JP2002068448A - フリーローラ搬送装置 - Google Patents
フリーローラ搬送装置Info
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- JP2002068448A JP2002068448A JP2000255627A JP2000255627A JP2002068448A JP 2002068448 A JP2002068448 A JP 2002068448A JP 2000255627 A JP2000255627 A JP 2000255627A JP 2000255627 A JP2000255627 A JP 2000255627A JP 2002068448 A JP2002068448 A JP 2002068448A
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- Chain Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量によらずに安定してワークを搬送できる
と共に、稼動部の消耗を低減することができるフリーロ
ーラ搬送装置を提供する。 【解決手段】 フリーローラ2を備えた搬送用チェーン
3と、搬送用チェーン3を巻き掛けるスプロケット16
を有する回転軸5bと、回転軸5bを軸支するサイドパ
ネル7と、回転軸5bを回転させる駆動モータ9と、ワ
ークを載置するフリーローラ2を下側から支えるサポー
ト手段12を備え、サポート手段12は、フリーローラ
を支持する保持部材38と、保持部材38をサイドパネ
ル7に対して上下動可能とする板バネ37とを有するこ
とを特徴とするフリーローラ搬送装置1とした。
と共に、稼動部の消耗を低減することができるフリーロ
ーラ搬送装置を提供する。 【解決手段】 フリーローラ2を備えた搬送用チェーン
3と、搬送用チェーン3を巻き掛けるスプロケット16
を有する回転軸5bと、回転軸5bを軸支するサイドパ
ネル7と、回転軸5bを回転させる駆動モータ9と、ワ
ークを載置するフリーローラ2を下側から支えるサポー
ト手段12を備え、サポート手段12は、フリーローラ
を支持する保持部材38と、保持部材38をサイドパネ
ル7に対して上下動可能とする板バネ37とを有するこ
とを特徴とするフリーローラ搬送装置1とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転自在なフリー
ローラを備えたチェーンを駆動させてワークを搬送する
フリーローラ搬送装置に関する。
ローラを備えたチェーンを駆動させてワークを搬送する
フリーローラ搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フリーローラ搬送装置は、ベアリングに
より回転可能に構成されたフリーローラを有する搬送用
チェーンを一方向に駆動させることで、フリーローラ上
に載置したワークを搬送するものである。特に、平行に
巻き掛けられた二条の搬送用チェーンを横断するように
長筒状のフリーローラを多数配置したローラテーブルを
有するフリーローラ搬送装置は、大型のワークや、多数
のワークの搬送に適しているため、広く用いられてい
る。また、一般に、フリーローラ搬送装置は、搬送途中
のワークを一時的に停止させるアキュムレータを備えて
おり、このアキュムレータにより停止しているワークに
部品の組付作業等を行っている。なお、ワークがアキュ
ムレータにより停止しているときは、ワークを載置して
いるフリーローラが空回りすることで搬送用チェーンの
みを前進させている。
より回転可能に構成されたフリーローラを有する搬送用
チェーンを一方向に駆動させることで、フリーローラ上
に載置したワークを搬送するものである。特に、平行に
巻き掛けられた二条の搬送用チェーンを横断するように
長筒状のフリーローラを多数配置したローラテーブルを
有するフリーローラ搬送装置は、大型のワークや、多数
のワークの搬送に適しているため、広く用いられてい
る。また、一般に、フリーローラ搬送装置は、搬送途中
のワークを一時的に停止させるアキュムレータを備えて
おり、このアキュムレータにより停止しているワークに
部品の組付作業等を行っている。なお、ワークがアキュ
ムレータにより停止しているときは、ワークを載置して
いるフリーローラが空回りすることで搬送用チェーンの
みを前進させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフリーローラ搬送装置において、重量が大きいワー
クを搬送する場合には、ワークとフリーローラの間に発
生する摩擦力がフリーローラのベアリングの摩擦力より
も大きくなって、フリーローラが空回りしてしまうこと
があった。フリーローラが空回りすると、搬送用チェー
ンがワークに対して滑ってしまい、搬送用チェーンのみ
が前進するので、ワークを搬送することができなくなっ
ていた。また、場合によっては、ワークが斜めに進んで
しまい、ローラテーブルの両脇に設けてある落下防止用
のガイド壁にぶつかり、フリーローラ搬送装置を停止さ
せてしまうことがあった。
うなフリーローラ搬送装置において、重量が大きいワー
クを搬送する場合には、ワークとフリーローラの間に発
生する摩擦力がフリーローラのベアリングの摩擦力より
も大きくなって、フリーローラが空回りしてしまうこと
があった。フリーローラが空回りすると、搬送用チェー
ンがワークに対して滑ってしまい、搬送用チェーンのみ
が前進するので、ワークを搬送することができなくなっ
ていた。また、場合によっては、ワークが斜めに進んで
しまい、ローラテーブルの両脇に設けてある落下防止用
のガイド壁にぶつかり、フリーローラ搬送装置を停止さ
せてしまうことがあった。
【0004】さらに、重量が大きいワークを搬送する
と、フリーローラのベアリングや、搬送用チェーンを巻
き掛けるスプロケット等からなる稼動部に大きな負荷が
かかるので、稼動部が消耗し易くなる。このため、フリ
ーローラ搬送装置のメンテナンスに手間がかかり、ラン
ニングコストを上昇させていた。従って、本発明の課題
は、ワークの重量によらずに安定してワークを搬送する
と共に、稼動部の長寿命化を図ることである。
と、フリーローラのベアリングや、搬送用チェーンを巻
き掛けるスプロケット等からなる稼動部に大きな負荷が
かかるので、稼動部が消耗し易くなる。このため、フリ
ーローラ搬送装置のメンテナンスに手間がかかり、ラン
ニングコストを上昇させていた。従って、本発明の課題
は、ワークの重量によらずに安定してワークを搬送する
と共に、稼動部の長寿命化を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明の請求項1に係る発明は、フリーローラを備
えた搬送用チェーンと、搬送用チェーンを巻き掛けるス
プロケットを有する回転軸と、回転軸を軸支する本体部
と、回転軸を回転させる駆動手段とを有し、フリーロー
ラに載置したワークを搬送するフリーローラ搬送装置に
おいて、ワークを載置するフリーローラを下側から支え
る保持部材を備えたことを特徴とするフリーローラ搬送
装置とした。
めに本発明の請求項1に係る発明は、フリーローラを備
えた搬送用チェーンと、搬送用チェーンを巻き掛けるス
プロケットを有する回転軸と、回転軸を軸支する本体部
と、回転軸を回転させる駆動手段とを有し、フリーロー
ラに載置したワークを搬送するフリーローラ搬送装置に
おいて、ワークを載置するフリーローラを下側から支え
る保持部材を備えたことを特徴とするフリーローラ搬送
装置とした。
【0006】このように構成したフリーローラ搬送装置
は、搬送用チェーンの前進時に、フリーローラの下側に
配置された保持部材とフリーローラとの間に発生する摩
擦力で、ワークとフリーローラとの間で発生する摩擦力
を低減させることができる。従って、フリーローラを空
回りさせようとする力が低減するので、フリーローラの
空回りを防止することができる。また、フリーローラの
両端部に加えて保持部材もフリーローラを支持する構成
となるため、フリーローラの両端部にかかる重量を軽減
できる。従って、フリーローラおよび搬送用チェーンの
稼動部の消耗を抑制することができる。特にフリーロー
ラの長手方向の中心付近に保持部材を設けることで、フ
リーローラをさらに安定して支持することができる。
は、搬送用チェーンの前進時に、フリーローラの下側に
配置された保持部材とフリーローラとの間に発生する摩
擦力で、ワークとフリーローラとの間で発生する摩擦力
を低減させることができる。従って、フリーローラを空
回りさせようとする力が低減するので、フリーローラの
空回りを防止することができる。また、フリーローラの
両端部に加えて保持部材もフリーローラを支持する構成
となるため、フリーローラの両端部にかかる重量を軽減
できる。従って、フリーローラおよび搬送用チェーンの
稼動部の消耗を抑制することができる。特にフリーロー
ラの長手方向の中心付近に保持部材を設けることで、フ
リーローラをさらに安定して支持することができる。
【0007】さらに、本発明の請求項2に係る発明は、
保持部材が、弾性体を介して本体部に連結されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のフリーローラ搬送装置
とした。
保持部材が、弾性体を介して本体部に連結されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のフリーローラ搬送装置
とした。
【0008】このようなフリーローラ搬送装置は、弾性
体を用いることで、保持部材が本体部およびフリーロー
ラに対して上下方向に移動可能となるので、フリーロー
ラと保持部材との間に生じる摩擦力が過大になり、搬送
用チェーンの駆動部に過負荷がかかることを防止でき
る。
体を用いることで、保持部材が本体部およびフリーロー
ラに対して上下方向に移動可能となるので、フリーロー
ラと保持部材との間に生じる摩擦力が過大になり、搬送
用チェーンの駆動部に過負荷がかかることを防止でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参考
にして詳細に説明する。図1は、本実施の形態のフリー
ローラ搬送装置の側面図であり、図2は、図1のI-I
線矢視図である。なお、実施の形態において前方とは、
ワークが搬送される方向で、図1においては左側から右
側へ進む方向とする。
にして詳細に説明する。図1は、本実施の形態のフリー
ローラ搬送装置の側面図であり、図2は、図1のI-I
線矢視図である。なお、実施の形態において前方とは、
ワークが搬送される方向で、図1においては左側から右
側へ進む方向とする。
【0010】図1および図2に示すように、フリーロー
ラ搬送装置1は、フリーローラ2を備えた搬送用チェー
ン3により形成されるローラテーブル4によりワークを
搬送するものであり、搬送用チェーン3を駆動するため
に用いられる回転軸5a,5bと、回転軸5a,5bを
ベアリングを介して軸支するフランジ6が固定されるサ
イドパネル7と、サイドパネル7を支持するフレーム体
8と、フレーム体8の下部に固定され、搬送用チェーン
3を駆動させるための駆動手段である駆動モータ9とを
有している。また、図2に示すように、サイドパネル7
の上部は外側に向かって折り返され、上面部10を形成
しており、この上面部10には搬送途中のワークを一時
的に停止させるためのアキュムレータ11を備えてい
る。さらに、二枚のサイドパネル7の間には、ワークを
載置するフリーローラ2の下面に当接するようにしてサ
ポート手段12が設けられている。なお、サイドパネル
7とフレーム体8は、特許請求の範囲の本体部に相当し
ている。
ラ搬送装置1は、フリーローラ2を備えた搬送用チェー
ン3により形成されるローラテーブル4によりワークを
搬送するものであり、搬送用チェーン3を駆動するため
に用いられる回転軸5a,5bと、回転軸5a,5bを
ベアリングを介して軸支するフランジ6が固定されるサ
イドパネル7と、サイドパネル7を支持するフレーム体
8と、フレーム体8の下部に固定され、搬送用チェーン
3を駆動させるための駆動手段である駆動モータ9とを
有している。また、図2に示すように、サイドパネル7
の上部は外側に向かって折り返され、上面部10を形成
しており、この上面部10には搬送途中のワークを一時
的に停止させるためのアキュムレータ11を備えてい
る。さらに、二枚のサイドパネル7の間には、ワークを
載置するフリーローラ2の下面に当接するようにしてサ
ポート手段12が設けられている。なお、サイドパネル
7とフレーム体8は、特許請求の範囲の本体部に相当し
ている。
【0011】次に、フリーローラ搬送装置1の各構成要
素について説明する。まず、フリーローラ2は、図2に
示すように、長軸を有する筒部材13からなり、その端
部を折り返して折返部13aを形成すると共に、折返部
13aの内側にベアリング15が固定されている。筒部
材13が、このベアリング15を介して筒部材13の軸
芯部を貫通するステーロッド14に軸支されることで、
回転可能なフリーローラ2を形成している。
素について説明する。まず、フリーローラ2は、図2に
示すように、長軸を有する筒部材13からなり、その端
部を折り返して折返部13aを形成すると共に、折返部
13aの内側にベアリング15が固定されている。筒部
材13が、このベアリング15を介して筒部材13の軸
芯部を貫通するステーロッド14に軸支されることで、
回転可能なフリーローラ2を形成している。
【0012】図1に示すように、回転軸5aは、サイド
パネル7の一端部7a側に設けられており、回転軸5b
は、サイドパネル7の他端部7b側に設けられている。
図2に示すように、回転軸5bは、平行な二枚のサイド
パネル7を貫通すると共に、サイドパネル7に固定され
たフランジ6内にベアリングを介して軸支されている。
さらに、回転軸5bは、搬送用チェーン3を巻き掛ける
ためのスプロケット16を各サイドパネル7に近接する
位置にそれぞれ一つずつ有している。なお、回転軸5a
も、回転軸5bと同様に、サイドパネル7に近接する位
置にスプロケット16(図示せず)を二つ有している。
パネル7の一端部7a側に設けられており、回転軸5b
は、サイドパネル7の他端部7b側に設けられている。
図2に示すように、回転軸5bは、平行な二枚のサイド
パネル7を貫通すると共に、サイドパネル7に固定され
たフランジ6内にベアリングを介して軸支されている。
さらに、回転軸5bは、搬送用チェーン3を巻き掛ける
ためのスプロケット16を各サイドパネル7に近接する
位置にそれぞれ一つずつ有している。なお、回転軸5a
も、回転軸5bと同様に、サイドパネル7に近接する位
置にスプロケット16(図示せず)を二つ有している。
【0013】搬送用チェーン3は、回転軸5aのスプロ
ケット16と、回転軸5bのスプロケット16との間に
平行に二条巻き掛けられている。また、搬送用チェーン
3はアタッチメント17を備えており、このアタッチメ
ント17にはステーロッド14の端部が固定されてい
る。従って、フリーローラ2は、平行に巻き掛けられた
二条の搬送用チェーン3を横断するように、かつ、等間
隔に離間して配置されており、これによりワークを搬送
するローラテーブル4を形成している。
ケット16と、回転軸5bのスプロケット16との間に
平行に二条巻き掛けられている。また、搬送用チェーン
3はアタッチメント17を備えており、このアタッチメ
ント17にはステーロッド14の端部が固定されてい
る。従って、フリーローラ2は、平行に巻き掛けられた
二条の搬送用チェーン3を横断するように、かつ、等間
隔に離間して配置されており、これによりワークを搬送
するローラテーブル4を形成している。
【0014】また、図2に示すように、回転軸5bは、
その一方の端部に伝動用スプロケット18を有してお
り、この伝動用スプロケット18と駆動モータ9との間
には伝達チェーン19が巻き掛けられている。フリーロ
ーラ搬送装置1は、駆動モータ9の回転を回転軸5bに
伝達することで、搬送用チェーン3を駆動しており、回
転軸5aは、搬送用チェーン3の駆動に従って回転す
る。なお、伝動用スプロケット18には、トルクリミッ
タ20が設けられており、回転軸5bおよび駆動用モー
タ9に過負荷がかかることを防止している。
その一方の端部に伝動用スプロケット18を有してお
り、この伝動用スプロケット18と駆動モータ9との間
には伝達チェーン19が巻き掛けられている。フリーロ
ーラ搬送装置1は、駆動モータ9の回転を回転軸5bに
伝達することで、搬送用チェーン3を駆動しており、回
転軸5aは、搬送用チェーン3の駆動に従って回転す
る。なお、伝動用スプロケット18には、トルクリミッ
タ20が設けられており、回転軸5bおよび駆動用モー
タ9に過負荷がかかることを防止している。
【0015】さらに、回転軸5bは、スプロケット16
とサイドパネル7の間に小径の補助用スプロケット21
を有している。この補助用スプロケット21と、図1の
サイドパネル7の端部に設けられた二つの補助ローラ2
2との間には、補助チェーン23が巻き掛けられてい
る。ここで、補助ローラ22は、ワークをフリーローラ
搬送装置1の最端部まで搬送するために設けられたフリ
ーローラ2と同径のローラである。フリーローラ搬送装
置1は、回転軸5bの回転を補助チェーン23を介して
二つの補助ローラ22に伝達することで、補助ローラ2
2と回転軸5bとを同期して回転させている。なお、サ
イドパネル7の一端部7a側にも同様の構成を有する補
助ローラ22を備えても良い。
とサイドパネル7の間に小径の補助用スプロケット21
を有している。この補助用スプロケット21と、図1の
サイドパネル7の端部に設けられた二つの補助ローラ2
2との間には、補助チェーン23が巻き掛けられてい
る。ここで、補助ローラ22は、ワークをフリーローラ
搬送装置1の最端部まで搬送するために設けられたフリ
ーローラ2と同径のローラである。フリーローラ搬送装
置1は、回転軸5bの回転を補助チェーン23を介して
二つの補助ローラ22に伝達することで、補助ローラ2
2と回転軸5bとを同期して回転させている。なお、サ
イドパネル7の一端部7a側にも同様の構成を有する補
助ローラ22を備えても良い。
【0016】また、回転軸5aの下方には、搬送用チェ
ーン3のテンションを保つためのテンションローラ24
が設けられている。テンションローラ24は、アーム2
5を介してフレーム体8の脚部26に連結されている
が、調整ネジ27により設置位置の微調整が可能となっ
ている。なお、搬送用チェーン3が、テンションローラ
24を経由するように巻き掛けられるために、底部カバ
ー28は、端部が下側に反り返った形状を有している。
ーン3のテンションを保つためのテンションローラ24
が設けられている。テンションローラ24は、アーム2
5を介してフレーム体8の脚部26に連結されている
が、調整ネジ27により設置位置の微調整が可能となっ
ている。なお、搬送用チェーン3が、テンションローラ
24を経由するように巻き掛けられるために、底部カバ
ー28は、端部が下側に反り返った形状を有している。
【0017】一方、サイドパネル7の上面部10には、
搬送中のワークの落下防止のためのガイド壁39がロー
ラテーブル4に沿って設けられている。なお、ガイド壁
39には、ワークの搬送状況を確認するための光電スイ
ッチ(不図示)が所定間隔を置いて配置されている。
搬送中のワークの落下防止のためのガイド壁39がロー
ラテーブル4に沿って設けられている。なお、ガイド壁
39には、ワークの搬送状況を確認するための光電スイ
ッチ(不図示)が所定間隔を置いて配置されている。
【0018】アキュムレータ11は、図1および図2に
示すように、サイドパネルの上面部10においてローラ
テーブル4を横断するように設けられており、ワークの
前面に当接するプレート29と、プレート29に一端部
が固定されると共に、後方に向かってL字状に屈曲した
二本のアーム30と、アーム30の他端部が固定された
回動軸31と、回動軸31を軸支するベース部32とか
ら構成されている。回動軸31の一端は、クランク33
を介してアクチュエータ34のピストン34aに連結さ
れており、アクチュエータ34の駆動によるピストン3
4aの直線運動をクランク33により回動軸31の回動
運動に変換することでプレート29を回動させている。
示すように、サイドパネルの上面部10においてローラ
テーブル4を横断するように設けられており、ワークの
前面に当接するプレート29と、プレート29に一端部
が固定されると共に、後方に向かってL字状に屈曲した
二本のアーム30と、アーム30の他端部が固定された
回動軸31と、回動軸31を軸支するベース部32とか
ら構成されている。回動軸31の一端は、クランク33
を介してアクチュエータ34のピストン34aに連結さ
れており、アクチュエータ34の駆動によるピストン3
4aの直線運動をクランク33により回動軸31の回動
運動に変換することでプレート29を回動させている。
【0019】さらに、ワークを載置するフリーローラ2
を下側から支えるサポート手段12は、図2および図3
(b)に示すように、サイドパネル7の間を横断する梁
35の上に設けられており、梁35の上に固定された基
台36と、基台36から斜め前方に伸長した弾性体であ
る板バネ37と、板バネ37の上面に固定され、ワーク
を載置するフリーローラ2の筒部材13の中央付近を下
側から支える保持部材である保持板38とから構成され
ている。なお、搬送用チェーン3の前進に伴い移動する
フリーローラ2が保持板38の前後方向の端部に衝突す
ることを防止するために、保持板38の前後方向の端部
は下向きの傾斜を有している。
を下側から支えるサポート手段12は、図2および図3
(b)に示すように、サイドパネル7の間を横断する梁
35の上に設けられており、梁35の上に固定された基
台36と、基台36から斜め前方に伸長した弾性体であ
る板バネ37と、板バネ37の上面に固定され、ワーク
を載置するフリーローラ2の筒部材13の中央付近を下
側から支える保持部材である保持板38とから構成され
ている。なお、搬送用チェーン3の前進に伴い移動する
フリーローラ2が保持板38の前後方向の端部に衝突す
ることを防止するために、保持板38の前後方向の端部
は下向きの傾斜を有している。
【0020】次に、このようなフリーローラ搬送装置1
によるワークの搬送作業およびサポート手段12の作用
について、図1から図3を用いて説明する。なお、図3
(a)、(b)は、フリーローラ2にワークを載置した
状態を示す一部破断図であり、図3(b)においては、
フリーローラ2の下部がサポート手段12に支持されて
いる。
によるワークの搬送作業およびサポート手段12の作用
について、図1から図3を用いて説明する。なお、図3
(a)、(b)は、フリーローラ2にワークを載置した
状態を示す一部破断図であり、図3(b)においては、
フリーローラ2の下部がサポート手段12に支持されて
いる。
【0021】まず、駆動モータ9を始動し、サイドパネ
ル7の他端部7b側の回転軸5bを回転させて、搬送用
チェーン3を駆動する。搬送用チェーン3が駆動してい
る状態でフリーローラ搬送装置1の一端部7a側にワー
クを供給すると、搬送用チェーン3の駆動に伴い、ワー
クがフリーローラ搬送装置1の一端部7aから他端部7
bに向けて移動を開始する。このとき、サイドパネル7
の一端部7b側では、アキュムレータ11がワークの進
行経路を遮るようにプレート29を保持しているので、
搬送されてきたワークは、このプレート29に当接して
停止する。これに対して、ローラテーブル4は、ワーク
を載置しているフリーローラ2が空回りすることで、ワ
ークとは独立して前方に向かって移動する。
ル7の他端部7b側の回転軸5bを回転させて、搬送用
チェーン3を駆動する。搬送用チェーン3が駆動してい
る状態でフリーローラ搬送装置1の一端部7a側にワー
クを供給すると、搬送用チェーン3の駆動に伴い、ワー
クがフリーローラ搬送装置1の一端部7aから他端部7
bに向けて移動を開始する。このとき、サイドパネル7
の一端部7b側では、アキュムレータ11がワークの進
行経路を遮るようにプレート29を保持しているので、
搬送されてきたワークは、このプレート29に当接して
停止する。これに対して、ローラテーブル4は、ワーク
を載置しているフリーローラ2が空回りすることで、ワ
ークとは独立して前方に向かって移動する。
【0022】ワークがアキュムレータ11により停止す
ると、作業者がワークに対して部品の組付作業等を行
う。そして、作業が終了すると、アキュムレータ11の
アクチュエータ34が作動し、ワークに当接していたプ
レート29を上方に向けて回動させる。これによりワー
クの進行経路を遮るものがなくなるので、ワークはフリ
ーローラ搬送装置1の他端部7b側まで移動し、ここか
ら他のフリーローラ搬送装置や加工装置等に受け渡され
る。
ると、作業者がワークに対して部品の組付作業等を行
う。そして、作業が終了すると、アキュムレータ11の
アクチュエータ34が作動し、ワークに当接していたプ
レート29を上方に向けて回動させる。これによりワー
クの進行経路を遮るものがなくなるので、ワークはフリ
ーローラ搬送装置1の他端部7b側まで移動し、ここか
ら他のフリーローラ搬送装置や加工装置等に受け渡され
る。
【0023】ここで、ローラテーブル4が図3(a)に
示す矢印Mの方向に前進する際には、ワークの重量や摩
擦係数に起因する後向きの摩擦力Fuがフリーローラ2
の上部に作用している。摩擦力Fuは、フリーローラ2
を図中のR方向に回転させるように働く力であり、この
摩擦力Fuがフリーローラ2のベアリング15(図2参
照)とステーロッド14の間の摩擦力Frよりも小さけ
れば、フリーローラ2は空回りしないので、ワークはこ
のフリーローラ2に載置されたまま搬送される。一方、
ワークの重量や摩擦係数が大きく、摩擦力Fuが摩擦力
Frよりも大きい場合は、フリーローラ2はR方向に空
回りしてしまい、ワークは移動せずにローラテーブル4
のみが前進してしまう。
示す矢印Mの方向に前進する際には、ワークの重量や摩
擦係数に起因する後向きの摩擦力Fuがフリーローラ2
の上部に作用している。摩擦力Fuは、フリーローラ2
を図中のR方向に回転させるように働く力であり、この
摩擦力Fuがフリーローラ2のベアリング15(図2参
照)とステーロッド14の間の摩擦力Frよりも小さけ
れば、フリーローラ2は空回りしないので、ワークはこ
のフリーローラ2に載置されたまま搬送される。一方、
ワークの重量や摩擦係数が大きく、摩擦力Fuが摩擦力
Frよりも大きい場合は、フリーローラ2はR方向に空
回りしてしまい、ワークは移動せずにローラテーブル4
のみが前進してしまう。
【0024】これに対して図3(b)に示すように、サ
ポート手段12でフリーローラ2の下側を支持すると、
保持板38とフリーローラ2の下側との間で後向きの摩
擦力Fdが発生する。摩擦力Fdは、フリーローラ2の
回転中心に対して摩擦力Fuとは反対向きの力なので、
摩擦力Fdと摩擦力Fuとは互いに打ち消しあい、その
結果、フリーローラ2を回転させようとする力が小さく
なる。従って、フリーローラ2は空回りしなくなるの
で、ローラテーブル4の前進に伴いワークを前進させる
ことができるようになる。
ポート手段12でフリーローラ2の下側を支持すると、
保持板38とフリーローラ2の下側との間で後向きの摩
擦力Fdが発生する。摩擦力Fdは、フリーローラ2の
回転中心に対して摩擦力Fuとは反対向きの力なので、
摩擦力Fdと摩擦力Fuとは互いに打ち消しあい、その
結果、フリーローラ2を回転させようとする力が小さく
なる。従って、フリーローラ2は空回りしなくなるの
で、ローラテーブル4の前進に伴いワークを前進させる
ことができるようになる。
【0025】また、サポート手段12は、図2に示すよ
うに、フリーローラ2の筒部材13の中央部分を支持し
ているので、フリーローラ2は、その両端部と保持板3
8の三点で支持されていることになる。従って、ワーク
の荷重を三点で支えることになるので、搬送用チェーン
3のアタッチメント17にかかる負荷を低減でき、搬送
用チェーン3や、スプロケット16といった稼動部の消
耗を抑制することができる。
うに、フリーローラ2の筒部材13の中央部分を支持し
ているので、フリーローラ2は、その両端部と保持板3
8の三点で支持されていることになる。従って、ワーク
の荷重を三点で支えることになるので、搬送用チェーン
3のアタッチメント17にかかる負荷を低減でき、搬送
用チェーン3や、スプロケット16といった稼動部の消
耗を抑制することができる。
【0026】さらに、保持板38が板バネ37の伸縮に
よりサイドパネル7に対して上下動可能な構成となって
いるため、フリーローラ2がワークの重量によって押し
下げられた場合に、保持板38は、フリーローラ2に押
されるようにして、下方に移動することができる。従っ
て、フリーローラ2と保持板38との間に生ずる摩擦力
Fdが過大になることで、搬送用チェーン3の駆動を妨
げたり、スプロケット16や回転軸5a,5bに過負荷
を与えたりすることを防止できる。
よりサイドパネル7に対して上下動可能な構成となって
いるため、フリーローラ2がワークの重量によって押し
下げられた場合に、保持板38は、フリーローラ2に押
されるようにして、下方に移動することができる。従っ
て、フリーローラ2と保持板38との間に生ずる摩擦力
Fdが過大になることで、搬送用チェーン3の駆動を妨
げたり、スプロケット16や回転軸5a,5bに過負荷
を与えたりすることを防止できる。
【0027】なお、本発明は実施の形態に限定されずに
広く応用して用いることができる。例えば、筒部材13
の長軸方向に複数のサポート手段12を並列に設けるこ
ともできる。また、保持板38の表面に凹凸部を形成す
ることで、保持板38とフリーローラ2の間に生じる摩
擦力が大きくなるように構成しても良い。さらに、弾性
体としては板バネ37の他にスプリング、ゴム等を用い
ることができる。そして、保持板38の位置をワークの
重さや重心位置にあわせて変更するための上下方向調整
機構や、横方向調整機構をサポート手段に加えても良
い。
広く応用して用いることができる。例えば、筒部材13
の長軸方向に複数のサポート手段12を並列に設けるこ
ともできる。また、保持板38の表面に凹凸部を形成す
ることで、保持板38とフリーローラ2の間に生じる摩
擦力が大きくなるように構成しても良い。さらに、弾性
体としては板バネ37の他にスプリング、ゴム等を用い
ることができる。そして、保持板38の位置をワークの
重さや重心位置にあわせて変更するための上下方向調整
機構や、横方向調整機構をサポート手段に加えても良
い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、ワークを載置するフリーロー
ラを下側から支える保持板を備え、保持手段とフリーロ
ーラとの間に摩擦力を発生させるフリーローラ搬送装置
としたので、ワークの搭載時に生じる、フリーローラを
空回りさせようとする力を低減させることができる。従
って、フリーローラの空回りを防止し、ワークを安定し
て搬送することができる。また、フリーローラを、その
両端部および保持手段の三点で支持したので、フリーロ
ーラを安定して支持することができ、搬送用チェーンを
駆動させるためのスプロケットや回転軸の消耗を低減す
ることができる。また、保持手段が弾性体を介してフリ
ーローラ搬送装置に固定される構成としたので、フリー
ローラの上下動に連動して保持手段を上下動させること
ができる。従って、フリーローラと保持手段との間に生
じる摩擦力が一定値以上になることを防止できるので、
フリーローラの空回りを防止しつつも搬送用チェーンの
回転軸やスプロケットに及ぼす負荷を低減することがで
きる。
ラを下側から支える保持板を備え、保持手段とフリーロ
ーラとの間に摩擦力を発生させるフリーローラ搬送装置
としたので、ワークの搭載時に生じる、フリーローラを
空回りさせようとする力を低減させることができる。従
って、フリーローラの空回りを防止し、ワークを安定し
て搬送することができる。また、フリーローラを、その
両端部および保持手段の三点で支持したので、フリーロ
ーラを安定して支持することができ、搬送用チェーンを
駆動させるためのスプロケットや回転軸の消耗を低減す
ることができる。また、保持手段が弾性体を介してフリ
ーローラ搬送装置に固定される構成としたので、フリー
ローラの上下動に連動して保持手段を上下動させること
ができる。従って、フリーローラと保持手段との間に生
じる摩擦力が一定値以上になることを防止できるので、
フリーローラの空回りを防止しつつも搬送用チェーンの
回転軸やスプロケットに及ぼす負荷を低減することがで
きる。
【図1】 本発明のフリーローラ搬送装置の実施の形態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】 図1に示すフリーローラ搬送装置のI―I線
矢視図である。
矢視図である。
【図3】 (a)フリーローラにワークを載置した状態
を示す一部破断図、(b)フリーローラの下側をサポー
ト手段で支持した状態を示す一部破断図である。
を示す一部破断図、(b)フリーローラの下側をサポー
ト手段で支持した状態を示す一部破断図である。
1 フリーローラ搬送装置 2 フリーローラ 3 搬送用チェーン 4 ローラテーブル 5a,5b 回転軸 7 サイドパネル 9 駆動モータ 12 サポート手段 13 筒部材 14 ステーロッド 15 ベアリング 16 スプロケット 35 梁 36 基台 37 板バネ (弾性体) 38 保持板 (保持部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 フリーローラを備えた搬送用チェーン
と、前記搬送用チェーンを巻き掛けるスプロケットを有
する回転軸と、前記回転軸を軸支する本体部と、前記回
転軸を回転させる駆動手段とを有し、前記フリーローラ
に載置したワークを搬送するフリーローラ搬送装置にお
いて、 前記ワークを載置する前記フリーローラを下側から支え
る保持部材を備えたことを特徴とするフリーローラ搬送
装置。 - 【請求項2】 前記保持部材は、弾性体を介して前記本
体部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載
のフリーローラ搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000255627A JP2002068448A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フリーローラ搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000255627A JP2002068448A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フリーローラ搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068448A true JP2002068448A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18744374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000255627A Pending JP2002068448A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フリーローラ搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012162373A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Star Techno Co Ltd | 倍速コンベヤチェーン及び倍速搬送コンベヤ |
CN102673946A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-09-19 | 邱万来 | 食品输送机构 |
-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000255627A patent/JP2002068448A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012162373A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Star Techno Co Ltd | 倍速コンベヤチェーン及び倍速搬送コンベヤ |
CN102673946A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-09-19 | 邱万来 | 食品输送机构 |
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