JP2002069982A - 治山・砂防ダムの堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニット - Google Patents
治山・砂防ダムの堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニットInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
Landscapes
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Abstract
和させることができ、かつ間伐材の利用促進を図ること
ができる堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニットと
する。 【解決手段】 一枚の木製のパネルユニット1を上部丸
太加工材1A、中間丸太加工材1B、下部丸太加工材1
Cの三段に重合し、連結ボルト4を挿通し、ナット5で
固定する。上部丸太加工材1Aのピン嵌入孔10と下部
丸太加工材1Cのピン嵌入孔11は、パネルユニット1
の上下方向への連結時に下位のパネルユニットの上部丸
太加工材1Aのピン嵌入孔10と上位のパネルユニット
1の下部丸太加工材1Cのピン嵌入孔11が合致するよ
う対応位置に設ける。パネルユニット1の中間丸太加工
材1Bの前面の長手方向に所定の間隔を於いてアンカー
ボルト14が挿通するボルト孔12を設ける。
Description
堤体の施工に際し、堤体のコンクリート打設時に堤体の
前面壁側の型枠として使用し、養生後は取り外すことな
く堤体の前面壁を覆った化粧板となる治山・砂防ダムの
堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニットに関するも
のである。
内にコンクリートを打設し、養生後、鋼製型枠を取り外
しているため、堤体の前面壁はコンクリート面が現出し
たままの状態であった。
砂礫を急激に流下しないように抑制するため、治山・砂
防ダムが作られている。この治山・砂防ダムは砂礫の移
動の多い所に作り、上流側に砂礫を堆積させて河床を緩
やかな勾配で安定させるのを目的としているのである
が、従来の治山・砂防ダムの堤体は前記のようにコンク
リート面が現出したままの状態であるため、特に堤体の
前面壁は目立つため周囲の自然環境と調和がとれないの
である。
体を周囲の自然環境に調和させることができると共に、
間伐材の利用促進を図ることができる治山・砂防ダムの
堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニットを提供しよ
うとするものである。
本発明型枠兼用化粧パネルユニットは、背面及び両側面
並びに上・下面が平坦面に形成され、上面の平坦面に長
手方向渉って凸部が形成されると共に、下面の平坦面に
凸部に対応し凸部が嵌合する凹溝が形成された丸太加工
材が三段に重合され、各丸太加工材が連結部材で一体に
結合されたパネルユニットが構成され、このパネルユニ
ットの横方向への連結は、連結部の背部から連結板で連
結可能とされると共に、パネルユニットの上下方向の連
結は、下位のパネルユニットの上面の凸部と上位のパネ
ルユニットの下面の凹溝の嵌合と、下位のパネルユニッ
トの上面中央部で上位のパネルユニットの側端部同士が
突き合わされて互い違いに連結ピンで連結可能とされ、
パネルユニットの上面より下方に向け連結ピンの中央よ
り下方が嵌入するピン嵌入孔が設けられると共に、パネ
ルユニットの下面より上方に向け連結ピンの中央より上
方が嵌入するピン嵌入孔が設けられ、パネルユニットの
上面のピン嵌入孔と下面のピン嵌入孔はパネルユニット
の上下方向への連結時に下位のパネルユニットの上面の
ピン嵌入孔と、上位のパネルユニットの下面のピン嵌入
孔が合致するよう対応位置に配設され、パネルユニット
の中間丸太加工材の前面の長手方向に所定の間隔を於い
て前面より後面に向け堤体の前面壁へのアンカーボルト
が挿通されるボルト孔が穿設されていことを特徴とする
ものである。又、請求項1の本発明型枠兼用化粧パネル
ユニットに於いて、丸太加工材は間伐材中径木であるこ
とを特徴とするものである。
トを横方向へ連結すると共に、上下方向に互い違いに連
結し、パネルユニットの中間丸太加工材のボルト孔にア
ンカーボルトを挿通して堤体の前面壁側の型枠を形成す
るのであるが、パネルユニットの横方向への連結はパネ
ルユニットの連結部の背部から連結板を取り付けること
により簡単に行える。又、連結板はパネルユニットの背
部に取り付けるので前面はパネルユニットだけが見え、
周囲の自然に調和する。
は、下位のパネルユニットの上面中央部に上位のパネル
ユニットの側端部同士を突き合わせて互い違いに連結す
るのであるが、連結は下位のパネルユニットの上面のピ
ン嵌入孔に連結ピンの中央より下方を嵌入して連結ピン
の中央より上方を突出させ、この突出部分に上位のパネ
ルユニットの下面のピン嵌入孔を嵌入することにより容
易に行うことが可能である。又パネルの上・下面が平坦
面に形成されているため、接合面が密接に連結できる。
又、下位のパネルユニットの上面の凸部と上位のパネル
ユニットの下面の凹溝の嵌合を同時に行うことにより、
一層連結を強固にできる。
及びパネルユニットの上下方向の連結は凸部と凹溝の嵌
合によるため、コンクリートを打設した時にこの箇所か
らコンクリートの漏出することが防止される。又、パネ
ルユニットはアンカーボルトにより堤体と一体に固定さ
れるため、コンクリート堤体の前面壁は丸太材を重合し
た形状を有するパネルユニットで覆われ、周囲の自然環
境と調和がとれると共に、丸太加工材を間伐材中径木と
することにより間伐材利用に役立つ。又、パネルユニッ
トに上部丸太加工材から下部丸太加工材に向け連結ボル
トが挿通されているため、型枠としての十分な強度を有
する。
面に基づき説明する。図1は本発明型枠兼用化粧パネル
ユニットの正面図、図2は同上の拡大断面図、図3は同
上の平面図、図4は同上の連結状態を示す部分正面図、
図5は同上の使用状態を示す部分断面図、図6は連結板
の正面図である。
ニットであり、このパネルユニット1は中径の間伐材の
丸太を使用し、正面は上部丸太加工材1A、中間丸太加
工材1B、下部丸太加工材1Cと丸太が三段に重合し、
各丸太加工材1A、1B、1Cの背面、両側面及び上・
下面は平坦面に加工されている。又、各丸太加工材1
A、1B、1Cの上面に長手方向に渉って凸部2が形成
され、下面に凸部2に対応し凸部2が嵌合する凹溝3が
長手方向に渉って形成され、各丸太加工材1A、1B、
1Cは凸部2と凹溝3の嵌合により連結されている。
又、パネルユニット1の上部丸太加工材1Aから下部丸
太加工材1Cに向け連結部材である連結ボルト4が挿通
され、ナット5で固定されている。6は金属製の方形の
縦長の連結板であり、縦方向の長さはパネルユニット1
の側面と同一長で、両側に縦方向に螺釘7が挿通する釘
孔8が穿設されている。
パネルユニット1の上面中央部で上位のパネルユニット
1の側端部同士が突き合わされて互い違いに連結ピン9
で連結可能とされている。この連結ピン9はパネルユニ
ット1の上部丸太加工材1Aの上面の長手方向に上面よ
り上部丸太加工材1Aの略中央部に向け設けたピン嵌入
孔10に連結ピン9の中央より下方が嵌入され、下部丸
太加工材1Cの下面の長手方向に下面より下部丸太加工
材1Cの略中央部に向け設けたピン嵌入孔11に連結ピ
ン9の中央より上方が嵌入される。
10と下部丸太加工材1Cのピン嵌入孔11は、パネル
ユニット1の上下方向への連結時に、下位のパネルユニ
ット1の上部丸太加工材1Aのピン嵌入孔10と上位の
パネルユニット1の下部丸太加工材1Cのピン嵌入孔1
1が合致するように同一間隔で対応位置に配設されてい
る。
向に所定の間隔を於いて三箇所前面より後面に向け穿設
したボルト孔であり、このボルト孔12より堤体13の
前面壁側へアンカーボルト14が挿通される。尚、図中
15は基礎コンクリート、16は凸部2に設けた連結ボ
ルト4及び連結ピン9の挿入用切り欠きである。
明する。基礎コンクリート15上にパネルユニット1を
横方向に側端部同士を突き合わせ、側面同士の接合部に
パネルユニット1の背部から連結板6を当着し、螺釘7
で固定することにより、パネルユニット1を横方向に連
結する。
太加工材1Aのピン嵌入孔10に連結ピン9の中央より
下方を嵌入し、連結ピン9の中央より上方は上部丸太加
工材1Aの上面から突出させる。そして、最下位のパネ
ルユニット1の上部丸太加工材1Aの中央部で上位のパ
ネルユニット1の側端部同士が突き合わされる位置で前
記上部丸太加工材1Aの上面から突出している連結ピン
9の突出部分に上位のパネルユニット1の下部丸太加工
材1Cのピン嵌入孔11を嵌入すると共に、下位のパネ
ルユニット1の上面の凸部2に上位のパネルユニット1
の下面の凹溝3を嵌合し、順次互い違いに上下方向へ連
結すると共に、側端部同士は連結板6で前同様に連結
し、堤体13の前面壁側の型枠を構成する。
1Bのボルト孔12にアンカーボルト14を挿通し、締
結具(図示せず)で型枠を固定する。堤体13の後面壁
側の型枠は従来通りの鋼製型枠(図示せず)を使用す
る。そして、型枠内にコンクリートを流し込み、堤体1
3を形成する。養生後、締結具は外し、前面壁側の型枠
はそのまま堤体13の前面壁を覆った状態で残す。
・砂防ダムの堤体の前面壁側の型枠として使用した後、
パネルユニットを堤体の前面壁を覆った状態のまま残す
ため、治山・砂防ダムの前面は丸太を重合した間伐材の
外観を呈し、周囲の自然環境に適合する。又、従来の鋼
製型枠と異なり、コンクリートの養生後、型枠を取り外
すことがないので手数が省かれる。又、パネルユニット
は独立した小径木を単純に重合するのではなく、一枚の
パネルユニットの正面が小径木が重合された形状に加工
されるので、間伐材中径木の丸太を使用するため、間伐
材中径木の有効利用促進を図ることができる等、有用な
発明である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 背面及び両側面並びに上・下面が平坦面
に形成され、上面の平坦面に長手方向渉って凸部が形成
されると共に、下面の平坦面に凸部に対応し凸部が嵌合
する凹溝が形成された丸太加工材が三段に重合され、各
丸太加工材が連結部材で一体に結合されたパネルユニッ
トが構成され、このパネルユニットの横方向への連結
は、連結部の背部から連結板で連結可能とされると共
に、パネルユニットの上下方向の連結は、下位のパネル
ユニットの上面の凸部と上位のパネルユニットの下面の
凹溝の嵌合と、下位のパネルユニットの上面中央部で上
位のパネルユニットの側端部同士が突き合わされて互い
違いに連結ピンで連結可能とされ、パネルユニットの上
面より下方に向け連結ピンの中央より下方が嵌入するピ
ン嵌入孔が設けられると共に、パネルユニットの下面よ
り上方に向け連結ピンの中央より上方が嵌入するピン嵌
入孔が設けられ、パネルユニットの上面のピン嵌入孔と
下面のピン嵌入孔はパネルユニットの上下方向への連結
時に下位のパネルユニットの上面のピン嵌入孔と、上位
のパネルユニットの下面のピン嵌入孔が合致するよう対
応位置に配設され、パネルユニットの中間丸太加工材の
前面の長手方向に所定の間隔を於いて前面より後面に向
け堤体の前面壁へのアンカーボルトが挿通されるボルト
孔が穿設されていることを特徴とする治山・砂防ダムの
堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニット。 - 【請求項2】 丸太加工材は間伐材中径木であることを
特徴とする請求項1記載の治山・砂防ダムの堤体の前面
壁の型枠兼用化粧パネルユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257049A JP3645803B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 治山・砂防ダムの堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000257049A JP3645803B2 (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 治山・砂防ダムの堤体の前面壁の型枠兼用化粧パネルユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002069982A true JP2002069982A (ja) | 2002-03-08 |
JP3645803B2 JP3645803B2 (ja) | 2005-05-11 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3645803B2 (ja) |
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