JP2002077438A - 携帯通信端末装置 - Google Patents

携帯通信端末装置

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JP2002077438A
JP2002077438A JP2000261274A JP2000261274A JP2002077438A JP 2002077438 A JP2002077438 A JP 2002077438A JP 2000261274 A JP2000261274 A JP 2000261274A JP 2000261274 A JP2000261274 A JP 2000261274A JP 2002077438 A JP2002077438 A JP 2002077438A
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portable
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JP2000261274A
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Tomoji Asami
知司 浅見
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該携帯通信端末装置が備える複数の機能の
動作を制御することを可能とする。 【解決手段】 電子メッセージによる通信が可能な、複
数の機能を備える携帯通信端末装置10において、電子
メッセージの所定の箇所に複数の機能のうち少なくとも
1つ以上の機能を動作させるための所定の文字列からな
る動作制御命令をテキストデータとして記載した電子メ
ッセージを受信する電子メッセージ受信部20と、電子
メッセージ受信部20で受信した電子メッセージの所定
の箇所に記載されたテキストデータを動作制御命令とし
て検出する検出部31と、検出部31で検出された動作
制御命令に応じて機能の動作を制御する制御部31とを
備えることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作制御命令に応
じて動作制御される携帯通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線周波数を用い音声信号の送受信を行
う携帯電話装置は、音声情報以外の文字情報、画像情報
の送受信を行う機能を備えている。例えば、携帯電話装
置は、特定の携帯電話装置間において、文字情報のやり
取りをするショートメッセージ機能や、ネットワーク網
を介して文字情報、画像情報、音声情報の送受信をする
電子メール機能を備えている。上述の電子メール機能を
利用すると、携帯電話装置は、特定の携帯電話装置間だ
けではなく電子メール機能を備える携帯電話装置、PD
A(Personal Digital Assistant)、PC(Personal C
omputer)との間で電子メールの送受信を行うことがで
きる。
【0003】また、携帯電話装置には、無線周波数を用
いた情報の送受信を行う機能をメイン機能とすると、こ
のメイン機能を支援したり、携帯電話装置に付加価値的
な機能を与える複数のサブ機能が備えられている。例え
ば、複数のサブ機能は、携帯電話装置が電波を着信した
ことをユーザに知らせる着信音を詳細に設定する機能、
携帯電話装置の消費電力をセーブさせる機能、利用頻度
の高い情報の送信先をあらかじめ登録し情報送信の際な
どの利便性を高める電話帖などの機能、着信に応答でき
ない場合に起動してメッセージの記録などをする留守番
電話機能、携帯電話装置の使用を暗証番号の入力によっ
て許可するセキュリティ機能などである。
【0004】これらの携帯電話装置に備えられたサブ機
能をユーザが利用するには、あらかじめ携帯電話装置に
サブ機能を利用することの設定をしておく必要がある。
上述のサブ機能の設定をするには、ユーザは、携帯電話
装置に備えられた入力部から直接キー操作などをして行
っている。
【0005】また携帯電話装置が遠隔地にある場合、当
該携帯電話装置は、電話回線で接続された電話装置又は
携帯電話装置から送信される制御情報に応じて留守番電
話機能を実行することができる。
【0006】さらにまた、携帯電話装置は、大容量のメ
モリの低価格化に伴い、例えば、電話帖などのユーザ情
報を大量に記憶することが可能となり、情報を蓄積し、
管理する電子手帳としての機能も充実してきている。
【0007】一方、PDAなどの携帯情報端末装置は、
情報を記憶管理する電子手帳の機能の他に、無線周波数
を用いて文字情報、画像情報、音声情報の送受信を行う
機能を備えている。例えば、携帯情報端末装置は、電子
メールの送受信を行う機能を備えている。
【0008】携帯情報端末装置と携帯電話端末装置と
は、ネットワーク網を介し相互に文字情報、画像情報、
音声情報を送受信することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話装置の上述し
たサブ機能の設定をするには、ユーザは、携帯電話装置
からサブ機能を設定するモードを選択し、複数あるサブ
機能のメニューから所望のサブ機能、例えば、”着信音
機能”などをキー操作などによって検索してから設定を
実行する必要があった。さらに、サブ機能によっては、
設定項目を複数備えている場合があり、それらを示した
サブメニューからユーザは所望の設定項目を検索し、設
定を実行する必要があった。
【0010】したがって、サブ機能の設定を行うには、
ユーザは、毎回、サブ機能を設定するモードにした後、
所望のサブ機能の所望の設定項目を複数のメニュー及び
サブメニューから一つずつ検索してから設定を実行しな
ければならず、複数のサブ機能を設定する場合、非常に
多くの時間を必要とするといった問題があった。
【0011】また、遠隔地にある携帯電話装置が備える
サブ機能を利用するには、携帯電話装置と電話回線を介
して制御情報を送受信することが可能な特別な電話装置
又は携帯電話装置が必要であるため、新たな電話装置又
は携帯電話装置を購入するための費用がかかるといった
問題があった。
【0012】さらにまた、遠隔地から制御可能なサブ機
能も留守番電話機能のみといった限定されたものであっ
たため、例えば、携帯電話装置をどこかに置き忘れた場
合には、セキュリティ機能をあらかじめ設定しておかな
いと携帯電話装置に蓄積されたユーザ情報を第3者によ
て勝手に閲覧されてしまう可能性があるといった問題
や、携帯電話装置を携えていない場合に、当該携帯電話
装置に蓄積されたユーザ情報を取得することができない
といった問題があり、ユーザの多様な使用形態に応じて
携帯電話装置に備えられた機能を活用することができな
いといった問題があった。
【0013】また、PDAなどの携帯情報端末装置に備
えられたサブ機能を制御する場合も、特定の携帯情報端
末装置からのあらかじめ設定された制御情報でしか制御
することができず、携帯電話装置と同様にユーザの多様
な使用形態に応じて携帯情報端末装置に備えられた機能
を活用することができないといった問題があった。
【0014】そこで本発明は、上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、備えられた各種機
能をコマンド入力によって動作制御できる携帯通信端末
装置、ショートメッセージ機能又は電子メール機能を利
用することで各種機能を動作制御することができる携帯
通信端末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、携帯通信端末装置は、電子メッセージによる通信
が可能な、複数の機能を備える携帯通信端末装置におい
て、電子メッセージの所定の箇所に複数の機能のうち少
なくとも1つ以上の機能を動作させるための所定の文字
列からなる動作制御命令をテキストデータとして記載し
た電子メッセージを受信する電子メッセージ受信手段
と、電子メッセージ受信手段で受信した電子メッセージ
の所定の箇所に記載されたテキストデータを動作制御命
令として検出する検出手段と、検出手段で検出された動
作制御命令に応じて機能の動作を制御する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0016】上述の目的を達成するために、携帯通信端
末装置は、電子メッセージによる通信が可能な携帯通信
端末装置において、端末装置が備える所定の情報を電子
メッセージに添附させ、当該携帯通信端末装置へ所定の
情報を添附した電子メッセージを送信させる所定の文字
列からなる命令をテキストデータとして記載した命令記
載電子メッセージを端末装置に送信する送信手段と、端
末装置から送信される所定の情報を添付した電子メッセ
ージを受信する受信手段と、受信手段によって受信した
所定の情報を添付した電子メッセージから所定の情報を
取得する情報取得手段とを備えることを特徴とする。
【0017】上述の目的を達成するために、携帯無線電
話装置は、複数の機能を備える携帯無線電話装置におい
て、複数の機能のうち少なくとも1つ以上の機能を動作
させるための所定の文字列からなる動作制御命令を受信
する動作制御命令受信手段と、動作制御命令受信手段で
受信された動作制御命令に応じて機能の動作を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】上述の目的を達成するために、携帯無線電
話装置は、電子メッセージによる通信が可能な携帯無線
電話装置において、端末装置が備える所定の情報を電子
メッセージに添附させ、当該携帯無線電話装置へ所定の
情報を添附した電子メッセージを送信させる所定の文字
列からなる命令を端末装置に送信する送信手段と、端末
装置から送信される所定の情報を添付した電子メッセー
ジを受信する受信手段と、受信手段によって受信した所
定の情報を添付した電子メッセージから所定の情報を取
得する情報取得手段とを備えることを特徴とする。
【0019】上述の目的を達成するために、携帯通信端
末装置遠隔操作システムは、端末装置と、複数の機能を
備えた携帯通信端末装置とがネットワーク網を介し接続
された携帯通信端末装置遠隔操作システムであって、端
末装置は、電子メッセージの本文に所定の文字列からな
る動作制御命令をテキストデータとして少なくとも1つ
以上記載し、且つ、テキストデータが動作制御命令とし
て機能することを識別させるための識別情報を所定の箇
所に記載した電子メッセージを生成する電子メッセージ
生成手段と、電子メッセージ生成手段で生成された電子
メッセージをネットワーク網を介し携帯通信端末装置に
送信する電子メッセージ送信手段とを有し、携帯通信端
末装置は、端末装置の電子メッセージ送信手段から送信
される電子メッセージを受信する電子メッセージ受信手
段と、電子メッセージ受信手段で受信した電子メッセー
ジから識別情報を検出する第1の検出手段と、第1の検
出手段によって識別情報が検出されたことに応じて電子
メッセージ受信手段で受信した電子メッセージの本文に
記載されたテキストデータを動作制御命令として検出す
る第2の検出手段と、第2の検出手段で検出された動作
制御命令に応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御す
る制御手段とを有することを特徴とする。
【0020】上述の目的を達成するために、携帯通信端
末装置遠隔操作方法は、複数の機能を備えた携帯通信端
末装置をネットワーク網を介し接続された端末装置で遠
隔操作する携帯通信端末装置遠隔操作方法であって、端
末装置は、電子メッセージの本文に所定の文字列からな
る動作制御命令をテキストデータとして少なくとも1つ
以上記載し、且つ、テキストデータが動作制御命令とし
て機能することを識別させるための識別情報を所定の箇
所に記載した電子メッセージを生成し、生成された電子
メッセージをネットワーク網を介し携帯通信端末装置に
送信し、携帯通信端末装置は、端末装置から送信される
電子メッセージを受信し、受信した電子メッセージから
識別情報を検出し、識別情報が検出されたことに応じて
受信した電子メッセージの本文に記載されたテキストデ
ータを動作制御命令として検出し、検出された動作制御
命令に応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御するこ
とを特徴とする。
【0021】上述の目的を達成するために、携帯無線電
話装置遠隔操作システムは、端末装置と、複数の機能を
備えた携帯無線電話装置とがネットワーク網を介し接続
された携帯無線電話装置遠隔操作システムであって、端
末装置は、所定の文字列からなる動作制御命令を入力す
る入力手段と、入力手段によって入力された動作制御命
令を携帯無線電話装置にネットワーク網を介し送信する
第1の送信手段とを有し、携帯無線電話装置は、端末装
置の第1の送信手段から送信される動作制御命令を受信
する第1の受信手段と、第1の受信手段によって受信さ
れた動作制御命令に応じて携帯無線電話装置の動作を制
御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0022】上述の目的を達成するために、携帯無線電
話装置遠隔操作方法は、複数の機能を備えた携帯無線電
話装置をネットワーク網を介し接続された端末装置で遠
隔操作する携帯無線電話装置遠隔操作方法であって、所
定の文字列からなる動作制御命令を端末装置に入力し、
入力された動作制御命令を携帯無線電話装置にネットワ
ーク網を介し送信し、携帯無線電話装置は、端末装置か
ら送信される動作制御命令を受信し、受信した動作制御
命令に応じて当該携帯無線電話装置の動作を制御するこ
とを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯通信端末
装置の実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0024】本発明は、図1に示す携帯電話装置遠隔操
作システム1に適用される。
【0025】携帯電話装置遠隔操作システム1は、携帯
電話装置10と、携帯電話装置10’と、基地局2と、
無線交換機3と、PC(Personal Computer)4と、N
CU(Network Control Unit)5と、交換機6と、SM
S制御装置7と、加入者管理装置8と、通信網9とを備
えている。
【0026】携帯電話装置10は、画像情報や文字情報
を表示するディスプレイを備えており、所定の周波数帯
域の電波で音声情報を搬送させて通話を行うことの他
に、通信網9を介し画像情報や文字情報などの送受信を
行う。例えば、携帯電話装置10は、電子メール又はシ
ョートメッセージなどを使用して画像情報や文字情報を
含む情報を送受信することができる。これらの携帯電話
装置10は、携帯電話装置遠隔操作システム1のサービ
ス区域内で移動をしながらの情報通信が可能な移動局で
ある。
【0027】また、携帯電話装置10は、当該携帯電話
装置10の現在位置を示した現在位置情報をここでは図
示しないにメモリに記憶しており、携帯電話装置10の
電源が投入されているときは基地局2から送信されてい
る位置情報を検出するための制御チャンネルを受信して
メモリに記憶されている位置情報を常に更新している。
携帯電話装置10は、メモリの更新をすると同時に加入
者管理装置8へ位置情報を送信する。このようにして携
帯電話装置10は、自らの現在位置を位置情報として常
に保持している。
【0028】また、この携帯電話装置遠隔操作システム
1は、携帯電話装置10に代えて、電子手帳などの機能
の他に、所定の周波数帯域の電波で文字情報、画像情
報、音声情報などを送受信する機能を備えたPDA(Pe
rsonal Digital Assistant)などを用いてもよい。この
ようなPDAは、携帯電話装置10と同様に電子メー
ル、ショートメッセージなどを送受信することができ
る。また、PDAは、OS(Operating System)やアプ
リケーションソフトウェアを搭載していてもよい。
【0029】携帯電話装置10は、上述した音声情報、
文字情報、画像情報といった情報の送受信を行う機能を
メイン機能としたとき、ユーザがこれらメイン機能を使
用する際にメイン機能の補助的な働き及び携帯電話装置
10に付加価値的な働きをするサブ機能を複数備えてい
る。
【0030】サブ機能は、例えば、電波の着信に応じて
音や音楽が鳴ったりする着信音機能、携帯電話装置10
の電源供給を状況に応じて制御する電源制御機能、複数
の電話番号やメールアドレスなどを記憶し管理する電話
帖機能などである。各種サブ機能についてはさらに後で
詳細に説明をする。
【0031】ユーザは、所定の文字列からなる動作制御
コマンドを携帯電話装置10に入力することで、サブ機
能の設定、サブ機能の設定解除、サブ機能の利用をする
ことができる。
【0032】動作制御コマンドは、サブ機能の設定又は
サブ機能の設定解除をする際に使用される動作制御コマ
ンドと、サブ機能の利用をする際に使用される動作制御
コマンドとの2種類に大別される。
【0033】サブ機能の設定又はサブ機能の設定解除を
する際に使用される動作制御コマンドは、例えば、着信
音機能の着信音量を設定したり、デフォルト設定されて
いる複数の着信音から所望の着信音を選択したり、電源
制御機能を作動させるモードに設定したり、電話帖機能
の使用を許可する設定をしたりというように、主にサブ
機能の設定変更を要求する設定コマンドである。
【0034】サブ機能の利用をする際に使用される動作
制御コマンドは、例えば、電話帖に記載された電話番号
やメールアドレスなどの情報を読み出したり、携帯電話
装置10を使用した際の電話料金情報、通話した時間を
示す通話料金情報などのユーザ情報を読み出すためのI
NFO(Innformation)コマンドである。
【0035】携帯電話装置10は、上述の動作制御コマ
ンドを直接入力して動作制御される直接操作コマンド入
力モードと、携帯電話装置10から上述の動作制御コマ
ンドを記載したショートメール又は電子メールを通信網
9を介して再び携帯電話装置10へ送信して動作制御さ
れる直接操作メール入力モードと、外部装置から通信網
9を介し上述の動作制御コマンドを入力し動作制御され
る遠隔操作コマンド入力モードと、外部装置から上述の
動作制御コマンドを記載したショートメール又は電子メ
ールを通信網9を介して携帯電話装置10へ送信して動
作制御される遠隔操作メール入力モードとがある。
【0036】なお、以下の説明においては、直接操作コ
マンド入力モードと直接操作メール入力モードとを併せ
て直接操作モードとも呼ぶ。さらにまた、遠隔操作コマ
ンド入力モードと遠隔操作メール入力モードとを併せて
遠隔操作モードとも呼ぶ。
【0037】この、直接操作コマンド入力モード、直接
操作メール入力モード、遠隔操作コマンド入力モード、
遠隔操作メール入力モードの処理動作については後で詳
細に説明をする。
【0038】携帯電話装置10’は、画像情報や文字情
報を表示する表示部を備えており、ショートメッセー
ジ、電子メールの送受信が可能である。また、携帯電話
装置10’は、携帯電話装置10と同等の機能を備えて
いてもよい。
【0039】携帯電話装置10’は、上述の遠隔操作コ
マンド入力モード又は遠隔操作メール入力モードにおい
て、通信網9を介して携帯端末装置100を遠隔操作す
る操作端末となる。
【0040】また、携帯端末装置10’は、通信機能を
備え、ショートメッセージ、電子メールの送受信が可能
なPDAなどであってもよい。
【0041】基地局2は、所定の区域内で携帯電話装置
10,10’に電波を送受信することが可能で、携帯電
話装置10,10’から送信される電波を受信し無線交
換機3へと送信し、無線交換機3から送信される電波を
受信し携帯電話装置10,10’へ送信する。基地局2
は、携帯電話装置遠隔操作システム1のサービス範囲内
に複数設置され、このサービス範囲を規程している。
【0042】無線交換機3は、携帯電話装置10からの
接続要求に応じて、携帯電話装置10と携帯電話装置1
0’とを通信網9を介して接続し、携帯電話装置10か
ら基地局2を介して送信された電波を受信する。また、
無線交換機3は、携帯電話装置10’からの接続要求に
応じて、携帯電話装置10’と携帯電話装置10とを接
続し、携帯電話装置10’から通信網9を介して送信さ
れる電波を基地局2へ送信する。さらにまた、無線交換
機3は、PC4からの接続要求に応じて、PC4と携帯
電話装置10とを接続し、PC4から通信網9を介して
送信される電波を基地局2へ送信する。
【0043】PC4は、ユーザからの所定の命令を入力
し所定の演算などの処理をして出力する情報処理端末装
置である。さらに、PC4は、通信網9を介し携帯電話
装置10,10’と接続され、接続された携帯電話装置
10,10’と電子メールの送受信や携帯電話装置1
0,10’のサブ機能を制御するための上述した動作制
御コマンドを送信することができる。
【0044】NCU5は、PC4を通信網9を介して携
帯電話装置10又は携帯電話装置10’との回線を接続
するために電話番号をダイヤルする発呼機能と、電話を
受ける着呼機能とを備えている。NCU5の制御には、
ATコマンドを使用することができる。
【0045】交換機6は、NCU5からの発呼に応じ
て、通信網9を介し所望の携帯電話装置10又は携帯電
話装置10’の最も近くにある無線交換機3に接続す
る。
【0046】SMS(Short Message Service)制御装
置7は、ショートメッセージの管理を行う。携帯電話装
置10,10’からショートメッセージが送信されると
送信された各ショートメッセージは、通信網9を介し、
SMS制御装置7に送信される。SMS制御装置7は、
ショートメッセージを送信する送信対象装置との回線が
接続されて、ショートメッセージ送信可能である場合は
ショートメッセージを通信網9を介して送信し、回線が
接続されずにショートメッセージが送信不可能である場
合はショートメッセージを一時的に蓄積する。
【0047】電子メール管理装置7’は、電子メールの
管理を行う。携帯電話装置10、10’、PC4から電
子メールが送信されると、送信された各電子メールは、
通信網9を介し、電子メール制御装置7’に送信され
る。電子メール管理装置7’は、電子メールを送信する
送信対象装置との回線が接続されて、電子メール送信可
能である場合は電子メールを通信網9を介して送信し、
回線が接続されずに電子メールが送信不可能である場合
は電子メールを一時的に蓄積する。
【0048】加入者管理装置8は、携帯電話装置遠隔操
作システム1を利用するユーザの個人情報を蓄積し、こ
のシステムを利用するユーザに対して課金処理を行う。
【0049】また、加入者管理装置8は、携帯電話装置
10,10’の現在位置情報を図示しない記憶部に記憶
している。加入者管理装置8は、携帯電話装置10,1
0’の移動に伴って送信されてくる位置情報を受信し、
記憶している現在位置情報を携帯端末装置10,10’
から送信される新しい現在位置情報に書き換え更新をす
る。このようにして加入者管理装置8は、携帯端末無線
装置10,10’の現在位置を常に位置情報として保持
している。
【0050】続いて、携帯電話装置10の構成について
説明をする。
【0051】携帯電話装置10は、図2に示すように、
KEY11と、スピーカ12と、マイク13と、リンガ
14と、LCD(Liquid Crystal Display)15と、バ
ックライト16と、LED(Light Emitting Diode)1
7と、バイブレータ18と、SIM19と、無線部20
と、制御部30と、外部I/F40とを備えている。
【0052】KEY11は、ユーザの所望する情報を入
力するための入力インターフェースであり、例えば、プ
ッシュ式のボタンや、ダイヤル式の操作ダイヤルや、キ
ーボードなどである。KEY11は、制御部30と接続
されており、ユーザからの入力操作に応じて、その旨を
制御部30のCPU31へと伝える。
【0053】スピーカ12は、通話時の音声やKEY1
1の操作音、電波を着信したことをユーザに知らせる着
信通知音などを出力する出力インターフェースである。
【0054】マイク13は、通話時の音声を入力するた
めの入力インターフェースである。
【0055】リンガ14は、無線部20で電波を着信し
たことをユーザに知らせる着信音をスピーカ12から出
力させるための信号を発生する着信音発生用IC(Inte
grated Circuit)である。
【0056】LCD15は、無線部20で受信した文字
情報及び画像情報を表示し、ユーザに提示したりするた
めの表示インターフェースである。また、LCD15
は、ユーザがショートメッセージ、電子メールなどの作
成や携帯電話装置10のサブ機能を設定する際のモニタ
画面となる。
【0057】バックライト16は、LCD15のバック
ライトである。バックライト16を点灯させることで、
暗い場所でもLCD15に表示された文字や画像を見る
ことができる。
【0058】LED17は、発光ダイオードであり、無
線部20での電波の着信に応じて所定の波長の光を発光
させる。
【0059】バイブレータ18は、振動発生装置であ
り、着信に応じて携帯電話装置10を振動させユーザに
対して電波の着信を通知する。
【0060】SIM19は、ユーザの個人情報やSMS
制御装置7から送信されるショートメッセージを記憶す
るメモリである。
【0061】無線部20は、アンテナ24と、RF(Ra
dio Frequency)制御部21と、送信制御部22と、受
信制御部23とを備えている。
【0062】アンテナ24は、基地局2から送信される
電波を受信し、基地局2へ電波を送信する。
【0063】RF制御部21は、携帯電話装置10の伝
送媒体である無線周波数の出力を増幅したりする無線周
波数に関する制御を行う。
【0064】送信制御部22は、アンテナ24から送信
する無線周波数を変調したりする際などの主に送信に関
する制御を行う。
【0065】受信制御部23は、アンテナ24で受信し
た電波で搬送される所定の信号を復調したりする際など
の主に受信に関する制御を行う。
【0066】制御部30は、CPU(Central Processi
ng Unit)31と、RAM(RandomAccess Memory)32
と、ROM(Read Only Memory)33と、EEPROM
(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memo
ry)34とを備えている。
【0067】CPU31は、KEY11から入力される
動作制御コマンドに応じて各サブ機能の制御を行う。C
PU31は、携帯電話装置10の動作を統括的に制御す
る。
【0068】RAM32は、書き込み読み出し自在なメ
モリであり、ユーザによるINFOコマンドの入力に応
じてROM33、EEPROM34から読み出された情
報を一時的に記憶する。RAM32に一時的に記憶され
た情報は、INFOコマンドに電子メール又はショート
メッセージでそれらの情報を送信する指示が付加されて
いた場合には、CPU31によって読み出され、電子メ
ールやショートメッセージに添附されて所定の宛先へ送
信される。
【0069】ROM33は、読み出し専用のメモリであ
り、携帯電話装置10のサブ機能を制御するための動作
制御コマンドが記憶されている。
【0070】EEPROM34は、電気的に書き込み及
び消去可能なメモリであり、サブ機能の設定コマンドに
よって設定変更される設定情報と、INFOコマンドに
よって読み出されるユーザ情報とを記憶している。
【0071】外部I/F40は、外部の装置と携帯電話
装置10とを接続するためのインターフェースであり、
例えば、携帯電話装置10が10キーしか備えていない
場合、拡張キーボードなどを接続をして、文字情報の入
力を簡便にしたりする。また、例えば、外部I/F40
には、携帯電話装置10に備えられた図示しない電源供
給用の二次電池を充電をするためのアダプターが接続さ
れる。
【0072】続いて、携帯電話装置遠隔操作システム1
の携帯電話装置10のサブ機能を動作制御コマンドを入
力して制御する際の具体的な動作について説明をする。
【0073】まず、携帯電話装置10のサブ機能を直接
操作モード又は遠隔操作モードによって制御するには、
携帯電話装置10のサブ機能がコマンドによって制御可
能であることを定義するための初期設定を携帯電話装置
10に行う必要がある。
【0074】携帯電話装置10の動作制御コマンドの初
期設定をするには、LCD15の画面を参照しKEY1
1から入力操作をすることで初期設定することができ
る。
【0075】まず、ユーザはKEY11を操作し、図3
に示すような総合メニュー画面をLCD15に呼び出
す。
【0076】総合メニュー画面には、携帯電話装置10
のメイン機能及びサブ機能を使用するためのメニューが
表示される。携帯電話装置10のメニューは、例えば、
電話番号の登録、変更、登録した電話番号の呼び出しな
どを行うメニューが”電話帳”のように示され、携帯電
話装置10をコマンド入力によって操作するメニュー
が”コマンド入力”のように示され、ショートメッセー
ジに関する操作をするメニューが”ショートメッセージ
入力”のように示され、電子メールに関する操作をする
メニューが”電子メール入力”のように示され、コマン
ドの設定を行うメニューが”実行可能コマンド設定”の
ように示されている。
【0077】総合メニュー画面に表示されたメニューか
ら”実行可能コマンド設定”を選択するとコマンドの設
定をするためのコマンド設定モードへ入ることができ
る。
【0078】コマンド設定モードへ入ると、図4に示す
ように携帯電話装置10の直接操作モードで使用可能な
コマンドを設定する”直接入力コマンド設定”と、携帯
電話装置10の遠隔操作モードで使用可能なコマンドを
設定する”遠隔入力コマンド設定”のいずれかを選択す
ることができる画面がLCD15に表示される。
【0079】ユーザが例えば、KEY11を入力操作し
て”直接入力コマンド設定”を選択したとすると、LC
D15には図5に示すような”直接入力コマンド設定”
モード画面が表示される。直接入力可能なコマンドは例
えば、4つに大別されて”直接入力コマンド設定”モー
ドの選択画面上に表示される。
【0080】例えば、図6に示すように直接入力可能な
コマンドは、携帯電話装置10の電源に関連する項目
が”電源”というように示され、携帯電話装置10の発
着信に関する項目が”発着信”というように示され、携
帯電話装置10のセキュリティに関する項目が”セキュ
リティ”というように示され、携帯端末装置100のユ
ーザに関する項目が”ユーザ情報”というように示され
る。
【0081】ユーザが例えば、電源に関するコマンドの
設定をすること選択した場合、図6に示すような電源項
目のサブメニューがLCD15の画面上に表示される。
図6に示した画面上の”電源OFF”は、携帯電話装置1
0の電源をコマンドによって切断することができるかど
うかを示しており、ここでは”可”と表示されているた
め携帯電話装置10は、所定のコマンドを入力すること
で電源を切断することができる。
【0082】また、”ON Timer”は、所定の時刻での携
帯電話装置10の電源投入をコマンドで設定できるかど
うかを示しており、”OFF Timer”は、所定の時刻での
携帯電話装置10の電源切断をコマンドで設定できるか
どうかを示しており”PowerSave Mode”は、携帯電話装
置10の電源を節約するモードへ切り換えることをコマ
ンドによって設定できるかどうかを示しており、これら
3つは”不可”となっているためコマンド入力によって
設定をすることはできない。
【0083】ユーザが、例えば、図6に示す”Power Sa
ve Mode”を選択すると、”Power Save Mode”のコマン
ド設定モードとなり、図7に示すようにコマンド入力を
可能とする設定にするための”コマンド操作可能”とコ
マンド入力を不可能とする設定をするための”コマンド
操作不可能”と示された画面がLCD15に表示され
る。
【0084】画面上の”コマンド操作可能”を選択する
と”Power Save Mode”は、コマンド入力によって制御
可能となるように携帯電話装置10の設定が変更され
る。
【0085】図5で携帯電話装置10のセキュリティに
関する項目を選択すると図8に示すような暗証番号入力
画面がLCD15上に表示され、ユーザに対して暗証番
号の入力を要求する。これによりセキュリティに関する
コマンドの設定はユーザ以外の者が変更することは困難
となる。
【0086】また、図4に示した画面上で、”遠隔入力
コマンド設定”を選択すると遠隔操作入力コマンドモー
ドになり、直接操作入力コマンドモードと同様の操作で
遠隔操作入力コマンドを設定することができる。
【0087】続いて図9に、入力された動作制御コマン
ドに応じて、機能の設定、解除、利用が可能な携帯電話
装置10のサブ機能の一例を動作制御コマンドと供に示
す。
【0088】電源に関するサブ機能に関しては、電源を
投入する”電源ON”と、電源を切断する”電源OFF”
と、一定時間電源が切れその後電源が投入される”ON T
imer”と、一定時間で電源が切断される”OFF Timer”
と、消費電力を抑える”Power Save Mode”と、コマン
ド入力のみを受け付ける”Command Only mode ”とが制
御可能であり、動作制御コマンド入力による制御が可能
なように設定されている場合、コマンド”POWER O
N”、”POWER OFF”、”POWER ON time”、”POWER OFF
time”、”POWER SAVE”、”POWER COMM”をそれぞれ入
力することで各サブ機能の設定及び解除といった動作を
制御することができる。
【0089】発着信に関するサブ機能に関しては、発信
を許可する”発信許可”と、発信することをできなくす
る”発信制限”と、着信を許可する”着信許可”と、着
信を無視する”着信制限”と、発信者番号を通知する設
定にする”発番号通知 ”と、発信者番号を通知しない
設定にする”発番号非通知”と、留守番電話の設定をす
る”留守番電話機能有効”と、留守番電話の設定を解除
する”留守番電話機能無効”と、自動で着信に応答す
る”自動着信モード設定”と、自動で着信に応答する機
能を解除する”自動着信モード解除”とが制御可能であ
り、コマンド入力による制御が可能なように設定されて
いる場合、コマンド”CALL MO UNLOCK”、”CALL MO LO
CK”、”CALL MT UNLOCK”、”CALL MT LOCK”、”CALL
DISPLAY ON”、”CALL DISPLAY OFF”、”CALL ANSWER
ON”、”CALL ANSWER OFF”、”CALL AUTO ON”、”CA
LL AUTO OFF”をそれぞれ入力することで各サブ機能を
設定及び解除といった動作を制御することができる。
【0090】なお、設定コマンド”CALL MT LOCK”を入
力して”着信制限”機能を設定した際、このサブ機能は
着信能力を制限するのではなく着信を無視する機能であ
るので、制御情報を含む動作制御コマンドの処理は可能
である。
【0091】セキュリティに関するサブ機能に関して
は、暗証番号を変更する”暗証番号変更”と、KEY1
1の入力操作を無効にする”キーロック”と、”キーロ
ック”を解除してKEY11の機能を回復させる”キー
有効”と、電話帖の使用を制限する”電話帖ロック”
と、”電話帖ロック”を解除して電話帖を使用可能とす
る”電話帳参照可”と、直接操作によって実行可能な動
作制御コマンドを変更する”直接入力制限変更”と、遠
隔操作によって実行可能な動作制御コマンドを変更す
る”遠隔入力制限変更”と、遠隔操作可能な操作端末を
設定する”有効発番号登録”とが制御可能であり、コマ
ンド入力による制御が可能なように設定されている場
合、コマンド”SEC NUM”、”SEC KEY LOCK”、”SEC
KEY UNLOCK ”、”SEC ADDRESS LOCK”、”SEC ADDRESS
UNLOCK ”、”SEC COMMAND DIRECT ”、”SEC COMMAND
REMOTE”、”SEC PARTY **-***-***”、をそれぞれ入
力することで各サブ機能の設定及び解除といった動作を
制御することができる。
【0092】ユーザが”直接入力制限変更”と”遠隔入
力制限変更”のサブ機能を実行するには、暗証番号を入
力する必要があるので、暗証番号が分からないユーザ
は、コマンド毎に直接操作可能か遠隔操作可能かの設定
をすることはできない。
【0093】動作制御コマンド”SEC PARTY **-***-**
*”では、”SEC PARTY”の後に携帯電話装置10を操作
することを許可する携帯電話装置10とは異なる携帯電
話装置などの電話番号を書き込む。例えば、携帯電話装
置10を使用しているユーザが自宅の電話番号を書き込
んだ場合、携帯電話装置10は自宅からの遠隔操作のみ
を受け付ける設定となり、電話番号の代わりに”AL
L”書き込んだ場合、携帯電話装置遠隔操作システム1
を利用しているユーザ全員が携帯電話装置10を遠隔操
作することができる設定となる。
【0094】なお、”遠隔入力制限変更”と、”有効発
番号登録”は、遠隔操作をすることはできない。
【0095】ユーザ情報に関するサブ機能では、携帯電
話装置10のCPU31で制御可能な全ての情報を取得
する”情報”と、携帯電話装置10の現在の位置情報を
要求する”位置情報取得”と、電話帖記載の情報を要求
する”電話帳参照”と、携帯電話装置10が通話した履
歴情報を要求する”通話履歴参照”と、携帯電話装置1
0に入力された動作制御コマンドの履歴情報を要求す
る”コマンド履歴参照”と、EEPROM34に格納さ
れている設定情報を初期値にリセットする”設定情報リ
セット”と、INFOコマンドによって取得したユーザ
情報を、指定したアドレスに電子メール又はショーット
メッセージとして送信する”情報通知方法オプション”
とが制御可能であり、コマンド入力による制御が可能な
ように設定されている場合、コマンド”INFO ****
”、”INFO LOCATION”、”INFO ADDRESS”、”INFO H
ISTORY”、”INFO COMMAND”、”INFO RESET”、”-MAI
L ***@***.**.**(**-***-***)”コマンドをそれぞれ
入力することで各サブ機能を利用することができる。
【0096】”情報”では、”INFO”に続く”***
*”に情報取得を希望するコマンドを記載することで所
望の情報を取得できる。
【0097】また、携帯電話装置10が備える情報のう
ちユーザが情報取得することを希望する情報に対応した
コマンドとプログラムをあらかじめ設定し、ROM33
に格納しておくことで、携帯電話装置10に関して広範
囲な情報を取得することができる。
【0098】”情報通知方法オプション”は、INFO
コマンドのあとに”-MAIL”を付加し、その後に情報の
送信先のアドレスを記載することで実行できる。なお、
ショーットメッセージとして送信する場合は、括弧内に
示したように電話番号が送信先アドレスになる。
【0099】続いて、 図10(a)、図10(b)、
図11(a)、図11(b)、図12(a)、図12
(b)、図13(a)、図13(b)を用いてINFO
コマンドによって取得できる具体的な情報について説明
をする。
【0100】まず、図10(a)及び図10(b)は、
携帯電話装置10の通話履歴を示した図である。
【0101】図10(a)は、携帯電話装置10で通話
を開始した時刻を示す”通話開始時間”と、通話相手の
電話機の電話番号を示す”相手番号”と、携帯電話装置
10が電話をかけたのか、携帯電話装置10に電話がか
かってきたのかを示す”方向”と、通話した時間を示
す”通話時間”とが、通話開始日時順に表形式で記載さ
れている。
【0102】図10(a)は、携帯電話装置10から電
子メール又はショートメッセージで送信する際の形式で
あり、このように表形式とすることで、情報を要求した
ユーザにとって視覚的に見やすくなる。
【0103】図10(b)は、図10(a)に示した表
をメッセージパケット形式でシグナリングメッセージと
してPC4などへ送信する場合のメッセージパケットの
概略構成を示した図である。
【0104】メッセージパケットは、メッセージパケッ
トがどんなメッセージパケットなのかを示す ”メッセ
ージ名”と、送信するメッセージの種類を示す”情報種
別”と、1つのメッセージパケットで送信する情報数を
示す”情報数”とをヘッダ情報として備えている。
【0105】例えば、表形式で図10(a)に示した通
話履歴情報をメッセージパケットに変換した場合、”メ
ッセージ名”が”ユーザ情報通知”、”情報種別”が”
通話履歴”、”情報数”が”4”として示される。さら
にヘッダ情報に続いて、4つの通話履歴情報が、”通信
開始日時”、”相手番号”、”方向”、”通話時間”単
位で、メッセージパケットを形成する。
【0106】このように携帯電話装置10は、通話履歴
情報をメッセージパケット形式に変換することで効率よ
くPC4へ通話履歴情報を送信することができる。この
メッセージパケットを受信したPC4は、PC4が備え
る所定のアプリケーションソフトウェアを用い履歴情報
を出力させる。
【0107】図11(a)及び図11(b)は、携帯電
話装置10で実行したコマンドの履歴を示した図であ
る。
【0108】図11(a)は、携帯電話装置10で動作
制御コマンドが実行された日時を示す”実行日時”と、
実行されたコマンドがどのコマンドなのかを示す”動作
制御コマンド”と、実行したコマンドの結果を示す”結
果”とが実行日時順に表形式で記載されている。
【0109】図11(a)は、携帯電話装置10から電
子メール又はショートメッセージで送信する際の形式で
あり、このように表形式とすることで、情報を要求した
ユーザにとって視覚的に見やすくなる。
【0110】図11(b)は、図11(a)に示した表
をメッセージパケット形式でシグナリングメッセージと
してPC4などへ送信する場合のメッセージパケットの
概略構成を示した図である。
【0111】メッセージパケットは、メッセージパケッ
トがどんなメッセージパケットなのかを示す ”メッセ
ージ名”と、送信するメッセージの種類を示す”情報種
別”と、1つのメッセージパケットで送信する情報数を
示す”情報数”とをヘッダ情報として備えている。
【0112】例えば、表形式で図10(a)に示したコ
マンド履歴情報をメッセージパケットに変換した場
合、”メッセージ名”が”ユーザ情報通知”、”情報種
別”が”コマンド履歴”、”情報数”が”3”として示
される。さらにヘッダ情報に続いて、3つのコマンド履
歴情報が、”番号”、”実行日時”、”動作制御コマン
ド”、”結果”単位で、メッセージパケットを形成す
る。
【0113】このように携帯電話装置10は、コマンド
履歴情報をメッセージパケット形式に変換することで効
率よくPC4へコマンド履歴情報を送信することができ
る。このメッセージパケットを受信したPC4は、PC
4が備える所定のアプリケーションソフトウェアを用い
コマンド履歴情報を出力させる。
【0114】図12(a)及び図12(b)は、携帯電
話装置10のEEPROM34に格納されている電話帖
を示した図である。
【0115】図12(a)は、電話帖内での登録番号を
示す”番号”と、電話帖に登録した電話機を所有する人
の名前を示す”氏名 ”と、登録した電話番号を示す”
登録番号”と、登録した電話番号を所定のグループに分
類した際のグループを示す””グループ”とが登録番号
順に表形式で記載されている。
【0116】図12(a)は、携帯電話装置10から電
子メール又はショートメッセージで送信する際の形式で
あり、このように表形式とすることで、情報を要求した
ユーザにとって視覚的に見やすくなる。
【0117】図12(b)は、図12(a)に示した表
をメッセージパケット形式でシグナリングメッセージと
してPC4などへ送信する場合のメッセージパケットの
概略構成を示した図である。
【0118】メッセージパケットは、メッセージパケッ
トがどんなメッセージパケットなのかを示す ”メッセ
ージ名”と、送信するメッセージの種類を示す”情報種
別”と、1つのメッセージパケットで送信する情報数を
示す”情報数”とをヘッダ情報として備えている。
【0119】例えば、表形式で図12(a)に示した電
話帖情報をメッセージパケットに変換した場合、”メッ
セージ名”が”ユーザ情報通知”、”情報種別”が”電
話帖”、”情報数”が”4”として示される。さらにヘ
ッダ情報に続いて、4つの電話帖情報が、”番号”、”
氏名”、”登録番号”、”グループ”単位で、メッセー
ジパケットを形成する。
【0120】このように携帯電話装置10は、電話帖情
報をメッセージパケット形式に変換することで効率よく
PC4へコマンド履歴情報を送信することができる。こ
のメッセージパケットを受信したPC4は、PC4が備
える所定のアプリケーションソフトウェアを用いて、例
えば、住所録などの作成及び管理をすることができる。
【0121】図13(a)及び図13(b)は、携帯電
話装置10がどのように移動してきたかの履歴を示した
図である。
【0122】図13(a)は、携帯電話装置10が移動
した日時を示す”位置変化日時”と、携帯電話装置10
がいる国を示すID番号である”Country ID”と、携帯
電話装置10が通ったルートを示す”RAI(Routing
ID)”と、携帯電話装置10がいる位置を示す”LAI
(Location ID)”と、携帯電話装置10がいる位置を
管轄している基地局2を示す”BTS No”とが位置変化日
時順に表形式で記載されている。
【0123】図13(a)は、携帯電話装置10から電
子メール又はショートメッセージで送信する際の形式で
あり、このように表形式とすることで、情報を要求した
ユーザにとって視覚的に見やすくなる。
【0124】図13(b)は、図13(a)に示した表
をメッセージパケット形式でシグナリングメッセージと
してPC4などへ送信する場合のメッセージパケットの
概略構成を示した図である。
【0125】メッセージパケットは、メッセージパケッ
トがどんなメッセージパケットなのかを示す ”メッセ
ージ名”と、送信するメッセージの種類を示す”情報種
別”と、1つのメッセージパケットで送信する情報数を
示す”情報数”とをヘッダ情報として備えている。
【0126】例えば、表形式で図13(a)に示した位
置履歴情報をメッセージパケットに変換した場合、”メ
ッセージ名”が”ユーザ情報通知”、”情報種別”が”
位置情報”、”情報数”が”4”として示される。さら
にヘッダ情報に続いて、4つの位置履歴情報が、”Coun
try ID”、”RAI”、”LAI”、”BTS No”単位
で、メッセージパケットを形成する。
【0127】このように携帯電話装置10は、位置履歴
情報をメッセージパケット形式に変換することで効率よ
くPC4へ位置履歴情報を送信することができる。この
メッセージパケットを受信したPC4は、PC4が備え
る所定のアプリケーションソフトウェアを用い、例え
ば、端末の移動経路などを地図上に表示させたりするこ
とができる。
【0128】次に、図14に示すフローチャートを用い
て、携帯電話装置10に動作制御コマンドを入力し、携
帯電話装置10の動作を直接制御する直接操作コマンド
入力モードの処理動作について説明をする。
【0129】まず、ステップST1において、図2に示
した総合メニューから”コマンド入力”メニューが選択
されたことに応じて、携帯電話装置10のCPU31
は、コマンドライン入力モードに設定する。
【0130】ステップST2において、CPU31は、
LCD15に図15に示すようなコマンド入力画面を表
示させる。
【0131】コマンド入力画面には、この画面がコマン
ドライン入力モードであることを示す”Command Mode”
が表示され、コマンドの入力を促すコマンドプロンプト
が”com>”のように表示されている。
【0132】ステップST3において、携帯電話装置1
0は、ユーザによってKEY105から動作制御コマン
ドが入力される。各動作制御コマンドは、図15に示し
たコマンドプロンプトの後に入力される。例えば、ユー
ザが図15に示すようにコマンドプロンプトの後にKE
Y11により”POWER SAVE”と入力したとする。
【0133】ステップST4において、CPU31は、
ユーザによって入力された動作制御コマンドとROM3
3に格納されている動作制御コマンドとを比較して入力
された動作制御コマンドの文字列が正しいかどうかの文
法チェックをすると供に、上述した初期設定で設定され
EEPROM34に格納されている直接入力モードで使
用されることを許可された動作制御コマンドであるかの
チェックをする。
【0134】文法チェック及び使用可能コマンドである
かどうかのチェックによって入力された動作制御コマン
ドが正しいコマンドであると判断されると工程はステッ
プST5へと進み、入力された動作制御コマンドの文法
が誤りであると判断されると工程はステップST3へと
戻り、正しい動作制御コマンドの入力を促すコマンドプ
ロンプトがLCD15に表示される。
【0135】また、正しい動作制御コマンドが入力され
た場合でも、初期設定で許可されていない動作制御コマ
ンドが入力された場合には、CPU31は、動作制御コ
マンドを実行せず、さらにLCD15にその旨を知らせ
るメッセージを表示させる。
【0136】ステップST5において、CPU31は、
入力された動作制御コマンドが携帯電話装置10に記憶
されている情報の提示を要求するINFOコマンドであ
るかどうかの判断をする。入力された動作制御コマンド
がINFOコマンドでない場合は工程はステップST6
へと進み、INFOコマンドである場合は工程はステッ
プST7へと進む。
【0137】なお、入力された動作制御コマンドがIN
FOコマンドでない場合は、携帯電話装置10の設定情
報を更新するための設定コマンドであるということにな
る。
【0138】ステップST6において、入力された動作
制御コマンドはステップST5でINFOコマンドでは
ないと判断されているので、CPU31は、EEPRO
M34に格納されている設定情報の中から、入力された
設定コマンドが示す設定情報の更新をする。CPU31
は、設定情報の更新をした後、設定コマンドを実行した
ことを示すメッセージをLCD15に表示させ、さらに
次の動作制御コマンドの入力を促すコマンドプロンプト
をLCD15に表示させる。
【0139】例えば、図16に示すように、入力された
設定コマンドである”POWER SAVE”が実行されると、C
PU31は、続くコマンドプロンプト”com>”の後に”
OK”と表示させ、設定コマンドを実行し設定情報を更新
したことをLCD15を介して示す。CPU31は、設
定コマンドの実行結果を提示した後、続けて、次の動作
制御コマンドの入力を促すコマンドプロンプト”com>”
をLCD15に表示する。
【0140】ステップST7において、入力された動作
制御コマンドはステップST5でINFOコマンドであ
ると判断されているので、CPU31は、EEPROM
34、RAM32又はROM33に格納されている情報
の中からINFOコマンドが要求する所定の情報を読み
込み、RAM32に一時的に記憶させる。
【0141】ステップST8において、CPU31は、
ステップST3で入力されたINFOコマンドに”情報
通知方法オプション”が付加されているかどうかを判断
をする。”情報通知方法オプション”が付加されてない
場合はステップST9へと工程を進め、付加されている
場合はアドレスの入力を促すアドレスプロンプトをLC
D15に表示してステップST10へと工程を進める。
【0142】ステップST9において、CPU31は、
入力されたINFOコマンドに”情報通知オプション”
が付加されていないことから、RAM32に一時的に記
憶させた所定の情報をLCD15へと渡し出力表示させ
る。CPU31は、LCD15に情報を表示させた後、
次のコマンド入力を促すコマンドプロンプトをLCD1
5に表示させる。
【0143】ステップST10において、ステップST
8で表示されたアドレスプロンプトに続いて取得した情
報を送信することを希望するアドレスを入力する。
【0144】CPU31は、付加された”情報通知オプ
ション”に応じて入力されたアドレスを宛先とする電子
メール又はショートメッセージを生成する。CPU31
は、アドレスプロンプトに入力された宛先がアドレスの
場合は電子メール、電話番号の場合はショートメッセー
ジを生成し、RAM32に一時的に記憶させた所定の情
報をメールの本文に添附して携帯電話装置10に送信す
る。CPU31は、電子メール又はショートメッセージ
を送信後、LCD15に次のコマンド入力を促すコマン
ドプロンプトを表示させる。
【0145】例えば、図17に示すように、設定コマン
ド”CALL DISPLAY ON”が実行され、実行結果が表示さ
れた後のコマンドプロンプトに”情報通知オプション”
が付加された電話帖情報を提供するINFOコマンド”
INFO ADDRESS -MAIL”が入力されたとする。”情報通知
オプション”が付加されたINFOコマンド”INFO ADD
RESS -MAIL”の入力に応じて、CPU31は、図18に
示すようにLCD15に電子メール又はショートメッセ
ージのアドレスの入力を促すアドレスプロンプト”adr
>”を表示させる。ユーザは、アドレスプロンプト”adr
>”に続けて例えば、”abc@***.**.**”という電子メ
ールアドレスを入力すると、CPU31は、宛先に”ab
c@***.**.**”というアドレスを記載し、電話帖情報を
添附した電子メールを生成し当該アドレスへ送信をす
る。
【0146】電子メールが送信されると、CPU31
は、その旨を伝える”OK”をLCD15のコマンドプロ
ンプトに続けて表示させ、さらに、続く動作制御コマン
ドの入力を促すコマンドプロンプトcom>を表示させる。
【0147】ステップST12において、CPU31
は、入力終了を示すコマンドが入力された場合は工程を
終了し、入力終了を示すコマンドが入力されない場合は
ステップST3へと戻る。
【0148】例えば、図19に示すように、ステップS
T3で設定コマンド”POWER SAVE”が入力されステップ
ST6で設定コマンド”POWER SAVE”が実行され、ステ
ップST12で入力終了を示すコマンドを入力しないと
すると、工程はステップST3へと戻る。
【0149】設定コマンド”POWER SAVE”を実行した実
行結果に続いてLCD15に表示されるコマンドプロン
プト”com>”の後にユーザによってKEY11から設定
コマンド”CALL AUTO ON”が入力されると、CPU31
は、設定コマンド”POWER SAVE”に続いて、設定コマン
ド”CALL AUTO ON”を連続的に実行する。さらにCPU
31は、図20に示すように、設定コマンド”CALL AUT
O ON”の実行結果に続いて、LCD15に次のコマンド
入力を促すコマンドプロンプトを表示させる。
【0150】なお、ステップST3においてセキュリテ
ィーに関するサブ機能の設定をするための動作制御コマ
ンドを入力した場合は、CPU31は暗証番号の入力を
要求する。
【0151】このように、携帯電話装置10は、直接操
作コマンド入力モードにおいて、動作制御コマンドを連
続的に入力でき、連続的に携帯電話装置10の動作制御
をすることができる。
【0152】また、直接操作コマンド入力モードでは、
バッチ処理を指示するコマンドを用意し、引数として携
帯電話装置10を制御する複数の動作制御コマンドを記
載したバッチファイルを使用することで、動作制御コマ
ンドの一括処理をすることができる。
【0153】このように、直接操作コマンド入力モード
で動作制御コマンドのバッチ処理をすることで携帯電話
装置10の動作制御をする際のスループットを向上させ
ることができる。
【0154】続いて、図21に示すフローチャートを用
いて、動作制御コマンドを本文に添付したショートメッ
セージを携帯電話装置10から通信網9を介し携帯電話
装置10へ送信し、携帯電話装置10の動作を直接制御
する直接操作メール入力モードの処理動作について説明
をする。
【0155】なお、ここでは、ショートメッセージ使用
して直接操作メール入力モードを実行しているが、電子
メールにて行ってもよく、その際は、SMS制御装置7
に代えて電子メール制御装置7’を用いる。
【0156】ステップST21において、図2に示した
総合メニューから”ショートメッセージ入力”が選択さ
れたことに応じて、携帯電話装置10のCPU31は、
ショートメッセージモードに設定する。
【0157】ステップST22において、CPU31
は、LCD15に図22に示すような画面を表示させ、
ユーザにショートメッセージの入力を促す。
【0158】図22に示した画面は、この画面がショー
トメッセージモードであることを示す”Short Message
Mode”が記され、ショートメッセージの送信先の宛先記
入欄が”To:”、ショートメッセージの主題記入欄が”S
uject:”として設けられ、さらに続けてショートメッセ
ージの本文記入欄が設けられている。
【0159】ステップST23において、ユーザは、携
帯電話装置10のKEY11から、ショートメッセージ
の入力をする。
【0160】ユーザは、図22に示すショートメッセー
ジ入力画面から、通常のショートメッセージを生成し送
信する場合は、宛先欄に送信先の携帯電話装置の電話番
号を記入し、主題記入欄及び本文記入欄のそれぞれに所
定の事項を記入する。また、ショーットメッセージによ
って携帯電話装置10のサブ機能を制御する場合は、宛
先に後述する特定の文字列を記入し、本文記入欄には図
9に一覧にして示したコマンドからユーザが実行するこ
とを希望するコマンドを全て記入する。
【0161】ステップST24において、CPU31
は、入力されたショートメッセージの宛先を参照し、特
定の文字列が記入されているかどうかの判断をする。宛
先に記入される特定の文字列とは、例えば、図22に示
した”command”のような文字列であり、この文字列は
携帯電話装置10の電話番号とリンクしている。
【0162】CPU31は、宛先記入欄に特定の文字列
が記入されていない場合は工程をステップST31へと
進めるが、宛先記入欄に特定の文字列が記入されている
場合はこのショートメッセージを制御用のショートメッ
セージであると判断する。CPU31は、制御用ショー
ットメッセージであると判断すると上述の文字列とリン
クした携帯電話装置10の電話番号へ電話をかけ制御用
ショートメッセージを自分自身に送信し、送信した制御
用ショートメッセージを受信する。
【0163】ステップST25において、CPU31
は、宛先記入欄に記入された電話番号へ電話をかけショ
ートメッセージを当該電話番号の携帯電話装置に送信す
る。
【0164】ステップST26において、CPU31
は、受信した制御用ショートメッセージの本文記入欄に
記載された動作制御コマンドの中から一つだけ読み込
み、読み込んだ動作制御コマンドとROM33に格納さ
れている動作制御コマンドとを比較して入力された動作
制御コマンドの文字列が正しいかどうかの文法チェック
をする。CPU31は動作制御コマンドの文法チェック
をすると供に、上述した初期設定で設定されEEPRO
M34に格納されている直接入力モードで使用されるこ
とを許可された動作制御コマンドであるかのチェックを
する。
【0165】文法チェックによって、制御用ショートメ
ッセージから読み出した動作制御コマンドが正しい動作
制御コマンドであると判断されると工程はステップST
27へと進み、コマンドの文法に誤りがあると判断され
ると工程はステップST23へと戻り、正しい入力値の
入力を促すショートメッセージモードの画面がLCD1
5に表示される。
【0166】また、正しい動作制御コマンドが入力され
た場合でも、初期設定で許可されていない動作制御コマ
ンドが入力された場合には、CPU31は、LCD15
にその旨を知らせるメッセージを表示させる。
【0167】ステップST27において、CPU31
は、制御用ショートメッセージから読み込んだ動作制御
コマンドが携帯電話装置10に記憶されている情報の提
示を要求するINFOコマンドであるかどうかの判断を
する。入力された動作制御コマンドがINFOコマンド
でない場合は工程はステップST28へと進み、INF
Oコマンドである場合は工程はステップST29へと進
む。
【0168】なお、制御用ショートメッセージから読み
出した動作制御コマンドがINFOコマンドでない場合
は、携帯電話装置10の設定情報を更新するための設定
コマンドであるということになる。
【0169】ステップST28において、入力された動
作制御コマンドはステップST27でINFOコマンド
ではないと判断されているので、CPU31は、EEP
ROM34に格納されている設定情報の中から、入力さ
れたコマンドが示す設定情報の更新をする。ステップS
T28が終了すると工程はステップST34へと進む。
【0170】ステップST29において、ショートメッ
セージから読み出したコマンドはステップST27でI
NFOコマンドであると判断されているので、CPU3
1は、EEPROM34、RAM32又はROM33に
格納されている情報の中から所定の情報を読み出し、R
AM32に一時的に記憶させる。
【0171】ステップST30において、CPU31
は、制御用ショートメッセージから読み出された動作制
御コマンドに”情報通知方法オプション”が付加されて
いるかどうかを判断をする。”情報通知方法オプショ
ン”が付加されてない場合はステップST33へと工程
を進め、付加されている場合はステップST31へと工
程を進める。
【0172】ステップST31において、CPU31
は、付加された”情報通知方法オプション”に応じて電
子メール又はショートメッセージを生成する。CPU3
1は、”情報通知方法オプション”として記載された宛
先がアドレスの場合は電子メール、電話番号の場合はシ
ョートメッセージを生成し、RAM32に一時的に記憶
させた所定の情報をメールの本文に添附する。
【0173】例えば、INFOコマンド”INFO ADDRES
S”に”情報通知方法オプション”を付加する場合、制
御用ショートメッセージの本文記載欄には”INFO ADDRE
SS -MAIL abc@***.**.**”のように記載をする。これ
により、CPU31は、”abc@***.**.**”をアドレス
とする電子メール生成し、INFOコマンドによって取
得した情報を本文記載欄に添附して送信する。
【0174】ステップST32において、CPU31
は、ステップST31で生成したショートメッセージを
コマンドで指定された所定の携帯電話装置又はPCへ送
信する。ステップST32が終了すると工程はステップ
ST34へと進む。
【0175】ステップST33において、CPU31
は、制御用ショートメッセージから読み出したINFO
コマンドに”情報通知方法オプション”が付加されてい
ないことから、RAM32に一時的に記憶させた所定の
情報をLCD15へと渡し出力表示させる。ステップS
T33が終了すると工程はステップST34へと進む。
【0176】ステップST34において、CPU31
は、制御用ショートメッセージの本文記入欄に記載され
動作制御コマンドのうちまだ実行されていない動作制御
コマンドがある場合はステップST26へと戻し上述し
たステップST27〜ステップST33までの工程を実
行し、制御用ショートメッセージの本文記入欄に記載さ
れた動作制御コマンドが全て実行されている場合は工程
を終了する。
【0177】このように、携帯電話装置10は、直接操
作メール入力モードにおいて、動作制御コマンドを一括
してショートメッセージに添附して送信し、送信したシ
ョーットメッセージを受信することで、連続的に当該携
帯電話装置10の動作を制御することができる。
【0178】次に、携帯電話装置10に対して携帯電話
装置、PDA又はPCなどの外部装置から動作制御コマ
ンドを送信して携帯電話装置10の動作を制御する遠隔
操作コマンド入力モードと、外部装置から動作制御コマ
ンドを添附した制御用ショートメッセージを送信して携
帯電話装置10の動作を制御する遠隔操作メール入力モ
ードついて説明をする。
【0179】まず、遠隔操作コマンド入力モード及び遠
隔操作メール入力モードについて説明をする前に、図2
3に示すフローチャートを用いて、携帯電話装置10が
外部装置から送信された電波を着信した際の処理につい
て説明をする。
【0180】まず、ステップST201において、ユー
ザは、外部装置から送信された電波をユーザが介入する
ことなく自動で着信することができるように携帯電話装
置110を自動着信モードに設定する。
【0181】ステップST202において、携帯電話装
置10は、ステップST201で自動着信モードに設定
されたことに応じて、外部装置から送信された電波をユ
ーザによる操作なしに自動で着信することが可能な待ち
受け処理状態となる。
【0182】ステップST203において、携帯電話装
置10は、待ち受け処理中に外部装置から送信される電
波を着信した場合、ステップST204へと工程を進
め、着信がない場合、ステップST202へと戻り待ち
受け処理状態を保持する。
【0183】ステップST204において、携帯電話装
置10は、外部装置から送信された電波に応答できた場
合はステップST205へと工程を進め、できなかた場
合はステップST206へと工程を進める。
【0184】ステップST205において、携帯電話装
置10は、外部装置から送信され着信した電波に所定の
応答処理をする。
【0185】ステップST206において、携帯電話装
置10は、外部装置から送信され着信した電波に応答で
きない場合、例えば、着信した電波が音声の場合は留守
番電話などを起動させ音声を記録したり、メールやコマ
ンドの場合に応答できない旨を送信元の外部装置へ通知
したりする。
【0186】続いて、図24に示すシーケンスチャー
ト、図25及び図26に示すフローチャートを用いて、
携帯電話装置10’から動作制御コマンドを入力し携帯
電話装置10を遠隔操作する遠隔操作コマンド入力モー
ドの処理動作について説明をする。
【0187】図24は、遠隔操作コマンド入力モードに
おいて、携帯電話装置10’と携帯電話装置10で送受
信される各種信号のシーケンスチャートであり、図25
は、ユーザが動作制御コマンドを入力する操作端末であ
る携帯電話装置10’の処理動作を示すフローチャート
であり、図26は、携帯電話装置10’から送信された
動作制御コマンドに応じて所定の処理をする被操作端末
である携帯電話装置10の処理動作を示すフローチャー
トである。
【0188】なお、図24のシーケンスチャートでは、
基地局2、無線交換機3についての記載はしていない
が、携帯電話装置10,10’から送信される電波は、
基地局2、無線交換機3を介して通信網9に送信され、
携帯電話装置10,10’に送信される電波は通信網9
から無線交換3、基地局2を介して各携帯電話装置へ送
信されるものとする。
【0189】まず、図24及び図25を用いて遠隔操作
コマンド入力モードの操作端末である携帯電話装置1
0’の処理動作について説明する。
【0190】ステップST41において、ユーザは、携
帯電話装置10のサブ機能を制御する遠隔操作コマンド
入力モードとなるように携帯電話装置10’の設定をす
る。
【0191】ステップST42において、携帯電話装置
10’は、遠隔操作コマンド入力モードに設定されたこ
とに応じて表示部にコマンド入力用の画面を表示させ
る。
【0192】ステップST43において、ユーザは、携
帯電話装置10’を操作して携帯電話装置10へ電話を
かけ発呼する。携帯電話装置10’は、ユーザの操作に
応じて発呼要求信号(S1)を生成し通信網9に送信す
ると、通信網9は、発呼要求信号(S1)に応じて着信
通知信号(S2)を生成し携帯電話装置10に送信す
る。
【0193】ステップST44において、携帯電話装置
10’と携帯電話装置10とで回線が接続されステップ
ST43での発呼が成功すると、携帯電話装置10から
着信応答信号(S3)が通信網9へ送信され、通信網9
から回線が接続されたことを通知する接続通知信号(S
4)が送信され工程はステップS45へと進む。発呼が
失敗すると工程はステップS43へと戻りユーザは再び
携帯電話装置10’から携帯電話装置10へ電話をかけ
発呼する。
【0194】ステップST45において、ユーザは、携
帯電話装置10’から携帯電話装置10に対して動作制
御コマンドの入力を要求をする。携帯電話装置10’
は、ユーザのコマンド入力要求に応じて通信網9を介し
携帯電話装置10に対してコマンド入力要求信号(S
5)を送信すると、これに応じて携帯電話装置10は通
信網9を介し携帯電話装置10’に対して暗証番号要求
信号(S6)を送信し、携帯電話装置10’に暗証番号
の入力を要求する。
【0195】ステップST46において、携帯電話装置
10から暗証番号入力要求信号(S5)が送信されたこ
とに応じて、ユーザは携帯電話装置10’から所定の暗
証番号を入力する。これに応じて携帯電話装置10’
は、通信網9を介し携帯電話装置10に対して暗証番号
通知信号(S7)を送信する。携帯電話装置10’から
送信された暗証番号通知信号(S7)を携帯電話装置1
0が認証すると、携帯電話装置10’には携帯電話装置
10から認証通知信号(S8)が送信される。
【0196】ステップST46で携帯電話装置10’に
ユーザによって入力される暗証番号はユーザに付与され
たユーザアカウントとパスワードとを組み合わせたもの
であってもよいし、パスワードのみでもよい。
【0197】携帯電話装置10’は、携帯電話装置10
から送信される認証通知信号(S8)を受信すると動作
制御コマンドの入力が可能となる。
【0198】ステップST47において、ユーザは携帯
電話装置10’に所望の動作制御コマンドを入力する。
【0199】ステップST48において、携帯電話装置
10’は、ユーザによって入力された動作制御コマンド
の文字列が正しいかどうかの文法チェックをする。正し
い動作制御コマンドである場合はステップST49へと
工程を進め、正しいコマンドでない場合はステップST
47へと工程を戻しユーザに正確な動作制御コマンドの
入力を促す。
【0200】ステップST49において、携帯電話装置
10’は、ユーザによって入力された動作制御コマンド
をコマンド通知要求信号(S9)に変換して通信網9を
介し携帯電話装置10に送信する。
【0201】ステップST50において、携帯電話装置
10’は、上述のステップST47で遠隔操作コマンド
入力モードを終了する終了コマンドが入力されたかどう
かの判断をする。終了コマンドが入力されていない場合
には工程はステップS51へと進み、終了コマンドが入
力された場合には、遠隔操作コマンド入力モードは終了
する。
【0202】ステップST51において、携帯電話装置
10’は、上述のステップST49で携帯電話装置10
に送信したコマンド通知要求信号(S9)に応じて携帯
電話装置10が生成したコマンド応答通知信号(S1
0)、コマンド応答通知信号(S11)又はショートメ
ッセージ(S12)を受信し工程をステップST51へ
と進める。また、携帯電話装置10’は、携帯電話装置
10からコマンド通知要求信号(S9)に応じた信号が
送信されないと、コマンド通知要求信号(S9)が送信
されていないと判断して、工程をステップST49へと
戻し再び携帯電話装置10にコマンド通知要求信号(S
9)を送信する。
【0203】ステップST52において、携帯電話装置
10’は、携帯電話装置10から送信され受信したコマ
ンド応答通知信号(S10)、コマンド応答通知信号
(S11)又はショートメッセージ(S12)を所定の
処理をして図示しない表示部へ表示させる。
【0204】携帯電話装置10’は、ステップST51
の工程が終了すると、ステップST47へと戻りユーザ
によるコマンド入力を促す。
【0205】続いて、図24及び図26を用いて、遠隔
操作コマンド入力モードの被操作端末である携帯電話装
置10の処理動作について説明する。
【0206】ステップST61において、ユーザは、遠
隔操作モードで使用可能な動作制御コマンドの設定をす
る初期設定を携帯電話装置10に対して行う。遠隔操作
コマンド入力モードで使用可能な動作制御コマンドはこ
の初期設定で使用を許可された動作制御コマンドとな
る。
【0207】ステップST62において、携帯電話装置
10は、携帯電話装置10’から送信される発呼要求信
号(S1)に応じて通信網9で生成され送信された着信
通知信号(S2)を着信し、応答可能かどうかを判断す
る。
【0208】携帯電話装置10は、着信通知信号(S
2)に対する応答が可能である場合は、工程をステップ
ST63へと進め、応答が不可能である場合は着信通知
信号(S2)を無視し、新たな着信通知信号(S2)の
着信を待ち受ける待ち受け状態となる。
【0209】ステップST63において、携帯電話装置
10のCPU31は、携帯電話装置10’から送信され
るコマンド入力要求信号を着信したことに応じて、携帯
電話装置10’に通信網9を介して暗証番号の入力を要
求する暗証番号要求信号(S6)送信する。
【0210】暗証番号要求信号(S6)に応じて、ユー
ザは、携帯電話装置10’に所定の暗証番号を入力する
と、携帯電話装置10’は、入力された暗証番号に応じ
て、暗証番号通知信号(S7)を生成し、通信網9を介
して携帯電話装置10に送信する。
【0211】ステップST64において、携帯電話装置
10は、携帯電話装置10’から通信網9を介し送信さ
れる暗証番号通知信号(S7)を受信し、CPU31
は、携帯電話装置10’から入力された暗証番号である
暗証番号通知信号(S7)の認証処理をする。CPU3
1は、暗証番号通知信号(S7)を認証し、携帯電話装
置10’による動作制御コマンド入力を許可すると、そ
の旨伝える認証通知信号(S8)を生成し、通信網9を
介し携帯電話装置10’へ送信をする。
【0212】CPU31は、暗証番号通知信号(S7)
を認証した場合は工程をステップST65へと進め、認
証しない場合はステップST77へと工程を進める。
【0213】ユーザは、認証通知信号(S8)を受信し
た携帯電話装置10’に、所望の動作制御コマンドを入
力し、携帯電話装置10’は入力された動作制御コマン
ドに応じてコマンド通知要求信号(S9)を生成し携帯
電話装置10に送信する。
【0214】ステップST65において、携帯電話装置
10は、携帯電話装置10’から通信網9を介し送信さ
れたコマンド通知要求信号(S9)を受信する。
【0215】ステップST66において、携帯電話装置
10のCPU31は、携帯電話装置10’から送信され
たコマンド通知要求信号(S9)が初期設定で設定され
EEPROM34に格納されている遠隔入力モードで使
用されることを許可された動作制御コマンドであるかど
うかのチェックをする。
【0216】CPU31の使用可能動作制御コマンドで
あるかどうかのチェックによって、動作制御コマンドが
正しいコマンドでないと判断されると工程はステップS
T67へと進み、正しいコマンドであると判断されると
工程はステップST68へと進む。
【0217】ステップST67において、携帯電話装置
10のCPU31は、コマンド通知要求信号(S9)と
して送信された動作制御コマンドが初期設定で携帯端末
相違10では使用することができない動作制御コマンド
であると設定されていることに応じて、その旨をコマン
ド応答通知信号(S10)として通信網9を介し携帯電
話装置10’へ送信する。
【0218】コマンド応答通知信号(S10)を送信
後、工程はステップST65へと戻る。
【0219】ステップST68において、携帯電話装置
10のCPU31は、携帯電話装置10’から送信され
たコマンド通知要求信号(S9)として送信された動作
制御コマンドが遠隔操作コマンド入力モードの終了を示
す動作制御コマンドであるかどうかの判断をする。送信
された動作制御コマンドが終了コマンドのときはステッ
プST77へ工程を進め、終了コマンドでないときはス
テップST69へと工程を進める。
【0220】ステップST69において、CPU31
は、コマンド通知要求信号(S9)として送信された動
作制御コマンドがINFOコマンドであるかどうかの判
断をする。INFOコマンドでない場合は工程はステッ
プST70へと進み、INFOコマンドである場合は工
程はステップST72へと進む。
【0221】なお、コマンド通知要求信号(S9)とし
て送信された動作制御コマンドがINFOコマンドでな
い場合は、携帯電話装置10の設定情報を更新するため
の設定コマンドであるということになる。
【0222】ステップST70において、コマンド通知
要求信号(S9)として送信された動作制御コマンド
は、ステップST69でINFOコマンドでないと判断
されているので、CPU31は、EEPROM34に格
納されている設定情報の中から、送信された設定コマン
ドが示す設定情報の更新をする。
【0223】ステップST71において、CPU31
は、設定情報を更新した後、設定コマンドを実行したこ
とを示すメッセージをコマンド応答通知信号(S10)
として通信網9を介し携帯電話装置10’に送信する。
【0224】ステップST72において、コマンド通知
要求信号(S9)として送信された動作制御コマンド
は、ステップST69でINFOコマンドであると判断
されているので、CPU31は、EEPROM34、R
AM32又はROM33に格納されている情報の中から
所定の情報を読み込み、RAM32に一時的に記憶させ
る。
【0225】ステップST73において、CPU31
は、コマンド通知要求信号(S9)として送信されたI
NFOコマンドに”情報通知方法オプション”が付加さ
れているかどうかを判断する。”情報通知方法オプショ
ン”が付加されていない場合はステップST74へと工
程を進め、付加されている場合はステップST75へと
工程を進める。
【0226】ステップST74において、CPU31
は、コマンド通知要求信号(S9)として送信されたI
NFOコマンドに、”情報通知方法オプション”が付加
されていないことから、RAM32に一時的に記憶させ
た所定の情報を読み出してコマンド応答通知信号(S1
0)として通信網9を介し携帯電話装置10’に送信す
る。
【0227】ステップST75において、CPU31
は、コマンド通知要求信号(S9)として送信されたI
NFOコマンドに、”情報通知方法オプション”が付加
されていることから、付加された”情報通知方法オプシ
ョン”が示す電話番号を宛先とするショートメッセージ
(S13)を生成し、RAM32に一時的に記憶させた
所定の情報をショートメッセージ(S13)の本文に添
附する。
【0228】ステップST76において、CPU31
は、ステップST75で生成したショートメッセージ
(S13)を通信網9を介しSMS制御装置7へ送信
し、さらに通信網9を介して携帯電話装置10’に送信
する。
【0229】ステップST77において、携帯電話装置
10のCPU31は、ステップST64で暗証番号通知
信号(S7)として送信された暗証番号が認証されなか
った場合と、ステップST68でコマンド通知要求信号
(S9)として送信された動作制御コマンドが入力終了
を示す動作制御コマンドであると判断された場合に、通
信網9を介して携帯電話装置10’、SMS制御装置7
とが接続されている回線を切断し、遠隔操作コマンド入
力モードを終了させる。
【0230】このように、携帯電話装置遠隔装置システ
ム1は、遠隔操作コマンド入力モードにおいて、携帯電
話装置10と、携帯電話装置10’とが通信網9を介し
て接続され、携帯電話装置10’から動作制御コマンド
を入力することで、当該携帯電話装置10の動作を連続
的に遠隔地から制御できる。
【0231】また、遠隔操作コマンド入力モードでは、
バッチ処理を指示するコマンドを用意し、引数として携
帯電話装置10の動作を制御する動作制御コマンドを記
載したバッチファイルを使用することで、動作制御コマ
ンドの一括処理をすることができる。
【0232】このように、遠隔操作コマンド入力モード
で動作制御コマンドのバッチ処理をすることで携帯電話
装置10の動作制御をする際のスループットを向上させ
ることができる。
【0233】なお、遠隔操作コマンド入力モードにおい
て、携帯電話装置10’に代えてPC4を操作端末とす
る場合は、ショートメッセージに代えて電子メールを用
いる。
【0234】続いて、図27に示すシーケンスチャー
ト、図28及び図29に示すフローチャートを用いて、
携帯電話装置10’から動作制御コマンドを添附した制
御用ショートメッセージを携帯電話装置10に送信し、
携帯電話装置10の動作を遠隔操作する遠隔操作メール
入力モードの処理動作について説明をする。
【0235】図27は、遠隔操作メール入力モードにお
いて、携帯電話装置10’と携帯電話装置10で送受信
される各種信号のシーケンスチャートであり、図28
は、動作制御コマンドを添附した制御用ショートメッセ
ージを送信し携帯電話装置10を遠隔操作する操作端末
である携帯電話装置10’の処理動作を示すフローチャ
ートであり、、図29は、携帯電話装置10’から送信
された制御用ショートメッセージに添附された動作制御
コマンドに応じて所定の処理をする被操作端末である携
帯電話装置10の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【0236】なお、図27のシーケンスチャートでは、
基地局2、無線交換機3についてのは記載はしていない
が、携帯電話装置10、10’から送信される電波は、
基地局2、無線交換機3を介して通信網9に送信され、
携帯電話装置10、10’に送信される電波は通信網9
から無線交換30、基地局2を介して各携帯電話装置へ
送信されるものとする。
【0237】さらにまた、ここではショートメッセージ
使用して遠隔操作メール入力モードを実行しているが、
電子メールにて行ってもよく、その際は、SMS制御装
置7に代えて電子メール制御装置7’を用いる。
【0238】まず、図27及び図28を用いて遠隔操作
メール入力モードの操作端末である携帯電話装置10’
の処理動作について説明する。
【0239】ステップST81において、ユーザは、携
帯電話装置10に対してショートメッセージを送信する
ショートメッセージモードとなるよう携帯端末装置1
0’の設定をする。
【0240】ステップST82において、携帯電話装置
10’は、遠隔操作メール入力モードに設定されたこと
に応じて表示部にショートメッセージの入力用画面を表
示させる。
【0241】ステップST83において、ユーザは、上
述のステップST83で表示された画面にショートメッ
セージのアドレス、ショートメッセージの主題、ショー
トメッセージの本文を入力する。
【0242】通常のショートメッセージを入力する場合
は、アドレスとして送信先の携帯電話装置10の電話番
号を記載し、主題と本文にはユーザが所望する単語や文
章を記載する。
【0243】制御用ショートメッセージの入力をする場
合は、まず、アドレスは通常のショートメッセージと同
様に送信先の携帯電話装置10の電話番号を記載する。
【0244】制御用ショートメッセージは、携帯電話装
置10に当該ショートメッセージが通常のショートメッ
セージではなく制御用のショートメッセージであること
を示す必要があるため主題記載欄と本文記載欄のどちら
かに特定の文字列を記載し、制御用ショートメッセージ
であることを示す。この特定の文字列を制御用ショート
メッセージの本文に記載する際は、特定の文字列は本文
の先頭に記載される。
【0245】主題記載欄又は本文記載欄に記載する特定
の文字列とは、例えば、”command”といった文字列で
あり、携帯電話装置10に制御用ショートメッセージが
送信されたら制御用ショートメッセージであると判断で
きるようにあらかじめ設定しておけばよいので、どのよ
うな文字列であってもかまわない。
【0246】ステップST84において、携帯電話装置
10’は、ユーザによって入力されたショートメッセー
ジが、本文に通常のメッセージを添附した通常ショート
メッセージであるか、本文に携帯電話装置10への動作
制御コマンドを添附した制御用ショートメッセージであ
るかどうかの判断をする。上述したように、制御用ショ
ートメッセージの場合は、ショートメッセージの主題又
は本文の先頭に制御用ショートメッセージであることを
示す特定の文字列が記載されているので、携帯電話装置
10’の図示しない制御部は、ユーザによって記載され
たショートメッセージから特定の文字列を検索し、記載
されている場合は制御用ショートメッセージとし、特定
の文字列が記載されていない場合は通常のショートメッ
セージと判断する。
【0247】通常のショートメッセージの場合はステッ
プST86へと工程を進め、制御用ショートメッセージ
の場合はステップST85へと工程を進める。
【0248】ステップST85において、携帯電話装置
10’は、ユーザによって入力された制御用ショートメ
ッセージの本文に記載されている動作制御コマンドの文
字列が正しいかどうかの文法チェックをする。動作制御
コマンドの文字列が正しいと判断されれると工程はステ
ップST86へと進み、誤りであると判断されると工程
はステップST82へと戻る。
【0249】ステップST86において、動作制御コマ
ンドの文法が正しいと判断されているので、携帯電話装
置10’は、動作制御コマンドを記載した制御用ショー
トメッセージを携帯電話装置10にショートメッセージ
(S21)として送信する。また、携帯電話装置10’
は、生成されたショートメッセージが通常ショートメッ
セージであった場合も同様にして携帯電話装置10にシ
ョートメッセージ(S21)として送信する。
【0250】携帯電話装置10’から送信された制御用
ショートメッセージ又は通常ショートメッセージである
ショートメッセージ(S21)は、通信網9を介しSM
S制御装置7へ一旦送られ、携帯電話装置10へ送信さ
れる。
【0251】ステップST87において、携帯電話装置
10’は、携帯電話装置10から送信されたショートメ
ッセージ(S22)又はショートメッセージ(S23)
を受信する。
【0252】ショートメッセージ(S22)は、携帯電
話装置10に送信された制御用ショートメッセージに添
附された制御用コマンドのうちのINFOコマンドに応
じて、携帯電話装置10が取得した情報が添附されたシ
ョートメッセージである。
【0253】また、ショートメッセージ(S23)は、
携帯電話装置10に送信された制御用ショートメッセー
ジに添付された制御用コマンドに応じて、携帯電話装置
10で所定の処理がなされた処理結果が添附されたショ
ートメッセージである。
【0254】ステップST88において、携帯電話装置
10’は、ステップST87で受信した、ショートメッ
セージ(S22)又はショートメッセージ(S23)を
携帯電話装置10’の表示部などに出力表示させる。
【0255】続いて、図27及び図29を用いて、遠隔
操作メール入力モードの被操作端末である携帯電話装置
10の処理動作について説明する。
【0256】ステップST91において、ユーザは、遠
隔操作モードで使用可能な動作制御コマンドの設定をす
る初期設定を携帯電話装置10に対して行う。遠隔操作
メール入力モードで使用可能な動作制御コマンドはこの
初期設定で使用を許可された動作制御コマンドとなる。
【0257】ステップST92において、携帯電話装置
10は、携帯電話装置10’から通信網9、SMS制御
装置7を介して送信されたショートメッセージ(S2
1)を受信する。
【0258】ステップST93において、携帯電話装置
10のCPU31は、携帯電話装置10’から送信され
たショートメッセージの主題記載欄又は本文記載欄の先
頭に当該ショートメッセージが制御用ショートメッセー
ジであることを示す特定の文字列が記載されているかど
うかを検出する。
【0259】特定の文字列がCPU31によって検出さ
れ、携帯電話装置10’から送信されたショートメッセ
ージが制御用ショートメッセージであると判断された場
合には、ステップST94へと工程を進め、CPU31
によって特定の文字列が検出されず通常のショートメッ
セージであると判断された場合にはステップST102
へと工程を進める。
【0260】ステップST94において、CPU31
は、制御用ショートメッセージ内に記述されている暗号
化された携帯電話装置10の機能を利用するための暗証
番号をチェックし、さらに制御用ショートメッセージを
送信し携帯電話装置10を遠隔操作しようとしているユ
ーザが正規の利用ユーザであるかどうかを確認するため
送信された制御用ショートメッセージの発番号通知情報
をチェックする認証処理を行う。CPU31の認証処理
によって制御用ショートメッセージが正規のユーザから
送信された制御用ショートメッセージであることが認証
された場合はステップST95へと工程を進め、認証さ
れなかった場合はステップST101へと工程を進め
る。
【0261】ステップST95において、携帯電話装置
10のCPU31は、制御用ショートメッセージの本文
記載欄に記載された制御用コマンドを一つだけ読み込
む。さらにCPU31は、読み込んだ制御用コマンドが
実行可能なコマンドがどうかを検証する。CPU31
は、読み込んだ制御用コマンドが初期設定で設定された
EEPROM34に格納されている遠隔操作で許可され
たコマンドと一致するかどうかをチェックする。実行可
能コマンドであると判断された場合はステップST96
へと工程を進め、実行不可能と判断された場合はステッ
プST101へと工程を進める。
【0262】ステップST96において、CPU31
は、制御用ショートメッセージから読み込んだ制御用コ
マンドがINFOコマンドであるかどうかの判断をす
る。INFOコマンドでない場合はステップST97へ
と工程を進め、INFOコマンドである場合はステップ
ST98へと工程を進める。
【0263】なお、INFOコマンドでない場合は、携
帯電話装置10の設定情報を更新するための設定コマン
ドであるということになる。
【0264】ステップST97において、CPU31
は、設定情報を更新する設定コマンドを実行し、EEP
ROM34に格納されている設定情報の中から入力され
た設定コマンドが示す設定情報の更新をする。ステップ
ST97が終了すると工程はステップST100へと進
む。
【0265】ステップST98において、制御用ショー
トメッセージから読み込んだ動作制御コマンドはステッ
プST96でINFOコマンドであると判断されている
のでCPU31は、EEPROM34、RAM32又は
ROM33に格納されている情報の中から所定の情報を
読み出し、RAM32に一時的に記憶させる。
【0266】ステップST99において、CPU31
は、ショートメッセージを生成し、ステップST98で
読み込んだRAM32に記憶させた所定の情報を添附し
て、制御用ショートメッセージを送信元である携帯電話
装置10’へショートメッセージ(S22)として送信
する。
【0267】ステップST100において、CPU31
は、制御用ショートメッセージに記載された制御用コマ
ンドが全て実行されたかどうか判断をする。制御用コマ
ンドが全て実行されている場合はステップST101へ
と工程を進め、まだ実行されていない制御用コマンドが
あればステップSST94へと工程を戻る。
【0268】ステップST101において、CPU31
は、ステップST100において、制御用ショートメッ
セージに記載した動作制御コマンドが全て実行されたこ
とに応じて、その旨を本文に記載したショートメールを
生成し、携帯電話装置10’に送信する。生成したショ
ートメールは、ショートメール(S22)として通信網
9を介しSMS制御装置7へ一旦送信され、携帯電話装
置10へ送信される。
【0269】ステップST102において、CPU31
は、携帯携帯電話装置10’から送信れた通常ショート
メッセージをRAM32に格納する。
【0270】このようにして、携帯電話装置遠隔操作シ
ステム1は、遠隔操作メール入力モードにおいて、携帯
電話装置10’から通信網9、SMS制御装置7を介し
て複数の動作制御コマンドを本文に添付した制御用ショ
ートメールを携帯電話端末装置10に送信することで携
帯電話装置10の動作を連続的に遠隔地から制御でき
る。
【0271】なお、遠隔操作メール入力モードにおい
て、携帯電話装置10’に代えてPC4を操作端末とす
る場合は、ショートメッセージに代えて電子メールを用
いる。
【0272】このようにして、携帯電話装置10は、直
接操作コマンド入力モード又は直接操作メールモードに
おいて、動作制御コマンドを入力することで、当該携帯
電話装置10の動作の連続的な処理をすることができ、
各種サブ機能の設定、サブ機能の設定解除、サブ機能の
利用を素早く行うことができる。
【0273】また、携帯電話装置遠隔操作システム1の
携帯電話装置10は、遠隔操作コマンド入力モード又は
遠隔操作メール入力モードにおいて当該携帯電話装置1
0の動作制御コマンドの連続的な処理によりサブ機能の
設定、サブ機能の設定解除、サブ機能の利用をすること
ができ、遠隔地からセキュリティに関するサブ機能を操
作することで、第3者による携帯無線電話装置の不正操
作を防止することができる。
【0274】さらにまた、携帯電話装置遠隔操作システ
ム1の携帯電話装置10は、遠隔操作メール入力モード
において、通信網9を介してショートメッセージ機能を
備えた携帯電話装置10’から送信される動作制御コマ
ンドを記載した制御用ショートメッセージを受信し、受
信した制御用ショートメッセージから動作制御コマンド
を検出することで当該携帯電話装置10の動作制御を行
うことができる。
【0275】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の携帯通信端末装置は、複数の機能を備え、電子メッ
セージ受信手段によって、電子メッセージの所定の箇所
に複数の機能のうち少なくとも1つ以上の機能を動作さ
せるための所定の文字列からなる動作制御命令をテキス
トデータとして記載した電子メッセージを受信し、検出
手段によって電子メッセージ受信手段で受信した電子メ
ッセージの所定の箇所に記載されたテキストデータを動
作制御命令として検出し、制御手段によって、検出手段
で検出された動作制御命令に応じて機能の動作を制御す
ることで、ユーザの所望する当該携帯通信端末装置が備
える複数の機能の利用を簡便な操作で且つ短時間に行う
ことを可能とする。また、本発明の携帯通信端末装置
は、遠隔地から当該携帯通信端末装置のセキュリティに
関する機能の設定をすることで第3者による携帯通信端
末装置の不正操作を防止することを可能とする。
【0276】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯通信端末装置は、端末装置が備える所定の
情報を電子メッセージに添附させ、当該携帯通信端末装
置へ所定の情報を添附した電子メッセージを送信させる
所定の文字列からなる命令をテキストデータとして記載
した命令記載電子メッセージを送信手段によって端末装
置に送信し、受信手段によって端末装置から送信される
所定の情報を添付した電子メッセージを受信し、情報取
得手段によって、受信手段で受信した所定の情報を添付
した電子メッセージから所定の情報を取得することで、
端末装置が備える所定の情報を適時、当該携帯通信端末
装置で利用するこを可能とする。
【0277】以上の説明からも明らかなように、本発明
の携帯無線電話装置は、複数の機能を備え、動作制御命
令受信手段によって、複数の機能のうち少なくとも1つ
以上の機能を動作させるための所定の文字列からなる動
作制御命令を受信し、制御手段によって、動作制御命令
受信手段で受信された動作制御命令に応じて上記機能の
動作を制御することで、ユーザの所望する当該携帯無線
電話装置が備える機能の利用を簡便な操作で且つ短時間
に行うことを可能とする。また、本発明の携帯無線電話
装置は、遠隔地から当該携帯無線電話装置のセキュリテ
ィに関するサブ機能の設定をすることで第3者による携
帯無線電話装置の不正操作を防止することを可能とす
る。
【0278】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯無線電話装置は、端末装置が備える所定の
情報を電子メッセージに添附させ、当該携帯無線電話装
置へ所定の情報を添附した電子メッセージを送信させる
所定の文字列からなる命令を送信手段によって端末装置
に送信し、受信手段によって端末装置から送信される所
定の情報を添付した電子メッセージを受信し、情報取得
手段によって、受信手段で受信した所定の情報を添付し
た電子メッセージから所定の情報を取得することで端末
装置が備える所定の情報を適時、当該携帯通信端末装置
で利用するこを可能とする。
【0279】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯通信端末装置遠隔操作システムは、端末装
置と、複数の機能を備えた携帯通信端末装置とがネット
ワーク網を介し接続され、端末装置は、電子メッセージ
生成手段によって電子メッセージの本文に所定の文字列
からなる動作制御命令をテキストデータとして少なくと
も1つ以上記載し、且つ、テキストデータが動作制御命
令として機能することを識別させるための識別情報を所
定の箇所に記載した電子メッセージを生成し、電子メッ
セージ送信手段によって電子メッセージ生成手段で生成
された電子メッセージをネットワーク網を介し携帯通信
端末装置に送信し、携帯通信端末装置は、電子メッセー
ジ受信手段によって端末装置の電子メッセージ送信手段
から送信される電子メッセージを受信し、第1の検出手
段によって電子メッセージ受信手段で受信した電子メッ
セージから識別情報を検出し、第2の検出手段によって
第1の検出手段で識別情報が検出されたことに応じて電
子メッセージ受信手段で受信した電子メッセージの本文
に記載されたテキストデータを動作制御命令として検出
し、制御手段によって、第2の検出手段で検出された動
作制御命令に応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御
することで当該携帯無線電話装置の動作を遠隔地から所
定の文字列からなる動作制御命令で直接操作することを
可能とし、ユーザの所望する当該携帯無線電話装置が備
える機能の利用を簡便な操作で且つ短時間に行うことを
可能とする。また、本発明の携帯無線電話装置は、遠隔
地から当該携帯無線電話装置のセキュリティに関するサ
ブ機能の設定をすることで第3者による携帯無線電話装
置の不正操作を防止することを可能とする。さらにま
た、本発明の携帯通信端末装置は、制御命令を記載した
電子メッセージを受信することで電子メッセージ機能を
備えた端末装置からの遠隔動作制御を可能とする。さら
にまた、本発明の携帯通信端末装置遠隔操作システム
は、制御命令を記載した電子メッセージを携帯通信端末
装置で受信することで電子メッセージ機能を備えた端末
装置からの遠隔動作制御を可能とする。
【0280】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯通信端末装置遠隔操作方法は、端末装置に
よって、電子メッセージの本文に所定の文字列からなる
動作制御命令をテキストデータとして少なくとも1つ以
上記載し、且つ、テキストデータが動作制御命令として
機能することを識別させるための識別情報を所定の箇所
に記載した電子メッセージを生成し、生成された電子メ
ッセージをネットワーク網を介し携帯通信端末装置に送
信し、携帯通信端末装置によって端末装置から送信され
る電子メッセージを受信し、受信した電子メッセージか
ら識別情報を検出し、識別情報が検出されたことに応じ
て受信した電子メッセージの本文に記載されたテキスト
データを動作制御命令として検出し、検出された動作制
御命令に応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御する
ことで、当該携帯無線電話装置の動作を遠隔地から所定
の文字列からなる動作制御命令で直接操作することを可
能とし、ユーザの所望する当該携帯無線電話装置が備え
る機能の利用を簡便な操作で且つ短時間に行うことを可
能とする。また、本発明の携帯無線電話装置は、遠隔地
から当該携帯無線電話装置のセキュリティに関するサブ
機能の設定をすることで第3者による携帯無線電話装置
の不正操作を防止することを可能とする。さらにまた、
本発明の携帯通信端末装置は、制御命令を記載した電子
メッセージを受信することで電子メッセージ機能を備え
た端末装置からの遠隔動作制御を可能とする。
【0281】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯無線電話装置遠隔操作システムは、端末装
置と、複数の機能を備えた携帯無線電話装置とがネット
ワーク網を介し接続され、端末装置は、入力手段によっ
て所定の文字列からなる動作制御命令を入力し、第1の
送信手段によって入力手段によって入力された動作制御
命令を携帯無線電話装置にネットワーク網を介し送信
し、携帯無線電話装置は、第1の受信手段によって、端
末装置の第1の送信手段から送信される動作制御命令を
受信し、制御手段によって第1の受信手段によって受信
された動作制御命令に応じて携帯無線電話装置の動作を
制御することで、当該携帯無線電話装置の動作を遠隔地
から所定の文字列からなる動作制御命令で直接操作する
ことを可能とし、ユーザの所望する当該携帯無線電話装
置が備える機能の利用を簡便な操作で且つ短時間に行う
ことを可能とする。また、本発明の携帯無線電話装置
は、遠隔地から当該携帯無線電話装置のセキュリティに
関するサブ機能の設定をすることで第3者による携帯無
線電話装置の不正操作を防止することを可能とする。
【0282】また、以上の説明からも明らかなように、
本発明の携帯無線電話装置遠隔操作方法は、所定の文字
列からなる動作制御命令を端末装置に入力し、入力され
た動作制御命令を携帯無線電話装置にネットワーク網を
介し送信し、携帯無線電話装置は、上記端末装置から送
信される動作制御命令を受信し、受信した動作制御命令
に応じて当該携帯無線電話装置の動作を制御することで
当該携帯無線電話装置の動作を遠隔地から所定の文字列
からなる動作制御命令で直接操作することを可能とし、
ユーザの所望する当該携帯無線電話装置が備える機能の
利用を簡便な操作で且つ短時間に行うことを可能とす
る。また、本発明の携帯無線電話装置は、遠隔地から当
該携帯無線電話装置のセキュリティに関するサブ機能の
設定をすることで第3者による携帯無線電話装置の不正
操作を防止することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す携帯電話装置遠
隔操作システムの構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態として示す携帯電話装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図3】同携帯電話装置において、LCDに表示される
総合メニュー画面の一例を示した図である。
【図4】同携帯電話装置において、動作制御コマンドを
初期設定する際にLCDに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図5】同携帯電話装置において、動作制御コマンドを
初期設定する際にLCDに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図6】同携帯電話装置において、動作制御コマンドを
初期設定する際にLCDに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図7】同携帯電話装置において、動作制御コマンドを
初期設定する際にLCDに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図8】同携帯電話装置において、暗証番号入力する際
にLCDに表示される画面の一例を示した図である。
【図9】同携帯電話装置において、当該携帯電話装置の
動作制御をする動作制御コマンドの一例を示した図であ
る。
【図10】同携帯電話装置において、(a)は提供する
通話履歴情報について説明するための図であり、(b)
は(a)に示す通話履歴情報をメッセージパケット形式
にした場合について説明するための図である。
【図11】同携帯電話装置において、(a)は提供する
コマンド履歴情報について説明するための図であり、
(b)は(a)に示すコマンド履歴情報をメッセージパ
ケット形式にした場合について説明するための図であ
る。
【図12】同携帯電話装置において、(a)は提供する
電話帖情報について説明するための図であり、(b)は
(a)に示す電話帖情報をメッセージパケット形式にし
た場合について説明するための図である。
【図13】同携帯電話装置において、(a)は提供する
位置情報について説明するための図であり、(b)は
(a)に示す位置情報をメッセージパケット形式にした
場合について説明するための図である。
【図14】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおける処理動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【図15】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図16】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図17】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図18】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図19】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図20】同携帯電話装置の直接操作コマンド入力モー
ドにおいて、LCDに表示される動作制御コマンド入力
画面の一例を示した図である。
【図21】同携帯電話装置の直接操作メール入力モード
における処理動作について説明するためのフローチャー
トである。
【図22】本発明の実施の形態と示す携帯電話装置遠隔
操作システムにおいて、LCDに表示されるショートメ
ッセージ入力画面について説明するための図である。
【図23】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
被操作端末装置となる携帯電話装置の着信処理について
説明するためのフローチャートである。
【図24】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
遠隔操作コマンド入力モードでの信号処理動作について
説明するためのシーケンスチャートである。
【図25】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
遠隔操作コマンド入力モードでの操作端末である携帯電
話装置の処理動作について説明するためのフローチャー
トである。
【図26】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
遠隔操作コマンド入力モードでの被操作端末である携帯
電話装置の処理動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【図27】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
遠隔操作メール入力モードでの信号処理動作について説
明するためのシーケンスチャートである。
【図28】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて、
遠隔操作メール入力モードでの操作端末である携帯電話
装置の処理動作について説明するためのフローチャート
である。
【図29】同携帯電話装置遠隔操作システムにおいて遠
隔操作メール入力モードでの被操作端末である携帯電話
装置の処理動作について説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 携帯電話装置遠隔操作システム、2 基地局、3
無線交換機、4 PC、5 NCU、6 交換機、7
SMS制御装置、7’ 電子メール制御装置、8 加入
者管理装置、10 携帯電話装置、10’ 携帯電話装
置、11 KEY、15 LCD、31 CPU

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メッセージによる通信が可能な、複
    数の機能を備える携帯通信端末装置において、 電子メッセージの所定の箇所に上記複数の機能のうち少
    なくとも1つ以上の機能を動作させるための所定の文字
    列からなる動作制御命令をテキストデータとして記載し
    た電子メッセージを受信する電子メッセージ受信手段
    と、 上記電子メッセージ受信手段で受信した電子メッセージ
    の所定の箇所に記載されたテキストデータを上記動作制
    御命令として検出する検出手段と、 上記検出手段で検出された動作制御命令に応じて上記機
    能の動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
    る携帯通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記電子メッセージ受信手段は、所定の
    箇所に当該電子メッセージの送信元を特定する認証情報
    が記載された電子メッセージを受信し、 上記検出手段は、上記認証情報を検出し、 上記制御手段は、上記検出手段によって検出された認証
    情報による認証結果に基づいて、上記動作制御命令によ
    る上記機能の動作を制御することを特徴とする請求項1
    記載の携帯通信端末装置。
  3. 【請求項3】 所定の端末装置の発呼情報を予め記憶す
    る記憶手段と、 上記電子メッセージ受信手段で上記電子メッセージを受
    信した際に得られる発呼情報と、上記記憶手段に記憶さ
    れた上記発呼情報とを比較する比較手段とを備え、 上記制御手段は、上記比較手段によって比較された発呼
    情報が一致した際に、上記動作制御命令による上記機能
    の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯
    通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記機能の動作を制御する上記動作制御
    命令を当該携帯通信端末装置で使用可能とするか、使用
    不可能とするかを上記各機能毎に設定する設定手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 上記複数の機能は、少なくとも上記設定
    手段で各機能毎に設定された上記動作制御命令の設定を
    変更する機能を含んでいることを特徴とする請求項4記
    載の携帯通信端末装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の機能は、少なくとも当該携帯
    通信端末装置の電源を投入する機能を含むことを特徴と
    する請求項1記載の携帯通信端末装置。
  7. 【請求項7】 当該携帯通信端末装置の電源を投入する
    上記機能は所定の設定時間に基づいて作動することを特
    徴とする請求項6記載の携帯通信端末装置。
  8. 【請求項8】 上記複数の機能は、少なくとも当該携帯
    通信端末装置の電源を切断する機能を含むことを特徴と
    する請求項1記載の携帯通信端末装置。
  9. 【請求項9】 当該携帯通信端末装置の電源を切断する
    上記機能は所定の設定時間に基づいて作動することを特
    徴とする請求項8記載の携帯通信端末装置。
  10. 【請求項10】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置からの発信を制限する機能を含むことを特徴
    とする請求項1記載の携帯通信端末装置。
  11. 【請求項11】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置への着信を制限する機能を含むことを特徴と
    する請求項1記載の携帯通信端末装置。
  12. 【請求項12】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置の留守番電話に関する機能を含むことを特徴
    とする請求項1記載の携帯通信端末装置。
  13. 【請求項13】 所定の操作を入力するための操作手段
    を備え、 上記複数の機能は、少なくとも上記操作手段への入力を
    制限する機能を含むことを特徴とする請求項1記載の携
    帯通信端末装置。
  14. 【請求項14】 当該携帯通信端末装置以外の端末装置
    の電話番号及び上記端末装置を所有しているユーザの個
    人情報を記憶する記憶手段を備え、 上記複数の機能は、少なくとも上記記憶手段に記憶した
    情報の読み出しに関する機能を含むことを特徴とする請
    求項1記載の携帯通信端末装置。
  15. 【請求項15】 上記動作制御命令に応じて上記機能を
    制御した上記制御手段の制御結果を所定の端末装置へ送
    信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の携帯通信端末装置。
  16. 【請求項16】 電子メッセージによる通信が可能な携
    帯通信端末装置において、 端末装置が備える所定の情報を電子メッセージに添附さ
    せ、当該携帯通信端末装置へ上記所定の情報を添附した
    電子メッセージを送信させる所定の文字列からなる命令
    をテキストデータとして記載した命令記載電子メッセー
    ジを上記端末装置に送信する送信手段と、 上記端末装置から送信される上記所定の情報を添付した
    電子メッセージを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信した上記所定の情報を添付し
    た電子メッセージから上記所定の情報を取得する情報取
    得手段とを備えることを特徴とする携帯通信端末装置。
  17. 【請求項17】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、上記端末装置の所在地を示す位置情報である
    ことを特徴とする請求項16記載の携帯通信端末装置。
  18. 【請求項18】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、発呼先情報であることを特徴とする請求項1
    6記載の携帯通信端末装置。
  19. 【請求項19】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、上記端末装置の動作履歴情報であることを特
    徴とする請求項16記載の携帯通信端末装置。
  20. 【請求項20】 複数の機能を備える携帯無線電話装置
    において、 上記複数の機能のうち少なくとも1つ以上の機能を動作
    させるための所定の文字列からなる動作制御命令を受信
    する動作制御命令受信手段と、 上記動作制御命令受信手段で受信された動作制御命令に
    応じて上記機能の動作を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする携帯無線電話装置。
  21. 【請求項21】 上記動作制御命令受信手段は、所定の
    箇所に当該動作制御命令の送信元を特定する認証情報が
    記載された動作制御命令を受信し、 上記検出手段は、上記認証情報を検出し、 上記制御手段は、上記検出手段によって検出された認証
    情報による認証結果に基づいて、上記動作制御命令によ
    る上記機能の動作を制御することを特徴とする請求項2
    0記載の携帯無線電話装置。
  22. 【請求項22】 所定の端末装置の発呼情報を予め記憶
    する記憶手段と、 上記動作制御命令受信手段で上記動作制御命令を受信し
    た際に得られる発呼情報と、上記記憶手段に記憶された
    上記発呼情報とを比較する比較手段とを備え、 上記制御手段は、上記比較手段によって比較された発呼
    情報が一致した際に、上記動作制御命令による上記機能
    の動作を制御することを特徴とする請求項20記載の携
    帯無線電話装置。
  23. 【請求項23】 上記機能の動作を制御する上記動作制
    御命令を当該携帯無線電話装置で使用可能とするか、使
    用不可能とするかを上記各機能毎に設定する設定手段を
    備えることを特徴とする請求項20記載の携帯無線電話
    装置。
  24. 【請求項24】 上記複数の機能は、少なくとも上記設
    定手段で各機能毎に設定された上記動作制御命令の設定
    を変更する機能を含んでいることを特徴とする請求項2
    3記載の携帯無線電話装置。
  25. 【請求項25】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯無線電話装置の電源を投入する機能を含むことを特徴
    とする請求項20記載の携帯無線電話装置。
  26. 【請求項26】 当該携帯無線電話装置の電源を投入す
    る上記機能は所定の設定時間に基づいて作動することを
    特徴とする請求項25記載の携帯無線電話装置。
  27. 【請求項27】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯無線電話装置の電源を切断する機能を含むことを特徴
    とする請求項20記載の携帯無線電話装置。
  28. 【請求項28】 当該携帯無線電話装置の電源を切断す
    る上記機能は所定の設定時間に基づいて作動することを
    特徴とする請求項27記載の携帯無線電話装置。
  29. 【請求項29】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置からの発信を制限する機能を含むことを特徴
    とする請求項20記載の携帯無線電話装置。
  30. 【請求項30】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置への着信を制限する機能を含むことを特徴と
    する請求項20記載の携帯無線電話装置。
  31. 【請求項31】 上記複数の機能は、少なくとも当該携
    帯端末装置の留守番電話に関する機能を含むことを特徴
    とする請求項20記載の携帯無線電話装置。
  32. 【請求項32】 所定の操作を入力するための操作手段
    を備え、 上記複数の機能は、少なくとも上記操作手段への入力を
    制限する機能を含むことを特徴とする請求項20記載の
    携帯無線電話装置。
  33. 【請求項33】 当該携帯端末通信端末装置以外の端末
    装置の電話番号及び上記端末装置を所有しているユーザ
    の個人情報を記憶する記憶手段を備え、 上記複数の機能は、少なくとも上記記憶手段に記憶した
    情報を読み出しに関する機能を含むことを特徴とする請
    求項20記載の携帯無線電話装置。
  34. 【請求項34】 上記動作制御命令に応じて上記機能を
    制御した上記制御手段の制御結果を所定の端末装置へ送
    信する送信手段を備えることを特徴とする請求項20記
    載の携帯無線電話装置。
  35. 【請求項35】 電子メッセージによる通信が可能な携
    帯無線電話装置において、 端末装置が備える所定の情報を電子メッセージに添附さ
    せ、当該携帯無線電話装置へ上記所定の情報を添附した
    電子メッセージを送信させる所定の文字列からなる命令
    を上記端末装置に送信する送信手段と、 上記端末装置から送信される上記所定の情報を添付した
    電子メッセージを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信した上記所定の情報を添付し
    た電子メッセージから上記所定の情報を取得する情報取
    得手段とを備えることを特徴とする携帯無線電話装置。
  36. 【請求項36】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、上記端末装置の所在地を示す位置情報である
    ことを特徴とする請求項35記載の携帯無線電話装置。
  37. 【請求項37】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、発呼先情報であることを特徴とする請求項3
    5記載の携帯無線電話装置。
  38. 【請求項38】 上記電子メッセージに添付された所定
    の情報は、上記端末装置の動作履歴情報であることを特
    徴とする請求項35記載の携帯無線電話装置。
  39. 【請求項39】 端末装置と、複数の機能を備えた携帯
    通信端末装置とがネットワーク網を介し接続された携帯
    通信端末装置遠隔操作システムであって、 上記端末装置は、電子メッセージの本文に所定の文字列
    からなる動作制御命令をテキストデータとして少なくと
    も1つ以上記載し、且つ、上記テキストデータが動作制
    御命令として機能することを識別させるための識別情報
    を所定の箇所に記載した電子メッセージを生成する電子
    メッセージ生成手段と、上記電子メッセージ生成手段で
    生成された電子メッセージを上記ネットワーク網を介し
    上記携帯通信端末装置に送信する電子メッセージ送信手
    段とを有し、 上記携帯通信端末装置は、上記端末装置の電子メッセー
    ジ送信手段から送信される電子メッセージを受信する電
    子メッセージ受信手段と、上記電子メッセージ受信手段
    で受信した電子メッセージから上記識別情報を検出する
    第1の検出手段と、上記第1の検出手段によって上記識
    別情報が検出されたことに応じて上記電子メッセージ受
    信手段で受信した電子メッセージの本文に記載されたテ
    キストデータを動作制御命令として検出する第2の検出
    手段と、上記第2の検出手段で検出された動作制御命令
    に応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする携帯通信端末装置遠隔操
    作システム。
  40. 【請求項40】 上記携帯通信端末装置は、上記制御手
    段による制御結果を上記端末装置に送信する送信手段を
    備えることを特徴とする請求項39記載の携帯通信端末
    装置遠隔操作システム。
  41. 【請求項41】 上記端末装置は、上記携帯通信端末装
    置の送信手段から送信された制御結果を受信する受信手
    段を備えることを特徴とする請求項40記載の携帯通信
    端末装置遠隔操作システム。
  42. 【請求項42】 上記端末装置は、上記受信手段で受信
    した受信結果を出力する出力手段を備えることを特徴と
    する請求項41記載の携帯通信端末装置遠隔操作システ
    ム。
  43. 【請求項43】 複数の機能を備えた携帯通信端末装置
    をネットワーク網を介し接続された端末装置で遠隔操作
    する携帯通信端末装置遠隔操作方法であって、 上記端末装置は、電子メッセージの本文に所定の文字列
    からなる動作制御命令をテキストデータとして少なくと
    も1つ以上記載し、且つ、上記テキストデータが動作制
    御命令として機能することを識別させるための識別情報
    を所定の箇所に記載した電子メッセージを生成し、 生成された上記電子メッセージを上記ネットワーク網を
    介し上記携帯通信端末装置に送信し、 上記携帯通信端末装置は、上記端末装置から送信される
    電子メッセージを受信し、 受信した上記電子メッセージから上記識別情報を検出
    し、 上記識別情報が検出されたことに応じて受信した上記電
    子メッセージの本文に記載されたテキストデータを動作
    制御命令として検出し、検出された上記動作制御命令に
    応じて当該携帯通信端末装置の動作を制御することを特
    徴とする携帯通信端末装置遠隔操作方法。
  44. 【請求項44】 上記携帯通信端末装置は、上記制御手
    段による制御結果を上記端末装置に送信することを特徴
    とする請求項43記載の携帯通信端末装置遠隔操作方
    法。
  45. 【請求項45】 上記端末装置は、上記携帯端末装置か
    ら送信された制御結果を受信することを特徴とする請求
    項44記載の携帯通信端末装置遠隔操作方法。
  46. 【請求項46】 上記端末装置は、受信した受信結果を
    出力することを特徴とする請求項45記載の携帯通信端
    末装置遠隔操作方法。
  47. 【請求項47】 端末装置と、複数の機能を備えた携帯
    無線電話装置とがネットワーク網を介し接続された携帯
    無線電話装置遠隔操作システムであって、 上記端末装置は、所定の文字列からなる動作制御命令を
    入力する入力手段と、上記入力手段によって入力された
    動作制御命令を上記携帯無線電話装置にネットワーク網
    を介し送信する第1の送信手段とを有し、 上記携帯無線電話装置は、上記端末装置の第1の送信手
    段から送信される動作制御命令を受信する第1の受信手
    段と、上記第1の受信手段によって受信された動作制御
    命令に応じて上記携帯無線電話装置の動作を制御する制
    御手段とを有することを特徴とする携帯無線電話装置遠
    隔操作システム。
  48. 【請求項48】 上記携帯無線電話装置は、上記制御手
    段による制御結果を上記端末装置に送信する第2の送信
    手段を備えることを特徴とする請求項47記載の携帯無
    線電話装置遠隔操作システム。
  49. 【請求項49】 上記端末装置は、上記携帯端末装置の
    第2の送信手段から送信された制御結果を受信する第2
    の受信手段を備えることを特徴とする請求項48記載の
    携帯無線電話装置遠隔操作システム。
  50. 【請求項50】 上記端末装置は、上記第2の受信手段
    で受信した受信結果を出力する出力手段を備えることを
    特徴とする請求項49記載の携帯無線電話装置遠隔操作
    システム。
  51. 【請求項51】 複数の機能を備えた携帯無線電話装置
    をネットワーク網を介し接続された端末装置で遠隔操作
    する携帯無線電話装置遠隔操作方法であって、所定の文
    字列からなる動作制御命令を上記端末装置に入力し、 入力された動作制御命令を上記携帯無線電話装置にネッ
    トワーク網を介し送信し、 上記携帯無線電話装置は、上記端末装置から送信される
    動作制御命令を受信し、 受信した上記動作制御命令に応じて当該携帯無線電話装
    置の動作を制御することを特徴とする携帯無線電話装置
    遠隔操作方法。
  52. 【請求項52】 上記携帯無線電話装置は、上記制御手
    段による制御結果を上記端末装置に送信することを特徴
    とする請求項51記載の携帯無線電話装置遠隔操作方
    法。
  53. 【請求項53】 上記端末装置は、上記携帯無線電話装
    置から送信された制御結果を受信することを特徴とする
    請求項52記載の携帯無線電話装置遠隔操作方法。
  54. 【請求項54】 上記端末装置は、受信した受信結果を
    出力することを特徴とする請求項53記載の携帯無線電
    話装置遠隔操作方法。
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