JP3517510B2 - 既設コンクリ−ト擁壁の見付面を修飾をする施工法と、その方法に使用する丸太化粧パネルユニット - Google Patents

既設コンクリ−ト擁壁の見付面を修飾をする施工法と、その方法に使用する丸太化粧パネルユニット

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JP3517510B2
JP3517510B2 JP05085896A JP5085896A JP3517510B2 JP 3517510 B2 JP3517510 B2 JP 3517510B2 JP 05085896 A JP05085896 A JP 05085896A JP 5085896 A JP5085896 A JP 5085896A JP 3517510 B2 JP3517510 B2 JP 3517510B2
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直明 戸井原
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東武イマリン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設コンクリ−ト擁壁
に、木材の温りと自然の景観にマッチする修飾を施すた
め施工法と、その施工法の実施に直接使用する丸太化粧
パネルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】これまでにコンクリ−ト擁壁の見付側
を、落葉松材などを化粧型枠で組み、コンクリ−ト養生
固化後そのまま残す手段が見られる(特願平3−125
726)。またこの手段を、一体強固性、作業性におい
てより改善した丸太型枠ユニットが提供されている(実
用新案登録第3015848号)。しかしこれらの形式
は、型枠組みとその型枠内におけるコンクリ−トの養生
固化を利用して一体的に行なわれるものであって、既設
コンクリ−ト擁壁に利用することはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、何のとっか
りもない既設コンクリ−ト擁壁の見付側に、容易に且つ
強固に張付けが可能で、木材の温りと自然の景観にマッ
チする修飾を施し得る丸太化粧パネルユニットを使用し
た施工法並びにその方法に使用する丸太化粧パネルユニ
ットの構造を提供するものである。
【0004】上記目的を達成するため、本発明の施工法
は、同長の丸太加工材1の数本を重ねて繋止め金具4で
繋止め、縦方向には鉄筋挿通縦孔3を、横方向にはゼン
ネジ取付孔10を設けて成る丸太化粧パネルユニットU
を使用する。そして、予めアンカ−15を打込み配設し
た既設コンクリ−ト擁壁の見付面の最下段に張付けるユ
ニットUについては、その鉄筋挿通縦孔3に上端部に雌
螺子部12aを有し又下端部に底版13を有するスタン
ド型縦鉄筋12を下方から挿通してビス止めし、このユ
ニットUを見付面の最下段に当込んでゼンネジ取付孔1
0より前記打込み済みアンカ−15にゼンネジ14を取
付け、ナット17締めして張り付ける。次いで、前記ス
タンド型縦鉄筋12にガイド継鉄筋18を継足して上方
からユニットUを落し込み、そのゼンネジ取付孔10よ
りアンカ−15にゼンネジ14を取付け、ナット17締
めして二段目の張付けをする。そして、以下同様に張付
け作業を繰返して化粧を完成することを特徴とする。
【0005】またその施工法の実施に使用する、前掲の
同長の丸太加工材1の数本を重ねて繋止め金具4で繋止
め、縦方向には鉄筋挿通縦孔3を、横方向にはゼンネジ
取付孔10を設けて成る丸太化粧パネルユニットUの構
造である。
【0006】さらにその施工法の実施に使用する、正面
1aを除く背面1b、上面1c、下面1dをフラットに
加工するとともに両外端部に対向合欠1eを形成し、ま
た中間部位の少なくとも一箇所に鉄筋挿通縦孔3を貫設
し、さらに所定間隔置きにゼンネジ取付孔10を貫設し
て成る同長の丸太加工材1の複数本を、前記正面1aを
揃えて重合したうえ背後より前記丸太加工材1の鉄筋挿
通縦孔3に合致する鉄筋挿通孔5及び止めビス孔7を有
する繋止め金具4を当ててビス2止めして構成される丸
太化粧パネルユニットUの構造である。
【0007】さらに又上記各ユニットの丸太加工材1
が、間伐小径木である丸太化粧パネルユニットUの構造
である。
【0008】
【施工手順の詳細】今、本発明の施工法を手順を追って
詳説すると、まず予め既設コンクリ−ト擁壁の見付面に
スミツボ等で段割りのマ−キングを付し、図6に示すよ
うに各段の所定間隔にアンカ−埋込み穴を穿設してアン
カ−15の打込みを行う(コンクリ−ト擁壁側準備作業
終了)。
【0009】そして、図5に示すように前記コンクリ−
ト擁壁の見付面の最下段に張付ける丸太化粧パネルユニ
ットUについては、その鉄筋挿通縦孔3に上端部に雌螺
子部12aを有し下端部に底版13を有するスタンド型
縦鉄筋12を下方から挿通してビス止めしておく。そし
て図6に示すようにこの最下段の丸太化粧パネルユニッ
トUを、見付面の最下段に当込んで、そのゼンネジ取付
孔10より打込み済みアンカ−15にゼンネジ14を取
付け、ナット17で締付けることにより張付けを完了す
る。
【0010】次いで、前記スタンド型縦鉄筋12にガイ
ド継鉄筋18を継足して、上方から丸太化粧パネルユニ
ットUを落し込み、そのゼンネジ取付孔10より打込み
済みアンカ−15にゼンネジ14を取付け、ナット17
で締付けることにより二段目の張付けを完了する。以下
同様にして順次上方へ張付け作業を進め、最上段におい
て上下に貫通した継鉄筋を頭止めする。
【0011】そして横方向には、図4に示すように丸太
化粧パネルユニットUを、突合わせあるいはその両端部
の対向合欠1eを噛み合わせて強固に接合していく。丸
太化粧パネルユニットUの積み重ね方式は、上下同列の
単純積み(イモ積み)あるいは谷積み(レンガ積み)等
任意である。
【0012】
【発明の効果】本発明の施工法は、以上のようで、既設
のコンクリ−ト擁壁に、見付側における簡単な準備作業
と部品点数(アンカ−,ゼンネジ,ナット,ガイド継鉄
筋)で、容易に且つ強固に張付けが行えるものであり、
丸太木材の温りと自然の景観との調和をもたらすものと
してまことに有利なものである。その実施に直接使用す
る丸太化粧パネルユニットUも構造が簡潔で、加工に手
間取らず、また丸太材に間伐材特にその小径木を用いれ
ば廃物資源の利用となり、制作費も低廉で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】丸太化粧パネルユニットの斜視図
【図2】同上A−A縦断側面図
【図3】同上B−B縦断側面図
【図4】施工状態を示す斜視図
【図5】同上C−C縦断側面図
【図6】同上D−D縦断側面図
【図7】施工完了状態のコンクリ−ト擁壁の縦断側面図
【符号の説明】
U 丸太化粧パネルユニット 1 丸太加工材 1a 丸太加工材の正面 1b 丸太加工材の背面 1c 丸太加工材の上面 1d 丸太加工材の下面 1e 対向合欠 2 ビス 3 鉄筋挿通縦孔 4 繋止め金具 5 鉄筋挿通孔 6 繋止め金具当込み窪み 10 ゼンネジ取付孔 12 スタンド型縦鉄筋 12a 雌螺子部 13 底版 14 ゼンネジ 15 アンカ− 17 ナット 18 ガイド継鉄筋

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同長の丸太加工材(1)の数本を重ねて
    繋止め金具(4)で繋止め、縦方向には鉄筋挿通縦孔
    (3)を、横方向にはゼンネジ取付孔(10)を設けて
    成る丸太化粧パネルユニット(U)を使用し、予めアン
    カー(15)を打込み配設した既設コンクリート擁壁の
    見付面の最下段に張付けるユニット(U)については、
    その鉄筋挿通縦孔(3)に上端部に雌螺子部(12a)
    を有し又下端部に底板(13)を有するスタンド型縦鉄
    (12)を下方から挿通してビス止めし、このユニッ
    (U)を見付面の最下段に当込んでゼンネジ取付孔
    (10)より前記打込み済みアンカー(15)にゼンネ
    (14)を取付け、ナット(17)締めし、次いで前
    記スタンド型縦鉄筋(12)にガイド継鉄筋(18)
    継足して上方からユニット(U)を落し込み、そのゼン
    ネジ取付孔(10)よりアンカー(15)にゼンネジ
    (14)を取付け、ナット(17)締めして二段目の張
    付けをし、以下同様に張付けて完成する既設コンクリー
    ト擁壁の見付面を修飾する施工法。
  2. 【請求項2】 同長の丸太加工材(1)の数本を重ねて
    繋止め金具(4)で繋止め、縦方向には鉄筋挿通縦孔
    (3)を、横方向にはゼンネジ取付孔(10)を設けて
    成る請求項1の既設コンクリート擁壁の見付面を修飾す
    る施工法に使用する丸太化粧パネルユニット(U)
  3. 【請求項3】 正面(1a)を除く背面(1b)、上面
    (1c)、下面(1d)をフラットの加工するとともに
    両外端部に対向合欠(1e )を形成し、また中間部位の
    少なくとも一箇所に鉄筋挿通縦孔(3)を貫設し、さら
    に所定間隔置きにゼンネジ取付孔(10)を貫設して成
    る同長の丸太加工材(1)の複数本を、前記正面(1
    a)を揃えて重合したうえ背後より前記丸太加工材
    (1)の鉄筋挿通縦孔(3)に合致する鉄筋挿通孔
    (5)及び止めビス孔(7)を有する繋止め金具(4)
    を当ててビス(2)止めして構成される請求項2記載の
    既設コンクリート擁壁の見付面を修飾する施工法に使用
    する丸太化粧パネルユニット(U)
  4. 【請求項4】 丸太加工材(1)が間伐材小径木である
    請求項2又は3記載の既設コンクリート擁壁の見付面を
    修飾する施工法に使用する丸太化粧パネルユニット
    (U)
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JP3015848U (ja) 1995-03-15 1995-09-12 清 神山 丸太型枠ユニット

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