部は、任意の画素電極と、該画素電極と隣り合
    う画素電極との間に重なって形成されていることを特徴
    とする電気光学装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2のいずれか一項において、
    前記第1の着色層は青色であることを特徴とする電気光
    学装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2のいずれか一項において、
    前記第2の着色層は赤色であることを特徴とする電気光
    学装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一項において、
    前記遮光部は、スイッチング素子が形成された基板に設
    けられていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか一項において、
    前記遮光部は、対向基板に設けられていることを特徴と
    する電気光学装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記電気光学装置は、画素電極が透明導電膜からなる透
    過型の液晶表示装置であることを特徴とする電気光学装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一項において、
    前記電気光学装置は、パーソナルコンピュータ、ビデオ
    カメラ、携帯型情報端末、デジタルカメラ、DVDプレ
    ーヤーまたは電子遊技機器であることを特徴とする電気
    光学装置。
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