JP2002072126A - 光偏向走査装置 - Google Patents

光偏向走査装置

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JP2002072126A
JP2002072126A JP2000266985A JP2000266985A JP2002072126A JP 2002072126 A JP2002072126 A JP 2002072126A JP 2000266985 A JP2000266985 A JP 2000266985A JP 2000266985 A JP2000266985 A JP 2000266985A JP 2002072126 A JP2002072126 A JP 2002072126A
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JP
Japan
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magnet
shaft
adhesive
scanning device
diameter portion
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Application number
JP2000266985A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Miyamoto
英幸 宮本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石のシャフトからの脱落を防止して信頼性
を向上させる。 【解決手段】 軸受ユニット32の磁気軸受は、シャフ
ト33の端面33aに接着剤43を介して固着した略円
筒形状の第1の磁石44と、スリーブ41の端面41a
に固着した円筒形状の第2の磁石45とから構成し、第
1の磁石44の外径部と第2の磁石45の内径部は相互
に引っ張り合うように着磁する。第1の磁石44の内周
面のシャフト33側には、内方に突出する段部44aを
設ける。接着剤43は、完全に硬化収縮して第1の磁石
44の内面から剥離した場合に、第1の磁石44の段部
44aを掛止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタやレーザーファクシミリ等の画像形成装置に用い
られる光偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来の光偏向走査装
置の光学箱1の内部には、光ビームを偏向走査する回転
多面鏡2と、この回転多面鏡2をシャフト3に支持した
スキャナモータ4とが配置され、光学箱1の上部開口は
カバー5により閉じられている。また、光学箱1の内部
には、光ビームを出射する光ビームユニット、回転多面
鏡2からの光ビームを等速度で走査する走査レンズ等が
配置され、光学箱1の外部には、走査レンズからの光ビ
ームが結像する感光体が配置されている。
【0003】図7にも示すように、スキャナモータ4の
シャフト3は軸受ユニット6によって支持されている。
軸受ユニット6のラジアル支持は動圧空気軸受とされ、
スラスト支持は磁気軸受とされている。軸受ユニット6
は、シャフト3の下部に微小隙間7をおいて嵌合された
スリーブ8と、シャフト3の端面3aに光硬化型の接着
剤9によって固着された円筒状の第1の磁石10と、ス
リーブ8の端面8aに接着された円筒状の第2の磁石1
1と、これらのシャフト3、スリーブ8、第1第2の磁
石10、11を収容したハウジング12とから構成され
ている。第1の磁石10は重量の軽減と材料の節減が図
られていると共に、光硬化型の接着剤9の使用が可能と
されている。
【0004】そして、第1の磁石10をシャフト3に固
着する際には、図8に示すようにシャフト3の端面3a
を上に向け、第1の磁石10をその端面3aの上に載置
する。次に、図9に示すように第1の磁石10の内径部
に接着剤9を滴下する。このとき、接着剤9がシャフト
3の端面3aと第1の磁石10の端面10aの間に入り
込むことはない。最後に、図10に示すように接着剤9
に紫外線Lを照射し、接着剤9を硬化させる。このと
き、接着剤9の端面9aと側面9bがシャフト3の端面
3aと第1の磁石10の内面10bに接着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
9が硬化する際にはその体積が収縮するので、接着剤9
の端面9aは収縮の影響を受けることなく、シャフト3
の端面3aに強く固着している反面で、接着剤9が著し
く収縮する場合にはその側面9bが内径方向に収縮す
る。このため、図11に示すようにシャフト3を反転し
てスリーブ8に嵌合した後には、接着剤9の側面9bが
第1の磁石10の内面10bから剥離し、第1の磁石1
0がシャフト3から剥落することがある。この場合に
は、スキャナモータ4の機能、即ち光偏向走査装置の機
能が損なわれ、特に近年では光偏向走査装置の高速化と
長寿命化を含む信頼性の向上が望まれているので、第1
の磁石10の剥落を防止することが重要な課題となって
いる。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
磁石のシャフトからの脱落を防止して信領性を向上させ
た光偏向走査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光偏向走査装置は、光ビームを偏向走査
する回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転駆動する駆動モ
ータとを有し、該駆動モータのスラスト軸受はシャフト
の端部に磁石を設けて成る磁気軸受とした光偏向走査装
置において、前記磁石は略円筒形状であって、前記シャ
フト側の内径を小さくする小径部を有することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図5に図示の実施
の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る
光偏向走査装置の第1の実施の形態の断面図であり、上
部を開口21aとする光学箱21の内部には、光ビーム
を射出する図示しない光ビームユニット、この光ビーム
ユニットからの光ビームを偏向走査する回転多面鏡2
2、この回転多面鏡22を支持して高速度で回転駆動す
るスキャナモータ23、回転多面鏡22からの光ビーム
を等速度で走査する図示しない走査レンズ等が配置され
ている。スキャナモータ23は光学箱21にビス等によ
って固定されており、光学箱21の上部開口21aはカ
バー24によって閉じられて、光学箱21の内部が保護
されている。そして、光学箱21の外部には、走査レン
ズからの光ビームが結像する図示しない感光体が配置さ
れている。
【0009】スキャナモータ23は例えばラジアルギャ
ップ型のアウタロータ方式とされ、光学箱21に固定さ
れるハウジング31と、ハウジング31の取付孔31a
に収容された軸受ユニット32と、軸受ユニット32に
支持されたシャフト33と、シャフト33に圧入等によ
り結合された支持部材34と、支持部材34の外周部に
支持されたロータ35と、ロータ35と対向配置された
ステータ36と、ハウジング31上に配置された回路基
板37とから構成されている。ロータ35にはマグネッ
トが固着されており、ステータ36にはコイルが巻回さ
れている。そして、上述の回転多面鏡22は支持部材3
4の上面に配置され、支持部材34に固定されたに押さ
え部材38、押さえばね39とによって支持部材34に
押圧固定されている。
【0010】図2の部分拡大図に示すように、軸受ユニ
ット32はシャフト回転型とされており、ラジアル支持
は動圧空気軸受とされ、スラスト支持は磁気軸受とされ
ている。動圧空気軸受は、上述のシャフト33と、この
シャフト33を嵌合保持したスリーブ41とから構成さ
れている。これらのシャフト33とスリーブ41は高精
度に加工されており、シャフト33の外周面とスリーブ
41の内周面の間には数μm〜数10μm程度の微小隙
間42が設けられている。
【0011】磁気軸受は、シャフト33の端面33aに
接着剤43を介して固着された略円筒形状の第1の磁石
44と、スリーブ41の端面41aに固着された円筒形
状の第2の磁石45とから構成され、第1の磁石44の
外径部と第2の磁石45の内径部は相互に磁気的に吸引
するように着磁されている。そして、第1の磁石44の
内周面のシャフト33側には、内方に突出する段部44
aが設けられている。
【0012】第1の磁石44をシャフト33に固着する
際には、シャフト33の端面33aを上に向けてシャフ
ト33を支持し、第1の磁石44の段部44a側の端面
44bをシャフト33の端面33aに当接するようにし
て、第1の磁石44をシャフト33の端面33aの上に
載置する。
【0013】次に、第1の磁石44の内径部に接着剤4
3を滴下し、この接着剤43に紫外線を照射して接着剤
43を硬化させる。接着剤43を硬化させた後には、図
3に示すように端面33aを下に向けてシャフト33を
スリーブ41に嵌合する。このとき、接着剤43はシャ
フト33の端面33aと、段部44aを含む第1の磁石
44の内面とに接着する。
【0014】この第1の実施の形態では、第1の磁石4
4の内周面のシャフト33側に段部44aを設けたの
で、接着剤43が完全に硬化収縮して第1の磁石44の
内面から剥離しても、接着剤43は第1の磁石44の段
部44aを掛止し、第1の磁石44をシャフト33から
脱落させることはない。
【0015】使用に際して電流が回路基板37からステ
ータ36に流れると、ステータ36が励磁されてロータ
35が高速度で回転し、ロータ35にシャフト33を介
して一体の回転多面鏡22が高速度で回転する。そし
て、光ビームユニットからの光ビームは回転多面鏡22
で偏向し、走査レンズによって調整された後に光学箱2
1から出射し、感光体上を走査する。
【0016】このとき、軸受ユニット32のラジアル軸
受では、シャフト33の回転に伴って微小隙間42に存
在する空気が連れ回され、微小隙間42内の圧力が上昇
して円筒状の空気膜を形成する。この空気膜はシャフト
33をスリーブ41から完全に浮上させて回転自在に支
持する。
【0017】一方、軸受ユニット32のスラスト軸受で
は、第1の磁石44と第2の磁石45が相互に吸引し合
ってているので、第1の磁石44が第2の磁石45の厚
みのほぼ中央に位置するときに磁気力が安定して均衡す
る。そして、第1の磁石44が上下方向に変位した場合
には、磁気力が第1の磁石44を元の位置に戻すよう作
用し、スキャナモータ23のシャフト33、ロータ3
5、回転多面鏡22等の回転部分を固定部分から浮上さ
せて非接触で支持する。
【0018】図4は第2の実施の形態の要部断面図であ
り、第1の実施の形態の第1の磁石44の代りに、内径
部にテーパ面46aを有する第1の磁石46がシャフト
33に接着剤43を介して固着されている。テーパ面4
6aは第1の磁石46の内径を連続的に変化させるよう
に設けられ、第1の磁石46の内径の小さい方の端面4
6bがシャフト33の端面33aに固着されている。
【0019】この第2の実施の形態では、接着剤43の
下部が上部よりも大径となっているので、第1の磁石4
6のシャフト33からの脱落をテーパ面46aによって
防止できる。なお、第1の磁石46の半径方向の厚みが
均一でないので、着磁が軸方向に不均一になるが、スラ
スト支持のバランス位置を適切に管理すれば問題になる
ことはない。
【0020】図5は第3の実施の形態の要部断面図であ
り、第1の実施の形態のシャフト33に代りに、端面3
3aの下方に溝部33bと小径部33cを順次に突設す
るシャフト33’とされている。そして、シャフト3
3’の溝部33bと小径部33cの外側に、第1の磁石
47がアウトサート成形によって付設されている。この
ため、第1の磁石47は射出成形可能な材料、例えばプ
ラスチックに磁性粉を分散させた材料から形成され、所
謂プラスチックマグネットとされている。
【0021】この第3の実施の形態では、第1の磁石4
7が第1の実施の形態の段部44aと同様な段部47a
を有するので、シャフト33’の小径部33cが第1の
磁石47の段部47aを掛止し、接着剤を使用すること
なく第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0022】なお、上述の第1〜第3の実施の形態で
は、第1の磁石44、46、47に段部44a、テーパ
面46a、段部47aをそれぞれ設けたが、第1の磁石
44、46、47がシャフト33、33’に接着剤43
を介して間接的に掛止するか、接着剤を用いずに直接的
に掛止し得る形状であれば、本発明の範疇内に含まれる
ことは勿論である。
【0023】また、スキャナモータ23をラジアルギャ
ップ型でアウタロータ方式としたが、アキシャルギャッ
プ型やインナロータ方式としても支障はない。更には、
軸受ユニット32をシャフト回転型としたが、スリーブ
回転型としてもよいことは云うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光偏向
走査装置は、磁石にシャフト側の内径を小さくする小径
部を設けたので、磁石をシャフトに接着剤で固着して接
着剤が硬化収縮しても、磁石の小径部を接着剤に引っ掛
けることができる。従って、磁石をシャフトから脱落さ
せることがなく、信頼性の向上や走査速度の向上が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】第2の実施の形態の要部断面図である。
【図5】第3の実施の形態の要部断面図である。
【図6】従来例の断面図である。
【図7】従来例の部分拡大図である。
【図8】従来例の磁石をシャフトに固着する工程図であ
る。
【図9】従来例の磁石をシャフトに固着する工程図であ
る。
【図10】従来例の磁石をシャフトに固着する工程図で
ある。
【図11】従来例の接着剤の作用説明図である。
【符号の説明】
22 回転多面鏡 23 スキャナモータ 32 軸受ユニット 33、33’ シャフト 33a 端面 33b 溝部 33c 小径部 41 スリーブ 42 微小隙間 43 接着剤 44、46、47 第1の磁石 44a、47a 段部 45 第2の磁石 46a テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA10 2H045 AA28 AA62 3J102 AA01 BA03 BA18 CA13 DA03 DA07 DA26 GA02 GA03 5H607 AA12 BB01 BB09 BB13 BB14 BB17 CC01 DD16 GG01 GG02 GG09 GG19 JJ01 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、
    該回転多面鏡を回転駆動する駆動モータとを有し、該駆
    動モータのスラスト軸受はシャフトの端部に磁石を設け
    て成る磁気軸受とした光偏向走査装置において、前記磁
    石は略円筒形状であって、前記シャフト側の内径を小さ
    くする小径部を有することを特徴とする光偏向走査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記小径部は段部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光偏向走査装置。
  3. 【請求項3】 前記小径部はテーパであることを特徴と
    する請求項1に記載の光偏向走査装置。
  4. 【請求項4】 前記磁石はプラスチック成形品であっ
    て、前記シャフトの端部にアウトサート成形によって設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の光偏向走査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シャフトは前記磁石の前記小径部に
    対応する溝を有することを特徴とする請求項4に記載の
    光偏向走査装置。
JP2000266985A 2000-09-04 2000-09-04 光偏向走査装置 Pending JP2002072126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291039A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 電磁駆動装置及び製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291039A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 電磁駆動装置及び製造方法

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