JP2002070314A - 床パネルの設置方法 - Google Patents
床パネルの設置方法Info
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- JP2002070314A JP2002070314A JP2000265488A JP2000265488A JP2002070314A JP 2002070314 A JP2002070314 A JP 2002070314A JP 2000265488 A JP2000265488 A JP 2000265488A JP 2000265488 A JP2000265488 A JP 2000265488A JP 2002070314 A JP2002070314 A JP 2002070314A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 起立状態の床パネルを安全かつ楽な作業で水
平にし、施工途中の住宅の所定位置に設置することがで
きるようにする。 【解決手段】 起立状態の床パネル１の両側縁に、一対
のチェーンブロック１０を配置する。各チェーンブロッ
ク１０の荷重負担用チェーン１２の一端を、床パネル１
の上部に引っ掛けるとともに、他端を床パネル１の下部
に引っ掛ける。この状態で、床パネル１を一対のチェー
ンブロック１０を介してクレーンで吊る。次に、一対の
チェーンブロック１０の操作用チェーン１３をほぼ同時
期に操作して、荷重負担用チェーン１２の上記一端を下
降させるとともに上記他端を上昇させることにより、床
パネル１をほぼ水平状態にする。そして、この水平状態
の床パネル１を施工途中の住宅の所定位置に設置する。
平にし、施工途中の住宅の所定位置に設置することがで
きるようにする。 【解決手段】 起立状態の床パネル１の両側縁に、一対
のチェーンブロック１０を配置する。各チェーンブロッ
ク１０の荷重負担用チェーン１２の一端を、床パネル１
の上部に引っ掛けるとともに、他端を床パネル１の下部
に引っ掛ける。この状態で、床パネル１を一対のチェー
ンブロック１０を介してクレーンで吊る。次に、一対の
チェーンブロック１０の操作用チェーン１３をほぼ同時
期に操作して、荷重負担用チェーン１２の上記一端を下
降させるとともに上記他端を上昇させることにより、床
パネル１をほぼ水平状態にする。そして、この水平状態
の床パネル１を施工途中の住宅の所定位置に設置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床パネルを施工途
中の住宅の所定位置に設置する方法に関する。
中の住宅の所定位置に設置する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】工業化された住宅いわゆるプレハブ住宅
を建築する場合には、床や壁等に用いるパネルを予め工
場で生産し、トラックで建築現場に搬入している。この
トラックによる運搬の際、パネルを起立させることによ
り、運搬効率を高めるようにしている。そして、現地で
クレーンによりトラックの荷台から吊り上げて、建築現
場まで運ぶようにしている。壁パネルの場合には、起立
状態のまま吊り上げて所定位置に設置すれば良いが、床
パネルの場合には、水平状態に直してから所定位置に設
置する必要がある。
を建築する場合には、床や壁等に用いるパネルを予め工
場で生産し、トラックで建築現場に搬入している。この
トラックによる運搬の際、パネルを起立させることによ
り、運搬効率を高めるようにしている。そして、現地で
クレーンによりトラックの荷台から吊り上げて、建築現
場まで運ぶようにしている。壁パネルの場合には、起立
状態のまま吊り上げて所定位置に設置すれば良いが、床
パネルの場合には、水平状態に直してから所定位置に設
置する必要がある。
【０００３】そのため、従来では、起立状態の床パネル
の両側縁の上端近傍にアイボルトを取り付けておき、こ
のアイボルトにクレーンのワイヤを引っ掛けて床パネル
を吊り上げ、それから一旦地面に降ろす。次に、作業者
が床パネルの下縁や両側縁を持ち、この状態でクレーン
により床パネルの上端を下降させることにより、水平に
倒している。
の両側縁の上端近傍にアイボルトを取り付けておき、こ
のアイボルトにクレーンのワイヤを引っ掛けて床パネル
を吊り上げ、それから一旦地面に降ろす。次に、作業者
が床パネルの下縁や両側縁を持ち、この状態でクレーン
により床パネルの上端を下降させることにより、水平に
倒している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような作業で
は、作業者が床パネルの荷重の一部を負担するため重労
働であるばかりか、作業者の数も多く必要であり、また
作業安全上も問題があった。
は、作業者が床パネルの荷重の一部を負担するため重労
働であるばかりか、作業者の数も多く必要であり、また
作業安全上も問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の床パネルの設置
方法は、起立状態の床パネルの両側縁に一対のチェーン
ブロックを配置し、各チェーンブロックの荷重負担用チ
ェーンの一端を、床パネルの上部に引っ掛けるととも
に、他端を床パネルの下部に引っ掛け、次に、床パネル
を上記一対のチェーンブロックを介してクレーンで吊
り、次に、一対のチェーンブロックの操作用チェーンを
ほぼ同時期に操作して、荷重負担用チェーンの上記一端
を下降させるとともに上記他端を上昇させることによ
り、床パネルをほぼ水平状態にし、施工途中の住宅の所
定位置に設置することを特徴とする。
方法は、起立状態の床パネルの両側縁に一対のチェーン
ブロックを配置し、各チェーンブロックの荷重負担用チ
ェーンの一端を、床パネルの上部に引っ掛けるととも
に、他端を床パネルの下部に引っ掛け、次に、床パネル
を上記一対のチェーンブロックを介してクレーンで吊
り、次に、一対のチェーンブロックの操作用チェーンを
ほぼ同時期に操作して、荷重負担用チェーンの上記一端
を下降させるとともに上記他端を上昇させることによ
り、床パネルをほぼ水平状態にし、施工途中の住宅の所
定位置に設置することを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係わ
る床パネル設置方法について、図面を参照して説明す
る。まず、本発明方法に用いられるチェーンブロック１
０（つるべ式チェーンブロックともいう）について説明
する。図５に示すように、チェーンブロック１０は、本
体１１と、この本体１１内に回転可能に収容された歯車
（図示しない）と、この歯車に噛み合う荷重負担用のチ
ェーン１２と、環状をなす操作用チェーン１３と、操作
用チェーン１３を上記歯車に連結させるラチェット付き
伝導機構（図示しない）とを有している。チェーン１２
の両端にはフック１２ａが取り付けられており、本体１
１にもフック１１ａが取り付けられている。
る床パネル設置方法について、図面を参照して説明す
る。まず、本発明方法に用いられるチェーンブロック１
０（つるべ式チェーンブロックともいう）について説明
する。図５に示すように、チェーンブロック１０は、本
体１１と、この本体１１内に回転可能に収容された歯車
（図示しない）と、この歯車に噛み合う荷重負担用のチ
ェーン１２と、環状をなす操作用チェーン１３と、操作
用チェーン１３を上記歯車に連結させるラチェット付き
伝導機構（図示しない）とを有している。チェーン１２
の両端にはフック１２ａが取り付けられており、本体１
１にもフック１１ａが取り付けられている。
【０００７】本発明では、図１に示すように上記チェー
ンブロック１０が一対用いられる。これら一対のチェー
ンブロック１０は、連結部材１５により連結されてい
る。
ンブロック１０が一対用いられる。これら一対のチェー
ンブロック１０は、連結部材１５により連結されてい
る。
【０００８】図１に示すように、工場で生産された床パ
ネル１は、ラック２に起立した状態で複数収容され、こ
のラック２に収容されたままトラック３によって建設現
場まで運ばれる。建築現場では、クレーン４により、ワ
イヤ５および一対のチェーンブロック１０を介して、床
パネル１を吊り上げる。
ネル１は、ラック２に起立した状態で複数収容され、こ
のラック２に収容されたままトラック３によって建設現
場まで運ばれる。建築現場では、クレーン４により、ワ
イヤ５および一対のチェーンブロック１０を介して、床
パネル１を吊り上げる。
【０００９】上記床パネル１を吊る作業について詳述す
る。クレーン４のワイヤ５の下端にには、一対のチェー
ンブロック１０のフック１１ａが掛けられており、これ
により、クレーン４には一対のチェーンブロック１０が
予め吊り下げ状態で支持されている。
る。クレーン４のワイヤ５の下端にには、一対のチェー
ンブロック１０のフック１１ａが掛けられており、これ
により、クレーン４には一対のチェーンブロック１０が
予め吊り下げ状態で支持されている。
【００１０】上記一対のチェーンブロック１０を床パネ
ル１の両側縁に配置させる。そして、各チェーンブロッ
ク１０の荷重負担用チェーン１２の両端フック１２ａ
を、床パネル１の側縁の両端近傍（起立状態の上下部）
に取り付けられたアイボルト（図示しない）に引っ掛け
る。
ル１の両側縁に配置させる。そして、各チェーンブロッ
ク１０の荷重負担用チェーン１２の両端フック１２ａ
を、床パネル１の側縁の両端近傍（起立状態の上下部）
に取り付けられたアイボルト（図示しない）に引っ掛け
る。
【００１１】次に、クレーン４により一対のチェーンブ
ロック１０およびワイヤ５を介して床パネル１を吊り上
げ、トラック３の荷台から離すように水平移動してから
地面近傍まで降ろす。そして、図２に示すように、二人
の作業者Ａ，Ｂがこの床パネル１の両側に立つ。なお、
図１、図２では、図を簡略化するため、チェーンブロッ
ク１０の操作用チェーン１３を省いている。
ロック１０およびワイヤ５を介して床パネル１を吊り上
げ、トラック３の荷台から離すように水平移動してから
地面近傍まで降ろす。そして、図２に示すように、二人
の作業者Ａ，Ｂがこの床パネル１の両側に立つ。なお、
図１、図２では、図を簡略化するため、チェーンブロッ
ク１０の操作用チェーン１３を省いている。
【００１２】次に、図３に示すように、二人の作業者
Ａ，Ｂは、チェーンブロック１０の操作用チェーン１３
をほぼ同時期に引くことにより、荷重負担用チェーン１
２の一端、すなわち起立状態の床パネル１の側縁上端
（上部）に連結された方の端を下降させ、荷重負担用チ
ェーン１２の他端、すなわち起立状態の床パネル１の側
縁下端（下部）に連結された方の端を上昇させる。これ
により、床パネル１を水平状態にする。
Ａ，Ｂは、チェーンブロック１０の操作用チェーン１３
をほぼ同時期に引くことにより、荷重負担用チェーン１
２の一端、すなわち起立状態の床パネル１の側縁上端
（上部）に連結された方の端を下降させ、荷重負担用チ
ェーン１２の他端、すなわち起立状態の床パネル１の側
縁下端（下部）に連結された方の端を上昇させる。これ
により、床パネル１を水平状態にする。
【００１３】次に、床パネル１を水平状態に吊ったま
ま、クレーン４によりほぼ水平移動させて、図４に示す
ように建築途中の住宅の基礎８の上方に位置させ、ここ
から下降させるとともに位置決めして、基礎８の上の所
定位置に設置し、それから、基礎８に固定する。
ま、クレーン４によりほぼ水平移動させて、図４に示す
ように建築途中の住宅の基礎８の上方に位置させ、ここ
から下降させるとともに位置決めして、基礎８の上の所
定位置に設置し、それから、基礎８に固定する。
【００１４】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の態様が可能である。例えば、上記実施形態では住宅の
１階の床パネルの設置について説明したが、２階の床パ
ネルの設置にも本発明を適用することができる。
の態様が可能である。例えば、上記実施形態では住宅の
１階の床パネルの設置について説明したが、２階の床パ
ネルの設置にも本発明を適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チェーンブロックを用いることにより、床パネルを安全
かつ楽な作業で水平状態にし所定位置に設置することが
できる。
チェーンブロックを用いることにより、床パネルを安全
かつ楽な作業で水平状態にし所定位置に設置することが
できる。
【図１】本発明の一実施形態に係わる床パネルの設置方
法において、起立状態の床パネルを、クレーンによりチ
ェーンブロックを介してトラックから吊り上げた状態を
示す図である。
法において、起立状態の床パネルを、クレーンによりチ
ェーンブロックを介してトラックから吊り上げた状態を
示す図である。
【図２】吊られた床パネルを作業者の位置まで移動させ
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図３】作業者がチェーンブロックを操作して床パネル
を水平状態にしている状態を示す図である。
を水平状態にしている状態を示す図である。
【図４】水平状態の床パネルを施工途中の住宅の基礎に
設置した状態を示す図である。
設置した状態を示す図である。
【図５】上記工程で用いられるチェーンブロックの正面
図である。
図である。
１ 床パネル ４ クレーン １０ チェーンブロック １２ 荷重負担用チェーン １３ 操作用チェーン
Claims (1)
- 【請求項１】 起立状態の床パネルの両側縁に一対のチ
ェーンブロックを配置し、各チェーンブロックの荷重負
担用チェーンの一端を、床パネルの上部に引っ掛けると
ともに、他端を床パネルの下部に引っ掛け、次に、床パ
ネルを上記一対のチェーンブロックを介してクレーンで
吊り、次に、一対のチェーンブロックの操作用チェーン
をほぼ同時期に操作して、荷重負担用チェーンの上記一
端を下降させるとともに上記他端を上昇させることによ
り、床パネルをほぼ水平状態にし、施工途中の住宅の所
定位置に設置することを特徴とする床パネルの設置方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000265488A JP2002070314A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 床パネルの設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000265488A JP2002070314A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 床パネルの設置方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002070314A true JP2002070314A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18752744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000265488A Pending JP2002070314A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | 床パネルの設置方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002070314A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112727109A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-30 | 福州建工（集团）总公司 | 一种叠合板安装台车配合塔吊安装叠合板的施工工艺 |
| KR102380015B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2022-03-29 | 주식회사 에스비테크 | 시공장비에 의한 팹의 액세스 플로어 시공방법 |
-
2000
- 2000-09-01 JP JP2000265488A patent/JP2002070314A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102380015B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2022-03-29 | 주식회사 에스비테크 | 시공장비에 의한 팹의 액세스 플로어 시공방법 |
| CN112727109A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-04-30 | 福州建工（集团）总公司 | 一种叠合板安装台车配合塔吊安装叠合板的施工工艺 |
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