JPH10229200A - 薄膜半導体装置 - Google Patents

薄膜半導体装置

Info

Publication number
JPH10229200A
JPH10229200A JP4711497A JP4711497A JPH10229200A JP H10229200 A JPH10229200 A JP H10229200A JP 4711497 A JP4711497 A JP 4711497A JP 4711497 A JP4711497 A JP 4711497A JP H10229200 A JPH10229200 A JP H10229200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
thin film
gate electrode
wiring
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4711497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3896624B2 (ja
Inventor
Masabumi Kunii
正文 国井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04711497A priority Critical patent/JP3896624B2/ja
Publication of JPH10229200A publication Critical patent/JPH10229200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3896624B2 publication Critical patent/JP3896624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトムゲート型の薄膜トランジスタの活性層
となる半導体薄膜のレーザアニールによる再結晶化処理
を均一化及び最適化するとともに、ゲート配線の低抵抗
化を図る。 【解決手段】 薄膜半導体装置は、下から順にゲート電
極1、ゲート絶縁膜2及び半導体薄膜3を積層したボト
ムゲート構造の薄膜トランジスタ4を絶縁基板5上に集
積形成するとともに、各薄膜トランジスタ4のゲート電
極1に接続するゲート配線6を絶縁基板5上に形成した
ものである。ゲート配線6は個々のゲート電極1と一体
的に形成された一体部6aと、これらを互いに接続する
別体部6bとに分かれている。ゲート電極1はゲート配
線6の別体部6bより低い熱伝導性を有する。ゲート配
線6の別体部6bはゲート電極1より低い電気抵抗を有
する。半導体薄膜3はエネルギー照射により再結晶化さ
れた多結晶構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多結晶シリコンなど
を活性層とするボトムゲート型の薄膜トランジスタを絶
縁基板上に集積形成した薄膜半導体装置に関する。より
詳しくは、600℃以下の低温プロセスで作成される多
結晶シリコン薄膜トランジスタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜半導体装置は表示用としてアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイなどの駆動基板に好適
であり、現在盛んに開発が進められている。薄膜トラン
ジスタの活性層には多結晶シリコン又は非晶質シリコン
が用いられる。特に、多結晶シリコン薄膜トランジスタ
は小型で高精細のアクティブマトリクス型カラー液晶表
示装置が実現でき、注目を集めている。透明なガラスな
どからなる絶縁基板上に画素スイッチング素子として薄
膜トランジスタを形成する為、従来の半導体技術では電
極材料や抵抗材料としてのみ活用されていた多結晶シリ
コン薄膜を活性層に利用する技術である。市場で求めら
れる画像品位を実現する為の高密度設計が可能な高性能
のスイッチング素子用薄膜トランジスタを実現できる唯
一の技術である。これは同時に、従来外付けのICを用
いていた周辺回路部を画素アレイ部と同一基板上に同一
プロセスで形成することも可能にした。非晶質シリコン
薄膜トランジスタでは実現できなかった高精細で且つ周
辺回路部一体型のアクティブマトリクス液晶ディスプレ
イが実現できる。
【0003】多結晶シリコンは非晶質シリコンに比べキ
ャリア移動度が大きい為、多結晶シリコン薄膜トランジ
スタの電流駆動能力が高くなり、高速駆動が必要な水平
走査回路及び垂直走査回路などの周辺回路部を画素スイ
ッチング用の薄膜トランジスタと同一基板上に同時に作
り込むことができる。従って、表示用薄膜半導体装置か
ら外部に取り出す信号線の本数を大幅に削減することが
できる。又、Nチャネル型及びPチャネル型の薄膜トラ
ンジスタを集積形成したCMOS回路をオンチップ化で
き、レベルシフト回路の内蔵が可能になりタイミング系
信号の低電圧駆動ができる。
【0004】薄膜トランジスタのデバイス技術及びプロ
セス技術としては、従来から1000℃以上の処理温度
を採用した高温プロセス技術が確立されている。この高
温プロセスの特徴は、石英など高耐熱性基板の上に成膜
された半導体薄膜を固相成長により改質する点である。
固相成長法は1000℃以上の温度で半導体薄膜を熱処
理する方法であり、成膜段階では微小なシリコン結晶の
集合である多結晶シリコンに含まれる一個一個の結晶粒
を大きくする。この固相成長法により得られた多結晶シ
リコンは100cm2 /v.c程度の高いキャリア移動
度が得られる。この様な高温プロセスを実施する為には
耐熱性に優れた基板の採用が必須であり、従来から高価
な石英などを用いていた。しかしながら、石英は製造コ
スト低減化の観点からは不利である。
【0005】上述した高温プロセスに代えて、600℃
以下の処理温度を採用した低温プロセスが開発されてい
る。薄膜半導体装置の製造工程を低温プロセス化する方
法の一環として、レーザビームを用いたレーザアニール
が注目を集めている。これは、ガラスなどの低耐熱性絶
縁基板上に成膜された非晶質シリコンや多結晶シリコン
など非単結晶性の半導体薄膜にレーザビームを照射して
局部的に加熱溶融した後、その冷却過程で半導体薄膜を
結晶化するものである。この結晶化した半導体薄膜を活
性層(チャネル領域)として多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタを集積形成する。結晶化した半導体薄膜はキャリ
アの移動度が高くなる為、薄膜トランジスタを高性能化
できる。特に、アクティブマトリクス液晶ディスプレイ
の大型化及び高精細化に伴い、駆動周波数の増大化が顕
著になっており、薄膜トランジスタの駆動電流能力を高
めることが必須である。多結晶シリコン薄膜トランジス
タでは、活性層の結晶粒径を大きくし結晶性を向上させ
ることにより、駆動電流の増大化が図られる。
【0006】ところで、薄膜トランジスタは従来トップ
ゲート型の構造が主流である。トップゲート構造は絶縁
基板の上に半導体薄膜を成膜し、更にゲート絶縁膜を介
して上方にゲート電極を形成する。低温プロセスでは低
コストの大型ガラス板を絶縁基板に使用する。このガラ
ス板にはNaなどの不純物金属が多く含まれている為、
薄膜トランジスタを駆動する電圧に応じて可動性のNa
イオンなどが局在化する。その電界によって薄膜トラン
ジスタの特性が変動するという信頼性上の問題がある。
これに対し、近年低温プロセスに適したボトムゲート型
の構造が開発されている。これは、ガラス板などの絶縁
基板上に金属膜などからなるゲート電極を配置し、その
上にゲート絶縁膜を介して半導体薄膜を形成している。
ゲート電極がガラス板中の電界を遮蔽する効果があり、
構造的な観点から信頼性上トップゲート型に比べボトム
ゲート型の方が優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボトム
ゲート構造はレーザアニールによる結晶化を行なう時に
大きな問題がある。再結晶化する半導体薄膜は、概ねチ
ャネル領域となる部分がゲート電極の直上に位置し、ソ
ース領域及びドレイン領域となる部分はガラス板上にあ
る。この為、レーザビームの照射によりエネルギーを与
えた時、ガラス板上と金属ゲート電極上では熱の伝導状
態や放散状態に相違が出てくる。よって、最適なレーザ
エネルギーがチャネル領域とソース領域及びドレイン領
域で異なる為、大きなキャリア移動度が得られる最適エ
ネルギーでのレーザ照射ができなくなる。即ち、レーザ
アニールによる再結晶化を行なう場合、金属ゲート電極
上の半導体薄膜とガラス板上の半導体薄膜の両者に同時
にレーザビームを照射する訳であるが、一旦溶融化して
冷却過程で固化する時に、金属ゲート電極上では熱がゲ
ート配線を伝わって水平方向に放散する為、比較的短時
間に固化する。この為、金属ゲート電極上とガラス板上
とでは再結晶化した半導体薄膜の結晶粒が異なり、キャ
リア移動度が均一でなくなる。極端に言うと、金属ゲー
ト電極上の半導体薄膜の結晶粒径を大きくしようとする
と、ガラス板上の半導体薄膜は照射エネルギーが高くな
り過ぎて蒸発することがある。逆に、ガラス板上の半導
体薄膜の結晶状態を正常にしようとすると、金属ゲート
電極上の半導体薄膜は結晶粒径が小さくなってしまう。
半導体薄膜の結晶性を向上させるには、レーザビームの
照射時に散逸する熱エネルギーをできるだけ抑えて、効
果的に結晶粒径を増大させることが必要である。この為
には、ゲート電極を構成する金属膜などの導電膜の熱伝
導率は小さい方がよい。
【0008】一方、液晶ディスプレイにおいては配線抵
抗が高いと信号の遅延等の悪影響がある為、信号配線や
ゲート配線は電気抵抗の低い導電膜で構成することが要
求される。液晶ディスプレイのパネル面積が大型化し駆
動周波数が増大化すると、配線抵抗の低減化は必須の要
求となってくる。特に、ゲート配線は薄膜トランジスタ
のゲート電極と電気的に接続される為、従来はゲート配
線とゲート電極が同一材料で一体形成されることが多
い。従って、ゲート配線に対する低抵抗化の要求からゲ
ート電極も必然的に低抵抗の導電膜で構成されることに
なる。他方、前述した様に、半導体薄膜の結晶性の観点
から見るとゲート電極は熱伝導率の小さい方が好まし
い。しかしながら、熱伝導率の小さい導電膜は抵抗率が
高い物質がほとんどであり、これは前述したゲート配線
の低抵抗化とは矛盾する要求となる。
【0009】即ち、ボトムゲート型の薄膜トランジスタ
を用いた従来の表示用薄膜半導体装置では、薄膜トラン
ジスタの性能向上と配線抵抗の低減化は互いに相反して
おり、両者を同時に満足させることは極めて困難であっ
た。本発明は以上の課題を解決するものであり、その目
的は薄膜トランジスタの高性能化とゲート配線の低抵抗
化を同時に満足する薄膜半導体装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る薄膜半導体装
置は基本的に、下から順にゲート電極、ゲート絶縁膜及
び半導体薄膜を積層したボトムゲート構造の薄膜トラン
ジスタを絶縁基板上に集積形成するとともに、各薄膜ト
ランジスタのゲート電極に接続するゲート配線を該絶縁
基板上に形成したものである。特徴事項として、前記ゲ
ート電極は該ゲート配線の少くとも一部より低い熱伝導
性を有し、前記ゲート配線の少くとも一部は該ゲート電
極より低い電気抵抗を有し、前記半導体薄膜はエネルギ
ー照射により再結晶化された多結晶構造を有する。一実
施形態では、前記ゲート配線は、個々のゲート電極と一
体的に形成された一体部と、これらを互いに接続する別
体部とに分かれている。この場合、前記ゲート電極は該
ゲート配線の別体部より低い熱伝導性を有し、前記ゲー
ト配線の別体部は該ゲート電極より低い電気抵抗を有す
る。他の実施態様では、前記ゲート電極は、個々のゲー
ト電極と同一の導電層に属する下層部と、これに重ねら
れた別の導電層からなる上層部とに分かれている。この
場合、前記ゲート電極は該ゲート配線の上層部より低い
熱伝導性を有し、前記ゲート配線の上層部は該ゲート電
極より低い電気抵抗を有する。好ましくは、各薄膜トラ
ンジスタのソース電極やドレイン電極を互いに接続する
信号配線を含んでおり、該信号配線は前記ゲート配線の
一部と同一の導電膜で形成されている。
【0011】本発明によれば、ゲート電極を比較的熱伝
導率の低い材料で形成している。これにより、ゲート電
極の上と絶縁基板の上とで熱伝導状態の差を少くしてい
る。この為、レーザエネルギーの最適化が可能になり、
高品質の多結晶半導体薄膜を得ることができる。又、熱
伝導率が低い場合これに応じて電気抵抗は高くなること
が一般的である。これは、ゲート配線としては不利な条
件である。そこで、本発明ではゲート電極と別にゲート
配線を比較的電気抵抗率の低い材料で構成している。即
ち、ゲート電極は熱伝導率が低いことを優先した導電膜
を用い、ゲート配線は電気抵抗率が低いことを優先した
導電膜を用いている。これにより、薄膜トランジスタの
移動度を向上させるのに必要な多結晶半導体薄膜の大粒
径化と、ゲート配線の低抵抗化を同時に達成できる。即
ち、薄膜トランジスタの高性能化と配線の低抵抗化を同
時に満足する薄膜半導体装置を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の最良
な実施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明に係る薄膜半導体装置の第1
実施形態を示す模式図である。(A)は表示用薄膜半導
体装置の部分平面図であり、(B)は(A)に示したB
−B線に沿った断面図であり、(C)は同じく(A)に
示したC−C線に沿った断面図である。図示する様に、
本表示用薄膜半導体装置は、下から順にゲート電極1、
ゲート絶縁膜2及び半導体薄膜3を積層したボトムゲー
ト構造の薄膜トランジスタ4を絶縁基板5上に集積形成
したものである。なお、薄膜トランジスタ4はダブルゲ
ート構造を有しており一対のゲート電極を含んでいる。
但し、本発明はこれに限られるものではなくシングルゲ
ート構造の薄膜トランジスタであってもよいことは勿論
である。又、各薄膜トランジスタ4のゲート電極1に接
続するゲート配線6が絶縁基板5上に形成されている。
加えて、行状のゲート配線6と直交する様に列状の信号
配線7も形成されている。特徴事項として、ゲート電極
1はゲート配線6の少くとも一部より低い熱伝導性を有
し、ゲート配線6の少くとも一部はゲート電極1より低
い電気抵抗を有している。又、半導体薄膜3はエネルギ
ー照射により再結晶化された多結晶構造を有する。本実
施形態では、ゲート配線6は個々のゲート電極1と一体
的に形成された一体部6aと、これらを互いに接続する
別体部6bとに分かれている。一体部6aと別体部6b
とはコンタクトホールを介して互いに電気接続されてい
る。この場合、ゲート電極1はゲート配線6の別体部6
bより低い熱伝導性を有する。逆に、ゲート配線6の別
体部6bはゲート電極1より低い電気抵抗を有する。な
お信号配線7はゲート配線6の別体部6bと同一の導電
膜で形成されている。
【0014】(B)に示す様に、ボトムゲート構造の薄
膜トランジスタ4はゲート電極1の上にゲート絶縁膜2
を介して半導体薄膜3が形成されている。その上には、
ゲート電極1に整合してストッパ12がパタニング形成
されている。アイランド状にパタニングされた半導体薄
膜3の一端側には不純物が高濃度で注入されたソース電
極Sが形成されており、他端側には同じく不純物が高濃
度で注入されたドレイン電極Dが形成されている。係る
構成を有する薄膜トランジスタ4は層間絶縁膜9により
被覆されている。更に、層間絶縁膜9の上にはパシベー
ション膜10が形成されている。このパシベーション膜
10の上には前述した信号配線7が形成されている。こ
の信号配線7は層間絶縁膜9に開口したコンタクトホー
ルを介してドレイン電極Sに電気接続している。信号配
線7及び薄膜トランジスタ4の表面は平坦化膜11で被
覆されている。この平坦化膜11の上に画素電極8がパ
タニング形成されており、コンタクトホールを介して薄
膜トランジスタ4のドレイン電極Dに電気接続してい
る。
【0015】(C)に示す様に、ゲート配線6を構成す
る各一体部6aは互いに離間している。両者を接続する
様に別体部6bが形成されている。即ち、別体部6bは
層間絶縁膜9に開口したコンタクトホールを介して各一
体部6aに電気接続している。なお、信号配線7はゲー
ト配線6の別体部6bと同一の導電膜からなる。この場
合、信号配線7とゲート配線6の一体部6aとの間の交
差部に、絶縁用のパッド14が介在している。このパッ
ド14はストッパ12と半導体薄膜3の積層構造からな
り、薄膜トランジスタ4を形成する際同時に作り込まれ
る。
【0016】一般に、ボトムゲート型薄膜トランジスタ
のゲート電極はAl,W,Ta,Cu,Cr,Ni,M
oなどの金属膜、又は高濃度の不純物をドープしたS
i、シリサイド、又は上述した金属の合金、あるいはI
TOなどの透明導電膜が使われる。特に、上述した金属
材料の0℃における熱伝導率kと比抵抗ρの値を以下の
表に示す。
【表1】
【0017】上記の表から明らかな様に、熱伝導率と電
気抵抗率の関係は互いに相反しており、一方が低けれ
ば、他方は高い関係にある。そこで本発明では、ゲート
電極はゲート配線の少くとも一部より低い熱伝導性を有
する材料で構成し、逆にゲート配線の少くとも一部はゲ
ート電極より低い電気抵抗を有する材料で構成してい
る。
【0018】次に、図2〜図4を参照して、図1に示し
た表示用薄膜半導体装置の製造方法を詳細に説明する。
なお、各図において(A)は部分平面形状を表わし、
(B)は(A)に示したB−B線に沿った断面構造を表
わし、(C)は同じく(A)に示したC−C線に沿った
断面構造を表わしている。まず、図2に示す様に、絶縁
基板5上に、熱伝導率の低い導電膜を成膜する。材料と
しては、TaあるいはTaとMoの合金(以下、Mo/
Taと表記する)などが挙げられる。本実施形態では、
Mo/Taを用いた。Mo/Taの熱伝導率はMoとT
aの組成比によって異なるが、Taの熱伝導率よりは低
い。その膜厚は200nm程度が望ましい。このMo/
Taからなる導電膜をパタニングし、ゲート電極1と一
体部6aとに加工する。なお、この一体部6aは後にゲ
ート配線の一部を構成するものである。この上にプラズ
マCVD法でSiNx 膜を50nmの厚みで成膜し、更
にSiO2 膜を100nmの厚みで連続成膜して、ゲー
ト絶縁膜2とする。更に、プラズマCVD法により非晶
質シリコンの半導体薄膜3を30〜40nmの厚みとな
る様にゲート絶縁膜2に連続して成膜する。ここで、4
00〜450℃の温度で2時間程度窒素雰囲気中でアニ
ールを行ない、非晶質シリコン中の水素を脱離させる。
この脱水素化アニール後、レーザ光を照射して非晶質シ
リコンを多結晶シリコンに転換する。このレーザ結晶化
の際、ゲート電極1を構成する導電膜(Mo/Ta)の
熱伝導率が比較的低いので、レーザアニール時半導体薄
膜3を加熱する時間を比較的長く確保することができ
る。この為、得られた多結晶シリコンの結晶粒径は大き
くなり良好な結晶性を持つ半導体薄膜3が得られる。例
えば、本実施形態ではレーザエネルギーは300〜40
0mJ/cm2 に設定されており、レーザビームの形状
はライン状である。その長軸方向の長さは150〜30
0mm、短軸方向の長さは0.3〜1.0mmである。
ライン状のレーザビームは短軸方向に沿って部分的に重
ねながら照射を行なう。短軸方向のレーザビームのオー
バーラップ量は90〜99%に設定した。又、ここでは
XeClのエキシマレーザ光源を用い、ビームのパルス
周波数は50〜200Hzであり、パルスの継続時間は
25nsである。この様な条件下で、実際にレーザアニ
ールを行なうと、半導体薄膜3の結晶粒径は平均400
nmとなり、最大では2〜3μmに及ぶ巨大な結晶粒が
得られる。即ち、半導体薄膜3の下地となるゲート電極
1の材料として熱伝導率kが60W/m.K以下のMo
/Taを選択した結果である。
【0019】次に図3に示す様に、再びプラズマCVD
法でSiO2 を100nmの厚みで成膜する。続いて、
裏面露光を行ないSiO2 をゲート電極1や一体部6a
と整合したパターンに加工する。これにより、ストッパ
12が得られる。この後、ストッパ12をマスクとして
イオンドーピングにより不純物を半導体薄膜3に注入
し、ソース電極S及びドレイン電極Dを設ける。これに
より、ボトムゲート構造の薄膜トランジスタ4が得られ
る。この後、レーザアニール、熱アニール、RTAなど
で半導体薄膜3に注入された不純物を活性化させる。こ
の段階で、半導体薄膜3をアイランド状にエッチングす
る。加えて、ストッパ12もエッチングし、不要な部分
から除去する。この結果、半導体薄膜3は薄膜トランジ
スタ4の素子領域と、パッド14の部分に残される。
又、ストッパ12はゲート電極1の直上とパッド14の
みに残される。この後、SiO2 を約200〜600n
mの厚みで成膜し、層間絶縁膜9とする。このSiO2
の成膜方法はプラズマCVD法でも、常圧CVD法、減
圧CVD法、スパッタなど何れの方法でもよい。更に、
SiNx を約100〜400nmの厚みで層間絶縁膜9
上に成膜し、パシベーション膜10とする。このパシベ
ーション膜10の成膜方法はプラズマCVD法を用い
る。この状態で、300〜400℃の温度下1〜2時間
程度窒素ガス雰囲気中又はフォーミングガス雰囲気中あ
るいは真空中でアニールし、水素を半導体薄膜3中に拡
散させる。なお、パシベーション膜10は必ずしも必要
ではなく、層間絶縁膜9のみの状態でアニールしてもよ
い。
【0020】最後に図4に示す様に、層間絶縁膜9にコ
ンタクトホールを開口し、比較的抵抗率の低い導電体で
あるMo,Alなどをスパッタし、所定の形状にパタニ
ングして信号配線7に加工する。この時、縦方向の信号
配線7のみならず、横方向の別体部6bも同時に形成す
る。この低抵抗の別体部6bはコンタクトホールを介し
て一体部6aと電気接続しており、横方向のゲート配線
6が完成する。この様な構造にすることにより、レーザ
アニール時半導体薄膜3の下部に位置することになるゲ
ート電極1の熱伝導率を低くし、且つゲート配線6の抵
抗を低くすることが可能になる。この後、図示しない
が、平坦化膜を塗布し、コンタクトホールを開け、IT
Oなどの透明導電膜をスパッタする。このITOを所定
の形状にパタニングして画素電極に加工すれば、表示用
薄膜半導体装置が得られる。(C)に示す様に、ゲート
配線6は熱伝導率の比較的低い一体部6aと抵抗率の比
較的低い別体部6bとから構成されている。別体部6b
は層間絶縁膜9に開口したコンタクトホールを介して一
体部6aの各々に接続している。
【0021】次に、図5を参照して本発明に係る薄膜半
導体装置の第2実施形態を詳細に説明する。(A)に示
す様に、絶縁基板上に熱伝導率の低い導電膜、例えばT
aあるいはMo/Taを成膜する。次いで、この導電膜
をパタニングしゲート電極1と下層部6cとに加工す
る。なお、この下層部6cはゲート電極1と同一の導電
層に属し、後工程でゲート配線の一部を構成するもので
ある。この後、前述した第1実施形態と同様のプロセス
を行ない、(B)に示す様に薄膜トランジスタ4及びパ
ッド14を設ける。最後に(C)に示す様に、薄膜トラ
ンジスタ4を被覆する様に層間絶縁膜及びパシベーショ
ン膜を成膜する。これらの膜にコンタクトホールを開口
する。この時同時に、下層部6cの上部から不要な絶縁
膜を全て除去しておく。この様な状態で、抵抗率の低い
導電体であるMo,Alなどをスパッタする。これを所
定の形状にパタニングして信号配線7に加工する。この
時同時に、同一の導電体でゲート配線6の上層部6dを
設ける。即ち、本実施形態ではゲート配線6は比較的熱
伝導率の低い下層部6cと比較的抵抗率の低い上層部6
dとを重ねた積層構造となっている。
【0022】図6は、前述した第2実施形態の完成状態
を示す模式的な部分平面図である。完成品状態では画素
電極8が形成されており、コンタクトホールを介して対
応する薄膜トランジスタ4のドレイン電極Dに電気接続
している。
【0023】図7は、図6に示した表示用薄膜半導体装
置のC−C線に沿って切断した断面形状を表わしてい
る。図から明らかな様に、ゲート配線6はMo/Taな
どからなる比較的低熱伝導性の下層部6cとAlなどか
らなる比較的低抵抗の上層部6dとを重ねた積層構造と
なる。一方、ゲート電極はMo/Taからなる比較的低
熱伝導性の導電膜のみからなる。この構造でも、第1実
施形態と同様にレーザアニール時半導体薄膜の下部に位
置することになるゲート電極の熱伝導率を低くし、且つ
ゲート配線6の電気抵抗を低くすることが可能である。
ゲート配線6は基本的に連続した下層部6cで構成する
が、抵抗率の低い上層部6dが重なった積層構造となる
ので、配線抵抗を全体として低く抑えることが可能であ
る。
【0024】最後に図8は本発明に係る薄膜半導体装置
を駆動基板として組み立てられたアクティブマトリクス
型表示装置の一例を示す模式的な斜視図である。この表
示装置は一方の絶縁基板5と他方の絶縁基板20との間
に液晶などからなる電気光学物質21を保持した構造と
なっている。一方の絶縁基板5には画素アレイ部と周辺
回路部とが集積形成されている。周辺回路部は垂直走査
回路22と水平走査回路23とに分かれている。又、絶
縁基板5の上端側には外部接続用の端子電極24も形成
されている。各端子電極24は配線25を介して垂直走
査回路22及び水平走査回路23に接続している。画素
アレイ部には互いに交差するゲート配線6と信号配線7
とが形成されている。ゲート配線6は垂直走査回路22
に接続し、信号配線7は水平走査回路23に接続してい
る。両配線6,7の交差部には画素電極8とこれを駆動
する薄膜トランジスタ4とが形成されている。他方の基
板20の内表面には図示しないが対向電極が形成されて
いる。なお、垂直走査回路22及び水平走査回路23内
にもボトムゲート型の薄膜トランジスタが集積形成され
ている。この薄膜トランジスタのゲート電極及びゲート
配線も本発明に従って構成されている。即ち、ゲート電
極はゲート配線の少くとも一部より低い熱伝導性を有
し、ゲート配線の少くとも一部はゲート電極より低い電
気抵抗を有している。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート電極は比較的熱伝導性が低い材料で構成されてお
り、ゲート配線は比較的電気抵抗が低い材料で構成され
ている。係る構成により、半導体薄膜はゲート絶縁膜を
介してゲート電極の上に配置された状態でエネルギー照
射を受け、均一且つ最適に再結晶化された多結晶構造を
呈することが可能になる。一方、ゲート配線はゲート電
極とは別に電気抵抗の低減化が可能になる。係る構成に
より、薄膜トランジスタの移動度を向上させるのに必要
な多結晶半導体薄膜の大粒径化と、ゲート配線の低抵抗
化を同時に達成できる。即ち、ボトムゲート型の薄膜ト
ランジスタの高性能化と配線の低抵抗化を同時に満足す
る表示用薄膜半導体装置を容易に得ることができるの
で、アクティブマトリクス液晶ディスプレイの大型化と
高性能化、特に駆動用周辺回路をパネル内に集積化した
高解像度液晶ディスプレイの実現に大きく寄与し、本発
明の効果は多大なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜半導体装置の第1実施形態を
示す部分平面図及び部分断面図である。
【図2】第1実施形態の製造工程図である。
【図3】第1実施形態の製造工程図である。
【図4】第1実施形態の製造工程図である。
【図5】本発明に係る薄膜半導体装置の第2実施形態を
示す製造工程図である。
【図6】第2実施形態の完成状態を示す部分平面図であ
る。
【図7】第2実施形態の完成状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る薄膜半導体装置を用いて組み立て
られたアクティブマトリクス表示装置の一例を示す模式
的な斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ゲート電極、2・・・ゲート絶縁膜、3・・・
半導体薄膜、4・・・薄膜トランジスタ、5・・・絶縁
基板、6・・・ゲート配線、6a・・・一体部、6b・
・・別体部、6c・・・下層部、6d・・・上層部、7
・・・信号配線、8・・・画素電極、9・・・層間絶縁
膜、10・・・パシベーション膜、11・・・平坦化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 627G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下から順にゲート電極、ゲート絶縁膜及
    び半導体薄膜を積層したボトムゲート構造の薄膜トラン
    ジスタを絶縁基板上に集積形成するとともに、各薄膜ト
    ランジスタのゲート電極に接続するゲート配線を該絶縁
    基板上に形成した薄膜半導体装置であって、 前記ゲート電極は該ゲート配線の少くとも一部より低い
    熱伝導性を有し、 前記ゲート配線の少くとも一部は該ゲート電極より低い
    電気抵抗を有し、 前記半導体薄膜はエネルギー照射により再結晶化された
    多結晶構造を有することを特徴とする薄膜半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート配線は、個々のゲート電極と
    一体的に形成された一体部と、これらを互いに接続する
    別体部とに分かれており、 前記ゲート電極は該ゲート配線の別体部より低い熱伝導
    性を有し、 前記ゲート配線の別体部は該ゲート電極より低い電気抵
    抗を有することを特徴とする請求項1記載の薄膜半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート配線は、個々のゲート電極と
    同一の導電層に属する下層部と、これに重ねられた別の
    導電層からなる上層部とに分かれており、 前記ゲート電極は該ゲート配線の上層部より低い熱伝導
    性を有し、 前記ゲート配線の上層部は該ゲート電極より低い電気抵
    抗を有することを特徴とする請求項1記載の薄膜半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 各薄膜トランジスタのソース電極やドレ
    イン電極を互いに接続する信号配線を含んでおり、該信
    号配線は前記ゲート配線の一部と同一の導電膜で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の薄膜半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 所定の間隙を介して接合した一対の絶縁
    基板と、該間隙に保持された電気光学物質とを備え、一
    方の絶縁基板には対向電極が形成され、他方の絶縁基板
    には下から順にゲート電極、ゲート絶縁膜及び半導体薄
    膜を積層したボトムゲート構造の薄膜トランジスタ、各
    ゲート電極を互いに接続するゲート配線及び各薄膜トラ
    ンジスタにより駆動される画素電極が集積形成された表
    示装置であって、 前記ゲート電極は該ゲート配線の少くとも一部より低い
    熱伝導性を有し、 前記ゲート配線の少くとも一部は該ゲート電極より低い
    電気抵抗を有し、 前記半導体薄膜はエネルギー照射により再結晶化された
    多結晶構造を有することを特徴とする表示装置。
JP04711497A 1997-02-14 1997-02-14 薄膜半導体装置及びそれを用いた表示装置 Expired - Fee Related JP3896624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04711497A JP3896624B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 薄膜半導体装置及びそれを用いた表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04711497A JP3896624B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 薄膜半導体装置及びそれを用いた表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006244985A Division JP4168292B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 表示装置及び表示用薄膜半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10229200A true JPH10229200A (ja) 1998-08-25
JP3896624B2 JP3896624B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=12766158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04711497A Expired - Fee Related JP3896624B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 薄膜半導体装置及びそれを用いた表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3896624B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082630A (ja) * 2000-05-12 2002-03-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電気光学装置
JP2007235145A (ja) * 1999-03-26 2007-09-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2009049244A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
WO2011043195A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
WO2011043194A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2011043196A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US8546200B2 (en) 2000-02-01 2013-10-01 Sony Corporation Thin film semiconductor device, display device using such thin film semiconductor device and manufacturing method thereof
US8896639B2 (en) 1999-03-26 2014-11-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US9035314B2 (en) 1999-03-26 2015-05-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing an electrooptical device
US9748436B2 (en) 2009-11-27 2017-08-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235145A (ja) * 1999-03-26 2007-09-13 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US9704444B2 (en) 1999-03-26 2017-07-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US9373292B2 (en) 1999-03-26 2016-06-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US9035314B2 (en) 1999-03-26 2015-05-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing an electrooptical device
US8896639B2 (en) 1999-03-26 2014-11-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US8546200B2 (en) 2000-02-01 2013-10-01 Sony Corporation Thin film semiconductor device, display device using such thin film semiconductor device and manufacturing method thereof
US8779417B2 (en) 2000-02-01 2014-07-15 Sony Corporation Thin film semiconductor device, display device using such thin film semiconductor device and manufacturing method thereof
US8604483B2 (en) 2000-02-01 2013-12-10 Sony Corporation Thin film semiconductor device, display device using such thin film semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2002082630A (ja) * 2000-05-12 2002-03-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電気光学装置
JP2009049244A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
US8624256B2 (en) 2007-08-21 2014-01-07 Japan Display Inc. Display device
JP2013009003A (ja) * 2009-10-09 2013-01-10 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2018101792A (ja) * 2009-10-09 2018-06-28 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US8253144B2 (en) 2009-10-09 2012-08-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
CN102598278A (zh) * 2009-10-09 2012-07-18 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
JP2011100988A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及び半導体装置の作製方法
WO2011043196A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9177855B2 (en) 2009-10-09 2015-11-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2011043194A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9601635B2 (en) 2009-10-09 2017-03-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2017097359A (ja) * 2009-10-09 2017-06-01 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
WO2011043195A1 (en) * 2009-10-09 2011-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US11695080B2 (en) 2009-10-09 2023-07-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9865742B2 (en) 2009-10-09 2018-01-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2013058758A (ja) * 2009-10-09 2013-03-28 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2018120223A (ja) * 2009-10-09 2018-08-02 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
US10043915B2 (en) 2009-10-09 2018-08-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US11367793B2 (en) 2009-10-09 2022-06-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2019062231A (ja) * 2009-10-09 2019-04-18 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US10290742B2 (en) 2009-10-09 2019-05-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device including oxide semiconductor layer
US10770596B2 (en) 2009-10-09 2020-09-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US10446693B2 (en) 2009-10-09 2019-10-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR20200010597A (ko) * 2009-10-09 2020-01-30 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
US10396236B2 (en) 2009-11-27 2019-08-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and display device
US20190109259A1 (en) 2009-11-27 2019-04-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US9748436B2 (en) 2009-11-27 2017-08-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US11894486B2 (en) 2009-11-27 2024-02-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3896624B2 (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067949B2 (ja) 電子装置および液晶表示装置
JPH0758339A (ja) 半導体装置およびその作製方法
JPH07283135A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001217423A (ja) 薄膜半導体装置及び表示装置とその製造方法
JPH10189998A (ja) 表示用薄膜半導体装置及びその製造方法
JP4168292B2 (ja) 表示装置及び表示用薄膜半導体装置
JPH08148426A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3896624B2 (ja) 薄膜半導体装置及びそれを用いた表示装置
JP2009049243A (ja) 画像表示装置およびその製造方法
JP3468003B2 (ja) 表示用薄膜半導体装置
JP3864476B2 (ja) 薄膜半導体装置
JPH0362971A (ja) 薄膜トランジスタ
JP3160172B2 (ja) 半導体素子の製造方法および表示装置用基板の製造方法
JP3107345B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4080168B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP4514862B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP3238072B2 (ja) 薄膜トランジスタ
JP3269734B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08148425A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100498158B1 (ko) 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법
JP3198378B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000133811A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
KR100955380B1 (ko) 폴리실리콘 액정표시소자 제조방법
JP3338756B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2586810B2 (ja) 薄膜半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050322

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060817

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061211

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees