JP2002068665A - 免震型逸走防止装置 - Google Patents

免震型逸走防止装置

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JP2002068665A
JP2002068665A JP2000261917A JP2000261917A JP2002068665A JP 2002068665 A JP2002068665 A JP 2002068665A JP 2000261917 A JP2000261917 A JP 2000261917A JP 2000261917 A JP2000261917 A JP 2000261917A JP 2002068665 A JP2002068665 A JP 2002068665A
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stopper rod
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escape prevention
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Yoshiaki Okubo
欣昭 大久保
Hiroshi Ikeda
博 池田
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幹夫 田坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行装置上に免震機構を介して作業機械本体
を支持した作業機械に対して、レールに水平に交叉する
横方向の揺れが加わった場合に、前記免震機構の機能を
効果的に発揮させることで、作業機械の損傷やレールか
らの脱輪を防止することができる免震型逸走防止装置の
提供を課題とする。 【解決手段】 作業機械本体に設けられ、レール58の
基礎面に設けられた受金25に対して挿入及び抜出され
る上下動式のストッパロッド21と、該ストッパロッド
21と前記作業機械本体との間に設けられ、該ストッパ
ロッド21に対する該作業機械本体の揺れを、少なくと
も横方向に対して許容する水平逃し機構100Aとを備
えた構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンテナク
レーンや橋形クレーン等の作業機械の逸走防止に用いて
好適な免震型逸走防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の逸走防止装置を備えた
クレーンの脚まわりの側面図である。このクレーン脚部
には、シルビーム50の前後(紙面左右)の下側に2個
のサドル51が設けられ、各サドル51には走行装置5
2がシルビーム50と交叉する方向の水平軸53で接続
して設けられている。
【0003】走行装置は52は、一例として上下2段の
バランスビーム54,55と、下段の2個のバランスビ
ーム55の下に設けた車輪56付きの走行トラック57
とで構成され、車輪56の駆動によってレール58上を
走行する。シルビーム50を含むクレーンの上部構造
は、走行装置52に対して、水平軸53を含む接続部の
通常の許容間隙の範囲で走行方向及び横行方向に僅かに
移動し得るだけで、実質的に走行装置52と一体に構成
されてきている。このため、地震振動等により、レール
58が上下あるいは水平方向に変形した場合には、これ
に沿って走行する4組の走行装置52が追従する際に、
クレーンの上部構造に撓み変形を生じることとなる。レ
ール58の変形量が大きい場合には、走行装置52が追
従しきれず脱輪したり、走行装置52やサドル51部等
を損傷してクレーンの転倒を招く恐れがある。
【0004】クレーンの逸走及び浮き上がりを予防する
ため、従来、図12中で示すように、シルビーム50の
中間部から下方に突設した支持部60にストッパ61と
レールクランプ62を設けると共に、各サドル51部の
下方に、浮き上がりを防止するストッパ63を設けてき
ている。図13に示すように、ストッパ61は、支持部
60の下端に内蔵されてハンドル64等で上下動される
ストッパロッド65と、レール58の側部にストッパロ
ッド65先端と嵌合するように埋設固定された、走行方
向の移動制限金具66とで構成されている。
【0005】図14に示すように、レールクランプ62
は、支持部60に連結した台車67上に、シリンダ68
等で開閉駆動される先端部でレール58の両側面を挟み
結合するクランプ69を設けて構成されている。図15
に示すように、ストッパ63は、サドル51の水平軸5
3にバランスビーム54の外側で支持された支持部70
の下部クロスビーム71内に、レール58の両側位置で
ハンドル等により上下動するストッパロッド72と、該
ストッパロッド72下端と緩く嵌合するよう基礎面に固
定設置された移動制限金具73とで構成され、各走行装
置52毎に走行装置52とシルビーム50との相対的横
移動量を制限している。
【0006】これらの方法では、小規模の地震振動に対
しての脱輪や損傷防止の効果があるが、大規模地震の場
合には固定状態となり免震効果を期待することが出来な
い。このため、高層ビル等で建造物と基礎間に水平方向
の免震機構として使用されつつある積層ゴムや油圧ダン
パ等を、クレーンの走行装置52とシルビーム50との
間の免震に適用する方法が検討され始めているが、この
場合には、大地震発生時にのみ、走行装置52に対する
クレーン上部構造体間の水平移動を一定限度で許容させ
ることが必要となる。しかしながら、前述した従来の逸
走防止装置(ストッパ61,63)では、ストッパロッ
ド65,72それぞれが嵌合する移動制限金具66,7
3との間の隙間分しか水平移動できないので、クレーン
上部構造体間の水平移動の動きを妨げてしまい、前記免
震機構が役立たなくなる恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、走行装置上に免震機構を介して
作業機械本体を支持した作業機械に対して、レールに水
平に交叉する横方向の揺れが加わった場合に、前記免震
機構の機能を妨げることなく効果的に発揮させること
で、作業機械の損傷やレールからの脱輪を防止すること
ができる免震型逸走防止装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1記載の免震型逸走防止装置は、レールに沿って走行す
る走行装置と、該走行装置上に第1の免震機構を介して
支持された作業機械本体とを有する作業機械の逸走を防
止し、かつ前記レールに対して水平に交叉する横方向へ
の前記作業機械本体の横揺れを許容する免震型の逸走防
止装置であり、前記作業機械本体に設けられ、前記レー
ルの基礎面に設けられた受金に対して挿入及び抜出され
る上下動式のストッパロッドと、該ストッパロッドと前
記作業機械本体との間に設けられ、該ストッパロッドに
対する該作業機械本体の揺れを、少なくとも前記横方向
に対して許容する第2の免震手段と、が備えられている
ことを特徴とする。
【0009】上記請求項1記載の免震型逸走防止装置に
よれば、作業機械の運転休止時または地震発生時におい
ては、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さらにス
トッパロッドを下降させて受金に挿入させることで、作
業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば地震に
よる強い水平振動が加わった場合の作業機械本体は、第
1の免震機構が介在されていることによって走行装置に
対して横方向に揺動することができる上に、第2の免震
機構が介在されていることによってストッパロッドに対
しても横方向に揺動することができる。このようにし
て、走行装置及びストッパロッドの両方に対して作業機
械本体が横方向に揺動することで、作業機械本体に加え
られる地震力が緩和されていく。
【0010】請求項2記載の免震型逸走防止装置は、請
求項1記載の免震型逸走防止装置において、前記第2の
免震手段が、前記作業機械本体の下部に固定された支持
部材に一体に設けられて前記横方向を軸心とする水平軸
と、前記ストッパロッドを昇降動作可能に保持し、かつ
前記水平軸に沿ってスライド自在に支持されたストッパ
ロッド保持体と、を備えていることを特徴とする。
【0011】上記請求項2記載の免震型逸走防止装置に
よれば、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さらに
ストッパロッドを下降させて受金に挿入させることで、
作業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば地震
による強い水平振動が作業機械に対して横方向に加わる
と、第2の免震手段において、レール基礎面に固定され
たストッパロッド保持体に対して、水平軸がその軸心方
向(横方向)に移動する。したがって、水平軸と一体に
なって作業機械本体が横方向に揺動するようになる。こ
のようにして、走行装置及びストッパロッドの両方に対
して作業機械本体が横方向に揺動することで、作業機械
本体に加えられる地震力が緩和されていく。
【0012】請求項3記載の免震型逸走防止装置は、請
求項2記載の免震型逸走防止装置において、前記支持部
材と前記ストッパロッド保持体との間が、所定のせん断
強度を有するシアーピンによって結合されていることを
特徴とする。
【0013】上記請求項3記載の免震型逸走防止装置に
よれば、横揺れの強度が所定強度に達するまでは、シア
ーピンのせん断強度によって、ストッパロッド保持体に
対する支持部材の横方向の相対移動が阻止されるので、
第2の免震機構が停止された状態に維持されている。一
方、横揺れの強度が所定強度以上に達した場合には、シ
アーピンがせん断され、ストッパロッド保持体に対する
支持部材の横方向の揺れを許容するようになる。したが
って、横揺れの強度を感知して自動的に第2の免震機構
が作動する。
【0014】請求項4記載の免震型逸走防止装置は、請
求項1記載の免震型逸走防止装置において、前記第2の
免震手段が、前記ストッパロッドが一体に設けられたス
トッパロッド保持体と、前記作業機械本体の下部に昇降
動作可能に保持された昇降ブロックと、該昇降ブロック
及び前記ストッパロッド保持体間を平行リンク結合する
少なくとも一対の縦板状リンク部材と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0015】上記請求項4記載の免震型逸走防止装置に
よれば、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さらに
ストッパロッドを下降させて受金に挿入させることで、
作業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば地震
による強い水平振動が作業機械に対して横方向に加わる
と、第2の免震手段において、レール基礎面に固定され
たストッパロッド保持体に対して、平行リンク結合され
た昇降ブロックが横方向に移動する。したがって、昇降
ブロックと一体になって作業機械本体が横方向に揺動す
るようになる。このようにして、走行装置及びストッパ
ロッドの両方に対して作業機械本体が横方向に揺動する
ことで、作業機械本体に加えられる地震力が緩和されて
いく。
【0016】請求項5記載の免震型逸走防止装置は、請
求項4記載の免震型逸走防止装置において、前記昇降ブ
ロックと前記ストッパロッド保持体との間が、所定のせ
ん断強度を有するシアーピンにより結合されていること
を特徴とする。
【0017】上記請求項5記載の免震型逸走防止装置に
よれば、横揺れの強度が所定強度に達するまでは、シア
ーピンのせん断強度によって、ストッパロッド保持体に
対する昇降ブロックの横方向の相対移動が阻止されるの
で、第2の免震機構が停止された状態に維持されてい
る。一方、横揺れの強度が所定強度以上に達した場合に
は、シアーピンがせん断され、ストッパロッド保持体に
対する昇降ブロックの横方向の揺れを許容するようにな
る。したがって、横揺れの強度を感知して自動的に第2
の免震機構が作動する。
【0018】請求項6記載の免震型逸走防止装置は、請
求項1記載の免震型逸走防止装置において、前記第2の
免震手段が、前記作業機械本体の下部に対して前記横方
向に揺動可能にピン結合された中間リンク部材と、該中
間リンク部材の下部に対して前記横方向に揺動可能にピ
ン結合された支持ブロックと、該支持ブロックに固定さ
れ、前記ストッパロッドを昇降動作可能に保持するスト
ッパロッド保持体と、を備えていることを特徴とする。
【0019】上記請求項6記載の免震型逸走防止装置に
よれば、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さらに
ストッパロッドを下降させて受金に挿入させることで、
作業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば地震
による強い水平振動が作業機械に対して横方向に加わる
と、第2の免震手段において、レール基礎面に固定され
たストッパロッド保持体を中心として、中間リンク部材
が横方向に揺動する。したがって、中間リンク部材の揺
動に伴って作業機械本体が横方向に揺動するようにな
る。このようにして、走行装置及びストッパロッドの両
方に対して作業機械本体が横方向に揺動することで、作
業機械本体に加えられる地震力が緩和されていく。
【0020】請求項7記載の免震型逸走防止装置は、請
求項6記載の免震型逸走防止装置において、前記作業機
械本体及び前記中間リンク部材間と、前記中間リンク部
材及び前記支持ブロック間が、それぞれ、所定のせん断
強度を有するシアーピンによって結合されていることを
特徴とする。
【0021】上記請求項7記載の免震型逸走防止装置に
よれば、横揺れの強度が所定強度に達するまでは、シア
ーピンのせん断強度によって、ストッパロッド保持体に
対する中間リンク部材の揺動と、中間リンク部材に対す
る作業機械本体の揺動とが阻止されるので、第2の免震
機構が停止された状態に維持されている。一方、横揺れ
の強度が所定強度以上に達した場合には、シアーピンが
せん断され、ストッパロッド保持体に対する中間リンク
部材の横方向の揺れと、中間リンク部材に対する作業機
械本体の横方向の揺れとを許容するようになる。したが
って、横揺れの強度を感知して自動的に第2の免震機構
が作動する。
【0022】請求項8記載の免震型逸走防止装置は、請
求項1記載の免震型逸走防止装置において、前記第2の
免震手段が、前記ストッパロッドが一体に設けられたス
トッパロッド保持体と、該ストッパロッド保持体を前記
横方向にスライド可能に挟み込んでガイド支持する昇降
フレームと、該昇降フレームを内部に収容して上下動可
能にガイド支持し、かつ前記作業機械本体の下部に固定
された支持フレームと、を備えていることを特徴とす
る。
【0023】上記請求項8記載の免震型逸走防止装置に
よれば、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さらに
ストッパロッドを下降させて受金に挿入させることで、
作業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば地震
による強い水平振動が作業機械に対して横方向に加わる
と、第2の免震手段において、レール基礎面に固定され
たストッパロッド保持体に対して、昇降フレーム及び支
持フレームが横方向に移動する。したがって、支持フレ
ームと一体になって作業機械本体が横方向に揺動するよ
うになる。このようにして、走行装置及びストッパロッ
ドの両方に対して作業機械本体が横方向に揺動すること
で、作業機械本体に加えられる地震力が緩和されてい
く。
【0024】請求項9記載の免震型逸走防止装置は、請
求項8記載の免震型逸走防止装置において、前記ストッ
パロッド保持体と前記昇降フレームとの間が、所定のせ
ん断強度を有するシアーピンにより結合されていること
を特徴とする。
【0025】上記請求項9記載の免震型逸走防止装置に
よれば、横揺れの強度が所定強度に達するまでは、シア
ーピンのせん断強度によって、ストッパロッド保持体に
対する昇降フレーム及び支持フレームの横方向の相対移
動が阻止されるので、第2の免震機構が停止された状態
に維持されている。一方、横揺れの強度が所定強度以上
に達した場合には、シアーピンがせん断され、ストッパ
ロッド保持体に対する昇降フレーム及び支持フレームの
横方向の揺れを許容するようになる。したがって、横揺
れの強度を感知して自動的に第2の免震機構が作動す
る。
【0026】請求項10記載の免震型逸走防止装置は、
請求項1記載の免震型逸走防止装置において、前記第2
の免震手段が、前記ストッパロッドを、所定角度範囲内
で傾動可能に支持するストッパロッド保持体と、該スト
ッパロッド保持体を前記横方向にスライド可能に挟み込
んでガイド支持する昇降フレームと、該昇降フレームを
内部に収容して上下動可能にガイド支持し、かつ前記作
業機械本体の下部に固定された支持フレームと、備えて
いることを特徴とする。
【0027】上記請求項10記載の免震型逸走防止装置
によれば、作業機械を所定の停止位置に停止させ、さら
にストッパロッドを下降させて受金に挿入させること
で、作業機械の逸走が防止される。この状態で、例えば
地震による強い水平振動が作業機械に対して横方向に加
わると、第2の免震手段において、レール基礎面に固定
されたストッパロッドがストッパロッド保持体に対して
傾動するとともに、ストッパロッド保持体に対して昇降
フレーム及び支持フレームが横方向に移動する。したが
って、昇降フレーム及び支持フレームと一体になって作
業機械本体が横方向に揺動するようになる。このように
して、走行装置及びストッパロッドの両方に対して作業
機械本体が横方向に揺動することで、作業機械本体に加
えられる地震力が緩和されていく。
【0028】請求項11記載の免震型逸走防止装置は、
請求項10記載の免震型逸走防止装置において、前記ス
トッパロッド保持体と前記昇降フレームとの間が、所定
のせん断強度を有するシアーピンにより結合されている
ことを特徴とする。
【0029】上記請求項11記載の免震型逸走防止装置
によれば、横揺れの強度が所定強度に達するまでは、シ
アーピンのせん断強度によって、ストッパロッド保持体
に対する昇降フレーム及び支持フレームの横方向の相対
移動が阻止されるので、第2の免震機構が停止された状
態に維持されている。一方、横揺れの強度が所定強度以
上に達した場合には、シアーピンがせん断され、ストッ
パロッド保持体に対する昇降フレーム及び支持フレーム
の横方向の揺れを許容するようになる。したがって、横
揺れの強度を感知して自動的に第2の免震機構が作動す
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の免震型逸走防止装置は、
後述のレール58に沿って走行する走行装置52と、該
走行装置52上にバネ又はダンパ等からなる免震機構1
3,14(第1の免震機構)を介して支持されたクレー
ン本体(作業機械本体)とを有する免震型クレーン(作
業機械)の逸走を防止し、かつレール58に対して水平
に交叉する横方向へのクレーン本体の横揺れを許容する
免震型の逸走防止装置であり、その各実施の形態を図面
を参照しながら以下に説明するが、本発明がこれらに限
定解釈されるものでないことは勿論である。以下の第1
〜第5の実施の形態においては、本発明の免震型逸走防
止装置を免震型クレーンに適用した場合について説明す
るが、これに限らず、ニューマチックアンローダや連続
式アンローダなど、その他の作業機械に適用する構成も
勿論可能である。なお、各実施の形態における「横方
向」とは、レール58に直交する水平方向を指し、図1
の紙面垂直方向を指すものとする。
【0031】[第1の実施の形態]図1は、本実施の形
態の免震型逸走防止装置を備えた免震型クレーンの脚ま
わりを示す側面図であり、図2は図1のII部の拡大側面
図であり、図3は図2のIII〜III矢視図である。図1に
示すように、クレーンのシルビーム50と各走行装置5
2との間は、中間レバー10の一端がベアリング11を
介して上バランスビーム54の中央上面に支持され、且
つ中間レバー10の他端がベアリング12を介してシル
ビーム50の下面に支持される偏心支持構造となってい
る。
【0032】ベアリング11,12の中間レバー10側
及び走行装置52側及びシルビーム50側の各接続部分
は、それぞれ、地震発生時の衝撃力で切断される図示さ
れないシアーピン又は油圧ダンパ等の前記免震機構1
3,14で結合されており、クレーンの通常運転時に
は、シルビーム50が各走行装置52と共にレール58
上方位置に保たれるようになっている。13,14は、
地震振動によって前記シアーピンが切断されて中間レバ
ー10が水平回動した場合に、例えば横方向の移動距離
±300mm程度に相当する一定の回動角度で水平回動を
復元、抑制させるバネ又はダンパ等からなる免震機構
(第1の免震機構)である。
【0033】クレーン停止時に逸走を防止するレールク
ランプ台車62は、車輪付き走行トラック57に連結し
て設けられている。さらに、この免震型クレーンには、
地震発生時のクレーンの逸走及び中間レバー10の水平
回動によるシルビーム50の横移動を妨げないために、
免震型逸走防止装置100が設けられている。この免震
型逸走防止装置100は、シルビーム50の中間部より
下向に突設した支持部16と、該支持部16下端に装備
されたストッパ装置15とから概略構成されている。
【0034】図2,図3に示すように、ストッパ装置1
5は、支持部16下方のレール58上を跨るクロスビー
ム16aと、該クロスビーム16aの両側縁に固定した
一対のストッパ兼用の縦板17(ストッパ部材)と、こ
れら縦板17間に固定支持した上下2本の横方向の水平
軸18と、該水平軸18に対してその軸方向にスライド
自由に滑り軸受19で支持された横長の本体フレーム2
0部とが備えられている。横長の本体フレーム20の中
央位置を境とした対称な2カ所には、一対のストッパロ
ッド21が上下移動可能に設けられている。これらスト
ッパロッド21の上端部には、横方向にスライド可能に
貫通する共通の軸22が取り付けられており、さらに、
該軸22は、手動ハンドル23を備えたレバー24に支
持されている。そして、手動ハンドル23は、クロスビ
ーム16aの両側を支持点として上下に回動されるよう
になっている。なお、本体フレーム20両側面とストッ
パ兼用の縦板17内面との間隙は、免震に必要な距離寸
法として例えば±300mm程度を保有するよう構成され
ている。
【0035】前記支持部材と前記ストッパロッド保持体
との間は、所定のせん断強度を有するシアーピンによっ
て結合されていることを特徴とする免震型逸走防止装
置。本体フレーム20とクロスビーム16aとの間(本
体フレーム20と支持部16との間)は、地震時の衝撃
力で破断される所定のせん断強度を有するシアーピン2
0aで結合し、通常運転中のストッパとして用いること
が可能である。ストッパロッド21の下端を受入れてス
トッパロッド21の横方向移動及び走行方向移動を制限
するように、一対の受金25が、レール58の両側の基
礎部に埋込み固定して設けられている。それぞれのスト
ッパロッド21と受金25との間の間隙は、ストッパロ
ッド21の出入りに支障のない程度で、ストッパロッド
21の移動を制限するように形成している。これら受金
25は、クレーンの所定の休止位置に設けられており、
更に他の複数の位置を緊急時の停止位置として設けるこ
とが可能である。
【0036】したがって、本実施の形態の免震型逸走防
止装置100は、クレーン本体(作業機械本体)側のシ
ルビーム50に設けられ、レール58の基礎面に設けら
れた各受金25に対してそれぞれ挿入及び抜出される上
下動式の各ストッパロッド21と、これらストッパロッ
ド21及びクレーン本体間に設けられ、各ストッパロッ
ド21に対するクレーン本体の揺れを、横方向に対して
許容する免震機構100A(第2の免震手段)とが備え
られた構成となっている。そして、本実施の形態の免震
機構100Aは、クレーン本体のシルビーム50の下部
に固定された支持部16(支持部材)に一体に設けられ
て横方向を軸心とする一対の水平軸18と、各ストッパ
ロッド21を昇降動作可能に保持し、かつ水平軸18の
軸心に沿ってスライド自在に支持された本体フレーム2
0(ストッパロッド保持体)とを備えた構成を採用して
いる。
【0037】この形式のクレーンは、前述したように、
通常運転中においては、ベアリング11,12の中間レ
バー10側及び走行装置52側及びシルビーム50側の
各接続部分が、それぞれ、地震発生時の衝撃力で切断さ
れる図示されないシアーピン又は別の油圧ダンパ等で結
合されているので、非回転に拘束されており、シルビー
ム50が走行装置52と共にレール58上に維持された
状態で稼動できるようになっている。一方、クレーンの
運転休止時においては、クレーンが所定の休止位置に移
動停止し、レールクランプ台車62の前記レールクラン
プ69(図14参照)でレール58を挟み結合すること
で、クレーンをレール58上に固定し、クレーンの逸走
が防止される。また、クレーンを長時間休止させる場合
には、ストッパ装置15を操作して各ストッパロッド2
1をそれぞれの受金25に挿入しておく。
【0038】また、通常のクレーン運転中において、地
震が発生して強い水平振動が検出された場合には、クレ
ーン運転者が、クレーンを最寄りの緊急時停止位置に停
止させ、レールクランプ69をレール58に結合させ、
且つストッパ装置15を操作して各ストッパロッド21
をそれぞれの受金25に挿入する(地震発生時に運転休
止中であったクレーンは、既にこの状態に保たれてい
る。)。地震による強い水平振動が、ベアリング11,
12部の回転止めシアーピンの強度を超えると、シアー
ピンを切断して、ベアリング11,12が回動可能にな
り、中間レバー10が回動してシルビーム50(クレー
ンの上部構造体)が走行装置52に対して横方向にスラ
イドできるようになる。
【0039】このシルビーム50の横方向移動により、
シルビーム50中央位置のストッパ装置15部では、地
震による強い水平衝撃力でシアーピン20aが自動切断
し、本体フレーム20がクロスビーム16aに対して相
対的に横移動自由になると同時に、各ストッパロッド2
1がそれぞれの受金25と結合して横移動が制限される
ため、各受金25は、それぞれのストッパロッド21が
嵌・脱するだけの小型に構成することができ、各受金2
5の配置と取付けが容易になる。
【0040】レールクランプ台車62は、走行装置52
に接続することによりレール58上に常時位置し、シル
ビーム50の横方向移動の妨げにならない。他方、地震
発生時のクレーン走行方向の水平振動は、レールクラン
プ69とレール58面、車輪56とレール58面の摩擦
滑りが緩衝作用として働き、ストッパ装置15の各受金
25の走行方向の隙間を調整することにより、制限隙間
(約±100mm)内の移動により地震力が低減され、十
分効果的に衝撃力が緩和される。
【0041】以上説明の構成を有する本実施の形態の免
震型逸走防止装置100によれば、地震発生時に走行装
置52及びシルビーム50間の免震機能を妨げないた
め、地震力がクレーン構造に入り込むのを制限でき、脱
輪と損傷を防止して高い安全性をクレーンに付与するこ
とが可能となる。また、本実施の形態の免震型逸走防止
装置は、著しく簡素に構成されており、従来の免震装置
を装備したクレーンに比較して経済的な逸走防止装置を
提供することも可能となっている。
【0042】[第2の実施の形態]次に、本発明の免震
型逸走防止装置の第2の実施の形態について、図4及び
図5を参照しながら以下に説明を行う。なお、本実施の
形態の免震型逸走防止装置が装備される免震型クレーン
の構造については、上記第1の実施の形態と同様である
としてその説明を省略する。図4は、本実施の形態の免
震型逸走防止装置100に備えられているストッパ装置
15の側面図であり、図5は、図4のV〜V矢視図であ
る。
【0043】図4,図5に示すように、本実施の形態の
免震型逸走防止装置のストッパ装置15には、支持部材
16のクロスビーム16a内に縦方向のガイド27に沿
って上下移動可能な昇降ブロック28が、手動又は駆動
手段29で上下移動するように設けられている。そし
て、この昇降ブロック28には、縦板状リンク部材30
及び縦軸31を介して本体フレーム20が並行リンク結
合されている。この本体フレーム20には、一対のスト
ッパロッド21が固定されており、本体フレーム20が
下降することで、それぞれが前記受金25内に嵌挿可能
となっている。さらに、クロスビーム16aの両側に
は、縦板状リンク部材30の外面と接して横移動を制限
するように一定角度で張り出したストッパ32(ストッ
パ部材)が設けられている。クレーン通常運転時の本体
フレーム20の揺動を防止する、所定のせん断強度を有
するシアーピン20aは、昇降ブロック28の片側のリ
ンク連結部延長端と、縦板状リンク部材30の上面との
間(昇降ブロック28と本体フレーム20との間)に設
けられている。ストッパ32は任意の構成を用いて良
い。
【0044】本体フレーム20の一対の固定ストッパロ
ッド21は、シアーピン20aが破断したときに、スト
ッパ32が許す範囲内において、縦板状リンク部材30
が左右に自由回動し、図5の実線で示す中立位置から左
右へ免震に必要な±300mm程度、横方向へリンク移動
できるようになっている。なお、クレーンの休止位置に
設ける各受金25の構成及び配置は、上記第1の実施の
形態と同じで良く、説明を省略したその他の構成も、上
記第1の実施の形態と同様である。
【0045】したがって、本実施の形態の免震型逸走防
止装置100も、上記第1の実施の形態と同様に、クレ
ーン本体(作業機械本体)側のシルビーム50に設けら
れ、レール58の基礎面に設けられた各受金25に対し
てそれぞれ挿入及び抜出される上下動式の各ストッパロ
ッド21と、これらストッパロッド21及びクレーン本
体間に設けられ、各ストッパロッド21に対するクレー
ン本体の揺れを、横方向に対して許容する免震機構10
0A(第2の免震手段)とが備えられた構成となってい
る。そして、本実施の形態の免震機構100Aは、各ス
トッパロッド21が一体に設けられた本体フレーム20
(ストッパロッド保持体)と、クレーン本体のシルビー
ム50の下部に昇降動作可能に保持された昇降ブロック
28と、該昇降ブロック28及び本体フレーム20間を
平行リンク結合する一対の縦板状リンク部材30とを備
えた構成を採用している。
【0046】以上説明の構成を有する本実施の形態の免
震型逸走防止装置100によれば、各受金25への各ス
トッパロッド21の挿入及び引上げは、駆動手段29に
よる昇降ブロック28の降下と上昇とで行われる。縦板
状リンク部材30の回動によって生じるストッパロッド
21の走行方向の変位量は、極く僅かであり、受金25
の構成を変更する必要は生じない。昇降ブロック28と
本体ブロック20が一括で上下され、本体ブロック20
に対して各ストッパロッド21が固定であるため、各受
金25への各ストッパロッド21の嵌・脱操作は比較的
容易となっている。
【0047】[第3の実施の形態]次に、本発明の免震
型逸走防止装置の第3の実施の形態について、図6及び
図7を参照しながら以下に説明を行う。なお、本実施の
形態の免震型逸走防止装置が装備される免震型クレーン
及びその水平逃し機構の構造については、上記第1の実
施の形態と同様であるとしてその説明を省略する。図6
は、本実施の形態の免震型逸走防止装置100に備えら
れているストッパ装置15の側面図であり、図7は、図
6のVII〜VII矢視図である。
【0048】図6,図7に示すように、本実施の形態の
免震型逸走防止装置のストッパ装置15には、横方向に
揺動可能な支持部材16が、シルビーム50から下に向
かって突設されている。すなわち、この支持部材16
は、シルビーム50の下面に固定された一定長さのサド
ル16cと、該サドル16cに対して上端部を横軸で連
結された中間リンク部材16dと、該中間リンク部材1
6dの下端に対して上端を横軸連結したストッパ支持用
ブロック16eとで構成されている。そして、サドル1
6cの両側には、中間リンク部材16dの揺動を一定角
度内に制限するためのストッパ33(ストッパ部材)が
設けられている。
【0049】ストッパ装置15の本体フレーム20は、
ストッパ支持用ブロック16eに同芯に固定して一体に
設られており、本体フレーム20に備えられている昇降
式の一対のストッパロッド21を、手動ハンドル23等
によって上下動させるようになっている。各受金25
は、上記第1の実施の形態と同一構成で良く、他の構成
要素も上記第1の実施の形態と同様である。したがっ
て、本実施の形態の免震型逸走防止装置100も、上記
第1の実施の形態と同様に、クレーン本体(作業機械本
体)側のシルビーム50に設けられ、レール58の基礎
面に設けられた各受金25に対してそれぞれ挿入及び抜
出される上下動式の各ストッパロッド21と、これらス
トッパロッド21及びクレーン本体間に設けられ、各ス
トッパロッド21に対するクレーン本体の揺れを、横方
向に対して許容する免震機構100A(第2の免震手
段)とが備えられた構成となっている。そして、本実施
の形態の免震機構100Aは、クレーン本体の下部に対
して横方向に揺動可能にピン結合された中間リンク部材
16dと、該中間リンク部材16dの下部に対して横方
向に揺動可能にピン結合されたストッパ支持用ブロック
16e(支持ブロック)と、該ストッパ支持用ブロック
16eに固定され、各ストッパロッド21を昇降動作可
能に保持する本体フレーム20(ストッパロッド保持
体)とを備えた構成を採用している。
【0050】サドル16c及び中間リンク部材16d間
と、中間リンク部材16d及び支持用ブロック16e間
は、それぞれ、地震発生時の一定の強さの衝撃力で破断
するシアーピン34等によって非揺動に接続されてい
る。そして、クレーンの通常運転時には、一対のストッ
パロッド21がレール58を跨ぐ両側でそれぞれの受金
25に対して嵌・脱できる。
【0051】以上説明の構成を有する本実施の形態の免
震型逸走防止装置によれば、クレーン運転中に地震が発
生した場合には、運転者が最寄りの停止位置にクレーン
を止め、ストッパ装置15を受金25にアンカリング結
合させる。そして、このアンカリング結合状態のもと
で、前記ベアリング11,12のシアーピンと、支持部
材16のシアーピン34とが地震の衝撃力で切断された
場合には、ストッパ装置15の中間リンク部材16dが
サドル16c上の左右のストッパ33の間で回動自由な
状態になる。
【0052】そして、図示を省略するが、クレーン本体
側のサドル16c及び中間リンク部材16d間と、中間
リンク部材16d及びストッパ支持ブロック16e間
は、それぞれ、所定のせん断強度を有するシアーピンに
よって結合された構成となっている。
【0053】[第4の実施の形態]次に、本発明の免震
型逸走防止装置の第4の実施の形態について、図8及び
図9を参照しながら以下に説明を行う。なお、本実施の
形態の免震型逸走防止装置が装備される免震型クレーン
の構造については、上記第1の実施の形態と同様である
としてその説明を省略する。図8は、本実施の形態の免
震型逸走防止装置100に備えられているストッパ装置
15の縦断面図であり、図9は、図8のIX〜IX矢視図で
ある。
【0054】本実施の形態の免震型逸走防止装置100
は、その支持部材16が、上端においてシルビーム50
の中央部下面に固着された固着部16Aと、該固着部1
6Aの下端に連続してかつ図9に示す正面視した場合に
下向きに末広がりな台形状をなす台形部16Bと、該台
形部16Bの下端に連続して幅広をなし、ストッパ15
を収容する空間を内部に有するストッパ収容部16Cと
を備えた構成となっている。さらに、この支持部材16
のストッパ収容部16Cの下端の底部は開放されてお
り、ここより下方に向かってストッパロッド39が突出
可能となっている。
【0055】本実施の形態のストッパ装置15は、前記
ストッパ収容部16Cの内壁に沿って昇降可能に設けら
れ、上下が開放された昇降フレーム35と、支持部材1
6及び昇降フレーム35間に設けられた昇降駆動手段3
6と、前記昇降フレーム35の横方向壁面から内側へ突
設し且つ対向させて設けた角形断面の横方向水平ガイド
部37と、該水平ガイド部37の上下面に接して且つ長
手方向(図8の紙面垂直方向)にスライド可能な状態に
水平ガイド部37間に設けられた横スライドフレーム3
8と、該横スライドフレーム38に、所定間隔をおいた
対称位置に縦に固定して設けられた一対のストッパロッ
ド39とで構成されている。横スライドフレーム38の
両端と昇降フレーム35の両端内壁との間には、それぞ
れ300mm程度の間隙cを設けている(図9参照)。な
お、昇降フレーム35の両側壁35aは、横スライドフ
レーム38に対する昇降フレーム35の横方向の移動を
制限するストッパ部材をなしている。なお、昇降駆動手
段36の代わりに、手動で昇降フレーム35を昇降させ
る手動機構の採用も可能である。一対のストッパロッド
39と嵌・脱する各受金25、は上記第1の実施の形態
の場合と同様に、レール58を跨ぐ両側基礎面に埋設し
て設ける。
【0056】したがって、本実施の形態の免震型逸走防
止装置100も、上記第1の実施の形態と同様に、クレ
ーン本体(作業機械本体)側のシルビーム50に設けら
れ、レール58の基礎面に設けられた各受金25に対し
てそれぞれ挿入及び抜出される上下動式の各ストッパロ
ッド39と、これらストッパロッド39及びクレーン本
体間に設けられ、各ストッパロッド39に対するクレー
ン本体の揺れを、横方向に対して許容する水平逃し機構
100A(第2の免震手段)とが備えられた構成となっ
ている。そして、本実施の形態の水平逃し機構100A
は、各ストッパロッド39が一体に設けられた横スライ
ドフレーム38(ストッパロッド保持体)と、該横スラ
イドフレーム38を横方向にスライド可能に挟み込んで
ガイド支持する昇降フレーム35と、該昇降フレーム3
5を内部に収容して上下動可能にガイド支持し、かつク
レーン本体の下部に固定された支持部16(支持フレー
ム)とを備えた構成を採用している。また、横スライド
フレーム38(ストッパロッド保持体)と昇降フレーム
35との間は、所定のせん断強度を有するシアーピン2
0aにより結合された構成となっている。
【0057】本実施の形態によれば、手動又は駆動手段
36によって支持部材16内の昇降フレーム35を一定
高さ分だけ降下・上昇させるだけで、一対のストッパロ
ッド39をそれぞれの受金25内に嵌・脱することがで
きる。また、一体形の固定支持部材16にストッパ装置
15を内蔵し、各ストッパロッド39を固定装着した昇
降フレーム35を降下させて各受金25に固定すること
で、横方向の地震衝撃をストッパロッド39,昇降フレ
ーム35,支持部材16相互の縦の構造面で支持する構
成であるので、故障が少なく、かつコンパクトに構成で
きるという利点を有している。
【0058】[第5の実施の形態]次に、本発明の免震
型逸走防止装置の第5の実施の形態について、図10及
び図11を参照しながら以下に説明を行う。なお、本実
施の形態の免震型逸走防止装置が装備される免震型クレ
ーンの構造については、上記第1の実施の形態と同様で
あるとしてその説明を省略する。図10は、本実施の形
態の免震型逸走防止装置100に備えられているストッ
パ装置15の側面図であり、図11は、図10のXI〜XI
矢視図である。
【0059】本実施の形態は、一対の固定型ストッパロ
ッド39が、それぞれ受金25と結合した状態で、地震
等による一定値以上の水平衝撃力を受けた場合に、横ス
ライドフレーム38に対して一定角度で傾斜して、水平
衝撃力を吸収できるように構成している。
【0060】図10,図11において、40は、横スラ
イドフレーム38の上下の水平板38a,38bのそれ
ぞれに形成したストッパロッド39外径より大きい内径
のストッパロッド39装着用の孔である。また、41
は、水平板38aの上面及び38bの下面に接するよう
に各ストッパロッド39の上下位置に固着された取付用
フランジである。また、42は、例えば平面視した場合
にレール58の延在方向に対して角度45°の交叉方向
の2個所で各取付用フランジ41を上下の水平板38
a,38bに固着するとともに、地震時の衝撃力で破断
される、ストッパロッド39装着用のシアーピンであ
る。これらシアーピン42は、更に異なる形式で設けら
れて差し支えない。その他の構成は、上記第1の実施の
形態と略同様である。
【0061】したがって、本実施の形態の免震型逸走防
止装置100も、上記第1の実施の形態と同様に、クレ
ーン本体(作業機械本体)側のシルビーム50に設けら
れ、レール58の基礎面に設けられた各受金25に対し
てそれぞれ挿入及び抜出される上下動式の各ストッパロ
ッド39と、これらストッパロッド39及びクレーン本
体間に設けられ、各ストッパロッド39に対するクレー
ン本体の揺れを、横方向に対して許容する水平逃し機構
100A(第2の免震手段)とが備えられた構成となっ
ている。そして、本実施の形態の水平逃し機構100A
は、各ストッパロッド39を、所定角度範囲内で傾動可
能に支持する横スライドフレーム38(ストッパロッド
保持体)と、該横スライドフレーム38を横方向にスラ
イド可能に挟み込んでガイド支持する昇降フレーム35
と、該昇降フレーム35を内部に収容して上下動可能に
ガイド支持し、かつクレーン本体の下部に固定された支
持部16(支持フレーム)とを備えた構成を採用してい
る。また、横スライドフレーム38(ストッパロッド保
持体)と昇降フレーム35との間は、所定のせん断強度
を有するシアーピン20aにより結合された構成となっ
ている。
【0062】なお、この構成は、上記第2の実施の形態
のストッパ装置15に対しても同様の構成を適用できる
ものである(すなわち、昇降ブロック28に対して本体
フレーム20が水平方向に揺動するのではなく、本体フ
レーム20に対して、各ストッパロッド21が傾斜して
揺動する構成である。)。
【0063】図10,図11は、両ストッパロッド39
を下降させてそれぞれの受金25に結合させた状態を示
している。本実施の形態では、各ストッパロッド39が
各受金25内に挿入されている状態のもとで、地震発生
時等の水平振動による衝撃力で昇降フレーム35と横ス
ライドフレーム38と間を接続するシアーピン20aが
破断されると、クレーン本体と共に支持部16が図10
の紙面左方向に水平振動し、横スライドフレーム38の
左端が昇降ブロック35の左側壁に突当たって停止す
る。このとき、その衝撃をシアーピン42が受けて破断
することで衝撃力が緩衝され、衝撃力が弱められた状態
で図10中の二点鎖線のようにストッパロッド39が上
下のロッド装着用孔40の許す範囲で傾動して受金25
により停止されるようになる。
【0064】地震によりクレーン本体にレール58延在
方向の振動を生じた場合にも、図11のように、例えば
支持部16が同図紙面右方向へ移動する限度位置で、シ
アーピン42の破断と、ストッパロッド39の傾動とで
緩衝停止させることが可能となっている。
【0065】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の免震型逸走防止
装置は、作業機械本体に設けられ、レールの基礎面に設
けられた受金に対して挿入及び抜出される上下動式のス
トッパロッドと、該ストッパロッドと作業機械本体との
間に設けられ、該ストッパロッドに対する該作業機械本
体の揺れを、少なくとも横方向に対して許容する第2の
免震手段とを備えた構成を採用した。この構成によれ
ば、作業機械を所定の休止位置に移動停止させて逸走を
防止した状態において、地震等の振動力が加わった場
合、走行装置及びストッパロッドの両方に対して作業機
械本体が揺動し、作業機械本体に入り込む地震力を緩和
させることができる。このとき、第2の免震機構が作業
機械本体とストッパロッドとの間に介在されているの
で、第1の免震機構上の作業機械本体の横方向の揺れを
妨げることがない。したがって、走行装置上に免震機構
(第1の免震機構)を介して作業機械本体を支持した作
業機械に対して、レールに水平に交叉する横方向の揺れ
が加わった場合において、免震機構の機能を効果的に発
揮させることができ、作業機械の損傷やレールからの脱
輪を防止することが可能となる。
【0066】また、請求項2記載の免震型逸走防止装置
は、第2の免震手段が、作業機械本体の下部に固定され
た支持部材に一体に設けられて横方向を軸心とする水平
軸と、ストッパロッドを昇降動作可能に保持し、かつ水
平軸に沿ってスライド自在に支持されたストッパロッド
保持体とを備えた構成を採用した。この構成によれば、
請求項1の効果を安価な構成でありながらも確実に得る
ことが可能となる。
【0067】また、請求項3記載の免震型逸走防止装置
は、支持部材とストッパロッド保持体との間が、所定の
せん断強度を有するシアーピンによって結合されている
構成を採用した。この構成によれば、横揺れの強度を感
知して自動的に第2の免震機構を作動させることが可能
となる。
【0068】また、請求項4記載の免震型逸走防止装置
は、第2の免震手段が、ストッパロッドが一体に設けら
れたストッパロッド保持体と、作業機械本体の下部に昇
降動作可能に保持された昇降ブロックと、該昇降ブロッ
ク及びストッパロッド保持体間を平行リンク結合する少
なくとも一対の縦板状リンク部材とを備えている構成を
採用した。この構成によれば、請求項1の効果を安価な
構成でありながらも確実に得ることが可能となる。
【0069】また、請求項5記載の免震型逸走防止装置
は、昇降ブロックとストッパロッド保持体との間が、所
定のせん断強度を有するシアーピンにより結合されてい
る構成を採用した。この構成によれば、横揺れの強度を
感知して自動的に第2の免震機構を作動させることが可
能となる。
【0070】また、請求項6記載の免震型逸走防止装置
は、第2の免震手段が、作業機械本体の下部に対して横
方向に揺動可能にピン結合された中間リンク部材と、該
中間リンク部材の下部に対して横方向に揺動可能にピン
結合された支持ブロックと、該支持ブロックに固定さ
れ、ストッパロッドを昇降動作可能に保持するストッパ
ロッド保持体とを備えた構成を採用した。この構成によ
れば、請求項1の効果を安価な構成でありながらも確実
に得ることが可能となる。
【0071】また、請求項7記載の免震型逸走防止装置
は、作業機械本体及び中間リンク部材間と、中間リンク
部材及び支持ブロック間が、それぞれ、所定のせん断強
度を有するシアーピンによって結合されている構成を採
用した。この構成によれば、横揺れの強度を感知して自
動的に第2の免震機構を作動させることが可能となる。
【0072】また、請求項8記載の免震型逸走防止装置
は、第2の免震手段が、ストッパロッドが一体に設けら
れたストッパロッド保持体と、該ストッパロッド保持体
を横方向にスライド可能に挟み込んでガイド支持する昇
降フレームと、該昇降フレームを内部に収容して上下動
可能にガイド支持し、かつ作業機械本体の下部に固定さ
れた支持フレームとを備えている構成を採用した。この
構成によれば、請求項1の効果を安価な構成でありなが
らも確実に得ることが可能となる。
【0073】また、請求項9記載の免震型逸走防止装置
は、ストッパロッド保持体と昇降フレームとの間が、所
定のせん断強度を有するシアーピンにより結合されてい
る構成を採用した。この構成によれば、横揺れの強度を
感知して自動的に第2の免震機構を作動させることが可
能となる。
【0074】また、請求項10記載の免震型逸走防止装
置は、第2の免震手段が、ストッパロッドを、所定角度
範囲内で傾動可能に支持するストッパロッド保持体と、
該ストッパロッド保持体を横方向にスライド可能に挟み
込んでガイド支持する昇降フレームと、該昇降フレーム
を内部に収容して上下動可能にガイド支持し、かつ作業
機械本体の下部に固定された支持フレームと備えている
構成を採用した。この構成によれば、請求項1の効果を
安価な構成でありながらも確実に得ることが可能とな
る。
【0075】また、請求項11記載の免震型逸走防止装
置は、ストッパロッド保持体と昇降フレームとの間が、
所定のせん断強度を有するシアーピンにより結合されて
いる構成を採用した。この構成によれば、横揺れの強度
を感知して自動的に第2の免震機構を作動させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の免震型逸走防止装置の第1の実施の
形態を備えた免震型クレーンの脚まわりを示す側面図で
ある。
【図2】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、図
1のII部の拡大側面図である。
【図3】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、図
2のIII〜III矢視図である。
【図4】 本発明の免震型逸走防止装置の第2の実施の
形態を示す側面図である。
【図5】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、図
4のV〜V矢視図である。
【図6】 本発明の免震型逸走防止装置の第3の実施の
形態を示す側面図である。
【図7】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、図
6のVII〜VII矢視図である。
【図8】 本発明の免震型逸走防止装置の第4の実施の
形態を示す側面図である。
【図9】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、図
8のIX〜IX矢視図である。
【図10】 本発明の免震型逸走防止装置の第5の実施
の形態を示す側面図である。
【図11】 同免震型逸走防止装置を示す図であって、
図10のXI〜XI矢視図である。
【図12】 従来の逸走防止装置を備えたクレーンの脚
まわりの側面図である。
【図13】 同逸走防止装置を示す図であって、図12
のXI部の拡大側面図である。
【図14】 同逸走防止装置を示す図であって、図12
のXII〜XII矢視図である。
【図15】 同逸走防止装置を示す図であって、図12
のXIII〜XIII矢視図である。
【符号の説明】
13,14・・・免震機構(第1の免震機構) 16・・・支持部(支持フレーム,支持部材) 16d・・・中間リンク部材 16e・・・ストッパ支持用ブロック(支持ブロック) 17,32,33,35a・・・縦板,ストッパ,ストッ
パ,側板(ストッパ部材) 18・・・水平軸 20,38・・・本体フレーム,横スライドフレーム(ス
トッパロッド保持体) 20a・・・シアーピン 21,39・・・ストッパロッド 25・・・受金 28・・・昇降ブロック 30・・・縦板状リンク部材 35・・・昇降フレーム 50・・・シルビーム(作業機械本体) 52・・・走行装置 58・・・レール 100・・・免震型逸走防止装置 100A・・・水平逃し機構(第2の免震手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田坂 幹夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 3F203 DA05 EC17 3F204 AA03 CA05 DA02 FB06 FC10 FE02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って走行する走行装置と、該
    走行装置上に第1の免震機構を介して支持された作業機
    械本体とを有する作業機械の逸走を防止し、かつ前記レ
    ールに対して水平に交叉する横方向への前記作業機械本
    体の横揺れを許容する免震型の逸走防止装置であり、 前記作業機械本体に設けられ、前記レールの基礎面に設
    けられた受金に対して挿入及び抜出される上下動式のス
    トッパロッドと、 該ストッパロッドと前記作業機械本体との間に設けら
    れ、該ストッパロッドに対する該作業機械本体の揺れ
    を、少なくとも前記横方向に対して許容する第2の免震
    手段と、が備えられていることを特徴とする免震型逸走
    防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記第2の免震手段は、前記作業機械本体の下部に固定
    された支持部材に一体に設けられて前記横方向を軸心と
    する水平軸と、 前記ストッパロッドを昇降動作可能に保持し、かつ前記
    水平軸に沿ってスライド自在に支持されたストッパロッ
    ド保持体と、を備えていることを特徴とする免震型逸走
    防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記支持部材と前記ストッパロッド保持体との間は、所
    定のせん断強度を有するシアーピンによって結合されて
    いることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記第2の免震手段は、前記ストッパロッドが一体に設
    けられたストッパロッド保持体と、 前記作業機械本体の下部に昇降動作可能に保持された昇
    降ブロックと、 該昇降ブロック及び前記ストッパロッド保持体間を平行
    リンク結合する少なくとも一対の縦板状リンク部材と、 を備えていることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記昇降ブロックと前記ストッパロッド保持体との間
    は、所定のせん断強度を有するシアーピンにより結合さ
    れていることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記第2の免震手段は、前記作業機械本体の下部に対し
    て前記横方向に揺動可能にピン結合された中間リンク部
    材と、 該中間リンク部材の下部に対して前記横方向に揺動可能
    にピン結合された支持ブロックと、 該支持ブロックに固定され、前記ストッパロッドを昇降
    動作可能に保持するストッパロッド保持体と、を備えて
    いることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記作業機械本体及び前記中間リンク部材間と、前記中
    間リンク部材及び前記支持ブロック間は、それぞれ、所
    定のせん断強度を有するシアーピンによって結合されて
    いることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記第2の免震手段は、前記ストッパロッドが一体に設
    けられたストッパロッド保持体と、 該ストッパロッド保持体を前記横方向にスライド可能に
    挟み込んでガイド支持する昇降フレームと、 該昇降フレームを内部に収容して上下動可能にガイド支
    持し、かつ前記作業機械本体の下部に固定された支持フ
    レームと、を備えていることを特徴とする免震型逸走防
    止装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の免震型逸走防止装置にお
    いて、 前記ストッパロッド保持体と前記昇降フレームとの間
    は、所定のせん断強度を有するシアーピンにより結合さ
    れていることを特徴とする免震型逸走防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の免震型逸走防止装置に
    おいて、 前記第2の免震手段は、前記ストッパロッドを、所定角
    度範囲内で傾動可能に支持するストッパロッド保持体
    と、 該ストッパロッド保持体を前記横方向にスライド可能に
    挟み込んでガイド支持する昇降フレームと、 該昇降フレームを内部に収容して上下動可能にガイド支
    持し、かつ前記作業機械本体の下部に固定された支持フ
    レームと、を備えていることを特徴とする免震型逸走防
    止装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の免震型逸走防止装置
    において、 前記ストッパロッド保持体と前記昇降フレームとの間
    は、所定のせん断強度を有するシアーピンにより結合さ
    れていることを特徴とする免震型逸走防止装置。
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