JP3320238B2 - 偏向走査装置 - Google Patents

偏向走査装置

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JP3320238B2 JP2892395A JP2892395A JP3320238B2 JP 3320238 B2 JP3320238 B2 JP 3320238B2 JP 2892395 A JP2892395 A JP 2892395A JP 2892395 A JP2892395 A JP 2892395A JP 3320238 B2 JP3320238 B2 JP 3320238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザービーム
プリンタなどの画像形成装置において、軸受により支持
されたポリゴンミラーなどの回転装置を有する偏向走査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の偏向走査装置における回転装置
は、図8に示すように偏向走査装置の光学箱1内にビス
2によりモータハウジング3が固定され、モータハウジ
ング3に設けられたボールベアリング4によって、モー
タ軸5が回転自在に支持されている。
【0003】モータ軸5には、ロータ6がかしめなどに
より取り付けられた座金状の固定部材7が圧入され、ロ
ータ6上には回転多面鏡8が固定されている。また、ロ
ータ6の下面には駆動用マグネット9が接着剤などによ
り固定されている。その下側には、モータハウジング3
上に電気回路を構成した鉄製基板11がビス2によりモ
ータハウジング3と共に設けられ、その上面にステータ
コイル10が配設されており、駆動用マグネット9とス
テータコイル10によりモータ軸5が駆動され、回転多
面鏡8が回転するようになっている。
【0004】また、図示は省略しているが、光学箱1に
は光ビームを被走査面上に集光する図示しない光学手段
も収容されており、モータ軸5が回転すると回転多面鏡
8によって光ビームが偏向走査される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近で
は、放熱性を向上させて装置内の昇温を防止するため、
また実装密度の上昇に伴うリフローによるチップマウン
トのために、電気回路基板に鉄製基板11を用いること
が多くなっている。
【0006】鉄製基板11は上記のような利点を有する
反面で、図9に示すように鉄製基板11とモータハウジ
ング3はビス2により組み付けられているため、鉄製基
板11の反りなどによ約0.005〜0.01mmの隙
間Aが生じ易い。そこで、回転多面鏡8の回転により生
じた振動は、モータハウジング3を矢印B方向に振動さ
せ、モータハウジング3と鉄製基板11をモータ軸5、
ロータ6、回転多面鏡8などから成る回転体の回転周波
数と同じ回数衝突させ、その結果として鉄製基板11と
モータハウジング3が衝突して振動音が発生する。更
に、鉄製基板11の固有振動数は約200〜300Hzな
ので、ロータ6の回転数が10000rpmを越えると、
鉄製基板11と共振して振動音が更に増幅され、その周
波数が耳騒わりな騒音を発生するという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、偏向ミラー回転時の振動
による騒音を低減させる偏向走査装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る偏向走査装置は、偏向ミラーと、該偏向
ミラーを回動する回転体と、該回転体を駆動するための
鉄板製の電気回路基板と、前記回転体を支持する金属材
から成るモータハウジングと、該モータハウジングを保
持する合成樹脂材から成る光学箱とを有する偏向走査装
置において、前記モータハウジングと前記電気回路基板
とを変形可能な合成樹脂部材を介して接合したことを特
徴とする。
【0009】
【作用】上述の構成を有する偏向走査装置は、偏向ミラ
ーが回転するとき、回転体から発生する振動が鉄製基板
へ伝達されることを合成樹脂部材で減衰させると共に、
合成樹脂部材を用いて鉄製基板と回転体の共振周波数を
ずらすことができる。
【0010】
【実施例】本発明を図1〜図7に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は第1の実施例の構成を示す平
面図である。装置本体20は光学箱21内に配置され、
モータ22に回転多面鏡23が直結され、この回転多面
鏡23の偏向反射面23aに向けて光ビームを照射する
半導体レーザー光源24が設けられ、回転多面鏡23と
半導体レーザー光源24の間にコリメータレンズ25
と、シリンドリカルレンズ26が設けられている。更
に、光学箱21の出射窓21aに沿って反射鏡27が設
けられ、反射鏡27と偏向反射面23aとの間に、レン
ズ28aと28bとから成るfθレンズ28が設けられ
ている。
【0011】半導体レーザー光源24から出射する光束
は、コリメータレンズ25によって平行光束とされ、シ
リンドリカルレンズ26によって回転多面鏡23に線状
に集光され、偏向反射面23aによって偏向反射され、
fθレンズ28を介して反射鏡27に入射し、反射鏡2
7によって反射され図示しない感光体上を走査する。
【0012】偏向反射面23aにおいて反射される光束
は、fθレンズ28により感光体上においてスポットを
形成するように集光され、またスポットの走査速度が等
速に保たれるように設計されている。このようなfθレ
ンズ28の特性を得るために、fθレンズ28は球面レ
ンズ28aとトーリックレンズ28bの2つのレンズで
構成されている。
【0013】そして、回転多面鏡23の回転によって、
感光体においては光束による主走査が行われ、また感光
体がその円筒の軸線を中心として回転駆動することによ
って副走査が行われる。このようにして感光体の表面に
は静電潜像が形成される。
【0014】なお、感光体の周辺には、感光体の表面を
一様に帯電するコロナ放電器、感光体の表面に形成され
る静電潜像をトナー像に顕像化するための顕像化装置、
トナー像を記録紙に転写する転写用コロナ放電器などが
配置されており、これらの働きによって半導体レーザー
光源24が発生する光束に対応する記録情報が記録紙に
形成される。
【0015】また、偏向走査装置の照射位置調整は、光
学箱21の外側に設けた位置決めピン31、32によっ
て行われている。33は位置決めピン31のガイド孔、
34は位置決めピン32のガイド孔である。装置本体2
0のx方向の照射位置調整は、位置決めピン31及び3
2を共にx方向の同じ側に移動させることによって行わ
れる。また、図1における装置本体20のθ方向の調整
は、位置決めピン31と位置決めピン32を、それぞれ
x方向の互いに相反する側に移動させることによって、
θ方向の回転移動を行う。
【0016】ここで、偏向走査装置のモータ22は、図
2に示すように光学箱21に設けられた真鍮などから成
るモータハウジング35内に圧入固定されたベアリング
36により、モータ軸37が回転自在に支持されてい
る。モータ軸37には座金状の固定部材38が焼き嵌め
などにより圧入され、その周縁部にロータ39が固定さ
れると共に、固定部材38上には回転多面鏡23が固定
されている。
【0017】また、ロータ38の内面に駆動用マグネッ
ト40が接着剤で固定されていて、この駆動用マグネッ
ト40の下側には、鉄製基板41がモータハウジング3
5の上面との間に、0.01mm以上の厚みを有する板
状の合成樹脂部材42を介して組み付けられ、鉄製基板
41の上面にはステータコイル43が設けられている。
なお、合成樹脂部材42はシリコン系、ビニル系やアク
リル系のものを用いた場合には、変形が容易な硬度がシ
ョアD80以下のものが望ましい。
【0018】このように構成された偏向走査装置は、図
3に示すように鉄製基板41とモータハウジング35と
の間に合成樹脂部材42が挟みまれているため、鉄製基
板41とモータハウジング35の組付時の力で合成樹脂
部材42は変形し、鉄製基板41の反りなどにより発生
する隙間を埋める。この合成樹脂部材42の厚みと偏向
走査装置において発生する騒音との関係は、図4に示す
ように、その厚みが0.01mmを越えると急激に減衰
効果が増大し、0.1mmを越えた時点から減衰効果が
ほぼ一定となる。
【0019】なお、実施例の説明においては軸受として
ボールベアリングを例にしたが、他の公知の各種軸受で
あってもよい。
【0020】図5は第2の実施例のモータ部分の断面図
である。この実施例では、合成樹脂部材50として嫌気
性硬化樹脂が使用されている。また、モータハウジング
51の上面には液溜り51aが設けられて、合成樹脂部
材50は液溜り35aに充填されている。
【0021】この合成樹脂部材50は鉄製基板41とハ
ウジング51を組み付けるときには液状なので、組み付
けにより生ずる隙間を完全に充填し、組み付け後には嫌
気性効果により硬化する。そのため、鉄製基板41と合
成樹脂部材50の密着性は第1の実施例よりも大きくな
り、振動音低減に対してより大きな効果を発揮する。な
お、合成樹脂部材50の硬化後の硬度は、鉄製基板41
との熱膨張差による剥離を防ぐため、ショアD80以下
であることが望ましい。
【0022】図6は第3の実施例のモータ部分の断面図
である。この実施例では合成樹脂部材60はインサート
成形などの手法でモータハウジング61と一体成形され
ている。そのため、組立性、部品管理の面で有利にな
り、コストダウンに寄与する。
【0023】図7は第4の実施例のモータ部分の断面図
である。この実施例では、ハウジング70がその取付基
準面Kを有する基部35b以外の部分を合成樹脂部材7
1によって成形されている。従って、金属部材の削減と
なり、更にコストダウンが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る偏向走
査装置は、モータハウジングと鉄製基板の取付部に合成
樹脂部材を挟設したので、偏向ミラーが回転するとき、
回転体から発生される振動が鉄製基板へ伝達することを
合成樹脂部材で減衰させると共に、合成樹脂部材で鉄製
基板の共振周波数をずらせて鉄製基板の振動による騒音
を低減することができる。
【0025】また、合成樹脂部材の厚みを0.01mm
以上とすれば、騒音の低減がより効果的になる。
【0026】更に、合成樹脂部材を嫌気性硬化樹脂とす
れば、鉄製基板との密着性が向上するので、振動音を更
に低減することができる。
【0027】モータハウジングと合成樹脂部材を一体成
形し、又はモータハウジングをその取付基部以外の部分
を合成樹脂部材によって成形すれば、振動音の低減と共
に組立性の手間が減少してコストダウンを図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の平面図である。
【図2】モータ部分の断面図である。
【図3】部分拡大図である。
【図4】合成樹脂部材の厚みと振動音の相関を示す図で
ある。
【図5】第2の実施例のモータ部分の断面図である。
【図6】第3の実施例のモータ部分の断面図である。
【図7】第4の実施例のモータ部分の断面図である。
【図8】従来例のモータ部分の断面図である。
【図9】その部分拡大図である。
【符号の説明】
20 装置本体 22 モータ 23 回転多面鏡 35、51、61、70 モータハウジング 41 鉄製基板 42、50、60、71 合成樹脂部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向ミラーと、該偏向ミラーを回動する
    回転体と、該回転体を駆動するための鉄板製の電気回路
    基板と、前記回転体を支持する金属材から成るモータ
    ウジングと、該モータハウジングを保持する合成樹脂材
    から成る光学箱を有する偏向走査装置において、前記
    モータハウジングと前記電気回路基板とを変形可能な
    成樹脂部材を介して接合したことを特徴とする偏向走査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂部材の厚さは0.01mm
    以上であることを特徴とする請求項1に記載の偏向走査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂部材は嫌気性硬化樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の偏向走査装置。
  4. 【請求項4】 前記モータハウジングと前記合成樹脂部
    材を一体に成形したことを特徴とする請求項1に記載の
    偏向走査装置。
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